JP2019520609A - 微細構造化およびパターン付けされた導光板およびそれを含むデバイス - Google Patents

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Abstract

本明細書に開示されるのは、縁端表面と、発光する第1の主表面と、反対側の第2の主表面とを有する、透明基板;および透明基板の第2の主表面に配置されるポリマー薄膜であって、複数の光抽出形体をパターン付けされた複数の微細構造を含むポリマー薄膜を含む、導光板である。少なくとも1つの光源が、透明基板の縁端表面に連結されることがある。そのような導光板を含むディスプレイデバイスおよび照光デバイス、ならびにそのような導光板を製造するための方法が、さらに開示される。

Description

関連出願の相互参照
この出願は、内容が本明細書に依拠され参照によりその全体を組み込まれている、2016年6月10日出願の米国仮特許出願第62/348,386号の米国特許法第119条下の優先権の利益を請求するものである。
本開示は概して、導光板、およびそのような導光板を含むディスプレイデバイスまたは照光デバイスに関し、さらに具体的には、複数の光抽出形体をパターン付けされた微細構造化されたポリマー薄膜を含むガラス導光板に関する。
液晶ディスプレイ(LCD)は、様々な電子機器、例えば携帯電話、ラップトップ、電子タブレット、テレビ、およびコンピューターモニターなどに通例使用される。しかし、LCDは、明るさ、コントラスト比、効率、および視野角の観点からは、他のディスプレイデバイスに比べて制限がある場合がある。例として、他のディスプレイ技術と競合するために、従来のLCDでは、より高いコントラスト比、色域、および明るさの需要が継続的にあるが、一方でまた、所要電力とデバイスサイズ(例えば厚さ)とのバランスが取られている。
LCDは、光を生じるためのバックライトユニット(BLU)を含むことができ、次いで、この光は、変換、フィルタリング、および/または偏光されて、所望の画像を生じることができる。BLUは、例えば導光板(LGP)の縁端に連結された光源を含んで、縁端から照光されることもあれば、例えばLCDパネルの背後に配置された光源の2次元アレイを含んで、後部から照光されることもある。直接照光型のBLUは、縁端照光型のBLUに比べて、ダイナミックコントラストが向上するという利点を有することがある。例えば、直接照光型のBLUを備えたディスプレイは、各LEDの明るさを独立して調整して、画像じゅうの明るさのダイナミックレンジを最適化することができる。このことは、局所減光として通例知られる。しかし、直接照光型のBLUでは、所望の光の均一性を達成するために、および/またはホットスポットを避けるために、光源(複数可)がLGPから距離をおいて配され、ゆえに全体のディスプレイの厚さは、縁端照光型のBLUのそれよりも大きいものとなることがある。旧来の縁端照光型のBLUでは、各LEDからの光を、広範囲のLGPにわたって広げることができ、そのため、個々のLEDまたはLEDの群をオフにすることは、ダイナミックコントラスト比に最小限の影響を及ぼすに過ぎない。
LGPの局所減光効率は、例えば、LGP表面に1つまたは複数の微細構造を付与することによって増強することができる。例として、プラスチックLGP、例えばポリメタクリル酸メチル(PMMA)LGP、またはメタクリル酸メチル・スチレン(MS)LGPなどは、狭い帯域内に各LEDからの光を制限し得る表面の微細構造を付して製作することができる。このようにして、LGPの縁端に沿って光源(複数可)の明るさを調整し、ディスプレイのダイナミックコントラストを増強することが可能となることがある。LEDをLGPの両側2つに取り付けた場合、そのLED対の明るさを調整して、ダイナミックコントラストをさらに向上し得る照度の帯域に沿った明るさの勾配を生じることができる。
微細構造をプラスチック材上に付与するための方法としては、例えば、射出成型、押出加工、および/またはエンボス加工を挙げることができる。これらの手法は、プラスチックLGPではうまく働くことがある一方で、ガラスLGPでは、そのより高いガラス遷移温度および/またはより高い粘度のために適合しないことがある。しかし、ガラスLGPは、例えばその低い光減衰、低い熱膨張係数、および高い機械的強度の点で、プラスチックLGPを超える様々な改善をもたらすことがある。そのため、プラスチックに付随する様々な欠点を克服するためには、LGP用の構築の代替材としてガラスを使用することが望ましいことがある。例として、その比較的弱い機械的強度および/または低い剛性のために、現在の消費者の需要を満たすのに充分に大きくかつ薄いプラスチックLGPを作製することが難しい場合があり得る。プラスチックLGPはまた、高い熱膨張係数があり、この係数が光学的なカップリング効率を低減するおよび/またはより大きなディスプレイベゼルを必要とする場合があるために、光源とLGPとの間にさらに大きな間隙を必要とすることがある。さらに、プラスチックLGPは、ガラスLGPに比べて、湿気を吸収し膨張する傾向をより高く有することがある。
したがって、局所減光効率の向上したガラスLGP、例えば、その少なくとも1つの表面に微細構造を有するガラスLGPを提供することが有利となろう。また、微細構造を有するLGP表面および/または光抽出形体を提供するための、単純なおよび/またはコスト効率の良い方法を提供することが有利となろう。さらに、縁端照光型のBLUと同様の薄さを有するバックライトを提供するとともに、後部照光型のBLUと同様の局所減光能をも提供することが有利となろう。
本開示は、様々な実施形態で、縁端表面と、発光する第1の主表面と、反対側の第2の主表面とを有する、透明基板;および透明基板の第2の主表面に配置されるポリマー薄膜であって、複数の光抽出形体をパターン付けされた複数の微細構造を含むポリマー薄膜、を含む導光板に関する。また、本明細書に開示されるのは、少なくとも1つの光源に光学的に連結された本明細書に開示されるような導光板を含む導光アセンブリ、ならびにそのような導光板およびアセンブリを含むディスプレイデバイス、電子デバイス、および照光デバイスである。
実施形態によっては、導光板は、約0.015未満の色シフトΔyを有することがある。様々な実施形態によれば、透明基板は、ガラス基板であることがあり、それは例として、50から90モル%のSiO、0から20モル%のAl、0から20モル%のB、0から25モル%のROを含むガラス組成物を含み、式中、xは1または2であり、Rは、Li、Na、K、Rb、Cs、Zn、Mg、Ca、Sr、Ba、およびそれらの組合せである。追加の実施形態では、透明基板は、約1ppm未満のCo、Ni、およびCrのそれぞれを含むことがある。透明基板の厚さは、約0.1mmから約3mmに及ぶことがあるのに対して、ポリマー薄膜の厚さは、約10μmから約500μmに及ぶことがある。
ある特定の実施形態では、ポリマー薄膜は、UV硬化性または熱硬化性のポリマーを含むことがあり、このポリマーは、ガラス基板の発光表面に成型されることがある。ポリマー薄膜は、例えば、プリズムを含む周期的または非周期的な微細構造アレイ、丸いプリズム、またはレンチキュラレンズを含むことがある。微細構造のアスペクト比は、例えば、約0.1から約3までに及ぶことがある。非限定的な実施形態によれば、複数の光抽出形体は、三角形、台形、または放物線状の横断面を有することがある。光抽出形体は、約100μm未満の少なくとも1つの寸法を有することがある。
さらに本明細書に開示されるのは、導光板を形成するための方法であり、この方法は、ポリマー材の層を透明基板の表面に適用すること、およびポリマー材を成形して、複数の光抽出形体をパターン付けした複数の微細構造を生じることを含む。様々な実施形態によれば、この方法は、透明基板の発光表面の反対側の主表面にポリマー材の層を適用することを含むことがある。ある特定の実施形態では、ポリマー材の層は、スクリーン印刷によって適用されることがある。ポリマー材を成形することは、例えば微細複製、UVエンボス加工、熱エンボス加工、または高温エンボス加工によって実施されることがある。本明細書に開示される方法は、成形型を形成するための1つまたは複数のステップをさらに含むことがある。ポリマー材を成形するステップは、成形型をポリマー材の層に適用することを含むことがある。
本開示の追加の特長および利点は、以下に続く詳細な記載に明示されるものとなり、部分的には、その記載から当業者に容易に明らかとなるか、または以下に続く詳細な記載、特許請求の範囲、ならびに添付の図面を含めた本明細書に記載されるような方法を実践することによって認識されることになる。
前述の一般記載と以下の詳細な記載との両方が、本開示の様々な実施形態を呈示し、特許請求の範囲の本質および特徴を理解するための概要または枠組みを提供することを意図するものであることを認識されたい。付随する図面は、本開示のさらに進んだ理解を提供するために含まれており、この明細書内に組み込まれ、この明細書の一部を構成する。図面は、本開示の様々な実施形態を例証し、記載と併せて、本開示の原理および運用を説明するのに役立つ。
以下の詳細な記載は、以下の図面と併せて読む際にさらに理解することができる。
本開示の様々な実施形態による、光抽出形体をパターン付けされた例示的な微細構造化表面を説明する図である。 本開示の様々な実施形態による、光抽出形体をパターン付けされた例示的な微細構造化表面を説明する図である。 本開示のある特定の実施形態による導光アセンブリを説明する図である。 例示的な微細構造の断面を説明する図である。 例示的な微細構造の断面を説明する図である。 例示的な微細構造の断面を説明する図である。 例示的な微細構造の断面を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示の非限定的な実施形態による、微細構造化薄膜を形成し、微細構造化薄膜をパターン付けするための方法を説明する図である。 本開示のいくつかの実施形態によって形成された光抽出形体のトポグラフ画像である。 本開示のいくつかの実施形態によって形成された光抽出形体のトポグラフ画像である。 本開示のいくつかの実施形態によって形成された光抽出形体のトポグラフ画像である。 本開示のある特定の実施形態によって形成された光抽出形体の断面図である。 本開示のある特定の実施形態によって形成された光抽出形体の断面図である。 本開示のある特定の実施形態によって形成された光抽出形体の断面図である。 微細構造化表面と印刷された表面とを含む、例示的な導光板を説明する図である。 本開示の実施形態による、複数の光抽出形体をパターン付けされた微細構造化表面を含む導光板を説明する図である。 本開示の実施形態による、複数の光抽出形体をパターン付けされた微細構造化表面を含む導光板を説明する図である。 様々な導光板について光ビームの幅を描く図である。 様々な導光板について光ビームの幅を描く図である。 様々な導光板について光ビームの幅を描く図である。 様々な導光板について光ビームの幅を描く図である。 様々な導光板について光ビームの幅を描く図である。 図9Aから図9Eの配置構成について光源の中心からの距離の関数として、正規化された光束に関するグラフ図である。
導光板
本明細書に開示されるのは、縁端表面と、発光する第1の主表面と、反対側の第2の主表面とを有する、透明基板;および透明基板の第2の主表面に配置されるポリマー薄膜であって、複数の光抽出形体をパターン付けされた複数の微細構造を含むポリマー薄膜、を含む導光板である。また、本明細書に開示されるのは、少なくとも1つの光源に光学的に連結された本明細書に開示されるような導光板を含む導光アセンブリである。また、そのような導光部を含む様々なデバイス、例えばディスプレイデバイス、照光デバイス、および電子デバイスなども本明細書に開示され、そのようなものとしては例えば、ごく一部を挙げれば、テレビ、コンピューター、電話、タブレット、および他のディスプレイパネル、照明器具、ソリッドステート照明、掲示板、および他の建築部材がある。
導光板およびそれらの製造方法の例示的な実施形態を図説する図1から図10を参照して、本開示の様々な実施形態がこれより議論される。以下の一般記載は、特許請求の範囲にあるデバイスの概要を提供することを意図するものであり、様々な態様は、本開示を通じて、描図された非限定的な実施形態を参照してさらに具体的に議論されるものとなり、これらの実施形態は、本開示のコンテキスト内で互いに互換可能である。
図1Aから図1Bは、透明基板110と複数の微細構造130を含むポリマー薄膜120とを含む、導光板(LGP)100、100’の例示的な実施形態を説明する。ポリマー薄膜120はまた、光抽出形体135、135’をパターン付けされることがある。図1Aに描かれている光抽出パターンは、ある特定の実施形態では、下記に図4Aから図4Dを参照して詳細に議論されるレーザー損傷方法を用いて作出されることがある。図1Bに描かれている光抽出パターンは、様々な実施形態では、下記に図5Aから図5Hを参照して詳細に議論されるリソグラフィ手法を用いて作出されることがある。
図2に示されるように、少なくとも1つの光源140を、透明基板110の縁端表面150に光学的に連結することができ、例えば、縁端表面150に隣接して配することができる。本明細書に使用される際に、用語「光学的に連結される」とは、光をLGP内に導入するように、光源をLGPの縁端に配することを指すことが意図される。光源は、LGPとの物理的な接触がなくても、そのLGPに光学的に連結されることがある。また、追加の光源(図説せず)が、LGPの他方の縁端表面へ、例えば縁端表面に隣接して、またはその反対側などに、光学的に連結されることもある。
光源140からの発光の概ねの方向は、図2に実線の矢印によって描かれている。LGP内に注入される光は、全内部反射(TIR)があるために、臨界角に満たない入射の角度で境界面に突き当たるまで、LGPの長さLに沿って伝播することがある。全内部反射(TIR)とは、それによって、第1の屈折率を含む第1の材料(例えばガラス、プラスチックなど)中を伝播する光が、第1の屈折率よりも低い第2の屈折率を含む第2の材料(例えば空気など)との境界面で全反射することができる現象である。TIRは、スネルの法則を用いて説明することができる:
Figure 2019520609
上式は、屈折率の異なる2つの材料の間の境界面での光の屈折を表す。スネルの法則に従えば、nは、第1の材料の屈折率であり、nは、第2の材料の屈折率であり、Θは、境界面への法線に対する、境界面で入射する光の角度(入射角)であり、Θは、法線に対する屈折光の屈折の角度である。屈折の角度(Θ)が90である、例えばsin(Θ)=1である際に、スネルの法則は、以下のように表現することができる:
Figure 2019520609
これらの条件下の入射角Θはまた、臨界角Θと呼ばれることもある。臨界角よりも大きな入射角を有する光(Θ>Θ)は、第1の材料内で全内部反射されるものとなるのに対し、臨界角と等しいかそれよりも小さな入射角を有する光(Θ≦Θ)は、第1の材料によって伝わるものとなる。
空気(n=1)とガラス(n=1.5)との間の例示的な境界面の場合、臨界角(Θ)は、41として算出することができる。そのため、ガラス中の光の伝播が、41よりも大きな入射角で空気−ガラス境界面に突き当たる場合には、入射光は全て、入射角と等しい角度で境界面から反射されるものとなる。反射光が、第1の境界面と同一の屈折率の関係を含む第2の境界面に出会う場合には、第2の境界面に入射する光は、入射角と等しい反射角で再び反射されるものとなる。
ポリマー薄膜120は、透明基板110の主表面、例えば発光表面160の反対側の主表面170などに配置されることがある。微細構造130のアレイは、光抽出形体135、135’および/またはLGPの他の光学部材に沿って、点線の矢印によって標示されるように、順方向(例えばユーザに向けて)へと光の伝達を向けられることがある。実施形態によっては、光源140を、発光ダイオード(LED)などのランベルト光源としてもよい。LEDからの光は、LGP内で急速に広がることがあり、それによって、局所減光を(例えば1つまたは複数のLEDをオフにすることによって)生じることが困難になる場合がある。しかし、(図2に実線の矢印によって標示されるように)光の伝播の方向に延びているLGPの表面に、1つまたは複数の微細構造を付与することによって、各LED源が狭い線条のLGPのみを効果的に照らすように光の広がりを限定することが可能になることがある。照らされた線条は、例えば、LEDでの開始点から反対側の縁端上の同様の終点まで、延びていることがある。このように、様々な微細構造の配置構成を用いて、比較的効率の良い方式で、LGPの少なくとも一部の1D局所減光を生じることが可能であることがある。
ある特定の実施形態では、導光アセンブリは、2D局所減光を達成することができるように構成することができる。例として、1つまたは複数の追加の光源を、隣接する(例えば直交する)縁端表面に光学的に連結することができる。第1のポリマー薄膜は、伝播方向に延びている微細構造を有する発光表面に整えられることがあり、第2のポリマー薄膜は、反対側の主表面に整えられることがあり、この薄膜は、伝播方向に直交する方向に延びている微細構造を有する。こうして、各縁端表面に沿った光源のうち1つまたは複数を選択的に遮断することによって、2D局所減光が達成されることがある。
図2に図説されないが、透明基板110の発光表面160は、複数の光抽出形体をパターン付けされることがある、および/または微細構造化表面を付与されることがある。例として、光抽出形体は、発光表面160を横断して、例えばざらついたもしくは浮き出しの表面を作り出す織地の形体として、分配されることがあるか、または基板もしくはその一部の中でおよびそこにわたって、例えばレーザーで損傷された形体として、分配されることがある。そのような光抽出形体を作出するのに適した方法としては、インクジェット印刷、スクリーン印刷、微細印刷などの印刷、テクスチャリング、機械的粗化、エッチング、射出成型、被覆、レーザー損傷、または任意のそれらの組合せを挙げることができる。そのような方法の非限定的な例としては、例として、表面の酸エッチング、TiOによる表面の被覆、および表面にまたは基板マトリックス内にレーザーの焦点を合わせることによる基板のレーザー損傷が挙げられる。
様々な実施形態では、光抽出形体135、135’は、光散乱部位を含むことがある。様々な実施形態によれば、抽出形体は、透明基板の発光表面にわたって実質的に均一な光出力強度を生じるように、適した密度でパターン付けされることがある。ある特定の実施形態では、光源に最も近い光抽出形体の密度は、LGPじゅうにわたって所望の光出力の分布を作出するのに適するように、光源からさらに隔たった地点での光抽出形体の密度よりも低いか、またはその逆であり、例えば一方の終端から他方までの勾配などとなり得る。
光抽出形体135、135’は、任意の横断面を有していてもよく、そのようなものとしては、図7Aから図7Cに説明される非限定的な断面が挙げられ、下記にさらに詳細に議論される。様々な実施形態では、光抽出形体135、135’は、少なくとも1つの寸法(例えば幅、高さ、長さなど)を含むことができ、その寸法は、約100μm未満、例えば約75μm未満、約50μm未満、約25μm未満、約10μm未満であるか、またはさらに少ないなどであり、それらの間の全ての範囲および部分範囲を含み、例えば約1μmから約100μmまでに及ぶ。
微細構造化されたポリマー薄膜120は、下記に図4から図5に関して議論される例示的な方法に従って、光抽出形体を作出するために処理されることがある。追加の光抽出形体(描図せず)が、当技術分野に公知の任意の方法を用いて形成されることがあり、そのような方法としては、例えば、それぞれが参照によりその全体を本明細書に組み込まれる、共同で係属され共同で所有されている国際特許出願第PCT/US2013/063622号および同第PCT/US2014/070771号の各明細書に開示されている方法がある。例えば、発光表面160が、所望の厚さおよび/または表面の品質を達成するために、研削および/または研磨されることがある。次いで、表面が、任意選択で清掃されることがある、および/またはエッチングされる表面が、汚染を除去するためのプロセス、例えばオゾンへの表面の曝露などに供されることがある。エッチングされる表面は、非限定的な実施形態として、酸浴に、例えば氷酢酸(GAA)とフッ化アンモニウム(NHF)との、例えば約1:1から約9:1までに及ぶ比での混合物に、曝露されることがある。エッチング時間は、例えば、約30秒から約15分までに及ぶことがあり、エッチングは、室温で、または昇温で行われることがある。酸濃度/比、温度、および/または時間などのプロセスのパラメーターは、結果として得られる抽出形体のサイズ、形状、および分布に影響を及ぼすことがある。これらのパラメーターを変えて所望の表面抽出形体を実現することは、当業者の能力内にある。
透明基板110は、所望の光分布を生じるように適切に、任意の所望のサイズおよび/または形状を有することができる。基板110の主表面160、170は、ある特定の実施形態では、平面であるかまたは実質的に平面であり、例えば、実質的に平らであるおよび/または水平であることがある。第1および第2の主表面は、様々な実施形態では、平行であるかまたは実質的に平行であることがある。透明基板110は、図2に説明されるような4つの縁端を含むこともあれば、4つを超える縁端、例えば多面多角形を含むこともある。他の実施形態では、透明基板110は、4つ未満の縁端、例えば三角形を含むことがある。非限定的な例として、導光部は、4つの縁端を有した矩形、正方形、または偏菱形のシートを含むことがあるが、もっとも、1つまたは複数の曲線の部分または縁端を有するものを含めて、他の形状および配置構成は、本開示の範囲内にあることが意図されている。
ある特定の実施形態では、透明基板110は、約3mm以下の厚さdを有することがあり、それは例えば、約0.1mmから約2.5mmまで、約0.3mmから約2mmまで、約0.5mmから約1.5mmまで、または約0.7mmから約1mmまでに及び、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。透明基板110は、ディスプレイデバイスで使用するための当技術分野に公知の任意の材料を含むことができ、そのようなものとしては、プラスチック材およびガラス材が挙げられる。例示的なプラスチック材としては、以下に限定されないが、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)またはメタクリル酸メチル・スチレン(MS)が挙げられる。ガラス材としては、例として、アルミノケイ酸塩、アルカリアルミノケイ酸塩、ホウケイ酸塩、アルカリホウケイ酸塩、アルミノホウケイ酸塩、アルカリアルミノホウケイ酸、ソーダ石灰、または他の適したガラスが挙げられることがある。ガラス導光部としての使用に適した商業的に入手可能なガラスの非限定的な例としては、例として、Corning社から得られるEAGLE XG(登録商標)ガラス、Lotus(商標)ガラス、Willow(登録商標)ガラス、Iris(商標)ガラス、およびGorilla(登録商標)ガラスが挙げられる。
いくつかの非限定的なガラス組成物は、約50モル%と約90モル%の間のSiO、0モル%と約20モル%の間のAl、0モル%と約20モル%の間のB、および0モル%と約25モル%の間のROを含むことができ、式中、Rは、Li、Na、K、Rb、Csのうちいずれか1つまたは複数でありかつxが2であるか、またはZn、Mg、Ca、Sr、もしくはBaでありかつxが1である。実施形態によっては、RO−Al>0;0<RO−Al<15;x=2かつRO−Al<15;RO−Al<2;x=2かつRO−Al−MgO>−15;0<(RO−Al)<25、−11<(RO−Al)<11、かつ−15<(RO−Al−MgO)<11;および/または−1<(RO−Al)<2かつ−6<(RO−Al−MgO)<1である。実施形態によっては、ガラスは、1ppm未満のCo、Ni、およびCrのそれぞれを含む。実施形態によっては、Feの濃度は、<約50ppm、<約20ppm、または<約10ppmである。他の実施形態では、Fe+30Cr+35Ni<約60ppm、Fe+30Cr+35Ni<約40ppm、Fe+30Cr+35Ni<約20ppm、またはFe+30Cr+35Ni<約10ppmである。他の実施形態では、ガラスは、約60モル%と約80モル%の間のSiO、約0.1モル%と約15モル%の間のAl、0モル%と約12モル%の間のB、および約0.1モル%と約15モル%の間のRO、および約0.1モル%と約15モル%の間のROを含み、式中、Rは、Li、Na、K、Rb、Csのうちいずれか1つまたは複数でありかつxが2であるか、またはZn、Mg、Ca、Sr、もしくはBaでありかつxが1である。
他の実施形態では、ガラス組成物は、約65.79モル%と約78.17モル%の間のSiO、約2.94モル%と約12.12モル%の間のAl、約0モル%と約11.16モル%の間のB、約0モル%と約2.06モル%の間のLiO、約3.52モル%と約13.25モル%の間のNaO、約0モル%と約4.83モル%の間のKO、約0モル%と約3.01モル%の間のZnO、約0モル%と約8.72モル%の間のMgO、約0モル%と約4.24モル%の間のCaO、約0モル%と約6.17モル%の間のSrO、約0モル%と約4.3モル%の間のBaO、および約0.07モル%と約0.11モル%の間のSnOを含むことができる。
追加の実施形態では、透明基板110は、0.95と3.23の間のRO/Al比を有するガラスを含むことができ、式中、Rは、Li、Na、K、Rb、Csのうちいずれか1つまたは複数であり、xは2である。さらに別の実施形態では、ガラスは、1.18と5.68の間のRO/Al比を含むことがあり、式中、Rは、Li、Na、K、Rb、Csのうちいずれか1つまたは複数でありかつxが2であるか、またはZn、Mg、Ca、Sr、もしくはBaでありかつxが1である。いっそうさらに別の実施形態では、ガラスは、−4.25と4.0の間のRO−Al−MgOを含むことができ、式中、Rは、Li、Na、K、Rb、Csのうちいずれか1つまたは複数であり、xは2である。なおいっそう別の実施形態では、ガラスは、約66モル%と約78モル%の間のSiO、約4モル%と約11モル%の間のAl、約4モル%と約11モル%の間のB、約0モル%と約2モル%の間のLiO、約4モル%と約12モル%の間のNaO、約0モル%と約2モル%の間のKO、約0モル%と約2モル%の間のZnO、約0モル%と約5モル%の間のMgO、約0モル%と約2モル%の間のCaO、約0モル%と約5モル%の間のSrO、約0モル%と約2モル%の間のBaO、および約0モル%と約2モル%の間のSnOを含むことがある。
追加の実施形態では、透明基板110は、約72モル%と約80モル%の間のSiO、約3モル%と約7モル%の間のAl、約0モル%と約2モル%の間のB、約0モル%と約2モル%の間のLiO、約6モル%と約15モル%の間のNaO、約0モル%と約2モル%の間のKO、約0モル%と約2モル%の間のZnO、約2モル%と約10モル%の間のMgO、約0モル%と約2モル%の間のCaO、約0モル%と約2モル%の間のSrO、約0モル%と約2モル%の間のBaO、および約0モル%と約2モル%の間のSnOを含むガラス材を含むことができる。ある特定の実施形態では、ガラスは、約60モル%と約80モル%の間のSiO、約0モル%と約15モル%の間のAl、約0モル%と約15モル%の間のB、および約2モル%と約50モル%の間のROを含むことができ、式中、Rは、Li、Na、K、Rb、Csのうちいずれか1つまたは複数でありかつxが2であるか、またはZn、Mg、Ca、Sr、もしくはBaでありかつxが1であり、式中、Fe+30Cr+35Ni<約60ppmである。
実施形態によっては、透明基板110は、0.015未満の色シフトΔyを含むことができ、それは例えば、約0.005から約0.015に及ぶもの(例えば、約0.005、0.006、0.007、0.008、0.009、0.010、0.011、0.012、0.013、0.014、または0.015)などである。他の実施形態では、透明基板は、0.008未満の色シフトを含むことができる。ある特定の実施形態によれば、透明基板は、約420から750nmに及ぶ波長では、約4dB/m未満の(例えば吸収および/または散乱損失に起因する)光減衰αを有することができ、それは例えば、約3dB/m未満、約2dB/m未満、約1dB/m未満、約0.5dB/m未満、約0.2dB/m未満であるか、またはさらに小さいなどであり、例えば、約0.2dB/mから約4dB/mに及ぶ。
透明基板110は、実施形態によっては、例えばイオン交換による、化学強化されたガラスを含むことがある。イオン交換プロセスの間、ガラスシートの表面またはその近傍のガラスシート内のイオンは、例えば塩浴由来の、より大きな金属イオンに交換されることがある。より大きなイオンをガラス内へ組み込むことにより、近傍の表面領域に圧縮応力を作り出すことによって、シートを強化することができる。対応する引張応力を、ガラスシートの中心領域内に誘導して、圧縮応力とのバランスを取ることができる。
イオン交換は、例えば、ガラスを所定の期間、溶融塩浴中に浸漬することによって実施されることがある。例示的な塩浴としては、以下に限定されないが、KNO、LiNO、NaNO、RbNO、およびそれらの組合せが挙げられる。溶融塩浴の温度および処理時間は、様々とすることができる。所望の適用に応じて時間および温度を決定することは、当業者の能力内にある。非限定的な例として、溶融塩浴の温度は、約400℃から約800℃まで、例えば約400℃から約500℃までなどに及ぶことがあり、所定の期間は、約4から約24時間まで、例えば約4時間から約10時間までなどに及ぶことがあるが、もっとも、他の温度と時間との組合せが想定される。非限定的な例として、ガラスをKNO浴中に、例えば約450℃で約6時間沈めて、表面圧縮応力を与えるKに富む層を得ることができる。
ポリマー薄膜120は、UVまたは熱により硬化することの可能な任意のポリマー材を含むことができる。ポリマー材は、下記にさらに詳細に議論されるように、色シフトが低いおよび/または青色光の波長の吸収が低い(例えば約450から500nm)組成物からさらに選択されることがある。ある特定の実施形態では、ポリマー薄膜120は、基板の主表面170に堆積され、成型されるかまたはその他加工されて、微細構造130を作出することがある。ポリマー薄膜120は、連続的であっても不連続であってもよい。
図1から図2は、レンズ状の断面を有する微細構造130を説明するが、ポリマー薄膜120は、他の任意の適した微細構造130を含むことができ、その構造には、光抽出形体135、135’を同様にパターン付けすることができる。例として、図3Aから図3Bは、プリズム132および丸いプリズム134をそれぞれ含む微細構造130を説明する。図3Cに示されるように、微細構造130はまた、レンチキュラレンズ136を含むことがある(図1から図2も参照)。もちろん、描図された微細構造は、例示的であるに過ぎず、添付の特許請求の範囲を限定することを意図されない。他の微細構造形状は、可能であり、本開示の範囲内にあることを意図される。さらに、図3Aから図3Cは、規則的な(または周期的な)アレイを説明するが、不規則な(または非周期的な)アレイを使用することもできる。例として、図3Dは、プリズムの非周期的なアレイを含む微細構造化表面のSEM画像である。
本明細書に使用される際に、用語「微細構造」、「微細構造化された」、およびそれらのバリエーションは、少なくとも1つの寸法(例えば高さ、幅、長さなど)を有するポリマー薄膜の表面のレリーフ形体を指すことが意図されており、そのような寸法は、約500μm未満、例えば約400μm未満、約300μm未満、約200μm未満、約100μm未満、約50μm未満、またはさらに少ないものなどであり、例えば、約10μmから約500μmまでに及び、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。微細構造は、ある特定の実施形態では、規則的または不規則な形状を有することがあり、それらの形状は、所与のアレイ内で同一であることも異なることもあり得る。図3Aから図3Dは、同じサイズおよび形状の微細構造130を概ね説明し、それらの微細構造は、実質的に同じピッチで均等に間隔を空けているが、一方で、所与のアレイ内にある全ての微細構造が、同じサイズおよび/または形状および/または間隔を持たねばならない訳ではないことが理解されよう。微細構造の形状および/またはサイズの組合せが使用されてもよく、そのような組合せは、周期的または非周期的な様式で整列されることがある。
さらに、微細構造130のサイズおよび/または形状は、所望の光出力および/またはLGPの光学的な機能性に応じて変えることができる。例として、異なる微細構造の形状は、異なる局所減光効率をもたらし、局所減光率と呼ばれることもある。非限定的な例として、プリズム微細構造の周期的なアレイは、最大で約70%のLDI値をもたらすことがあるのに対し、レンチキュラレンズの周期的なアレイは、最大で約83%のLDI値をもたらすことがある。もちろん、微細構造のサイズおよび/または形状および/または間隔は、異なるLDI値を達成するように変えられることがある。また、異なる微細構造の形状が、追加の光学的な機能性を与えることがある。例として、90のプリズム角を有するプリズムアレイは、さらに効率の良い局所減光をもたらすだけではなく、光線のリサイクルおよび再方向付けに起因して、プリズムの稜線に垂直な方向に光を部分的に焦点に当てることもある。
図3Aを参照すると、プリズム微細構造132は、約60から約120までに及ぶプリズム角Θを有することができ、それは例えば約70から約110まで、約80から約100まで、または約90であり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。図3Cを参照すると、レンズ状の微細構造136は、任意の所与の断面形状(点線によって図説されるような)を有し、その形状は、半円形、半楕円形、放物線状、または他の同様の丸い形状から多岐にわたる。光抽出形体は、図説を単純にする目的で図3Aから図3Cに説明されていないが、そのような形体が、非限定的な実施形態に存在する場合があることに留意すべきである。
ポリマー薄膜120は、全体の厚さdおよび「ランド」厚さtを有することがある。微細構造130は、ピークpと谷vとを含むことがあり、全体の厚さは、ピークpの高さに相当することがあるのに対し、ランド厚さは、谷vの高さに相当することがある。様々な実施形態によれば、ランド厚さtがゼロであるかまたは限りなくゼロに近付くように、ポリマー薄膜120を堆積させることが有利であることがある。tがゼロである際には、ポリマー薄膜120は不連続であることがある。例として、ランド厚さtは、0から約250μmまでに及ぶことがあり、それは例えば、約10μmから約200μmまで、約20μmから約150μmまで、または約50μmから約100μmまでなどであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。追加の実施形態では、全体の厚さdは、約10μmから約500μmまでに及ぶことがあり、それは例えば、約20μmから約400μmまで、約30μmから約300μmまで、約40μmから約200μmまで、または約50μmから約100μmまでなどであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。
図3Aから図3Cを続けて参照すると、微細構造130はまた、所望のアスペクト比を達成するように所望の通りに変えることができる、幅wを有することがある。ランド厚さtおよび全体の厚さdのバリエーションを使用して、光出力を改変することもできる。非限定的な実施形態では、微細構造130のアスペクト比[w/(d−t)]を、約0.1から約3までに及ぶものとすることができ、それは例えば、約0.5から約2.5まで、約1から約2.2まで、または約1.5から約2までなどであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。いくつかの実施形態によれば、アスペクト比を、約2から約3までに及ぶものとすることができ、それは例えば、約2、2.1、2.2、2.3、2.4、2.5、2.6、2.7、2.8、2.9、または3などであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。微細構造の幅wもまた、例えば、約1μmから約250μmまでに及ぶものとすることができ、それは例えば、約10μmから約200μmまで、約20μmから約150μmまで、または約50μmから約100μmまでなどであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。また、微細構造130は、光の伝播方向(図2の実線の矢印を参照)に延びている長さ(標識せず)を有することがあり、この長さは、所望の通りに、例えば透明基板110の長さLに応じて、変えることができることに留意するべきである。
ポリマー薄膜120は、ある特定の実施形態では、可視波長を超える顕著な色シフトを示さない材料を含むことがある。いくつかのプラスチックおよび樹脂は、青色波長(例えば約450から500nm)の光吸収があるために、時間とともに黄色みを帯びた色を展開する傾向を有することがある。この変色は、昇温で、例として通常のBLU稼働温度内で、悪くなってゆくことがある。さらに、LED光源を組み込んだBLUは、青色波長の著しい放出があるために、色シフトを悪化させることがある。特に、色変換材(燐光体など)で青色放出LEDを被覆することによって、LEDを使用して白色光を送達することがあるが、この色変換材は、いくらかの青色光を赤色または緑色の波長に変換し、その結果、総体的に白色光を知覚させる。しかし、この色変換があるとはいえ、LEDの放出スペクトルはやはり、強力な放出ピークを青色領域に有する。ポリマー薄膜が青色光を吸収する場合、それは熱に変換され、それによって、ポリマーの分解がさらに加速し、時間とともに青色光の吸収がさらに増加することがある。
光が薄膜と垂直に伝播する際に、ポリマー薄膜による青色光の吸収はごく僅かであることがあるのに対し、光が薄膜の長さに沿って伝播する際には(縁端照光型のLGPの場合のように)、伝播の長さがより長いために、上記の吸収は、さらに著しくなってゆくことがある。LGPの長さに沿った青色光の吸収は、結果として青色光の強度の顕著な損失を生じ、それゆえに伝播方向に沿って顕著な色の変化(例えば黄色の色シフト)を生じることがある。こうして、色シフトは、ディスプレイの一方の縁端から他方まで、ヒトの目によって知覚されることがある。そのため、可視範囲内(例えば約420から750nm)の異なる波長に対し同等の吸収値を有するポリマー薄膜材を選ぶことが有利であることがある。例として、青色波長での吸収が赤色波長での吸収と実質的に類似することがあるなどがある。
実施形態によっては、ポリマー薄膜は、波長>450nmで吸収する発色団を避けるように選ばれることがある。ある特定の実施形態では、ポリマー薄膜は、青色光を吸収する発色団の濃度が約5ppm未満となるように選択されることがあり、それは例えば、約1ppm未満、約0.5ppm未満、または約0.1ppm未満などであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。あるいは、ポリマー薄膜は、青色光の吸収を補償するように改変されることがあり、それは例えば、いかなる潜在的な色シフトも中和するように黄色波長(例えば約570から590nm)を吸収する、1つまたは複数の染料、色素、および/または光学増白剤を組み込むことによって行われる。しかし、青色波長と黄色波長の両方で吸収するようなポリマー材を工学的に作り出すことによって、薄膜全体の透過率を低下させ、それゆえにLGP全体の透過率を低下させることがある。そのため、ある特定の実施形態では、青色光の吸収を低減し、それによって薄膜全体の透過率を増加させるようなポリマー材を、むしろ選ぶおよび/または改変することが有利であることがある。
様々な実施形態によれば、ポリマー薄膜120はまた、LGPの長さに沿った色シフトを最小限にするために、青色スペクトル領域および赤色スペクトル領域で界面のフレネル反射のバランスを取る屈折率のばらつきを有するように、選択されることもある。例えば、基板−ポリマー薄膜の境界面で、約450から630nmの間の波長について45でのフレネル反射の差は、0.015%未満であることがあり、それは例えば、0.005%未満または0.001%などであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。他の関連のばらつきの特性は、参照によりその全体を本明細書に組み込まれる、共同で係属中の2016年6月10日出願の「Glass Articles Comprising Light Extraction Features」と題された米国仮特許出願第62/348465号明細書に記載されている。
基板110、ポリマー薄膜120、および/またはLGP100、100’は、ある特定の実施形態では、透明または実質的に透明とすることができる。本明細書に使用される際に、用語「透明な」は、基板、薄膜、またはLGPが、スペクトルの可視領域(約420から750nm)で約80%超の光透過を有することを指すことが意図される。例として、例示的な透明な材料は、可視光領域で約85%超の透過度を有することがあり、それは例えば約90%超、約95%超、または約99%超の透過度であり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。ある特定の実施形態では、例示的な透明な材料は、紫外(UV)領域(約100から400nm)で約50%超の光学透過度を有することがあり、それは例えば約55%超、約60%超、約65%超、約70%超、約75%超、約80%超、約85%超、約90%超、約95%超、約99%超などの透過度であり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。
実施形態によっては、例示的な透明なガラス材またはポリマー材は、1ppm未満のCo、Ni、およびCrのそれぞれを含むことができる。実施形態によっては、Feの濃度は、<約50ppm、<約20ppm、または<約10ppmである。他の実施形態では、Fe+30Cr+35Ni<約60ppm、Fe+30Cr+35Ni<約40ppm、Fe+30Cr+35Ni<約20ppm、またはFe+30Cr+35Ni<約10ppmである。追加の実施形態によれば、例示的な透明なガラス材またはポリマー材は、色シフトΔy<0.015を、または、実施形態によっては、色シフト<0.008を、含むことができる。
色シフトは、色測定のためのCIE1931基準を用いて、長さLに沿ったxおよびyの色度座標中のバリエーションを測定することによって特徴付けられることがある。ガラス導光板について、色シフトΔyは、Δy=y(L)−y(L)としてレポート出力されることがあり、式中、LおよびLは、供給源の発射から離れたパネルまたは基板の方向に沿ったZ位置であり、L−L=0.5メートルである。例示的な導光板は、Δy<0.01、Δy<0.005、Δy<0.003、またはΔy<0.001を有する。
LGPの光学的な光散乱特性はまた、基板およびポリマー材の屈折率によって影響を受けることがある。様々な実施形態によれば、透明基板は、約1.3から約1.8までに及ぶ屈折率を有し、それは例えば約1.35から約1.7まで、約1.4から約1.65まで、約1.45から約1.6まで、または約1.5から約1.55までなどであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。実施形態によっては、ポリマー材は、基板よりも大きな屈折の率を有することがある。他の実施形態では、ポリマー材は、基板と実質的に同様の屈折率を有することがある。本明細書に使用される際に、用語「実質的に同様である」は、2つの値がおよそ等しい、例えば互いの約10%以内であることを指すことが意図され、それは例えば、場合によっては、互いの約5%以内、互いの約2%以内などである。例えば、屈折率1.5の場合、実質的に同様の屈折率は、約1.35から約1.65までに及ぶことがある。
様々な非限定的な実施形態によれば、LGP(ガラス+ポリマー)は、比較的低いレベルの光減衰を(例えば吸収および/または散乱があるために)有することがある。例えば、LGPの減衰の組合せα’は、α’=(d/D)*α+(d/D)*αと表現されることがあり、式中、dは、透明基板の全体の厚さを表し、dは、ポリマー薄膜の全体の厚さを表し、Dは、LGPの全体の厚さを表し(D=d+d)、αは、透明基板の減衰値を表し、αは、ポリマー薄膜の減衰値を表す。ある特定の実施形態では、減衰の組合せα’は、約420から750nmに及ぶ波長について約5dB/m未満であることがある。例として、α’は、約4dB/m未満、約3dB/m未満、約2dB/m未満、約1dB/m未満、約0.5dB/m未満、約0.2dB/m未満であるか、またはそれより低いことがあり、これらの間の全ての範囲および部分範囲、例えば約0.2dB/mから約5dB/mまでを含む。
LGPの減衰の組合せは、例えば、ポリマー薄膜の厚さおよび/またはポリマー薄膜の厚さとLGP全体の厚さとの比(d/D)に応じて変わることがある。そのため、ポリマー薄膜の厚さおよび/または透明基板の厚さを、所望の減衰値を達成するように変えることがある。例として、(d/D)は、約1/2から約1/50までに及ぶことがあり、それは例えば約1/3から約1/40まで、約1/5から約1/30まで、または約1/10から約1/20までなどであり、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。
本明細書に開示されるLGPは、様々なディスプレイデバイスに使用されることがあり、そのようなものとしては、以下に限定されないが、LCDが挙げられる。本開示の様々な態様によれば、ディスプレイデバイスは、少なくとも1つの光源に連結された開示されるLGPのうち少なくとも1つを含むことができ、この光源は、青色光、UV光、または近UV光(例えばおよそ100から500nm)を発することがある。実施形態によっては、光源は、発光ダイオード(LED)であることがある。例示的なLCDの光学部材は、ごく一部の部材を挙げれば、反射器、散光器、1つまたは複数のプリズム薄膜、1つまたは複数の直線偏光子または反射偏光子、薄膜トランジスタ(TFT)アレイ、液晶層、および1つまたは複数の色フィルターをさらに含むことがある。本明細書に開示されるLGPはまた、様々な照明デバイス、例えば照明器具またはソリッドステート照光デバイスなどに使用されることがある。
方法
本明細書にまた開示されるのは、導光板を形成するための方法であり、この方法は、ポリマー材の層を透明基板の表面に適用すること、およびポリマー材を成形して、複数の光抽出形体をパターン付けされた複数の微細構造を生じることを含む。様々な実施形態によれば、この方法は、ポリマー材の層を透明基板の発光表面の反対側の主表面に適用することを含むことがある。ある特定の実施形態では、ポリマー材の層を、スクリーン印刷によって適用することがある。ポリマー材の成形は、例えば、微細複製、UVエンボス加工、熱エンボス加工、または高温エンボス加工によって実施することがある。本明細書に開示される方法は、成形型を形成するための1つまたは複数のステップをさらに含むことがある。ポリマー材を成形するステップは、成形型をポリマー材の層に適用することを含むことがある。
図2を再度参照すると、様々な実施形態で、ポリマー薄膜120を、種々の方法、例えば成型手法および/または印刷手法などを用いて、透明基板110の主表面170に適用することがある。例として、ポリマー材の層を、印刷(例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷、微細印刷など)、押出加工、またはその他透明基板に被覆し、続いて、所望の表面パターンでインプリントするかまたはエンボス加工することがある。あるいは、透明基板をポリマー材で被覆する間に、ポリマー材を、所望のパターンでインプリントするかエンボス加工することがある。これらの成型プロセスは、「微細複製」と呼ばれることがあり、そこでは、所望のパターンを、まず、型として製造し、次いで、ポリマー材内に押し付けて、型の形状のネガレプリカを産する。ポリマー材を、インプリントの間または後にUV硬化または熱硬化することがあり、これらはそれぞれ、「UVエンボス加工」および「熱エンボス加工」と呼ばれることがある。あるいは、ポリマー薄膜を、高温エンボス加工手法を用いて適用することがあり、そこでは、ポリマー材を、まず、そのガラス遷移点を超える温度に加熱した後、インプリントおよび冷却する。
図4Aから図4Dは、導光板を形成するための例示的な方法を説明し、この方法は、成形型を形成すること、および前記の型を用いてポリマー材をインプリントすることを含む。図4Aでは、第1のテンプレート180が、微細構造パターン181を成形されるかまたはその他付与されることがある。図4Bに示されるように、第1のテンプレート180を損傷、例えばレーザー損傷して、光抽出パターン183を含む改変テンプレート182を生じることがある。図4Cに説明されるように、次いで、改変テンプレート182を使用して第2のテンプレートをインプリントし、成形型184を生じることがある。次いで、成形型184を、透明基板110を被覆するポリマー材の層に接触させて、図4Dの導光板100を生じることがあり、この導光板は、複数の光抽出形体135をパターン付けされた複数の微細構造130を含むポリマー薄膜120を含む。
図5Aから図5Hは、導光板を形成するための別の例示的な方法を説明し、この方法は、成形型を形成すること、および前記の型を用いてポリマー材をインプリントすることを含む。図5Aでは、第1のテンプレート180が、微細構造パターン181を成形されるかまたはその他付与されることがある。図5Bに示されるように、第1のテンプレート180を使用して成型テンプレートをインプリントし、逆の微細構造パターン186を含むネガテンプレート185を形成することがある。図5Cを参照すると、第1の材料187を、次いで、ネガテンプレート185に適用することがあり、例えば、逆の微細構造パターン186中に堆積させる。次いで、第1の材料187の少なくとも一部を、示されるように除去して、逆の微細構造パターン186と暫定的な逆の光抽出パターン189とを有する逆のテンプレート188を形成することがある。例えば、第1の材料187は、フォトレジスト材料を含むことがあるが、その材料を、図5Dに示されるように、マスク191を通してUV照射190に選択的に曝露して、照射部分192と非曝露部分193とを生じることがある。非曝露部分193を、次いで、図5Eに示されるように、リソグラフィ手法および/またはエッチング手法を用いて除去することがある。図5Fを参照して、逆のテンプレート188を使用して、微細構造パターン181と光抽出パターン183とを有する中間テンプレート194をインプリントすることがある。続いて、中間テンプレート194を使用して、図5Gの成形型184’を生じるための最終的なテンプレートをインプリントすることができる。成形型184’を、次いで、透明基板110を被覆するポリマー材の層に接触させて、図4Hの導光板100’を生じることがあり、この導光板は、複数の光抽出形体135’をパターン付けされた複数の微細構造130を含むポリマー薄膜120を含む。
本明細書に開示される方法は、様々な形状およびサイズの光抽出形体135、135’を生じることがある。例として、図6Aから図6Cを参照して、図4に描図された方法を、例えば第1のテンプレートをレーザー損傷することにより実施して、描図されたトポグラフ断面を有する光抽出形体135を生じてもよい。例示的なレーザーとしては、以下に限定されないが、Nd:YAGレーザー、COレーザーなどが挙げられる。図6Aに示されるように、レーザーを使用して、クレーター様の光抽出形体を作出することがあり、その形体は、図7Aに説明されるように(点線を参照)、実質的に放物線状の横断面を有することがある。あるいは、図6Bから図6Cに描図されるように、レーザーを使用して、円錐形の光抽出形体を作出することがあり、その形体は、図7Bに説明されるように(点線を参照)、実質的に三角形の横断面を有することがある。あるいは、図5に描図される方法を、例えばリソグラフィ手法を用いて実施して、円錐台形の光抽出形体を生じることがあり、その形体は、図7Cに説明されるように(点線を参照)、実質的に台形の横断面を有することがある。もちろん、光抽出形体135、135’は、任意の他の形状、横断面、またはそれらの組合せを有することがあり、それらは全て、本開示の範囲内にあることが意図される。
様々な実施形態によれば、透明基板は、第1のガラス遷移温度Tg1を有する組成物を含むことがあり、このTg1は、ポリマー薄膜の第2のガラス遷移温度Tg2よりも高い。例として、ガラス遷移温度間の差(Tg1−Tg2)は、少なくとも約100℃であることがあり、それは例えば約100℃から約800℃まで、約200℃から約700℃まで、約300℃から約600℃まで、または約400℃から約500℃までなどに及び、これらの間の全ての範囲および部分範囲を含む。この温度の較差によって、成型プロセス中に溶融またはその他負の影響を透明基板に及ぼすことなく、ポリマー材を透明基板に成型することが可能になることがある。他の実施形態では、透明基板は、所与の加工温度で、ポリマー薄膜の第2の溶融温度Tm2よりも高い第1の溶融温度Tm1および/またはポリマー薄膜の第2の粘度vよりも大きな第1の粘度vを有することがある。
様々な開示された実施形態が、特定の実施形態と関連して記載される特定の形体、要素、またはステップを含み得ることが認識されよう。また、特定の形体、要素、またはステップが、1つの特定の実施形態に関連して記載されるとはいえ、説明のない様々な組合せまたは並べ替えにおいて、代替の実施形態と交換されるかまたは組み合わされることがあることも認識されよう。
また、本明細書に使用される際に、用語「the」、「a」、または「an」は、「少なくとも1つの」を意味し、反対に明白に示されなければ、「1つのみ」に限定されるべきではないことも理解されたい。それゆえ、例えば、「a light source」という言及は、文脈が特段に明確に示さない限り、2つ以上のそのような光源を有する例を含む。同様に、「複数」または「アレイ」は、「1つを超える」を指すことが意図される。そのため、「複数の光散乱形体」は、2つ以上のそのような形体、例えば3つ以上のそのような形体などを含み、「微細構造のアレイ」は、2つ以上のそのような微細構造、例えば3つ以上のそのような微細構造などを含む。
範囲は、「約」1つの特定の値からおよび/または「約」別の特定の値までとして、本明細書に表現することができる。そのような範囲が表現される際に、例としては、一方の特定の値からおよび/または他方の特定の値までが挙げられる。同様に、先行して「約」を使用することによって値が概数として表現される際には、その特定の値が別の態様を形成することが理解されよう。各範囲の終点は、他方の終点との関連でおよび他方の終点とは独立しての両方で、重要であることがさらに理解されよう。
本明細書に使用される際の用語「実質的な」、「実質的に」、およびそれらのバリエーションは、記載される形体が値または記載と等しいかまたはほぼ等しいことを述べることが意図される。例えば、「実質的に平面の」表面は、平面であるかまたはほぼ平面である表面を指すことが意図される。さらに、上記に定義されたように、「実質的に同様の」は、2つの値が等しいかまたはほぼ等しいことを指すことが意図される。実施形態によっては、「実質的に同様の」は、互いの約10%以内の、例えば互いの約5%、または互いの約2%などの値を指すことがある。
特段に明白に述べない限り、本明細書に明示されるいかなる方法も、そのステップが特別な順番で実施される必要があるものと解釈されるべきであることを決して意図されない。したがって、方法の請求項が、そのステップの辿る順番を実際に記載していないか、そうでなく、ステップが特定の順番に限定されることが、特許請求の範囲または記載に特に述べられていない場合には、いかなる特定の順番も推論されるべきものとは決して意図されない。
特定の実施形態の様々な形体、要素、またはステップが、移行節「含む」を用いて開示されることがある一方で、移行節「からなる」または「から本質的になる」を用いて記載されることがあるものを含めて、代替の実施形態が含意されることを理解されたい。それゆえ、例えば、A+B+Cを含むデバイスに対し含意される代替の実施形態は、デバイスがA+B+Cからなる場合の実施形態と、デバイスがA+B+Cから本質的になる場合の実施形態とを含む。
様々な改変およびバリエーションが本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく本願開示になされ得ることが、当業者には明らかになろう。本開示の趣旨および実質を組み込んだ開示された実施形態の改変、組合せ、サブコンビネーション、およびバリエーションが、当業者に起こり得ることから、本開示は、添付の特許請求の範囲の範囲内の全ておよびその等価物を含むものと解されるべきである。
以下の実施例は、非制限的であり例証となるに過ぎず、特許請求の範囲によって画定されている本発明の範囲内にあることが意図される。
メタクリル酸メチル・スチレン(MS)またはCorning社「Iris」ガラスを透明基板として用いて、様々な配置構成を有する導光板(692.2×1212.4×2mm)を調製した。基板の一方または両方の表面に、下記の表1に示されるように、微細構造および/または光抽出形体を付与した。存在する場合には、ポリマー薄膜を透明基板の屈折率に適合させた。LED光源(120mm)をLGPの縁端表面に連結した。実施例1の配置構成は、図8Aにより説明されており、一方、実施例4および実施例5の配置構成は、図8Bから図8Cに説明されている。表面の平均輝度、輝度の均一性、および色シフト(Δx、Δy)を、各試料について測定した。これらの測定の結果を、下記の表1に一覧にする。各配置構成によって生じた光ビームの画像を、図9Aから図9Eに図示した。最後に、LGPから発された光の正規化された線束を、LEDの中心線からの距離の関数として測定し、図10にプロットした。
Figure 2019520609
上記の表1によって示されるように、実施例4から実施例5のLGP(パターン付けされた微細構造を発光表面の反対側の主表面に含む)は、発光表面に微細構造を有しかつ反対側の主表面に抽出形体を有するMSのLGPおよびガラスのLGP(実施例1および実施例3)に比べて、同等の光学性能を示す。図9Aから図9Eに呈示された画像も、これらの実施例について同等の局所減光効率を反映するとともに、実施例1および実施例3から実施例5のそれぞれは、230mmの半値全幅(FWHM)値を示し(図10の曲線A)、この値は、微細構造化表面を持たない実施例2の300mmのFHWM値(図10の曲線B)よりも著しく狭い。
本明細書に開示された方法を用いれば、単一の予め製作された型を用いて、LGPの表面に、微細構造と光抽出形体とを同時に付与することができ、それは、微細構造化と抽出形体の印刷とを別々のステップとするのに比べて、より単純であるおよび/またはより費用対効果が高いことがある。さらに、この微細構造および抽出形体は、LGPの単一の表面に形成することができ、それによって、LGPの反対側の表面に配置構成を追加することが可能になる。最終的には、そのようなパターン付けされた微細構造の表面を含むLGPは、一方の表面に微細構造を有しかつ反対側の表面に抽出形体を有するLGPと同等の光学性能および/または局所減光効率を有することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
(a)縁端表面と、発光する第1の主表面と、反対側の第2の主表面とを有する、透明基板、および
(b)該透明基板の第2の主表面に配置されるポリマー薄膜であって、複数の光抽出形体をパターン付けされた複数の微細構造を含むポリマー薄膜
を含む導光板。
実施形態2
約0.015未満の色シフトΔyを含む、実施形態1に記載の導光板。
実施形態3
前記透明基板がガラス基板を含む、実施形態1から2のいずれかに記載の導光板。
実施形態4
前記ガラス基板が、モル%酸化物ベースで、
50から90モル%のSiO
0から20モル%のAl
0から20モル%のB、および
0から25モル%のR
を含み、
式中、xが2であり、Rが、Li、Na、K、Rb、Cs、およびそれらの組合せから選択されるか、または式中、xが1であり、RがZn、Mg、Ca、Sr、Ba、およびそれらの組合せから選択される、
実施形態3に記載の導光板。
実施形態5
前記透明基板が、約1ppm未満のCo、Ni、およびCrのそれぞれを含む、実施形態1から4のいずれかに記載の導光板。
実施形態6
前記透明基板の厚さdが、約0.1mmから約3mmに及ぶ、実施形態1から5のいずれかに記載の導光板。
実施形態7
前記ポリマー薄膜の厚さdが約10μmから約500μmに及ぶ、実施形態1から6のいずれかに記載の導光板。
実施形態8
前記ポリマー薄膜が、UV硬化性または熱硬化性のポリマーを含む、実施形態1から7のいずれかに記載の導光板。
実施形態9
前記複数の微細構造が、プリズムの周期的または非周期的なアレイ、丸いプリズム、またはレンチキュラレンズを含む、実施形態1から8のいずれかに記載の導光板。
実施形態10
前記複数の微細構造のうち少なくとも1つの微細構造が、約0.1から約3までに及ぶアスペクト比を含む、実施形態1から9のいずれかに記載の導光板。
実施形態11
前記複数の光抽出形体のうち少なくとも1つの光抽出形体が、三角形、台形、または放物線状の横断面を有する、実施形態1から10のいずれかに記載の導光板。
実施形態12
前記複数の光抽出形体中の少なくとも1つの光抽出形体が、約100μm未満の寸法を有する、実施形態1から11のいずれかに記載の導光板。
実施形態13
実施形態1から12のいずれかに記載の導光板に光学的に連結された少なくとも1つの光源を含む導光アセンブリ。
実施形態14
実施形態1から12のいずれかに記載の導光板または実施形態13に記載の導光アセンブリを含む、ディスプレイデバイス、照光デバイス、または電子デバイス。
実施形態15
(a)ポリマー材の層を透明基板の表面に適用すること、
(b)該ポリマー材を成形して、複数の光抽出形体をパターン付けした複数の微細構造を生じること
を含む、導光板を形成するための方法。
実施形態16
前記表面が、前記透明基板の発光表面の反対側の主表面である、実施形態15に記載の方法。
実施形態17
ポリマー材の層を適用することが、スクリーン印刷を含む、実施形態15から16のいずれかに記載の方法。
実施形態18
前記ポリマー材を成形することが、微細複製、UVエンボス加工、熱エンボス加工、および高温エンボス加工のうち少なくとも1つを含む、実施形態15から17のいずれかに記載の方法。
実施形態19
(a)微細構造パターンを含む第1のテンプレートをレーザーで損傷して、光抽出パターンを含む改変テンプレートを生じること、
(b)該改変テンプレートを用いて第2のテンプレートをインプリントして、成形型を形成すること
によって成形型を製造することをさらに含む、実施形態15から18のいずれかに記載の方法。
実施形態20
前記ポリマー材を成形することが、前記成形型を前記ポリマー材の層に適用することを含む、実施形態19に記載の方法。
実施形態21
(a)成型テンプレート中に微細構造パターンをインプリントして、逆の微細構造パターンを含むネガテンプレートを形成すること、
(b)第1の材料を該ネガテンプレートに適用すること
(c)該第1の材料の少なくとも一部を除去して、逆の微細構造パターンと暫定的な逆の光抽出パターンとを有する逆のテンプレートを形成すること、
(d)該逆のテンプレートを用いて第2のテンプレートをインプリントして、中間テンプレートを形成すること、および
(e)該中間テンプレートを用いて第3のテンプレートをインプリントして、成形型を形成すること
によって成形型を作出することをさらに含む、実施形態15から18のいずれかに記載の方法。
実施形態22
前記第1の材料が、フォトレジスト材であり、前記フォトレジスト材の一部が、リソグラフィ手法によって選択的に除去される、実施形態21に記載の方法。
実施形態23
前記ポリマー材を成形することが、前記成形型を前記ポリマー材の層に適用することを含む、実施形態21に記載の方法。
実施形態24
実施形態15から23のいずれかに記載の方法に従って作製された導光板。
実施形態25
実施形態24に記載の導光板に光学的に連結された少なくとも1つの光源を含む、導光アセンブリ。
実施形態26
実施形態24に記載の導光板または実施形態25に記載の導光アセンブリを含む、ディスプレイデバイス、照光デバイス、または電子デバイス。
100 導光板
110 透明基板
120 ポリマー薄膜
130 微細構造
132 プリズム
134 丸いプリズム
135 光抽出形体
136 レンチキュラレンズ
140 光源
150 縁端表面
160 発光表面
170 主表面
180 第1のテンプレート
181 微細構造パターン
182 改変テンプレート
183 光抽出パターン
184 成形型
185 ネガテンプレート
186 逆の微細構造パターン
187 第1の材料
188 逆のテンプレート
189 逆の光抽出パターン
190 UV照射
191 マスク
192 照射部分
193 非曝露部分
194 中間テンプレート

Claims (14)

  1. (a)縁端表面と、発光する第1の主表面と、反対側の第2の主表面とを有する、透明基板、および
    (b)該透明基板の第2の主表面に配置されるポリマー薄膜であって、複数の光抽出形体をパターン付けされた複数の微細構造を含むポリマー薄膜
    を含む導光板。
  2. 約0.015未満の色シフトΔyを含む、請求項1に記載の導光板。
  3. 前記透明基板がガラス基板を含む、請求項1または2に記載の導光板。
  4. 前記ガラス基板が、モル%酸化物ベースで、
    50から90モル%のSiO
    0から20モル%のAl
    0から20モル%のB、および
    0から25モル%のR
    を含み、
    式中、xが2であり、Rが、Li、Na、K、Rb、Cs、およびそれらの組合せから選択されるか、または式中、xが1であり、RがZn、Mg、Ca、Sr、Ba、およびそれらの組合せから選択される、
    請求項3に記載の導光板。
  5. 前記透明基板が、約1ppm未満のCo、Ni、およびCrのそれぞれを含む、請求項1から4のいずれかに記載の導光板。
  6. 前記透明基板の厚さdが、約0.1mmから約3mmに及ぶ、請求項1から5のいずれかに記載の導光板。
  7. 前記ポリマー薄膜の厚さdが約10μmから約500μmに及ぶ、請求項1から6のいずれかに記載の導光板。
  8. 前記ポリマー薄膜が、UV硬化性または熱硬化性のポリマーを含む、請求項1から7のいずれかに記載の導光板。
  9. 前記複数の微細構造が、プリズムの周期的または非周期的なアレイ、丸いプリズム、またはレンチキュラレンズを含む、請求項1から8のいずれかに記載の導光板。
  10. 前記複数の微細構造のうち少なくとも1つの微細構造が、約0.1から約3までに及ぶアスペクト比を含む、請求項1から9のいずれかに記載の導光板。
  11. 前記複数の光抽出形体のうち少なくとも1つの光抽出形体が、三角形、台形、または放物線状の横断面を有する、請求項1から10のいずれかに記載の導光板。
  12. 前記複数の光抽出形体中の少なくとも1つの光抽出形体が、約100μm未満の寸法を有する、請求項1から11のいずれかに記載の導光板。
  13. 請求項1から12のいずれかに記載の導光板に光学的に連結された少なくとも1つの光源を含む導光アセンブリ。
  14. 請求項1から12のいずれかに記載の導光板または請求項13に記載の導光アセンブリを含む、ディスプレイデバイス、照光デバイス、または電子デバイス。
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