JP2019219744A - 負荷テストシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 負荷の時間的に変動を考慮してメンテナンスサービスシステムに対して負荷テストを行い、その負荷テストの結果を当該メンテナンスサービスシステムに反映する。【解決手段】 模擬マシン処理部12は、負荷テストにおいて所定の負荷テストシナリオに従って市場稼働マシン101を模擬してメンテナンス情報をメンテナンスサービスシステムへ送信する。ここで、メンテナンスサービスシステムは、リソースの稼働率に応じて、リソースを所定の上限値および所定の下限値の間で適応的に増減させており、監視サーバー21は、負荷テストにおけるリソースの稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、メンテナンスサービスシステム102の上限値および下限値の少なくとも一方を変化させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、負荷テストシステムに関するものである。
あるシステムは、被管理プリンターと、被管理プリンターの機器設定情報を取得する統合管理装置とを備えており、このシステムのソフトウェア評価システムでは、各シミュレーターエージェントPCが、複数の転送処理部として機能し、転送処理部と同数の被管理プリンターを模擬して、負荷テストが行われる(例えば特許文献1参照)。
上述のシステムでは、複数台の被管理プリンターを模擬して負荷テストを行うことができるものの、管理すべきマシンが多数であり、時間とともに、稼働中のマシンの数が大きく変化する場合、管理側のシステムの負荷も時間とともに変化するため、上述のシステムでは、負荷の時間的に変動を考慮して負荷テストを行い、適切な負荷テストの結果を管理側のシステムに反映させることは困難である。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、負荷の時間的に変動を考慮してメンテナンスサービスシステムに対して負荷テストを行い、その負荷テストの結果を当該メンテナンスサービスシステムに反映する負荷テストシステムを得ることを目的とする。
本発明に係る負荷テストシステムは、複数の市場稼働マシンからメンテナンス情報を収集し前記メンテナンス情報に対応するメンテナンスサービスを実行するメンテナンスサービスシステムに対する負荷テストを実行する負荷テストシステムであり、前記負荷テストにおいて所定の負荷テストシナリオに従って、前記市場稼働マシンを模擬してメンテナンス情報を前記メンテナンスサービスシステムへ送信する模擬マシン処理部と、前記負荷テストにおける前記メンテナンスサービスシステムにおけるリソースの稼働率を監視する監視サーバーとを備える。前記メンテナンスサービスシステムは、前記リソースの稼働率に応じて、前記リソースを所定の上限値および所定の下限値の間で適応的に増減させる。そして、前記監視サーバーは、前記負荷テストにおける前記リソースの稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、前記メンテナンスサービスシステムの前記上限値および前記下限値の少なくとも一方を変化させる。
本発明によれば、負荷の時間的に変動を考慮してメンテナンスサービスシステムに対して負荷テストを行い、その負荷テストの結果を当該メンテナンスサービスシステムに反映する負荷テストシステムが得られる。
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る負荷テストシステムの構成を示すブロック図である。図1に示す負荷テストシステム1は、複数の市場稼働マシン101からメンテナンス情報を収集しそのメンテナンス情報に対応するメンテナンスサービスを実行するメンテナンスサービスシステム102に対する負荷テストを実行する。
市場稼働マシン101は、販売済みの電子機器(ここでは、プリンター、複合機などの画像形成装置)であって、ユーザーのサイトに設置され、インターネットなどの広域ネットワーク103に接続されている。市場稼働マシン101は、自律的にまたはメンテナンスサービスシステム102からの要求に応じて、メンテナンス通知として、自機のメンテナンス情報をメンテナンスサービスシステム102へ送信する。
また、メンテナンスサービスシステム102は、メンテナンスサーバー111、データベースサーバー112、およびマスターサーバー113を備える。
1または複数のメンテナンスサーバー111は、それぞれ、広域ネットワーク103を介して、メンテナンスサービスのために、複数の市場稼働マシン101からメンテナンス情報を取得し、取得したメンテナンス情報に対応するメンテナンスサービスを実行する。なお、メンテナンスサーバー111が複数設置される場合、複数のメンテナンスサーバー111は、互いに同一のサーバーであって、複数のメンテナンスサーバー111に対して負荷分散が適宜行われる。
メンテナンス情報としては、プリント枚数などのカウンター情報、エラー情報などが含まれる。カウンター情報は、例えば、市場稼働マシン101の起動時などに送信される。エラー情報は、市場稼働マシン101のエラー(内部デバイスの故障、消耗品切れなど)の発生時に送信される。
メンテナンスサービスとしては、カウンター情報に基づくカウント値の集計や課金計算など、エラー情報に対応するエラー処理(サービスパーソンへの通知、エラー発生した市場稼働マシン101の機器状態情報の取得および分析、エラー発生した市場稼働マシン101に対するリモート設定変更など)、ファームウェア更新、リモートディスプレイ共有(つまり、市場稼働マシン101の表示画面の画像をサービスパーソンの端末装置に表示させて、表示画面をユーザーとサービスパーソンとで共有可能とする処理)などが含まれる。メンテナンスサーバー111が、これらの動作を行うと、その動作の動作ログをデータベースサーバー112で記録する。なお、動作ログには、例えば、動作の対象となった市場稼働マシン101の識別子、動作種別(上述のようなメンテナンスサービスの種別)、動作時間(例えば開始時間および終了時間)などの情報が含まれる。例えば、動作種別がエラー処理である場合、所定条件に従って、市場稼働マシン101の機器状態情報に応じたリモート設定変更が行われる。つまり、エラー処理の場合、市場稼働マシン101の機器状態情報に応じてメンテナンスサーバー111の負荷が異なる。
データベースサーバー112は、データベースで、稼働中の1または複数のメンテナンスサーバー111の動作ログ(つまり、メンテナンス情報に基づくメンテナンスサービスの動作のログ)を格納し管理する。動作ログは、例えば、市場稼働マシン101の識別子をキーとして、データベースサーバー112におけるデータベースで管理される。
マスターサーバー113は、1または複数のメンテナンスサーバー111の動作状態を制御する。具体的には、マスターサーバー113は、メンテナンスサービスシステム102(メンテナンスサーバー111)のリソースの稼働率に応じて、そのリソースを所定の上限値および所定の下限値の間で適応的に増減させる。
なお、これらのサーバー111,112,113は、1または複数のコンピューターにおいてプログラムを実行することで実現され、また、そのコンピューターは、ネットワークインターフェイスなどメンテナンスサービスに必要な通信装置およびインターフェイスを適宜備える。
また、例えば、メンテナンスサーバー111、データベースサーバー112、およびマスターサーバー113は、クラウドシステムとして実現され、メンテナンスサーバー111は、サーバーマシンで稼働する1または複数の仮想マシン上で動作し、マスターサーバー113は、仮想マシンの稼働数およびメンテナンスサーバー111の稼働数を指定する。
図1に示すように、負荷テストシステム1は、複数の仮想マシン11、仮想マシン11上で動作する複数の模擬マシン処理部12、並びに、仮想マシン11の稼働数、仮想マシン11上で動作する模擬マシン処理部12の稼働数および模擬マシン処理部12の動作を指定する制御サーバー13を備える。さらに、負荷テストシステム1は、監視サーバー21を備える。
なお、仮想マシン11、模擬マシン処理部12、制御サーバー13、および監視サーバー21は、1または複数のコンピューター(サーバーマシン)においてプログラムを実行することで実現され、また、そのコンピューターは、ネットワークインターフェイスなど、負荷テストに必要な通信装置およびインターフェイスを適宜備える。
1つの仮想マシン11上では、1または複数の模擬マシン処理部12が動作する。各模擬マシン処理部12は、負荷テストにおいて、後述の負荷テストシナリオに従って、市場稼働マシン101を模擬し、制御サーバー13により指定された動作(指定されたスケジュールでの模擬メンテナンス通知の送信)を行う。
制御サーバー13は、仮想マシン11および模擬マシン処理部12を制御して、負荷テストを実行する。例えば、仮想マシン11、模擬マシン処理部12および制御サーバー13は、クラウドサービスで実現され、制御サーバー13は、広域ネットワーク103に接続されたユーザー端末装置から、広域ネットワーク103を介して、ユーザー操作に基づく指令を受け付け、その指令に従って、負荷テストを実行する。
制御サーバー13は、(a)メンテナンスサービスシステム102から動作ログを収集し、(b)その動作ログに基づいて、負荷テストシナリオを生成し、(c)その負荷テストシナリオに従って、仮想マシン11の稼働数、仮想マシン11上で動作する模擬マシン処理部12の稼働数、および模擬マシン処理部12の動作を時間的に変化させて負荷テストを実行する。
なお、負荷テストシナリオは、時間帯ごとの、仮想マシン11の稼働数、模擬マシン処理部12の稼働数、および各模擬マシン処理部12の動作を示すデータである。
例えば、制御サーバー13は、メンテナンスサービスシステム102のマスターサーバー113に所定期間(例えば、1日、1週間、1ヶ月など)の動作ログの送信要求を送信し、マスターサーバー113は、その送信要求を受け付けると、指定された期間の動作ログをデータベースサーバー112から読み出し、その送信要求の応答として、制御サーバー13へ送信する。
具体的には、制御サーバー13は、動作ログにおけるイベント項目(上述の動作種別)ごとにイベント数をカウントし、イベント項目ごとのイベント数に従って負荷テストシナリオを生成する。
例えば、制御サーバー13は、(a)その動作ログに基づき、複数の時間帯のそれぞれにおける、イベント項目ごとのイベント数を特定し、(b)負荷テストの期間を複数の時間帯に分割し、各時間帯において、特定したイベント数だけそのイベント項目の動作が行われるように、メンテナンス情報の内容および通知タイミングを決定することで、負荷テストシナリオを生成する。例えば、制御サーバー13は、(a)負荷テストシナリオの期間長(例えば1日)の所定倍数の期間(例えば30日)分の動作ログを収集し、(b)負荷テストシナリオの期間(つまり、負荷テストの期間)を分割した複数の時間帯における各時間帯について、(b1)所定倍数分の動作ログから、その時間帯でメンテナンスサーバー111の負荷が最も大きいメンテナンスサービスを特定し、(b2)その特定したメンテナンスサービスの動作を、負荷テストシナリオにおける模擬マシン処理部12の動作に設定する。具体的には、負荷テストシナリオの期間が1日であり、30日分の動作ログが収集された場合、例えば、その1日が、長さが1時間である24の時間帯に分割され、各時間帯0:00〜1:00,・・・,23:00〜24:00の第1日から第30日までの動作ログに対応するメンテナンスサービスのうち、メンテナンスサーバー111の負荷が最も大きい第i日(i=1,・・・,30)の動作ログに対応するメンテナンスサービスが特定され、その第i日の動作ログに対応するメンテナンスサービスの動作が設定される。
また、制御サーバー13は、その動作ログに基づいてメンテナンスサービスシステムの過去の負荷変動を特定し、特定した過去の負荷変動に基づいて、将来の負荷変動を予測し、予測した将来の負荷変動に従って負荷テストシナリオを生成するようにしてもよい。
例えば、制御サーバー13は、過去の複数の時点における所定期間の動作ログを取得し、各イベント種別について、その複数時点におけるイベント数に基づいて、イベント数の変動を示す式(例えば1次式)を最小2乗法などで特定し、その式に基づいて、将来の所定の時点のイベント数を予測し、予測したイベント数に基づいて、負荷テストシナリオを生成する。
例えば、制御サーバー13は、最新の所定期間(例えば1週間)の動作ログと、1ヶ月前の所定期間(例えば1週間)の動作ログとを取得し、各イベント種別について、所定期間内の各時間帯におけるイベント数に基づいて、イベント数の変動を示す1次式を最小2乗法で特定し、その式に基づいて、1ヶ月後のイベント数を予測し、予測したイベント数に基づいて、負荷テストシナリオを生成する。
また、市場稼働マシン101の機種に応じてイベント種別が異なる場合には、制御サーバー13は、過去の複数の時点における所定期間の動作ログを取得し、各イベント種別について、上述のように、将来の所定の時点のイベント数を予測する際に、そのイベント種別のメンテナンスサービスが実行される機種の、過去の複数の時点における台数の変化を考慮して、イベント数を予測するようにしてもよい。例えば、そのような機種の台数が増加した場合には、その増加割合に応じて、イベント数を増加させて予測し、例えば、そのような機種の台数が減少した場合には、その減少割合に応じて、イベント数を減少させて予測するようにしてもよい。
また、制御サーバー13は、生成した負荷テストシナリオを示すシナリオデータをエクスポートするとともに、シナリオデータをインポートし、インポートしたシナリオデータに従って負荷テストを実行してもよい。例えば、ユーザーが、ユーザー端末装置を操作して、制御サーバー13にアクセスし、制御サーバー13にシナリオデータをエクスポートさせて、制御サーバー13からユーザー端末装置へダウンロードする。また、例えば、ユーザーが、ユーザー端末装置を操作して、制御サーバー13にアクセスし、ユーザー端末装置から制御サーバー13にアップロードし、制御サーバー13にシナリオデータをインポートさせる。
また、監視サーバー21は、負荷テストにおけるメンテナンスサービスシステム102におけるリソースの稼働率を監視する。そして、監視サーバー21は、負荷テストにおける上述のリソースの稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、メンテナンスサービスシステム102のリソースの変動幅を規定する上限値および下限値の少なくとも一方を変化させる。
例えば、監視サーバー21は、広域ネットワーク103を介して、負荷テストの期間中、定期的に、メンテナンスサービスシステム102のマスターサーバー113から上述のリソースの稼働率を取得する。なお、マスターサーバー113は、メンテナンスサーバー111、そのメンテナンスサーバー111が稼働する仮想マシン、そのメンテナンスサーバー111や仮想マシンが稼働するハードウェアとしてのサーバーマシンなどのリソースの稼働率を監視し、その履歴を保持しており、監視サーバー21からの要求に応じて、リソースの稼働率を監視サーバー21へ送信する。
この実施の形態では、メンテナンスサービスシステム102は、プロセッサーおよびメモリーを備えたコンピューター(サーバーマシン)でメンテナンスサービスを実行し、上述のリソースは、当該プロセッサーを含み、上述のリソースの稼働率は、当該プロセッサーの使用率を含み、監視サーバー21は、当該プロセッサーの使用率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、上述の上限値および下限値の少なくとも一方を変化させるようにしてもよい。その場合の、上述の上限値は、当該プロセッサーの処理速度の上限値であり、上述の下限値は、当該プロセッサーの処理速度の下限値である。つまり、当該プロセッサーの使用率の最大値が所定の上限閾値を超えた場合、上述の上限値が所定値または所定割合だけ高くなるように変更され、当該プロセッサーの使用率の最小値が所定の下限閾値未満になった場合、上述の下限値が所定値または所定割合だけ低くなるように変更される。なお、リソースとしての当該プロセッサーの処理速度を変更する場合、当該プロセッサーの動作クロックが変更されたり、稼働中のコンピューターが、異なる処理速度を有するプロセッサーを備える別のコンピューターへ切り替えられたりする。
また、この実施の形態では、メンテナンスサービスシステム102は、プロセッサーおよびメモリーを備えたコンピューター(サーバーマシン)でメンテナンスサービスを実行し、上述のリソースは、メンテナンスサービスのために上述のメモリーに割り当てられたメモリー領域を含み、上述のリソースの稼働率は、そのメモリー領域の使用率を含み、監視サーバー21は、そのメモリー領域の使用率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、上述の上限値および下限値の少なくとも一方を変化させるようにしてもよい。
その場合の、上述の上限値は、そのメモリー領域の使用率の上限値であり、上述の下限値は、そのメモリー領域の使用率の下限値である。つまり、当該メモリー領域の使用率の最大値が所定の上限閾値を超えた場合、上述の上限値が所定値または所定割合だけ高くなるように変更され、当該メモリー領域の使用率の最小値が所定の下限閾値未満になった場合、上述の下限値が所定値または所定割合だけ低くなるように変更される。
その場合の、上述の上限値は、そのメモリー領域の使用率の上限値であり、上述の下限値は、そのメモリー領域の使用率の下限値である。つまり、当該メモリー領域の使用率の最大値が所定の上限閾値を超えた場合、上述の上限値が所定値または所定割合だけ高くなるように変更され、当該メモリー領域の使用率の最小値が所定の下限閾値未満になった場合、上述の下限値が所定値または所定割合だけ低くなるように変更される。
また、この実施の形態では、メンテナンスサービスシステム102は、プロセッサーおよびメモリーをそれぞれ備えた複数のコンピューター(サーバーマシン)でメンテナンスサービスを実行し、上述のリソースは、当該複数のコンピューターであって、上述のリソースの稼働率は、当該複数のコンピューターの稼働台数を含み、監視サーバー21は、当該複数のコンピューターについての、プロセッサーの使用率の総和の最大値および最小値、並びにメンテナンスサービスのためにメモリーに割り当てられたメモリー領域の使用率の総和の最大値および最小値の少なくとも1つに基づいて、上述の上限値および下限値の少なくとも一方を変化させるようにしてもよい。その場合の、上述の上限値は、当該複数のコンピューターの稼働台数の上限値であり、上述の下限値は、当該複数のコンピューターの稼働台数の下限値である。つまり、当該プロセッサーの使用率の総和の最大値および当該メモリー領域の使用率の総和の最大値の少なくとも一方が所定の上限閾値を超えた場合、上述の上限値が所定値または所定割合だけ高くなるように変更され、当該プロセッサーの使用率の総和の最小値および当該メモリー領域の使用率の総和の最小値の少なくとも一方が所定の下限閾値未満になった場合、上述の下限値が所定値または所定割合だけ低くなるように変更される。
また、この実施の形態では、メンテナンスサービスシステム102は、メンテナンスサービスを実行する1または複数のメンテナンスサーバー111を稼働する仮想マシンを備え、上述のリソースは、当該仮想マシンを含み、上述のリソースの稼働率は、仮想マシンの稼働数を含み、監視サーバー21は、メンテナンスサーバー111の稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、上述の上限値および下限値の少なくとも一方を変化させるようにしてもよい。その場合の、上述の上限値は、当該仮想マシンの稼働数の上限値であり、上述の下限値は、当該仮想マシンの稼働数の下限値である。
なお、この実施の形態では、複数のメンテナンスサーバー111に対して負荷分散が行われており、メンテナンスサーバー111の稼働率は、負荷テストにおける各時点でのメンテナンスサーバー111の稼働数とメンテナンスサーバー111の総数(定数)との比とされる。
次に、上記負荷テストシステム1の動作について説明する。図2は、図1に示す負荷テストシステムの動作について説明するシーケンス図である。
通常動作において、市場稼働マシン101は、予め規定されているタイミングで各種のメンテナンス通知をメンテナンスサービスシステム102へ送信する(ステップS1)。
メンテナンスサービスシステム102では、メンテナンスサーバー111が、メンテナンス通知を受信すると、メンテナンス通知に含まれるメンテナンス情報に対応するメンテナンスサービスを実行し(ステップS2)、実行したメンテナンスサービスに対応する動作ログを、データベースサーバー112を使用してデータベースに記録する(ステップS3)。
このようにして、複数の国といった様々な地域で設置され広域ネットワーク103に接続された多数の市場稼働マシン101のメンテナンスサービスがメンテナンスサービスシステム102により実行される。
負荷テストシステム1では、制御サーバー13は、図示せぬユーザー端末装置からの指令に従って、まず、所定期間の動作ログの送信要求を、メンテナンスサービスシステム102のマスターサーバー113へ送信する(ステップS11)。
マスターサーバー113は、その送信要求を受け付けると、指定された期間の動作ログを、データベースサーバー112を使用してデータベースから読み出し、応答として、制御サーバー13に送信する(ステップS12)。
このとき、制御サーバー13は、その期間におけるすべての市場稼働マシン101のメンテナンス情報に対応する動作ログを送信させるようにしてもよいし、送信要求において所定条件を指定し、その条件を満たす動作ログを抽出させ、抽出された動作ログを送信させるようにしてもよい。
その所定条件としては、例えば、特定地域の市場稼働マシン101、市場稼働マシン101の機種などで指定される。なお、市場稼働マシン101の設置地域、機種などの属性情報は、予めメンテナンスサービスシステム102(データベースサーバー112に管理されるデータベース)に登録されていてもよいし、メンテナンス通知に含まれるようにしてもよく、その属性情報に基づいて、所定条件を満たす市場稼働マシン101のメンテナンス情報に対応する動作ログが抽出される。
制御サーバー13は、その動作ログをマスターサーバー113から受信し、受信した動作ログに基づいて、上述のようにして負荷テストシナリオを生成する(ステップS13)。
その後、制御サーバー13は、生成した負荷テストシナリオに従って、模擬マシン処理部12を制御して、メンテナンスサービスシステム102に対する負荷テストを実行する(ステップS21)。
負荷テストにおいては、制御サーバー13は、ユーザーにより指定された負荷テストシナリオに従って、各時間帯において、仮想マシン11の稼働数、模擬マシン処理部12の稼働数および各模擬マシン処理部12の動作を特定し、その稼働数の仮想マシン11を起動し、その稼働数の模擬マシン処理部12を実行し、各模擬マシン処理部12に、負荷テストシナリオにより指定された動作スケジュールをセットする。そして、各模擬マシン処理部12は、動作スケジュールで指定されたタイミングで、指定されたメンテナンス情報を模擬メンテナンス通知としてメンテナンスサービスシステム102に送信する。その際、メンテナンス情報がエラー情報である場合において、メンテナンスサーバー111から機器状態情報(各種内部装置の設定や消耗品の状態など)の送信要求が受信されると、模擬マシン処理部12は、負荷テストシナリオにより指定される模擬的な機器状態情報を応答としてそのメンテナンスサーバー111に送信する。
制御サーバー13が負荷テストを開始すると、監視サーバー21は、メンテナンスサービスシステム102のリソースの稼働率の監視を開始し、制御サーバー13が負荷テストを終了するまで、継続的にメンテナンスサービスシステム102のリソースの稼働率の監視を行う(ステップS31)。
負荷テスト終了後、監視サーバー21は、上述のようにして、当該負荷テストにおけるリソースの稼働率の時間的変化に基づいて、当該負荷テストにおけるリソースの稼働率の最大値および最小値を特定し(ステップS32)、当該負荷テストにおけるリソースの稼働率の最大値または最小値が所定条件を満たす場合、メンテナンスサービスシステム102におけるリソース変動幅の上限値または下限値を変更させるパラメーター調整指令をメンテナンスサービスシステム102のマスターサーバー113に送信する(ステップS33)。マスターサーバー113は、その指令を受信すると、指定された上限値または下限値で、リソース変動幅の上限値または下限値を更新する。したがって、その後、マスターサーバー113は、更新後の上限値または下限値に従って、メンテナンスサーバー111のリソースを増減させて、市場稼働マシン101からのメンテナンス通知をメンテナンスサーバー111に処理させる。
なお、このようにして、上限値または下限値を変更した後に、再度、同様に、負荷テストを行い、上限値または下限値を調整するようにしてもよい。
また、稼働中のメンテナンスサービスシステム102とは別の新規のメンテナンスサービスシステム102が、負荷テストの対象としてもよい。稼働中のメンテナンスサービスシステム102を負荷テストの対象とする場合には、制御サーバー13は、そのメンテナンスサービスシステム102のマスターサーバー113にサービス停止指令を送信し、これにより、負荷テスト開始時あるいは開始前に、市場稼働マシン101からのメンテナンス通知の受け付けをそのメンテナンスサービスシステム102に停止させる。なお、その場合、負荷テスト実行中は、例えば、メンテナンス通知を別のメンテナンスサービスシステム102へリダイレクトさせる。また、負荷テストの対象とされるメンテナンスサービスシステム102は、負荷テストシナリオの生成に使用したメンテナンスサービスシステム102とは異なる構成(サーバーマシン性能、メンテナンスサーバー111の数など)のメンテナンスサービスシステムでもよい。
以上のように、上記実施の形態によれば、負荷テストシステム1は、複数の市場稼働マシン101からメンテナンス情報を収集しそのメンテナンス情報に対応するメンテナンスサービスを実行するメンテナンスサービスシステム102に対する負荷テストを実行する。模擬マシン処理部12は、負荷テストにおいて所定の負荷テストシナリオに従って市場稼働マシン101を模擬してメンテナンス情報をメンテナンスサービスシステムへ送信する。監視サーバー21は、負荷テストにおけるメンテナンスサービスシステム102におけるリソースの稼働率を監視する。ここで、メンテナンスサービスシステムは、リソースの稼働率に応じて、リソースを所定の上限値および所定の下限値の間で適応的に増減させており、監視サーバー21は、負荷テストにおけるリソースの稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、メンテナンスサービスシステム102の上限値および下限値の少なくとも一方を変化させる。
これにより、負荷の時間的に変動を考慮してメンテナンスサービスシステム102に対して負荷テストが行われ、その負荷テストの結果が当該メンテナンスサービスシステム102に反映される。
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
本発明は、例えば、画像形成装置のメンテナンスサービスシステム用の負荷テストシステムに適用可能である。
1 負荷テストシステム
12 模擬マシン処理部
21 監視サーバー
101 市場稼働マシン
102 メンテナンスサービスシステム
12 模擬マシン処理部
21 監視サーバー
101 市場稼働マシン
102 メンテナンスサービスシステム
Claims (5)
- 複数の市場稼働マシンからメンテナンス情報を収集し前記メンテナンス情報に対応するメンテナンスサービスを実行するメンテナンスサービスシステムに対する負荷テストを実行する負荷テストシステムにおいて、
前記負荷テストにおいて所定の負荷テストシナリオに従って、前記市場稼働マシンを模擬してメンテナンス情報を前記メンテナンスサービスシステムへ送信する模擬マシン処理部と、
前記負荷テストにおける前記メンテナンスサービスシステムにおけるリソースの稼働率を監視する監視サーバーとを備え、
前記メンテナンスサービスシステムは、前記リソースの稼働率に応じて、前記リソースを所定の上限値および所定の下限値の間で適応的に増減させ、
前記監視サーバーは、前記負荷テストにおける前記リソースの稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、前記メンテナンスサービスシステムの前記上限値および前記下限値の少なくとも一方を変化させること、
を特徴とする負荷テストシステム。 - 前記メンテナンスサービスシステムは、プロセッサーおよびメモリーを備えたコンピューターで前記メンテナンスサービスを実行し、
前記リソースは、前記プロセッサーを含み、
前記リソースの稼働率は、前記プロセッサーの使用率を含み、
前記監視サーバーは、前記プロセッサーの使用率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、前記上限値および前記下限値の少なくとも一方を変化させ、
前記上限値は、前記プロセッサーの処理速度の上限値であり、
前記下限値は、前記プロセッサーの処理速度の下限値であること、
を特徴とする請求項1記載の負荷テストシステム。 - 前記メンテナンスサービスシステムは、プロセッサーおよびメモリーを備えたコンピューターで前記メンテナンスサービスを実行し、
前記リソースは、前記メンテナンスサービスのために前記メモリーに割り当てられたメモリー領域を含み、
前記リソースの稼働率は、前記メモリー領域の使用率を含み、
前記監視サーバーは、前記メモリー領域の使用率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、前記上限値および前記下限値の少なくとも一方を変化させ、
前記上限値は、前記メモリー領域のサイズの上限値であり、
前記下限値は、前記メモリー領域のサイズの下限値であること、
を特徴とする請求項1記載の負荷テストシステム。 - 前記メンテナンスサービスシステムは、プロセッサーおよびメモリーをそれぞれ備えた複数のコンピューターで前記メンテナンスサービスを実行し、
前記リソースは、前記複数のコンピューターであって、
前記リソースの稼働率は、前記複数のコンピューターの稼働台数を含み、
前記監視サーバーは、前記複数のコンピューターについての、前記プロセッサーの使用率の総和の最大値および最小値、並びに前記メンテナンスサービスのために前記メモリーに割り当てられたメモリー領域の使用率の総和の最大値および最小値の少なくとも1つに基づいて、前記上限値および前記下限値の少なくとも一方を変化させること、
前記上限値は、前記複数のコンピューターの稼働台数の上限値であり、
前記下限値は、前記複数のコンピューターの稼働台数の下限値であること、
を特徴とする請求項1記載の負荷テストシステム。 - 前記メンテナンスサービスシステムは、前記メンテナンスサービスを実行するメンテナンスサーバーを稼働する仮想マシンを備え、
前記リソースは、前記仮想マシンを含み、
前記リソースの稼働率は、前記仮想マシンの稼働数を含み、
前記監視サーバーは、前記メンテナンスサーバーの稼働率の最大値および最小値の少なくとも一方に基づいて、前記上限値および前記下限値の少なくとも一方を変化させ、
前記上限値は、前記仮想マシンの稼働数の上限値であり、
前記下限値は、前記仮想マシンの稼働数の下限値であること、
を特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の負荷テストシステム。
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2018
- 2018-06-15 JP JP2018114740A patent/JP2019219744A/ja active Pending
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