JP2019212508A - 電源システム及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリ及び燃料電池から成る電源システムにおけるバッテリの劣化を抑制する。【解決手段】電源システム100の外部に電力を供給可能な給電ポート40と、給電ポート40とバッテリ11との間を接続する第一配線10と、第一配線10から分岐して燃料電池21に接続する第二配線20と、第二配線20において燃料電池21の電圧を変換することにより燃料電池21の電力を第一配線10へ出力する電力変換装置22と、電力変換装置22から第一配線10へ出力される電力の出力電圧を制御するコントローラ50と、を含む。コントローラ50は、給電ポート40から外部に電力を供給する場合には、電力変換装置22の出力電圧をバッテリ11の電圧よりも高くする。【選択図】図1

Description

この発明は、バッテリ及び燃料電池の少なくとも一方の電力を負荷に供給する電源システム及びその制御方法に関する。
バッテリ及び燃料電池を備え、少なくともバッテリから外部の受電装置に電力を供給するシステムが開示されている。このシステムの制御部は、外部に電力を供給する場合において、システムに要求される要求電力がバッテリの出力可能電力以上であるときには、燃料電池による発電を実施する。
特開2016−127632号公報
上述のようなシステムでは、外部の受電装置に対し、システムへの要求電力がバッテリの出力可能電力よりも低い場合にバッテリを放電することで外部に電力を供給する構成であるため、バッテリを放電する回数が増加してしまう。その結果、バッテリが劣化しやすくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、その目的は、バッテリの劣化を抑制する電源システム及びその制御方法を提供することにある。
本発明のある態様によれば、バッテリ及び燃料電池の少なくとも一方の電力を負荷に供給する電源システムは、当該電源システムの外部に電力を供給可能な給電ポートと、前記給電ポートと前記バッテリとの間を接続する第一配線と、前記第一配線から分岐して前記燃料電池に接続する第二配線と、を含む。さらに前記電源システムは、前記第二配線において前記燃料電池の電圧を変換することにより、前記燃料電池の電力を前記第一配線へ出力する電力変換装置と、前記電力変換装置から前記第一配線へ出力される電力の出力電圧を制御するコントローラと、を含む。そして前記コントローラは、前記給電ポートから前記外部に電力を供給する場合には、前記電力変換装置の出力電圧を前記バッテリの電圧よりも高くすることを特徴とする。
この態様によれば、バッテリが劣化するのを抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における電源システムの構成例を示す構成図である。 図2は、本実施形態における電源システムの制御方法の処理手順例を示すフローチャートである。 図3は、制御方法における断続発電処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、第2実施形態における電源システムの構成例を示す構成図である。 図5は、本実施形態における断続発電処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態における電源システム100の構成の一例を示す構成図である。
電源システム100は、負荷に電力を供給するものであり、例えば、物体自身が移動する移動体に搭載される。電源システム100を搭載する移動体としては、例えば、ハイブリッド車を含む電気自動車及び電車といった車両や、飛行機、船舶などが挙げられる。
本実施形態の電源システム100は、車両に搭載され、外部装置90に電力を供給可能な車両システムである。外部装置90は、電源システム100の外部に配置された装置である。外部装置90は、電力により作動する装置であり、例えば、住宅内の空気清浄機や掃除機、洗濯機などの家電製品又は定置型蓄電池などが挙げられる。
電源システム100は、第一配線10と、バッテリ11と、リレー12と、第二配線20と、燃料電池21と、電力変換装置22と、駆動装置30と、接続ポート40と、コントローラ50と、を備える。
第一配線10は、バッテリ11と接続ポート40との間を接続(配設)する電源線である。
バッテリ11は、第一配線10に接続され、駆動装置30に電力を供給する電源である。バッテリ11は、例えば、リチウムイオンバッテリや鉛バッテリなどにより実現される。
本実施形態のバッテリ11は、リチウムイオンバッテリであり、数百ボルト(V)の直流電圧で放電する、いわゆる強電系の直流電源である。バッテリ11には、バッテリ11の電圧を検出する電圧センサ51が設けられており、電圧センサ51の検出信号はコントローラ50に入力される。
リレー12は、第一配線10上に配置され、バッテリ11と駆動装置30との間を接続状態又は遮断状態に切り替える。すなわち、リレー12は、第一配線10において電力変換装置22とバッテリ11との間を接続状態から遮断状態へ切り替え可能な遮断器である。
第二配線20は、第一配線10から分岐して燃料電池21に接続する電源線である。
燃料電池21は、アノードガスとカソードガスの供給を受けて発電する。燃料電池21は、例えば、固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)又は高分子電解質形燃料電池などにより実現される。
本実施形態の燃料電池21は、固体酸化物形燃料電池であり、燃料電池21の温度が燃料電池21の発電に適した運転温度、例えば数百℃に達した場合に、その発電が可能となる。さらに燃料電池21は、保温性の高い筐体に収容されており、燃料電池21の発電を停止しても、燃料電池21を積極的に冷却しなければ燃料電池21の温度は直ぐには下がらず、緩やかに低下する。
電力変換装置22は、本実施形態ではDC/DCコンバータにより構成される。電力変換装置22は、第二配線20において、第一配線10への出力電圧(二次電圧)が、燃料電池21の電力を出力可能な所定の電圧となるよう、燃料電池21の電圧(一次電圧)を変換する。これにより、燃料電池21の電力が第一配線10へ出力されてバッテリ11に伝送されたり、駆動装置30に伝送されたり、接続ポート40を介して外部装置90に伝送されたりする。
例えば、電力変換装置22は、第一配線10への出力電圧を、バッテリ11の電圧、駆動装置30の電圧又は外部装置90の電圧よりも高い所定の電圧まで上昇させる。電力変換装置22の動作は、コントローラ50により制御される。
駆動装置30は、バッテリ11及び燃料電池21に接続される負荷であり、少なくとも一方の電力供給を受けて車両を駆動する。駆動装置30は、車両の駆動源である電動モータ31と、バッテリ11及び燃料電池21の少なくとも一方の直流電力を、電動モータ31に供給される交流電力に変換するインバータ32と、を備える。
接続ポート40は、外部装置90に電力を供給可能な給電ポートである。本実施形態の接続ポート40は、外部装置90のケーブル91の先端部が挿入口に挿入可能となるように形成されており、例えば、外部装置90のケーブル91の先端に形成された充電ガンが接続ポート40に挿入される。
接続ポート40にケーブル91の先端部が挿入されることで、電源システム100から外部装置90に電力が供給可能な状態となる。接続ポート40には、外部装置90のケーブル91の先端部が勘合されたか否かを検知する勘合センサ、又は、電源システム100から外部装置90へ流れる電流を検出する電流センサが備えられている。
コントローラ50は、電源システム100の動作を制御する制御装置であり、あらかじめプログラムされた処理を実行する。コントローラ50は、中央演算処理装置(CPU)及び記憶装置を備える一又は複数のマイクロコンピュータで構成される。
コントローラ50は、リレー12の接続状態を切り替えたり、燃料電池21の動作を制御したり、電力変換装置22の動作を制御したりする。さらにコントローラ50は、接続ポート40に対し、外部装置90のケーブル91が接続されたか否かを判断する。具体的には、コントローラ50は、接続ポート40に備えられた勘合センサ又は電流センサなどの検出信号に応じて判断する。
本実施形態では、接続ポート40に外部装置90が接続されたと判断した場合に、コントローラ50は、電力変換装置22の出力電力をバッテリ11の電圧よりも高くする。これにより、バッテリ11から外部装置90に電力が放電されなくなるので、放電回数の増加に伴うバッテリ11の劣化を抑制することができる。
次に、本実施形態における電源システム100の動作の一例について図2及び図3を参照して説明する。
図2は、電源システム100の制御方法に関する処理手順例を示すフローチャートである。この例では、電源システム100を搭載した車両が車庫に停められ、電源システム100から外部装置90に電力が供給されるような場面を想定している。
ステップS1においてコントローラ50は、燃料電池21を発電させる。例えば、コントローラ50は、運転者の操作によって発行される電源システム100の発電指令を受け付けると、リレー12を遮断状態から接続状態に切り替える。これとともにコントローラ50は、燃料電池21にカソードガス及びアノードガスを供給して燃料電池21の電力をインバータ32又はバッテリ11に供給する。
そして、バッテリ11及び燃料電池21の少なくとも一方の電力がインバータ32に供給されることにより電動モータ31が駆動して車両が走行する。その後、走行した車両は車庫に停められる。
ステップS2においてコントローラ50は、電源システム100から外部装置90に電力が供給されるか否かを判断する。
例えば、コントローラ50は、上述の勘合センサからの検出信号に応じて、電源システム100から外部装置90へ電力が供給されるか否かを判断する。コントローラ50は、外部装置90のケーブル91が接続ポート40に勘合された場合には、電源システム100から外部装置90に電力が供給されると判断する。
あるいは、接続ポート40には電流センサが備えられ、コントローラ50は、その電流センサからの検出信号に基づいて電源システム100から外部装置90への電流を検出した場合に、電源システム100から外部装置90に電力が供給されると判断する。
ステップS3においてコントローラ50は、電源システム100から外部装置90に電力が供給されると判断した場合には、リレー12を接続状態から遮断状態に切り替える。これにより、燃料電池21からバッテリ11に電力が供給されるのを回避することができるので、バッテリ11の充電回数の増加を抑制することができる。
ステップS4においてコントローラ50は、電力変換装置22の第一配線10側の出力電力をバッテリ11の電圧よりも高くする。本実施形態では、燃料電池21側の入力電圧を検出する電圧センサと第一配線10側の出力電圧を検出する電圧センサとが電力変換装置22に備えられている。
ステップS5においてコントローラ50は、電源システム100から外部装置90への電力供給が停止したか否かを判断する。例えば、コントローラ50は、ステップS2で述べたように、接続ポート40に備えられた勘合センサ又は電流センサを用いて、外部装置90への電力供給が停止したか否かを判断する。
ステップS6においてコントローラ50は、ステップS2又はS5で外部装置90へ電力が供給されていないと判断した場合には、燃料電池21を断続的に発電する断続発電処理を実行する。その後、コントローラ50は、電源システム100の制御方法についての一連の処理を終了する。
なお、ステップS3ではリレー12が接続状態から遮断状態に切り替えられたが、ステップS4において電力変換装置22の第一配線10側の出力電力がバッテリ11の電圧よりも高く設定されるので、リレー12は必ずしも遮断しなくてもよい。
図3は、ステップS3の断続発電処理に関する処理手順例を示すフローチャートである。
ステップS61においてコントローラ50は、燃料電池21の発電を停止する。
ステップS62においてコントローラ50は、燃料電池21の温度Tを取得する。例えば、コントローラ50は、燃料電池21から排出されるアノードガス又はカソードガスの温度を検出する温度センサの検出信号に基づいて燃料電池21の温度Tを推定する。あるいは、燃料電池21自体に温度センサを設け、その温度センサを用いて燃料電池21の温度Tを検出してもよい。
ステップS63においてコントローラ50は、燃料電池21の温度Tが所定値を下回るか否かを判断する。そして燃料電池21の温度Tが所定値以上である場合には、コントローラ50は、燃料電池21の温度Tが所定値を下回るまでステップS62及びS63の処理を繰り返す。ここにいう所定値は、燃料電池21が発電可能となる温度であり、本実施形態では、燃料電池21の発電を開始する閾値温度、例えば燃料電池21が発電可能となる温度範囲の下限値に設定される。
ステップS64においてコントローラ50は、燃料電池21の温度Tが所定値を下回る場合には、燃料電池21を暖機するために、燃料電池21を発電させる。
ステップS65においてコントローラ50は、運転者の操作により電源システム100の停止指令を受け付けたか否かを判断する。そして停止指令を受け付けていない場合には、コントローラ50は、ステップS61の処理に戻り、ステップS61乃至S64の処理を繰り返し実行する。
一方、コントローラ50は、電源システム100の停止指令を受け付けた場合には、ステップS6の断続発電処理を終了し、図2に示した電源システム100の制御方法を終了する。
次に、本発明の第1実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、電源システム100は、バッテリ11及び燃料電池21の少なくとも一方の電力を負荷としての駆動装置30に供給する。この電源システム100は、電源システム100の外部に存在する外部装置90に電力を供給可能な接続ポート40と、接続ポート40とバッテリ11との間を接続する第一配線10と、を備える。さらに電源システム100は、第一配線10から分岐して燃料電池21に接続する第二配線20と、第二配線20において燃料電池21の電圧を変換することにより燃料電池21の電力を第一配線10へ出力する電力変換装置22を備える。
そして電源システム100は、電力変換装置22から第一配線10へ出力される電力の出力電圧を制御するコントローラ50を備える。そしてコントローラ50は、接続ポート40から外部装置90に電力を供給する場合には、電力変換装置22の出力電圧をバッテリ11の電圧よりも高くする。
このように、電源システム100は、外部装置90に電力を供給する場合に電力変換装置22の出力電圧をバッテリ11の電圧よりも高くするので、燃料電池21の電力が外部装置90に供給されることになる。したがって、バッテリ11から外部装置90への放電が抑制されるので、バッテリ11の放電回数を低減することができる。それゆえ、バッテリ11が劣化するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、電源システム100は、第一配線10において電力変換装置22とバッテリ11との間を接続状態から遮断状態へ切り替え可能なリレー12をさらに備える。
これにより、電源システム100から外部装置90へ電力を供給する場合に、電力変換装置22とバッテリ11との間を遮断することが可能となるので、バッテリ11の電力が外部装置90に供給されるのを回避することができる。それゆえ、電源システム100から外部装置90へ電力を供給する際にバッテリ11が放電するのを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、コントローラ50は、外部装置90に電力を供給する場合には、リレー12を接続状態から遮断状態へ切り替える。これにより、バッテリ11の電圧に拘わらず、電力変換装置22の出力電圧を、電圧変換効率の高い電圧に調整することが可能になるので、電力変換装置22での電力損失を低減することができる。それゆえ、燃料電池21の燃料消費量を抑制することができる。
さらに、リレー12を遮断状態へ切り替えることにより、燃料電池21からバッテリ11へ電力が供給されなくなるので、バッテリ11の充電回数を低減することができる。それゆえ、バッテリ11の充電回数の増加に伴うバッテリ11の劣化を抑制することができる。したがって、バッテリ11の劣化を抑制しつつ、上述のように燃料電池21の燃費を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、燃料電池21として固体酸化物形の燃料電池が用いられる。固体酸化物形の燃料電池は、その電圧が低い状態であっても他の燃料電池に比べて発電効率が高いため、燃料電池21の燃費を向上させることができる。
さらに、コントローラ50は、燃料電池21の発電を停止した後に、燃料電池21の温度Tを検出又は推定し、その温度Tが所定値まで低下したときに燃料電池21の発電を行う。
固体酸化物形の燃料電池21については、燃料電池21の温度を発電可能な運転温度まで上昇させるにはアノードガスを多量に消費する一方で、保温性が高いため燃料電池21の発電を停止しても燃料電池21の温度は下がりにくいという特性を有する。このような事情を考慮し、燃料電池21の温度Tに応じて燃料電池21の発電を断続的に繰り返すことにより、燃料電池21の燃費を改善するとともに、燃料電池21の発電が停止している状況であっても、燃料電池21から外部装置90に早期に電力を供給することが可能となる。
上述の所定値としては、燃料電池21の発電を開始する際の閾値温度に設定される。これにより、燃料電池21を暖機するための発電時間が短くなるので、燃料電池21の燃費をより改善することができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態における電源システム101の構成を示す図である。
本実施形態の電源システム101は、車両に搭載された車両システムであり、車両にあらかじめ備えられている急速充電ポート41を、図1に示した接続ポート40として利用する。急速充電ポート41は、バッテリ11への充電時間が短縮するようリレーで構成された接続ポートである。
図5は、電源システム101の断続発電処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、図3に示したステップS65の処理に代えてステップS71及び72の処理を備えている。このため、ここではステップS71及びS72の処理についてのみ説明する。
ステップS71においてコントローラ50は、車両を次回起動する時刻を示す次回走行時刻を取得する。本実施形態では、運転者が車両を車庫に停止して降車する際に次に運転する時刻をカーナビなどに設定する。これにより、コントローラ50は、次回走行時刻を取得し、現在の時刻から次回走行時刻までの待機時間を算出する。
本実施形態では、待機時間ごとに、燃料電池21の燃費が最小となる発電開始温度を対応付けた温度テーブルがコントローラ50にあらかじめ記憶されている。そしてコントローラ50は、待機時間が算出されると、温度テーブルを参照して、その待機時間に対応付けられた発電開始温度をステップS63の所定値として設定する。このように、コントローラ50は、車両を停止してから車両を起動(始動)するまでの待機時間に基づいて、燃料電池21の燃料消費量が小さくなるよう燃料電池21の発電を制御する。
ステップS72においてコントローラ50は、ステップS64で燃料電池21の発電を開始した後、現在の時刻が次回走行時刻を経過していない場合には、ステップS61の処理に戻る。そして現在の時刻が次回走行時刻を経過した場合には、コントローラ50は、ステップS6の断続発電処理を終了し、図2に示した制御方法の処理手順に戻る。
なお、本実施形態では、待機時間ごとに燃料電池21の燃料消費量を抑制するよう発電開始温度を変更する例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コントローラ50は、待機時間ごとに、燃料電池21の燃料消費量が最小となるよう、燃料電池21の発電周期、停止期間、及び発電量などを設定してもよい。これにより、燃料電池21の燃料消費量が小さくなるよう燃料電池21の発電タイミング及び発電量を制御することができる。
本発明の第2実施形態によれば、バッテリ11を車両に搭載した電源システム101において、その車両の急速充電ポート41が、電源システム101から外部装置90に電力を供給する接続ポートとして用いられる。これにより、接続ポートを新たに設ける必要がないため、電源システム101の製造コストの増加を抑制しつつ、燃料電池21から外部装置90に電力を供給することが可能となる。
また、本実施形態によれば、コントローラ50は、車両を停止してから車両を起動するまでの待機時間に基づいて、燃料電池21の燃料消費量が小さくなるよう燃料電池21の発電を断続的に制御する。これにより、燃料電池21の燃費を抑制しつつ早期に燃料電池21を起動させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
11 バッテリ
12 リレー
21 燃料電池
22 電力変換装置
50 コントローラ
100、101 電源システム

Claims (9)

  1. バッテリ及び燃料電池の少なくとも一方の電力を負荷に供給する電源システムであって、
    当該電源システムの外部に電力を供給可能な給電ポートと、
    前記給電ポートと前記バッテリとの間を接続する第一配線と、
    前記第一配線から分岐して前記燃料電池に接続する第二配線と、
    前記第二配線において前記燃料電池の電圧を変換することにより前記燃料電池の電力を前記第一配線へ出力する電力変換装置と、
    前記電力変換装置から前記第一配線へ出力される電力の出力電圧を制御するコントローラと、を含み、
    前記コントローラは、前記給電ポートから前記外部に電力を供給する場合には、前記電力変換装置の出力電圧を前記バッテリの電圧よりも高くする、
    電源システム。
  2. 請求項1に記載された電源システムであって、
    前記第一配線において前記電力変換装置と前記バッテリとの間を接続状態から遮断状態へ切り替え可能なリレーをさらに含む、
    電源システム。
  3. 請求項2に記載された電源システムであって、
    前記コントローラは、前記外部に電力を供給する場合には、前記リレーを前記接続状態から前記遮断状態へ切り替える、
    電源システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の電源システムであって、
    前記バッテリは、車両に搭載され、
    前記給電ポートは、前記車両の急速充電に用いられる接続ポートである、
    電源システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電源システムであって、
    前記燃料電池は、固体酸化物形の燃料電池である、
    電源システム。
  6. 請求項5に記載の電源システムであって、
    前記コントローラは、前記燃料電池の発電を停止した後に前記燃料電池の温度を検出又は推定し、当該温度が所定値まで低下した場合に前記燃料電池の発電を行う、
    電源システム。
  7. 請求項6に記載の電源システムであって、
    前記所定値は、前記燃料電池の発電を開始する際の温度である、
    電源システム。
  8. 請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の電源システムであって、
    前記コントローラは、前記燃料電池を搭載した車両を停止してから前記車両を起動するまでの待機時間に基づいて、前記燃料電池の燃料消費量が小さくなるように前記燃料電池の発電を制御する、
    電源システム。
  9. 外部に電力を供給可能な給電ポート及びバッテリの間を接続する第一配線と、前記第一配線から分岐して燃料電池に接続する第二配線と、を備える電力システムの制御方法であって、
    前記燃料電池の電圧を変換して前記燃料電池の電力を前記第一配線へ出力する変換ステップと、
    前記燃料電池から前記外部に電力を供給する場合には、前記変換ステップで前記第一配線へ出力される出力電圧を前記バッテリの電圧よりも高くする制御ステップと、
    を含む電力システムの制御方法。
JP2018108497A 2018-06-06 2018-06-06 電源システム及びその制御方法 Active JP7430978B2 (ja)

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