JP2019536041A - 加速度に基づいた窓ガラス破損検知 - Google Patents

加速度に基づいた窓ガラス破損検知 Download PDF

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Abstract

車両又は他の筐体に車載されているテレマティクス装置は、テレマティクス装置の加速度センサーから得られる加速度測定値に基づいて、車両又は筐体の窓に対するガラス破損事象の検知に役立つ。高周波数帯域及び/又は低周波数帯域内の加速度データの複数のパケットに対するパワースペクトル密度(PSD)が決定される。ガラス破損事象は、高周波数帯域に対する平均PSDが、高PSD閾値を超えたことを決定することで検知される。あるいは、又は、さらに、ガラス破損事象は、第2最大PSDが、低周波数帯域に対する第1PSD閾値よりも大きいこと、及び、第2最大PSDと最小PSDの差が、低周波数帯域に対する第2PSDよりも大きいことを決定することで検知される。【選択図】図1

Description

多くの現代の車両は、車載の各種サブシステムの動作を管理及び記録する車載の電子システムを備えている。車載の電子システムは、車両所有者又は修理技術者が電子システムから診断情報又は他の形式の動作情報にアクセス可能とする車載の診断(OBD)サービスを備えたり、又は、他の方法でサポートしたりしている。一例として、車載電子システムは、ADSL、OBD−I、OBD−1.5、OBD−II、又は、他の適切なデータインターフェースのような、物理的な有線データリンクコネクター又はデータポートの形式で、データインターフェースを介してアクセスされてもよい。
車両又は他の筐体に車載されているテレマティクス装置は、テレマティクス装置の加速度センサーから得られる加速度測定値に基づいて、車両又は筐体の窓に対するガラス破損事象の検知に役立つ。高周波数帯域及び/又は低周波数帯域内の加速度データの複数のパケットに対するパワースペクトル密度(PSD)が決定される。ガラス破損事象は、高周波数帯域に対する平均PSDが、高PSD閾値を超えたことを決定することで検知される。あるいは、又は、さらに、ガラス破損事象は、第2最大PSDが、低周波数帯域に対する第1PSD閾値よりも大きいこと、及び、第2最大PSDと最小PSDの差が、低周波数帯域に対する第2PSDよりも大きいことを決定することで検知される。
この概要は以下の説明及び関連図面によってより詳細に説明される概念の幾つかのみを記載している。クレーム化された主題はこの概要の内容により限定されるものではない。
開示された加速度に基づいた窓ガラス破損検知技術が実行される環境の一例を示す模式図である。 窓に対するガラス破損事象を検知するための一例の方法200を示すフロー図である。 筐体の一例として、乗用車における4つの異なる事象から記録された時間帯のサンプルを示す図である。 実地試験における異なる車両及び事象に対するdB値としての信号強度の例を示す図である。 車両から得られたパワースペクトル密度値の例を含む表であり、上記閾値が、乗員側のガラス破損事象をドア閉止事象と区別するために使用可能である。 加速度計に対してプロットされたパワースペクトル密度の例を示す図である。 事象通知に対する一例の方法700を示すフロー図である。 一例の計算システムを示す模式図である。 車両用の車載計算システムの例を示す模式図である。 ネットワークサービスの一例の一局面を示す模式図である。 開示されているガラス破損検知技術のコンテキスト内で、さらに詳細に述べられた式を示す。
図1は、開示された加速度に基づいた窓ガラス破損検知技術が実行される一例の環境100を示す模式図である。環境100内において、筐体110は、図1に模式的に表される窓118のような、1つ以上の窓を含む。筐体は、車両、トレーラー、移動又は固定建築物等の、小部屋、又は、実質的に閉ざされた領域を含んでもよい。車両は、道路車両、乗用車、作業者、レールを走行する車両、航空機、船舶等に関連してもよい。筐体は、典型的には、完全に、又は、実質的に閉ざされた構造に関連するが、少ない例を挙げると、開いた窓又はドアを有する完全に閉ざされた構造と同様に、コンバーチブル車両、オープンルーフ建築物のような、部分的に閉ざされた構造にも関連してもよい。窓118のような窓は、ガラス又は他の適切な材料で形成されもよい。例えば、車両及び居室用の窓は、典型的には、衝撃によって多くの個々のかけらに粉砕されるように製造されたガラスで形成されている。
テレマティクス装置120は、図1に模式的に示され、筐体110内に位置する、又は、筐体110を形成する構造に取り付けられている。テレマティクス装置120は、1組の1つ以上の加速度センサー124を含む。加速度センサーは、例えば、加速度計、ジャイロスコープ、慣性センサー等に関連してもよく、テレマティクス装置120及び筐体110を形成する構造の加速度のような、加速度の計測が可能である。2つ以上の加速度センサーが、マルチセンサーアレイとして関連されてもよく、複数の軸又は参照フレームにおいて加速度を計測するように構成されてもよい。テレマティクス装置120は、計算装置又は計算システムの形状をとってもよく、1つ以上の加速度センサー124から加速度測定値を得て、以下に述べる技術に従って加速度測定値を処理する。
テレマティクス装置120は、電子的インターフェース122を含み、模式的に116で示されるリンクを通して、対応するインターフェース114を介して筐体110の電子システム112と通信する、及び/又は、電力/接地基準を切り替える。そのような通信、及び/又は、電力/接地基準の移行は、テレマティクス装置120から電子システム112へ、及び/又は、電子システム112からテレマティクス装置120へ、双方向で行われてもよい。車両の形状をとる筐体110の状況内において、電子システム112は、車両の様々なサブシステムの動作を管理して記録する、車載制御システムの形状をとってもよい。この車載制御システムは、車載診断サブシステムを含んでもよく、車載診断サブシステムを介して、テレマティクス装置120が、車両制御システムと相互に作用する。インターフェース114及び122は、車載診断(OBD)対応ハードウェアベースのデータポートの形状をとってもよく、リンク116は、限定されない例として、ALDL、OBD−1、OBD−1.5、OBD−IIのような、OBDプロトコルに従って実行されてもよい。通信は、電子システム112によってテレマティクス装置120に伝達されたOBDデータを含んでもよく、順に処理されてもよく、及び/又は、無線通信リンクを通して離れた計算装置に伝達されてもよい。別の例として、テレマティクス装置120は、電力を引き出してもよく、及び/又は、接地基準を電子システム112と切り替え、テレマティクス装置120の構成要素を作動させてもよい。さらに、又は、あるいは、テレマティクス装置120は、バッテリーのような、自身の電源を含んでもよい。テレマティクス装置120から電子システム112への通信の例は、電子装置112において、1つ以上の電子的な機能を開始し、稼働させ、及び/又は、停止させる信号を含んでもよい。例えば、テレマティクス装置120は、電子システム112において、警報(例えば、車両不法侵入警報)を開始し、車両の出発又は車両の動作を停止してもよい。
少なくともいくつかの実行において、テレマティクス装置120は、車両の販売後、又は、車両の販売時に、車両所有者、作業者、又は、技術者によって装着されるアフターマーケット装置の形状をとってもよい。さらに他の実行において、テレマティクス装置120は、電子装置112の一部を形成してもよく、及び/又は、電子装置112と一体化されてもよい。テレマティクス装置120及び電子装置112は、まとめて、筐体110の車載計算システムを形成してもよい。さらに他の実行において、リンク116は、インターフェース114及び122間の無線通信リンクの形状をとってもよい。ここで、インターフェース114及び122は、無線トランシーバー、レシーバー、又は、トランスミッター、及び、1つ以上の無線通信プロトコルを支持する付属の電子部品を含んでもよい。
少なくともいくつかの実行において、テレマティクス装置120は、車外、又は、外部の筐体110に位置する離れた計算装置と無線で通信可能であってもよい。例えば、図1は、テレマティクス装置120と、通信リンク180によって指示される移動計算装置130、及び、通信フロー188によって指示されるような通信ネットワーク150に接続される様々な他の計算装置を含む、離れた計算装置との間の無線通信の例を示している。移動計算装置は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートブック又はラップトップコンピュータ、メガネ又は腕時計のような着用可能な計算装置のような、無線が可能なポータブルな電子装置(無線装置とする)を含んでもよく、及び/又は、その形状をとってもよい。サービス可能な移動計算装置は、多目的の移動計算装置の形状をとってもよく、アプリケーションプログラム又は動作システムが、テレマティクス装置120及び/又はネットワークサービス162と対になるよう、又は、共に使用されるように動作する。
無線通信は、ブルートゥース(登録商標)無線通信プロトコル又は他の適切な無線通信プロトコルを用いる個人領域ネットワークを通した、比較的短距離の無線通信の形状をとってもよい。例えば、通信リンク180は、ブルートゥース無線通信プロトコル、又は、他の適切な個人領域ネットワークプロトコルを用いる個人領域ネットワークを通した、比較的短距離の無線通信の形状をとってもよい。しかし、テレマティクス装置120と移動計算装置との間の無線通信は、ローカルエリアネットワーク、及び/又は、他の適切なプロトコルを用いる広域ネットワークを通して提供されてもよく、1つ以上の中間ネットワーク装置、及び/又は、ネットワーク150を含む、リンク182及び188を介したアクセスポイントを横切ってもよいことが理解される。
無線通信は、あるいは、又は、さらに、移動体通信、又は、3GPP標準化団体によって定義された3GUMTSプロトコル、3GPP標準化団体によって定義された4GLTEプロトコル、IEEEによって定義されたWi−Fi802.11プロトコル、IEEEによって定義されたWi−Max802.16プロトコル、又は、他の適切な無線通信プロトコルのような、他の適切な通信プロトコルを用いる、広域ネットワーク、及び/又は、ローカルエリアネットワークを通した、比較的長距離の無線通信の形状をとってもよい。例えば、通信ネットワーク150に伴う、図1に示される通信の流れ182、188、190、192は、1つ以上の無線通信プロトコルを用いる比較的長い範囲の無線通信の形状を取ってもよい。通信ネットワーク150は、1つ以上の有線、及び/又は、無線通信ネットワークを含んでもよく、又は、その形状を取ってもよい。ネットワーク150は、インターネット、セルラーバックホールネットワーク、電話回線、中間ネットワーク装置、無線、及び/又は、有線アクセスポイントのようなエッジ装置のような、1つ以上の広域ネットワークを含んでもよい。
図1の環境100は、さらに、ネットワークサービス162を提供するサーバーシステム160を含む。サーバーシステム160は、共同設置された、及び/又は、地理的に分散した、1つ以上のサーバー装置を含んでもよい。サービス162は、通信ネットワーク150の、少なくともインターネットプロトコル部を通してアクセス可能なウェブサービスの形状をとってもよい。サービス162は、APIのような、プログラミングインターフェースを支持してもよく、環境100の他の計算装置、及び/又は、ソフトウェアモジュールが、情報にアクセスしたり、情報を提供したり、及び/又は、サービス162と通信したりしてもよい。図1は、サーバーシステム160と通信ネットワーク150との間の通信リンク190の例を示している。図1の環境100は、ネットワーク資源172を提供する第三者のシステム170の例のような、付加的な計算装置、又は、電子装置を含んでもよい。限定されない例として、ネットワーク資源172は、警察、消防署、9−11コールセンター等によって動作される、緊急サービスに関連してもよい。図1は、第三者システム170と通信ネットワーク150との間の通信リンク192の一例を示している。
図1は、さらに、窓118又は筐体110への物理的な衝撃に対応する衝撃事象132が起こるシナリオを示している。少なくともいくつかのシナリオにおいて、衝撃事象132は、窓118の破損を引き起こす。これを、ガラス破損事象とする。ここに開示されるガラス破損検知技術によれば、テレマティクス装置120の加速度センサー124が、衝撃事象、及び、それに続くガラス破損事象の発生を検知するために使用されてもよい。ガラス破損事象を検知すると、テレマティクス装置又は離れた計算装置(例えば、サーバーシステム160)は、緊急サービス(例えば、第三者システム170)、又は、テレマティクス装置120又は筐体110(例えば、移動計算装置130)に関連する指定された連絡先に向けた事象通知を発してもよい。
図2は、窓に対するガラス破損事象を検知するための一例の方法200を示すフロー図である。例えば、窓は、車両、トレーラー、固定建物等の筐体の窓であってもよい。方法200は、限定されない例として、既に記載されたテレマティクス装置120単独の、又は、図1のサーバーシステム160のような離れた計算装置と組み合わされた、計算システムによって実行されてもよい。
210において、方法は、1つ以上の加速度計センサーのセットから、加速度測定値の初期セットを得ることを含む。加速度測定値の初期セットは、窓、及び/又は、筐体への衝撃に対応する衝撃事象が検知される初期監視モード中に得られる加速度測定値に対応してもよい。1つ以上の加速度計センサーのセットは、図1の前述の加速度計センサー124に関連してもよい。例えば、1つ以上の加速度計センサーのセットは、車両の車載診断(OBD)ポート、又は、他の電子装置に着脱可能に接続するテレマティクス装置の一部を形成してもよい。各加速度センサーは、1つ以上の加速度センサーによって計測される軸又は参照フレームと異なるそれぞれの軸又は参照フレームにおいて加速度を計測し、多軸/多参照フレームセンサーアレイを提供してもよい。加速度測定値の初期セットは、各加速センサーに対して、サンプリング速度における時系列順に取得された加速度測定値を含んでもよい。したがって、センサーアレイは、複数の加速度センサーから、複数の時系列順の加速度測定値を同時に取得してもよい。
212において、方法は、初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅(A_TH)を超えたかどうかを決定することを含む。初期閾値振幅(A_TH)は、予め定義されてもよく、初期監視モードが、閾値を超えた加速度測定値(例えば、窓又は筐体への衝撃)の検知に続く、後続ガラス破損検知モードへ移行する際の閾値に対応してもよい。多軸センサーアレイの場合において、加速度のベクトルは、アレイの2つ以上の加速度計から、異なる軸に対して同時に得られる2つ以上の加速度測定値の組合せに対して決定されてもよい。この加速度ベクトルの大きさは、閾値振幅(A_TH)と比較される振幅に対応してもよい。あるいは、又は、さらに、それぞれの閾値振幅は、個々のセンサーベース上の各加速度センサーに適応されて、個々の軸における加速度測定値が、その軸に対する閾値振幅を超えたかどうかを決定してもよい。初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅(A_TH)を超えていなければ、処理の流れは、動作210に戻り、追加の加速度測定値が得られる。初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅(A_TH)を超えていれば、処理の流れは動作214に進む。
214において、方法は、1つ以上の加速度計センサーのセットから、加速度測定値の後続セットを得ることを含む。加速度測定値の後続セットは、後続ガラス破損検知モード中に得られる加速度測定値に対応してもよい。後続ガラス破損検知モードにおいては、既に検知された窓又は筐体への衝撃の結果としての窓ガラス破損に対応するガラス破損事象が検知される。加速度測定値の後続セットは、サンプリング速度で時間帯にわたって時系列順に取得される加速度測定値を含む。
限定されない例として、加速度測定値の後続セットが取得される時間帯は、初期閾値振幅が、加速度測定値の初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅を超えた後、500ミリ秒内でもよく、又は、500ミリ秒を含んでもよい。しかし、500ミリ秒以下又は以上を含む、他の適切な時間帯が使用されてもよい。加速度測定値の後続セットのサンプリング速度は、加速度測定値の初期セットのサンプリング速度と同じであってもよく、又は、異なっていてもよい。限定されない例として、加速度測定値の後続セットのサンプリング速度は、1秒当たり2000回又はそれ以上であってもよい。少なくともいくつかの実行において、初期監視モードに対応する加速度測定値の初期セットのサンプリング速度は、後続ガラス破損検知モードに対応する加速度測定値の後続セットのサンプリング速度よりも低くてもよい。初期監視モード中にサンプリング速度を低くする使用は、衝撃事象監視中に、エネルギーの消費(例えば、バッテリー)を低減する。
動作214は、初期監視モードから後続ガラス破損検知モードへの移行に相当し、動作210及び212を参照して上述したように、加速度測定値の初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅を超えたことを決定することで実行されてもよい。しかし、少なくともいくつかの実行において、動作210及び212は省略されてもよい。
216において、方法は、214で得られた加速度測定値の後続セットを、複数のパケットに分割することを含んでもよい。各パケットは、時間帯のそれぞれの時間範囲部分で取得される、後続セットの加速度測定値のサブセットを含む。限定されない例として、時間帯は、500ミリ秒に対応してもよく、各パケットは、全10パケットに対して、それぞれ50ミリ秒の加速度測定値に対応してもよい。他の限定されない例として、時間帯は、1000ミリ秒に対応してもよく、全20パケット又は全10パケットに対して、それぞれ50ミリ秒又は100ミリ秒の加速度測定値に対応してもよい。長い又は短い持続時間を有する多数の又は少数のパケットが使用されてもよく、実装依存、又は、監視される筐体又は窓の構成の種類に依存してもよいことが理解される。
218において、方法は、各パケットに対して、そのパケットの加速度測定値の時系列順の離散的フーリエ変換(DFT)を実行し、そのパケットに対する周波数領域内のDFTデータを取得することを含む。各パケットに対する加速度測定値に与えられるDFTは、一例として、高速フーリエ変換(FFT)を含んでもよい。
220において、方法は、DFTデータに基づいて、第1周波数帯域内の各パケットに対するパワースペクトル密度(PSD)を決定することを含む。さらに、又は、あるいは、実装に依存して、220において、方法は、DFTデータに基づいて、第2周波数帯域内の各パケットに対するPSDを決定することを含んでもよい。第1及び第2周波数帯域は、互いに異なっている。例えば、第1周波数帯域(バンド1)は、低周波数帯域に対応し、第2周波数帯域(バンド2)は、高周波数帯域に対応してもよい。第1及び第2周波数帯域は、部分的に互いに重なってもよく、周波数範囲にわたって互いに連続していてもよく、又は、中間周波数範囲によって互いに離れていてもよい。限定されない例として、低周波数帯域と高周波数帯域は、150〜250Hz(例えば、200Hz)の範囲内の少なくとも1つの周波数によって、互いに画されていてもよい。例えば、低周波数帯域は、0〜200Hz又は20〜200Hzに対応し、高周波数帯域は、200〜1000Hz又は200〜1500Hzに対応してもよい。他の例として、低周波数帯域は、0〜200Hz又は20〜200Hzの範囲内の少なくともいくつかの周波数を含む一方でこの帯域の他の周波数はこの範囲外に位置し、高周波数帯域は、200〜1000Hz又は200〜1500Hzの範囲内の少なくともいくつかの周波数を含む一方でこの帯域の他の周波数数はこの範囲外に位置してもよい。さらに他の例として、低周波数帯域は、0〜200Hz又は20〜200Hzの範囲内の周波数のサブセットに限定され、高周波数帯域は、200〜1000Hz又は200〜1500Hzの範囲内の周波数のサブセットに限定されてもよい。しかし、他の適切な周波数範囲が使用されてもよく、実装依存、又は、監視される筐体又は窓の構成の種類に依存してもよいことが理解される。
図2において、第1周波数帯域(例えば、低周波数帯域)のパケットに対するPSDは、P1によって参照され、第2周波数帯域(例えば、高周波数帯域)のパケットに対するPSDは、P2によって参照される。222において、方法は、高周波数帯域(バンド2)内の各パケットに対して決定されたPSDに基づいて、時間範囲の複数のパケットにわたって高周波数帯域に対する平均PSD(P2_AV)を決定することを含む。時間範囲は、適切な数のパケットに分割されてもよいことが理解される。
224において、方法は、高周波数帯域(バンド2)に対する平均PSD(P2_AV)が、高周波数帯域に対する高PSD閾値(P_TH1)を超えたかどうかを決定することを含む。平均PSD(P2_AV)が高PSD閾値(P_TH1)を超えていれば、処理の流れは、動作240に進み、ガラス破損事象が検知される。242において、方法は、高周波数帯域(バンド2)に対する平均PSD(P2_AV)が、高PSD閾値を超えたことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することを含む。
224において、平均PSD(P2_AV)が、高PSD閾値(P_TH1)を超えていなければ、処理は動作226に進む。あるいは、動作226は、少なくともいくつかの実行において省略されてもよく、処理は、その代わりに、動作210に戻ってもよい。226において、方法は、高周波数帯域(バンド2)に対する平均PSD(P2_AV)が、高PSD閾値(P_TH1)よりも小さい、高周波数帯域に対する低PSD閾値(P_TH2)を超えたかどうかを決定することを含む。動作224は、図2に、動作226の前に実行されるように示されているが、少なくともいくつかの実行において、動作226は、動作224の前に実行されてもよく、動作224と平行に実行されてもよく、又は、動作224が省略されてもよい。
平均PSD(P2_AV)が、低PSD閾値(P_TH2)を超えていなければ、処理フローは動作210に戻ってもよい。平均PSD(P2_AV)が、低PSD閾値(P_TH2)を超えていれば、処理フローは動作228に進む。
228において、低周波数帯域(バンド1)内の複数のパケットの少なくともいくつか又は全てに対して、方法は、DFTデータに基づいて、低周波数帯域内のこれらのパケットの内の最小PSD(P1_MIN)を決定することを含む。さらに、228において、方法は、DFTデータに基づいて、低周波数帯域内のこれらのパケットの内の最小PSD(P1_MIN)に続いて起こる最大PSD(P1_MAX2)を決定することを含む。この最大PSD(P1_MAX2)は、最小PSD(P1_MIN)から遅れずに連続するので、第2最大値として参照されてもよい。
低周波数帯域内の複数のパケットの少なくともいくつかに対して決定されたPSDは、振幅が初期閾値振幅(A_TH)を超えた後の時間帯内に取得された加速度測定値の後続セットの、複数の時間的に連続するパケットを含んでもよい。少なくともいくつかの実行において、これらの複数の時間的に連続するパケットは、時間帯のパケットの全てから選択されて、振幅が初期閾値振幅(A_TH)を超えた後の初期オフセット時間帯の後に発生してもよい。限定されない例として、低周波数帯域内の複数のパケットの少なくともいくつかに対して決定されたPSDは、初期閾値振幅を超えた後100ミリ秒後、及び、初期閾値振幅を超えた後500又は1000ミリ秒内に取得された、加速度計測定値の後続セットを含む。例えば、その時間帯の、10個の時間的に連続するパケット(例えば、500ミリ秒を表す)の内の、最後の側の時間的に連続する8個のパケット(例えば、最後の側の400ミリ秒を表す)は、P1_MAX2及びP1_MINを決定するために使用され、10個の時間的に連続するパケットの内の、最初の側の連続する2個のパケット(例えば、最初の側の100ミリ秒以内を表す)は、動作228の考慮から除外される。他の限定されない例として、20個の時間的に連続するパケット(例えば、1000ミリ秒を表す)の内の、最後の側の時間的に連続する15個のパケット(例えば、最後の側の750ミリ秒を表す)は、P1_MAX2及びP1_MINを決定するために使用され、20個の時間的に連続するパケットの内の、最初の側の連続する5個のパケット(例えば、最初の側の250ミリ秒以内を表す)は、動作228の考慮から除外される。
この除外技術は、低周波数帯域のパケットに対してPSDを決定すること、及び、低周波数帯域内の最大値と最小値を決定することに伴う計算のオーバーヘッドを低減するために使用されてもよい。他の適切な数のパケットが、動作228で考慮されてもよく、考慮から除外されてもよく、これらの数が、各パケットの選択された持続時間及び時間帯の全持続時間に応じて変化してもよい。さらに、動作228においてパケットが考慮される時間帯の副範囲は、実装依存又は監視される筐体又は窓の構成の種類に応じてもよい。
230において、方法は、最大PSD(P1_MAX2、すなわち、第2最大値)が、低周波数帯域に対する第1PSD閾値(P_TH3)よりも大きいかどうか、及び、最大PSD(P1_MAX2)と最小PSD(P1_MIN)との差が、低周波数帯域に対する第2PSD閾値(P_TH4)よりも大きいかどうかを決定することを含む。動作230の条件が満足されれば、処理の流れは動作240に進み、ガラス破損事象が検知される。242において、方法は、動作230の条件が満足されたことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することを含む。しかし、少なくともいくつかの実行において、動作230は、前記の2つの条件の1つのみを含んでもよい。動作230の条件が満足されないと、処理の流れは動作210に戻る。したがって、図2の方法の状況内において、動作228〜230は、高周波数帯域に対する平均PSDが、高周波数帯域に対する低PSD閾値を超え、高周波数帯域に対する高PSD閾値を超えていないことを決定すると、実行されてもよい。
少なくともいくつかの実行において、242で検知されたガラス破損事象の指示を出力することは、1つ以上の以下の動作を含んでもよい:(1)無線通信リンクを通して離れた計算装置に指示を伝達すること、(2)画像表示装置を介して指示を表示すること、又は、出力装置を介して指示を出力すること、(3)アラームを発すること、(4)電子機能を稼働すること又は停止すること、(5)指示をデータ記憶装置等に記憶すること。
計算システムによって実行される方法200の状況内において、計算システムは、テレマティクス装置を含み、さらに、テレマティクス装置から離れて位置する1つ以上の計算装置を含んでもよい。限定されない例として、テレマティクス装置は、加速度測定値の初期セットを得、初期セットの1つ以上の加速度測定値が初期閾値振幅を超えたかどうかを決定し、加速度測定値の後続セットを得る。方法200は、さらに、方法200にしたがって1つ以上の計算装置によるさらなる処理のために、加速度測定値の後続セットを、無線通信リンクを通して、テレマティクス装置から1つ以上の計算装置へ伝達することを含んでもよい。他の例として、1つ以上の加速度計センサーのセットは、その代わりに、車両又は他の筐体の電子制御システムの一部を形成してもよく、方法200の一局面は、電子制御システムによって実行されてもよい。
ここに開示されている検知技術は、少なくとも一部は、加速度測定値の周波数領域解析に依存し、例えば、振動の計測を含んでいる。図3は、筐体の例としての乗用車への4つの異なる事象から記録された時間領域サンプルを示す。加速度測定値の時間領域サンプルは、加速度信号として参照され、この信号は、1つ以上の加速度センサーを介して得られた加速度測定値の時系列順に基づいて、経時的に変化してもよい。図3内において、加速度信号は、車両の運転手側の窓へのガラス破損事象310、ガラス破損事象には至らない運転手側の窓への衝突衝撃事象320、ガラス破損事象には至らない運転手側の窓へのドア閉止事象330、ガラス破損事象には至らない運転手側の窓への石衝撃事象340、車両の乗員側の窓へのガラス破損事象350に対して並んで示されている。図3の加速度信号は、車両のステアリング軸の近辺の車両のOBDIIポートに物理的及び機能的に接続されたテレマティクス装置の加速度センサーの3軸アレイから得られた。
図3に示されるように、ガラス破損事象310に伴う加速度信号は、ガラス破損事象に至らない他の事象320、330、340に伴う加速度信号とは異なる。ガラス破損事象310に伴う加速度信号は、他の事象320、330、340に伴う加速度信号と比較して、周波数が高いほど振幅が高い。さらに、ガラス破損事象310の加速度信号は、他の事象320、330、340と比較して、連続減衰を発揮しない。図3において、水平方向の時間スケールは、0.1秒刻みであり、垂直方向の電圧スケールは、0.2ボルト刻みである。ガラス破損事象310の加速度信号の振幅は、初期衝撃事象312の後、初めのうちは減衰し、約200〜400ミリ秒後に、ガラス破損事象310の加速度信号の信号振幅が増加し始める。これは、車体へのガラス片の落下による後続の衝撃による増加である。この後破損信号の強度及び振幅は、ガラスの寸法及びガラスの粉砕の仕方に関与している。比較のために、加速度信号の振幅がガラス破損事象310によって増加する時間帯314は、Y軸の加速度測定値に対して図3に示されている残りの事象の中に含まれる。
衝撃事象352から至る乗員側のガラス破損事象350も、運転手側のガラス破損事象310と同じ信号に関連する特徴を含んでいる。しかし、ガラス破損事象350の加速度信号は、運転手側の窓と比較して、加速度センサーを含むテレマティクス装置から乗員側の窓までの距離の増加によって、低い全振幅を示す。少なくともいくつかの実行において、図2の方法200は、加速度信号の検知されたガラス破損部分に伴う振幅の差に基づいて、運転手側の窓に伴うガラス破損事象を、乗員側の窓に伴うガラス破損事象と区別する動作を付加的に含んでもよい。
乗用車における実地試験によれば、車両のOBD−IIポートに物理的及び機能的に結合したテレマティクス装置を用いた、運転手側の窓に対するガラス破損事象における加速度信号の記録された最大振幅は、0.3〜3gの範囲内である。加速度信号の振幅における検知閾値を定義することによって、ガラス破損事象を含まない多くの他の事象は、無視されたり、加速度測定から除去されたりする。方法200の初期監視モードに関連して上述したように、これらの典型的な加速度範囲の認識は、後続のガラス破損検知モードに伴う処理が必要とされるまで、テレマティクス装置のマイクロメーターや他の論理装置を、低電力モードに設定するために使用されてもよい。この初期加速度閾値は、限定されない例として、A_TH=0.1g(ピーク−ピーク=0.2g)に設定されてもよい。方法200に関連して上述したように、初期加速度閾値(A_TH)よりも高い振幅の加速度信号が検知されると、テレマティクス装置は、特定されたサンプリング速度で、少なくとも特定された時間帯に対して、加速度データを記録し解析し始めてもよい。例えば、1秒間に少なくとも2000回のサンプリング速度で、約500−1000ミリ秒の加速度データが取得されてもよい。ナイキスト理論によれば、周波数fの信号のサンプリング周波数は、その周波数の2倍(2f)である。それゆえ、1kHz以上の加速度信号の振動を取得するには、少なくとも2kHzの最小サンプリング周波数が使用される。
方法200に関連して上述したように、取得された加速度データは、その後、FFT又は他のDFT処理のために、パケットに分割される。FFT又は他のDFTの形態は、時間領域信号を、周波数領域に変換する。時間領域ごとに、信号が異なる周波数及び振幅を有する正弦波の合計に抽出され、DFT/FFTが、これらの正弦波のそれぞれの振幅を抽出するために使用されてもよい。限定されない例として、DFT/FFTアルゴリズムを実行するためのサンプルコードは、MATLAB(登録商標)で予め定義されたFFTライブラリーに見出され、公的に使用可能なオープンソースライブラリー及び製品カタログも、ARM(登録商標)によって製造された、又は、認可されたもののような、マイクロコントローラー用のFFT機能を提供する。
各パケットにおいて、N個のサンプルを有するデータパケットのそれぞれにDFT/FFTを適用した後、N/2個の周波数ビンのアレイが、DFT/FFTの出力として発生する。ここで、X_0は、DC成分の振幅であり、X_N/2は、最大周波数成分fs/2(サンプリング周波数fsの半分)の振幅である。DFT/FFTの周波数分解能は、fs/Nである。限定されない例として、N=1024が使用されて、周波数ビンは512となり、アナログデジタル変換器(ADC)のサンプリング周波数は、22kHzであり、約21.5Hzの周波数分解能が与えられる。DFT/FFT出力は、わかりやすく示すために、デシベルに変換される。
P_k(dB)=20*log(X_k)
ここで、X_kは、電圧又は周波数ビン「k」の加速度RMS値である。デシベル値を使用することは、加速度センサーの感度、ADCの分解能、及び、センサー/ADCのノイズレベルの変化を取り扱うことにも役立つ。これは、これらの変化の全てが、リニアスケールにおける係数ではなく、対数スケールにおけるオフセットとして現れるためであり、値の変化量は、異なるセンサー/基板の構成に対して同一に維持される。実地試験は、DC及び低周波数成分が、ガラス破損検知に対して役立つ情報をほとんど保持していないので、少なくともいつくかの実行において無視されることを示唆している。図11に示されるように、他の成分は、各帯域におけるパワースペクトル密度(PSD)を計算するために、2つの異なる周波数帯域(例えば、P1(20〜200Hz)及びP2(200−1000Hz))で平均化されてもよい。図11の式において、n1及びn2は、各ビンの周波数分解能に基づいて計算されてもよい(限定されない例として、n1=10及びn2=47)。高周波数帯域の平均PSD(例えば、P2_AV:200〜1000Hz)は、500msの時間フレームにおいて、パケット(例えば、10パケット)の全てにわたって計算されてもよい:P2_AV=(P2_1+…+P2_10)/10。低周波数帯域(例えば、20〜200Hz)の平均PSDは、この成分の値が、ガラス破損事象に関連しない他の事象においてかなり大きくなるので、ガラス破損検知に使用されない。
図4は、信号のパワーを、一例の高周波数帯域(例えば、200〜1000Hz)において、車両のシャーシに取り付けられた加速度センサーの平均信号パワー(P2_AV)に対する実地試験における異なる車両及び事象に対するdB値として示す。図4に示されるように、5つの運転手側のガラス破損事象のうちの4つ、及び、4つの乗員側のガラス破損事象のうちの2つは、P2_AV値を最小閾値P_TH1と比較することによって検知される。図4は、ガラス破損事象に匹敵する高いパワーを有する他の事象のみが、ドア閉止事象であることも示している。全て又はほとんどの衝撃事象は、ガラス破損事象と比較して、無視できない低いP2_AVを有している。
検知精度を向上し、偽陰性を低減又は抑制するために、方法200の動作226、228及び230に伴う条件が使用されてもよい。少なくとも車両の実行に対して、ガラス破損事象は、初期衝撃事象から約0.2〜0.4秒後に、後破損信号を一般的に有する。それゆえ、第2パワー閾値P_TH2は、低PSDを有する信号を検知するために、検知アルゴリズム内に定義されてもよい。P_TH2よりも高いPSDを有する信号の検知後、アルゴリズムは、後破損信号の存在について検査する。このことは、ガラス片の落下が、初期衝撃自身と比較して低い周波数振動を発生するので、低周波数帯域(例えば、P1:20〜200Hz)における信号のPSDを解析することによってなされる。アルゴリズムは、初期衝撃事象(例えば、100〜500ミリ秒の時間フレーム又はパケット3〜10)に続く時間帯内のP1の最小値及び第2最大値(最小に達した後の最大ピーク値)を検索し始めてもよい。P1_MAX2が、閾値P_TH3よりも大きく、P1_MAX2とP1_MINの差が閾値P_TH4よりも大きいと、事象はガラス破損事象として検知される。限定されない例として、P_TH1=61dB、P_TH2=51dB、P_TH3=65dB、P_TH4=4dBである。しかし、他の適切な閾値が使用されてもよいことが理解される。
図5は、上記の閾値が、乗員側のガラス破損事象(8)を、ドア閉止事象(1)と区別化するために使用された車両から得られた一例のPSD値を含む表である。この例では、ドア閉止事象に対するP2_AVは、ガラス破損事象に対するP2_AVよりも高いが、後破損信号検知は、これらの2つの事象を互いに差別化するために使用されることができる。
OBD−IIポートに物理的及び機能的に結合しているテレマティクス装置によって検知された振動信号の減衰への、OBD−IIポートの効果を示すために、P2_AV信号PSDは、図6におけるテレマティクス装置の加速度計に対してプロットされている。一般に、周波数領域の取得されたデータを解析することは、OBD−IIポートが、低周波数よりも高い800Hz>の周波数範囲の信号を減衰させることを示している。多くの場合、P2_AV値は、車両のシャーシから直接取得された信号と比較すると、3〜7dBの減衰している。しかし、運転手側の窓の破損事象は、これらの例の中で元も強い信号である。図6によって示されるように、乗員側のガラス破損事象に対して、信号の強度は、より減衰し、ドア閉止事象に匹敵するようになる。しかし、後破損信号検知を使用することによって、ガラス破損事象も検知可能である。
少なくともいくつかの実行において、ガラス破損検知の正確性を増すために、動的閾値が、固定値の代りに使用されてもよい。一例として、閾値は、固定されても、筐体の種類(例えば、車両の形式、モデル、年等)に従って、及び/又は、閾値を設定するための校正アルゴリズムを定義することによって定義されてもよい(例えば、移動計算装置上で動作するアプリケーションプログラムを介して、使用者に、車両/筐体のドアを開ける/閉じるように促し、これらの信号のパワーレベルに基づいて閾値を設定する)。使用者のこの促しは、方法200を実行する前に実行される動作の追加セットを形成してもよい。
図7は、事象通知に対する一例の方法700を示すフロー図である。事象通知は、衝撃事象の検知に続いて、及び/又は、ガラス破損事象の検知に続いて、実行されてもよい。一例として、方法700は、テレマティクス装置を含む計算システム、又は、車両又は他の筐体の車載電子システムと組み合わされたテレマティクス装置、サーバーシステムで提供されるネットワークサービス、及び/又は、クライアントの計算装置によって実行されてもよい。
710において、方法は、テレマティクス装置から、無線通信ネットワークを通して事象通知を伝達することを含む。事象通知は、テレマティクス装置のID(例えば、テレマティクス装置の識別子、又は、テレマティクス装置の識別子の表示)、車両のID、ID、テレマティクス装置及び/又は車両に登録されたユーザーアカウント、及び/又は、車両に存在していると検知された1つ以上の無線可能装置のID(例えば、各無線装置の識別子又は識別子の表示)のうちの1つ以上を指示してもよい。事象通知は、さらに、テレマティクス装置によって車両で検知された事象の種類(例えば、衝撃事象、運転手側のガラス破損事象、乗員側のガラス破損事象等)、及び/又は、その事象を述べる追加情報を示してもよい。例えば、車載の加速度センサーを介して計測された複数のGフォースが、事象通知の一部として通信される車両に、衝撃の重大性を示してもよい。事象通知は、テレマティクス装置に登録された連絡先に伝達されてもよく、テレマティクス装置の識別子、及び/又は、事象通知内に含まれる車両のIDに対する連絡先を保持するネットワークサービスに伝達されてもよい。
712において、方法は、サービスで、事象通知を受け取り処理することを含む。例えば、サービスは、事象通知を受け取るサーバーシステムで提供されてもよく、テレマティクス装置のID、車両のID、又は、事象通知メッセージによって指示された登録された識別子に関連するアカウント所有者によって定義された所定の処理にしたがって、事象通知を処理する。そのような処理は、メッセージのフィルタリング、追加内容又は内容の削減を伴うメッセージの拡張、メッセージの一局面の他のネットワーク装置への転送、及び/又は、メッセージのデータ記憶装置への保存を含んでもよい。
714において、方法は、事象通知を、サービスから、登録された識別子に対して登録された連絡先に転送することを含む。登録された連絡先は、メールアドレス、電話番号、又は、他の適切なネットワークアドレスを含んでもよい。事象通知は、元の形状、又は、処理された形状で、登録された連絡先に転送されてもよい。事象通知は、Eメールメッセージ、SNSメッセージ、自動化された音声コール、又は、他の適切なメッセージとして、登録された連絡先に転送されてもよい。
716において、方法は、事象通知を、クライアント装置で受け取り、表すことを含む。クライアント装置は、事象通知の受取に応じて、使用者に、事象通知を表示、又は、他の方法で表してもよい。少なくともいくつかの実行において、クライアント装置で動作するアプリケーションプログラムは、サービスから又はテレマティクス装置から受け取られた通知メッセージを受け取り、表すように構成されてもよい。
718において、方法は、事象通知の表示に応じて、クライアント装置でユーザー入力を受け取ることを含む。使用者は、ユーザー入力を与えて、使用者選択又は使用者の制御入力を指示してもよい。ユーザー入力は、クライアント装置で動作するアプリケーションプログラムを介して提供されてもよい。
720において、方法は、ユーザー入力の指示を、クライアント装置から通信ネットワークを通してサービスに伝達することを含む。あるいは、指示は、サービスを飛ばしてテレマティクス装置に伝達されてもよい。
722において、方法は、サービスで、ユーザー入力の指示を受け取り、処理することを含む。そのような処理は、指示のフィルタリング、追加内容又は内容の削減を伴うメッセージの拡張、メッセージの一局面の他のネットワーク装置への転送、及び/又は、メッセージのデータ記憶装置への保存を含んでもよい。
724において、方法は、ユーザー入力の指示を、サービスからテレマティクス装置へ転送することを含む。指示は、元の形状で転送されてもよく、転送前に処理されてもよい。
726において、方法は、無線通信ネットワークを通して指示を受け取り、テレマティクス装置で、ユーザー入力の指示に従って動作することを含む。例えば、指示は、テレマティクス装置に向けられて、1つ以上の動作を実行させてもよく、及び/又は、テレマティクス装置が1つ以上の動作を実行することを不可能としてもよい。
上記の方法及び処理は、1つ以上の計算装置を含む計算システムに拘束されてもよい。特には、記載された方法及び処理は、1つ以上のアプリケーション、サービス、アプリケーションプログラミングインターフェース、コンピューターライブラリー、及び/又は、他の適切なコンピュータプログラム又は命令セットとして実行されてもよい。
図8は、1つ以上の上記の方法及び動作を実行する一例の計算システム800を示す模式図である。計算システム800は、簡易化された形状に示されている。実質的にはいくつかのコンピュータアーキテクチュアが、本開示の範囲から逸脱することなく使用されることが理解されるべきである。計算システム800及びその一部分は、メインフレームコンピュータ、サーバーコンピュータ、テレマティクス装置、車両に搭載される計算装置、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、家庭用娯楽コンピュータ、ネットワーク計算装置、移動計算装置、移動通信装置、ゲーム機等の内の1つ以上の形状をとってもよい。
計算システム800は、論理サブシステム810及び情報記憶サブシステム812を含む。計算システム800は、さらに、入出力サブシステム818及び通信サブシステム820を含んでもよい。論理サブシステム810は、記憶サブシステム812に保持された命令814のような、命令を実行するように構成された、1つ以上物理デバイスを含んでもよい。例えば、論理サブシステムは、1つ以上のアプリケーション、サービス、プログラム、ルーチン、ライブラリー、対象物、成分、データ構造、又は、他の論理構成物の一部であることを実行するように構成されてもよい。そのような命令は、タスク、データの形式の更新、1つ以上の装置の状態の変化、又は、所望の結果への到達を実行するように実行されてもよい。
論理サブシステムは、ソフトウェア命令を実行するように構成された、1つ以上のプロセッサーの形状のハードウェアを含む。さらに、又は、あるいは、論理サブシステムは、ハードウェア又はファームウェアの命令を実行するように構成された、1つ以上のハードウェア又はファームウェア論理機械を含んでもよい。論理サブシステムのプロセッサーは、シングルコア又はマルチコアであってもよく、そこで実行されるプログラムは、平行又は分散処理されるように構成されてもよい。論理サブシステムは、2つ以上の装置を通して分散される個々の構成要素を付加的に含んでもよく、それらは、離れて位置する、及び/又は、調整された処理に対して構成されてもよい。論理サブシステムの1つ以上の局面は、クラウドコンピューティング構成に構成された、離れてアクセス可能なネットワーク化された計算装置によって視覚化されて実行されてもよい。
記憶装置812は、データ記憶部816内のデータ、及び/又は、論理サブシステムで実行可能な命令814を保持するように構成されて、記載された方法及び処理を実行する、1つ以上の物理的、非一時的な機械又は装置を含む。そのような方法及び処理が実行されると、記憶装置812の状態は変化してもよい(例えば、異なるデータ又は情報の適切な形状を保持すること)。
記憶装置812は、取り外し可能な媒体、及び/又は、内蔵装置を含んでもよい。記憶装置812は、中でも、光メモリ装置(例えば、CD、DVD、HD−DVD、ブルーレイディスク等)、半導体メモリ装置(例えば、RAM、EPROM、EEPROM等)、及び/又は、磁気メモリ装置(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、テープドライブ、MRAM等)等を含んでもよい。記憶装置812は、以下の特徴の1つ以上を有する装置を含んでもよい:揮発性、非揮発性、動的、静的、読み取り/書き込み、読み取りのみ、ランダムアクセス、連続アクセス、位置のアドレス指定可能、ファイルのアドレス指定可能、及び、中身のアドレス指定可能。少なくともいくつかの実行において、論理サブシステム810及び記憶サブシステム812は、アプリケーション特有の集積回路又はチップ上のシステムのような、1つ以上の共通装置に一体化されてもよい。
記憶装置812は、1つ以上の物理的、非一時的な装置を含んでもよいことが認識されるべきである。逆に、少なくともいくつかの実行において、選択動作条件下では、上記された命令の局面が、少なくとも有限の持続時間に対して物理的な装置によって保持されない信号(例えば、電磁気的な信号、光信号等)による一時的な形態に伝えられてもよい。さらに、本開示に関係する情報のデータ、及び/又は、他の形式は、信号によって伝えられてもよい。
「モジュール」又は「プログラム」の言葉は、1つ以上の特定の機能を実行するために実施される計算システムの一面を述べるために使用されてもよい。いくつかの場合、そのようなモジュール又はプログラムは、記憶サブシステム812によって保持される命令を実行する論理サブシステム810を介して例示されてもよい。異なるモジュール又はプログラムが、同じアプリケーション、サービス、コードブロック、対象物、ライブラリー、ルーチン、API、機能等から例示されてもよいことが理解されるべきである。同様に、同じモジュール又はプログラムが、異なるアプリケーション、サービス、コードブロック、対象物、ルーチン、API、機能等によって例示されてもよい。「モジュール」又は「プログラム」の言葉は、実行可能なファイル、データファイル、ライブラリー、ドライバー、スクリプト、データベース記憶等の個々又はグループを含むように意味付けされる。
ここに使用される「サービス」は、アプリケーションプログラム、又は、複数のセッションを通して実行可能で、1つ以上のシステム成分、プログラム、及び/又は、他のサービスに利用可能な他の適正な命令セットであってもよいことが認識されるべきである。少なくともいくつかの実行において、サービスは、クライアントからの要求に応じて、サーバー又はサーバーの収集上で実行されてもよい(例えば、車載計算装置、無線移動装置、又は、他のネットワーク化された計算装置)。
入出力サブステム818は、1つ以上の入力装置及び/又は出力装置を含んでもよく、及び/又は、これらとインターフェースで接続してもよい。入力装置の例は、キーボード、キーパッド、接触感知式グラフィックディスプレイ装置、タッチパネル、コンピュータマウス、ポインターシステム、処理装置、光学センサー、加速度センサー、圧力センサー、マクロフォン等を含む。出力装置の例は、グラフィックディスプレイ装置、接触感知式グラフィックディスプレイ装置、音響スピーカー、触覚フィードバック装置(例えば、振動モーター)等を含む。グラフィックディスプレイ装置は、含まれると、記憶サブシステム812に保持されているデータの視覚的な表示を表すために使用されてもよい。上記された方法及び処理が、記憶サブシステムに保持されているデータを変更し、記憶サブシステムの状態を変化させると、グラフィックディスプレイの状態は、同様に変更され、根本データの変化を視覚的に表してもよい。
通信サブシステム820は、計算システム800を、1つ以上の他の計算装置又は計算システムと通信可能に連結するように構成されてもよい。通信サブシステム820は、1つ以上の異なる通信プロトコルと互換性のある有線及び/又は無線通信装置を含んでもよい。一例として、通信サブシステムは、無線電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク、有線ローカルエリアネットワーク、無線個人用ネットワーク、有線個人用ネットワーク、無線広域ネットワーク、有線広域ネットワーク等を介して通信するように構成されてもよい。少なくともいくつかの実行において、通信サブシステムは、計算システム800に、例えば、インターネットのような通信ネットワークを介して、メッセージを他の装置に送信する及び/又は他の装置から受信させることを可能にしてもよい。
図9は、車両又は他の筐体に対する、車載計算システム900の一例を示す模式図である。一例として、車載計算システム900は、上記された図1のテレマティクス装置120を含んでもよく、その形状をとってもよい。そのような場合、テレマティクス装置は、車両又は筐体の車載電子システムと独立した計算装置の形状をとってもよい。他の例として、車載計算システム900は、上記された図1のテレマティクス装置120及び車載電子システム112を含んでもよく、それらの組合せの形状をとってもよい。
車載計算システム又はその計算装置は、論理サブシステム910、及び、命令914及びデータ記憶装置920が保存された記憶サブシステム912を含む。命令914は、動作システム916及び1つ以上のアプリケーションプログラム918を含んでもよい。データ記憶装置920は、それぞれアカウント識別子924及びプロファイル情報926を含む、及び/又は、それらと関連する1つ以上のアカウントプロファイル922を含んでもよい。アカウント識別子924は、無線可能装置から受信された識別子の形状をとってもよく、その識別子と関連付けられてもよい。データ記憶装置920は、さらに、テレマティクス装置及び/又は車載電子システムの1つ以上のセンサー(例えば、加速度センサー)から得られた生データを含んでもよい。生データは、処理されて、様々なフォーマットでプロファイル情報926に保存されてもよく、使用者の設定、アプリケーションの状態等に依存して、個々のアカウントプロファイルの中で異なっても変化してもよい。
車載計算システム900は、1つ以上の聴覚センサー930、及び/又は、1つ以上の運動センサー932(すなわち、加速度センサー)を含む入出力サブシステム928を含む。車載計算システム900は、車両インターフェース936及び1つ以上の無線インターフェース938を含む通信サブシステム934を含む。車両インターフェース936は、上記した図1のインターフェース122を含んでも、その形状を取ってもよい。無線インターフェースは、車載計算システムを、1つ以上の無線通信プロトコルに従って、無線通信ネットワークを通して、他の装置と通信可能とする無線トランシーバー及び/又は関連する電子機器を含んでもよい。
図10は、ネットワークサービス1000の一例の一面を示す模式図である。一例として、ネットワークサービス1000は、上記の図1のサービス162を含んでもよく、その形状を取ってもよい。ネットワークサービス1000は、それぞれアカウント識別子1012及びプロファイル情報1014を含む、及び/又は、それらに関連する1つ以上のアカウントプロファイル1010を含むデータ記憶装置を維持してもよい。ネットワークサービスは、さらに、加速度データ又は検知された事象のような、1つ以上の車載計算システムから得られる生データを含んでもよい。生データは、処理されて、プロファイル情報内に様々なフォーマットで保存されても良く、使用者の設定、アプリケーションの状態などに依存して、個々のアカウントプロファイルの中で異なっても変化しても良い。
サービス1000は、1つ以上の他の計算装置に拡散されてダウンロードされる1つ以上のアプリケーションを含んでもよい。例えば、1つ以上の移動計算装置、テレマティクス装置、サーバー装置等は、アプリケーションをダウンロードし、車両又は筐体に車載されたテレマティクス装置によって、又は、それを介して与えられたユーザー体験を増加させてもよい。少なくともいくつかの実行において、サービス1000は、アプリケーションプログラムが、公共の加入者又は一員によって実行される又は得られるアプリケーションストア又はライブラリーを提供したり、与えたりしてもよい。
サービス1000は、クラウドベースの機能性を提供するために、1つ以上のサービスモジュール1018を含んでもよい。例えば、通知モジュール1020は、事象通知及びテレマティクス装置とクライアント装置との間の応答メッセージを、受け取り、処理し、転送してもよい。他の例として、アカウントモジュール1022は、プロファイル情報をアカウント識別子と関連付けてもよく、車載計算システム及び/又はクライアント装置のような他の計算システムを、アプリケーションプログラマブルインターフェース(API)を介して、アカウントプロファイル情報にアクセス可能としてもよい。さらに他の例として、アプリケーションモジュール1024は、車載計算システム及び/又はクライアント装置で動作するアプリケーションプログラムを拡散及び/又は管理してもよい。アプリケーションモジュール1024は、使用者に対して、ユーザーアカウントに保存されているアプリケーション、データ及び/又は優先度を、複数の車載計算システムを通して移植する能力を支援してもよい。
ここに説明された構成及び又はアプローチは事実上例示であり、これらの例又は実施は多数の変形が可能であるために限定の意味で考慮されるべきではないことが理解される。ここに説明された特有のルーチン又は方法は、いくつかの処理方法の1つ以上を表してもよい。そのように、示された各種動作は、示された順序で、他の順序で、並行して、又は。ある場合は省略されて実行されてもよい。同様に、上述した方法の順序は変更されてもよい。
本開示の主題は、その幾つか及びすべての同等物と同様、ここに開示された、各種構成、アプローチ、システム、方法、及び他の特徴、機能、動作、及び又は特性のすべての新規で非自明な組合せ及びサブコンビネーションを含む。開示された実形態は、例示であって限定されたいことが理解されるべきである。クレームの制限及び境界、現在又はその後に表された、又は、そのような制限及び境界と同等なものに属する開示された実施形態への変更は、クレームによって抱合される。

Claims (20)

  1. 窓に対するガラス破損事象を検知するための計算システムによって実行される方法であって、
    1つ以上の加速度計センサーのセットから、加速度測定値の初期セットを得ることと、
    前記初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅を超えたかどうかを決定することと、
    前記初期セットの1つ以上の加速度測定値が、前記初期閾値振幅を超えたことが決定されると、1つ以上の加速度計センサーの前記セットから、加速度測定値の後続セットであって、サンプリング速度で時間帯にわたって時系列順に取得される加速度測定値を含んでいる後続セットを得ることと、
    加速度測定値の前記後続セットを、それぞれが、前記時間帯の各時間範囲部分内で取得された前記後続セットの前記加速度測定値のサブセットを含む複数のパケットに分割することと、
    各パケットに対して、そのパケットの前記加速度測定値の前記時系列順の離散フーリエ変換(DFT)を実行し、そのパケットに対して周波数領域内のDFTデータを得ることと、
    前記DFTデータに基づいて、高周波数帯域内で各パケットに対してパワースペクトル密度(PSD)を決定することと、
    前記高周波数帯域内で各パケットに対して決定された前記PSDに基づいて、前記複数のパケットにわたって、前記高周波数帯域に対する平均PSDを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する高PSD閾値を超えたかどうかを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高PSD閾値を超えたことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することと、
    を含む方法。
  2. 前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高PSD閾値よりも小さい、前記高周波数帯域に対する低PSD閾値を超えたかどうかを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する前記低PSDを超え、前記高周波数帯域に対する前記高PSD閾値を超えないことが決定されると、
    前記DFTデータに基づいて、前記高周波数帯域よりも低い低周波数帯域内の、前記複数のパケットの少なくともいくつかに対するPSDを決定し、
    前記DFTデータに基づいて、前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの前記少なくともいくつかの内の最小PSDを決定し、
    前記DFTデータに基づいて、前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの前記少なくともいくつかの内の前記最小PSDに連続する最大PSDを決定し、
    前記最大PSDが、前記低周波数帯域に対する第1PSD閾値よりも大きいかどうか、及び、前記最大PSDと前記最小PSDとの差が、前記低周波数帯域に対する第2PSD閾値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記第最大PSDが、前記低周波数帯域に対する前記第1PSD閾値よりも大きく、前記最大PSDと前記最小PSDとの前記差が、前記低周波数帯域に対する前記第2PSD閾値よりも大きいことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することと、
    をさらに含む、請求項1の方法。
  3. 前記検知されたガラス破損事象の前記指示を出力することは、前記指示を、無線通信リンクを通して、離れた計算装置へ伝達することを含む、請求項2の方法。
  4. 前記検知されたガラス破損事象の前記指示を出力することは、グラフィックディスプレイ装置を介して前記指示を表示すること、及び/又は、警報を開始すること、を含む、請求項2の方法。
  5. 前記検知されたガラス破損事象の前記指示を出力することは、電子機能を停止することを含む、請求項2の方法。
  6. 前記低周波数帯域及び前記高周波数帯域は、150〜250Hzの範囲内の少なくとも1つの周波数によって互いに画されている、請求項2の方法。
  7. 前記低周波数帯域は、0〜200Hzの範囲内の少なくともくつかの周波数を有し、前記高周波数帯域は、200〜1500Hzの範囲内の少なくともいくつかの周波数を有する、請求項2の方法。
  8. 前記低周波数帯域は、0〜200Hzの範囲内に含まれ、前記高周波数帯域は、200〜1500Hzの範囲内に含まれる、請求項2の方法。
  9. 前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの少なくともいくつかに対して決定された前記PSDは、前記初期閾値振幅を超えた後100ミリ秒後、及び、前記初期閾値振幅を超えた後1000ミリ秒内に取得された、加速度測定値の前記後続セットの、時間的に連続する複数のパケットを含む、請求項2の方法。
  10. 前記加速度測定値の前記後続セットが取得される前記時間帯は、前記初期セットの前記1つ以上の加速度測定値が前記初期閾値振幅を超えてから1000ミリ秒内である、請求項1の方法。
  11. 前記サンプリング速度は、1秒当たり2000回以上である、請求項1の方法。
  12. 前記DFTは、高速フーリエ変換(FFT)を含む、請求項1の方法。
  13. 1つ以上の加速度計センサーの前記セットは、車載診断(OBD)ポートに取り外し可能に接続するテレマティクス装置の一部を形成する、請求項1の方法。
  14. 前記計算システムは、前記テレマティクスを含み、さらに、前記テレマティクス装置から離れて位置する1つ以上の計算装置を含み、
    前記テレマティクス装置は、加速度測定値の前記初期セットを得、前記初期セットの前記1つ以上の加速度測定値が、前記初期閾値振幅を超えたかどうかを決定し、及び、加速度測定値の前記後続セットを得、
    前記方法は、さらに、加速度測定値の前記後続セットを、前記テレマティクス装置から、無線通信リンクを通して前記1つ以上の計算装置に伝達することを含む、請求項1の方法。
  15. 1つ以上の加速度計センサーの前記セットは、電子制御システムの一部を形成し、
    前記計算システムは前記電子制御システムを含む、請求項1の方法。
  16. 窓に対するガラス破損事象を検知する計算システムであって、前記計算システムは、1つ以上の計算装置を含み、
    1つ以上の加速度計センサーのセットから、加速度測定値の初期セットを得ることと、
    前記初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅を超えたかどうかを決定することと、
    前記初期セットの1つ以上の加速度測定値が前記初期閾値振幅を超えたことが決定されると、1つ以上の加速度計センサーの前記セットから、加速度測定値の後続セットであって、サンプリング速度で時間帯にわたって時系列順に取得される加速度測定値を含む後続セットを得ることと、
    加速度測定値の前記後続セットを、それぞれが、前記時間帯のそれぞれの時間範囲部分内で取得された前記後続セットの前記加速度測定値のサブセットを含む複数のパケットに分割することと、
    各パケットに対して、そのパケットの前記加速度測定値の前記時系列順の離散フーリエ変換(DFT)を実行して、そのパケットに対する周波数領域内のDFTデータを得ることと、
    前記DFTデータに基づいて、高周波数帯域内の各パケットに対してパワースペクトル密度(PSD)を決定することと、
    前記高周波数帯域内の各パケットに対して決定された前記PSDに基づいて、前記複数のパケットにわたって前記高周波数帯域に対する平均PSDを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する低PSD閾値を超えたかどうかを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する前記低PSD閾値を超えたことが決定されると、
    前記DFTデータに基づいて、前記高周波数帯域よりも低い低周波数帯域内の前記複数のパケットの少なくともいくつかに対するPSDを決定し、
    前記DFTデータに基づいて、前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの前記少なくともいくつかの内の最小PSDを決定し、
    前記DFTデータに基づいて、前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの前記少なくともいくつかの内の前記最小PSDに連続する最大PSDを決定し、
    前記最大PSDが、前記低周波数帯域に対する第1PSD閾値よりも大きいかどうか、及び、前記最大PSD値と前記最小PSD値との差が、前記低周波数帯域に対する第2PSD閾値よりも大きいかどうかを決定することと、
    前記最大PSDが、前記低周波数帯域に対する前記第1PSD閾値よりも大きいこと、及び、前記最大PSD値と前記最小PSD値との前記差が、前記低周波数帯域に対する第2PSD閾値よりも大きいことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することと、
    を前記1つ以上の計算装置によって実行可能な命令によって、実行するようにプログラムされている計算システム。
  17. 前記1つ以上の計算装置は、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記低PSD閾値よりも大きい、前記高周波数帯域に対する高PSD閾値を超えたかどうかを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する前記高PSD閾値を超えたことが決定されると、検知されたガラス破損の指示を出力することと、
    を前記1つ以上の計算装置によって実行可能な命令によって、実行するようにプログラムされている、請求項16の計算システム:
  18. 加速度測定値の前記後続セットに対する前記時間帯は、前記初期セットの前記1つ以上の加速度測定値が前記初期閾値振幅を超えてから1000ミリ秒内であり、
    前記サンプリング速度は、1秒当たり2000回以上である、請求項17の計算システム。
  19. 窓に対するガラス破損事象を検知するための計算システムによって実行される方法であって、前記方法は、
    1つ以上の加速度計センサーのセットから、加速度測定値のセットであって、サンプリング速度で時間帯にわたって時系列順に取得された加速度測定値を含む加速度測定値のセットを得ることと、
    加速度測定値の前記セットを、それぞれが、前記時間帯のそれぞれの時間範囲部分で取得された加速度測定値の前記セットの前記加速度測定値のサブセットを含む複数のパケットに分割することと、
    各パケットに対して、そのパケットの前記加速度測定値の前記時系順の離散フーリエ変換(DFT)を実行して、そのパケットに対する周波数領域内のDFTデータを得ることと、
    前記DFTデータに基づいて、高周波数帯域内の各パケットに対してパワースペクトル密度(PSD)を決定することと、
    前記高周波数帯域内の各パケットに対して決定された前記PSDに基づいて、前記複数のパケットにわたって前記高周波数帯域に対する平均PSDを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する高PSD閾値の1つ以上、及び/又は、前記高PSD閾値よりも小さい、前記高周波数帯域に対する低PSD閾値を超えたかどうかを決定することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高PSD閾値を超えたことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することと、
    前記高周波数帯域に対する前記平均PSDが、前記高周波数帯域に対する前記低PSD閾値を超え、前記高周波数帯域に対する前記高PSDを超えないことが決定されると、
    前記DFTデータに基づいて、前記高周波数帯域よりも低い低周波数帯域内の前記複数のパケットの少なくともいくつかに対するPSDを決定し、
    前記DFTデータに基づいて、前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの前記少なくともいくつかの内の最小PSDを決定し、
    前記DFTデータに基づいて、前記低周波数帯域内の前記複数のパケットの前記少なくともいくつかの内の前記最小PSDに連続する最大PSDを決定するし、
    前記最大PSDが、前記低周波数帯域に対する第1PSD閾値よりも大きいかどうか、及び/又は、前記最大PSD値と前記最小PSD値との差が、前記低周波数帯域に対する第2PSD閾値よりも大きいかどうか、の1つ以上を決定することと、
    前記最大PSDが、前記低周波数帯域に対する前記第1PSD閾値よりも大きく、及び、前記最大PSD値と前記最小PSD値との前記差が、前記低周波数帯域に対する前記第2PSD閾値よりも大きいことが決定されると、検知されたガラス破損事象の指示を出力することと、
    を含む方法。
  20. 加速度測定値の前記セットを得る前に、
    1つ以上の加速度計センサーの前記セットから、加速度測定値の初期セットを得ることと、
    前記初期セットの1つ以上の加速度測定値が、初期閾値振幅を超えたかどうかを決定することと、
    前記初期セットの1つ以上の加速度測定値が、前記初期閾値振幅を超えたことが決定されると、1つ以上の加速度計センサーの前記セットから加速度測定値の前記セットを得ることを実行することと、
    を、さらに含む、請求項19の方法。
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