JP2019530341A - プライマリ・バックアップ疑似回線pw切替 - Google Patents

プライマリ・バックアップ疑似回線pw切替 Download PDF

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Abstract

本発明は、プライマリ・バックアップ疑似回線PWの高速切替方法及び装置を提供する。PE機器は、プライマリPWがDown状態になったことがプライマリPWに対応する第1BFDセッションによって検出されたときに、第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出す。前記切替情報エントリにおける送信切替フラグ(bFS)が送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値であり、且つ前記切替情報エントリにおけるFailover値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するときに、前記PEは、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を前記切替情報エントリにおけるFailover値に更新する。前記切替情報エントリにおける受信切替フラグ(bRX)が受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値であるときに、前記PEは、前記バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおける廃棄(Drop)識別子を、パケットを受信する旨を示す受信値に更新し、前記bFSを、送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値に更新する。前記PEは、プライマリPWのDownイベントを報告する。【選択図】図1

Description

関連文献の相互引用
本願は、2016年9月19日に提出された、出願番号が201610831302.2であり、発明名称が「プライマリ・バックアップ疑似回線PWの高速切替方法及び装置」である中国特許出願の優先権を主張し、当該出願の全文を引用として本願に援用される。
疑似回線(PW:Pseudowire)は、2つのサービスプロバイダのネットワークエッジ機器(PE:Provider Edge)の間の仮想的な双方向接続を指す。2つのユーザエッジ機器(CE:Customer Edge)は、PEを介して互いに通信可能である。2つのCEの間に1本のPWのみが存在する場合には、この2つのCEの間のPE、PEとCEの間のリンク、又はPEの間のPWに障害が起きたとき、この2つのCEが互いに通信不可能である。PW冗長保護機能は、プライマリ・バックアップPWの配置により、プライマリPWの障害時にプライマリPWがバックアップPWに切り替えられてバックアップPWがパケットを引き続き転送することが実施可能である。
2つのPEの間で積載されたPWのパブリックネットワーク線路障害を高速に検出するために、PWの各端点に応じて1つの双方向転送検出(BFD: Bidirectional Forwarding Detection)セッションを確立する。PE機器がBFD制御パケットを一定の周期で相手機器へ非同期に送信し、連続する幾つかのパケットが相手機器によって受信されなかったときに、線路に障害が起きたとされ、PE機器(または相手機器)がPWアプリケーションへセッション障害(DOWN)イベントを報告し、PWアプリケーションがこのDOWNイベントに基づいて障害処理を行うことが可能である。
本発明に係るプライマリ・バックアップPWの高速切替の方法フローチャートである。 本発明に係るPEがBFDに基づいてプライマリ・バックアップPW切替を実施する内部システムのブロック図である。 本発明に係るプライマリ・バックアップPWの高速切替のフローチャートである。 本発明に係るプライマリ・バックアップPWの高速切替のフローチャートである。 本発明に係るプライマリ・バックアップPWの高速切替のフローチャートである。 本発明に係るプライマリ・バックアップPWの高速切替のフローチャートである。 本発明に係る装置構成の模式図である。 本発明に係る図7に示す装置のハードウェア構成の模式図である。
本発明の目的、解決手段及びメリットがより明瞭で理解されるように、以下に本発明について図面及び具体的な実施例を組み合わせて詳細に説明する。
ここで、まず、プライマリ・バックアップPWの切替状況を紹介する。例えば、2つのCEの間でプライマリPW(main PW)とバックアップPW(Backup PW)とが確立される。正常な状況において、この2つのCEは、プライマリPWを介して互いに通信する。しかし、この2つのCEの間のPEがプライマリPWリンク障害(Down)を検出したときに、バックアップPWが活性化であり、バックアップPWによってこの2つのCEの間のパケット転送を行う。
例えば、PEがバックアップPWを活性化してパケットを転送することは、更新されたハードウェア保護切替エントリと、更新されたハードウェア受信エントリとに基づいて実行される。更新後のハードウェア保護切替エントリは、PEがバックアップPWを活性化してパケットを転送することを指示した。しかし、プライマリPW障害の検出からハードウェア保護切替エントリ及びハードウェア受信エントリの更新までは、比較的に長いフローが必要である。PWプライマリ・バックアップ切替システムにおける各モジュールは、一連の操作を実行して初めてハードウェア保護切替エントリ及びハードウェア受信エントリを更新する。しかし、本発明では、ハードウェア保護切替エントリ及びハードウェア受信エントリを先に更新し、その後プライマリ・バックアップPW切替システムの内部構成におけるフロー(プライマリ・バックアップPW切替フローと略称)を実行することができる。本発明では、プライマリ・バックアップPW切替の優先が実現可能であり、パケットの紛失が最大限に減少できる。
以下では、まず、本発明に係る方法を記述する。
図1を参照し、図1は、本発明に係る方法フローチャートであり、当該フローは、PEに用いられる。前記PEと相手側との間でプライマリ・バックアップPW(即ち、プライマリPWとバックアップPW)が確立されており、プライマリ・バックアップPW上に、対応するBFDセッションがそれぞれ活性化される。記述の便宜上、ここでプライマリPWに対応するBFDセッションは、第1BFDセッションと略称され、プライマリPWのリンクをモニタリングするために用いられる。バックアップPWに対応するBFDセッションは、第2BFDセッションと略称され、バックアップPWのリンクをモニタリングするために用いられる。説明すべきことは、ここでの第1BFDセッション、第2BFDセッションは、単にプライマリ・バックアップPWに対応するBFDセッションを区分するのに都合がよいためのものであり、BFDセッションを特別指定や限定する訳ではない。
プライマリPWがDown状態になったことが第1BFDセッションによって検出されたときに、図1に示すように、当該フローは、以下のステップを含んでもよい。
ステップ101では、第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出す。
本発明では、プライマリPWに対応するBFDセッションのみは、マッチングする切替情報エントリを有する。切替情報エントリは、プライマリPWがDown状態になったときにハードウェア保護切替エントリとハードウェア受信エントリとの更新へ根拠を与えることができる。以下では、切替情報エントリの構成が重点的に記述されるため、ここで繰り返し説明しない。
ステップ102では、切替情報エントリにおける送信切替フラグ(bFS)が送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値であるときに、且つ切替情報エントリにおける現在の切替オンオフFailover値がバックアップPWを介して転送する旨を示す値であるときに、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を切替情報エントリにおけるFailover値に更新する。切替情報エントリにおける受信切替フラグ(bRX)が受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値であるときに、前記バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおける廃棄(Drop)識別子を、受信を示すための受信値に更新する。その後、前記bFSを送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値に更新し、プライマリPWのDownイベントを報告する。
説明すべきことは、ここでの第1送信切替値、第2送信切替値は、単に送信切替をサポートするか否かを便利に区分するために用いられるものであり、具体的な値として特別指定や限定するわけではない。類似的に、第1受信切替値、および後文の第2受信切替値は、単に受信切替をサポートするか否かを便利に区分するために用いられるものであり、具体的な値として特別指定や限定するわけではない。
ハードウェア保護切替エントリは、パケットの転送路径を指示するために用いられる。ステップ102においてハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新したときに、これは、プライマリPWがDown状態になったときに、プライマリ・バックアップPWが高速切替可能であり、その後パケットがバックアップPWを介して引き続き転送されることを意味する。
ハードウェア受信エントリは、パケットの受信を指導するために用いられる。ステップ102においてバックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおけるDrop識別子を受信値に更新するときに、これは、たとえPEが双方向受信機能をイネーブルせず(即ち、PEは、プライマリPWとバックアップPWの何れもパケットを受信することをイネーブルしていない)、プライマリPWのみがパケットを受信するとしても、ステップ102においてプライマリPWがDown状態になったときにバックアップPWの受信機能をイネーブルすることにより、バックアップPWにパケットを受信開始させることが可能であることを意味する。
ステップ102の記述の通りに、切替情報エントリにおいて、bFSが第1送信切替値であるときに、且つ現在のFailover値がバックアップPWを介して転送するよう指示するための値であるときに、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を切替情報エントリにおけるFailover値に更新することにより、プライマリPWからバックアップPWへ切り替えることを実施させる。換言すれば、切替情報エントリにおけるbFSが第1送信切替値であることは、プライマリPWからバックアップPWへ切り替えることを実現する前提である。その一方、プライマリPWからバックアップPWへ切り替えることが実現できないときに、タイムリーに切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新し、プライマリPWからバックアップPWへの誤切替を回避させる。このため、ステップ102では、最後に記述した切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新するという目的は、プライマリPWからバックアップPWへの誤切替を回避することにある。
ステップ102の記述から分かるように、プライマリPWのDownイベントは、ハードウェア保護切替エントリとハードウェア受信エントリとの更新の後で報告される。これは、本ステップ102でのハードウェア保護切替エントリとハードウェア受信エントリとの更新が従来のプライマリ・バックアップ切替フローに依存せず、切替情報エントリにおけるbFSに依存することを意味する。これは、プライマリPWがDown状態になったときに、プライマリ・バックアップPWを先に切り替え、その後プライマリ・バックアップ切替フローを実行するという目的がより良好に実現される。
換言すれば、本発明では、プライマリ・バックアップ切替フローより、ハードウェア保護切替エントリ及びハードウェア受信エントリの更新の方が早まって実行される。従来のプライマリ・バックアップPW切替フローによると、プライマリPWがDown状態になったときに、プライマリPWのDownイベントを報告し、プライマリPWのDownイベントを処理し、最後にハードウェア保護切替エントリ、ハードウェア受信エントリを更新する必要がある。本発明によると、プライマリPWがDown状態になったときに、ハードウェア保護切替エントリ、ハードウェア受信エントリの更新を早まることができる。
1つの実施例として、上記ステップ102においてプライマリPWのDownイベントを報告することは、具体的に、第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリを見つけ出すことと、第1基本情報エントリの遅延(Delay)パラメータが第1Delay値であるときに、所定遅延時間Tを経過した後でプライマリPWのDownイベントを報告し、その中、第1Delay値がDownイベントを遅延報告する旨を示す値であることと、第1基本情報エントリのDelayパラメータが第2Delay値であるときに、プライマリPWのDownイベントを報告し、その中、第2Delay値がDownイベントを遅延報告することをサポートしない旨を示す値であることを含む。説明すべきことは、ここでの第1Delay値、第2Delay値は、単にDownイベントを遅延報告するか否かを便利に区分するために用いられるものであり、具体的な値を特別指定や限定するわけではない。
本発明では、プライマリPWとバックアップPWとのそれぞれが、対応するBFDセッションを有し、且つそれぞれが1つのマッチングする基本情報エントリを有する。その中、BFDセッションにマッチングする基本情報エントリは、BFDセッションの作成初期に確立され、BFDセッションに関するデータ情報を含む。基本情報エントリの構成が後文で記述されるため、ここで繰り返し説明しない。
これで、図1に示すフローが完了する。
以下では、本発明に係る幾つかのエントリを記述する。
ハードウェア保護切替表は、ハードウェア保護切替エントリを含む。ハードウェア保護切替エントリは、主にハードウェア保護切替エントリインデックス(EgrID)と、Failover値とによって構成される。その中、Failover値は、パケットを転送する経路を指示するために用いられる。Failover値がプライマリPWを介してパケットを転送するよう指示するための値であるときに、プライマリPWを介してパケットを転送する。その中、プライマリPWを介してパケットを転送するときに、パケットにプライマリPWの出力ラベルを付加し、プライマリPWのパブリックネットワークトンネルヘッダ情報も付加する。Failover値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値であるときに、バックアップPWを介してパケットを転送する。その中、バックアップPWを介してパケットを転送するときに、パケットにバックアップPWの出力ラベルを付加し、バックアップPWのパブリックネットワークトンネルヘッダ情報も付加する。例えば、Failover値が0であるときに、プライマリPWを介してパケットを転送することを表し、Failover値が1であるときに、バックアップPWを介してパケットを転送することを表す。
ハードウェア受信表は、ハードウェア受信エントリを含む。プライマリ・バックアップPWについて、プライマリ・バックアップPWは、異なるハードウェア受信エントリにそれぞれ対応する。ハードウェア受信エントリは、主にハードウェア受信エントリインデックス(IngID)、入力ラベル値、Drop識別子によって構成される。Drop識別子は、廃棄値(例えば、1)であるときに、受信されたパケットを廃棄することを示し、Drop識別子が受信値(例えば、0)であるときに、パケットを受信することを示す。
本発明では、ハードウェア保護切替表は、従来のプライマリ・バックアップPW冗長スキームにおけるハードウェア保護切替表に類似し、ハードウェア受信表は、従来のプライマリ・バックアップPW冗長スキームにおけるハードウェア受信表に類似するため、ここで詳しく説明しない。
基本情報表は、基本情報エントリを含む。基本情報エントリは、BFDセッションにマッチングする。
BFDセッションにマッチングする基本情報エントリは、主に、下記の1)〜8)を含む。
1)Sidは、BFDセッション識別子であり、BFDセッションは、唯一の識別子を有する。上述したように、プライマリPWに対応するBFDセッションも、バックアップPWに対応するBFDセッションも、それぞれ1つのマッチングする基本情報エントリを有する。このため、ここでのSidは、プライマリPWに対応するBFDセッションの識別子であってもよく、バックアップPWに対応するBFDセッションの識別子であってもよい。
2)Validは、エントリ有効識別子である。Validが有効値であるときに、この基本情報エントリが有効であることを示し、逆に、Validが無効値であるときに、この基本情報エントリが無効であることを示す。例えば、Validが1であるときに基本情報エントリの有効を示し、Validが0であるときに基本情報エントリの無効を示す。
3)P-Sidは、仲間セッション識別子である。プライマリ・バックアップPWに対応するBFDセッションは、互いに仲間セッション関係である。つまり、プライマリPWに対応するBFDセッションの仲間セッションは、バックアップPWに対応するBFDセッションであり、バックアップPWに対応するBFDセッションの仲間セッションは、プライマリPWに対応するBFDセッションである。
4)M/Bは、プライマリ・バックアップPW属性識別子である。SidがプライマリPWに対応するBFDセッションの識別子であるときに、プライマリ・バックアップPW属性識別子は、プライマリPWを示す値(例えば、M)であり、プライマリPWに対応することを示し、SidがバックアップPWに対応するBFDセッションの識別子であるときに、プライマリ・バックアップPW属性識別子は、バックアップPWを示す値(例えば、B)である。
5)In Labelは、PW入力ラベルである。
6)Out Labelは、PW出力ラベルである。
7)Statusは、BFDのセッション状態であり、活性化(UP)、障害(Down)、初期化(Init)等の状態を含んでもよい。
8)Delayパラメータは、Downイベントを遅延報告することをサポートするか否かを示す。大部分のプライマリ・バックアップPWはDownイベントの遅延報告をサポートする。しかし、あるPWは、(例えば、プライマリ・バックアップが同時に存在することがないときに、タイムリーに報告する必要がある)遅延報告することができない。ここで、Delayパラメータは、第1Delay値(例えば、1)であるときに、遅延報告をサポートすることを示し、Delayパラメータは、第2Delay値(例えば、0)であるときに、遅延報告をサポートしないことを示す。
表1は、基本情報表を例示する。
Figure 2019530341
上述した基本情報エントリの構成に基づき、第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリを見つけ出すことは、具体的に、第1BFDセッションの識別子をキーワードとし、ローカルの基本情報表から、マッチングする基本情報エントリを見つけ出し、見つけ出された基本情報エントリを第1BFDセッションにマッチングする基本情報エントリとすることを含む。
切替情報表は、切替情報エントリを含む。本発明では、プライマリPWのBFDセッションのみは、マッチングする切替情報エントリを有する。切替情報エントリは、主に、下記の1)〜7)を含む。
1)Sidは、BFDセッション識別子である。
2)bFSは、送信切替フラグである。bFSは、送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値(例えば、1)であるときに、送信切替をサポートすることを示し、bFSが送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値(例えば、0)であるときに、送信切替をサポートしないことを示す。
3)bRXは、受信切替フラグである。bRXは、受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値(例えば、1)であるときに、受信切替をサポートすることを示し、bRXは、受信切替をサポートしない旨を示す第2受信切替値(例えば、0)であるときに、受信切替をサポートしないことを示す。
4)EgrIDは、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリのインデックスであり、ハードウェア保護切替エントリを便利に見つけ出すために用いられる。
5)Failover値は、切替オンオフ値であり、初期で初期値であってもよく、後は更新される。しかし、どのように更新しても、本発明では、プライマリPWが正常に動作するときに、プライマリPWのBFDセッションにマッチングする切替情報エントリにおけるFailover値と、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値とが異なる。即ち、プライマリPWのBFDセッションにマッチングする切替情報エントリにおけるFailover値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値である一方、ハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値がプライマリPWを介してパケットを転送するよう指示するための値である。切替情報エントリにおけるFailover値とハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値とが異なるため、プライマリPWが障害したときに、ハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を切替情報エントリにおけるFailover値に更新する必要があり、直接プライマリPWからバックアップPWに切り替えてパケットを引き続き転送させる。
6)IngIDは、プライマリPWに対応するバックアップPWに関連するハードウェア受信エントリのインデックスであり、ハードウェア受信エントリを便利に見つけ出すために用いられる。
7)BInLabelは、バックアップPW入力ラベルである。
表2は、切替情報表を例示する。表2では、「-」は、関連しないことを示す。
Figure 2019530341
ここで記述した切替情報エントリの構成に基づき、ステップ101において第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出すことは、具体的に、第1BFDセッションの識別子をキーワードとし、ローカルの切替情報表から、マッチングする切替情報エントリを見つけ出し、見つけ出された切替情報エントリを第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリとすることを含む。
上述した各エントリに基づき、1つの実施例により図1に示すフローを以下に記述する。
1つの実施例として、本発明では、ハードウェア保護切替エントリ及びハードウェア受信エントリを先に更新し、その後プライマリ・バックアップPW切替フローを実行することができるように、図2に示すように、本発明は、プライマリ・バックアップPW切替の内部構成を提出する。プライマリ・バックアップPW切替の内部構成は、下から上へ、L0:ハードウェア層、Ll:駆動層、L2:プラットフォームソフトウェアカーネル、L3:プラットフォームソフトウェアユーザモード、およびルーティングプロトコル群を含む。その中、ハードウェア層は、データをやり取りするFIRMWARE/FPGA 201及びスイッチングハードウェア202を含み、駆動層は、BFD駆動モジュール211およびスイッチングプラットフォーム駆動モジュール212を含み、プラットフォームソフトウェアカーネルは、データをやり取りするBFDカーネルモードモジュール221及びMPLSカーネルモードモジュール222を含み、プラットフォームソフトウェアユーザモードは、データをやり取りするBFDユーザモードモジュール231及びMPLSユーザモードモジュール232を含む。その中、ハードウェア層は、プライマリPWのDownイベントをBFD駆動モジュール211へ報告し、BFD駆動モジュール211は、BFDカーネルモードモジュール221へプライマリPWのDownイベントを報告し、BFDカーネルモードモジュール221は、各種のプロトコル適応を行い、MPLSカーネルモードモジュール222へ対応する処理を行う旨を通知する(例えば、PWのパブリックネットワークトンネル情報を更新することや、スイッチングプラットフォーム駆動モジュール212へ下位層PWの更新を行う旨を通知する等)。スイッチングプラットフォーム駆動モジュール212は、以下の処理、即ち、スイッチングプラットフォーム出力インターフェース情報を更新し、スイッチングプラットフォームPWデータ構造を更新し、最終的にスイッチングプラットフォーム駆動モジュール212は、ハードウェア保護切替エントリ、ハードウェア受信エントリを更新してスイッチングハードウェアへ配信する。本発明では、駆動層に処理モジュール213が追加され、当該追加された処理モジュール213がBFD駆動モジュール211とスイッチングプラットフォーム駆動モジュール212との間に接続されている。説明すべきことは、本発明は、駆動層に処理モジュール213を追加しても、既存のプライマリ・バックアップ切替フローを変更しないとともに、各層の既存モジュールの実行に影響を与えないことも保証する。
図3を参照し、図3は、本発明に係る一実施例のフローチャートである。当該実施例のフローは、図2に示す処理モジュール213によって実行される。図3に示すように、当該フローは、以下のステップを含んでもよい。
ステップ301では、Firmwareイベントをモニタリングする。
ステップ302では、Firmwareイベントがモニタリングされたときに、Firmwareイベントに付加されるBFDセッション識別子を解析する。
本実施例では、Firmwareイベントを例とし、当該Firmwareイベントは、BFDセッションが活性化(UP)状態になったことによってトリガされる可能性があるし、BFDセッションがDown状態になったことによってトリガされる可能性などもある。後文は、詳細に記述する。本発明では、Firmwareイベントには、BFDセッション識別子、イベントタイプ識別子が少なくとも付加されている。例えば、FirmwareイベントはBFDセッションがUP状態になったことによってトリガされるものである場合に、Firmwareイベントに付加されるBFDセッション識別子は、当該UP状態のBFDセッションの識別子になり、イベントタイプ識別子は、UPイベント(Event)の識別子になる。
記述しやすくように、本実施例においてFirmwareイベントに付加されるBFDセッション識別子をBFDセッション識別子1と記す。その中、BFDセッション識別子1は、プライマリPWに対応するBFDセッションの識別子であってもよく、バックアップPWに対応するBFDセッションの識別子であってもよい。後文は、逐一に分析する。
ステップ303では、ローカルの基本情報表からBFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリを見つけ出し、マッチングする基本情報エントリにおけるValidが有効値であるときに、ステップ304を実行する。
具体的に、ステップ303では、ローカルの基本情報表からBFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリを見つけ出すことは、具体的に、BFDセッション識別子1をキーワードとし、ローカルの基本情報表からマッチングする基本情報エントリを見つけ出し、見つけ出された基本情報エントリは、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリであることを含む。
1つの実施例として、マッチングする基本情報エントリにおけるValidが無効値であるときに、直接FirmwareイベントをBFD駆動モジュール211へ報告し、BFD駆動モジュール211が従来のプライマリ・バックアップPW切替フローに従って処理する。ここで繰り返し説明しない。
ステップ304では、ローカルの特徴表から、Firmwareイベントに付加されるイベントタイプ識別子にマッチングするイベントタイプを見つけ出し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態がUPかDownかを判断し、UP状態であるときに、図4に示すフローを実行し、Down状態であるときに、図5に示すフローを実行する。
上述した基本情報エントリにおけるセッション状態がInit等を更に含むが、本発明では、セッション状態がUP、Downであるときのみを詳細に記述し、他の情况について詳細に記述しない。
本発明では、特徴表は、ユーザカスタマイズ情報を格納し、以下の幾つかの特徴エントリを含む。
UPDelayTimerは、第1エントリタイマ値であり、例えば、1000msに設定されてもよい。ここでは、1つの例示に過ぎず、無論他の数値に設定されてもよい。後文で用いられるため、ここで詳しく記述しない。
PWUpdateTimerは、第2エントリタイマ値であり、例えば、10000msに設定されてもよい。ここでは、1つの例示に過ぎず、無論他の数値に設定されてもよい。後文で用いられるため、ここで詳しく記述しない。
BFDDownTimerは、遅延報告タイマ値(即ち、上記T)である。例えば、Tは、15msに設定されてもよい。
MaxSessionsは、PE機器がサポートする最大セッション数である。例えば、PE機器は、512個のBFDセッションをサポート可能である。
Admin Down Eventは、管理(Admin)Downイベントである。ユーザが自らBFDセッションを削除するときに、Admin Down イベント(Event)を意味する。
Down Eventは、BFDセッションの障害イベントである。
UP Eventは、BFDセッションがUP状態に変化するイベントである。
PW Typeは、PWを積載する媒体タイプである。本発明では、デフォルトにVlanとイーサネットをサポートする。
表3は、特徴表を例示する。
Figure 2019530341
上述した特徴表に基づき、ステップ304では、具体的に、ローカルの特徴表から、Firmwareイベントに付加されるイベントタイプ識別子に対応するイベントタイプを見つけ出す。表3を例とし、例えば、イベントタイプ識別子が0である場合に、マッチングするイベントタイプは、Admin Down Eventであり、イベントタイプ識別子が2である場合に、マッチングするイベントタイプは、Down Eventであり、イベントタイプ識別子が3である場合に、マッチングするイベントタイプは、UP Eventであることを含む。
ここまでは、図3に示すフローが完了する。
図4を参照し、図4は、本発明に係る一実施例のフローチャートである。図4に示すように、当該フローは、下記のステップを含んでもよい。
ステップ401では、イベントタイプがDown EventであるかそれともAdmin Down Eventであるかを判断し、Down Eventであるときに、ステップ402を実行し、Admin Down Eventであるときに、ステップ406を実行する。
その中、ステップ401は、ステップ304においてBFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態をUPと判断したときに実行される。
説明すべきことは、本実施例において、Down Event、Admin Down Event以外の他のイベントタイプ(例えば、UP Event)である上記イベントタイプについて、BFD駆動モジュール211へ、従来の報告フローに従って処理すればよいと直接報告する。ここで繰り返し説明しない。
ステップ402では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がプライマリPWを示す値であるかそれともバックアップPWを示す値であるかを判断し、プライマリPWを示す値であるときにステップ403を実行し、バックアップPWを示す値であるときにステップ404を実行する。
具体的に、本ステップ402では、プライマリ・バックアップPW属性識別子がプライマリPWを示す値であるときに、プライマリPWがDown状態になったと特定することを含む。
具体的に、本ステップ402では、プライマリ・バックアップPW属性識別子がバックアップPWを示す値であるときに、バックアップPWがDown状態になったと特定することを含む。
ステップ403では、BFDセッション識別子1をキーワードとしてローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを特定し、切替情報エントリにおけるbFSが第1送信切替値であるときに、ローカルのハードウェア保護切替表から、切替情報エントリにおけるEgrIDであるインデックスのハードウェア保護切替エントリを見つけ出し、見つけ出されたハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を切替情報エントリにおけるFailover値に更新し、切替情報エントリにおけるbRXが第1受信切替値であるときに、ローカルのハードウェア受信表から切替情報エントリにおけるIngIDであるインデックスのハードウェア受信エントリを見つけ出し、見つけ出されたハードウェア受信エントリにおけるDrop識別子を受信値に更新し、その後bFSを第2送信切替値に更新し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態をDownに更新する。その後ステップ405を実行する。
本ステップ403は、上記ステップ402においてプライマリ・バックアップPW属性識別子をプライマリPWを示す値として特定した前提の下で実行される。この前提の下で、上記BFDセッション識別子1は、プライマリPWに対応するBFDセッションの識別子を示す。これに基づき、本ステップ403では、BFDセッション識別子1をキーワードとしてローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを特定することが可能である。
上述した切替情報エントリの構成、切替情報エントリにおけるEgrIDが具体的にプライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリのインデックスである。よって、切替情報エントリにおけるEgrIDに基づき、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリを見つけ出せる。類似的に、切替情報エントリにおけるIngIDが具体的にプライマリPWのバックアップPWに関連するハードウェア受信エントリのインデックスである。よって、切替情報エントリにおけるIngIDに基づき、バックアップPWのハードウェア受信エントリを見つけ出せる。
1つの実施例として、切替情報エントリにおけるbFSが上記第2送信切替値、または、切替情報エントリにおけるbRXが上記第2受信切替値であるときに、従来のプライマリ・バックアップPW切替フローに従って実行される。説明は繰り返し説明しない。
ステップ404では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおける仲間セッション識別子P-Sidをキーワードとし、ローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを特定し、マッチングする切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態をDownに更新する。その後ステップ405を実行する。
本ステップ404は、上記ステップ402においてプライマリ・バックアップPW属性識別子をバックアップPWを示す値として特定した前提の下で実行される。この前提の下で、上記BFDセッション識別子1がバックアップPWのBFDセッション識別子を示すことを意味する。これに基づき、本ステップ404では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおける仲間セッション識別子P-Sidをキーワードとし、ローカルの切替情報表から、マッチングする切替情報エントリを特定し、最終的にプライマリPWにマッチングする切替情報エントリを見つけ出す。
ステップ405では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるDelay識別子が第1Delay値であるかそれとも第2Delay値であるかを判断する。第1Delay値であるときに、所定遅延報告時間Tを経過した後でプライマリPWのDownイベントを報告し、第2Delay値であるときに、プライマリPWのDownイベントを報告する。
上述したように、第1Delay値は、遅延報告をサポートする旨を示し、第2Delay値は、遅延報告をサポートしない旨を示す。
本発明の1つの実施例として、本発明は、更にタイマ表に係る。タイマ表には、タイマイベントエントリが含まれている。本発明では、タイマイベントエントリは、BFDセッションに関連し、下記のValid、Sid、Type及びTimerを少なくとも含む。
Validは、エントリ有効識別子である。Validが有効値(例えば、1)であるときに、エントリが有効であり、逆に、Validが無効値(例えば、0)であるときに、エントリが無効であり、Validの初期値が有効値である。
Sidは、タイマイベントエントリに関連するBFDセッション識別子である。
Typeは、タイプ識別子である。具体的に、Typeは、第1識別子値(例えば、1)であるときに、BFDセッションがUP状態に変化することによって切替情報エントリを更新するよう指示し、Typeは、第2識別子値(例えば、2)であるときに、PWパラメータの変化によって切替情報エントリを更新するよう指示し、Typeは、第3識別子値(例えば、3)であるときに、遅延報告するよう指示する。PWパラメータの変化は、後文で記述される。
Timerは、タイマイベントエントリのタイマ値である。Typeが第1識別子値であるときに、Timerは、上記特徴表におけるUPDelayTimerである。Typeが第2識別子値であるときに、Timerは、上記特徴表におけるPWUpdateTimerである。Typeが第3識別子値であるときに、Timerは、上記特徴表におけるBFDDownTimerである。
本発明では、タイマイベント表における各タイマイベントエントリを周期的に巡回し、巡回されたValidが有効値であるタイマイベントエントリについて、当該タイマイベントエントリのTimerの減少値(例えば、1ms)を設定し、タイマイベントエントリのTimerが閾値(例えば、0)に減少したときに、当該タイマイベントエントリの期限切りを意味し、当該タイマイベントエントリのValidを無効値に設定する。
上述したタイマイベントエントリの構成に基づき、本ステップ405では、上記所定遅延報告時間Tの後でプライマリPWのDownイベントを報告することは、具体的にステップO1とステップO2を含む。
ステップO1では、上記BFDセッション識別子1に関連するタイマイベントエントリ(タイマイベントエントリ1と記す)をローカルのタイマイベント表に設定する。
ここで、タイマイベントエントリ1におけるValidが有効値であり、SidがBFDセッション識別子1であり、Typeが第3識別子値であり、Timerが上記特徴表におけるBFDDownTimerである。
ステップO2では、タイマイベントエントリ1が期限切れになったときに、FirmwareイベントをBFD駆動モジュール211へ報告する。
タイマイベントエントリ1のTimerが上記閾値(例えば、0)に減少したときに、タイマイベントエントリ1が期限切れになったことを意味する。FirmwareイベントをBFD駆動モジュール211へ報告した後で実行されるフローが従来のプライマリ・バックアップPW切替フローに類似するため、繰り返し説明しない。
ステップ406では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がプライマリPWを示す値であるときに、BFDセッション識別子1をキーワードとし、ローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がバックアップPWを示す値であるときに、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるP-Sidをキーワードとし、ローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、見つけ出された切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態をDownに更新し、FirmwareイベントをBFD駆動モジュール211へ報告する。
BFD駆動モジュール211がFirmwareイベントを受信した後で実行するフローが従来のプライマリ・バックアップPW切替フローに類似するため、繰り返し説明しない。
ここまでは、図4に示すフローが完了する。
上述したように、切替情報エントリにおけるbFSが第1送信切替値であることは、プライマリPWからバックアップPWへの切り替えを実現する前提である。プライマリPWからバックアップPWへの切替が実現できないときに、タイムリーに切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新してプライマリ・バックアップPWの誤切替を回避させる。ステップ403、ステップ404、ステップ406では、bFSを第2送信切替値に更新するという目的は、プライマリ・バックアップPWの誤切替を回避させることにある。
図5を参照し、図5は、本発明に係る一実施例のフローチャートである。図5に示すように、当該フローは、下記のステップを含んでもよい。
ステップ501では、イベントタイプがUP Eventであるときに、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態をUPに更新する。
本ステップ501は、ステップ304において上記BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態をDownとして判断したときに実行される。
イベントタイプは、UP Eventであるときに、BFDセッション識別子1に対応するBFDセッションがUP状態になることを意味する。そのため、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるセッション状態は、UPに更新される。
本実施例において、イベントタイプがUP Event以外の他のイベントタイプであるときに、直接FirmwareイベントをBFD駆動モジュール211へ報告する。このように、BFD駆動モジュール211は、従来のプライマリ・バックアップPW切替フローに従って実行する。説明は繰り返し説明しない。
1つの例示では、ステップ501は、更に、直接FirmwareイベントをBFD駆動モジュール211へ報告し、BFD駆動モジュール211に従来のプライマリ・バックアップPW切替フローに従って実行させることを含むが、ここで繰り返し説明しない。
ステップ502では、所定の第1エントリ更新時間を経過した後で、切替情報エントリを更新する。
上記タイマイベントエントリの期限切れに対する記述を参照し、相応的に、ステップ502は、具体的に下記のステップを含む。
ステップa1では、BFDセッション識別子1に関連するタイマイベントエントリ(タイマイベントエントリ2と記す)をローカルのタイマイベント表に設定する。
上述したタイマイベントエントリの構成に基づき、タイマイベントエントリ2のValidが有効値であり、SidがBFDセッション識別子1であり、Typeが第1識別子値であり、Timerがローカルの特徴表におけるUPDelayTimerであり、ステップa1における第1エントリ更新時間がUPDelayTimerによって指示される第1エントリタイマ値であり、例えば、1000msである。
ステップa2では、タイマイベントエントリ2が期限切れになったときに、切替情報エントリを更新する。
タイマイベントエントリ2のTimerが上記閾値(例えば、0)に減少したときに、タイマイベントエントリ2が期限切れになったことを意味する。
如何にしてタイマエントリ2が期限切れになったときに切替情報エントリを更新するかは、図6に示すフローを参照すればよい。
図6を参照し、図6は、本発明に係る一実施例のフローチャートである。図6に示すように、当該フローは、下記のステップを含んでもよい。
ステップ601では、タイマイベントエントリ2が期限切れになったときに、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるValidが有効値であるかそれとも無効値であるかを判断し、有効値であるときにステップ602を実行し、無効値であるときにステップ608を実行する。
ステップ602では、プライマリPWの現在情報を取得し、現在情報に基づき、プライマリPWが現在正常に動作しており、且つプライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断し、そうであれば、ステップ803を実行し、そうでなければ、ステップ808を実行する。
BFDセッション識別子1がプライマリPWに対応するBFDセッションを示すときに、BFDセッション識別子1に対応するプライマリPWの現在情報を取得する。
BFDセッション識別子1がバックアップPWに対応するBFDセッションときに、当該SidがBFDセッション識別子1である基本情報エントリにおけるP-Sidに対応するプライマリPWの現在情報を取得する。
BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにプライマリ・バックアップPWの情報が記録されているが、基本情報エントリがBFDセッション識別子1に対応するBFDセッションの作成時に確立されたものであるため、記録されたプライマリ・バックアップPW情報が変化した可能性がある。このため、本ステップ602では、プライマリPWの現在情報を改めて取得する。図2に示すプライマリ・バックアップPW切替の内部構成に基づき、ここでスイッチングプラットフォーム駆動モジュール212からプライマリPWの現在情報を取得可能である。当該現在情報は、プライマリPWが正常に動作しているか否かと、プライマリPWに現在関連するハードウェア保護切替エントリのインデックスと、プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かと、バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリのインデックスと、バックアップPWの入力ラベル等とを少なくとも含む。
ステップ603では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がプライマリPWを示す値であるときに、BFDセッション識別子1をキーワードとし、マッチングする切替情報エントリをローカルの切替情報表から見つけ出し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がバックアップPWを示す値であるときに、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるP-Sidをキーワードとし、マッチングする切替情報エントリをローカルの切替情報表から見つけ出す。
ステップ604では、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるbFSを第1送信切替値に更新し、且つステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新する。その後、ステップ605を実行する。
ステップ604では、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるbFSを第1送信切替値に更新するときに、後続のプライマリPW障害時にプライマリ・バックアップPW切替を行うことが可能であることを意味する。
説明すべきことは、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるEgrIDと、上記取得されたプライマリPWの現在情報に含まれるハードウェア保護切替エントリのインデックスとが異なる可能性がある。異なるときに、ステップ604では、更に、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるEgrIDを上記取得されたプライマリPWの現在情報に含まれるハードウェア保護切替エントリのインデックスに更新してもよい。
ステップ605では、PEが双方向受信機能をサポートするか否かを判断し、そうであれば、ステップ606を実行し、そうでなければ、ステップ607を実行する。
ここでの双方向受信機能は、PEが同時にプライマリ・バックアップPWを介してパケットを受信する機能を指し、実際の需要に応じてPEに予め配置されてもよい。
ステップ606では、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるbRXを第2受信切替値に更新する。現在のフローが終了する。
本ステップ606は、PEが双方向受信機能をサポートする前提の下で実行される。PE自身は、双方向受信機能をサポートするため、必然としてプライマリ・バックアップPWを同時にイネーブルしてパケットを受信する。このように、受信切替を実行する必要がなくなる。したがって、本ステップ606では、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるbRXを、受信切替をサポートしない旨を示す第2受信切替値に直接更新する。
ステップ607では、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるbRXを第1受信切替値に更新する。
本ステップ607は、PEが双方向受信機能をサポートしない前提の下で実行される。PEが双方向受信機能をサポートしないため、必然としてバックアップPWをイネーブルしてパケットを受信しない。プライマリPWがバックアップPWに切り替えられたときに、バックアップPWがパケットを受信しないことによってパケットの紛失が現れる。このような状況に対して、プライマリPWがバックアップPWに切り替えられた後でのパケット紛失が回避されるように、バックアップPWをイネーブルしてパケットを受信する必要がある。したがって、本ステップ607では、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるbRXを、受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値に更新する。
説明すべきことは、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるIngIDと、上記取得されたプライマリPWの現在情報に含まれるハードウェア受信エントリのインデックスとが異なる可能性がある。異なるときに、ステップ607では、更に、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるIngIDを、上記取得されたプライマリPWの現在情報に含まれるハードウェア受信エントリのインデックスに更新してもよい。同様な理由にて、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるBInLabelと、上記取得されたプライマリPWの現在情報に含まれる入力ラベルとが異なるときに、ステップ607では、更に、ステップ603で見つけ出された切替情報エントリにおけるBInLabelを、上記取得されたプライマリPWの現在情報に含まれる入力ラベルに更新してもよい。
ステップ608では、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がプライマリPWを示す値であるときに、BFDセッション識別子1をキーワードとし、ローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるプライマリ・バックアップPW属性識別子がバックアップPWを示す値であるときに、BFDセッション識別子1にマッチングする基本情報エントリにおけるP-Sidをキーワードとし、ローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、見つけ出された切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新する。現在のフローが終了する。
ここまでは、図6に示すフローが完了する。
説明すべきことは、本発明において、プライマリPWが削除されたことをスイッチングプラットフォーム駆動モジュール212から知ったときに、直接プライマリPWに対応するBFDセッションにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新することで、プライマリPWからバックアップPWへの切り替えができないことを指示し、プライマリ・バックアップPWの誤切替を回避させる。
また、バックアップPWが削除されたことをスイッチングプラットフォーム駆動モジュール212から知ったときに、バックアップPWに対応するBFDセッションにマッチングする基本情報エントリを見つけ出し、見つけ出された基本情報エントリにおけるP-Sidをキーワードとし、マッチングする切替情報エントリを見つけ出し、マッチングする切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新することで、プライマリPWからバックアップPWへの切り替えができないことを指示し、プライマリ・バックアップPWの誤切替を回避させる。本発明では、プライマリPWの、出力ポート及び出力ラベルを少なくとも含む送信パラメータが変化したときに、プライマリPWに対応するBFDセッションに関連するタイマイベントエントリ(タイマエントリ3と記す)を追加する。上述したタイマイベントエントリの構成に基づくと、タイマイベントエントリ3におけるValidが有効値であり、SidがプライマリPWに対応するBFDセッションであり、Typeが第2識別子値であり、Timerがローカルの特徴表におけるPWUpdateTimerである。タイマイベントエントリ3が期限切れになったときにプライマリPWに対応するBFDセッションにマッチングする切替情報エントリを更新する。当該更新手順が図6に示す手順に類似するため、繰り返し説明しない。
バックアップPWの、受信ポート及び入力ラベルを少なくとも含む受信パラメータが変化したときに、バックアップPWに対応するBFDセッションに関連するタイマイベントエントリ4を追加し、上述したタイマイベントエントリの構成に基づき、タイマイベントエントリ4におけるValidが有効値であり、SidがバックアップPWに対応するBFDセッションであり、Typeが第2識別子値であり、Timerがローカルの特徴表におけるPWUpdateTimerであり、タイマイベントエントリ4が期限切れになったときに、基本情報表からバックアップPWに対応するBFDセッションにマッチングする基本情報エントリを見つけ出し、当該マッチングする基本情報エントリにおけるP-Sidをキーワードとし、ローカルの切替情報表からマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、実質的にプライマリPWに対応するBFDセッションにマッチングする切替情報エントリであり、見つけ出された切替情報エントリを更新し、当該更新手順が図6に示す手順に類似するため、繰り返し説明しない。
以上では、本発明に係る方法について記述された。以下では、本発明に係る装置について記述する。
図7を参照し、図7は、本願に供される装置構成図である。当該装置は、PEに用いられ、具体的に図2に示す処理モジュール213であってもよい。
図7に示すように、当該装置は、下記の手段を備えてもよい。
エントリマッチング手段701は、プライマリPWが障害(Down)状態になったことがプライマリPWに対応する第1BFDセッションによって検出されたときに、第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出す。
エントリ更新手段702は、前記切替情報エントリにおける送信切替フラグ(bFS)が送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値であり、且つ前記切替情報エントリにおけるFailover値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するときに、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を前記切替情報エントリにおけるFailover値に更新し、前記切替情報エントリにおける受信切替フラグ(bRX)が受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値であるときに、前記バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおける廃棄(Drop)識別子を、パケットを受信する旨を示す受信値に更新し、前記bFSを送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値に更新する。
イベント報告手段703は、前記エントリ更新手段702によるエントリ更新が完了した後、プライマリPWのDownイベントを報告する。
1つの実施例として、イベント報告手段703がプライマリPW Downイベントを報告することは、具体的に、
第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリを見つけ出し、第1基本情報エントリのDelayパラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートする旨を示す第1Delay値であるときに、所定遅延時間Tを経過した後でプライマリPWのDownイベントを報告し、第1基本情報エントリのDelayパラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートしない旨を示す第2Delay値であるときに、プライマリPWのDownイベントを報告すること含む。
前記エントリ更新手段702は、更に、プライマリPWが削除され、または第1BFDセッションが削除されときに、前記bFSを第2送信切替値に更新する。
前記エントリマッチング手段701は、前記バックアップPWが削除され、または、バックアップPWがDown状態になったことが前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションによって検出されたときに、更に、前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションにマッチングする、仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出し、第2基本情報エントリにおけるP-Sidにマッチングする切替情報エントリを見つけ出す。その中、P-Sidは、前記第2BFDセッションの仲間セッションの識別子であり、前記第2BFDセッションの仲間セッションは、前記第1PFDセッションである。
前記エントリ更新手段702は、更に、マッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新する。
前記エントリ更新手段702は、更に、プライマリPWの、出力ポート及び出力ラベルを少なくとも含む送信パラメータが変化したときに、第1BFDセッションに関連する第1タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、第1タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記切替情報エントリを更新し、および、
第1BFDセッションが活性化(UP)状態になったときに、第1BFDセッションに関連する第2タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、その中、第1タイマイベントエントリと第2タイマイベントエントリとのタイマ値(Timer)が異なり、第2タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記切替情報エントリを更新する。
前記エントリ更新手段702が切替情報エントリを更新することは、
第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリのエントリ有効識別子が、エントリの有効を示す有効値であるかそれともエントリの無効を示す無効値であるかを判断することと、
無効値である場合に、前記切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
有効値である場合に、プライマリPWが正常に動作しているか否かと、プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するか否かとを少なくとも含むというPWの現在情報を取得し、現在情報に基づき、プライマリPWが現在正常に動作しており、且つプライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断し、否定判断の場合に、前記bFSを第2送信切替値に更新し、肯定判断の場合に、前記bFSを第1送信切替値に更新し、前記切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときに、前記bRXを第1受信切替値に更新することと、
前記エントリ更新手段702が、更に、バックアップPWの、受信ポート及び入力ラベルを少なくとも含む受信パラメータが変化したときに、第2BFDセッションに関連する第3タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、および、第2BFDセッションがUP状態に変化したときに、第2BFDセッションに関連する第4タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、その中、第3タイマイベントエントリと第4タイマイベントエントリとのタイマ値(Timer)が異なり、および、第3タイマイベントエントリまたは第4タイマイベントエントリが期限切れになったときに、第2BFDセッションにマッチングする第2基本情報エントリを見つけ出し、ローカルのP-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新することと、を含む。
その中、第2基本情報エントリは、仲間セッション識別子P-Sidを少なくとも含み、P-Sidは、前記第2BFDセッションの仲間セッションの識別子であり、前記第2BFDセッションの仲間セッションは、前記第1BFDセッションである。
前記エントリ更新手段702がP-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新することは、
第2基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの有効を示す有効値であるかそれともエントリの無効を示す無効値であるかを判断することと、
無効値である場合に、ローカルの前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新することと、
有効値である場合に、プライマリPWが正常に動作しているか否かと、プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かとを少なくとも含むというPWの現在情報を取得し、現在情報に基づき、プライマリPWが現在正常に動作しており、且つプライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断し、否定判断の場合に、ローカルの前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを第2送信切替値に更新し、肯定判断の場合に、ローカルの前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを第1送信切替値に更新し、ローカルの前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときにローカルの前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbRXを第1受信切替値に更新することと、を含む。
ここまでは、図7に示す装置構成の記述が完了する。
本発明は、図7に示す装置のハードウェア構成を更に提供する。図8を参照し、図8は、本発明に係る図7に示す装置のハードウェア構成の模式図である。当該装置は、プロセッサ801と、機器の実行可能な指令を記憶する機器読み取り可能な記憶媒体802とを備える。プロセッサ801と機器読み取り可能な記憶媒体802とは、システムバスを介して互いに通信可能である。また、プロセッサ801は、機器読み取り可能な記憶媒体802における機器の実行可能な指令を読み取って実行することにより、上述した方法を実行可能である。図8に示すように、当該ハードウェア構成は、当該スイッチング機器の電源管理を実行するように構成される電源ユニット803と、当該装置をネットワークに接続するように構成される有線或いは無線ネットワークインターフェース804と、出入力(I/O)インターフェース805とを更に備えてもよい。
本文で言及される機器読み取り可能な記憶媒体802は、如何なる電気的なもの、磁気的なもの、光学的なものまたは他の物理的記憶装置であってもよく、情報(例えば、実行可能な指令、データ等)を含むか記憶可能である。例えば、機器読み取り可能な記憶媒体は、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、記憶ドライバ(例えば、ハードディスクドライバ)、ソリッド・ステート・ディスク、如何なるタイプの記憶ディスク(例えば、光ディスク、dvd等)、若しくは類似する記憶媒体、またはそれらの組み合わせであってもよい。
前記機器読み取り可能な記憶媒体802は、エントリマッチング手段701で動作するプログラム指令、エントリ更新手段702で動作するプログラム指令、イベント報告手段703で動作するプログラム指令を記憶する。
プロセッサ801は、エントリマッチング手段701で動作するプログラム指令を実行し、エントリ更新手段702で動作するプログラム指令を実行し、イベント報告手段703で動作するプログラム指令を実行する。プロセッサ801は、上記各手段で動作するプログラム指令を実行することにより、上記方法を実施する。
ここまでは、図8に示すハードウェア構成の記述が完了する。
本発明の例示によると、サービスプロバイダネットワークエッジ(PE)機器は、提供され、プロセッサと、機器の実行可能な指令を記憶する機器読み取り可能な記憶媒体とを備える。前記プロセッサは、前記機器の実行可能な指令を実行することにより、
プライマリPWが障害(Down)状態になったことがプライマリ疑似回線(PWに対応する第1双方向転送検出(BFD)セッションによって検出されたときに、第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出すことと、
前記切替情報エントリにおける送信切替フラグ(bFS)が送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値であり、且つ前記切替情報エントリにおけるFailover値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するときに、プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を前記切替情報エントリにおけるFailover値に更新することと、
前記切替情報エントリにおける受信切替フラグ(bRX)が受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値であるときに、前記バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおける廃棄(Drop)識別子を、パケットを受信する旨を示す受信値に更新し、前記bFSを、送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値に更新することと、
プライマリPWのDownイベントを報告することと、を実行させる。
その中、プライマリPWのDownイベントを報告するとき、前記プロセッサは、更に、
第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリを見つけ出すことと、
前記第1基本情報エントリの遅延(Delay)パラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートする旨を示す第1Delay値であるときに、所定遅延時間Tを経過した後でプライマリPWのDownイベントを報告することと、
前記第1基本情報エントリのDelayパラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートしない旨を示す第2Delay値であるときに、プライマリPWのDownイベントを報告することとを実行させる。
前記プロセッサは、更に、
プライマリPWが削除され、または第1BFDセッションが削除されときに、前記bFSを前記第2送信切替値に更新することを実行させる。
前記プロセッサは、更に、
前記バックアップPWが削除され、または、前記バックアップPWがDown状態になったことが前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションによって検出されたときに、
前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションにマッチングする、前記第2BFDセッションの仲間セッションを示す仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出すことと、
前記第2基本情報エントリにおける前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、マッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することを実行させる。
前記プロセッサは、更に、
プライマリPWの、出力ポート及び出力ラベルを少なくとも含む送信パラメータが変化したときに、第1BFDセッションに関連する第1タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加することと、
第1BFDセッションが活性化(UP)状態になったときに、第1BFDセッションに関連する第2タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、第1タイマイベントエントリと第2タイマイベントエントリとのタイマ値が異なることと、
第1タイマイベントエントリまたは第2タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記切替情報エントリを更新することとを実行させる。
その中、前記切替情報エントリを更新するとき、前記プロセッサは、更に、
第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの無効を示すときに、前記切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
前記エントリ有効識別子がエントリの有効を示すときに、前記プライマリPWの現在情報を取得し、前記現在情報は、プライマリPWが正常に動作しているか否かと、プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かとを少なくとも含むことと、
前記現在情報に基づき、プライマリPWが現在正常に動作しており且つプライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するか否かという条件を判断することと、
条件を満たさない場合に、前記bFSを前記第2送信切替値に更新することと、
条件を満たす場合に、前記bFSを前記第1送信切替値に更新し、前記切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときに前記bRXを前記第1受信切替値に更新することとを実行させる。
前記プロセッサは、更に、
バックアップPWの、受信ポート及び入力ラベルを少なくとも含む受信パラメータが変化したときに、第2BFDセッションに関連する第3タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加することと、
第2BFDセッションがUP状態に変化したときに、第2BFDセッションに関連する第4タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、第3タイマイベントエントリと第4タイマイベントエントリとのタイマ値Timerが異なることと、
第3タイマイベントエントリまたは第4タイマイベントエントリが期限切れになったときに、第2BFDセッションにマッチングする、前記第2BFDセッションの仲間セッションを示す識別子の仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出し、ローカルの、P-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新することとを、実行させる。
その中、ローカルの、P-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新するとき、前記プロセッサは、更に、
前記第2基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの無効を示すときに、ローカルの、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
前記エントリ有効識別子がエントリの有効を示すときに、前記プライマリPWの現在情報を取得し、前記現在情報は、プライマリPWが正常に動作しているか否かと、プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かとを少なくとも含むことと、
現在情報に基づき、プライマリPWが現在正常に動作しており、且つプライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断することと、
条件を満たさない場合に、ローカルの、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
条件を満たす場合に、ローカルの、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第1送信切替値に更新し、ローカルの、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときにローカルの前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbRXを前記第1受信切替値に更新することとを実行させる。
装置実施例は、基本的に方法実施例に対応するため、その関連箇所が方法実施例部分の説明を参照すればよい。上述した装置実施例は、単に例示であり、その中、分離部品として説明される手段が物理的に分離されるものであってもよくでなくてもよい。また、手段として表示される部品は、物理手段であってもでなくてもよい。更に、それらの手段は、1箇所に位置してもよく、複数のネットワークセルに分散してもよい。実際の需要に応じてその中の一部または全部のモジュールを選択して本実施例の目的を果たすことが可能である。当業者は、進歩性に値する労働をせずに、理解して実施可能である。
説明すべきことは、本文に、第1と第2等のような関係用語は、単に1つの実体や操作を別の実体や操作と区分させるために用いられ、これらの実体や操作の間になんらかの実際的な関係や順序が存在するとは必ずしも要求やヒントすることではない。用語「含む」、「備える」またはほかの何れかの同義語が非排他的含有をカバーすることを狙う。こうして、一シリーズの要素を有する手順、方法、物品または機器は、それらの要素を有するだけではなく、明確に挙げられていない他の要素も有し、またはこのような手順、方法、物品または機器に固有の要素も有する。更なる制限がない限り、語句「1つの…を含む」で限定される要素は、前記要素を有する手順、方法、物品または機器に他の同じ要素を更に有することをあえて排除しない。
以上では、本発明の実施例に供される方法と装置を詳細に説明した。本文では、具体的な例を用いて本発明の原理及び実施形態を説明するが、以上の実施例の説明が単に本発明の方法およびその要旨を容易に理解するために用いられる。それとともに、当業者であれば、本発明の思想に基づいて具体的な実施形態及び応用範囲を変更可能である。したがって、本明細書の内容は、本発明に対する制限として理解されるべきではない。

Claims (16)

  1. プライマリ・バックアップ疑似回線(PW)の高速切替方法であって、
    プライマリPWが障害(Down)状態になったことを前記プライマリPWに対応する第1双方向転送検出(BFD)セッションによって検出されたときに、サービスプロバイダネットワークエッジ(PE)機器が前記第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出すステップと、
    前記切替情報エントリにおける送信切替フラグ(bFS)が送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値であり、且つ前記切替情報エントリにおける切替オンオフ(Failover)値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値であるときに、前記PE機器が前記プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を前記切替情報エントリにおけるFailover値に更新し、
    前記切替情報エントリにおける受信切替フラグ(bRX)が受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値であるときに、前記PE機器が前記バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおける廃棄(Drop)識別子を、パケットを受信する旨を示す受信値に更新し、
    前記PE機器が前記bFSを、送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値に更新するステップと、
    前記PE機器が前記プライマリPWのDownイベントを報告するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記プライマリPWのDownイベントを報告するステップは、
    前記PE機器が前記第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリを見つけ出すステップと、
    前記第1基本情報エントリの遅延(Delay)パラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートする旨を示す第1Delay値であるときに、前記PE機器が所定遅延時間Tを経過した後で前記プライマリPWのDownイベントを報告するステップと、
    前記第1基本情報エントリのDelayパラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートしない旨を示す第2Delay値であるときに、前記PE機器が前記プライマリPWのDownイベントを報告するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記プライマリPWが削除され、または前記第1BFDセッションが削除されたときに、前記PE機器が前記bFSを前記第2送信切替値に更新するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記バックアップPWが削除され、または前記バックアップPWがDown状態になったことが前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションによって検出されたときに、
    前記PE機器が、前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションにマッチングする、前記第2BFDセッションの仲間セッションを示す仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出し、
    前記PE機器が前記第2基本情報エントリにおける前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、
    前記PE機器が前記マッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記プライマリPWの、出力ポート及び出力ラベルを少なくとも含む送信パラメータが変化したときに、前記PE機器が前記第1BFDセッションに関連する第1タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加することと、
    前記第1BFDセッションが活性化(UP)状態になったときに、前記PE機器が前記第1BFDセッションに関連する第2タイマイベントエントリを前記ローカルのタイマ表に追加し、前記第1タイマイベントエントリと前記第2タイマイベントエントリとのタイマ値が異なることと、
    前記第1タイマイベントエントリまたは前記第2タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記PE機器が前記切替情報エントリを更新することと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記切替情報エントリを更新するステップは、
    前記第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの無効を示すときに、前記PE機器が前記切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記エントリ有効識別子がエントリの有効を示すときに、前記PE機器が前記プライマリPWの現在情報を取得し、前記現在情報は、前記プライマリPWが正常に動作しているか否かと、前記プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かとを少なくとも含むことと、
    前記PE機器が前記現在情報に基づき、前記プライマリPWが現在正常に動作しており、且つ前記プライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断することと、
    前記条件を満たさない場合に、前記PE機器が前記bFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記条件を満たす場合に、前記PE機器が、
    前記bFSを前記第1送信切替値に更新し、
    前記切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ、
    自PE機器がプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときに、前記bRXを前記第1受信切替値に更新することと、を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記バックアップPWの、受信ポート及び入力ラベルを少なくとも含む受信パラメータが変化したときに、前記PE機器が第2BFDセッションに関連する第3タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加することと、
    前記第2BFDセッションがUP状態に変化したときに、前記PE機器が前記第2BFDセッションに関連する第4タイマイベントエントリを前記ローカルのタイマ表に追加し、前記第3タイマイベントエントリと前記第4タイマイベントエントリとのタイマ値が異なるスことと、
    前記第3タイマイベントエントリまたは前記第4タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記PE機器が、前記第2BFDセッションにマッチングする、前記第2BFDセッションの仲間セッションを示す仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出し、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新することと、を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新するステップは、
    前記第2基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの無効を示すときに、前記PE機器が前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記エントリ有効識別子がエントリの有効を示すときに、前記PE機器が前記プライマリPWの現在情報を取得し、前記現在情報は、前記プライマリPWが正常に動作しているか否かと、前記プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かとを少なくとも含むことと、
    前記PE機器が前記現在情報に基づき、プライマリPWが現在正常に動作しており、且つプライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断することと、
    前記条件を満たさない場合に、前記PE機器が前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記条件を満たす場合に、前記PE機器が、
    前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第1送信切替値に更新し、
    前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ、
    自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときに、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbRXを前記第1受信切替値に更新することと、を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. サービスプロバイダネットワークエッジ(PE)機器であって、
    プロセッサと、
    機器の実行可能な指令を記憶する機器読み取り可能な記憶媒体と、を備え、
    前記プロセッサは、前記機器の実行可能な指令を実行することにより、
    プライマリ疑似回線(PW)が障害(Down)状態になったことを前記プライマリPWに対応する第1双方向転送検出(BFD)セッションによって検出されたときに、第1BFDセッションにマッチングする切替情報エントリを見つけ出すことと、
    前記切替情報エントリにおける送信切替フラグ(bFS)が送信切替をサポートする旨を示す第1送信切替値であり、且つ前記切替情報エントリにおける切替オンオフ(Failover)値がバックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するときに、前記プライマリPWに関連するハードウェア保護切替エントリにおけるFailover値を前記切替情報エントリにおけるFailover値に更新し、
    前記切替情報エントリにおける受信切替フラグ(bRX)が受信切替をサポートする旨を示す第1受信切替値であるときに、
    前記バックアップPWに関連するハードウェア受信エントリにおける廃棄(Drop)識別子を、パケットを受信する旨を示す受信値に更新し、
    前記bFSを、送信切替をサポートしない旨を示す第2送信切替値に更新することと、
    前記プライマリPWのDownイベントを報告することと、を実行させることを特徴とする機器。
  10. 前記プライマリPWのDownイベントを報告するとき、前記プロセッサは、更に、
    第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリを見つけ出すことと、
    前記第1基本情報エントリの遅延(Delay)パラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートする旨を示す第1Delay値であるときに、所定遅延時間Tを経過した後で前記プライマリPWのDownイベントを報告することと、
    前記第1基本情報エントリのDelayパラメータがDownイベントを遅延報告することをサポートしない旨を示す第2Delay値であるときに、前記プライマリPWのDownイベントを報告することと、を実行させることを特徴とする請求項9に記載の機器。
  11. 前記プロセッサは、更に、
    前記プライマリPWが削除され、または前記第1BFDセッションが削除されときに、前記bFSを前記第2送信切替値に更新することを実行させることを特徴とする請求項9に記載の機器。
  12. 前記プロセッサは、更に、
    前記バックアップPWが削除され、または、前記バックアップPWがDown状態になったことを前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションによって検出されたときに、
    前記バックアップPWに対応する第2BFDセッションにマッチングする、前記第2BFDセッションの仲間セッションを示す仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出し、
    前記第2基本情報エントリにおける前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリを見つけ出し、前記マッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することを実行させることを特徴とする請求項9に記載の機器。
  13. 前記プロセッサは、更に、
    前記プライマリPWの、出力ポート及び出力ラベルを少なくとも含む送信パラメータが変化したときに、前記第1BFDセッションに関連する第1タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加することと、
    前記第1BFDセッションが活性化(UP)状態になったときに、前記第1BFDセッションに関連する第2タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、第1タイマイベントエントリと第2タイマイベントエントリとのタイマ値が異なることと、
    第1タイマイベントエントリまたは第2タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記切替情報エントリを更新することと、を実行させることを特徴とする請求項9に記載の機器。
  14. 前記切替情報エントリを更新するとき、前記プロセッサは、更に、
    前記第1BFDセッションにマッチングする第1基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの無効を示すときに、前記切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記エントリ有効識別子がエントリの有効を示すときに、前記プライマリPWの現在情報を取得し、前記現在情報は、前記プライマリPWが正常に動作しているか否かと、前記プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かと、を少なくとも含むことと、
    前記現在情報に基づき、前記プライマリPWが現在正常に動作しており且つ前記プライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断することと、
    前記条件を満たさない場合に、前記bFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記条件を満たす場合に、前記bFSを前記第1送信切替値に更新し、前記切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときに前記bRXを前記第1受信切替値に更新することと、を実行させることを特徴とする請求項13に記載の機器。
  15. 前記プロセッサは、更に、
    前記バックアップPWの、受信ポート及び入力ラベルを少なくとも含む受信パラメータが変化したときに、第2BFDセッションに関連する第3タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加することと、
    前記第2BFDセッションがUP状態に変化したときに、前記第2BFDセッションに関連する第4タイマイベントエントリをローカルのタイマ表に追加し、第3タイマイベントエントリと第4タイマイベントエントリとのタイマ値が異なることと、
    第3タイマイベントエントリまたは第4タイマイベントエントリが期限切れになったときに、前記第2BFDセッションにマッチングする、前記第2BFDセッションの仲間セッションを示す仲間セッション識別子(P-Sid)を少なくとも含む第2基本情報エントリを見つけ出し、P-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新することと、を実行させることを特徴とする請求項9に記載の機器。
  16. P-Sidにマッチングする切替情報エントリを更新するとき、前記プロセッサは、更に、
    前記第2基本情報エントリのエントリ有効識別子がエントリの無効を示すときに、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記エントリ有効識別子がエントリの有効を示すときに、前記プライマリPWの現在情報を取得し、前記現在情報は、前記プライマリPWが正常に動作しているか否かと、前記プライマリPWについて、バックアップ状態であるバックアップPWが現在あるか否かとを少なくとも含むことと、
    現在情報に基づき、前記プライマリPWが現在正常に動作しており、且つ前記プライマリPWについてバックアップ状態であるバックアップPWが現在存在するという条件を満たすか否かを判断することと、
    前記条件を満たさない場合に、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第2送信切替値に更新することと、
    前記条件を満たす場合に、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbFSを前記第1送信切替値に更新し、前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるFailover値を、バックアップPWを介してパケットを転送するよう指示するための値に更新し、且つ自PEがプライマリ・バックアップPWがパケットを同時に受信する機能をサポートしないときに前記P-Sidにマッチングする切替情報エントリにおけるbRXを前記第1受信切替値に更新することと、を実行させることを特徴とする請求項15に記載の機器。
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