本願は、2016年5月13日に中国特許庁に提出された「ダウンリンク制御情報送信方法および装置」と題する中国特許出願第201610321880.1号に対する優先権を主張するものであり、また、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本願は、通信分野に関し、特に、通信分野におけるダウンリンク制御情報送信方法および装置に関する。
ワイヤレス通信システムでは、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムでは、ユーザ機器(user equipment、UE)は、送信時間間隔(transmission time interval、TTI)に物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)で搬送されるダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を取得するために、各TTIにおいてPDCCHを検出する。
TTIに関して、検出前に、UEは、TTIにおけるDCIのサイズも、PDCCHのフォーマットまたは特定の位置も知ることができない。これらの情報は、UEがすべての可能なケースを検出しようとした後にのみ、言い換えれば、UEがブラインド検出を行った後にのみ確定され得る。従来技術では、UEは、各TTIにおいてPDCCHのブラインド検出を行う。この検出方法では、UEは、PDCCHのブラインド検出を頻繁に行い、これにより、UEの膨大な電力消費が発生する。
そこで、本願は、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う頻度を効果的に低減して、UEの電力消費を低減するダウンリンク制御情報送信方法、装置、およびデバイスを提供する。
第1の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、基地局により、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するステップであって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ステップと、基地局により、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信するステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、本方法は、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ステップをさらに含み、これにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、本方法は、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ステップをさらに含み、これにより、実際のケースに基づいて、例えば、ユーザ機器に対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
第2の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、端末デバイスにより、ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するステップであって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ステップと、端末デバイスにより、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを、検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出するステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、本方法は、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ステップをさらに含み、端末デバイスにより、検出期間を決定するステップは、端末デバイスにより、第1の指示情報に基づいて検出期間を決定するステップを含む。本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出期間を決定することにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、本方法は、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ステップをさらに含み、端末デバイスにより、少なくとも1つの検出時点を決定するステップは、端末デバイスにより、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定するステップを含む。本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出時点を決定することにより、実際のケースに基づいて、例えば、ユーザ機器に対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を、第1のキャリアを使用して受信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を、第2のキャリアを使用して受信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
第3の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ステップと、基地局により、検出期間内の検出時点でDCIを端末デバイスに送信するステップであって、これにより、端末デバイスが、時間パラメータ指示情報に基づいてDCIを検出する、ステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
第4の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ステップと、端末デバイスにより、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定するステップと、端末デバイスにより、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを、検出期間内の検出時点で検出するステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を、第1のキャリアを使用して受信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を、第2のキャリアを使用して受信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
第5の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第1の態様および第1の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第6の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第2の態様および第2の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第7の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第3の態様および第3の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第8の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第4の態様および第4の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第9の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
第10の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
第11の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第3の態様または第3の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
第12の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第4の態様または第4の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
本願におけるアップリンク制御情報送信方法、装置、およびデバイスに係る上記の技術的解決策に基づいて、ブラインド検出の前に、ユーザ機器は、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法、装置、およびデバイスは、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願の技術的解決策は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、および将来の5G通信システムなどの様々な通信システムに適用可能である。
本願では、端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を使用して1つ以上のコアネットワークと通信することができ、ユーザ機器は、アクセス端末、UE、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、移動デバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれ得ることをさらに理解されたい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティングデバイスもしくは別の処理デバイス、搭載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークの端末デバイスであってもよい。
本願では、ネットワーク側デバイスは、端末デバイスと通信するように構成され得る。ネットワーク側デバイスは、GSM(登録商標)またはCDMAのトランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)であってもよいし、WCDMA(登録商標)のノードB(nodeB、NB)であってもよいし、LTEの進化型ノードB(evolutional NodeB、eNB)であってもよい。あるいは、ネットワーク側デバイスは、中継ノード、アクセスポイント、搭載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークの基地局デバイスなどであってもよい。これは本願では限定されない。しかしながら、説明を容易にするために、以下の実施形態では、説明用の例として基地局eNBおよびユーザ機器UEを使用する。
本願の理解を容易にするために、本願について説明する前に、ここで以下のいくつかの要素について最初に説明する。
PDCCHは、物理ダウンリンク制御チャネルであり、サブフレーム内の時間周波数リソースの制御領域部分に位置する。具体的には、PDCCHは、時間領域ではTTIにおいて最初のN個の直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルを占有し、これは、物理制御フォーマットインジケータチャネル(physical control format indicator channel、PCFICH)によって示され、なお、0<N≦3であるが、システム帯域幅が1.4Mである場合、Nは4であってもよく、PDCCHは、周波数領域ではシステム帯域幅内のすべての利用可能なサブキャリアを占有する。この点に関して、この利用可能なサブキャリアは、PCFICH、物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(physical hybrid automatic repeat request indicator channel、PHICH)、および基準信号によって占有されるサブキャリア以外のサブキャリアである。時間領域次元における1つのOFDMシンボルおよび周波数領域次元における1つのサブキャリアによって示されるリソースは、リソース要素(resource element、RE)と呼ばれ、4つのREは、1つのリソース要素グループ(resource element group、REG )を構成する。制御チャネル要素(control channel element、CCE)が、PDCCHに対してさらに定義されおり、1つのCCEは、9つのREGを常に含む。例えば、システム帯域幅が5Mである場合、周波数領域には合計25個の物理リソースブロック(physical resource block、PRB)が存在する。1つのPRBは、周波数領域では12個のサブキャリアを含み、時間領域では0.5msを占有する。PCFICH、PHICH、および基準信号のリソースマッピング方法は固定されている。UEは、PDCCHによって占有されるN個の量のOFDMシンボル(例えばN=2)を取得するために、固定リソースマッピング方法において最初にPCFICHを検出する。この場合、合計600個のRE、すなわち150個のREGが存在する。PCFICH、PHICH、および基準信号が合計57個のREGを占有する場合、PDCCHの利用可能なリソースは、93個のREG、すなわち約10個のCCEである。
4つのフォーマットのPDCCHが存在し、異なるフォーマットのPDCCHは、異なる量のリソースを占有する、言い換えれば、異なるアグリゲーションレベル(aggregation level、AL)を有する。PDCCHで搬送されるコンテンツはDCIと呼ばれ、DCIのサイズは固定され、異なるフォーマットのPDCCHを使用することによって異なるビットレートが得られる。例えば、フォーマット2のPDCCHを使用することによって得られるビットレートは、フォーマット3のPDCCHを使用することによって得られるビットレートの2倍である。占有されるCCEの量がより少ないことは、ビットレートがより高いことおよびUEのより良好なチャネル状態が要求されることを示す。このようにしてしか、UEによって高いビットレートを有するPDCCHを正しく復号する確率を向上させることはできない。具体的には、UEのチャネル状態が比較的悪い場合、低ビットレート送信しか選択することができず、例えば、比較的大量のCCEを占有するPDCCHのフォーマットが選択される。さらに、UEは、3/4よりも大きいビットレートを有するPDCCHのブラインド検出を行う必要はない。UEの異なるチャネル状態に基づいて、UEに対して異なる送信モードを設定するために、より高い層が選択されてもよく、異なる送信モードは、異なるサイズのDCIに対応する。より高い層によって設定された現在の送信モードに加えて、各UEは、デフォルトでロールバックモードをさらに使用することができ、ロールバックモードに対応するDCIのサイズは、現在のモードに対応するDCIのサイズとは異なる。
TTIにおいて、利用可能な制御領域リソースに関して、複数のCCEが、異なるフォーマットの利用可能なPDCCH制御チャネルを構成するために、ツリー構造に基づいてアグリゲートされる。CCEアグリゲーションレベルAL=1の場合、各CCEは、フォーマット0の1つのPDCCHを構成する。CCEアグリゲーションレベルAL=2の場合、2つの連続するCCEが、フォーマット1の1つのPDCCHを構成する。CCEアグリゲーションレベルAL=4の場合、4つの連続するCCEが、フォーマット2の1つのPDCCHを構成する。CCEアグリゲーションレベルAL=8の場合、8つの連続するCCEが、フォーマット3の1つのPDCCHにアグリゲートされる。具体的には、以下の表1に、PDCCHフォーマットとCCEアグリゲーションレベルと占有されるCCEの量との関係を示す。
すべてのCCEは、共通探索空間およびUE固有探索空間という2つのタイプの探索空間に分類され得る。共通探索空間は、0〜15の番号のCCE、すなわち最初の16個のCCEを含む。共通探索空間のPDCCHは、主に、共通DCIを搬送するために使用され、すべてのUEは、システム情報などの共通スケジューリング情報を取得するために共通探索空間においてDCIを検出する必要がある。共通探索空間には、フォーマット2およびフォーマット3という2つのPDCCHのフォーマットのみが存在する。UE固有探索空間には、上記の4つのPDCCHのフォーマットが存在し、PDCCHは、UE固有のDCIを搬送するために使用される。各PDCCHフォーマット、すなわち各アグリゲーションレベルは、1つのUE固有探索空間に対応する。異なるUE固有探索空間は重なり合う可能性がある。表2に示すように、探索空間のサイズ、すなわち候補PDCCHチャネルの数は、アグリゲーションレベルのみに関連する。
例えば、UE固有探索空間において、AL=2に対応する探索空間には6つの候補PDCCHチャネルが存在し、6つの連続する候補PDCCHチャネルが、AL=2で1つの探索空間を構成する。
各UEは、より高い層によって設定される送信モードを有するため、UE固有探索空間において、UEは、より高い層によって設定される現在のモードにおけるDCIのサイズおよびロールバックモードにおけるDCIのサイズの2つのタイプのDCIのサイズを別々に検出する必要がある。UE固有探索空間に加えて、さらにUEは、共通探索空間を検出する必要があり、共通探索空間も、2つのタイプのDCIのサイズに対応する。送信モードと、検出する必要があるDCIのフォーマットとの対応関係を表3に示すことができる。
ユーザ機器によってPDCCHのブラインド検出を行う(言い換えれば、DCIを検出する)回数を低減して、ブラインド検出によって発生する比較的高い電力消費を低減するために、本願は、以下の技術的解決策、すなわち、ブラインド検出の前に、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定する技術的解決策ならびに検出期間および/または検出時点を示すために使用される時間パラメータ指示情報をユーザ機器に送信する技術的解決策を提供する。以下では、添付図面を参照して、これらの技術的解決策について詳細に説明する。いくつかのタイプの技術的解決策は、単独で使用されてもよいし、組み合わせて使用されてもよいことを理解されたい。
図1は、本願に係るダウンリンク制御情報送信方法100の概略フローチャートである。図1に示すように、方法100は、以下のステップを含む。
S110.基地局は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するが、その場合、検出期間は、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIは、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する。
S120.基地局は、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信する。
異なるシナリオおよびサービス要求をサポートするために、通信システムは、非常に短い時間長のTTIを設定してもよい。例えば、TTIの時間長は、125μs、250μs、500μs、750μs、または1msであってもよい。あるいは、通信システムは、異なる時間長の複数のTTIを設定してもよい。TTIの時間長が連続的に減少するにつれて、PDCCのブラインド検出によって発生するオーバヘッドおよび電力消費は増加する。特に、送信されるべきサービスがUEにないとき、PDCCHの検出によって発生するオーバヘッドおよび電力消費は無意味であり、このようなオーバヘッドまたは電力消費は、ユーザ体験の満足度を著しく低下させる原因となる。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、基地局は、UEの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、UEによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、基地局は、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、基地局は、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
例えば、マシンツーマシン(machine to machine、M2M)通信端末は、マシンタイプの通信を実施する端末であり、M2Mタイプの通信は、単一のサービスに関連し、通信遅延に敏感ではないが、 M2M端末のコストおよび電力消費の低減に焦点を合わせている。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することは、M2M端末にとって不可欠である。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
本願では、検出期間および検出時点は、予め設定された方法で決定されてもよい。あるいは、検出期間および検出時点は、システム情報を使用して示されてもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S130.基地局は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、基地局は、整数K(K≧1)を無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングに追加し、次に、第1の指示情報として無線リソース制御シグナリングをUEに送信してもよい。UEは、検出期間Pを決定するために、Kと、UEの現在アクティブな最小TTIの時間長とを掛け合わせてもよい、すなわち、P=K×Tminであり、ただし、Tminは、現在アクティブな最小TTIの時間長である。あるいは、基地局は、時間パラメータPをRRCシグナリングに直接追加してもよく、時間パラメータPは、検出期間を示すために使用され、Pの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を使用して検出期間をユーザ機器に通知することにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。例えば、時間パラメータ指示情報およびDCIは同じ時点で送信されてもよいし、時間パラメータ指示情報はDCIの前に送信されてもよい。
検出期間を決定した後、UEは、UEの予め設定された情報に基づいて検出時点を決定してもよいし、基地局によって送信される指示情報に基づいて検出時点を決定してもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S140.基地局は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、基地局は、整数O(O≧0)をRRCシグナリングに追加し、次に、第2の指示情報としてRRCシグナリングをUEに送信してもよい。Oは、検出期間の開始時点に対する検出時点のオフセットを表してもよい。UEは、整数Oに基づいて、ある期間内の、相対インデックス番号がOであるTTIの開始時点を検出時点として決定する。例えば、検出期間は、相対インデックス番号がそれぞれ0、1、2、3、および4である5つのTTIを含む。O=1の場合、第2の指示情報は、相対インデックス番号が1であるTTIの開始時点が検出時点であることをUEに示すために使用される。あるいは、基地局は、時間パラメータOをRRCシグナリングに直接追加してもよく、時間パラメータOは、検出期間の開始時点に対する、検出期間内の検出時点のオフセットを示すために使用され、Oの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を使用して検出時点をユーザ機器に通知することにより、実際のケースに基づいて、例えば、ユーザ機器に対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S150.基地局は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIをUEに送信し、UEは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S160.基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とをUEに最初に送信する。UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
以上、図1を参照して、基地局の観点からダウンリンク制御情報送信方法について詳細に説明した。以下では、図2を参照して、ユーザ機器の観点からこの解決策について詳細に説明する。
図2に示すように、本願に係るダウンリンク制御情報送信方法200は、以下のステップを含む。
S210.端末デバイスは、ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するが、その場合、検出期間は、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIは、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する。
S220.端末デバイスは、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出する。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、UEは、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、UEは、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、UEは、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
例えば、M2M端末は、マシンタイプの通信を実施する端末であり、M2Mタイプの通信は、単一のサービスに関連し、通信遅延に敏感ではないが、 M2M端末のコストおよび電力消費の低減に焦点を合わせている。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することは、M2M端末にとって不可欠である。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
本願では、検出期間および検出時点は、予め設定された方法で決定されてもよい。あるいは、検出期間および検出時点は、システム情報を使用して示されてもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S230.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む。
端末デバイスによって検出期間を決定するステップは、以下のステップを含む。
S211.端末デバイスは、第1の指示情報に基づいて検出期間を決定する。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、UEは、RRCシグナリングを使用して基地局によって送信される第1の指示情報を受信することができ、第1の指示情報は、整数K(K≧1)を含む。UEは、検出期間Pを決定するために、Kと、UEの現在アクティブな最小TTIの時間長とを掛け合わせてもよい、すなわち、P=K×Tminであり、ただし、Tminは、現在アクティブな最小TTIの時間長である。あるいは、UEは、時間パラメータPを含むRRCシグナリングを直接受信してもよく、時間パラメータPは、検出期間を示すために使用され、Pの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出期間を決定することにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
検出期間を決定した後、UEは、UEの予め設定された情報に基づいて検出時点を決定してもよいし、基地局によって送信される指示情報に基づいて検出時点を決定してもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S240.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む。
端末デバイスによって少なくとも1つの検出時点を決定するステップは、以下のステップを含む。
S212.端末デバイスは、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定する。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、UEは、RRCシグナリングを使用して基地局によって送信される第2の指示情報を受信することができ、第2の指示情報は、整数O(O≧0)を含む。Oは、検出期間の開始時点に対する検出時点のオフセットを表してもよい。UEは、整数Oに基づいて、ある期間内の、相対インデックス番号がOであるTTIの開始時点を検出時点として決定する。例えば、検出期間は、相対インデックス番号がそれぞれ0、1、2、3、および4である5つのTTIを含む。O=1の場合、第2の指示情報は、相対インデックス番号が1であるTTIの開始時点が検出時点であることをUEに示すために使用される。あるいは、基地局は、時間パラメータOを含むRRCシグナリングを直接受信してもよく、時間パラメータOは、検出期間の開始時点に対する、検出期間内の検出時点のオフセットを示すために使用され、Oの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出時点を決定することにより、実際のケースに基づいて、例えば、ユーザ機器に対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S250.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を第1のキャリアを使用して受信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、UEは、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、UEは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S260.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を第2のキャリアを使用して受信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。UEは、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、ユーザ機器は、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図3を参照して、以下では、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法について基地局の観点から詳細に説明する。
図3に示すように、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法300は、以下のステップを含む。
S310.基地局は、時間パラメータ指示情報を生成するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報は、検出時点を示すために使用され、検出期間は、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIは、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点は、検出時点と一致する。
S320.基地局は、時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、これにより、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間内の検出時点でDCIを検出する。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、基地局は、UEの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、UEによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、基地局は、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、基地局は、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、UEがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用してUEの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、基地局によって送信される時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。
例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法100における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S330.基地局は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIをUEに送信し、UEは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S340.基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とをUEに最初に送信する。UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報を使用して示し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図4を参照して、以下では、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法についてユーザ機器の観点から詳細に説明する。
図4に示すように、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法400は、以下のステップを含む。
S410.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報は、検出時点を示すために使用され、検出期間は、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIは、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点は、検出時点と一致する。
S420.端末デバイスは、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定する。
S430.端末デバイスは、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを検出期間内の検出時点で検出する。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、UEは、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、UEは、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、UEは、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、UEがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用してUEの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、基地局によって送信される時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法200における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S440.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を第1のキャリアを使用して受信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、UEは、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、UEは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S450.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を第2のキャリアを使用して受信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。UEは、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、ユーザ機器は、DCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報に基づいて決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図5は、本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置500の概略ブロック図である。図5に示すように、装置500は、
端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するように構成される決定モジュール510であって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、決定モジュール510と、
決定モジュール510によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信するように構成される送信モジュール520と
を含む。
ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、UEの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、UEによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、本装置は、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、本装置は、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール520は、
時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、
ようにさらに構成される。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を使用して検出期間をユーザ機器に通知するので、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて、検出期間は柔軟に決定され得る。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール520は、
時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、
ようにさらに構成される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を使用して検出時点をユーザ機器に通知するので、実際のケースに基づいて、例えば、ユーザ機器に対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点は柔軟に決定され得る。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール520が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール520によって、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール520は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIをUEに送信し、UEは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、送信モジュール520が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール520によって、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール520は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とをUEに最初に送信する。UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係る装置500は、本願のダウンリンク制御情報送信方法100における基地局に対応してもよく、装置500のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図1の方法100の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図6は、本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置600の概略ブロック図である。図6に示すように、装置600は、
ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するように構成される決定モジュール610であって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、決定モジュール610と、
基地局によって装置600に送信されたDCIを、決定モジュール610によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出するように構成される検出モジュール620と
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置では、ブラインド検出の前に、決定モジュール610は、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、決定モジュール610は、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、決定モジュール610は、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、装置600は、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するように構成される受信モジュール630であって、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、受信モジュール630
をさらに含む。
決定モジュール610が検出期間を決定することは、
決定モジュール610によって第1の指示情報に基づいて検出期間を決定すること
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出期間を決定するので、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて、検出期間は柔軟に決定され得る。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、装置600は、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するように構成される受信モジュール630であって、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、受信モジュール630
をさらに含む。
決定モジュール610が少なくとも1つの検出時点を決定することは、
決定モジュール610によって第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定すること
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出時点を決定することにより、実際のケースに基づいて、例えば、ユーザ機器に対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点は柔軟に決定され得る。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、受信モジュール630が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信モジュール630によって第1のキャリアを使用して受信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、受信モジュール630は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、装置600は、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、検出モジュール620は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、受信モジュール630が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信モジュール630によって第2のキャリアを使用して受信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。受信モジュール630は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。検出モジュール620は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係る装置600は、本願のダウンリンク制御情報送信方法200における端末デバイスに対応してもよく、装置600のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図2の方法200の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図7は、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置700の概略ブロック図である。図7に示すように、装置700は、
時間パラメータ指示情報を生成するように構成される生成モジュール710であって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、生成モジュール710と、
生成モジュール710によって生成された時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信するように構成される送信モジュール720であって、これにより、端末デバイスが、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間内の検出時点でDCIを検出する、送信モジュール720と
を含む。
ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、UEの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、UEによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、本装置は、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、本装置は、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIをUEに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、UEがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用してUEの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。
例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法100における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール720が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール720によって、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール720は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIをUEに送信し、UEは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、送信モジュール720が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール720によって、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール720は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とをUEに送信する。UEは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係る装置700は、本願のダウンリンク制御情報送信方法300における基地局に対応してもよく、装置700のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図3の方法300の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報を使用して示し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図8は、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置800の概略ブロック図である。図8に示すように、装置800は、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するように構成される受信モジュール810であって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、受信モジュール810と、
受信モジュール810によって受信された時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定するように構成される決定モジュール820と、
基地局によって装置800に送信されたDCIを、決定モジュール820によって決定された検出期間および/または検出時点に基づいて検出するように構成される検出モジュール830と
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置では、ブラインド検出の前に、決定モジュール820は、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、検出モジュール830は、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、検出モジュール830は、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、検出モジュール830によってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、検出モジュール830がDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用してUEの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、基地局によって送信される時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、UEは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法200における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、受信モジュール810が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信モジュール810によって第1のキャリアを使用して受信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、受信モジュール810は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、装置800は、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、検出モジュール830は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、受信モジュール810が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信モジュール810によって第2のキャリアを使用して受信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。受信モジュール810は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。検出モジュール830は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係る装置800は、本願のダウンリンク制御情報送信方法400における端末デバイスに対応してもよく、装置800のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図4の方法400の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、DCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報に基づいて決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図9に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス900をさらに提供する。デバイス900は、プロセッサ910、メモリ920、バスシステム930、およびトランシーバ940を含む。プロセッサ910、メモリ920、およびトランシーバ940は、バスシステム930を使用して互いに接続される。メモリ920は、命令を格納するように構成される。プロセッサ910は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ940を制御するために、メモリ920に格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサ910は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定し、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ように構成される。トランシーバ940は、プロセッサ910によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信するように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減し、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
本願では、プロセッサ910は、中央処理装置(central processing unit、CPU)であってもよいし、あるいは、プロセッサ910は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ920は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ910に命令およびデータを提供してもよい。メモリ920の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ920は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム930は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム930として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ910のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ920に配置される。プロセッサ910は、メモリ920内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ようにさらに構成され、これにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ようにさらに構成され、これにより、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率は向上する。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係るダウンリンク制御情報送信デバイス900は、本願のダウンリンク制御情報送信方法100における基地局に対応してもよく、デバイス900のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図1の方法の対応する手順を実施することを目的としていることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図10に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス1000をさらに提供する。デバイス1000は、プロセッサ1010、メモリ1020、バスシステム1030、およびトランシーバ1040を含む。プロセッサ1010、メモリ1020、およびトランシーバ1040は、バスシステム1030を使用して互いに接続される。メモリ1020は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1010は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ1040を制御するために、メモリ1020に格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサ1010は、ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定し、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ように構成される。トランシーバ1040は、基地局によってデバイス1000に送信されたDCIを、プロセッサ1010によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出するように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減し、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
本願では、プロセッサ1010はCPUであってもよいし、あるいは、プロセッサ1010は別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1020は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ1010に命令およびデータを提供してもよい。メモリ1020の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ1020は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム1030は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム1030として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1010のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ1020に配置される。プロセッサ1010は、メモリ1020内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信し、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ようにさらに構成される。プロセッサ1010が検出期間を決定することは、プロセッサ1010によって第1の指示情報に基づいて検出期間を決定することを含み、これにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信し、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ようにさらに構成される。プロセッサ1010が少なくとも1つの検出時点を決定することは、プロセッサ1010によって第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定することを含み、これにより、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量のユーザ機器が存在する場合に、オフセットに基づいて、異なるユーザ機器に対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を第1のキャリアを使用して受信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を第2のキャリアを使用して受信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係るデバイス1000は、本願のダウンリンク制御情報送信方法200における端末デバイスに対応してもよく、デバイス1000のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図2の方法200の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図11に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス1100をさらに提供する。デバイス1100は、プロセッサ1110、メモリ1120、バスシステム1130、およびトランシーバ1140を含む。プロセッサ1110、メモリ1120、およびトランシーバ1140は、バスシステム1130を使用して互いに接続される。メモリ1120は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1110は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ1140を制御するために、メモリ1120に格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサ1110は、時間パラメータ指示情報を生成し、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ように構成される。トランシーバ1140は、プロセッサ1110によって生成された時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、これにより、端末デバイスが、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間内の検出時点でDCIを検出する、ように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、UEがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用してUEの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、プロセッサ1110はCPUであってもよいし、あるいは、プロセッサ1110は別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1120は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ1110に命令およびデータを提供してもよい。メモリ1120の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ1120は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム1130は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム1130として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1110のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ1120に配置される。プロセッサ1110は、メモリ1120内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1140は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1140は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係るデバイス1100は、本願のダウンリンク制御情報送信方法300における基地局に対応してもよく、デバイス1100のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図3の方法300の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、ユーザ機器によってDCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報を使用して示し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、ユーザ機器によってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、ユーザ機器に対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいてユーザ機器の検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図12に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス1200をさらに提供する。デバイス1200は、プロセッサ1210、メモリ1220、バスシステム1230、およびトランシーバ1240を含む。プロセッサ1210、メモリ1220、およびトランシーバ1240は、バスシステム1230を使用して互いに接続される。メモリ1220は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1210は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ1240を制御するために、メモリ1220に格納された命令を実行するように構成される。
トランシーバ1240は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信し、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ように構成される。プロセッサ1210は、トランシーバ1240によって受信された時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定するように構成される。プロセッサ1210は、基地局によってデバイス1200に送信されたDCIを検出期間および/または検出時点に基づいて検出するように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、UEによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、UEの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、DCIの即時の検出を必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、プロセッサ1210はCPUであってもよいし、あるいは、プロセッサ1210は別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1220は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ1210に命令およびデータを提供してもよい。メモリ1220の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ1220は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム1230は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム1230として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1210のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ1220に配置される。プロセッサ1210は、メモリ1220内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1240は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1240は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、UEの電力消費が低減される。
本願に係るデバイス1200は、本願のダウンリンク制御情報送信方法400における端末デバイスに対応してもよく、デバイス1200のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図4の方法400の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、DCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報に基づいて決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、ユーザ機器の電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本明細書中の用語「および/または」は、互いに関連付けられる対象を説明するための関連関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在するケース、AおよびBの両方が存在するケース、Bのみが存在するケースを表すことができる。さらに、本明細書中の記号「/」は、一般に、互いに関連付けられる対象間の「または」関係を示す。
本願において、「Aに対応するB」は、BがAに関連し、BがAに基づいて決定され得ることを示すことを理解されたい。しかしながら、Aに基づいてBを決定することは、BがAのみに基づいて決定されることを意味せず、Bは、Aおよび/または他の情報に基づいて決定されることもあることをさらに理解されたい。
当業者であれば、本明細書に開示されている実施形態を参照して説明した例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実施され得ることに気づくことができる。ハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に説明するために、各例の構成およびステップは、上記の説明では機能に基づいて一般的に説明されている。機能がハードウェアとソフトウェアのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約条件に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、説明されている機能を実施するために異なる方法を使用することができるが、その実施態様は本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
簡便かつ簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することとし、ここでは詳細は再度説明されないことが、当業者によって明確に理解され得る。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法が、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、説明した装置の実施形態は単なる例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実施時には他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが、別のシステムとして組み合わされるか、もしくは統合されてもよいし、一部の特徴が、無視されるか、もしくは実行されなくてもよい。さらに、提示したまたは述べた相互結合または直接的な結合もしくは通信接続は、いくつかのインタフェースを使用して実施されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実施されてもよい。
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、ユニットとして提示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、具体的には、1つの位置に配置されてもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、本願の解決策の目的を達成するために実際の必要に基づいて選択されてもよい。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、これらのユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよいし、2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施されてもよい。
統合ユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。こうした理解に基づいて、本質的に本願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部または一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)が本願の実施形態で説明した方法のステップの全部または一部を実行することを可能にするいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、プログラムコードを格納することができる任意の媒体(USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど)を含む。
本出願書類を簡単かつ明確にするために、上記の実施形態のうちの1つにおける技術的特徴および説明は、他の実施形態にも適用可能であると考えることができ、他の実施形態では詳細は説明されていない。
上記の説明は、本願の特定の実施態様に過ぎず、本願の保護範囲を限定するものではない。本願で開示された技術範囲内で当業者により容易に想到される均等な修正例または置換例は、本願の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
500 ダウンリンク制御情報送信装置
510 決定モジュール
520 送信モジュール
600 ダウンリンク制御情報送信装置
610 決定モジュール
620 検出モジュール
630 受信モジュール
700 ダウンリンク制御情報送信装置
710 生成モジュール
720 送信モジュール
800 ダウンリンク制御情報送信装置
810 受信モジュール
820 決定モジュール
830 検出モジュール
900 ダウンリンク制御情報送信デバイス
910 プロセッサ
920 メモリ
930 バスシステム
940 トランシーバ
1000 ダウンリンク制御情報送信デバイス
1010 プロセッサ
1020 メモリ
1030 バスシステム
1040 トランシーバ
1100 ダウンリンク制御情報送信デバイス
1110 プロセッサ
1120 メモリ
1130 バスシステム
1140 トランシーバ
1200 ダウンリンク制御情報送信デバイス
1210 プロセッサ
1220 メモリ
1230 バスシステム
1240 トランシーバ
本願は、2016年5月13日に中国特許庁に提出された「ダウンリンク制御情報送信方法および装置」と題する中国特許出願第201610321880.1号に対する優先権を主張するものであり、また、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本願は、通信分野に関し、特に、通信分野におけるダウンリンク制御情報送信方法および装置に関する。
ワイヤレス通信システムでは、例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システムでは、端末デバイスは、送信時間間隔(transmission time interval、TTI)に物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel、PDCCH)で搬送されるダウンリンク制御情報(downlink control information、DCI)を取得するために、各TTIにおいてPDCCHを検出する。
TTIに関して、検出前に、端末デバイスは、TTIにおけるDCIのサイズも、PDCCHのフォーマットまたは特定の位置も知ることができない。これらの情報は、端末デバイスがすべての可能なケースを検出しようとした後にのみ、言い換えれば、端末デバイスがブラインド検出を行った後にのみ確定され得る。従来技術では、端末デバイスは、各TTIにおいてPDCCHのブラインド検出を行う。この検出方法では、端末デバイスは、PDCCHのブラインド検出を頻繁に行い、これにより、端末デバイスの膨大な電力消費が発生する。
そこで、本願は、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う頻度を効果的に低減して、端末デバイスの電力消費を低減するダウンリンク制御情報送信方法、装置、およびデバイスを提供する。
第1の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、基地局により、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するステップであって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ステップと、基地局により、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信するステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、本方法は、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ステップをさらに含み、これにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、本方法は、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ステップをさらに含み、これにより、実際のケースに基づいて、例えば、端末デバイスに対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
第2の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、端末デバイスにより、ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するステップであって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ステップと、端末デバイスにより、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを、検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出するステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、本方法は、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ステップをさらに含み、端末デバイスにより、検出期間を決定するステップは、端末デバイスにより、第1の指示情報に基づいて検出期間を決定するステップを含む。本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出期間を決定することにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、本方法は、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ステップをさらに含み、端末デバイスにより、少なくとも1つの検出時点を決定するステップは、端末デバイスにより、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定するステップを含む。本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出時点を決定することにより、実際のケースに基づいて、例えば、端末デバイスに対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を、第1のキャリアを使用して受信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を、第2のキャリアを使用して受信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
第3の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ステップと、基地局により、検出期間内の検出時点でDCIを端末デバイスに送信するステップであって、これにより、端末デバイスが、時間パラメータ指示情報に基づいてDCIを検出する、ステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局により、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、基地局により、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
第4の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信方法が提供される。本方法は、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップであって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ステップと、端末デバイスにより、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定するステップと、端末デバイスにより、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを、検出期間内の検出時点で検出するステップとを含む。本願では、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を、第1のキャリアを使用して受信するステップであって、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するステップは、端末デバイスにより、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を、第2のキャリアを使用して受信するステップであって、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ステップを含み、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
第5の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第1の態様および第1の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第6の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第2の態様および第2の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第7の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第3の態様および第3の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第8の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信装置が提供される。本装置は、第4の態様および第4の態様の実施態様のステップを実行するように構成されるユニットを含む。
第9の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第1の態様または第1の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
第10の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第2の態様または第2の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
第11の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第3の態様または第3の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
第12の態様によれば、ダウンリンク制御情報送信デバイスが提供される。本デバイスは、プロセッサ、メモリ、バスシステム、およびトランシーバを含む。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバは、バスシステムを使用して互いに接続される。メモリは、命令を格納するように構成される。プロセッサは、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバを制御するために、メモリに格納された命令を実行するように構成される。さらに、プロセッサがメモリに格納された命令を実行するとき、この実行により、プロセッサは、第4の態様または第4の態様の任意の可能な実施態様の方法を実行することができる。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法、装置、およびデバイスに係る上記の技術的解決策に基づいて、ブラインド検出の前に、端末デバイスは、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法、装置、およびデバイスは、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法の概略フローチャートである。
本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置の概略ブロック図である。
本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願のさらに別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信デバイスの概略ブロック図である。
本願の技術的解決策は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(global system for mobile communication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)、および将来の5G通信システムなどの様々な通信システムに適用可能であることをさらに理解されたい。
本願では、端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を使用して1つ以上のコアネットワークと通信することができ、端末デバイスは、アクセス端末、端末デバイス、加入者ユニット、加入者局、移動局、移動コンソール、遠隔局、遠隔端末、移動デバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれ得ることをさらに理解されたい。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、ワイヤレスモデムに接続されたコンピューティングデバイスもしくは別の処理デバイス、搭載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークの端末デバイスであってもよい。
本願では、ネットワーク側デバイスは、端末デバイスと通信するように構成され得る。ネットワーク側デバイスは、GSM(登録商標)またはCDMAのトランシーバ基地局(base transceiver station、BTS)であってもよいし、WCDMA(登録商標)のノードB(nodeB、NB)であってもよいし、LTEの進化型ノードB(evolutional NodeB、eNB)であってもよい。あるいは、ネットワーク側デバイスは、中継ノード、アクセスポイント、搭載デバイス、ウェアラブルデバイス、または将来の5Gネットワークの基地局デバイスなどであってもよい。これは本願では限定されない。しかしながら、説明を容易にするために、以下の実施形態では、説明用の例として基地局eNBおよび端末デバイスを使用する。
本願の理解を容易にするために、本願について説明する前に、ここで以下のいくつかの要素について最初に説明する。
PDCCHは、物理ダウンリンク制御チャネルであり、サブフレーム内の時間周波数リソースの制御領域部分に位置する。具体的には、PDCCHは、時間領域ではTTIにおいて最初のN個の直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing、OFDM)シンボルを占有し、これは、物理制御フォーマットインジケータチャネル(physical control format indicator channel、PCFICH)によって示され、なお、0<N≦3であるが、システム帯域幅が1.4Mである場合、Nは4であってもよく、PDCCHは、周波数領域ではシステム帯域幅内のすべての利用可能なサブキャリアを占有する。この点に関して、この利用可能なサブキャリアは、PCFICH、物理ハイブリッド自動再送要求インジケータチャネル(physical hybrid automatic repeat request indicator channel、PHICH)、および基準信号によって占有されるサブキャリア以外のサブキャリアである。時間領域次元における1つのOFDMシンボルおよび周波数領域次元における1つのサブキャリアによって示されるリソースは、リソース要素(resource element、RE)と呼ばれ、4つのREは、1つのリソース要素グループ(resource element group、REG )を構成する。制御チャネル要素(control channel element、CCE)が、PDCCHに対してさらに定義されおり、1つのCCEは、9つのREGを常に含む。例えば、システム帯域幅が5Mである場合、周波数領域には合計25個の物理リソースブロック(physical resource block、PRB)が存在する。1つのPRBは、周波数領域では12個のサブキャリアを含み、時間領域では0.5msを占有する。PCFICH、PHICH、および基準信号のリソースマッピング方法は固定されている。端末デバイスは、PDCCHによって占有されるN個の量のOFDMシンボル(例えばN=2)を取得するために、固定リソースマッピング方法において最初にPCFICHを検出する。この場合、合計600個のRE、すなわち150個のREGが存在する。PCFICH、PHICH、および基準信号が合計57個のREGを占有する場合、PDCCHの利用可能なリソースは、93個のREG、すなわち約10個のCCEである。
4つのフォーマットのPDCCHが存在し、異なるフォーマットのPDCCHは、異なる量のリソースを占有する、言い換えれば、異なるアグリゲーションレベル(aggregation level、AL)を有する。PDCCHで搬送されるコンテンツはDCIと呼ばれ、DCIのサイズは固定され、異なるフォーマットのPDCCHを使用することによって異なるビットレートが得られる。例えば、フォーマット2のPDCCHを使用することによって得られるビットレートは、フォーマット3のPDCCHを使用することによって得られるビットレートの2倍である。占有されるCCEの量がより少ないことは、ビットレートがより高いことおよび端末デバイスのより良好なチャネル状態が要求されることを示す。このようにしてしか、端末デバイスによって高いビットレートを有するPDCCHを正しく復号する確率を向上させることはできない。具体的には、端末デバイスのチャネル状態が比較的悪い場合、低ビットレート送信しか選択することができず、例えば、比較的大量のCCEを占有するPDCCHのフォーマットが選択される。さらに、端末デバイスは、3/4よりも大きいビットレートを有するPDCCHのブラインド検出を行う必要はない。端末デバイスの異なるチャネル状態に基づいて、端末デバイスに対して異なる送信モードを設定するために、より高い層が選択されてもよく、異なる送信モードは、異なるサイズのDCIに対応する。より高い層によって設定された現在の送信モードに加えて、各端末デバイスは、デフォルトでロールバックモードをさらに使用することができ、ロールバックモードに対応するDCIのサイズは、現在のモードに対応するDCIのサイズとは異なる。
TTIにおいて、利用可能な制御領域リソースに関して、複数のCCEが、異なるフォーマットの利用可能な候補PDCCHを構成するために、ツリー構造に基づいてアグリゲートされる。CCEアグリゲーションレベルAL=1の場合、各CCEは、フォーマット0の1つのPDCCHを構成する。CCEアグリゲーションレベルAL=2の場合、2つの連続するCCEが、フォーマット1の1つのPDCCHを構成する。CCEアグリゲーションレベルAL=4の場合、4つの連続するCCEが、フォーマット2の1つのPDCCHを構成する。CCEアグリゲーションレベルAL=8の場合、8つの連続するCCEが、フォーマット3の1つのPDCCHにアグリゲートされる。具体的には、以下の表1に、PDCCHフォーマットとCCEアグリゲーションレベルと占有されるCCEの量との関係を示す。
すべてのCCEは、共通探索空間および端末デバイス固有探索空間という2つのタイプの探索空間に分類され得る。共通探索空間は、0〜15の番号のCCE、すなわち最初の16個のCCEを含む。共通探索空間のPDCCHは、主に、共通DCIを搬送するために使用され、すべての端末デバイスは、システム情報などの共通スケジューリング情報を取得するために共通探索空間においてDCIを検出する必要がある。共通探索空間には、フォーマット2およびフォーマット3という2つのPDCCHのフォーマットのみが存在する。端末デバイス固有探索空間には、上記の4つのPDCCHのフォーマットが存在し、PDCCHは、端末デバイス固有のDCIを搬送するために使用される。各PDCCHフォーマット、すなわち各アグリゲーションレベルは、1つの端末デバイス固有探索空間に対応する。異なる端末デバイス固有探索空間は重なり合う可能性がある。表2に示すように、探索空間のサイズ、すなわち候補PDCCHの数は、アグリゲーションレベルのみに関連する。
例えば、端末デバイス固有探索空間において、AL=2に対応する探索空間には6つの候補PDCCHが存在し、6つの連続する候補PDCCHが、AL=2で1つの探索空間を構成する。
各端末デバイスは、より高い層によって設定される送信モードを有するため、端末デバイス固有探索空間において、端末デバイスは、より高い層によって設定される現在のモードにおけるDCIのサイズおよびロールバックモードにおけるDCIのサイズの2つのタイプのDCIのサイズを別々に検出する必要がある。端末デバイス固有探索空間に加えて、さらに端末デバイスは、共通探索空間を検出する必要があり、共通探索空間も、2つのタイプのDCIのサイズに対応する。送信モードと、検出する必要があるDCIのフォーマットとの対応関係を表3に示すことができる。
端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う(言い換えれば、DCIを検出する)回数を低減して、ブラインド検出によって発生する比較的高い電力消費を低減するために、本願は、以下の技術的解決策、すなわち、ブラインド検出の前に、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定する技術的解決策ならびに検出期間および/または検出時点を示すために使用される時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信する技術的解決策を提供する。以下では、添付図面を参照して、これらの技術的解決策について詳細に説明する。いくつかのタイプの技術的解決策は、単独で使用されてもよいし、組み合わせて使用されてもよいことを理解されたい。
図1は、本願に係るダウンリンク制御情報送信方法100の概略フローチャートである。図1に示すように、方法100は、以下のステップを含む。
S110.基地局は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するが、その場合、検出期間は、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIは、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する。
S120.基地局は、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信する。
異なるシナリオおよびサービス要求をサポートするために、通信システムは、非常に短い時間長のTTIを設定してもよい。例えば、TTIの時間長は、125μs、250μs、500μs、750μs、または1msであってもよい。あるいは、通信システムは、異なる時間長の複数のTTIを設定してもよい。TTIの時間長が連続的に減少するにつれて、PDCCのブラインド検出によって発生するオーバヘッドおよび電力消費は増加する。特に、送信されるべきサービスが端末デバイスにないとき、PDCCHの検出によって発生するオーバヘッドおよび電力消費は無意味であり、このようなオーバヘッドまたは電力消費は、ユーザ体験の満足度を著しく低下させる原因となる。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、基地局は、端末デバイスの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、基地局は、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、基地局は、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
例えば、マシンツーマシン(machine to machine、M2M)端末は、マシンタイプの通信を実施する端末であり、M2Mタイプの通信は、単一のサービスに関連し、通信遅延に敏感ではないが、 M2M端末のコストおよび電力消費の低減に焦点を合わせている。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することは、M2M端末にとって不可欠である。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
本願では、検出期間および検出時点は、予め設定された方法で決定されてもよい。あるいは、検出期間および検出時点は、システム情報を使用して示されてもよい。したがって、任意選択的に、方法100は、以下のステップをさらに含む。
S130.基地局は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、基地局は、整数K(K≧1)を無線リソース制御(radio resource control、RRC)シグナリングに追加し、次に、第1の指示情報として無線リソース制御シグナリングを端末デバイスに送信してもよい。端末デバイスは、検出期間Pを決定するために、Kと、端末デバイスの現在アクティブな最小TTIの時間長とを掛け合わせてもよい、すなわち、P=K×Tminであり、ただし、Tminは、現在アクティブな最小TTIの時間長である。あるいは、基地局は、時間パラメータPをRRCシグナリングに直接追加してもよく、時間パラメータPは、検出期間を示すために使用され、Pの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を使用して検出期間を端末デバイスに通知することにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。例えば、時間パラメータ指示情報およびDCIは同じ時点で送信されてもよいし、時間パラメータ指示情報はDCIの前に送信されてもよい。
検出期間を決定した後、端末デバイスは、端末デバイスの予め設定された情報に基づいて検出時点を決定してもよいし、基地局によって送信される指示情報に基づいて検出時点を決定してもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S140.基地局は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、基地局は、整数O(O≧0)をRRCシグナリングに追加し、次に、第2の指示情報としてRRCシグナリングを端末デバイスに送信してもよい。Oは、検出期間の開始時点に対する検出時点のオフセットを表してもよい。端末デバイスは、整数Oに基づいて、ある期間内の、相対インデックス番号がOであるTTIの開始時点を検出時点として決定する。例えば、検出期間は、相対インデックス番号がそれぞれ0、1、2、3、および4である5つのTTIを含む。O=1の場合、第2の指示情報は、相対インデックス番号が1であるTTIの開始時点が検出時点であることを端末デバイスに示すために使用される。あるいは、基地局は、時間パラメータOをRRCシグナリングに直接追加してもよく、時間パラメータOは、検出期間の開始時点に対する、検出期間内の検出時点のオフセットを示すために使用され、Oの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を使用して検出時点を端末デバイスに通知することにより、実際のケースに基づいて、例えば、端末デバイスに対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S150.基地局は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、端末デバイスは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S160.基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とを端末デバイスに最初に送信する。端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
以上、図1を参照して、基地局の観点からダウンリンク制御情報送信方法について詳細に説明した。以下では、図2を参照して、端末デバイスの観点からこの解決策について詳細に説明する。
図2に示すように、本願に係るダウンリンク制御情報送信方法200は、以下のステップを含む。
S210.端末デバイスは、ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するが、その場合、検出期間は、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIは、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点は、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する。
S220.端末デバイスは、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出する。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、端末デバイスは、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、端末デバイスは、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、端末デバイスは、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
例えば、M2M端末は、マシンタイプの通信を実施する端末であり、M2Mタイプの通信は、単一のサービスに関連し、通信遅延に敏感ではないが、 M2M端末のコストおよび電力消費の低減に焦点を合わせている。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することは、M2M端末にとって不可欠である。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
本願では、検出期間および検出時点は、予め設定された方法で決定されてもよい。あるいは、検出期間および検出時点は、システム情報を使用して示されてもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S230.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む。
端末デバイスによって検出期間を決定するステップは、以下のステップを含む。
S211.端末デバイスは、第1の指示情報に基づいて検出期間を決定する。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、端末デバイスは、RRCシグナリングを使用して基地局によって送信される第1の指示情報を受信することができ、第1の指示情報は、整数K(K≧1)を含む。端末デバイスは、検出期間Pを決定するために、Kと、端末デバイスの現在アクティブな最小TTIの時間長とを掛け合わせてもよい、すなわち、P=K×Tminであり、ただし、Tminは、現在アクティブな最小TTIの時間長である。あるいは、端末デバイスは、時間パラメータPを含むRRCシグナリングを直接受信してもよく、時間パラメータPは、検出期間を示すために使用され、Pの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出期間を決定することにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
検出期間を決定した後、端末デバイスは、端末デバイスの予め設定された情報に基づいて検出時点を決定してもよいし、基地局によって送信される指示情報に基づいて検出時点を決定してもよい。したがって、任意選択的に、方法200は、以下のステップをさらに含む。
S240.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む。
端末デバイスによって少なくとも1つの検出時点を決定するステップは、以下のステップを含む。
S212.端末デバイスは、第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定する。
時間パラメータ指示情報は、既存のシステム情報を拡張することによって得られる指示情報であってもよいし、再定義された指示情報であってもよいことを理解されたい。
例えば、端末デバイスは、RRCシグナリングを使用して基地局によって送信される第2の指示情報を受信することができ、第2の指示情報は、整数O(O≧0)を含む。Oは、検出期間の開始時点に対する検出時点のオフセットを表してもよい。端末デバイスは、整数Oに基づいて、ある期間内の、相対インデックス番号がOであるTTIの開始時点を検出時点として決定する。例えば、検出期間は、相対インデックス番号がそれぞれ0、1、2、3、および4である5つのTTIを含む。O=1の場合、第2の指示情報は、相対インデックス番号が1であるTTIの開始時点が検出時点であることを端末デバイスに示すために使用される。あるいは、端末デバイスは、時間パラメータOを含むRRCシグナリングを直接受信してもよく、時間パラメータOは、検出期間の開始時点に対する、検出期間内の検出時点のオフセットを示すために使用され、Oの単位は、マイクロ秒またはミリ秒であってもよい。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出時点を決定することにより、実際のケースに基づいて、例えば、端末デバイスに対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S250.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を第1のキャリアを使用して受信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、端末デバイスは、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、端末デバイスは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S260.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を第2のキャリアを使用して受信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。端末デバイスは、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、端末デバイスは、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図3を参照して、以下では、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法について基地局の観点から詳細に説明する。
図3に示すように、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法300は、以下のステップを含む。
S310.基地局は、時間パラメータ指示情報を生成するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報は、検出時点を示すために使用され、検出期間は、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIは、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点は、検出時点と一致する。
S320.基地局は、時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、これにより、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間内の検出時点でDCIを検出する。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、基地局は、端末デバイスの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、基地局は、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、基地局は、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、端末デバイスがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して端末デバイスの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、基地局によって送信される時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。
例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法100における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S330.基地局は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、端末デバイスは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信するステップは、以下のステップを含む。
S340.基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、基地局は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とを端末デバイスに最初に送信する。端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報を使用して示し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図4を参照して、以下では、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法について端末デバイスの観点から詳細に説明する。
図4に示すように、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信方法400は、以下のステップを含む。
S410.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するが、その場合、時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報は、検出時点を示すために使用され、検出期間は、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIは、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点は、検出時点と一致する。
S420.端末デバイスは、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定する。
S430.端末デバイスは、基地局によって端末デバイスに送信されたDCIを検出期間内の検出時点で検出する。
本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、端末デバイスは、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、端末デバイスは、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、端末デバイスは、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、端末デバイスがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して端末デバイスの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、基地局によって送信される時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法200における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S440.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を第1のキャリアを使用して受信するが、その場合、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、端末デバイスは、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、端末デバイスは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を端末デバイスによって受信するステップは、以下のステップを含む。
S450.端末デバイスは、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を第2のキャリアを使用して受信するが、その場合、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。端末デバイスは、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法では、ブラインド検出の前に、端末デバイスは、DCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報に基づいて決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信方法は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図5は、本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置500の概略ブロック図である。図5に示すように、装置500は、
端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するように構成される決定モジュール510であって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、決定モジュール510と、
決定モジュール510によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信するように構成される送信モジュール520と
を含む。
ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、本装置は、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、本装置は、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール520は、
時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、
ようにさらに構成される。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を使用して検出期間を端末デバイスに通知するので、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて、検出期間は柔軟に決定され得る。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール520は、
時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、
ようにさらに構成される。
したがって、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を使用して検出時点を端末デバイスに通知するので、実際のケースに基づいて、例えば、端末デバイスに対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点は柔軟に決定され得る。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール520が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール520によって、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール520は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、端末デバイスは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、送信モジュール520が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール520によって、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール520は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とを端末デバイスに最初に送信する。端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係る装置500は、本願のダウンリンク制御情報送信方法100における基地局に対応してもよく、装置500のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図1の方法100の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図6は、本願の一実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置600の概略ブロック図である。図6に示すように、装置600は、
ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定するように構成される決定モジュール610であって、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、決定モジュール610と、
基地局によって装置600に送信されたDCIを、決定モジュール610によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出するように構成される検出モジュール620と
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置では、ブラインド検出の前に、決定モジュール610は、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、決定モジュール610は、比較的長い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、決定モジュール610は、比較的短い検出期間(例えば、DCIを搬送する1つのTTIおよびDCIを搬送しない1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することを決定することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、装置600は、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するように構成される受信モジュール630であって、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、受信モジュール630
をさらに含む。
決定モジュール610が検出期間を決定することは、
決定モジュール610によって第1の指示情報に基づいて検出期間を決定すること
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出期間を決定するので、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて、検出期間は柔軟に決定され得る。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、装置600は、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するように構成される受信モジュール630であって、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、受信モジュール630
をさらに含む。
決定モジュール610が少なくとも1つの検出時点を決定することは、
決定モジュール610によって第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定すること
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、時間パラメータ指示情報を受信することによって検出時点を決定することにより、実際のケースに基づいて、例えば、端末デバイスに対して複数の時間長のTTIが設定されるとき、検出時点は柔軟に決定され得る。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、受信モジュール630が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信モジュール630によって第1のキャリアを使用して受信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、受信モジュール630は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、装置600は、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、検出モジュール620は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、受信モジュール630が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信モジュール630によって第2のキャリアを使用して受信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。受信モジュール630は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。検出モジュール620は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係る装置600は、本願のダウンリンク制御情報送信方法200における端末デバイスに対応してもよく、装置600のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図2の方法200の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図7は、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置700の概略ブロック図である。図7に示すように、装置700は、
時間パラメータ指示情報を生成するように構成される生成モジュール710であって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、生成モジュール710と、
生成モジュール710によって生成された時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信するように構成される送信モジュール720であって、これにより、端末デバイスが、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間内の検出時点でDCIを検出する、送信モジュール720と
を含む。
ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスの送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、本装置は、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、本装置は、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを端末デバイスに送信することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、端末デバイスがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して端末デバイスの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。
例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法100における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、送信モジュール720が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール720によって、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール720は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、端末デバイスは、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、送信モジュール720が時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信することは、
送信モジュール720によって、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、送信すること
を含む。
本願では、送信モジュール720は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報と、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示す第3の指示情報とを端末デバイスに送信する。端末デバイスは、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係る装置700は、本願のダウンリンク制御情報送信方法300における基地局に対応してもよく、装置700のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図3の方法300の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報を使用して示し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図8は、本願の別の実施形態に係るダウンリンク制御情報送信装置800の概略ブロック図である。図8に示すように、装置800は、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信するように構成される受信モジュール810であって、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、装置800によってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、装置800の検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、受信モジュール810と、
受信モジュール810によって受信された時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定するように構成される決定モジュール820と、
基地局によって装置800に送信されたDCIを、決定モジュール820によって決定された検出期間および/または検出時点に基づいて検出するように構成される検出モジュール830と
を含む。
本願におけるダウンリンク制御情報送信装置では、ブラインド検出の前に、決定モジュール820は、送信されるべきサービスの遅延要求に基づいて、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的低い場合、検出モジュール830は、比較的長い検出期間(例えば、3つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。送信されるべきサービスの遅延要求が比較的高い場合、検出モジュール830は、比較的短い検出期間(例えば、1つのTTIを含む検出期間)においてDCIを検出することができる。1つの検出期間は、1つ以上の検出時点を含むことができ、各検出時点は、DCIを搬送するTTIと一対一に対応し、検出時点は、DCIを搬送するTTIの開始時点と一致する。したがって、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、検出モジュール830によってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、検出モジュール830がDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して端末デバイスの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、基地局によって送信される時間パラメータ指示情報は、第1の指示情報または第2の指示情報のいずれかを含んでもよいし、第1の指示情報および第2の指示情報の両方を含んでもよい。第1の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出時点でDCIを検出することができる。第2の指示情報を含む時間パラメータ指示情報を受信した後、端末デバイスは、予め設定された検出期間においてDCIを検出することができる。例えば、第1の指示情報および第2の指示情報は、方法200における第1の指示情報および第2の指示情報であってもよい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明しない。上記の実施形態は、説明のための一例として使用されているに過ぎず、本願は、これに限定されない。
任意選択的に、受信モジュール810が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信モジュール810によって第1のキャリアを使用して受信することであって、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、受信モジュール810は、同じキャリア(すなわち、第1のキャリア)を使用して時間パラメータ指示情報およびDCIを受信し、装置800は、リンクを確立するときにデフォルトで各TTIのPDCCHを検出する。時間パラメータ指示情報を取得した後、検出モジュール830は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点に基づいて、対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、受信モジュール810が、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信することは、
基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信モジュール810によって第2のキャリアを使用して受信することであって、第3の指示情報は、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアは、DCIを送信するために使用されるキャリアである、受信すること
を含む。
本願では、時間パラメータ指示情報およびDCIは、同じキャリアを使用して受信されない。受信モジュール810は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を受信し、第3の指示情報は、DCIを送信するために使用される第1のキャリアの識別子を示すために使用される。検出モジュール830は、時間パラメータ指示情報によって示される検出期間および/または検出時点と、第3の指示情報によって示される第1のキャリアの識別子とに基づいて第1のキャリアの対応するPDCCHでDCIを検出する。したがって、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係る装置800は、本願のダウンリンク制御情報送信方法400における端末デバイスに対応してもよく、装置800のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図4の方法400の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、DCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報に基づいて決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信装置は、異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図9に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス900をさらに提供する。デバイス900は、プロセッサ910、メモリ920、バスシステム930、およびトランシーバ940を含む。プロセッサ910、メモリ920、およびトランシーバ940は、バスシステム930を使用して互いに接続される。メモリ920は、命令を格納するように構成される。プロセッサ910は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ940を制御するために、メモリ920に格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサ910は、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定し、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ように構成される。トランシーバ940は、プロセッサ910によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点でDCIを端末デバイスに送信するように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減し、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
本願では、プロセッサ910は、中央処理装置(central processing unit、CPU)であってもよいし、あるいは、プロセッサ910は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field programmable gate array、FPGA)もしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ920は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ910に命令およびデータを提供してもよい。メモリ920の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ920は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム930は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム930として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ910のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ920に配置される。プロセッサ910は、メモリ920内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ようにさらに構成され、これにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ようにさらに構成され、これにより、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率は向上する。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ940は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係るダウンリンク制御情報送信デバイス900は、本願のダウンリンク制御情報送信方法100における基地局に対応してもよく、デバイス900のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図1の方法の対応する手順を実施することを目的としていることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図10に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス1000をさらに提供する。デバイス1000は、プロセッサ1010、メモリ1020、バスシステム1030、およびトランシーバ1040を含む。プロセッサ1010、メモリ1020、およびトランシーバ1040は、バスシステム1030を使用して互いに接続される。メモリ1020は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1010は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ1040を制御するために、メモリ1020に格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサ1010は、ダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間および検出期間内の少なくとも1つの検出時点を決定し、検出期間が、少なくとも2つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも2つのTTIが、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIおよびDCIを搬送しない少なくとも1つのTTIを含み、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIと一対一に対応し、少なくとも1つの検出時点が、DCIを搬送する少なくとも1つのTTIの開始時点と一致する、ように構成される。プロセッサ1010は、基地局によってデバイス1000に送信されたDCIを、プロセッサ1010によって決定された、検出期間内の少なくとも1つの検出時点で検出するように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減し、ユーザ体験の満足度をさらに向上させることができる。
本願では、プロセッサ1010はCPUであってもよいし、あるいは、プロセッサ1010は別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1020は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ1010に命令およびデータを提供してもよい。メモリ1020の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ1020は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム1030は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム1030として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1010のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ1020に配置される。プロセッサ1010は、メモリ1020内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信し、時間パラメータ指示情報が、検出期間を示すために使用される第1の指示情報を含む、ようにさらに構成される。プロセッサ1010が検出期間を決定することは、プロセッサ1010によって第1の指示情報に基づいて検出期間を決定することを含み、これにより、送信されるべきサービスの実際のケースに基づいて検出期間を柔軟に決定することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信し、時間パラメータ指示情報が、少なくとも1つの検出時点を示すために使用される第2の指示情報を含む、ようにさらに構成される。プロセッサ1010が少なくとも1つの検出時点を決定することは、プロセッサ1010によって第2の指示情報に基づいて少なくとも1つの検出時点を決定することを含み、これにより、検出時点を柔軟に決定することができる。さらに、比較的大量の端末デバイスが存在する場合に、オフセットに基づいて、異なる端末デバイスに対して、同じ検出期間内の異なる検出時点を設定することができ、これにより、送信リソースの利用率を向上させることができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を第1のキャリアを使用して受信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1040は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を第2のキャリアを使用して受信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係るデバイス1000は、本願のダウンリンク制御情報送信方法200における端末デバイスに対応してもよく、デバイス1000のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図2の方法200の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、DCIを検出する検出期間および検出時点を決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、時間パラメータ指示情報を使用することにより実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図11に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス1100をさらに提供する。デバイス1100は、プロセッサ1110、メモリ1120、バスシステム1130、およびトランシーバ1140を含む。プロセッサ1110、メモリ1120、およびトランシーバ1140は、バスシステム1130を使用して互いに接続される。メモリ1120は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1110は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ1140を制御するために、メモリ1120に格納された命令を実行するように構成される。
プロセッサ1110は、時間パラメータ指示情報を生成し、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、端末デバイスによってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、端末デバイスの検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ように構成される。トランシーバ1140は、プロセッサ1110によって生成された時間パラメータ指示情報およびDCIを端末デバイスに送信し、これにより、端末デバイスが、時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間内の検出時点でDCIを検出する、ように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、端末デバイスがDCIを直ちに検出することを必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して端末デバイスの検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、プロセッサ1110はCPUであってもよいし、あるいは、プロセッサ1110は別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1120は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ1110に命令およびデータを提供してもよい。メモリ1120の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ1120は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム1130は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム1130として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1110のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ1120に配置される。プロセッサ1110は、メモリ1120内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1140は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1140は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係るデバイス1100は、本願のダウンリンク制御情報送信方法300における基地局に対応してもよく、デバイス1100のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図3の方法300の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、端末デバイスによってDCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報を使用して示し、対応する検出時点でDCIを送信することにより、端末デバイスによってブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、端末デバイスに対して異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて端末デバイスの検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
図12に示すように、本願は、ダウンリンク制御情報送信デバイス1200をさらに提供する。デバイス1200は、プロセッサ1210、メモリ1220、バスシステム1230、およびトランシーバ1240を含む。プロセッサ1210、メモリ1220、およびトランシーバ1240は、バスシステム1230を使用して互いに接続される。メモリ1220は、命令を格納するように構成される。プロセッサ1210は、信号の受信または信号の送信を行うようトランシーバ1240を制御するために、メモリ1220に格納された命令を実行するように構成される。
トランシーバ1240は、基地局によって送信された時間パラメータ指示情報を受信し、時間パラメータ指示情報が、第1の指示情報および/または第2の指示情報を含み、第1の指示情報が、デバイス1200によってダウンリンク制御情報DCIを検出する検出期間を示すために使用され、第2の指示情報が、検出時点を示すために使用され、検出期間が、少なくとも1つの送信時間間隔TTIを含み、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIが、デバイス1200の検出時点と一対一に対応し、少なくとも1つのTTIのうちの、DCIを搬送するTTIの開始時点が、検出時点と一致する、ように構成される。プロセッサ1210は、トランシーバ1240によって受信された時間パラメータ指示情報に基づいて検出期間および/または検出時点を決定するように構成される。プロセッサ1210は、基地局によってデバイス1200に送信されたDCIを検出期間および/または検出時点に基づいて検出するように構成される。
したがって、本願で提供されるダウンリンク制御情報送信デバイスは、送信されるべきサービスに影響を及ぼすことなく、端末デバイスによってPDCCHのブラインド検出を行う回数を効果的に低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費およびオーバヘッドが低減される。さらに、DCIの即時の検出を必要とする一部の緊急サービスに関して、本願では、このようなサービスの要求を満たすために、時間パラメータ指示情報を使用して検出期間および検出時点を調整することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本願では、プロセッサ1210はCPUであってもよいし、あるいは、プロセッサ1210は別の汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは別のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートもしくはトランジスタロジックデバイス、またはディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよいことを理解されたい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいし、プロセッサは任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
メモリ1220は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでもよく、またプロセッサ1210に命令およびデータを提供してもよい。メモリ1220の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリをさらに含んでもよい。例えば、メモリ1220は、デバイスタイプ情報をさらに格納してもよい。
データバスに加えて、バスシステム1230は、電力バス、制御バス、およびステータス信号バスなどをさらに含んでもよい。しかしながら、説明を明確にするために、図では、様々なバスはバスシステム1230として示されている。
実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1210のハードウェアの集積ロジック回路を使用してまたはソフトウェアの形態の命令を使用して完遂されてもよい。本願を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接実行されてもよいし、プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、当技術分野の成熟した記憶媒体、例えば、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、またはレジスタに配置されてもよい。記憶媒体は、メモリ1220に配置される。プロセッサ1210は、メモリ1220内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと共に上記の方法のステップを完遂する。繰り返しを避けるために、ここでは詳細は説明しない。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1240は、第1のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報を端末デバイスに送信し、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、周波数領域リソースを節約することができ、シグナリングオーバヘッドを低減することができる。
任意選択的に、一実施形態では、トランシーバ1240は、第2のキャリアを使用して時間パラメータ指示情報および第3の指示情報を端末デバイスに送信し、第3の指示情報が、第1のキャリアの識別子を示すために使用され、第1のキャリアが、DCIを送信するために使用されるキャリアである、ように構成され、これにより、PDCCHのブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。
本願に係るデバイス1200は、本願のダウンリンク制御情報送信方法400における端末デバイスに対応してもよく、デバイス1200のモジュールの上記のおよび他の動作および/または機能は、個々に、図4の方法400の対応する手順を実施することを目的としている。簡潔にするために、ここでは詳細は説明しない。
したがって、ブラインド検出の前に、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、DCIを検出する検出期間および/または検出時点を時間パラメータ指示情報に基づいて決定し、対応する検出時点でDCIを検出することにより、ブラインド検出を行う回数を低減することができ、その結果、端末デバイスの電力消費が低減される。さらに、本願におけるダウンリンク制御情報送信デバイスは、異なる時間長のTTIが設定されるケースに適用可能であり、実際のケースに基づいて検出期間および検出時点を柔軟に設定することができ、その結果、ユーザ体験の満足度は向上する。
本明細書中の用語「および/または」は、互いに関連付けられる対象を説明するための関連関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在するケース、AおよびBの両方が存在するケース、Bのみが存在するケースを表すことができる。さらに、本明細書中の記号「/」は、一般に、互いに関連付けられる対象間の「または」関係を示す。
本願において、「Aに対応するB」は、BがAに関連し、BがAに基づいて決定され得ることを示すことを理解されたい。しかしながら、Aに基づいてBを決定することは、BがAのみに基づいて決定されることを意味せず、Bは、Aおよび/または他の情報に基づいて決定されることもあることをさらに理解されたい。
当業者であれば、本明細書に開示されている実施形態を参照して説明した例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実施され得ることに気づくことができる。ハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に説明するために、各例の構成およびステップは、上記の説明では機能に基づいて一般的に説明されている。機能がハードウェアとソフトウェアのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計制約条件に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、説明されている機能を実施するために異なる方法を使用することができるが、その実施態様は本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
簡便かつ簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の方法の実施形態における対応するプロセスを参照することとし、ここでは詳細は再度説明されないことが、当業者によって明確に理解され得る。
本願で提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法が、他の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、説明した装置の実施形態は単なる例に過ぎない。例えば、ユニットの分割は、論理的な機能の分割に過ぎず、実際の実施時には他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントが、別のシステムとして組み合わされるか、もしくは統合されてもよいし、一部の特徴が、無視されるか、もしくは実行されなくてもよい。さらに、提示したまたは述べた相互結合または直接的な結合もしくは通信接続は、いくつかのインタフェースを使用して実施されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、または他の形態で実施されてもよい。
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、ユニットとして提示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、具体的には、1つの位置に配置されてもよいし、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、本願の解決策の目的を達成するために実際の必要に基づいて選択されてもよい。
さらに、本願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、これらのユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよいし、2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実施されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施されてもよい。
統合ユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、統合ユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。こうした理解に基づいて、本質的に本願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部または一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)が本願の実施形態で説明した方法のステップの全部または一部を実行することを可能にするいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、プログラムコードを格納することができる任意の媒体(USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど)を含む。
本出願書類を簡単かつ明確にするために、上記の実施形態のうちの1つにおける技術的特徴および説明は、他の実施形態にも適用可能であると考えることができ、他の実施形態では詳細は説明されていない。
上記の説明は、本願の特定の実施態様に過ぎず、本願の保護範囲を限定するものではない。本願で開示された技術範囲内で当業者により容易に想到される均等な修正例または置換例は、本願の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
500 ダウンリンク制御情報送信装置
510 決定モジュール
520 送信モジュール
600 ダウンリンク制御情報送信装置
610 決定モジュール
620 検出モジュール
630 受信モジュール
700 ダウンリンク制御情報送信装置
710 生成モジュール
720 送信モジュール
800 ダウンリンク制御情報送信装置
810 受信モジュール
820 決定モジュール
830 検出モジュール
900 ダウンリンク制御情報送信デバイス
910 プロセッサ
920 メモリ
930 バスシステム
940 トランシーバ
1000 ダウンリンク制御情報送信デバイス
1010 プロセッサ
1020 メモリ
1030 バスシステム
1040 トランシーバ
1100 ダウンリンク制御情報送信デバイス
1110 プロセッサ
1120 メモリ
1130 バスシステム
1140 トランシーバ
1200 ダウンリンク制御情報送信デバイス
1210 プロセッサ
1220 メモリ
1230 バスシステム
1240 トランシーバ