JP2019517453A - 縁部方向付け部を含むガラスリボン形成方法および装置 - Google Patents

縁部方向付け部を含むガラスリボン形成方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019517453A
JP2019517453A JP2018563175A JP2018563175A JP2019517453A JP 2019517453 A JP2019517453 A JP 2019517453A JP 2018563175 A JP2018563175 A JP 2018563175A JP 2018563175 A JP2018563175 A JP 2018563175A JP 2019517453 A JP2019517453 A JP 2019517453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow
edge
forming
directing
pair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018563175A
Other languages
English (en)
Inventor
ネイリ ボラタヴ,オルス
ネイリ ボラタヴ,オルス
ロイ バーデット,スティーブン
ロイ バーデット,スティーブン
ぺン,ガオジゥ
アンソニー ウェドン,ウイリアム
アンソニー ウェドン,ウイリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2019517453A publication Critical patent/JP2019517453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B17/00Forming molten glass by flowing-out, pushing-out, extruding or drawing downwardly or laterally from forming slits or by overflowing over lips
    • C03B17/06Forming glass sheets
    • C03B17/064Forming glass sheets by the overflow downdraw fusion process; Isopipes therefor

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

ガラスリボンを下方に引き出す装置は、一対の外面を有する上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し底縁部を形成する形成面を有する形成くさび形部とを含む形成槽を含む。フロー封鎖部を含む縁部方向付け部が、備えられている。いくつかの実施形態において、縁部方向付け部は、フロー方向付け部も含む。

Description

関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条の下、2017年3月30日出願の米国仮特許出願第62/478、670号、および、2016年6月2日出願の米国仮特許出願第62/344、767号の優先権の利益を主張し、それらの内容は依拠され、以下に完全に示したかのように、全体として参照により本明細書に組み込まれる。
本明細書は、概して、ガラスリボン製作方法および装置に関し、特に、縁部方向付け部を含むガラスリボン形成方法および装置に関する。
ガラス形成装置は、LCD表示装置などに用いられるガラスシートなど、様々なガラス製品を形成するのに、一般に用いられている。これらのガラスシートは、溶融ガラスを、形成くさび形部を越えて下方に流して、連続したガラスリボンを形成することによって、製造しうるもので、その処理は、溶融処理と称される。以前から、溶融処理は縁部方向付け部を用いてきた。縁部方向付け部の主な目的は、ガラスシートの全幅を広げることである。概して、シート幅の上限は、形成槽の鉛直部の「堰部から堰部まで」の距離によって制限される。形成槽の「根元」部分に、いかなるタイプの縁部方向付け部もないと、各層が、全体として、両側の層が融合する根元線に向かって流れる間に、2つの対向するガラスの層の4つの縁部が、形成槽の中心に向かって流れる傾向がある。このシナリオで生成されるシートの最大幅は、狭くなりうる。
現在の縁部方向付け部は、このようなガラスシートの幅が失われる程度を、いくらか縮小しうるが、そのようにしつつも、Y字状の縁部を生じて、Y字形のうちの突出部分を押圧融合させるために、縁部ロールの使用が必要となりうる。Y字形状は、時間の経過と共に非対称になり、縁部に、空洞縁部と称されるエアホールを生じうる。空洞縁部および縁部の非対称性の両方が、リボンの安定性についての問題を生じて、フュージョンドロー装置の耐用期間を限定しうる。
一実施形態によれば、ガラスリボンを下方に引き出す装置は、一対の外面を有する上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成面を有する形成くさび形部とを、含む形成槽と、一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いたする下部とを、有するフロー封鎖部を含む縁部方向付け部とを含み、フロー封鎖部の下部は、フロー封鎖部の上部から底縁部に向かって、外側下方に延伸するものである。
他の実施形態によれば、ガラスリボンを下方に引き出す装置は、一対の外面を有する上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成面を有する形成くさび形部とを、含む形成槽と、第1のフロー封鎖部を含む第1の縁部方向付け部と、形成槽の第1の縁部方向付け部の反対側に位置し、第2のフロー封鎖部を含む第2の縁部方向付け部とを含み、第1の縁部方向付け部と第2の縁部方向付け部の間の水平距離は、形成くさび形部の高さに沿って、底縁部に向かって増加するものである。
更に他の実施形態によれば、ガラスリボン製作方法は、溶融ガラスを、一対の外面を有する形成槽の上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を有する形成くさび形部とを、越えて流す工程と、溶融ガラスを、一対の外面の少なくとも1つ、および、一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、縁部方向付け部は、一対の鉛直面の1つに沿って延伸する上部と、一対の下方に傾いた形成表面部の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いて、上部から底縁部に向かって下方に延伸する下部とを有するフロー封鎖部を含むものである工程と、溶融ガラスを、形成くさび形部の底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程とを含むものである。
更に他の実施形態によれば、ガラスリボンを下方に引き出す装置は、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を含む形成槽と、下方に傾いた表面部の少なくとも1つから外側に延伸するフロー封鎖部と、フロー封鎖部と下方に傾いた表面部の少なくとも1つの両方と係合するフロー方向付け部とを、含む縁部方向付け部とを含み、フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されて、平坦なフロー方向付け部を提供するものである。
更に他の実施形態によれば、ガラスリボンを下方に引き出す装置は、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を有する形成くさび形部と、一対の下方に傾いた表面部から外側に延伸するフロー封鎖部と、フロー封鎖部と一対の下方に傾いた表面部の1つの表面部の両方と交差する第1の平坦なフロー方向付け部と、フロー封鎖部と下方に傾いた1つの表面部の他の表面部の両方と交差する第2の平坦なフロー方向付け部とを、有する縁部方向付け部とを含み、第1の平坦なフロー方向付け部は、第2の平坦なフロー方向付け部に、底縁部より下の浸漬縁部で交差するものである。
更に他の実施形態によれば、ガラスリボン製作方法は、溶融ガラスを、形成槽の一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束して底縁部を形成する形成表面部を越えて流す工程と、溶融ガラスを、一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、縁部方向付け部は、一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つから外側に延伸するフロー封鎖部と、フロー封鎖部と一対の下方に傾いた表面部の少なくとも1つの両方と交差するフロー方向付け部とを含むものである工程と、溶融ガラスを、形成表面部の底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程とを含み、フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されるものである。
ガラスリボン形成方法および装置の更なる特徴および利点を、次の詳細な記載に示し、それは、部分的には、当業者には、その記載から明らかであるか、または、次の詳細な記載、請求項、および、添付の図面を含む本明細書に記載の実施形態を実施することによって分かるだろう。
ここまでの概略的記載および次の詳細な記載の両方が、様々な実施形態を記載し、請求した主題の本質および特徴を理解するための概観または枠組みを提供することを意図すると、理解すべきである。添付の図面は、様々な実施形態の更なる理解のために含められたものであり、本明細書に組み込まれ、その一部を形成する。図面は、本明細書に記載の様々な実施形態を示し、明細書の記載と共に、請求した主題の原理および動作を説明する役割を果たす。
本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態によるガラスリボン形成装置を概略的に示す図である。 図1の2−2線に沿った断面を概略的に示す斜視図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による、図1の装置と共に用いる縁部方向付け部の側面からの斜視図である。 図3の縁部方向付け部の側面図である。 図3の縁部方向付け部の側面からの他の斜視図である。 図3の縁部方向付け部の上面図である。 形成くさび形部に接続される縁部方向付け部を、図2の7−7線に沿って概略的に示す断面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を概略的に示す前面図である。 図8の縁部方向付け部の側面図である。 図8の縁部方向付け部の底面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を概略的に示す前面図である。 図11の縁部方向付け部の側面図である。 図11の縁部方向付け部の底面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を概略的に示す前面図である。 図14の縁部方向付け部の側面図である。 図14の縁部方向付け部の底面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を概略的に示す前面図である。 図17の縁部方向付け部の側面図である。 図17の縁部方向付け部の底面図である。 ガラスリボン縁部を、図8〜10の縁部方向付け部などの縁部方向付け部より下の位置で水平に見た図であり、視線をドロー平面に含めた状態で、ダウンドロー処理中のガラスフローをシミュレートするために用いられる油を使用して、縁部方向付け部の動作を示している。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を概略的に示す斜視図である。 図21の縁部方向付け部の前面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を概略的に示す斜視図である。 図23の縁部方向付け部の前面図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による縁部方向付け部の他の実施形態を端部から見た図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による様々な縁部方向付け部を用いたガラスフローの縁部を概略的に示す図である。 本明細書に示し記載した1つ以上の実施形態による正負の傾きを有する縁部方向付け部を用いたガラスリボンの外縁部からの距離に対する正規化した質量流量を示すグラフである。
ここで、ガラスリボン形成方法および装置、並びに、それと共に用いる縁部方向付け部の実施形態を詳細に記載し、それらの例を、添付の図面に示している。ガラスリボン製作装置の一実施形態を図1に示し、ほぼ本明細書を通して、参照番号10で示している。装置10は、概して、形成槽の対向する端部に位置する一対の対向する縁部方向付け部を含む。より詳細に以下に記載するように、縁部方向付け部は、形成処理中にガラスリボンの幅が失われる程度を縮小するように構成される。本明細書において、ガラスリボン形成方法および装置、並びに、それと共に用いる縁部方向付け部の様々な実施形態を、添付の図面を具体的に参照して、より詳細に記載する。
本明細書において、範囲を「約」1つの特定の値から、および/または、「約」他の特定の値までと表しうる。そのような範囲を表した場合には、他の実施形態は、その1つの特定の値から、および/または、他の特定の値までを含む。同様に、「約」を付けて、値を近似値で表した場合、その特定の値が、他の態様を形成すると理解されるだろう。更に、各範囲の端点は、他方の端点との関係でと、他方の端点とは独立にの両方で重要であると理解されるだろう。
本明細書において、例えば、上、下、右、左、前、後ろ、最上部、底部などの方向を表す用語は、示した図面との関係だけで用いたものであり、絶対的な方向を表すことを意図していない。
そうでないと明示しない限りは、本明細書に記載のいずれの方法も、その工程が特定の順序で行うことを必要とするとも、装置を特定の向きにすることを必要とするとも、解釈されることを全く意図していない。したがって、方法の請求項が、工程を行う順序を実際に記載していないか、装置の請求項が、個々の構成要素の順序または向きを具体的に記載していないか、請求項または明細書で、工程が特定の順序に限定されると具体的に記載していないか、若しくは、装置の構成要素の特定の順序または向きを記載していない場合には、いかなる点でも、特定の順序も向きも、推測されることを全く意図していない。このことは、工程の配列順序、動作フロー、構成要素の順序、または、構成要素の向きについての論理事項、文法構造または句読点に由来する単純な意味、若しくは、本明細書に記載の実施形態の数またはタイプを含む、解釈について、記載がないという判断基準のいずれにも当てはまる。
本明細書で使用したように、英語の原文の不定冠詞または定冠詞の単数形は、文脈から、そうでないことが明らかでない限りは、複数の物を含む。したがって、例えば、不定冠詞をつけて構成要素を記載した場合には、そうでないことが文脈から明らかでない限りは、そのような構成要素を2つ以上有する態様を含む。
ここで、図1を参照すると、ガラスリボン12を形成するガラス形成装置10の一実施形態を、概略的に示している。ガラス形成装置10は、概して、ガラスを形成するためのバッチ材料16を、保存容器18から受け付けるように構成された溶融槽15を含む。バッチ材料16を、モータ22によって動かされるバッチ送出装置20により、溶融槽15に導きうる。任意の制御部24を備えて、モータ22を作動させ、更に、溶融ガラス液面高さプローブ28を用いて、立て管30内の溶融ガラスの高さを測定し、測定した情報を、制御部24に伝達しうる。
ガラス形成装置10は、溶融槽15の下流側に位置し、溶融槽15に第1の接続管36を介して連結された清澄槽38を含む。混合槽42は、清澄槽38の下流側に位置する。送出槽46は、混合槽42の下流側に位置しうる。図示したように、第2の接続管40は、清澄槽38を混合槽42に連結し、更に、第3の接続管44は、混合槽42を送出槽46に連結する。更に図示したように、降下部48が、溶融ガラスを送出槽46から形成槽60の投入口50に送出するように、配置される。
溶融槽15は、典型的には、耐火(例えば、セラミック)煉瓦などの耐火材料から製作される。ガラス形成装置10は、典型的には、白金、または、白金ロジウム、白金イリジウムなどの白金含有金属、若しくは、それらの組合せから製作された構成要素を更に含みうるもので、その構成要素は、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタン、タングステン、ルテニウム、オスミウム、ジルコニウム、および、それらの合金、並びに/若しくは、二酸化ジルコニウムなどの耐火材料も含みうる。白金を含む構成要素は、第1の接続管36、清澄槽38、第2の接続管40、立て管30、混合槽42、第3の接続管44、送出槽46、降下部48、および、投入口50の1つ以上を含みうる。形成槽60も、耐火材料から製作しうるもので、溶融ガラスからガラスリボン12を形成するように設計されている。
図2は、ガラス形成装置10の図1の2−2線に沿った断面を示す斜視図である。図示したように、形成槽60は、形成くさび形部62、および、開口した上部61を含む。上部61は、平行な外面部73、75を含み、形成くさび形部62は、一対の下方に(つまり、図2に示した座標軸の−x方向に)傾いて、形成槽60の対向する端部70、72の間に延伸する形成表面部66、68を含む。下方に傾いた形成表面部66、68は、下流方向74に沿って収束し、底縁部または根元部76を形成する。根元部76は、下方に傾いた形成表面部66、68が合流または収束する境界部である。ドロー平面78は、根元部76を通って延伸する。ガラスリボン12を、形成くさび形部62から、下流方向74にドロー平面78に沿って引き出しうる。図示したように、ドロー平面78は、傾いた形成表面部66、68の間に形成された角度σを二等分して、根元部76を通って延伸する。しかしながら、ドロー平面78は、根元部に対して、角度σを二等分する向き以外の他の様々な向きに延伸しうると、理解すべきである。図1および2は、概して、ガラス形成装置および形成槽の一実施形態を示しているが、本開示の態様は、様々な他の形成槽の構成と共に使用しうることも、理解すべきである。
図1および2を参照すると、いくつかの実施形態において、形成槽60の対向する各端部70、72に、保持ブロック90、92を備えうる。鉛直に向いて、平行な外面部73、75と下方に傾いた形成表面部66、68の両方に交差する平面94、96が備えられている。表面94、96(図2)は、各々、ガラスリボン12の対向する側で横方向障壁部を提供する縁部方向付け部80、82に対する鉛直支持面として、機能する。縁部方向付け部80、82を有する表面94、96は、ガラスリボンの移動を制限し、更に、ガラスリボンを、下方に根元部76に向かって方向付けるのに用いられる。特に、図2から分かるように、表面94、96は、形成くさび形部62の全高さか、または、それを越えて延伸(つまり、根元部76と上部61の両方を越えて、+/−x方向に延伸)しうる。
形成槽60は、外面部73、75および一対の下方に傾いた形成表面部66、68と交差する一対の縁部方向付け部80、82を含む。縁部方向付け部80、82は、形成槽60の根元部76に近接した溶融ガラスを方向付けることによって、望ましいガラスリボンの幅および縁部の特徴を実現するのを助ける。更なる実施形態において、縁部方向付け部80、82は、下方に傾いた形成表面部66、68の両方と交差しうる。更に、縁部方向付け部80、82を、形成くさび形部62の対向する端部70、72の各々に配置しうる。例えば、図1に示したように、下方に傾いた形成表面部66、68の両方に交差するように構成した各縁部方向付け部80、82を用いて、縁部方向付け部80、82を、形成くさび形部62の対向する端部70、72の各々に配置しうる。縁部方向付け部80、82は、堰部を形成する表面94、96の各々に沿って、鉛直にも延伸する。各縁部方向付け部80、82は、互いに略同一であってもよい。しかしながら、他の実施形態において、縁部方向付け部80、82は、ガラス形成装置の具体的な特徴に応じて、異なる構成および/または幾何学形状を有してもよいと理解すべきである。縁部方向付け部80、82を、より詳細に後述する。
更に、図1を参照すると、ガラス形成装置10は、任意で、形成槽60の根元部76からガラスリボンを引き出すために、少なくとも1つの縁部ローラアセンブリ86を含みうる。本開示の態様に応じて、様々な縁部ローラアセンブリ構成を用いうると、理解すべきである。
筐体14は、形成槽60を囲んでいる。筐体14は、鋼から形成されて、更に、耐火材料を含むか、および/または、形成槽60、および、形成槽60の中と周りを流れる溶融ガラスを周囲の環境から断熱するための断熱材を含みうる。
再び、図1および2を参照すると、動作において、バッチ材料16、具体的には、ガラスを形成するためのバッチ材料を、バッチ送出装置20を用いて、保存容器18から溶融槽15へ供給する。溶融槽15において、バッチ材料16を溶融させて、溶融ガラスにする。溶融ガラスは、溶融槽15から清澄槽38へ、第1の接続管36を通って送られる。清澄槽38において、ガラスの欠陥を生じうる溶解した気体を、溶融ガラスから除去する。次に、溶融ガラスは、清澄槽38から混合槽42へ、第2の接続管40を通って送られる。混合槽42は、攪拌などによって、溶融ガラスを均一化し、均一化された溶融ガラスが、第3の接続管44を通って、送出槽46に送られる。送出槽46は、均一化された溶融ガラスを、降下部48を通って投入口50へと放出し、次に、投入口50が、均一化された溶融ガラスを、形成槽60の上部61へと送る。
溶融ガラス17は、形成槽60の上方に開口した上部61を満たすと、上部61から溢れて、傾いた形成表面部66、68を越えて流れて、形成くさび形部62の根元部76で再び合流し、それにより、ガラスリボン12を形成する。図2に示したように、ガラスリボン12を、下流方向74に、根元部76を通って延伸するドロー平面78に沿って引き出しうる。
ここで、図3を参照すると、縁部方向付け部80を抜き出して示しており、それは、概して、接続された縁部方向付け部分100a、100bを含む。最初に、縁部方向付け部分100aを参照すると、縁部方向付け部分100aは、(場合によっては、堰部と称する)フロー封鎖部102a、および、フロー封鎖部102aに、(例えば、溶接によって)接続されたフロー方向付け部104aを含む。フロー封鎖部102aは、略平坦で、保持ブロック90の表面94に沿って延伸した形状を有する。図3には、フロー封鎖部102aの高さの一部だけを示しているが、フロー封鎖部102aは、表面94の最上部105(図2)まで、または、それを越えて延伸しうる。フロー方向付け部104aは、フロー封鎖部102aから外側に延伸し、概して、下方に傾いた形成表面部66に向かって延伸する。フロー方向付け部104aは、フロー方向付け部104aの最上部106aからフロー封鎖部102aの底部108に向かって広くなるように、フロー封鎖部102aから外側に延伸し、それにより、フロー封鎖部102aから外側の方向に、最上部106aから底部108に長さが増加する傾いたフロー方向付け部104aを形成しうる。
同様に、縁部方向付け部分100bは、フロー封鎖部102bおよびフロー方向付け部104bを含む。フロー封鎖部102bは、略平坦で、保持ブロック90の表面94に沿って延伸した形状を有する。ここでも、図3は、フロー封鎖部102bの高さの一部だけを示しているが、フロー封鎖部102bは、表面96の最上部107(図2)まで、または、それを越えて延伸しうる。フロー方向付け部104bは、フロー封鎖部102bから外側に延伸し、概して、下方に傾いた形成表面部68に向かって延伸する。フロー方向付け部104bは、フロー方向付け部104bの最上部106bからフロー封鎖部102bの底部108に向かって広くなるように、フロー封鎖部102bから外側に延伸し、それにより、フロー封鎖部102bから外側の方向に、最上部106bから底部108に長さが増加する傾いたフロー方向付け部104bを形成しうる。
縁部方向付け部分100aおよび縁部方向付け部分100bは、概して、互いに近付くように延伸し、形成くさび形部62の根元部76で接続される。特に、フロー方向付け部104aおよびフロー方向付け部104bは、互いに近付くように延伸し、浸漬縁部110で合流する。浸漬縁部110は、フロー封鎖部102a、102bから浸漬位置112まで、外側に延伸する。図4も参照すると、浸漬縁部110は、水平と鉛直の両方の要素を有し、浸漬位置112からフロー封鎖部102a、102bへ、下方に延伸する。したがって、浸漬縁部110は、図2に点線114で示したような、直線で水平の根元線部分から、下方に曲がった直線縁部を含む根元線までの、根元線の形状に影響しうる。いくつかの実施形態において、浸漬縁部110を、水平(または、根元部76)から約10度と約45度の間の角度βで配置しうる。浸漬位置112とフロー封鎖部102a、102bの底部108の間の浸漬縁部110の長さXは、約5cmと約15cmの間でありうる。
図5を参照すると、フロー方向付け部104a、104bは、互いに近付くように延伸して、形成槽60の下方に傾いた形成表面部66、68(図2)を受け付けるような大きさのV字形状を形成する。いくつかの実施形態において、フロー方向付け部104a、104bは、鉛直に対してフロー方向角度θで、互いに近付くように延伸しうる。いくつかの実施形態において、フロー方向角度θは、同じで、約17.6度などの約10度と約25度の間の角度で、フロー方向付け部104a、104bの全高さに沿って一定でありうる。フロー方向角度θの大きさは、少なくとも部分的には、下方に傾いた形成表面部66、68の幅に応じたものである。いくつかの実施形態において、フロー方向付け部104a、104bの最上部106での幅Wは、約12cmと約30cmの間でありうる。
図3〜5から分かるように、フロー方向付け部104a、104bは、両方共、平坦で(つまり、湾曲部がなく)、各々、フロー封鎖部102a、102bから外側に延伸する。図6を簡単に参照すると、フロー方向付け部104a、104bは、各々のフロー封鎖部102a、102bから斜めの交差フロー方向角度αで、各々のフロー封鎖部から外側に延伸し、それにより、フロー方向付け部104a、104bを提供しうる。いくつかの実施形態において、フロー方向付け部104a、104bの交差フロー方向角度αは、同じで、約95度と約105度の間の角度で、フロー方向付け部104a、104bの全高さに沿って一定でありうる。
図3を再び参照すると、フロー封鎖部102a、102bの外縁部120a、120bは、保持ブロック90、92の表面94、96(図1および2)に沿って延伸する。図示した実施形態において、外縁部120a、120bも、鉛直に対して角度τで延伸して、浸漬縁部110で交差しうる。角度τはフロー方向角度θより大きく、フロー封鎖部102a、102bは浸漬縁部110で交差しつつ、保持ブロック90、92の平面94、96に対して載置されるフロー封鎖部102a、102bの領域を提供しうる。外縁部120a、120bに角度τを与えることで、鉛直の外縁部を有する実施形態と比べて、フロー封鎖部102a、102bの領域を縮小し、フロー封鎖部102a、102bを形成するのに用いる耐火材料の量を削減しうる。
図7を参照すると、形成くさび形部62の断面図は、形成くさび形部62上に配置された縁部方向付け部80、および、保持ブロック90の平面94を示している。フロー方向付け部104a、104bのフロー方向角度θ(図5)は、下方に傾いた形成表面部66、68の鉛直からずれた角度に近づくように選択しうる。交差フロー方向角度αであることから、フロー方向付け部104a、104bは、下方に傾いた形成表面部66、68とフロー方向付け部104a、104bの間に設けられた間隙122を閉じる。更に、角度β(図4)であることから、浸漬縁部110は、形成くさび形部62の根元部76と浸漬縁部110間に設けられた間隙124を閉じる。
図8〜10は、縁部方向付け部80を用いて記載した上記特徴物の多くを含む縁部方向付け部140の他の実施形態を示しており、フロー封鎖部144a、144b、および、フロー方向付け部146a、146bを有する縁部方向付け部分142a、142bを含んでいる。フロー封鎖部144a、144bは、略平坦で、表面94、96(図1および2)に沿って延伸した形状を有する。フロー方向付け部146a、146bは、フロー封鎖部144a、144bから外側に、概して、下方に傾いた形成表面部66、68に向かって延伸する。しかしながら、本実施形態において、外縁部148a、148bは、鉛直で平行であり、底縁部150で終端する。底縁部150は、浸漬縁部152に、(つまり、浸漬縁部から6mm以内など、約13mm以内に)位置する。外縁部148a、148bが鉛直に配置されることで、縁部方向付け部80と比べて、表面94、96に対するフロー封鎖部144a、144bの更なる領域を提供しうる。
図11〜13は、縁部方向付け部140の負に傾いた向きを示しており、フロー封鎖部144は、鉛直に対して、(例えば、約8度より小さいなど、約10度より小さい)角度γで傾いている。本明細書で用いたように、「負に傾いた」という用語は、縁部方向付け部140の最上部から底部に(形成槽の中心から離れるように)外側への傾斜を生じる角度のことを称し、それにより、根元線に向かって鉛直方向に移動するにつれて、対向する縁部方向付け部の間の水平方向の距離が増加する(図12の−γを参照)。「正に傾いた」という用語は、縁部方向付け部140の最上部から底部に(形成槽の中心に向かって)内側への傾斜を生じる角度のことを称し、それにより、根元線に向かって鉛直方向に移動するにつれて、対向する縁部方向付け部の間の水平方向の距離が減少する(図12の+γを参照)。これらの実施形態において、表面94、96は、縁部方向付け部140と同様の形態で傾きうる。負に傾いた配置は、縁部方向付け部140の底部145が最上部147より更に外側なので、より長い水平方向の距離X’(X’は、図4のXの約1.25倍)を提供しうる。そうでない場合に、鉛直に配置されたフロー封鎖部144a、144bをまっすぐに下方に流れるであろうガラスフローが、そうではなく、フロー方向付け部146a、146bの方に付勢されて、フロー方向付け部146a、146bによって、溶融平面の方に向けられる。次に、ガラスフローは、根元線、または、それより上方の、溶融平面で収束し、ガラスフローの縁部が、より長い水平方向の距離X’に亘って広がるので、ガラスフローの縁部で、より薄いリボンを提供しうる。
図14〜16は、縁部方向付け部140の変形例を示しており、流路部材152a、152bが、フロー方向付け特徴物として備えられている。流路部材152a、152bは、フロー封鎖部154a、154bの高さに沿って延伸し、浸漬縁部156で互いに近付くように延伸し、流路部材152aと152bの間の距離が、浸漬縁部156に近付くにつれて減少する。流路部材152a、152bは、ガラスフローを、フロー封鎖部154a、154bから溶融平面の方に向ける。破線158は、例示的なガラスフロー経路を示し、根元線で収束するガラスフローの縁部を示している。
図17〜19は、縁部方向付け部140の他の変形例を示し、棚状部材162a、162が、フロー方向付け特徴物として備えられ、縁部方向付け部160を提供している。図14の流路部材152a、152bが、それを越えてガラスが流れるのを抑制する大きさの場合には、棚状部材162a、162bは、寸法(高さ)が縮小されて、溶融平面に向かって流れるガラスを導きつつ、ガラスがそれを越えて流れるのを可能してもよい。破線線168は、例示的なガラスフロー経路を示し、根元線で収束するガラスフローの縁部を示している。
図20を参照すると、上記のようなダウンドロー処理中に作動する縁部方向付け部140を端部から見た図を示している。図8〜10の縁部方向付け部140について動作を示しているが、材料の流れる形態は、特定の縁部方向付け部の形状の特徴に応じて、変形しうる。図面から分かるように、縁部方向付け部140の端部から見た場合、材料の流れの丸まった突出部170が、縁部方向付け部140の底縁部150より下方に提供される。これらの丸まった突出部170は、概して、溶融平面を横切るように向いて、それにより、T字状の縁部172を、縁部方向付け部140のすぐ下に形成する。そのT字形状の端部174、176は、引く力が加えられた場合に、直接、溶融平面に向かって移動し、リボンの縁部は、実質的にT字形状を残さずに融合される。
図21および22を参照すると、縁部方向付け部200の他の実施形態は、概して、縁部方向付け部分202a、202bを含む板状の形状である。図面から分かるように、縁部方向付け部分202a、202bは、フロー封鎖部204a、204bとして形成され、上記のようなフロー方向付け部を有さない。縁部方向付け部200は、縁部方向付け部分202a、202bを含むが、縁部方向付け部分202aだけが見えており、それを記載する。縁部方向付け部分202bは、同じ特徴物を含みうると理解すべきである。更に、1つだけの縁部方向付け部200を示しているが、他の縁部方向付け部を、縁部方向付け部200に対向する形成槽の端部に配置しうる。縁部方向付け部分202aは、形成槽210の上部212の上方に位置する最上部の縁部206から、根元部214に位置する底縁部208へ、鉛直に延伸しうる。
縁部方向付け部分202aは、上部216と、交差部220で上部216と交差する下部218に分割されている。その上部216は、上部212の外面部222に沿って鉛直に延伸し、下部218は、形成くさび形部226の傾いた形成面224に沿って下方に延伸する。交差部220は、上部212と形成くさび形部226を分割する分断線、または、水平な平面228に、位置しうる。いくつかの実施形態において、平面228は、交差部220に交差しうる。
下部218は、鉛直に対し、角度−γで負に傾いて、結果的に、交差部220から底縁部208に延伸する外側への傾斜を生じる。角度−γは、形成くさび形部226の傾いた形成面224(図2)の間に画定される根元部の角度σの半分に限定されうる。いくつかの実施形態において、角度−γは、約5度と約10度の間、または、約8度など、約10度以下でありうる。角度−γを、0.5σ以下に限定することで、矢印230が示すように、形成槽210の反対側の別々のガラスフローが、根元部214の僅かに下で溶融平面に収束するように、フローパターンの制御を改良しうる。図23および24は、より大きく負に傾いた角度−γを有する下部232を示し、矢印238が示すように、ガラスフローが、根元部236の上方で、傾いた形成面234に収束するガラスフローパターンを、提供する。
図25を参照すると、図21〜24を参照して記載した縁部方向付け部の変形例を端部から見た図を示し、外縁部252a、252bを有するフロー封鎖部250a、250bを含んでいる。外縁部252a、252bは、図21〜24に示したように鉛直で平行ではなく、上部256a、256bと下部258a、258bの交差部254a、254bで鉛直に対し角度τで延伸し、底部254で交差する。外縁部252a、252bが角度τを有することで、鉛直の外縁部を有する実施形態と比べて、フロー封鎖部250a、250bの領域を縮小し、それにより、フロー封鎖部250a、250bを形成するのに用いる耐火材料の量を削減しうる。
図26を参照すると、様々な縁部方向付け部構造物を用いて生成したガラスリボン縁部の断面図を示している。線240は、溶融ガラスが形成くさび形部に投入された時の上部での縁部境界部を示している。例(i)〜(iii)は、負の傾斜がない様々な例を示している。例(i)は、縁部方向付け部分を有する縁部方向付け部から流れるY字状のガラスリボン縁部を示している。図面から分かるように、例(i)では、幅が、いくらか失われている。例(ii)は、負に傾いた下部を有さない鉛直方向だけのフロー封鎖部の場合を示している。図面からわかるように、縁部は、外に広がって、線240で止まっている。例(iii)は、形成くさび形部で縁部方向付け部がなく、ガラスフローが、それに沿って進むフロー封鎖表面がない場合を示している。形成くさび形部で縁部方向付け部を省くことで、幅を失うことになる減衰により、ガラスフローの縁部を、形成槽の中心に向かって流れさせる。例(iv)は、図21〜24を参照して記載したような負に傾いた下部の場合を示している。下部が負に傾いたので、ガラスリボンは、ガラスが根元部に向かって流れるにつれて、幅が広くなり、更に、縁部は、Y字形状を殆ど有さないか、全く有さない融合された端縁部を生じて、長くなる。
図27を参照すると、正規化した質量流量の、上部の形成槽の幅に沿った(ゼロの)水平位置240からの距離に対するグラフである。A線は、形成槽の上部から流入して、分断線を越えて、形成くさび形部に流れる溶融ガラスの正規化した質量流量を示している。B〜D線は、形成くさび形部の底縁部を横切る質量流量を示している。A線が示すように、質量流量は、分断線を、原点のゼロ縁部位置へと外側に越えて、ゼロ縁部位置から形成くさび形部の中心に向かって内側へと、比較的安定した質量流量に達するまで増加する。A線に示した流入する溶融ガラスの正規化した質量流量と比べて、B線に示した負に傾いた下部の正規化した質量流量は、最初の50mmに亘って質量流量が減少し、次の50mmは、質量流量が増加する。下部の負の傾斜は、上記の例(iv)に示したような、外側にゼロの位置を超えた質量流量を提供する。線CおよびDが示すように、下部の傾斜が正になると、質量流量は、最初の50mmに亘ってゼロの位置から連続して減少し、同時に、ガラスリボン全体の幅は減少する。
図21〜24を参照して記載した下部は、平坦で、線に沿って角度がついたものとして示されているが、下部は、湾曲するか、多数層(多数の交差する下部)などであってもよい。下部の終端位置は、根元部より下に位置し、形状は、概して任意の適切な形状でありうる。
上記縁部方向付け部は、完全に融合した縁部を、自由端のリボン境界部の最初(つまり、根元線または底縁部)で生成しうる。負に傾いた縁部方向付け部は、典型的な量の質量流量を、より長い水平方向の距離に亘って広げることができるので、縁部の厚さに影響を与えうる。質量流量を、より長い水平方向の距離に亘って広げることで、より幅が広いガラスリボンも提供しうる。
当業者であれば、請求した主題の精神および範囲を逸脱することなく、本明細書に記載の実施形態に、様々な変更および変形が可能なことが明らかだろう。したがって、本明細書は、本明細書に記載の様々な実施形態の変更および変形も、添付の請求項、および、それらの等価物の範囲である限りは網羅することを意図している。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラスリボンを下方に引き出す装置において、
一対の外面を有する上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成面を有する形成くさび形部とを、含む形成槽と、
前記一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いたする下部とを、有するフロー封鎖部を含む縁部方向付け部と、
を含み、
前記フロー封鎖部の前記下部は、該フロー封鎖部の前記上部から前記底縁部に向かって、外側下方に延伸するものである装置。
実施形態2
前記形成槽の前記上部と、前記形成くさび形部は、該形成槽を通り抜ける水平な平面によって分割されたものである、実施形態1に記載の装置。
実施形態3
前記フロー封鎖部の前記下部は、前記水平な平面か、または、それより下で始まるものである、実施形態2に記載の装置。
実施形態4
前記フロー封鎖部は、前記水平な平面で、該フロー封鎖部の前記上部と該フロー封鎖部の前記下部を接続する交差部を含むものである、実施形態2に記載の装置。
実施形態5
前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して10度以下の角度で負に傾いたものである、実施形態1に記載の装置。
実施形態6
前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、前記一対の傾いた形成面の間で測定した角度の半分以下の角度で負に傾いたものである、実施形態1に記載の装置。
実施形態7
前記縁部方向付け部は、第1の縁部方向付け部であり、
前記装置は、
前記形成槽の前記第1の縁部方向付け部の反対側に、前記一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いた下部とを、有する第2のフロー封鎖部を含む第2の縁部方向付け部を、
更に含み、
前記第2のフロー封鎖部の前記下部は、該第2のフロー封鎖部の前記上部から前記底縁部に向かって、外側下方に延伸するものである、実施形態1に記載の装置。
実施形態8
前記第1の縁部方向付け部と前記第2の縁部方向付け部の間の水平距離は、前記形成くさび形部の高さに沿って、前記底縁部に向かって増加するものである、実施形態7に記載の装置。
実施形態9
ガラスリボンを下方に引き出す装置において、
一対の外面を有する上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成面を有する形成くさび形部とを、含む形成槽と、
第1のフロー封鎖部を含む第1の縁部方向付け部と、
前記形成槽の前記第1の縁部方向付け部の反対側に位置し、第2のフロー封鎖部を含む第2の縁部方向付け部と、
を含み、
前記第1の縁部方向付け部と前記第2の縁部方向付け部の間の水平距離は、前記形成くさび形部の高さに沿って、前記底縁部に向かって増加するものである装置。
実施形態10
前記第1のフロー封鎖部は、前記一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸する下部とを、含み、
前記第1のフロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して負に傾いたものである、実施形態9に記載の装置。
実施形態11
前記第2の縁部方向付け部は、前記一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸する下部とを、含み、
前記第2のフロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して負に傾いたものである、実施形態10に記載の装置。
実施形態12
前記形成槽の前記上部と、前記形成くさび形部は、該形成槽を通り抜ける水平な平面によって分割されたものである、実施形態10に記載の装置。
実施形態13
前記第1のフロー封鎖部の前記下部は、前記水平な平面か、または、それより下で始まるものである、実施形態12に記載の装置。
実施形態14
前記第1のフロー封鎖部は、前記水平な平面で、該第1のフロー封鎖部の前記上部と前記下部を接続する交差部を含むものである、実施形態12に記載の装置。
実施形態15
前記第1のフロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して10度以下の角度で負に傾いたものである、実施形態10に記載の装置。
実施形態16
前記第1のフロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、前記一対の傾いた形成面の間で測定した角度の半分以下の角度で負に傾いたものである、実施形態10に記載の装置。
実施形態17
ガラスリボン製作方法において、
溶融ガラスを、一対の外面を有する形成槽の上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を有する形成くさび形部とを、越えて流す工程と、
前記溶融ガラスを、前記一対の外面の少なくとも1つ、および、前記一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、前記縁部方向付け部は、前記一対の鉛直面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成表面部の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いて、前記上部から前記底縁部に向かって下方に延伸する下部とを有するフロー封鎖部を含むものである工程と、
前記溶融ガラスを、前記形成くさび形部の前記底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程と、
を含む方法。
実施形態18
前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、10度以下の角度で負に傾いたものである、実施形態17に記載の方法。
実施形態19
前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、前記一対の傾いた形成表面部の間で測定した角度の半分以下の角度で負に傾いたものである、実施形態17に記載の方法。
実施形態20
前記フロー封鎖部は、前記上部と前記下部を接続する交差部を含むものである、実施形態17に記載の方法。
実施形態21
ガラスリボンを下方に引き出す装置において、
一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を含む形成槽と、
前記下方に傾いた表面部の少なくとも1つから外側に延伸するフロー封鎖部と、前記フロー封鎖部と該下方に傾いた表面部の少なくとも1つの両方と係合するフロー方向付け部とを、含む縁部方向付け部と、
を含み、
前記フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、前記フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されて、平坦なフロー方向付け部を提供するものである装置。
実施形態22
前記フロー方向付け部のフロー方向角度は、鉛直に対し、約10度と約25度の間の一定の予め選択された角度θで提供されて、略平坦な前記フロー方向付け部を提供するものである、実施形態21に記載の装置。
実施形態23
前記フロー方向付け部および前記フロー封鎖部を含む前記縁部方向付け部は、浸漬縁部で終端するものである、実施形態21に記載の装置。
実施形態24
前記浸漬縁部は、約10度と約45度の間の角度βで、水平から、ずれたものである、実施形態23に記載の装置。
実施形態25
前記縁部方向付け部は、底縁部を含み、前記フロー封鎖部は、該縁部方向付け部の最上部から前記底縁部まで延伸するものである、実施形態21に記載の装置。
実施形態26
前記フロー封鎖部は、鉛直に配置されるものである、実施形態21に記載の装置。
実施形態27
前記フロー封鎖部は、角度γで、鉛直から、ずれたものである、実施形態21に記載の装置。
実施形態28
前記フロー封鎖部は、約10度以下の角度γで、鉛直から、ずれたものである、実施形態27に記載の装置。
実施形態29
前記フロー方向付け部から外側に延伸し、ガラスフローを該フロー方向付け部に向かって方向付けるフロー方向付け特徴物を、
更に含む、実施形態21に記載の装置。
実施形態30
前記フロー封鎖部および前記フロー方向付け部は、前記縁部方向付け部の第1の縁部方向付け部分を形成し、
前記縁部方向付け部は、第2の縁部方向付け部分を含み、
前記第2の縁部方向付け部分は、前記下方に傾いた表面部の前記少なくとも1つの表面部の他の表面部から外側に延伸するフロー封鎖部と、該第2の縁部方向付け部分の前記フロー封鎖部と該下方に傾いた表面部の該少なくとも1つの表面部の前記他の表面部の両方と係合するフロー方向付け部とを含むものである、実施形態21に記載の装置。
実施形態31
前記第2の縁部方向付け部分の前記フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、前記第2の縁部方向付け部分の前記フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されて、該第2の縁部方向付け部分の平坦で斜めのフロー方向付け部を提供するものである、実施形態30に記載の装置。
実施形態32
ガラスリボンを下方に引き出す装置において、
一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を有する形成くさび形部と、
前記一対の下方に傾いた表面部から外側に延伸するフロー封鎖部と、前記フロー封鎖部と該一対の下方に傾いた表面部の1つの表面部の両方と交差する第1の平坦なフロー方向付け部と、該フロー封鎖部と該下方に傾いた前記1つの表面部の他の表面部の両方と交差する第2の平坦なフロー方向付け部とを、有する縁部方向付け部と、
を含み、
前記第1の平坦なフロー方向付け部は、前記第2の平坦なフロー方向付け部に、前記底縁部より下の浸漬縁部で交差するものである装置。
実施形態33
前記第1および第2の平坦なフロー方向付け部の交差フロー方向角度は、前記フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されるものである、実施形態32に記載の装置。
実施形態34
前記第1および第2の平坦なフロー方向付け部のフロー方向角度は、鉛直に対し、約10度と約25度の間の一定の予め選択された角度θで提供されるものである、実施形態32に記載の装置。
実施形態35
前記浸漬縁部は、約10度と約45度の間の角度βで、水平から、ずれたものである、実施形態32に記載の装置。
実施形態36
前記縁部方向付け部は、底縁部を含み、前記フロー封鎖部は、前記縁部方向付け部の最上部から前記底縁部まで延伸するものである、実施形態32に記載の装置。
実施形態37
前記フロー封鎖部は、鉛直に配置されたものである、実施形態32に記載の装置。
実施形態38
前記フロー封鎖部は、角度γで、鉛直から、ずれたものである、実施形態32に記載の装置。
実施形態39
前記フロー封鎖部は、約10度以下の角度γで、鉛直から、ずれたものである、実施形態38に記載の装置。
実施形態40
前記フロー方向付け部から外側に延伸し、ガラスフローを、前記第1および第2のフロー方向付け部に向かって方向付けるフロー方向付け特徴物を、
更に含む、実施形態32に記載の装置。
実施形態41
ガラスリボン製作方法において、
溶融ガラスを、形成槽の一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束して底縁部を形成する形成表面部を越えて流す工程と、
前記溶融ガラスを、前記一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、前記縁部方向付け部は、該一対の下方に傾いた形成表面部の前記少なくとも1つから外側に延伸するフロー封鎖部と、前記フロー封鎖部と該一対の下方に傾いた表面部の該少なくとも1つの両方と交差するフロー方向付け部とを含むものである工程と、
前記溶融ガラスを、前記形成表面部の前記底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程と、
を含み、
前記フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、前記フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されるものである方法。
実施形態42
前記フロー方向付け部のフロー方向角度は、鉛直に対し、約10度と約25度の間の一定の予め選択された角度θで提供されるものである、実施形態41に記載の方法。
実施形態43
前記フロー方向付け部および前記フロー封鎖部を含む前記縁部方向付け部は、浸漬縁部で終端するものである、実施形態41に記載の方法。
実施形態44
前記浸漬縁部は、約10度と約45度の間の角度βで、水平から、ずれたものである、実施形態43に記載の方法。
実施形態45
前記縁部方向付け部は、底縁部を含み、前記フロー封鎖部は、最上部から前記底縁部まで延伸するものである、実施形態41に記載の方法。
実施形態46
前記フロー封鎖部は、鉛直から、ずれたものである、実施形態41に記載の方法。
実施形態47
前記フロー方向付け部から外側に延伸し、ガラスフローを該フロー方向付け部に向かって方向付けるフロー方向付け特徴物を、
更に含む、実施形態41に記載の方法。
実施形態48
前記フロー封鎖部および前記フロー方向付け部は、前記縁部方向付け部の第1の縁部方向付け部分を形成し、
前記縁部方向付け部は、第2の縁部方向付け部分を含み、
前記第2の縁部方向付け部分は、前記下方に傾いた表面部の前記少なくとも1つの表面部の他の表面部から外側に延伸するフロー封鎖部と、該第2の縁部方向付け部分の前記フロー封鎖部と該下方に傾いた表面部の該少なくとも1つの表面部の前記他の表面部の両方と交差するフロー方向付け部とを含むものである、実施形態41に記載の方法。
実施形態49
前記ガラスリボンの縁部を、前記底縁部から下流側に巻き上げる工程を、
更に含む、実施形態41に記載の方法。
12 ガラスリボン
60 形成槽
62 形成くさび形部
66、68 形成表面部
70、72 形成端部
73、75 外面部
76 根元部
80、82 縁部方向付け部
90、92 保持ブロック
102a、102b、144a、144b フロー封鎖部
104a、104b、146a、146b フロー方向付け部
更に他の実施形態によれば、ガラスリボン製作方法は、溶融ガラスを、形成槽の一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束して底縁部を形成する形成表面部を越えて流す工程と、溶融ガラスを、一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、縁部方向付け部は、一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つから外側に延伸するフロー封鎖部と、フロー封鎖部と一対の下方に傾いた表面部の少なくとも1つの両方と交差するフロー方向付け部とを含むものである工程と、溶融ガラスを、底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程とを含み、フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されるものである。
実施形態41
ガラスリボン製作方法において、
溶融ガラスを、形成槽の一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束して底縁部を形成する形成表面部を越えて流す工程と、
前記溶融ガラスを、前記一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、前記縁部方向付け部は、該一対の下方に傾いた形成表面部の前記少なくとも1つから外側に延伸するフロー封鎖部と、前記フロー封鎖部と該一対の下方に傾いた表面部の該少なくとも1つの両方と交差するフロー方向付け部とを含むものである工程と、
前記溶融ガラスを、前記底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程と、
を含み、
前記フロー方向付け部の交差フロー方向角度は、前記フロー封鎖部に対し、約95度と約105度の間の一定の予め選択された角度αで提供されるものである方法。

Claims (10)

  1. ガラスリボンを下方に引き出す装置において、
    一対の外面を有する上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成面を有する形成くさび形部とを、含む形成槽と、
    前記一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いたする下部とを、有するフロー封鎖部を含む縁部方向付け部と、
    を含み、
    前記フロー封鎖部の前記下部は、該フロー封鎖部の前記上部から前記底縁部に向かって、外側下方に延伸するものである装置。
  2. 前記形成槽の前記上部と、前記形成くさび形部は、該形成槽を通り抜ける水平な平面によって分割されたものである、請求項1に記載の装置。
  3. 前記フロー封鎖部は、前記水平な平面で、該フロー封鎖部の前記上部と該フロー封鎖部の前記下部を接続する交差部を含むものである、請求項2に記載の装置。
  4. 前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して10度以下の角度で負に傾いたものである、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置。
  5. 前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、前記一対の傾いた形成面の間で測定した角度の半分以下の角度で負に傾いたものである、請求項1から4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記縁部方向付け部は、第1の縁部方向付け部であり、
    前記装置は、
    前記形成槽の前記第1の縁部方向付け部の反対側に、前記一対の外面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成面の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いた下部とを、有する第2のフロー封鎖部を含む第2の縁部方向付け部を、
    更に含み、
    前記第2のフロー封鎖部の前記下部は、該第2のフロー封鎖部の前記上部から前記底縁部に向かって、外側下方に延伸するものである、請求項1から5のいずれか1項に記載の装置。
  7. ガラスリボン製作方法において、
    溶融ガラスを、一対の外面を有する形成槽の上部と、一対の下方に傾いて下流方向に沿って収束し、底縁部を形成する形成表面部を有する形成くさび形部とを、越えて流す工程と、
    前記溶融ガラスを、前記一対の外面の少なくとも1つ、および、前記一対の下方に傾いた形成表面部の少なくとも1つと交差する縁部方向付け部を越えて流す工程であって、前記縁部方向付け部は、前記一対の鉛直面の1つに沿って延伸する上部と、前記一対の下方に傾いた形成表面部の1つに沿って延伸し、鉛直に対して負に傾いて、前記上部から前記底縁部に向かって下方に延伸する下部とを有するフロー封鎖部を含むものである工程と、
    前記溶融ガラスを、前記形成くさび形部の前記底縁部から引き出して、ガラスリボンを形成する工程と、
    を含む方法。
  8. 前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、10度以下の角度で負に傾いたものである、請求項7に記載の方法。
  9. 前記フロー封鎖部の前記下部は、鉛直に対して、前記一対の傾いた形成表面部の間で測定した角度の半分以下の角度で負に傾いたものである、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記フロー封鎖部は、前記上部と前記下部を接続する交差部を含むものである、請求項7から9のいずれか1項に記載の方法。
JP2018563175A 2016-06-02 2017-05-31 縁部方向付け部を含むガラスリボン形成方法および装置 Pending JP2019517453A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201662344767P 2016-06-02 2016-06-02
US62/344,767 2016-06-02
US201762478670P 2017-03-30 2017-03-30
US62/478,670 2017-03-30
PCT/US2017/035086 WO2017210233A1 (en) 2016-06-02 2017-05-31 Methods and apparatuses including edge directors for forming glass ribbons

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019517453A true JP2019517453A (ja) 2019-06-24

Family

ID=60479044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018563175A Pending JP2019517453A (ja) 2016-06-02 2017-05-31 縁部方向付け部を含むガラスリボン形成方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20170349471A1 (ja)
JP (1) JP2019517453A (ja)
KR (1) KR20190004358A (ja)
CN (1) CN109311718A (ja)
TW (1) TW201802044A (ja)
WO (1) WO2017210233A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200078677A (ko) 2017-11-22 2020-07-01 코닝 인코포레이티드 유리 리본들을 성형하기 위한 에지 디렉터들을 포함하는 장치
CN108996892B (zh) * 2018-07-27 2021-10-08 彩虹显示器件股份有限公司 一种基板玻璃生产用引流板及其构建方法
TW202023989A (zh) * 2018-09-14 2020-07-01 美商康寧公司 玻璃邊緣處理設備及方法
WO2023177540A1 (en) * 2022-03-16 2023-09-21 Corning Incorporated Direct heated edge director assembly

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110100057A1 (en) * 2009-10-29 2011-05-05 Gaylo Keith R Method and apparatus for reducing heat loss from edge directors in a glass making process
US8677783B2 (en) * 2011-11-28 2014-03-25 Corning Incorporated Method for low energy separation of a glass ribbon
TWI561481B (en) * 2012-02-29 2016-12-11 Corning Inc Glass manufacturing apparatus and methods
US8794034B2 (en) * 2012-05-29 2014-08-05 Corning Incorporated Apparatus for forming glass with edge directors and methods
US9512025B2 (en) * 2014-05-15 2016-12-06 Corning Incorporated Methods and apparatuses for reducing heat loss from edge directors

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017210233A1 (en) 2017-12-07
US20170349471A1 (en) 2017-12-07
CN109311718A (zh) 2019-02-05
KR20190004358A (ko) 2019-01-11
TW201802044A (zh) 2018-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019517453A (ja) 縁部方向付け部を含むガラスリボン形成方法および装置
US7685841B2 (en) Method for making a glass sheet
JP5724552B2 (ja) 薄板ガラス製造装置
TWI317352B (en) Apparatua and method for making a glass sheet
TWI404685B (zh) A catheter structure for molten glass, and a vacuum degassing apparatus using the same
JP6912472B2 (ja) ガラスリボン形成方法および装置
KR20090016564A (ko) 증가된 엣지 안정성을 갖는 유기 기판을 형성하는 장치 및 방법
CN105452180B (zh) 用于利用芯玻璃和包覆玻璃形成玻璃片的设备和方法
WO2006091389A2 (en) Apparatus and method for making a glass sheet
US10221085B2 (en) Apparatus and methods for processing molten material
KR20140025396A (ko) 유리 물품 제조 장치 및 방법
US11702355B2 (en) Apparatuses including edge directors for forming glass ribbons
US20050268658A1 (en) Glass sheet forming apparatus
US20210163332A1 (en) Methods and apparatus for forming laminated glass sheets
TWI474987B (zh) A molten glass supply device
JP2011157249A (ja) 溶融ガラス調量用ツィールおよび溶融ガラスの供給方法。
CN107683264A (zh) 具有流通能力的玻璃制造设备和方法
US20200199004A1 (en) Enclosures for glass forming apparatuses
US11738375B2 (en) Apparatus and method for cleaning edge director
US20230110501A1 (en) Forming apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190306