JP2019520810A - 複数構成要素エアロゾル発生物品を備える電気的に作動するエアロゾル発生システム - Google Patents

複数構成要素エアロゾル発生物品を備える電気的に作動するエアロゾル発生システム Download PDF

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Abstract

電気的に作動するエアロゾル発生システム(1)は、エアロゾル発生物品(2)と主要ユニット(3)とを備える。エアロゾル発生物品(2)は、主要ユニット(3)によって受けられるように構成される。エアロゾル発生物品(2)は、管状の第一の構成要素(4)と、第二の構成要素(5)とを含む。管状の第一の構成要素(4)は、管状の第一の揮発性基体(6)と内部通路(7)を含み、第二の構成要素(5)は、第二の揮発性基体(8)を含む。エアロゾル発生物品(2)の第二の構成要素(5)は、エアロゾル発生物品(2)の管状の第一の構成要素(4)の内部通路(7)内に受けられるように構成される。主要ユニット(3)は、1つ以上の電気ヒーター(17)を含む第一の加熱部分(14)と、1つ以上の電気ヒーター(18)を含む第二の加熱部分(15)とを備える。第一の加熱部分(14)の1つ以上の電気ヒーター(17)は、エアロゾル発生物品(2)が主要ユニット(3)によって受けられる時に管状の第一の構成要素(4)の第一の揮発性基体(6)を加熱するように配置される。第二の加熱部分(15)の1つ以上の電気ヒーター(18)は、エアロゾル発生物品(2)が主要ユニット(3)によって受けられる時に第二の構成要素(5)の第二の揮発性基体(8)を加熱するように配置される。【選択図】図1

Description

本発明は電気的に作動するエアロゾル発生システムに関連する。詳細には、本発明は、複数の構成要素を含むエアロゾル発生物品および主要ユニットを備える電気的に作動するエアロゾル発生システムに関連する。
電気的に作動するエアロゾル発生システムの1つのタイプは、手持ち式の電気的に作動するエアロゾル発生システムである。手持ち式の電気的に作動するエアロゾル発生ステムは一般に、電池と、制御電子回路と、エアロゾル発生装置で使用するために特別に設計されたエアロゾル発生物品を加熱するための電気ヒーターとを備えるエアロゾル発生装置または主要ユニットを備える。一部の例において、エアロゾル発生物品は、たばこロッドまたはたばこプラグなどのエアロゾル形成基体を備える。たばこなどのエアロゾル形成基体は、一般的にはエアロゾル発生装置内で加熱された時にエアロゾルを形成する1つ以上の揮発性化合物を含む。エアロゾル発生装置の中に収容されるヒーターは、エアロゾル発生物品がエアロゾル発生装置の中へと挿入される時に、エアロゾル形成基体の中へと、またはその周りに挿入される。一部の電気的に作動するエアロゾル発生システムでは、エアロゾル発生物品は、容器に入っていないたばこなどのエアロゾル形成基体を収容するカプセルを備えてもよい。
既存のエアロゾル発生システムのサイズを縮小させることが望ましい。改善されたエアロゾルを発生するエアロゾル発生システムを提供することが望ましい。ユーザーが、エアロゾル発生システムを使用する時に感覚的体験を変化させることが可能であることが望ましい。
本発明の第一の態様によれば、エアロゾル発生物品および主要ユニットを備える、電気的に作動するエアロゾル発生システムが提供されている。エアロゾル発生物品は、主要ユニットによって受けられるように構成される。エアロゾル発生物品は、管状の第一の構成要素と第二の構成要素とを備える。管状の第一の構成要素は、管状の第一の揮発性基体と内部通路を含み、第二の構成要素は第二の揮発性基体を含む。エアロゾル発生物品の第二の構成要素は、エアロゾル発生物品の管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられるように構成される。主要ユニットは、1つ以上の電気ヒーターを含む第一の加熱部分と、1つ以上の電気ヒーターを含む第二の加熱部分とを含む。第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に管状の第一の構成要素の第一の揮発性基体を加熱するように配置される。第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に第二の構成要素の第二の揮発性基体を加熱するように配置される。
エアロゾル発生物品の第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内で移動可能に受けられうる。第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内で移動可能に受けられるように構成されうる。エアロゾル発生物品の第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内で摺動可能としうる。これにより、第二の構成要素を第一の構成要素に対して移動させることが可能になりうる。このことは、第二の構成要素を管状の第一の構成要素の内部通路を通して摺動させることで、エアロゾル発生物品の長さを変えることを可能にしうる。言い換えると、エアロゾル発生物品は、伸縮自在としてもよい。
第二の構成要素は、第二の構成要素が管状の第一の構成要素の内部通路内に完全に受けられる、ストレージ構成と、第二の構成要素が第一の構成要素の内部通路内に部分的に受けられる、使用構成との間で、第一の構成要素に対して移動可能としうる。一般的に、エアロゾル発生物品がストレージ構成にある時、第二の構成要素の長さの100%が管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられる。一般的に、エアロゾル発生物品が使用構成にある時、第二の構成要素の長さの0%〜15%が管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられる。
ストレージ構成では、エアロゾル発生物品の長さが低減される。これにより、エアロゾル発生物品を格納するのに必要な空間の量が低減し、そして、エアロゾル発生物品を包装するのに必要な包装材料の量が低減しうる。使用構成では、エアロゾル発生物品の長さが増大する。これにより、物品の容積比に対する表面積が増大しうる。このことは、主要ユニットのヒーターに露出される揮発性基体の表面積を増大させ、ヒーターとエアロゾル発生物品との間の熱伝達を向上させうる。
本明細書に使用される「エアロゾル発生物品」という用語は、エアロゾルを形成できる揮発性化合物を放出するために、燃焼ではなく加熱されることが意図されるエアロゾル形成基体を含む物品を指す。エアロゾル形成基体の加熱によって形成されたエアロゾルは、エアロゾル形成基体の燃焼または熱分解によって生成されるよりも少ない公知の有害成分を含みうる。
本明細書に使用される「主要ユニット」という用語は、エアロゾル発生物品と相互作用してエアロゾルを生成する装置を記述するために使用される。主要ユニットは一般的に、電気エネルギーの供給源と、1つ以上の発熱体を作動させるための関連する電気回路とを含む。
本明細書で使用される場合、「揮発性基体」という用語は、エアロゾル形成基体またはエアロゾル形成基体の構成部分を意味する。
第一の揮発性基体は、エアロゾル形成基体であってもよく、またはエアロゾル形成体またはニコチン供与源などのエアロゾル形成基体の構成部分であってもよい。第二の揮発性基体も、エアロゾル形成基体であってもよく、またはエアロゾル形成体またはニコチン供与源などのエアロゾル形成基体の構成部分であってもよい。
第一の揮発性基体がエアロゾル形成基体の構成部分であり、第二の揮発性基体がエアロゾル形成基体の別の構成部分である場合、加熱された第一の揮発性基体からの蒸気と加熱された第二の揮発性基体からの蒸気は組み合わされて、エアロゾルを形成する。
エアロゾル形成基体の成分を分離することにより、反応成分を別々に保持することが可能になりうる。このことは、エアロゾル発生物品の使用前に、反応成分が互いに反応することを実質的に防止または阻止しうる。また、エアロゾル形成基体の成分を分離することは、成分を異なる温度に加熱することも可能にしうる。これにより、特定の成分を比較的高温に加熱し、その他の成分を比較的低温に加熱することが可能になりうる。
第一の揮発性基体は、第一のエアロゾル形成基体であってもよく、第二の揮発性基体は、第二のエアロゾル形成基体であってもよい。第一のエアロゾル形成基体の組成は、第二のエアロゾル形成基体の組成とは異なってもよい。このことは、エアロゾル発生システムが、同一の物品を使用して異なる感覚的体験をユーザーに提供することを可能にしうる。また、構成要素は、ユーザーがエアロゾル発生物品を形成するために異なる構成要素の組み合わせを選択しうるように、互換性があってもよい。しかし、一部の実施形態では、第一のエアロゾル形成基体および第二のエアロゾル形成基体は、同一の組成を有する。
主要ユニットは、口側の端と、口側の端の反対側の遠位端とを備えうる。好ましい実施形態では、第一の加熱部分および第二の加熱部分は、口側の端と遠位端との間で同軸に整列される。
本明細書で使用される場合、「口側の端」という用語は、そこでエアロゾルが物品から抜け出て、ユーザーの口内に送達される、加熱式エアロゾル発生物品の一部分を意味する。使用において、ユーザーは加熱式エアロゾル発生物品によって発生されるエアロゾルを吸入するために物品の口側の端で引き出してもよい。
本明細書で使用される場合、「遠位端」という用語は、口側の端と向かい合った物品の端を意味する。
一部の実施形態では、主要ユニットの第一の加熱部分は、主要ユニットの内部表面に配置される。こうした実施形態では、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に管状の第一の構成要素の外部表面を加熱するように構成されうる。
主要ユニットの第二の加熱部分も、主要ユニットの内部表面に配置されてもよい。こうした実施形態では、第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に第二の構成要素の外部表面を加熱するように構成されうる。
一部の実施形態では、主要ユニットの第一の加熱部分は主要ユニットの内部表面に配置されてもよく、主要ユニットの第二の加熱部分は主要ユニットの内部表面に配置されてもよい。主要ユニットは、エアロゾル発生物品を受けるように構成されたくぼみを有するハウジングを含みうる。第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターはくぼみの内部表面上に配置されてもよく、第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、くぼみの内部表面上に配置されてもよい。
本明細書で使用される「内部」および「外部」という用語は、エアロゾル発生物品または主要ユニットの部品の相対位置を指す。
本明細書で使用される「内部表面」という用語は、物品または主要ユニットの内部に面する物品または主要ユニットの表面を指す。例えば、エアロゾル発生物品の内部通路は、内部表面によって画定されうる。同様に、「外部表面」という用語は、システムの外部に向かって、またはシステムから外向きに面する物品または主要ユニットの表面を指す。例えば、主要ユニットの加熱部分は主要ユニットの外部表面に配置される。そのため、1つ以上の電気ヒーターは、主要ユニットの外部表面に配置され、エアロゾル発生物品が主要ユニットの加熱部分の上に受けられない時にユーザーに見える場合がある。
一部の実施形態では、主要ユニットの第一の加熱部分は主要ユニットの外部表面に配置される。こうした実施形態では、管状の第一の構成要素の内部通路は、主要ユニットの第一の加熱部分を受けるように構成されてもよく、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターが、管状の第一の構成要素の内部表面を加熱するように構成されうる。
好ましい実施形態では、エアロゾル発生物品の第二の構成要素も、管状の構成要素である。管状の第二の構成要素は、管状の第二の揮発性基体と内部通路とを含みうる。こうした実施形態では、管状の第一の構成要素および管状の第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路が管状の第二の構成要素の内部通路と同軸に整列されるように配置されうる。
一部の好ましい実施形態では、主要ユニットの第一の加熱部分は主要ユニットの外部表面に配置され、主要ユニットの第二の加熱部分は主要ユニットの外部表面に配置される。こうした実施形態では、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に、管状の第一の構成要素の内部通路は、主要ユニットの第一の加熱部分を受けるように構成され、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターが、管状の第一の構成要素の内部表面を加熱するように構成される。同様に、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に、管状の第二の構成要素の内部通路は、主要ユニットの第二の加熱部分を受けるように構成され、第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターが、管状の第二の構成要素の内部表面を加熱するように構成される。
こうした実施形態では、管状の第一の構成要素の内部通路の幅は、主要ユニットの第一の加熱部分の幅と実質的に類似していてもよい。そのため、内部通路の内部表面は、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に、主要ユニットの第一の加熱部分の外部表面に接触または当接しうる。管状の第二の構成要素の内部通路の幅は、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって、摩擦ばめまたは締まりばめによって受けられるように、主要ユニットの第一の加熱部分の幅よりも小さくてもよい。
こうした実施形態では、管状の第二の構成要素の内部通路の幅は、主要ユニットの第二の加熱部分の幅に実質的に類似していてもよい。そのため、内部通路の内部表面は、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に、主要ユニットの第二の加熱部分の外部表面に接触または当接しうる。管状の第二の構成要素の内部通路の幅は、エアロゾル発生物品が加熱部分によって、摩擦ばめまたは締まりばめによって受けられるように、主要ユニットの第二の加熱部分の幅よりも小さくてもよい。
本明細書に使用される「幅」という用語は、エアロゾル発生システム、エアロゾル発生物品、および主要ユニットの横方向での最大寸法を記述するために使用される。本明細書で使用される「長さ」という用語は、エアロゾル発生システム、エアロゾル発生物品、および主要ユニットの長手方向における最大寸法を記述するために使用される。
本明細書使用される「長手方向」という用語は、エアロゾル発生システムの近位端または口側の端と遠位端との間の方向を記述するために使用され、また「横断」という用語は、長手方向に対して垂直な方向を記述するために使用される。
こうした好ましい実施形態では、主要ユニットは、1つ以上の空気通路を含みうる。1つ以上の空気通路は、主要ユニットの第一および第二の加熱部分を通って延在してもよい。主要ユニットは、主要ユニットの外部表面に1つ以上の空気吸込み口をさらに備えてもよい。1つ以上の空気吸込み口は、第一の加熱部分に配置されてもよく、1つ以上の空気吸込み口は、第二の加熱部分に配置されてもよい。1つ以上の空気吸込み口は、エアロゾル発生物品の管状の構成要素の加熱された揮発性基体からの蒸気を受けるように配置されてもよい。主要ユニットはまた、マウスピースを備えうる。マウスピースは1つ以上の空気出口を含みうる。
主要ユニットの1つ以上の空気通路は、第一および第二の加熱部分における1つ以上の空気吸込み口とマウスピースにおける1つ以上の空気出口との間に延在してもよい。そのため、ユーザーが主要ユニットのマウスピースを吸い込む時、空気は、第一および第二の加熱部分における1つ以上の空気吸込み口を通して1つ以上の空気通路の中へと、そして1つ以上の空気出口において空気通路から引き出されうる。
主要ユニットの1つ以上の空気通路は、加熱式エアロゾル発生物品から発生した蒸気およびエアロゾルの冷却を容易にしうる。主要ユニットの第一および第二の加熱部分を通る1つ以上の空気通路を提供することにより、システムの近位端における追加的な冷却セクションの必要性がなくなりうる。これにより、エアロゾル発生システムの全長が低減しうる。
別の好ましい実施形態では、電気的に作動するエアロゾル発生システムは、主要ユニットに取り外し可能に結合されうるマウスピースをさらに備えうる。マウスピースは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられ、マウスピースが主要ユニットに結合される時に、管状の第一の構成要素および管状の第二の構成要素を受けるように構成されるくぼみを有するハウジングを備えうる。
マウスピースのくぼみは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられ、マウスピースが主要ユニットに結合される時にエアロゾル発生物品の第一および管状の第二の構成要素を囲む空気通路を備えうる。空気通路は、エアロゾル発生システムの使用において、加熱された第一の揮発性基体と加熱された第二の揮発性基体からの蒸気を受けるように配置されてもよい。
マウスピースは1つ以上の空気吸込み口をさらに含みうる。マウスピースはまた、1つ以上の空気出口を含みうる。1つ以上の空気通路は、マウスピースの1つ以上の空気吸込み口と1つ以上の空気出口との間に延在してもよい。そのため、ユーザーがマウスピースを吸い込む時、空気は、1つ以上の空気吸込み口を通して1つ以上の空気通路の中へと、そして1つ以上の空気出口において空気通路から引き出されうる。
マウスピースの1つ以上の空気通路は、加熱式エアロゾル発生物品から発生した蒸気およびエアロゾルの冷却を容易にしうる。マウスピースのくぼみに1つ以上の空気通路を提供することにより、システムの近位端における追加的な冷却セクションの必要性がなくなりうる。これにより、エアロゾル発生システムの全長が低減しうる。
本発明の別の好ましい実施形態では、第一の加熱部分は主要ユニットの内部表面に配置され、第二の加熱部分は、主要ユニットの内部表面に配置される。こうした実施形態では、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、管状の第一の構成要素の外部表面を加熱するように構成され、第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、管状の第二の構成要素の外部表面を加熱するように構成される。
こうした好ましい実施形態では、電気的に作動するエアロゾル発生システムは、マウスピースをさらに備えうる。マウスピースは、主要ユニットに取り外し可能に結合されうる。マウスピースは、受け部材を備えうる。管状の第一の構成要素の内部通路は、受け部材の第一の部分を受けるように構成されてもよく、管状の第二の構成要素の内部通路は、受け部材の第二の部分を受けるように構成されてもよい。
管状の第一の構成要素の内部通路の幅は、マウスピースの受け部材の第一の部分の幅に実質的に類似していてもよい。そのため、管状の第一の構成要素の内部通路の内部表面は、エアロゾル発生物品が受け部材の上に受けられる時にマウスピースの受け部材の第一の部分の外部表面に接触または当接してもよい。管状の第一の構成要素の内部通路の幅は、管状の第一の構成要素が摩擦ばめまたは締まりばめによって受け部材の上に受けられるように、マウスピースの受け部材の第一の部分の幅よりも小さくてもよい。
同様に、管状の第二の構成要素の内部通路の幅は、マウスピースの受け部材の第二の部分の幅と実質的に類似していてもよい。そのため、管状の第二の構成要素の内部通路は、管状の第二の構成要素が受け部材の上に受けられる時にマウスピースの受け部材の第二の部分の外部表面に接触または当接してもよい。管状の第二の構成要素の内部通路の幅は、エアロゾル発生物品が摩擦ばめまたは締まりばめによって受け部材の上に受けられるように、受け部材の第二の部分の幅より小さくてもよい。
マウスピースは、1つ以上の空気通路を含みうる。1つ以上の空気通路は、受け部材を通って延在しうる。マウスピースは、受け部材内に1つ以上の空気吸込み口をさらに含みうる。1つ以上の空気吸込み口は、受け部材の第一の部分に配置されてもよく、1つ以上の空気吸込み口は受け部材の第二の部分に配置されてもよい。1つ以上の空気吸込み口は、エアロゾル発生物品の加熱された揮発性基体から蒸気を受けるように配置されてもよい。マウスピースはまた、1つ以上の空気出口を含みうる。マウスピースの1つ以上の空気通路は、受け部材の第一および第二の部分における1つ以上の空気吸込み口と1つ以上の空気出口との間に延在してもよい。そのため、ユーザーがマウスピースを吸い込む時、空気は、1つ以上の空気吸込み口を通して1つ以上の空気通路の中へと、そして1つ以上の空気出口において空気通路から引き出されうる。
マウスピースの1つ以上の空気通路は、加熱式エアロゾル発生物品から発生した蒸気およびエアロゾルの冷却を容易にしうる。マウスピースの受け部材を通して1つ以上の空気通路を提供することにより、システムの近位端における追加的な冷却セクションの必要性がなくなりうる。これにより、エアロゾル発生システムの全長が低減しうる。
本発明の第二の態様によれば、本発明の第一の態様による電気的に作動するエアロゾル発生システム用のエアロゾル発生物品が提供されている。エアロゾル発生物品は、管状の第一の構成要素と第二の構成要素とを含む。管状の第一の構成要素は、管状の第一の揮発性基体と内部通路とを備える。第二の構成要素は第二の揮発性基体を含み、第二の構成要素は管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられるように構成される。
第一の構成要素の管状の構成は、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターから第一の揮発性基体への改善された伝導性熱伝達を容易にしうる。管状の揮発性基体は、内部通路を有さない、同等のサイズの従来の本体またはプラグよりも容積比に対して大きい表面積を有しうる。第一の揮発性基体の管状形状は、第一の揮発性基体の最大厚さを低減しうる。このことは、第一の揮発性基体を通した熱の伝播を容易にしうる。これにより、エアロゾルの発生が容易になりうる。
管状の第一の構成要素は、任意の適切な形状およびサイズとしうる。管状の第一の構成要素は、実質的に円筒形としる。管状の第一の構成要素は、実質的に細長くてもよい。管状の第一の構成要素は、第一の揮発性基体の円筒形の端の開いた中空管を含みうる。管状の第一の構成要素は、任意の適切な断面を有してもよい。例えば、管状の第一の構成要素の断面は、例えば実質的に円形、円筒形、正方形または長方形であってもよい。
管状の第一の構成要素の幅は、約5mm〜約20mm、約5mm〜約16mm、または約13mmでありうる。
管状の第一の構成要素の長さは、約5mm〜約100mm、または約10mm〜約50mm、または約25mmでありうる。
管状の第一の構成要素の長さは、主要ユニットの第一の加熱部分の長さと実質的に類似していてもよい。管状の第一の構成要素の長さは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に管状の第一の構成要素が第一の加熱部分の全長に沿って延在するように、主要ユニットの第一の加熱部分の長さ以上としてもよい。
管状の第一の構成要素は、内部通路を含む。本明細書で使用される「内部通路」という用語は、構成要素の少なくとも一部を通って延在する通路を指す。内部通路は、環状の本体によって囲まれてもよく、実質的に構成要素の長手方向軸に沿って延在してもよい。
管状の第一の構成要素の内部通路は、任意の適切な形状でもよく、任意の適切な断面を有してもよい。例えば、内部通路の断面は、実質的に円形、円筒形、正方形、または長方形としうる。
管状の第一の構成要素の内部通路は、管状の第一の揮発性基体の実質的に中央に配置されてもよい。そのため、管状の第一の揮発性基体の厚さは、管状の第一の構成要素の周囲の周りで実質的に一定としうる。これにより、第一の構成要素の周囲の周りにおける管状の第一の揮発性基体の均等な加熱が可能になりうる。
管状の第一の構成要素の内部通路の幅は、約4mm〜約18mm、約4mm〜約10mm、または約9mmでありうる。
第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられるように構成される。第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内で移動可能に受けられうる。第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内に摺動可能に受けられうる。
第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられるように、任意の適切な形状およびサイズとしうる。第二の構成要素は実質的に円筒形であってもよい。第二の構成要素は、実質的に細長くてもよい。第二の構成要素は、任意の適切な断面を有してもよい。例えば、第二の構成要素の断面は、実質的に円形、円筒形、正方形、または長方形としうる。
第二の構成要素の幅は、約4mm〜約18mm、約4mm〜約10mm、または約9mmでありうる。
第二の構成要素の幅は、管状の第一の構成要素の内部通路の幅と実質的に類似していてもよい。そのため、第二の構成要素は、第二の構成要素が管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられる時に管状の第一の構成要素の内部通路の内部表面に接触または当接してもよい。第二の構成要素の幅は、第二の構成要素が摩擦ばめまたは締まりばめによって管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられるように、管状の第一の構成要素の内部通路の幅以上としてもよい。
第二の構成要素の長さは、約5mm〜約100mm、または約10mm〜約50mm、または約25mmでありうる。
第二の構成要素の長さは、主要ユニットの第二の加熱部分の長さと実質的に類似していてもよい。第二の構成要素の長さは、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時に第二の構成要素が第二の加熱部分の全長に延在するように、主要ユニットの第二の加熱部分の長さ以上としてもよい。
一部の好ましい実施形態では、第二の構成要素は、管状の構成要素としてもよい。管状の第二の構成要素は、管状の第二の揮発性基体と内部通路とを含みうる。管状の第二の構成要素は、第二の揮発性基体の円筒形の端の開いた中空管を含みうる。
管状の第二の構成要素の内部通路は、管状の第一の構成要素の内部通路と実質的に類似して形状付けられて配置されてもよい。管状の第二の構成要素の内部通路は、主要ユニットの第二の加熱部分を受けるように構成されうる。第二の構成要素の内部通路は、エアロゾル発生システムのマウスピースの受け部材の第二の部分を受けるように構成されうる。
管状の第二の構成要素の内部通路の幅は、約2mm〜約14mm、約2mm〜約8mm、または約5mmでありうる。
端部プラグは、管状の第二の構成要素の内部通路に提供されてもよい。端部プラグは、管状の第一の構成要素から遠隔の第二の構成要素の端部に配置されてもよい。端部プラグは、エアロゾル発生物品の主要ユニット上での位置付けを容易にしうる。プラグは多孔性または通気性であって、エアロゾル発生物品内に蒸気を保持するのに役立ちうる。
好ましい実施形態では、管状の第一の構成要素および管状の第二の構成要素は、管状の第一の構成要素の内部通路が管状の第二の構成要素の内部通路と同軸に整列されるように配置される。
エアロゾル発生物品は少なくとも1つのエアロゾル形成基体を含む。一部の実施形態では、第一の揮発性基体は第一のエアロゾル形成基体であってもよく、第二の揮発性基体は第二のエアロゾル形成基体であってもよい。別の実施形態では、第一の揮発性基体はエアロゾル形成基体の第一の構成要素としてもよく、第二の揮発性基体はエアロゾル形成基体の第二の構成要素としてもよい。こうした実施形態では、加熱された第一の揮発性基からの蒸気と加熱された第二の揮発性基体からの蒸気は、組み合わされてエアロゾルを形成しうる。例えば、第一の揮発性基体は、たばこ由来の材料を含んでもよく、第二の揮発性基体は、グリセリンなどのエアロゾル形成体を含んでもよい。
揮発性基体は、固体としうる。揮発性基体は室温で固体であってもよい。揮発性基体は加熱に伴い基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含む、たばこ含有材料を含んでもよい。揮発性基体は非たばこ材料を含んでもよい。揮発性基体は、たばこ含有材料および非たばこ含有材料を含んでもよい。
揮発性基体は、薬草の葉、たばこ葉、たばこの茎、膨化たばこおよび均質化したたばこのうち1つ以上を含む、例えば、粉末、顆粒、ペレット、断片、より糸、細片またはシートのうち1つ以上を含みうる。
固体の揮発性基体は、固体の揮発性基体の加熱に伴い放出されるたばこまたは非たばこ揮発性風味化合物を含みうる。
固体の揮発性基体は、熱的に安定な担体上に提供されてもまたはその中に包埋されてもよい。担体は、粉末、顆粒、ペレット、断片、より糸、細片またはシートの形態をとってもよい。固体の揮発性基体は、担体の全表面上に堆積してもよい。固体の揮発性基体は、使用中に均一でない風味送達を提供するために一定のパターンにおいて堆積してもよい。
固体の揮発性基体は、均質化したたばこ材料のシートの集合体を含んでもよい。本明細書で使用される「シート」という用語は、実質的に厚さより大きい幅および長さを有する薄層状の要素を指す。本明細書に使用される「集められた」という用語は、巻き込まれ、折り畳まれ、または別途エアロゾル発生物品の長手方向軸に対して実質的に横方向に圧縮され、または収縮したシートを記述するために使用される。本明細書で使用される「きめのあるシート」という用語は、捲縮され、型押しされ、デボス加工され、穿孔され、または別途変形されたシートを意味する。本明細書で使用される「均質化したたばこ材料」という用語は、粒子状たばこを凝集することによって形成される材料を指す。
固体の揮発性基体は、均質化したたばこ材料の捲縮したシートの集合体を含んでもよい。本明細書で使用される「捲縮したシート」という用語は、複数の実質的に平行した隆起または波型形状を有するシートを指す。
固体の揮発性基体は1つ以上のエアロゾル形成体を含んでもよい。固体の揮発性基体は、単一のエアロゾル形成体を含んでもよい。固体の揮発性基体は、2つ以上のエアロゾル形成体を含みうる。固体の揮発性基体のエアロゾル形成体の含有量は、乾燥重量基準で約5パーセントを超えてもよい。固体の揮発性基体のエアロゾル形成体の含有量は、乾燥重量基準で約5パーセント〜約30パーセントであってもよい。固体の揮発性基体のエアロゾル形成体の含有量は、乾燥重量基準で約20パーセントであってもよい。
本明細書で使用される「エアロゾル形成体」という用語は、使用において、エアロゾルの形成を容易にし実質的にエアロゾル発生物品の使用温度にて熱分解に対して抵抗性である任意の適切な公知の化合物または化合物の混合物を指す。適切なエアロゾル形成体は、多価アルコール(プロピレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオールおよびグリセリンなど)、多価アルコールのエステル(グリセロールモノ−、ジ−またはトリアセテートなど)、およびモノ−、ジ−またはポリカルボン酸の脂肪族エステル(ドデカン二酸ジメチルおよびテトラデカン二酸ジメチルなど)を含むが、これらに限定されない。
構成要素は、揮発性基体を囲む1つ以上の層を含みうる。例えば、構成要素は、揮発性基体に巻き付けられる1つ以上のラッパーを含みうる。
1つ以上の層は、断熱性材料を含んでもよい。断熱性材料の層を揮発性基体に巻き付けることにより、エアロゾル発生物品における熱の保持が容易になりうる。本明細書で使用される「断熱性材料」という用語は、23°Cで約50ミリワット/メートル・ケルビン(mW/(m・K))未満のバルク熱伝導率、および改良された非定常平面熱源(MTPS)法を使用して測定した相対湿度50%を持つ材料を記述するために使用される。断熱性材料は、レーザーフラッシュ法を使用して測定して約0.01平方センチメートル/秒(cm2/s)以下のバルク熱拡散率を有してもよい。
1つ以上の層は、空気などの気体に対して実質的に不透過性である材料を備えてもよい。構成要素を気体に対して実質的に不透過性である材料の層で囲むことにより、エアロゾル発生システムにおける加熱された揮発性基体によって発生した蒸気の保持を容易にし、蒸気をユーザーに向けて方向付けることを容易にしうる。
1つ以上の層は任意の適切な材料を含みうる。1つ以上の層は、紙様の材料を含んでもよい。1つ以上の層は、紙巻たばこ用紙を含んでもよい。1つ以上の層は、チッピングペーパーを含んでもよい。
管状の構成要素に関して、管状の揮発性基体の内部通路は、構成要素の内部通路としてもよい。ただし、一部の実施形態では、管状の構成要素は、管状の揮発性基体の内部通路の内部表面を囲む1つ以上の層を含みうる。1つ以上の内側層は、1つ以上の外側層に関して上述するのと実質的に同一の材料を含みうる。
本発明の第三の態様によれば、先行する請求項に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム用の主要ユニットが提供されている。主要ユニットは、1つ以上の電気ヒーターを含む第一の加熱部分と、1つ以上の電気ヒーターを含む第二の加熱部分とを備える。
主要ユニットはハウジングを含みうる。ハウジングは任意の適切な材料または材料の組み合わせを含んでもよい。適切な材料の例としては、金属、合金、プラスチック、もしくはそれらの材料のうちの一つ以上を含有する複合材料、または、例えばポリプロピレン、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびポリエチレンなど、食品または医薬品の用途に適切な熱可塑性樹脂が挙げられる。材料は軽量であり、脆くないものでありうる。主要ユニットは、近位部分および遠位部分を含んでもよい。
主要ユニットの近位部分は、第一および第二の加熱部分を含んでもよい。本明細書で使用される「加熱部分」という用語は、1つ以上の電気ヒーターを備える主要ユニットの一部分を記述するために使用される。加熱部分の延長部分は、主要ユニットの外部表面上のヒーターの延長部分によって決定される。
第一の加熱部分は、任意の適切な形状および寸法を有してもよい。第一の加熱部分は、実質的に円筒形であってもよい。第一の加熱部分は、実質的に細長くてもよい。第一の加熱部分は、任意の適切な断面を有してもよい。例えば、第一の加熱部分の断面は、実質的に円形、楕円形、正方形または長方形としうる。
第一の加熱部分の長さは、約5mm〜約100mm、または約10mm〜約50mm、または約25mmでありうる。
好ましい実施形態では、第一の加熱部分は、主要ユニットの外部表面に配置される。こうした実施形態では、第一の加熱部分の形状および寸法は、管状の第一の構成要素の内部通路の形状および寸法に実質的に類似していてもよい。こうした実施形態では、第一の加熱部分の形状および寸法は、管状の第一の構成要素の内部通路の形状および寸法に対して相補的であってもよい。第一の加熱部分の幅は、約4mm〜約18mm、約2mm〜約10mm、または約9mmでありうる。
別の実施形態では、第一の加熱部分は、主要ユニットの内部表面に配置されてもよい。こうした実施形態では、主要ユニットはくぼみを有するハウジングを備えてもよく、第一の加熱部分はくぼみの内部表面に配置されてもよい。こうした実施形態では、第一の加熱部分の形状および寸法は、管状の第一の構成要素の形状および寸法に実質的に類似していてもよい。こうした実施形態では、第一の加熱部分の形状および寸法は、管状の第一の構成要素に対して相補的であってもよい。こうした実施形態では、第一の加熱部分の幅は、約5mm〜約20mm、約5mm〜約16mm、または約13mmでありうる。
また、第二の加熱部分は、任意の適切な形状および寸法を有してもよい。第二の加熱部分は、実質的に円筒形であってもよい。第二の加熱部分は、実質的に細長くてもよい。第二の加熱部分は、任意の適切な断面を有してもよい。例えば、第二の加熱部分の断面は、実質的に円形、楕円形、正方形または長方形としうる。
第二の加熱部分の長さは、約5mm〜約100mm、または約10mm〜約50mm、または約25mmでありうる。
第二の加熱部分は、主要ユニットの内部表面に配置されうる。こうした実施形態では、主要ユニットはくぼみを有するハウジングを備えてもよく、第二の加熱部分はくぼみの内部表面に配置されてもよい。こうした実施形態では、第二の加熱部分の形状および寸法は、第二の構成要素の形状および寸法に実質的に類似していてもよい。こうした実施形態では、第二の加熱部分の形状および寸法は、第二の構成要素の形状に対して相補的であってもよい。こうした実施形態では、第二の加熱部分の幅は、約4mm〜約18mm、約4mm〜約10mm、または約9mmでありうる。
好ましい実施形態では、エアロゾル発生物品の第二の構成要素は、内部通路を有する管状の構成要素である。こうした好ましい実施形態では、第二の加熱部分は、主要ユニットの外部表面に配置される。こうした好ましい実施形態では、第二の加熱部分の形状および寸法は、管状の第二の構成要素の内部通路の形状および寸法に実質的に類似していてもよい。こうした実施形態では、第二の加熱部分の形状および寸法は、管状の第二の構成要素の内部通路の形状および寸法に対して相補的であってもよい。第二の加熱部分の幅は、約2mm〜約14mm、約4mm〜約8mm、または約5mmでありうる。
第一および第二の加熱部分の1つひとつは、任意の適切な数の電気ヒーターを含みうる。加熱部分は1つ以上の電気ヒーターを含みうる。加熱部分は、2つ以上の電気ヒーターを含みうる。加熱部分は、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、7つ、8つ、または9つの電気ヒーターを備えてもよい。加熱部分が2つ以上の電気ヒーターを含む場合、2つ以上の電気ヒーターは、加熱部分の周囲の周りに間隙を介していてもよい。2つ以上の電気ヒーターは、加熱部分の長さに沿って間隙を介していてもよい。加熱部分が3つ以上の電気ヒーターを含む場合、3つ以上の電気ヒーターは、加熱部分にわたって均等に間隙を介していてもよい。3つ以上の電気ヒーターは、加熱部分にわたって不均等に間隙を介していてもよい。
第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターと実質的に類似していてもよい。第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターは、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターと異なってもよい。
電気ヒーターは任意の適切な形状であってもよい。電気ヒーターは、細長くてもよい。電気ヒーターは、実質的に加熱部分の長さに延在してもよい。電気ヒーターは、実質的に環状であってもよい。電気ヒーターは、環状のリングを含みうる。リングは、実質的に主要ユニットの外部表面の一部分を囲んでもよい。リングは、実質的に加熱部分の近位端の一部分を囲んでもよい。リングは、実質的に加熱部分の遠位端の一部分を囲んでもよい。
電気ヒーターは、電気抵抗性の材料を含みうる。適切な電気抵抗性の材料としては、ドープされたセラミックなどの半導体、「導電性」のセラミック(例えば、二ケイ化モリブデンなど)、炭素、黒鉛、金属、合金、およびセラミック材料と金属材料とでできた複合材料が挙げられるが、これに限定されない。こうした複合材料は、ドープされたセラミックまたはドープされていないセラミックを含んでもよい。適切なドープされたセラミックの例としては、ドープシリコン炭化物が挙げられる。適切な金属の例としては、チタン、ジルコニウム、タンタル、および白金族の金属が挙げられる。適切な合金の例は、ステンレス鋼、ニッケル−、コバルト−、クロミウム−、アルミニウム−チタン−ジルコニウム−、ハフニウム−、ニオビウム−、モリブデン−、タンタル−、タングステン−、スズ−、ガリウム−、マンガン−および鉄を含有する合金、およびニッケル、鉄、コバルト、ステンレス鋼系の超合金、Timetal(登録商標)および鉄−マンガン−アルミニウム系の合金を含む。複合材料では、電気抵抗性の材料は、必要とされるエネルギー伝達の動態学および外部の物理化学的性質に応じて、随意に断熱材料に埋め込み、封入、または断熱材料で被覆されてもよく、もしくはその逆であってもよい。適切な化合物ヒーター要素の例は、第US−A−5,498,855号、第WO−A−03/095688号および第US−A−5,514,630号に開示されている。
主要ユニットの遠位部分は、任意の適切な形状であり、任意の適切な寸法を有してもよい。遠位部分は、実質的に円筒形であってもよい。遠位部分は、実質的に細長くてもよい。遠位部分は、任意の適切な断面を有してもよい。例えば、遠位部分の断面は、実質的に円形、楕円形、正方形または長方形としうる。遠位部分は、エアロゾル発生システムの使用中にユーザーによって保持されるように構成されてもよい。
主要ユニットの遠位部分の幅は、主要ユニットの近位部分の幅よりも大きくてもよい。このことは、近位部分よりも遠位部分に大きな空間を提供し、遠位部分が1つ以上の電源および電気回路を収容することを可能にしうる。遠位部分の幅は、約5mm〜約30mm、約5mm〜約16mm、または約13mmでありうる。遠位部分の長さは、約10mm〜約100mm、または約10mm〜約50mm、または約45mmでありうる。
主要ユニットは、主要ユニットの近位部分と遠位部分との間に第二のショルダー部を含みうる。第二のショルダー部は、主要ユニットの近位部分の外部表面を主要ユニットの遠位部分の外部表面に接続しうる。第二のショルダー部は、主要ユニットの近位部分と主要ユニットの遠位部分を接合する、角度付けられた、傾斜のある、または面取りされた表面を含みうる。第二のショルダー部は、主要ユニットの近位部分の外部表面から主要ユニットの遠位部分の外部表面に実質的に半径方向外向きに延在する壁を含みうる。
主要ユニットは、物品が主要ユニットによって受けられる時に物品の第二の構成要素と係合するように構成されうる。主要ユニットは、第二の構成要素が主要ユニットによって第一の構成要素に対して移動されて、第一の構成要素を第一の加熱部分に隣接して、そして第二の構成要素を第二の加熱部分に隣接して位置付けるように、物品が主要ユニットによって受けられる時に物品の第二の構成要素と係合するように構成されてもよい。
主要ユニットは、遠位停止部をさらに含んでもよい。遠位停止部は、主要ユニットの第一および第二の加熱部分の遠位に配置されてもよい。遠位停止部は、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時にエアロゾル発生物品の遠位端と係合するように構成されてもよい。主要ユニットが近位部分と遠位部分との間に第二のショルダー部を含む場合、遠位停止部は、第一および第二の加熱部分と第二のショルダー部との間に配置されうる。
主要ユニットは1つ以上の電力供給源を備えうる。1つ以上の電力供給源は、主要ユニットの遠位部分に配置されうる。1つ以上の電源は、電池を備えうる。電池は、例えばリチウムコバルト電池、リン酸鉄リチウム電池、チタン酸リチウム電池、またはリチウムポリマー電池といったリチウム系の電池でもよい。電池はニッケル水素電池またはニッケルカドミウム電池でもよい。1つ以上の電源は、コンデンサーなどの別の形態の電荷蓄積装置を含みうる。1つ以上の電源は再充電を必要とする場合があり、また数多くの充放電サイクルのために構成されてもよい。1つ以上の電源は、1回以上のユーザー体験のための十分なエネルギーの保存を可能にする容量を有してもよい。例えば、1つ以上の電力供給源は約6分間にわたるエアロゾルの連続的な生成を可能にするのに十分な容量を有してもよい。
主要ユニットは電気回路を備えうる。電気回路は、1つ以上のマイクロプロセッサを備えてもよい。主要ユニットは、1つ以上の電力供給源から第一および第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターへの電力供給を制御するように構成される電気回路を含みうる。
主要ユニットの加熱部分が2つ以上の電気ヒーターを含む場合、電気回路は、電力を加熱部分の全ての電気ヒーターに同時に供給するように構成されうる。加熱部分が2つ以上の電気ヒーターを含む場合、電気回路は、電力を各電気ヒーターに別々に供給するように構成されうる。電気回路は各電気ヒーターに選択的に電力を供給するように構成されうる。電気回路は電気ヒーターに逐次的に電力を供給するように構成されうる。電気回路は所定の順序で電気ヒーターのうち選択された1つに電力を供給するように構成されうる。例えば、電気回路は吸煙ごとに1つのヒーターに電力を供給するように構成されうる。別の例では、電気回路は、所定の期間第一のヒーターに電力を供給し、その後に所定の期間第二のヒーターに電力を供給するように構成されうる。このことは、揮発性基体の一部分の選択的加熱を可能にしうる。これにより、吸煙中にユーザーに供給されるエアロゾルを変化させることが可能になりうる。これによって、揮発性基体の一部分を異なる温度に加熱することが可能になりうる。このことは、エアロゾル発生システムが、ユーザー体験の吸煙の度に揮発性基体の未加熱の部分を保存することを可能にしうる。
主要は、スイッチまたはボタンなどのユーザー入力を含んでもよい。これにより、ユーザーは、主要ユニットをスイッチオンオフすることが可能になりうる。スイッチまたはボタンは、エアロゾル発生を起こしうる。スイッチまたはボタンは、第一の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターと、第二の加熱部分の1つ以上の電気ヒーターを起動させうる。スイッチまたはボタンは、吸煙検出器からの入力を待機するように電気回路を準備してもよい。
電気回路は、ユーザーが吸煙をしていることを示すエアロゾル発生システムを通した気流を検出するセンサーまたは吸煙検出器を備えうる。電気回路は、センサーがユーザーが吸煙していることを検出すると1つ以上の電気ヒーターに電力を供給するように構成されうる。
本発明のシステムはまた、ユーザーが吸い込んでエアロゾル発生システムによって発生したエアロゾルを受けるためのマウスピースも備えうる。一部の実施形態では、マウスピースは主要ユニットの部品としうる。別の実施形態では、マウスピースは主要ユニットに取り外し可能に結合されうる。
主要ユニットの第一および第二の加熱部分が主要ユニットの外部表面に配置される実施形態では、マウスピースは、エアロゾル発生物品を受けるように構成されるくぼみを有するハウジングを備えうる。こうした実施形態では、エアロゾル発生物品がマウスピースによって受けられる時に、1つ以上の空気通路がマウスピースに提供されてもよい。1つ以上の空気通路は、加熱式エアロゾル発生物品からの蒸気を受け、蒸気をユーザーに送達するように構成されうる。
主要ユニットの第一および第二の加熱部分が主要ユニットの内部表面に配置される実施形態では、マウスピースは、受け部材を含みうる。受け部材は、管状の第一の構成要素の内部通路内に受けられるように構成される第一の部分を有しうる。また、受け部材は、管状の第二の構成要素の内部通路内に受けられるように構成される第二の部分も含みうる。
受け部材は、1つ以上の空気通路を含みうる。1つ以上の空気通路は、受け部材の第一および第二の部分を通って延在しうる。また、受け部材は、第一の部分に1つ以上の空気吸込み口を、第二の部分に1つ以上の空気吸込み口を含みうる。1つ以上の空気吸込み口は、エアロゾル発生物品が受け部材の上に受けられる時にエアロゾル発生物品の第一および第二の構成要素によって覆われるように配置されうる。複数の空気吸込み口は、加熱式エアロゾル発生物品からの蒸気が受け部材の空気通路の中へと引き出されることを可能にしうる。
受け部材は、近位端に1つ以上の追加的な空気吸込み口を含みうる。1つ以上の追加的な空気吸込み口は、エアロゾル発生物品が受け部材の上に受けられる時にエアロゾル発生物品によって覆われない場合がある。1つ以上の空気吸込み口は、周囲空気が、受け部材の空気通路の中へと直接引き出されることを可能にしうる。
マウスピースは、主要ユニットに取り外し可能に結合するための任意の適切な手段を含みうる。例えば、マウスピースは、ねじ山や差込みピンコネクタを含んでもよく、主要ユニットは、マウスピースのねじ山または差込みピンコネクタと係合可能な相補的なねじ山または差込ピンコネクタを含んでもよい。
追加的な構成要素は、マウスピースに提供されてもよい。マウスピースは、低いかまたは非常に低い濾過効率の材料を含むフィルターを備えうる。マウスピースは吸収剤、吸着剤、風味剤、およびその他のエアロゾル変性剤および添加剤またはその組み合わせを含む1つ以上のセグメントを含みうる。マウスピースは、冷却要素を備えうる。冷却要素は複数の長手方向に延在するチャネルを含んでもよい。冷却要素は、金属箔、重合体材料および実質的に非多孔性の紙またはボール紙から成る群より選択される材料シートの集合体を含んでもよい。
電気的に作動するエアロゾル発生システムが使用するために組み立てられ、エアロゾル発生物品が主要ユニットによって受けられる時、エアロゾル発生システムは、実質的に円筒形の形状を有してもよい。エアロゾル発生システムの全長は約70mm〜約200mm、または約70mm〜約150mm、または約120mmとしうる。エアロゾル発生システムの幅は、約5mm〜約20mm、約5mm〜約10mm、または約8mmでありうる。
エアロゾル発生物品は、使い捨て可能な構成要素として構成されてもよい。エアロゾル発生物品は、一回のユーザーの体験後に処分されるように構成されてもよい。対照的に、主要ユニットは、耐久性があり、かつ再使用可能に構成されてもよい。主要ユニットは、電源、ヒーター、電気回路などの、エアロゾル発生システムの比較的高価で耐久性のある構成要素を含みうる。
エアロゾル発生物品は、主要ユニットとは別個に製造、保管および販売されうる。エアロゾル発生物品各々は、個別に包装されうる。複数のエアロゾル発生物品は、まとめて包装されて販売されてもよい。
ここで本発明による実施形態を、以下の添付図面を参照しながら、例証としてのみではあるが詳細に記述する。
図1は、本発明の第一の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システムの概略図である。 図2は、管状の第二の構成要素から分離される管状の第一の構成要素を示す、図1の電気的に作動するエアロゾル発生システムのエアロゾル発生物品の概略図である。 図3は、管状の第二の構成要素が管状の第一の構成要素の内部通路内に完全に受けられるストレージ構成におけるエアロゾル発生物品を示す、図2のエアロゾル発生物品の概略図である。 図4は、管状の第二の構成要素が管状の第一の構成要素の内部通路内に部分的に受けられる使用構成におけるエアロゾル発生物品を示す、図2のエアロゾル発生物品の概略図である。 図5は、図1の電気的に作動するエアロゾル発生システム用の主要ユニットの概略図である。 図6は、ユーザーがマウスピースを吸い込む時のエアロゾル発生システムを通した気流を示す、図1のエアロゾル発生システムの概略図である。 図7は、ユーザーがマウスピースを吸い込む時のエアロゾル発生システムを通した気流を示す、本発明の第二の実施形態によるエアロゾル発生システムの概略図である。 図8は、本発明の第三の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システムの概略図である。 図9は、使用のために組み立てられたシステムを示す、図8の電気的に作動するエアロゾル発生システムの概略図である。 図10は、ユーザーがマウスピースを吸い込む時のエアロゾル発生システムを通した気流を示す、図8の電気的に作動するエアロゾル発生システムの概略図である。 図11は、ユーザーがマウスピースを吸い込む時のエアロゾル発生システムを通した気流を示す、本発明の第四の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システムの概略図である。
本発明の第一の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システムを図1〜5に示す。電気的に作動するエアロゾル発生システム1は、エアロゾル発生物品2と主要ユニット3とを備える。
エアロゾル発生物品2は、管状の第一の構成要素4と管状の第二の構成要素5とを備える。管状の第一の構成要素4は、第一のエアロゾル形成基体6の円筒形の端の開いた中空管を含む。内部通路7は、内部通路7の両端が開放されるように、管状のエアロゾル形成基体6の長さを通して中央に延在する。内部通路7の両開端部は、管状の第二の構成要素5を受けるように構成される。
エアロゾル形成基体6の管状の本体は、外側ラッパー(図示せず)によって囲まれたたばこの1つ以上のシートの集合体を含み、これは、エアロゾル形成基体6の管状の本体の円筒形の外部表面を覆う。外側ラッパーは、外側ラッパーが加熱されたエアロゾル形成基体6からの蒸気が円筒形の外部表面を介して管状の第一の構成要素4を出ることを可能とするように、気体に対して透過性の材料で形成される。外側ラッパーは、管状のエアロゾル形成基体6の環状の端面が周囲空気に露出するように、管状のエアロゾル形成基体6の環状の端面の上に延在しない。周囲空気は、環状の端面のいずれかを通して、そして通気性のラッパーを介して円筒形の外部表面を通して管状の第一の構成要素4の中へと引き出されうる。
管状の第二の構成要素5は、管状の第一の構成要素4と実質的に類似している。管状の第二の構成要素5は、管状のエアロゾル形成基体8の長さを通して中央に延在する内部通路9を有する第二のエアロゾル形成基体8の円筒形の端の開いた中空管を含む。第二のエアロゾル形成基体は、第一のエアロゾル形成基体と同一の組成を有する。管状の第二の構成要素5の長さは、管状の第一の構成要素4の長さに実質的に類似している。ただし、管状の第二の構成要素5の幅は、管状の第一の構成要素4の幅よりも小さい。管状の第二の構成要素5の幅は、管状の第一の構成要素4の内部通路7の幅と実質的に類似している。そのため、図3および4に示すように、管状の第二の構成要素5は、管状の第二の構成要素5の内部通路9と管状の第一の構成要素4の内部通路7が共通軸A上で同軸に整列される時に、管状の第一の構成要素4の内部通路7内に受けられうる。
管状の第二の構成要素5の長さが管状の第一の構成要素4の長さに実質的に類似しているため、図3に示すように、管状の第二の構成要素5は、管状の第一の構成要素4の内部通路7内に完全に受けられうる。この構成は、ストレージ構成とも言われる。ストレージ構成では、エアロゾル発生物品2の長さが低減され、このことは、エアロゾル発生物品2の保管および輸送において有用なものでありうる。
また、管状の第二の構成要素5は、管状の第一の構成要素4の内部通路7を通してスライドしうる。このことは、管状の第二の構成要素5が管状の第一の構成要素4の内部通路7を通してストレージ構成から移動することを可能にしうる。
管状の第二の構成要素5は、管状の第二の構成要素5を管状の第一の構成要素4の内部通路7を通して移動させるのに中程度の力が必要なように、締まりばめまたは摩擦ばめによって管状の第一の構成要素4の内部通路7内に受けられる。このことは、ユーザーが管状の第二の構成要素5に力を加えることなく、管状の第一の構成要素4の内部通路7から管状の第二の構成要素がスライドすることを実質的に防止または阻止する。
図1に示すように、エアロゾル発生物品2が主要ユニット3によって受けられる時、管状の第二の構成要素5は、管状の第一の構成要素4の内部通路7内に部分的にのみ受けられる。この構成は、使用構成とも言われる。図4に示すように、使用構成において、一般的に、管状の第二の構成要素の長さの0%〜15%が管状の第一の構成要素4の内部通路7内に受けられる。
主要ユニット3を図5に示す。主要ユニット3は、PEEKなどの、剛直な断熱性材料で形成される実質的に環状の円筒形の中空のハウジング10を備える。主要ユニット3は、ショルダー部13によって分離される近位部分11と遠位部分12とを備える。
近位部分11は、第一の加熱部分14と第二の加熱部分15とを含む。第一および第二の加熱部分14、15は、近位部分11の外部表面の一部分上に延在する。第二の加熱部分15は主要ユニット3の近位端に配置され、第一の加熱部分14は第二の加熱部分15とショルダー部13との間に配置される。
第二の加熱部分15、第一の加熱部分14、および遠位部分12は、共通軸Bに沿って同軸に配置される。
第二の加熱部分15の幅は、第一の加熱部分14の幅未満である。そのため、第一のショルダー部16が、第一の加熱部分14と第二の加熱部分15との間に提供される。第一のショルダー部16は、第二の加熱部分15から実質的に半径方向外側に延在する壁を含む。同様に、第一の加熱部分14の幅は、主要ユニット3の遠位部分12の幅未満である。そのため、第二のショルダー部13が、第一の加熱部分14と遠位部分12との間に提供される。第二のショルダー部13は、第一の加熱部分14から実質的に半径方向外側に延在する壁を含む。
第二の加熱部分15は、約5mmの幅、および約25mmの長さを有する。第一の加熱部分は、約9mmの幅、および約25mmの長さを有する。遠位部分は、約13mmの幅および約45mmの長さを有する。
第一の加熱部分14は、7つの同一の電気ヒーター17を含む。7つの電気ヒーター17は、第一の加熱部分14の外部表面の周囲の周りに均等に間隙を介している。電気ヒーター17の各々は細長く、主要ユニット3の長手方向軸Aに沿った方向に延在するその長さに配置される。各電気ヒーター17の長さは、エアロゾル発生物品2の管状の第一の構成要素4の長さと実質的に類似している。そのため、管状の第一の構成要素4が主要ユニット3の第一の加熱部分14の上に受けられる時、管状の第一の構成要素4は、第一の加熱部分14の電気ヒーター17の全長に沿ってそれと重なり、それを覆う。これにより、エアロゾル発生システム1の使用中に、ヒーター17によって発生した熱の相当な割合を、周囲空気よりも管状の第一の構成要素4の管状のエアロゾル形成基体6に伝達することが可能になる。
主要ユニット3の第一の加熱部分14は、管状の第一の構成要素4の内部通路7の断面と実質的に類似している環状の円筒形の断面を有する。第一の加熱部分14の幅は、内部通路7の幅よりもわずかに大きい。そのため、主要ユニット3の第一の加熱部分14は、締まりばめまたは摩擦ばめによって管状の第一の構成要素4の内部通路7内で受けられうる。締まりばめまたは摩擦ばめは、エアロゾル発生物品2が主要ユニット3によって受けられる時に、第一の加熱部分14の外部表面における電気ヒーター17と管状の第一の構成要素4の内部通路7の内部表面との間の接触を確実にする。この接触により、ヒーター17と管状のエアロゾル形成基体5との間の熱伝達が容易になる。また、締まりばめまたは摩擦ばめは、主要ユニット3の長手方向軸Aに沿った管状の第一の構成要素4の移動に対するいくらかの抵抗性も提供する。このように、締まりばめまたは摩擦ばめは、管状の第一の構成要素4を主要ユニット3の第一の加熱部分14の上に保持するのに役立つ。
第二の加熱部分15はまた、第一の加熱部分14のヒーター17に類似した、7つの同一の電気ヒーター18を備える。各電気ヒーター18の長さは、エアロゾル発生物品2の管状の第二の構成要素5の長さと実質的に類似している。そのため、管状の第二の構成要素5が第二の加熱部分15の上に受けられる時、管状の第二の構成要素5は、それらの全長に沿って第二の加熱部分15の電気ヒーター18に重なってそれを覆う。
第二の加熱部分15は、管状の第二の構成要素5の内部通路9の断面に実質的に類似する、環状の円筒形の断面を有する。第二の加熱部分15の幅は、内部通路9の幅よりもわずかに大きい。そのため、第二の加熱部分15は、締まりばめまたは摩擦ばめによって管状の第二の構成要素5の内部通路9内に受けられうる。
主要ユニット3の遠位部分12は、再充電可能なリチウムイオン電池19と電気回路20を中空ハウジング10内に収容する。電池19は、第一および第二の加熱部分14、15の電気ヒーター17、18に電力を供給するように配置および構成される。電気回路20は、電池19から電気ヒーター17、18への電力供給を制御するように構成される。電気回路は、エアロゾル発生システム1上のユーザーの吸煙を検出するためのセンサー(図示せず)も備える。
電気回路20は、所定の順序で同時または個別に第一の加熱部分14の電気ヒーター17に電力を供給するように構成される。言い換えると、電気回路は、同時加熱モードや逐次的加熱モードなどの異なる加熱モードで第一の加熱部分14の電気ヒーター17に電力を供給するように構成される。同様に、電気回路20は、所定の順序で同時または個別に第二の加熱部分15の電気ヒーター18に電力を供給するように構成される。また、電気回路は、所定の順序で同時または個別に第一の加熱部分14の電気ヒーター17と第二の加熱部分の電気ヒーター18に電力を供給するように構成される。
例えば、同時加熱モードでは、電気回路は、吸煙が検出される時に、第一および第二の加熱部分14、15の全てのヒーター17、18に電力を供給するように構成される。別の例では、逐次的モードにおいて、電気回路は、第一の吸煙が検出される時に第一の加熱部分のヒーター17の第一のヒーターに電力を供給し、第二の吸煙が検出される時にヒーター17の第二のヒーターに電力を供給し、引き続いて、第一の加熱部分14の残りのヒーター17の個々のヒーターに電力を供給し、その後、全ての電気ヒーター17、18が起動されるまで検出された吸煙それぞれに対して順に、第二の加熱部分の個々のヒーター18に電力を供給するように構成される。
また、プッシュボタン21が主要ユニット3の遠位部分12上に提供される。電気回路20は、プッシュボタン21の押下げで加熱モード間を切り替えるように構成される。プッシュボタン21の連続的な押下げは、逐次的加熱モード、同時加熱モード、および無電力モード(オフ)の間で電気回路の加熱モードを切り替える。
エアロゾル発生システム1は、主要ユニット3の上に取り外し可能に受けることができるマウスピース22をさらに備える。マウスピースは、主要ユニット3と同一の材料で形成される、中空の環状の円筒形のハウジングを備える。マウスピース22は、主要ユニット3の遠位部分12の幅と実質的に同一の幅を有し、エアロゾル発生物品2が主要ユニット3によって受けられる時にエアロゾル発生物品2を受けるようにサイズされたくぼみを含む。マウスピース22は、マウスピース22のハウジングの遠位端における雌ねじ山(図示せず)および主要ユニット3の遠位部分12の近位端における対応する雄ねじ山(図示せず)を介して主要ユニット3に取り外し可能に結合される。
また、くぼみは、エアロゾル発生物品2が主要ユニット3によって受けられる時にエアロゾル発生物品2の外部表面の周りに空気通路23を形成する。空気通路23は、加熱式エアロゾル発生物品2によって発生した蒸気を受けるように配置される。
複数の空気吸込み口24は、マウスピース22の遠位端に配置され、空気出口25はマウスピース22の先細り近位端に提供される。複数の空気吸込み口24および空気出口25は、空気通路23に流体接続して、ユーザーがマウスピース22を吸い込む時に空気が空気通路23を通して引き出されることを可能にする。
使用するために電気的に作動するエアロゾル発生システム1を組み立てるために、ユーザーは、ストレージ構成において、主要ユニット3の近位端が第一および管状の第二の構成要素4、5の内部通路7、9のいずれかの開端部に面するように、エアロゾル発生物品2を主要ユニット3に対して配置する。ユーザーは、主要ユニット3の中央軸Bをエアロゾル発生構成要素2の中央軸Aと整列させ、共通中央軸に沿って主要ユニット3をエアロゾル発生物品2に向けて移動させる。ユーザーは、主要ユニット3の近位端を管状の第二の構成要素5の内部通路9の中へと挿入し、管状の第二の構成要素5が第一のショルダー部16に当接するまで内部通路9を通して主要ユニット3をスライドする。この位置において、管状の第二の構成要素5は、第二の加熱部分15の上に完全に受けられる。ユーザーは、共通軸に沿って主要ユニット3を移動し続け、第一のショルダー部16は、管状の第一の構成要素4の内部通路7を通して管状の第二の構成要素5を押す。ユーザーは、第二のショルダー部13が管状の第一の構成要素4の遠位端に当接するまで、共通軸に沿って主要ユニットを移動し続ける。この位置において、管状の第一の構成要素4は、主要ユニット3の第一の加熱部分14の上に完全に受けられる。
使用時、ユーザーは、プッシュボタン21を押下して主要ユニット3をオフモードから逐次的加熱モードに切り替える。ユーザーが主要ユニット3のマウスピース22を吸い込むと、電気回路20がマウスピース22上のユーザーの吸煙を検出する。ユーザーの吸煙を検出すると、電気回路20は、電源19から第一の加熱部分14の電気ヒーター17の1つに電力を供給する。給電された電気ヒーター17は、管状の第一の構成要素4の管状のエアロゾル形成基体6の一部分を加熱する。エアロゾル形成基体6の一部分が加熱されると、エアロゾル形成基体6の揮発性化合物が気化して蒸気を発生する。
ユーザーが主要ユニット3のマウスピース22を吸い込むと、周囲空気がマウスピース22の空気吸込み口24を通してエアロゾル発生システム1の中へと引き出される。空気は、空気通路23を通してエアロゾル発生物品2の外部表面上に引き出され、加熱されたエアロゾル形成基体6からの蒸気に混入される。混入された蒸気は、空気通路23を通して空気出口25に向かって引き出され、冷却されてエアロゾルを形成する。エアロゾルは、空気出口25を通して空気通路23から引き出され、吸入のためにユーザーに送達される。システム1を通る気流の方向を、図6において矢印で示す。
図7は、本発明の第二の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システム101を示す。電気的に作動するエアロゾル発生システム101は、エアロゾル発生物品102と主要ユニット103とを備える。エアロゾル発生物品102および主要ユニット103は、図1〜6に関して上述するエアロゾル発生物品2および主要ユニット3と実質的に類似しており、同一の特徴が存在する場合、同様な参照番号がこれらの特徴を参照するために使用されている。
エアロゾル発生物品102は、第一および管状の第二の構成要素104、105を囲む外側ラッパー(図示せず)が実質的に不通気性の材料から成る点において、図1〜6のエアロゾル発生物品2とは異なる。実質的に不通気性のラッパーは、蒸気が加熱された第一および第二の構成要素104、105の円筒形の外部表面から放出されるのを実質的に防止または阻止する。
主要ユニット103は、主要ユニット103が主要ユニット103の第一および第二の加熱部分114、115を通して延在する空気通路123を含む点で、図1〜6の主要ユニット3とは異なる。主要ユニット103は、第一の加熱部分114に複数の空気吸込み口(図示せず)と、第二の加熱部分115に複数の空気吸込み口(図示せず)とをさらに備える。第一および第二の加熱部分における空気吸込み口は、電気ヒーター間の空間に配置され、第一および管状の第二の構成要素104、105の加熱されたエアロゾル形成基体からの蒸気が空気通路123の中へと引き出されるのを可能にするように構成される。主要ユニット103は、遠位部分と第一の加熱部分114との間の、第二のショルダー部113において追加的な空気吸込み口124と、近位端において空気出口125をさらに備える。追加的な空気吸込み口124は、周囲空気が空気通路123の中へと直接引き出されることを可能にし、加熱されたエアロゾル形成基体からの蒸気の冷却を容易にする。また、空気出口125が、主要ユニットの近位端に提供される。空気出口125と空気吸込み口は、ユーザーが主要ユニット103の口側の端を吸い込む時に空気および蒸気が空気通路123の中へと、そしてそれを通して引き出されるのを可能にする。
使用時、ユーザーが主要ユニット103の口側の端を吸い込む時、周囲空気が、環状の端面においてエアロゾル発生物品の第一および第二の構成要素104、105の中へと引き出される。空気は、加熱されたエアロゾル形成基体からの蒸気に混入し、混入された蒸気を、構成要素104、105の内部通路の内部表面に引き出す。混入された蒸気は、第一および第二の加熱部分114、115の空気吸込み口において空気通路123の中へと引き出される。周囲空気もまた、追加的な空気吸込み口124において空気通路123の中へと直接引き出される。周囲空気は、空気通路123において蒸気と混合し、蒸気は冷却されてエアロゾルを形成する。エアロゾルは、空気通路123を通して口側の端に向けて引き出され、空気出口125において空気通路123から引き出されて、ユーザーに送達される。システム101を通る気流の方向を、図7において矢印で示す。
本発明の第三の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システムを図8〜10に示す。電気的に作動するエアロゾル発生システム201は、エアロゾル発生物品202と主要ユニット203とを備える。
エアロゾル発生物品202は、図1〜6に関して上述するエアロゾル発生物品1と実質的に同一であり、同一の特徴が存在する場合、同様な参照番号がこれらの特徴を参照するために使用されている。エアロゾル発生物品202は、管状の第一の構成要素204と管状の第二の構成要素205とを備える。管状の第一の構成要素204は、管状のエアロゾル形成基体と実質的に不通気性のラッパー(図示せず)とを含む。同様に、管状の第二の構成要素205は、管状のエアロゾル形成基体と実質的に不通気性のラッパー(図示せず)とを含む。
主要ユニット203は、PEEKなどの、剛直な断熱性材料で形成される実質的に環状の円筒形の中空のハウジング210を備える。主要ユニット203は、近位部分211および遠位部分212を含んでもよい。
近位部分211は、開近位端を備えたくぼみを有するハウジング210を備える。複数の空気吸込み口224は、周囲空気が近位部分211のくぼみの中へと引き出されうるように、近位部分211の遠位端においてハウジング210に提供される。
第一の加熱部分214および第二の加熱部分215は、近位部分211のくぼみの内部表面の一部分上に延在する。第一の加熱部分214は、くぼみの近位端に配置され、第二の加熱部分215は、くぼみの遠位端において、第一の加熱部分214と遠位部分212との間に配置される。第一の加熱部分214、第二の加熱部分215および遠位部分212は、共通軸に沿って同軸に配置される。
第一の加熱部分214の幅は、エアロゾル発生物品202が主要ユニット203によって受けられる時に第一の加熱部分214が管状の第二の構成要素205の外部表面に近接するように、管状の第一の構成要素204の幅に実質的に類似している。同様に、第二の加熱部分215の幅は、エアロゾル発生物品202が主要ユニット203によって受けられる時に第二の加熱部分215が管状の第二の構成要素205の外部表面に近接するように、管状の第二の構成要素205の幅に実質的に類似している。
第一の加熱部分214は、7つの同一の電気ヒーター217を含む。7つの電気ヒーター217は、第一の加熱部分214の周囲の周りに均等に間隙を介している。電気ヒーター217の各々は細長く、主要ユニット203の長手方向軸に沿った方向に延在するその長さに配置される。各電気ヒーター217の長さは、エアロゾル発生物品202の管状の第一の構成要素204の長さと実質的に類似している。
加熱部分215も、7つの同一の電気ヒーター218も含む。7つの電気ヒーター218は、第二の加熱部分215の周囲の周りに均等に間隙を介している。電気ヒーター218の各々は細長く、主要ユニット203の長手方向軸に沿った方向に延在するその長さに配置される。各電気ヒーター218の長さは、エアロゾル発生物品202の管状の第二の構成要素205の長さと実質的に類似している。
主要ユニット203の遠位部分212は、図1〜6に関して上述する主要ユニット1の遠位部分と実質的に類似しており、同一の特徴が存在する場合、同様な参照番号がこれらの特徴を参照するために使用されている。遠位部分212は、図1〜6に関して上述するように、電池、電気回路、およびプッシュボタンを収容する。
エアロゾル発生システム201はさらに、主要ユニット203に取り外し可能に結合されうるマウスピース222をさらに備える。マウスピース222は、主要ユニット203のハウジング210と同一の材料から成る。
マウスピース222は、第一の部分231と第二の部分232とを含む実質的に環状の円筒形の受け部材230を備える。マウスピース222は、空気出口225を含む、ユーザーが吸い込むための先細りの口側の端233をさらに備える。先細りの口側の端233、第一の部分231および第二の部分232は、共通軸上に同軸に配置される受け部材230の第一の部分231は、管状の第一の構成要素204の内部通路の断面と実質的に類似している環状の円筒形の断面を有する。
受け部材230の第二の部分232は、管状の第二の構成要素205の内部通路の断面に実質的に類似している環状の円筒形の断面を有する。第二の部分232の幅は、受け部材230の第一の部分231の幅未満である。そのため、ショルダー部234が、第一の加熱部分214と第二の加熱部分215との間に提供される。
マウスピース222の先細り端部233は、主要ユニット203の近位部分211のハウジング210と実質的に同一の幅を有する遠位端235を含む。雄差込ピンコネクタ(図示せず)は、先細りの口側の端233の遠位端235に提供される。雄差込ピンコネクタは、マウスピース222を主要ユニット203に取り外し可能に結合するために、主要ユニット203の近位部分211のハウジング210の近位端において雌差込ピンコネクタ(図示せず)と係合可能である。
図10は、使用するために組み立てられた電気的に作動するエアロゾル発生システム201を示す。図10に示すように、マウスピース222が主要ユニット203に取り外し可能に結合され、エアロゾル発生物品202がマウスピース222の上に受けられる時、主要ユニット203の近位部分211のくぼみは、エアロゾル発生物品202の周りに空気通路223を形成する。
マウスピース222の先細り端部233は、空気出口225を通してユーザーに送達される前に加熱式エアロゾル発生物品202によって発生した蒸気を冷却するためのくぼみ26を含む。先細り端部の遠位端235は、マウスピースが主要ユニット203に取り外し可能に結合される時に、主要ユニット203の空気通路223とマウスピースのチャンバー236との間の流体連通を可能にする複数の開口237を含む。
使用するために電気的に作動するエアロゾル発生システム201を組み立てるために、ユーザーは、最初にマウスピース222の受け部材230をエアロゾル発生構成要素204の中へと挿入する。ユーザーは、ストレージ構成において、マウスピース222の受け部分230の遠位端が第一および管状の第二の構成要素204、205の内部通路のいずれかの開端部と面するように、エアロゾル発生物品202をマウスピース222に対して配置する。ユーザーは、マウスピース222の中央軸をエアロゾル発生構成要素202の中央軸と整列させ、マウスピース222を共通軸に沿ってエアロゾル発生物品202に向けて移動させる。ユーザーは、マウスピース222の遠位端を管状の第二の構成要素205の内部通路の中へと挿入し、管状の第二の構成要素205がショルダー部234と当接するまで内部通路を通してマウスピース222をスライドする。この位置において、管状の第二の構成要素205は、受け部材230の第二の部分232の上に完全に受けられる。ユーザーは、共通軸に沿ってマウスピース222を移動させ続け、ショルダー部234は、管状の第一の構成要素204の内部通路を通して管状の第二の構成要素205を押す。ユーザーは、先細り端部233の遠位端235が管状の第一の構成要素204の近位端と当接するまで共通軸に沿って主要ユニットを移動し続ける。この位置において、管状の第一の構成要素204は、マウスピース222の第一の部分231の上に完全に受けられる。
次に、ユーザーは、エアロゾル発生物品202がマウスピース222上に受けられた状態で、マウスピース222を主要ユニット203に取り外し可能に結合する。
使用時、ユーザーは、プッシュボタン221を押下して主要ユニット203をオフモードから逐次的加熱モードに切り替える。主要ユニットの電気回路は、図1〜6に関して上述するように作動するように構成される。
ユーザーがマウスピース222を吸い込むと、周囲空気が、主要ユニット203の近位部分212の遠位端における空気吸込み口224を通してエアロゾルシステム201の中へと引き出される。空気は、空気通路223を通してくぼみに、そしてエアロゾル発生物品202の第一および第二の構成要素204、205を通して引き出される。エアロゾル発生物品202の加熱されたエアロゾル形成基体によって発生した蒸気は、エアロゾル発生物品202を通して引き出された空気に混入され、エアロゾル発生物品202から主要ユニット203の近位部分の空気通路223の中へと引き出される。混入された蒸気は、主要ユニット203の空気通路223を通して、そして空気吸込み口237を通してマウスピース222の先細り端部223のチャンバー236の中へと引き出される。蒸気は、チャンバー236で冷却されてエアロゾルを形成し、エアロゾルは空気出口225においてチャンバー236から引き出され、吸入のためにユーザーに送達される。システム201を通る気流の方向を、図10において矢印で示す。
追加的な構成要素がマウスピースの先細り端部222のチャンバー236に提供されうることが理解される。追加的な構成要素は、マウスピースフィルターと冷却要素のうちの1つ以上を含みうる。
図11は、本発明の第四の実施形態による電気的に作動するエアロゾル発生システム301を示す。電気的に作動するエアロゾル発生システム301は、エアロゾル発生物品302と主要ユニット303とを備える。エアロゾル発生物品302および主要ユニット303は、図8〜10に関して上述するエアロゾル発生物品202および主要ユニット203と同一であり、同一の特徴が存在する場合、同様な参照番号がこれらの特徴を参照するために使用されている。
エアロゾル発生物品302は、管状の第一の構成要素304と管状の第二の構成要素305とを備える。主要ユニット303は、近位部分の内部表面に第一の加熱部分314と近位部分の内部表面に第二の加熱部分315とを有する近位部分を備える。
マウスピース322は、図8〜10のマウスピース222と類似するが、受け部材330が中空であり、空気通路323を含む点において異なる。受け部材330は、第一の部分の複数の空気吸込み口(図示せず)と、第二の部分の複数の空気吸込み口(図示せず)とをさらに備える。受け部材330の第一および第二の部分における空気吸込み口は、エアロゾル発生物品がマウスピース322によって受けられる時にエアロゾル発生物品302の第一および管状の第二の構成要素304、305によって覆われるように構成される。受け部材330の第一および第二の部分における空気吸込み口は、第一および管状の第二の構成要素304、305における加熱されたエアロゾル形成基体からの蒸気が、受け部材330の空気通路323の中へと引き出されることを可能にする。
マウスピース322は、受け部材の遠位端に追加的な空気吸込み口336をさらに備える。追加的な空気吸込み口336は、周囲空気が主要ユニット302の近位部分のくぼみから空気通路323の中へと直接引き出されることを可能にする。周囲空気は、空気通路323における加熱されたエアロゾル形成基体からの蒸気の冷却を容易にする。
受け部材における空気通路323は、先細り端部333の遠位端335において中央開口部337によって先細り端部333のチャンバー326に接続される。また、空気出口325が、マウスピース333の近位端に提供される。空気出口325と空気吸込み口は、ユーザーが主要ユニット103の口側の端を吸い込む時に空気および蒸気が空気通路323の中へと、そしてそれを通して引き出されるのを可能にする。
使用時、ユーザーがマウスピース322を吸い込む時、周囲空気が、1つ以上の空気吸込み口324を通して主要ユニット303の近位部分のくぼみの中へと引き出される。空気はくぼみを通して、そして環状の端面および円筒形の外側面の両方を通して、エアロゾル発生物品302の中へと引き出される。加熱されたエアロゾル形成基体によって発生した蒸気は空気中に混入され、エアロゾル発生物品を通して構成要素304、305の内部通路の内部表面に引き出される。蒸気は、受け部材330の第一および第二の部分における空気吸込み口を通してマウスピース322の受け部材330の空気通路323の中へと引き出される。また、空気は、主要ユニット303の近位部分のチャンバーから、受け部材330の近位端における追加的な空気吸込み口336を通して受け部材330における空気通路323の中へと直接引き出される。空気は、加熱式エアロゾル発生物品からの蒸気と混合し、蒸気がエアロゾルを形成するように蒸気を冷却する。エアロゾルは、空気通路232から、中央開口部337を通してマウスピース322の先細り端部333のチャンバー336の中へと引き出される。エアロゾルは、チャンバー337から空気出口325を通して引き出され、吸入のためにユーザーに送達される。システム301を通る気流の方向を、図11において矢印で示す。
本明細書に記述された例は端的な例であること、および異なる機能性またはより高度な機能性を提供するために、例示された回路に変更・修正がなされうることが理解される。一の実施形態を参照して本明細書に記載する特徴は、本発明の範囲を逸脱することなく他の実施形態にも適用されうることが理解される。
例えば、管状の第一の構成要素は第一のエアロゾル形成基体を備えてもよく、第二の構成要素は第一のエアロゾル形成基体とは異なる組成を有する第二のエアロゾル形成基体を備えてもよい。
例えば、第一の構成要素は、エアロゾル形成基体の構成部分を含む第一の揮発性基体を備えてもよく、第二の構成要素は、エアロゾル形成基体の別の構成部分を含む第二の揮発性基体を備えてもよい。
例えば、第二の構成要素は、管状の構成要素ではない場合がある。第二の構成要素が管状の構成要素ではない場合、第二の加熱部分は主要ユニットの内部表面に配置される。

Claims (15)

  1. エアロゾル発生物品であって、
    管状の第一の揮発性基体と内部通路とを含む管状の第一の構成要素と、
    第二の揮発性基体を含む第二の構成要素であって、前記第二の構成要素は前記管状の第一の構成要素の前記内部通路内に受けられるように構成される、第二の構成要素と、を含むエアロゾル発生物品、および、
    前記エアロゾル発生物品を受けるように構成される主要ユニットであって、前記主要ユニットは、
    1つ以上の電気ヒーターを含む第一の加熱部分であって、前記1つ以上の電気ヒーターは、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に前記管状の第一の構成要素の前記第一の揮発性基体を加熱するように配置される、第一の加熱部分と、
    1つ以上の電気ヒーターを含む第二の加熱部分であって、前記1つ以上の電気ヒーターは、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に前記第二の構成要素の前記第二の揮発性基体を加熱するように配置される、第二の加熱部分と、を含む、主要ユニット、を備える、電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  2. 前記第二の構成要素は、前記管状の第一の構成要素の前記内部通路内に移動可能に受けられるように構成される、請求項1に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  3. 前記主要ユニットは、前記第二の構成要素が前記第一の構成要素に対して移動されて、前記第一の構成要素を前記第一の加熱部分に隣接して、そして前記第二の構成要素を前記第二の加熱部分に隣接して位置付けるように、前記物品が前記主要ユニットによって受けられる時に前記物品の前記第二の構成要素と係合するように構成される、請求項2に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  4. 前記主要ユニットは、口側の端と、遠位端を含み、前記第一の加熱部分と前記第二の加熱部分とは、前記口側の端と前記遠位端との間に同軸に整列される、請求項1、2、または3に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  5. 前記主要ユニットの前記第一の加熱部分は前記主要ユニットの外部表面に配置され、前記管状の第一の構成要素の前記内部通路は、前記主要ユニットの前記第一の加熱部分を受けるように構成され、前記第一の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に前記管状の第一の構成要素の内部表面を加熱するように構成される、または、
    前記主要ユニットの前記第一の加熱部分は、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に、前記第一の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが前記管状の第一の構成要素の外部表面を加熱するように構成されるように、前記主要ユニットの内部表面に配置される、請求項1〜4に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  6. 前記主要ユニットの前記第二の加熱部分は、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に、前記第二の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが前記第二の構成要素の外部表面を加熱するように構成されるように、前記主要ユニットの内部表面に配置される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  7. 前記エアロゾル発生物品の前記第二の構成要素は、管状の第二の揮発性基体と内部通路とを含む管状の構成要素である、請求項1〜4に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  8. 前記管状の第一の構成要素および前記第二の構成要素は、前記管状の第一の構成要素の前記内部通路が前記管状の第二の構成要素の前記内部通路と同軸に整列されるように配置される、請求項7に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  9. 前記主要ユニットの前記第一の加熱部分は前記主要ユニットの外部表面に配置され、前記管状の第一の構成要素の前記内部通路は、前記主要ユニットの前記第一の加熱部分を受けるように構成され、そのため前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に、前記第一の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが前記管状の第一の構成要素の内部表面を加熱するように構成される、
    前記主要ユニットの前記第二の加熱部分は、前記主要ユニットの外部表面に配置され、前記管状の第二の構成要素の前記内部通路は、前記主要ユニットの前記第二の加熱部分を受けるように構成され、そのため前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に、前記第2の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが前記第二の構成要素の内部表面を加熱するように構成される、請求項7または8に記載の電気的に作動する電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  10. 前記システムは、前記主要ユニットに取り外し可能に結合されうるマウスピースをさらに備え、前記マウスピースは、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられ、前記マウスピースが前記主要ユニットに結合される時に、前記管状の第一の構成要素と前記管状の第二の構成要素とを受けるように構成されるくぼみを有するハウジングを備える、請求項9に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  11. 前記主要ユニットの前記第一の加熱部分は、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に、前記第一の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが前記管状の第一の構成要素の外部表面を加熱するように構成されるように、前記主要ユニットの内部表面に配置され、
    前記主要ユニットの前記第二の加熱部分は、前記エアロゾル発生物品が前記主要ユニットによって受けられる時に、前記第二の加熱部分の前記1つ以上の電気ヒーターが前記第二の構成要素の外部表面を加熱するように構成されるように、前記主要ユニットの内部表面に配置される、請求項7または8に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  12. 前記システムは、前記主要ユニットに取り外し可能に結合されうるマウスピースをさらに備え、前記マウスピースは受け部材を含み、前記管状の第一の構成要素の前記内部通路は、前記マウスピースの前記受け部材の第一の部分を受けるように構成され、前記管状の第二の構成要素の前記内部通路は、前記マウスピースの前記受け部材の第二の部分を受けるように構成される、請求項11に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  13. 前記第一の揮発性基体が第一のエアロゾル形成基体を含む、および、
    前記第二の揮発性基体が第二のエアロゾル形成基体を含む、の少なくとも一方である、請求項1〜12のいずれかに記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  14. 前記第一の揮発性基体がエアロゾル形成基体の第一の構成要素を含み、前記第二の揮発性基体が前記エアロゾル形成基体の第二の構成要素を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム。
  15. 前記エアロゾル発生物品が、
    第一の揮発性基体と内部通路とを含む管状の第一の構成要素、および
    第二の揮発性基体を含む第二の構成要素であって、前記第二の構成要素は前記管状の第一の構成要素の前記内部通路内に受けられるように構成される、第二の構成要素、を備える、請求項1〜14のいずれかに記載の電気的に作動するエアロゾル発生システム用のエアロゾル発生物品。
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