この出願の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、以下に、添付図面を参照してこの出願の実現方式について詳細に更に説明する。
この明細書において言及される「モジュール」は、メモリに記憶され且ついくつかの機能を実現できるプログラム又は命令である。この明細書において言及される「ユニット」は、ロジックに従って分割された機能構成である。「ユニット」はハードウェアのみにより実現されてもよく、或いはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
この明細書において、「複数」は2つ又は2つより多くを示す。「及び/又は」という用語は、関係する対象物を記述するための関連付け関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、A及び/又はBは以下の3つの場合、すなわち、Aのみが存在する場合、AとBとの双方が存在する場合、及びBのみが存在する場合を表してもよい。「/」という文字は、関連する対象物の間の「又は」の関係を示す。
図1は、この出願の例示的な実施例によるチャネル推定システムの概略構成図である。チャネル推定システムは、第1のネットワークデバイス120と、第2のネットワークデバイス140とを含む。
第1のネットワークデバイス120は、参照信号を受信し、フィードバックデータを送出する能力を有する。任意選択で、第1のネットワークデバイス120は、移動通信システムにおける端末デバイスである。任意選択で、第1のネットワークデバイス120は、ユーザ端末(英文:User Terminal)、ユーザデバイス(英文:User Device)又はユーザ装置(英文:User Equipment, 略称:UE)、例えば、移動電話、タブレットコンピュータ及びスマート機器でもよい。
第2のネットワークデバイス140は、参照信号を送出し、フィードバックデータを受信する能力を有する。任意選択で、第2のネットワークデバイス140は、移動通信システムにおけるアクセスネットワークデバイスである。任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(英文:Global System for Mobile communication, 略称:GSM)又は符号分割多元接続(英文:Code Division Multiple Access, 略称:CDMA)における基地送受信局(英文:Base Transceiver Station, 略称:BTS)である。任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーションズ・システム(英文:Universal Mobile Telecommunications System, 略称:UMTS)におけるノードB(英文:NodeB)である。任意選択で、アクセスネットワークデバイスは、ロングタームエボリューション(英文:Long Term Evolution, 略称:LTE)又は第5世代移動通信(英文:5-Generation, 略称:5G)技術における進化型ノードB(英文:evolutional Node B, 略称:eNB又はe-NodeB)である。
第1のネットワークデバイス120及び第2のネットワークデバイス140は、無線キャリアを使用することにより互いに通信する。
任意選択で、図1に示す参照信号送受信システムは、複数の第1のネットワークデバイス120及び/又は複数の第2のネットワークデバイス140を含んでもよく、1つの第2のネットワークデバイス140は複数の第1のネットワークデバイス120と通信してもよい。図1は、説明のための例として1つの第1のネットワークデバイス120及び1つの第2のネットワークデバイス140のみを示している。これはこの実施例において限定されない。
図2は、この出願の例示的な実施例による第1のネットワークデバイスの概略構成図である。第1のネットワークデバイスは、プロセッサ21と、通信コンポーネント22と、メモリ23とを含む。
プロセッサ21は1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ21は、様々な機能アプリケーションを実行して情報を処理するために、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行する。
通信コンポーネント22は、受信機と、送信機とを含む。通信コンポーネント22は、代替として通信チップでもよい。通信チップは、受信モジュール、送信モジュール、変調/復調モジュール等を含んでもよく、情報を変調又は復調し、無線信号を使用することにより情報を受信又は送出するように構成される。
メモリ23はプロセッサ21に接続される。
メモリ23は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリは、オペレーティングシステム24と、少なくとも1つの機能により要求されるアプリケーションプログラムモジュール25とを記憶してもよい。
アプリケーションプログラムモジュール25は、決定モジュールと、復調モジュールとを含んでもよい。決定モジュールは、第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定するように構成される。復調モジュールは、第1の参照信号及び第2の参照信号に基づいて、第2の時間単位内にチャネルに対してチャネル推定を実行し、チャネル推定結果に基づいて、第2の時間単位内にデータを復調するように構成される。
さらに、メモリ23は、いずれかの種類の揮発性若しくは不揮発性記憶デバイス、又はこれらの組み合わせ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(英文:static random access memory, 略称:SRAM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(英文:electrically erasable programmable read-only memory, 略称:EEPROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(英文:erasable programmable read-only memory, 略称:EPROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(英文:programmable read-only memory, 略称:PROM)、読み取り専用メモリ(英文:read-only memory, 略称:ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクにより実現されてもよい。
プロセッサ21は、通信コンポーネント22を使用することにより、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を受信し、通信コンポーネント22を使用することにより、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を受信する。代替として、プロセッサ21は、通信コンポーネント22を使用することにより、第4のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を受信し、通信コンポーネント22を使用することにより、第3のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を受信する。代替として、プロセッサ21は、メモリ23内の復調モジュールを実行することにより、第1の参照信号及び第2の参照信号に基づいて、第2の時間単位内にチャネルに対してチャネル推定を実行する。
当業者は、図2に示す第1のネットワークデバイスの構成が第1のネットワークデバイスに対する如何なる限定も構成せず、図面に示すものより多くの或いは少ないコンポーネント、又はいくつかのコンポーネントの組み合わせ、又は異なって配置されたコンポーネントを含んでもよいことを理解し得る。
図3は、この出願の例示的な実施例による第2のネットワークデバイスの概略構成図である。送出デバイスは、プロセッサ31と、通信コンポーネント32と、メモリ33とを含む。
プロセッサ31は1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ31は、様々な機能アプリケーションを実行して情報を処理するために、ソフトウェアプログラム及びモジュールを実行する。
通信コンポーネント32は、受信機と、送信機とを含む。通信コンポーネント32は、代替として通信チップでもよい。通信チップは、受信モジュール、送信モジュール、変調/復調モジュール等を含んでもよく、情報を変調又は復調し、無線信号を使用することにより情報を受信又は送出するように構成される。
メモリ33はプロセッサ31に接続される。
メモリ33は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリは、オペレーティングシステム34と、少なくとも1つの機能により要求されるアプリケーションプログラムモジュール35とを記憶してもよい。
さらに、メモリ33は、いずれかの種類の揮発性若しくは不揮発性記憶デバイス、又はこれらの組み合わせ、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(PROM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク又は光ディスクにより実現されてもよい。
プロセッサ31は、通信コンポーネント32を使用することにより、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出し、通信コンポーネント32を使用することにより、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出する。代替として、プロセッサ31は、通信コンポーネント32を使用することにより、第4のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出し、通信コンポーネント32を使用することにより、第3のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出する。
当業者は、図3に示す第2のネットワークデバイスの構成が第2のネットワークデバイスに対する如何なる限定も構成せず、図面に示すものより多くの或いは少ないコンポーネント、又はいくつかのコンポーネントの組み合わせ、又は異なって配置されたコンポーネントを含んでもよいことを理解し得る。
「パターン」は、時間周波数リソース範囲内でいくつかの信号により占有される時間周波数リソースの位置を識別する時間周波数リソース分布指示でもよいことが理解されるべきである。上りリンク信号又は下りリンク信号に拘わらず、ユーザ装置とネットワークデバイスとの双方は、パターンに従って、時間周波数位置において信号を受信又は送出することを決定できる。パターンはコードにより表されてもよく、予め設定されてもよく、或いはプロセッサ、メモリ又は記憶ユニットに予め記憶されてもよく、シーケンス番号又はインデックスを使用することにより、異なるネットワークデバイス又は端末の間で表される。
図1に示す参照信号送受信システムにおいて、第1の参照信号はチャネル測定のための参照信号であり、第2の参照信号は復調のための参照信号である。任意選択で、第1の参照信号はチャネル状態情報参照信号(英文:Channel-State Information Reference Signal, 略称:CSI-RS)又はセル固有参照信号(英文:Cell-specific Reference Signal, 略称:CRS)である。任意選択で、第2の参照信号は復調参照信号(英文:Demodulation Reference Signal, 略称:DMRS)である。この出願の実施例では、第1の参照信号がCSI-RSであり、第2の参照信号がDMRSである例が説明のために使用される。
任意選択で、第1の時間単位はサブフレームであり、第2の時間単位は他のサブフレームであり、1つのサブフレームは第1のスロット及び第2のスロットを含む。
第1の時間単位は時間単位と呼ばれてもよく、第2の時間単位もまた時間単位と呼ばれてもよい点に留意すべきである。
任意選択で、時間領域において、第1の時間単位はスロットであり、スロットは複数の直交周波数分割多重(英文:Orthogonal Frequency Division Multiplexing, 略称:OFDM)シンボルを占有し、第2の時間単位は他のスロットであり、他のスロットは複数のOFDMシンボルを占有するか、或いは第1の時間単位は、2つのOFDMシンボルを含む時間単位であり、第2の時間単位は、2つのOFDMシンボルを含む時間単位であるか、或いは第1の時間単位は、3つ又は4つのOFDMシンボルを含む時間単位であり、第2の時間単位は、3つ又は4つのOFDMシンボルを含む時間単位である。言い換えると、時間単位は、複数のOFDMシンボルを含むスロット、2つのOFDMシンボルを含む時間単位、又は3つ若しくは4つのOFDMシンボルを含む時間単位である。第1の時間単位が複数のOFDMシンボルを含むことは、時間単位により占有される時間が複数のOFDMシンボルにより占有される時間であることを意味してもよいことが理解されるべきである。
時間周波数領域において、1つの物理リソースブロックは1つのスロットに対応し、1つの物理リソースブロックペアは2つのスロットに対応する。1つの物理リソースブロックは時間領域において複数のOFDMシンボルを占有し、周波数領域において12個の連続するサブキャリアを占有するか、或いは言い換えると、1つの物理リソースブロックは、時間領域における複数のOFDMシンボルと、周波数領域における12個の連続するサブキャリアとを使用することにより表される。ここでは、12個の連続するサブキャリアは、説明のための例として使用されることが理解されるべきである。複数のOFDMシンボルの数はmであることが仮定される。通常サイクリックプレフィクスの場合、1つの物理リソースブロックは、時間領域次元における7個のOFDMシンボルと、周波数領域次元における12個の連続するサブキャリアとを占有し、すなわち、m=7である。拡張サイクリックプレフィクスの場合、1つの物理リソースブロックは、時間領域次元における6個のOFDMシンボルと、周波数領域次元における12個の連続するサブキャリアとを占有し、すなわち、m=6である。
時間単位が3つ又は4つのOFDMシンボルを含む時間単位であるとき、通常サイクリックプレフィクスの場合、時間領域次元において1つの物理リソースブロックにより占有される7個のOFDMシンボルは、3つのOFDMシンボル及び4つのOFDMに順次に分割され、時間領域次元において1つの物理リソースブロックペアにより占有される14個のOFDMシンボルは、3つのOFDMシンボル、4つのOFDMシンボル、3つのOFDMシンボル及び4つのOFDMシンボルに順次に分割される点に留意すべきである。
任意選択で、第3のパターンは、第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。言い換えると、第3のパターンは、第2の参照信号が共同チャネル推定において使用されないときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第3のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在せず、第2の参照信号が第2の時間単位に存在するときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第2の参照信号を送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が物理リソースブロックペア当たり12個の時間周波数リソースであるとき、第2の参照信号は、時間領域次元におけるサブフレームの各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において或る間隔で現れるサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZを占有する。第2の参照信号を送信するために使用される時間周波数リソースの密度は、1つの物理リソースブロックペア内の時間周波数リソースの合計数に対する、第2の参照信号を送信するために使用される、1つの物理リソースブロックペア内の時間周波数リソースの数の比に等しい。
任意選択で、Xは0以上且つ11以下の整数であり、Yは0以上且つ11以下の整数であり、Zは0以上且つ11以下の整数である。
第2の参照信号はDMRSであるので、通常サイクリックプレフィクスの場合、第3のパターンが図4Aに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボル42を占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリア43を占有する。合計で12個のDMRS41が物理リソースブロックペア上に分布する。具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、左から右に、DMRS41は、スロットs1及びスロットs2の最後の2つのOFDMシンボル42を占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS41は、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。DMRSがシンボルを占有することは、DMRSがシンボルに対応する時間周波数リソース上で送信されることを意味し、DMRSがサブキャリアを占有することは、DMRSがサブキャリアに対応する時間周波数リソース上で送信されることを意味する。
拡張サイクリックプレフィクスの場合、第3のパターンが図4Bに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において6個のOFDMシンボル45を占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリア46を占有する。合計で12個のDMRS44が物理リソースブロックペア上に分布する。具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、左から右に、DMRS44は、スロットs1及びスロットs2の最後の2つのOFDMシンボル45を占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS44は、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。
第2の参照信号を送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が、物理リソースブロックペア当たり24個の時間周波数リソースであるとき、第2の参照信号は、第3のパターンにおいて2つの符号分割多重(英文:Code-Division Multiplexing, 略称:CDM)グループに分割される。2つのグループの第2の参照信号は、時間領域次元におけるサブフレームの各スロットの最後の2つのシンボルをそれぞれ占有する。第1のグループの第2の参照信号は、周波数領域次元において、或る間隔で現れるサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZを占有し、第2のグループの第2の参照信号は、周波数領域次元において、或る間隔で現れるサブキャリアX+1、サブキャリアY+1及びサブキャリアZ+1を占有する。
第1のグループの第2の参照信号は、サブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZを占有し、第2のグループの第2の参照信号は、サブキャリアX+1、サブキャリアY+1及びサブキャリアZ+1を占有する。
第2の参照信号はDMRSであるので、通常サイクリックプレフィクスの場合、第3のパターンが図4Cに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。合計で24個のDMRSが物理リソースブロックペア上に分布する。具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、左から右に、第1のグループのDMRS47は、サブフレームの各スロットの最後の2つのOFDMシンボルをそれぞれ占有する。周波数領域次元において、下から上に、第1のグループのDMRS48は、サブキャリア0、サブキャリア5及びサブキャリア10を占有し、第2のグループのDMRS47は、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。
拡張サイクリックプレフィクスの場合、第3のパターンが図4Dに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において6個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。合計で24個のDMRSが物理リソースブロックペア上に分布する。具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、左から右に、第1のグループのDMRS49及び第2のグループのDMRS50は、サブフレームの各スロットの最後の2つのOFDMシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、第1のグループのDMRS49は、サブキャリア0、サブキャリア5及びサブキャリア10を占有し、第2のグループのDMRS50は、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。
第4のパターンは、第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。言い換えると、第4のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定において使用されないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第4のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在し、第2の参照信号が第2の時間単位に存在しないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第1のスロットに属する、第4のパターンのパターン部分において、第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、第1の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリアA、サブキャリアB、サブキャリアC及びサブキャリアDのうち少なくとも1つを占有する。
例えば、第1の参照信号はCSI-RSである。1つの物理リソースブロックペア内で、CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数はCSI-RSの設定に依存する。1つの物理リソースブロックペア内で、CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数は1、2、4又は8である。CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数が1又は2であるとき、20個の占有方式が存在する。CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数が4であるとき、10個の占有方式が存在する。CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数が8であるとき、5個の占有方式が存在する。
例えば、1つの物理リソースブロックペア内でCSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数は8であり、CSI-RSにより占有される時間周波数リソースは全て、物理リソースブロックペア内の前の物理リソースブロックに属し、或いは言い換えると、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルのみを占有する。
通常サイクリックプレフィクスの場合、図5Aは、第1のスロットに対応する、第4のパターンのパターン部分を概略的に示す。図面において、1つの物理リソースブロックはスロットs1に対応し、物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。合計で8個のCSI-RS51が物理リソースブロック上に分布する。具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、左から右に、CSI-RS51は、スロットs1の最後の2つのOFDMシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、CSI-RS51は、サブキャリア2、サブキャリア3、サブキャリア8及びサブキャリア9を占有する。
拡張サイクリックプレフィクスの場合、図5Bは、第1のスロットに対応する、第4のパターンのパターン部分を概略的に示す。図面において、1つの物理リソースブロックはスロットs1に対応し、物理リソースブロックは、時間領域次元において6個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。合計で8個のCSI-RS52が物理リソースブロック上に分布する。具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、左から右に、CSI-RS52は、スロットs1の最後の2つのOFDMシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、CSI-RS52は、サブキャリア2、サブキャリア3、サブキャリア8及びサブキャリア9を占有する。
第1のスロットに対応する、第4のパターンのパターン部分において、CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数が1又は2であるとき、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、CSI-RSは、周波数領域次元においてサブキャリア2、サブキャリア3、サブキャリア8又はサブキャリア9を占有する。第1のスロットに対応する、第4のパターンのパターン部分において、CSI-RSにより占有される時間周波数リソースの数が4であるとき、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、CSI-RSは、周波数領域次元においてサブキャリア2、サブキャリア3、サブキャリア8又はサブキャリア9を占有する。
図6は、この出願の例示的な実施例によるチャネル推定方法のフローチャートである。この出願のこの実施例では、チャネル推定方法が図1に示す実現環境に適用される例が説明のために使用される。図6に示すように、チャネル推定方法は以下のステップを含む。
ステップ601.第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出する。
第1の参照信号はチャネル測定のための参照信号である。任意選択で、第1の参照信号はCSI-RS又はCRSである。
第2の参照信号は復調のための参照信号である。任意選択で、第2の参照信号はDMRSである。
ステップ602.第2のネットワークデバイスは、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出する。
第1の参照信号及び第2の参照信号は、第2の時間単位内にチャネルに対するチャネル推定に使用される。第2のパターンは第3のパターンと異なる。ポート数又はランクが同じであるという条件で、第2のパターンにおいて第2の参照信号により占有される時間周波数リソースの数は、第3のパターンにおいて第2の参照信号により占有される時間周波数リソースの数未満である。
第3のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第3のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在せず、第2の参照信号が第2の時間単位に存在するときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。第1のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンであり、第2のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
任意選択で、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第1の参照信号及び第2の参照信号は、第2の時間単位内にチャネルに対する共同チャネル推定に使用される。
ステップ603.第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第1のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を受信し、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を受信する。
第1の参照信号及び第2の参照信号を受信する前に、第1のネットワークデバイスは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定する。
任意選択で、第1のネットワークデバイスは、予め規定されたルール又は設定情報に従って、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定する。予め規定されたルールは、第1のネットワークデバイスに予め記憶され、設定情報は、第2のネットワークデバイスにより第1のネットワークデバイスに送出される。
ステップ604.第1のネットワークデバイスは、第1の参照信号及び第2の参照信号に基づいて、第2の時間単位内にチャネルに対してチャネル推定を実行する。
第2の時間単位内にチャネルに対してチャネル推定を実行した後に、第1のネットワークデバイスは、チャネル推定結果に基づいて、第2の時間単位内にデータを復調する。
ステップ601及びステップ602は、第2のネットワークデバイス側における参照信号送出方法として別々に実現されてもよく、ステップ603及びステップ604は、第1のネットワークデバイス側におけるチャネル推定方法として別々に実現されてもよい点に留意すべきである。
要するに、この出願のこの実施例において提供されるチャネル推定方法によれば、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出し、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出し、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであると決定したとき、第1のネットワークデバイスは、異なるパターンに従って異なる時間単位内に第1の参照信号及び第2の参照信号を受信し、次に、第1の参照信号及び第2の参照信号に基づいて、第2の時間単位内にチャネルに対してチャネル推定を実行する。それぞれ第1のパターン及び第2のパターンに従って受信される第1の参照信号及び第2の参照信号により占有されるリソースは、第3のパターン及び第4のパターンが使用されるときに占有されるリソースより少ないので、通信システムのスループットが確保でき、一方で、チャネル推定効果が最適化され、無線リソースオーバーヘッドが低減され、通信システムの性能が改善される。
任意選択で、この出願のこの実施例において提供されるチャネル推定方法では、第1の時間単位は第2の時間単位の前であり、時間単位は、第1のスロット及び第2のスロットを含むサブフレームであり、第2のパターンにおける時間周波数リソースは、第3のパターンにおける時間周波数リソースの一部であり、第2のパターンは第1のスロット及び第2のスロットの中にあるか、或いは第2のパターンは、第1のスロット及び第2のスロットのうち1つの中にあり、第2のパターンは、第2の参照信号が共同チャネル推定において使用されるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第2の参照信号、すなわち、DMRSを送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が物理リソースブロックペア当たり12個の時間周波数リソースであるとき、第2のパターンにおける時間周波数リソースは第3のパターンにおける時間周波数リソースの一部であるので、第2の参照信号は第2のパターンにおいて3つの方式で分布する。
(1)第2のパターンにおいて、第2の参照信号は、時間領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において、或る間隔で現れるサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZのうち少なくとも1つを占有する。サブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZの中で、少なくとも1つのサブキャリアは、第2の参照信号が1つのみのスロットを占有するときに占有されるサブキャリアであるか、或いは少なくとも1つのサブキャリアは、2つのスロット内で占有されないサブキャリアである。
第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロット及び第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZ;サブキャリアX及びサブキャリアY;サブキャリアX及びサブキャリアZ;サブキャリアY及びサブキャリアZ;サブキャリアX;サブキャリアY;又はサブキャリアZを占有し、サブキャリアは或る間隔で現れる。
任意選択で、Xは0以上且つ11以下の整数であり、Yは0以上且つ11以下の整数であり、Zは0以上且つ11以下の整数である。
例えば、第2の参照信号はDMRSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第2のパターンが図7Aに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。第2のパターンにおけるDMRS71の具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、DMRS71は、第1のスロット及び第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS71は、サブキャリア1及びサブキャリア11を占有する。第3のパターンにおいてDMRSにより占有されるサブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11について、図7Aに示す第2のパターンにおいて、サブキャリア11は第1のスロット内のみでDMRSにより占有され、サブキャリア7はいずれのスロット内でもDMRSにより占有されず、サブキャリア1は第1のスロット及び第2のスロット内でDMRSにより占有される。
例えば、第2の参照信号はDMRSである。通常サイクリックプレフィクスの場合、代替として、第2のパターンが図7Bに示されてもよい。第2の参照信号は、時間領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有し、サブキャリア6及びサブキャリア11は、第1のスロット内のみでDMRSにより占有される。
代替として、第2のパターンが図7Cに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有し、サブキャリア1は、第1のスロット内のみで第2の参照信号により占有される。
代替として、第2のパターンが図7Dに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有し、サブキャリア6及びサブキャリア11は、第2のスロット内のみで第2の参照信号により占有される。
代替として、第2のパターンが図7Eに示されてもよい。第2の参照信号は、時間領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有し、サブキャリア11は、第2のスロット内のみで第2の参照信号により占有される。
代替として、第2のパターンが図7Fに示されてもよい。第2の参照信号は、時間領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有し、第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア1及びサブキャリア6を占有し、サブキャリア11は、2つのスロットのいずれにおいても第2の参照信号により占有されない。
この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で48個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で48種類の第2のパターンが存在する。当業者は、前述のいくつかの例示的なパターンに基づいて残りの42個の第2のパターンを導出してもよく、詳細はここでは説明しない。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、DMRSは、第2のパターンにおいてサブキャリア1及びサブキャリア11を占有し、サブキャリア11は、第1のスロット内のみでDMRSにより占有され、サブキャリア6はいずれのスロット内でもDMRSにより占有されず、サブキャリア1は、第1のスロット及び第2のスロット内でDMRSにより占有される。第2のパターンが図7Gに示される。第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される場合、代替として、第2のパターンは、図7H、図7I、図7J、図7K又は図7Lに示されてもよい。この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で48個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で48種類の第2のパターンが存在する。当業者は、前述のいくつかの例示的なパターンに基づいて残りの42個の第2のパターンを導出してもよく、詳細はここでは説明しない。
(2)第2のパターンにおいて、第2の参照信号は、時間領域次元においてサブフレーム内の第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において、或る間隔で現れるサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZのうち少なくとも1つを占有する。
第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZ;サブキャリアX及びサブキャリアY;サブキャリアX及びサブキャリアZ;サブキャリアY及びサブキャリアZ;サブキャリアX;サブキャリアY;又はサブキャリアZを占有し、サブキャリアは或る間隔で現れる。
任意選択で、Xは0以上且つ11以下の整数であり、Yは0以上且つ11以下の整数であり、Zは0以上且つ11以下の整数である。
例えば、第2の参照信号はDMRSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第2のパターンが図7Mに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。第2のパターンにおけるDMRS72の具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、DMRS72は、第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS71は、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。
第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される。第2のパターンが図7Nに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア11及びサブキャリア1を占有し、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。
代替として、第2のパターンが図7Oに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア11及びサブキャリア6を占有し、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。
代替として、第2のパターンが図7Pに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア6及びサブキャリア1を占有し、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。
代替として、第2のパターンが図7Qに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア11を占有し、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。
代替として、第2のパターンが図7Rに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア1を占有し、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。
代替として、第2のパターンが図7Sに示される。第2の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリア6を占有し、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。
この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて図7A〜図7Sに示す合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、DMRSは、周波数領域次元においてサブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。第2のパターンが図7Tに示される。代替として、第2のパターンは、図7U、図7V、図7W、図7X、図7Y又は図7Zに示されてもよい。この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
(3)第2のパターンにおいて、第2の参照信号は、時間領域次元においてサブフレーム内の第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において、或る間隔で現れるサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZのうち少なくとも1つを占有する。
第2の参照信号は、時間領域次元において第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZ;サブキャリアX及びサブキャリアY;サブキャリアX及びサブキャリアZ;サブキャリアY及びサブキャリアZ;サブキャリアX;サブキャリアY;又はサブキャリアZを占有し、サブキャリアは或る間隔で現れる。
任意選択で、Xは0以上且つ11以下の整数であり、Yは0以上且つ11以下の整数であり、Zは0以上且つ11以下の整数である。
例えば、第2の参照信号はDMRSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第2のパターンが図7aに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。第2のパターンにおけるDMRS73の具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、DMRS73は、第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS73は、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される場合、代替として、第2のパターンは図7b、図7c、図7d、図7e、図7f又は図7gに示されてもよい。
この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、DMRSは、サブキャリア1、サブキャリア6及びサブキャリア11を占有する。第2のパターンが図7hに示される。第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される場合、代替として、第2のパターンは、図7i、図7j、図7k、図7l、図7m又は図7nに示されてもよい。この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
図7A、図7B、図7C、図7D、図7E、図7F、図7H、図7I、図7J、図7K、図7L、図7M、図7N、図7O、図7P、図7Q、図7R、図7S、図7T、図7U、図7V、図7W、図7X、図7Y、図7Z、図7a、図7b、図7c、図7d、図7e、図7f、図7g、図7h、図7i、図7j、図7k、図7l、図7m又は図7nに基づく任意選択の実施例では、直交カバーコード(Orthogonal Cover Code, OCC)の長さが2であるとき、周波数領域において同じサブキャリアを含む、第2のパターンにおいて2つの隣接する時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、長さが2である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。長さが2である拡散系列は[1 1]又は[1 -1]である。
例えば、図7oにおいて、拡散系列はa=[1 1]及びb=[1 -1]である。図7oの左側に示すように、第2の参照信号は、周波数領域次元におけるサブキャリア11と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む合計で2つの時間周波数リソースを占有する。2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、図7oの右側に示すように、拡散系列a及びbを使用することにより拡散される。
図7A、図7B、図7C、図7D、図7E、図7F、図7H、図7I、図7J、図7K、図7L、図7M、図7N、図7O、図7P、図7Q、図7R、図7S、図7T、図7U、図7V、図7W、図7X、図7Y、図7Z、図7a、図7b、図7c、図7d、図7e、図7f、図7g、図7h、図7i、図7j、図7k、図7l、図7m又は図7nに基づく任意選択の実施例では、直交カバーコード(Orthogonal Cover Code, OCC)の長さが4であるとき、長さが4である拡散系列は[1 1 1 1]、[1 -1 1 -1]、[1 1 -1 -1]又は[1 -1 -1 1]である。
(1)周波数領域次元における同じサブキャリアと、時間領域次元における各スロットの最後の2つのシンボルとを含む、第2のパターンにおいて合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図7pにおいて、拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。図7Nの左側に示すように、第2の参照信号は、周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボル及び第2のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む合計で4つの時間周波数リソースを占有する。4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、図7pの右側に示すように、拡散系列a、b、c及びdを使用することにより拡散される。
(2)周波数領域次元におけるサブキャリアX及びサブキャリアYと、時間領域次元におけるスロットの最後の2つのシンボルとを含む、第2のパターンにおいて合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号、及び/又は周波数領域次元におけるサブキャリアY及びサブキャリアZと、時間領域次元におけるスロットの最後の2つのシンボルとを含む、合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号、及び/又は周波数領域次元におけるサブキャリアX及びサブキャリアZと、時間領域次元におけるスロットの最後の2つのシンボルとを含む、合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図7qにおいて、拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。図7qの左側に示すように、第2の参照信号は、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルと、周波数領域次元におけるサブキャリア1及びサブキャリア11とを含む合計で4つの時間周波数リソースを占有する。4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、図7qの右側に示すように、拡散系列a、b、c及びdを使用することにより拡散される。
第2の参照信号、すなわち、DMRSを送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が物理リソースブロックペア当たり24個の時間周波数リソースであるとき、第2のパターンにおける時間周波数リソースは第3のパターンにおける時間周波数リソースの一部であるので、第2の参照信号は第2のパターンにおいて3つの方式で分布する。
(1)第2のパターンにおいて、第2の参照信号は、2つのCDMグループに分割され、2つのグループの第2の参照信号は、時間領域次元において各スロットの最後の2つのシンボルを占有する。第1のグループの第2の参照信号及び第2のグループの第2の参照信号は、サブキャリアX及びサブキャリアX+1の第1の組み合わせと、サブキャリアY及びサブキャリアY+1の第2の組み合わせと、サブキャリアZ及びサブキャリアZ+1の第3の組み合わせとのうち少なくとも1つを対応して占有する。第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせの中で、少なくとも1つの組み合わせは、2つのグループの第2の参照信号が1つのみのスロットを占有するときに2つのグループの第2の参照信号により占有される組み合わせであるか、或いは少なくとも1つの組み合わせは、2つのスロット内で2つのグループの第2の参照信号により占有されない組み合わせである。
第1の組み合わせはサブキャリアX及びサブキャリアX+1を含み、第2の組み合わせはサブキャリアY及びサブキャリアY+1を含み、第3の組み合わせはサブキャリアZ及びサブキャリアZ+1を含む。第1のグループの第2の参照信号及び第2のグループの第2の参照信号は、第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第2の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ;第2の組み合わせ;又は第3の組み合わせを対応して占有する。
例えば、第1のグループの第2の参照信号及び第2のグループの第2の参照信号が第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを対応して占有することは、第1のグループの第2の参照信号がサブキャリアY及びサブキャリアZを占有し、第2のグループの第2の参照信号がサブキャリアX+1及びサブキャリアZ+1を占有することを意味する。
任意選択で、Xは0以上且つ10以下の整数であり、Yは0以上且つ10以下の整数であり、Zは0以上且つ10以下の整数である。
例えば、第2の参照信号はDMRSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第2のパターンが図8Aに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。第2のパターンにおけるDMRS81の具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、DMRS81は、第1のスロット及び第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、第1のグループのDMRS及び第2のグループのDMRSは、サブキャリア0及びサブキャリア1の第1の組み合わせと、サブキャリア11及びサブキャリア11の第2の組み合わせとを占有する。第3のパターンにおいてDMRSにより占有されるサブキャリア0及びサブキャリア1の第1の組み合わせと、サブキャリア5及びサブキャリア6の第2の組み合わせと、サブキャリア10及びサブキャリア11の第3の組み合わせとについて、図8Aに示す第2のパターンにおいて、第3の組み合わせは第1のスロット内のみでDMRSにより占有され、第2の組み合わせはいずれのスロット内でもDMRSにより占有されず、第1の組み合わせは第1のスロット及び第2のスロット内でDMRSにより占有される。
第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される。第2のパターンが図8Bに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロット及び第2のスロットを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第2の組み合わせ及び第3の組み合わせは第1のスロット内のみでDMRSにより占有され、第1の組み合わせは第1のスロット及び第2のスロット内でDMRSにより占有される。
代替として、第2のパターンが図8Cに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロット及び第2のスロットを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第1の組み合わせは第1のスロット内のみで第2の参照信号により占有され、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせは第1のスロット及び第2のスロット内で占有される。
代替として、第2のパターンが図8Dに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロット及び第2のスロットを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第1の組み合わせは第1のスロット及び第2のスロット内で第2の参照信号により占有され、第3の組み合わせは第1のスロット内のみで第2の参照信号により占有される。
代替として、第2のパターンが図8Eに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロット及び第2のスロットを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第3の組み合わせは第2のスロット内のみで第2の参照信号により占有され、第2の組み合わせ及び第1の組み合わせは第1のスロット及び第2のスロット内で第2の参照信号により占有される。
代替として、第2のパターンが図8Fに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロット及び第2のスロットを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第2の組み合わせを占有する。第3の組み合わせはいずれのスロット内でも第2の参照信号により占有されず、第2の組み合わせ及び第1の組み合わせは第1のスロット及び第2のスロット内で第2の参照信号により占有される。
この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で48個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で48種類の第2のパターンが存在する。当業者は、前述のいくつかの例示的なパターンに基づいて残りの42個の第2のパターンを導出してもよく、詳細はここでは説明しない。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、第2のパターンにおいて、DMRSは、第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有し、第3の組み合わせは、第1のスロット内のみで第2の参照信号により占有され、第2の組み合わせはいずれのスロット内でも占有されず、第1の組み合わせは、第1のスロット及び第2のスロットの双方内で占有される。第2のパターンが図8Gに示される。さらに、代替として、第2のパターンは、図8H、図8I、図8J、図8K又は図8Lに示されてもよい。この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で48個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で48種類の第2のパターンが存在する。当業者は、前述のいくつかの例示的なパターンに基づいて残りの42個の第2のパターンを導出してもよく、詳細はここでは説明しない。
(2)第2のパターンにおいて、第2の参照信号は、2つのCDMグループに分割され、2つのグループの第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットのみの最後の2つのシンボルをそれぞれ占有する。第1のスロット内で、第1のグループの第2の参照信号及び第2のグループの第2の参照信号は、サブキャリアX及びサブキャリアX+1の第1の組み合わせと、サブキャリアY及びサブキャリアY+1の第2の組み合わせと、サブキャリアZ及びサブキャリアZ+1の第3の組み合わせとのうち少なくとも1つを対応して占有する。
2つのグループの第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルをそれぞれ占有し、第1のスロット内で、周波数領域次元において第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第2の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ;第2の組み合わせ;又は第3の組み合わせを占有する。
任意選択で、Xは0以上且つ10以下の整数であり、Yは0以上且つ10以下の整数であり、Zは0以上且つ10以下の整数である。
例えば、第2の参照信号はDMRSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第2のパターンが図8Mに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。第2のパターンにおけるDMRS82の具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、DMRS82は、第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS82は、サブキャリア0及びサブキャリア1の第1の組み合わせと、サブキャリア5及びサブキャリア6の第2の組み合わせと、サブキャリア10及びサブキャリア11の第3の組み合わせとを占有する。
第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される。図8Nに示すように、第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第2の組み合わせを占有する。
代替として、第2のパターンが図8Oに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。
代替として、第2のパターンが図8Pに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第2の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。
代替として、第2のパターンが図8Qに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第2の組み合わせを占有する。
代替として、第2のパターンが図8Rに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第3の組み合わせを占有する。
代替として、第2のパターンが図8Sに示される。第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせを占有する。
この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、DMRSは、第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第2のパターンが図8Tに示される。さらに、代替として、第2のパターンは、図8U、図8V、図8W、図8X又は図8Zに示されてもよい。この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
(3)第2のパターンにおいて、第2の参照信号は、2つのCDMグループに分割され、2つのグループの第2の参照信号は、時間領域次元において第2のスロットのみの最後の2つのシンボルをそれぞれ占有する。第2のスロット内で、第1のグループの第2の参照信号及び第2のグループの第2の参照信号は、サブキャリアX及びサブキャリアX+1の第1の組み合わせと、サブキャリアY及びサブキャリアY+1の第2の組み合わせと、サブキャリアZ及びサブキャリアZ+1の第3の組み合わせとのうち少なくとも1つを対応して占有する。
2つのグループの第2の参照信号は、時間領域次元において第2のスロットの最後の2つのシンボルをそれぞれ占有し、第2のスロット内で、周波数領域次元において第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第2の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ;第2の組み合わせ;又は第3の組み合わせを占有する。
任意選択で、Xは0以上且つ10以下の整数であり、Yは0以上且つ10以下の整数であり、Zは0以上且つ10以下の整数である。
例えば、第2の参照信号はDMRSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第2のパターンが図8aに示される。図面において、2つの物理リソースブロック、すなわち、物理リソースブロックペアは、それぞれスロットs1及びスロットs2に対応する。各物理リソースブロックは、時間領域次元において7個のOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元において12個のサブキャリアを占有する。第2のパターンにおけるDMRS83の具体的な分布は以下の通りである。時間領域次元において、DMRS83は、第2のスロットの最後の2つのシンボルを占有する。周波数領域次元において、下から上に、DMRS83は、サブキャリア0及びサブキャリア1の第1の組み合わせと、サブキャリア5及びサブキャリア6の第2の組み合わせと、サブキャリア10及びサブキャリア11の第3の組み合わせとを占有する。第2の参照信号がDMRSである例が依然として使用される場合、代替として、第2のパターンは、図8b、図8c、図8d、図8e、図8f又は図8gに示されてもよい。
この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、DMRSは、第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第2のパターンが図8hに示される。さらに、代替として、第2のパターンは、図8i、図8j、図8k、図8l、図8m又は図8nに示されてもよい。この場合、第2の参照信号は、第2のパターンにおいて合計で7個の方式で分布し、或いは言い換えると、合計で7種類の第2のパターンが存在する。
図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、図8F、図8G、図8H、図8I、図8J、図8K、図8L、図8M、図8N、図8O、図8P、図8Q、図8R、図8S、図8T、図8U、図8V、図8W、図8X、図8Y、図8Z、図8a、図8b、図8c、図8d、図8e、図8f、図8g、図8h、図8i、図8j、図8k、図8l、図8m又は図8nに基づく任意選択の実施例では、OCCの長さが2であるとき、長さが2である拡散系列は[1 1]又は[1 -1]であり、周波数領域次元における同じサブキャリア及び時間領域次元における同じスロットの最後の2つのシンボルを含む、第2のパターンにおいて2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される同じグループ内の2つの第2の参照信号は、長さが2である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図8oにおいて、拡散系列はa=[1 1]及びb=[1 -1]である。図8oの左側に示すように、第1のグループの第2の参照信号は、第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルと、周波数領域次元におけるサブキャリア11及びサブキャリア1とを含む合計で4つの時間周波数リソースを占有する。図8Mの右側に示すように、周波数領域次元における第1のグループ内のサブキャリア11と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第2の参照信号は、a=[1 1]及びb=[1 -1]を使用することにより拡散され、周波数領域次元における第1のグループ内のサブキャリア1と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第2の参照信号は、b=[1 -1]及びa=[1 1]を使用することにより拡散される。同様に、周波数領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルと、時間領域次元におけるサブキャリア0及びサブキャリア10とを含む合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2のグループ内の4つの第2の参照信号は、図8oの右側に示す方式で拡散される。
図8A、図8B、図8C、図8D、図8E、図8F、図8G、図8H、図8I、図8J、図8K、図8L、図8M、図8N、図8O、図8P、図8Q、図8R、図8S、図8T、図8U、図8V、図8W、図8X、図8Y、図8Z、図8a、図8b、図8c、図8d、図8e、図8f、図8g、図8h、図8i、図8j、図8k、図8l、図8m又は図8nに基づく任意選択の実施例では、OCCの長さが4であるとき、長さが4である拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]又はd=[1 -1 -1 1]であり、周波数領域次元における同じサブキャリア及び時間領域次元における各スロットの最後の2つのシンボルを含む、第2のパターンにおいて4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される同じグループ内の4つの第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図8pにおいて、拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。図8pの左側に示すように、第1のグループの第2の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボル及び第2のスロットの最後の2つのOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア1を占有する。第1のグループ内の4つの第2の参照信号は、図8pの右側に示すように、拡散系列a=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]を使用することにより拡散される。
任意選択で、OCCが4であるときに使用される、第2のパターンを使用することにより送信される第2の参照信号の拡散方式は、OCCが4であるときに使用される、第3のパターンを使用することにより送信される第2の参照信号の拡散方式と異なる。OCCが4であるとき、第3のパターンを使用することにより送信される第2の参照信号について、複数の拡散系列が各時間周波数リソース上で同時に使用され、使用される拡散系列は同じである。
任意選択で、第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、第3の時間周波数リソース、第4の時間周波数リソース、第5の時間周波数リソース及び第6の時間周波数リソースが第2のパターンに存在する。
第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、第3の時間周波数リソース及び第4の時間周波数リソースは、周波数領域次元において同じサブキャリアを含み、第5の時間周波数リソース及び第6の時間周波数リソースは、周波数領域次元において他のサブキャリアを含む。第1の時間周波数リソース及び第2の時間周波数リソースは、時間領域次元においてスロットの最後の2つのシンボルを含み、第3の時間周波数リソース及び第4の時間周波数リソースは、時間領域次元において他のスロットの最後の2つのシンボルを含み、第5の時間周波数リソース及び第1の時間周波数リソースは、時間領域次元において同じシンボルを含み、第6の時間周波数リソース及び第2の時間周波数リソースは、時間領域次元において同じシンボルを含む。
第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、第3の時間周波数リソース及び第4の時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号であり、第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、第5の時間周波数リソース及び第6の時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図8pにおいて、拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第1のスロットの最後のシンボルとを含む時間周波数リソースは、第1の時間周波数リソースであり、周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第1のスロットの最後から2番目のシンボルとを含む時間周波数リソースは、第2の時間周波数リソースであり、周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第2のスロットの最後から2番目のシンボルとを含む時間周波数リソースは、第3の時間周波数リソースであり、周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第2のスロットの最後のシンボルとを含む時間周波数リソースは、第4の時間周波数リソースであり、周波数領域次元におけるサブキャリア0と、時間領域次元における第1のスロットの最後のシンボルとを含む時間周波数リソースは、第5の時間周波数リソースであり、周波数領域次元におけるサブキャリア0と、時間領域次元における第1のスロットの最後から2番目のシンボルとを含む時間周波数リソースは、第6の時間周波数リソースである。第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、第3の時間周波数リソース及び第4の時間周波数リソースを含む合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第2の参照信号は、拡散系列a、b、c及びdを使用することにより拡散され、第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、第5の時間周波数リソース及び第6の時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第2の参照信号は、拡散系列a、b、d及びcを使用することにより拡散される。
任意選択で、この出願のこの実施例において提供されるチャネル推定方法では、第1の時間単位は第2の時間単位の前であり、時間単位は、第1のスロット及び第2のスロットを含むサブフレームであり、第1のパターンにおける時間周波数リソースは、第3のパターンにおける時間周波数リソースの一部であり、第1のパターンと第2のパターンとは重複せず、或いは言い換えると、第1のパターンにおける時間周波数リソースと第2のパターンにおける時間周波数リソースとの間に共通部分は存在しない。この出願において提供されるチャネル推定方法がN個の連続する時間単位内で使用されるとき、第1のパターンは第1のスロットの中のみにあり、Nは3以上である点に留意すべきである。
第1のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定において使用されるときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。第2のパターンは、第2の参照信号が共同チャネル推定において使用されるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第3のパターンは、第2の参照信号が共同チャネル推定において使用されるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。言い換えると、第3のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第3のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在せず、第2の参照信号が第2の時間単位に存在するときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。共同チャネル推定は、第1の参照信号及び第2の参照信号を共同で使用することにより実行されるチャネル推定である。
第2の参照信号、すなわち、DMRSを送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が物理リソースブロックペア当たり12個の時間周波数リソースであるとき、第1のパターンにおける時間周波数リソースは第3のパターンにおける時間周波数リソースの一部であるので、第1の参照信号は第1のパターンにおいて以下の方式で分布する。
第1のパターンにおいて、第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において、或る間隔で現れるサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZのうち少なくとも1つを占有する。
第1のパターンにおいて、第1の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリアX;サブキャリアY;サブキャリアZ;サブキャリアX及びサブキャリアY;サブキャリアX及びサブキャリアZ;サブキャリアY及びサブキャリアZ;又はサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZを占有し、サブキャリアは或る間隔で現れる。
任意選択で、Xは0以上且つ11以下の整数であり、Yは0以上且つ11以下の整数であり、Zは0以上且つ11以下の整数である。
例えば、第1の参照信号はCSI-RSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第1のパターンが図9Aに示される。CSI-RS91は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア1及びサブキャリア11を占有する。
代替として、第1のパターンが図9Bに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア1及びサブキャリア6を占有する。
代替として、第1のパターンが図9Cに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア11及びサブキャリア6を占有する。
代替として、第1のパターンが図9Dに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア11、サブキャリア6及びサブキャリア1を占有する。
代替として、第1のパターンが図9Eに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア1を占有する。
代替として、第1のパターンが図9Fに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア11を占有する。
代替として、第1のパターンが図9Gに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア6を占有する。
この場合、図9A〜図9Gに示すように、合計で7種類の第1のパターンが存在する。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア1及びサブキャリア11を占有する。第1のパターンが図9Hに示される。さらに、代替として、第1のパターンは、図9I、図9J、図9K、図9L、図9M又は図9Nに示されてもよい。この場合、合計で7種類の第1のパターンが存在する。
第2の参照信号、すなわち、DMRSを送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が物理リソースブロックペア当たり24個の時間周波数リソースであるとき、第1のパターンにおける時間周波数リソースは第3のパターンにおける時間周波数リソースの一部であるので、第1の参照信号は第1のパターンにおいて以下の方式で分布する。
第1のパターンにおいて、第1の参照信号は、2つのCDMグループに分割され、2つのグループの第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルをそれぞれ占有する。第1のグループの第1の参照信号及び第2のグループの第1の参照信号は、サブキャリアX及びサブキャリアX+1の第1の組み合わせと、サブキャリアY及びサブキャリアY+1の第2の組み合わせと、サブキャリアZ及びサブキャリアZ+1の第3の組み合わせとのうち少なくとも1つを対応して占有する。
第1のパターンにおいて、第1のグループの第1の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリアX及びサブキャリアX+1の第1の組み合わせ、サブキャリアY及びサブキャリアY+1の第2の組み合わせ及びサブキャリアZ及びサブキャリアZ+1の第3の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第2の組み合わせ;第1の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第2の組み合わせ及び第3の組み合わせ;第1の組み合わせ;第2の組み合わせ;又は第3の組み合わせを対応して占有する。
言い換えると、第1のグループの第1の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリアX、サブキャリアY及びサブキャリアZを占有し、第2のグループの第1の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリアX+1、サブキャリアY+1及びサブキャリアZ+1を占有する。
任意選択で、Xは0以上且つ10以下の整数であり、Yは0以上且つ10以下の整数であり、Zは0以上且つ10以下の整数である。
例えば、第1の参照信号はCSI-RSであり、通常サイクリックプレフィクスの場合、第1のパターンが図9Oに示される。CSI-RS92は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。
代替として、第1のパターンが図9Pに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第2の組み合わせを占有する。
代替として、第1のパターンが図9Qに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第2の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。
代替として、第1のパターンが図9Rに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ、第2の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。
代替として、第1のパターンが図9Sに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第2の組み合わせを占有する。
代替として、第1のパターンが図9Tに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせを占有する。
代替として、第1のパターンが図9Uに示される。第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第3の組み合わせを占有する。
この場合、図9O〜図9Uに示すように、合計で7種類の第1のパターンが存在する。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において第1の組み合わせ及び第3の組み合わせを占有する。第1のパターンが図9Vに示される。代替として、第1のパターンは、図9W、図9X、図9Y、図9Z、図9a又は図9bに示されてもよい。この場合、合計で7種類の第1のパターンが存在する。
図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、図9F、図9G、図9H、図9I、図9J、図9K、図9L、図9M、図9N又は図9Nに基づく任意選択の実施例では、OCCの長さが2であるとき、長さが2である拡散系列は[1 1]又は[1 -1]であり、周波数領域次元における同じサブキャリアを含む、第1のパターンにおいて2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第1の参照信号は、長さが2である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図9cにおいて、拡散系列はa=[1 1]及びb=[1 -1]である。図9cの左側に示すように、第1の参照信号は、周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む合計で2つの時間周波数リソースを占有する。2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第1の参照信号は、図9cの右側に示すように、拡散系列a及びbを使用することにより拡散される。
図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、図9F、図9G、図9H、図9I、図9J、図9K、図9L、図9M又は図9Nに基づく任意選択の実施例では、OCCの長さが4であるとき、長さが4である拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]又はd=[1 -1 -1 1]であり、周波数領域次元におけるサブキャリアX及びサブキャリアYを含む、第1のパターンにおいて合計で4つのシンボル時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第1の参照信号、及び/又は周波数領域次元におけるサブキャリアX及びサブキャリアZを含む、第1のパターンにおいて合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第1の参照信号、及び/又は周波数領域次元におけるサブキャリアY及びサブキャリアZを含む、第1のパターンにおいて合計で4つのシンボル時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第1の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
任意選択で、Xは0以上且つ11以下の整数であり、Yは0以上且つ11以下の整数であり、Zは0以上且つ11以下の整数である。
例えば、図9dにおいて、第1の参照信号は、図9dの左側に示すように、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのシンボルと、周波数領域次元におけるサブキャリア1及びサブキャリア11とを含む合計で4つの時間周波数リソースを占有する。4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第1の参照信号は、図9Jの右側に示すように、拡散系列a=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]を使用することにより拡散される。
図9O、図9P、図9Q、図9R、図9S、図9T、図9U、図9V、図9W、図9X、図9Y、図9Z、図9a又は図9bに基づく任意選択の実施例では、OCCの長さが2であるとき、長さが2である拡散系列はa=[1 1]又はb=[1 -1]であり、時間領域次元における同じサブキャリアを含む、第1のパターンにおいて2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第1の参照信号は、長さが2である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図9eにおいて、拡散系列はa=[1 1]及びb=[1 -1]である。図9eの左側に示すように、第1のグループの第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア0及びサブキャリア10を占有する。第1のグループの参照信号は、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルと、周波数領域次元におけるサブキャリア0とを含む合計で2つの時間周波数リソースを占有し、2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第1の参照信号は、拡散系列b及びaを使用することにより拡散される。図9eの右側に示すように、第1のグループの参照信号は、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルと、周波数領域次元におけるサブキャリア10とを含む合計で2つの時間周波数リソースを占有し、2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される2つの第1の参照信号は、拡散系列a及びbを使用することにより拡散される。
図9O、図9P、図9Q、図9R、図9S、図9T、図9U、図9V、図9W、図9X、図9Y、図9Z、図9a又は図9bに基づく任意選択の実施例では、OCCの長さが4であるとき、長さが4である拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]又はd=[1 -1 -1 1]であり、2つの隣接するサブキャリアを含む、第1のパターンにおいて合計で4つの時間周波数リソースを使用することにより送信される4つの第1の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号である。
例えば、図9fにおいて、拡散系列はa=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。図9fの左側に示すように、第1のグループの第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア0及びサブキャリア10を占有する。第1のグループの第1の参照信号は、図9fの右側に示すように、拡散系列a、b、c及びdを使用することにより拡散される。
任意選択で、この出願のこの実施例において提供されるチャネル推定方法では、第1の時間単位は第2の時間単位の前であり、時間単位は、第1のスロット及び第2のスロットを含むサブフレームであり、第1のパターンにおける時間周波数リソースは、第4のパターンにおける時間周波数リソースの一部であり、第1のパターンと第2のパターンとは重複せず、或いは言い換えると、第1のパターンにおける時間周波数リソースと第2のパターンにおける時間周波数リソースとの間に共通部分は存在しない。この出願において提供されるチャネル推定方法がN個の連続する時間単位内で使用されるとき、第1のパターンは第1のスロットの中のみにあり、Nは3以上である点に留意すべきである。
第1のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定において使用されるときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。第4のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定において使用されないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第4のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在し、第2の参照信号が第2の時間単位に存在しないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第1のパターンにおける時間周波数リソースは第4のパターンにおける時間周波数リソースの一部であるので、第1の参照信号は第1のパターンにおいて以下の方式で分布する。
第1のパターンにおいて、第1の参照信号は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元において、サブキャリアA、サブキャリアB、サブキャリアC及びサブキャリアDのうち少なくとも1つを占有する。
第1のスロットに対応する、第4のパターンのパターン部分において、第1の参照信号が周波数領域次元においてサブキャリアA、サブキャリアB、サブキャリアC及びサブキャリアD;サブキャリアA、サブキャリアB及びサブキャリアC;サブキャリアA、サブキャリアB及びサブキャリアD;サブキャリアA、サブキャリアC及びサブキャリアD;サブキャリアA及びサブキャリアB;サブキャリアA及びサブキャリアC;サブキャリアA及びサブキャリアD;サブキャリアB及びサブキャリアC;サブキャリアB及びサブキャリアD;サブキャリアC及びサブキャリアD;サブキャリアA;サブキャリアB;サブキャリアC;又はサブキャリアDを占有するとき、第1のスロットに対応する、第4のパターンのパターン部分において、第1の参照信号は、周波数領域次元においてサブキャリアA、サブキャリアB、サブキャリアC及びサブキャリアDのうち少なくとも1つ;サブキャリアA、サブキャリアB及びサブキャリアCのうち少なくとも1つ;サブキャリアA、サブキャリアB及びサブキャリアDのうち少なくとも1つ;サブキャリアA、サブキャリアC及びサブキャリアDのうち少なくとも1つ;サブキャリアA及びサブキャリアBのうち少なくとも1つ;サブキャリアA及びサブキャリアCのうち少なくとも1つ;サブキャリアA及びサブキャリアDのうち少なくとも1つ;サブキャリアB及びサブキャリアCのうち少なくとも1つ;サブキャリアB及びサブキャリアDのうち少なくとも1つ;サブキャリアC及びサブキャリアDのうち少なくとも1つ;サブキャリアA;サブキャリアB;サブキャリアC;又はサブキャリアDを占有する。
任意選択で、Aは0以上且つ10以下の整数であり、Bは0以上且つ10以下の整数であり、Cは0以上且つ10以下の整数であり、Dは0以上且つ10以下の整数である。
通常サイクリックプレフィクスの場合、例えば、第1のパターンにおいて、第1の参照信号、すなわち、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリアA、サブキャリアB及びサブキャリアDを占有する。第1のパターンが図10Aに示される。CSI-RS10は、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア3、サブキャリア4及びサブキャリア10を占有する。代替として、第1のパターンは、図10B、図10C又は図10Dに示されてもよい。この場合、合計で15種類の第1のパターンが存在する。当業者は、前述のいくつかの例示的なパターンに基づいて残りの11個の第2のパターンを導出してもよく、詳細はここでは説明しない。
同様に、拡張サイクリックプレフィクスの場合、例えば、第1のパターンにおいて、第1の参照信号、すなわち、CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリアA、サブキャリアB及びサブキャリアDを占有する。第1のパターンが図10Eに示される。CSI-RSは、時間領域次元において第1のスロットの最後の2つのシンボルを占有し、周波数領域次元においてサブキャリア3、サブキャリア4及びサブキャリア10を占有する。代替として、第1のパターンは、図10F、図10G又は図10Hに示されてもよい。この場合、合計で15種類の第1のパターンが存在する。当業者は、前述のいくつかの例示的なパターンに基づいて残りの11個の第2のパターンを導出してもよく、詳細はここでは説明しない。
前述の実施例では、第2の参照信号を送信するために使用される、第3のパターンにおける時間周波数リソースの密度が物理リソースブロックペア当たり12個の時間周波数リソースであり、OCCの長さが4であるとき、第1の参照信号及び第2の参照信号は合計で4つのシンボルを占有する点に留意すべきである。4つの異なるシンボルのうち2つは第1のスロットに属し、4つの異なるシンボルのうち他の2つは第2のスロットに属する。4つの参照信号は以下の種類に分割される。
(1)第1のパターンにおいて2つのシンボルを含む2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第1の参照信号、及び第2のパターンにおいて2つのシンボルを含む他の2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号であり、4つの時間周波数リソースは、周波数領域次元における同じサブキャリアと、時間領域次元における4つの異なるシンボルとを含む。
長さが4である拡散系列は、a=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]又はd=[1 -1 -1 1]である。
第1の時間単位内の第1の参照信号が第1のパターンに従って分布し、第2の時間単位内の第2の参照信号が第2のパターンに従って分布することを仮定すると、第1の参照信号及び第2の参照信号の分布方式は図11Aに示される。
例えば、図11Bにおいて、拡散系列は、a=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。周波数領域次元におけるサブキャリア6と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む第1の時間単位内の2つの時間周波数リソースと、周波数領域次元におけるサブキャリア6と、時間領域次元における第2のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む第2の時間単位内の2つの時間周波数リソースとを使用して送信される4つの参照信号は、拡散系列a、b、c及びdを使用することにより拡散される。
(2)第1のパターンにおいて2つのシンボルを含む2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第1の参照信号、及び第2のパターンにおいて2つのシンボルを含む他の2つの時間周波数リソースを使用することにより送信される第2の参照信号は、長さが4である拡散系列を使用することにより拡散された後に互いに直交する参照信号であり、4つの時間周波数リソースは、周波数領域次元における2つの隣接するサブキャリアと、時間領域次元における4つの異なるシンボルとを含む。
第1の参照信号及び第2の参照信号の分布方式が図11Aに示され、図11Bが依然として例として使用されることが仮定される。拡散系列は、a=[1 1 1 1]、b=[1 -1 1 -1]、c=[1 1 -1 -1]及びd=[1 -1 -1 1]である。周波数領域次元におけるサブキャリア6と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む第1の時間単位内の2つの時間周波数リソースと、周波数領域次元におけるサブキャリア1と、時間領域次元における第1のスロットの最後の2つのOFDMシンボルとを含む第2の時間単位内の2つの時間周波数リソースとを使用して送信される4つの参照信号は、拡散系列a、b、d及びcを使用することにより拡散される。
この出願の実施例において言及される「第1」、「第2」及び「第3」のような序数は、序数が内容に従って順序を明確に表さない限り、区別のためのみとして理解されるべきである点に留意すべきである。
図12は、この出願の他の例示的な実施例によるチャネル推定方法のフローチャートである。この出願のこの実施例では、チャネル推定方法が図1に示す実現環境に適用される例が説明のために使用される。図12に示すように、チャネル推定方法は以下のステップを含む。
ステップ1201.第2のネットワークデバイスは、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出する。
設定情報は、第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを示すために使用される。
任意選択で、設定情報はダイナミックシグナリングを使用することにより設定されるか、或いは高レイヤシグナリングを使用することにより設定される。
設定情報がダイナミックシグナリングを使用することにより設定される場合、第2のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスがデータを第1のネットワークデバイスに送出する必要があるときに、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出する。例えば、無線フレームにおいて、第2のネットワークデバイスは、サブフレーム5内でデータを第1のネットワークデバイスに送出することをスケジューリングする必要があり、第2のネットワークデバイスは、下りリンクスケジューリング情報を使用することにより、サブフレーム5内で設定情報を第1のネットワークデバイスに送出する。設定情報は、サブフレーム5内の第2の参照信号の第2のプリコーディング重みがサブフレーム3内の第1の参照信号の第1のプリコーディング重みと同じであることを示すために使用される。さらに、設定情報は動的に設定されるので、設定情報は現在のスケジューリングプロセスのみで有効である。
設定情報が高レイヤシグナリングを使用することにより設定される場合、第2のネットワークデバイスは、高レイヤシグナリングに従って、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出する。高レイヤシグナリングは、通常では無線アクセスRNCにより送出される。例えば、第2のネットワークデバイスは、高レイヤシグナリングに従って、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出し、設定情報は、サブフレームi内の第1のプリコーディング重み及びサブフレームi+1内の第2のプリコーディング重みが同じであることを示すために使用され、この場合、設定情報は次の設定情報が受信される前まで有効である。
ステップ1202.第1のネットワークデバイスは、設定情報を受信する。
設定情報がダイナミックシグナリングを使用することにより置換されるとき、第2のネットワークデバイスにより送出される第1の参照信号を受信する前に、毎回、第1のネットワークデバイスは、ダイナミックシグナリングを使用することによる置換を通じて取得される設定情報を受信する。
設定情報が高レイヤシグナリングを使用することにより置換されるとき、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにより送出される第1の参照信号を受信する前に、設定情報を受信し、設定情報が変化しない場合、第1のネットワークデバイスは、第2のネットワークデバイスにより送出される第1の参照信号を受信するときに、設定情報を再び受信する必要はない。
第2のネットワークデバイスにより、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出する代わりに、任意選択の実現方式では、予め規定されたルールが、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスの双方に予め記憶される点に留意すべきである。具体的には、予め規定されたルールは、通信プロトコルにおいて事前に合意される。予め規定されたルールは、第1のネットワークデバイス及び第2のネットワークデバイスに予め記憶され、第2のネットワークデバイスは、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出する必要はない。予め規定されたルールは、長期間に有効である情報である。言い換えると、ステップ1201及びステップ1202は実行されない。
ステップ1203.第1のネットワークデバイスは、設定情報に基づいて、第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定する。
予め規定されたルールが第1のネットワークデバイスに予め記憶されるとき、第1のネットワークデバイスは、予め規定されたルールに従って、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定する点に留意すべきである。
第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じである場合、ステップ1206が実行される。
ステップ1204.第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出する。
第1の参照信号はチャネル測定のための参照信号である。
任意選択で、第1の参照信号はCSI-RS又はCRSである。
第2のネットワークデバイスは、設定情報に基づいて、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定する。第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じである場合、第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出する。
予め規定されたルールが第2のネットワークデバイスに予め記憶されるとき、第2のネットワークデバイスは、設定情報を第1のネットワークデバイスに送出しない点に留意すべきである。具体的には、第2のネットワークデバイスは、予め規定されたルールに従って、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるか否かを決定する。第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じである場合、第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出する。
ステップ1205.第2のネットワークデバイスは、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出する。
第2の参照信号は復調のための参照信号である。
任意選択で、第2の参照信号はDMRSである。
第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第2のネットワークデバイスは、第2のパターンに従って第1の時間単位内に第2の参照信号を送出する。
第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第1の参照信号及び第2の参照信号は、第2の時間単位内にチャネルに対する共同チャネル推定に使用される。ポート数又はランクが同じであるという条件で、第2のパターンにおいて第2の参照信号により占有される時間周波数リソースの数は、第3のパターンにおいて第2の参照信号により占有される時間周波数リソースの数未満である。
第1のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定に使用されるときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第2のパターンは、第2の参照信号が共同チャネル推定に使用されるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第3のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第3のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在せず、第2の参照信号が第2の時間単位に存在するときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第4のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定において使用されないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンであるか、或いは第4のパターンは、第1の参照信号が第1の時間単位に存在し、第2の参照信号が第2の時間単位に存在しないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。
第1のパターン、第2のパターン、第3のパターン及び第4のパターンは、前述において詳しく述べられており、ここでは再び説明しない。
ステップ1206.第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じである場合、第1のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を受信し、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を受信する。
第1のネットワークデバイスが第1の参照信号及び第2の参照信号を受信した後に、第1のネットワークデバイスは、第1のネットワークデバイスが第2の時間単位内にチャネルに対する共同チャネル推定をサポートするか否かを決定する必要が更にある。第1のネットワークデバイスが第2の時間単位内にチャネルに対するチャネル推定をサポートする場合、ステップ1207が実行される。そうでない場合、第1のネットワークデバイスは、第2の時間単位内にチャネルに対して共同チャネル推定を実行しない。
ステップ1207.第1のネットワークデバイスは、第1の参照信号及び第2の参照信号に基づいて、第2の時間単位内にチャネルに対して共同チャネル推定を実行し、共同チャネル推定結果に基づいて、第2の時間単位内にデータを復調する。
任意選択で、マルチプル・インプット・マルチプル・アウトプット(英文:Multiple Input Multiple Output, 略称:MIMO)システム又は5Gシステムでは、共同チャネル推定のための第1の参照信号及び第2の参照信号はプリコーディングされており、第1の参照信号の第1のプリコーディング重み及び第2の参照信号の第2のプリコーディング重みは同じである。非MIMOシステムでは、第1の参照信号及び第2の参照信号はプリコーディングされていない。
データは、以下の方式で共同チャネル推定結果に基づいて復調される。
参照信号は第1の参照信号又は第2の参照信号である。
(1)1つのOFDMシンボル内に参照信号が存在する場合、このOFDMシンボル内で、参照信号を送信するための2つの時間周波数リソースの間のチャネルは、参照信号を送信するための2つの時間周波数リソースのチャネルの補間を通じて取得され、2つの参照信号を送信するための時間周波数リソースの外側の時間周波数リソースのチャネルは、当該チャネルに最も近い、参照信号を送信するための時間周波数リソースのチャネルの線形外挿を通じて取得される。
(2)1つのOFDMシンボル内に参照信号が存在しない場合、データ情報を搬送するサブキャリア上の、チャネルが推定された2つのOFDMシンボルの間のチャネルは、チャネルが推定された2つのOFDMチャネルのチャネルの補間を通じて取得される。データ情報を搬送し且つチャネルが推定された2つのOFDMシンボルの間にないサブキャリアのチャネルは、サブキャリアのチャネルに最も近く且つチャネルが推定されたOFDMシンボルのチャネルの外挿を通じて取得される必要がある。
第1の時間単位及び第2の時間単位内に第1のネットワークデバイスにより受信される参照信号が図13に示されることが仮定される。第1の参照信号は第1の時間単位内に受信され、第2の参照信号は第2の時間単位内に受信される。第2の時間単位の第2のスロット内の最後のOFDMシンボルにおいて、第1の参照信号を送信するための時間周波数リソース31と、第2の参照信号を送信するための時間周波数リソース32との間のチャネル40は、時間周波数リソース31及び時間周波数リソース32のチャネルの補間を通じて取得される。同様に、第2の時間単位の第2のスロット内の最後のOFDMシンボルのチャネル及び最後から2番目のOFDMシンボルのチャネルが推定できる。第2の参照信号を送信するための時間周波数リソース36の外側のチャネル41は、時間周波数リソース36のチャネルの線形外挿を通じて取得される。第1の参照信号を送信するための時間周波数リソース35に対応するOFDMシンボルについてチャネルが推定されている場合、データを搬送する番号42のサブキャリア11上の、第1の参照信号を送信するための時間周波数リソース35と、第2の参照信号を送信するための時間周波数リソース34との間のチャネルは、時間周波数リソース35に対応するOFDMシンボルのチャネルと、時間周波数リソース34に対応するOFDMシンボルのチャネルとの補間を通じて取得されてもよい。チャネルが推定された2つのOFDMシンボルの間のデータを搬送しないサブキャリア、例えば、第2の参照信号を送信するための時間周波数リソース32に対応するサブキャリア5上のチャネル43は、チャネルが推定され且つ第2の参照信号を送信するための時間周波数リソース34に対応するOFDMシンボルのチャネルの外挿を通じて取得される。このように、第2の時間単位内にデータを復調するために、第2の時間単位内の全てのチャネルが推定できる。
ステップ1201、ステップ1204及びステップ1205は、第2のネットワークデバイス側における参照信号送出方法として別々に実現されてもよく、ステップ1202、ステップ1203、ステップ1206及びステップ1207は、第1のネットワークデバイス側におけるチャネル推定方法として別々に実現されてもよい点に留意すべきである。
要するに、この出願のこの実施例において提供されるチャネル推定方法によれば、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであるとき、第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出し、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出し、第1のネットワークデバイスが、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが同じであると決定したとき、第1のネットワークデバイスは、異なるパターンに従って異なる時間単位内に第1の参照信号及び第2の参照信号を受信し、次に、第1の参照信号及び第2の参照信号に基づいて、第2の時間単位内にチャネルに対してチャネル推定を実行する。それぞれ第1のパターン及び第2のパターンに従って受信される第1の参照信号及び第2の参照信号により占有されるリソースは、共同チャネル推定が実行されないときに第3のパターン及び第4のパターンにより占有されるリソースより少ないので、通信システムのスループットが確保でき、一方で、チャネル推定効果が最適化され、無線リソースオーバーヘッドが低減され、通信システムの性能が改善される。
図12に示す実施例に基づく任意選択の実施例では、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるとき、第1の参照信号及び第2の参照信号は、共同チャネル推定に使用されない。第2のネットワークデバイスは、第1のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出せず、第2のパターンに従って第2の時間単位内に第1の参照信号を送出しない。言い換えると、ステップ1204はステップ1204aにより置換されてステップ1204aとして実現され、ステップ1205はステップ1205aにより置換されてステップ1205aとして実現され、ステップ1206はステップ1206aにより置換されてステップ1206aとして実現され、ステップ1207はステップ1207aにより置換されてステップ1207aとして実現される。チャネル推定方法は図14に示される。
ステップ1204a.第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるとき、第2のネットワークデバイスは、第4のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を送出する。
第4のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。言い換えると、第4のパターンは、第1の参照信号が共同チャネル推定において使用されないときに使用される、第1の時間単位内の第1の参照信号の時間周波数分布パターンである。
ステップ1205a.第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるとき、第2のネットワークデバイスは、第3のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を送出する。
第3のパターンは、第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なるときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。言い換えると、第3のパターンは、第2の参照信号が共同チャネル推定において使用されないときに使用される、第2の時間単位内の第2の参照信号の時間周波数分布パターンである。
ステップ1206a.第1のプリコーディング重み及び第2のプリコーディング重みが異なる場合、第1のネットワークデバイスは、第4のパターンに従って第1の時間単位内に第1の参照信号を受信し、第3のパターンに従って第2の時間単位内に第2の参照信号を受信する。
ステップ1207a.第1のネットワークデバイスは、第1の参照信号に基づいて、チャネル推定を実行し、チャネル推定結果に基づいて、第2の時間単位内にデータを復調する。
当業者は、前述の実施例をチャネル推定方法の他の実現方式に組み合わせてもよく、詳細はここでは説明しない点に留意すべきである。
図15は、この出願の実施例によるチャネル推定装置のブロック図である。チャネル推定装置は、全体のチャネル推定装置又はチャネル推定装置の一部になるように、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。チャネル推定装置は、
ステップ603の機能を実現するように構成された受信ユニット1510と、
ステップ604の機能を実現するように構成された復調ユニット1520と
を含む。
関係する詳細について、図6に示す方法の実施例を参照する。
受信ユニット1510は、第1のネットワークデバイスの通信コンポーネントを使用することにより実現されてもよく、復調ユニット1520は、メモリ内の復調モジュールを実行することにより、第1のネットワークデバイスのプロセッサにより実現される点に留意すべきである。
図15は、この出願の他の実施例によるチャネル推定装置のブロック図である。チャネル推定装置は、全体のチャネル推定装置又はチャネル推定装置の一部になるように、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。チャネル推定装置は、
ステップ1203、ステップ1202、ステップ1206及びステップ1206aの機能を実現するように構成された受信ユニット1510と、
ステップ1207及びステップ1207aの機能を実現するように構成された復調ユニット1520と
を含む。
関係する詳細について、図12又は図14に示す方法の実施例を参照する。
受信ユニット1510は、通信コンポーネントを使用することにより、第1のネットワークデバイスのプロセッサにより実現されてもよく、復調ユニット1520は、メモリ内の復調モジュールを使用することにより、第1のネットワークデバイスのプロセッサにより実現される点に留意すべきである。
この出願の実施例はチャネル推定装置を更に提供する。当該装置は、プロセッサと、メモリとを含み、メモリは、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを記憶し、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、図6のステップ603及びステップ604、図12のステップ1202、ステップ1203、ステップ1206及びステップ1207、並びに図14のステップ1206a及びステップ1207aに記載のチャネル推定方法を実現するように、プロセッサによりロード及び実行される。
この出願の実施例はコンピュータ読み取り可能記憶媒体を更に提供する。記憶媒体は、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを記憶し、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、図6のステップ603及びステップ604、図12のステップ1202、ステップ1203、ステップ1206及びステップ1207、並びに図14のステップ1206a及びステップ1207aに記載のチャネル推定方法を実現するように、プロセッサによりロード及び実行される。
図16は、この出願の実施例による参照信号送出装置のブロック図である。参照信号送出装置は、全体の参照信号送出装置又は参照信号送出装置の一部になるように、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。参照信号送出装置は、
ステップ601及びステップ602の機能を実現するように構成された送出ユニット1610を含む。
関係する詳細について、図6に示す方法の実施例を参照する。
送出ユニット1610は、通信コンポーネントを使用することにより、第2のネットワークデバイスのプロセッサにより実現されてもよい点に留意すべきである。
図16は、この出願の他の実施例による参照信号送出装置のブロック図である。参照信号送出装置は、全体の参照信号送出装置又は参照信号送出装置の一部になるように、ソフトウェア、ハードウェア又はこれらの組み合わせを使用することにより実現されてもよい。参照信号送出装置は、
ステップ1201、ステップ1204、ステップ1204a、ステップ1205及びステップ1205aの機能を実現するように構成された送出ユニット1610を含む。
関係する詳細について、図12又は図14に示す方法の実施例を参照する。
送出ユニット1610は、通信コンポーネントを使用することにより、第2のネットワークデバイスのプロセッサにより実現されてもよい点に留意すべきである。
この出願の実施例は参照信号送出装置を更に提供する。当該装置は、プロセッサと、メモリとを含み、メモリは、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを記憶し、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、図6のステップ601及びステップ602、図12のステップ1201、ステップ1204及びステップ1205、並びに図14のステップ1204a及びステップ1205aに記載の参照信号送出方法を実現するように、プロセッサによりロード及び実行される。
この出願の実施例はコンピュータ読み取り可能記憶媒体を更に提供する。記憶媒体は、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットを記憶し、少なくとも1つの命令、少なくとも1つのプログラム、コードセット又は命令セットは、図6のステップ601及びステップ602、図12のステップ1201、ステップ1204及びステップ1205、並びに図14のステップ1204a及びステップ1205aに記載の参照信号送出方法を実現するように、プロセッサによりロード及び実行される。
前述の実施例において提供されるチャネル推定装置がチャネル推定を実行するとき、前述の機能モジュールの分割のみが、説明のための例として使用される点に留意すべきである。実際の用途では、前述の機能は、実現方式の要件に基づいて異なる機能モジュールに割り当てられてもよい。言い換えると、デバイスの内部構成は、前述の機能の全部又は一部を実現するために異なる機能モジュールに分割される。さらに、前述の実施例において提供されるチャネル推定装置は、チャネル推定方法の実施例と同じ概念に基づく。具体的な実現プロセスについて、方法の実施例を参照し、詳細はここでは再び説明しない。
この出願の前述の実施例のシーケンス番号は単に例示目的のためのものであり、実施例の優先度を示すことを意図するものではない。
当業者は、実施例のステップの全部又は一部がハードウェア又は関係するハードウェアに命令するソフトウェアにより実現されてもよいことを理解し得る。プログラムはコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク等でもよい。