JP2019504556A - 無線デバイスクロステクノロジーハンドオーバによって引き起こされるtcpデッドロックの解消 - Google Patents

無線デバイスクロステクノロジーハンドオーバによって引き起こされるtcpデッドロックの解消 Download PDF

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Abstract

モバイルデバイスは、セルラ通信ネットワークを介して情報を通信するように構成されたトランシーバを含む物理層回路と、モバイルデバイスのモデムであって、第1のセルラ通信プロトコル規格に応じて通信を制御し、第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への通信の変更を検出し、セルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するように構成された、モデムと、セルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示の受信に応答して、第2のセルラ通信プロトコル規格に応じて3つの重複肯定応答(ACK)パケットの送信を開始するように構成されたモバイルデバイスのトランスポート制御プロトコル(TCP)層とを含む。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2016年3月18日に出願され、かつ「REMOVE TCP DEADLOCK CAUSED BY WIRELESS DEVICES CROSS−TECHNOLOGY HANDOVER」と題する米国非仮特許出願番号第15/074,475号の優先権を主張し、参照により本明細書に組み込まれるものとする。
無線アクセスネットワークは、携帯電話またはスマートフォンなどのユーザ機器に音声およびデータ通信を配信するために使用されることができる。セルラ通信ネットワークは、陸上に分散された固定位置トランシーバを含む。ネットワークのセルトランシーバは、大きな陸地にサービスを提供するためにセルタワーに含まれてもよく、セルトランシーバは、より小さな領域にサービスを提供するように、または建物内などの局部的なサービスを提供するように配置されてもよい。トランシーバおよびそれらがサービスを提供する領域は、セルラネットワークのセルと呼ぶことができる。ユーザ機器(UE)は、ネットワークを使用して通信するモバイル機器(例えば、スマートフォン)を指す。UEは、複数の世代のセルラ通信プロトコル規格(例えば、2G、3G、および4G通信システム)をサポートすることが必要になる場合がある。UEを複数の規格に適合させることが、UEに課題となる要求を課す可能性がある。
無線アクセスネットワークのためのモバイルデバイスは、通信セッション中に通信技術を変更することが必要になることがある。本主題は、モバイルデバイスに関し、特に、通信技術ハンドオーバに起因して生じ得る問題を迅速に解決することに関する。
セルラ通信ネットワークを介した通信のためのシステムの一例は、トランスポート制御プロトコル(TCP)ソースデバイスおよびモバイルデバイスを含む。モバイルデバイスは、モデムとTCP層を備える。モデムは、セルラ通信ネットワークを介して情報を通信するように構成されたトランシーバを含む物理層回路を含む。モデムは、第1のセルラ通信プロトコル規格に応じて通信を制御し、第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への通信の変更を検出し、セルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するように構成される。モバイルデバイスのTCP層は、セルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示の受信に応答して、3つの重複肯定応答(ACK)パケットの送信を開始するように構成される。
方法実施例は、第1のセルラ通信プロトコル規格を用いてセルラ通信ネットワークを介して情報を通信するステップと、モバイルデバイスのモデムによって、第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への通信の変更を検出するステップと、モデムからモバイルデバイスのTCP層へセルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するステップと、TCP層によって完了の表示に応答して、3つの重複ACKパケットの送信を開始するステップとを含む。
本概要は、本特許出願の主題の概要を提供することを意図されている。それは、発明の排他的または包括的な説明を提供することを意図されていない。発明を実施するための形態は、本特許出願についてのさらなる情報を提供するために含まれる。
図1は、LTEネットワークのエンドツーエンドネットワークアーキテクチャの一部の例を示す。 図2は、モバイルデバイスの機能ブロック図である。 図3は、モバイルデバイスの動作層の図である。 図4は、モバイルデバイスを動作させる方法の実施形態のフロー図である。 図5は、モバイルデバイスの動作の実施形態を示すタイミング図である。 図6は、モバイルデバイスの動作の別の実施形態を示すタイミング図である。
以下の説明および図面は、当業者が実施できるように特定の実施形態を十分に説明するものである。他の実施形態は、構造的、論理的、電気的、プロセス的、および他の変更を包含し得る。いくつかの実施形態の部分および特徴は、他の実施形態の部分および特徴に含まれてもよく、またはそれらの代わりに用いられてもよい。特許請求の範囲に記載の実施形態は、それらの特許請求の範囲の全ての利用可能な均等物を包含する。
図1は、いくつかの実施形態による、ネットワークの様々なコンポーネントを有するロングタームエボリューション(LTE)ネットワークのエンドツーエンドネットワークアーキテクチャの一部の例を示す。ネットワーク100は、RANとEPCとの間でユーザデータの配信を提供するSIインタフェース115を介して結合された無線アクセスネットワーク(RAN)(例えば、図示のように、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワークまたはE−UTRAN)100およびコアネットワーク120(例えば、進化型パケットコア(EPC)として示されている)を含む。便宜上および簡潔にするために、本例では、RAN100だけでなくコアネットワーク120の一部のみも示されている。コアネットワーク120は、モビリティ管理エンティティ(MME)122、サービングゲートウェイ(サービングGW)124、およびパケットデータネットワークゲートウェイ(PDN GW)126を含む。RANは、ユーザ機器(UE)102と通信するための拡張型ノードB(eNB)104を含む。eNB104は、マクロeNBおよび低電力(LP)eNBを含み得る。
MMEは、レガシーサービング汎用パケット無線サービス(GPRS)サポートノード(SGSN)の制御プレーンと機能的に類似している。MMEは、ゲートウェイ選択やトラッキングエリアリスト管理などのアクセスにおけるモビリティの側面を管理する。サービングGW124は、RAN100へのインタフェースを終端させ、RAN100とコアネットワーク120との間でデータパケットをルーティングする。さらに、それは、eNB間ハンドオーバ用のローカルモビリティアンカーポイントとなり得、また、3GPP間モビリティ用のアンカーを提供し得る。その他の責任には、合法的傍受、課金、一部のポリシー施行が含まれ得る。サービングGW124およびMME122は、1つの物理ノードまたは別個の物理ノードに実装されてもよい。PDN GW126は、パケットデータネットワーク(PDN)と通信するためにSGiインタフェースを使用する。PDN GW126は、EPC120と外部PDNとの間でデータパケットをルーティングし、ポリシー実施および課金データ収集のためのキーノードとなり得る。また、それは、非LTEアクセスによるモビリティのアンカーポイントを提供する場合もある。外部PDNは、IPマルチメディアサブシステム(IMS)ドメインだけでなく、任意の種類のIPネットワークとすることができる。PDN GW126およびサービングGW124は、1つの物理ノードまたは別々の物理ノードに実装されてもよい。
eNB104(マクロおよびマイクロ)はエアインタフェースプロトコルを終了させ、UE102に対する第1のコンタクトポイントとし得る。いくつかの実施形態では、eNB104は、無線ベアラ管理、アップリンクおよびダウンリンク動的無線リソース管理およびデータパケットスケジューリング、およびモビリティ管理などのRNC(無線ネットワークコントローラ機能)を含むが、これに限定されないRAN100用の様々な論理機能を果たし得る。実施形態によれば、UE102は、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA)通信技術に従って、マルチキャリア通信チャネルを介してeNB104と直交周波数分割多重(OFDM)通信信号を通信するように構成されてもよい。OFDM信号は、複数の直交副搬送波を含んでもよい。
SIインタフェース115は、RAN100とEPC120とを分離するインタフェースである。それは、eNB104とサービングGW124との間でトラフィックデータを搬送するSI−Uと、eNB104とMME122との間のシグナリングインタフェースであるSI−MMEとの2つの部分に分離される。X2インタフェースは、eNB104間のインタフェースである。X2インタフェースは、2つの部分、すなわち、X2−CおよびX2−Uを備える。X2−Cは、eNB104間の制御プレーンインタフェースであり、一方、X2−UはeNB104間のユーザプレーンインタフェースである。
図2は、UEデバイスなどのモバイルデバイスの機能ブロック図を示す。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス200は、携帯情報端末(PDA)、無線通信機能を備えたラップトップまたはポータブルコンピュータ、ウェブタブレット、無線電話、スマートフォン、無線ヘッドセット、ページャ、インスタントメッセージングデバイス、デジタルカメラ、アクセスポイント、テレビ、医療機器(例えば、心拍モニタ、血圧モニタなど)、モノのインターネット(IoT)デバイス(例えば、スマートセンサ)、または無線で情報を受信および/または送信し得る他のデバイスなどの携帯型無線通信デバイスの一部であってもよい。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス200は、キーボード、ディスプレイ、不揮発性メモリポート、複数のアンテナ、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、スピーカ、および他のモバイルデバイス要素の1つまたは複数を含んでもよい。ディスプレイは、タッチスクリーンを含むLCD画面であってもよい。
モバイルデバイス200は、いくつかの別個の機能要素を有するものとして図示されているが、機能要素の1つまたは複数を組み合わせてもよく、デジタル信号プロセッサ(DSP)、ベースバンドプロセッサ、および/または他のハードウェア要素を含む処理要素などの、ソフトウェア構成された要素の組み合わせによって実装されてもよい。例えば、いくつかの要素は、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、無線周波数集積回路(RFIC)、および少なくとも本明細書に記載の機能を実行するための様々なハードウェアと論理回路の組み合わせを含み得る。いくつかの実施形態では、機能要素は、1つまたは複数の処理要素で動作する1つまたは複数のプロセスを指すことがある。
モバイルデバイス200の実施形態は、ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのうちの1つまたは組み合わせで実現されてもよい。実施形態はまた、本明細書に記載の動作を実行するために少なくとも1つのプロセッサによって読み取られ実行され得る、コンピュータ可読記録媒体に格納された命令として実装されてもよい。コンピュータ可読記録媒体は、機械(例えば、コンピュータ)によって読み取り可能な形式で情報を格納するための任意の非一時的メカニズムを含み得る。例えば、コンピュータ可読記録媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記録媒体、光学記録媒体、フラッシュメモリ装置、および他の記録装置および媒体を含み得る。これらの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサが、本明細書で説明される動作を実行するための命令で構成されてもよい。
モバイルデバイス200は、図1に示されるUE102のうちの任意の1つまたは複数のUEとしての使用に適切であり得る。モバイルデバイス200によって利用される1つまたは複数のアンテナ201は、例えば、ダイポールアンテナ、モノポールアンテナ、パッチアンテナ、ループアンテナ、マイクロストリップアンテナまたはRF信号の送信に適切な他のタイプのアンテナを含む1つまたは複数の指向性または全方向性アンテナを含み得る。いくつかの実施形態では、2つ以上のアンテナの代わりに、複数の開口面を有する単一のアンテナを使用してもよい。これらの実施形態では、各開口面は別個のアンテナと見なし得る。いくつかの多入力多出力(MIMO)の実施形態では、アンテナは、アンテナの各々と送信局のアンテナとの間に生じることがある空間ダイバーシティおよび異なるチャネル特性を生かすために効果的に分離されてもよい。いくつかのMIMO実施形態では、アンテナは、波長の1/10またはそれ以上まで離されてもよい。
モバイルデバイス200は、モデム210を含む。モデム210は、1つまたは複数のアンテナ201を使用して、eNB104(図1)などの無線アクセスネットワークの1つまたは複数のノードと無線周波数電気信号を送受信するための物理層(PHY)回路202を含み得る。PHY回路202は、変調/復調、アップコンバージョン/ダウンコンバージョン、フィルタリング、増幅などのための回路を含んでもよい。モデム210はまた、無線媒体へのアクセスを制御するため、かつ無線媒体を介して通信するためのフレームまたはパケットを構成するための媒体アクセス制御層(MAC)回路204を含んでもよい。モバイルデバイス200はまた、本明細書に記載の動作を実行するためにモバイルデバイスの様々な要素を構成するように配置された処理回路206およびメモリ208を含んでもよい。メモリ208は、動作を実行するために処理回路206を構成するための情報を記憶するために使用されてもよい。
いくつかの広帯域マルチキャリア実施形態では、eNBは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、ロングタームエボリューション(LTE)またはロングタームエボリューション(LTE)通信ネットワーク、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)ネットワーク、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)システム、CDMAエボリューションデータ最適化(CDMA EVDO)、CDMA−1X、汎用パケット無線サービス(GPRS)、または拡張型GPRS(EDGE)などの広帯域無線アクセス(BWA)ネットワーク通信ネットワークの一部であってもよい。
図3は、モバイルデバイスの動作層の実施形態の図である。これらの層は、モバイルデバイスの1つまたは複数の処理要素上で動作する1つまたは複数のプロセスとして実行されてもよい。本例の下位層は、モデムに含まれ得るデータリンク層310を含む。上位層は、アプリケーション層312である。アプリケーション層とデータリンク層との間には、ネットワークまたはインターネットプロトコル(IP)層314およびトランスポート制御プロトコル(TCP)層316がある。情報は、パケットを使用してモバイルデバイスに伝達されることができる。ネットワーク層314は、パケットをアンパックし、ペイロードを生データとして上位層に送信する。上位層は、データがTCPパケットに含まれていると判断した場合、TCP層にデータを送信する。従来のモバイルデバイスでは、データリンク層310とTCP層316との間に直接的な通信能力はない。
既に説明されたように、モバイルデバイスは、従来の技術だけではなく、現在の通信技術を使用して通信する必要があり得る。モバイルデバイスが通信技術間でハンドオフまたはハンドオーバを経験する場合、課題が生じる可能性がある。例えば、モバイルデバイスは、第4世代、すなわち4G通信技術に関連する通信プロトコル規格を第3世代、すなわち3G通信技術に関連する通信プロトコル規格に変更することが必要になることがある。通信技術間のハンドオーバは、モバイルデバイスにサービスを提供するセルが変わり、新しいサービングセルが以前のサービングセルとは異なる通信システム技術を有する場合に発生する可能性がある。1つのサービングセルが複数の通信技術に対応する場合、モバイルデバイスは通常、セルによって利用可能な最高技術を使用して通信することになる。
ハンドオーバが起こる可能性がある別の状況は、モバイルデバイスによって必要とされる通信モードが変化する場合である。一例は、「回線交換フォールバック」、すなわちCSFBである。現在の無線通信技術では、パケットデータサービスはパケット交換(PS)方式で提供され、音声データは回線交換(CS)方式で提供される。パケット交換では、データは、送信元で小さなブロックにパケット化されて送信され、送信先で再組み立てされる。回線交換では、通常、接続はポイントツーポイント接続だが、最近では、モバイルデバイスとセルがボイスオーバLTE(VoLTE)をサポートしている場合、音声データは、パケット化されたデータを使用して提供できる。モバイルデバイスとネットワークの一方または両方がLTEをサポートしているが、VoLTEはサポートしていない場合、モバイルデバイスがデータの転送から音声通話に切り替えるときに技術ハンドオーバを行う必要がある。例えば、モバイルデバイスがLTEを使用してデータを転送してから音声通話をアクティブにする場合、データおよび音声サービスの両方を同時に提供するために、サービス技術は、LTE技術からWCDMAまたはCDMA−1xなどのデータ(例えば、PS)と音声(例えば、CS)の両方をサポートする技術にフォールバック(ハンドオーバ)する。音声通話が終了すると、サービス技術はPS−CSがサポートされている技術からハンドオーバしてLTEに戻る。
モバイルデバイスのユーザは、ハンドオーバによってできるだけ影響を受けないことが望ましい。しかしながら、異なる技術に関連する通信プロトコル規格は全く異なることがあり、結果としてデータが失われることがある。例えば、モバイルデバイスのプロトコルスタックの下位層(例えば、MAC層)にバッファされたデータは、一方の技術と他方の技術では異なるフォーマットを有することがある。バッファされたデータは、ハンドオーバに含まれていないかもしれず、再送信する必要があり得る。また、ハンドオーバ中、ソースはデータを送信し続けていることがある。ハンドオーバ処理が完了していないため、データは破棄されることがある。ハンドオーバ処理が比較的長い場合、これが相当量のデータのさらなる損失を起こす可能性がある。データの損失は、ユーザが音声通信とデータ通信との切り替えを望む場合、ユーザが気付く時間遅延をもたらす可能性がある。
図4は、図2のモバイルデバイス200などのモバイルデバイスを動作させる方法400の実施形態のフロー図である。モバイルデバイスは、モデム410およびTCP層416を含む。フローは図の上から下に進行する。モデム410は、第1のセルラ通信プロトコル規格による通信を制御する。
420において、モデム410は、第1のセルラ通信プロトコル規格から第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への(例えば、通信セッション中の)通信の変化を検出する。いくつかの例では、第1の通信プロトコル規格は、ロングタームエボリューション(LTE)通信プロトコル規格であり、第2のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMAエボリューションデータ最適化(CDMA EVDO)、CDMA−1X、汎用パケット無線サービス(GPRS)、または拡張型GPRS(EDGE)のうちの1つを含む。いくつかの例では、第1のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含み、第2のセルラ通信プロトコルは、LTE通信プロトコル規格を含む。いくつかの例では、モデム410は、WCDMAを含む通信プロトコル規格とGPRSまたはEDGEのうちの1つを含む通信プロトコル規格との間の通信の変化を検出する。いくつかの例では、モデム410は、CDMA EVDOを含む通信プロトコル規格とCDMA−1Xを含む通信プロトコル規格との間の通信の変化を検出する。
データ転送は、ここでは図示されていないリモートTCPソース(例えば、TCPサーバ)からTCP層416へのダウンロードであってもよい。リモートデータ送信側では、リモートTCPソースが数個のデータパケットを送信済みである。未処理のデータ(送信され、確認されたデータ)は、最大限度に達している。リモートTCPソースは、より多くのデータを送信する目的で未処理のデータを削減するためにモバイルデバイスからのACKパケットを待っている。ハンドオーバ中に、第1のプロトコル規格を使用して送出されたデータは失われる。リモートTCPソースは、データを失ったACKパケットを待っている。モバイルデバイス側では、ローカルTCP層が、受信したデータにACKパケットを送信済みである。TCP層は、新たなデータの到着を待っている。双方がお互いを待っていると、TCPデータ転送がTCPデッドロック状態になり、この状態では、従来のモバイルデバイスは、データを再送信する前にリモートTCPソースがタイムアウトするのを待つ必要がある。リモートTCPソースは、データを送信する際にRTOタイマを開始する。モバイルデバイスからのACKパケットは、RTOタイマを停止し、最後(または最新)のACKパケットの次のシーケンスから再送信が開始される。しかし、TCPデッドロックの場合、RTOタイマは動作し続ける。RTOタイマがタイムアウトすると、リモートTCPソースは、データパッケージを再送信する。
TCPデッドロックに関連する待機期間を短縮するために、モデム410は、第1のセルラ通信プロトコル規格から第2のセルラ通信プロトコル規格へのハンドオーバを420において検出し、425において、ハンドオーバが完了するまで待機する。ハンドオーバ完了に応答して、モデム410は、ハンドオーバの表示をTCP層416に送信する。
モデム410は、ハンドオーバ完了を示すメッセージをTCP層416に直接通信する。モバイルデバイスのモデムとモバイルデバイスのTCP層との間の通信チャネルは、メッセージを通信する。この通信モードは、モバイルデバイスの層間の現在の通信では存在しない。
430において、TCP層は、クロステクノロジーハンドオーバ完了の表示を受信し、TCP層へのデータのダウンロードが行われているかどうかをチェックする。435において、データのダウンロードの検出に応答し、および処理中のダウンロードがある場合、TCP層416は、3つの重複確認(ACK)パケットの送信を開始する。3つの重複ACKパケットは、リモートTCPソースによって受信されると、TCPソースにおいて高速再送信および回復を始動する。TCP層416は、TCP層へのダウンロードが行われていないと判断した場合、ハンドオーバの表示を無視する。
3つの重複ACKパケットの送信に応答して、データ転送はリモートTCPソースにおいて直ちに再開され、モバイルデバイスのTCP層416はTCPソースからの再送信データを受信する。したがって、モバイルデバイスは、TCPソースのRTOタイマの完全なタイムアウトを待つ必要はない。TCPソースからの再送信は、最小限の遅延でできるだけ速やかに開始することができ、ハンドオーバが完了するとすぐにTCPデッドロックが解消される。
図5は、モバイルデバイスの動作の実施形態を示すタイミング図であり、ハンドオーバ回復を伴わない動作が一般的に510で示され、ハンドオーバ回復を伴う動作が一般的に520で示される。540において、本明細書で既に説明された例のいずれかによってなど、通信技術間のハンドオーバが発生する。510のようにハンドオーバ回復がない場合、TCPデータ転送は停止し、リモートTCP再送信タイムアウト(RTO)544まで待機して再送信データパケットを送出する。モバイルデバイスおよびTCPソースは、処理を進めるためにRTO544が完了するのを各々待つ(ステップ542)。RTO544に応答して、再送信546が開始し、モバイルデバイスは、548において1つのACKパケットを送信し、550においてデータ転送が再開される。
ハンドオーバ回復520では、モバイルデバイスは、ハンドオーバ540完了イベントに応答して3つの重複ACKパケットを送信する。これは、554においてより高速な回復およびより早い再送信をもたらす。RTOがデータのダウンロードをいつ再開できるかを決定するために使用されないので、データ転送556が再開され、ハンドオーバ停止期間が短縮され、待機期間542の多くが回避される。図5の例において、タイマがタイムアウトする前にハンドオーバが完了することができると仮定している。
図6は、モバイルデバイスの動作の別の実施形態を示すタイミング図であり、ハンドオーバ回復を伴わない動作を610で、ハンドオーバ回復を伴う動作を620で示す。図5の例のように、通信技術間のハンドオーバが640において発生する。しかし、本例において、ハンドオーバは、644において再送信タイムアウトRTOよりも長い時間を要する。RTOタイマは、n−1回のRTOタイムアウトを実行してもよく、n≧2である。リモートTCPソースは、ハンドオーバ期間中に各RTOタイムアウトごとに1個の再送信データパケットを送出する。ハンドオーバが完了していないため、ハンドオーバ期間中のRTO再送信は、モバイルデバイス内のローカルTCPサーバに到達できない。ハンドオーバ後の最後のRTO再送信データパケットのみが、デバイス上のローカルTCPに到達する。したがって、645において第2ラウンドのRTOが開始する。ハンドオーバ回復がない場合、デバイスは、642においてn番目のRTO再送信データパケットを受信するために待機し、ACKパケットで応答する。その後、データ転送が、650において再開する。
620のハンドオーバ回復を伴うモバイルデバイスは、ハンドオーバ640の完了に応答して3つの重複ACKパケットを送信する。654において、高速回復および再送信が可能となり、656において、データ転送が再開され、再び待機期間642の大部分が回避される。
本明細書で説明されるいくつかのデバイスおよび方法は、ユーザが経験する最小の遅延で通信技術のハンドオーバを提供する。
(追加の説明および実施例)
第1の実施例は、主題(セルラ通信ネットワークを介した通信のためのシステムなど)を含むことができ、主題は、トランスポート制御プロトコル(TCP)ソースデバイスと、モバイルデバイスとを備え、モバイルデバイスは、セルラ通信ネットワークを介して情報を通信するように構成されたトランシーバを含む物理層回路と、モバイルデバイスのモデムであって、第1のセルラ通信プロトコル規格に応じて通信を制御し、第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への通信の変更を検出し、セルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するように構成された、モデムと、セルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示の受信に応答して、3つの重複肯定応答(ACK)パケットのTCPソースデバイスへの送信を開始するように構成されたモバイルデバイスのTCP層とを含む。
第2の実施例において、第1の実施例の主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格としてのロングタームエボリューション(LTE)通信プロトコル規格に従って通信し、広帯域符号分割多重接続(WCDMA)、CDMAエボリューションデータ最適化(CDMA EVDO)、CDMA−1X、汎用パケット無線サービス(GPRS)、または拡張型GPRS(EDGE)のうちの1つを含む第2のセルラ通信プロトコル規格に従って通信するように構成されるモデムを含む。
第3の実施例において、第1の実施例の主題は任意選択で、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含む第1のセルラ通信プロトコル規格を含み、第2のセルラ通信プロトコルは、LTE通信プロトコル規格を含む。
第4の実施例において、第1〜3の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、WCDMAを含む通信プロトコル規格とGPRSまたはEDGEのうちの1つを含む通信プロトコル規格との間の通信の変更を検出し、通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するように構成されるモデムを含む。通信プロトコルの変更はWCDMAからGPRSまたはEDGEであってもよいし、変更はGPRSまたはEDGEからWCDMAであってもよい。
第5の実施例において、第1〜4の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、CDMA EVDOを含む通信プロトコル規格とCDMA−1Xを含む通信プロトコル規格との間の通信の変更を検出し、通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するように構成されるモデムを含む。通信プロトコルの変更はCDMA EVDOからCDMA−1Xであってもよいし、変更はCDMA−1XからCDMA EVDOであってもよい。
第6の実施例において、第1〜5の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格から第2のセルラ通信プロトコル規格へのハンドオーバ完了を検出し、クロステクノロジーハンドオーバ完了を示すメッセージを直接TCP層に送信するように構成されるモデムと、ハンドオーバ完了を示すメッセージに応答して3つの重複ACKパケットの連続送信を開始するように構成されるTCP層とを含む。
第7の実施例において、第1〜6の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格から第2のセルラ通信プロトコル規格への完了を示すハンドオーバ完了の表示をTCP層に通信するように構成されるモデムと、TCP層へのデータのダウンロード中にハンドオーバ完了の表示の受信に応答して3つのACKパケットの送信を開始し、その他の場合はハンドオーバ完了の表示を無視するように構成されるTCP層とを含む。
第8の実施例において、第1〜7の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、3つの重複ACKパケットの送信に応答してリモートTCPソースから再送信されたデータを受信するように構成されるモバイルデバイスのTCP層を含む。
第9の実施例は、第1のセルラ通信プロトコル規格を用いてセルラ通信ネットワークを介して情報を通信するステップと、モバイルデバイスのモデムによって、第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への通信の変更を検出するステップと、モデムからモバイルデバイスのTCP層へセルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信するステップと、TCP層によって完了の表示に応答して、3つの重複ACKパケットの送信を開始するステップとを含む主題(携帯型医療機器を操作する方法、行為を行う手段、または機械によって実行されると機械に行為を行わせる命令を含む機械可読媒体など)を含むことができ、あるいはそのような主題を含むために任意選択で、第1〜8の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題と組み合わせることができる。
第10の実施例において、第9の実施例の主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格は、LTE通信プロトコル規格を含み、第2のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含む、ことを含む。
第11の実施例において、第9の実施例の主題は任意選択で、WCDMAを含む第1のセルラ通信プロトコル規格と、GPRSまたはEDGEのうちの1つを含む第2のセルラ通信プロトコル規格とを含む。
第12の実施例において、第9の実施例の主題は任意選択で、GPRSまたはEDGEのうちの1つを含む第1のセルラ通信プロトコル規格と、WCDMAを含む第2のセルラ通信プロトコル規格とを含む。
第13の実施例において、第9の実施例の主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA EVDOを含み、第2のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA−1Xを含む、ことを含む。
第14の実施例において、第9の実施例の主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA−1Xを含み、第2のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA EVDOを含む、ことを含む。
第15の実施例において、第9の実施例の主題は任意選択で、第1のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含み、第2のセルラ通信プロトコルは、LTE通信プロトコル規格を含む、ことを含む。
第16の実施例において、第9〜15の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、クロステクノロジーハンドオーバ完了の表示を含むセルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を含み、3つの重複ACKパケットの送信を開始するステップは任意選択で、TCP層が、TCP層へのデータのダウンロード中にハンドオーバ完了の表示を受信すると3つの重複ACKパケットの送信を開始し、その他の場合はハンドオーバ完了の表示を無視するステップを含む。
第17の実施例において、第9〜16の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、3つの重複ACKパケットの送信に応答してリモートTCPサーバから再送信データを受信するステップを含む。
第18の実施例において、第9〜17の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題は任意選択で、モデム層が、第1のセルラ通信プロトコル規格から第2のセルラ通信プロトコル規格への通信におけるハンドオーバの完了を示すメッセージを直接TCP層に通信するステップを含む。
第19の実施例は、処理回路に第1のセルラ通信プロトコル規格を用いてセルラ通信ネットワークを介して情報を通信させ、モバイルデバイスのモデムを使用して、第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への通信の変更を検出させ、モデムからモバイルデバイスのTCP層へセルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示を通信させ、TCP層によって完了の表示に応答して、3つの重複ACKパケットの送信を開始させる命令を含むコンピュータ可読記録媒体を含む主題(セルラ通信ネットワークのモバイルデバイスの処理回路によって実行されるとモバイルデバイスに特定の動作を実行させる命令を含むコンピュータ可読記録媒体など)を含むことができ、あるいはそのような主題を含むために任意選択で、第1〜18の実施例のうちの1つまたは任意の組み合わせの主題と組み合わせることができる。
第20の実施例において、第19の実施例の主題は、モバイルデバイスの処理回路にクロステクノロジーハンドオーバ完了の表示をセルラ通信プロトコル規格の変更の完了の表示として通信させ、TCP層へのデータのダウンロード中にハンドオーバ完了の表示を受信すると3つの重複ACKパケットの送信を開始させ、その他の場合はハンドオーバ完了の表示を無視させる命令を含む。
第21の実施例は、第1〜20の実施例の機能のうちの任意の1つまたは複数を実行する手段を含むことができる主題、または機械によって実行されると機械に第1〜20の実施例の機能のうちの任意の1つまたは複数を実行させる命令を含む機械可読媒体を含むことができ、あるいはこの主題または機械可読媒体を含むために任意選択で、第1〜20の実施例のうちの任意の1つまたは複数のうちの任意の部分または任意の部分の任意の組み合わせと組み合わせることができる。
これらの非限定的な実施例は、任意の順列または組み合わせで組み合わせることができる。
上記の詳細な説明は、詳細な説明の一部を構成する添付の図面の参照を含む。図面は、例示として、本発明を実施することができる特定の実施形態を示す。これらの実施形態は、本明細書では「実施例」とも呼ばれる。本明細書で言及されるすべての刊行物、特許および特許文献は、参照により個々に組み込まれるかのように、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。本文書と参照により組み込まれているそれらの文書との間に一貫性のない使用があった場合、組み込まれた引用文献における使用は、本文書での使用の補足とみなされるべきであり、矛盾する非一貫性については、本文書における使用が支配する。
本明細書に記載の方法実施例は、少なくとも部分的に機械的にまたはコンピュータで実施することができる。いくつかの実施例は、上記の実施例で説明した方法を実行するように電子デバイスを構成するために動作可能な命令で符号化されたコンピュータ可読記録媒体または機械可読記録媒体を含むことができる。そのような方法の実装には、マイクロコード、アセンブリ言語コード、高級言語コードなどのコードを含めることができる。そのようなコードは、様々な方法を実行するコンピュータ可読命令を含むことができる。コードは、コンピュータプログラム製品の一部を構成し得る。コードは、実行中または他の時などに、1つまたは複数の揮発性、非一時的、または不揮発性の有形のコンピュータ可読媒体に有形的に格納することができる。これらの有形のコンピュータ可読記録媒体の例は、ハードディスク、リムーバブル磁気ディスク、リムーバブル光ディスク(例えば、コンパクトディスクおよびデジタルビデオディスク)、磁気カセット、メモリカードまたはスティック、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)などを含むことができるが、これに限定はされない。
本要約書は、読者が技術的開示の性質および要点を確認することを可能にする要約を義務付ける37C.F.R.のセクション1.72(b)に準拠するために提供される。本要約書は、特許請求の範囲の技術的範囲または意味を限定または解釈するためには使用されないとの理解に基づいて提出されるものである。以下の請求項は、これによって、詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、別個の実施形態として自立している。また、以下の特許請求の範囲において、「含む(including)」および「備える(comprising)」という用語は、オープンエンドであり、すなわち、請求項におけるそのような用語の後に列挙される要素に加えて要素を含むシステム、デバイス、製品、またはプロセスは、その請求項の範囲に包含されるものとみなされる。さらに、以下の特許請求の範囲において、「第1の」、「第2の」および「第3の」などの用語は単にラベルとして使用され、それらのオブジェクトに数値的な要件を課すことを意図するものではない。

Claims (20)

  1. セルラ通信ネットワークを介した通信のためのシステムであって、
    トランスポート制御プロトコル(TCP)ソースデバイスと、
    モバイルデバイスとを備え、前記モバイルデバイスは、
    前記セルラ通信ネットワークを介して情報を通信するように構成されたトランシーバを含む物理層回路と、
    前記モバイルデバイスのモデムであって、
    第1のセルラ通信プロトコル規格に応じて通信を制御し、
    前記第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への前記通信の変更を検出し、
    前記セルラ通信プロトコル規格の前記変更の完了の表示を通信するように構成された、モデムと、
    前記セルラ通信プロトコル規格の前記変更の完了の前記表示の受信に応答して、3つの重複肯定応答(ACK)パケットの前記TCPソースデバイスへの送信を開始するように構成された前記モバイルデバイスのTCP層と
    を含むシステム。
  2. 前記モデムは、前記第1のセルラ通信プロトコル規格としてのロングタームエボリューション(LTE)通信プロトコル規格に従って通信し、広帯域符号分割多重接続(WCDMA)、CDMAエボリューションデータ最適化(CDMA EVDO)、CDMA−1X、汎用パケット無線サービス(GPRS)、または拡張型GPRS(EDGE)のうちの1つを含む前記第2のセルラ通信プロトコル規格に従って通信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含み、前記第2のセルラ通信プロトコルは、LTE通信プロトコル規格を含む、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記モデムは、WCDMAを含む通信プロトコル規格とGPRSまたはEDGEのうちの1つを含む通信プロトコル規格との間の通信の変更を検出し、前記通信プロトコル規格の前記変更の完了の表示を通信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記モデムは、CDMA EVDOを含む通信プロトコル規格とCDMA−1Xを含む通信プロトコル規格との間の通信の変更を検出し、前記通信プロトコル規格の前記変更の完了の表示を通信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記モデムは、前記第1のセルラ通信プロトコル規格から前記第2のセルラ通信プロトコル規格へのハンドオーバ完了を検出し、クロステクノロジーハンドオーバ完了を示すメッセージを直接前記TCP層に送信するように構成され、
    前記TCP層は、前記ハンドオーバ完了を示す前記メッセージに応答して前記3つの重複ACKパケットの連続送信を開始するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記モデムは、前記第1のセルラ通信プロトコル規格から前記第2のセルラ通信プロトコル規格への完了を示すハンドオーバ完了の表示を前記TCP層に通信するように構成され、
    前記TCP層は、前記TCP層へのデータのダウンロード中にハンドオーバ完了の前記表示の受信に応答して前記3つのACKパケットの前記送信を開始し、その他の場合はハンドオーバ完了の前記表示を無視するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記モバイルデバイスの前記TCP層は、前記3つの重複ACKパケットの前記送信に応答してリモートTCPソースから再送信されたデータを受信するように構成される、請求項1に記載のシステム。
  9. モバイルデバイスを動作させる方法であって、
    第1のセルラ通信プロトコル規格を用いてセルラ通信ネットワークを介して情報を通信するステップと、
    前記モバイルデバイスのモデムによって、前記第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への前記通信の変更を検出するステップと、
    前記モデムから前記モバイルデバイスのTCP層へ前記セルラ通信プロトコル規格の前記変更の完了の表示を通信するステップと、
    前記TCP層によって完了の前記表示に応答して、3つの重複ACKパケットの送信を開始するステップと
    を含む方法。
  10. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、LTE通信プロトコル規格を含み、前記第2のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMAを含み、前記第2のセルラ通信プロトコル規格は、GPRSまたはEDGEのうちの1つを含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、GPRSまたはEDGEのうちの1つを含み、前記第2のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMAを含む、請求項9に記載の方法。
  13. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA EVDOを含み、前記第2のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA−1Xを含む、請求項9に記載の方法。
  14. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA−1Xを含み、前記第2のセルラ通信プロトコル規格は、CDMA EVDOを含む、請求項9に記載の方法。
  15. 前記第1のセルラ通信プロトコル規格は、WCDMA、CDMA EVDO、CDMA−1X、GPRS、またはEDGEのうちの1つを含み、前記第2のセルラ通信プロトコルは、LTE通信プロトコル規格を含む、請求項9に記載の方法。
  16. 前記セルラ通信プロトコル規格の前記変更の完了の前記表示は、クロステクノロジーハンドオーバ完了の表示であり、前記3つの重複ACKパケットの送信を開始する前記ステップは、前記TCP層が、前記TCP層へのデータのダウンロード中にハンドオーバ完了の前記表示を受信すると前記3つの重複ACKパケットの前記送信を開始し、その他の場合はハンドオーバ完了の前記表示を無視するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  17. 前記3つの重複ACKパケットの前記送信に応答してリモートTCPサーバから再送信データを受信するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 完了の前記表示を通信する前記ステップは、前記モデム層が、前記第1のセルラ通信プロトコル規格から前記第2のセルラ通信プロトコル規格への通信におけるハンドオーバの完了を示すメッセージを直接前記TCP層に通信するステップを含む、請求項9に記載の方法。
  19. 命令を含むコンピュータ可読記録媒体であって、前記命令は、セルラ通信ネットワークのモバイルデバイスの処理回路によって実行されると前記モバイルデバイスに
    第1のセルラ通信プロトコル規格を用いてセルラ通信ネットワークを介して情報を通信させ、
    前記モバイルデバイスのモデムを使用して、前記第1のセルラ通信プロトコル規格とは異なる第2のセルラ通信プロトコル規格への前記通信の変更を検出させ、
    前記モデムから前記モバイルデバイスのTCP層へ前記セルラ通信プロトコル規格の前記変更の完了の表示を通信させ、
    前記TCP層によって完了の前記表示に応答して、3つの重複ACKパケットの送信を開始させる、コンピュータ可読記録媒体。
  20. 前記モバイルデバイスに
    クロステクノロジーハンドオーバ完了の表示を前記セルラ通信プロトコル規格の前記変更の完了の前記表示として通信させ、
    前記TCP層へのデータのダウンロード中にハンドオーバ完了の前記表示を受信すると前記3つの重複ACKパケットの前記送信を開始させ、
    その他の場合はハンドオーバ完了の前記表示を無視させる、命令を含む請求項19に記載のコンピュータ可読記録媒体。
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