JP2020003646A - 色覚補正フィルタ及び光学部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも表面反射率が低い色覚補正フィルタを提供する。【解決手段】色覚補正フィルタ1は、1種類以上の色素材料20を含み、440nm以上600nm以下の波長帯域内における、色覚補正フィルタ1の透過率の最小値は、535nm±50nmの範囲にある。さらには色覚補正フィルタ1の透過率の最小値は、535nm±30nmの範囲にある。あるいは色覚補正フィルタの透過率が40%以上60%以下の範囲内の所定値において、前記最小値を含むピークの帯域幅は、30nm以上115nm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、色覚補正フィルタ及び光学部品に関する。
従来、色覚異常者の色識別能力を補助するための眼鏡レンズが知られている。例えば、特許文献1に記載された色覚異常者用眼鏡レンズでは、識別困難である色に対応する波長領域の透過率が単調増加又は単調減少する分光スペクトル曲線を有する部分反射膜がレンズの表面に設けられている。
特開2002−303832号公報
しかしながら、上記従来の色覚異常者用眼鏡レンズでは、表面反射率が高いという問題がある。
そこで、本発明は、従来よりも表面反射率が低い色覚補正フィルタ及び光学部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る色覚補正フィルタは、色覚補正フィルタであって、1種類以上の色素材料を含み、440nm以上600nm以下の波長帯域内における、前記色覚補正フィルタの透過率の最小値は、535nm±50nmの範囲にある。
また、本発明の一態様に係る光学部品は、上記色覚補正フィルタを備える。
本発明によれば、従来よりも表面反射率が低い色覚補正フィルタ及び光学部品を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る色覚補正フィルタの模式的な断面図である。 図2は、実施の形態に係る色覚補正フィルタに含まれうる8種類の色素材料の分光スペクトル特性を示す図である。 図3は、実施例1に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。 図4は、実施例1に係る色覚補正フィルタに含まれる2種類の色素材料の分光スペクトル特性を示す図である。 図5は、実施例2に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。 図6は、実施例2に係る色覚補正フィルタに含まれる4種類の色素材料の分光スペクトル特性を示す図である。 図7は、実施例3に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。 図8は、実施例3に係る色覚補正フィルタに含まれる4種類の色素材料の分光スペクトル特性を示す図である。 図9は、実施例4に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。 図10は、実施例4に係る色覚補正フィルタに含まれる3種類の色素材料の分光スペクトル特性を示す図である。 図11は、実施例5に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。 図12は、実施例5に係る色覚補正フィルタに含まれる2種類の色素材料の分光スペクトル特性を示す図である。 図13は、実施の形態に係る色覚補正フィルタを備えるメガネの斜視図である。 図14は、実施の形態に係る色覚補正フィルタを備えるコンタクトレンズの斜視図である。 図15は、実施の形態に係る色覚補正フィルタを備える眼内レンズの平面図である。 図16は、実施の形態に係る色覚補正フィルタを備えるゴーグルの斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る色覚補正フィルタ及び光学部品について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
[色覚補正フィルタ]
まず、実施の形態に係る色覚補正フィルタの構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る色覚補正フィルタ1の模式的な断面図である。
図1に示されるように、色覚補正フィルタ1は、1種類以上の色素材料が含まれる基材10を備える。図1では、一点鎖線で囲まれた矩形の枠内に、基材10の断面の一部が模式的に拡大して示されている。図1に示される例では、基材10には、2種類の色素材料20及び22が含まれている。
基材10は、透光性を有する板状の部材である。具体的には、基材10は、透明な樹脂材料を所定形状に成形することで形成されている。例えば、基材10は、ポリカーボネート系、シクロオレフィン系又はアクリル(PMMA)系の樹脂から構成されている。なお、基材10は、透明なガラス材料から構成されていてもよい。
基材10の板厚は、例えば、1mm以上3mm以下である。基材10の曲率は、60mm以上800mm以下である。あるいは、基材10の曲率は、100mm以上300mm以下であってもよい。このとき、基材10の凸面の曲率と凹面の曲率とは異なっていてもよい。例えば、基材10の凸面の曲率は、凹面の曲率より小さくてもよい。また、凸面及び凹面は、例えば球面であるが、完全な球面でなくてもよい。例えば、基材10の断面視において、凸面及び凹面の真円度は、数μm以上十数μm以下であってもよい。
基材10は、凸レンズ又は凹レンズなどの光を集光又は拡散する機能を有していてもよい。基材10の大きさ及び形状は、例えば、人が装着可能なメガネ又はコンタクトレンズなどに合った大きさである。
なお、基材10の大きさ及び形状は、これらに限定されない。基材10の板厚は、例えば1mmより小さくてもよく、又は、3mmより大きくてもよい。基材10の板厚は、部位によって異なっていてもよい。つまり、基材10は、板厚が薄い部分と厚い部分とを有してもよい。あるいは、基材10は、板厚が均一な平板であってもよい。
色素材料20及び22はそれぞれ、基材10内に均等に分散されている。例えば、色素材料20及び22は、基材10の全体に均等に分散されている。あるいは、色素材料20及び22は、基材10の平面視における中央領域のみに分散されていてもよい。あるいは、色素材料20及び22は、基材10の主面を含む表層部分のみに分散されていてもよい。なお、基材10の主面は、基材10の厚み方向に交差する面であり、例えば面積が最大の面である。なお、図1は模式図であり、色素材料20及び22はそれぞれ、微粒化されて凝集粒子体を構成しながら、基材10中に分子状態で分散されている。
基材10に含有される1種類以上の色素材料20及び22の総濃度は、例えば20ppm以上850ppmであるが、これに限らない。総濃度は、20ppmより小さくてもよく、850ppmよりも大きくてもよい。総濃度は、例えば、基材10の厚みに応じて調整されてもよい。
色素材料20及び22は、光吸収材料である。具体的には、色素材料20及び22はそれぞれ、所定の波長成分の光を吸収する。色素材料20及び22の各々の吸光度は、例えば、90以上310以下である。色素材料20又は22の基本骨格は、例えば、以下の一般式(1)で表されるメロシアニン系である。あるいは、色素材料20又は22の基本骨格は、例えば、以下の一般式(2)で表されるテトラアザポルフィリン系であってもよい。また、例えば、色素材料20又は22の基本骨格は、以下の一般式(3)で表されるフタロシアニン系であってもよい。例えば、これらの官能基(例えば、一般式(2)のR〜Rの少なくとも1つ)を適宜調整することで、所望の分光スペクトル特性が得られる。
Figure 2020003646
Figure 2020003646
Figure 2020003646
色素材料20と色素材料22とでは、互いに種類が相違している。具体的には、色素材料20及び22の各々の分光スペクトル特性が相違している。色素材料20及び22はそれぞれ、例えば、図2に示される色素材料C1〜C8から選択された1つである。
図2は、本実施の形態に係る色覚補正フィルタ1に含まれうる8種類の色素材料C1〜C8の分光スペクトル特性を示す図である。図2において、横軸は波長[nm]であり、縦軸は透過率[%]を示している。これは、後述する図3〜図10においても同様である。
なお、図2は、対象となる色素材料を所定の濃度で均一に分散させたポリカーボネート基材(以下、PC基材と記載する)の波長毎の透過率を、当該色素材料の分光スペクトル特性として示している。含有させる色素材料の濃度は、色素材料毎に、透過率の最小値が25%前後になる程度に調整している。
図2に示されるように、色素材料C1〜C8はいずれも、415nm以上590nm以下の範囲に吸収のピークを有する。具体的には、色素材料C1〜C8はいずれも、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が415nm以上590nm以下の範囲に位置している。最大の吸収ピークは、可視光帯域において透過率が最小となるピークであり、ピーク波長は、透過率が最小になるときの波長である。可視光帯域は、380nm以上780nm以下の範囲である。
色素材料C1は、415nm以上425nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が20nm以上45nm以下である第1種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C1は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が415nm以上590nm以下の範囲に位置している。
半値幅は、ピークにおける透過率が、最大値(100%)と最小値(具体的にはピーク波長における透過率)との中間値になるときのピークの幅に相当する。例えば、図2に示される色素材料C1の透過率の最小値は約27%であるので、半値幅は、透過率が約64%になるときのピークの幅であり、約26nmになる。なお、ピークにおける透過率の最小値は、基材10に含まれる色素材料C1の濃度によって調整可能である。これは、色素材料C2〜C8についても同様である。
色素材料C2は、490nm以上500nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が65nm以上110nm以下である第2種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C2は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が490nm以上500nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C2の透過率の最小値は約25%であるので、半値幅は、透過率が約63%になるときのピークの幅であり、約65nmになる。
色素材料C3は、490nm以上505nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が70nm以上105nm以下である第3種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C3は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が490nm以上505nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C3の透過率の最小値は約26%であるので、半値幅は、透過率が約63%になるときのピークの幅であり、約80nmになる。
色素材料C4は、520nm以上530nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が60nm以上130nm以下である第4種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C4は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が520nm以上530nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C4の透過率の最小値は約27%であるので、半値幅は、透過率が約64%になるときのピークの幅であり、約71nmになる。
色素材料C5は、540nm以上550nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が70nm以上125nm以下である第5種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C5は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が540nm以上550nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C5の透過率の最小値は約28%であるので、半値幅は、透過率が約64%になるときのピーク幅であり、約71nmになる。
色素材料C6は、570nm以上580nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が25nm以上80nm以下である第6種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C6は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が570nm以上580nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C6の透過率の最小値は約24%であるので、半値幅は、透過率が約62%になるときのピーク幅であり、約72nmになる。
色素材料C7は、575nm以上585nm以下の範囲の吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が25nm以上80nm以下である第7種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C7は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が575nm以上585nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C7の透過率の最小値は約26%であるので、半値幅は、透過率が約63%になるときのピーク幅であり、約26nmになる。
色素材料C8は、580nm以上590nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が45nm以上120nm以下である第8種類の色素材料の一例である。具体的には、色素材料C8は、可視光帯域において最大の吸収ピークのピーク波長が580nm以上590nm以下の範囲に位置している。例えば、図2に示される色素材料C8の透過率の最小値は約29%であるので、半値幅は、透過率が約65%になるときのピーク幅であり、約52nmになる。
図1に示す色覚補正フィルタ1は、上述した8種類の色素材料C1〜C8の中から選択された1種類以上の色素材料が含まれる。色覚補正フィルタ1では、基材10を構成する樹脂材料に対して、1種類以上の色素材料がそれぞれ所定の割合で含まれる。
本実施の形態では、440nm以上600nm以下の波長帯域における、色覚補正フィルタ1の透過率の最小値は、535nm±50nmの範囲(すなわち、485nm以上585nm以下の範囲)にある。より具体的には、440nm以上600nm以下の波長帯域における、色覚補正フィルタ1の透過率の最小値は、535nm±30nmの範囲(すなわち、505nm以上565nm以下の範囲)にある。
また、色覚補正フィルタ1の透過率が40%以上60%以下の範囲内の所定値において、透過率の最小値を含むピークの帯域幅は、30nm以上115nm以下である。あるいは、色覚補正フィルタ1の透過率が10%以上30%以下の範囲内の所定値において、透過率の最小値を含むピークの帯域幅は、120nm以上175nm以下であってもよい。
また、本実施の形態では、色覚補正フィルタ1の反射率は、15%以下である。具体的には、535nmの波長に対する反射率が15%以下である。色覚補正フィルタ1の反射率は、可視光帯域の全域において15%以下であってもよい。
本実施の形態では、色覚補正フィルタ1は、基材10の内部に色素材料が含有されることで、所望の分光スペクトルを実現している。つまり、基材10の表面には部分反射膜が設けられていないので、表面の反射率を十分に低くすることができる。
以下では、色覚補正フィルタ1の複数の実施例について説明する。各実施例に係る色覚補正フィルタ1はいずれも、色覚異常者の色覚を補正することができる。各実施例に係る色覚補正フィルタ1は、色覚異常のタイプ及び程度に応じて、互いに異なる分光スペクトル特性を有する。
[実施例1]
まず、実施例1について説明する。
図3は、実施例1に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。実施例1に係る色覚補正フィルタは、色素材料C4と色素材料C6との2種類の色素材料を含んでいる。
図3に示されるように、実施例1に係る色覚補正フィルタでは、ピーク波長が約525nmである。ピーク波長における透過率が約15%であり、440nm以上600nm以下の波長帯域における最小値となっている。透過率が40%になるときの帯域幅は、約55nmである。また、透過率が60%になるときの帯域幅は、約79nmである。実施例1に係る色覚補正フィルタは、透過率が40%以上60%以下の範囲内において、ピークの帯域幅は、約55nm以上約79nm以下の範囲内にある。
実施例1に係る色覚補正フィルタでは、基材10を構成する樹脂材料としてポリカーボネートを用いた。具体的には、色素材料C4と色素材料C6とを等しい濃度で混合しており、その濃度はそれぞれ30ppmとした。なお、ここでの各色素材料の濃度は、基材10の厚みを1mmとしたときの設計値に相当する。例えば、濃度は、基材10の厚みに反比例するように定められる。例えば、基材10の厚みが2倍の2mmである場合、色素材料C4及び色素材料C6の各々の濃度は半分の15ppmとなる。このとき、透過率は、ランベルト・ベールの法則に従って定まる。
図4は、実施例1に係る色覚補正フィルタに含まれる2種類の色素材料C4及びC6の分光スペクトル特性を示す図である。図4は、実施例1に係る色覚補正フィルタに含まれる量で、対応する色素材料のみを含むPC基材の波長毎の透過率(すなわち、分光スペクトル特性)を示している。具体的には、図4は、30ppmの濃度で色素材料C4が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、30ppmの濃度で色素材料C6が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性とを示している。
図4に示されるように、実施例1に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C4の透過率は、波長が約525nmで最小となり、その最小値は約28%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約72nmである。
また、実施例1に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C6の透過率は、波長が約580nmで最小となり、その最小値は約87%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約48nmである。
なお、図2と図4とを比較して分かるように、色素材料の濃度が異なっていたとしても、ピーク波長は同じである。色素材料の濃度によって、ピークの最小値が変化している。つまり、PC基材に含有させる色素材料の種類及び濃度を調整することで、所望の分光スペクトル特性を実現することができる。
[実施例2]
次に、実施例2について説明する。
図5は、実施例2に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。実施例2に係る色覚補正フィルタは、色素材料C1、色素材料C4と、色素材料C5と、色素材料C6との4種類の色素材料を含んでいる。
図5に示されるように、実施例2に係る色覚補正フィルタでは、ピーク波長が約528nmである。ピーク波長における透過率が約5%であり、440nm以上600nm以下の波長帯域における最小値となっている。透過率が40%になるときの帯域幅は、約91nmである。また、透過率が60%になるときの帯域幅は、約115nmである。実施例2に係る色覚補正フィルタは、透過率が40%以上60%以下の範囲内において、ピークの帯域幅は、約91nm以上約115nm以下の範囲内にある。
実施例2に係る色覚補正フィルタでは、基材10を構成する樹脂材料としてポリカーボネートを用いた。具体的には、色素材料C1、C4、C5及びC6をおおよそ1:2:4:2の割合で混合している。より具体的には、色素材料C1、C4、C5及びC6の濃度はそれぞれ、15ppm、30ppm、60ppm及び30ppmとした。
図6は、実施例2に係る色覚補正フィルタに含まれる4種類の色素材料C1、C4、C5及びC6の分光スペクトル特性を示す図である。図6は、実施例2に係る色覚補正フィルタに含まれる量で、対応する色素材料のみを含むPC基材の波長毎の透過率(すなわち、分光スペクトル特性)を示している。具体的には、図6は、15ppmの濃度で色素材料C1が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、30ppmの濃度で色素材料C4が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、60ppmの濃度で色素材料C5が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、30ppmの濃度で色素材料C6が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性とを示している。
図6に示されるように、実施例2に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C1の透過率は、波長が約420nmで最小となり、その最小値は約17%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約24nmである。
また、実施例2に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C4の透過率は、波長が約525nmで最小となり、その最小値は約25%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約70nmである。
また、実施例2に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C5の透過率は、波長が約545nmで最小となり、その最小値は約19%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約75nmである。
また、実施例2に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C6の透過率は、波長が約575nmで最小となり、その最小値は約87%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約45nmである。
[実施例3]
次に、実施例3について説明する。
図7は、実施例3に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。実施例3に係る色覚補正フィルタは、色素材料C3、色素材料C5と、色素材料C6と、色素材料C7との4種類の色素材料を含んでいる。
図7に示されるように、実施例3に係る色覚補正フィルタでは、ピーク波長が480nm以上510nm以下の範囲内に位置している。ピーク波長における透過率が約1%であり、440nm以上600nm以下の波長帯域における最小値となっている。透過率が10%になるときの帯域幅は、約124nmである。また、透過率が30%になるときの帯域幅は、約164nmである。実施例3に係る色覚補正フィルタは、透過率が10%以上30%以下の範囲内において、ピークの帯域幅は、約124nm以上約164nm以下の範囲内にある。
実施例3に係る色覚補正フィルタでは、基材10を構成する樹脂材料としてポリカーボネートを用いた。具体的には、色素材料C3、C5、C6及びC7をおおよそ28:20:2:3の割合で混合している。より具体的には、色素材料C3、C5、C6及びC7の濃度はそれぞれ、424ppm、303ppm、30ppm及び45ppmとした。
図8は、実施例3に係る色覚補正フィルタに含まれる4種類の色素材料C3、C5、C6及びC7の分光スペクトル特性を示す図である。図8は、実施例3に係る色覚補正フィルタに含まれる量で、対応する色素材料のみを含むPC基材の波長毎の透過率(すなわち、分光スペクトル特性)を示している。具体的には、図8は、424ppmの濃度で色素材料C3が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、303ppmの濃度で色素材料C5が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、30ppmの濃度で色素材料C6が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、45ppmの濃度で色素材料C7が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性とを示している。
図8に示されるように、実施例3に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C3の透過率は、波長が約500nmで最小となり、その最小値は約3%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約98nmである。
また、実施例3に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C5の透過率は、波長が約545nmで最小となり、その最小値は約0%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約112nmである。
また、実施例3に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C6の透過率は、波長が約575nmで最小となり、その最小値は約49%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約55nmである。
また、実施例3に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C7の透過率は、波長が約580nmで最小となり、その最小値は約45%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約25nmである。
[実施例4]
次に、実施例4について説明する。
図9は、実施例4に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。実施例4に係る色覚補正フィルタは、色素材料C3と、色素材料C5と、色素材料C8との3種類の色素材料を含んでいる。
図9に示されるように、実施例4に係る色覚補正フィルタでは、ピーク波長が480nm以上510nm以下の範囲内に位置している。ピーク波長における透過率が約1%であり、440nm以上600nm以下の波長帯域における最小値となっている。透過率が10%になるときの帯域幅は、約108nmである。また、透過率が30%になるときの帯域幅は、約150nmである。実施例4に係る色覚補正フィルタは、透過率が10%以上30%以下の範囲内において、ピークの帯域幅は、約108nm以上約150nm以下の範囲内にある。
実施例4に係る色覚補正フィルタでは、基材10を構成する樹脂材料としてポリカーボネートを用いた。具体的には、色素材料C3、C5及びC8をおおよそ14:10:3の割合で混合している。より具体的には、色素材料C3、C5及びC8の濃度はそれぞれ、424ppm、303ppm及び90ppmとした。
図10は、実施例4に係る色覚補正フィルタに含まれる3種類の色素材料C3、C5及びC8の分光スペクトル特性を示す図である。図10は、実施例4に係る色覚補正フィルタに含まれる量で、対応する色素材料のみを含むPC基材の波長毎の透過率(すなわち、分光スペクトル特性)を示している。具体的には、図10は、424ppmの濃度で色素材料C3が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、303ppmの濃度で色素材料C5が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、90ppmの濃度で色素材料C8が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性とを示している。
図10に示されるように、実施例4に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C3の透過率は、波長が約500nmで最小となり、その最小値は約5%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約95nmである。
また、実施例4に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C5の透過率は、波長が約545nmで最小となり、その最小値は約0%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約112nmである。
また、実施例4に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C8の透過率は、波長が約585nmで最小となり、その最小値は約20%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約56nmである。
[実施例5]
次に、実施例5について説明する。
図11は、実施例5に係る色覚補正フィルタの分光スペクトル特性を示す図である。実施例5に係る色覚補正フィルタは、色素材料C2及び色素材料C4の2種類の色素材料を含んでいる。
図11に示されるように、実施例5に係る色覚補正フィルタでは、ピーク波長が460nm以上540nm以下の範囲内に位置している。ピーク波長における透過率が約0%であり、440nm以上600nm以下の波長帯域における最小値となっている。透過率が10%になるときの帯域幅は、約112nmである。また、透過率が30%になるときの帯域幅は、約129nmである。実施例5に係る色覚補正フィルタは、透過率が10%以上30%以下の範囲内において、ピークの帯域幅は、約112nm以上約129nm以下の範囲内にある。
実施例5に係る色覚補正フィルタでは、基材10を構成する樹脂材料としてポリカーボネート基材を用いた。具体的には、色素材料C2及びC4をおおよそ7:10の割合で混合している。より具体的には、色素材料C2及びC4の濃度はそれぞれ、212ppm及び303ppmとした。
図12は、実施例5に係る色覚補正フィルタに含まれる2種類の色素材料C2及びC4の分光スペクトル特性を示す図である。図12は、実施例5に係る色覚補正フィルタに含まれる量で、対応する色素材料のみを含むPC基材の波長毎の透過率(すなわち、分光スペクトル特性)を示している。具体的には、図12は、212ppmの濃度で色素材料C2が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性と、303ppmの濃度で色素材料C4が均一に分散されたPC基材の分光スペクトル特性とを示している。
図12に示されるように、実施例5に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C2の透過率は、波長が約460nm以上520nm以下の範囲で最小となり、その最小値は約0%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約118nmである。
また、実施例5に係る色覚補正フィルタでは、色素材料C4の透過率は、波長が約470nm以上570nm以下の範囲で最小となり、その最小値は約0%である。また、当該最小値を含むピークの半値幅は、約134nmである。
[光学部品]
上述した色覚補正フィルタ1は、様々な光学部品に用いられる。
図13〜図16は、本実施の形態に係る色覚補正フィルタ1を備える光学部品の例を示す図である。具体的には、図13、図14及び図16はそれぞれ、光学部品の一例であるメガネ30、コンタクトレンズ32及びゴーグル36の斜視図である。図15は、光学部品の一例である眼内レンズ34の平面図である。例えば、各図に示されるように、メガネ30、コンタクトレンズ32、眼内レンズ34及びゴーグル36は、色覚補正フィルタ1を備える。
例えば、メガネ30は、左右のレンズとして2つの色覚補正フィルタ1を備える。コンタクトレンズ32及び眼内レンズ34は、その全体が色覚補正フィルタ1であってもよい。あるいは、コンタクトレンズ32及び眼内レンズ34の中央部分のみが色覚補正フィルタ1であってもよい。ゴーグル36は、両目を覆うカバーレンズとして1つの色覚補正フィルタ1を備える。
なお、色覚補正フィルタ1を備える光学部品は、メガネ30などに限らない。例えば、光学部品は、車のサンバイザーなどであってもよい。つまり、光学部品は、人に装着される部品でなくてもよい。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る色覚補正フィルタ1は、1種類以上の色素材料を含む。440nm以上600nm以下の波長帯域内における、色覚補正フィルタ1の透過率の最小値は、535nm±50nmの範囲にある。
これにより、色覚補正フィルタ1は、535nmを中心とする波長成分(緑色光)の透過を抑制することができる。一般的な色覚異常者は、先天赤緑色覚異常であり、赤色光に比べて緑色光を強く知覚する。色覚補正フィルタ1は、緑色光の透過を抑制することができるので、赤色光と緑色光との知覚のバランスを保つことができ、色覚を補正することができる。
また、色覚補正フィルタ1は、色素材料を含有することによって、緑色光の透過を抑制する。つまり、従来のように、表面に部分反射膜などを設けなくてもよいので、表面での反射率を低減することができる。このため、本実施の形態によれば、従来よりも表面反射率が低い色覚補正フィルタ1を実現することができる。
また、例えば、440nm以上600nm以下の波長帯域内における、色覚補正フィルタ1の透過率の最小値は、535nm±30nmの範囲にある。
これにより、緑色光の透過を抑制することができるので、赤色光と緑色光との知覚のバランスを保つことができ、色覚を補正することができる。
また、例えば、色覚補正フィルタ1の透過率が40%以上60%以下の範囲内の所定値において、最小値を含むピークの帯域幅は、30nm以上115nm以下である。
これにより、色覚異常のタイプ及び程度に応じて適切な色覚の補正を行うことができる。
また、例えば、色覚補正フィルタ1の透過率が10%以上30%以下の範囲内の所定値において、最小値を含むピークの帯域幅は、120nm以上175nm以下であってもよい。
これにより、色覚異常のタイプ及び程度に応じて適切な色覚の補正を行うことができる。
また、例えば、1種類以上の色素材料は、複数種類の色素材料である。つまり、色覚補正フィルタ1は、複数種類の色素材料を含んでもよい。
これにより、色素材料の種類及び濃度を適宜調整することにより、所望の分光スペクトル特性を有する色覚補正フィルタ1を実現することができる。このため、色覚異常のタイプ及び程度に応じて適切な色覚の補正を行うことができる。
例えば、1種類以上の色素材料は、415nm以上590nm以下の範囲に吸収のピークを有する。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第1種類の色素材料は、415nm以上425nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が20nm以上45nm以下である。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第2種類の色素材料は、490nm以上500nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が65nm以上110nm以下である。また、例えば1種類以上の色素材料に含まれる第3種類の色素材料は、490nm以上505nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が70nm以上105nm以下である。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第4種類の色素材料は、520nm以上530nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が60nm以上130nm以下である。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第5種類の色素材料は、540nm以上550nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が70nm以上125nm以下である。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第6種類の色素材料は、570nm以上580nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が25nm以上80nm以下である。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第7種類の色素材料は、575nm以上585nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が25nm以上100nm以下である。また、例えば、1種類以上の色素材料に含まれる第8種類の色素材料は、580nm以上590nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、当該ピークの半値幅が45nm以上120nm以下である。
このような、複数種類の色素材料の中から選択された1種類以上の色素材料を含むことで、色覚異常のタイプ及び程度に応じた適切な色覚の補正ができる色覚補正フィルタ1を実現することができる。
また、例えば、1種類以上の色素材料は、光吸収材料である。
これにより、透過を抑制した光が反射されて戻ることを抑制することができるので、色覚補正フィルタの反射率をより低減することができる。
また、例えば、色覚補正フィルタ1の反射率は、15%以下である。
これにより、反射率が十分に低い色覚補正フィルタを実現することができる。
また、例えば、1種類以上の色素材料の吸光度は、90以上310以下である。1種類以上の色素材料の基本骨格は、メロシアニン系、テトラアザポルフィリン系又はフタロシアニン系である。
また、例えば、色覚補正フィルタ1は、1種類以上の色素材料が含まれる基材10を備える。基材10は、ポリカーボネート系、シクロオレフィン系又はアクリル系の樹脂から構成される。基材10に含有される1種類以上の色素材料の総濃度は、20ppm以上850ppm以下である。基材10の板厚は、1mm以上3mm以下である。基材10の曲率は、60mm以上800mm以下である。
また、例えば、1種類以上の色素材料は、基材10内に均等に分散されている。
また、例えば、本実施の形態に係る光学部品は、色覚補正フィルタ1を備える。例えば、光学部品は、メガネ30、コンタクトレンズ32、眼内レンズ34、又は、ゴーグル36である。
これにより、メガネ30などの人が装着可能な光学部品として実現することができる。例えば、本実施の形態によれば、レンズとして色覚補正フィルタ1を備えるメガネ30が実現される。ここで、仮に、表面反射率が高いメガネを装着している場合には、装着者の目が隠れて見えにくくなり、表情が読み取りにくくなるなどの日常会話に支障を来たす恐れがある。これに対して、色覚補正フィルタ1の表面反射率が低いので、メガネ30を装着した人の目を見ながら会話を行うことができ、日常生活における違和感を低減することができる。
(その他)
以上、本発明に係る色覚補正フィルタ及び光学部品について、上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施の形態では、8種類の色素材料C1〜C8を例示したが、色覚補正フィルタ1が含む色素材料は、これらに限らない。色覚補正フィルタ1は、色素材料C1〜C8とは異なる別の種類の色素材料を含んでもよい。
また、上記の実施の形態では、実施例1〜4として2〜4種類の色素材料を含む色覚補正フィルタ1を示したが、色覚補正フィルタ1が含む色素材料の種類数は、これらに限定されない。色覚補正フィルタ1は、1種類のみの色素材料を含んでいてもよく、5種類以上の色素材料を含んでいてもよい。
また、上記の実施の形態では、色素材料の基本骨格がメロシアニン系又はテトラアザポルフィリン系である例を示したが、これに限らない。上述した分光スペクトル特性を有する材料であればいかなる色素材料を用いてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 色覚補正フィルタ
10 基材
20、22 色素材料
30 メガネ
32 コンタクトレンズ
34 眼内レンズ
36 ゴーグル

Claims (21)

  1. 色覚補正フィルタであって、
    1種類以上の色素材料を含み、
    440nm以上600nm以下の波長帯域内における、前記色覚補正フィルタの透過率の最小値は、535nm±50nmの範囲にある
    色覚補正フィルタ。
  2. 440nm以上600nm以下の波長帯域内における、前記色覚補正フィルタの透過率の前記最小値は、535nm±30nmの範囲にある
    請求項1に記載の色覚補正フィルタ。
  3. 前記色覚補正フィルタの透過率が40%以上60%以下の範囲内の所定値において、前記最小値を含むピークの帯域幅は、30nm以上115nm以下である
    請求項1又は2に記載の色覚補正フィルタ。
  4. 前記色覚補正フィルタの透過率が10%以上30%以下の範囲内の所定値において、前記最小値を含むピークの帯域幅は、120nm以上175nm以下である
    請求項1又は2に記載の色覚補正フィルタ。
  5. 前記1種類以上の色素材料は、複数種類の色素材料である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  6. 前記1種類以上の色素材料は、光吸収材料である
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  7. 前記1種類以上の色素材料は、415nm以上590nm以下の範囲に吸収のピークを有する
    請求項6に記載の色覚補正フィルタ。
  8. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第1種類の色素材料は、415nm以上425nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が20nm以上45nm以下である
    請求項6又は7に記載の色覚補正フィルタ。
  9. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第2種類の色素材料は、490nm以上500nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が65nm以上110nm以下である
    請求項6〜8のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  10. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第3種類の色素材料は、490nm以上505nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が70nm以上105nm以下である
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  11. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第4種類の色素材料は、520nm以上530nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が60nm以上130nm以下である
    請求項6〜10のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  12. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第5種類の色素材料は、540nm以上550nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が70nm以上125nm以下である
    請求項6〜11のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  13. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第6種類の色素材料は、570nm以上580nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が25nm以上80nm以下である
    請求項6〜12のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  14. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第7種類の色素材料は、575nm以上585nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が25nm以上100nm以下である
    請求項6〜13のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  15. 前記1種類以上の色素材料に含まれる第8種類の色素材料は、580nm以上590nm以下の範囲に吸収のピークを有し、かつ、前記ピークの半値幅が45nm以上120nm以下である
    請求項6〜14のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  16. 前記色覚補正フィルタの反射率は、15%以下である
    請求項1〜15のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  17. 前記1種類以上の色素材料の吸光度は、90以上310以下であり、
    前記1種類以上の色素材料の基本骨格は、メロシアニン系、テトラアザポルフィリン系又はフタロシアニン系である
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  18. 前記1種類以上の色素材料が含まれる基材を備え、
    前記基材は、ポリカーボネート系、シクロオレフィン系又はアクリル系の樹脂から構成され、
    前記基材に含有される前記1種類以上の色素材料の総濃度は、20ppm以上850ppm以下であり、
    前記基材の板厚は、1mm以上3mm以下であり、
    前記基材の曲率は、60mm以上800mm以下である
    請求項1〜17のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタ。
  19. 前記1種類以上の色素材料は、前記基材内に均等に分散されている
    請求項18に記載の色覚補正フィルタ。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の色覚補正フィルタを備える光学部品。
  21. 前記光学部品は、メガネ、コンタクトレンズ、眼内レンズ、又は、ゴーグルである
    請求項20に記載の光学部品。
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