JP2019521384A - 光結合を用いた頭部装着型画像装置 - Google Patents

光結合を用いた頭部装着型画像装置 Download PDF

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Abstract

頭部装着型のバーチャル像表示装置は、投射軸線に沿って画像担持光ビームを方向付けるプロジェクタを有する。平面導波路は、入力アパーチャを通して画像担持光ビームを受け取り、拡大された画像担持光ビームを形成する。この拡大された画像担持光ビームは、導波路の出力アパーチャから出力される。光カプラは、投射軸線に沿って画像担持光ビームを受け取り、導波路に対して投射軸線を再配向させ、画像担持光ビームを投射軸線を中心に回転させ、回転された画像担持光ビームを、再配向された投射軸線に沿い導波路の入力アパーチャを通すように方向付ける。

Description

本発明は、一般的には、電子ディスプレイに関し、より具体的には、バーチャル像を形成するウエアラブル電子ディスプレイに関する。
通常の眼鏡またはサングラスに似た形状のニアアイディスプレイを含む頭部装着型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ;HMD)は、軍事、商業、工業、消防、および娯楽分野への適用を含め、様々な用途に向けて開発されている。これら適用の多くにおいて、HMDユーザーの視野にある現実世界の対象場面の画像に重ね合わせ可能なバーチャル像を形成することは、非常に価値がある。
一般的に、HMD光学装置が見る人に受け入れられるためには、以下を含む数々の基本的要件を満たす必要がある。
(1)十分なアイレリーフ又はアイクリアランス。アイレリーフ範囲は、見る人の快適さとヒトの目それ自体の光学的配置に基づいて定められる。実際には、HMD光学装置の最終光学面と見る人の目との距離は、約20mm以上が好ましい。
(2)適切な瞳孔サイズ。瞳孔サイズ要件は、見る人の顔の構造の差異および見る際の視線方向の変更に基づく。少なくとも直径約10mmの入射瞳孔サイズが好ましいことが知られている。
(3)視野。広い視野が好ましい。標的設定、対象物認識といった視覚的課題の多くにおいて、視野は約50度近くが望ましいと考えられている。
(4)輝度。見やすさ、および見る人の快適さのために、生成されたバーチャル像は十分な輝度を有する必要がある。
上記(1)〜(3)はアイボックスに関するものである。アイボックスは、観察者の目が、その中で快適にバーチャル像を見ることのできる体積を画定する。アイボックスの寸法は、部分的には画像ソースから画像が見られる場所までの距離と画像ソースの寸法に依存し、部分的には画像ソースの拡散および/または光が画像ソースから発射された後のコリメーションに依存する。アイボックスの望ましい寸法は、そのディスプレイに期待される視覚体験の質と、バーチャル像を見ることが予定されている目の位置の範囲に大きく依存する。
HMDの設計においては、光学的要件に加えて、実際的ファクターにも対応しなければならない。実際的ファクターとは、様々な顔形状への対応、受け入れられる形状ファクター等であるが、快適な装着感、重量、価格のための小型化と、使いやすさが期待されている。
ほとんどの場合、HMDシステムは、結像/中継系をできるだけ小型化することを目指している。しかし、従来の光学系を用いた場合、基本的な限界がある。光学系の出力は、見る人の目の瞳を満たし、ある程度の目の動きを許容できるだけの大きさの瞳孔を有する必要がある。双眼システムの場合、使用者によって瞳孔間隔が異なるという問題もあり、光学系の出力瞳孔(output pupil)がこれを許容する必要がある。
ニアアイHMD装置では平面導波路を用いるものが多い。こうした装置では、一連の光回折格子と内部全反射(TIR)を用いて、投射システムの射出瞳を横方向に平行移動して、投射システムが視路(viewing path)の横、例えば見る人の頭部に沿う位置に来るようにしている。光導波路はまた、射出瞳を1または2の次元で拡大し、画像光投射システム(imaged-light projection system)の小型化を図っている。これにより、投射システムの射出瞳は相当小さくなり、一方でアイボックスは拡大され、見る人の視線から投射システムを外すことができる。同時に、導波路は透明であってよく、それにより、バーチャル画像を周囲環境に重ね合わせることができる。
投射光学系の大部分が横に平行移動して使用者の視界から外れ、また非常に小型であるが、それでもなお、投射構成要素を、より眼鏡に近く、したがって幅広いユーザーにより受け入れられる形状ファクターに合わせて構成することが求められている。プリズムまたは鏡を使って、光路を折り畳む方法が多数提案されてきた。しかし、投射構成要素が導波路からさらに離れる、等の奇妙な配置になり、頭部装着型表示装置の寸法を増大させる結果になることがしばしばであった。
提案されたアプローチの別の難点は、画像アスペクト比および装置の形状の要因に関する。この装置形状は、投射装置に従来使用され、マイクロプロジェクタおよびいわゆる「ピコプロジェクタ」装置と共に使用するように適合されている。投射のための画像の高さ対幅のアスペクト比は、例えば、9対16(9:16)とすることができる。投射装置は、これに対応して、より短い垂直寸法(高さ)とより大きな水平寸法(幅)で設計される。このことは、導波路型HMDを用いた従来のプロジェクタ設計を用いるのを困難にする。プロジェクタを水平に外側に突出させるのではなく、プロジェクタを90度回転させて、見る人の頭にぴったりとフィットさせることによって、より適切なアスペクト比が達成される。しかしながら、使用可能な画像領域は、このような構成によって低減される。
したがって、よりコンパクトなプロジェクタを組み込み、プロジェクタを回転させることができ、見る人の頭の側部付近にプロジェクタを配置することができるHMDが求められている。
本開示の目的は、頭部装着型の装置を用いてバーチャル像を提示する技術を向上させることである。本開示の実施例は、眼鏡の一般的形状ファクターに適合し、しかも、回転して見る人の頭の側部にフィットするプロジェクタ光学系の使用を許容する光結合手段を提供する。
その他の本発明の態様、目的、特徴、および利点は、以下に述べる好ましい実施形態の詳細な説明および添付の特許請求の範囲を検討し、図面を参照することで、より明確に理解されるであろう。
本開示の一態様によれば、下記の構成を有する頭部装着型のバーチャル像表示装置が提供される。
a)投射軸線に沿って画像担持光ビームを方向付けるプロジェクタ。
b)上記投射軸線に対して鈍角に配向された平面導波路。この平面導波路は、入力アパーチャを介して画像担持光ビームを受け取り、上記画像担持光ビームを拡大し、上記拡大された画像担持光ビームを出力アパーチャから出力するように構成されている。上記出力アパーチャが平面導波路に沿って上記入力アパーチャから離間している。
c)上記投射軸線に沿って上記画像担持光ビームを受け取り、上記平面導波路に対して上記投射軸線を再配向させ、上記画像担持光ビームを上記投射軸線を中心に回転させ、上記回転された画像担持光ビームを、上記再配向された投射軸線に沿って上記平面導波路の上記入力アパーチャを通すように方向付ける光カプラ。
上記光カプラは、上記プロジェクタに面し、上記投射軸線を再配向する第1反射面を有する第1プリズムと、上記第1プリズムと光学的に結合され、上記投射軸線をさらに再配向する第2反射面を有する第2プリズムとを備えることができる。上記光カプラは、上記第2プリズムに光学的に結合され第3反射面を有する第3プリズムをさらに備えることができる。上記第3反射面は、上記投射軸線が上記導波路に対して鋭角になるように、上記投射軸線をさらに再配向する。上記プロジェクタの光学絞りは上記光カプラ内に配置することができる。
上記平面導波路は、好ましくは、上記画像担持光ビームを、上記入力アパーチャを介して中央入力ビーム軸線に沿って受け取るように構成され、上記光カプラは、上記投射軸線を上記中央入力ビーム軸線と一致するように再配向する。上記平面導波路は、好ましくは、上記拡大された画像担持光ビームを上記出力アパーチャを通して中央出力ビーム軸線に沿って出力する。上記中央入力ビーム軸線は、好ましくは上記平面導波路の上記プロジェクタに面する側において、上記中央出力ビーム軸線と交差する。
本明細書は、本発明の主題を具体的に示し明確にクレームする特許請求の範囲で結論付けされる。しかし、本発明は、以下の説明と添付の図面により、より良く理解されるであろう。
見る人の頭部に装着されるバーチャル像表示装置を含むHMDの概略平面図である。
異なる角度関係において、画像担持光ビームを平面導波路内へと方向付けし、平面導波路外へと方向付けるインカップリング回折光学素子とアウトカップリング回折光学素子を組み込んだ平面導波路の概略平面図である。 異なる角度関係において、画像担持光ビームを平面導波路内へと方向付けし、平面導波路外へと方向付けるインカップリング回折光学素子とアウトカップリング回折光学素子を組み込んだ平面導波路の概略平面図である。 異なる角度関係において、画像担持光ビームを平面導波路内へと方向付けし、平面導波路外へと方向付けるインカップリング回折光学素子とアウトカップリング回折光学素子を組み込んだ平面導波路の概略平面図である。
3つの直角プリズムから構成される光カプラの斜視図である。
図3Aの光カプラの分解図である。
光カプラ内を延びる光軸(直交線分を有する光軸)によって通り抜ける画像を、直角に回転させるための光カプラの斜視図である。
光カプラ内を延びる光軸(非直交線分を有する光軸)によって通り抜ける画像を、直角に回転させるための光カプラの同様の斜視図である。
光カプラ内を延びる光軸(非直交線分を有する光軸)によって通り抜ける画像を、直角に回転させるための図4Bの光カプラの斜視図である。
図5の光カプラの平面図であり、光カプラを通る光軸の経路を示す。
光カプラの分解図であり、光カプラの個々のプリズムを通る際の画像の回転を示す。
平面への傾斜面の垂直投影を示す模式図である。
バーチャル像を生じさせるために導波路と結合されたプロジェクタを備えた、バーチャル像表示装置の斜視図である。
光カプラのプリズムを通って延びる軸の周りに角度的に分配された光路を示す図である。
光カプラ内を通る光路に沿う異なる位置でのプロジェクタの光ビームの直交断面を示す。 光カプラ内を通る光路に沿う異なる位置でのプロジェクタの光ビームの直交断面を示す。 光カプラ内を通る光路に沿う異なる位置でのプロジェクタの光ビームの直交断面を示す。 光カプラ内を通る光路に沿う異なる位置でのプロジェクタの光ビームの直交断面を示す。 光カプラ内を通る光路に沿う異なる位置でのプロジェクタの光ビームの直交断面を示す。
本開示は特に、本発明に係る装置の一部を構成する要素、又はより直接的に協働する要素に関するものである。具体的に示されていない要素、又は記述されていない要素は、当業者に公知の様々な形態を取り得るものと理解されたい。
本明細書中において、「第1」、「第2」等の用語は、必ずしも順序、順番、又は優先順位といった関係を示すものではなく、特に記載の無い場合は、単に、ある要素又は要素の集合を別の要素又は要素の集合とより明確に区別するために用いられる。「頂」及び「底」という用語は、必ずしも空間位置を指定するものではなく、構造に関する相対的情報を提供する。
本開示の文脈において、「見る人」、「操作者」、「観察者」、及び「利用者」という用語は等価であると見なされ、HMD装置を装着する人を指す。
ここで使われる「稼働可能(励起可能:energizable)」という用語は、電力を受けた時、及び指示された機能を実行するための許可信号をオプションで受け取った時の、装置又は構成要素の集合の能力に関する。
ここで使われる「集合(set)」という用語は非空集合を指し、集合の要素の集まりという概念として初等数学で広く理解されている。「部分集合」という用語は、特に明記されない限り、非空の真部分集合、すなわち、1以上の要素を持つ、より大きな集合の部分集合を指す。集合Sの部分集合が集合Sの全体集合であってもよい。しかし、集合Sの「真部分集合(proper subset)」は、集合Sに完全に含まれ、しかも集合Sの1つ以上の要素を含まない。
本開示の文脈において、「斜(oblique)」という用語は、90°の整数倍でない角度を意味する。例えば、2つの線、線形構造、あるいは平面は、約5°以上平行から離れた角度、あるいは約5°以上垂直から離れる角度で、互いに広がったり収束したりする時、互いに「斜」であると見なされる。「鈍角」は、90°より大きく180°より小さい。
光学素子の記述における「結合(coupled)」、「結合器(coupler)」という用語は、結合を意味し、この結合により、一方の光学媒体または光学素子から他方の光学媒体または光学素子へと、結合を容易にする中間構造を介して光が進む。
光学システムは、実像投射の代わりに、バーチャル画像を表示することができる。実像を結ぶ方法とは対照的に、バーチャル画像がディスプレイ面に結ばれることはない。つまり、ディスプレイ面がバーチャル画像を知覚する位置にあるとしたら、ディスプレイ面に像は結ばれない。拡張現実表示において、バーチャル画像表示には固有の利点が数多くある。例えば、バーチャル画像の見かけの大きさはディスプレイ面の寸法や位置によって制限されない。実像を投影するシステムに比べて、ある程度離れたところにあるように見えるバーチャル画像を結ぶことによって、より現実的な視覚体験を提供することができる。また、バーチャル画像を提供すれば、実像投影の場合には必要となるスクリーンを補う必要が無くなる。
頭部装着型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ;HMD)10がフレーム58内において図1に示されている。フレーム58は見る人の顔に装着され、ニアアイディスプレイを提供する。以下の説明においては、光路の構成要素、間隔、及び制約は、図1に示す観察者14の右目について記したものである。左目にも同じ構成要素があり、その配置は異なっているが対応関係にあり、同じ特徴や制約を選択的に当てはめることができる。
双眼バーチャル像表示装置12には、見る人、すなわち観察者14の各眼について、平面導波路20を提供することができる。図1に示す双眼システムでは、上から見て理解されるように、2つの平面導波路20が、互いに対して鈍角の山形の角度φをなして配置されている。本願実施例に係る単眼システムは、単一のプロジェクタ30とこれに対応する導波路20を、後述する光学素子と一緒に提供する。見る人14は、透明な平面導波路20を通して、対応する周辺視野(FOV)または視路を有する。視野FOVは実質的に、中心軸線CAを中心に広がっている。中心軸線CAは平面導波路20に対して直交するか斜めにすることができる。図1に示す実施例システムでは、中心軸線CAは、導波路20の法線Nと角度θで傾斜している。
導波路20は、ガラスその他の透明な光学材料で形成され、2つ以上の光回折格子(optical grating)が埋め込まれている。光回折格子は導波路構造内でTIRと協働して、
入射した画像担持ビームの寸法を変更し、方向を変えて、導波路20内へ及び導波路20外へと向かわせる。例えば、図2A、2B、2Cに示すように、導波路20は、入射する入力ビーム26と出射する出力ビーム28に対して、特徴的な挙動をする。入力アパーチャ22を通って方向付けられた画像担持ビームは、全内部反射(total internal reflection:TIR)等によって導波路20に沿って伝播し、出力アパーチャ24を通って導波路20から出射する。埋め込まれた格子の周期構造と方向によって、画像担持ビームを、平面導波路の平面Pにおいて2つの直交する方向に広げ、画像担持ビーム間のオーバーラップの領域により形成される瞳寸法を効果的に拡大させる。例えば図2Aに示すように、画像担持ビームの真ん中(centermost)とみなされる入力ビーム26が平面Pの法線N1に方向付けられた時、対応する真ん中の出力ビーム28は平面Pの法線N2方向に出射する。この構造は、図1のHMDで用いることが可能であるが、実際の要因(見る人の解剖学的形状、構成要素のまとまりと間隔、利便性、画質を含む)は、一般的に中央入力ビーム26に、導波路20に対する傾斜角度での入射を強いる。
対称性が維持された構造では、図2B、及び図2Cに例示するように、中央入力ビーム26(central input beam)が平面Pに対して斜めの入射角度をなす時、対応する中央出力ビーム28(central output beam)は対応する斜角で出射する。図2Bの構成においては、中央入力ビーム26の軸線A1は、導波路20の平面Pに対して、鈍角α1をなしている。中央出力ビーム28は、平面Pに対して、同じ鈍角α1をなしている。中央入力ビーム26の軸線A1は、導波路20の外側の、観察者の視野FOV内にある点16において、中央出力ビーム28の軸線A2と交差する。
図2Cの構成では、中央入力ビーム26の軸線A1(中央入力ビーム軸線A1とも言う。)は、導波路20の平面Pに対して鋭角α2をなしている。中央出力ビーム28の軸線A2(中央出力ビーム軸線A2とも言う)は、平面Pに対して同じ鋭角α2をなしている。ここでは、軸線A1は、導波路20の観察者側の点18において、中央出力ビーム28の軸線A2と交差する。
対称性が維持されている構成において、中央出力ビーム軸線A2を図1のFOVの中心軸線CAと等しくすると、図2Cに示すように、中央入力ビーム軸線A1は中央出力ビーム軸線A2と、導波路20の見る人側において交差する。つまり、軸線A1(破線で示されている)に沿う中央入力ビーム26は、導波路20の平面Pに対して鋭角α2をなして方向付けられる。同様に軸線A2に沿う中央出力ビームが同様に対称をなして方向付けられる。
図1に示すように、プロジェクタ30は、HMD10のフレーム58のテンプル部材32(temple member)と名付けられた部分に沿って、配置されている。見る人の頭部にフィットさせるために、テンプル部材32は導波路20の平面Pに対して鈍角をなしている。プロジェクタ30は例えば、固体光源と、マイクロミラーアレイ又はテキサス・インスツルメンツ社のデジタルライトプロセッシング(DPL)装置等のビーム変調とを用いた、ピコプロジェクタ(小型プロジェクタ)であってもよい。プロジェクタのフォーカス光学素子は、プロジェクタにより生成された実画像を、投射軸線A3を中心とする角度的に関連された画像担持ビームの集合としてエンコードする。プロジェクタ30は図示のようにテンプル部32に沿って装着されるので、投射軸線A3は、導波路20の平面Pに対して、鈍角をなす。したがって、導波路20の平面Pに対する投射軸線A3の角度方向は、必要とされる中央入力ビーム軸線A1の方向(光を導波路20内へ適切に方向付けて意図するFOVの中央軸線CAに対応する中央出力ビーム軸線A2に沿って見る人の瞳に届けるために必要とされる方向)とは、逆である。そのため、プロジェクタ30の投射軸線A3は、中央入力ビーム26の軸線A1と一致するように方向を変える必要がある。図示のようにプロジェクタ30をコンパクトな形態でテンプル部32に装着するために、本開示の実施形態においては、投射軸線A3からの光を導波路の中央入力ビーム軸線A1に一致するように方向変換させる光カプラ(optical coupler)40を用いている。
プロジェクタ30は、アスペクト比(好ましくは9:16のアスペクト比)を有するタイプが好ましい。このアスペクト比では、生成される画像の幅は、高さより大である。この均衡していないアスペクト比は、プロジェクタ30と光学素子の寸法に影響を及ぼす。画像の幅寸法をエンコードする画像担持ビームの角度範囲が図1の図面と垂直に方向付けられるように、プロジェクタ30を投射軸線A3の回りに90°回転させることにより、HMDをよりコンパクトにすることができる。そのため、光カプラ40は、投射軸線A3を中央入力ビーム26の軸線A1と一致させることに加えて、エンコードされた画像を反対方向に90度回転させて、エンコードされた画像の向きをバーチャル像として見るために企図したように、元に戻すように構成されている。
図3Aの斜視図と図3Bの分解図は、エンコードされた画像(文字「R」によって概略的に表されている)の方向を変えるための、本開示の一実施形態に係る光カプラ40を示す。光カプラ40は、画像「R」を協働して回転させる3つの直角プリズムPM1、PM2、PM3から組み立てることができる。入力プリズムPM1の入射面は、投射軸線A3に沿ってプロジェクタ30から画像担持光を受け取る。画像担持光は、プリズムPM1の反射面M1で反射され中間プリズムPM2に向かい、これにより、投射軸線A3が折り曲げられて、内部で折り曲げられた投射軸線(A3’の符号を付す)となる。プリズムPM2の反射面M2は、画像担持光をさらにプリズムPM3に向けて反射し、それによって内部で折り曲げられた投射軸線A3’をさらに折り曲げる。プリズムPM3の反射面M3は、さらに光カプラ40から出る画像担持光を反射し、これにより、内部で折り曲げられた投射軸線A3’は、さらに折り曲げられ、A3”の符号が付されたオフセット投射軸線として光カプラ40から出る。オフセット投射軸線A3”に沿った画像担持光は、投射軸線A3を中心とする最初の方向に対して、90度回転されている。これは、画像「R」の90度の回転として示されている。角度的にエンコードされた画像担持ビームは、各々コリメートされたビーム(すなわち、平行な光線の束)の形態を取ることができる。このコリメートされたビームは、2つの直交する平面内で固有の角度の向きを有する。光カプラ40の出口等での重なり(オーバーラップ)の位置内で、この位置に配置されたレンズは、ある焦点距離離れた面上に画像「R」のような実像を形成することができる。 図示の態様では、オフセット投射軸線A3”は、光カプラ40の回転機能を特徴付ける投射軸線A3と平行のままである。
プリズムPM1、PM2、PM3の反射面M1、M2、M3は、誘電性のまたは金属化された表面のような鏡面とすることができる。あるいは、プリズム材料の屈折率が十分に高い場合には、全内部反射(TIR)を用いることができ、光軸A3’を折り曲げるための反射コーティングの必要性を排除する。プリズムPM1、PM2、PM3は、インデックスマッチング接着剤等により、それらの隣接する面に沿って互いに接合することができる。光カプラ40の入射面および出射面に沿って反射防止コーティングを設けることができる。
図3A及び図3Bに示す構成は、画像「R」の所望の回転を提供するが、投射軸線A3を中央入力ビーム26の軸線A1に一致させることが必要である。導波路20の平面Pに対して鈍角をなすように配置されたテンプル部32(プロジェクタが取り付けられるテンプル部)を有するフレーム58のようなアイウエアフレームに適合させるためである。
図4Aは、図3A,図3Bの光カプラ40を新しく方向付けして再現している。図4Bの改良された光カプラ40Aと比較するためである。図4Aにおいて、投射軸線A3を中心とする画像担持ビームは、内部で折り曲げられた投射軸線A3’に沿い、一連の3つの直交する折れ曲がりを経て光カプラ40内を伝播した後、投射軸線A3の最初の角度方向を維持する方向で、オフセット投射軸線A3”に沿って光カプラ40から出力される。
図4Bの光カプラ40Aは、プリズムPM1をプリズムPM2に対して傾かせ、角度的に分離する。図示のように、プリズムPM1は、プリズムPM1、PM2の露出された2つの面の交差線を中心として、プリズムPM2に対して角度的に回転され、破線L1で示されるくさび形の分離を生成する。プリズムPM2、PM3のプリズム形状に対する他の若干の変化を用い、これにより、図4Aに示す直角の折り曲げから、角度的折り曲げを変えることができる。非直角折り曲げ部は、内部で折り曲げられる投射軸線A3’を再方向付けする。これにより、光カプラ40Aから出力されたオフセット投射軸線A3”が投射軸線A3に対して空間的及び角度的にオフセットされる。
図5は、一体構造としての光カプラ40Aの斜視図を示す。この光カプラ40Aの一体構造は、画像「R」の所望の回転と、光カプラ40Aに入射する投射軸線A3と光カプラ40Aから出射るオフセット投射軸線A3”との間の所望の角度オフセットを、両方とも実現できる。この一体構造では、プリズムPM1とプリズムPM2との間の角度分離は、光学くさびVによって満たされている。この光学くさびVは、隣接するプリズムPM1、PM2とは別個の光学素子として、または隣接するプリズムPM1、PM2のいずれかの一部として形成することができる。
図6は、図1と同様の平面における光カプラ40Aの上面図であり、投射軸線A3に対するオフセット投射軸線A3”の空間的および角度的オフセットを示す。このように、光カプラ40Aは、プロジェクタ30から出力されたエンコーダされた画像を軸線A3を中心に90度回転させ、オフセット投射軸線A3”を中央入力ビーム26の軸A1と角度的に一致させ、これにより、画像担持ビームは導波路20内へと適切に導かれ、意図したFOVの中心軸線CAに対応する中心出力ビーム軸A2に沿って、見る人の瞳孔に到達する。
図7Aにおける光カプラ40Aの分解図は、反射面M1、M2、M3の相対的な向きをそれぞれ示している。これら反射面M1、M2、M3は、内部で折り曲げられる投射軸線A3’を再方向付けし画像の向きを回転する。図7Bにおける概略図は、表面の平面への投影の幾何学的意味を示している。ここで、内部で折り曲げられる投射軸線A3’に対して傾斜した反射面M2が、投射軸線A3’に沿って、投射軸線A3’と直交する平面P1上に投影される。この投影は、領域W1を画定する。この領域W1の形状、サイズは、投影される表面M2の形状、サイズおよび角度位置(方向)と直接関係している。
プロジェクタ光学設計
様々なディスプレイ技術を用いたプロジェクタは、かなり小型の形状ファクターと、光導波路の入力アパーチャに匹敵する瞳寸法を有し、十分明るい画像を提供するために必要な輝度を有することができる。しかし、これらのプロジェクタの投射光学系では、レンズ系内に絞り(物理的開口部、又は絞りとして機能するレンズ口径でも良い)が存在することが多い。これは、バーチャル画像の各視野点(field point)の光線束が、最終かつ最外のレンズ面で、またはこのレンズ面に到達する前に拡散し始めていることを意味する。画像生成器のコーナーから発せられた光線束は、投射光学系から拡散する際に、しばしばクリッピングされ(clipped)、ビネッティングされる(vignetted)。導波路から遠ざかれば遠ざかるほど、光線束の拡散は大きくなる。この問題を考慮して、本開示の実施例においては、プロジェクタの光学設計を改良し、HMDにおける画像化にさらなる利点を提供する。
本開示の実施形態では、絞りは、投射される画像担持光ビームを放射するプロジェクタの最後の光学面を超えて、プロジェクタの外側に配置することができる。絞りは、物理的絞りではなく射出瞳として見ることができる。本明細書に示される実施形態は、遠隔瞳孔またはその近傍にミラー面を配置して絞りを形成する。HMD10のバーチャル像表示装置12では、この設計特徴は、光カプラ40Aに供給される光のビーム幅を制限し、カプラ40Aをよりコンパクトにすることを可能にする。図8の斜視図に示すように、プロジェクタ光学系からの光路に沿った任意の適切な位置に絞りを設けることができる。本開示の実施形態は、投射レンズの前方に絞りを位置させる。これにより、光カプラ40Aが、実質的に導波路20の入力アパーチャ22において、絞りを再配置することができる。「実質的に入力アパーチャ22において」とは、少なくともプリズムPM3の射出面の前方を意味するか、さもなければ光カプラ40Aの出口アパーチャを超えていることを意味する。絞りは、光カプラ40A内に配置することもできる。
本開示の一実施形態によれば、バーチャル像表示装置12は、光カプラ40Aを用いて、プロジェクタ30からの投射光のための絞りを提供する。バーチャル像表示装置12の一例では、光カプラ40Aは、内部反射面に絞りを提供し、頭部装着型ディスプレイ(HMD)の人間工学的配置に適合するために、図3A,図3Bに示す直角回転構成を改善する角度配置を有する。
したがって、光カプラ40Aは、角度的に関連する画像担持ビームの広がりと絞りの位置の両方を考慮して配置される。一実施形態によれば、プリズムPM2上のミラーM2は、投射光学系の絞りを提供する。図9の概略図は、図4Bの変更された幾何形状を用いて、内部で折り曲げられた投射軸線A3’に沿いプリズムPM1、PM、PM3を通って延びる、カプラ40Aの折り曲げられていない光路を示す。絞り54は、反射面M2またはその近傍のプリズムPM2内に配置される。この反射面M2は、プロジェクタ30から出力された角度に関連した画像担持ビームの集合点(合流点;confluence)またはその近傍に位置する。絞り54において、描かれた3つの画像担持ビームB1、B2、B3は、最小の集合横断面積を占める。投射光のための絞りを提供するために、中間プリズムPM2の反射面M2は、カプラ40の入力面または出力面またはプロジェクタ30からの入射光を受け入れる第1プリズムPM1の反射面M 1よりも小さい面積を有するようなサイズにされる。中間プリズムPM2は、出力プリズムPM3の反射面M3よりも小さい面積を有するようにサイズが決められている。この反射面M3は、例えば図1を参照して先に説明したように、光カプラ40Aから出射される光を導波路20に向けて方向付ける。
より一般的には、光カプラ40Aは、プリズムPM1、PM2、PM3のいずれかの面(プリズムPM1の入力面、プリズムPM3の出力面、または中間の反射面M1、M2、M3のいずれかを含む)に関連する絞り54を有することができる。反射面M1、M2、M3のうちの少なくとも1つについては、方向転換された投射軸線A3’に垂直な平面上への反射折り曲げ面の投影によって画定される領域は、入力面の面積より小さく、出力面の面積よりも小さい。 特にこの関係は、図9およびそれ以降の図に示す実施例における面M2で示すように、反射折り曲げ面が絞りとして機能する場合に保持される。
図10A、図10B、図10C、図10D、図10Eは、投射軸線A3’に垂直な平面で切断したときの5つの像担持ビームB1、B2、B3、B4、B5の断面を、光カプラ40Aに沿い光カプラ40A内での異なる点で示す。相対的なスケール値は、これらの図のアパーチャのサイズを示す。前述の説明から明らかなように、投射光は、カプラ40A内において、入射光に対して傾斜した法線を有する多数の反射面に当たる。しかしながら、光カプラ40Aの入力側及び出力側(外側)の表面は、投射軸線によって表される画像担持ビームの伝搬の名目上の方向に対して、垂直方向に又はそれに近い方向に向けられる。図10Aは、プリズムPM1の入射面に入射する画像担持ビームB1-B5間の分布を示す。図10Bは、ミラーM1に接近する画像担持ビームB1-B5の直交断面を示す。10Cは、ミラーM2に接近する画像担持ビームB1-B5の直交断面を示す。ミラーM2が光学絞りにあるか、光学絞りのすぐ近くにあるので、アパーチャ寸法はこの時点で顕著に小さい。
図10Dは、ミラーM3に接近する画像担持ビームB1-B5の直交断面を示す。図10Eは、出力面での光の直交断面である。特に、アパーチャ絞り位置にあるミラーM2での光に関して、鏡面での光投射によって境界が定められる面積(反射された光軸に垂直な平面での面積)は、他の表面での光の面積よりも小さい。
一般に、高屈折率ガラス(n> 1.6)は、カプラ40での光路寸法を低減するのに有利である。前述したように、本開示のバーチャル像表示装置は、単眼または両眼の光学系に用いることができる。
本発明は、現在の好ましい実施形態を特に参照して詳細に説明されているが、本発明の精神および範囲内で変形および修正が可能であることは理解されるであろう。 したがって、ここに開示された実施形態は、すべての点で例示的であり、限定的ではないとみなされる。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって示され、均等の意味および範囲内に収まるあらゆる変更は、これに含まれる。
10 HMD
12 バーチャル像表示装置
14 見る人
16、18 点
20 導波路
22 入力アパーチャ
24 出力アパーチャ
26 中央入力ビーム
28 中央出力ビーム
30 プロジェクタ
32 テンプル部材
40、40A 光カプラ
54 絞り
58 フレーム
Al 中央入力ビーム軸線
A2 中央出力ビーム軸線
A3 投射軸線
A3’ 内部で折り曲げられた投射軸線
A3” オフセット投射軸線
B1、B2、B3、B4、B5 画像担持ビーム
CA 中心軸 線
FOV 視野
L1 ライン
M1、M2、M3 反射面
N1、N2 法線
P、P1 平面
PM1、PM2、PM3 プリズム
V くさび
Wl 領域
αl 入出力の鈍角
α2 入出力の鋭角
θ 中心視野角
φ 山形の角度

Claims (22)

  1. a)投射軸線に沿って画像担持光ビームを方向付けるプロジェクタと、
    b)上記投射軸線に対して鈍角に配向された平面導波路であって、入力アパーチャを介して画像担持光ビームを受け取り、上記画像担持光ビームを拡大し、上記拡大された画像担持光ビームを出力アパーチャから出力するように構成され、上記出力アパーチャが平面導波路に沿って上記入力アパーチャから離間している平面導波路と、
    c)上記投射軸線に沿って上記画像担持光ビームを受け取り、上記平面導波路に対して上記投射軸線を再配向させ、上記画像担持光ビームを上記投射軸線を中心に回転させ、上記回転された画像担持光ビームを、上記再配向された投射軸線に沿って上記平面導波路の上記入力アパーチャを通すように方向付ける光カプラと、
    を備えたことを特徴とするバーチャル像表示装置。
  2. 上記光カプラは、さらに上記投射軸線を上記平面導波路に対して鋭角に再配向するように構成される、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  3. 上記平面導波路は、さらに、上記画像担持光ビームを、上記入力アパーチャを介して中央入力ビーム軸線に沿って受け取るように構成され、上記光カプラは、上記投射軸線を上記中央入力ビーム軸線と一致するように再配向する、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  4. 上記平面導波路は、さらに、上記拡大された画像担持光ビームを上記出力アパーチャを通して中央出力ビーム軸線に沿って出力し、上記中央入力ビーム軸線が上記中央出力ビーム軸線と交差する、請求項3に記載のバーチャル像表示装置。
  5. 上記光カプラは入力面と出力面とを有し、上記光カプラは少なくとも1つの反射折り曲げ面を有し、上記投射軸線は上記反射折り曲げ面に対して斜めの角度で方向転換され、上記反射折り曲げ面の、上記投射軸線と垂直な平面上への投影により画定される面積は、上記入力面の表面積より小さく、上記出力面の表面積よりも小さい、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  6. 上記光カプラが複数の光学プリズム要素から形成されることを特徴とする請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  7. 各光学プリズム要素が1.6を超える屈折率を有する、請求項6に記載のバーチャル像表示装置。
  8. 上記光学プリズム要素の1つ以上が直角プリズムである、請求項6に記載のバーチャル像表示装置。
  9. 上記平面導波路の2つの側面のうちの1つが上記プロジェクタに面し、上記平面導波路が、上記プロジェクタに面する側面を介して上記投射光ビームの受け入れと出力の両方を行なう、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  10. 上記光カプラは、全内部反射を用いて上記投射軸線を再配向する、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  11. 上記光カプラは、1つまたは複数の鏡面を用いて上記投射軸線を再配向する、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  12. 上記プロジェクタの光学絞りは、実質的に上記平面導波路の上記入力アパーチャに配置されている、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  13. 上記プロジェクタの光学絞りは、上記光カプラ内に配置されている、請求項1に記載のバーチャル像表示装置。
  14. 上記プロジェクタの光学絞りは、上記光カプラ内の反射面に配置されることを特徴とする請求項13に記載のバーチャル像表示装置。
  15. 上記プロジェクタの光学絞りは、上記光カプラ内の入射面に配置されることを特徴とする請求項13に記載のバーチャル像表示装置。
  16. 見る人の眼にバーチャル像を表示することができるバーチャル像表示装置を組み込んだフレームを有する頭部装着型のディスプレイにおいて、
    上記バーチャル像表示装置が、
    a)画像担持光ビームを投射軸線に沿って出射するよう稼働可能で、上記フレームのテンプル部材に結合されたプロジェクタと、
    b)上記投射軸線に対して鈍角に配向された平面導波路であって、入力アパーチャを介して画像担持光ビームを受け取り、上記画像担持光ビームを拡大し、上記拡大された画像担持光ビームを出力アパーチャから出力するように構成され、上記出力アパーチャが平面導波路に沿って上記入力アパーチャから離間している平面導波路と、
    c)上記投射軸線に沿って上記画像担持光ビームを受け取り、上記平面導波路に対して上記投射軸線を再配向させ、上記画像担持光ビームを上記投射軸線を中心に回転させ、上記回転された画像担持光ビームを、上記再配向された投射軸線に沿って上記平面導波路の上記入力アパーチャを通すように方向付ける光カプラと、
    を備えたことを特徴とするディスプレイ。
  17. 上記平面導波路は、さらに、上記画像担持光ビームを、上記入力アパーチャを介して中央入力ビーム軸線に沿って受け取るように構成され、上記光カプラは、上記投射軸線を上記中央入力ビーム軸線と一致するように再配向する、請求項16に記載のディスプレイ。
  18. 上記平面導波路は、さらに、上記拡大された画像担持光ビームを上記出力アパーチャを通して中央出力ビーム軸線に沿って出力し、上記中央入力ビーム軸線が、上記平面導波路の上記プロジェクタに面する側において、上記中央出力ビーム軸線と交差する、請求項17に記載のディスプレイ。
  19. 上記光カプラは、さらに上記投射軸線を上記平面導波路に対して鋭角に再配向するように構成される、請求項16に記載のディスプレイ。
  20. 上記プロジェクタは、固体光源を有する、請求項16に記載のディスプレイ。
  21. a)フレームの縁部に結合され、投射軸線に沿って画像担持光ビームを放射するよう稼働可能なプロジェクタと、
    b)入力アパーチャを介して上記画像担持光ビームを受け取り、出力アパーチャを介して上記画像担持光ビームを出力するように構成された導波路であって、上記出力アパーチャが導波路に沿って上記入力アパーチャから離間している導波路と、
    c)上記投射軸線に沿って上記画像担持光ビームを受け取り、上記投射軸線を上記導波路に対して鋭角に再配向し、上記画像担持光ビームを上記投射軸線を中心に回転させ、上記回転された画像担持光ビームを、再配向された投射軸線に沿って上記導波路の上記入力アパーチャを通るように方向付ける光カプラと、
    を備え、上記光カプラが、
    (i)上記プロジェクタに面し、上記投射軸線を再配向する第1反射面を有する第1プリズムと、
    (ii)上記第1プリズムと光学的に結合され、上記投射軸線をさらに再配向する第2反射面を有する第2プリズムと、
    を備え、上記プロジェクタの光学絞りが上記光カプラ内に配置されているバーチャル像表示装置。
  22. 上記光カプラは、上記第2プリズムに光学的に結合され第3反射面を有する第3プリズムをさらに備え、上記第3反射面は、上記投射軸線が上記導波路に対して鋭角になるように、上記投射軸線をさらに再配向する、請求項21に記載のバーチャル像表示装置。
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