JP2019532901A - ガラス物品上の窪み付きガラスバンプ、およびそれを形成する方法 - Google Patents

ガラス物品上の窪み付きガラスバンプ、およびそれを形成する方法 Download PDF

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Abstract

レーザ照射法によってガラス物品上に一体に形成された窪み付きガラスバンプを有するガラス物品である。このガラスバンプは、変曲領域によって上部領域に接続された下部領域を含む。下部領域は、ガラス物品の表面から突出しており、曲率半径R1を有する凹面状に丸みのある側面によって画成されている。上部領域は、移行部と頂面とを含む。移行部は、曲率半径R2を有する凸面状に丸みのある側面によって画成されている。移行部は、変曲領域を介して下部に接続している。上部は移行部に接続しており、凸面状に丸みのある頂部の間にある凹面状に丸みのある頂部によって画成されている。

Description

優先権の主張
本願は、2016年10月20日に出願された米国仮特許出願第62/410,466号による優先権を主張するものであり、その内容に依拠すると共に、その全体を以下に完全に記載されているかのように参照して本明細書に組み込む。
本開示は、ガラス物品上に形成された窪み付きガラスバンプ、および、それを形成するためにガラス物品にレーザを照射する方法に関する。
本開示の一実施形態によれば、窪み付きガラスバンプをガラス物品上に含むガラス物品が開示される。実施形態において、窪み付きガラスバンプは、変曲領域によって接続された下部領域および上部領域を含む。実施形態において、下部領域は、ガラス物品表面とつながっている曲率半径R1を有する凹面状に丸みのある側面によって画成される直径D1を有する。実施形態において、下部領域は、ガラス物品の表面から突出している。実施形態において、上部領域は、移行部および頂面を含む。実施形態において、移行部は、曲率半径R2を有する凸面状に丸みのある側面によって画成される直径D2を有する。実施形態において、頂面は、凸面状に丸みのある頂部の間にある凹面状に丸みのある頂部によって画成される直径D3を有する。実施形態において、凸面状に丸みのある頂部は、移行部から収束する凸面状に丸みのある側面とつながっている。実施形態において、凸面状に丸みのある頂部は、ガラス物品表面から離間されており、ガラスバンプの高さHを画成する。
本開示の別の実施形態によれば、窪み付きガラスバンプを物品上に有する物品を製造する方法が開示される。実施形態において、本方法は、物品にレーザ放射線を照射することにより、窓ガラスを局所的に加熱して、窓ガラスからのプレカーサガラスバンプの成長を生じさせる工程を含む。実施形態において、本方法は、ガラス物品の照射を或る時間にわたって一時停止する工程を含む。実施形態において、本方法は、プレカーサガラスバンプにレーザ放射線を照射することにより、窪み付きガラスバンプを形成する工程を含む。
例示的な実施形態を詳細に示している以下の詳細な説明および図面に移る前に、本発明の技術は、詳細な説明において述べられている、または図面に示されている、詳細または方法に限定されないことを理解されたい。例えば、当業者には理解されるように、図面の1つに示されている実施形態と関連づけられている、または実施形態の1つに関する文中に記載されている特徴および属性は、別の図面に示されている、または文中の他の箇所に記載されている他の実施形態にも適用され得る。
以下の詳細な説明を考慮すれば、本開示がより良好に理解され、上述のもの以外の特徴、態様、および長所が明らかとなる。そのような詳細な説明は、以下の図面を参照している。
例示的な実施形態による窪み付きガラスバンプの拡大断面図 実施形態によるレーザ照射成長プロセスの中間段階におけるプレカーサガラスバンプの断面図 実施形態による、窪み付きガラスバンプをガラス物品上に形成するために用いられる、例示的なレーザに基づくガラスバンプ形成装置の模式的な図
特に明記しない限り、本明細書において用いられる全ての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるのと同じ意味を有する。本開示の実施または試験においては、本明細書に記載されるものと類似または同等の任意の方法および材料が用いられてよいが、以下に例示的な方法および材料を記載する。
本開示のガラス物品は表面を含み、任意の形状を有し得る。一例では、ガラス物品は、丸みのあるもの、球形のもの、湾曲したもの、または平坦なものであり得る。別の例では、ガラス物品は比較的厚くもよく(約10cm)、または比較的薄くてもよい(約0.1mm)。更に別の例では、ガラス物品は、約0.5mm〜約3mm(例えば、0.5、0.7、1、1.5、2、2.5、または3mm)の厚さを有する。一実施形態において、ガラス物品は、一体に接合または融着された複数の個々のガラス構成要素で構成される(例えば、複数のガラス物品が一体に接合または融着されて、より大きいガラス物品になる)。例示的な実施形態では、ガラス物品は、上面および下面と外縁部とを含む窓ガラス20である。本開示の窓ガラス20は、その表面にわたって略平坦であり得、任意の形状を有し得る。本開示のガラス物品は、ソーダライムガラス、ボロシリケートガラス、アルミノシリケートガラス、アルカリアルミノシリケートガラス、またはそれらの組合せで形成され得る。
本開示のガラス物品は、少なくとも1つの窪み付きガラスバンプ10を含む。実施形態において、ガラス物品は、複数の窪み付きガラスバンプ10を含む。一実施形態において、窪み付きガラスバンプ10は、レーザ照射の吸収によって、ガラス物品の表面から成長させられる。実施形態において、窪み付きガラスバンプ10は、ガラス物品上の同じ位置のレーザ照射を繰り返すことにより、ガラス物品の表面上に成長させられる。本開示の窪み付きガラスバンプ10は、真空断熱ガラス(VIG)窓の平行な対向する窓ガラスの間のスペーサとして用いられ得る。VIG窓において、窪み付きガラスバンプ10は、対向する窓ガラスの間の真空圧力の力、および、外部の大気圧および外力(例えば、天候)の存在下で、湾曲して互いに合わさる傾向がある対向する窓ガラスの間の距離を保つことを補助し得る。実施形態において、VIG窓の平行な対向する窓ガラスの間の距離は、窪み付きガラスバンプ10の高さと略同等である。本開示の窪み付きガラスバンプ10は、窓を介した熱伝達を抑制するよう、並びに、個々の窪み付きガラスバンプ10にかかる応力、およびそれに対応して、窪み付きガラスバンプ10と接触している対向する窓ガラスにかかる応力を低減するよう構成されている。
窪み付きガラスバンプ10は、ガラス物品を構成するガラス材料で形成され、ガラス物品の本体から凸面状に突出するように成長させられ得る。窪み付きガラスバンプ10は、ガラス物品と同じガラス組成物で構成される。一実施形態において、ガラス物品は、複数の個々のガラス構成要素で構成され、各ガラス構成要素は、少なくとも1つの局所Lおよび/または少なくとも1つの窪み付きガラスバンプ10を含む。複数の窪み付きガラスバンプ10は、20個、15個、10個、5個、または1個という少ない数のガラスバンプを含む任意の数のガラスバンプを含み得る。例示的な一実施形態では、窪み付きガラスバンプ10は、ガラス物品上において互いに関して規則的に離間されている。窪み付きガラスバンプ10間の距離は、約1mm(1インチの約1/25)〜約25cm(約10インチ)、または約1cm(約0.4インチ)〜約15cm(約6インチ)以上であり得る。窪み付きガラスバンプ10の離間距離が近くなるほど、VIG窓の個々のバンプに対する応力集中が低減される。別の実施形態では、窪み付きガラスバンプ10は、ガラス物品上において互いに関して不規則にまたはランダムに離間される。
図1を参照すると、窓ガラス20上の例示的な窪み付きガラスバンプ10の例示的な拡大断面図が、参照のための座標グリッドと共に示されている。窪み付きガラスバンプ10は、変曲領域35によって接続されている下部領域30と上部領域40とを含む。窪み付きガラスバンプ10は、窓ガラス20の裏面21から端点13まで測定される高さH10を有する。本明細書の実施形態は、窓ガラス20の裏面21上に窪み付きガラスバンプ10を形成することについて説明しているが、窪み付きガラスバンプ10は窓ガラス20の任意の表面上に形成され得ることを理解されたい。
引き続き図1を参照すると、端点13は、窓ガラス20の裏面21から最遠距離にある窪み付きガラスバンプ10上の位置である。一実施形態において、端点13は、窪み付きガラスバンプ10上の領域であり得る。例えば、端点13は、円形領域またはトロイダル領域であり得る。窪み付きガラスバンプ10の高さH10は、20μm〜200μm、75μm〜150μm、または100μm〜120μmの範囲(全ての範囲およびそれらの間の部分的な範囲を含む)であり得る。なお、バンプの高さH10が小さ過ぎる場合には、VIG窓の対向するプレート間の間隙が減少し、それにより、対向する窓ガラスの間の真空空間が減少して断熱特性が低くなる。それに加えて、窪み付きガラスバンプ10の高さH10が小さい(例えば、<50μm)と、近接して配置されたガラス表面間の光の干渉に起因する光の輪が現れ得る。図1に示されている例示的な窪み付きガラスバンプ10は、約78μmの高さH10と、約808μmの直径D1とを有する。
図1に示されているように、窪み付きガラスバンプ10の下部領域30は、窓ガラス20の裏面21から突出しており、窓ガラス20の裏面21上に一体に形成されている。下部領域30は、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の約5%〜約35%にわたって延在し得る高さH30を有する。下部領域30は、凹面状に丸みのある側面31によって画成される直径D1を有する。直径D1は、凹面状に丸みのある側面31が終端して窓ガラス20の裏面21とつながる点である点Aと点Bとの間の距離である。直径D1は、約600μm〜約900μm、または約700μm〜約850μmであり得る。600μmより小さい直径D1を有する窪み付きガラスバンプ10は、より小さい曲率半径を有する頂面を有し得るものであり、これは、VIG窓の対向する窓ガラスに対する応力集中の増加を生じる。更に、900μmより大きい直径D1を有する窪み付きガラスバンプ10は、VIG窓の窓ガラスの間において用いられた際に、目につくものとなり得る。
下部領域30の凹面状に丸みのある側面31は、約30μm〜約150μm(例えば、60μm〜約120μm)であり得る曲率半径R1を有する。曲率半径R1は、窪み付きガラスバンプ10の周囲の異なる位置において、本開示の範囲内で僅かに変化し得る。更に、曲率半径R1は、窪み付きガラスバンプ10が、直径D1についての本開示の範囲を超えないように、且つ、本明細書に開示されている頂部の直径D3が保たれるようにして、裏面21から突出するよう構成される。
引き続き図1を参照すると、窪み付きガラスバンプ10の変曲領域35は、下部領域30および上部領域40に接続している。実施形態において、上部領域40は、移行部41と頂面42とを含む。更に、上部領域40は、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の約65%〜約95%にわたって延在し得る高さH40を有する。
上部領域40の移行部41は、凸面状に丸みのある側面32によって画成される直径D2を有する。直径D2は、窪み付きガラスバンプ10の直径D1の約33%〜約85%にわたって延在し得る。凸面状に丸みのある側面32は、凹面状に丸みのある側面31とつながっており、変曲領域35において、下部領域30から上に延びている。凸面状に丸みのある側面32は、凸面状の曲率半径R2を有し、これは約1000μm〜約5000μm、または約2000μm〜約3500μmであり得、窪み付きガラスバンプ10の周囲の異なる位置において、本開示の範囲内で僅かに変化し得る。凸面状の曲率半径R2は、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の少なくとも5μmまたは5%にわたって測定され得る。或いは、凸面状の曲率半径R2は、窪み付きガラスバンプの高さH10の50%にわたって測定され得る。凸面状に丸みのある側面32間において測定される直径D2は、約300μm〜約700μmであり得る。移行部41の直径D2は、変曲領域35から頂面42まで約10%〜約65%だけ減少する。更に、窪み付きガラスバンプ10の直径は、下部領域30から移行部41まで徐々に減少するので、直径D2は直径D1より小さい。
頂面42は、直径D3を有し、凸面状に丸みのある頂部44の間にある凹面状に丸みのある頂部45によって画成される。凸面状に丸みのある頂部44は、裏面21から離間されており、各凸面状に丸みのある頂部44は端点13を含むので、窪み付きガラスバンプ10の高さH10を画成する。凸面状に丸みのある頂部44は、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の約1%〜約10%にわたって延在し得る。実施形態において、直径D3は、直径D1の約15%〜約35%、または直径D1の約20%〜約33%にわたって延在し得る。更に、凸面状に丸みのある頂部44は、凸面状に丸みのある側面32とつながっており、移行部41から収束している。各凸面状に丸みのある頂部44は、約300μm〜約1600μm、または約500μm〜約1200μmの凸面状の曲率半径R3を有する。
引き続き図1を参照すると、凹面状に丸みのある頂部45は凸面状に丸みのある頂部44の間に位置し、それにより直径D3を画成している。凹面状に丸みのある頂部45は、約200μm〜約2000μm、または約300μm〜約1000μmの曲率半径R4を有する。実施形態において、容積50は、凸面状に丸みのある頂部44の間において、凹面状に丸みのある頂部45に隣接して形成される。容積50は、窪み付きガラスバンプ10の窪みである。容積50は、ガラスまたは他の材料が存在しない空隙の容積であり得る。容積50は、本明細書においては、窪み付きガラスバンプ10上の「窪み」としても参照される。実施形態において、容積50は、凹面状に丸みのある頂部45と凸面状に丸みのある頂部44上に位置する端点13との間の高さH45によって画成され得る。実施形態において、高さH45は約1μm〜約50μm、または約5μm〜約15μm、または約7μm〜約12μmである。実施形態において、容積50は、凸面状に丸みのある頂部44の端点13間に延びる距離D4によって画成されてもよい。実施形態において、距離D4は、約100μm〜約300μm、または約150μm〜約250μmである。実施形態において、距離D4は、直径D1の約10%〜約50%、または直径D1の約20%〜約40%にわたって延在し得る。実施形態において、容積50は、高さH45および距離D4によって画成され得る。更に、図1における例示的な窪み付きガラスバンプ10の距離D4は約210μmであり、図1における例示的な窪み付きガラスバンプ10の高さH45は約10μmである。
実施形態において、容積50は摩擦低減材料を含み得る。実施形態において、摩擦低減材料は、液体、粉体、固体、およびそれらの組合せであり得る。実施形態において、摩擦低減材料は、有機材料、無機材料、またはそれらの組合せであり得る。実施形態において、摩擦低減材料は、二硫化タングステン、二硫化モリブデン、二セレン化タングステン、二セレン化モリブデン、またはそれらの組合せを含む。実施形態において、摩擦低減材料は、窪み付きガラスバンプ10の頂面42と、窪み付きガラスバンプ10の頂面42と接触しているもう1つの対向する窓ガラスの表面との間の摩擦係数を低減するよう構成される。実施形態において、摩擦低減材料は、窪み付きガラスバンプ10の頂面42と、対向する窓ガラスとの間の摩擦係数を、約5%〜約100%だけ低減する。実施形態において、容積50は、摩擦低減材料を内部に保持して、摩擦低減材料の貯蔵部として作用するよう構成される。窪み付きガラスバンプ10の頂面42と接触している(例えば、窓ガラスの)対向する表面は、摩擦低減材料を容積50内に保持するのを補助し得る。
更に、凸面状に丸みのある頂部44の曲率半径R3は、VIG窓の対向する窓ガラス間の接触が、個々の窪み付きガラスバンプ10および対向する窓ガラスにかかる応力を抑制すると共に、窪み付きガラスバンプ10を介した対向する窓ガラスの間の接触熱伝達を抑制するよう構成される。曲率半径R3は、本開示のレーザ照射プロセスによって、成長制限構造を用いずに形成され得る任意の曲率半径であり得る。従って、本開示の、凸面状に丸みのある頂部44の間に凹面状に丸みのある頂部45を形成するために成長制限構造を用いない、窪み付きガラスバンプ10を成長させるレーザ照射プロセスおよび方法は、従来の方法と比べて、窪み付きガラスバンプ10を成長させるための顕著な時間の節約を示す。具体的には、レーザ照射によって窪み付きガラスバンプ10を成長させる前に、ガラス物品を成長制限構造に対して相対的に位置合わせする必要がなくなる。
例示的な実施形態において、凸面状の曲率半径R3は、凸面状の曲率半径R2より小さい。別の実施形態では、凸面状の曲率半径R2は、凸面状の曲率半径R3より約80%〜約500%、または約100%〜約350%だけ大きい。更に別の実施形態では、凸面状の曲率半径R3は、凹面状の曲率半径R1より大きい。窪み付きガラスバンプ10の両側の移行部41間において測定される直径D3は、直径D2より小さい。更に、直径D3は最大で約200μm〜約600μmであり得、凸面状に丸みのある頂部44の対向する端点13に向かって徐々に減少し得る。更に、直径D3は距離D4より大きい。
引き続き図1を参照すると、移行部41と頂面42とは一体に形成される。更に、変曲領域35は、移行部41において、下部領域30と上部領域40とを接続する。変曲領域35は、曲率半径を持たない(即ち、平坦な、または裏面21に対して垂直な)側面によって画成されてもよい。一実施形態において、変曲領域35は二次元領域(例えば、平面)である。別の実施形態では、変曲領域35は、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の約5%以下にわたって延在する。
上述のような、本開示による窪み付きガラスバンプ10は、従来の方法に従って成長させられる従来のガラスバンプとは異なる。実施形態において、窪み付きガラスバンプ10は、凸面状に丸みのある頂部44の間にある凹面状に丸みのある頂部45を有する頂面42を含む。実施形態において、窪み付きガラスバンプ10は、凸面状に丸みのある頂部44の曲率半径R3および/またはR4より大きい曲率半径R2を有する凸面状に丸みのある側面32を含む。即ち、ガラス物品の表面から上に延びている(例えば、裏面21から上に延びている)窪み付きガラスバンプ10の両側面の曲率半径は、頂面42に沿った曲率半径より大きい。凸面状に丸みのある側面32より小さい曲率半径R3を有する凸面状に丸みのある頂部44は、窪み付きガラスバンプ10と、対向する窓ガラスとの間の接触を最適化し得る。即ち、VIG窓の対向する窓ガラス間において圧力が増加する(それにより、窪み付きガラスバンプ10にその力が伝達される)と、対向する窓ガラスは僅かに変形して、窪み付きガラスバンプ10の頂面42のより大きい領域(例えば、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の3〜5%)と接触し得る。同様に、VIG窓の対向する窓ガラス間において圧力が減少すると、対向する窓ガラスは、窪み付きガラスバンプ10の頂面42のより小さい領域(例えば、窪み付きガラスバンプ10の高さH10の1〜2%)と接触する。従って、本開示の窪み付きガラスバンプ10の頂面42に沿った曲率半径は、従来のガラスバンプと比較して利益を提供する。更に、窪み付きガラスバンプ10の窪みは、特定の用途において、材料(例えば、摩擦低減材料)を保持することを可能にし得る。
窪み付きガラスバンプ10は、ガラス物品と他の材料との間のスペーサとして作用し得る。更に別の例では、窪み付きガラスバンプ10は、美観的な長所を有し得る。頂面の曲率半径が約300μmより大きい従来のガラスバンプは、VIG窓の対向する窓ガラスとの大きい接触面積を有しており、より大きい熱伝達面積を可能にすると共に生じる。頂面の曲率半径が約300μm未満の従来のガラスバンプは、VIG窓の対向する窓ガラスとの小さい接触面積を有しており、これは、対向する窓ガラス上の小さい接触面積において応力を生じ得るものであり、表面欠陥につながり得る。
本開示の一実施形態において、窪み付きガラスバンプ10は、光誘起吸収によって形成される。光誘起吸収は、ガラス物品を放射線(即ち、レーザ放射線)で局所的に暴露(照射)または加熱することによって生じるガラス物品の吸収スペクトルの局所的変化を含む。光誘起吸収には、紫外波長、近紫外波長、可視波長、近赤外波長、および/または赤外波長を含むがそれらに限定されない波長または波長範囲における吸収の変化が関与し得る。ガラス物品における光誘起吸収の例としては、例えば、色中心の形成、一時的なガラス欠陥の形成、および永久的なガラス欠陥の形成が挙げられるが、それらに限定されない。
図3は、ガラス物品(例えば、窓ガラス20)に窪み付きガラスバンプ10を形成するために用いられる例示的なレーザに基づく装置(「装置100」)の模式的な図である。装置100は、光軸A1に沿って配置されたレーザ110を含み得る。レーザ110は、光軸A1に沿って、パワーPを有するレーザビーム112を発する。例示的な一実施形態では、レーザ110は、電磁スペクトルの紫外線(UV)領域において動作する。レーザ照射量は、レーザビーム112のパワーPおよび照射時間の関数である。
装置100は、光軸A1に沿って配置された、焦点FPを含む焦面Pを画成する集光光学系120も含む。例示的な一実施形態では、集光光学系120は、光軸A1に沿ってレーザ110から順に、デフォーカスレンズ124および第1の集光レンズ130の組合せ(これらは組み合わされてビームエキスパンダを構成する)と、第2の集光レンズ132とを含む。別の実施形態では、集光光学系120は、光軸A1に沿ってレーザ110から順に、ビームエキスパンダと第2の集光レンズ132とを含む。ビームエキスパンダは、レーザビーム112の直径を2倍または4倍だけ増減して、調節された直径Dを有するコリメートされたレーザビーム112Cを生成するよう構成され得る。
例示的な一実施形態では、デフォーカスレンズ124は焦点距離fD=−5cmを有し、第1の集光レンズ130は焦点距離fC1=20cmを有し、第2の集光レンズ132は焦点距離fC2=3cmおよび開口数NAC2=0.3を有する。例示的な一実施形態では、デフォーカスレンズ124並びに第1の集光レンズ130および第2の集光レンズ132は、溶融シリカで作られ、反射防止(AR)コーティングを含む。実施形態において、第1の集光レンズ130は球面レンズであり、第2の集光レンズ132は非球面レンズである。実施形態において、第2の集光レンズ132は開口数NAC2=0.5を有する。集光光学系120の別の例示的な実施形態は、レーザビーム112から集光されたレーザビーム112Fを生じるよう構成されたミラー、またはミラーとレンズ要素との組合せを含む。
装置100は、レーザ110に電気的に接続されレーザ110の動作を制御するよう構成されたコントローラ150(例えば、レーザコントローラ、マイクロコントローラ、コンピュータ、マイクロコンピュータ等)も含む。例示的な一実施形態では、レーザビーム112の経路内にシャッター160が設けられ、シャッター160はコントローラ150に電気的に接続され、レーザビームを「ON」および「OFF」に切り替えるために、レーザ制御信号SLを用いてレーザ110を「ON」および「OFF」に切り替えるのではなく、シャッター制御信号SSを用いてレーザビームを選択的に遮光できるようになっている。
装置100の動作を開始する前に、ガラス物品(例えば、窓ガラス20)が装置に対して相対的に配置される。具体的には、ガラス物品は、光軸A1に沿って、ガラス物品の表面が光軸A1に対して略垂直になるように配置される。例示的な一実施形態では、前面22および裏面21を含む窓ガラス20は、光軸A1に対して、窓ガラス20の裏面21が、距離DFだけレーザに向かう方向に110(即ち、+Z方向に)、焦面PFから僅かに軸方向にずれるように、相対的に配置される。距離DFは、0.1mm〜3mm、または約0.5mm〜約1.5mmの範囲であり得る。図2および図1のプレカーサガラスバンプ5および窪み付きガラスバンプ10をそれぞれ形成した際の距離DFは1mmとした。窪み付きガラスバンプ10を形成する更に別の実施形態では、開口数NAC2=0.3である。別の例示的な実施形態では、窓ガラス20は0.5mm≦TG≦6mmの範囲内の厚さTGを有する。これらのパラメータを用いて、本開示の窪み付きガラスバンプ10を窓ガラス20から成長させることができる。ガラスバンプを形成する従来の方法は、頂面成型構造を用いずに、(その高さの頂部の1〜10%に沿って)窪み付きの頂面、即ち凹面状の頂面を有するガラスバンプを製造していない。
装置100を動作させる例示的な方法において、レーザ110は、レーザビーム112を発生するために、コントローラ150からの制御信号SLを介して作動され得る。シャッター160が用いられる場合には、レーザ110が作動された後、コントローラ150からのシャッター制御信号SSを介してシャッターが作動されて「ON」の位置に配置され、レーザビーム112を通過させる。次に、レーザビーム112は集光光学系120によって受光され、その中のデフォーカスレンズ124がレーザビームを拡散させて、デフォーカスされたレーザビーム112Dを生じる。次に、デフォーカスされたレーザビーム112Dは第1の集光レンズ130によって受光され、第1の集光レンズ130は、デフォーカスされたレーザビームから、拡大されコリメートされたレーザビーム112Cを生じるように配置されている。次に、コリメートされたレーザビーム112Cは第2の集光レンズ132によって受光され、第2の集光レンズ132は集光されたレーザビーム112Fを生じる。集光されたレーザビーム112Fは窓ガラス20を通過し、光軸A1に沿って、焦点FPにおいてスポットSを生じる(焦点FPは、上述のように、窓ガラス20の裏面21から距離Dにあるので、本体部分23の外側に存在する)。収束するレーザビーム112Fと窓ガラス20の前面22との間の交点を、本明細書において局所Lと称する。
集光されたレーザビーム112Fの一部は、(局所Lにおいて)窓ガラス20を通過する際に、窓ガラス内における上述の光誘起吸収によって吸収される。これにより、窓ガラス20が局所Lにおいて局所的に加熱される。本開示の方法は、ガラス物品の表面にレーザ放射線を或る時間にわたって照射することにより、窓ガラス20を局所的に加熱して、窓ガラス20からのプレカーサガラスバンプ5(図2)の成長を生じることを含む。最初の照射の時間は約0.01秒間〜約10秒間であり得る。光誘起吸収の量は比較的低い(例えば、約3%〜約50%)ものであり得る。窓ガラス20の本体部分23内において、急な温度変化によってガラスの膨張が生じる限られた膨張ゾーンが生成されると、プレカーサガラスバンプ5が形成され始める。膨張ゾーンは、膨張ゾーンを囲んでいるガラスの加熱されていない(従って、膨張しない)領域によって拘束されているので、膨張ゾーン内の溶融したガラスは、上に向かって膨張して流れることによって内部応力を逃がすしかなく、それにより、プレカーサガラスバンプ5が形成される。集光されたレーザビーム112Fが、ガウス分布のような円対称の断面強度分布を有する場合には、局所的な加熱およびそれに付随するガラスの膨張は、窓ガラス20の本体部分23内の円形の領域にわたって生じ、得られたプレカーサガラスバンプ5は略円対称になり得る。局所Lにおける最初の照射の後の任意のときに、レーザ照射は一時停止または停止され得る。
実施形態において、上述の照射プロセスは、プレカーサガラスバンプ5を形成する。図2は、図1の窪み付きガラスバンプ10のプレカーサとなり得る例示的なプレカーサガラスバンプ5を示している。図2のプレカーサガラスバンプ5は、上述のシステムによって、約1.45秒間にわたる14ワットの355nmの波長のレーザ照射で形成されたものである。図2のプレカーサガラスバンプ5は、約158μmの高さと、約585μmの基部直径とを有する。図2のプレカーサガラスバンプ5は、半球形状を有する。当然ながら、プレカーサガラスバンプ5は他の形状を有してもよく、一般的に、窪み付きガラスバンプ10よりも高い。実施形態において、プレカーサガラスバンプ5を形成した後、窓ガラス20の照射を或る期間にわたって一時停止することで、プレカーサガラスバンプ5が冷まされる。即ち、局所Lに形成されたプレカーサガラスバンプ5に対する照射を一時停止することにより、プレカーサガラスバンプ5の温度がガラスの軟化点より低くなる。実施形態において、照射は、約0.1秒間〜約100秒間以上、または約1秒間〜約10秒間にわたって一時停止され得る。
本開示の方法は、図1に示されている窪み付きガラスバンプ10を形成するために、局所Lに形成されたプレカーサガラスバンプ5に再びレーザ放射線を照射することを含む。即ち、(第1の照射工程によって形成された)プレカーサガラスバンプ5に対する第2の照射工程によって、本明細書に開示されている窪み付きガラスバンプ10の形状が設けられる。具体的には、本明細書に記載されているように、凸面状に丸みのある頂部44の間に、凹面状に丸みのある頂部45が形成される。即ち、窪み付きガラスバンプ10の頂面42は、容積50(例えば、窪み)を含む。図1に示されている窪み付きガラスバンプ10は、図2に示されているプレカーサガラスバンプ5に、各照射間の2秒間にわたる一時停止の後、約0.65秒間にわたる14ワットの355nmの波長のレーザ照射を行うことによって形成されたものである。当然ながら、二次的な照射の時間は最初の照射と同じであってもよく、それより短くてもよく、それより長くてもよい。実施形態において、第2の照射工程の時間は約0.05秒間〜約1秒間である。第2の照射工程は、プレカーサガラスバンプ5の高さを減少させ得る。実施形態において、窪み付きガラスバンプ10の高さH10は、プレカーサガラスバンプ5より約30%〜約90%、または約40%〜約70%だけ低いものであり得る。図2のプレカーサガラスバンプ5の高さは、図1の窪み付きガラスバンプ10になる間に、約80μmだけ、または約51%だけ減少している。第2の照射工程は、プレカーサガラスバンプ5の基部直径を増加させ得る。実施形態において、窪み付きガラスバンプ10は、プレカーサガラスバンプ5の直径より約20%〜約60%、または約30%〜約50%だけ大きい直径D1を有し得る。図2のプレカーサガラスバンプ5の基部直径は、図1の窪み付きガラスバンプ10になる間に、約228μmだけ、または約39%だけ増加し得る。実施形態において、窪み付きガラスバンプ10のガラス総体積は、プレカーサガラスバンプ5の総体積の±5%である。
本開示の方法は、プレカーサガラスバンプ5を含むガラス物品をアニールする工程を含まない。即ち、プレカーサガラスバンプ5は、窪み付きガラスバンプ10を生じる第2の照射工程の前にアニールされない。プレカーサガラスバンプ5を含むガラス物品をアニールすると、本明細書に開示されているような窪み付きガラスバンプ10の成長が阻害される。理論によって縛られるものではないが、窪み付きガラスバンプ10の容積50(または窪み)は、レーザ照射成長プロセスによって生じたプレカーサガラスバンプ5内の応力によって生じる。しかし、二次的な照射プロセスの前にプレカーサガラスバンプ5をアニールすると、バンプ内の応力が軽減されて、凹面状に丸みのある頂部45を含まない凸面状に丸みのある頂面を生じ得る。
この窪み付きガラスバンプ10を形成する方法は、窓ガラス20に複数の窪み付きガラスバンプ10(例えば、アレイ)を形成するために、窓ガラス20上の複数の異なる位置(例えば、局所L)において繰り返され得る。例示的な一実施形態では、装置100は、コントローラ150に電気的に接続されているXYZステージ170を含み、XYZステージ170は、窓ガラス20を、集光されたレーザビーム112Fに対して相対的に、大きい矢印172によって示されているようにX方向、Y方向、およびZ方向に移動させるよう構成されている。これは、コントローラ150からのステージ制御信号STを介してステージ170を選択的に平行移動させて、窓ガラス20の異なる位置に照射を行うことによって、複数の窪み付きガラスバンプ10の形成を可能にする。別の例示的な実施形態では、集光光学系120は、集光されたレーザビーム112Fを、窓ガラス20の窪み付きガラスバンプ10が形成される位置に選択的に向かわせることができるように、スキャンするよう構成される。
本明細書において用いられる「the」、「a」、または「an」という単数形は、特に明記しない限り、複数の被参照物を含むものである。従って、例えば、「a metal」と言った場合には、特に明記しない限り、2以上のそのような「金属」を有する例を含む。
本明細書において、範囲は、「約」或る特定の値から、および/または、「約」別の特定の値までと表現され得る。そのような範囲が表現された場合には、例は、その或る特定の値から、および/または、別の特定の値までを含む。同様に、値が「約」という語を用いて概算として表現された場合には、その特定の値が、別の態様を構成することを理解されたい。更に、各範囲の終点は、他方の終点との関係において、および他方の終点から独立して、有意であることを理解されたい。
特に明記しない限り、本明細書において述べられたいずれの方法も、その工程が特定の順序で行われることを要すると解釈されることは意図しない。従って、方法の請求項が、その工程が辿るべき順序を実際に記載していない場合、または、特許請求の範囲もしくは説明において、その工程が特定の順序に限定されることが具体的に述べられていない場合には、どのような特定の順序も推論されることは意図しない。
また、本明細書における記載は、本開示の構成要素が特定の方法で機能するよう「構成」または「適合」されていることを指していることに留意されたい。この点において、そのような構成要素は、特定の特性を具現化するよう、または特定の態様で機能するよう「構成」または「適合」されているのであり、そのような記載は構造的なものであって、意図される用途の記載ではない。より具体的には、本明細書において、或る構成要素が「構成」または「適合」される態様を参照している場合には、その構成要素の存在している物理的条件を示しており、従って、その構成要素の構造的特徴を定義する記載として解釈されるべきである。
本明細書の開示の趣旨および範囲から逸脱することなく、本開示に対して様々な変形および変更が行われ得ることが、当業者には自明であろう。当業者は、本開示の精神および本質を組み込んだ本開示の実施形態の変形、組合せ、部分的な組合せ、および変更を想到し得るものであるから、本開示は、添付の特許請求の範囲内のあらゆるもの、およびそれらの等価物を含むものと解釈されるべきである。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス物品において、ガラス物品表面と、該ガラス物品表面から延びる窪み付きガラスバンプとを含み、
前記窪み付きガラスバンプが、
曲率半径R1を有する凹面状に丸みのある側面によって画成される直径D1を有する下部領域であって、前記ガラス物品表面から突出しており、前記凹面状に丸みのある側面が前記ガラス物品表面とつながっている、下部領域と、
前記窪み付きガラスバンプの前記下部領域と前記窪み付きガラスバンプの上部領域とを接続する変曲領域と
を含み、
前記窪み付きガラスバンプの前記上部領域が、移行部と頂面とを含み、
前記移行部が、曲率半径R2を有する凸面状に丸みのある側面によって画成される直径D2を有し、
前記直径D2が前記直径D1より小さく、
前記頂面が、凸面状に丸みのある頂部の間に位置する凹面状に丸みのある頂部によって画成される直径D3を有し、
前記凸面状に丸みのある頂部が、前記移行部から収束する前記凸面状に丸みのある側面とつながっており、
前記直径D3が前記直径D2より小さく、
前記凸面状に丸みのある頂部が前記ガラス物品表面から離間されることにより、前記窪み付きガラスバンプの高さHを画成する
ことを特徴とするガラス物品。
実施形態2
前記凸面状に丸みのある頂部が約300μm〜約1600μmの曲率半径R3を有する、実施形態1記載のガラス物品。
実施形態3
前記凹面状に丸みのある頂部が約200μm〜約2000μmの曲率半径R4を有する、実施形態1または2記載のガラス物品。
実施形態4
前記凸面状に丸みのある頂部の間において前記凹面状に丸みのある頂部に隣接した容積を更に含む、実施形態1〜3のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態5
前記容積内に摩擦低減材料を更に含む、実施形態4記載のガラス物品。
実施形態6
前記摩擦低減材料が、二硫化タングステン、二硫化モリブデン、二セレン化タングステン、二セレン化モリブデン、またはそれらの組合せを含む、実施形態5記載のガラス物品。
実施形態7
前記下部領域の前記凹面状に丸みのある側面の前記曲率半径R1が約30μm〜約150μmである、実施形態1〜6のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態8
前記下部領域の前記直径D1が約600μm〜約900μmである、実施形態1〜7のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態9
前記移行部の前記凸面状に丸みのある側面の前記曲率半径R2が、前記高さHの少なくとも5%にわたって約1000μm〜約5000μmである、実施形態1〜8のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態10
前記移行部の前記直径D2が、前記変曲領域から前記頂面まで約15%〜約65%だけ減少する、実施形態1〜9のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態11
前記移行部の前記直径D2が約300μm〜約700μmである、実施形態1〜10のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態12
前記頂面の前記直径D3が約200μm〜約600μmである、実施形態1〜11のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態13
前記高さHが約20μm〜約200μmである、実施形態1〜12のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態14
前記下部領域が前記高さHの約5%〜約25%である、実施形態1〜13のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態15
前記上部領域が前記高さHの約65%〜約95%である、実施形態1〜14のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態16
前記頂面が前記高さHの約1%〜約10%である、実施形態1〜15のいずれか1つに記載のガラス物品。
実施形態17
窓ガラスの窓ガラス表面上に形成された窪み付きガラスバンプにおいて、
該窪み付きガラスバンプが、
凹面状に丸みのある側面によって画成される直径D1を有する下部領域であって、前記窓ガラス表面から突出しており、前記凹面状に丸みのある側面が曲率半径R1を有すると共に前記窓ガラス表面とつながっている、下部領域と、
前記窪み付きガラスバンプの前記下部領域と前記窪み付きガラスバンプの上部領域とを接続する変曲領域と
を含み、
前記上部領域が、移行部と頂面とを含み、
前記移行部が、凸面状に丸みのある側面によって画成される直径D2を有し、前記凸面状に丸みのある側面が曲率半径R2を有し、前記直径D2が前記直径D1より小さく、
前記頂面が、凸面状に丸みのある頂部の間に位置する凹面状に丸みのある頂部によって画成される直径D3を有し、前記凸面状に丸みのある頂部が前記凸面状に丸みのある側面とつながっており、前記直径D3が前記直径D2より小さく、前記凸面状に丸みのある頂部が前記窓ガラス表面から離間されることにより、前記窪み付きガラスバンプの高さHを画成する
ことを特徴とする窪み付きガラスバンプ。
実施形態18
前記凸面状に丸みのある頂部が約300μm〜約1600μmの曲率半径R3を有する、実施形態17記載の窪み付きガラスバンプ。
実施形態19
前記凹面状に丸みのある頂部が約200μm〜約2000μmの曲率半径R4を有する、実施形態17または18記載の窪み付きガラスバンプ。
実施形態20
前記凸面状に丸みのある頂部の間において前記凹面状に丸みのある頂部に隣接した容積を更に含む、実施形態17〜19のいずれか1つに記載の窪み付きガラスバンプ。
実施形態21
前記容積内に配置された摩擦低減材料を更に含む、実施形態17〜20のいずれか1つに記載の窪み付きガラスバンプ。
実施形態22
前記摩擦低減材料が、二硫化タングステン、二硫化モリブデン、二セレン化タングステン、二セレン化モリブデン、またはそれらの組合せを含む、実施形態21記載の窪み付きガラスバンプ。
実施形態23
真空断熱ガラス窓内のスペーサとしての、実施形態17〜22のいずれか1つに記載の窪み付きガラスバンプ。
実施形態24
実施形態1または実施形態17の物品を製造する方法において、前記物品が窓ガラスであり、当該方法が、
前記窓ガラス表面にレーザ放射線を照射することにより、前記窓ガラスを局所的に加熱して、該窓ガラスからのプレカーサガラスバンプの成長を生じさせる工程と、
前記窓ガラスの照射を或る時間にわたって一時停止する工程と、
前記プレカーサガラスバンプにレーザ放射線を照射することにより、前記窪み付きガラスバンプを形成する工程と
を含むことを特徴とする方法。
実施形態25
前記時間が約0.1秒間〜約100秒間である、実施形態24記載の方法。
実施形態26
前記ガラスバンプの前記頂面を構造体と接触させることにより、前記凹面状に丸みのある頂部を形成する工程を更に含む、実施形態24または25記載の方法。
実施形態27
前記プレカーサガラスバンプの成長のための前記レーザ放射線の焦点合わせと、前記窪み付きガラスバンプを形成するための前記レーザ放射線の焦点合わせとが同じである、実施形態24〜26のいずれか1つに記載の方法。
実施形態28
前記窪み付きガラスバンプを形成するための前記レーザ放射線の焦点合わせが、前記プレカーサガラスバンプの成長のための前記レーザ放射線の焦点合わせと約0.01mm〜約1mmだけ異なる、実施形態24記載の方法。
10 窪み付きガラスバンプ
13 端点
20 窓ガラス
30 下部領域
31 凹面状に丸みのある側面
32 凸面状に丸みのある側面
35 変曲領域
40 上部領域
41 移行部
42 頂面
44 凸面状に丸みのある頂部
45 凹面状に丸みのある頂部
50 容積

Claims (15)

  1. ガラス物品において、ガラス物品表面と、該ガラス物品表面から延びる窪み付きガラスバンプとを含み、
    前記窪み付きガラスバンプが、
    曲率半径R1を有する凹面状に丸みのある側面によって画成される直径D1を有する下部領域であって、前記ガラス物品表面から突出しており、前記凹面状に丸みのある側面が前記ガラス物品表面とつながっている、下部領域と、
    前記窪み付きガラスバンプの前記下部領域と前記窪み付きガラスバンプの上部領域とを接続する変曲領域と
    を含み、
    前記窪み付きガラスバンプの前記上部領域が、移行部と頂面とを含み、
    前記移行部が、曲率半径R2を有する凸面状に丸みのある側面によって画成される直径D2を有し、
    前記直径D2が前記直径D1より小さく、
    前記頂面が、凸面状に丸みのある頂部の間に位置する凹面状に丸みのある頂部によって画成される直径D3を有し、
    前記凸面状に丸みのある頂部が、前記移行部から収束する前記凸面状に丸みのある側面とつながっており、
    前記直径D3が前記直径D2より小さく、
    前記凸面状に丸みのある頂部が前記ガラス物品表面から離間されることにより、前記窪み付きガラスバンプの高さHを画成する
    ことを特徴とするガラス物品。
  2. (i)前記凸面状に丸みのある頂部が、約300μm〜約1600μmの曲率半径R3を有する、および/または、(ii)前記凹面状に丸みのある頂部が約200μm〜約2000μmの曲率半径R4を有する、請求項1記載のガラス物品。
  3. 前記凸面状に丸みのある頂部の間において前記凹面状に丸みのある頂部に隣接した容積を更に含む、請求項1〜2のいずれか1項に記載のガラス物品。
  4. 前記容積内に摩擦低減材料を更に含み、前記摩擦低減材料が、好ましくは、二硫化タングステン、二硫化モリブデン、二セレン化タングステン、二セレン化モリブデン、またはそれらの組合せを含む、請求項3記載のガラス物品。
  5. (i)前記下部領域の前記凹面状に丸みのある側面の前記曲率半径R1が約30μm〜約150μmである、および/または、(ii)前記下部領域の前記直径D1が約600μm〜約900μmである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガラス物品。
  6. (i)前記移行部の前記凸面状に丸みのある側面の前記曲率半径R2が、前記高さHの少なくとも5%にわたって約1000μm〜約5000μmである、および/または、(ii)前記移行部の前記直径D2が、前記変曲領域から前記頂面まで約15%〜約65%だけ減少する、および/または、(iii)前記移行部の前記直径D2が約300μm〜約700μmである、請求項1〜5のいずれか1項に記載のガラス物品。
  7. (i)前記頂面の前記直径D3が約200μm〜約600μmである、および/または、(ii)前記高さHが約20μm〜約200μmである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のガラス物品。
  8. (i)前記下部領域が前記高さHの約5%〜約25%である、および/または、(ii)前記上部領域が前記高さHの約65%〜約95%である、および/または、(iii)前記頂面が前記高さHの約1%〜約10%である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガラス物品。
  9. 窓ガラスの窓ガラス表面上に形成された窪み付きガラスバンプにおいて、該窪み付きガラスバンプが、
    凹面状に丸みのある側面によって画成される直径D1を有する下部領域であって、前記窓ガラス表面から突出しており、前記凹面状に丸みのある側面が曲率半径R1を有すると共に前記窓ガラス表面とつながっている、下部領域と、
    前記窪み付きガラスバンプの前記下部領域と前記窪み付きガラスバンプの上部領域とを接続する変曲領域と
    を含み、
    前記上部領域が、移行部と頂面とを含み、
    前記移行部が、凸面状に丸みのある側面によって画成される直径D2を有し、前記凸面状に丸みのある側面が曲率半径R2を有し、前記直径D2が前記直径D1より小さく、
    前記頂面が、凸面状に丸みのある頂部の間に位置する凹面状に丸みのある頂部によって画成される直径D3を有し、前記凸面状に丸みのある頂部が前記凸面状に丸みのある側面とつながっており、
    前記直径D3が前記直径D2より小さく、前記凸面状に丸みのある頂部が前記窓ガラス表面から離間されることにより、前記窪み付きガラスバンプの高さHを画成する
    ことを特徴とする窪み付きガラスバンプ。
  10. (i)前記凸面状に丸みのある頂部が約300μm〜約1600μmの曲率半径R3を有する、および/または、(ii)前記凹面状に丸みのある頂部が約200μm〜約2000μmの曲率半径R4を有する、請求項9記載の窪み付きガラスバンプ。
  11. 前記凸面状に丸みのある頂部の間において前記凹面状に丸みのある頂部に隣接した容積を更に含む、請求項9または10のいずれか1項に記載の窪み付きガラスバンプ。
  12. 前記容積内に配置された摩擦低減材料を更に含み、該摩擦低減材料が、二硫化タングステン、二硫化モリブデン、二セレン化タングステン、二セレン化モリブデン、またはそれらの組合せを含む、請求項9、10、または11のいずれか1項に記載の窪み付きガラスバンプ。
  13. 真空断熱ガラス窓内のスペーサとしての、請求項9〜12のいずれか1項に記載の窪み付きガラスバンプ。
  14. 請求項1または請求項9記載の物品を製造する方法において、前記物品が窓ガラスであり、当該方法が、
    前記窓ガラス表面にレーザ放射線を照射することにより、前記窓ガラスを局所的に加熱して、該窓ガラスからのプレカーサガラスバンプの成長を生じさせる工程と、
    前記窓ガラスの照射を或る時間にわたって一時停止する工程と、
    前記プレカーサガラスバンプにレーザ放射線を照射することにより、前記窪み付きガラスバンプを形成する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  15. (i)前記時間が約0.1秒間〜約100秒間である、および/または、
    (ii)(a)前記プレカーサガラスバンプの成長のための前記レーザ放射線の焦点合わせと、前記窪み付きガラスバンプを形成するための前記レーザ放射線の焦点合わせとが同じである、および/または、(b)前記窪み付きガラスバンプを形成するための前記レーザ放射線の焦点合わせが、前記プレカーサガラスバンプの成長のための前記レーザ放射線の焦点合わせと約0.01mm〜約1mmだけ異なる、請求項14記載の方法。
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