本発明の実施形態は、通信分野に関し、より詳細には、端末デバイス、および端末デバイスに適用される測位情報処理方法に関する。
新世代モバイルインテリジェンスプラットフォームが一般的になるにつれ、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)、または別のタイプの全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)を使用することによる測位は、すべての現在のインテリジェント端末(モバイル電話およびタブレットコンピュータなどの)のほとんど標準の機能である。測位機能は、端末デバイスの基本機能の役割をし、測位機能の電力消費は、常に一般的な問題である。例えば、端末デバイスのいくつかのアプリケーションは、短い時間内に測位をしばしば開始し、その結果、過度に高い電力消費をもたらす。いくつかのアプリケーションは、長い時間にわたって測位を開始し、その結果、過度に高い電力消費をもたらす。いくつかのアプリケーション(QQブラウザなどの)は、測位を開始し、ブロードキャスト通知タイプを使用することによって、測位データを獲得し、それゆえ、アプリケーションが測位を能動的に取り消さない場合、システムは、アプリケーションプロセスが終了された場合でさえ、測位を停止することができず、その結果、過度に高い電力消費をもたらす。
前述の問題を解決するのに、図1に示される技術的ソリューションが従来技術において提案される。技術的ソリューションにおいて、端末は、アルゴリズムポリシーを使用することによって、長時間の測位または頻繁な測位などの異常な測位挙動を発見し、ブロードキャストメッセージを使用することによって電力を多く使うアプリケーションについてモバイル電話マネージャに通知する。モバイル電話マネージャは、ブロードキャストメッセージによりユーザに警告し、ユーザ許可が獲得されたとき、異常な測位挙動を有するアプリケーションを終了させ、かつ測位サービスを停止する。しかし、従来技術において、端末ユーザが処理をまったく遂行しない場合、アプリケーションプログラムに測位サービスを提供するかどうかは、アプリケーションプログラムの要求に完全に依存する。このことは、測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装することができない。
本発明の実施形態は、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装するようにする、端末デバイス、および端末デバイスに適用される測位情報処理方法を提供する。
第1の態様によれば、端末デバイスに適用される測位情報処理方法が提供され、ここで、端末デバイスは、プロセッサと、第1のアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリとを含み、かつ方法は、プロセッサによる、測位情報を受信すること、およびプロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景(バックグラウンド)において実行している場合、測位情報を破棄することを含む。
任意選択で、第1のアプリケーションプログラムは、測位サービスを要求するアプリケーションプログラムであり、かつ、詳細には、測位サービスを要求しているアプリケーションプログラムおよび/または測位サービスを要求したアプリケーションプログラムであってよい。プロセッサは、測位情報を受信してよく、ここで、測位情報は、第1のアプリケーションプログラムの測位要求、または第1のアプリケーションプログラムによって要求された測位データを含んでよい。プロセッサが、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行していると決定した場合、プロセッサは、測位情報を破棄してよく、すなわち、第1のアプリケーションプログラムに測位サービスをまったく提供しなくてよい。
したがって、本発明の実施形態における端末デバイスによれば、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行しているとき、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄し、第1のアプリケーションプログラムに測位サービスをまったく提供しない。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装し、かつ端末デバイスの背景において実行しているいくつかのアプリケーションプログラムの、頻繁な測位開始または長時間の測位などの異常な測位挙動を回避して、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させるようにすることができる。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの外部の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
第1の態様の第1の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、測位チップに測位要求を送らない。
第1の態様の第2の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らない。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第3の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景(フォアグラウンド)において実行している場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、測位情報は、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を含み、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを含む。
任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第4の可能な実装形態において、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、ユーザによって設定される、または第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、端末デバイスのデフォルトの設定である。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第5の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を破棄することの前に、方法は、プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含むかどうかを決定することであって、ここで、測位サービス凍結されたリストは、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含むことをさらに含み、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、測位情報を破棄することを含む。
測位サービス凍結されたリストは、測位サービス制限された状態にあり、かつ現在、背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。任意選択で、プロセッサは、測位サービス凍結されたリストにクエリすることによって、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ現在、背景において実行しているという条件を満たすかどうかを決定してよく、かつ、相応して、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄すべきかどうかをさらに決定してよい。
詳細には、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、それは、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ現在、背景において実行しているという条件を満たすことを示し、そうではなく、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、それは、第1のアプリケーションプログラムが前述の条件を満たさないことを示す。
このようにして、測位サービス凍結されたリストが設定され、プロセッサは、測位サービス凍結されたリストにより、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送るべきかどうかを決定する。このことは、プロセッサの負荷および複雑さを低減すること、測位サービスの処理効率を向上させること、および端末デバイスの全体的なパフォーマンスを向上させることができる。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第6の可能な実装形態において、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景において実行している場合、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、測位情報を送ることを含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第7の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、第2のアプリケーションプログラムを測位サービス凍結されたアプリケーションリストに追加することを、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第2のアプリケーションプログラムが前景実行から背景実行に変化し、かつ第2のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態に入っている場合、行うことをさらに含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第8の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが背景実行から前景実行に変化した場合、測位サービス凍結されたリストから第1のアプリケーションプログラムを削除することをさらに含む。
第2の態様によれば、端末デバイスに適用される別の測位情報処理方法が提供され、ここで、端末デバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、動きセンサとを含み、かつ方法は、プロセッサによる、測位情報を受信すること、プロセッサによる、動きセンサによって獲得された動きデータにより端末デバイスの動きステータスが動いている状態であるか、または静止状態であるかを決定すること、およびプロセッサによる、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することを含む。
したがって、本発明の実施形態における端末デバイスによれば、端末デバイスのディスプレイが現在、画面オフ状態にあり、かつ/または端末デバイスが現在、静止状態にあると決定したとき、プロセッサは、受信された測位情報を破棄する。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装すること、端末デバイスの電力消費を低減すること、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させること、およびユーザ体験を向上させることができる。
第2の態様の第1の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、端末デバイスが以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オン状態にある、または端末デバイスが移動している状態にあるうちの少なくとも1つを現在、満たす場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、端末デバイスは、第1のアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリをさらに含んでよい。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第2の可能な実装形態において、プロセッサによる、端末デバイスが以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オン状態にある、または端末デバイスの動作ステータスが移動している状態にあるうちの少なくとも1つを現在、満たす場合、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、端末デバイスが以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オン状態にある、または端末デバイスの動きステータスが移動している状態であるうちの少なくとも1つを現在、満たす場合、測位情報を送るべきかどうかを決定することを含む。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの外部の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第3の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、測位チップに測位要求を送らない。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第4の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らない。
任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
任意選択で、測位情報が、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第5の可能な実装形態において、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第1の閾値に達する、端末デバイスが静止状態にある持続時間が第2の閾値に達する、またはディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第3の閾値に達し、かつ端末デバイスが現在、静止状態にあるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することを含む。
本発明のいくつかの態様によれば、端末デバイスは、あるいは、測位チップを含まなくてよい。例えば、測位機能がプロセッサに一体化される。
任意選択で、プロセッサは、RF無線周波数回路を使用することによって測位データを受信してよく、またはプロセッサは、RF無線周波数回路によって送られた測位信号を受信し、かつ測位信号により測位データを生成する。第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らないことを決定してよい。
任意選択で、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信してよい。第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、測位要求メッセージを破棄してよく、または第1のアプリケーションプログラムの測位要求を拒否してよい。
第3の態様によれば、第1の態様、または第1の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成されたプロセッサが提供される。
第4の態様によれば、第2の態様、または第2の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成されたプロセッサが提供される。
第5の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、ここで、コンピュータプログラムは、第1の態様、または第1の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するのに使用される命令を含む。
第6の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、ここで、コンピュータプログラムは、第2の態様、または第2の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するのに使用される命令を含む。
第7の態様によれば、端末デバイスが提供され、ここで、端末デバイスは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリと、プロセッサとを含み、かつプロセッサは、第1の態様、または第1の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成される。
第8の態様によれば、端末デバイスが提供され、ここで、端末デバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、動きセンサとを含み、動きセンサは、端末デバイスの動きデータを獲得するように構成され、かつプロセッサは、第2の態様、または第2の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成される。
任意選択で、端末デバイスは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリをさらに含んでよい。
本発明の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明するのに、以下が、本発明の実施形態、または従来技術を説明するのに要求される添付の図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者は、それでも、独創的な取組みなしにこれらの添付の図面から他の図面を導き出し得る。
従来技術における測位サービスの電力消費を制御するのに使用される技術的ソリューションを示す概略図である。
本発明の実施形態による端末デバイスを示す概略構造図である。
本発明の実施形態による端末デバイスにおけるプロセッサの特定の実装形態を示す概略ブロック図である。
本発明の実施形態による端末デバイスに適用される測位情報処理方法を示す概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態による端末デバイスに適用される測位情報処理方法を示す概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態による端末デバイスに適用される測位情報処理方法の例を示す概略フローチャートである。
以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかではあるが、すべてではない。独創的な取組みなしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって獲得される他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るべきものとする。
図2は、本発明の実施形態による端末デバイス200を概略で示す。端末デバイス200は、プロセッサ210と、メモリ220と、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路230とを含んでよい。加えて、Nのアプリケーションプログラムが、端末デバイス200にインストールされてよく、ここで、Nのアプリケーションは、メモリ220に記憶されてよく、かつN≧1である。
任意選択で、端末デバイス200は、入力ユニット240、ディスプレイユニット250、少なくとも1つのセンサ260、オーディオ周波数回路270、スピーカ271、マイクロフォン272、および電力供給280などの構成要素をさらに含んでよい。
任意選択で、端末デバイス200は、測位チップ290をさらに含んでよく、ここで、測位チップ290は、端末デバイスの現在のロケーションを決定するように構成されてよい。本発明のこの実施形態において、プロセッサ210および測位チップ290は、別々に配置されてよく、または一緒に一体化されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。理解の容易のため、以下は、端末デバイスが独立に配置された測位チップ290を含む例を使用することによって説明を提供する。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。測位チップ290は、例えば、GPSチップであってよい。
詳細には、プロセッサ210は、端末デバイス200の制御センタであってよく、様々なインターフェースおよび線を使用することによって端末デバイスの様々な構成要素を接続し、かつメモリ220に記憶されたプログラムおよび/またはモジュールを実行すること、もしくは執行すること、およびメモリ220に記憶されたデータを呼び出すことによって端末デバイス200の様々な機能を執行する。任意選択で、プロセッサ210は、1つまたは複数の処理ユニットを含んでよい。
メモリ220は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてよい。プロセッサ210は、メモリ220に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行して、端末デバイス200の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を遂行する。メモリ220は、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを主に含んでよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(サウンド再生機能または画像再生機能などの)によって要求されるアプリケーションプログラム、および類似したものを記憶してよい。データ記憶領域は、端末デバイス200の使用により作成されるデータ(オーディオデータ、画像データ、および電話帳などの)、および類似したものを記憶してよい。加えて、メモリ220は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、または不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスク記憶構成要素、フラッシュメモリ構成要素、または別の揮発性ソリッドステート記憶構成要素を含んでよい。
RF回路230は、情報を受信する/送信するように、または呼出しプロセスにおいて信号を受信する、もしくは送るように構成されてよい。例えば、GPS測位プロセスにおいて、RF回路230は、GPS衛星または別のタイプの測位システムによって送られた信号を受信するように、かつ処理のためにプロセッサ210または測位チップ290に信号を送信するように構成されてよい。一般に、RF回路230は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)、デュプレクサ、および類似したものを含んでよいが、これらに限定されない。アンテナは、一次アンテナおよび二次アンテナなどの、モバイル電話上のすべてのアンテナを含んでよい。二次アンテナは、GPSアンテナ、Wi−Fiアンテナ、NFCアンテナ、または類似したものであってよい。複数のタイプの二次アンテナが1つのアンテナボディを共有してよい。加えて、RF回路230は、ワイヤレス通信技術を使用することによってネットワークおよび別のデバイスとさらに通信してよく、例えば、基地局によって送られたダウンリンク情報を受信してよく、かつ処理のためにプロセッサ210に受信されたダウンリンク情報をさらに送信してよく、または基地局にアップリンクデータを送ってよい。グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、ショートメッセージサービス(Short Messaging Service、SMS)、および類似したものを含むが、これらには限定されない、いずれかの通信標準または通信プロトコルがワイヤレス通信技術において使用されてよい。
入力ユニット240は、入力された数字情報もしくは文字情報を受信するように、かつ端末デバイス200のユーザ設定および機能制御と関係付けられた重要な信号入力を生成するように構成されてよい。詳細には、入力ユニット240は、タッチスクリーン241と、別の入力デバイス242とを含んでよい。タッチスクリーン241は、タッチパネルとも呼ばれ、タッチスクリーン241上、またはそれの周囲のユーザのタッチ操作(指またはタッチペンなどのいずれかの適切な物体またはアクセサリを使用することによってユーザによってタッチスクリーン241上で、またはタッチスクリーン241の周囲で遂行される操作などの)を収集するように、かつ事前設定されたプログラムにより対応する接続された装置を駆動するように構成されてよい。任意選択で、タッチスクリーン241は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置と、タッチコントローラとを含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ向きを検出し、タッチ操作に対応する信号を検出し、かつタッチコントローラに、タッチ操作に対応するタッチ情報(タッチ向きについてのタッチ信号およびタッチ情報などの)を送信するように構成されてよい。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチポイント座標に変換し、かつプロセッサ210にタッチポイント座標についての情報を送信するように構成されてよい。加えて、タッチコントローラは、プロセッサ210によって送られたコマンドを受信し、かつコマンドを執行するようにさらに構成されてよい。
任意選択で、タッチスクリーン241は、抵抗タイプ、静電容量タイプ、赤外線、および表面弾性波などの複数のタイプにおいて実装されてよい。タッチスクリーン241に加えて、入力ユニット240は、別の入力デバイス242をさらに含んでよい。詳細には、別の入力デバイス242は、物理キーボード、ファンクションキー(音量制御キーもしくは電力オン/オフキーなどの)、トラックボール、マウス、または操作ロッドのうちの1つまたは複数を含んでよいが、これらには限定されない。
ディスプレイユニット250は、ユーザによって入力された情報、またはユーザに提供される情報、および端末デバイス200の様々なメニューを表示するように構成されてよい。ディスプレイユニット250は、ディスプレイパネル251を含んでよい。任意選択で、ディスプレイパネル241は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode、OLED)、または類似したものの形態で構成されてよい。さらに、タッチスクリーン241は、ディスプレイパネル251を範囲に含んでよい。タッチスクリーン241上、またはそれの周囲のタッチ操作を検出した後、タッチスクリーン241は、プロセッサ210にタッチ操作についての情報を送信して、タッチイベントのタイプを決定する。プロセッサ210は、タッチイベントのタイプによりディスプレイパネル251上に対応するビジュアル出力を提供してよい。図2において、タッチスクリーン241およびディスプレイパネル251は、2つの独立した構成要素の役割をして、端末デバイス200の入力機能および出力機能を実装する。しかし、いくつかの実施形態において、タッチスクリーン241およびディスプレイパネル251は、一体化されて端末デバイス200の入力機能および出力機能を実装してよい。
少なくとも1つのセンサ260は、動きセンサを含んでよい。動きセンサは、端末デバイスの動きデータを獲得し、かつ端末デバイスの動きステータスを相応して決定するように構成されてよく、ここで、動きステータスは、静止状態または動いている状態を含んでよい。あるいは、動きセンサは、プロセッサ210に獲得された動きデータを送信してよく、かつプロセッサ210は、動きデータにより端末デバイスの現在の動きステータスを決定する。
任意選択で、少なくとも1つのセンサ260は、光センサまたは重力センサ(gravity sensor)などの別のセンサをさらに含んでよい。詳細には、光センサは、光環境センサと、光近接センサとを含んでよい。光環境センサは、周囲光の強度によりディスプレイパネル241の輝度を調整してよい。光近接センサは、物体が端末デバイスに接近するかどうか、またはそれと接触しているかどうかを検出し、端末デバイス200が耳の近くに移動したとき、ディスプレイパネル241および/またはバックライトをディセーブルにしてよい。重力センサは、様々な方向(一般に3つの軸が存在する)において端末デバイスの加速度の値を検出するように構成されてよく、端末デバイスが静止しているとき、重力の値および方向を検出してよく、かつ端末デバイスの姿勢を認識するためのアプリケーション(横向き/縦向きモード切換え、関係付けられたゲーム、または磁気計姿勢較正などの)、振動認識と関係付けられた機能(歩数計またはキーストロークなどの)、および類似したものに適用されてよい。少なくとも1つのセンサ260は、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサなどの別のセンサをさらに含んでよい。詳細は、本明細書において説明されない。
任意選択で、オーディオ周波数回路270、スピーカ271、およびマイクロフォン272が、ユーザと端末デバイス200の間のオーディオインターフェースを提供してよい。オーディオ周波数回路270は、受信されたオーディオデータを電気信号に変換し、かつスピーカ271に電気信号を送信するように構成されてよい。スピーカ271は、受信された電気信号を音響信号に変換し、かつ音響信号を出力するように構成されてよい。別の態様において、マイクロフォン272は、収集された音響信号を電気信号に変換し、かつオーディオ周波数回路に電気信号を送信するように構成されてよい。オーディオ周波数回路270は、受信された電気信号をオーディオデータに変換し、かつRF回路230にオーディオデータを出力して、さらなる処理のために別のデバイスにオーディオデータを送るように、またはメモリ220にオーディオデータを出力するようにしてよい。
任意選択で、端末デバイス200は、すべての構成要素に電力供給を提供する電力供給280(バッテリなどの)をさらに含んでよい。好ましくは、電力供給は、電力供給管理システムを使用することによってプロセッサ210に論理的に接続されて、電力供給管理システムを使用することによって、充電および放電管理、ならびに電力消費管理などの機能を実装するようにしてよい。
端末デバイス200は、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)モジュール、Bluetooth(登録商標)モジュール、および類似したものをさらに含んでよく、ただし、それらは示されないことを理解されたい。詳細は、本明細書において説明されない。
説明の容易のため、図2は、本発明のこの実施形態と関係付けられた部分を示すに過ぎないことをさらに理解されたい。開示されない特定の技術的詳細に関して、本発明の実施形態における特定の説明を参照されたい。
図2に示される端末デバイス構造は、例に過ぎないことをさらに理解されたい。本発明のこの実施形態における端末デバイスは、図2に示されるものと比べてより多くの、もしくはより少ない構成要素を含んでよく、またはいくつかの構成要素を組み合わせてよく、または図2におけるものとは異なる構成要素レイアウトを有してよい。図2に示される端末デバイス構造は、本発明のこの実施形態に対して限定を設定しない。
本発明のこの実施形態において、測位チップは、プロセッサ210を使用することによってアプリケーションプログラム220に測位サービスを提供してよい。例えば、アプリケーションプログラム220が、プロセッサ210に測位要求を送ってよく、プロセッサ210が、測位チップに測位要求を転送してよく、測位要求を受信した後、測位チップは、プロセッサ210を使用することによってアプリケーションプログラム220に端末デバイス200の現在の測位データを送ってよい。任意選択で、アプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信した後、測位チップは、アプリケーションプログラムに測位データを1回だけ提供してよく、または時間の周期において、アプリケーションプログラムに測位データを周期的に送ってよく、または時間の周期において、測位チップが測位データを獲得するたびにアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。時間の周期の長さは、事前設定されてよく、またはアプリケーションプログラムによって送られた測位要求により決定されてよい。あるいは、時間の周期は、測位チップが、アプリケーションプログラムによって送られた測位停止要求を受信するまで続いてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。任意選択で、測位データは、以下のデータ、すなわち、ロケーション(location)データ、ジオフェンシング(Geo−fencing)データ、米国海洋電子機器協会(National Marine Electronics Association、NMEA)GPSデータ、衛星ステータス関係のデータ、GPSナビゲーションデータ、もしくはGPS測定ステータスデータの少なくとも1つを含んでよく、または別のタイプの測位データを含んでよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、アプリケーションプログラムに測位サービスを提供すべきかどうかを決定するように構成されてよい。詳細には、プロセッサ210は、測位情報を受信するように構成されてよく、ここで、測位情報は、アプリケーションプログラムによって送られた測位要求、または測位チップによって送られた測位データを含んでよい。プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送るべきかどうかを決定してよく、ここで、アプリケーションプログラムに対応する測位情報は、アプリケーションプログラムによって送られた測位要求、またはアプリケーションプログラムによって要求された測位データを含んでよい。任意選択で、アプリケーションプログラムの現在のステータスは、測位サービス許可ステータスまたは実行ステータスの少なくとも1つを含んでよく、ここで、実行ステータスは、前景実行、背景実行、または実行していないを含んでよく、かつ測位サービス許可ステータスは、測位サービス制限された状態にあること、または測位サービス制限された状態にないことを含んでよい。任意選択で、測位サービス制限された状態にないことは、測位サービス限定されていない状態にあることとして参照されてもよい。測位サービス限定されていない状態にあるアプリケーションプログラムは、いずれの事例においても測位サービスを使用することを許される。例えば、測位サービス限定されていない状態にあるアプリケーションプログラムのすべての測位サービス要求が許され、かつ満たされる。しかし、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムは、いくつかの条件(例えば、前景において実行している)において測位サービスを使用することを許され、他の条件において測位サービスを使用することを禁止される。アプリケーションプログラムが測位サービスを使用することを許される、または使用することを禁止される条件は、事前設定されてよい。例えば、条件は、端末デバイスのユーザによって設定される、または端末デバイスのベンダによって設定される。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、アプリケーションプログラムが現在、測位サービス制限されていない状態にある、またはアプリケーションプログラムが現在、前景において実行している場合、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送ってよい。
任意選択で、アプリケーションプログラムが現在、測位サービス制限された状態にある、またはアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送らなくてよい。
例えば、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信し、かつ第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、測位チップに測位要求を転送すべきかどうかを決定するように構成されてよい。任意選択で、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限されていない状態にあると決定した、または第1のアプリケーションプログラムが前景において実行していると決定した場合、プロセッサ210は、測位チップに測位要求を転送してよい。任意選択で、別の実施形態において、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあると決定した、または第1のアプリケーションプログラムが背景において実行していると決定した場合、プロセッサ210は、測位要求を破棄し、測位チップに測位要求を転送しなくてよい。
別の例として、プロセッサ210は、測位チップによって送られた測位データを受信し、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける各アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、各アプリケーションプログラムに測位データを送るべきかどうかを決定するように構成されてよい。プロセッサ210は、受信された少なくとも1つの測位要求により、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを決定してよく、または測位サービス要求アプリケーションリストを獲得し、かつ測位サービス要求アプリケーションリストにおけるすべてのアプリケーションプログラムを、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムとして決定してよい。測位サービス要求アプリケーションリストは、受信された測位要求によりプロセッサ210によって生成されてよく、または別の構成要素によって生成されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
この事例において、任意選択で、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限されていない状態にあると決定した、または第1のアプリケーションプログラムが前景で実行していると決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。任意選択で、別の実施形態において、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第1のアプリケーションプログラムが現在、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行していると決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らなくてよい。この事例において、任意選択で、プロセッサ210は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに入っており、かつ測位サービス制限されていない状態にあるアプリケーションプログラム、および少なくとも1つのアプリケーションプログラムに入っており、かつ前景において実行しているアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。プロセッサ210が第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らないとき、第1のアプリケーションプログラムは、測位サービスを実行しなくてよく、第1のアプリケーションプログラムが実行するときに生成される電力消費を低減するようにする。
したがって、本発明のこの実施形態における端末デバイスによれば、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行しているとき、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムにまったく測位サービスを提供しない。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装し、かつ端末デバイスの背景において実行しているいくつかのアプリケーションプログラムの、頻繁な測位開始または長時間の測位などの異常な測位挙動を回避して、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させるようにすることができる。
本発明のこの実施形態において、測位サービス許可ステータスが、端末デバイス200にインストールされたすべての、またはいくつかのアプリケーションプログラムに関して設定されてよい。例えば、異常な測位挙動を有することがある、またはしばしば有したアプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスが、測位サービス制限された状態に設定されてよい。任意選択で、各アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスが、ユーザによって設定されてよく、または端末デバイスのデフォルトの設定であってよく、またはアプリケーションプログラムの挙動に関する統計を解析すること、および収集することによって端末デバイスによって決定されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。あるいは、いくつかのアプリケーションプログラムが、測位サービス制限された状態に設定されてよく、測位サービス制限された状態に設定されない他のアプリケーションプログラムが、デフォルトで測位サービス制限されていない状態にある、もしくはデフォルトで測位サービス制限された状態にない。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択の実施形態において、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスと実行ステータスを別々に決定してよい。
詳細には、プロセッサ210は、複数の形態において、アプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定してよい。例えば、端末デバイス200は、メモリをさらに含む。メモリは、測位サービスブラックリストを記憶してよい。測位サービスブラックリストは、測位サービス制限された状態に設定された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。この事例において、プロセッサ210は、測位サービスブラックリストが第1のアプリケーションプログラムを含むかどうかをクエリすることによって、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定してよい。あるいは、端末デバイス200は、アプリケーションプログラムに関するタグを設定して、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスを示してよい。端末デバイス200は、すべてのアプリケーションプログラムに関するタグを設定してよく、ここで、タグは、アプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあること、または測位サービス制限されていない状態にあることを示す。あるいは、端末デバイス200は、測位サービス制限された状態に設定されたアプリケーションプログラムに関してだけタグを設定してよく、すなわち、タグが設定されるアプリケーションプログラムは、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムであり、かつまったくタグが設定されないアプリケーションプログラムは、測位サービス制限されていない状態にあるアプリケーションプログラムである。この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムのタグにより、またはタグが第1のアプリケーションプログラムに関して設定されているかどうかにより、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定してよい。任意選択で、プロセッサは、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスを別の形態で決定してもよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが現在、前景で実行していると決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスを決定するステップ、または第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定するステップを遂行しなくてよい。代わりに、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を直接に送る。あるいは、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にないと決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムの実行ステータスを決定するステップを実行しなくてよい。代わりに、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を直接に送る。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスと実行ステータスを別々に決定してなくてよい。代わりに、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの現在のステータスが測位サービスを使用することを許されるか、または測位サービスを使用することを禁止されるかを直接に決定する。測位サービスを使用することを禁止されるアプリケーションプログラムは、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景で実行しているアプリケーションプログラムである。測位サービスを使用することを許されるアプリケーションプログラムは、測位サービス制限された状態にないアプリケーションプログラムであるか、または前景で実行しているアプリケーションプログラムである。任意選択で、端末デバイス200のメモリは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを記憶してよい。測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、測位機能を使用することを禁止された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。この事例において、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスを直接に決定してよい。詳細には、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスが測位機能を使用することを禁止されている、すなわち、第1のアプリケーションプログラムは現在、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行していると決定してよい。そうではなく、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスが測位機能を使用することを許されている、すなわち、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にない、または第1のアプリケーションプログラムが前景において実行していると決定してよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、プロセッサ210によって生成されてよい。例えば、プロセッサは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストに、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを追加してよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを更新するようにさらに構成されてよい。詳細には、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを周期的に更新してよく、または更新するようにトリガされてよい。例えば、測位サービス凍結されたリストにおけるアプリケーションプログラムが背景実行から前景実行に変化した場合、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストからアプリケーションプログラムを削除してよい。あるいは、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムが前景実行から背景実行に変化した場合、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにアプリケーションプログラムを追加してよい。あるいは、ユーザまたは端末デバイスの設定が変化し、それゆえ、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にないことに変化し、かつアプリケーションプログラムが測位サービス凍結されたアプリケーションリストに含められている場合、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストからアプリケーションプログラムを削除してもよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
別の任意選択の実施形態において、端末デバイス200におけるプロセッサ210は、端末デバイス200の現在のステータスにより、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムに測位サービスを提供すべきかどうかを決定するように構成されてよい。例えば、プロセッサ210は、端末デバイスの現在のステータスにより、獲得された測位情報を送るべきかどうかを決定してよい。任意選択で、端末デバイス200の現在のステータスは、ディスプレイのステータス、動きステータス、または類似したもののうちの少なくとも1つにより決定されてよい。例えば、端末デバイス200は、ディスプレイと、端末デバイスの現在の動きデータを獲得するように構成された動きセンサとをさらに含んでよい。この事例において、プロセッサ210は、ディスプレイのステータス、および動きデータにより決定される端末デバイスの動きステータスにより、獲得された測位情報を送るべきかどうかを決定してよい。動きステータスは、動いている状態または静止状態を含んでよく、かつ動きステータスは、動きデータにより動きセンサまたはプロセッサによって決定されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
プロセッサ210が、端末デバイス200が現在、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、プロセッサ210は、測位情報を破棄してよく、すなわち、プロセッサは、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムに測位サービスを提供しない。任意選択で、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおけるいずれかのアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信した場合、プロセッサ210は、測位要求を破棄してよく、測位チップに測位要求を転送しなくてよい。あるいは、プロセッサ210が、測位チップによって送られた測位データを受信した場合、プロセッサ210は、測位データを破棄してよく、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおけるいずれのアプリケーションプログラムにも測位データを送らなくてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、端末デバイスの電力消費をさらに低減するのに、プロセッサは、測位サービスをさらにディセーブルにしてよく、例えば、測位チップをディセーブルにしてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、プロセッサ210は、端末デバイスが現在、静止状態にあり、かつ/またはディスプレイが画面オフ状態にあると決定したとき、測位情報を破棄してよく、または端末デバイスが特定の持続時間にわたって静止状態にあり、かつ/またはディスプレイが特定の持続時間にわたって画面オフ状態にあると決定したとき、測位情報を破棄してよい。例えば、プロセッサ210は、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第1の閾値に達する、端末デバイスが静止状態にある持続時間が第2の閾値に達する、またはディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第3の閾値に達し、かつ端末デバイスが現在、静止状態にあるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄する。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
対応して、プロセッサ210は、プロセッサ210が、端末デバイス200が前述の条件を満たさないと決定した場合、測位情報を送ってよい。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサ210が、端末デバイス200のディスプレイが画面オン状態にあり、かつ/または端末デバイス200が現在、動いている状態にあると決定した場合、プロセッサ210は、測位情報を送ってよく、すなわち、プロセッサは、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムに測位サービスを提供する。任意選択で、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける1つまたは複数のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信した場合、プロセッサ210は、測位チップに受信された測位要求を転送してよい。あるいは、プロセッサ210が、測位チップによって送られた測位データを受信した場合、プロセッサ210は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける1つまたは複数のアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。任意選択で、プロセッサ210は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける各アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、各アプリケーションプログラムに測位サービスを提供すべきかどうかをさらに決定してよい。特定の実装形態に関して、前述の実施形態における第1のアプリケーションプログラムの説明を参照されたい。明瞭のため、詳細は、本明細書において説明されない。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサ210は、端末デバイスがユーザスリープ状態にあると決定したとき、測位情報を破棄するようにさらに構成されてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
本発明のこの実施形態において、端末デバイス200は、測位機能を有するいずれかのデバイス、例えば、モバイル電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、メディアプレーヤ、スマートテレビ、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra−mobile Personal Computer、UMPC)、ネットブック、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、またはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス(Wearable Device)であってよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210は、集積回路(Integrated Circuit、IC)を含んでよい。例えば、プロセッサ210は、独立にパッケージされたICを含んでよく、または同一の機能もしくは異なる機能を有し、かつ接続されている複数のパッケージされたICを含んでよい。プロセッサ210は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってよい。プロセッサ210は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートのゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートのハードウェア構成要素、または類似したものであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、またはプロセッサは、いずれかの従来のプロセッサ、または類似したものであってもよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210は、メモリ220に結合され、メモリ220に記憶された命令を執行するように構成されてよい。プロセッサ210が命令を執行したとき、プロセッサは、前述の実施形態におけるプロセッサに対応するステップを実行するように構成される。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
図3は、本発明のこの実施形態におけるプロセッサ210の可能な実装形態を示す。プロセッサ210は、電力節約ウィザード凍結アプリケーションと、電力マネージャサービス(Power Manager Service)と、ロケーションマネージャサービス(Location Manager Service)とを含んでよい。電力節約ウィザード凍結アプリケーションは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを生成するのに、例えば、現在のアプリケーションシナリオにより、測位サービスを使用することが禁止された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを決定するのに、かつ電力マネージャサービスを使用することによってロケーションマネージャサービスに電力節約ウィザード凍結されたアプリケーションリストを送るのに使用される。電力マネージャサービスは、プロキシGPS(proxyGPS)インターフェースを使用することによってロケーションマネージャサービスに接続されてよい。ロケーションマネージャサービスは、GPS凍結プログラム(GpsFreezeProc)を含み、かつGPS凍結プログラムは、測位サービス凍結されたアプリケーションリスト(HashMapなどの)を含む。ロケーションマネージャサービスは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、アプリケーションプログラムに測位データを送るべきかどうか、または測位チップにアプリケーションプログラムの測位要求を送るべきかどうかを決定してよい。
別の任意選択の実施形態において、端末デバイスの電力消費をさらに低減するのに、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行していると決定したとき、第1のアプリケーションプログラムの命令を執行することを停止するようにさらに構成されて、第1のアプリケーションプログラムが凍結された状態に入るようにしてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、本発明のこの実施形態において、アプリケーションプログラムが凍結された状態に入る、または凍結された状態から能動的な状態に変化する条件は、アプリケーションプログラムが測位サービスを使用することを許されるかどうかの条件と同様であってよい。明瞭のため、詳細は、本明細書において説明されない。
図2および図3を参照して、以上は、本発明のこの実施形態による端末デバイスを詳細に説明する。図4から図6を参照して、以下は、本発明の実施形態による測位情報処理方法を詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態において提供される測位情報処理方法300を示す。測位情報処理方法は、測位機能を有する端末デバイスに適用されてよく、例えば、前述の端末デバイス200に適用されてよい。端末デバイスは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリと、プロセッサとを含む。図4に示されるとおり、方法300は、以下のステップを含む。
S310 プロセッサが、測位情報を受信する。
S320 プロセッサが、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、測位情報を破棄する。
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つのアプリケーションプログラムは、第1のアプリケーションプログラムを含み、かつ第1のアプリケーションプログラムは、測位サービスを要求する(アプリケーションプログラムが測位サービスを要求したこと、または測位サービスを要求していることを含む)。第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄する。第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報は、以下、すなわち、第1のアプリケーションプログラムによって要求された測位データ、または第1のアプリケーションプログラムの測位要求のうちの少なくとも1つを含んでよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの外部の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
この事例において、任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S310において測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S320において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを飛ばすことを含む。
この事例において、別の任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S310において測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S320において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らない。任意選択で、プロセッサは、測位サービスを要求する別のアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、端末デバイスは、測位チップを含まなくてよい。例えば、プロセッサに測位機能が一体化される。この事例において、任意選択で、プロセッサは、RF回路によって送られた測位データを受信してよい。あるいは、プロセッサは、RF回路によって送られた測位信号を受信し、かつ測位信号により測位データを生成してよい。加えて、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送るべきかどうかをさらに決定してよい。
別の任意選択の実施形態において、方法300は、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景において実行している場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、端末デバイスが測位チップを含まない場合、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を受信したとき、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、測位要求を承認すべきかどうかを決定してよい。例えば、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、受信された測位要求メッセージを破棄して、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を拒否するようにしてよく、そうではない場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を承認してよく、例えば、第1のアプリケーションプログラムに測位要求応答を送ってよく、または第1のアプリケーションプログラムに現在の測位データを直接に送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
この事例において、任意選択で、測位情報が第1のアプリケーションプログラムの測位要求を含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを含む。
この事例において、任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
任意選択の実施形態において、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、ユーザによって事前設定され、または端末デバイスのデフォルトの設定である。あるいは、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、第1のアプリケーションプログラムの挙動に関する統計を収集することによって端末デバイスによって決定されてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
別の任意選択の実施形態において、S320の前に、方法300は、
プロセッサによる、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含むかどうかを決定することであって、ここで、測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含むことをさらに含み、かつ
対応して、S320において、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、測位情報を破棄することは、
プロセッサによる、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、測位情報を破棄することを含む。
この事例において、プロセッサは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行しているかどうかを決定してよい。
別の任意選択の実施形態において、任意選択で、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景で実行している場合、測位情報を送ることは、
プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、測位情報を送ることを含む。
別の任意選択の実施形態において、方法300は、
プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが背景実行から前景実行に変化した場合、測位サービス凍結されたアプリケーションリストから第1のアプリケーションプログラムを削除することをさらに含む。
別の任意選択の実施形態において、方法300は、プロセッサによる、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第2のアプリケーションプログラムが前景実行から背景実行に変化し、かつ第2のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にある場合、測位サービス凍結されたアプリケーションリストに第2のアプリケーションプログラムを追加することをさらに含む。
本発明のこの実施形態における方法300のステップおよび特定の実装形態に関して、前述の装置実施形態における対応する説明を参照されたい。繰り返しを回避するのに、詳細は、本明細書において説明されない。
したがって、本発明のこの実施形態における測位情報処理方法によれば、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行しているとき、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄する。このことは、端末デバイスの背景において実行しているいくつかのアプリケーションプログラムの、頻繁な測位開始または長時間の測位などの異常な測位挙動を回避して、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させるようにすることができる。
図5は、本発明の別の実施形態において提供される測位情報処理方法400を示す。測位情報処理方法は、測位機能を有する端末デバイスに適用されてよく、例えば、前述の端末デバイス200に適用されてよい。端末デバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、動きセンサとを含む。図5に示されるとおり、方法400は、以下のステップを含む。
S410 プロセッサが、測位情報を受信する。
S420 プロセッサが、動きセンサによって獲得された動きデータにより端末デバイスの動きステータスが動いている状態であるか、または静止状態であるかを決定する。
S430 プロセッサが、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄する。
任意選択で、端末デバイスの現在の動きステータスが静止状態にあり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オフ状態にある場合、プロセッサは、測位情報を破棄してよく、例えば、端末デバイス上の1つまたは複数のアプリケーションプログラムに測位サービスをまったく提供しなくてよい。
任意選択の実施形態において、S430において、プロセッサによる、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することは、
プロセッサによる、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第1の閾値に達する、端末デバイスが静止状態にある持続時間が第2の閾値に達する、またはディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第3の閾値に達し、かつ端末デバイスの現在の動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することを含む。
第1の閾値、第2の閾値、または第3の閾値は、事前定義されてよく、またはユーザによって設定されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
別の任意選択の実施形態において、方法400は、プロセッサによる、端末デバイスの現在の動きステータスが動いている状態であり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オン状態にある場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、プロセッサによる、端末デバイスの現在の動きステータスが動いている状態であり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オン状態にある場合、測位情報を送ることは、端末デバイスの現在の動きステータスが動いている状態であり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オン状態にある場合、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、測位情報を送るべきかどうかを決定することを含む。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの現在の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S410において測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S430において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを禁止することであって、ここで、この事例において、プロセッサは、測位チップに測位要求を送らないことを含む。
任意選択で、測位情報が第1のアプリケーションプログラムの測位要求を含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに第1のアプリケーションプログラムの測位要求を送ることを含む。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S410において測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S430において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することであって、ここで、この事例において、プロセッサは、測位サービスを要求する端末デバイス上の1つまたは複数のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送らないことを含む。
任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
本発明のこの実施形態における方法400のステップおよび特定の実装形態に関して、前述の装置実施形態における対応する説明を参照されたい。繰り返しを回避するのに、詳細は、本明細書において説明されない。
したがって、本発明のこの実施形態における測位情報処理方法によれば、端末デバイスのディスプレイが現在、画像オフ状態にあり、かつ/または端末デバイスが現在、静止状態にあると決定したとき、プロセッサは、受信された測位情報を破棄する。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装し、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させることができる。
特定の例を参照して、以下は、本発明の実施形態において提供される測位情報処理方法のより詳細な説明を提供する。図6は、本発明の別の実施形態において提供される測位情報処理方法500を示す。
S510 測位サービス要求アプリケーションリストおよび測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、測位が現在、要求されるかどうかを決定する。
測位サービス要求アプリケーションリストは、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、測位サービスを使用することを禁止された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。プロセッサは、測位サービス要求アプリケーションリストにクエリすることによって、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムが現在、存在するかどうかを決定してよい。測位サービス要求アプリケーションリストが1つまたは複数のアプリケーションプログラムを含む場合、プロセッサは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、測位サービス要求アプリケーションリストにおけるアプリケーションプログラムが測位サービスを使用することを禁止されているかどうかを決定してよく、かつ測位サービスを使用することを許されたアプリケーションプログラムが測位サービス要求アプリケーションリストにおいて存在するかどうかをさらに決定してよい。測位サービスを使用することを許されたアプリケーションプログラムが測位サービス要求アプリケーションリストにおいて存在する場合、プロセッサは、測位が現在、遂行される必要があると決定してよく、そうではない場合、プロセッサは、測位が現在、遂行される必要がないと決定してよい。
任意選択で、プロセッサは、S510を周期的に遂行してよく、またはS510を遂行するようにトリガされてよい。例えば、プロセッサは、測位サービス要求アプリケーションリストおよび/または測位サービス凍結されたアプリケーションリストが変化したとき、S510を遂行する。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
S520 測位チップが現在、測位状態にあるかどうかを決定する。
任意選択で、現在のステータスは、測位チップが現在、測位状態にあり、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要があると決定した場合、または測位チップが現在、測位状態になく、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要がないと決定した場合、保持されてよい。方法は、測位チップが現在、測位状態になく、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要があると決定した場合、S530に進む。方法は、測位チップが現在、測位状態にあり、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要がないと決定した場合、S540に進む。
S530 測位チップに第1の命令情報を送り、ここで、第1の命令情報は、測位を遂行するよう測位チップに命令するのに使用される。
S540 測位チップに第2の命令情報を送り、ここで、第2の命令情報は、測位を停止するよう測位チップに命令するのに使用される。
プロセッサは、測位チップに命令を送って、測位を再開するよう、または測位を停止するよう測位チップに命令する。
図6における例は、当業者が、本発明の実施形態の範囲を限定する代わりに、本発明の実施形態をよりよく理解するのを助けるべきものであることに留意されたい。当業者は、図6に示される例により様々な均等の変形形態または変更形態を遂行してよく、そのような変形形態または変更形態も本発明の実施形態の範囲内に入る。
前述のプロセスのシーケンス番号は、執行シーケンスを意味しないことを理解されたい。プロセスの執行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理により決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装プロセスに対するいずれの限定としても解釈されるべきではない。
本発明の実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムは、前述の方法を執行するのに使用される命令を含む。
明瞭のため、本明細書における実施形態の説明は、実施形態の間の違いを強調することを理解されたい。したがって、本明細書においてそうではなく明記されるのでない限り、またはコンテキストから容易に考え出されるのでない限り、本明細書における実施形態に対して相互参照が行われてよい。
当業者は、本明細書において開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、方法ステップおよびユニットが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せによって実装されてよいことを意識してよい。ハードウェアとソフトウェアの間の互換性を明確に説明するのに、以上は、機能による各実施形態のステップおよび構成を一般的に説明した。機能がハードウェアによって遂行されるか、またはソフトウェアによって遂行されるかは、技術的ソリューションの特定のアプリケーションおよび設計制約条件に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定の各アプリケーションに関する説明される機能を実装してよいが、実装が本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
便宜および簡単な説明の目的で、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスに関して、前述の方法実施形態における対応するプロセスに対して参照が行われてよく、詳細は、本明細書において説明されないことが当業者によって明確に理解されてよい。
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、および方法は、他の形態で実装されてよいことを理解されたい。例えば、説明される装置実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、論理機能分割に過ぎず、実際の実装形態において他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされて、もしくは一体化されて別のシステムにされてよく、またはいくつかの特徴が無視されて、もしくは執行されなくてよい。加えて、示される、もしくは検討される相互結合もしくは直接結合または通信接続は、装置もしくはユニットの間のいくつかのインターフェース、間接の結合もしくは通信接続、または電子接続、機械接続、もしくは他の形態の接続を介して実装されてよい。
別々の部分として説明されるユニットは、物理的に別々であってよく、またはそうでなくてよく、ユニットとして示される部分は、物理的ユニットであってよく、またはそうでなくてよく、1つの位置に配置されてよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてよい。ユニットのいくつか、またはすべては、実際の必要性により選択されて、本発明の実施形態のソリューションの目的を実現してよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、一体化されて1つの処理ユニットにされてよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットが一体化されて1つのユニットにされる。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてよい。
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、かつ独立した製品として販売される、もしくは使用されるとき、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的ソリューションは基本的に、または従来技術に寄与する部分が、または技術的ソリューションのすべて、もしくはいくつかが、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、かつ本発明の実施形態において説明される方法のステップのすべて、またはいくつかを遂行するようコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、もしくは類似したものであってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能なハードディスク、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができるいずれかの媒体を含む。
前述の説明は、本発明の特定の実装形態に過ぎないが、本発明の保護範囲を限定することは意図していない。本発明において開示される技術範囲内で当業者によって直ちに考え出されるいずれの変形形態または置換形態も、本発明の保護範囲に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象であるものとする。
本発明の実施形態は、通信分野に関し、より詳細には、端末デバイス、および端末デバイスに適用される測位情報処理方法に関する。
新世代モバイルインテリジェンスプラットフォームが一般的になるにつれ、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)、または別のタイプの全地球航法衛星システム(Global Navigation Satellite System、GNSS)を使用することによる測位は、すべての現在のインテリジェント端末(モバイル電話およびタブレットコンピュータなどの)のほとんど標準の機能である。測位機能は、端末デバイスの基本機能の役割をし、測位機能の電力消費は、常に一般的な問題である。例えば、端末デバイスのいくつかのアプリケーションは、短い時間内に測位をしばしば開始し、その結果、過度に高い電力消費をもたらす。いくつかのアプリケーションは、長い時間にわたって測位を開始し、その結果、過度に高い電力消費をもたらす。いくつかのアプリケーション(QQブラウザなどの)は、測位を開始し、ブロードキャスト通知タイプを使用することによって、測位データを獲得し、それゆえ、アプリケーションが測位を能動的に取り消さない場合、システムは、アプリケーションプロセスが終了された場合でさえ、測位を停止することができず、その結果、過度に高い電力消費をもたらす。
前述の問題を解決するのに、図1に示される技術的ソリューションが従来技術において提案される。技術的ソリューションにおいて、端末は、アルゴリズムポリシーを使用することによって、長時間の測位または頻繁な測位などの異常な測位挙動を発見し、ブロードキャストメッセージを使用することによって電力を多く使うアプリケーションについてモバイル電話マネージャに通知する。モバイル電話マネージャは、ブロードキャストメッセージによりユーザに警告し、ユーザ許可が獲得されたとき、異常な測位挙動を有するアプリケーションを終了させ、かつ測位サービスを停止する。しかし、従来技術において、端末ユーザが処理をまったく遂行しない場合、アプリケーションプログラムに測位サービスを提供するかどうかは、アプリケーションプログラムの要求に完全に依存する。このことは、測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装することができない。
本発明の実施形態は、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装するようにする、端末デバイス、および端末デバイスに適用される測位情報処理方法を提供する。
第1の態様によれば、端末デバイスに適用される測位情報処理方法が提供され、ここで、端末デバイスは、プロセッサと、第1のアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリとを含み、かつ方法は、プロセッサによる、測位情報を受信すること、およびプロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景(バックグラウンド)において実行している場合、測位情報を破棄することを含む。
任意選択で、第1のアプリケーションプログラムは、測位サービスを要求するアプリケーションプログラムであり、かつ、詳細には、測位サービスを要求しているアプリケーションプログラムおよび/または測位サービスを要求したアプリケーションプログラムであってよい。プロセッサは、測位情報を受信してよく、ここで、測位情報は、第1のアプリケーションプログラムの測位要求、または第1のアプリケーションプログラムによって要求された測位データを含んでよい。プロセッサが、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行していると決定した場合、プロセッサは、測位情報を破棄してよく、すなわち、第1のアプリケーションプログラムに測位サービスをまったく提供しなくてよい。
したがって、本発明の実施形態における端末デバイスによれば、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行しているとき、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄し、第1のアプリケーションプログラムに測位サービスをまったく提供しない。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装し、かつ端末デバイスの背景において実行しているいくつかのアプリケーションプログラムの、頻繁な測位開始または長時間の測位などの異常な測位挙動を回避して、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させるようにすることができる。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの外部の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
第1の態様の第1の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、測位チップに測位要求を送らない。
第1の態様の第2の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らない。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第3の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景(フォアグラウンド)において実行している場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、測位情報は、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を含み、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを含む。
任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第4の可能な実装形態において、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、ユーザによって設定される、または第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、端末デバイスのデフォルトの設定である。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第5の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を破棄することの前に、方法は、プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含むかどうかを決定することであって、ここで、測位サービス凍結されたリストは、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含むことをさらに含み、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、測位情報を破棄することを含む。
測位サービス凍結されたリストは、測位サービス制限された状態にあり、かつ現在、背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。任意選択で、プロセッサは、測位サービス凍結されたリストにクエリすることによって、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ現在、背景において実行しているという条件を満たすかどうかを決定してよく、かつ、相応して、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄すべきかどうかをさらに決定してよい。
詳細には、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、それは、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ現在、背景において実行しているという条件を満たすことを示し、そうではなく、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、それは、第1のアプリケーションプログラムが前述の条件を満たさないことを示す。
このようにして、測位サービス凍結されたリストが設定され、プロセッサは、測位サービス凍結されたリストにより、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送るべきかどうかを決定する。このことは、プロセッサの負荷および複雑さを低減すること、測位サービスの処理効率を向上させること、および端末デバイスの全体的なパフォーマンスを向上させることができる。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第6の可能な実装形態において、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景において実行している場合、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、測位情報を送ることを含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第7の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、第2のアプリケーションプログラムを測位サービス凍結されたアプリケーションリストに追加することを、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第2のアプリケーションプログラムが前景実行から背景実行に変化し、かつ第2のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態に入っている場合、行うことをさらに含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第1の態様の第8の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが背景実行から前景実行に変化した場合、測位サービス凍結されたリストから第1のアプリケーションプログラムを削除することをさらに含む。
第2の態様によれば、端末デバイスに適用される別の測位情報処理方法が提供され、ここで、端末デバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、動きセンサとを含み、かつ方法は、プロセッサによる、測位情報を受信すること、プロセッサによる、動きセンサによって獲得された動きデータにより端末デバイスの動きステータスが動いている状態であるか、または静止状態であるかを決定すること、およびプロセッサによる、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することを含む。
したがって、本発明の実施形態における端末デバイスによれば、端末デバイスのディスプレイが現在、画面オフ状態にあり、かつ/または端末デバイスが現在、静止状態にあると決定したとき、プロセッサは、受信された測位情報を破棄する。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装すること、端末デバイスの電力消費を低減すること、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させること、およびユーザ体験を向上させることができる。
第2の態様の第1の可能な実装形態において、方法は、プロセッサによる、端末デバイスが以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オン状態にある、または端末デバイスが移動している状態にあるうちの少なくとも1つを現在、満たす場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、端末デバイスは、第1のアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリをさらに含んでよい。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第2の可能な実装形態において、プロセッサによる、端末デバイスが以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オン状態にある、または端末デバイスの動作ステータスが移動している状態にあるうちの少なくとも1つを現在、満たす場合、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、端末デバイスが以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オン状態にある、または端末デバイスの動きステータスが移動している状態であるうちの少なくとも1つを現在、満たす場合、測位情報を送るべきかどうかを決定することを含む。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの外部の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第3の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、測位チップに測位要求を送らない。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第4の可能な実装形態において、プロセッサによる、測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつプロセッサによる、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らない。
任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
任意選択で、測位情報が、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを含む。
前述の可能な実装形態を参照して、第2の態様の第5の可能な実装形態において、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することは、プロセッサによる、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第1の閾値に達する、端末デバイスが静止状態にある持続時間が第2の閾値に達する、またはディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第3の閾値に達し、かつ端末デバイスが現在、静止状態にあるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することを含む。
本発明のいくつかの態様によれば、端末デバイスは、あるいは、測位チップを含まなくてよい。例えば、測位機能がプロセッサに一体化される。
任意選択で、プロセッサは、RF無線周波数回路を使用することによって測位データを受信してよく、またはプロセッサは、RF無線周波数回路によって送られた測位信号を受信し、かつ測位信号により測位データを生成する。第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らないことを決定してよい。
任意選択で、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信してよい。第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、測位要求を破棄してよく、または第1のアプリケーションプログラムの測位要求を拒否してよい。
第3の態様によれば、第1の態様、または第1の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成されたプロセッサが提供される。
第4の態様によれば、第2の態様、または第2の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成されたプロセッサが提供される。
第5の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、ここで、コンピュータプログラムは、第1の態様、または第1の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するのに使用される命令を含む。
第6の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体が提供され、ここで、コンピュータプログラムは、第2の態様、または第2の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するのに使用される命令を含む。
第7の態様によれば、端末デバイスが提供され、ここで、端末デバイスは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリと、プロセッサとを含み、かつプロセッサは、第1の態様、または第1の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成される。
第8の態様によれば、端末デバイスが提供され、ここで、端末デバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、動きセンサとを含み、動きセンサは、端末デバイスの動きデータを獲得するように構成され、かつプロセッサは、第2の態様、または第2の態様のいずれかの可能な実装形態における方法を執行するように構成される。
任意選択で、端末デバイスは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリをさらに含んでよい。
本発明の実施形態における技術的ソリューションをより明確に説明するのに、以下が、本発明の実施形態、または従来技術を説明するのに要求される添付の図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者は、それでも、独創的な取組みなしにこれらの添付の図面から他の図面を導き出し得る。
従来技術における測位サービスの電力消費を制御するのに使用される技術的ソリューションを示す概略図である。
本発明の実施形態による端末デバイスを示す概略構造図である。
本発明の実施形態による端末デバイスにおけるプロセッサの特定の実装形態を示す概略ブロック図である。
本発明の実施形態による端末デバイスに適用される測位情報処理方法を示す概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態による端末デバイスに適用される測位情報処理方法を示す概略フローチャートである。
本発明の別の実施形態による端末デバイスに適用される測位情報処理方法の例を示す概略フローチャートである。
以下は、本発明の実施形態における添付の図面を参照して本発明の実施形態における技術的ソリューションを明確に、かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本発明の実施形態のいくつかではあるが、すべてではない。独創的な取組みなしに本発明の実施形態に基づいて当業者によって獲得される他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲に入るべきものとする。
図2は、本発明の実施形態による端末デバイス200を概略で示す。端末デバイス200は、プロセッサ210と、メモリ220と、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路230とを含んでよい。加えて、Nのアプリケーションプログラムが、端末デバイス200にインストールされてよく、ここで、Nのアプリケーションは、メモリ220に記憶されてよく、かつN≧1である。
任意選択で、端末デバイス200は、入力ユニット240、ディスプレイユニット250、少なくとも1つのセンサ260、オーディオ周波数回路270、スピーカ271、マイクロフォン272、および電力供給280などの構成要素をさらに含んでよい。
任意選択で、端末デバイス200は、測位チップ290をさらに含んでよく、ここで、測位チップ290は、端末デバイスの現在のロケーションを決定するように構成されてよい。本発明のこの実施形態において、プロセッサ210および測位チップ290は、別々に配置されてよく、または一緒に一体化されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。理解の容易のため、以下は、端末デバイスが独立に配置された測位チップ290を含む例を使用することによって説明を提供する。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。測位チップ290は、例えば、GPSチップであってよい。
詳細には、プロセッサ210は、端末デバイス200の制御センタであってよく、様々なインターフェースおよび線を使用することによって端末デバイスの様々な構成要素を接続し、かつメモリ220に記憶されたプログラムおよび/またはモジュールを実行すること、もしくは執行すること、およびメモリ220に記憶されたデータを呼び出すことによって端末デバイス200の様々な機能を執行する。任意選択で、プロセッサ210は、1つまたは複数の処理ユニットを含んでよい。
メモリ220は、ソフトウェアプログラムおよびモジュールを記憶するように構成されてよい。プロセッサ210は、メモリ220に記憶されたソフトウェアプログラムおよびモジュールを実行して、端末デバイス200の様々な機能アプリケーションおよびデータ処理を遂行する。メモリ220は、プログラム記憶領域と、データ記憶領域とを主に含んでよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能(サウンド再生機能または画像再生機能などの)によって要求されるアプリケーションプログラム、および類似したものを記憶してよい。データ記憶領域は、端末デバイス200の使用により作成されるデータ(オーディオデータ、画像データ、および電話帳などの)、および類似したものを記憶してよい。加えて、メモリ220は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、または不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つのディスク記憶構成要素、フラッシュメモリ構成要素、または別の揮発性ソリッドステート記憶構成要素を含んでよい。
RF回路230は、情報を受信する/送信するように、または呼出しプロセスにおいて信号を受信する、もしくは送るように構成されてよい。例えば、GPS測位プロセスにおいて、RF回路230は、GPS衛星または別のタイプの測位システムによって送られた信号を受信するように、かつ処理のためにプロセッサ210または測位チップ290に信号を送信するように構成されてよい。一般に、RF回路230は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低雑音増幅器(Low Noise Amplifier、LNA)、デュプレクサ、および類似したものを含んでよいが、これらに限定されない。アンテナは、一次アンテナおよび二次アンテナなどの、モバイル電話上のすべてのアンテナを含んでよい。二次アンテナは、GPSアンテナ、Wi−Fiアンテナ、NFCアンテナ、または類似したものであってよい。複数のタイプの二次アンテナが1つのアンテナボディを共有してよい。加えて、RF回路230は、ワイヤレス通信技術を使用することによってネットワークおよび別のデバイスとさらに通信してよく、例えば、基地局によって送られたダウンリンク情報を受信してよく、かつ処理のためにプロセッサ210に受信されたダウンリンク情報をさらに送信してよく、または基地局にアップリンクデータを送ってよい。グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーションズ(Global System for Mobile Communications、GSM(登録商標))、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)、電子メール、ショートメッセージサービス(Short Messaging Service、SMS)、および類似したものを含むが、これらには限定されない、いずれかの通信標準または通信プロトコルがワイヤレス通信技術において使用されてよい。
入力ユニット240は、入力された数字情報もしくは文字情報を受信するように、かつ端末デバイス200のユーザ設定および機能制御と関係付けられた重要な信号入力を生成するように構成されてよい。詳細には、入力ユニット240は、タッチスクリーン241と、別の入力デバイス242とを含んでよい。タッチスクリーン241は、タッチパネルとも呼ばれ、タッチスクリーン241上、またはそれの周囲のユーザのタッチ操作(指またはタッチペンなどのいずれかの適切な物体またはアクセサリを使用することによってユーザによってタッチスクリーン241上で、またはタッチスクリーン241の周囲で遂行される操作などの)を収集するように、かつ事前設定されたプログラムにより対応する接続された装置を駆動するように構成されてよい。任意選択で、タッチスクリーン241は、2つの部分、すなわち、タッチ検出装置と、タッチコントローラとを含んでよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ向きを検出し、タッチ操作に対応する信号を検出し、かつタッチコントローラに、タッチ操作に対応するタッチ情報(タッチ向きについてのタッチ信号およびタッチ情報などの)を送信するように構成されてよい。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、タッチ情報をタッチポイント座標に変換し、かつプロセッサ210にタッチポイント座標についての情報を送信するように構成されてよい。加えて、タッチコントローラは、プロセッサ210によって送られたコマンドを受信し、かつコマンドを執行するようにさらに構成されてよい。
任意選択で、タッチスクリーン241は、抵抗タイプ、静電容量タイプ、赤外線、および表面弾性波などの複数のタイプにおいて実装されてよい。タッチスクリーン241に加えて、入力ユニット240は、別の入力デバイス242をさらに含んでよい。詳細には、別の入力デバイス242は、物理キーボード、ファンクションキー(音量制御キーもしくは電力オン/オフキーなどの)、トラックボール、マウス、または操作ロッドのうちの1つまたは複数を含んでよいが、これらには限定されない。
ディスプレイユニット250は、ユーザによって入力された情報、またはユーザに提供される情報、および端末デバイス200の様々なメニューを表示するように構成されてよい。ディスプレイユニット250は、ディスプレイパネル251を含んでよい。任意選択で、ディスプレイパネル251は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light−Emitting Diode、OLED)、または類似したものの形態で構成されてよい。さらに、タッチスクリーン241は、ディスプレイパネル251を範囲に含んでよい。タッチスクリーン241上、またはそれの周囲のタッチ操作を検出した後、タッチスクリーン241は、プロセッサ210にタッチ操作についての情報を送信して、タッチイベントのタイプを決定する。プロセッサ210は、タッチイベントのタイプによりディスプレイパネル251上に対応するビジュアル出力を提供してよい。図2において、タッチスクリーン241およびディスプレイパネル251は、2つの独立した構成要素の役割をして、端末デバイス200の入力機能および出力機能を実装する。しかし、いくつかの実施形態において、タッチスクリーン241およびディスプレイパネル251は、一体化されて端末デバイス200の入力機能および出力機能を実装してよい。
少なくとも1つのセンサ260は、動きセンサを含んでよい。動きセンサは、端末デバイスの動きデータを獲得し、かつ端末デバイスの動きステータスを相応して決定するように構成されてよく、ここで、動きステータスは、静止状態または動いている状態を含んでよい。あるいは、動きセンサは、プロセッサ210に獲得された動きデータを送信してよく、かつプロセッサ210は、動きデータにより端末デバイスの現在の動きステータスを決定する。
任意選択で、少なくとも1つのセンサ260は、光センサまたは重力センサ(gravity sensor)などの別のセンサをさらに含んでよい。詳細には、光センサは、光環境センサと、光近接センサとを含んでよい。光環境センサは、周囲光の強度によりディスプレイパネル241の輝度を調整してよい。光近接センサは、物体が端末デバイスに接近するかどうか、またはそれと接触しているかどうかを検出し、端末デバイス200が耳の近くに移動したとき、ディスプレイパネル241および/またはバックライトをディセーブルにしてよい。重力センサは、様々な方向(一般に3つの軸が存在する)において端末デバイスの加速度の値を検出するように構成されてよく、端末デバイスが静止しているとき、重力の値および方向を検出してよく、かつ端末デバイスの姿勢を認識するためのアプリケーション(横向き/縦向きモード切換え、関係付けられたゲーム、または磁気計姿勢較正などの)、振動認識と関係付けられた機能(歩数計またはキーストロークなどの)、および類似したものに適用されてよい。少なくとも1つのセンサ260は、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサなどの別のセンサをさらに含んでよい。詳細は、本明細書において説明されない。
任意選択で、オーディオ周波数回路270、スピーカ271、およびマイクロフォン272が、ユーザと端末デバイス200の間のオーディオインターフェースを提供してよい。オーディオ周波数回路270は、受信されたオーディオデータを電気信号に変換し、かつスピーカ271に電気信号を送信するように構成されてよい。スピーカ271は、受信された電気信号を音響信号に変換し、かつ音響信号を出力するように構成されてよい。別の態様において、マイクロフォン272は、収集された音響信号を電気信号に変換し、かつオーディオ周波数回路に電気信号を送信するように構成されてよい。オーディオ周波数回路270は、受信された電気信号をオーディオデータに変換し、かつRF回路230にオーディオデータを出力して、さらなる処理のために別のデバイスにオーディオデータを送るように、またはメモリ220にオーディオデータを出力するようにしてよい。
任意選択で、端末デバイス200は、すべての構成要素に電力供給を提供する電力供給280(バッテリなどの)をさらに含んでよい。例えば、電力供給は、電力供給管理システムを使用することによってプロセッサ210に論理的に接続されて、電力供給管理システムを使用することによって、充電および放電管理、ならびに電力消費管理などの機能を実装するようにしてよい。
端末デバイス200は、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)モジュール、Bluetooth(登録商標)モジュール、および類似したものをさらに含んでよく、ただし、それらは示されないことを理解されたい。詳細は、本明細書において説明されない。
説明の容易のため、図2は、本発明のこの実施形態と関係付けられた部分を示すに過ぎないことをさらに理解されたい。開示されない特定の技術的詳細に関して、本発明の実施形態における特定の説明を参照されたい。
図2に示される端末デバイス構造は、例に過ぎないことをさらに理解されたい。本発明のこの実施形態における端末デバイスは、図2に示されるものと比べてより多くの、もしくはより少ない構成要素を含んでよく、またはいくつかの構成要素を組み合わせてよく、または図2におけるものとは異なる構成要素レイアウトを有してよい。図2に示される端末デバイス構造は、本発明のこの実施形態に対して限定を設定しない。
本発明のこの実施形態において、測位チップは、プロセッサ210を使用することによってアプリケーションプログラム220に測位サービスを提供してよい。例えば、アプリケーションプログラム220が、プロセッサ210に測位要求を送ってよく、プロセッサ210が、測位チップに測位要求を転送してよく、測位要求を受信した後、測位チップは、プロセッサ210を使用することによってアプリケーションプログラム220に端末デバイス200の現在の測位データを送ってよい。任意選択で、アプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信した後、測位チップは、アプリケーションプログラムに測位データを1回だけ提供してよく、または時間の周期において、アプリケーションプログラムに測位データを周期的に送ってよく、または時間の周期において、測位チップが測位データを獲得するたびにアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。時間の周期の長さは、事前設定されてよく、またはアプリケーションプログラムによって送られた測位要求により決定されてよい。あるいは、時間の周期は、測位チップが、アプリケーションプログラムによって送られた測位停止要求を受信するまで続いてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。任意選択で、測位データは、以下のデータ、すなわち、ロケーション(location)データ、ジオフェンシング(Geo−fencing)データ、米国海洋電子機器協会(National Marine Electronics Association、NMEA)GPSデータ、衛星ステータス関係のデータ、GPSナビゲーションデータ、もしくはGPS測定ステータスデータの少なくとも1つを含んでよく、または別のタイプの測位データを含んでよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、アプリケーションプログラムに測位サービスを提供すべきかどうかを決定するように構成されてよい。詳細には、プロセッサ210は、測位情報を受信するように構成されてよく、ここで、測位情報は、アプリケーションプログラムによって送られた測位要求、または測位チップによって送られた測位データを含んでよい。プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送るべきかどうかを決定してよく、ここで、アプリケーションプログラムに対応する測位情報は、アプリケーションプログラムによって送られた測位要求、またはアプリケーションプログラムによって要求された測位データを含んでよい。任意選択で、アプリケーションプログラムの現在のステータスは、測位サービス許可ステータスまたは実行ステータスの少なくとも1つを含んでよく、ここで、実行ステータスは、前景実行、背景実行、または実行していないを含んでよく、かつ測位サービス許可ステータスは、測位サービス制限された状態にあること、または測位サービス制限された状態にないことを含んでよい。任意選択で、測位サービス制限された状態にないことは、測位サービス限定されていない状態にあることとして参照されてもよい。測位サービス限定されていない状態にあるアプリケーションプログラムは、いずれの事例においても測位サービスを使用することを許される。例えば、測位サービス限定されていない状態にあるアプリケーションプログラムのすべての測位サービス要求が許され、かつ満たされる。しかし、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムは、いくつかの条件(例えば、前景において実行している)において測位サービスを使用することを許され、他の条件において測位サービスを使用することを禁止される。アプリケーションプログラムが測位サービスを使用することを許される、または使用することを禁止される条件は、事前設定されてよい。例えば、条件は、端末デバイスのユーザによって設定される、または端末デバイスのベンダによって設定される。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、アプリケーションプログラムが現在、測位サービス制限されていない状態にある、またはアプリケーションプログラムが現在、前景において実行している場合、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送ってよい。
任意選択で、アプリケーションプログラムが現在、測位サービス制限された状態にある、またはアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、アプリケーションプログラムに対応する測位情報を送らなくてよい。
例えば、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信し、かつ第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、測位チップに測位要求を転送すべきかどうかを決定するように構成されてよい。任意選択で、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限されていない状態にあると決定した、または第1のアプリケーションプログラムが前景において実行していると決定した場合、プロセッサ210は、測位チップに測位要求を転送してよい。任意選択で、別の実施形態において、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあると決定した、または第1のアプリケーションプログラムが背景において実行していると決定した場合、プロセッサ210は、測位要求を破棄し、測位チップに測位要求を転送しなくてよい。
別の例として、プロセッサ210は、測位チップによって送られた測位データを受信し、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける各アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、各アプリケーションプログラムに測位データを送るべきかどうかを決定するように構成されてよい。プロセッサ210は、受信された少なくとも1つの測位要求により、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを決定してよく、または測位サービス要求アプリケーションリストを獲得し、かつ測位サービス要求アプリケーションリストにおけるすべてのアプリケーションプログラムを、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムとして決定してよい。測位サービス要求アプリケーションリストは、受信された測位要求によりプロセッサ210によって生成されてよく、または別の構成要素によって生成されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
この事例において、任意選択で、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限されていない状態にあると決定した、または第1のアプリケーションプログラムが前景で実行していると決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。任意選択で、別の実施形態において、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第1のアプリケーションプログラムが現在、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行していると決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らなくてよい。この事例において、任意選択で、プロセッサ210は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムに入っており、かつ測位サービス制限されていない状態にあるアプリケーションプログラム、および少なくとも1つのアプリケーションプログラムに入っており、かつ前景において実行しているアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。プロセッサ210が第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らないとき、第1のアプリケーションプログラムは、測位サービスを実行しなくてよく、第1のアプリケーションプログラムが実行するときに生成される電力消費を低減するようにする。
したがって、本発明のこの実施形態における端末デバイスによれば、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行しているとき、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムにまったく測位サービスを提供しない。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装し、かつ端末デバイスの背景において実行しているいくつかのアプリケーションプログラムの、頻繁な測位開始または長時間の測位などの異常な測位挙動を回避して、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させるようにすることができる。
本発明のこの実施形態において、測位サービス許可ステータスが、端末デバイス200にインストールされたすべての、またはいくつかのアプリケーションプログラムに関して設定されてよい。例えば、異常な測位挙動を有することがある、またはしばしば有したアプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスが、測位サービス制限された状態に設定されてよい。任意選択で、各アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスが、ユーザによって設定されてよく、または端末デバイスのデフォルトの設定であってよく、またはアプリケーションプログラムの挙動に関する統計を解析すること、および収集することによって端末デバイスによって決定されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。あるいは、いくつかのアプリケーションプログラムが、測位サービス制限された状態に設定されてよく、測位サービス制限された状態に設定されない他のアプリケーションプログラムが、デフォルトで測位サービス制限されていない状態にある、もしくはデフォルトで測位サービス制限された状態にない。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択の実施形態において、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスと実行ステータスを別々に決定してよい。
詳細には、プロセッサ210は、複数の形態において、アプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定してよい。例えば、端末デバイス200は、メモリをさらに含む。メモリは、測位サービスブラックリストを記憶してよい。測位サービスブラックリストは、測位サービス制限された状態に設定された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。この事例において、プロセッサ210は、測位サービスブラックリストが第1のアプリケーションプログラムを含むかどうかをクエリすることによって、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定してよい。あるいは、端末デバイス200は、アプリケーションプログラムに関するタグを設定して、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスを示してよい。端末デバイス200は、すべてのアプリケーションプログラムに関するタグを設定してよく、ここで、タグは、アプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあること、または測位サービス制限されていない状態にあることを示す。あるいは、端末デバイス200は、測位サービス制限された状態に設定されたアプリケーションプログラムに関してだけタグを設定してよく、すなわち、タグが設定されるアプリケーションプログラムは、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムであり、かつまったくタグが設定されないアプリケーションプログラムは、測位サービス制限されていない状態にあるアプリケーションプログラムである。この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムのタグにより、またはタグが第1のアプリケーションプログラムに関して設定されているかどうかにより、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定してよい。任意選択で、プロセッサは、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスを別の形態で決定してもよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが現在、前景で実行していると決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスを決定するステップ、または第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかを決定するステップを遂行しなくてよい。代わりに、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を直接に送る。あるいは、プロセッサ210が、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にないと決定した場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムの実行ステータスを決定するステップを実行しなくてよい。代わりに、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を直接に送る。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの測位サービス許可ステータスと実行ステータスを別々に決定してなくてよい。代わりに、プロセッサ210は、アプリケーションプログラムの現在のステータスが測位サービスを使用することを許されるか、または測位サービスを使用することを禁止されるかを直接に決定する。測位サービスを使用することを禁止されるアプリケーションプログラムは、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景で実行しているアプリケーションプログラムである。測位サービスを使用することを許されるアプリケーションプログラムは、測位サービス制限された状態にないアプリケーションプログラムであるか、または前景で実行しているアプリケーションプログラムである。任意選択で、端末デバイス200のメモリは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを記憶してよい。測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、測位機能を使用することを禁止された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。この事例において、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスを直接に決定してよい。詳細には、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスが測位機能を使用することを禁止されている、すなわち、第1のアプリケーションプログラムは現在、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行していると決定してよい。そうではなく、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスが測位機能を使用することを許されている、すなわち、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にない、または第1のアプリケーションプログラムが前景において実行していると決定してよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、プロセッサ210によって生成されてよい。例えば、プロセッサは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストに、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを追加してよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを更新するようにさらに構成されてよい。詳細には、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを周期的に更新してよく、または更新するようにトリガされてよい。例えば、測位サービス凍結されたリストにおけるアプリケーションプログラムが背景実行から前景実行に変化した場合、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストからアプリケーションプログラムを削除してよい。あるいは、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムが前景実行から背景実行に変化した場合、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにアプリケーションプログラムを追加してよい。あるいは、ユーザまたは端末デバイスの設定が変化し、それゆえ、測位サービス制限された状態にあるアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にないことに変化し、かつアプリケーションプログラムが測位サービス凍結されたアプリケーションリストに含められている場合、プロセッサ210は、測位サービス凍結されたアプリケーションリストからアプリケーションプログラムを削除してもよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
別の任意選択の実施形態において、端末デバイス200におけるプロセッサ210は、端末デバイス200の現在のステータスにより、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムに測位サービスを提供すべきかどうかを決定するように構成されてよい。例えば、プロセッサ210は、端末デバイスの現在のステータスにより、獲得された測位情報を送るべきかどうかを決定してよい。任意選択で、端末デバイス200の現在のステータスは、ディスプレイのステータス、動きステータス、または類似したもののうちの少なくとも1つにより決定されてよい。例えば、端末デバイス200は、ディスプレイと、端末デバイスの現在の動きデータを獲得するように構成された動きセンサとをさらに含んでよい。この事例において、プロセッサ210は、ディスプレイのステータス、および動きデータにより決定される端末デバイスの動きステータスにより、獲得された測位情報を送るべきかどうかを決定してよい。動きステータスは、動いている状態または静止状態を含んでよく、かつ動きステータスは、動きデータにより動きセンサまたはプロセッサによって決定されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
プロセッサ210が、端末デバイス200が現在、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、プロセッサ210は、測位情報を破棄してよく、すなわち、プロセッサは、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムに測位サービスを提供しない。任意選択で、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおけるいずれかのアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信した場合、プロセッサ210は、測位要求を破棄してよく、測位チップに測位要求を転送しなくてよい。あるいは、プロセッサ210が、測位チップによって送られた測位データを受信した場合、プロセッサ210は、測位データを破棄してよく、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおけるいずれのアプリケーションプログラムにも測位データを送らなくてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、端末デバイスの電力消費をさらに低減するのに、プロセッサは、測位サービスをさらにディセーブルにしてよく、例えば、測位チップをディセーブルにしてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、プロセッサ210は、端末デバイスが現在、静止状態にあり、かつ/またはディスプレイが画面オフ状態にあると決定したとき、測位情報を破棄してよく、または端末デバイスが特定の持続時間にわたって静止状態にあり、かつ/またはディスプレイが特定の持続時間にわたって画面オフ状態にあると決定したとき、測位情報を破棄してよい。例えば、プロセッサ210は、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第1の閾値に達する、端末デバイスが静止状態にある持続時間が第2の閾値に達する、またはディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第3の閾値に達し、かつ端末デバイスが現在、静止状態にあるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄する。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
対応して、プロセッサ210は、プロセッサ210が、端末デバイス200が前述の条件を満たさないと決定した場合、測位情報を送ってよい。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサ210が、端末デバイス200のディスプレイが画面オン状態にあり、かつ/または端末デバイス200が現在、動いている状態にあると決定した場合、プロセッサ210は、測位情報を送ってよく、すなわち、プロセッサは、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムに測位サービスを提供する。任意選択で、プロセッサ210が、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける1つまたは複数のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信した場合、プロセッサ210は、測位チップに受信された測位要求を転送してよい。あるいは、プロセッサ210が、測位チップによって送られた測位データを受信した場合、プロセッサ210は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける1つまたは複数のアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。任意選択で、プロセッサ210は、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける各アプリケーションプログラムの現在のステータスにより、各アプリケーションプログラムに測位サービスを提供すべきかどうかをさらに決定してよい。特定の実装形態に関して、前述の実施形態における第1のアプリケーションプログラムの説明を参照されたい。明瞭のため、詳細は、本明細書において説明されない。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサ210は、端末デバイスがユーザスリープ状態にあると決定したとき、測位情報を破棄するようにさらに構成されてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
本発明のこの実施形態において、端末デバイス200は、測位機能を有するいずれかのデバイス、例えば、モバイル電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、メディアプレーヤ、スマートテレビ、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra−mobile Personal Computer、UMPC)、ネットブック、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、またはスマートウォッチなどのウェアラブルデバイス(Wearable Device)であってよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210は、集積回路(Integrated Circuit、IC)を含んでよい。例えば、プロセッサ210は、独立にパッケージされたICを含んでよく、または同一の機能もしくは異なる機能を有し、かつ接続されている複数のパッケージされたICを含んでよい。プロセッサ210は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)であってよい。プロセッサ210は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートのゲートもしくはトランジスタ論理デバイス、ディスクリートのハードウェア構成要素、または類似したものであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、またはプロセッサは、いずれかの従来のプロセッサ、または類似したものであってもよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
任意選択で、プロセッサ210は、メモリ220に結合され、メモリ220に記憶された命令を執行するように構成されてよい。プロセッサ210が命令を執行したとき、プロセッサは、前述の実施形態におけるプロセッサに対応するステップを実行するように構成される。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
図3は、本発明のこの実施形態におけるプロセッサ210の可能な実装形態を示す。プロセッサ210は、電力節約ウィザード凍結アプリケーションと、電力マネージャサービス(Power Manager Service)と、ロケーションマネージャサービス(Location Manager Service)とを含んでよい。電力節約ウィザード凍結アプリケーションは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストを生成するのに、例えば、現在のアプリケーションシナリオにより、測位サービスを使用することが禁止された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを決定するのに、かつ電力マネージャサービスを使用することによってロケーションマネージャサービスに測位サービス凍結されたアプリケーションリストを送るのに使用される。電力マネージャサービスは、プロキシGPS(proxyGPS)インターフェースを使用することによってロケーションマネージャサービスに接続されてよい。ロケーションマネージャサービスは、GPS凍結プログラム(GpsFreezeProc)を含み、かつGPS凍結プログラムは、測位サービス凍結されたアプリケーションリスト(HashMapなどの)を含む。ロケーションマネージャサービスは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、アプリケーションプログラムに測位データを送るべきかどうか、または測位チップにアプリケーションプログラムの測位要求を送るべきかどうかを決定してよい。
別の任意選択の実施形態において、端末デバイスの電力消費をさらに低減するのに、プロセッサ210は、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行していると決定したとき、第1のアプリケーションプログラムの命令を執行することを停止するようにさらに構成されて、第1のアプリケーションプログラムが凍結された状態に入るようにしてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、本発明のこの実施形態において、アプリケーションプログラムが凍結された状態に入る、または凍結された状態から能動的な状態に変化する条件は、アプリケーションプログラムが測位サービスを使用することを許される、または使用することを禁止される条件と同様であってよい。明瞭のため、詳細は、本明細書において説明されない。
図2および図3を参照して、以上は、本発明のこの実施形態による端末デバイスを詳細に説明する。図4から図6を参照して、以下は、本発明の実施形態による測位情報処理方法を詳細に説明する。
図4は、本発明の実施形態において提供される測位情報処理方法300を示す。測位情報処理方法は、測位機能を有する端末デバイスに適用されてよく、例えば、前述の端末デバイス200に適用されてよい。端末デバイスは、少なくとも1つのアプリケーションプログラムを記憶するように構成されたメモリと、プロセッサとを含む。図4に示されるとおり、方法300は、以下のステップを含む。
S310 プロセッサが、測位情報を受信する。
S320 プロセッサが、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、測位情報を破棄する。
本発明のこの実施形態において、少なくとも1つのアプリケーションプログラムは、第1のアプリケーションプログラムを含み、かつ第1のアプリケーションプログラムは、測位サービスを要求する(アプリケーションプログラムが測位サービスを要求したこと、または測位サービスを要求していることを含む)。第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄する。第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報は、以下、すなわち、第1のアプリケーションプログラムによって要求された測位データ、または第1のアプリケーションプログラムの測位要求のうちの少なくとも1つを含んでよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの外部の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
この事例において、任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S310において測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S320において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを飛ばすことを含む。
この事例において、別の任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S310において測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S320において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することを含む。
この事例において、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送らない。任意選択で、プロセッサは、測位サービスを要求する別のアプリケーションプログラムに測位データを送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
任意選択で、端末デバイスは、測位チップを含まなくてよい。例えば、プロセッサに測位機能が一体化される。この事例において、任意選択で、プロセッサは、RF回路によって送られた測位データを受信してよい。あるいは、プロセッサは、RF回路によって送られた測位信号を受信し、かつ測位信号により測位データを生成してよい。加えて、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送るべきかどうかをさらに決定してよい。
別の任意選択の実施形態において、方法300は、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景において実行している場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、端末デバイスが測位チップを含まない場合、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を受信したとき、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、測位要求を承認すべきかどうかを決定してよい。例えば、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、プロセッサは、受信された測位要求を破棄して、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を拒否するようにしてよく、そうではない場合、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムの測位要求を承認してよく、例えば、第1のアプリケーションプログラムに測位要求応答を送ってよく、または第1のアプリケーションプログラムに現在の測位データを直接に送ってよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
この事例において、任意選択で、測位情報が第1のアプリケーションプログラムの測位要求を含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを含む。
この事例において、任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
任意選択の実施形態において、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、ユーザによって事前設定され、または端末デバイスのデフォルトの設定である。あるいは、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあるかどうかは、第1のアプリケーションプログラムの挙動に関する統計を収集することによって端末デバイスによって決定されてよい。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
別の任意選択の実施形態において、S320の前に、方法300は、
プロセッサによる、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含むかどうかを決定することであって、ここで、測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行している少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含むことをさらに含み、かつ
対応して、S320において、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行している場合、測位情報を破棄することは、
プロセッサによる、測位サービス凍結されたアプリケーションリストが第1のアプリケーションプログラムを含む場合、測位情報を破棄することを含む。
この事例において、プロセッサは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ背景において実行しているかどうかを決定してよい。
別の任意選択の実施形態において、任意選択で、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態になく、かつ/または第1のアプリケーションプログラムが現在、前景で実行している場合、測位情報を送ることは、
プロセッサによる、測位サービス凍結されたリストが第1のアプリケーションプログラムを含まない場合、測位情報を送ることを含む。
別の任意選択の実施形態において、方法300は、
プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムが背景実行から前景実行に変化した場合、測位サービス凍結されたアプリケーションリストから第1のアプリケーションプログラムを削除することをさらに含む。
別の任意選択の実施形態において、方法300は、プロセッサによる、少なくとも1つのアプリケーションプログラムにおける第2のアプリケーションプログラムが前景実行から背景実行に変化し、かつ第2のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にある場合、測位サービス凍結されたアプリケーションリストに第2のアプリケーションプログラムを追加することをさらに含む。
本発明のこの実施形態における方法300のステップおよび特定の実装形態に関して、前述の装置実施形態における対応する説明を参照されたい。繰り返しを回避するのに、詳細は、本明細書において説明されない。
したがって、本発明のこの実施形態における測位情報処理方法によれば、プロセッサは、第1のアプリケーションプログラムが測位サービス制限された状態にあり、かつ第1のアプリケーションプログラムが現在、背景において実行しているとき、第1のアプリケーションプログラムに対応する測位情報を破棄する。このことは、端末デバイスの背景において実行しているいくつかのアプリケーションプログラムの、頻繁な測位開始または長時間の測位などの異常な測位挙動を回避して、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させるようにすることができる。
図5は、本発明の別の実施形態において提供される測位情報処理方法400を示す。測位情報処理方法は、測位機能を有する端末デバイスに適用されてよく、例えば、前述の端末デバイス200に適用されてよい。端末デバイスは、プロセッサと、ディスプレイと、動きセンサとを含む。図5に示されるとおり、方法400は、以下のステップを含む。
S410 プロセッサが、測位情報を受信する。
S420 プロセッサが、動きセンサによって獲得された動きデータにより端末デバイスの動きステータスが動いている状態であるか、または静止状態であるかを決定する。
S430 プロセッサが、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄する。
任意選択で、端末デバイスの現在の動きステータスが静止状態にあり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オフ状態にある場合、プロセッサは、測位情報を破棄してよく、例えば、端末デバイス上の1つまたは複数のアプリケーションプログラムに測位サービスをまったく提供しなくてよい。
任意選択の実施形態において、S430において、プロセッサによる、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある、端末デバイスの動きステータスが静止状態である、またはディスプレイが画面オフ状態にあり、かつ端末デバイスの動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することは、
プロセッサによる、端末デバイスが、以下の条件、すなわち、ディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第1の閾値に達する、端末デバイスが静止状態にある持続時間が第2の閾値に達する、またはディスプレイが画面オフ状態にある持続時間が第3の閾値に達し、かつ端末デバイスの現在の動きステータスが静止状態であるうちのいずれか1つを現在、満たす場合、測位情報を破棄することを含む。
第1の閾値、第2の閾値、または第3の閾値は、事前定義されてよく、またはユーザによって設定されてよい。本発明のこの実施形態は、本明細書においてまったく限定を設定しない。
別の任意選択の実施形態において、方法400は、プロセッサによる、端末デバイスの現在の動きステータスが動いている状態であり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オン状態にある場合、測位情報を送ることをさらに含む。
任意選択で、プロセッサによる、端末デバイスの現在の動きステータスが動いている状態であり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オン状態にある場合、測位情報を送ることは、端末デバイスの現在の動きステータスが動いている状態であり、かつ/または端末デバイスのディスプレイが現在、画面オン状態にある場合、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムの現在のステータスにより、測位情報を送るべきかどうかを決定することを含む。
任意選択で、端末デバイスは、端末デバイスの現在の測位データを獲得するように構成された測位チップをさらに含む。
任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S410において測位情報を受信することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムによって送られた測位要求を受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S430において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、測位チップに測位要求を送ることを禁止することであって、ここで、この事例において、プロセッサは、測位チップに測位要求を送らないことを含む。
任意選択で、測位情報が第1のアプリケーションプログラムの測位要求を含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、測位チップに第1のアプリケーションプログラムの測位要求を送ることを含む。
別の任意選択の実施形態において、プロセッサによる、S410において測位情報を受信することは、プロセッサによる、測位チップによって送られる端末デバイスの現在の測位データを受信することを含み、かつ
プロセッサによる、S430において測位情報を破棄することは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送ることを禁止することであって、ここで、この事例において、プロセッサは、測位サービスを要求する端末デバイス上の1つまたは複数のアプリケーションプログラムに端末デバイスの現在の測位データを送らないことを含む。
任意選択で、測位情報が測位データを含む場合、プロセッサによる、測位情報を送ることは、プロセッサによる、第1のアプリケーションプログラムに測位データを送ることを含む。
本発明のこの実施形態における方法400のステップおよび特定の実装形態に関して、前述の装置実施形態における対応する説明を参照されたい。繰り返しを回避するのに、詳細は、本明細書において説明されない。
したがって、本発明のこの実施形態における測位情報処理方法によれば、端末デバイスのディスプレイが現在、画像オフ状態にあり、かつ/または端末デバイスが現在、静止状態にあると決定したとき、プロセッサは、受信された測位情報を破棄する。このことは、端末デバイスにおける測位サービスによってもたらされる電力消費に対する能動的な制御を実装し、端末デバイスの電力消費を低減し、端末デバイスのスタンバイ時間を増加させ、かつユーザ体験を向上させることができる。
特定の例を参照して、以下は、本発明の実施形態において提供される測位情報処理方法のより詳細な説明を提供する。図6は、本発明の別の実施形態において提供される測位情報処理方法500を示す。
S510 測位サービス要求アプリケーションリストおよび測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、測位が現在、要求されるかどうかを決定する。
測位サービス要求アプリケーションリストは、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。測位サービス凍結されたアプリケーションリストは、測位サービスを使用することを禁止された少なくとも1つのアプリケーションプログラムを含む。プロセッサは、測位サービス要求アプリケーションリストにクエリすることによって、測位サービスを要求する少なくとも1つのアプリケーションプログラムが現在、存在するかどうかを決定してよい。測位サービス要求アプリケーションリストが1つまたは複数のアプリケーションプログラムを含む場合、プロセッサは、測位サービス凍結されたアプリケーションリストにクエリすることによって、測位サービス要求アプリケーションリストにおけるアプリケーションプログラムが測位サービスを使用することを禁止されているかどうかを決定してよく、かつ測位サービスを使用することを許されたアプリケーションプログラムが測位サービス要求アプリケーションリストにおいて存在するかどうかをさらに決定してよい。測位サービスを使用することを許されたアプリケーションプログラムが測位サービス要求アプリケーションリストにおいて存在する場合、プロセッサは、測位が現在、遂行される必要があると決定してよく、そうではない場合、プロセッサは、測位が現在、遂行される必要がないと決定してよい。
任意選択で、プロセッサは、S510を周期的に遂行してよく、またはS510を遂行するようにトリガされてよい。例えば、プロセッサは、測位サービス要求アプリケーションリストおよび/または測位サービス凍結されたアプリケーションリストが変化したとき、S510を遂行する。しかし、本発明のこの実施形態は、本明細書において限定されない。
S520 測位チップが現在、測位状態にあるかどうかを決定する。
任意選択で、現在のステータスは、測位チップが現在、測位状態にあり、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要があると決定した場合、または測位チップが現在、測位状態になく、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要がないと決定した場合、保持されてよい。方法は、測位チップが現在、測位状態になく、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要があると決定した場合、S530に進む。方法は、測位チップが現在、測位状態にあり、かつプロセッサが、測位が現在、遂行される必要がないと決定した場合、S540に進む。
S530 測位チップに第1の命令情報を送り、ここで、第1の命令情報は、測位を遂行するよう測位チップに命令するのに使用される。
S540 測位チップに第2の命令情報を送り、ここで、第2の命令情報は、測位を停止するよう測位チップに命令するのに使用される。
プロセッサは、測位チップに命令を送って、測位を再開するよう、または測位を停止するよう測位チップに命令する。
図6における例は、当業者が、本発明の実施形態の範囲を限定する代わりに、本発明の実施形態をよりよく理解するのを助けるべきものであることに留意されたい。当業者は、図6に示される例により様々な均等の変形形態または変更形態を遂行してよく、そのような変形形態または変更形態も本発明の実施形態の範囲内に入る。
前述のプロセスのシーケンス番号は、執行シーケンスを意味しないことを理解されたい。プロセスの執行シーケンスは、プロセスの機能および内部論理により決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装プロセスに対するいずれの限定としても解釈されるべきではない。
本発明の実施形態は、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読媒体をさらに提供する。コンピュータプログラムは、前述の方法を執行するのに使用される命令を含む。
明瞭のため、本明細書における実施形態の説明は、実施形態の間の違いを強調することを理解されたい。したがって、本明細書においてそうではなく明記されるのでない限り、またはコンテキストから容易に考え出されるのでない限り、本明細書における実施形態に対して相互参照が行われてよい。
当業者は、本明細書において開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、方法ステップおよびユニットが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの組合せによって実装されてよいことを意識してよい。ハードウェアとソフトウェアの間の互換性を明確に説明するのに、以上は、機能による各実施形態のステップおよび構成を一般的に説明した。機能がハードウェアによって遂行されるか、またはソフトウェアによって遂行されるかは、技術的ソリューションの特定のアプリケーションおよび設計制約条件に依存する。当業者は、異なる方法を使用して、特定の各アプリケーションに関する説明される機能を実装してよいが、実装が本発明の範囲を超えると考えられるべきではない。
便宜および簡単な説明の目的で、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスに関して、前述の方法実施形態における対応するプロセスに対して参照が行われてよく、詳細は、本明細書において説明されないことが当業者によって明確に理解されてよい。
本出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示されるシステム、装置、および方法は、他の形態で実装されてよいことを理解されたい。例えば、説明される装置実施形態は、例に過ぎない。例えば、ユニット分割は、論理機能分割に過ぎず、実際の実装形態において他の分割であってよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされて、もしくは一体化されて別のシステムにされてよく、またはいくつかの特徴が無視されて、もしくは執行されなくてよい。加えて、示される、もしくは検討される相互結合もしくは直接結合または通信接続は、装置もしくはユニットの間のいくつかのインターフェース、間接の結合もしくは通信接続、または電子接続、機械接続、もしくは他の形態の接続を介して実装されてよい。
別々の部分として説明されるユニットは、物理的に別々であってよく、またはそうでなくてよく、ユニットとして示される部分は、物理的ユニットであってよく、またはそうでなくてよく、1つの位置に配置されてよく、または複数のネットワークユニット上に分散されてよい。ユニットのいくつか、またはすべては、実際の必要性により選択されて、本発明の実施形態のソリューションの目的を実現してよい。
加えて、本発明の実施形態における機能ユニットは、一体化されて1つの処理ユニットにされてよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してよく、または2つ以上のユニットが一体化されて1つのユニットにされる。一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてよい。
一体化されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、かつ独立した製品として販売される、もしくは使用されるとき、一体化されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよい。そのような理解に基づいて、本発明の技術的ソリューションは基本的に、または従来技術に寄与する部分が、または技術的ソリューションのすべて、もしくはいくつかが、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、かつ本発明の実施形態において説明される方法のステップのすべて、またはいくつかを遂行するようコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス、もしくは類似したものであってよい)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取外し可能なハードディスク、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができるいずれかの媒体を含む。
前述の説明は、本発明の特定の実装形態に過ぎないが、本発明の保護範囲を限定することは意図していない。本発明において開示される技術範囲内で当業者によって直ちに考え出されるいずれの変形形態または置換形態も、本発明の保護範囲に入るものとする。したがって、本発明の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象であるものとする。