[相互参照]
[0001] 本特許出願は、「Sounding Reference Signal Transmission For Enhanced Carrier Aggregation」と題されて2017年3月23日に出願された、Chenらによる米国特許出願第15/467,459号、および、「Sounding Reference Signal Transmission for Enhanced Carrier Aggregation」と題されて2016年3月24日に出願された、Chenらによる米国特許仮出願第62/313,100号に対して優先権を主張し、それらの各々は、本願の譲受人に譲渡される。
[背景技術]
[0002] 以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、非対称のエンハンストキャリアアグリゲーション(eCA:enhanced carrier aggregation)の下でのサウンディング基準信号(SRS:sounding reference signals)に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等のような、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局を含み得、それらの各々は、各々がユーザ装置(UE)と呼ばれ得る複数の通信デバイスのための通信を、同時にサポートする。
[0004] ワイヤレス通信システムは、キャリアアグリゲーション(CA)またはeCA構成において、複数のコンポーネントキャリア(CC)をサポートし得る。CCは、基地局とUEとの間のアップリンク(UL)およびダウンリンク(DL)通信のために構成され得る。UEは、基地局との通信のために使用される周波数チャネルの品質を示すために、基準信号(例えば、SRS)を送信し得る。
[0005] ワイヤレス通信システムは、UEがサポートすることができる複数のUL CCのうちの一部のみを構成し得、およびCAのために利用可能であるアップリンクCCについてSRS送信をリザーブ(reserve)し得る。これは、構成されたUL CCを有しない帯域に関するチャネルコンディションの不正確な推定をもたらし得、それは、低減されたスループットおよびチャネルの非効率な使用を引き起こし得る。
[0006] ユーザ装置(UE)は、基地局に、UEがサポートすることができるアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)の数を示し得る。基地局は次いで、キャリアアグリゲーション(CA)構成および補助的な(auxiliary)UL構成において複数のCCを用いた動作のためにUEを構成し得る。CA構成は、ULデータ送信のためのCCを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信(例えば、サウンディング基準信号(SRS))またはランダムアクセスチャネル(RACH)送信のためのCCを含み得る。UEは、よって、もしそうでなければそのUEのために構成されないUL CC上でSRSまたはRACHメッセージを送信し得る。ULデータ送信は、UEが並行なUL送信(parallel UL transmission)が可能である場合、SRS送信と同じ時間に送られ得る、または、UEが並行なUL送信が可能でない場合、異なる送信時間間隔(TTI:transmission time intervals)の間に送られ得る。
[0007] ワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEがサポートすることができるULキャリアの数(a number of)のインジケーションを送信することと、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信することであって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、受信することと、CA構成およびUE性能(the UE capability)に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信することと、を含み得る。
[0008] ワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、UE性能のインジケーションを送信するための手段と、CA構成および補助的なUL構成を受信するための手段であって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、受信するための手段と、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信するための手段と、を含み得る。
[0009] さらなる装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、UE性能のインジケーションを送信することと、CA構成および補助的なUL構成を受信することであって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、受信することと、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信することと、をプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。
[0010] ワイヤレス通信のための非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体が説明される。非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、UE性能のインジケーションを送信することと、CA構成および補助的なUL構成を受信することであって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、受信することと、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信することと、をプロセッサに行わせるための命令を含み得る。
[0011] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、CA構成は、ダウンリンク(DL)送信のために構成された第1の数(例えば数量(quantity))のキャリアおよびUL送信のために構成された第2の数のキャリアを備え、ここで第1の数は第2の数よりも大きい。ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、補助的なUL構成は、第3の数のキャリアを備え、ここで第3の数は、第1の数と第2の数との間の差に基づく。
[0012] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリア上で、ULデータ送信を送信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得、ここでULデータは、SRSと同じTTIの間に送信される。
[0013] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアは、時分割複信(TDD:time division duplexing)のために構成された少なくとも1つのキャリアを備える。ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、追加的なSRSを送信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、SRSは、第1のセットのアンテナを使用して送信され、追加的なSRSは、第2のセットのアンテナを使用して送信される。
[0014] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、第1のセットのアンテナは、SRSのために使用される1つまたは複数のキャリア上での送信のために選択され、第2のセットのアンテナは、追加的なSRSのために使用される追加的なキャリア上での送信のために選択される。いくつかの例では、SRSは、周期的なSRSまたは非周期的なSRSであり、および追加的なSRSは、周期的なSRSまたは非周期的なSRSであり、および、第1のセットのアンテナは、SRSが周期的なSRSであることに基づいて選択され、第2のセットのアンテナは、追加的なSRSが非周期的なSRSであることに基づいて選択される。追加的に、または代替的に、いくつかの例は、無線リソース制御(RRC)シグナリングまたはダウンリンク制御情報(DCI)を受信することを含み得、第1のセットのアンテナまたは第2のセットのアンテナは、RRCシグナリングまたはDCIに少なくとも部分的に基づいて、選択され得る。
[0015] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、送信されたSRSまたはSRSのロケーション、あるいはその両方に基づいて、1つまたは複数のスイッチングシンボルを識別することと、1つまたは複数のスイッチングシンボルに基づいて、ULデータ送信をレートマッチ(rate matching)またはパンクチャ(puncturing)することと、を行うための処理、特徴、手段、または命令を含み得る。いくつかの例はまた、1つまたは複数のスイッチングシンボルの後のシンボル期間の間に、ULデータ送信を開始するための処理、特徴、手段、または命令を含む。
[0016] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、サブフレームにおける、SRSを備えるシンボルの、そのサブフレームの他のシンボルに対するロケーションに基づいて、識別される。いくつかの例は、スイッチング時間のインジケーション(例えば、それはUE性能のインジケーションに含まれ得る)を送信するための処理、特徴、手段、または命令を含み、ここで、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、スイッチング時間に基づく。
[0017] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、SRSのシンボルロケーションに基づいて識別される。いくつかの例では、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、SRSおよびULデータ送信のために使用されるキャリアの組合せに基づいて識別される。
[0018] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリア上で、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)メッセージを送信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得る。いくつかの例はまた、第2のタイミング調節グループ(TAG:timing adjustment group)に関する第2の補助的な構成を受信するための処理、特徴、手段、または命令を含み、ここで、補助的なUL構成は、第1のTAGに関連する。
[0019] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、CA構成は、補助的なUL構成を備える。ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、補助的なUL構成は、CA構成とは異なる。
[0020] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、CA構成は、デュアルコネクティビティ(dual-connectivity)構成の一部である。いくつかの例では、CA構成は、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループのセットを備え、ここで、補助的なULは、PUCCHグループのセットのうちの1つに対応する。
[0021] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアは、第1のTAGのキャリアを備え、UL基準信号のために構成された1つまたは複数のキャリアは、第2のTAGのキャリアを備える。
[0022] ワイヤレス通信の別の方法が説明される。方法は、UE性能のインジケーションを受信することと、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信することであって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、送信することと、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信することと、を含み得る。
[0023] ワイヤレス通信のための別の装置もまた説明される。装置は、UE性能のインジケーションを受信するための手段と、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信するための手段であって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、送信するための手段と、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信するための手段と、を含み得る。
[0024] さらなる装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと電子通信しているメモリと、メモリに記憶された命令と、を含み得る。命令は、UE性能のインジケーションを受信することと、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信することであって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、送信することと、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信することと、をプロセッサに行わせるように動作可能であり得る。
[0025] ワイヤレス通信のための別の非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体が説明される。非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、UE性能のインジケーションを受信することと、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信することであって、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備え、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを備える、送信することと、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信することと、をプロセッサに行わせるための命令を含み得る。
[0026] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例では、CA構成は、DL送信のために構成された第1の数のキャリアおよびUL送信のために構成された第2の数のキャリアを備え、ここで、第1の数は第2の数よりも大きい。
[0027] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリア上で、ULデータ送信を受信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、ULデータは、SRSと同じTTIの間に送信される。
[0028] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、SRSに基づいて、1つまたは複数のスイッチングシンボルを識別するための処理、特徴、手段、または命令を含み得る。ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数のスイッチングシンボルの後のシンボル期間の間に、ULデータ送信を受信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0029] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、スイッチング時間のインジケーションを受信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、スイッチング時間に基づく。ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリア上でPRACHメッセージを受信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得る。
[0030] ここに説明される方法、装置、または非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体のいくつかの例はさらに、第2のTAGに関する第2の補助的な構成を送信するための処理、特徴、手段、または命令を含み得、ここで、補助的なUL構成は、第1のTAGに関連する。
[0031] 図1は、本開示の態様による、非対称のエンハンストキャリアアグリゲーション(eCA)の下でのサウンディング基準信号(SRS)をサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
[0032] 図2は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレス通信システムの例を例示する。
[0033] 図3は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートする補助的なコンポーネントキャリア(CC)構成の例を例示する。
[0034] 図4は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするシステムにおける処理フローの例を例示する。
[0035] 図5は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図を示す。
図6は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図を示す。
図7は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図を示す。
[0036] 図8は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするUEを含むシステムのブロック図を例示する。
[0037] 図9は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図を示す。
図10は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図を示す。
図11は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイスのブロック図を示す。
[0038] 図12は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートする基地局を含むシステムのブロック図を例示する。
[0039] 図13は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
図14は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
図15は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
図16は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
図17は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
図18は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
図19は、本開示の態様による、非対称のeCAの下でのSRSのための方法を例示する。
詳細な説明
[0040] ユーザ装置(UE)は、キャリアアグリゲーション(CA)構成において、データ送信のために構成されたアップリンク(UL)コンポーネントキャリア(CC)に加えて、基準信号の送信のための補助的なUL CCを用いて構成され得る。補助的なUL CCは、例えば、(例えば物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上での送信のような)アップリンクデータ送信のために必ずしも使用されることなく、サウンディング基準信号(SRS)および物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信のために使用され得る。UEは、複数のCC上での通信をサポートするためのUEの能力(ability)に基づいて、補助的なCCを用いて構成され得る。例えば、UEは、いくつかの異なるCC上での並行なUL送信をサポートし得、よってUEは、ULデータ送信およびUL基準信号送信のための複数のCCを用いて構成され得る。
[0041] 補助的なCCは、CAにおいてUL CCと並行して(例えば、コンカレントに(concurrently))使用され得る、または代替的に、それらは、CA構成のUL CC上でデータが送信されていない送信時間間隔(TTI)の間に使用され得る。並行な送信をサポートしないUEは、SRSアンテナスイッチングを用い得る。非並行な(non-parallel)補助的なCC構成(例えば、アンテナスイッチングパラメータの構成)に関して、UL CCへのおよびUL CCからのスイッチングの持続時間(time duration)を定義するためにギャップ持続時間(gap duration)が示され得る。
[0042] 一部のケースでは、UEの送信アンテナは、周期的なSRS送信または非周期的なSRS送信について異なるCC間で分けられ得る(be split among different CCs)。デュアルコネクティビティのケースでは、デュアルコネクティビティのために構成された2つのグループの各グループに対してSRSスイッチングが適用され得る。並行な送信が可能でないUEは、UL CCのシンボルの利用可能性に基づいて、UL CCを用いて構成され得る。UEが1つのCCから別のCCにスイッチするギャップまたは持続時間のシグナリングは、利用されている周波数帯域に依存し得る。
[0043] 上で紹介された本開示の態様は、ワイヤレス通信システムの文脈で以下により充分に説明される。ULデータで構成されたものに加えたさらなるCCを含む複数のCC上で送信するためのUEの性能を活用するために、補助的なUL CCの使用をサポートするワイヤレス通信システムの例が説明される。本開示の態様はさらに、非対称のeCAの下でのSRSに関連する装置図、システム図、およびフローチャートによって例示され、かつそれらを参照して説明される。
[0044] 図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の例を例示する。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、UE115、およびコアネットワーク130を含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))/LTEアドバンスト(LTE−A)ネットワークであり得る。
[0045] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。各基地局105は、それぞれの地理的なカバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのUL送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。UE115は、ワイヤレス通信システム100全体に分散され得、各UE115は、固定式またはモバイルであり得る。UE115はまた、モバイル局、加入者局、リモートユニット、ワイヤレスデバイス、アクセス端末(AT)、ハンドセット、ユーザエージェント、クライアント、または同様の用語でも呼ばれ得る。UE115はまた、セルラフォン、ワイヤレスモデム、ハンドヘルドデバイス、パーソナルコンピュータ、タブレット、パーソナル電子デバイス、マシンタイプ通信(MTC)デバイス等でもあり得る。
[0046] 基地局105は、互いに、およびコアネットワーク130と、通信し得る。例えば、基地局105は、バックホールリンク132(例えば、S1等)を通してコアネットワーク130とインタフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134(例えば、X2等)を介して、直接的にまたは間接的に(例えば、コアネットワーク130を通して)互いに通信し得る。基地局105は、UE115と通信するためのスケジューリングおよび無線構成を実施し得るか、または基地局コントローラ(示されていない)の制御下で動作し得る。いくつかの例では、基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または同様のものであり得る。基地局105はまた、eノードB(eNB)105とも呼ばれ得る。
[0047] UE115は、CAのためにいくつかのCC(例えば、32個までのCC)を用いて構成され得る。CAのCCは、1つのまたはいくつかの基地局105に関連し得る。各CCは、下位互換性があり得、および(例えば、20MHzまでの)異なる周波数ギャップにわたり得る。UE115のために構成される複数のCCは、(例えば、640MHzまでの)最大周波数領域にわたり得る。CAにおけるCCは、すべて周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)であるか、すべて時分割複信(TDD)であるか、またはFDDとTDDとの混合であり得る。異なるTDD CCは、同じまたは異なるUL/DL構成を有し得る。一部のケースでは、特殊サブフレームは、異なるTDD CCについて別様に構成され得る。1つのCCは、UEのプライマリCC(例えば、PセルまたはPCC)として構成され得、他のCCは、セカンダリCC(例えば、SセルまたはSCC)として構成され得る。Pセルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)を搬送し得る。いくつかのCCは、ライセンススペクトル上にあり得、一方で、いくつかの他のCCは、アンライセンススペクトルまたは共有スペクトル上にあり得る。
[0048] いくつかの例では、UE115は、多数のCC(例えば、20個以上のCC)を用いて構成され得る。このタイプの構成は、エンハンストCA(eCA:enhanced CA)と呼ばれ得る。eCAという用語はまた、CAアグリゲーションスキームの前の展開と比較してエンハンストな(enhanced:向上された)CA構成も指し得る。例えば、ある特定の送信のために複数のCC間で動的にスイッチすること、または、補助的なUL CCの使用が、eCAの例であり得る。CAおよびeCAという用語は、よって、マルチキャリア構成に関連する特徴を説明するために置換え可能に使用され得る。一部のケースでは、eCAは、エンハンストシステムにおけるCAを指し得る。
[0049] 一部のケースでは、UE115は、デュアルコネクティビティ動作において理想的でないバックホールリンク134によって接続される2つ以上の基地局105からのセルによってサービス提供され得る。例えば、サービング基地局105間の接続は、精密なタイミング調整(precise timing coordination)を容易にする(facilitate)ために十分でない可能性がある。したがって、一部のケースでは、UE115にサービス提供しているセルは、複数のTAGに分割され得る。別の例では、1つまたは複数のCCは、1つまたは複数のリピータに接続され得、一方で、他のCCは、リピータなしで動作され得る。その結果、一部のケースでは、UE115にサービス提供している複数のセルまたは複数の異なるCCは、複数のTAGに分割され得る。各TAGは、UE115が異なるULキャリアについて別様にUL送信を同期させ得るように、異なるタイミングオフセットに関連し得る。
[0050] デュアルコネクティビティでは、セルは、2つのグループであるプライマリセルグループ(PCG)およびセカンダリセルグループ(SCG)に区分され得る。各グループは、CAにおいて1つまたは複数のセルを有し得、PUCCHを搬送するために単一のセルを使用し得る。よって一部のケースでは、UEは、Pセルを用いて構成され得、別のCCは、プライマリセカンダリCC(例えば、PSセル)として構成され得る。PSセルもまたPUCCH(例えば、SCGに関する)を搬送し得るが、Pセルの属性のすべては含まない可能性がある。UL制御情報は、各グループにおけるPUCCHを介して各グループに別々に伝送(conveyed)され得る。SCGはまた、半永久スケジューリング(SPS:semi-persistent scheduling)およびスケジューリング要求(SR:scheduling request)をサポートし得る。UE115は、さらに、SCGにおける共通探索空間をモニタし得る。
[0051] いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、エンハンストコンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広い帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI、および修正された制御チャネル構成を含む1つまたは複数の特徴によって特徴付けられ得る。eCCは、CA構成またはデュアルコネクティビティ構成に関連し得る。eCCはまた、(例えば、1つより多くのオペレータがそのスペクトルを使用することを許可されているところである)共有スペクトルまたはアンライセンススペクトルで使用するために構成され得る。広い帯域幅によって特徴付けられるeCCは、帯域幅全体をモニタすることができないか、または(例えば、電力を節約するために)限定された帯域幅を使用することを好むUE115によって利用され得る、1つまたは複数のセグメントを含み得る。
[0052] 一部のケースでは、eCCは、他のCCとは異なるシンボル持続時間を使用し得、それは、他のCCのシンボル持続時間と比べて短縮されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、増加されたサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)に関連する。eCCを利用する、UE115または基地局105のようなデバイスは、短縮されたシンボル持続時間(例えば、16.67μs)において広帯域信号(例えば、20、40、60、80MHz等)を送信し得る。eCCにおけるTTIは、1つのまたは複数のシンボルから成り得る。一部のケースでは、TTI持続時間(つまり、TTIにおけるシンボルの数)は、変わり得る。
[0053] ワイヤレス通信システム100は、チャネル推定のために、およびUE115と基地局105との間の通信を容易にするために、UE115からのSRS送信に頼り得る。SRSは、基地局105がULチャネル品質を推定し得るように、事前決定されたシーケンス(例えば、Zadoff−Chuシーケンス)を使用してUE115によって送信され得る。SRS送信は、別のチャネル上でのデータの送信に関連しない可能性があり、広い帯域幅(例えば、ULデータ送信のために割り振られたものより多くのサブキャリアを含む帯域幅)上で周期的に送信され得る。SRSはまた、マルチプルなアンテナポート上でスケジュールされ得、なおも単一のSRS送信と考えられ得る。SRS送信は、タイプ0(等しく間隔をあけられたインターバルにおいて周期的に送信される)SRSとして、またはタイプ1(非周期的な)SRSとして分類され得る。したがって、基地局105によってSRSから集められたデータは、ULスケジューラに情報を与える(inform)ために使用され得る。基地局105はまた、タイミングアラインメントステータスをチェックするためにSRSを利用し得、タイムアラインメントコマンドをUE115−aに送り得る。
[0054] ワイヤレス通信システム100は、UE115のために構成された様々なCC上でSRS送信し得る。例えば、UE115は、CCに関するリソースの利用可能性に応じて、SRS送信のためのCC(例えば、TDD CC)に、およびそれらの間で、スイッチし得る。例えば、UE115は、いくつかのDL CCと、より少ない数のUL CCとを用いて構成され得る。UE115は、よって、(例えばPDSCH等の)DL通信のために構成されたものよりも少ない、(例えばPUSCH等の)ULデータ送信のために利用可能なCCを有し得る。しかし、それにも関わらず、ペアになっていないUL CCのリソースは、UE115がそれらのCC上でのULデータ送信のために構成されていない場合でさえも、UE115による使用のために利用可能であり得る。そのような非対称のCA構成におけるSRS送信の追加的な例が、以下でさらに説明される。
[0055] 図2は、非対称のeCAの下でのSRSに関するワイヤレス通信システム200の例を例示する。ワイヤレス通信システム200は、基地局105−aおよびUE115−aを含み得、それらは図1を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る。ワイヤレス通信システム200は、SRSの送信のための補助的なUL CC215の構成をサポートするシステムを表す。補助的なUL CC215の構成は、CAにおけるUEのCCサポート性能に基づき得る。
[0056] 一部のケースでは、CA構成は、UL CC210よりも多くのDL CC205を含み得る。これは、非対称のCA構成として知られ得る。例えば、UE115(例えば、UE115−a)は、対応するUL CCを有しないDL CC205のチャネル推定のためのSRSを送信しない可能性がある。そのようなケースでは、サービング基地局105(例えば、基地局105−a)は、DL CC205のすべてについては正確なチャネル推定値を生むことができない可能性がある。よって基地局105−aは、(例えば、CA構成のUL CC210に関連しないDL CC205の数に対応する)SRSの送信のためのいくつかの補助的なUL CC215を用いて、UE115−aを構成し得る。これは、CA構成における各CCについて、より正確なチャネル推定を可能にし得、ワイヤレス通信システム200の効率を改善し得る。
[0057] UE115−aは、UL CC215の利用可能なリソース上でSRSを送信し得る。例えば、UL CC215は、ULデータ送信のために前に割り振られなかったかまたは構成されなかった、利用可能なリソース(例えば、補助的なCC)を含み得る。一部のケースでは、UE115は、CA構成における他のUL CC(例えば、CA UL CC210)と並行して(例えば、コンカレントに)、補助的なUL CC215を使用して送信し得る。例えば、並行な送信をサポートしないUE115は、調整されたアンテナスイッチング、レートマッチング、またはリソースパンクチャリングプロシージャ(resource puncturing procedures)を用いて、補助的なUL CC215上でSRSを送信し得る。一部のケースでは、UE115は、補助的なUL CC215およびUL CC210上で異なる時間において送信し得、および、キャリア間でのチューニングに関連するギャップまたは時間を示し得る。例えば、ギャップ持続時間は、基地局105−aとの調整されたアンテナスイッチングのために、UL CCへのおよびからのスイッチングの持続時間(例えば、補助的なUL CC215とCA UL CC210との間のスイッチングに関連する持続時間)を定義するために示され得る。
[0058] 補助的なUL CC215は、UE115のUL CC性能に基づいて構成され得る、および/または動作され得る。異なるUE115は、UL CAにおいて異なる性能を有し得る。例えば、UE115−aは、2つのUL CCが可能であり得(例えば、そして1つの補助的なUL CC215と1つのCA UL CC210とを用いて構成され得)、およびUE115−bは、3つのUL CC(例えば、2つの補助的なUL CC215と1つのCA UL CC210とを用いて構成された)を使用することが可能であり得る。一部のケースでは、UE性能は、周波数帯域に依存し得る。つまり、UE115は、ある特定の帯域に関するUL CAが可能であり得るが、他の帯域を用いたUL CAが可能でない可能性がある。ある特定の数のUL CC(例えば、N個のCC)を用いたCA構成をサポートするUE115は、その数のCCよりも少ない個数(例えば、N個よりも少ないCC)で構成され得る。例えば、UE115−aは、CA構成において複数のUL CC210を使用することが可能であり得るが、それはCA構成について1つのUL CC210を用いて構成され得る。
[0059] 例として、UE115−bは、たとえUE115−bが3つのUL CC210を用いたCA構成をサポートすることが可能であり得るとしても、CAについて1つのUL CC210と3つのDL CC205とを用いて構成され得る。いくつかの例では、UE115−bは、構成されるUL CCの総数に基づいた並行な送信に制限され得る。例えば、UE115−bは、2つのUL CC210を含むCA構成を用いて構成され得、そしてそれは、1つの補助的なUL CC215を用いて構成され得る。そのようなケースでは、UE115−bは、単一のサブフレームの間に2つのUL CC上でのコンカレントな送信に制限され得る。しかし一部のケースでは、UE115−bは、UE115−bがサポートするCCの総数に基づいた並行なUL送信を行い得る。例えば、UE115−bは、3つのUL CC210を用いたCA構成サポートし得、およびUE115−bは、2つのUL CC210と1つの補助的なUL CC215とを用いて構成され得る。そのようなケースでは、UE115−bは、単一のサブフレームの間に、UL CC210と補助的なUL CC215との両方においてコンカレントに送信し得る。
[0060] 追加的に、または代替的に、UE115は、UL CC(例えば、補助的なUL CC215およびCA UL CC210)を用いて構成され得、および調整された方法でアンテナをスイッチすることによって様々な構成されたCCを使用し得る。つまり、SRSは、第1のアンテナと第2のアンテナとを使用して送信され得る。SRSスイッチングは、(例えば、補助的なUL CC215上で送信するために)UL CCがUL CAの一部でない場合に利用され得、それはDL多入力多出力(MIMO)動作を容易にし得る。ULデータ送信のために使用されるCCはまた、同じアンテナを使用し得る。UE115がマルチプルな送信アンテナを使用することができる場合、それら送信アンテナは、異なるCC間で分けられ得る。例えば、アンテナは、周期的なSRS送信または非周期的なSRS送信について分けられ得る。周期的なSRSについては、送信アンテナを分けることは無線リソース制御(RRC)によって構成され得、さらにSRS送信カウンタに関係し得る(be tied with)。非周期的なSRSについては、RRC構成の代わりに、ダウンリンク制御情報(DCI)が、さらにアンテナを示し得る。別の例として、CC上でのSRSの送信のための1つまたは複数のアンテナポートの利用は、SRS送信に関連するインデックスまたはカウンタ、あるいはいくつかの他のパラメータ(例えば、CCのインデックス、サブフレームインデックス等)の関数であり得る。例えば、奇数の送信については、SRSのために第1のアンテナポートが使用され得、一方で、偶数の送信については、SRSのために第2のアンテナポートが使用され得る。
[0061] スイッチングに関わる2つ以上のCCに関して並行な送信が可能でないUE115については、UL CCは、UL CCのシンボルの利用可能性に基づいて構成され得る。1つのCCから別のCCにスイッチするために必要とされる時間に応じて、いくつかのシンボルは、スイッチングを容易にするためにレートマッチ(rate matched around)またはパンクチャされ得る(例えば、ULサブフレームの最初のシンボル)。例えば、UE115−bは、補助的なUL CC215(例えば、基準信号送信のために構成されたCC)からUL CC210(例えば、UL制御およびデータ送信のために構成されたCC)にスイッチし得る。そのようなケースでは、スイッチングを容易にするために、UL CC210上での送信のために使用されるサブフレームの最初のシンボルは、UL送信(例えば、PUSCHまたはPUCCH)のために利用可能でない可能性がある。代替的に、UE115−bは、UL CC210から補助的なUL CC215にスイッチし得る。このタイプのスイッチングシナリオは、他の送信に影響を与えない可能性がある。例えば、補助的なUL CC215上でのSRS送信のために使用されるサブフレームにおいて、少なくともそのサブフレームの最初のいくつかのシンボルには他の送信は存在しない可能性がある。よって、補助的なUL CC215に対する影響はほとんど無いか、または無い可能性がある。
[0062] UE性能は、他の送信のために使用されるシンボルがCC間のスイッチングによって影響を受け得る範囲に、影響を与え得る。UE115が素早いスイッチングが可能である場合、UE115は、他の送信に影響を与えることなくCC間でスイッチし得るので、スイッチングのために指定されるシンボルは無い可能性がある。さらに、SRSのシンボルロケーションは、他のシンボルにおける送信が影響を及ぼされ得る範囲に影響を与え得る。例えば、SRSがサブフレームの最後のセットのシンボル(the last set of symbols)または最後のシンボルに位置しない場合、他のシンボルは、UE115がCC間でスイッチすることに起因して影響を受けない可能性があり、よってワイヤレス通信システム200が特定のシンボルに対するスイッチングの影響を助長する(facilitate)ことは不必要であり得る。
[0063] 一部のケースでは、UE115は、スイッチングに順応するためにスケジューリングについてのある特定の要件または選好を示し得る。例えば、UE115は、UE115が1つのCCから別のCCにその間にスイッチする必要があるまたは好ましくはスイッチしなければならない持続時間またはギャップを、シグナリングし得る。ギャップは、UE115がその間でスイッチしているCCの周波数帯域に依存し得る。例として、帯域間スイッチングに関しては、UE115は、ある特定の帯域の組合せについて、スイッチングのために短いギャップが使用されるかまたは長いギャップが使用されるかをシグナリングし得る(例えば、帯域当たり1ビット、または帯域の組合せ当たり1ビット)。追加的に、または代替的に、帯域内スイッチングに関しては、シグナリングは、帯域内でのスイッチングのための長いまたは短いギャップを示す1ビットを含み得る。いくつかの例では、「学習性能ビット(learning capability bit)」と呼ばれ得る追加的なビットがさらに使用され得る。例えば、UE115が能力を有する(capable)場合、ある特定の帯域についてまたはある帯域内で、長いギャップが利用され得、その後に、次いで短いギャップがスイッチングのために使用され得、そして、UE115は、この性能を、「学習性能ビット」を使用して基地局105に示し得る。
[0064] ワイヤレス通信システム200はまた、(例えば、補助的なUL CC215についてのULタイミングを取得するために)補助的なUL CC215上でPRACH送信をサポートし得る。コンテンションベースのPRACHの代わりに、非コンテンションベースのPRACHがサポートされ得、PセルまたはPSセルからのダウンリンク制御情報を介してトリガされ得る。例えば、ワイヤレス通信システム200は、特にUE115が2つ以上のタイミングアドバンスグループ(TAG:timing advance groups)を用いて構成されるとき、補助的なUL CC215上でPRACHをサポートし得る。CA構成のUL CC210および補助的なUL CC215は、異なるTAGに関連し得、そのケースでは、補助的なUL CC215について異なるULタイミングが使用され得る。そのようなケースでは、異なるULタイミングは、SRS送信が同じCC上で他のUE115からのUL送信に直交することを、可能にし得る。
[0065] デュアルコネクティビティを用いるもののような他の例では、SRS送信に関するスイッチングは、デュアルコネクティビティのために構成されたキャリアの各グループに適用され得る。1つまたは複数の補助的なUL CC215の構成は、グループごとに別々に構成され得る。例えば、PCGは、構成された補助的なUL CC215を有しない可能性があり、一方でSCGは、1つの補助的なUL CC215を用いて構成され得る。2つのPUCCHグループが構成される場合、CAにおいて同様のスキームが用いられ得る。
[0066] 図3は、非対称のeCAの下でのSRSに関する補助的なCC構成300の例を例示する。一部のケースでは、補助的なCC構成300は、図1〜図2を参照して説明されたUE115または基地局105によって実施される技法の態様を表し得る。
[0067] CC(例えば、CC1、CC2、およびCC3)は、サブフレーム構成305を有し得る。サブフレーム構成305は、DLサブフレーム310、特殊サブフレーム315、CA ULサブフレーム320、および/または非CA ULサブフレーム325を含み得る。CC1は、PCCであるように構成され得、CC1〜CC3は、前述のサブフレームの複数の異なる構成を含む異なるサブフレーム構成305または同じサブフレーム構成305を有し得る。
[0068] DLサブフレーム310は、基地局105からUE115へのダウンリンク通信のために使用され得る。DLサブフレーム310は、PDSCHまたはDCIを含み得る。DLサブフレーム310の後に特殊サブフレーム315が続き得、図3の例ではその後に今後はULサブフレーム(例えば、CA ULサブフレーム320および/または非CA ULサブフレーム325)が続く。
[0069] 異なるCCのサブフレーム構成においてオーバーラップしているサブフレーム(例えば、サブフレーム構成305−aおよびサブフレーム構成305−bのサブフレーム2)は、ULデータおよび/またはSRSを送信するために使用され得る。したがって、UE115を、あるサブフレームにおいて単一のUL CC送信に制限する代わりに、複数のUL送信がそのサブフレームの間に可能にされ得る(例えば、CC1およびCC2、CC1およびCC3、あるいは、CC2およびCC3上で)。
[0070] よって、CC1〜CC3について構成されたUEは、並行な送信をサポートし得、そのケースでは、複数のCCが同時に(例えば、同じサブフレームの間に)送信のために使用され得る。つまり、CC1(例えば、PCC)は、サブフレーム構成305−aのシンボル2においてULデータを送信するために使用され得、同時に、CC2は、サブフレーム構成305−bのシンボル2においてSRSを送信するために使用され得る。
[0071] CC1は、ULサブフレーム320−aの間にデータを送信するために使用され得、それは、補助的なUL CCであり得るCC2におけるULサブフレーム325−aと並行してデータを含み得る。ULサブフレーム325−aは、SRSまたはPRACHを送るように構成され得るが、データを送るように構成されない可能性がある。代替的に、CC1は、ULサブフレーム320−bの間に送信するために使用され得、それは、SRSのために使用され得るCC3におけるULサブフレーム325−dと並行してデータを含み得る。ULサブフレーム325−dは、SRSまたはPRACHを送るように構成され得るが、データを送るように構成されない可能性がある。
[0072] 一部のケースでは、CC2とCC3の両方が、SRSまたはPRACH、あるいは(例えば並行して)その両方を送信するために使用され得る。つまり、サブフレーム構成305−b(例えば、CC2サブフレーム構成)のULサブフレーム325−bは、サブフレーム構成305−c(例えば、CC3サブフレーム構成)のULサブフレーム325−cの間の送信と並行して送信するために使用され得る。SRSは、例えば、ULサブフレーム325SRSまたはPRACHにおいて送信され得る。
[0073] 図4は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する処理フロー400の例を例示する。処理フロー400は、基地局105−aおよびUE115−aを含み得、それらは、図1〜図2を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る。
[0074] ステップ405において、UE115−cは、性能インジケーションを基地局105−に送信し得る(例えば、UE115−cがサポートすることができるUL CC(例えば、キャリア)の数、アンテナスイッチング性能等)。例えば、サポートされるUL CCの数は、UE115−cがサポートすることができる並行なUL送信の数(例えば、UE115−cが異なるCC上で行うことができるコンカレントな送信の数)を示し得る。
[0075] ステップ410において、基地局105−bは、CA構成および補助的なUL構成をUE115−cにシグナリングし得る。CA構成は、ULデータ送信のために構成されたCCを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信(例えば、SRS、PRACH等)のために構成されたCCを含み得る。さらに、CA構成は、UL送信のために構成されたキャリアに加えて、DL送信のためのキャリアを含み得る。DL送信のために構成されたキャリアの数は、UL送信のために構成されたキャリアの数よりも多い可能性がある。補助的なUL構成は、ステップ405からのインジケーションおよびCA構成に基づき得る。一部のケースでは、CA構成は、補助的なUL構成を含み得る。別のケースでは、CA構成は、補助的なUL構成とは別個であり得る。
[0076] ステップ415−aにおいて、UE115−cがCAにおいてUL CC上でULデータを送信し得、基地局105−bが受信し得る。
[0077] ステップ415−bにおいて、ステップ410においてUE115−cにシグナリングされた補助的なUL構成のCCを使用して、UE115−cがSRSを送信し得、基地局105−bが受信し得る。SRSは、周期的または非周期的であり得る。送信アンテナは、SRSが周期的であること、または非周期的であることに基づいて選択され得る。代替的に、補助的なUL構成のCCを使用して、ステップ415−bにおいて、UE115−cがPRACHメッセージを送信し得、基地局105−bが受信し得る。
[0078] ステップ415−aおよび415−bは、同じTTIの間に実施され得る(例えば、並行なCC送信)。代替的に、UEは、ステップ415−aおよびステップ415−bを実施するためにキャリア間でスイッチし得る(例えば、単一のCC送信のためのアンテナスイッチング)。
[0079] 図5は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイス500のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス500は、図1および図2を参照して説明されたUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス500は、受信機505、UEの補助的なアップリンクマネジャ510、および送信機515を含み得る。ワイヤレスデバイス500はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信している可能性がある。
[0080] 受信機505は、(例えば、非対称のeCAの下でのSRSに関連する情報、データチャネル、および制御チャネル等の)様々な情報チャネルに関連する制御情報、ユーザデータ、またはパケットのような情報を受信し得る。情報は、デバイスの他のコンポーネントに伝えられ得る。受信機505は、図8を参照して説明されるトランシーバ825の態様の例であり得る。
[0081] UEの補助的なアップリンクマネジャ510は、送信機515と組み合わせて、UE性能のインジケーションを送信し得る。UEの補助的なアップリンクマネジャは、受信機505と組み合わせて、CA構成および補助的なUL構成を受信し得る。CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。UEの補助的なアップリンクマネジャ510は、送信機515と組み合わせて、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。UEの補助的なアップリンクマネジャ510はまた、図8を参照して説明されるUEの補助的なアップリンクマネジャ805の態様の例であり得る。
[0082] 送信機515は、ワイヤレスデバイス500の他のコンポーネントから受け取られた信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機515は、トランシーバモジュールにおいて受信機と並べて配置され得る。例えば、送信機515は、図8を参照して説明されるトランシーバ825の態様の例であり得る。送信機515は、単一のアンテナを含み得るか、またはそれは、複数のアンテナを含み得る。
[0083] 図6は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイス600のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス600は、図1、図2および図5を参照して説明された、ワイヤレスデバイス500またはUE115の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス600は、受信機605、UEの補助的なアップリンクマネジャ610、および送信機630を含み得る。ワイヤレスデバイス600はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信している可能性がある。
[0084] 受信機605は、デバイスの他のコンポーネントに伝えられ得る情報を受信し得る。受信機605はまた、図5の受信機505を参照して説明された機能を実施し得る。受信機605は、図8を参照して説明されるトランシーバ825の態様の例であり得る。
[0085] UEの補助的なアップリンクマネジャ610は、図5を参照して説明されたUEの補助的なアップリンクマネジャ510の態様の例であり得る。UEの補助的なアップリンクマネジャ610は、SRSコンポーネント615、性能インジケーションコンポーネント620、およびキャリア構成コンポーネント625を含み得る。UEの補助的なアップリンクマネジャ610は、図8を参照して説明されるUEの補助的なアップリンクマネジャ805の態様の例であり得る。
[0086] SRSコンポーネント615は、送信機630と組み合わせて、追加的なSRSを送信し得、ここで、SRSは、第1のセットのアンテナを使用して送信され、追加的なSRSは、第2のセットのアンテナを使用して送信される。SRSコンポーネント615は、送信機630と組み合わせて、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。一部のケースでは、ワイヤレスデバイス600は、SRSのために使用される1つまたは複数のキャリア上での送信のために第1のセットのアンテナを選択し得、および、追加的なSRSのために使用される追加的なキャリア上での送信のために第2のセットのアンテナを選択し得る。一部のケースでは、SRSは、周期的なSRSまたは非周期的なSRSであり、および追加的なSRSは、周期的なSRSまたは非周期的なSRSであり、第1のセットのアンテナは、SRSが周期的なSRSであることに基づいて選択され得、第2のセットのアンテナは、追加的なSRSが非周期的なSRSであることに基づいて選択される。一部のケースでは、アンテナの選択は、例えば、周期的なSRSについてはRRC構成に基づき得、および非周期的なSRSのケースではDCIから決定され得る。
[0087] 性能インジケーションコンポーネント620は、送信機630と組み合わせて、UE(例えば、ワイヤレスデバイス600)がサポートすることができるULキャリアの数のインジケーションを送信し得る。キャリア構成コンポーネント625は、受信機605と組み合わせて、第2のTAGに関する第2の補助的な構成を受信し得、ここで、補助的なUL構成は、第1のTAGに関連し、および、キャリア構成コンポーネント625は、受信機605と組み合わせて、CA構成および補助的なUL構成を受信し得る。CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。一部のケースでは、補助的なUL構成は、第3の数(例えば、数量)のキャリアを含み、および第3の数は、第1の数と第2の数との間の差に基づき得る。
[0088] 一部のケースでは、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアは、TDDのために構成された少なくとも1つのキャリアを含む。一部のケースでは、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアは、第1のTAGのキャリアを含み、UL基準信号のために構成された1つまたは複数のキャリアは、第2のTAGのキャリアを含む。一部のケースでは、CA構成は、補助的なUL構成を含む。一部のケースでは、補助的なUL構成は、CA構成とは異なる。一部のケースでは、CA構成は、デュアルコネクティビティ構成の一部である。一部のケースでは、CA構成は、PUCCHグループのセットを含み、ここで補助的なULは、PUCCHグループのセットのうちの1つに対応する。一部のケースでは、CA構成は、DL送信のために構成された第1の数のキャリアおよびUL送信のために構成された第2の数のキャリアを含み、ここで、第1の数は第2の数よりも大きい。
[0089] 送信機630は、ワイヤレスデバイス600の他のコンポーネントから受け取られた信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機630は、トランシーバモジュールにおいて受信機と並べて配置され得る。例えば、送信機630は、図8を参照して説明されるトランシーバ825の態様の例であり得る。送信機630は、単一のアンテナを利用し得るか、またはそれは、複数のアンテナを利用し得る。
[0090] 図7は、ワイヤレスデバイス500またはワイヤレスデバイス600の対応するコンポーネントの例であり得るUEの補助的なアップリンクマネジャ700のブロック図を示す。つまり、UEの補助的なアップリンクマネジャ700は、図5および図6を参照して説明されたUEの補助的なアップリンクマネジャ510またはUEの補助的なアップリンクマネジャ610の態様の例であり得る。UEの補助的なアップリンクマネジャ700はまた、図8を参照して説明されるUEの補助的なアップリンクマネジャ805の態様の例であり得る。
[0091] UEの補助的なアップリンクマネジャ700は、ULデータコンポーネント705、SRSコンポーネント710、スイッチングシンボルコンポーネント715、レートマッチングコンポーネント720、性能インジケーションコンポーネント725、RACHコンポーネント730、およびキャリア構成コンポーネント735を含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的にまたは間接的に、互いに(例えば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。
[0092] ULデータコンポーネント705は、例えば送信機515または630と組み合わせて、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリア上で、ULデータ送信を送信し得、ここで、ULデータは、SRSと同じTTIの間に送信され、1つまたは複数のスイッチングシンボルの後のシンボル期間の間に、ULデータ送信を開始し得る。
[0093] SRSコンポーネント710は、例えば送信機515または630と組み合わせて、追加的なSRSを送信し得、SRSは、第1のセットのアンテナを使用して送信され得、追加的なSRSは、第2のセットのアンテナを使用して送信される。SRSコンポーネントはまた、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。
[0094] スイッチングシンボルコンポーネント715は、送信されたSRSまたはSRSのロケーション、あるいはその両方に基づいて、1つまたは複数のスイッチングシンボルを識別し得る。送信機515または630は、よって、スイッチング時間のインジケーション(例えば、それはUE性能のインジケーションに含まれ得る)を送信し得、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、スイッチング時間に基づき得る。一部のケースでは、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、サブフレームにおける、SRSを含むシンボルの、そのサブフレームの他のシンボルに対するロケーションに基づいて、識別される。一部のケースでは、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、SRSのシンボルロケーションに基づいて、識別される。一部のケースでは、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、SRSおよびULデータ送信のために使用されるキャリアの組合せに基づいて、識別される。一部のケースでは、UE115からのシグナリングは、キャリアの組合せを示すために使用され得る(例えば、UE115は、それの無線性能に基づいた測定構成(measurement configuration)のためのギャップを要求し得る、等)。
[0095] いくつかの例では、スイッチングシンボルは、UE性能に基づいて識別され得、ネットワークにシグナリングされることができる。一部のケースでは、スイッチングシンボルは、サブフレームの後方のシンボルにおけるSRSのロケーションに起因してULデータ送信からSRS送信へのスイッチングのケースでは使用されない可能性がある。
[0096] レートマッチングコンポーネント720は、1つまたは複数のスイッチングシンボルに基づいて、ULデータ送信をレートマッチまたはパンクチャし得る。性能インジケーションコンポーネント725は、例えば送信機515または630と組み合わせて、UE性能のインジケーションを送信し得る。RACHコンポーネント730は、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリア上でPRACHメッセージを送信し得る。
[0097] キャリア構成コンポーネント735は、第2のTAGに関する第2の補助的な構成を受信し得、ここで補助的なUL構成は第1のTAGに関連し得る、ならびに、CA構成および補助的なUL構成を受信し得る。一部のケースでは、キャリア構成コンポーネント735は、SRS CCおよびUL CCが異なるTAGまたはPUCCHグループに属するTAG構成を受信し得る。
[0098] 図8は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするデバイスを含むシステム800の図を示す。例えば、システム800は、UE115−dを含み得、それは、図1、図2および図5〜図7を参照して説明された、ワイヤレスデバイス500、ワイヤレスデバイス600、またはUE115の例であり得る。
[0099] UE115−dはまた、UEの補助的なアップリンクマネジャ805、メモリ810、プロセッサ820、トランシーバ825、アンテナ830、およびECCモジュール835を含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的にまたは間接的に、互いに(例えば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。UEの補助的なアップリンクマネジャ805は、図5〜図7を参照して説明されたUEの補助的なアップリンクマネジャの例であり得る。
[0100] メモリ810は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読み取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ810は、実行されると、プロセッサに、ここに説明される様々な機能(例えば、非対称のeCAの下でのSRS等)を実施させる命令を含む、コンピュータ読み取り可能な、コンピュータ実行可能なソフトウェアを記憶し得る。一部のケースでは、ソフトウェア815は、プロセッサによって直接的に実行可能でない可能性があるが、コンピュータに(例えば、コンパイルされ実行されるとき)、ここに説明される機能を実施させ得る。プロセッサ820は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、セントラルプロセシングユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)等)を含み得る。
[0101] トランシーバ825は、ここに説明されるように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ825は、基地局105またはUE115と双方向に通信し得る。トランシーバ825はまた、パケットを変調してその変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受け取られるパケットを復調するための、モデムを含み得る。一部のケースでは、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ830を含み得る。しかしながら、一部のケースでは、デバイスは、1つより多くのアンテナ830を有し得、それは、複数のワイヤレス送信をコンカレントに送信するまたは受信することが可能であり得る。
[0102] ECCモジュール835は、多数のコンポーネントキャリアを使用した、低減されたTTIまたはサブフレーム持続時間を使用した、あるいは共有またはアンライセンススペクトルを使用した通信のような、eCCを使用した動作を可能にし得る。
[0103] 図9は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイス900のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス900は、図1および図2を参照して説明された基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス900は、受信機905、送信機910、および基地局の補助的なアップリンクマネジャ915を含み得る。ワイヤレスデバイス900はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信している可能性がある。
[0104] 受信機905は、(例えば、非対称のeCAの下でのSRSに関連する情報、データチャネル、および制御チャネル等の)様々な情報チャネルに関連する制御情報、ユーザデータ、またはパケットのような情報を受信し得る。情報は、デバイスの他のコンポーネントに伝えられ得る。受信機905は、図12を参照して説明されるトランシーバ1225の態様の例であり得る。
[0105] 送信機910は、ワイヤレスデバイス900の他のコンポーネントから受け取られた信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機910は、トランシーバモジュールにおいて受信機と並べて配置され得る。例えば、送信機910は、図12を参照して説明されるトランシーバ1225の態様の例であり得る。送信機910は、単一のアンテナを含み得るか、またはそれは、複数のアンテナを含み得る。
[0106] 基地局の補助的なアップリンクマネジャ915は、受信機905と組み合わせて、UE性能のインジケーションを受信し得、送信機910と組み合わせて、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。基地局の補助的なアップリンクマネジャ915は、受信機905と組み合わせて、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信し得る。基地局の補助的なアップリンクマネジャ915はまた、図12を参照して説明される基地局の補助的なアップリンクマネジャ1205の態様の例であり得る。
[0107] 図10は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートするワイヤレスデバイス1000のブロック図を示す。ワイヤレスデバイス1000は、図1、図2および図9を参照して説明された、ワイヤレスデバイス900または基地局105の態様の例であり得る。ワイヤレスデバイス1000は、受信機1005、基地局の補助的なアップリンクマネジャ1010、および送信機1030を含み得る。ワイヤレスデバイス1000はまた、プロセッサを含み得る。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信している可能性がある。
[0108] 受信機1005は、デバイスの他のコンポーネントに伝えられ得る情報を受信し得る。受信機1005はまた、図9の受信機905を参照して説明された機能を実施し得る。受信機1005は、図12を参照して説明されるトランシーバ1225の態様の例であり得る。
[0109] 基地局の補助的なアップリンクマネジャ1010は、図9を参照して説明された基地局の補助的なアップリンクマネジャ915の態様の例であり得る。基地局の補助的なアップリンクマネジャ1010は、性能アイデンティフィケーションコンポーネント1015、SRSコンポーネント1020、およびキャリア構成コンポーネント1025を含み得る。基地局の補助的なアップリンクマネジャ1010は、図12を参照して説明される基地局の補助的なアップリンクマネジャ1205の態様の例であり得る。
[0110] 性能アイデンティフィケーションコンポーネント1015は、受信機1005と組み合わせて、UE性能のインジケーションを受信し得る。SRSコンポーネント1020は、受信機1005と組み合わせて、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信し得る。
[0111] キャリア構成コンポーネント1025は、送信機1030と組み合わせて、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。キャリア構成コンポーネント1025は、送信機1030と組み合わせて、第2のTAGに関する第2の補助的な構成を送信し得、ここで、補助的なUL構成は、第1のTAGに関連し得る。一部のケースでは、CA構成は、DL送信のために構成された第1の数のキャリアおよびUL送信のために構成された第2の数のキャリアを含み、ここで、第1の数は第2の数よりも大きい。
[0112] 送信機1030は、ワイヤレスデバイス1000の他のコンポーネントから受け取られた信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1030は、トランシーバモジュールにおいて受信機と並べて配置され得る。例えば、送信機1030は、図12を参照して説明されるトランシーバ1225の態様の例であり得る。送信機1030は、単一のアンテナを利用し得るか、またはそれは、複数のアンテナを利用し得る。
[0113] 図11は、ワイヤレスデバイス900またはワイヤレスデバイス1000の対応するコンポーネントの例であり得る基地局の補助的なアップリンクマネジャ1100のブロック図を示す。つまり、基地局の補助的なアップリンクマネジャ1100は、図9および図10を参照して説明された基地局の補助的なアップリンクマネジャ915または基地局の補助的なアップリンクマネジャ1010の態様の例であり得る。基地局の補助的なアップリンクマネジャ1100はまた、図12を参照して説明される基地局の補助的なアップリンクマネジャ1205の態様の例であり得る。
[0114] 基地局の補助的なアップリンクマネジャ1100は、ULデータコンポーネント1105、スイッチングシンボルコンポーネント1110、性能アイデンティフィケーションコンポーネント1115、RACHコンポーネント1120、SRSコンポーネント1125、およびキャリア構成コンポーネント1130を含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的にまたは間接的に、互いに(例えば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。
[0115] ULデータコンポーネント1105は、受信機905または1005と組み合わせて、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリア上で、ULデータ送信を受信し得、ここで、ULデータは、SRSと同じTTIの間に送信され得る、および、ULデータコンポーネント1105は、1つまたは複数のスイッチングシンボルの後のシンボル期間の間に、ULデータ送信を受信し得る。スイッチングシンボルコンポーネント1110は、SRSに基づいて、1つまたは複数のスイッチングシンボルを識別し得る、および、受信機905または1005は、スイッチング時間のインジケーションを受信し得、1つまたは複数のスイッチングシンボルは、スイッチング時間に基づき得る。
[0116] 性能アイデンティフィケーションコンポーネント1115は、受信機905または1005と組み合わせて、UE性能のインジケーションを受信し得る。RACHコンポーネント1120は、受信機905または1005と組み合わせて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリア上でPRACHメッセージを受信し得る。SRSコンポーネント1125は、受信機905または1005と組み合わせて、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信し得る。
[0117] キャリア構成コンポーネント1130は、送信機910または1030と組み合わせて、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を送信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。キャリア構成コンポーネント1130は、送信機910または1030と組み合わせて、第2のTAGに関する第2の補助的な構成を送信し得、ここで、補助的なUL構成は、第1のTAGに関連する。
[0118] 図12は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSをサポートする構成されたデバイスを含むワイヤレスシステム1200の図を示す。例えば、ワイヤレスシステム1200は、基地局105−dを含み得、それは、図1、図2および図9〜図11を参照して説明された、ワイヤレスデバイス900、ワイヤレスデバイス1000、または基地局105の例であり得る。基地局105−dはまた、通信を送信するためのコンポーネントおよび通信を受信するためのコンポーネントを含む、双方向の音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。例えば、基地局105−dは、1つまたは複数のUE115と双方向に通信し得る。
[0119] 基地局105−dはまた、基地局の補助的なアップリンクマネジャ1205、メモリ1210、プロセッサ1220、トランシーバ1225、アンテナ1230、基地局通信モジュール1235およびネットワーク通信モジュール1240を含み得る。これらのモジュールの各々は、直接的にまたは間接的に、互いに(例えば、1つまたは複数のバスを介して)通信し得る。基地局の補助的なアップリンクマネジャ1205は、図9〜図11を参照して説明された基地局の補助的なアップリンクマネジャの例であり得る。
[0120] メモリ1210は、RAMおよびROMを含み得る。メモリ1210は、実行されると、プロセッサに、ここに説明される様々な機能(例えば、非対称のeCAの下でのSRS等)を実施させる命令を含む、コンピュータ読み取り可能な、コンピュータ実行可能なソフトウェアを記憶し得る。一部のケースでは、ソフトウェア1215は、プロセッサによって直接的に実行可能でない可能性があるが、コンピュータに(例えば、コンパイルされ実行されるとき)、ここに説明される機能を実施させ得る。プロセッサ1220は、インテリジェントハードウェアデバイス(例えば、CPU、マイクロコントローラ、ASIC等)を含み得る。
[0121] トランシーバ1225は、ここに説明されるように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信し得る。例えば、トランシーバ1225は、基地局105またはUE115と双方向に通信し得る。トランシーバ1225はまた、パケットを変調してその変調されたパケットを送信のためにアンテナに提供するための、およびアンテナから受け取られるパケットを復調するための、モデムを含み得る。一部のケースでは、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1230を含み得る。しかしながら、一部のケースでは、デバイスは、1つより多くのアンテナ830を有し得、それは、複数のワイヤレス送信をコンカレントに送信するまたは受信することが可能であり得る。
[0122] 基地局通信モジュール1235は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と連携してUE115との通信を制御するためのスケジューラまたはコントローラを含み得る。例えば、基地局通信モジュール1235は、ビームフォーミングまたはジョイント送信(joint transmission)のような様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを調整し得る。いくつかの例では、基地局通信モジュール−95は、基地局105間の通信を提供するために、LTE/LTE−Aワイヤレス通信ネットワーク技術内でX2インタフェースを提供し得る。
[0123] ネットワーク通信モジュール1240は、(例えば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介した)コアネットワークとの通信を管理し得る。例えば、ネットワーク通信モジュール1240は、1つまたは複数のUE115のようなクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
[0124] 図13は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1300を例示するフローチャートを示す。方法1300の動作は、図1および図2を参照して説明されたUE115のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1300の動作は、ここに説明されたようなUEの補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0125] ブロック1305において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1305の動作は、図6および図7を参照して説明されたような性能インジケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0126] ブロック1310において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。ある特定の例では、ブロック1310の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0127] ブロック1315において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1315の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0128] 図14は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1400を例示するフローチャートを示す。方法1400の動作は、図1および図2を参照して説明されたUE115のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1400の動作は、ここに説明されたようなUEの補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0129] ブロック1405において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1405の動作は、図6および図7を参照して説明されたような性能インジケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0130] ブロック1410において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。ある特定の例では、ブロック1410の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0131] ブロック1415において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1415の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0132] ブロック1420において、UE115は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリア上で、ULデータ送信を送信し得、ここで、ULデータは、図2〜図4を参照してここに説明されたように、SRSと同じTTIの間に送信される。ある特定の例では、ブロック1420の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなULデータコンポーネントによって実施され得る。
[0133] 図15は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1500を例示するフローチャートを示す。方法1500の動作は、図1および図2を参照して説明されたUE115のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1500の動作は、ここに説明されたようなUEの補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0134] ブロック1505において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1505の動作は、図6および図7を参照して説明されたような性能インジケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0135] ブロック1510において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。ある特定の例では、ブロック1510の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0136] ブロック1515において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1515の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0137] ブロック1520において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、追加的なSRSを送信し得、ここで、SRSは、第1のセットのアンテナを使用して送信され、追加的なSRSは、第2のセットのアンテナを使用して送信される。ある特定の例では、ブロック1520の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0138] 図16は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1600を例示するフローチャートを示す。方法1600の動作は、図1および図2を参照して説明されたUE115のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1600の動作は、ここに説明されたようなUEの補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0139] ブロック1605において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1605の動作は、図6および図7を参照して説明されたような性能インジケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0140] ブロック1610において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。ある特定の例では、ブロック1610の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0141] ブロック1615において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1615の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0142] ブロック1620において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、送信されたSRSまたはSRSのロケーション、あるいはその両方に基づいて、1つまたは複数のスイッチングシンボルを識別し得る。ある特定の例では、ブロック1620の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなスイッチングシンボルコンポーネントによって実施され得る。
[0143] ブロック1625において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、1つまたは複数のスイッチングシンボルに基づいて、ULデータ送信をレートマッチまたはパンクチャし得る。ある特定の例では、ブロック1625の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなレートマッチングコンポーネントによって実施され得る。
[0144] ブロック1630において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、1つまたは複数のスイッチングシンボルの後のシンボル期間の間に、ULデータ送信を開始し得る。ある特定の例では、ブロック1630の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなULデータコンポーネントによって実施され得る。
[0145] 図17は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1700を例示するフローチャートを示す。方法1700の動作は、図1および図2を参照して説明されたUE115のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1700の動作は、ここに説明されたようなUEの補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0146] ブロック1705において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1705の動作は、図6および図7を参照して説明されたような性能インジケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0147] ブロック1710において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。ある特定の例では、ブロック1710の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0148] ブロック1715において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1715の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0149] ブロック1720において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリア上でPRACHメッセージを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1720の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなRACHコンポーネントによって実施され得る。
[0150] 図18は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1800を例示するフローチャートを示す。方法1800の動作は、図1および図2を参照して説明された基地局105のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1800の動作は、ここに説明されたような基地局の補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0151] ブロック1805において、基地局105は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを受信し得る。ある特定の例では、ブロック1805の動作は、図10および図11を参照して説明されたような性能アイデンティフィケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0152] ブロック1810において、図2〜図4を参照してここに説明されたように、基地局105は、UEのためのCA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを送信し得、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含む。ある特定の例では、ブロック1810の動作は、図10および図11を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0153] ブロック1815において、基地局105は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを受信し得る。ある特定の例では、ブロック1815の動作は、図10および図11を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0154] 図19は、本開示の様々な態様による、非対称のeCAの下でのSRSに関する方法1900を例示するフローチャートを示す。方法1900の動作は、図1および図2を参照して説明されたUE115のようなデバイスまたはそれのコンポーネントによってインプリメントされ得る。例えば、方法1900の動作は、ここに説明されたようなUEの補助的なアップリンクマネジャによって実施され得る。いくつかの例では、UE115は、以下に説明される機能を実施するためにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加的に、または代替的に、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下に説明される機能である態様を実施し得る。
[0155] ブロック1905において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、UE性能のインジケーションを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1905の動作は、図6および図7を参照して説明されたような性能インジケーションコンポーネントによって実施され得る。
[0156] ブロック1910において、UE115は、CA構成および補助的なUL構成を示すシグナリングを受信し得る。図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成は、ULデータ送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み得、補助的なUL構成は、UL基準信号送信のために構成された1つまたは複数のキャリアを含み、および、CA構成は、DL送信で構成された第1の数のキャリアおよびUL送信のために構成された第2の数のキャリアを含み得、ここで、CA構成のULおよびDL CCにおいて非対称性が存在するように、第1の数は第2の数よりも大きい。ある特定の例では、ブロック1910の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなキャリア構成コンポーネントによって実施され得る。
[0157] ブロック1915において、UE115は、図2〜図4を参照してここに説明されたように、CA構成およびUE性能に基づいて、補助的なUL構成の1つまたは複数のキャリアを使用して、SRSを送信し得る。ある特定の例では、ブロック1915の動作は、図6および図7を参照して説明されたようなSRSコンポーネントによって実施され得る。
[0158] これらの方法は可能性のあるインプリメンテーションを説明するものであること、ならびに動作およびステップは他のインプリメンテーションが可能であるように再配置または他の方法で修正され得ること、に留意されたい。いくつかの例では、これら方法のうちの2つ以上からの態様は、組み合わせられ得る。例えば、これら方法の各々の態様は、他の方法のステップまたは態様、あるいはここに説明された他のステップまたは技法を含み得る。したがって、本開示の態様は、eCAの下でのSRSを提供し得、それは、CAまたはアグリゲートされたCCを用いる他のマルチキャリア構成に関する代替用語であり得る。
[0159] 本明細書における説明は、当業者が本開示を製造するまたは使用することを可能にするために提供されている。本開示への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、ここに定義された一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のバリエーションにも適用され得る。したがって、本開示は、ここに説明された例および設計に限定されるべきではなく、ここに開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
[0160] ここで説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアでインプリメントされる場合、それら機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。他の例およびインプリメンテーションが、添付の特許請求の範囲および本開示の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、ここで説明された機能は、ハードワイヤリング、ファームウェア、ハードウェア、またはプロセッサによって実行されるソフトウェアを使用してインプリメントされることができるか、あるいはこれらのうちの任意のものの組合せでインプリメントされることができる。機能をインプリメントする特徴はまた、機能の一部が異なる物理的ロケーションにおいてインプリメントされるように分配された状態を含む、様々な位置に物理的に配置され得る。また、請求項を含め、ここで使用される場合、項目のリスト(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「1つまたは複数」のような表現が付される項目のリスト)で使用される「または」は、例えば、A、BまたはCのうちの少なくとも1つというリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するように、包括的なリスト(an inclusive list)を示す。
[0161] コンピュータ読み取り可能な媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体と非一時的なコンピュータ記憶媒体との両方を含む。非一時的な記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されることができる、および、汎用または専用コンピュータあるいは汎用または専用プロセッサによってアクセスされることができる、いかなる他の非一時的な媒体も、備えることができる。また、いかなる接続も、コンピュータ読み取り可能な媒体と適切に称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれる。
[0162] ここに説明された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)等のような無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、IS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、通常CDMA2000 1X、1X等と称される。IS−856(TIA−856)は、通常CDMA2000 1xEV−DO、高レートパケットデータ(HRPD)等と称される。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、(移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標)))のような無線技術をインプリメントし得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュOFDM等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS))の一部である。3GPP(登録商標) LTEおよびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−a、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた組織からの文書に説明されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文書に説明されている。ここに説明された技法は、上述されたシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。それらの技法はLTEアプリケーションを超えて適用可能であるのだが、しかしながら本明細書における説明は、例示の目的でLTEシステムを説明しており、上述の説明の大部分でLTE用語が使用されている。
[0163] ここに説明されたネットワークを含むLTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は、一般に基地局を説明するために使用され得る。ここに説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種のLTE/LTE−Aネットワークを含み得る。例えば、各eNBまたは基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、文脈に応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはCC、あるいは基地局またはキャリアのカバレッジエリア(例えば、セクタ等)を説明するために使用されることができる3GPP用語である。
[0164] 基地局は、当業者によって、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント(AP)、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の好適な用語で呼ばれ得るか、またはそれらを含み得る。基地局の地理的なカバレッジエリアは、カバレッジエリアの一部のみを構成するセクタに分割され得る。ここに説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(例えば、マクロまたはスモールセル基地局)を含み得る。ここに説明されるUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレイ基地局等を含む様々なタイプの基地局およびネットワーク装置と通信することが可能であり得る。異なる技術について重複している地理的なカバレッジエリアが存在し得る。一部のケースでは、異なるカバレッジエリアは、異なる通信技術に関連し得る。一部のケースでは、1つの通信技術に関するカバレッジエリアは、別の技術に関連するカバレッジエリアとオーバーラップし得る。異なる技術は、同じ基地局に、または異なる基地局に、関連し得る。
[0165] マクロセルは、一般に、比較的広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(例えば、ライセンス、アンライセンス等の)周波数帯域で動作し得る、マクロセルと比較してより低い電力の基地局である。スモールセルは、様々な例に従って、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。例えば、ピコセルは、狭い地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダにサービス加入しているUEによる無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルもまた、狭い地理的エリア(例えば、住居)をカバーし得、フェムトセルと関連のあるUE(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のUE、住居の中にいるユーザのためのUE等)による制限付きのアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNBまたはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つ等)のセル(例えば、CC)をサポートし得る。UEは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレイ基地局等を含む様々なタイプの基地局およびネットワーク装置と通信することが可能であり得る。
[0166] ここに説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、複数の基地局は、同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼアラインされ得る。非同期動作の場合、複数の基地局は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局からの送信は、時間的にアラインされない可能性がある。ここに説明された技法は、同期動作または非同期動作のいずれにも使用され得る。
[0167] ここに説明されたDL送信はまた、フォワードリンク送信と呼ばれ得、一方で、UL送信はまた、リバースリンク送信と呼ばれ得る。例えば図1および図2のワイヤレス通信システム100および200を含む、ここに説明された各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、(異なる周波数の波形信号等の)複数のサブキャリアから成る信号であり得る。各変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネル等)、オーバヘッド情報、ユーザデータ等を搬送し得る。ここに説明された通信リンク(例えば、図1の通信リンク125)は、(例えば、ペアになったスペクトルリソースを使用する)FDD、または(例えば、ペアになっていないスペクトルリソースを使用する)TDD動作を使用して、双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ1)およびTDDのためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ2)が定義され得る。
[0168] したがって、本開示の態様は、非対称のeCAの下でのSRSを提供し得る。これらの方法は可能性のあるインプリメンテーションを説明するものであること、ならびに動作およびステップは他のインプリメンテーションが可能であるように再配置または他の方法で修正され得ること、に留意されたい。いくつかの例では、これら方法のうちの2つ以上からの態様は、組み合わせられ得る。
[0169] 本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここに説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いてインプリメントまたは実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、別の方法では、プロセッサはいかなる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでもあり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としてインプリメントされ得る。したがって、ここに説明された機能は、少なくとも1つの集積回路(IC)上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって実施され得る。様々な例において、異なるタイプのICが使用され得(例えば、構造化/プラットフォームASIC(Structured/Platform ASICs)、FPGA、または別のセミカスタムIC)、それらは当該技術分野において知られているいかなる方法によってもプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、全体または部分的に、1つまたは複数の汎用または特定用途向けプロセッサによって実行されるようにフォーマット化された、メモリに統合(embodied in)された命令を用いて、インプリメントされ得る。
[0170] 添付の図面では、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後にダッシュと同様のコンポーネント同士を区別する第2のラベルとを続けることによって、区別され得る。明細書において単に第1の参照ラベルだけが使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのいずれのものにも適用可能である。