JP2019206367A - Bag for heating - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、物品を収納した状態で電子レンジ等によって加熱可能な加熱用袋に関するものである。 The present invention relates to a heating bag that can be heated by a microwave oven or the like in a state where an article is stored.
包装袋として、調理済み冷凍食品やチルド食品等を収納したまま、電子レンジで加熱調理可能なものがある(例えば、特許文献1参照)。このような包装袋は、加熱時に発生する水蒸気によって膨張して破裂することで、内容物が飛散したり、電子レンジを汚したりするなどの問題がある。そこで、特許文献1には、合掌背貼り部のシール強度を他の熱シール部のシール強度より小さくすることで、加熱したときに合掌背貼り部を開口し易くし、合掌背貼り部から水蒸気を逃がすことを提案している。 Some packaging bags can be cooked with a microwave oven while containing cooked frozen food, chilled food, or the like (see, for example, Patent Document 1). Such a packaging bag has the problem that the contents are scattered or the microwave oven is soiled by being expanded and ruptured by water vapor generated during heating. Therefore, in Patent Document 1, by making the seal strength of the gas palm back pasting portion smaller than the seal strength of other heat seal portions, it becomes easier to open the gas palm back pasting portion when heated, Propose to escape.
特許文献1の包装袋は、水蒸気を逃がすために合掌背貼り部が壊れてしまうので、繰り返し使用することができない。 The packaging bag of Patent Document 1 cannot be used repeatedly because the palm-pasted part is broken to release water vapor.
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、繰り返し使用できる加熱用袋を提供することを目的とする。 The present invention has been proposed to solve these problems in view of the above-described problems related to the prior art, and an object thereof is to provide a heating bag that can be used repeatedly.
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明の加熱用袋は、
ポリオレフィン系樹脂からなる発泡体層を有するシートで袋状に構成され、内側に物品を収納可能な袋本体と、
前記袋本体の開口部に延在するように設けられ、該開口部を開閉可能な内開きチャックと、を備え、
前記内開きチャックは、該内開きチャックを挟んで前記袋本体の内側から力を加えて該内開きチャックを開くときに要する内側開放力が、該内開きチャックを挟んで前記袋本体の外側から力を加えて該内開きチャックを開くときに要する外側開放力よりも小さくなるように構成されていることを要旨とする。
In order to overcome the above-mentioned problems and achieve the intended purpose, the heating bag of the present invention comprises:
A bag body made of a sheet having a foam layer made of a polyolefin-based resin, configured in a bag shape, and capable of storing articles inside,
An inner opening chuck provided to extend to the opening of the bag body, and capable of opening and closing the opening,
The inner opening chuck has an inner opening force required to open the inner opening chuck by applying a force from the inside of the bag body across the inner opening chuck from the outside of the bag body across the inner opening chuck. The gist is that it is configured to be smaller than the outer opening force required to open the inner opening chuck by applying a force.
本発明に係る加熱用袋によれば、閉じている内開きチャックが加熱による内圧上昇によって開いて内圧を逃すので、袋の破裂を防止することができる。そして、内開きチャックを閉じれば、繰り返して使用することができる。 According to the heating bag according to the present invention, the closed inner opening chuck is opened by the increase of the internal pressure due to heating and the internal pressure is released, so that the bag can be prevented from rupture. If the inner opening chuck is closed, it can be used repeatedly.
次に、本発明に係る加熱用袋につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。 Next, the heating bag according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings by way of preferred examples.
図1〜図3に示すように、実施例に係る加熱用袋10は、袋状に構成されたシート12からなる袋本体14と、袋本体14に設けられた開口部16,18を開閉可能なチャック20,22とを備えている。加熱用袋10は、チャック20,22を閉じることで、袋本体14の内側の収納空間14aを封止し得るようになっている。加熱用袋10は、袋本体14の一辺に形成された放圧用開口部16に設けられた内開きチャック20と、袋本体14の一辺と異なる(実施例では反対側)の他辺に形成された物品用開口部18に設けられた外開きチャック22とを備えている。加熱用袋10は、袋本体14の収納空間14aに対して、物品Mを物品用開口部18から出し入れし、電子レンジ等での加熱に伴って上昇する収納空間14aの内圧を放圧用開口部16から外方へ逃がすように構成されている。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
図1〜図3に示すように、袋本体14は、シート12を袋状に形成したものであり、実施例のように向かい合わせた2枚のシート12の縁をシールした態様(ボトムシール袋等)や、1枚のシート12を折り曲げて向かい合わせた縁をシールする態様(サイドシール袋等)や、合掌状に向かい合わせたシート12の縁をシールした所謂背貼り部を有する態様(ピロー袋等)などから選択することができる。また、袋本体14は、実施例のような平袋あるいはマチを有するガセット袋などの形態であってもよく、その形状も実施例のような矩形状に限らず、収納される物品Mや用途などに応じて適宜形状にすることができる。実施例の袋本体14は、熱による溶着や接着剤による接着等によりシート12同士を接合することで形成されるシール部15a,15bを備えており、矩形状の袋本体14において並行する一方の組の縁辺全体に亘って第1シール部15aが形成されている。また、袋本体14は、該袋本体14において並行する他方の組の縁辺のうちの片方に、該縁辺全体よりも小さい範囲に延在するように第2シール部15bが形成され、残りの片方にシール部15a,15bが設けられていない。そして、袋本体14は、向かい合うシート12,12同士におけるシールされていない部分が開口部16,18になっており、物品用開口部18が、袋本体14の縁辺全体に亘って開口しているのに対して、放圧用開口部16が、袋本体14の縁辺全体よりも小さい範囲(実施例では約半分)で開口している。このように、放圧用開口部16は、物品用開口部18よりも小さく形成することが好ましい。
As shown in FIG. 1 to FIG. 3, the bag
シート12は、収納空間14aに収納した物品Mを保存する都合上、通気性、透湿性および通水性がないまたは小さいものが望ましい。図4に示すように、シート12は、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂からなる発泡体層24を少なくとも備えている。なお、ポリオレフィン系樹脂としては、耐熱性に優れていることからポリプロピレン系樹脂が好ましい。発泡体層24は、衝撃を吸収し得ることから軟質発泡体で構成することが好ましく、セル(気泡)が互いに繋がっている連続気泡構造またはセルが互いに繋がっていない独立気泡構造の何れでもよいが、収納空間14aに収納した物品Mを保護するうえで連続気泡構造の方が好ましい。発泡体層24は、セル径が300μm以下、より好適には50μm〜300μmの発泡体で構成することが好ましく、このようにセル径が細かいことで断熱性を向上させることができる。発泡体層24は、その密度が40kg/m3〜60kg/m3の範囲にあることが好ましく、このような範囲の発泡体層24のシート12であると軽量でかつ断熱性が優れている等、加熱用袋10として好適である。発泡体層24は、熱伝導率0.040w/(m・k)以下、より好適には0.026w/(m・k)〜0.040w/(m・k)の発泡体で構成することが好ましく、このように断熱性が優れていることで、加熱した際に加熱用袋10自体が熱くなり難く、かつ収納した物品Mが冷め難くなる。
The
発泡体層24は、発泡剤として二酸化炭素や窒素などを用いた超臨界ガス発泡法によって得られる発泡体を用いることが特に好ましい。前述した二酸化炭素等を発泡剤として用いた発泡体は、アゾ化合物等の有機発泡剤や炭酸アンモニウム等の無機発泡剤などと比べて、揮発性有機化合物(VOC)などが少なくクリーンであることから、特に物品Mとして食品を収納する加熱用袋10に適用するとよい。そして、超臨界ガス発泡法により得られる発泡体は、前述した発泡体層24として好ましい物性を併有させることができるので、加熱用袋10として好適である。
The
シート12は、発泡体層24のみの単層構造であってもよいが、図4に示すように、発泡体層24に加えて、シート12において強度向上や断熱性や通気性などの所定機能を発揮する機能層26を備える積層構造であることが好ましい。機能層26としては、例えば、ソリッドタイプの合成樹脂および紙などの中から1つまたは複数選択して用いることができる。ソリッドタイプの合成樹脂としては、例えば、ラミネート性の良いポリプロピレン(例えば低融点ポリプロピレン)やガスバリヤ性の良いポリ塩化ビニリデン(所謂サラン樹脂)などのフィルムを発泡体層24にラミネートして、引裂強度を向上させたり、ガスバリヤ性を高めたり、シリコーン樹脂などを発泡体層24にコーティングしたりするなど、要求される機能に応じて適宜選択される。紙としては、例えば、シリコーン樹脂等がコーティングされた紙など、要求される機能に応じて適宜選択される。実施例では、機能層26が発泡体層24の内側に積層され、実施例の袋本体14は、発泡体層24が加熱用袋10の外面を構成するように配置され、機能層26が加熱用袋10の内面を構成するように配置されている。
The
図4に示すように、発泡体層24は、他の部分よりも樹脂密度が高いスキン層24aを備えていることが好ましい。スキン層24aは、発泡体層24の表面に形成され、実施例では、発泡体層24の内面がスキン層24aになっており、スキン層24aに機能層26が積層されている。このように、スキン層24aに機能層26を積層することで、発泡体層24と機能層26とを接合する接着剤が発泡体層24に含浸し難くなったり、コーティングにより得られる機能層26の厚みを一定にし易くなったり、機能層26を積層するうえで様々なメリットがある。
As shown in FIG. 4, the
内開きチャック20は、該内開きチャック20を挟んで袋本体14の内側から力を加えて該内開きチャック20を開くときの内側開放力が、該内開きチャック20を挟んで袋本体14の外側から力を加えて該内開きチャック20を開くときの外側開放力よりも小さくなるように構成されている。すなわち、内開きチャック20は、放圧用開口部16が収納空間14a側から開き易いのに対して、放圧用開口部16の外側から開き難くなっている。これに対して、外開きチャック22は、該外開きチャック22を挟んで袋本体14の外側から力を加えて該外開きチャック22を開くときの外側開放力が、該外開きチャック22を挟んで袋本体14の内側から力を加えて該外開きチャック22を開くときの内側開放力よりも小さくなるように構成されている。すなわち、外開きチャック22は、物品用開口部18の外側から開き易いのに対して物品用開口部18が収納空間14a側から開き難くなっている。なお、加熱用袋10は、チャック20,22を開放する際に要する力よりも、袋本体14のシール強度およびシート12の引裂強度が大きく設定されている。
When the
図5および図6に示すように、内開きチャック20および外開きチャック22は、雄・雌の係合構造である基本的な構成が共通している。具体的には、チャック20,22は、開口部16,18において対向する一方のシート12に、開口部16,18の開口縁に沿う方向(開口部16,18における袋本体14の内外方向と交差する方向)へ延在するように設けられた雄形状の係止部28と、開口部16,18において対向する他方のシート12に、開口部16,18の開口縁に沿う方向へ延在するように設けられた雌形状の係止受部30とから構成されている。係止部28は、一方のシート12から他方のシート12に向けて延出する雄側延出部32の先端に、開口部16,18において袋本体14の内外方向へ互いに離れる向きに突出する一対の係止爪34a,34bを有している。係止受部30は、開口部16,18において袋本体14の内外方向に離れて離して配置され、他方のシート12から一方のシート12に向けて延出する一対の雌側延出部36a,36bによって、一方のシート12に開口する凹状に形成されている。一対の雌側延出部36a,36bの先端のそれぞれには、相手側へ向けて突出する受爪38a,38bが設けられており、係止受部30は、互いに近づく向きに突出する一対の受爪38a,38b(雌側延出部36a,36b)の間に係止部28が係脱するようになっている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
より具体的には、図5および図6に示すように、チャック20,22は、一対の受爪38a,38bの間に係止部28が嵌まると、一対の係止爪34a,34bのうち袋本体14の内側に向けて突出する内係止爪34aと、一対の受爪38a,38bのうち袋本体14の外側に向けて突出する内受爪38aとが引っ掛かる。また、チャック20,22は、一対の係止爪34a,34bのうち袋本体14の外側に向けて突出する外係止爪34bと、一対の受爪38a,38bのうち袋本体14の内側に向けて突出する外受爪38bとが引っ掛かる。このように、チャック20,22は、内側の爪34a,38a同士が引っ掛かると共に外側の爪34b,38b同士が引っ掛かることで、係止部28が係止受部30から抜け止めされて、開口部16,18を封止する。
More specifically, as shown in FIGS. 5 and 6, the
図5に示すように、内開きチャック20は、内係止爪34aと内受爪38aとの引っ掛かりが、外係止爪34bと外受爪38bとの引っ掛かりよりも外れ易く構成されている。図6に示すように、外開きチャック22は、外係止爪34bと外受爪38bとの引っ掛かりが、内係止爪34aと内受爪38aとの引っ掛かりよりも外れ易く構成されている。このように、内開きチャック20と外開きチャック22とは、内側の爪34a,38a同士の引っ掛かりと外側の爪34b,38b同士の引っ掛かりの強弱関係が逆になっており、実施例では、内開きチャック20と外開きチャック22とが同一の構成要素を有しているが、互いに内外方向に対称な関係で構成要素が配置されている。
As shown in FIG. 5, the
一方の爪34a,38a(34b,38b)同士の引っ掛かりが他方の爪34b,38b(34a,38a)同士の引っ掛かりよりも外れ易くなる構成としては、例えば、以下のような様々なものを、1つまたは複数組み合わせて採用することができる。実施例では、一方の爪34a,38a(34b,38b)同士が引っ掛かった際のかかり代を、他方の爪34b,38b(34a,38a)同士が引っ掛かった際のかかり代よりも小さくする構成とすることで、一方の爪34a,38a(34b,38b)同士の引っ掛かりが他方の爪34b,38b(34a,38a)同士の引っ掛かりよりも外れ易くしている(図5および図6参照)。また、一方の爪34a,38a(34b,38b)を、延出部32,36a(32,36b)に対して鈍角になるように形成するまたは爪34a,38a(34b,38b)自体を円弧状に形成し、他方の爪34b,38b(34a,38a)を、延出部32,36b(32,36a)に対して鋭角になるように形成する構成とすることで、一方の爪34a,38a(34b,38b)同士の引っ掛かりが他方の爪34b,38b(34a,38a)同士の引っ掛かりよりも外れ易くしている(図5および図6参照)。更に、一方の受爪38a(38b)が設けられた延出部36a(36b)を、他方の受爪38b(38a)が設けられた延出部36b(36a)よりもシート12の変形に連動し易くすることで、一方の爪34a,38a(34b,38b)同士の引っ掛かりが他方の爪34b,38b(34a,38a)同士の引っ掛かりよりも外れ易くしている(図5および図6参照)。更にまた、他方の受爪38b(38a)が設けられた延出部36b(36a)を、一方の受爪38a(38b)が設けられた延出部36a(36b)よりも細くする等により撓み易くすることで、一方の爪34a,38a(34b,38b)同士の引っ掛かりが外れた際に、他方の爪34b,38b(34a,38a)同士の引っ掛かりも外れ易くしている(図5および図6参照)。
As a configuration in which the catch between the one
加熱用袋10は、電子レンジ等で加熱された際に、収納した物品Mから生じた水蒸気や内部空気の加熱・膨張によって内圧が上昇すると、内開きチャック20および外開きチャック22の内側において対向するシート12,12が互いに離れるように膨らむ。これにより、内開きチャック20は、シート12に内側から引っ張られて、内受爪38aが外受爪38bから離れるように変位し、内受爪38aと内係止爪34aとのかかり代が小さく、また内受爪38aと内係止爪34aとのかかり面が鈍角になっているので、内受爪38aと内係止爪34aとが外れる(図5(b)参照)。しかも、外受爪38bが設けられた外雌側延出部36bが内雌側延出部36aよりも細く形成されて撓み易いので、外受爪38bと外係止爪34bとが外れて、内開きチャック20が開き、開口した放圧用開口部16から水蒸気が外方へ放出されることになる。一方、外開きチャック22は、シート12に内側から引っ張られて内受爪38aが外受爪38bから離れるように変位しても、内受爪38aと内係止爪34aとのかかり代が大きく、また内受爪38aと内係止爪34aとのかかり面が鋭角になっているので、内受爪38aと内係止爪34aとが外れ難い(図6(b)参照)。しかも、外受爪38bが設けられた外雌側延出部36bが内雌側延出部36aよりも太く形成されて撓み難いので、外受爪38bおよび外係止爪34bの引っ掛かりも外れ難い。従って、内開きチャック20が開いても、外開きチャック22が開かず、加熱時に加熱用袋10から内圧を逃がす場所を放圧用開口部16だけにすることができる。
When the
物品Mを出し入れするときは、外開きチャック22の外側に延出するシート12を互いに離すように引っ張ることで、外開きチャック22の外受爪38bが内受爪38aから離れるように変位し、外受爪38bと外係止爪34bとのかかり代が小さく、また外受爪38bと外係止爪34bとのかかり面が鈍角になっているので、外受爪38bと外係止爪34bとが外れる(図6(c)参照)。このように、外開きチャック22は、外側から簡単に開くことができる。従って、加熱用袋10は、物品Mを出し入れする物品用開口部18に、外側から開け易い外開きチャック22を設けることで、物品用開口部18から物品Mを出し入れし易くできる。
When the article M is put in and out, the
前述した加熱用袋10によれば、例えば餅などを加熱した際に水蒸気を発する物品M等を収納しても、加熱による収納空間14aの内圧上昇によって内開きチャック20が開いて内圧を逃すので、加熱用袋10の破裂を防止することができる。そして、内開きチャック20を閉じれば、加熱用袋10を繰り返し使用することができる。加熱用袋10は、内開きチャック20によって加熱時の内圧上昇を制御できるので、チャック20,22を閉じた際に収納空間14aを密封する構造とすることができ、収納空間14aに収納された物品Mの保存性に優れている。
According to the
爪係合構造の内開きチャック20は、外側の爪同士の引っ掛かりよりも内側の爪同士の引っ掛かりが外れ易い簡単な構成で、加熱時に上昇した内圧を適切に逃がすことができ、例えば汎用品を流用して用いることも可能である。従って、加熱用袋10は、加熱時の破裂防止構造を有していても、コストを抑えることができる。しかも、加熱用袋10は、チャック20,22を開閉可能であるから繰り返し使用でき、経済的である。
The
内開きチャック20を、外開きチャック22よりも短くすることで、加熱した際に上昇した圧力を効率よく内開きチャック20に加えることができ、内開きチャック20を適切に開放させることができる。
By making the
加熱用袋10は、発泡体層24に加えて、所要の機能層26を備えていることで、機能層26によってシート12に適当な機能を付与することができる。例えば、引裂強度に劣る発泡体層24に、引裂強度に優れたフィルム等からなる機能層26を積層することで、シート12の強度を向上させることができる。また、通気性を有する発泡体層24に、通気性がないフィルム等の機能層26を積層することで、シート12がガスバリヤ性を有することになり、収納した物品Mの保存性を向上することができる。
Since the
加熱用袋10は、シート12に発泡体層24を有しているので断熱性に優れている。従って、加熱時に収納した物品Mを効率よく加熱することができ、加熱された物品Mを冷め難くすることができる。しかも、加熱用袋10自体が熱くなり難いので、加熱後に触っても安全である。
Since the
(変更例)
前述した実施例の構成に限らず、例えば以下のように変更してもよい。
(1)開き易い向きのあるチャックの構成は、実施例に限らず、他の構成を採用可能である。例えば、図7に示すように、変更例のチャック20(22)は、雌型の係止受部30における雌側延出部36a,36bが、それぞれ、シート12の面の垂直な方向に対して斜めとなるようにシート12から突出する構成であってもよい。なお、図7において、実施例と同様の構成には、実施例と同じ符号を付し、説明を省略する。
(Example of change)
For example, the configuration may be changed as follows.
(1) The configuration of the chuck having an orientation that is easy to open is not limited to the embodiment, and other configurations can be adopted. For example, as shown in FIG. 7, in the modified chuck 20 (22), the female-
(2)物品用開口部を放圧用開口部と兼用する構成であってもよい。この場合、放圧用開口部から物品を出し入れし、放圧用開口部を開く際には内開きチャックの内側からシートを引っ張る、または、内開きチャックの内側開放力よりも大きな力で外側から開けるように設定すれば、内開きチャックを開放することができる。
(3)開口部の位置は、袋本体の縁辺に限らず、例えば、袋本体の胴部分や背貼り部などに設けてもよい。そして、開口部に対応してチャックを設ければよい。
(2) The configuration may be such that the article opening is also used as the pressure relief opening. In this case, the article can be taken in and out from the pressure release opening, and when opening the pressure release opening, the sheet can be pulled from the inside of the inner opening chuck, or can be opened from the outside with a force larger than the inner opening force of the inner opening chuck. If set to, the inner opening chuck can be opened.
(3) The position of the opening is not limited to the edge of the bag body, and may be provided, for example, in the trunk portion or back pasting portion of the bag body. And what is necessary is just to provide a chuck | zipper corresponding to an opening part.
12 シート,14 袋本体,16 放圧用開口部(開口部),
18 物品用開口部(別の開口部),20 内開きチャック,22 外開きチャック,
24 発泡体層,26 機能層,28 係止部,30 係止受部,34a 内係止爪,
34b 外係止爪,38a 内受爪,38b 外受爪,M 物品
12 sheets, 14 bag bodies, 16 pressure relief opening (opening),
18 opening for goods (another opening), 20 inner opening chuck, 22 outer opening chuck,
24 foam layer, 26 functional layer, 28 locking portion, 30 locking receiving portion, 34a locking claw,
34b Outer locking claw, 38a Inner claw, 38b Outer claw, M
Claims (6)
前記袋本体の開口部に延在するように設けられ、該開口部を開閉可能な内開きチャックと、を備え、
前記内開きチャックは、該内開きチャックを挟んで前記袋本体の内側から力を加えて該内開きチャックを開くときに要する内側開放力が、該内開きチャックを挟んで前記袋本体の外側から力を加えて該内開きチャックを開くときに要する外側開放力よりも小さくなるように構成されている
ことを特徴とする加熱用袋。 A bag body made of a sheet having a foam layer made of a polyolefin-based resin, configured in a bag shape, and capable of storing articles inside,
An inner opening chuck provided to extend to the opening of the bag body, and capable of opening and closing the opening,
The inner opening chuck has an inner opening force required to open the inner opening chuck by applying a force from the inside of the bag body across the inner opening chuck from the outside of the bag body across the inner opening chuck. A heating bag characterized by being configured to be smaller than an outer opening force required when applying force to open the inner opening chuck.
前記開口部を通る前記袋本体の内外方向へ互いに離れる向きに突出する一対の係止爪を有する係止部と、
前記開口部を通る前記袋本体の内外方向へ互いに近づく向きに突出する一対の受爪を有し、該一対の受爪の間に前記係止部を受け入れ可能な係止受部と、を備え、
前記内開きチャックは、前記一対の係止爪のうち前記袋本体の内側に向けて突出する内係止爪と、前記一対の受爪のうち前記袋本体の外側に向けて突出する内受爪とが引っ掛かると共に、前記一対の係止爪のうち前記袋本体の外側に向けて突出する外係止爪と、前記一対の受爪のうち前記袋本体の内側に向けて突出する外受爪とが引っ掛かって、前記開口部を封止し、
前記内開きチャックは、前記内係止爪と前記内受爪との引っ掛かりが、前記外係止爪と前記外受爪との引っ掛かりよりも外れ易く構成されている請求項1記載の加熱用袋。 The inner opening chuck is
A latching portion having a pair of latching claws protruding in a direction away from each other in the inner and outer directions of the bag body passing through the opening;
A latch receiving portion that has a pair of receiving claws protruding in directions toward each other in the inner and outer directions of the bag main body passing through the opening, and is capable of receiving the locking portion between the pair of receiving claws. ,
The inner opening chuck includes an inner locking claw that protrudes toward the inside of the bag body among the pair of locking claws, and an inner receiving claw that protrudes toward the outside of the bag body among the pair of receiving claws. Of the pair of locking claws and an outer locking claw protruding toward the inside of the bag body, and an outer receiving claw of the pair of receiving claws protruding toward the inside of the bag body Is caught to seal the opening,
2. The heating bag according to claim 1, wherein the inner opening chuck is configured such that a hook between the inner locking claw and the inner receiving claw is more easily disengaged than a hook between the outer locking claw and the outer receiving claw. .
前記外開きチャックは、該外開きチャックを挟んで前記袋本体の外側から力を加えて該外開きチャックを開くときに要する外側開放力が、該外開きチャックを挟んで前記袋本体の内側から力を加えて該外開きチャックを開くときに要する内側開放力よりも小さくなるように構成されている請求項1または2記載の加熱用袋。 Provided to extend to another opening formed in the bag body separately from the opening, and provided with an outer opening chuck capable of opening and closing the other opening,
The outer opening chuck has an outer opening force required to open the outer opening chuck by applying force from the outside of the bag body with the outer opening chuck sandwiched between the inner side of the bag body with the outer opening chuck interposed therebetween. The heating bag according to claim 1 or 2, wherein the heating bag is configured to be smaller than an inner opening force required to open the outer opening chuck by applying a force.
前記内開きチャックは、その延在長さが前記外開きチャックよりも短い請求項3記載の加熱用袋。 The inner opening chuck and the outer opening chuck are provided so as to extend over the entire opening to be opened and closed,
The heating bag according to claim 3, wherein the inner opening chuck has an extension length shorter than that of the outer opening chuck.
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JP3008459U (en) * | 1994-08-31 | 1995-03-14 | やまあ工業株式会社 | Bag for heat insulation packaging |
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-
2018
- 2018-05-29 JP JP2018102669A patent/JP2019206367A/en active Pending
Patent Citations (5)
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