JP2019509903A - 製品のスライス装置および方法 - Google Patents

製品のスライス装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019509903A
JP2019509903A JP2018541141A JP2018541141A JP2019509903A JP 2019509903 A JP2019509903 A JP 2019509903A JP 2018541141 A JP2018541141 A JP 2018541141A JP 2018541141 A JP2018541141 A JP 2018541141A JP 2019509903 A JP2019509903 A JP 2019509903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting head
product
shoe
blade
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018541141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6684358B2 (ja
Inventor
スコット ジャコー,マイケル
スコット ジャコー,マイケル
Original Assignee
アーシェル ラボラトリーズ,インク.
アーシェル ラボラトリーズ,インク.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アーシェル ラボラトリーズ,インク., アーシェル ラボラトリーズ,インク. filed Critical アーシェル ラボラトリーズ,インク.
Publication of JP2019509903A publication Critical patent/JP2019509903A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6684358B2 publication Critical patent/JP6684358B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/06Arrangements for feeding or delivering work of other than sheet, web, or filamentary form
    • B26D7/0691Arrangements for feeding or delivering work of other than sheet, web, or filamentary form by centrifugal force
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D1/00Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor
    • B26D1/01Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work
    • B26D1/02Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a stationary cutting member
    • B26D1/03Cutting through work characterised by the nature or movement of the cutting member or particular materials not otherwise provided for; Apparatus or machines therefor; Cutting members therefor involving a cutting member which does not travel with the work having a stationary cutting member with a plurality of cutting members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/08Means for treating work or cutting member to facilitate cutting

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)

Abstract

食品を含む製品をスライスする装置および方法が提供される。該装置(10)は、周囲に複数のナイフアセンブリと、前記ナイフアセンブリの1つに対して、切断ヘッド(50,150)の周方向にそれぞれ配置される複数の内面とを備え、該内面は、前記ナイフアセンブリの1つの前側で、かつ、前記ナイフアセンブリの別の1つの後側に配置されている、切断ヘッド(50,150)を備える。前記ナイフアセンブリのそれぞれは、径方向内側に伸長し、ゲート開口部(78)を形成する刃部(52)を備える。前記内面のそれぞれは、該内面に形成され、該内面の前縁から後縁までの内面のうちの大半を横断し、該内面と後続する刃部(52)との間のゲート開口部(78)の1つに流体的に接続する、複数の連続的な流路(72,74,172,274,374,474,574,674,774)を有する。

Description

本発明は、製品のスライス装置および方法に関する。具体的には、製品をスライス状にスライスするのに適した少なくとも1つの刃部を備え、スライス中に製品の安定性を向上させるよう構成された、切断ヘッドに関する。
野菜、果実、乳製品、肉製品などの食品をスライスし、細断し、粉砕するためのさまざまな装置が知られている。このような目的に広く使用されている装置は、アーシェル・ラボラトリーズ・インク.(Urschel Laboratories, Inc.)から、「アーシェル・モデル・CC(Urschel Model CC)(登録商標)」のブランド名で市販されている。図1は、そのシリーズの製品の1つを示している。モデル・CC・シリーズには、遠心タイプのスライサを備えたバージョンがあり、このバージョンでは、さまざまな食品のスライス、皮むき、細断、および粉砕を均一に、高い生産能力で行うことができる。ポテトチップス用にジャガイモのスライスを生産する際には、モデル・CC・シリーズの装置は、略球形のジャガイモを使用して、所望の円形状のチップを、スクラップ量を最小限にしつつ、生産することが可能である。
図1に概略的に示したモデル・CC・シリーズの装置10は、ギアボックス16上にあるサポートリング15に取り付けられた切断ヘッド12を有する。ハウジング18には、ギアボックス16に連結されたシャフトが備えられており、このシャフトによって、インペラ14が切断ヘッド12内で切断ヘッド12の軸17を中心に回転する。製品は、切断ヘッド12上に設けられた供給ホッパ11を通して切断ヘッド12およびインペラ14に運ばれる。作動時に、インペラ14は、切断ヘッド12内に、切断ヘッド12と同軸に取り付けられる。切断ヘッド12は、略環状(円筒状)であり、その周囲には、切断刃部(図示せず)が取り付けられている。切断ヘッド12が静止した状態で、インペラ14が切断ヘッド12内で回転する。製品はホッパ11によりインペラ14の中間に運ばれ、遠心力により製品は外方に移動し、切断ヘッド12の刃部との係合部へと運ばれる。モデル・CCシリーズの構成および操作のさらに詳細な説明は、その改良された実施形態も含め、米国特許第5,694,824号公報および第6,968,765号公報に記載されており、これらの内容は、すべて参照により本明細書に組み込まれるものとする。
図2は切断ヘッド12の斜視図であり、図3および図4は、それぞれ図1に示したモデル・CC・シリーズに適用できるインペラ14の斜視図および断面図である。図2に示すように、切断ヘッド12のそれぞれの刃部13は、切断ヘッド12内のインペラ14の回転方向とは実質的に逆方向に、切断ヘッド12の内部に向けて径方向内側に突出する。刃部13の径方向で最も内側に刃先が形成される。図3および図4に示すように、インペラ14には、実質的に径方向を向いたパドル28が底面30と上部リング32との間に備えられている。上部リング32は、図4においては、インペラ14の内部およびパドル28の向きが明らかになるように省略されている。円錐台状のフランジ34は、上部リング32から実質的に軸方向に伸長し、食品がインペラ14に進入する際に通過する開口部36を形成する。パドル28は、インペラ14の回転にしたがって、製品40(たとえば、ジャガイモ)に係合して、切断ヘッド12の刃部13の方向に導く面38を有する。
図2に示すように、切断ヘッド12は、下部サポートリング18、上部サポートリング20、および、周方向に間隔をあけて配置された複数のサポートセグメント(シュー)22を備える。切断ヘッド12の刃部13は、クランプ留めアセンブリ26によって、シュー22にそれぞれ固定される。それぞれのクランプ留めアセンブリ26は、シュー22の径方向内面側に取り付けられたナイフホルダ26Aと、シュー22の径方向外面側に取り付けられ、刃部13をナイフホルダ26Aに固定するためのクランプ26Bとを備える。図示の例では、シュー22は、下部サポートリング18と上部サポートリング20にボルト25により固定されている。シュー22には、下部サポートリング18と上部サポートリング20にそれぞれ形成された孔に係合する、図示しない同軸のピボットピンが備えられている。シュー22のピンを軸として旋回させて、シュー22の向きを調節することにより、切断ヘッド12の軸に対する刃部13の刃先の径方向位置を変化させて、切断される食品のスライス厚さを調節することが可能となっている。一例では、ピボットピンの周方向後側に配置された、調節スクリュおよび/またはピン24によって、このような調節がなされる。図2に示すように、それぞれのシュー22には、ゲートインサート23が任意的に取り付けられる。切断される食品は、次に来るシュー22に取り付けられた刃部13に接触する前に、ゲートインサート23と交差する。それぞれのゲートインサート23とこれに対応する刃部13は、ゲート開口部を形成する。このゲート開口部の幅は、ナイフケージング40の刃先に向かうように、あるいは、この刃先から離れるように、シュー22を旋回させることにより、調整することができる。すなわち、刃部13により生産されるそれぞれのスライスの厚さは、ゲート開口部により決定される。具体的には、刃部13の刃先と隣接するゲートインサート23の後縁との間の径方向距離により決定される。ここで、「後側」は、切断ヘッドとともに組み立てられたインペラの回転方向において、他の位置の次に来る、あるいは後に来る、切断ヘッド上の位置を意味する。「前側」は、インペラの回転とは反対方向において、他の位置よりも前側にある、あるいは先行する、切断ヘッド上の位置を意味する。
図2では、刃部13は、食品がフラットにスライスされるように直線状の刃先を備えるが、食品をスライス、皮むき、細断、および粉砕したりするための他の形状の刃先をモデル・CC・シリーズに適用することもできる。非限定的な例として、たとえば、刃部が、刃に対して垂直方向から見て、ピークと谷が周期的に連続するパターンを形成する形状の刃先を備えることもできる。より具体的には、鋭角なピークと谷が連続する周期的パターンや、より丸いピークと谷が連続する波形あるいは正弦波からなる周期的パターンが採用可能である。それぞれの刃部のピークと谷を、先行する直近の刃部のピークと谷とに整合させることにより、一方の表面のピークと他方の表面の谷が一致するスライス形状となり、厚さが実質的に同じであり、断面が鋭角なピークと谷から構成される形状(Vスライス)あるいは波形あるいは正弦波から構成される形状(波状スライス)などの周期パターン形状の食品が得られる。あるいは、それぞれの刃部のピークを、先行する直近の刃部の谷と整合させることにより、製品を細断することができる。また、周期的パターン形状の刃部の配置を意図的にずらして、たとえば、90度などの交差角度で製品を交差カットすることによって、製品を格子切りすることもできる。さらに、細断された製品や粒子状の製品は、刃部の下流に設けた追加的な刃部および/または切断ホイールを用いることにより生産することができる。その製品の用途によって、スライス、細断、格子切りなどから適切な切断形状が選択される。
平形ゲートインサートは、さまざまなスライス用途に一般的に用いられているが、図2に示したゲートインサート23は、起立縁を備えた複数のリブを有し、このリブによりそれぞれの刃部13よりも前に配置される開口部の列が形成され、これらの開口部を通じて、石、砂、その他の破片が、刃部およびナイフホルダ26Aを損傷することなく切断ヘッド12から排出される。米国特許出願公開第2014/0007751号公報において教示されているように、振幅が大きい波形を有するポテトチップスの位相合わせを促進するために、スライスしている間、製品の位置合わせを維持する目的で、振幅が大きい波形のシューとゲートインサートとともに、振幅が大きい波形を有する刃部が用いられる。
図1〜図4に示されている、モデル・CC・シリーズは、さまざまな種類の食品をスライスするのに適している。それでも、特定の操作条件が、厚さの均一なスライスを高い生産性をもって生産する能力に影響を与える。たとえば、図5は、図2に示した切断ヘッドの4つのシュー部と、スライス作業中に生産されたスライス42の厚さを変化させうる条件を模式的に示す。水は潤滑流体として食品加工装置において一般的に用いられており、スライス作業前および作業中に、製品40(ジャガイモとして示す)とシュー22とゲートインサート23との間において、ハイドロプレーニング現象による効果がある程度生じる。ある程度のハイドロプレーニング現象の発生は、製品40とシュー22の内側面とゲートインサート23との間で水を潤滑剤として機能させるという意図と一致し、好ましい。しかしながら、節水して、廃水量を低減させて、工程の環境性を向上させるために、このような装置で利用される水を再利用する傾向が高まってきている。特に、ジャガイモ、その他のデンプン質食品をスライスする際に利用された水は、結果的に、水の粘度を増加させるデンプンを多量に含むことになるため、水はシュー22およびゲートインサート23の表面上で研磨剤として機能する。図5は、製品40と切断ヘッド12との間に存在する、比較的厚いウォータフィルム44を示している。図5の詳細図から明らかなように、ウォータフィルム44は、特に製品40とゲートインサート23のリブ46との間に存在する。このようなウォータフィルム44は、製品40がシュー22およびインサート23と接触する際に、製品40を不安定化させるには十分なハイドロプレーニング現象を生じさせ、スライス42の厚さを変化させてしまう。スライスにおける厚さの変化は、非常にわずかなものであったとしても、フライドポテトまたはベイクドポテトなどの所定の製品に要求される均一性に重大な影響を与え、たとえば、個別のチップに過調理および/または調理不十分な領域を存在させる可能性がある。
本発明は、製品をスライスするのに好適な装置および方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の製品スライス用装置は、軸方向を定義する軸を備える環状の切断ヘッドと、該切断ヘッドの周囲に配置されたナイフアセンブリと、および、前記ナイフアセンブリの対応する1つに対して該切断ヘッドの第1の周方向にそれぞれに配置された円弧形状の内面を備え、前記内面のそれぞれは、前記ナイフアセンブリの1つの前側に位置し、かつ、前記ナイフアセンブリの異なる1つの後側に位置する。前記ナイフアセンブリのそれぞれは、フラットな刃部と、該刃部を前記切断ヘッドに固定する手段を備える。前記刃部のそれぞれは、径方向内方かつ第1の周方向に伸長してゲート開口部を形成し、平行に切断され均一な厚さを有する製品スライスを製造する。前記内面のそれぞれは、前縁に隣接する位置から後縁までの該内面の少なくとも大半を横断し、かつ、該内面と該内面の後側にある前記刃部との間の前記ゲート開口部の1つに流体接続される、複数の連続的な流路を有する。
本発明の別の態様の装置は、該切断ヘッド内に同軸に取り付けられ、該切断ヘッドの軸回りに、該切断ヘッドの第1の周方向に対して反対方向に回転するインペラをさらに備える。かかる装置の使用方法は、インペラを回転させ、該インペラに潤滑流体を供給し、該インペラに製品を供給して、該製品を前記切断ヘッドに向けて径方向外方に送り出し、前記切断ヘッドの前記刃部により前記製品をスライスして、平行に切断され均一な厚さを有する製品スライスを生産する工程を備える。
本発明の他の態様は、切断ヘッドを通過し、前記製品がジャガイモなどのデンプン質食品であることに起因して、デンプンが存在する、潤滑流体の再利用を含む。
上述した装置および方法の技術的効果は、特に潤滑剤が再利用水を含み、製品がデンプン質食品である場合に、シューおよびゲートインサートの表面における潤滑フィルムの厚さを低減させることにより、スライスの厚さのバラツキを低減させることにある。
本発明の他の態様および利点は、以下の詳細な説明により明らかにされる。
図1は、従来のスライス装置の一例を示す部分断面側面図である。 図2は、図1に示したスライス装置に適用可能な切断ヘッドの一例を示す斜視図である。 図3は、図1に示したスライス装置および図2に示した切断ヘッドとともに使用可能なインペラを示す斜視図である。 図4は、図3に示したインペラを示し、図2に示した切断ヘッドに向かって径方向外方に製品が移動する回転を示す切断図である。 図5は、図1〜図4に示した装置、切断ヘッド、およびインペラに生じる動作状態を模式的に示した図である。 図6は、本発明の非限定的な実施形態による切断ヘッドであって、図1に示すスライス装置と、図3および図4に示すインペラに使用可能な切断ヘッドを示す図である。 図7は、図6に示した切断ヘッドのより詳細なシューおよびゲートインサートを示す部分図である。 図8は、図6および図7に示した切断ヘッドのシューの1つを取り出して示す図である。 図9は、図6および図7に類似するが、代替構造のゲートインサートを備える切断ヘッドの詳細な部分図である。 図10は、図6〜図9に示したシューと、図9に示したゲートインサートを備える切断ヘッドの動作状態を模式的に示す図である。 図11A〜Dは、図6の切断ヘッドおよび図6〜図9のゲートインサートに適用可能な、代替構造のシューを示す図である。 図12AおよびBは、図6の切断ヘッドおよび図6〜図9のゲートインサートに適用可能な、代替構造のシューを示す図である。
本発明は、ポテトチップスを含むさまざまなスライス食品を製造するためのスライス装置およびスライス方法を提供する。
なお、本発明は、スライス用の食品を中心に説明されるが、スライス装置およびスライス方法は、その他の食品や食品でない材料をスライスする用途にも適用可能であるため、本発明の範囲は特定の製品への適用に限定されるものではない。本発明のスライス装置は、食品を切断して、通常、均一な厚さで平行なスライスとする場合に好適に適用される。
図6および図7は、本発明の非限定的な実施形態による切断ヘッド50を示す。切断ヘッド50は、これに限定されないが、図1に示した遠心タイプのスライス装置10のようなスライス装置に適用可能に構成され、また、これに限定されないが、図1、図3および図4に示した、切断ヘッド50内に取り付けられ、切断ヘッド50の軸を中心に回転する、インペラ14と組み合わせ可能に構成される。しかしながら、図1〜図4について説明したように、切断ヘッド50は、環状の切断ヘッド50内に設置されて回転するよう構成された、その他のインペラにも適用可能である。したがって、切断ヘッド50について、図1、図3および図4に示したインペラ14に関連づけて説明するが、切断ヘッド50は、図示したインペラ以外のインペラにも適用可能である。
図6および図7に示した切断ヘッド50は環状であり、切断ヘッド50の周囲に間隔をあけて配置された複数のナイフアセンブリを有する。それぞれのナイフアセンブリは、刃部52と、刃部52を切断ヘッド50に固定する手段を備える。図5および図6に示した非限定的な実施形態においては、この固定手段はクランプ留めアセンブリ66により構成される。それぞれのクランプ留めアセンブリ66は、周方向に間隔をあけて配置された複数のシュー62(サポートセグメント)のうち1つの径方向内面側に取り付けられたナイフホルダ66Aと、同じシュー62の径方向外面側に取り付けられ、刃部52をナイフホルダ66Aに固定するためのクランプ66Bとを備える。それぞれの刃部52は、切断ヘッド50の径方向内側に伸長するよう取り付けられ、図1に示したインペラのように、切断ヘッド50内に取り付けられて回転するインペラに向けて突出する。それぞれの刃部52は、刃部の先端縁まで伸長する刃先を有する。図6および図7に示した刃部52はフラットな刃部である。ここで、刃部がフラットであることは、刃部52の刃先が直線状であって、フラットなスライスが生成されることを意味する。
それぞれのシュー62は、下部サポートリング58と上部サポートリング60との間に旋回可能に取り付けられる。シュー62の方向は、切断ヘッド50の軸に対する刃部52の刃先の径方向位置を変化させて、刃部52によりスライスされる製品のスライス厚さを調節することが可能となっている。一例では、シュー62の旋回軸の周方向後側に配置された、調節スクリュおよび/またはピン54によって、このような調節がなされる。図6および図7は、それぞれのシュー62の後縁82の周方向後側に取り付けられたゲートインサート68をさらに示す。それぞれのゲートインサート68は、たとえば、シュー62の後端フランジ63に備えられた孔64B(図8A)内に組み込まれるファスナ64Aなどにより、それぞれ対応するシュー62に固定されることが好ましい。切断ヘッド50が環状であることに応じて、それぞれのシュー62およびインサート68の内面は円弧形状である。使用時に静止する切断ヘッド50内で回転するよう取り付けられたインペラにより、たとえば、図1に示したホッパ11を通じてインペラに供給された製品は、遠心力により外方に移動し、切断ヘッド12の刃部52と係合する。この際、製品は、シュー62のすぐ後側に配置された刃部52の1つに接する前に、シュー62の内面65およびゲートインサート68の内面と接触し、これらの内面上を移動する。ゲートインサート68は、製品が刃部52と係合する前に接触する最終面であり、それぞれのゲートインサート68の後縁84と、そのすぐ後側にある刃部52により、スライスされる製品のスライス厚さを決定するゲート開口部78が形成される。ゲート開口部78の幅は、前側にあるシュー62を、刃部52の刃先に対して、近づける方向あるいは離れる方向に旋回させて、刃部52の刃先と、この刃先に隣接する、ゲートインサート68の後縁84との間の径方向距離を変化させることにより調整される。
図6および図7に示したゲートインサート68は、図2に示したゲートインサート23に類似しており、それぞれのゲートインサート68は、起立縁を形成するリブ70を有し、リブ70の1つにより互いに分離されるチャネル72の列を形成する。チャネル72は、すぐ後側にある刃部52の前側に開口部の列を形成し、これらの開口部を通って、石、砂、その他の残渣が、刃部52およびナイフホルダ66Aを損傷することなく、切断ヘッド50から排出される。図6および図7において、シュー62は、チャネル74の内面65から凹んだチャネル74を有する。本発明の一態様では、インサート68のチャネル72とシュー62のチャネル74とは、互いに整列して配置されている。すなわち、チャネル72およびチャネル74は、互いに平行で、かつ、切断ヘッド50の軸および切断ヘッド50内に回転可能に取り付けられたインペラの軸に対して垂直である。このため、チャネル72およびチャネル74は、製品がシュー62の内面65およびインサート68の内面を横断する方向と整合する。本発明の好ましい一態様によれば、シュー62のそれぞれのチャネル74は、その後側にあるゲートインサート68のチャネル72の1つと個別に整合し、そのすぐ前側にあるナイフホルダ66Aに隣接するシュー62の前縁80から、インサート68の後縁84とそのすぐ後側にある刃部52との間に形成されたゲート開口部78まで連続的な流路を形成する。チャネル72とチャネル74との完全かつ正確な整合性は、上述したように、それぞれのインサート68を対応するシュー62に直接固定することにより達成され、維持される。
図6および図7に示したように、シュー62内で整列したチャネル74は、整列したチャネル72より狭く浅いため、ゲートインサート68により形成される整列したチャネル72より小さな断面領域を有する。図8Aおよび図8Bからより明らかなように、シュー62の整列したチャネル74は、半円や円弧状などのU字型の断面をしているため、ゲートインサート68の整列したチャネル72の長方形状の断面とは異なる断面形状を有する。チャネル74に適した深さおよび幅は、約0.75mm〜約2.5mmの範囲であると考えられ、チャネル74の幅は、一般的には深さより大きいが、より浅い、より深い、より狭い、あるいは、より幅広いチャネル74とすることも可能である。整列したチャネル74の断面領域が十分な大きさとなるように、整列したチャネル74を形成することで、整列したチャネル72および整列したチャネル74は、水(あるいは別の液体)が潤滑流体として使用される場合に、スライス操作前およびスライス操作中に、シュー62に接触する製品に生ずるハイドロプレーニング現象を低減させることが可能となる。
図8Aおよび図8Bからも明らかであるように、整列したチャネル74間におけるシュー62の面76はフラットであり、シュー62が円弧形状であるということは、切断ヘッド50の軸に平行な方向から見た場合に表面76は円弧形状ではあるが、表面76は、図8Bに示した表面形状(プロファイル)から明らかであるように、切断ヘッド50の軸に平行な切断面に沿った断面で見ると共線状である。このため、シュー62の内面65と係合する製品は、スライス中に製品の並びを維持するために設けられる凹凸面のピークなどの隆起には接触することはない。その代わり、チャネル72とチャネル74が整合することにより形成された連続的な流路は、シュー62の表面76から凹み、シュー62の内面に係合する製品は、(切断ホイール50の軸に平行な断面として見た場合に)「フラット」に形成されている表面76により支持される。さらに、シュー62の表面76は、整列したチャネル74と比較すると、切断ヘッド50の軸方向にはるかに幅広である。たとえば、図8Bに示すように、これらの幅の比率は、2:1より大きく、4:1に近い。換言すると、図8Aおよび図8Bに示した実施形態の表面76は、それぞれのシュー62の表面65の50%を超えて約75%以下を占める。
なお、シュー62とゲートインサート68との組み合わせにより、切断ヘッド50の内面が形成され、それぞれの内面は直後に来るナイフアセンブリの刃部52より前に配置され、直前のナイフアセンブリの刃部52に後続する。図6、図7、図8Aおよび図8Bは、シュー62の整列したチャネル72および74とゲートインサート68とにより形成された連続的な流路は、シュー62の先端縁80からゲートインサート68の後縁84まで伸長して、後続するゲート開口部78に流体的に接続される。しかしながら、連続的な流路の前端が、シュー62の前縁80に十分近い、あるいは隣接する限り、たとえば、シュー62の内面65の大部分に伸長することにより、良好な結果は得られる。いくつかの実施形態においては、ゲートインサート68を省略することができ、この場合、フランジ63も省略され、シュー62の内面65(図7に示す、それぞれのシュー62の前縁80および後縁8の間)が、ナイフアセンブリ間において、切断ヘッド50の内面の全体を形成する。
図10に、図9に示す切断ヘッド150に関する、上述したハイドロプレーニング現象に対する効果について、模式的に示す。図9に示した切断ヘッド150は、図6および図7に示した切断ヘッド50と同様であるが、ゲートインサート168は、図6および図7に示したゲートインサートとは異なり、断面形状がU字型(たとえば、半円や円弧状の断面)である整列したチャネル172を備える内面を有し、シュー62における整列したチャネル74のゲートインサートにより類似する。換言すると、整列したチャネル172の表面形状は、図8Bに示した表面形状と実質的に同一であり、整列したチャネル172間のインサート168の表面170はフラットであり、切断ヘッド150の軸に平行な切断面に沿った断面において共線状である。したがって、インサート168の内面と係合する製品は、図6および図7に示したリブ70の起立縁などの隆起には接触しない。その代わり、整列したチャネル74および172は、シュー62およびゲートインサート168の表面76および170から凹み、シュー62の前縁80からインサート168の後縁184まで伸長する連続的な流路を形成し、スライス操作前およびスライス操作中にインサート168およびシュー62に接触する製品のハイドロプレーニング現象を低減させる。それぞれのチャネル172の深さおよび幅は、それぞれ整合するチャネル74の深さおよび幅と少なくとも等しいことが好ましく、特定の実施形態においては、整列したチャネル74の深さおよび幅よりも大きく、たとえば、約1mm〜約3mmの範囲であり、シュー62内の整列したチャネル74の断面積がゲートインサート168の整列したチャネル172よりも小さくなる。チャネル172の幅は、一般的にはその深さより大きいが、より浅い、より深い、より狭い、あるいは、より幅広いチャネル172とすることも可能である。
図10は、図9に示した切断ヘッド150の4つのシューセクションを模式的に示した図である。切断ヘッド150内の回転インペラは、明瞭性のために省略してあるが、インペラは存在していると想定した場合、潤滑流体および製品40はインペラに供給され、製品40は切断ヘッド150に向けて径方向外方に送り出され、刃部52によるスライスが行われ、均一な厚さを有する製品のスライス142が製造される。図10に示すように、ハイドロプレーニング現象がある程度存在するため、水(あるいは他の流体)は、製品40とシュー62およびゲートインサート168の内面との間において潤滑剤として機能する。しかしながら、図10に模式的に示し、かつ、図10の詳細図から明らかなように、製品40と切断ヘッド150との間には、より薄いウォータフィルム144が存在する。図10では、製品40とゲートインサート168の表面170との間に存在するウォータフィルム144が最も容易に確認されるが、ウォータフィルム144は、製品40とシュー62の表面との間にも存在し、ウォータフィルム144の厚さは、シュー62およびゲートインサート168の表面形状が類似することから、シュー62の前縁80とゲートインサート168の後端縁184との間で同様となっている。より薄いウォータフィルム144は、シュー62およびゲートインサート168の表面76および170から凹む整列したチャネル74および172により形成された連続的な流路が存在するために、得られるものである。整列したチャネル74および172は、表面76および170上のウォータフィルム144から水を排出し、ゲートインサート168とその直後の刃部52との間のゲート開口部178に向けて水を流動させる。
ウォータフィルム144の厚さが低減することで、ハイドロプレーニング現象も低減され、その結果、製品40がシュー62およびゲートインサート168と接触する際に製品40の安定性を向上させることができるため、スライス142の厚さにおけるバラツキを低減することができる。よって、たとえば、フライドポテトまたはベイクドポテトなど、スライス142が十分に均一な厚さでない場合に、個々のチップに過調理および/または調理不十分な領域が生じる可能性がある製品について、スライス142による製品の均一性を向上させることができる。整列したチャネル74および172により形成された連続的な流路を設けた効果は、節水と、廃水量を低減させることにより工程の環境配慮を向上させるために水を再利用することで、スライス操作に使用される水が大量のデンプン固形物を含むような場合に、特に有効である。デンプン固形物が含まれること、水の粘度を高め、シュー62およびゲートインサート168の表面を摩耗させるため、ジャガイモ、その他のデンプン質食品をスライスする場合に特有の問題となる。
良好な表面形状と、ゲートインサート68または168のチャネル72または172との適正な位置合わせを達成するためには、図6〜図10に示すU字型の整列したチャネル74は、シュー62の内面に機械加工により形成されることが好ましい。ただし、他の加工技術を適用することも可能である。図6〜図10に示したシュー62は、15個のU字型チャネル74を有し、そのうちの13個は、ゲートインサート68または168の13個のU字型または長方形状のチャネル72または172と整合し、その直前にあるナイフホルダ66Aと、その直後にある刃部52と形成するゲート開口部78または178との間に13個の連続的な流路を形成する。シュー62の残り2つの整列したチャネル74は、それぞれのシュー62上の上記の平行なチャネル74列の両側に配置され、対応するインサート68または168の上方または下方に水を送り出す。
本発明の追加的な態様によれば、切断ヘッドに設置されたシューおよびゲートインサートの表面形状は、図6〜図10に示したものとは異なる。非限定的な例として、図11Aが示すシュー262の内面265上に形成された22個のU字型の整列したチャネル274は、シュー262の前縁280から後縁282まで伸長するよう形成されている。整列したチャネル274のそれぞれは、インサート(たとえば、インサート68または168)の等しい数の整列したチャネル(たとえば、チャネル72または172)の1つと整合するか、あるいは、2個以上のチャネル274が、インサート68または168のチャネル72または172のそれぞれと整合し、シュー262の前縁280からゲートインサート68または168の後縁84または184に伸長する連続的な流路を形成する。
図11B、図11C、および図11Dは、本明細書で定義された整列したチャネルを有さないが、整列したチャネルに代替して、ランダムな連続的な流路を形成するチャネルが内面365、465、565にそれぞれ形成された、3つの異なるシュー362、462、および562を示す。具体的には、図11Bは、シュー362の前縁380から後縁382に伸長するランダムに相互接続されたチャネル374を形成するように、グリットブラストされたシュー362の内面365を示す。図11Cは、シュー462の前縁480から後縁482に伸長するランダムに相互接続されたチャネル474を形成するよう、比較的粗いグリット(たとえば、CAMI60)で磨かれたシュー462の内面465を示す。図11Dは、シュー562の前縁580から後縁582に伸長するランダムに相互接続されたチャネル574を形成するように、細かいグリット(たとえば、CAMI80)で磨かれたシュー562の内面565を示す。チャネル474および574を形成するために使用される研磨工程により、チャネル474および574は、グリットブラストにより形成されたチャネル374ほどまでにはランダムではなく、図11Cおよび図11Dに示したように、ある程度相互に整合する。いずれの場合においても、ランダムチャネル374、474、574は、それぞれの表面365、465、および565に連続的な流路を形成するため、十分な深さを有し、相互接続されなければならない。本発明に至るまでの調査においては、整列したチャネル74および274を備えるシュー62および262は、ランダムチャネル374、474、および574を備えるシュー362、462、および562よりも、ハイドロプレーニング現象をより効果的に低減させることが示されている。
図12Aおよび図12Bは、シュー662および762の前縁680または780、および、後縁682または782のそれぞれの間に伸長する、ここで定義される、整列したチャネル674および774を有する、2つの異なるシュー662および762を示す。これらは、図6〜図10に示した表面76とは異なる表面676を、チャネル674および774の間に有するよう作製される。具体的には、チャネル674および774は、U字型の断面形状を有するが、表面676および776は、図12Aおよび図12Bに示した表面形状(プロファイル)から明らかであるように、切断ヘッド50の軸に平行な切断面に沿った断面から見ると共線状ではない。図12Aおよび図12Bに示した表面形状は、内面665および765が波形またはV字の波形を有するように、シュー662および762を機械加工することにより形成される。図12Aでは、チャネル674は、波形または正弦状の内面665を有するシュー662の谷に機械加工により形成され、端縁から見た場合に半円形であるピークと谷に特徴があり、チャンネル674間の表面676は、半円形のピークによって構成されている。図12Bでは、チャネル774は、鋭利なピークおよび谷により形成された内面765を有するシュー762の谷に機械加工により形成され、チャネル774間の表面776は鋭利なピークにより形成される。チャネル674および774とは関係ないが、このような周期的な波形を有する刃部は、当該技術分野においては、Vスライスおよびクリンクルスライスと呼ばれる製品スライスの製造用として知られている。
以上のように、本発明について、特定の実施形態に関して説明を行ったが、当業者には明らかなとおり、本発明のその他の態様にも適用可能である。たとえば、使用に適したシューおよびゲートインサートは、図示の態様および構造とは異なっていてもよく、切断ヘッドおよびインペラとその部品の機能は、異なる構造を有するが機能が類似する(必ずしも同等でなくてもよい)部品により達成されてもよく、シューおよびゲートインサートを加工するためには、さまざまな材料や工程を採用することができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によってのみ画定される。

Claims (20)

  1. 環状の切断ヘッドを備える、製品スライス装置であって、
    該切断ヘッドは、
    軸方向を定義する軸と、
    該切断ヘッドの周囲に配置されたナイフアセンブリと、
    を備え、
    前記ナイフアセンブリのそれぞれは、フラットな刃部と、該刃部を前記切断ヘッドに固定する手段を備え、
    前記刃部のそれぞれは、径方向内方かつ前記切断ヘッドの第1の周方向に伸長して、ゲート開口部を形成し、平行に切断され均一な厚さを有する製品スライスを製造し、
    前記ナイフアセンブリの対応する1つに対して第1の周方向にそれぞれ配置された円弧形状の内面を備え、前記内面のそれぞれは、前記ナイフアセンブリの1つの前側に位置し、かつ、前記ナイフアセンブリの異なる1つの後側に位置し、前記内面のそれぞれは、前縁に隣接する位置から後縁までの該内面の少なくとも大半を横断し、かつ、該内面と該内面の後側にある前記刃部との間の前記ゲート開口部の1つに流体的に接続される、複数の連続的な流路を有する、
    製品スライス装置。
  2. 前記複数の連続的な流路は、前記内面の前縁から後縁までの全範囲に伸長する、請求項1に記載の装置。
  3. 前記内面のそれぞれの前記複数の連続的な流路は、前記内面から凹む互いに平行な複数のチャネルにより構成される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記複数のチャネルのそれぞれは、U字型の断面形状を有する。請求項3に記載の装置。
  5. 前記複数のチャネルは、前記切断ヘッドの軸方向において、互いに共線状である、該チャネル間にある表面により区切られている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記複数のチャネルは、円形のピークにより形成される表面により区切られている、請求項4に記載の装置。
  7. 前記チャネルは、鋭利なピークにより形成される表面により区切られている、請求項4に記載の装置。
  8. 前記内面のそれぞれは、少なくとも部分的にシューにより構成される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記内面のそれぞれは少なくとも部分的にシューおよびゲートインサートにより構成され、該ゲートインサートは、前記内面を構成する前記シューの後縁に固定され、前記ゲートインサートは、前記内面の前記後縁を構成し、前記内面に後続する前記刃部との間に前記ゲート開口部を形成する、請求項1に記載の装置。
  10. 前記内面のそれぞれの前記連続的な流路は、互いに平行で、前記シューの内面から凹んだ第1チャネルと、互いに平行で、前記ゲートインサートの内面から凹み、かつ、それぞれが第1チャネルと整合する、第2チャネルとにより構成される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記第1チャネルは、U字型断面形状を有する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記ゲートインサートの前記内面は、第2チャネルをそれぞれ区切る起立縁を形成するリブを備える、請求項11に記載の装置。
  13. 第2チャネルは、U字型断面形状を有する、請求項11に記載の装置。
  14. 第1チャネルは、前記切断ヘッドの軸方向に関して互いに共線状である表面により区切られている、請求項10に記載の装置。
  15. 第1チャネルは、円形のピークにより形成される表面により区切られている、請求項10に記載の装置。
  16. 第1チャネルは、鋭利なピークにより形成される表面により区切られている、請求項10に記載の装置。
  17. 前記切断ヘッド内に同軸に取り付けられ、前記切断ヘッドの軸回りに、前記切断ヘッドの第1の周方向に対して反対方向に回転するインペラをさらに備え、
    前記インペラは、前記切断ヘッドに向けて径方向外方に製品を送り出す、周囲に周方向に間隔をあけて配置された1つ以上のパドルを備える、請求項1に記載の装置。
  18. 請求項17に記載の装置の使用方法であって、
    該方法は、
    前記インペラを回転させ、
    前記インペラに潤滑流体を供給し、
    前記インペラに製品を供給し、該インペラにより、該製品を前記切断ヘッドに向けて径方向外方に送り出し、および、
    前記刃部で、製品をスライスして、平行に切断され均一な厚さを有する製品スライスを製造する、
    工程を備える、方法。
  19. 前記潤滑流体として、前記切断ヘッドを通過して後に再利用された水を用いる、請求項18に記載の方法。
  20. 前記製品は食品であり、前記水はデンプンを含有する、請求項19に記載の方法。
JP2018541141A 2016-02-10 2016-11-18 製品のスライス装置および方法 Active JP6684358B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US15/040,521 US9862113B2 (en) 2016-02-10 2016-02-10 Slicing apparatuses and methods for slicing products
US15/040,521 2016-02-10
PCT/US2016/062772 WO2017138993A1 (en) 2016-02-10 2016-11-18 Slicing apparatuses and methods for slicing products

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019509903A true JP2019509903A (ja) 2019-04-11
JP6684358B2 JP6684358B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=59497435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018541141A Active JP6684358B2 (ja) 2016-02-10 2016-11-18 製品のスライス装置および方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US9862113B2 (ja)
EP (1) EP3414063B1 (ja)
JP (1) JP6684358B2 (ja)
AU (1) AU2016392254B2 (ja)
CA (1) CA3012755C (ja)
ES (1) ES2857584T3 (ja)
PL (1) PL3414063T3 (ja)
PT (1) PT3414063T (ja)
WO (1) WO2017138993A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10611042B2 (en) * 2015-04-06 2020-04-07 Urschel Laboratories, Inc. Cutting wheels and knife assemblies thereof for cutting products
US10328598B2 (en) * 2015-09-24 2019-06-25 Urschel Laboratories, Inc. Slicing machines, knife assemblies, and methods for slicing products
EP3625010B1 (en) * 2017-05-16 2024-01-03 Urschel Laboratories, Inc. Modular units, clamping assemblies, and slicing machines equipped therewith
EP3461605B1 (en) 2017-10-02 2023-06-07 Fam Cutting head for a centrifugal cutting apparatus and centrifugal cutting apparatus equipped with same
GB2568316A (en) * 2017-11-14 2019-05-15 Frito Lay Trading Co Gmbh Manufacture of vegetable chips
CN108890700B (zh) * 2018-08-03 2024-05-24 张立涛 一种用于小型切菜机的切刀片和使用该刀片的切菜机
US11173622B2 (en) * 2019-01-09 2021-11-16 Frito-Lay North America, Inc. Apparatus and method for adjusting the cutting thickness of a food cutting apparatus
US11897158B2 (en) * 2020-10-22 2024-02-13 Urschel Laboratories, Inc. Impellers for cutting machines and cutting machines equipped therewith

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2961024A (en) 1958-02-13 1960-11-22 Joe R Urschel Chamber for centrifugal slicing machine
US4523503A (en) 1983-08-22 1985-06-18 Lamb-Weston, Inc. Apparatus for making waffle-cut potato
US4813317A (en) * 1987-04-23 1989-03-21 Urschel Laboratories, Inc. Rotary slicing machine
US5555787A (en) * 1993-11-12 1996-09-17 Recot, Inc. Replaceable blade cartridge for a centrifugal type food slicer
US5694824A (en) * 1994-04-18 1997-12-09 Urschel Laboratories Incorporated Cutting head for slicing a food product
US6413566B2 (en) 1999-08-03 2002-07-02 Heat And Control Inc. Simultaneous slicing and washing of vegetables
US6895846B2 (en) * 2002-10-29 2005-05-24 J.R. Simplot Company Slicing machine with tapered slicing gate
PL1626844T3 (pl) 2003-05-29 2013-11-29 Urschel Laboratories Inc Głowica tnąca do cięcia produktu spożywczego
US7137325B2 (en) 2003-11-05 2006-11-21 Frito-Lay North America, Inc. System for conveying and slicing
US7658133B2 (en) 2006-04-18 2010-02-09 Urschel Laboratories, Inc. Apparatus for cutting food product
BR112014007293A2 (pt) * 2011-09-28 2017-04-04 Fam conjunto de cabeça de corte para aparelho de corte centrífugo e aparelho centrífugo equipado com o mesmo
US9517572B2 (en) 2011-12-27 2016-12-13 Urschel Laboratories, Inc. Apparatuses for cutting food products
WO2015075180A1 (en) 2013-11-21 2015-05-28 Fam Knife assembly for corrugated knife blade and cutting system equipped with same

Also Published As

Publication number Publication date
EP3414063B1 (en) 2021-01-13
EP3414063A1 (en) 2018-12-19
CA3012755C (en) 2021-01-19
PL3414063T3 (pl) 2021-06-14
AU2016392254A1 (en) 2018-08-23
WO2017138993A1 (en) 2017-08-17
AU2016392254B2 (en) 2020-03-19
EP3414063A4 (en) 2019-07-31
PT3414063T (pt) 2021-03-03
JP6684358B2 (ja) 2020-04-22
CA3012755A1 (en) 2017-08-17
US9862113B2 (en) 2018-01-09
ES2857584T3 (es) 2021-09-29
US20170225348A1 (en) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6684358B2 (ja) 製品のスライス装置および方法
US10632639B2 (en) Machines and methods for cutting products
US20210237296A1 (en) Rotary blade assembly for cutting a food product into helical strips
CA2677627C (en) Apparatus and method for slicing food products
MX2014008082A (es) Aparatos para cortar productos alimenticios.
US10456943B2 (en) Machines and methods for cutting products and impellers therefor
ATE555882T1 (de) Schneidmesser
AU2014363915B2 (en) Double-edged knife for food cutting apparatus
JP2024509711A (ja) 切断装置用のインペラ、および該インペラを備えた切断装置
US9764491B2 (en) Apparatus and method for cutting products, and reduced-size products formed therewith
US9821485B2 (en) Rotating cutting blade assembly
JP2024506429A (ja) タブブレードを備えたナイフアセンブリおよび製造方法
AU2018233953A1 (en) Centrifugal-type slicer for slicing food

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6684358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250