JP2019212385A - Sensor unit and manufacturing method thereof - Google Patents
Sensor unit and manufacturing method thereof Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019212385A JP2019212385A JP2018104924A JP2018104924A JP2019212385A JP 2019212385 A JP2019212385 A JP 2019212385A JP 2018104924 A JP2018104924 A JP 2018104924A JP 2018104924 A JP2018104924 A JP 2018104924A JP 2019212385 A JP2019212385 A JP 2019212385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- bracket
- sensor unit
- cable
- mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Images
Landscapes
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
Description
本発明は、障害物の近接または接触を検出するセンサユニットおよびその製造方法に関する。 The present invention relates to a sensor unit that detects the proximity or contact of an obstacle and a method for manufacturing the same.
従来、自動車等の車両には、自動開閉装置により開閉されるテールゲートを備えたものがある。この自動開閉装置は、操作者の意思による操作スイッチの操作により駆動されるが、それ以外の条件によっても駆動可能となっている。具体的には、自動開閉装置には、テールゲートと開口部との間に障害物が挟まれたことを検出するセンサユニットが設けられている。 Conventionally, some vehicles such as automobiles have a tailgate that is opened and closed by an automatic opening and closing device. This automatic opening / closing device is driven by operation of an operation switch at the operator's will, but can also be driven under other conditions. Specifically, the automatic opening / closing device is provided with a sensor unit that detects that an obstacle is sandwiched between the tailgate and the opening.
センサユニットは、テールゲートに固定され、閉駆動されているテールゲートに障害物が接触するのを検出するようになっている。そして、自動開閉装置は、センサユニットからの検出信号の入力に基づいて、操作スイッチの操作に依らず閉駆動されているテールゲートを開駆動させたり、閉駆動されているテールゲートをその場で緊急停止させたりする。 The sensor unit is fixed to the tailgate and detects that an obstacle comes into contact with the tailgate that is driven to close. Then, the automatic opening / closing device opens the tailgate that is driven to close regardless of the operation of the operation switch based on the input of the detection signal from the sensor unit, or the tailgate that is driven to close on the spot. Emergency stop.
このようなセンサユニットの一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されたタッチセンサユニット(センサユニット)は、長尺の紐状に形成されたセンサ本体と、当該センサ本体を保持するセンサホルダと、を備えている。そして、センサホルダの土台部が、両面テープを介してセンサブラケットに固定されている。
An example of such a sensor unit is described in
ところで、テールゲートには、車両のデザインに対応させて様々な形状のものがある。したがって、ブラケットにおいても、様々な形状のテールゲートに合わせて複数の湾曲部分を備える等、複雑な形状のものが存在する。このような複雑な形状のブラケットにおいては、センサホルダが装着される部分の形状も複雑化するため、センサホルダを両面テープによりブラケットに固定するのが困難になるという問題を生じ得る。 By the way, there are various types of tailgates corresponding to the design of the vehicle. Therefore, there are brackets having complicated shapes such as a plurality of curved portions in accordance with tailgates of various shapes. In such a complicated shaped bracket, the shape of the portion where the sensor holder is mounted is also complicated, which may cause a problem that it is difficult to fix the sensor holder to the bracket with double-sided tape.
具体的には、センサ本体やセンサホルダには、真っ直ぐに戻ろうとする復元力が作用しており、当該復元力は、ブラケットに固定した後であっても常に作用し続ける。そのため、両面テープが経時変化等で劣化した場合には、センサホルダがブラケットから剥がれ易くなるという問題を生じ得る。特に、このようなセンサホルダの剥がれは、センサホルダの湾曲部分の近傍において生じ易い。 Specifically, a restoring force that tries to return straight is acting on the sensor body and the sensor holder, and the restoring force always continues to act even after being fixed to the bracket. Therefore, when the double-sided tape is deteriorated due to a change with time or the like, a problem may occur that the sensor holder is easily peeled off from the bracket. In particular, such peeling of the sensor holder is likely to occur in the vicinity of the curved portion of the sensor holder.
本発明の目的は、ケーブルセンサに設けられる湾曲部を、長期に亘って安定して保持することができるセンサユニットおよびその製造方法を提供することにある。 The objective of this invention is providing the sensor unit which can hold | maintain the curved part provided in a cable sensor stably over a long period of time, and its manufacturing method.
本発明のセンサユニットでは、障害物の近接または接触を検出するセンサユニットであって、固定対象物の形状に倣って湾曲された湾曲部を備えたケーブルセンサと、前記湾曲部を湾曲させた状態で保持する保持溝を備えた湾曲保持部材と、を有する。 The sensor unit of the present invention is a sensor unit that detects the proximity or contact of an obstacle, and includes a cable sensor having a curved portion that is curved in accordance with the shape of a fixed object, and the curved portion is curved. And a curved holding member provided with a holding groove to be held in.
本発明の他の態様では、前記湾曲保持部材が、前記ケーブルセンサを前記固定対象物に固定するためのブラケットに装着されている。 In another aspect of the present invention, the curved holding member is attached to a bracket for fixing the cable sensor to the fixed object.
本発明の他の態様では、前記ブラケットに、前記ケーブルセンサが粘着テープにより固定されている。 In another aspect of the present invention, the cable sensor is fixed to the bracket with an adhesive tape.
本発明の他の態様では、前記湾曲部が、前記ケーブルセンサの長手方向端部寄りに設けられ、前記保持溝は、前記ケーブルセンサの長手方向端部を保持している。 In another aspect of the present invention, the curved portion is provided near the longitudinal end of the cable sensor, and the holding groove holds the longitudinal end of the cable sensor.
本発明のセンサユニットの製造方法では、障害物の近接または接触を検出するセンサユニットの製造方法であって、柔軟性を有するケーブルセンサを湾曲させ、この状態で第1金型に保持させる第1工程と、前記第1金型に第2金型を突き合わせて、前記第1金型と前記第2金型との間にキャビティを形成する第2工程と、溶融された樹脂材料を前記キャビティに供給して、前記ケーブルセンサを湾曲させた状態で保持する湾曲保持部材を形成する第3工程と、前記第1金型および前記第2金型から前記ケーブルセンサおよび前記湾曲保持部材を離型させる第4工程と、を有する。 The sensor unit manufacturing method of the present invention is a sensor unit manufacturing method for detecting the proximity or contact of an obstacle, wherein a flexible cable sensor is bent and held in a first mold in this state. A second step of abutting a second mold against the first mold to form a cavity between the first mold and the second mold, and a molten resin material into the cavity Supplying a third step of forming a curved holding member that holds the cable sensor in a curved state; and releasing the cable sensor and the curved holding member from the first mold and the second mold. And a fourth step.
本発明によれば、固定対象物の形状に倣って湾曲された湾曲部を備えたケーブルセンサと、湾曲部を湾曲させた状態で保持する保持溝を備えた湾曲保持部材と、を有するので、複雑な形状の固定対象物であっても、湾曲保持部材の保持溝によって、ケーブルセンサの湾曲部を長期に亘って安定して保持することができる。したがって、センサユニットの頻繁なメンテナンス(剥がれたら貼り直す等の作業)を不要にして、信頼性の向上が図れる。 According to the present invention, since it has a cable sensor including a curved portion that is curved following the shape of the fixed object, and a curved holding member that includes a holding groove that holds the curved portion in a curved state, Even if it is a fixed object of complicated shape, the curved part of a cable sensor can be stably hold | maintained over a long period of time by the holding groove of a curved holding member. Therefore, frequent maintenance of the sensor unit (operation such as re-attaching when the sensor unit is peeled off) is unnecessary, and reliability can be improved.
以下、本発明の実施の形態1について、図面を用いて詳細に説明する。
Hereinafter,
図1は車両のテールゲートを示す正面図を、図2は図1のテールゲートを側方から見た側面図を、図3はセンサユニットの概要を示す斜視図を、図4はセンサユニットの主要部を拡大した平面図を、図5はケーブルセンサの基端側の構造を説明する斜視図を、図6はケーブルセンサの先端側の構造を説明する斜視図を、図7は図4のA矢視図を、図8は図4のB−B線に沿う断面図を、図9は図4のC−C線に沿う断面図を、図10(a),(b)は湾曲保持部材の製造手順を説明する説明図を、図11(a),(b),(c)はセンサユニットの車両への取り付け手順を説明する説明図をそれぞれ示している。 1 is a front view showing a tailgate of a vehicle, FIG. 2 is a side view of the tailgate of FIG. 1 viewed from the side, FIG. 3 is a perspective view showing an outline of the sensor unit, and FIG. FIG. 5 is a perspective view for explaining the structure of the proximal end side of the cable sensor, FIG. 6 is a perspective view for explaining the structure of the distal end side of the cable sensor, and FIG. 7 is a perspective view of FIG. FIG. 8 is a cross-sectional view taken along line B-B in FIG. 4, FIG. 9 is a cross-sectional view taken along line C-C in FIG. 4, and FIGS. FIG. 11A, FIG. 11B, and FIG. 11C are explanatory diagrams for explaining the procedure for attaching the sensor unit to the vehicle, respectively.
図1および図2に示される車両10は、所謂ハッチバックタイプの車両であり、当該車両10の後方側には、大きな荷物を車室内に出し入れし得る開口部11が形成されている。開口部11は、車両10の天井部の後方側に設けられたヒンジ(図示せず)を中心に回動されるテールゲート(開閉体)12により、図2の実線矢印および破線矢印のように開閉される。
A
また、本実施の形態に係る車両10には、パワーテールゲート装置(自動開閉装置)13が搭載されている。パワーテールゲート装置13は、テールゲート12を開閉させる減速機付きのアクチュエータ(ACT)13aと、操作スイッチ(図示せず)の操作信号に基づいてアクチュエータ13aを制御するコントローラ(ECU)13bと、障害物BLの接触を検出する一対のセンサユニット20と、を備えている。
Moreover, a power tailgate device (automatic opening / closing device) 13 is mounted on the
図1に示されるように、センサユニット20は、テールゲート12の車幅方向両側(図中左右側)にそれぞれ装着されている。より具体的には、一対のセンサユニット20は、テールゲート12の車幅方向両側の縁部12aの湾曲形状に沿って設けられている。つまり、一対のセンサユニット20は、縁部12aの湾曲形状に倣って湾曲状態とされ、当該湾曲状態のもとで、テールゲート12にそれぞれ固定されている。
As shown in FIG. 1, the
これにより、開口部11とテールゲート12との間において、障害物BLがセンサユニット20に接触されると、当該センサユニット20を形成するケーブルセンサ30(図3および図4参照)が直ぐに弾性変形される。
Thus, when the obstacle BL is brought into contact with the
そして、一対のセンサユニット20は、それぞれコントローラ13bに電気的に接続され、ケーブルセンサ30の弾性変形時に発生する検出信号は、コントローラ13bに入力される。コントローラ13bは、センサユニット20からの検出信号の入力に基づき、操作スイッチの操作に依らず閉駆動されているテールゲート12を開駆動(反転駆動)させるか、または閉駆動されているテールゲート12をその場で停止(緊急停止)させる。これにより、障害物BLの挟み込みが未然に防止される。
The pair of
ここで、図6および図8に示されるように、ケーブルセンサ30には一対の電極31b,31cが設けられ、その先端側(図6中左側)には抵抗Rが電気的に接続されている。これにより、ケーブルセンサ30が弾性変形されていない状態では、一対の電極31b,31cは互いに接触されず、コントローラ13bには、抵抗Rの抵抗値が入力される。つまり、コントローラ13bは、抵抗Rの抵抗値が入力されている場合には、障害物BLの挟み込みが無いと判断して、テールゲート12の閉駆動を継続して実行する。
Here, as shown in FIGS. 6 and 8, the
これに対し、センサユニット20に障害物BLが接触して、ケーブルセンサ30が弾性変形されると、一対の電極31b,31cが互いに接触されて短絡される。すると、コントローラ13bには、抵抗Rを介さない抵抗値(無限大)が入力されるようになる。これにより、コントローラ13bは抵抗値の変化を検出して、当該抵抗値の変化をトリガにテールゲート12を開駆動させるか、またはテールゲート12をその場で停止させる制御を実行する。
On the other hand, when the obstacle BL comes into contact with the
図3ないし図9に示されるように、センサユニット20は、長尺の紐状に形成され、かつ障害物BL(図2参照)の接触により弾性変形されるケーブルセンサ30と、当該ケーブルセンサ30をテールゲート12に固定するためのセンサブラケット40と、を備えている。
As shown in FIGS. 3 to 9, the
なお、図3および図4においては、ケーブルセンサ30の配置状態を分かり易くするために、ケーブルセンサ30に網掛けを施している。また、図3においては、センサブラケット40を、太い二点鎖線(想像線)で模式的に示している。
3 and 4, the
そして、センサユニット20を形成するケーブルセンサ30は、センサブラケット40を介して、テールゲート12の縁部12aに沿うよう設けられている。これにより、複雑な形状のテールゲート12であっても、障害物BLの挟み込みを確実に防止することができる。
The
ここで、テールゲート12は、本発明における固定対象物を構成しており、センサユニット20は、テールゲート12に対して複数の固定ボルト(図示せず)によって、がたつくこと無く強固に固定されている。
Here, the
図6および図8に示されるように、ケーブルセンサ30は、センサ本体31と、当該センサ本体31を保持するセンサホルダ32と、から形成されている。また、図5に示されるように、ケーブルセンサ30の基端側には、一対の電極31b,31cの基端側が配置され、これらの電極31b,31cの基端部分には、コントローラ13b(図1および図2参照)のメス型コネクタ(図示せず)に装着されるオス型コネクタ30aが設けられている。
As shown in FIGS. 6 and 8, the
図8に示されるように、センサ本体31は、可撓性を有する絶縁ゴム材等よりなる中空の絶縁チューブ31aを備えている。絶縁チューブ31aは外力の付加により弾性変形され、絶縁チューブ31aの径方向内側(内部)には、一対の電極31b,31cが互いに非接触の状態で螺旋状に保持されている。これらの電極31b,31cは、可撓性を有する導電ゴム等よりなる導電チューブ31dを備え、その内部には複数の銅線を束ねてなる導電線31eが設けられている。
As shown in FIG. 8, the sensor
そして、図8に示されるように、絶縁チューブ31aの内径寸法は、一対の電極31b,31cの直径寸法の約3倍の大きさとなっている。言い換えれば、絶縁チューブ31aの軸心を中心に互いに対向する一対の電極31b,31cの間には、電極が約1本入る程度の微小な隙間Sが形成されている。
As shown in FIG. 8, the inner diameter of the insulating
このように、絶縁チューブ31aの内部には、一対の電極31b,31cが径方向に対向配置されるとともに長手方向に螺旋状に固定され、かつ一対の電極31b,31c間には、電極が約1本入る程度の微小な隙間Sが確保されている。これにより、センサ本体31のどの部分が障害物BL(図2参照)により弾性変形されたとしても、略同じ条件(外力)で一対の電極31b,31cは互いに接触して短絡される。
Thus, inside the insulating
ここで、テールゲート12に用いられるセンサユニット20では、絶縁チューブ31aの直径寸法は約5.0mm程度となっている。したがって、センサユニット20のテールゲート12に対する取り回しや、検出感度を考慮すると、直径寸法が1.0mm程度の一対の電極31b,31cを、絶縁チューブ31aの内部に螺旋状に設けるのが望ましい。
Here, in the
例えば、本実施の形態では、センサ本体31を半径が4.0mmの小径の支柱に巻き掛けた場合でも、一対の電極31b,31cは互いに短絡されなかった。これに対し、比較例として、例えば同じ絶縁チューブの内部に4本の同じ電極を平行に設けたものでは、センサ本体を半径が7.5mmの大径の支柱に巻き掛けた場合でも各電極は短絡された。
For example, in the present embodiment, the pair of
このように、本実施の形態、つまり、絶縁チューブ31aの内部に一対の電極31b,31cを螺旋状に設けたものにおいては、略90度(直角)に湾曲された縁部12aを有するテールゲート12に対して、十分に対応可能となっている。
Thus, in the present embodiment, that is, in the case where the pair of
図3,図4および図8,図9に示されるように、センサホルダ32は、可撓性を有する絶縁ゴム材を押し出し成形等することで長尺の紐状に形成され、内部にセンサ本体31が収容された中空のセンサ収容部32aと、センサブラケット40に固定される土台部32bと、を備えている。なお、図8ないし図10では、センサ収容部32aと土台部32bとの境界部分に破線を施している。
As shown in FIGS. 3, 4, 8, and 9, the
センサホルダ32の長手方向と交差する方向、つまりセンサホルダ32の短手方向に沿うセンサ収容部32aの断面形状は、略円形形状に形成されている。また、センサ収容部32aの肉厚は、絶縁チューブ31aの肉厚よりも薄い肉厚となっている。すなわち、センサ収容部32aにおいても、外力の付加(障害物BLの接触)により容易に弾性変形可能となっている。
The cross-sectional shape of the
したがって、絶縁チューブ31aに保持された一対の電極31b,31cは、センサ収容部32aおよび絶縁チューブ31aの弾性変形により互いに容易に接触(短絡)され、よって、センサ本体31の十分な検出性能(感度)が確保されている。
Accordingly, the pair of
土台部32bは、センサ収容部32aの長手方向に沿うよう当該センサ収容部32aに一体に設けられている。土台部32bは、センサ収容部32aをセンサブラケット40に固定する機能を有しており、センサ収容部32aおよびセンサ本体31は、土台部32bを介してセンサブラケット40に固定されている。
The
また、土台部32bにおけるセンサホルダ32の短手方向に沿う断面形状は、略台形形状に形成され、その短手方向両側面には、それぞれ傾斜面32cが形成されている。これらの傾斜面32cは、センサホルダ32の幅方向(図8中左右方向)から互いに対向するよう配置されている。また、一対の傾斜面32cは、センサ収容部32aからセンサブラケット40に向かうに連れて、土台部32bの幅寸法を大きくするよう傾斜されている。
Moreover, the cross-sectional shape along the short direction of the
ここで、一対の傾斜面32cは、図11に示されるように、ケーブルセンサ30を、センサブラケット40を形成するメインブラケット41に組み付ける際に、作業者により把持される部分となっている。具体的には、作業者が一対の傾斜面32cを把持しつつ、ケーブルセンサ30をメインブラケット41に向けて押圧することで、ケーブルセンサ30が両面テープTPを介してメインブラケット41に装着される。これにより、センサ本体31に無理な力が掛かること無く、センサ本体31を損傷させるようなことが無い。
Here, as shown in FIG. 11, the pair of
図6に示されるように、センサホルダ32の端末(ケーブルセンサ30の先端側)には、モールド樹脂部32dが一体に設けられている。モールド樹脂部32dは、センサホルダ32の一部を構成しており、絶縁チューブ31a(図8参照)の端部および一対の電極31b,31cの端部を覆っている。さらには、モールド樹脂部32dの内部には、絶縁体よりなるセパレータSPと、1つの抵抗Rと、2つのかしめ部材SWとが設けられている。
As shown in FIG. 6, a
このように、モールド樹脂部32dは、絶縁チューブ31aの端部,一対の電極31b,31cの端部,セパレータSP,抵抗R,一対のかしめ部材SWが、それぞれ外部に露出されるのを防止して、これらの構成部品を保護する機能を備えている。
Thus, the
ここで、抵抗Rの両端部には、長尺接続部P1と短尺接続部P2とが設けられている。そして、長尺接続部P1を短尺接続部P2に対して180度折り返すことで、長尺接続部P1および短尺接続部P2は、一対の電極31b,31cの導電線31eに対して、一対のかしめ部材SWによりそれぞれ電気的に接続されている。このように、一対の電極31b,31cの端部は、抵抗Rを介して互いに電気的に接続されている。
Here, a long connection portion P1 and a short connection portion P2 are provided at both ends of the resistor R. The long connection portion P1 and the short connection portion P2 are caulked to the
なお、一対のかしめ部材SWは、電工ペンチ等のかしめ治具(図示せず)によりかしめられるもので、これにより抵抗Rは、一対の電極31b,31cのそれぞれの導電線31eに強固に電気的に接続される。また、一対のかしめ部材SWは、セパレータSPを中心にその両側に対称となるようにそれぞれ配置され、当該セパレータSPの部分において互いに短絡されることが防止されている。
The pair of caulking members SW are caulked by caulking jigs (not shown) such as electric pliers, so that the resistance R is strongly electrically connected to the respective
そして、モールド樹脂部32dは、セパレータSPや抵抗R等が組み付けられたセンサホルダ32の端部を金型(図示せず)にセットして、当該金型内に溶融されたゴム材料等を射出することで形成される。すなわち、セパレータSPや抵抗R等の構成部品は、モールド樹脂部32dの内部にインサート成形により埋設されている。
The
ここで、モールド樹脂部32dは、センサホルダ32と同じゴム材料により形成され、十分な柔軟性を有している。ただし、例えば、モールド樹脂部32dの内部に埋設されたセパレータSPや抵抗R等をより確実に保護すべく、センサホルダ32よりも高い硬度のゴム材料で形成することもできる。
Here, the
図3,図4,図7に示されるように、センサブラケット40は、当該センサブラケット40の大部分を占めるメインブラケット41と、メインブラケット41よりも小さく、かつメインブラケット41に装着されるサブブラケット42とから形成されている。ここで、メインブラケット41は、本発明におけるブラケットを構成し、サブブラケット42は、本発明における湾曲保持部材を構成している。
As shown in FIGS. 3, 4, and 7, the
メインブラケット41およびサブブラケット42は、何れもプラスチック等の樹脂材料を射出成形することにより、略板状に形成されている。すなわち、メインブラケット41およびサブブラケット42からなるセンサブラケット40は、ケーブルセンサ30よりも高硬度になっている。
Both the
メインブラケット41は、ケーブルセンサ30をテールゲート12の規定位置に固定するためのものであり、図4および図7に示されるように、メインブラケット41には、表面41aおよび裏面41bが形成されている。メインブラケット41の表面41aには、ケーブルセンサ30の直線状部30bが、両面テープ(粘着テープ)TPによって固定されている。なお、図7および図11においては、分かり易くするために両面テープTPに網掛けを施している。
The
ここで、直線状部30bには、湾曲部30cのように、急な角度(略90度)で折り曲げられた折り曲げ部分が存在しない。そのため、両面テープTPによるメインブラケット41に対する固定でも、早期に剥がれ落ちてしまうような問題を生じることが無い。よって、直線状部30bとメインブラケット41との固定構造を、両面テープTPを用いた安価かつ簡素な構造にして、センサユニット20の全体がコストアップすることが抑制されている。
Here, unlike the
図7に示されるように、メインブラケット41のサブブラケット42との対向部分には、サブブラケット42が装着される長尺の凸部41cが一体に設けられている。この凸部41cは、図4に示されるように、メインブラケット41の幅方向(図4中上下方向)の全域に亘って設けられている。そして、凸部41cはサブブラケット42に向けて突出しており、サブブラケット42に設けられた長尺の凹部42dに、圧入により差し込まれている。これにより、メインブラケット41およびサブブラケット42は、互いにがたつくこと無く強固に連結されている。
As shown in FIG. 7, a long
図4および図7に示されるように、サブブラケット42には、表面42aおよび裏面42bが形成され、かつ略長方形形状に形成されている。サブブラケット42の表面42aには、ケーブルセンサ30の略90度(直角)に湾曲された湾曲部30cおよびその近傍と、ケーブルセンサ30の先端側を形成するモールド樹脂部32dとが、後述するアウトサート成形によって一体化されている。ここで、ケーブルセンサ30の湾曲部30cは、テールゲート12の縁部12aの湾曲形状に倣って湾曲された部分となっている。
As shown in FIGS. 4 and 7, the
より具体的には、サブブラケット42の表面42aには、略L字形状に形成された保持溝42cが設けられ、当該保持溝42cにより、湾曲部30cおよびその近傍と、ケーブルセンサ30の先端側のモールド樹脂部32dと、がそれぞれ保持されている。このように、湾曲部30cはケーブルセンサ30の長手方向端部寄りに設けられ、保持溝42cはケーブルセンサ30の長手方向端部、つまりモールド樹脂部32dも保持している。
More specifically, a holding
ここで、保持溝42cの表面42aからの深さ寸法dは、極浅くなっている。より具体的には、深さ寸法dは、土台部32bのセンサ収容部32aが設けられている側とは反対側の極一部のみが入り込む深さ寸法であり、一対の傾斜面32cが入り込まない深さ寸法(1.0mm〜2.0mm程度)となっている。
Here, the depth dimension d from the
このように、ケーブルセンサ30の湾曲部30cは、略90度に湾曲された状態で、サブブラケット42の保持溝42cに保持されている。したがって、湾曲部30cが真っ直ぐに戻ろうとする復元力は、保持溝42cによって受け止められている。よって、ケーブルセンサ30がサブブラケット42から外れたり剥がれたりするようなことが抑制される。
Thus, the bending
また、ケーブルセンサ30とサブブラケット42とは、溶融されたプラスチック材料を射出成形することで一体化(アウトサート成形)される。そのため、組織的にも互いに強固に一体化される。なお、センサユニット20の製造方法、特に、ケーブルセンサ30をサブブラケット42に一体化する方法については、後で詳細に述べる。
The
図7に示されるように、サブブラケット42のメインブラケット41との対向部分には、メインブラケット41が装着される長尺の凹部42dが一体に設けられている。この凹部42dにおいても、図4に示されるように、サブブラケット42の幅方向(図4中上下方向)の全域に亘って設けられている。そして、凹部42dは凸部41cの突出方向に窪んでおり、これにより凸部41cが圧入により差し込み可能となっている。これにより、メインブラケット41およびサブブラケット42は、互いにがたつくこと無く強固に連結される。
As shown in FIG. 7, a long
ここで、図7に示されるように、サブブラケット42には、ケーブルセンサ30がアウトサート成形により一体化されている。これに対し、メインブラケット41には、ケーブルセンサ30が両面テープTPによって装着されている。そのため、メインブラケット41とサブブラケット42との連結部分において、ケーブルセンサ30に無理な負荷が掛からないようにするために、以下に示されるような工夫を施している。
Here, as shown in FIG. 7, the
具体的には、メインブラケット41の厚み寸法T1を、サブブラケット42の厚み寸法T2よりも薄くしている(T1<T2)。そして、これらの厚み寸法の差(T2−T1)を、保持溝42cの深さ寸法dと両面テープTPの厚み寸法tとの和(d+t)と等しくなるようにしている(T2−T1=d+t)。
Specifically, the thickness dimension T1 of the
これにより、図7に示されるように、センサユニット20をテールゲート12の取り付け面SFに装着した状態、つまり、メインブラケット41の裏面41bとサブブラケット42の裏面42bとを面一とした状態で、メインブラケット41とサブブラケット42との連結部分においてケーブルセンサ30が真っ直ぐに保持される。したがって、当該部分においてケーブルセンサ30に無理な負荷が掛かることを防止でき、よって、ケーブルセンサ30の検出性能が悪化するようなことを抑制できる。
As a result, as shown in FIG. 7, the
次に、以上のように形成されたセンサユニット20の製造方法、特に、ケーブルセンサ30をサブブラケット42に一体化する方法(アウトサート成形の方法)について、図面を用いて詳細に説明する。
Next, a method for manufacturing the
ケーブルセンサ30をサブブラケット42(図4参照)に一体化するには、図10に示されるような射出成形装置50が用いられる。まず、センサユニット20の製造方法の説明に先立ち、射出成形装置50の概要について説明する。
In order to integrate the
図10に示されるように、射出成形装置50は、図示しない基台に固定された固定金型(第1金型)51と、図示しない昇降機構により昇降される可動金型(第2金型)52と、を備えている。
As shown in FIG. 10, the
固定金型51には、ケーブルセンサ30を保持するセンサ保持溝51aが設けられている。センサ保持溝51aは、ケーブルセンサ30を、図4に示されるように略L字形状に屈曲された状態で保持するようになっている。そして、センサ保持溝51aは、ケーブルセンサ30のセンサ収容部32aが設けられた側を完全に収容しつつ、ケーブルセンサ30の土台部32bが設けられた側の極一部のみを露出させている。これにより、サブブラケット42の保持溝42c(図4参照)に保持された湾曲部30cを、アウトサート成形によって形成することができる。
The fixed
可動金型52には、サブブラケット42を形成するブラケット成形凹部52aが設けられている。そして、可動金型52の開口側(図10中下側)を固定金型51の開口側(図10中上側)に突き合わせることで、サブブラケット42を形成するためのキャビティCAが形成される。
The
また、可動金型52には、当該可動金型52の外部とブラケット成形凹部52aとの間を連通する連通路52bが形成されている。連通路52bには、溶融されたプラスチック材料(樹脂材料)からなる溶融樹脂MRが通過するようになっており、その上流側にはディスペンサDPが設けられている。これにより、ディスペンサDPを作動させることで、連通路52bからキャビティCAの内部に溶融樹脂MRが所定圧で供給されていく。
Further, the
[センサセット工程]
ケーブルセンサ30をサブブラケット42に一体化するには、まず、図10(a)の矢印M1に示されるように、柔軟性を有するケーブルセンサ30の所定箇所を湾曲させ、この状態でケーブルセンサ30をセンサ保持溝51aに収容する。これにより、湾曲部30c(図4参照)が形成された状態で、ケーブルセンサ30が固定金型51に保持される。
[Sensor setting process]
In order to integrate the
これにより、ケーブルセンサ30の固定金型51へのセットが完了して、センサセット工程(第1工程)が終了する。
Thereby, the setting of the
[金型突き合わせ工程]
次に、図10(a)の矢印M2に示されるように、射出成形装置50の昇降機構を駆動して、可動金型52を固定金型51に対して下降させる。具体的には、可動金型52の開口側と固定金型51の開口側とを、互いに当接するまで下降させる。すると、可動金型52が固定金型51に突き合わされて、図10(b)に示されるように、固定金型51と可動金型52との間に、キャビティCAが形成される。
[Die matching process]
Next, as shown by an arrow M <b> 2 in FIG. 10A, the lifting mechanism of the
これにより、固定金型51と可動金型52との間に、サブブラケット42を形成するためのキャビティCAが形成されて、金型突き合わせ工程(第2工程)が終了する。
Thus, a cavity CA for forming the
[サブブラケット成形工程]
次に、図10(b)の矢印M3に示されるように、可動金型52に設けられたディスペンサDPを作動させる。すると、ディスペンサDPからの溶融樹脂MRが、連通路52bを通過してキャビティCA内に徐々に供給されていく。これにより、土台部32bの露出された部分の周囲が溶融樹脂MRで満たされていき、サブブラケット42が形成されていく。
[Sub-bracket molding process]
Next, as indicated by an arrow M3 in FIG. 10B, the dispenser DP provided in the
その後、キャビティCAの内部に溶融樹脂MRが満遍なく行き渡り、ケーブルセンサ30を湾曲させた状態で保持するサブブラケット42の成形が完了して、サブブラケット成形工程(第3工程)が終了する。
Thereafter, the molten resin MR spreads uniformly in the cavity CA, and the molding of the
そして、図示しない冷却装置等により、固定金型51および可動金型52を冷却して、サブブラケット42となる溶融樹脂MRを硬化させる。
Then, the fixed
[完成品離型工程]
次に、射出成形装置50の昇降機構を駆動して、可動金型52を固定金型51に対して上昇させる。これにより、可動金型52が固定金型51から引き離されて、アウトサート成形を終えて完成したケーブルセンサ30およびサブブラケット42が離型可能となる。その後、作業者の手作業等により、ケーブルセンサ30および硬化されたサブブラケット42を、固定金型51および可動金型52から離型させる。
[Finished product release process]
Next, the lifting mechanism of the
これにより、固定金型51および可動金型52からのケーブルセンサ30およびサブブラケット42の離型が完了して、完成品離型工程(第4工程)が終了する。
Thereby, the release of the
このように、センサセット工程(第1工程),金型突き合わせ工程(第2工程),サブブラケット成形工程(第3工程)および完成品離型工程(第4工程)を介して、ケーブルセンサ30はサブブラケット42に一体化(アウトサート成形)される。
As described above, the
次に、センサユニット20のテールゲート12への装着手順(組み立て手順)について、図面を用いて詳細に説明する。
Next, the mounting procedure (assembly procedure) of the
図11(a)に示されるように、まず、上述のような製造方法を経ることで、ケーブルセンサ30とサブブラケット42とが一体化されてなるサブアッセンブリSAを準備するとともに、別の製造工程を経て製造されたメインブラケット41を準備する。なお、サブアッセンブリSAにおけるケーブルセンサ30の直線状部30bには、予め両面テープTPを貼り付けておく。
As shown in FIG. 11A, first, through the manufacturing method as described above, a subassembly SA in which the
次いで、図11(a)の矢印M4に示されるように、ケーブルセンサ30のサブブラケット42に保持されていない直線状部30bの基端部分、すなわち直線状部30bのサブブラケット42寄りの部分を、緩い角度で屈曲させる。このとき、ケーブルセンサ30を傷めないようにするためにも、屈曲角度α°は約30度程度に止めるようにする。そして、この状態のもとで、両面テープTPの剥離紙PAを剥がす。
Next, as shown by an arrow M4 in FIG. 11A, a base end portion of the
その後、図11(b)の矢印M5に示されるように、サブアッセンブリSAのサブブラケット42をメインブラケット41に臨ませて、サブブラケット42の凹部42dに、メインブラケット41の凸部41cを差し込む。これにより、サブブラケット42のメインブラケット41への装着が完了して、センサブラケット40になる。すなわち、センサユニット20の組み立てが完了する。
After that, as indicated by an arrow M5 in FIG. 11B, the
次いで、図11(b)の矢印M6に示されるように、ケーブルセンサ30を真っ直ぐになるように元に戻す。このとき、作業者は、一対の傾斜面32cを把持しつつ、ケーブルセンサ30をメインブラケット41に向けて所定圧で押圧するようにする。これにより、図11(c)に示されるように、両面テープTPがメインブラケット41に貼り付けられて、メインブラケット41上に直線状部30bが設けられる。なお、メインブラケット41上には直線状部30bのみが設けられるため(図4参照)、両面テープTPのメインブラケット41への貼付作業を、容易に行うことができる。
Next, as shown by an arrow M6 in FIG. 11B, the
その後、図11(c)の矢印M7に示されるように、互いに連結されたメインブラケット41およびサブブラケット42、すなわち組み立てられたセンサユニット20を、テールゲート12における取り付け面SFの所定箇所に臨ませて、図示しない複数の固定ボルトで固定する。これにより、センサユニット20のテールゲート12への装着(固定)が完了する。
After that, as indicated by an arrow M7 in FIG. 11C, the
以上詳述したように、実施の形態1によれば、テールゲート12の形状に倣って湾曲された湾曲部30cを備えたケーブルセンサ30と、湾曲部30cを湾曲させた状態で保持する保持溝42cを備えたサブブラケット42と、を有するので、複雑な形状のテールゲート12であっても、サブブラケット42の保持溝42cによって、ケーブルセンサ30の湾曲部30cを長期に亘って安定して保持することができる。したがって、センサユニット20の頻繁なメンテナンス(剥がれたら貼り直す等の作業)を不要にして、信頼性の向上が図れる。
As described above in detail, according to the first embodiment, the
また、実施の形態1によれば、サブブラケット42が、ケーブルセンサ30をテールゲート12に固定するためのメインブラケット41に装着されているので、センサブラケット40の全体をアウトサート成形せずに済む。よって、大型の射出成形装置が不要となり、製造設備や製造工程の簡素化を図ることができる。また、種々の形状のテールゲートに対して、サブアッセンブリSA(図11(a)参照)を共通化でき、センサユニットのコストアップを抑えることができる。すなわち、種々の形状のテールゲートに対応するには、形状の異なるメインブラケットのみを準備するだけで済む。
Further, according to the first embodiment, since the
さらに、実施の形態1によれば、メインブラケット41に、ケーブルセンサ30が両面テープTPにより固定されているので、ケーブルセンサ30とメインブラケット41との固定構造を、安価かつ簡素な構造にすることができ、センサユニット20のコストアップを抑えることができる。
Furthermore, according to the first embodiment, since the
また、実施の形態1によれば、湾曲部30cが、ケーブルセンサ30の長手方向端部寄りに設けられ、保持溝42cは、ケーブルセンサ30の長手方向端部(モールド樹脂部32d)も保持している。これにより、剥がれが生じ易いケーブルセンサ30の湾曲部30cの近傍に、ケーブルセンサ30のモールド樹脂部32dを配置でき、かつ湾曲部30cおよびモールド樹脂部32dの剥がれを確実に抑えることができる。
Further, according to the first embodiment, the bending
さらに、実施の形態1によれば、ケーブルセンサ30とサブブラケット42とを一体化してなるサブアッセンブリSAを、固定金型51と可動金型52とを用いてアウトサート成形により一体化したので、ケーブルセンサ30とサブブラケット42とを、互いに組織的に強固に一体化することができる。よって、両者の固定強度を十分なものとして、従前のような両面テープの劣化による剥がれを無くすことができる。
Furthermore, according to the first embodiment, the sub assembly SA formed by integrating the
次に、本発明の実施の形態2および実施の形態3(他の2種類)について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した実施の形態1と同様の機能を有する部分については同一の記号を付し、その詳細な説明を省略する。
Next,
図12は実施の形態2のセンサユニットを示す図7に対応した図を、図13は実施の形態3のセンサユニットを示す図8に対応した図をそれぞれ示している。 FIG. 12 shows a diagram corresponding to FIG. 7 showing the sensor unit of the second embodiment, and FIG. 13 shows a diagram corresponding to FIG. 8 showing the sensor unit of the third embodiment.
[実施の形態2]
図12に示されるように、実施の形態2のセンサユニット60では、実施の形態1のセンサユニット20(図7参照)に比して、まず、サブブラケット42の厚み寸法をT2からT3に薄くし(T3<T2)、かつメインブラケット41を省略した点が異なっている。また、サブブラケット42を、第1両面テープTP1によりガラスハッチ(固定対象物)HCの固定面FFに固定し、かつケーブルセンサ30の直線状部30bを、第2両面テープTP2によりガラスハッチHCの固定面FFに固定した点が異なっている。
[Embodiment 2]
As shown in FIG. 12, in the
ここで、ケーブルセンサ30を、図12に示されるように、段差無く真っ直ぐにガラスハッチHCに固定するために、第2両面テープTP2を第1両面テープTP1よりも厚くしている。具体的には、第1両面テープTP1の厚み寸法をt1としたときに、第2両面テープTP2の厚み寸法t2は、サブブラケット42の厚み寸法T3から保持溝42cの深さ寸法dを引いて、それに第1両面テープTP1の厚み寸法t1を加えた値と等しくなるように設定する(T2=T3−d+t1)。
Here, as shown in FIG. 12, the second double-sided tape TP2 is made thicker than the first double-sided tape TP1 in order to fix the
これにより、図12に示されるように、第1,第2両面テープTP1,TP2により、センサユニット60をガラスハッチHCの固定面FFに固定した状態で、ケーブルセンサ30を真っ直ぐに保持することができる。
Thus, as shown in FIG. 12, the
以上のように形成された実施の形態2においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態2では、実施の形態1に比してセンサユニット60の厚み寸法を小さくでき、かつ第1,第2両面テープTP1,TP2のみで固定対象物に固定することができる。したがって、センサユニット60をより小型軽量化しつつ、メインブラケット41を用いて固定ボルトで固定できないようなガラスハッチHCにも容易に適用することができる。
In the second embodiment formed as described above, the same operational effects as those of the first embodiment can be obtained. In addition, in the second embodiment, the thickness dimension of the
[実施の形態3]
図13に示されるように、実施の形態3のセンサユニット70では、実施の形態1のセンサユニット20(図8参照)に比して、まず、センサホルダ32の形状が異なっている。具体的には、センサホルダ32の先端側(図中上側)が、実施の形態1よりもさらに先細り形状に形成されている(さらに細くなっている)。また、センサホルダ32が導電性を有するゴム材で形成されている点も異なっている。さらには、センサ収容部32aに保持されるセンサ本体71の検知方式が異なっている。
[Embodiment 3]
As shown in FIG. 13, in the
具体的には、センサ本体71は、人体等の障害物BLが近接したことをコントローラ13b(図1および図2参照)に検出させる非接触タイプの近接センサとなっている。センサ本体71は電極からなり、人体等の障害物BLが図13の二点鎖線円で示される検出領域に入ると、障害物BLがセンサユニット70に近付いたことを示す電気信号の変化が、コントローラ13bに出力される。
Specifically, the sensor
ここで、センサ本体71には、微弱な電気信号がコントローラ13bから流れた状態となっている。そして、この状態で障害物BLがセンサ本体71に近付くと、障害物BLとセンサ本体71との間の静電容量が変化して、センサ本体71に流れている電気信号が立ち上がるようになっている。
Here, a weak electric signal flows from the
この電気信号の変化をコントローラ13bに検出させることで、コントローラ13bは、障害物BLがセンサユニット70に近付いたことを検出する。すなわち、電極により形成されるセンサ本体71は、静電容量センサとなっている。なお、センサ本体71(電極)は、例えば複数の銅線を束ねた導電線(配線コード)により形成されている。
By causing the
以上のように形成された実施の形態3においても、上述した実施の形態1と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、実施の形態3では、センサ本体71を非接触タイプの近接センサとしたので、障害物BLの接触を未然に防ぐことができ、より信頼性を高めることが可能となる。また、非接触タイプのセンサ本体71を採用したことで、センサユニット70をより小型軽量化することができ、上述した実施の形態2のように、両面テープを用いてガラスハッチに固定するのに適した構造となっている。
In the third embodiment formed as described above, the same operational effects as those of the first embodiment can be obtained. In addition, in the third embodiment, since the sensor
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態1および実施の形態2では、絶縁チューブ31aの内部に一対の電極31b,31cを螺旋状に固定したものを示したが、本発明はこれに限らず、電極の太さや必要とされる検出性能等に応じて、4本や6本等の電極を螺旋状に設けたり平行に設けたりしても良い。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. For example, in
さらに、上記各実施の形態では、センサユニット20,60,70を、車両10のテールゲート12やガラスハッチHCに固定した場合を示したが、本発明はこれに限らず、車両のサンルーフや車両の側方にあるスライドドアに固定しても良いし、車両10への適用に限らず、建物の出入り口を開閉するための自動ドア装置等にも適用することができる。
Further, in each of the above embodiments, the
その他、上記各実施の形態における各構成要素の材質,形状,寸法,数,設置箇所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、上記各実施の形態に限定されない。 In addition, the material, shape, dimensions, number, installation location, and the like of each component in each of the above embodiments are arbitrary as long as the present invention can be achieved, and are not limited to each of the above embodiments.
10 車両
11 開口部
12 テールゲート(固定対象物)
12a 縁部
13 パワーテールゲート装置
13a アクチュエータ
13b コントローラ
20 センサユニット
30 ケーブルセンサ
30a オス型コネクタ
30b 直線状部
30c 湾曲部
31 センサ本体
31a 絶縁チューブ
31b,31c 電極
31d 導電チューブ
31e 導電線
32 センサホルダ
32a センサ収容部
32b 土台部
32c 傾斜面
32d モールド樹脂部
40 センサブラケット
41 メインブラケット(ブラケット)
41a 表面
41b 裏面
41c 凸部
42 サブブラケット(湾曲保持部材)
42a 表面
42b 裏面
42c 保持溝
42d 凹部
50 射出成形装置
51 固定金型(第1金型)
51a センサ保持溝
52 可動金型(第2金型)
52a ブラケット成形凹部
52b 連通路
60 センサユニット
70 センサユニット
71 センサ本体
BL 障害物
CA キャビティ
DP ディスペンサ
FF 固定面
HC ガラスハッチ
MR 溶融樹脂
P1 長尺接続部
P2 短尺接続部
PA 剥離紙
R 抵抗
S 隙間
SA サブアッセンブリ
SF 取り付け面
SP セパレータ
SW かしめ部材
TP 両面テープ(粘着テープ)
TP1 第1両面テープ
TP2 第2両面テープ
10
51a
52a
TP1 1st double-sided tape TP2 2nd double-sided tape
Claims (5)
固定対象物の形状に倣って湾曲された湾曲部を備えたケーブルセンサと、
前記湾曲部を湾曲させた状態で保持する保持溝を備えた湾曲保持部材と、
を有する、センサユニット。 A sensor unit for detecting proximity or contact of an obstacle,
A cable sensor having a curved portion curved according to the shape of the fixed object;
A bending holding member having a holding groove for holding the bending portion in a bent state;
A sensor unit.
前記湾曲保持部材が、前記ケーブルセンサを前記固定対象物に固定するためのブラケットに装着されている、
センサユニット。 The sensor unit according to claim 1, wherein
The curved holding member is attached to a bracket for fixing the cable sensor to the fixed object.
Sensor unit.
前記ブラケットに、前記ケーブルセンサが粘着テープにより固定されている、
センサユニット。 The sensor unit according to claim 2,
The cable sensor is fixed to the bracket with an adhesive tape,
Sensor unit.
前記湾曲部が、前記ケーブルセンサの長手方向端部寄りに設けられ、
前記保持溝は、前記ケーブルセンサの長手方向端部を保持している、
センサユニット。 The sensor unit according to any one of claims 1 to 3,
The curved portion is provided near the longitudinal end of the cable sensor;
The holding groove holds a longitudinal end of the cable sensor.
Sensor unit.
柔軟性を有するケーブルセンサを湾曲させ、この状態で第1金型に保持させる第1工程と、
前記第1金型に第2金型を突き合わせて、前記第1金型と前記第2金型との間にキャビティを形成する第2工程と、
溶融された樹脂材料を前記キャビティに供給して、前記ケーブルセンサを湾曲させた状態で保持する湾曲保持部材を形成する第3工程と、
前記第1金型および前記第2金型から前記ケーブルセンサおよび前記湾曲保持部材を離型させる第4工程と、
を有する、センサユニットの製造方法。 A method of manufacturing a sensor unit for detecting proximity or contact of an obstacle,
A first step of bending a flexible cable sensor and holding it in this state in a first mold;
A second step of butting a second mold against the first mold to form a cavity between the first mold and the second mold;
A third step of supplying a melted resin material to the cavity and forming a curved holding member that holds the cable sensor in a curved state;
A fourth step of releasing the cable sensor and the curved holding member from the first mold and the second mold;
A method for manufacturing a sensor unit.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018104924A JP2019212385A (en) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | Sensor unit and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018104924A JP2019212385A (en) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | Sensor unit and manufacturing method thereof |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019212385A true JP2019212385A (en) | 2019-12-12 |
Family
ID=68846900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018104924A Ceased JP2019212385A (en) | 2018-05-31 | 2018-05-31 | Sensor unit and manufacturing method thereof |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019212385A (en) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014149924A (en) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Mitsuba Corp | Touch sensor device |
JP2014175151A (en) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Asmo Co Ltd | Fixing structure of foreign matter detection sensor |
-
2018
- 2018-05-31 JP JP2018104924A patent/JP2019212385A/en not_active Ceased
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014149924A (en) * | 2013-01-31 | 2014-08-21 | Mitsuba Corp | Touch sensor device |
JP2014175151A (en) * | 2013-03-08 | 2014-09-22 | Asmo Co Ltd | Fixing structure of foreign matter detection sensor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10745956B2 (en) | Touch sensor unit and method of manufacturing the same | |
US10756733B2 (en) | Touch sensor unit and manufacturing method thereof | |
JP6825954B2 (en) | Manufacturing method of touch sensor unit | |
US11401746B2 (en) | Sensor unit manufacturing method | |
US10745959B2 (en) | Touch sensor unit | |
US8299807B2 (en) | Foreign object detection sensor and method for manufacturing the same | |
WO2016121235A1 (en) | Touch sensor unit | |
JP2019212385A (en) | Sensor unit and manufacturing method thereof | |
US11342817B2 (en) | Touch sensor unit | |
JP7270487B2 (en) | Sensor unit and its fixing method | |
JP2019186064A (en) | Sensor unit | |
JP2020004518A (en) | Sensor unit and manufacturing method thereof | |
JP2019207765A (en) | Sensor unit and manufacturing method thereof | |
JP6943784B2 (en) | Cable sensor and its manufacturing method | |
US11435204B2 (en) | Touch sensor unit | |
US11437894B2 (en) | Touch sensor unit | |
JP6914172B2 (en) | Touch sensor unit | |
JP2019139873A (en) | Touch sensor unit | |
JP6914214B2 (en) | Cable sensor | |
JP2021012825A (en) | Cable sensor unit | |
JP2019133746A (en) | Sensor unit | |
JP6908473B2 (en) | Fixed structure of touch sensor and touch sensor unit | |
JP7245151B2 (en) | touch sensor unit | |
JP6417922B2 (en) | Foreign matter detection sensor manufacturing method and foreign matter detection sensor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201130 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210813 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210831 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210930 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211221 |
|
A045 | Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment] |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20220426 |