JP2019215261A - ダイポールアレイアンテナによる平面状探査対象の方向推定システム及び方法 - Google Patents
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前記坑井内に挿入して使用するダイポールアレイアンテナと、前記探査対象面から前記坑井内に挿入された前記ダイポールアレイアンテナに入射する入射電磁波の前記軸心周りの入射方位角を、前記探査対象面が対向する方向として導出する入射方位角導出部とを備えてなり、前記ダイポールアレイアンテナが、互いに平行に延伸する3以上の受信用のダイポールアンテナ素子を管状の容器内に備え、前記ダイポールアンテナ素子が、前記容器と同軸の仮想円柱面上に、前記仮想円柱面の周方向に分散して配置され、
前記入射方位角導出部は、
前記坑井内に挿入された前記ダイポールアレイアンテナが、前記探査対象面に向けて放射された電磁波であって、前記探査対象面で反射されて入射した前記入射電磁波を受信すると、前記ダイポールアンテナ素子別に受信された前記入射電磁波の信号波形を解析し、前記入射電磁波の前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻を求め、
前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻に基づいて、前記仮想円柱面の周方向の位置と当該位置で前記入射電磁波を受信したときの到達時刻の関係を正弦関数で近似した場合における最も早い到達時刻または最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を特定し、
前記入射電磁波の到来方向と前記坑井の軸心とが成す入射仰角が、0°から90°の間に存在する第1臨界入射仰角と90°から180°の間に存在する第2臨界入射仰角の間の第1入射仰角範囲内にある場合は、前記最も早い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を、前記入射方位角として導出し、前記入射仰角が、0°から180°の範囲内の前記第1入射仰角範囲外の第2入射仰角範囲内にある場合は、前記最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を、前記入射方位角として導出し、
前記第1及び第2臨界入射仰角は、前記入射仰角を0°から180°の範囲内で変化させた場合に、前記入射電磁波の前記容器の軸心方向と平行な電界成分において前記周方向に変化する電界の大きさを前記周方向に変化しない電界の大きさで除した比で表される電界周方向依存性指数が、−20dB以下で極小値となる前記入射仰角として与えられ、前記第1及び第2臨界入射仰角の和が180°であることを第1の特徴とする方向推定システムを提供する。
互いに平行に延伸する3以上の受信用のダイポールアンテナ素子を管状の容器内に備え、前記ダイポールアンテナ素子が、前記容器と同軸の仮想円柱面上に、前記仮想円柱面の周方向に分散して配置されてなるダイポールアレイアンテナを、前記坑井内に挿入する第1の工程と、
前記探査対象面に向けて放射された電磁波であって、前記探査対象面で反射され、前記坑井内に挿入された前記ダイポールアレイアンテナに入射する入射電磁波を受信する第2の工程と、
前記ダイポールアンテナ素子別に受信された前記入射電磁波の信号波形を解析し、前記入射電磁波の前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻を求める第3の工程と、
前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻に基づいて、前記仮想円柱面の周方向の位置と当該位置で前記入射電磁波を受信したときの到達時刻の関係を正弦関数で近似した場合における最も早い到達時刻または最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を特定し、前記探査対象面から前記ダイポールアレイアンテナに入射する前記入射電磁波の前記軸心周りの入射方位角とする第4の工程と、を備え、
前記第4の工程において、前記入射電磁波の到来方向と前記坑井の軸心とが成す入射仰角が、0°から180°の間に存在する第1及び第2臨界入射仰角の間の第1入射仰角範囲内にある場合は、前記最も早い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置に対応する前記入射方位角を、前記探査対象面が前記坑井の軸心に対して対向する方向として導出し、前記入射仰角が0°から180°の範囲内の前記第1入射仰角範囲外の第2入射仰角範囲内にある場合は、前記最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置に対応する前記入射方位角を、前記探査対象面が前記坑井の軸心に対して対向する方向として導出し、
前記第1及び第2臨界入射仰角は、前記入射仰角を0°から180°の範囲内で変化させた場合に、前記入射電磁波の前記容器の軸心方向と平行な電界成分において前記周方向に変化する電界の大きさを前記周方向に変化しない電界の大きさで除した比で表される電界周方向依存性指数が、−20dB以下で極小値となる前記入射仰角として与えられることを第1の特徴とする方向推定方法を提供する。
前記坑井の軸心方向の位置の変化に対して前記時間差が所定値以下の極小値となる当該位置を特異位置として特定した場合、その特定した前記特異位置において前記入射仰角が前記第1及び第2臨界入射仰角の何れか一方に一致すると近似的に推定し、前記坑井の軸心方向の前記特異位置を基準として一方側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあり、前記特異位置を基準として他方側において、前記入射仰角が第2入射仰角範囲内にあると判定して、前記入射方位角を導出することを第3の特徴とする。
前記第1の工程において、前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動する毎に、前記第2の工程乃至前記第4の工程を順次実行するか、或いは、
前記第1の工程において、前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動する毎に、前記第2の工程と前記第3の工程を順次実行し、前記第1の工程乃至前記第3の工程が終了した後に前記第4の工程を実行し、
前記第4の工程において、前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動した各位置での前記最も早い到達時刻と前記最も遅い到達時刻の時間差を導出し、前記坑井の軸心方向の位置の変化に対して前記時間差が所定値以下の極小値となる当該位置を特異位置として特定した場合、その特定した前記特異位置において前記入射仰角が前記第1及び第2臨界入射仰角の何れか一方に一致すると近似的に推定し、前記坑井の軸心方向の前記特異位置を基準として一方側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあり、前記特異位置を基準として他方側において、前記入射仰角が第2入射仰角範囲内にあると判定して、前記入射方位角を導出することを第3の特徴とする。
前記傾斜角が前記第1臨界入射仰角より大きい場合において、
前記入射方位角導出部が、
前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定された場合、前記移動範囲内の前記特異位置を基準として、前記探査対象面を含む平面が前記坑井の軸心と交差する交点側において、前記入射仰角が前記第2入射仰角範囲内にあると判定し、前記交点側と反対側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定し、前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定されない場合、前記移動範囲内の全域において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定することを第4の特徴とする。
前記傾斜角が前記第1臨界入射仰角より大きい場合、
前記第4の工程において、
前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定された場合、前記移動範囲内の前記特異位置を基準として、前記探査対象面を含む平面が前記坑井の軸心と交差する交点側において、前記入射仰角が前記第2入射仰角範囲内にあると判定し、前記交点側と反対側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定し、前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定されない場合、前記移動範囲内の全域において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定することを第4の特徴とする。
図4は、本システム10の概略の構成図である。本システム10は、一例として、一周波数fで利得(振幅)と位相を測定し、この周波数fを掃引することで周波数領域のデータを直接取得するステップ周波数連続波(SFCW)レーダシステムを想定する。本システム10は、入射方位角導出部11、送信用インタフェース部12、受信用インタフェース部13、送信用アンテナ部14、及び、受信用アンテナ部15を備えて構成される。
次に、入射方位角導出部11が行う入射方位角φ0の推定処理の内容について詳細に説明する。本システム10及び本方法は、当該入射方位角φ0の推定処理に特徴がある。当該推定処理は、大別して、以下の4つの工程を備える。
次に、上述の入射方位角φ0の推定処理の変形例について説明する。
次に、上記実施形態の変形例(別実施形態)について説明する。
11 : 入射方位角導出部
111 : ベクトルネットワークアナライザ
112 : パソコン
12 : 送信用インタフェース部
121 : アンプ
122 : 電気/光変換素子
13 : 受信用インタフェース部
131 : アンプ
132 : 光/電気変換素子
14 : 送信用アンテナ部
141 : ダイポールアンテナ素子
142 : ベッセル
15 : 受信用アンテナ部
151 : ダイポールアレイアンテナ
152 : ベッセル
153 : 電気/光変換ユニット
154 : 方位計
16 : 光ファイバケーブル
B : 坑井
D1〜D4 : ダイポールアンテナ素子
F : 探査対象面
R : 反射点
V : 容器(ベッセル)
Win : 入射電磁波
Z : 坑井の軸心
Claims (10)
- 地中に存在する平面的な広がりを有する探査対象面が前記地中に掘削された円筒状の坑井の軸心に対して対向する方向を推定する方向推定システムであって、
前記坑井内に挿入して使用するダイポールアレイアンテナと、
前記探査対象面から前記坑井内に挿入された前記ダイポールアレイアンテナに入射する入射電磁波の前記軸心周りの入射方位角を、前記探査対象面が対向する方向として導出する入射方位角導出部とを備えてなり、
前記ダイポールアレイアンテナが、互いに平行に延伸する3以上の受信用のダイポールアンテナ素子を管状の容器内に備え、
前記ダイポールアンテナ素子が、前記容器と同軸の仮想円柱面上に、前記仮想円柱面の周方向に分散して配置され、
前記入射方位角導出部は、
前記坑井内に挿入された前記ダイポールアレイアンテナが、前記探査対象面に向けて放射された電磁波であって、前記探査対象面で反射されて入射した前記入射電磁波を受信すると、前記ダイポールアンテナ素子別に受信された前記入射電磁波の信号波形を解析し、前記入射電磁波の前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻を求め、
前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻に基づいて、前記仮想円柱面の周方向の位置と当該位置で前記入射電磁波を受信したときの到達時刻の関係を正弦関数で近似した場合における最も早い到達時刻または最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を特定し、
前記入射電磁波の到来方向と前記坑井の軸心とが成す入射仰角が、0°から90°の間に存在する第1臨界入射仰角と90°から180°の間に存在する第2臨界入射仰角の間の第1入射仰角範囲内にある場合は、前記最も早い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を、前記入射方位角として導出し、
前記入射仰角が、0°から180°の範囲内の前記第1入射仰角範囲外の第2入射仰角範囲内にある場合は、前記最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を、前記入射方位角として導出し、
前記第1及び第2臨界入射仰角は、前記入射仰角を0°から180°の範囲内で変化させた場合に、前記入射電磁波の前記容器の軸心方向と平行な電界成分において前記周方向に変化する電界の大きさを前記周方向に変化しない電界の大きさで除した比で表される電界周方向依存性指数が、−20dB以下で極小値となる前記入射仰角として与えられ、前記第1及び第2臨界入射仰角の和が180°であることを特徴とする方向推定システム。 - 前記坑井内に前記ダイポールアレイアンテナと共に挿入された状態で前記探査対象面に向けて電磁波を放射する送信用ダイポールアンテナ素子を備え、
前記送信用ダイポールアンテナ素子は、前記ダイポールアレイアンテナから前記坑井の軸心方向に所定距離離間して配置されていることを特徴とする請求項1に記載の方向推定システム。 - 前記入射方位角導出部は、前記ダイポールアレイアンテナと前記送信用ダイポールアンテナ素子からなる送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動した場合の各位置での前記最も早い到達時刻と前記最も遅い到達時刻の時間差を導出し、
前記坑井の軸心方向の位置の変化に対して前記時間差が所定値以下の極小値となる当該位置を特異位置として特定した場合、その特定した前記特異位置において前記入射仰角が前記第1及び第2臨界入射仰角の何れか一方に一致すると近似的に推定し、前記坑井の軸心方向の前記特異位置を基準として一方側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあり、前記特異位置を基準として他方側において、前記入射仰角が第2入射仰角範囲内にあると判定して、前記入射方位角を導出することを特徴とする請求項2に記載の方向推定システム。 - 前記入射方位角導出部は、
前記送受信アンテナ部が前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動した場合の各位置における、前記送信用ダイポールアンテナ素子から前記ダイポールアレイアンテナまでの前記電磁波の伝搬時間を計測し、前記坑井の軸心方向の位置と前記伝搬時間の関係に基づいて、前記探査対象面を含む平面の前記坑井の軸心と直交する平面に対する傾斜角を導出し、
前記傾斜角が前記第1臨界入射仰角より大きい場合において、
前記入射方位角導出部は、
前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定された場合、前記移動範囲内の前記特異位置を基準として、前記探査対象面を含む平面が前記坑井の軸心と交差する交点側において、前記入射仰角が前記第2入射仰角範囲内にあると判定し、前記交点側と反対側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定し、
前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定されない場合、前記移動範囲内の全域において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定することを特徴とする請求項3に記載の方向推定システム。 - 前記ダイポールアレイアンテナが、前記坑井内において、前記送信用ダイポールアンテナ素子より前記探査対象面を含む平面が前記坑井の軸心と交差する交点側に位置していることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の方向推定システム。
- 地中に存在する平面的な広がりを有する探査対象面が前記地中に掘削された円筒状の坑井の軸心に対して対向する方向を推定する方向推定方法であって、
互いに平行に延伸する3以上の受信用のダイポールアンテナ素子を管状の容器内に備え、前記ダイポールアンテナ素子が、前記容器と同軸の仮想円柱面上に、前記仮想円柱面の周方向に分散して配置されてなるダイポールアレイアンテナを、前記坑井内に挿入する第1の工程と、
前記探査対象面に向けて放射された電磁波であって、前記探査対象面で反射され、前記坑井内に挿入された前記ダイポールアレイアンテナに入射する入射電磁波を受信する第2の工程と、
前記ダイポールアンテナ素子別に受信された前記入射電磁波の信号波形を解析し、前記入射電磁波の前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻を求める第3の工程と、
前記ダイポールアンテナ素子毎の到達時刻に基づいて、前記仮想円柱面の周方向の位置と当該位置で前記入射電磁波を受信したときの到達時刻の関係を正弦関数で近似した場合における最も早い到達時刻または最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置を特定し、前記探査対象面から前記ダイポールアレイアンテナに入射する前記入射電磁波の前記軸心周りの入射方位角とする第4の工程と、を備え、
前記第4の工程において、
前記入射電磁波の到来方向と前記坑井の軸心とが成す入射仰角が、0°から90°の間に存在する第1臨界入射仰角と90°から180°の間に存在する第2臨界入射仰角の間の第1入射仰角範囲内にある場合は、前記最も早い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置に対応する前記入射方位角を、前記探査対象面が前記坑井の軸心に対して対向する方向として導出し、
前記入射仰角が、0°から180°の範囲内の前記第1入射仰角範囲外の第2入射仰角範囲内にある場合は、前記最も遅い到達時刻を示す前記仮想円柱面の周方向の位置に対応する前記入射方位角を、前記探査対象面が前記坑井の軸心に対して対向する方向として導出し、
前記第1及び第2臨界入射仰角は、前記入射仰角を0°から180°の範囲内で変化させた場合に、前記入射電磁波の前記容器の軸心方向と平行な電界成分において前記周方向に変化する電界の大きさを前記周方向に変化しない電界の大きさで除した比で表される電界周方向依存性指数が、−20dB以下で極小値となる前記入射仰角として与えられ、前記第1及び第2臨界入射仰角の和が180°であることを特徴とする方向推定方法。 - 前記第1の工程において、送信用ダイポールアンテナ素子を、前記ダイポールアレイアンテナから前記坑井の軸心方向に所定距離離間させて前記坑井内に挿入し、前記送信用ダイポールアンテナ素子から前記探査対象面に向けて前記電磁波を放射することを特徴とする請求項6に記載の方向推定方法。
- 前記第1の工程において、前記ダイポールアレイアンテナと前記送信用ダイポールアンテナ素子からなる送受信アンテナ部を、前記坑井内において前記坑井の軸心方向に順次移動させ、
前記第1の工程において、前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動する毎に、前記第2の工程乃至前記第4の工程を順次実行するか、或いは、
前記第1の工程において、前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動する毎に、前記第2の工程と前記第3の工程を順次実行し、前記第1の工程乃至前記第3の工程が終了した後に前記第4の工程を実行し、
前記第4の工程において、
前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動した各位置での前記最も早い到達時刻と前記最も遅い到達時刻の時間差を導出し、
前記坑井の軸心方向の位置の変化に対して前記時間差が所定値以下の極小値となる当該位置を特異位置として特定した場合、その特定した前記特異位置において前記入射仰角が前記第1及び第2臨界入射仰角の何れか一方に一致すると近似的に推定し、前記坑井の軸心方向の前記特異位置を基準として一方側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあり、前記特異位置を基準として他方側において、前記入射仰角が第2入射仰角範囲内にあると判定して、前記入射方位角を導出することを特徴とする請求項7に記載の方向推定方法。 - 前記第3の工程において、前記送受信アンテナ部が、前記坑井内を前記坑井の軸心方向に順次移動した各位置において前記送信用ダイポールアンテナ素子から前記ダイポールアレイアンテナまでの前記電磁波の伝搬時間を計測し、
前記第4の工程の前処理工程として、前記坑井の軸心方向の位置と前記伝搬時間の関係に基づいて、前記探査対象面を含む平面の前記坑井の軸心と直交する平面に対する傾斜角を導出し、
前記傾斜角が前記第1臨界入射仰角より大きい場合、
前記第4の工程において、
前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定された場合、前記移動範囲内の前記特異位置を基準として、前記探査対象面を含む平面が前記坑井の軸心と交差する交点側において、前記入射仰角が前記第2入射仰角範囲内にあると判定し、前記交点側と反対側において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定し、
前記送受信アンテナ部の前記坑井の軸心方向の移動範囲内において前記特異位置が特定されない場合、前記移動範囲内の全域において、前記入射仰角が前記第1入射仰角範囲内にあると判定することを特徴とする請求項8に記載の方向推定方法。 - 前記第1の工程において、前記ダイポールアレイアンテナを、前記坑井内において、前記送信用ダイポールアンテナ素子より前記探査対象面を含む平面が前記坑井の軸心と交差する交点側に配置することを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の方向推定方法。
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