JP2019220228A - 情報端末及びそのプログラム、表示制御方法 - Google Patents

情報端末及びそのプログラム、表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子レシート会員をグループ化し、そのグループ単位で電子クーポン情報を配信することを可能にする。【解決手段】第2の記憶部は、客識別情報に関連付けて、客の属性を表す項目毎に客識別情報で識別される客の属性情報を記憶する。第3の記憶部は、取引で使用可能なクーポンを電子化した電子クーポン情報を、クーポンの配信条件を示す項目の設定情報と関連付けて記憶する。第4の記憶部は、電子クーポン情報を識別するクーポン識別情報と関連付けて、そのクーポン識別情報で識別される電子クーポン情報の配信対象となる客の客識別情報を記憶する。サーバ装置は、第3の記憶部に記憶された電子クーポン情報毎に設定情報を満足する属性情報が記憶された客の客識別情報を第2の記憶部から一括して取得し、クーポン識別情報と関連付けて第4の記憶部に登録する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、本発明の実施形態は、情報端末及びそのプログラム並びに表示制御方法に関する。
商取引(買物客との間で商品の売買を行う行為)の決済時に店舗から買物客に渡されるレシートを電子化し、この電子化されたレシートデータ、いわゆる電子レシート情報を、インターネット等の回線網を通じて買物客が使用する情報端末に配信するようにした電子レシートシステムが知られている。また、商品の製造業者または販売業者が、買物客が使用する情報端末に通信網を通じて電子化されたクーポンデータ、いわゆる電子クーポン情報を配信するようにした電子クーポンシステムも既に知られている。
電子レシートシステムを導入した店舗は、レシートを電子レシート情報で受け取る買物客が増えるにつれて、レシート用紙の消費が低減される。また、レシート用紙の交換あるいは用紙詰まりへの対応等の面倒な作業の頻度が減る。そこで、電子レシートシステムの有益性を高めるために、レシートを電子レシート情報で受け取る買物客の情報端末にレシートデータとは別に電子クーポン情報を配信することが考えられている。
買物客の情報端末に電子クーポン情報を配信した場合、買物客は、会計時に情報端末に表示される電子クーポン情報を店員に提示することで、値引の恩恵が受けられる。しかしながら、買物客が恩恵を受けたと実感できるのは会計を行っている間しかないという懸念がある。このような課題は、例えば買物客が電子レシート情報を閲覧する際にクーポンによる恩恵を受けたことを実感できるようにすれば解決される。
特開2014‐194745号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、レシートを電子レシート情報で受け取るようにした買物客に対して、会計の後でも、クーポンを使用したことにより受けた恩恵を実感させることができる情報端末及びプログラム並びに表示制御方法を提供しようとするものである。
一実施形態において、情報端末は、表示部と、記憶手段と、第1表示手段と、第2表示手段と、第3表示手段と、を備える。記憶手段は、消費者を識別する識別情報を記憶部に記憶する。第1表示手段は、電子レシート情報を確認するための第1のアイコンと電子クーポン情報を確認するための第2のアイコンとを表示部に表示する。第2表示手段は、第1のアイコンが操作されると、識別情報に関連付けられた電子レシート情報の少なくとも店名と日付、及び、月毎の合計金額を含む一覧画像を表示部に表示する。第3表示手段は、第2のアイコンが操作されると、識別情報で識別される消費者が使用可能な電子クーポン情報の少なくとも値引の対象となる商品の名称と当該値引に関連する金額の情報とを含む一覧画像を表示部に表示する。
電子レシートシステムの全体構成図。 情報端末の要部回路構成を示すブロック図。 POS端末の要部回路構成を示すブロック図。 電子レシートサーバの要部回路構成を示すブロック図。 センタサーバの要部回路構成を示すブロック図。 レシートファイルに保存される電子レシートレコードの構造を示す模式図。 会員ファイルに保存される会員レコードの構造を示す模式図。 クーポンファイルに保存されるクーポンレコードの構造を示す模式図。 配信管理ファイルに保存される配信管理レコードの構造を示す模式図。 センタサーバのプロセッサが実行する更新処理の手順を示す流れ図。 情報端末のプロセッサが実行するクーポン確認処理の手順を示す流れ図。 情報端末のタッチパネルに表示されるトップ画面の一例を示す模式図。 情報端末のタッチパネルに表示されるクーポン無し通知画面の一例を示す模式図。 情報端末のタッチパネルに表示されるクーポンリスト画面の一例を示す模式図。 情報端末のタッチパネルに表示されるクーポン使用画面の一例を示す模式図。 センタサーバのプロセッサが実行するクーポン要求コマンド受信処理の手順を示す流れ図。 POS端末のプロセッサが実行するスキャニング処理の手順を示す流れ図。 同スキャニング処理の中のクーポン判定処理の手順を具体的に示す流れ図。 POS端末のプロセッサが実行する締めキー処理の手順を示す流れ図。 センタサーバのプロセッサが実行するレシートデータ受信処理の手順を示す流れ図。 情報端末のタッチパネルに表示されるレシート一覧画面の一例を示す模式図。 情報端末のタッチパネルに表示される集計項目選択画面の一例を示す模式図。 情報端末のタッチパネルに表示される集計画面の一例を示す模式図。 センタサーバのプロセッサが実行する集計要求コマンド受信処理の手順を示す流れ図。
以下、レシートを電子レシート情報で受け取るようにした買物客に対し、会計の後でも、クーポンを使用したことにより受けた恩恵を実感させることができる電子レシートシステム、及びこのシステムのサーバ装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
[電子レシートシステムの構成]
図1は、本実施形態における電子レシートシステム1の全体構成図である。
電子レシートシステム1は、POSシステム2と、サーバシステム3と、両システム2,3間を相互通信自在に接続するためのネットワーク4とを含む。ネットワーク4は、インターネットあるいはVPN(Virtual Private Network)等の広域通信網である。また電子レシートシステム1は、ネットワーク4上の基地局5を中継することで、無線通信機能を搭載した情報端末6と接続する。情報端末6は、例えば買物客が携帯する無線通信機器であり、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等が該当する。
POSシステム2は、複数台(図では2台)のPOS端末21と、店舗サーバ22と、ルータ23と、LAN(Local Area Network)24とを含む。そしてLAN24に、各POS端末21と店舗サーバ22とルータ23とをそれぞれ接続することで、POSシステム2が構成される。LAN24は、有線LANでもよいし、無線LANでもよい。このようなPOSシステム2は、商品を販売する小売店舗等に構築される。
POS端末21は、買物客が買い上げる商品の販売データを登録処理する機能、その買物客との商取引を決済する機能等を有する。そしてPOS端末21は、商取引を決済する際にその商取引の明細を表すレシートデータを作成し、レシートを発行する。レシートは、紙レシートとして発行する場合と、電子レシートとして発行する場合とがある。紙レシートとして発行する場合、POS端末21は、プリンタ217(図3を参照)を制御して、所定のレシート用紙にレシートデータを印刷させる。電子レシートとして発行する場合、POS端末21は、読取装置で読み取った客識別情報である会員IDとともに電子化されたレシートデータをサーバシステム3に送信する。
店舗サーバ22は、その店舗で販売される各商品の情報を格納した商品マスタファイルを備える。情報は、各商品を個々に識別するための商品識別情報である商品IDを含む。また、商品IDで識別される商品の名称(商品名)、1点当たりの価格(単価)、商品分類を表す分類コード等も商品マスタファイルに格納される。分類コードは、例えば対応する商品IDで識別される商品が食品なのか雑貨なのか等の分類を識別するコードである。POS端末21からLAN24を経由して商品IDの問合せがあると、店舗サーバ22は、その商品IDを含む商品名,単価,分類コード等の商品情報を問合せ元のPOS端末21に応答する。
ルータ23は、LAN24とネットワーク4との間のデータ通信を中継する。POS端末21からLAN24経由でサーバシステム3宛に送信された電子レシート情報(電子化されたレシートデータ)は、ルータ23を介してネットワーク4上のサーバシステム3に送信される。
なお、図1では1店舗のPOSシステム2を示すが、典型的には、複数の店舗のPOSシステム2がネットワーク4に接続されて、サーバシステム3とともに電子レシートシステム1が構成される。
サーバシステム3は、電子レシートサーバ31とセンタサーバ32とを含む。電子レシートサーバ31は、各買物客に対して発行された電子レシート情報を一括して記憶する。詳しくは、電子レシートサーバ31は、電子レシート情報を保存するための記憶デバイスを備えており、ネットワーク4を介して受信した電子レシート情報をこの記憶デバイスで保存する。電子レシートサーバ31は、情報端末6からの要求があると、その情報端末6のユーザである買物客に対して発行された電子レシート情報を記憶デバイスから読み出し、ネットワーク4を介して当該情報端末6に送信する。
センタサーバ32は、電子化されたクーポンデータいわゆる電子クーポン情報を一括して記憶する。詳しくは、センタサーバ32は、電子クーポン情報を保存するための記憶デバイスを備えており、外部から入力された電子クーポン情報を上記記憶デバイスに格納する。因みに外部とは、ネットワーク4に接続されたコンピュータ装置でもよいし、例えば磁気ディスク、光ディスク、USBメモリ、半導体メモリ等の記録媒体からデータを読み取る読取装置であってもよい。センタサーバ32は、情報端末6からの要求があると、その情報端末6のユーザである買物客が小売店舗等で使用可能な電子クーポン情報を記憶デバイスから読み出し、ネットワーク4を介して情報端末6に送信する。
[情報端末の構成]
図2は、情報端末6の要部回路構成を示すブロック図である。
情報端末6は、携帯型の本体に、プロセッサ61、メインメモリ62、補助記憶デバイス63、時計64、タッチパネル65、無線ユニット66等を備える。プロセッサ61と、メインメモリ62、補助記憶デバイス63、時計64、タッチパネル65及び無線ユニット66とは、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含むシステム伝送路67によって接続される。
情報端末6は、プロセッサ61、メインメモリ62及び補助記憶デバイス63と、これらを接続するシステム伝送路67とによってコンピュータを構成する。
プロセッサ61は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ61は、オペレーティングシステムやアプリケーションプログラムに従って、情報端末6としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。
メインメモリ62は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ62は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ62は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムを記憶する。またメインメモリ62は、プロセッサ61が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ62は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ61によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。
補助記憶デバイス63は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)が補助記憶デバイス63として使用される。HDD(hard disk drive)、あるいはSSD(solid state drive)などが補助記憶デバイス63として使用されてもよい。補助記憶デバイス63は、プロセッサ61が各種の処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ61での処理によって生成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス63は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
時計64は、情報端末6の時刻情報源として機能する。プロセッサ61は、時計64によって計時される時刻情報を基に、現在の日付及び時刻を計時する。
タッチパネル65は、情報端末6の入力デバイス及び表示デバイスとして機能する。タッチパネル65には、上記のアプリケーションプログラムを起動するためのアイコンが表示される。
無線ユニット66は、無線LAN、モバイルデータ通信等を利用して、基地局5との間で無線によるデータ通信を行う。
このような構成の情報端末6は、アプリケーションプログラムである電子レシート端末プログラムP1をインストールすることによって、電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1に対するユーザ端末となる。すなわち情報端末6は、電子レシートサーバ31から配信される電子レシート情報を、無線ユニット66を介して受信し、レシート画像をタッチパネル65に表示することができる。また情報端末6は、センタサーバ32から配信される電子クーポン情報を、無線ユニット66を介して受信し、クーポンリストをタッチパネル65に表示することができる。さらに情報端末6は、電子レシート情報を基に算出される買上実績データをタッチパネル65に表示することも可能である。
電子レシート端末プログラムP1は、情報端末6が電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1に対するユーザ端末として機能するようにプロセッサ61を制御する。電子レシート端末プログラムP1は、補助記憶デバイス63に保存される。また、この電子レシート端末プログラムP1とともに電子レシート管理領域W1が補助記憶デバイス63に形成される。
情報端末6のユーザが小売店舗からレシートを電子レシート情報として受け取るためには、予め会員登録をする必要がある。会員登録は、電子レシート端末プログラムP1の制御により情報端末6から実行できる。したがってユーザは、会員登録の前に情報端末6に電子レシート端末プログラムP1をインストールする必要がある。
電子レシート端末プログラムP1がインストールされた情報端末6において、ユーザが電子レシート端末プログラムP1を起動し、会員登録モードを選択すると、タッチパネル65に会員登録画面が表示される。そこでユーザは、氏名、年齢、性別、郵便番号等のユーザ情報を入力して、会員登録を行う。この会員登録により、サーバシステム3からユーザを識別するための会員IDが発行される。会員IDは、情報端末6の電子レシート管理領域W1に保存される。以下では、会員登録を行ったユーザを会員と称する。
[POS端末の構成]
図3は、POS端末21の要部回路構成を示すブロック図である。
POS端末21は、プロセッサ211、メインメモリ212、補助記憶デバイス213、時計214、キーボード215、ディスプレイ216、プリンタ217、スキャナ218、通信インターフェース219等を備える。プロセッサ211と、メインメモリ212、補助記憶デバイス213、時計214、キーボード215、ディスプレイ216、プリンタ217、スキャナ218及び通信インターフェース219とは、システム伝送路2110によって接続される。
POS端末21のプロセッサ211、メインメモリ212、補助記憶デバイス213及び時計214は、情報端末6のものと同様である。
キーボード215は、点数、金額等の数値を置数するための置数キーの他、乗算キー、小計キー、締めキー等の種々のファンクションキーを配設した専用の入力デバイスである。汎用のキーボードの任意のキーに、POS端末21で必要な機能を割り付けたものであってもよい。締めキーは、商取引の登録締めを操作者が宣言するためのキーである。
ディスプレイ216は、POS端末21で登録された商品の名称(商品名)、価格、合計金額、釣銭額等を表示するための表示デバイスである。ディスプレイ216は、POS端末21を操作する店員用と買物客用の2種類ある。なお、入力デバイスと表示デバイスとを兼用したタッチパネルを、キーボード215及びディスプレイ216の代わりに適用してもよい。
プリンタ217は、所定のレシート用紙に商取引の明細を表すレシートデータを印字する。レシートデータが印字されたレシート用紙は、カッタにより切断されて、紙レシートとして発行される。
スキャナ218は、バーコード、二次元データコード等のコードシンボルを光学的に読み取る。多くの商品には、その商品固有の商品コードをバーコード化したコードシンボルが付されている。スキャナ218は、買物客が購入する商品に付されたコードシンボルの読取りに供される。また、電子レシート端末プログラムP1がインストールされた情報端末6のタッチパネル65には、会員IDをバーコード化したコードシンボルが表示される。スキャナ218は、タッチパネル65に表示されたコードシンボルの読取りにも供される。すなわちスキャナ218は、会員IDの読取装置としても機能する。
会員IDの読取装置は、スキャナ218に限定されるものではない。例えば情報端末6が近距離無線通信に対応した機器であり、この近距離無線通信を利用して会員IDを送信する仕組みの場合、会員IDを受信するための近距離無線通信デバイスが読取装置となる。
通信インターフェース219は、LAN24に接続される。通信インターフェース219は、LAN24を介して接続される機器と、予め設定された通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
このような構成のPOS端末21は、アプリケーションプログラムである電子レシート発行プログラムP2をインストールすることによって、電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1の会計装置となる。すなわちPOS端末21は、会員との商取引で生成されるレシートを電子レシートとして発行することができる。またPOS端末21は、その会員から提示された電子クーポン情報に応じた値引処理を行うことができる。値引処理には、商品単位の値引と小計に対する値引とがある。なお、この実施形態では、クーポンによる値引を金額値引とするが、所定の率で金額を割り引く割引、あるいは商品の価格を通常の単価よりも低い金額とする価格変更等をクーポンによる値引としてもよい。
電子レシート発行プログラムP2は、POS端末21が電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1の会計装置となるようにプロセッサ211を制御する。電子レシート発行プログラムP2は、補助記憶デバイス213に保存される。
[電子レシートサーバの構成]
図4は、電子レシートサーバ31の要部回路構成を示すブロック図である。
電子レシートサーバ31は、プロセッサ311、メインメモリ312、補助記憶デバイス313、時計314、通信インターフェース315等を備える。プロセッサ311と、メインメモリ312、補助記憶デバイス313、時計314及び通信インターフェース315とは、システム伝送路316によって接続される。
電子レシートサーバ31のプロセッサ311、メインメモリ312、補助記憶デバイス313及び時計314は、情報端末6及びPOS端末21のものと同様である。
通信インターフェース315は、ネットワーク4に接続される。通信インターフェース315は、ネットワーク4を介して接続される機器と、予め設定された通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
このような構成の電子レシートサーバ31は、アプリケーションプログラムである電子レシートサーバプログラムP3をインストールすることによって、電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1のサーバ装置となる。すなわち電子レシートサーバ31は、各POS端末21から発行された電子レシート情報を一括して保存する。また電子レシートサーバ31は、情報端末6からの要求に応じて該当する電子レシート情報をその情報端末6に送信する。
電子レシートサーバプログラムP3は、電子レシートサーバ31が電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1のサーバ装置となるようにプロセッサ311を制御する。電子レシートサーバプログラムP3は、補助記憶デバイス313に保存される。また、この電子レシートサーバプログラムP3とともにレシートファイルFL1が補助記憶デバイス313に形成される。レシートファイルFL1は、電子レシート情報を一括して保存するための領域として使用される。
[センタサーバの構成]
図5は、センタサーバ32の要部回路構成を示すブロック図である。
センタサーバ32は、プロセッサ321、メインメモリ322、補助記憶デバイス323、時計324、通信インターフェース325等を備える。プロセッサ321と、メインメモリ322、補助記憶デバイス323、時計324及び通信インターフェース325とは、システム伝送路326によって接続される。
センタサーバ32のプロセッサ321、メインメモリ322、補助記憶デバイス323、時計324及び通信インターフェース325は、電子レシートサーバ31のものと同様である。
このような構成のセンタサーバ32は、アプリケーションプログラムである電子クーポン管理プログラムP4をインストールすることによって、電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1のサーバ装置となる。すなわちセンタサーバ32は、商品の製造業者等が企画した電子クーポン情報を一括して保存する。またセンタサーバ32は、情報端末6からの要求に応じて、その情報端末6を携帯する会員が属するグループを配信先とする電子クーポン情報を情報端末6に送信する。
電子クーポン管理プログラムP4は、センタサーバ32が電子クーポン情報を配信可能な電子レシートシステム1のサーバ装置となるようにプロセッサ321を制御する。電子クーポン管理プログラムP4は、補助記憶デバイス323に保存される。また、この電子クーポン管理プログラムP4とともに会員ファイルFL2、クーポンファイルFL3及び配信管理ファイルFL4が補助記憶デバイス323に形成される。会員ファイルFL2は、会員に関する情報を一括して保存するための領域として使用される。クーポンファイルFL3は、電子クーポン情報を一括して保存するための領域として使用される。配信管理ファイルFL4は、電子クーポン情報毎に、その電子クーポン情報の配信を管理するための情報を保存するための領域として使用される。
[各ファイルの構成]
図6は、レシートファイルFL1に保存される電子レシートレコードFL1Rの構造を示す模式図である。電子レシートレコードFL1Rは、会員IDと、その会員IDで識別される会員に対して発行されたレシートデータ(電子レシート情報)とで構成される。
レシートデータには、店舗コード、取引日時、取引番号、商品販売データ、使用クーポンデータ、決済データ等が含まれる。店舗コードは、小売店舗を識別するために店舗毎に割り当てられた一意のコードである。商品販売データは、会員が購入した商品の識別コードである商品ID、商品名、単価、販売点数、販売金額等で構成される。使用クーポンデータは、会員が使用した電子クーポン情報の識別情報であるクーポンID、値引額等で構成される。決済データは、会員との商取引の決済金額、支払種別等で構成される。
ここに、レシートファイルFL1は、電子化されたクーポンの使用により取引の会計から値引された金額を含む取引の明細を示すレシートを電子化した電子レシート情報を、その取引の対象である客を識別する客識別情報と関連付けて記憶する記憶部を構成する。
図7は、会員ファイルFL2に保存される会員レコードFL2Rの構造を示す模式図である。会員レコードFL2Rは、会員IDと、その会員IDで識別される会員の氏名、性別、年齢、郵便番号、取引実績データ、クーポン実績データ、ランク等で構成される。
氏名、性別、年齢及び郵便番号は、会員登録の際に入力されたデータである。取引実績データは、会員が商品を購入した実績を集計したデータである。取引実績データは、レシートデータに含まれる商品販売データを集計することで生成される。クーポン実績データは、会員が電子クーポン情報を使用した実績を集計したデータである。クーポン実績データは、レシートデータに含まれる使用クーポンデータを集計することで生成される。ランクは、会員の優待度である。例えば、買上の累積金額に応じて買物客毎にランクが設定される。買上の累積金額は、取引実績データから求めることができる。
図8は、クーポンファイルFL3に保存されるクーポンレコードFL3Rの構造を示す模式図である。クーポンレコードFL3Rは、クーポンIDと、このクーポンIDによって識別される電子クーポン情報に係る商品ID、商品名、値引額、開始日、終了日、配信条件、有効回数等で構成される。
商品IDは、電子クーポン情報によって値引が適用される商品のIDである。商品名は、対応する商品IDで識別される商品の名称である。値引額は、電子クーポン情報によって値引される金額である。開始日および終了日は、電子クーポン情報を使える期間の開始と終了の日付である。配信条件は、電子クーポン情報の配信対象となる会員のグループを決定する条件である。グループは、会員レコードFL2Rを構成するデータのうち、客の属性を表す項目、例えば性別、年齢、郵便番号、ランク等で括ることができる。例えば、配信条件が「女性・20代」の場合には、20歳から29歳までの女性会員が電子クーポン情報の配信対象となる。同様に、配信条件が「ランク1位」の場合には、ランクが1位に設定された会員が電子クーポン情報の配信対象となる。有効回数は、会員が電子クーポンを使用できる上限回数である。例えば、会員が一人当たり1回しか使えない電子クーポン情報の場合、有効回数は「1」となる。例えば、会員が一人当たり2回まで使用できる電子クーポン情報の場合には、有効回数は「2」となる。
図9は、配信管理ファイルFL4に保存される配信管理レコードFL4Rの構造を示す模式図である。配信管理レコードFLR4は、クーポンIDと、会員ID及び許容回数Nの対データとで構成される。会員IDは、クーポンIDで識別される電子クーポン情報の配信対象であるグループに属する会員を識別するものである。許容回数Nは、初期値が電子クーポン情報の有効回数であり、対応する会員IDで識別される会員によって当該電子クーポン情報が使用される毎にカウントダウンされる。そして許容回数Nが“0”になると、会員は電子クーポン情報のクーポンを使用できなくなる。
[電子レシートシステムの動作]
はじめに、会員がセンタサーバ32から電子クーポン情報を取得するまでの動作について説明する。
図10は、時計324によって計時される日付が翌日に切り替わる毎に、センタサーバ32のプロセッサ321が実行する更新処理の手順を示す流れ図である。この更新処理は、電子クーポン管理プログラムP4にしたがったものである。なお、図10に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
プロセッサ321は、Act1としてクーポンファイルFL3からクーポンレコードFL3Rを読み込む。因みに、クーポンファイルFL3には、商品の製造業者等が企画した電子クーポン情報に係るクーポンレコードFL3Rが多数保存されている。プロセッサ321は、この読み込んだクーポンレコードFL3Rに対し、Act2以降の処理を実行する。
すなわちプロセッサ321は、Act2としてクーポンレコードFL3Rの開始日が、時計324で計時されている日付と一致するか確認する。一致しない場合(Act2にてNO)、プロセッサ321は、Act3としてクーポンレコードFL3Rの終了日が日付と一致するか確認する。一致しない場合(Act3にてNO)、プロセッサ321は、Act13の処理に進む。
クーポンレコードFL3Rの開始日が時計324の日付と一致する場合(Act2にてYES)、プロセッサ321は、Act4としてクーポンレコードFL3RのクーポンIDをワークエリアに格納する。またプロセッサ321は、Act5としてクーポンレコードFL3Rの配信条件を認識する。
配信条件を認識したプロセッサ321は、Act6として会員ファイルFL2を検索する。そしてプロセッサ321は、Act7として会員レコードFL2R毎に配信条件を満足するか否かを判定する。配信条件を満足する会員レコードFL2Rを検出した場合(Act7にてYES)、プロセッサ321は、Act8としてその会員レコードFL2Rの会員IDとクーポンレコードFL3Rの有効回数との対データを、ワークエリアに格納する。会員レコードFL2Rが配信条件を満足しない場合には(Act7にてNO)、プロセッサ321は、会員IDと有効回数との対データをワークエリアに格納しない。
プロセッサ321は、Act9として会員ファイルFL2の検索を終了したか否かを判定する。終了していない場合(Act9にてYES)、プロセッサ321は、Act6の処理に戻る。すなわちプロセッサ321は、会員ファイルFL2の検索を続ける。そして配信条件を満足する会員レコードFL2Rを検出する度に、プロセッサ321は、その会員IDと有効回数との対データをワークエリアに格納する。
会員ファイルの検索を終了したならば(Act9にてNO)、プロセッサ321は、Act10として配信管理レコードFL4Rを作成する。配信管理レコードFL4Rには、Act1の処理でクーポンファイルFL3から読み込んだクーポンレコードFL3RのクーポンIDと、Act8の処理で作成した会員IDと有効回数との対データとが含まれる。作成された配信管理レコードFL4Rは、ワークエリアに格納される。その後、プロセッサ321は、Act13の処理に進む。
一方、クーポンレコードFL3Rの終了日が時計324の日付と一致する場合には(Act3にてYES)、プロセッサ321は、Act11として配信管理ファイルFL4を検索し、そのクーポンレコードFL3RのクーポンIDを記憶した配信管理レコードFL4Rを削除する。またプロセッサ321は、Act12としてそのクーポンレコードFL3RをクーポンファイルFL3から削除する。その後、プロセッサ321は、Act13の処理に進む。
なお、クーポンレコードFL3R及び配信管理レコードFL4Rの「削除」とは、ファイルからレコードを物理的に削除するだけを意味するものではない。例えばレコードに無効を表すフラグ情報を付加することでレコードを無効にする場合も「削除」に含まれる。
Act13では、プロセッサ321は、次のクーポンレコードFL3Rの有無を判定する。クーポンファイルFL3に次のクーポンレコードFL3Rがある場合(Act13にてYES)、プロセッサ321は、Act1の処理に戻る。そしてプロセッサ321は、Act1以降の処理を前記と同様にして実行する。
クーポンファイルFL3に次のクーポンレコードFL3Rがない場合には(Act13にてNO)、プロセッサ321は、Act14としてワークエリアに格納された配信管理レコードFL4Rを配信管理ファイルFL4に保存する。以上で、更新処理は終了する。
この更新処理により、配信管理ファイルFL4には、配信期間内の電子クーポン情報に係る配信管理レコードFL4Rが一括して保存される。各配信管理レコードFL4Rには、それぞれクーポンIDによって識別される電子クーポン情報の配信条件を満足する会員の会員IDと、その会員に対する許容回数Nとの対データが含まれる。
図11は、情報端末6のプロセッサ61が実行する処理のうちの一部であるクーポン確認処理の手順を示す流れ図である。また、図12〜図15は、クーポン確認処理の実行によりタッチパネル65に表示される種々の画面の一例を示す模式図である。プロセッサ61は、電子レシート端末プログラムP1にしたがって、このクーポン確認処理を実行する。なお、図11に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
電子レシート端末プログラムP1がインストールされた情報端末6のタッチパネル65には、電子レシート端末プログラムP1を起動するためのアイコンが表示されている。会員がこのアイコンにタッチすると、電子レシート端末プログラムP1が起動する。
電子レシート端末プログラムP1が起動すると、プロセッサ61は、Act21としてタッチパネル65の画面をトップ画面G1(図12を参照)とする。図12に示すように、トップ画面G1にはバーコードシンボル71が表示される。このバーコードシンボル71は、電子レシート管理領域W1に保存されている会員IDをバーコード化したものである。また、会員が電子クーポン情報を確認することを指示するためのクーポン確認アイコン72と、会員が電子レシート情報を確認することを指示するためのレシートアイコン73もトップ画面G1に表示される。
トップ画面G1を表示させた状態で、プロセッサ61は、Act22として画面がタッチされるのを待機する。タッチパネル65からの信号により画面がタッチされたことを検知すると(Act22にてYES)、プロセッサ61は、Act23としてクーポン確認アイコン72がタッチされたか確認する。クーポン確認アイコン72以外の画面領域がタッチされた場合(Act23にてNO)、プロセッサ61は、そのタッチ位置に応じた処理を実行する。例えばレシートアイコン73がタッチされた場合には、タッチパネル65にレシート一覧画面を表示させる。レシート一覧画面は、会員に対して発行された電子レシート情報の取引日付,店名、合計金額等の簡易情報を一覧にした画面であり、会員が所望の簡易情報表示欄にタッチすると、その欄の簡易情報に対応した取引のレシート画像がタッチパネル65に表示される。
クーポン確認アイコン72がタッチされた場合には(Act23にてYES)、プロセッサ61は、Act24として会員IDを検索用のキーとするクーポン要求コマンドをセンタサーバ32宛に送信する。すなわちプロセッサ61は、電子レシート管理領域W1から会員IDを読み込む。そしてプロセッサ61は、この会員IDを含むクーポン要求コマンドをセンタサーバ32に送信するように無線ユニット66に通知する。
この通知を受けて、無線ユニット66は、センタサーバ32の通信アドレスを送信先アドレスとし、情報端末6の通信アドレスを送信元アドレスとするクーポン要求コマンドを無線送信する。このクーポン要求コマンドには、電子レシート管理領域W1内の会員IDが含まれる。無線送信されたクーポン要求コマンドは、基地局5で受信され、ネットワーク4を経由してセンタサーバ32に送信される。
クーポン要求コマンドを受信したセンタサーバ32のプロセッサ321は、図16の流れ図に示す手順の受信処理を実行する。この処理は、電子クーポン管理プログラムP4にしたがったものである。なお、図16に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
クーポン要求コマンドの受信処理を開始すると、プロセッサ321は、Act41として会員IDを取得する。前述したように、クーポン要求コマンドには、そのコマンドの送信元である情報端末6のユーザである会員を識別するための会員IDが含まれる。プロセッサ321は、クーポン要求コマンドから会員IDを取得する。
会員IDを取得すると、プロセッサ321は、Act42としてメインメモリ322の揮発性メモリ領域にクーポンリストを形成する。次いでプロセッサ321は、Act43として配信管理ファイルFL4を検索する。そしてプロセッサ321は、Act44として配信管理レコードFL4R毎に、取得した会員IDが含まれているか確認する。会員IDが含まれている配信管理レコードFL4Rを検出した場合(Act44にてYES)、プロセッサ321は、Act45としてその会員IDと対データを構成する許容回数Nが“1”以上であるか確認する。
許容回数Nが“1”以上の場合(Act45にてYES)、プロセッサ321は、Act46として配信管理レコードFL4RからクーポンIDを取得する。そしてプロセッサ321は、Act47としてクーポンファイルFL3から当該クーポンファイルを含むクーポンレコードFL3Rを読出し、このクーポンレコードFL3RのクーポンID、商品ID、商品名、値引額等で電子クーポンデータを作成する。プロセッサ321は、Act48として電子クーポンデータをクーポンリストに登録する。配信管理レコードFL4Rに会員IDが含まれていない場合(Act43にてNO)、あるいは許容回数Nが“0”の場合には(Act45にてNO)、プロセッサ321は、Act46、Act47及びAct48の各処理を実行しない。
プロセッサは、Act49として配信管理ファイルFL4の検索を終了したか確認する。終了していない場合(Act49にてNO)、プロセッサ321は、Act43の処理に戻る。すなわちプロセッサ321は、配信管理ファイルFL4の検索を続ける。そして、クーポン要求コマンドから取得した会員IDを含み、かつこの会員IDと対データを構成する許容回数Nが“1”以上である配信管理レコードFL4Rを検出する度に、プロセッサ321は、その配信管理レコードFL4RのクーポンIDを含む電子クーポンデータを作成する。そしてプロセッサ321は、この電子クーポンデータをクーポンリストに登録する。
配信管理ファイルFL4の検索を終了したならば(Act49にてYES)、プロセッサ321は、Act50としてクーポンリストに電子クーポンデータが登録されているか確認する。電子クーポンデータが登録されている場合(Act50にてYES)、プロセッサ321は、Act51としてクーポン要求コマンドの送信元である情報端末6宛にクーポンリストデータを送信するように通信インターフェース325に通知する。
この通知を受けて、通信インターフェース325は、クーポン要求コマンドの送信元である情報端末6の通信アドレスを送信先とし、センタサーバ32の通信アドレスを送信元とするクーポンリストデータをネットワーク4上に送信する。クーポンリストデータには、クーポンリストに登録された電子クーポンデータが含まれる。
一方、クーポンリストに電子クーポンデータが登録されていない場合には(Act50にてNO)、プロセッサ321は、Act52として同情報端末6宛にクーポン無し通知のデータを送信するように通信インターフェース325に通知する。
この通知を受けて、通信インターフェース325は、クーポン要求コマンドの送信元である情報端末6の通信アドレスを送信先とし、センタサーバ32の通信アドレスを送信元とするクーポン無し通知のデータをネットワーク4上に送信する。
ネットワーク4上に送信されたクーポンリストデータまたはクーポン無し通知のデータは、基地局5から無線送信され、送信先の通信アドレスを有する情報端末6で受信される。
図11に説明を戻す。
センタサーバ32宛にクーポン要求コマンドを送信した情報端末6のプロセッサ61は、Act25としてセンタサーバ32から送信されるデータを待機する。ここで、無線ユニット66を介してクーポン無し通知のデータを受信した場合には(Act25にてNO)、プロセッサ61は、Act26としてタッチパネル65の画面をクーポン無し通知画面G2(図13を参照)とする。図13に示すように、クーポン無し通知画面G2には、会員IDのバーコードシンボル71とともに使用可能な電子クーポン情報が無いことを告知するメッセージ74が表示される。したがって、クーポン確認アイコン72にタッチした会員は、このメッセージ74から、現時点において使用可能な電子クーポン情報は存在しないことを確認できる。
センタサーバ32からクーポンリストデータを受信した場合には(Act25にてYES)、プロセッサ61は、Act27としてタッチパネル65の画面をクーポンリスト画面G3(図14を参照)とする。図14に示すように、クーポンリスト画面G3には、会員IDのバーコードシンボル71とともにクーポンリスト75が表示される。また、会員が電子クーポン情報の選択終了を指示するための選択終了アイコン76もクーポンリスト画面G3に表示される。クーポンリスト75は、クーポンリストデータに含まれる電子クーポンデータの一覧を表す。具体的には、クーポンの対象となる商品の名称と値引額との一覧がクーポンリスト75に表わされる。したがって、クーポン確認アイコン72にタッチした会員は、このクーポンリスト75から、現時点において使用可能なクーポンの対象となる商品とそのクーポンを使用した場合の値引額とを確認できる。
このように電子レシートシステム1においては、電子クーポン情報毎に配信条件が設定されている。そして、この配信条件を満足する会員に対してのみ、電子クーポン情報が配信される。したがって、レシートを電子レシート情報で受け取る会員を配信条件によってグループ化し、そのグループ単位で電子クーポン情報を配信することが可能となる。
次に、電子クーポン情報を取得した会員がそのクーポンを使用して商取引の会計を行うときの動作について説明する。
クーポンリスト75を確認した会員は、そのリスト75から小売店舗で使用したい電子クーポン情報を探す。そして、使用したい電子クーポン情報があったならば、会員は、そのクーポンの対象となる商品名が表示されているクーポンリスト75の行にタッチする。この際、2以上の電子クーポン情報のクーポンを使用したい場合には、それぞれの行を連続してタッチする。そして、電子クーポン情報の選択を終えた会員は、選択終了アイコン76にタッチする。
クーポンリスト画面G3を表示させた状態で、プロセッサ61は、Act28として画面がタッチされるのを待機する。タッチパネル65からの信号により画面がタッチされたことを検知すると(Act28にてYES)、プロセッサ61は、Act29としてクーポンリスト75の行がタッチされたのか、Act30として選択終了アイコン76がタッチされたのかを確認する。クーポンリスト75または選択終了アイコン76以外の領域がタッチされた場合には(Act29にてNO、Act30にてNO)、プロセッサ61は、そのタッチ位置に応じた処理を実行する。
クーポンリスト75の行がタッチされた場合には(Act29にてYES)、プロセッサ61は、Act31としてそのタッチされた行に表示されている商品名及び値引額を含む電子クーポンデータ(クーポンID、商品ID、商品名、値引額等)をワークエリアに格納する。その後、プロセッサ61は、Act28の処理に戻り、再び画面がタッチされるのを待機する。
一方、選択終了アイコン76がタッチされた場合には(Act30にてYES)、プロセッサ61は、Act32としてタッチパネル65の画面をクーポン使用画面G4(図15を参照)とする。図15に示すように、クーポン使用画面G4には、会員IDのバーコードシンボル71とともに、クーポンIDを表すバーコード77が表示される。また、このバーコード77と関連付けて商品名と値引額も表示される。バーコード77は、ワークエリアに格納された電子クーポンデータに含まれたクーポンIDをバーコード化したものである。そして、このバーコード77と対応付けて、同電子クーポンデータに含まれる商品名と値引額とが表示される。したがって、タッチパネル65には、会員の会員IDとともに、その会員が選択した電子クーポンのクーポンIDがバーコードの形態で表示される。
なお、会員が電子クーポン情報を選択することなく選択終了アイコン76にタッチした場合には、ワークエリアに電子クーポンデータが格納されていないので、クーポン使用画面G4にバーコード77は表示されない。
電子クーポン情報のクーポンを使用する会員は、会計業務の担当者にクーポン使用画面G4を提示する。クーポン使用画面G4の提示を受けた担当者は、先ず、POS端末21のスキャナ218で、クーポン使用画面G4に表示されている会員IDのバーコードをスキャニングする。続いて担当者は、クーポン使用画面G4に表示されているクーポンIDのバーコード77と買上商品に付されている商品IDのバーコードとをスキャニングする。そして、スキャニングを終えたならば、担当者は、締めキーを入力して、商取引の登録締めを宣言する。
ここで、クーポンIDのバーコード77と商品IDのバーコードとをスキャニングする順番は、特に限定されない。クーポンIDのバーコード77をまとめてスキャニングしてから商品IDのバーコードをスキャニングしてもよい。逆に、商品IDのバーコードをまとめてスキャニングしてからクーポンIDのバーコード77をスキャニングしてもよい。あるいは、商品IDのバーコードをスキャニングする際に、担当者がその商品に対する電子クーポンの有無を確認し、電子クーポンがある場合に商品IDのバーコードとクーポンIDのバーコード77とを連続してスキャニングしてもよい。
POS端末21のプロセッサ211は、スキャニングされたバーコードのデータを周知の技術で解析することにより、会員IDのバーコードなのかクーポンIDのバーコード77なのか商品IDのバーコードなのかを識別できる。
図17は、POS端末21のプロセッサ211が実行するスキャニング処理の手順を示す流れ図である。図18は、同スキャニング処理の中のクーポン判定処理の手順を具体的に示す流れ図である。図19は、POS端末21のプロセッサ211が実行する締めキー処理の手順を示す流れ図である。プロセッサ211は、電子レシート発行プログラムP2にしたがって、これらの処理を実行する。なお、図17乃至図19に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
電子レシート発行プログラムP2が起動すると、プロセッサ211は、Act61として初期化を行う。この初期化により、メインメモリ212の揮発性メモリ領域に形成されているトランザクションバッファとクーポンバッファのデータがクリアされる。トランザクションバッファは、会員との商取引に係るデータを一時的に格納する領域である。クーポンバッファは、会員が使用する電子クーポン情報に係るデータを一時的に格納する領域である。また、この初期化により、会員フラグF1とクーポンフラグF2とが“0”にリセットされる。会員フラグF1は、レシートを電子レシート情報で受け取る会員との商取引の場合に“1”にセットされる1ビットの情報である。クーポンフラグF2は、電子クーポン情報のクーポンを使用する会員との商取引の場合に“1”にセットされる1ビットの情報である。会員フラグF1とクーポンフラグF2とは、例えば揮発性メモリ領域に記憶されている。なお、ディスプレイ216には、トランザクションバッファのデータを基に作成される画面が表示される。したがって、この初期化により、ディスプレイ216の画面も初期画面となる。
初期化を終えると、プロセッサ211は、Act62としてスキャニングが行われたか確認する。スキャニングが行われていない場合(Act62にてNO)、プロセッサ211は、Act63としてキー入力が行われたか確認する。キー入力が行われていない場合(Act63にてNO)、プロセッサ211は、Act62の処理に戻る。したがって、プロセッサ211は、Act62及びAct63の処理によりスキャニングが行われるかキー入力が行われるのを待機する。
スキャナ218によってバーコードのスキャニングが行われた場合(Act62にてYES)、プロセッサ211は、Act64として会員フラグF1を調べる。ここで、会員フラグF1が“0”にリセットされている場合、プロセッサ211は、Act65としてスキャニングされたバーコードが会員IDのバーコードであるか確認する。会員IDのバーコードでない場合(Act65にてNO)、プロセッサ211は、Act66としてスキャニングされたバーコードが商品IDのバーコードであるか確認する。商品IDのバーコードでない場合(Act66にてNO)、プロセッサ211は、そのバーコードの種類に応じた処理を実行する。
スキャニングされたバーコードが会員IDのバーコードであった場合には(Act65にてYES)、プロセッサ211は、Act67としてそのバーコードを解析して得られる会員IDに係る会員データをワークエリアに格納する。会員データは、会員IDを含む。また、その会員IDに関連付けて会員ファイルFL2に設定されている氏名、性別、年齢、ランク等を含んでもよい。氏名、性別、年齢、ランク等のデータは、会員IDのバーコードがスキャニングされる都度、センタサーバ32から取得してもよいし、予め会員ファイルFL2のローカルファイルを店舗サーバ22で保存し、このローカルファイルから取得してもよい。
プロセッサ211は、Act68として会員フラグF1を“1”にセットする。その後、プロセッサ211は、Act62の処理に戻る。したがって、次にバーコードのスキャニングが行われた場合には(Act62にてYES)、会員フラグF1が“1”にセットされているので(Act64にてYES)、プロセッサ211は、Act69の処理に進む。Act69では、プロセッサ211は、スキャニングされたバーコードがクーポンIDのバーコードであるか確認する。クーポンIDのバーコードでない場合(Act69にてNO)、プロセッサ211は、Act70としてスキャニングされたバーコードが商品IDのバーコードであるか確認する。商品IDのバーコードでない場合(Act70にてNO)、プロセッサ211は、そのバーコードの種類に応じた処理を実行する。
スキャニングされたバーコードがクーポンIDのバーコードであった場合には(Act69にてYES)、プロセッサ211は、Act71としてそのバーコードを解析して得られるクーポンIDに係る使用クーポンデータをクーポンバッファに格納する。使用クーポンデータは、クーポンIDと、そのクーポンIDに関連付けてクーポンファイルFL3に設定されている商品ID、商品名、値引額等を含む。商品ID、商品名、値引額等のデータは、クーポンIDのバーコードがスキャニングされる都度、センタサーバ32から取得してもよいし、予めクーポンファイルFL3のローカルファイルを店舗サーバ22で保存し、このローカルファイルから取得してもよい。
使用クーポンデータをクーポンバッファに格納した後、プロセッサ211は、Act72としてクーポンフラグF2を調べる。ここで、クーポンフラグF2が“0”にリセットされている場合(Act72にてNO)、プロセッサ211は、Act73としてクーポンフラグF2を“1”にセットする。クーポンフラグF2を“1”にセットするか、既にクーポンフラグF2が“1”にセットされていた場合(Act72にてYES)、プロセッサ211は、Act76の処理に進む。
一方、スキャニングされたバーコードが商品IDのバーコードであった場合には(Act66またはAct70にてYES)、プロセッサ211は、Act74の処理に進む。Act74では、プロセッサ211は、そのバーコードを解析して得られる商品IDから商品販売データを生成する。商品販売データは、商品IDと、その商品IDで識別される商品の名称(商品名)、単価、販売点数、販売金額等を含む。商品名及び単価のデータは、商品マスタファイルから取得する。販売点数は、通常は「1」であり、商品IDのスキャニングの直前に乗数がキー入力されている場合にはその乗数となる。販売金額は、価格に販売点数を乗算することで算出される。プロセッサ211は、商品販売データをトランザクションバッファに格納する。
次に、プロセッサ211は、Act75としてクーポンフラグF2を調べる。ここで、クーポンフラグF2が“0”にリセットされていた場合(Act75にてNO)、プロセッサ211は、Act79の処理に進む。クーポンフラグF2が“1”にセットされていた場合には(Act75にてNO)、プロセッサ211は、Act76の処理に進む。
Act76では、プロセッサ211は、図18の流れ図で示す手順のクーポン判定処理を実行する。すなわちプロセッサ211は、Act761として商品IDの照合を行う。
クーポン判定処理は、スキャニングされたバーコードがクーポンIDであり、Act71の処理を経て実行する場合と、スキャニングされたバーコードが商品IDであり、Act74の処理を経て実行する場合とがある。前者の場合、プロセッサ211は、Act71の処理でクーポンバッファに格納した使用クーポンデータの商品IDを、トランザクションバッファに既に格納されている商品販売データの商品IDと照合する。後者の場合、プロセッサ211は、Act74の処理でトランザクションバッファに格納した商品販売データの商品IDを、クーポンバッファに既に格納されている使用クーポンデータの商品IDと照合する。
プロセッサ211は、Act762として使用クーポンデータの商品IDと商品販売データの商品IDとが一致するか確認する。商品IDが一致する場合(Act762にてYES)、プロセッサ211は、クーポンIDと会員IDとを検索用のキーとする回数要求コマンドをセンタサーバ32宛に送信する。すなわちプロセッサ211は、照合処理により一致した商品IDを含む使用クーポンデータから取得したクーポンIDと、Act67の処理で記憶した会員IDとを含む回数要求コマンドをセンタサーバ32宛に送信するように、通信インターフェース219に通知する。
この通知を受けて、通信インターフェース219は、Act763としてセンタサーバ32の通信アドレスを送信先アドレスとし、POS端末21の通信アドレスを送信元アドレスとする回数要求コマンドを送信する。回数要求コマンドには、照合処理により一致した商品IDを含む使用クーポンデータから取得したクーポンIDと、Act67の処理で記憶した会員IDとが含まれる。回数要求コマンドは、ルータ23からネットワーク4を経由してセンタサーバ32に送信される。
回数要求コマンドを受信したセンタサーバ32のプロセッサ321は、配信管理ファイルFL4を検索する。そしてプロセッサ321は、回数要求コマンドに含まれるクーポンIDを含む配信管理レコードFL4Rを検出したならば、この配信管理レコードFL4Rに含まれる対データのうち、回数要求コマンドに含まれる会員IDがセットされた対データを取得する。そしてプロセッサ321は、この対データの許容回数Nを含む応答データを、回数要求コマンド送信元のPOS端末21に送信するように、通信インターフェース325に通知する。
この通知を受けて、通信インターフェース325は、回数要求コマンドの送信元であるPOS端末21の通信アドレスを送信先とし、センタサーバ32の通信アドレスを送信元とする応答データをネットワーク4上に送信する。応答データには、会員IDと対データを構成する許容回数Nが含まれる。応答データは、ルータ23で受信され、LAN24を経由して回数要求コマンド送信元のPOS端末21に送られる。
センタサーバ32宛に回数要求コマンドを送信したPOS端末21のプロセッサ211は、Act764としてセンタサーバ32から送信される応答データを待機する。そして応答データを受信したならば(Act764にてYES)、プロセッサ211は、Act765としてその応答データに含まれる許容回数Nが“0”であるか“1”以上であるかを判定する。許容回数Nが“1”以上の場合(Act765にてNO)、プロセッサ211は、Act766としてワークエリアにクーポン対象であることを示すステータス情報を格納する。許容回数Nが“0”の場合には(Act765にてYES)、プロセッサ211は、Act767としてワークエリアにクーポン対象外であることを示すステータス情報を格納する。以上で、クーポン判定処理が終了する。
図17に説明を戻す。
クーポン判定処理が終了すると、プロセッサ211は、Act77としてクーポン判定処理によってワークエリアに格納されたステータス情報を確認する。ステータス情報がクーポン対象であることを示す場合(Act77にてYES)、プロセッサ211は、Act78としてクーポン判定処理において商品IDの一致が確認された使用クーポンデータをクーポンバッファからトランザクションバッファに転送する。その後、プロセッサ211は、Act79の表示更新処理に進む。ステータス情報がクーポン対象外であることを示す場合には(Act77にてNO)、プロセッサ211は、Act78の処理を実行することなくAct79の処理に進む。
Act79では、プロセッサ211は、トランザクションバッファのデータを基に作成されるディスプレイ216の画面を更新する。したがって、Act74の処理においてトランザクションバッファに商品販売データが格納された場合には、この商品販売データを構成する商品名、単価、販売点数,販売金額等が画面に表示される。Act78の処理においてトランザクションバッファに使用クーポンデータが格納された場合には、この使用クーポンデータを構成する商品名、値引額等が画面に表示される。また、商品販売データの販売金額合計から使用クーポンデータの値引額合計を減じた金額が、取引金額として表示される。
ディスプレイ216の画面を更新した後、プロセッサ211は、Act62の処理に戻る。したがって、再びバーコードがスキャニングされた場合には、プロセッサ211は、Act69以降の処理を再度実行する。
一方、キーボード215のいずれかのキーが入力された場合には(Act63にてYES)、プロセッサ211は、その入力キーに応じた処理を実行する。すなわち入力キーが締めキーの場合、プロセッサ211は、図19の流れ図に示す手順の処理を開始する。
先ずプロセッサ211は、Act81として商取引の買上商品が登録済か確認する。すなわちプロセッサ211は、トランザクションバッファに商品販売データが格納されているか確認する。トランザクションバッファに商品販売データが格納されていない場合(Act81にてNO)、プロセッサ211は、商取引の買上商品が登録されていない状態で締めキーが入力された誤操作と判定する。この場合、プロセッサ211は、締めキーの入力をエラーとする。
トランザクションバッファに商品販売データが格納されている場合には(Act81にてYES)、プロセッサ211は、Act82として決済処理を実行する。この決済処理において、プロセッサ211は、買上商品の合計金額とその合計金額に対する支払金額及び支払種別(現金支払い、クレジット支払い等)とを含む決済データを生成する。そしてプロセッサ211は、Act83としてこの決済データをトランザクションバッファに格納する。
次いで、プロセッサ211は、Act84として会員フラグF1を調べる。会員フラグF1が“0”にリセットされている場合、すなわち電子レシート会員でない買物客との商取引の場合には、プロセッサ211は、Act85として紙レシートの発行を制御する。具体的にはプロセッサ211は、トランザクションバッファに格納されたデータで印刷データとしてのレシートデータを生成し、このレシートデータをプリンタ217に出力して、紙レシートを発行させる。
一方、会員フラグF1が“1”にセットされている場合、すなわち電子レシート会員との商取引の場合には、プロセッサ211は、Act86として電子レシートの発行を制御する。具体的にはプロセッサ211は、トランザクションバッファに格納されたデータで電子化されたレシートデータを生成し、このレシートデータとAct67の処理でワークエリアに格納した会員データの会員IDとをセンタサーバ32宛に送信するように、通信インターフェース219に通知する。
この通知を受けて、通信インターフェース219は、センタサーバ32の通信アドレスを送信先アドレスとし、POS端末21の通信アドレスを送信元アドレスとするレシートデータを送信する。レシートデータには、会員IDと商品販売データと使用クーポンデータとが含まれる。レシートデータは、ルータ23からネットワーク4を経由してセンタサーバ32に送信される。
レシートデータを受信したセンタサーバ32のプロセッサ321は、図20の流れ図に示す手順の処理を実行する。なお、図20に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
プロセッサ321は、Act91としてレシートデータから会員IDを取得する。また、プロセッサ321は、Act92としてレシートデータから取引明細データを取得する。取引明細データは、商品販売データまたは使用クーポンデータである。
プロセッサ321は、Act93として取引明細データが商品販売データなのか使用クーポンデータなのかを判別する。商品販売データの場合(Act93にてNO)、プロセッサ321は、Act94として、Act91の処理で取得した会員IDを含む会員レコードFL2Rの取引実績データを更新する。
使用クーポンデータの場合には(Act93にてYES)、プロセッサ321は、Act95として、Act91の処理で取得した会員IDを含む会員レコードFL2Rのクーポン実績データを更新する。またプロセッサ321は、Act96として使用クーポンデータのクーポンIDとAct91の処理で取得した会員IDとを検索キーとして配信管理ファイルFL4を検索する。そしてプロセッサ321は、Act97として検索キーとクーポンIDが一致する配信管理レコードFL4Rに含まれる対データのうち、検索キーと一致する会員IDと対データをなす許容回数Nを“1”だけ減じる。
Act94またはAct97の処理が終了すると、プロセッサ321は、Act98として次の取引明細データが有るか確認する。次の取引明細データが有る場合(Act98にてYES)、プロセッサ321は、Act92の処理に戻り、それ以降の処理を前記と同様に繰り返す。
次の取引明細データが無い場合には(Act98にてNO)、プロセッサ321は、Act99としてPOS端末21から受信したレシートデータを電子レシートサーバ31に転送する。電子レシートサーバ31は、レシートデータをレシートファイルFL1に保存する。
このように電子レシートシステム1においては、会員が電子クーポン情報のクーポンを使用することにより、この会員に対する当該電子クーポン情報の許容回数Nが減じられる。そして、この許容回数が“0”になった会員IDの会員に対しては、たとえ配信期間内であっても当該電子クーポンが配信されなくなる。したがって、電子レシートシステム1によれば、電子クーポン毎に会員の使用回数を制限することができ、使用回数を超えた会員に対してはその電子クーポン情報を配信しないように制御することができる。
ここに、プロセッサ321を主体とするセンタサーバ32のコンピュータは、通信インターフェース325と協働して、取引を決済する会計装置(POS端末21)から電子レシート情報を受け取る受取手段を構成する。
次に、情報端末6を用いて電子レシート情報を受け取るようにした会員が、その電子レシート情報を基に算出される買上実績データを情報端末6で確認する動作について、図21〜図24を用いて説明する。図21〜図23は、この動作において、情報端末6のタッチパネル65に表示される種々の画面の一例を示す模式図である。図24は、センタサーバ32のプロセッサ321が実行する集計コマンド受信処理の手順を示す流れ図である。
買上実績データを確認したい会員は、例えばトップ画面G1に表示されているレシートアイコン73にタッチする。そうすると、タッチパネル65の画面がレシート一覧画面G5(図21を参照)に切り替わる。図21に示すように、レシート一覧画面G5には、月毎の合計金額が表示される。また、いずれかの月の欄にタッチすると、その月に発生した電子レシート情報の簡易情報である日付と店名と取引金額とが表示される。さらに、簡易情報の欄にタッチすると、その簡易情報から決定される電子レシート情報のレシート画像が表示される。このような電子レシート情報の表示制御は周知の技術なので、ここでの説明は省略する。
図21に示すように、レシート一覧画面G5には、集計アイコン78が表示される。買上実績データを確認したい会員は、集計アイコン78にタッチする。そうすると、タッチパネル65の画面が集計項目の選択画面G6(図22を参照)に切り替わる。図22に示すように、選択画面G6には、取引別アイコン791、日別アイコン792、週別アイコン793、月別アイコン794等が表示される。取引別アイコン791は、取引単位の買上実績データを確認する場合に会員がタッチする。日別アイコン792は、一日単位の買上実績データを確認する場合に会員がタッチする。週別アイコン793は、一週間単位の買上実績データを確認する場合に会員がタッチする。月別アイコン794は、一か月単位の買上実績データを確認する場合に会員がタッチする。
例えば会員が取引別アイコン791にタッチすると、タッチパネル65に日付と店名の入力ボックスが表示されるので、会員は、買上実績データを確認したい取引を行った日付と店名を入力する。そうすると、情報端末6のプロセッサ61は、日付と店舗コードとを集計条件データとする集計要求コマンドを作成する。
例えば会員が日別アイコン792にタッチすると、タッチパネル65に日付の入力ボックスが表示されるので、会員は、買上実績データを確認したい日付を入力する。そうすると、情報端末6のプロセッサ61は、日付を集計条件データとする集計要求コマンドを作成する。
例えば会員が週別アイコン793にタッチすると、タッチパネル65に週の入力ボックスが表示されるので、会員は、買上実績データを確認したい週を入力する。そうすると、情報端末6のプロセッサ61は、週を集計条件データとする集計要求コマンドを作成する。
例えば会員が月別アイコン794にタッチすると、タッチパネル65に月の入力ボックスが表示されるので、会員は、買上実績データを確認したい月を入力する。そうすると、情報端末6のプロセッサ61は、月を集計条件データとする集計要求コマンドを作成する。
集計要求コマンドが作成されると、プロセッサ61は、この集計要求コマンドをセンタサーバ32宛に送信する。すなわちプロセッサ61は、電子レシート管理領域W1から会員IDを読み込む。そしてプロセッサ61は、この会員IDを含む集計要求コマンドをセンタサーバ32に送信するように無線ユニット66に通知する。
この通知を受けて、無線ユニット66は、センタサーバ32の通信アドレスを送信先アドレスとし、情報端末6の通信アドレスを送信元アドレスとする集計要求コマンドを無線送信する。この集計要求コマンドには、電子レシート管理領域W1内の会員IDが含まれる。無線送信された集計要求コマンドは、基地局5で受信され、ネットワーク4を経由してセンタサーバ32に送信される。
集計要求コマンドを受信したセンタサーバ32のプロセッサ321は、図24の流れ図に示す処理を実行する。この処理は、電子クーポン管理プログラムP4にしたがったものである。なお、図24に示すとともに以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
集計要求コマンドの受信処理を開始すると、プロセッサ321は、Act101として初期化を行う。この初期化により、メインメモリ322のワークエリアに第1、第2及び第3の各領域が確保される。初期化を終えると、プロセッサ321は、Act102として集計要求コマンドから会員IDを取得する。そしてプロセッサ321は、Act103として電子レシートサーバ31に対し、集計要求コマンドから取得した会員IDで電子レシート情報の収集を指令する。この指令を受けた電子レシートサーバ31のプロセッサ311は、レシートファイルFL1を検索し、該当する会員IDを含む電子レシートレコードFL1Rから電子化されたレシートデータ、いわゆる電子レシート情報を取得して、センタサーバ32に送る。
一方、センタサーバ32のプロセッサ321は、Act104として集計要求コマンドから集計条件データを取得し、第1領域に格納する。そしてプロセッサ321は、Act105として電子レシートサーバ31から電子レシート情報を受け取る毎に、Act106としてその電子レシート情報が集計条件を満足するか否かを判定する。
例えば集計条件データが日付と店舗コードであった場合、このデータと日付及び店舗コードが一致する電子レシート情報が集計条件を満足する。それ以外の電子レシート情報は、集計条件を満足しない。例えば集計条件データが日付であった場合、このデータと日付が一致する電子レシート情報が集計条件を満足する。それ以外の電子レシート情報は、集計条件を満足しない。例えば集計条件データが週であった場合、このデータと日付の週が一致する電子レシート情報が集計条件を満足する。それ以外の電子レシート情報は、集計条件を満足しない。例えば集計条件データが月であった場合、このデータと日付の月が一致する電子レシート情報が集計条件を満足する。それ以外の電子レシート情報は、集計条件を満足しない。
集計条件を満足する電子レシート情報を検出すると(Act106にてYES)、プロセッサ321は、Act107としてその電子レシート情報を第2領域に格納する。次いでプロセッサ321は、Act108としてこの電子レシート情報に使用クーポンデータが含まれているか確認する。使用クーポンデータが含まれている場合(Act108にてYES)、プロセッサ321は、Act109としてその使用クーポンデータを電子レシート情報から抽出し、第3領域に格納する。このとき、使用クーポンデータは、第2領域からクリアされる。
電子レシート情報が集計条件を満足しない場合には(Act106にてNO)、プロセッサ321は、Act107〜Act109の処理を実行しない。また、使用クーポンデータが含まれていない場合には(Act108にてNO)、プロセッサ321は、Act109の処理を実行しない。
電子レシートサーバ31のプロセッサ311は、レシートファイルFL1の検索を終えると、センタサーバ32に対して検索終了を通知する。センタサーバ32のプロセッサ321は、Act110として検索終了の通知を受けたか確認する。検索終了通知ではなく、次の電子レシート情報を受け取ったならば(Act110にてNO)、プロセッサ321は、Act105以降の処理を前記と同様に実行する。
ここに、センタサーバ32のプロセッサ321は、通信インターフェース325及び電子レシートサーバ31のプロセッサ311と協働して、取得手段を構成する。すなわちプロセッサ321は、会員IDを含む集計要求コマンドの受信に応答して、当該集計要求コマンドに含まれる会員IDと関連付けられてレシートファイルFL1に記憶されている電子レシート情報を取得する。より詳しくは、集計要求コマンドに含まれる会員IDと関連付けられてレシートファイルFL1に記憶されている電子レシート情報のうち、当該集計要求コマンドに含まれる集計条件を満足する電子レシート情報を取得する。
検索終了通知を受け取ったならば(Act110にてYES)、プロセッサ321は、Act111として電子レシート情報の集計処理を行う。具体的にはプロセッサ321は、第2領域に格納された電子レシート情報から得られる販売金額を食費、雑貨等の分類別に合算する。またプロセッサ321は、第3領域に格納された使用クーポンデータから得られる値引額を合算する。なお、複数の小売店舗のPOSシステム2が含まれる電子レシートシステム1においては、各店舗で使用する分類コードを統一させるか、電子レシートシステム1で共通の分類コードを設定し、センタサーバ32が各店舗の分類コードを共通分類コードに変換するためのデータテーブルを備えることで、販売金額を分類別に合算できる。
ここに、プロセッサ321は、集計手段を構成する。すなわちプロセッサ321は、第3領域に格納された使用クーポンデータから、取引の会計から値引された金額、すなわちその使用クーポンデータに含まれる値引額を集計する。
プロセッサ321は、Act112として集計画面データを作成する。そしてプロセッサ321は、この集計画面データを集計要求コマンド送信元の情報端末6に送信するように通信インターフェース325に通知する。
この通知を受けて、通信インターフェース325は、集計要求コマンドの送信元である情報端末6の通信アドレスを送信先とし、センタサーバ32の通信アドレスを送信元とする集計画面データをネットワーク4上に送信する。
ここに、プロセッサ321は、通信インターフェース325と協働して、送信手段を構成する。すなわちプロセッサ321は、第3領域に格納された使用クーポンデータの値引額を合算した金額を含む集計画面データを、集計要求コマンドの送信元に送信する。
ネットワーク4上に送信された集計画面データは、基地局5から無線送信され、送信先の通信アドレスを有する情報端末6で受信される。その結果、情報端末6のタッチパネル65には集計画面G7(図23を参照)が表示される。
図23は、月単位の集計画面G7である。図23に示すように、集計画面G7には、食費、雑貨等の分類別に1か月間の販売金額が合算された集計金額が表示される。また、同じ月に使用した電子クーポン情報によって値引きされた金額の合計も集計画面G7に表示される。特に図23の画面例では、値引金額の合計が、電子レシート会員であるからこそ受けられた恩恵であることをユーザに通知するメッセージとともに表示されている。
このように、会員が情報端末6を操作して、例えば1か月間に発行された電子レシート情報から、その間に買い上げた商品の分類別合計金額を確認しようとすると、この分類別合計金額とともに、その間に会員が使用した電子クーポン情報で値引された金額の合計金額が情報端末6の画面に表示される。したがって、会員に対し、クーポンを使用したことにより受けた恩恵を実感させることができる。ここでクーポンは、レシートを電子レシート情報として受け取る会員に対して配信される電子クーポン情報である。つまり、電子レシート会員になることで受けられる恩恵であるので、電子レシートシステムの普及拡大に寄与できる。
[変形例]
前記実施形態では、POS端末21が電子レシート会員との商取引で生成した電子レシート情報をセンタサーバ32に送信し、センタサーバ32での処理を終えた後、センタサーバ32が電子レシートサーバ31に電子レシート情報を転送した。この点については、POS端末21が電子レシートサーバ31に電子レシート情報を送信し、電子レシートサーバ31が電子レシート情報をレシートファイルFL1に保存するとともにセンタサーバ32に転送するようにしてもよい。あるいは、POS端末21が電子レシートサーバ31とセンタサーバ32と対して並行して電子レシート情報を送信してもよい。
前記実施形態では、センタサーバ32のプロセッサ321が、集計要求コマンドに対する情報処理を実行した。この点については、電子レシートサーバ31のプロセッサ311が、集計要求コマンドに対する情報処理を実行してもよい。
また、必ずしもサーバシステム3が、電子レシートサーバ31とセンタサーバ32とを備えていなくてもよい。1つのサーバ装置が電子レシートサーバ31としての機能とセンタサーバ32としての機能とを兼用することも可能である。あるいは、POSシステム2を構成する店舗サーバ22が、電子レシートサーバ31及びセンタサーバ32としての機能を有してもよい。その場合、電子レシートシステム1からサーバシステム3は省略される。
前記実施形態では、使用クーポンデータの値引額等を会計別、日別、週別、月別に集計する場合を例示した。集計単位はこれに限定されるものではない。例えば年単位で集計してもよい。また、電子レシート情報には店舗コードが含まれているので、店舗コード別に集計することも可能である。また前記実施形態では、商品販売データについては商品の分類別に集計したが、分類別でなくてもよい。例えば各取引の合計金額を合算した金額と、それらの取引で使用したクーポンによる値引額を合算した金額とを対比させて情報端末6の画面に表示させても、クーポンの利用に伴う恩恵を会員に実感させるという作用効果を十分に奏するものである。
前記実施形態では、レシート一覧画面G5に集計アイコン78を配置した。例えばトップ画面G1に集計アイコン78を配置してもよい。
なお、サーバ装置(電子レシートサーバ31及びセンタサーバ32)の譲渡は一般に、前記実施形態のプログラムがメインメモリに記憶された状態にて行われる。しかしこれに限らず、サーバ装置が備える書き込み可能な記憶デバイスに、このサーバ装置とは個別に譲渡されたプログラムがユーザなどの操作に応じて書き込まれてもよい。プログラム等の譲渡は、リムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により行うことができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。また、プログラムのインストールやダウンロードにより得る機能は、装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と協働してその機能を実現させるものであってもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]電子化されたクーポンの使用により取引の会計から値引された金額を含む取引の明細を示すレシートを電子化した電子レシート情報を、その取引の対象である客を識別する客識別情報と関連付けて記憶する記憶部と、前記客識別情報を含む集計要求コマンドの受信に応答して、前記記憶部から、当該集計要求コマンドに含まれる前記客識別情報と関連付けられて記憶されている前記電子レシート情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得した前記電子レシート情報から、前記値引された金額を集計する集計手段と、前記集計手段により集計された金額を含むデータを、前記集計要求コマンドの送信元に送信する送信手段と、を具備したことを特徴とするサーバ装置。
[2]前記集計要求コマンドは、さらに前記電子レシート情報の集計条件を含み、前記取得手段は、前記集計要求コマンドに含まれる前記客識別情報と関連付けられて前記記憶部に記憶されている前記電子レシート情報のうち、当該集計要求コマンドに含まれる集計条件を満足する前記電子レシート情報を取得する、ことを特徴とする付記[1]記載のサーバ装置。
[3]前記取得手段により取得した前記電子レシート情報から、取引された商品の金額を集計する第2の集計手段、をさらに具備し、前記送信手段は、前記集計手段により集計された金額と前記第2の集計手段で集計された金額とを含むデータを、前記集計要求コマンドの送信元に送信する、ことを特徴とする付記[1]または[2]記載のサーバ装置。
[4]前記送信手段は、前記集計要求コマンドの送信元である端末の画面に前記集計された金額を表示させるデータを送信する、ことを特徴とする付記[1]乃至[3]のうちいずれか1に記載のサーバ装置。
[5]付記[1]乃至[4]のうちいずれか1に記載のサーバ装置と、取引の決済により電子レシート情報を生成し、この電子レシート情報を前記サーバ装置に出力する会計装置と、を備えたことを特徴とする電子レシートシステム。
[6]電子化されたクーポンの使用により取引の会計から値引された金額を含む当該取引の明細を示すレシートを電子化した電子レシート情報を、その取引の対象である客を識別する客識別情報と関連付けて記憶する記憶部に対して情報の入出力を行うコンピュータに、前記客識別情報を含む集計要求コマンドの受信に応答して、前記記憶部から、当該集計要求コマンドに含まれる前記客識別情報と関連付けられて記憶されている前記電子レシート情報を取得する機能、前記取得した前記電子レシート情報から、前記値引された金額を集計する機能、及び前記集計された金額を含むデータを、前記集計要求コマンドの送信元に送信する機能、として実現させるためのプログラム。
1…電子レシートシステム、2…POSシステム、3…サーバシステム、4…ネットワーク、5…基地局、6…情報端末、21…POS端末(会計装置)、31…電子レシートサーバ(サーバ装置)、32…センタサーバ(サーバ装置)、FL1…レシートファイル(記憶部)、FL2…会員ファイル、FL3…クーポンファイル、FL4…配信管理ファイル。

Claims (9)

  1. 表示部と、
    消費者を識別する識別情報を記憶部に記憶する記憶手段と、
    電子レシート情報を確認するための第1のアイコンと電子クーポン情報を確認するための第2のアイコンとを前記表示部に表示する第1表示手段と、
    前記第1のアイコンが操作されると、前記識別情報に関連付けられた電子レシート情報の少なくとも店名と日付、及び、月毎の合計金額を含む一覧画像を前記表示部に表示する第2表示手段と、
    前記第2のアイコンが操作されると、前記識別情報で識別される消費者が使用可能な電子クーポン情報の少なくとも値引の対象となる商品の名称と当該値引に関連する金額の情報とを含む一覧画像を前記表示部に表示する第3表示手段と、を具備する、情報端末。
  2. 前記第1表示手段は、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンとを前記表示部に同時に表示する、請求項1記載の情報端末。
  3. 前記第3表示手段は、前記消費者が使用可能な電子クーポン情報が存在しない場合には、クーポン無しを前記表示部に表示する、請求項1又は2記載の情報端末。
  4. 表示部、及び、消費者を識別する識別情報を記憶する記憶部を備えた情報端末のコンピュータを、
    電子レシート情報を確認するための第1のアイコンと電子クーポン情報を確認するための第2のアイコンとを前記表示部に表示する第1表示手段、
    前記第1のアイコンが操作されると、前記識別情報に関連付けられた電子レシート情報の少なくとも店名と日付、及び、月毎の合計金額を含む一覧画像を前記表示部に表示する第2表示手段、及び、
    前記第2のアイコンが操作されると、前記識別情報で識別される消費者が使用可能な電子クーポン情報の少なくとも値引の対象となる商品の名称と当該値引に関連する金額の情報とを含む一覧画像を前記表示部に表示する第3表示手段、として機能させるためのプログラム。
  5. 前記第1表示手段は、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンとを前記表示部に同時に表示する、請求項4記載のプログラム。
  6. 前記第3表示手段は、前記消費者が使用可能な電子クーポン情報が存在しない場合には、クーポン無しを前記表示部に表示する、請求項4又は5記載のプログラム。
  7. 表示部、及び、消費者を識別する識別情報を記憶する記憶部を備えた情報端末の表示制御方法であって、
    第1表示手段が、電子レシート情報を確認するための第1のアイコンと電子クーポン情報を確認するための第2のアイコンとを前記表示部に表示し、
    前記第1のアイコンが操作されると、第2表示手段が、前記識別情報に関連付けられた電子レシート情報の少なくとも店名と日付、及び、月毎の合計金額を含む一覧画像を前記表示部に表示し、
    前記第2のアイコンが操作されると、第3表示手段が、前記識別情報で識別される消費者が使用可能な電子クーポン情報の少なくとも値引の対象となる商品の名称と当該値引に関連する金額の情報とを含む一覧画像を前記表示部に表示する、表示制御方法。
  8. 前記第1表示手段は、前記第1のアイコンと前記第2のアイコンとを前記表示部に同時に表示する、請求項7記載の表示制御方法。
  9. 前記第3表示手段は、前記消費者が使用可能な電子クーポン情報が存在しない場合には、クーポン無しを前記表示部に表示する、請求項7又は8記載の表示制御方法。
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