JP2019514289A - 複数bssidネットワークのためのランダムアクセスリソースユニット割振り - Google Patents

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Abstract

アクセスポイント(AP)が、複数の基本サービスセット(BSS)の間でのアップリンクリソースの割振りに優先度を付けることができる。いくつかの態様では、APは、複数のBSSのうちの1つを選択することができ、選択されたBSSのみに1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振ることができ、選択されたBSSへの1つまたは複数のランダムRUの割振りを示すフレームを送信することができる。選択されたBSSに属するワイヤレスデバイスは、フレームによって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合し、次いで、ランダムRUを使用してアップリンクデータを送信し得る。

Description

本開示は、一般にワイヤレスネットワークに関し、詳細にはワイヤレスネットワークにおいてリソースユニットを割り振ることに関する。
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、いくつかのクライアントデバイスまたは局(STA)が使用するための共有ワイヤレス媒体を提供する1つまたは複数のアクセスポイント(AP)によって形成され得る。基本サービスセット(BSS)に対応し得る各APは、APのワイヤレス範囲内の任意のSTAがWLANとの通信リンクを確立および維持することを可能にするために、ビーコンフレームを周期的にブロードキャストし得る。IEEE802.11規格ファミリーに従って動作するWLANは、一般にWi-Fiネットワークと呼ばれる。
APは、同時に複数のBSSを作成し動作させることができ、BSSの各々にいくつかのワイヤレスデバイスを割り当てることができる。複数のBSSの各々は、互いに独立して動作しながらも、同じAPを使用し得る。異なるBSSは、異なる数のワイヤレスデバイスを含むことがあり、異なるセキュリティパラメータおよびアクセス特権を有することがあり、(IoTデバイス、Wi-Fiデバイスなどのような)異なるタイプのワイヤレスデバイスを含むことがあるので、APが複数のBSSの間でのリソースの割振りに優先度を付けることが望まれ得る。
本開示のシステム、方法、およびデバイスは、いくつかの発明的態様をそれぞれ有し、それらの態様はどれも、本明細書で開示する望ましい属性を単独で担うものでない。
本開示で説明する主題の1つの発明的態様は、アップリンクデータ送信のために複数の基本サービスセット(BSS)の間でのリソースユニット(RU)の割振りに優先度を付けるようにワイヤレスネットワークにおいて実装され得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイント(AP)が、1つまたは複数のプロセッサと、命令を記憶するメモリとを含むことができる。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって、いくつかの基本サービスセット(BSS)を選択することと、選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムRUを割り振ることと、選択されたBSSの各々への1つまたは複数のランダムRUの割振りを示すフレームを送信することとをAPに行わせるように実行され得る。いくつかの態様では、いくつかのBSSは、APによって動作するかまたは制御される複数のBSSのサブセットであり得る。フレームは、選択されたBSSを識別する1つまたは複数の関連付け識別情報(AID)値を含むトリガフレームであり得る。いくつかの態様では、1つまたは複数のAID値は、トリガフレームのユーザ単位情報フィールドに記憶され得る。
いくつかの実装形態では、いくつかのBSSの選択は、以下のうちの少なくとも1つに基づき得る。複数のBSSのセキュリティパラメータ、複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのタイプ、複数のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、および複数のBSSに属するワイヤレスデバイスの遅延要件。他の実装形態では、1つまたは複数のランダムRUのサイズが、選択されたBSSに属するいくつかのワイヤレスデバイスの帯域幅に少なくとも部分的に基づき得る。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、方法として実装され得る。方法は、いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択するステップであって、選択されたいくつかのBSSは複数のBSSのサブセットである、ステップと、選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振るステップと、選択されたBSSの各々への1つまたは複数のランダムRUの割振りを示すフレームを送信するステップとを含むことができる。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、非一時的コンピュータ可読媒体において実装され得る。非一時的コンピュータ可読媒体は、APの1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択することであって、選択されたいくつかのBSSは複数のBSSのサブセットである、選択することと、選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振ることと、選択されたBSSの各々への1つまたは複数のランダムRUの割振りを示すフレームを送信することとを含む動作をAPに実行させる命令を含むことができる。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、装置において実装され得る。装置は、いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択するための手段であって、選択されたいくつかのBSSは複数のBSSのサブセットである、手段と、選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振るための手段と、選択されたBSSの各々への1つまたは複数のランダムRUの割振りを示すフレームを送信するための手段とを含むことができる。
本開示で説明する主題の1つまたは複数の実装形態の詳細が、添付の図面および以下の説明において記載される。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面および特許請求の範囲から明らかになろう。以下の図の相対的な寸法は、一定の縮尺で描かれていない場合があることに留意されたい。
本開示の態様が実装され得るワイヤレスシステムのブロック図である。 本開示の態様が実装され得る別のワイヤレスシステムのブロック図である。 例示的なワイヤレス局のブロック図である。 例示的なアクセスポイントのブロック図である。 20MHz帯域幅の場合の例示的なサブキャリア割振り図である。 40MHz帯域幅の場合の例示的なサブキャリア割振り図である。 80MHz帯域幅の場合の例示的なサブキャリア割振り図である。 いくつかのワイヤレス局への専用リソースユニット(RU)の例示的な割振りを示すシーケンス図である。 いくつかのワイヤレス局へのランダムRUの例示的な割振りを示すシーケンス図である。 選択された基本サービスセット(BSS)へのランダムRUの例示的な割振りを示すシーケンス図である。 例示的なトリガフレームを示す図である。 例示的な共通情報フィールドを示す図である。 例示的なユーザ単位情報フィールドを示す図である。 選択された基本サービスセット(BSS)にランダムRUを割り振るための例示的な動作を示す例示的なフローチャートである。
図面全体を通して、同様の参照番号は対応する部分を指す。
以下の説明は、本開示の発明的態様について説明する目的で特定の実装形態を対象としている。しかしながら、本明細書における教示が、数多くの異なる方法において適用できることが当業者には容易に認識されよう。説明する実装形態は、IEEE16.11規格のいずれか、もしくはIEEE802.11規格のいずれか、Bluetooth(登録商標)規格、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、GSM(登録商標)/汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM(登録商標)環境(EDGE)、地上基盤無線(TETRA)、広帯域CDMA(W-CDMA)、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、1xEV-DO、EV-DO Rev A、EV-DO Rev B、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、発展型高速パケットアクセス(HSPA+)、ロングタームエボリューション(LTE)、AMPSによるRF信号、または3G技術、4G技術、もしくは5G技術もしくはそれらのさらなる実装形態を利用するシステムのような、ワイヤレス、セルラーもしくはモノのインターネット(IOT)ネットワーク内で通信するために使用される他の知られている信号を送信および受信することが可能である任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。
本開示で説明する主題の実装形態は、アップリンク(UL)データ送信のために複数の基本サービスセット(BSS)の間でのリソースユニット(RU)の割振りに優先度を付けるために使用され得る。いくつかの実装形態では、アクセスポイント(AP)が、複数のBSSのセキュリティパラメータ、複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのタイプ、複数のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、および複数のBSSに属するワイヤレスデバイスの遅延要件のうちの少なくとも1つに基づいて、BSSへのランダムRUの割振りに優先度を付け得る。他の実装形態では、APは、1つの選択されたBSSへの(または選択されたいくつかのBSSへの)ランダムRUの割振りに、選択されたBSSに属するいくつかのワイヤレスデバイスの帯域幅に基づいて優先度を付け得る。
本開示で説明する主題の特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。(たとえば、APによって制御されるかまたは動作するいずれかまたはすべてのBSS内のワイヤレスデバイスにランダムRUを割り振るのではなく)選択されたBSSにランダムRUを割り振る能力は、ワイヤレス媒体の利用率および効率性を高め得る。一例では、第1のBSSが100個のワイヤレスデバイスを含み、第2のBSSが3個のワイヤレスデバイスを含む場合、APは、たとえば、第1のBSSには第2のBSSよりも多くのワイヤレスデバイスが属するので、より多くのランダムRUを第1のBSSに割り振り得る。このようにして、APは、(たとえば、第1のBSSおよび第2のBSSに等しい量のランダムRUを割り振り得る従来のリソース割振り技法と比較して)第2のBSSに属する3個のワイヤレスデバイスがランダムRUの不相応な分け前を受け取らないようにすることができる。別の例では、VoIP呼を頻繁に促進する4個のスマートフォンを第1のBSSが含み、10個のスマートセンサーを第2のBSSが含む場合、APは、たとえば、第1のBSSに属する4個のスマートフォンが、第2のBSSに属する10個のスマートセンサーよりも高いトラフィッククラスおよび小さいレイテンシ耐性を有するので、より多くのランダムRUを第1のBSSに割り振り得る。
本明細書で使用する「関連STA」という用語は、所与のAPに関連付けられるSTAを指し、「非関連STA」という用語は、所与のAPに関連付けられないSTAを指す。さらに、本明細書で使用する「指示トリガフレーム」という用語は、トリガフレームにおいて識別されるいくつかのSTAの各々に、STAに割り振られたリソースユニット上でアップリンク(UL)マルチユーザ(MU)データを送信するよう指示するトリガフレームを指すことができ、「ランダムトリガフレーム」という用語は、任意の受信側STAが、トリガフレームにおいて示される1つまたは複数の共有リソース上でUL MUデータを送信することを可能にするトリガフレームを指すことができる。
図1Aは、本開示の態様が実装され得るワイヤレスシステム100Aのブロック図である。ワイヤレスシステム100Aは、4つのワイヤレス局STA1〜STA4と、ワイヤレスアクセスポイント(AP)110と、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)120とを含むように示されている。WLAN120は、IEEE802.11規格ファミリーに従って(または他の適切なワイヤレスプロトコルに従って)動作し得る複数のWi-Fiアクセスポイント(AP)によって形成され得る。したがって、簡単にするために1つのAP110のみが図1Aに示されているが、WLAN120は、AP110などの任意の数のアクセスポイントによって形成され得ることを理解されたい。AP110は、たとえば、アクセスポイントの製造業者によってAP110の中にプログラムされる、一意の媒体アクセス制御(MAC)アドレスを割り当てられる。同様に、局STA1〜STA4の各々も、一意のMACアドレスを割り当てられる。いくつかの態様では、AP110は、たとえば、AP110が局STA1〜STA4をそれらの割り当てられた関連付け識別情報(AID)値を使用して識別できるように、局STA1〜STA4の各々にAID値を割り当て得る。
いくつかの実装形態では、WLAN120は、AP110と局STA1〜STA4との間の多入力多出力(MIMO)通信を可能にし得る。MIMO通信は、単一ユーザMIMO(SU-MIMO)通信およびマルチユーザMIMO(MU-MIMO)通信を含み得る。いくつかの態様では、WLAN120は、たとえば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)機構など、複数チャネルアクセス機構を利用し得る。WLAN120はインフラストラクチャ基本サービスセット(BSS)として図1Aに示されているが、他の実装形態では、WLAN120は、独立基本サービスセット(IBSS)、アドホックネットワーク、または(Wi-Fi Directプロトコルに従って動作するような)ピアツーピア(P2P)ネットワークであってもよい。
局STA1〜STA4の各々は、たとえば、セルフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットデバイス、ラップトップコンピュータなどを含む、任意の適切なワイヤレスデバイスであってもよい。局STA1〜STA4の各々は、ユーザ機器(UE)、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。いくつかの実装形態では、局STA1〜STA4の各々は、1つまたは複数のトランシーバと、1つまたは複数の処理リソースと、1つまたは複数のメモリリソースと、電源(バッテリーなど)とを含み得る。メモリリソースは、図8に関して以下で説明する動作を実行するための命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体(EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなどの、1つまたは複数の不揮発性メモリ要素など)を含んでもよい。
AP110は、1つまたは複数のワイヤレスデバイスが、たとえば、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)、およびセルラー通信など、ワイヤレス通信を使用して、AP110を介してネットワーク(ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、またはインターネットなど)に接続することを可能にする任意の適切なデバイスであってもよい。いくつかの実装形態では、AP110は、1つまたは複数のトランシーバと、1つまたは複数の処理リソースと、1つまたは複数のメモリリソースと、電源とを含み得る。メモリリソースは、図8に関して以下で説明する動作を実行するための命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体(EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブなどの、1つまたは複数の不揮発性メモリ要素など)を含んでもよい。
局STA1〜STA4およびAP110では、1つまたは複数のトランシーバは、Wi-Fiトランシーバ、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、セルラートランシーバ、およびワイヤレス通信信号を送信し受信するための任意の他の適切な無線周波数(RF)トランシーバ(簡単にするために図示せず)を含んでもよい。各トランシーバは、異なる動作周波数帯域において、異なる通信プロトコルを使用して、または両方で、他のワイヤレスデバイスと通信することができる。たとえば、Wi-Fiトランシーバは、IEEE802.11規格に従って900MHz周波数帯域、2.4GHz周波数帯域、5GHz周波数帯域、および60MHz周波数帯域内で通信し得る。Bluetooth(登録商標)トランシーバは、Bluetooth(登録商標) Special Interest Group(SIG)によって規定された規格に従って、IEEE802.15規格に従って、または両方に従って、2.4GHz周波数帯域内で通信し得る。セルラートランシーバは、任意の適切なセルラー通信規格に従って様々なRF周波数帯域内で通信し得る。
図1Bは、本開示の態様が実装され得る別のワイヤレスシステム100Bのブロック図である。ワイヤレスシステム100Bは、図1BのAP110が複数の基本サービスセットBSS1〜BSSnを別個に動作させるものとして示されていることを除いて、図1Aのワイヤレスシステム100Aと同様である。より詳細には、図1Bの例では、第1の基本サービスセットBSS1はワイヤレス局STA1(1)〜STA4(1)の第1のセットを含み、第2の基本サービスセットBSS2はワイヤレス局STA1(2)〜STA4(2)の第2のセットを含み、第3の基本サービスセットBSS3はワイヤレス局STA1(3)〜STA4(3)の第3のセットを含み、以下同様であり、第nの基本サービスセットBSSnはワイヤレス局STA1(n)〜STA4(n)の第nのセットを含む。たとえば、AP110およびワイヤレス局STA1〜STA4のセットの各々が、異なる基本サービスセットBSS1〜BSSnの各々に関連するデータ送信を区別することができるように、基本サービスセットBSS1〜BSSnの各々は、異なる基本サービスセット識別情報(BSSID)を割り当てられ得る。いくつかの実装形態では、基本サービスセットBSS1〜BSSnに割り当てられるBSSIDの各々は、一意の識別子(一意の48ビット識別子など)であり得る。いくつかの態様では、たとえば、所与のBSSに関連するワイヤレス局STAのみが、所与のBSSに属するかまたは関連するワイヤレスデバイスによる受信向けのフレームまたはパケットを受信および復号することができるように、BSSIDはフィルタリングアドレスとして使用され得る。
本明細書で使用する場合、第1の基本サービスセットBSS1は、「BSSID1」として本明細書で示される第1のIDを割り当てられてもよく、第2の基本サービスセットBSS2は、「BSSID2」として本明細書で示される第2のIDを割り当てられてもよく、第3の基本サービスセットBSS3は、「BSSID3」として本明細書で示される第3のIDを割り当てられてもよく、以下同様であり、第nの基本サービスセットBSSnは、「BSSIDn」として本明細書で示される第nのIDを割り当てられてもよい。
図2は、例示的なSTA200を示す。いくつかの実装形態では、STA200は、図1Aのワイヤレス局STA1〜STA4のうちの1つまたは複数の一例であり得る。他の実装形態では、STA200は、図1BのBSSの各々の中にあるワイヤレス局STA1〜STA4のうちの1つまたは複数の一例であり得る。STA200は、ディスプレイ202と、入力/出力(I/O)構成要素204と、物理レイヤデバイス(PHY)210と、MAC220と、プロセッサ230と、メモリ240と、いくつかのアンテナ250(1)〜250(n)とを含み得る。
ディスプレイ202は、アイテムが(たとえば、閲覧するため、読むため、または見るために)ユーザに提示され得る任意の適切なディスプレイまたはスクリーンであり得る。いくつかの態様では、ディスプレイ202は、STA200とのユーザ対話を可能にし、ユーザがSTA200の1つまたは複数の動作を制御することを可能にするタッチセンシティブディスプレイであり得る。I/O構成要素204は、ユーザから入力(コマンドなど)を受信し、ユーザに出力を提供するための任意の適切な機構、インターフェース、もしくはデバイスであってもよく、またはそれらを含んでもよい。たとえば、I/O構成要素204は、(限定はしないが)グラフィカルユーザインターフェース、キーボード、マウス、マイクロフォン、スピーカーなどを含み得る。
PHY210は、少なくともいくつかのトランシーバ211と、ベースバンドプロセッサ212とを含み得る。トランシーバ211は、直接またはアンテナ選択回路(簡単にするために図示せず)を通してのいずれかで、アンテナ250(1)〜250(n)に結合されてもよい。トランシーバ211は、信号をAP110および他のSTAに送信し、信号をAP110および他のSTAから受信するために使用されてもよく(図1Aおよび図1Bも参照)、近くのアクセスポイントおよび(たとえば、STA200のワイヤレス範囲内の)他のSTAを検出および識別するために周囲の環境を走査するために使用されてもよい。簡単にするために図2には示されていないが、トランシーバ211は、信号を処理し、アンテナ250(1)〜250(n)を介して信号を他のワイヤレスデバイスに送信するために任意の数の送信チェーンを含んでもよく、アンテナ250(1)〜250(n)から受信された信号を処理するために任意の数の受信チェーンを含んでもよい。いくつかの実装形態では、STA200は、MIMO動作用に構成されてもよい。MIMO動作は、SU-MIMO動作およびMU-MIMO動作を含み得る。STA200はまた、たとえば、IEEE802.11ax規格において規定され得るOFDMA通信および他の適切な多元接続機構用に構成されてもよい。
ベースバンドプロセッサ212は、プロセッサ230またはメモリ240(あるいは両方)から受信された信号を処理し、アンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数を介した送信のために、処理された信号をトランシーバ211に転送するために使用されてもよく、トランシーバ211を介してアンテナ250(1)〜250(n)のうちの1つまたは複数から受信された信号を処理し、処理された信号をプロセッサ230またはメモリ240(あるいは両方)に転送するために使用されてもよい。
MAC220は、少なくともいくつかの競合エンジン221と、フレームフォーマッティング回路222とを含み得る。競合エンジン221は、1つまたは複数の共有ワイヤレス媒体へのアクセスを求めて競合する場合があり、1つまたは複数の共有ワイヤレス媒体を介した送信のためのパケットを記憶する場合もある。STA200は、複数の異なるアクセスカテゴリーの各々に対して1つまたは複数の競合エンジン221を含み得る。他の実装形態では、競合エンジン221は、MAC220とは別個であってもよい。さらに他の実装形態では、競合エンジン221は、プロセッサ230によって実行されたとき、競合エンジン221の機能を実行する命令を含む、(たとえば、メモリ240に記憶された、またはMAC220内に設けられたメモリに記憶された)1つまたは複数のソフトウェアモジュールとして実装されてもよい。
フレームフォーマッティング回路222は、(たとえば、プロセッサ230によって提供されたPDUにMACヘッダを追加することによって)プロセッサ230から受信されたフレームを作成およびフォーマットするために使用されてもよく、(たとえば、PHY210から受信されたフレームからMACヘッダを取り去ることによって)PHY210から受信されたフレームを再フォーマットするために使用されてもよい。図2の例は、プロセッサ230を介してメモリ240に結合されたMAC220を示すが、他の実装形態では、PHY210、MAC220、プロセッサ230、およびメモリ240は、1つまたは複数のバス(簡単にするために図示せず)を使用して接続されてもよい。
プロセッサ230は、STA200に(たとえば、メモリ240内に)記憶された1つまたは複数のソフトウェアプログラムのスクリプトまたは命令を実行することが可能な任意の適切な1つまたは複数のプロセッサであり得る。いくつかの実装形態では、プロセッサ230は、プロセッサ機能を提供する1つもしくは複数のマイクロプロセッサおよび機械可読媒体の少なくとも一部分を提供する外部メモリであってもよく、またはそれらを含んでもよい。他の実装形態では、プロセッサ230は、単一のチップに組み込まれたプロセッサ、バスインターフェース、ユーザインターフェース、および機械可読媒体の少なくとも一部分を伴う特定用途向け集積回路(ASIC)であってもよく、またはそれらを含んでもよい。いくつかの他の実装形態では、プロセッサ230は、1つもしくは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくはプログラマブル論理デバイス(PLD)であってもよく、またはそれらを含んでもよい。
メモリ240は、STA200とAPおよび他のSTAなどのいくつかの他のワイヤレスデバイスとに関するプロファイル情報を記憶するデバイスデータベース241を含み得る。STA200に関するプロファイル情報は、たとえば、そのMACアドレス、STA200が属する基本サービスセットのBSSID、帯域幅能力、サポートされるチャネルアクセス機構、サポートされるデータレートなどを含み得る。特定のAPに関するプロファイル情報は、たとえば、APの基本サービスセット識別情報(SSID)、MACアドレス、チャネル情報、受信信号強度インジケータ(RSSI)値、グッドプット値、チャネル状態情報(CSI)、サポートされるデータレート、APとの接続履歴、APの信頼性値(たとえば、APのロケーションについての信頼のレベルなどを示す)、およびAPの動作に関係するかまたはAPの動作を記述する任意の他の適切な情報を含み得る。
メモリ240は、少なくとも以下のソフトウェア(SW)モジュールを記憶し得る非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、EPROM、EEPROM、Flashメモリ、ハードドライブなどの1つまたは複数の不揮発性メモリ要素など)も含み得る。
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、STA200と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(たとえば、データフレーム、アクションフレーム、制御フレーム、および管理フレーム)の作成および交換を容易にするためのフレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール242、
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、トリガフレームを受信し、トリガフレームがSTA200からの応答を求めているかどうかを判断し、トリガフレームがSTA200に任意のRUを割り振るかどうかを判断するためのトリガフレーム受信ソフトウェアモジュール243、ならびに
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、どの(ある場合)RUがSTA200に割り振られるかを判断し、どの(ある場合)RUが、STA200が関連付けられるBSSに割り振られるかを判断し、任意のランダムRUがSTA200にとって利用可能であるかどうかを判断し、任意の割り振られたRUのサイズ、ロケーション、および他のパラメータを判断するためのリソースユニット(RU)復号ソフトウェアモジュール244。
各ソフトウェアモジュールは、プロセッサ230によって実行されたとき、対応する機能をSTA200に実行させる命令を含む。したがって、メモリ240の非一時的コンピュータ可読媒体は、図8に関して下記で説明する動作のすべてまたは一部分を実行するための命令を含む。
プロセッサ230は、STA200と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(たとえば、データフレーム、アクションフレーム、制御フレーム、および管理フレーム)の作成および交換を容易にするためのフレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール242を実行することができる。プロセッサ230は、トリガフレームを受信し、トリガフレームがSTA200からの応答を求めているかどうかを判断し、トリガフレームがSTA200に任意のRUを割り振るかどうかを判断するためのトリガフレーム受信ソフトウェアモジュール243を実行することができる。プロセッサ230は、どの(ある場合)RUがSTA200に割り振られるかを判断し、どの(ある場合)RUが、STA200が関連付けられるか、またはSTA200が属するBSSに割り振られるかを判断し、任意のランダムRUがSTA200にとって利用可能であるかどうかを判断し、任意の割り振られたRUのサイズ、ロケーション、および他のパラメータを判断するための復号ソフトウェアモジュール244を実行することができる。
図3は、例示的なAP300を示す。AP300は、図1Aおよび図1BのAP110の一実装形態であり得る。AP300は、PHY310と、MAC320と、プロセッサ330と、メモリ340と、ネットワークインターフェース350と、いくつかのアンテナ360(1)〜360(n)とを含み得る。PHY310は、少なくともいくつかのトランシーバ311と、ベースバンドプロセッサ312とを含み得る。トランシーバ311は、直接またはアンテナ選択回路(簡単にするために図示せず)を通してのいずれかで、アンテナ360(1)〜360(n)に結合されてもよい。トランシーバ311は、1つまたは複数のSTAと、1つまたは複数の他のAPと、かつ他の適切なデバイスとワイヤレスに通信するために使用されてもよい。簡単にするために図3には示されていないが、トランシーバ311は、信号を処理し、アンテナ360(1)〜360(n)を介して信号を他のワイヤレスデバイスに送信するために任意の数の送信チェーンを含んでもよく、アンテナ360(1)〜360(n)から受信された信号を処理するために任意の数の受信チェーンを含んでもよい。いくつかの実装形態では、AP300は、SU-MIMO動作およびMU-MIMO動作などのMIMO動作用に構成されてもよい。AP300はまた、たとえば、IEEE802.11ax規格において規定され得るOFDMA通信および他の適切な多元接続機構用に構成されてもよい。
ベースバンドプロセッサ312は、プロセッサ330またはメモリ340(あるいは両方)から受信された信号を処理し、アンテナ360(1)〜360(n)のうちの1つまたは複数を介した送信のために、処理された信号をトランシーバ311に転送するために使用されてもよく、トランシーバ311を介してアンテナ360(1)〜360(n)のうちの1つまたは複数から受信された信号を処理し、処理された信号をプロセッサ330またはメモリ340(あるいは両方)に転送するために使用されてもよい。
ネットワークインターフェース350は、WLANサーバ(簡単にするために図示せず)と、直接または1つもしくは複数の中間ネットワークを介してのいずれかで通信し、信号を送信するために使用されてもよい。
MAC320は、少なくともいくつかの競合エンジン321と、フレームフォーマッティング回路322とを含み得る。競合エンジン321は、共有ワイヤレス媒体へのアクセスを求めて競合する場合があり、共有ワイヤレス媒体を介した送信のためのパケットを記憶する場合もある。いくつかの実装形態では、AP300は、複数の異なるアクセスカテゴリーの各々に対して1つまたは複数の競合エンジン321を含み得る。他の実装形態では、競合エンジン321は、MAC320とは別個であってもよい。さらに他の実装形態では、競合エンジン321は、プロセッサ330によって実行されたとき、競合エンジン321の機能を実行する命令を含む、(たとえば、メモリ340中、またはMAC320内に設けられたメモリ内に記憶された)1つまたは複数のソフトウェアモジュールとして実装されてもよい。
フレームフォーマッティング回路322は、(たとえば、プロセッサ330によって提供されたPDUにMACヘッダを追加することによって)プロセッサ330から受信されたフレームを作成およびフォーマットするために使用されてもよく、(たとえば、PHY310から受信されたフレームからMACヘッダを取り去ることによって)PHY310から受信されたフレームを再フォーマットするために使用されてもよい。図3の例は、プロセッサ330を介してメモリ340に結合されたMAC320を示すが、他の実装形態では、PHY310、MAC320、プロセッサ330、およびメモリ340は、1つまたは複数のバス(簡単にするために図示せず)を使用して接続されてもよい。
プロセッサ330は、AP300に(たとえば、メモリ340内に)記憶された1つまたは複数のソフトウェアプログラムのスクリプトまたは命令を実行することが可能な任意の適切な1つまたは複数のプロセッサであり得る。いくつかの実装形態では、プロセッサ330は、プロセッサ機能を提供する1つもしくは複数のマイクロプロセッサおよび機械可読媒体の少なくとも一部分を提供する外部メモリであってもよく、またはそれらを含んでもよい。他の実装形態では、プロセッサ330は、単一のチップに組み込まれたプロセッサ、バスインターフェース、ユーザインターフェース、および機械可読媒体の少なくとも一部分を伴う特定用途向け集積回路(ASIC)であってもよく、またはそれらを含んでもよい。いくつかの他の実装形態では、プロセッサ330は、1つもしくは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくはプログラマブル論理デバイス(PLD)であってもよく、またはそれらを含んでもよい。
メモリ340は、複数のSTAに関するプロファイル情報を記憶するデバイスデータベース341を含み得る。特定のSTAに関するプロファイル情報は、たとえば、そのMACアドレス、サポートされるデータレート、AP300との接続履歴、STAに割り振られた1つまたは複数のRU、STAが関連付けられるか、またはSTAが属するBSS、およびSTAの動作に関係するかまたはSTAの動作を記述する任意の他の適切な情報を含む情報を含み得る。
メモリ340はまた、AID値とBSSID値との間のマッピング情報、どのワイヤレスデバイスがいくつかの異なるBSSの各々の一部であるか、またはそれに属するかを示す情報、異なるBSSの各々の1つまたは複数の特性またはパラメータ、およびAP300によって作成されるか、AP300によって動作するか、もしくは場合によってはAP300に関連付けられ得る1つもしくは複数のBSSの動作に関係するか、または当該BSSの動作を記述する任意の他の適切な情報を記憶し得るBSSIDマッピングテーブル342を含み得る。
メモリ340は、少なくとも以下のソフトウェア(SW)モジュールを記憶し得る、非一時的コンピュータ可読媒体(EPROM、EEPROM、Flashメモリ、ハードドライブなどの1つまたは複数の不揮発性メモリ要素など)も含み得る。
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、複数のBSSをセットアップし、構成し、動作させ、AP300によって動作するBSSの各々にいくつかのワイヤレスデバイスを割り当てるためのBSS構成ソフトウェアモジュール343、
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、AP300と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(データフレーム、アクションフレーム、制御フレーム、および管理フレームなど)の作成および交換を容易にするためのフレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール344、
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、1つまたは複数のワイヤレスデバイスへのトリガフレームの送信を容易にするためのトリガフレームソフトウェアモジュール345、ならびに
・たとえば、図8の1つまたは複数の動作について以下で説明するように、トリガフレームによって識別されるいくつかのワイヤレスデバイスにいくつかの専用RUを割り振り、トリガフレームを受信するいくつかのワイヤレスデバイスにいくつかのランダムRUを割り振り、いくつかの選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムRUを割り振るためのリソースユニット(RU)割振りソフトウェアモジュール346。
各ソフトウェアモジュールは、プロセッサ330によって実行されたとき、対応する機能をAP300に実行させる命令を含む。したがって、メモリ340の非一時的コンピュータ可読媒体は、図8に関して以下で説明する動作のすべてまたは一部分を実行するための命令を含む。
プロセッサ330は、複数のBSSをセットアップし、構成し、動作させ、AP300によって動作するBSSの各々にいくつかのワイヤレスデバイスを割り当てるためのBSS構成ソフトウェアモジュール343を実行することができる。プロセッサ330は、AP300と他のワイヤレスデバイスとの間の任意の適切なフレーム(データフレーム、アクションフレーム、制御フレーム、および管理フレームなど)の作成および交換を容易にするためのフレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール344を実行することができる。プロセッサ330は、1つまたは複数のワイヤレスデバイスへのトリガフレームの送信を容易にするためのトリガフレームソフトウェアモジュール345を実行することができる。プロセッサ330は、トリガフレームによって識別されるいくつかのワイヤレスデバイスにいくつかの専用RUを割り振り、トリガフレームを受信するいくつかのワイヤレスデバイスにいくつかのランダムRUを割り振り、選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムRUを割り振るためのRU割振りソフトウェアモジュール346を実行することができる。
IEEE802.11ax仕様は、複数のSTAが共有ワイヤレス媒体上で同時にデータを送信および受信することを可能にするための、直交周波数分割多元接続(OFDMA)機構などの多元接続機構を導入することができる。OFDMAを使用するワイヤレスネットワークの場合、利用可能な周波数スペクトルは、各々がいくつかの異なる周波数サブキャリアを含む複数のリソースユニット(RU)に分割され得、異なるRUは(たとえば、APによって)、所与の時点に異なるワイヤレスデバイス(STAなど)に割り振られるか、または割り当てられ得る。このようにして、複数のワイヤレスデバイスは、それらの割り当てられたRUまたは周波数サブキャリアを使用してワイヤレス媒体上でデータを同時に送信し得る。
図4Aは、IEEE802.11ax規格による20MHz帯域幅の場合の例示的なサブキャリア割振り図400を示す。図4Aに示すように、20MHz帯域幅がいくつかのリソースユニット(RU)に分割され得、各RUはいくつかのサブキャリアを含み得る。いくつかの態様では、第1のサブキャリア割振り401は、各々が26個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第2のサブキャリア割振り402は、各々が52個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第3のサブキャリア割振り403は、各々が106個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第4のサブキャリア割振り404は、242個のサブキャリアを含む1つのRUを含むことができる。図4Aに示す例示的なサブキャリア割振り401〜404の各々に関して、隣接するRUは、たとえば、隣接するRUの間の漏洩を減らすために、ヌルサブキャリア(DCサブキャリアなど)によって分離され得る。
図4Bは、IEEE802.11ax規格による40MHz帯域幅の場合の例示的なサブキャリア割振り図410を示す。図4Bに示すように、40MHz帯域幅がいくつかのRUに分割され得、各RUはいくつかのサブキャリアを含み得る。いくつかの態様では、第1のサブキャリア割振り411は、各々が26個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第2のサブキャリア割振り412は、各々が52個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第3のサブキャリア割振り413は、各々が106個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第4のサブキャリア割振り414は、各々が242個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第5のサブキャリア割振り415は、484個のサブキャリアを含む1つのRUを含むことができる。図4Bに示す例示的なサブキャリア割振り411〜415の各々に関して、隣接するRUは、たとえば、隣接するRUの間の漏洩を減らすために、ヌルサブキャリアによって分離され得る。
図4Cは、IEEE802.11ax規格による80MHz帯域幅の場合の例示的なサブキャリア割振り図420を示す。図4Cに示すように、80MHz帯域幅がいくつかのリソースユニット(RU)に分割され得、各RUはいくつかのサブキャリアを含み得る。いくつかの態様では、第1のサブキャリア割振り421は、各々が26個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第2のサブキャリア割振り422は、各々が52個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第3のサブキャリア割振り423は、各々が106個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第4のサブキャリア割振り424は、各々が242個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第5のサブキャリア割振り425は、各々が484個のサブキャリアを含む複数のRUを含むことができ、第6のサブキャリア割振り426は、996個のサブキャリアを含む1つのRUを含むことができる。図4Cに示す例示的なサブキャリア割振り421〜426の各々に関して、隣接するRUは、たとえば、隣接するRUの間の漏洩を減らすために、ヌルサブキャリアによって分離され得る。
APは、トリガフレームを使用して、いくつかの関連STAに特定のまたは専用RUを割り振り得る。いくつかの実装形態では、トリガフレームは、APに関連するいくつかのSTAを識別することができ、識別されるSTAからの、それらの割り振られたRUを使用するアップリンク(UL)マルチユーザ(MU)データ送信を求めることができる。トリガフレームは、トリガフレームに応答して、どのSTAがAPにULデータを送信すべきかを識別するために、APによってその関連STAに割り当てられた関連付け識別情報(AID)値を使用し得る。いくつかの態様では、トリガフレームは、RUのサイズおよびロケーション、変調およびコーディング方式(MCS)、ならびにトリガフレームにおいて識別されるSTAの各々によって使用されるべきUL送信の電力レベルを示し得る。本明細書で使用する場合、RUサイズは、RUの帯域幅を示すことができ、RUロケーションは、どの周波数サブキャリアがRUに割り振られるかを示すことができる。トリガフレームにおいて識別されるいくつかの関連STAに専用RUを割り振るトリガフレームは、本明細書では「指示」トリガフレームと呼ばれ得る。
図5Aは、いくつかのワイヤレス局への専用リソースユニット(RU)の例示的な割振りを示すシーケンス図500Aを示す。図5AのAPは、たとえば、図1AのAP110、図1BのAP110、または図3のAP300を含む、任意の適切なAPであり得る。ワイヤレス局STA1〜STAnの各々は、たとえば、図1Aの局STA1〜STA4、図1Bの局STA1〜STA4のセット、または図2のSTA200を含む、任意の適切なワイヤレス局であり得る。
いくつかの実装形態では、APは、バックオフ期間またはポイント協調機能(PCF)フレーム間スペース(PIFS)持続時間中(時間t1からt2の間など)に媒体アクセスを求めて競合し得る。他の実装形態では、APは、別の適切なチャネルアクセス機構を使用して、媒体アクセスを求めて競合し得る。いくつかの他の実装形態では、APは、たとえば、複数チャネルアクセス機構を利用することがあり、媒体アクセスを求めて競合しないことがある。
APは、時間t2にワイヤレス媒体へのアクセスを獲得し、ダウンリンク(DL)チャネル上で局STA1〜STAnに指示トリガフレーム502を送信し得る。時間t2は、送信機会(TXOP)508の開始を示し得る。指示トリガフレーム502は、アップリンク(UL)送信のために指示トリガフレーム502によって識別されるいくつかの局STA1〜STA4の各々に専用RUを割り振り得る。いくつかの態様では、指示トリガフレーム502によって割り振られる専用RUは、たとえば、局STA1〜STAnが同時に(または実質的に同時に)APにULデータを送信することができるように、一意であり得る。指示トリガフレーム502はまた、指示トリガフレーム502によって識別されるいくつかの局STA1〜STAnからのUL MUデータ送信を求め得る。
局STA1〜STAnは、時間t3(またはその頃)に指示トリガフレーム502を受信し得る。局STA1〜STAnの各々は、局が指示トリガフレーム502によって識別されるかどうかを判断するために、指示トリガフレーム502の一部分を復号し得る。いくつかの態様では、指示トリガフレーム502は、局STA1〜STAnのうちのどれが専用RUを割り振られているかを識別するために、また局STA1〜STAnのうちのどれが、指示トリガフレーム502の受信に基づいてULデータを送信すべきかを示すために、局STA1〜STAnに割り当てられたAID値を使用し得る。指示トリガフレーム502によって識別されない局STA1〜STAnの各々は、たとえば、UL送信のために専用RUを割り振られていないことがあるので、TXOP508中にULデータを送信しないことがある。
指示トリガフレーム502によって識別される局STA1〜STAnの各々は、各々に割り振られた専用RUのサイズおよびロケーションを判断するために、指示トリガフレーム502の追加部分を復号し得る。いくつかの態様では、指示トリガフレーム502は、たとえば、図5Aの例に示すように、指示トリガフレーム502の受信後、不特定のフレーム間隔(xIFS)持続時間に開始するように、識別される局STA1〜STAnからのULデータ送信をスケジュールし得る。
時間t4に、指示トリガフレーム502によって識別される局STA1〜STAnは、それらのそれぞれの専用RU上でUL MUデータ504を送信し始め得る。いくつかの態様では、指示トリガフレーム502によって識別される局STA1〜STAnの各々は、APにUL MUデータを送信する前に、持続時間(PIFS持続時間など)にその割り振られたRUに関連する周波数帯域がアイドルであったかどうかを判断し得る。図5Aの例では、局STA1〜STAnのすべてが指示トリガフレーム502によって専用RUを割り振られ、局STA1〜STAnのすべてがそれらのそれぞれの専用RUを使用してAPにUL MUデータを送信する。他の実装形態では、局STA1〜STAnのサブセット(たとえば、すべてに満たない)が、指示トリガフレーム502によって専用RUを割り振られ得る。
APは、時間t5に識別される局STA1〜STAnからUL MUデータ504を受信することができ、時間t6に確認応答(ACK)フレームを送信することによって、局STA1〜STAnからのUL MUデータ504の受信に確認応答することができる。いくつかの態様では、APは、局STA1〜STAnにMU ACKフレームを送信することによって、UL MUデータの受信に確認応答することができる。他の態様では、APは、たとえば、図5Aに示すように、局STA1〜STAnに多局ブロック確認応答(M-BA:Multi-Station Block Acknowledgement)フレーム506を送信することによって、UL MUデータの受信に確認応答することができる。
図5Aの例に示すように、APは、局STA1〜STAnから送信されたUL MUデータを受信した後、ショートフレーム間隔(SIFS:Short Interframe Spacing)持続時間中にM-BAフレーム506を送信し得る。他の実装形態では、APは、別の適切な持続時間後にM-BAフレーム506を送信し得る。
追加または代替として、APは、ULデータ送信のために局STA1〜STAnにランダムRUを割り振るトリガフレームを送信し得る。いくつかの実装形態では、ランダムRUは、トリガフレームを受信するすべてのSTAによって共有される競合ベースのリソースであり得る。ランダムRUは、APに関連付けられないSTAを含む、トリガフレームを受信する任意のSTAによって使用され得る。ランダムRUの割振りは、指示トリガフレーム502において識別されていないSTAが、(たとえば、指示トリガフレーム502によって割り振られた専用RUではなくランダムRUを使用することによって)APにULデータを送信することを可能にし得る。指示トリガフレーム502によって割り振られた専用RU上でのULデータ送信からの所与のSTAの除外は、たとえば、APが所与のSTAからバッファステータス報告(BSR)を受信できていないこと、UL MUデータ送信のために割り振られ得る専用RUの数が限られていること、または(たとえば、所与のSTAがAPに関連付けられないので)所与のSTAに割り当てられたAIDが存在しないことを含む、様々な要因に基づき得る。すべての受信側STAに(たとえば、OFDMAベースのランダムチャネルアクセスのために)ランダムRUを割り振るトリガフレームは、本明細書では「ワイルドカード」トリガフレームと呼ばれることがある。
図5Bは、ランダムRUの例示的な割振りを示すシーケンス図500Bを示す。図5BのAPは、たとえば、図1AのAP110、図1BのAP110、または図3のAP300を含む、任意の適切なAPであり得る。ワイヤレス局STA1〜STAnの各々は、たとえば、図1Aの局STA1〜STA4、図1Bの局STA1〜STA4のセット、または図2のSTA200を含む、任意の適切なワイヤレス局であり得る。
いくつかの実装形態では、APは、バックオフ期間またはPIFS持続時間中に媒体アクセスを求めて競合し得る。他の実装形態では、APは、別の適切なチャネルアクセス機構を使用して、媒体アクセスを求めて競合し得る。いくつかの他の実装形態では、APは、複数チャネルアクセス機構を利用し得る。
APは、時間t2にワイヤレス媒体へのアクセスを獲得し、DLチャネル上で局STA1〜STAnにワイルドカードトリガフレーム512を送信し得る。時間t2は、送信機会(TXOP)518の開始を示し得る。ワイルドカードトリガフレーム512は、局STA1〜STAnがAPにUL MUデータを送信し得る1つまたは複数のランダムRUを割り振り得る。局STA1〜STAnは、時間t3A(またはその頃)にワイルドカードトリガフレーム512を受信することができ、(時間t3Aの後のxIFS持続時間であり得る)時間t3Bに、割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて互いに競合し得る。いくつかの態様では、ワイルドカードトリガフレーム512は、任意の受信側ワイヤレスデバイスが、ワイルドカードトリガフレーム512によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合することを可能にするブロードキャストフレームであり得る。他の態様では、ワイルドカードトリガフレーム512は、局STA1〜STAnの選択されたサブセットが、ワイルドカードトリガフレーム512によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合することを可能にするマルチキャストフレームであり得る。
いくつかの実装形態では、局STA1〜STAnは、ランダムRUへのアクセスを求めて競合するために、DCFまたはPCFバックオフ手順を使用し得る。他の実装形態では、局STA1〜STAnは、たとえば、図5Bの例に示すように、ランダムRUへのアクセスを求めて競合するために、機会主義的バックオフ(OBO:Opportunistic Back-Off)手順を使用し得る。OBO手順は、ワイルドカードトリガフレーム512によって割り振られたランダムRUのうちの1つを選択するために使用され得るランダムバックオフ数(Random Back-Off Number)を各STAが選択する、分散型ランダムチャネルアクセス機構である。たとえば、競合ベースのリソースとして共有されるべき4つのランダムRUをAPが割り振り、所与のSTAが3のOBO値を選択した場合、所与のSTAは、第3のランダムRUを使用してUL MUデータを送信し得る。逆に、所与のSTAが5のOBO値を選択した場合、所与のSTAは、(たとえば、1から4のOBO値を選択したSTAによって4つのランダムRUが使用され得るので)TXOP518中にULデータを送信するためにランダムRUを使用することができない。TXOP518の終了後、所与のSTAは、そのOBO値を5から1に更新し、次いで、次のTXOP中に第1のランダムRUを使用してUL MUデータを送信することができる。
図5Bの例では、局STA1およびSTA2は、時間t4にワイルドカードトリガフレーム512によって割り振られたランダムRUへのアクセスを獲得し、TXOP518中にAPにUL MUデータ514を送信し始める。他の局(局STA3〜STAnなど)は、たとえば、TXOP518中にULデータを送信するためにワイルドカードトリガフレーム512によって割り振られたランダムRUを使用することができず、その理由は、それらの最初のOBO値が、ワイルドカードトリガフレーム512によって割り振られたランダムRUの数よりも大きいことであり得る。
APは、時間t5に局STA1およびSTA2からUL MUデータ514を受信することができ、時間t6に確認応答(ACK)フレームを送信することによって、UL MUデータ514の受信に確認応答することができる。いくつかの態様では、APは、局STA1およびSTA2にMU ACKフレームを送信することによって、UL MUデータ514の受信に確認応答することができる。他の態様では、APは、たとえば、図5Bに示すように、局STA1およびSTA2に多局ブロック確認応答(M-BA)フレーム516を送信することによって、UL MUデータ514の受信に確認応答することができる。
再び図1Bを参照すると、AP110は、複数の基本サービスセットBSS1〜BSSnを作成し、別個に動作させることができ、基本サービスセットBSS1〜BSSnの各々は、いくつかのワイヤレスデバイス(局STA1〜STA4の対応するセットなど)を含み得る。いくつかの実装形態では、AP110は、基本サービスセットBSS1〜BSSnのうちの1つまたは複数のいくつかのパラメータに基づいて、基本サービスセットBSS1〜BSSnのうちの特定の1つに、図1Bに示す例示的な局(STA)の各々を割り当てることができる。いくつかの態様では、基本サービスセットBSS1〜BSSnのうちの所与の1つのいくつかのパラメータは、次のうちの1つまたは複数を含み得る。所与のBSSのセキュリティパラメータ、所与のBSSに関連するかまたは属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、所与のBSSに関連するかまたは属する(IoTデバイス、Wi-Fiデバイスなどのような)ワイヤレスデバイスのタイプ、所与のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、所与のBSSに関連するかまたは属するワイヤレスデバイスの遅延要件(音声トラフィックの場合の比較的短い遅延およびバックグラウンドまたはベストエフォートトラフィックの場合の比較的長い遅延など)、所与のBSSに関連するかまたは属するワイヤレスデバイスの帯域幅能力(狭帯域能力および広帯域能力など)、ならびに複数の基本サービスセットBSS1〜BSSnへのランダムRUの割振りに優先度を付けるために使用され得る任意の他の適切なメトリックまたは特性。
図5Cは、特定の基本サービスセット(BSS)へのランダムRUの例示的な割振りを示すシーケンス図500Cを示す。図5CのAPは、たとえば、図1AのAP110、図1BのAP110、または図3のAP300を含む、任意の適切なAPであり得る。いくつかの態様では、図5Cに示す基本サービスセットBSS1〜BSSnは、図1Bの基本サービスセットBSS1〜BSSnの例であり得る。他の態様では、図5Cに示す基本サービスセットBSS1〜BSSnは、他の適切な基本サービスセットであり得る。簡単にするために図示されていないが、図5Cに示す基本サービスセットBSS1〜BSSnの各々は、いくつかのワイヤレスデバイス(図1AのSTA、図1BのSTAのセット、図2のSTA200、もしくはAPとワイヤレスに通信することが可能な任意の他の適切なワイヤレスデバイスなど)を含むか、またはそれらに関連付けられ得る。
いくつかの実装形態では、APは、バックオフ期間またはポイント協調機能(PCF)フレーム間スペース(PIFS)持続時間中(時間t1からt2の間など)に媒体アクセスを求めて競合し得る。他の実装形態では、APは、別の適切なチャネルアクセス機構を使用して、媒体アクセスを求めて競合し得る。いくつかの他の実装形態では、APは、たとえば、複数チャネルアクセス機構を利用することがあり、媒体アクセスを求めて競合しないことがある。
APは、時間t2にワイヤレス媒体へのアクセスを獲得し、DLチャネル上でそれぞれの基本サービスセットBSS1〜BSSnに属する局STA1〜STAnのセットにトリガフレーム522を送信し得る。時間t2は、送信機会(TXOP)528の開始を示し得る。トリガフレーム522は、たとえば、選択されたいくつかの複数の基本サービスセットBSS1〜BSSnの各々に1つまたは複数のランダムRUを割り振ることができ、それにより、選択されたBSSに関連するかまたは属するワイヤレスデバイスが、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUを使用してAPに(または他のデバイスに)ULデータを送信することができる。いくつかの実装形態では、トリガフレーム522は、選択されたBSSを識別する1つまたは複数の値を含むことができ、選択されたBSSの各々に割り振られたランダムRUのサイズおよびロケーションを示すことができる。いくつかの態様では、値の各々は、選択されたBSSのうちの対応する1つのBSSIDに設定された値を有するAIDであり得る。したがって、1つまたは複数のランダムRUが割り振られた特定のワイヤレス局を識別するのではなく、トリガフレーム522において提供される各AIDは、1つまたは複数のランダムRUが割り振られた特定のBSSを識別し得る。選択されたいくつかのBSSは、たとえば、APによって動作するかまたは制御されるBSSのサブセットであってもよく、そのため、APによって割り振られたランダムRUが、APによって動作するかまたは制御されるすべてのBSSにとって利用可能であるわけではない。
いくつかの態様では、トリガフレーム522は、選択されたBSSに関連するかまたは属する任意のワイヤレスデバイスが、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合することを可能にするブロードキャストフレームであり得る。他の態様では、トリガフレーム522は、選択されたBSSに関連するかまたは属するワイヤレスデバイスのグループが、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合することを可能にするマルチキャストフレームであり得る。
AP110の範囲内のワイヤレスデバイスは、時間t3A(またはその頃)にトリガフレーム522を受信し得る。トリガフレーム522を受信するワイヤレスデバイスの各々は、ワイヤレスデバイスが属するBSSがランダムRUの割振りのために選択されているかどうかを判断するために、トリガフレーム522に含まれるAID値を復号し得る。いくつかの実装形態では、所与のワイヤレスデバイスが、トリガフレーム522に含まれるAID値がそのBSSのBSSIDと合致すると判断した場合、所与のワイヤレスデバイスは、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合し得る。逆に、所与のワイヤレスデバイスが、トリガフレーム522に含まれるAID値がそのBSSのBSSIDと合致しないと判断した場合、所与のワイヤレスデバイスは、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合しないことがある。
図5Cの例では、AP110は、ランダムRUの割振りのために第1の基本サービスセットBSS1を選択し、トリガフレーム522に記憶されるAID値は、第1の基本サービスセットBSS1のBSSIDに設定される(AID=BSSID1など)。局STA1(1)〜STA4(1)は第1の基本サービスセットBSS1に属するので、局STA1(1)〜STA4(1)は、(時間t3Aの後のxIFS持続時間であり得る)時間t3Bにトリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて互いに競合し得る。選択されたBSSに属さない局は、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合しないことがある。したがって、局STA1(2)〜STA4(2)からSTA1(n)〜STA4(n)のセットが、それぞれ、選択されていない基本サービスセットであるBSS2からBSSnに属するので、局のこれらのセットは、トリガフレーム522によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合しないことがある。いくつかの態様では、選択されたBSSに属さない局は、電力節約状態に戻ることがある。
選択された基本サービスセットBSS1の第1の局STA1(1)は、(時間t3Bからt4の間のバックオフ期間の後に)ワイヤレス媒体へのアクセスを獲得するものとして示されており、時間t4にトリガフレーム522によって割り振られたランダムRU上でULデータを送信し始めることができる。いくつかの態様では、第1の局STA1(1)は、第1の基本サービスセットBSS1内でULデータを送信するためにランダムRUを使用し得る。他の態様では、第1の局STA1(1)は、他の基本サービスセットに属するワイヤレスデバイスにULデータを送信するためにランダムRUを使用し得る。
APは、時間t5に第1の局STA1(1)からUL MUデータ524を受信することができ、時間t6に第1の局STA1(1)にACKフレームを送信することによって、UL MUデータ524の受信に確認応答することができる。いくつかの態様では、APは、第1の局STA1(1)にMU ACKフレームを送信することによって、UL MUデータ524の受信に確認応答することができる。他の態様では、APは、たとえば、図5Cに示すように、第1の局STA1(1)に多局ブロック確認応答(M-BA)フレーム526を送信することによって、UL MUデータ524の受信に確認応答することができる。
(たとえば、APによって制御されるかまたは動作するいずれかまたはすべてのBSS内のワイヤレスデバイスにランダムRUを割り振るのではなく)選択されたBSSにランダムRUを割り振ることで、媒体の利用率および効率性を高めることができる。一例では、第1のBSSが100個のワイヤレスデバイスを含み、第2のBSSが3個のワイヤレスデバイスを含む場合、APに関連するすべてのワイヤレスデバイスにランダムRUを割り振ると、第2のBSSに属するワイヤレスデバイスは、APによって割り振られたランダムRUの不相応な分け前を受け取ることになり得る。したがって、(APによって動作するかまたは制御されるすべてのBSSに属するワイヤレスデバイスにではなく)第1のBSSに属するワイヤレスデバイスにランダムRUを割り振ることによって、APは、第1のBSSに属するワイヤレスデバイスの数に基づいて、ランダムRUの割振りに優先度を付けることができる。言い換えれば、第1のBSSには第2のBSSよりも多くのワイヤレスデバイスが属するので、APは、第1のBSSには第2のBSSよりも多くのランダムRUを割り振り得る(または、第1のBSSには第2のBSSよりも頻繁にランダムRUを割り振り得る)。
別の例では、VoIP呼を頻繁に実施する4個のスマートフォンを第1のBSSが含み、10個のIoTデバイス(スマートセンサーなど)を第2のBSSが含む場合、従来のRU割振り技法を使用してAPに関連するすべてのワイヤレスデバイスにランダムRUを割り振ると、本来であれば第1のBSSに対応するVoIP呼および他のリアルタイムトラフィックを促進するために利用可能である(通常は、遅延クリティカルトラフィックを有しない)センサーデバイスへのランダムRUの割振りが生じ得る。したがって、第1のBSSに属する4個のスマートフォンに(かつ第2のBSSに属する10個のIoTデバイスにではなく)ランダムRUを割り振ることによって、APは、トラフィッククラスおよび遅延またはレイテンシ要件に基づいて、ランダムRUの割振りに優先度を付けることができる。
図6は、例示的なトリガフレーム600を示す。トリガフレーム600は、図5Aの指示トリガフレーム502、図5Bのワイルドカードトリガフレーム512、および図5Cのトリガフレーム522として使用され得る。トリガフレーム600は、フレーム制御フィールド601、持続時間フィールド602、受信機アドレス(RA)フィールド603、送信機アドレス(TA)フィールド604、共通情報フィールド605、いくつかのユーザ単位情報フィールド606(1)〜606(n)、およびフレーム検査シーケンス(FCS)フィールド607を含むように示されている。
フレーム制御フィールド601は、タイプフィールド601Aおよびサブタイプフィールド601Bを含む。タイプフィールド601Aは、トリガフレーム600が制御フレームであることを示す値を記憶することができ、サブタイプフィールド601Bは、トリガフレーム600のタイプを示す値を記憶することができる。持続時間フィールド602は、トリガフレーム600の持続時間または長さを示す情報を記憶し得る。RAフィールド603は、受信側デバイス(図5Aのワイヤレス局STA1〜STAnのうちの1つなど)のアドレスを記憶し得る。TAフィールド604は、送信側デバイス(図5AのAPなど)のアドレスを記憶し得る。共通情報フィールド605は、図7Aに関して以下でより詳細に説明するように、1つまたは複数の受信側デバイスに共通の情報を記憶し得る。ユーザ単位情報フィールド606(1)〜606(n)の各々は、図7Bに関して以下でより詳細に説明するように、特定の受信側デバイスに関する情報を記憶し得る。FCSフィールド607は、(たとえば、誤り検出のための)フレーム検査シーケンスを記憶し得る。
図7Aは、例示的な共通情報フィールド700を示す。共通情報フィールド700は、トリガフレーム600の共通情報フィールド605の一実装形態であり得る。共通情報フィールド700は、長さサブフィールド701、カスケード指示サブフィールド702、高効率シグナリングA(HE-SIG-A)情報フィールド703、サイクリックプレフィックス(CP)およびレガシートレーニングフィールド(LTF)タイプサブフィールド704、トリガタイプサブフィールド705、ならびにトリガ依存共通情報サブフィールド706を含むように示されている。長さサブフィールド701は、トリガフレーム600に応答して送信されるべきULデータフレームのレガシーシグナリングフレームの長さを示し得る。カスケード指示サブフィールド702は、後続トリガフレームが現在のトリガフレームの後にくるかどうかを示し得る。HE-SIG-A情報フィールド703は、トリガフレーム600に応答して送信されるべきULデータフレームのHE-SIG-Aフィールドの内容を示し得る。CPおよびLTFタイプサブフィールド704は、トリガフレーム600に応答して送信されるべきULデータフレームのサイクリックプレフィックスおよびHE-LTFタイプを示し得る。トリガタイプサブフィールド705は、トリガフレームのタイプを示し得る。トリガ依存共通情報サブフィールド706は、トリガ依存情報を示し得る。
図7Bは、例示的なユーザ単位情報フィールド710を示す。ユーザ単位情報フィールド710は、トリガフレーム600のユーザ単位情報フィールド606(1)〜606(n)の一実装形態であり得る。ユーザ単位情報フィールド710は、ユーザ識別子サブフィールド711、RU割振りサブフィールド712、コーディングタイプサブフィールド713、MCSサブフィールド714、デュアルキャリア変調(DCM)サブフィールド715、空間ストリーム(SS)割振りサブフィールド716、およびトリガ依存ユーザ単位情報サブフィールド717を含むように示されている。ユーザ識別子サブフィールド711は、UL MUデータを送信するために専用RUが割り振られるSTAの関連付け識別情報(AID)を示し得る。RU割振りサブフィールド712は、対応するSTA(ユーザ識別子サブフィールド711によって識別されるSTAなど)に割り振られる専用RUを識別し得る。コーディングタイプサブフィールド713は、割り振られたRUを使用してULデータを送信するときに対応するSTAによって使用されるべきコーディングのタイプを示し得る。MCSサブフィールド714は、割り振られたRUを使用してULデータを送信するときに対応するSTAによって使用されるべきMCSを示し得る。DCMサブフィールド715は、割り振られたRUを使用してULデータを送信するときに対応するSTAによって使用されるべきデュアルキャリア変調を示し得る。SS割振りサブフィールド716は、割り振られたRUを使用してULデータを送信するときに対応するSTAによって使用されるべき空間ストリームの数を示し得る。
いくつかの実装形態では、トリガフレーム600のユーザ単位情報フィールド710のユーザ識別子サブフィールド711に記憶されたAIDの値は、RU割振りサブフィールド712において識別されるランダムRUが割り振られた、選択されたBSSを示すか、または識別し得る。いくつかの態様では、ユーザ識別子サブフィールド711に記憶されたAIDは、たとえば、いくつか(N個)の値のうちの、トリガフレーム600によって1つまたは複数のランダムRUが割り振られたN個の異なるBSSのうちの対応する1つを識別するための1つであり得る。APがN=8個の独立したBSSを動作させる一例では、0〜7のAID値はトリガフレーム600によって、トリガフレーム600によってランダムRUが割り振られた8個のBSSのうちの選択された1つを識別するために使用され得る。したがって、トリガフレーム600が値AID=1を記憶する場合、BSSID=1を有するBSS(図1Bの第1の基本サービスセットBSS1など)に関連するかまたは属するすべてのワイヤレスデバイスは、トリガフレーム600によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合することができ、トリガフレーム600が値AID=2を記憶する場合、BSSID=2を有するBSS(図1Bの第2の基本サービスセットBSS2など)に関連するかまたは属するすべてのワイヤレスデバイスは、トリガフレーム600によって割り振られたランダムRUへのアクセスを求めて競合することができ、以下同様である。
BSSとAID値との間のマッピングは、たとえば、図3に関して上記で説明したように、APに記憶され得る。APは、BSSとAID値との間のマッピングを、その関連ワイヤレスデバイスと共有し得る。いくつかの実装形態では、APは、BSSとAID値との間のマッピングを含む複数BSSIDセット要素を送信し得る。いくつかの態様では、APは、その関連デバイスにブロードキャストされるビーコンフレームにおいて、複数BSSIDセット要素を送信し得る。他の態様では、APは、トリガフレームにおいて複数BSSIDセット要素を送信し得る。複数BSSIDセット要素は、情報要素(IE)に、ベンダー固有情報要素(VSIE)に、パケット拡張に、またはビーコンフレームもしくはトリガフレームの任意の他の適切な部分もしくはフィールドに含まれ得る。
図8は、本開示の態様による、APによって動作する選択されたいくつかの基本サービスセット(BSS)にランダムRUを割り振るための例示的な動作800を示す例示的なフローチャートを示す。APは、たとえば、図1AのAP110、図1BのAP、または図3のAP300であり得る。
最初に、APは、いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択し、選択されたいくつかのBSSは、複数のBSSのサブセットである(802)。いくつかの態様では、APは、BSSの選択を以下のうちの少なくとも1つに基づかせ得る。複数のBSSのセキュリティパラメータ、複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのタイプ、複数のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、および複数のBSSに属するワイヤレスデバイスの遅延要件。
次いで、APは、選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振る(804)。いくつかの実装形態では、1つまたは複数のランダムRUは、選択されたBSSのうちの対応する1つに属するいくつかのワイヤレスデバイスによって共有されるべき競合ベースのリソースであり得る。いくつかの態様では、1つまたは複数のランダムRUのサイズが、選択されたBSSのうちの対応する1つに属するワイヤレスデバイスの帯域幅に少なくとも部分的に基づき得る。
次に、APは、選択されたBSSの各々への1つまたは複数のランダムRUの割振りを示すフレームを送信する(806)。いくつかの実装形態では、フレームは、選択されたBSSを識別する1つまたは複数のAID値を示すトリガフレームであり得る。いくつかの態様では、AID値は、トリガフレームのユーザ単位情報フィールドに記憶され得る。他の態様では、AID値は、トリガフレームの別の適切な部分またはフィールドに記憶され得る。
その後、APは、選択されたBSSのうちの少なくとも1つに属するいくつかのワイヤレスデバイスから、フレームによって割り振られた1つまたは複数のランダムRU上で、アップリンクデータを受信する(808)。このようにして、選択されたBSSのうちの少なくとも1つに属するワイヤレスデバイスは、選択されていないBSSに属するワイヤレスデバイスと競合せずに、ランダムRUを使用し得る。
本明細書で使用する場合、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含することを意図する。
本明細書で開示する実装形態に関連して説明する様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムプロセスは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得る。ハードウェアとソフトウェアの互換性は、概して機能の観点で説明され、上記で説明した様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびプロセスにおいて示されている。そのような機能がハードウェアで実装されるか、ソフトウェアで実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約によって決まる。
本明細書で開示する態様に関連して説明する様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアおよびデータ処理装置は、汎用シングルチッププロセッサもしくは汎用マルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別のゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または、本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せとともに実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、もしくはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成などとして実装され得る。いくつかの実装形態では、特定のプロセスおよび方法は、所定の機能に特有の回路によって実行されてもよい。
1つまたは複数の態様では、説明する機能は、本明細書で開示する構造およびそれらの構造的等価物を含む、ハードウェア、デジタル電子回路、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。本明細書で説明する主題の実装形態はまた、1つまたは複数のコンピュータプログラムとして、すなわち、データ処理装置によって実行するために、またはデータ処理装置の動作を制御するために、コンピュータ記憶媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして、実装され得る。
ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つもしくは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されてもよく、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。本明細書で開示する方法またはアルゴリズムのプロセスは、コンピュータ可読媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールにおいて実装され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムを転送することが可能になり得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形式で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得るとともに、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ぶことができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コードおよび命令のうちの1つまたは任意の組合せもしくはセットとして、コンピュータプログラム製品に組み込まれる場合がある機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上に存在してもよい。
本開示で説明する実装形態に対する様々な変更形態が、当業者には容易に明らかになる場合があり、本明細書で規定された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく、他の実装形態に適用される場合がある。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示されている実装形態に限定されることを意図するものではなく、本開示、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
100A ワイヤレスシステム
100B ワイヤレスシステム
110 ワイヤレスアクセスポイント(AP)、AP
120 ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)
200 STA
202 ディスプレイ
204 入力/出力(I/O)構成要素
210 物理レイヤ(PHY)
211 トランシーバ
212 ベースバンドプロセッサ
220 MAC
221 競合エンジン
222 フレームフォーマッティング回路
230 プロセッサ
240 メモリ
241 デバイスデータベース
242 フレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール
243 トリガフレーム受信ソフトウェアモジュール
244 リソースユニット(RU)復号ソフトウェアモジュール
250(1)〜250(n) アンテナ
300 AP
310 PHY
311 トランシーバ
312 ベースバンドプロセッサ
320 MAC
321 競合エンジン
322 フレームフォーマッティング回路
330 プロセッサ
340 メモリ
341 デバイスデータベース
342 BSSIDマッピングテーブル
343 BSS構成ソフトウェアモジュール
344 フレームフォーマッティングおよび交換ソフトウェアモジュール
345 トリガフレームソフトウェアモジュール
346 リソースユニット(RU)割振りソフトウェアモジュール
350 ネットワークインターフェース
360(1)〜360(n) アンテナ
400 サブキャリア割振り図
401 第1のサブキャリア割振り
402 第2のサブキャリア割振り
403 第3のサブキャリア割振り
404 第4のサブキャリア割振り
410 サブキャリア割振り図
411 第1のサブキャリア割振り
412 第2のサブキャリア割振り
413 第3のサブキャリア割振り
414 第4のサブキャリア割振り
415 第5のサブキャリア割振り
420 サブキャリア割振り図
421 第1のサブキャリア割振り
422 第2のサブキャリア割振り
423 第3のサブキャリア割振り
424 第4のサブキャリア割振り
425 第5のサブキャリア割振り
426 第6のサブキャリア割振り
500A シーケンス図
500B シーケンス図
500C シーケンス図
502 指示トリガフレーム
504 UL MUデータ
506 多局ブロック確認応答(M-BA)フレーム
508 送信機会(TXOP)
512 ワイルドカードトリガフレーム
514 UL MUデータ
516 多局ブロック確認応答(M-BA)フレーム
518 送信機会(TXOP)
522 トリガフレーム
524 UL MUデータ
526 多局ブロック確認応答(M-BA)フレーム
528 送信機会(TXOP)
600 トリガフレーム
601 フレーム制御フィールド
601A タイプフィールド
601B サブタイプフィールド
602 持続時間フィールド
603 受信機アドレス(RA)フィールド
604 送信機アドレス(TA)フィールド
605 共通情報フィールド
606(1)〜606(n) ユーザ単位情報フィールド
607 フレーム検査シーケンス(FCS)フィールド
700 共通情報フィールド
701 長さサブフィールド
702 カスケード指示サブフィールド
703 高効率シグナリングA(HE-SIG-A)情報フィールド
704 サイクリックプレフィックス(CP)およびレガシートレーニングフィールド(LTF)タイプサブフィールド
705 トリガタイプサブフィールド
706 トリガ依存共通情報サブフィールド
710 ユーザ単位情報フィールド
711 ユーザ識別子サブフィールド
712 RU割振りサブフィールド
713 コーディングタイプサブフィールド
714 MCSサブフィールド
715 デュアルキャリア変調(DCM)サブフィールド
716 空間ストリーム(SS)割振りサブフィールド
717 トリガ依存ユーザ単位情報サブフィールド
800 動作

Claims (30)

  1. アクセスポイント(AP)によって実行される方法であって、
    いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択するステップであって、前記選択されたいくつかのBSSは、前記複数のBSSのサブセットである、ステップと、
    前記選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振るステップと、
    前記選択されたBSSの各々への前記1つまたは複数のランダムRUの前記割振りを示すフレームを送信するステップと
    を含む方法。
  2. 前記複数のBSSの各々は、前記APによって動作する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記フレームは、前記選択されたBSSを識別する1つまたは複数の値を含むトリガフレームを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記値の各々は、前記選択されたBSSのうちの対応する1つを識別する関連付け識別情報(AID)を含み、前記AIDは、前記トリガフレームのユーザ単位情報フィールドに記憶される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記AIDは、N個の値を含み、前記N個の値は、N個の独立したBSSのうちの対応する1つをそれぞれ識別する0からN-1の範囲の値であり、Nは1よりも大きい整数である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つまたは複数のランダムRUは、前記選択されたBSSに属するワイヤレスデバイスによってのみ共有されるべき競合ベースのリソースを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記1つまたは複数のランダムRUのサイズは、前記選択されたBSSに属するいくつかのワイヤレスデバイスの帯域幅に少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
  8. 前記いくつかのBSSを選択するステップは、
    前記複数のBSSのセキュリティパラメータ、前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのタイプ、前記複数のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、および前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスの遅延要件
    のうちの少なくとも1つに基づく、請求項1に記載の方法。
  9. 前記選択されたBSSのうちの少なくとも1つに属するいくつかのワイヤレスデバイスから、前記フレームによって割り振られた前記1つまたは複数のランダムRU上で、アップリンクデータを受信するステップ
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. アクセスポイント(AP)であって、
    1つまたは複数のプロセッサと、
    前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記APに、
    いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択することであって、前記選択されたいくつかのBSSは、前記複数のBSSのサブセットである、選択することと、
    前記選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振ることと、
    前記選択されたBSSの各々への前記1つまたは複数のランダムRUの前記割振りを示すフレームを送信することと
    を行わせる命令を記憶するメモリと
    を含むクセスポイント。
  11. 前記複数のBSSの各々は、前記APによって動作する、請求項10に記載のクセスポイント。
  12. 前記フレームは、前記選択されたBSSを識別する1つまたは複数の値を含むトリガフレームを含む、請求項10に記載のクセスポイント。
  13. 前記値の各々は、前記選択されたBSSのうちの対応する1つを識別する関連付け識別情報(AID)を含み、前記AIDは、前記トリガフレームのユーザ単位情報フィールドに記憶される、請求項12に記載のクセスポイント。
  14. 前記AIDは、N個の値を含み、前記N個の値は、N個の独立したBSSのうちの対応する1つをそれぞれ識別する0からN-1の範囲の値であり、Nは1よりも大きい整数である、請求項13に記載のクセスポイント。
  15. 前記1つまたは複数のランダムRUは、前記選択されたBSSに属するワイヤレスデバイスによってのみ共有されるべき競合ベースのリソースを含む、請求項10に記載のクセスポイント。
  16. 前記1つまたは複数のランダムRUのサイズは、前記選択されたBSSに属するいくつかのワイヤレスデバイスの帯域幅に少なくとも部分的に基づく、請求項10に記載のクセスポイント。
  17. 前記いくつかのBSSを選択することは、
    前記複数のBSSのセキュリティパラメータ、前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのタイプ、前記複数のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、および前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスの遅延要件
    のうちの少なくとも1つに基づく、請求項10に記載のクセスポイント。
  18. 前記命令の実行は、前記APにさらに、
    前記選択されたBSSのうちの少なくとも1つに属するいくつかのワイヤレスデバイスから、前記フレームによって割り振られた前記1つまたは複数のランダムRU上で、アップリンクデータを受信すること
    を行わせる、請求項10に記載のクセスポイント。
  19. アクセスポイント(AP)の1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、前記APに、
    いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択することであって、前記選択されたいくつかのBSSは、前記複数のBSSのサブセットである、選択することと、
    前記選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振ることと、
    前記選択されたBSSの各々への前記1つまたは複数のランダムRUの前記割振りを示すフレームを送信することと
    を含む動作を実行させる命令を含むコンピュータ可読記録媒体。
  20. 前記複数のBSSの各々は、前記APによって動作する、請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  21. 前記フレームは、前記選択されたBSSを識別する1つまたは複数の値を含むトリガフレームを含む、請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  22. 前記値の各々は、前記選択されたBSSのうちの対応する1つを識別する関連付け識別情報(AID)を含み、前記AIDは、前記トリガフレームのユーザ単位情報フィールドに記憶される、請求項21に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  23. 前記AIDは、N個の値を含み、前記N個の値は、N個の独立したBSSのうちの対応する1つをそれぞれ識別する0からN-1の範囲の値であり、Nは1よりも大きい整数である、請求項22に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  24. 前記1つまたは複数のランダムRUは、前記選択されたBSSに属するワイヤレスデバイスによってのみ共有されるべき競合ベースのリソースを含む、請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  25. 前記1つまたは複数のランダムRUのサイズは、前記選択されたBSSに属するいくつかのワイヤレスデバイスの帯域幅に少なくとも部分的に基づく、請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  26. 前記いくつかのBSSを選択することは、
    前記複数のBSSのセキュリティパラメータ、前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのアクセス特権、前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスのタイプ、前記複数のBSSのサービス品質(QoS)パラメータ、および前記複数のBSSに属するワイヤレスデバイスの遅延要件
    のうちの少なくとも1つに基づく、請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  27. 前記命令の実行は、前記APに、
    前記選択されたBSSのうちの少なくとも1つに属するいくつかのワイヤレスデバイスから、前記フレームによって割り振られた前記1つまたは複数のランダムRU上で、アップリンクデータを受信すること
    をさらに含む動作を実行させる、請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
  28. いくつかの基本サービスセット(BSS)を複数のBSSから選択するための手段であって、前記選択されたいくつかのBSSは、前記複数のBSSのサブセットである、手段と、
    前記選択されたBSSの各々に1つまたは複数のランダムリソースユニット(RU)を割り振るための手段と、
    前記選択されたBSSの各々への前記1つまたは複数のランダムRUの前記割振りを示すフレームを送信するための手段と
    を含む装置。
  29. 前記フレームは、前記選択されたBSSを識別する1つまたは複数の値を含むトリガフレームを含み、前記値の各々は、前記選択されたBSSのうちの対応する1つを識別する関連付け識別情報(AID)を含む、請求項28に記載の装置。
  30. 前記1つまたは複数のランダムRUは、前記選択されたBSSに属するワイヤレスデバイスによってのみ共有されるべき競合ベースのリソースを含む、請求項28に記載の装置。
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