JP2019186641A - 無線通信の方法及び無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信用のアンテナを比較的容易に、かつ、安定して設置可能にし、臨時、応急、僻遠地域などの用途にも合理的なコストの範囲内で対応可能にする。【解決手段】無人航空機10を導電性のケーブル101により係留箇所11に係留すると共に、無線通信装置102を係留箇所11の側に設けて接続部103を介してケーブル101と接続し、無人航空機10を飛行、滞空させた状態でケーブル101をアンテナとして無線通信を行う。係留箇所11の側に電源装置を設けて無人航空機10に対してケーブル101を通して電源供給し、無線通信信号をケーブル101に重畳させてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信の方法及び無線通信システムに係り、特に無人航空機を応用する無線通信の方法及び無線通信システムに関するものである。
短波(HF)帯通信は船舶・航空機通信やアマチュア無線に使用され、超短波(VHF)帯通信は防災、消防、警察、航空管制等の用途に使用されている。これらの周波数帯は、より高域の周波数帯に比べて情報伝送容量の点では劣るが、直進性が弱いために障害物を迂回するような伝搬が可能である。このような特徴により、高層建築物が多い都市部の見通しの悪い伝搬環境で主に垂直偏波を用いて比較的長距離の通信が行え、また洋上等の障害物が少ない伝搬環境で主に水平偏波を用いて電波の見通し距離を超える長距離通信を行える等の特徴を持つ。
HF帯やVHF帯を用いる通信は、上述した特徴により、例えば都市災害の現場における応急の無線通信や、大規模なイベントの会場における臨時の無線通信にも好適である。また、洋上における船舶間又は船舶と地上間の通信や、砂漠や平原など地理的な広範囲にわたる無線通信にも好適である。
HF帯やVHF帯に使用するアンテナには各種の形態のものがあるが、中でも波長に見合う数メートルから数十メートル長の線路(導電性のケーブル等)をできるだけ見通しのよい場所に設けたものがよく用いられる。そのように設けられたアンテナに無線通信装置(送信機若しくは受信機又はそれらの両方を備えたもの)を接続して、目的とする無線通信を行うことができる。
そこで、例えば地上数十メートル高の構造物(鉄塔等)を建ててその高さ方向に線路を取り付けたり、水平偏波を必要とする場合は2本の鉄塔の間に線路をわたしたり、船のマストを利用して線路を取り付けたりわたしたりすることが行われる。しかしこれらの方法は、上述したような応急、臨時の目的には適するとはいえない。
また、砂漠や平原など常時はあまり人が立ち入らないような僻遠の地域に設けることも、建設や保守のコストを考慮すれば難しいと考えられる。洋上で船のマストを利用する方法は、船が小型になるほど適用が難しいと考えられる。アンテナをスパイラル状に形成して、線路長を保ちながら外形をコンパクトにすることも可能であるが、その場合にはアンテナ性能(ゲイン)を犠牲にせざるを得ない。
HF帯の通信機用アンテナを、比較的容易に設置することをねらいとする技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1は、翼形状をして浮上ガスが注入された気密シート性の浮体と、当該浮体の両端につながれた吊下げ手段と、当該吊下げ手段に上端がつながれ下端が地上に固定されたアンテナ線を備えた通信用アンテナについて記載している。
特開平8−335817号公報
特許文献1に記載された技術によれば通信用アンテナの設置を容易にすることはできるが、風の条件によってアンテナの設置の向きや安定性が影響を受けることが避けられないと考えられる。この点について特許文献1は、浮体の翼形状により発生する揚力が浮上ガスの浮力とあいまってアンテナ線の垂直を保つことを述べているが、それを可能とする風速の上限等の条件については記載がないのでわからない。また、特許文献1に記載された技術を水平偏波用のアンテナに適用することは難しい。
本願発明が解決しようとする課題は、無線通信用のアンテナを比較的容易に、かつ、安定して設置可能にし、臨時、応急、僻遠地域などの用途にも合理的なコストの範囲内で対応可能にし、垂直偏波及び水平偏波の両方に適用可能にすることである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る無線通信の方法は、遠隔操縦により又は自律で飛行させることができる無人航空機を導電性のケーブルにより係留箇所に係留し、前記係留箇所の側に設けられた無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように前記無線通信装置と前記ケーブルを接続し、前記無人航空機を飛行させて、前記係留箇所と前記無人航空機の間で前記ケーブルを伸張し、前記ケーブルをアンテナとして前記無線通信装置により無線通信を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る無線通信システムは、無線通信装置と、遠隔操縦により又は自律で飛行させることができる無人航空機を係留箇所に係留することができる導電性のケーブルと、前記ケーブルを、前記係留箇所の側において、前記無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように前記無線通信装置に接続することができる接続部とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、無線通信用のアンテナを比較的容易に、かつ、安定して設置することができ、臨時、応急、僻遠地域などの用途にも合理的なコストの範囲内で対応することができ、垂直偏波及び水平偏波の両方に適用することができる。
図1は本発明の実施の形態に係る概念及び主要な構成を表す図である。 図2は本発明の実施例1の概念及び主要な構成を表す図である。 図3は実施例1に係る接続部の構成及び接続を表す図である。 図4は本発明の実施例2の概念及び主要な構成を表す図である。 図5は実施例2に係る接続部の構成及び接続を表す図である。 図6は実施例2に係るインピーダンス整合回路の構成を例示する図である。 図7は本発明の実施例3に係る接続部の構成及び接続を表す図である。 図8は実施例3に係る無線通信の方法を説明するフローチャートである。 図9は本発明の実施例4の概念及び主要な構成を表す図である。 図10は実施例4に係る接続部の構成及び接続を表す図である。 図11は実施例4の応用例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る複数の実施例を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る概念及び主要な構成(無線通信システム100を含む。)を表す図である。本発明の実施の形態において使用する無人航空機の一例は、図1に符号10を付して示したいわゆるドローン(遠隔操縦、プログラミング又は人工知能等に基づく自律的な飛行、位置と高度を保つ滞空等が可能な無人航空機)である。無人航空機10は、例えば地上に設けた係留箇所11(図1に破線の楕円で示す。)に導電性のケーブル101を介して係留された状態で、遠隔操縦により又は自律的に飛行することができる。
係留箇所11には、無線通信装置102が設けられている。無線通信装置102は、例えばHF帯又はVHF帯の電波を送信若しくは受信し、又は送受信の両方を行うことができる(電波の帯域は、HF帯又はVHF帯に限るものではない。)。無線通信装置102は、使用の形態により、図示しない音声通信端末、データ通信端末又はネットワークに接続されてもよい。
係留箇所11には、接続部103が設けられている。接続部103は、ケーブル101を係留箇所11の側において無線通信装置102に接続することができる。この接続は、無線通信装置102がケーブル101との間で無線通信信号のやりとりを可能にするように行われる(そのため、図1に示すように無線通信装置102と接続部103が接続される。)。その具体的な方法は、以下の実施例において説明される。
無線通信システム100の主要な構成は、以上に説明したケーブル101、無線通信装置102及び接続部103である。なお、係留箇所11は地上に限らず、建物や鉄塔などの建造物や構造物のスペースに設けてもよいし、船舶上に設けてもよい。ケーブル101は単線でもよい(その場合、無人航空機10は外部電源の供給を受けずに飛行する。)が、後述するように無人航空機10に対する外部電源の供給線として用いるため対線にしてもよい。
図2は、本発明の実施の形態に係る第1の実施例(実施例1)の概念及び主要な構成を表す図である。図2のうち、符号10、11、100ないし103を付して表した構成は、図1に同じ符号を付して表した構成とそれぞれ同じであるから、説明を省略する。なお、図2においてケーブル101は対線であることを明示した。
係留箇所11には、電源装置12が設けられている。電源装置12は接続部103を介してケーブル101に接続され、無人航空機10に対して直流又は交流電源を供給することができる。このように係留箇所11の側から電源を供給することにより、電源を供給しない場合に比べて無人航空機10の連続飛行時間を延長することができる。
図3は、接続部103の構成並びに電源装置12、ケーブル101及び無線通信装置102との接続を表す図である。接続部103は、変圧器106を備えている。変圧器106の一次側(図中の右側)の両端は、フィーダー線102aを通じて、無線通信装置102の接続端子102b及び102cにそれぞれ接続されている。
変圧器106の二次側の巻き線はケーブル101の対線に接続される対線からなり、当該対線の一方が電源装置12の一方の出力端(記号“+”で表す。)に接続され、当該対線の他方が電源装置12の他方の出力端(記号“−”で表す。)に接続される。
上述した構成及び接続により、電源装置12からケーブル101を経て無人航空機10に対して電源を供給することができる。また、無線通信装置102が無線送信機能を備えているならば、接続端子102b及び102cの間に得られた送信信号が変圧器106の一次側巻き線を経て二次側巻き線を励振し、当該二次側巻き線に接続されたケーブル101に給電される。当該送信信号は変圧器106を介する電磁的結合によってケーブル101に給電されるから、無線通信装置102は電源装置12によるバイアス電圧の影響を避けることができる。
二次側巻き線及びケーブル101を構成する対線は、電源の周波数よりも十分高い(例えばHF帯以上の)周波数に対しては単線と等価である。したがって、無人航空機10を係留箇所11から垂直の方向に上昇させて伸張させたときのケーブル101がアンテナとして作用し、当該送信信号を空中に放射することができる。例えば無人航空機10を係留箇所11の25m上空の位置及び高度に保ち、周波数3MHzで送信するとすれば、25m長のケーブル101を4分の1波長モノポールアンテナとして用いることができる。
上述したケーブル長と周波数の関係は一例に過ぎず、4分の1波長モノポールアンテナの構成に限定するものではない。無線通信装置102が無線受信機能を備えているならば、ケーブル101を伸張して構成されたアンテナを通して外界から到来する電波を受信することができる。無線通信装置102が無線送受信機能及び送受信切換え機能を備えていれば、ケーブル101を伸張して構成されたアンテナを通して送受信を行うことができる。無人航空機10は特許文献1のような浮体を利用する場合に比べて飛行、滞空の安定性が高く、準備も簡便であって、例えば災害の現場において迅速に無線通信設備を展開する用途などに極めて好適である。
上述したように無人航空機10を係留箇所11から垂直の方向に上昇させたときは、伸張させたケーブル101を垂直偏波用のアンテナとして用いることができる。係留箇所11が地上よりも高高度の位置や船舶上に設けられた場合には、無人航空機10を係留箇所11から水平方向に飛行させ、伸張させたケーブル101を水平偏波用のアンテナとして用いることができる。
本発明の実施の形態に係る実施例1によれば、係留箇所の側から飛行中の無人航空機に対して電源を供給するケーブルに対し、電源バイアスの影響を受けずに無線通信信号を重畳させて、垂直偏波用又は水平偏波用のアンテナを構成することができる。
図4は、本発明の実施の形態に係る第2の実施例(実施例2)の概念及び主要な構成を表す図である。実施例2では、実施例1と同じく無人航空機10を使用する。実施例2に係る無線通信システム200の主要な構成は、ケーブル101、無線通信装置102及び接続部203である。これらのうち、ケーブル101及び無線通信装置102は、実施例1で同じ符号を付して表した構成とそれぞれ同じである。
無人航空機10は、実施例1におけるのと同様に係留箇所11にケーブル101を介して係留された状態で飛行することができる。無線通信システム200は、実施例1の場合と同様に係留箇所11の側に設けられる。係留箇所11には、実施例1と同様に電源装置12が設けられている。
図5は、接続部203の構成並びに電源装置12、ケーブル101及び無線通信装置102との接続を表す図である。接続部203は、巻取軸206と、コイル207と、インピーダンス整合回路208を備える。巻取軸206は中空のドラム状に形成され、対線のケーブル101を巻回して、ケーブル101の繰出し又は繰入れに伴い図中左右の向きの回転軸の周囲に回転することができる。ケーブル101の対線の図中における左端は、それぞれ電源装置12の一方の出力端(記号“+”で表す。)及び他方の出力端(記号“−”で表す。)に接続される。
コイル207は導線をスパイラル状に形成したもので、巻取軸206の中空の内部へ図中のブロック矢線の向きに挿入することができる。インピーダンス整合回路208は無線通信装置102とコイル207の間に設けられ、インピーダンス整合回路208の無線通信装置102側の端子は、フィーダー線102aを通じて無線通信装置102の接続端子102b及び102cにそれぞれ接続される。インピーダンス整合回路208のコイル207側の端子は、コイル207を構成する導線の両端に接続される。
図6は、インピーダンス整合回路208の構成を例示する図である。インピーダンス整合回路208は、リアクタンス素子からなる複数通りの回路を切り換えてコイル207に直列に接続することができるように構成される。図6の例では、インダクタンス素子208a、キャパシタンス素子及びインダクタンス素子の直列回路208b、キャパシタンス素子及びインダクタンス素子の並列回路208c並びにキャパシタンス素子208dを切り換えることができる。
図4ないし図6を参照して、実施例2に係る無線通信システム200の動作を説明する。電源装置12からケーブル101を経て、無人航空機10に対して電源を供給することができる。また、無線通信装置102が無線送信機能を備えているならば、接続端子102b及び102cの間に得られた送信信号がインピーダンス整合回路208を経てコイル207を励振する。当該送信信号は同軸状に配置されたコイル207と巻取軸206の周囲に巻回されたケーブル101の間の電磁的結合を介してケーブル101に給電される。
当該送信信号は同軸状の位置関係にあるコイル207とケーブル101の巻回部分の間の電磁的結合によってケーブル101に給電されるから、無線通信装置102は電源装置12によるバイアス電圧の影響を避けることができる。実施例1と同様に無人航空機10を係留箇所11から垂直の方向に上昇させて伸張させたときのケーブル101が垂直偏波用のアンテナとして作用し、当該送信信号を空中に放射することができる。同じアンテナを受信にも用いたり、無人航空機10を水平に飛行させて水平偏波用のアンテナとして用いたりすることができる点は、実施例1と同様である。
実施例2に係る無線通信システム200を用いた無線通信の方法を、以下に説明する。初めに無線通信の周波数を選び、無線通信装置102において当該周波数を設定する。垂直偏波用の場合、選んだ周波数に適したアンテナ長を得られる高度まで無人航空機10を上昇させると、巻取軸206が回転してケーブル101が所要長だけ上方に繰り出される。周波数とアンテナ長によりアンテナインピーダンスが変化するから、インピーダンス整合回路208の複数通りの回路208aないし208dのうちから最も適したものを選んで、インピーダンスの整合条件に近づけるようにする。
選んだ周波数が長波長側に近いほど、アンテナ長すなわちケーブル101の繰出し長が伸びてインダクタンス成分が優勢になるから、インピーダンス整合回路208においてインピーダンスの整合条件に近づけるため、インダクタンス素子208aを選ぶ。選んだ周波数が短波長側に近いほど逆に、キャパシタンス成分によってインダクタンス成分を打ち消すため、キャパシタンス素子208dを選ぶ。
中間に位置する周波数の場合は、キャパシタンス素子及びインダクタンス素子の直列回路208b又はキャパシタンス素子及びインダクタンス素子の並列回路208cを選ぶことができる。
本発明の実施の形態に係る実施例2によれば、アンテナ長すなわち無人航空機10を係留するケーブルの繰出し長を変えて周波数の選択的切換えに対応すると共に、その都度インピーダンス整合条件に近づけることができるという付加的な効果が得られる。
実施例3は、実施例2に係る無線通信の方法を自動化する変形例である。実施例3において使用するシステムの構成は、図4の接続部203を接続部303に置き換えたものである(その他の構成は、図4と同じとする。)。図7は、接続部303の内部構成及び他の構成との接続を表す図である。接続部303は、実施例2に係る制御部203と同じ構成に制御部309を加えたものである。制御部309としては、例えばマイクロプロセッサ、ディジタル信号処理プロセッサ又はパーソナルコンピュータ等を用いることができる。
図7には、無人航空機10に飛行指示するための飛行指示手段13を含めている。飛行指示手段13は、マニュアル操作による無人航空機10への飛行指示に用いられるほか、例えば商用化されている近距離無線通信手段を通じて制御部309に接続され(図中に両向き矢印付き破線で表す。)、制御部309の指示を受けて自動で無人航空機10への飛行指示を行うことができる。制御部309は、無線通信装置102及びインピーダンス整合回路208とも、それぞれ有線又は無線により接続される(同様に両向き矢印付き破線で表す。)。
図8は、実施例3に係る無線通信の方法を説明するフローチャートである。処理の開始(START)に続き、無線通信装置102に対して使用周波数が設定される(ステップS81)。無線通信装置102は、設定された使用周波数の値を制御部309に通知する。制御部309は、設定された使用周波数に適したアンテナ長を選択する(ステップS82)。制御部309は、選択したアンテナ長を実現する高度又は位置まで無人航空機10を飛行させ、その位置で滞空させるように、飛行指示手段13に対して指示を送る(ステップS83)。
制御部309はインピーダンス整合回路208に指示して、設定された使用周波数に適したインピーダンスを選択させる(ステップS84)。以上でこの処理を終了し(END)、続いて設定した周波数を用いる無線通信を行うことができる。
本発明の実施の形態に係る実施例3によれば、使用周波数の設定からアンテナ長及びインピーダンスの選択まで自動的に行うことができるという、付加的な効果が得られる。
図9は、本発明の実施の形態に係る第4の実施例(実施例4)の概念及び主要な構成(無線通信システム400を含む。)を表す図である。実施例4では、実施例1の無人航空機10と同じ無人航空機を2機(それぞれ、符号20及び30を付して表す。)使用する。
無人航空機20は、地上に設けた係留箇所11(実施例1と同じ。)に導電性のケーブル420を介して係留された状態で、遠隔操縦により又は自律的に飛行することができる。無人航空機30は、地上に設けた係留箇所11(実施例1と同じ。)に導電性のケーブル430を介して係留された状態で、遠隔操縦により又は自律的に飛行することができる。ケーブル420及びケーブル430は、それぞれ実施例1のケーブル101と同じとする。ケーブル420及びケーブル430を合わせて、ケーブル401とする。
係留箇所11には、電源装置12(実施例1と同じ。)、無線通信装置102(実施例1と同じ。)及び接続部403が設けられている。電源装置12は接続部403を介してケーブル420及びケーブル430にそれぞれ接続され、無人航空機20及び無人航空機30に対して直流又は交流電源を供給することができる。接続部403は、ケーブル420及びケーブル430を係留箇所11の側においてそれぞれ無線通信装置102に接続することができる。この接続は、無線通信装置102がケーブル420及びケーブル430との間で無線通信信号のやりとりを可能にすると共に、ケーブル420及びケーブル430を互いに逆極性で励振するように行われる(後述)。
ケーブル420及びケーブル430は、係留箇所11の側からある長さ(図中に符号“L”で示す。)に亘って束ねた(図9では撚り線をなすように表しているが、撚り線に限るものではない。)後に分岐箇所450において分岐され、それぞれ無人航空機20及び無人航空機30に接続される。
無線通信システム400の主要な構成は、以上に説明したケーブル401、無線通信装置102及び接続部403である。図10は、接続部403の構成並びに電源装置12、ケーブル401及び無線通信装置102との接続を表す図である。接続部403は、変圧器106a及び変圧器106b(いずれも実施例1の変圧器106に同じ。)を備えている。接続部403は、分配合成器405を備えている。分配合成器405は、無線通信装置102が接続端子102b及び102cの間に出力する送信信号の電力を均等に分配して、変圧器106aの一次側の巻き線及び変圧器106bの一次側の巻き線に供給する。
変圧器106aの二次側の巻き線はケーブル420の対線に接続される対線からなり、当該対線の一方が電源装置12の一方の“+”側の出力端に接続され、当該対線の他方が電源装置12の“−”側の出力端に接続される。変圧器106bの二次側の巻き線はケーブル430の対線に接続される対線からなり、当該対線の一方が電源装置12の“+”側の出力端に接続され、当該対線の他方が電源装置12の“−”側の出力端に接続される。以上の構成及び接続により、電源装置12からケーブル420を経て無人航空機20に対して電源を供給することができる。また、電源装置12からケーブル430を経て無人航空機30に対して電源を供給することができる。
無線通信装置102から出力され分配合成器405で分配された送信信号の一方は、実施例1の場合と同様に、変圧器106aの一次側巻き線及び二次側巻き線間の電磁的結合を経てケーブル420に給電される。また、無線通信装置102から出力され分配合成器405で分配された送信信号の他方は、同様に変圧器106bの一次側巻き線及び二次側巻き線間の電磁的結合を経てケーブル430に給電される。
ただし、ケーブル420が変圧器106aの二次側巻き線の図10における上側の端子に接続されたのに対して、ケーブル430は変圧器106bの二次側巻き線の図10における下側の端子に接続されている。すなわち、ケーブル420に給電される送信信号とケーブル430に給電される送信信号は互いに逆極性である。
実施例4に係る無線通信の方法を説明する。無人航空機20及び無人航空機30を飛行させて、分岐箇所450が係留箇所11から垂直に上昇してケーブル401の分岐箇所450より下の部分を伸張させると共に、ケーブル420の分岐箇所450から無人航空機20までの部分とケーブル430の分岐箇所450から無人航空機30までの部分が水平の直線状をなす(図9に表した通り。)状態で滞空させる。
無線通信装置102から出力された送信信号は、上述したように電力を均等に分配され、ケーブル420とケーブル430を互いに逆極性の関係で励振する(図9の曲線状のブロック矢印で表した関係になる。)。そうすると、ケーブル401の分岐箇所450より下の部分ではケーブル420の励振信号とケーブル430の励振信号が互いに相殺するため電磁波(垂直偏波)の放射が抑えられる。その一方、水平の直線状に伸張されたケーブル420の分岐箇所450から無人航空機20までの部分とケーブル430の分岐箇所450から無人航空機30までの部分は互いに同じ向きに励振されるため、単一のアンテナに等価な状態となって電磁波(水平偏波)を放射する。
例えば、ケーブル420の分岐箇所450から無人航空機20までの部分とケーブル430の分岐箇所450から無人航空機30までの部分を共に25mで等長とし、送信周波数を3MHzとすれば、水平の直線状に伸張されたケーブル420の分岐箇所450から無人航空機20までの部分とケーブル430の分岐箇所450から無人航空機30までの部分が全体で2分の1波長ダイポールアンテナを構成する。
上述したケーブル長と周波数の関係は一例に過ぎず、2分の1波長ダイポールアンテナの構成に限定するものではない。また、ケーブル420の分岐箇所450から無人航空機20までの部分とケーブル430の分岐箇所450から無人航空機30までの部分を等長にしなくてもよい。上記のように構成された水平偏波のアンテナを受信用としても利用できることは、実施例1の場合と変わらない。ケーブル420及びケーブル430に対する電磁的結合の方法としては、実施例2の同軸状の結合方法をとってもよい。
図11は、実施例4の応用例を説明する図である。図11は、図9に表した構成のうち、水平の直線状に伸張されたケーブル420の分岐箇所450から無人航空機20までの部分とケーブル430の分岐箇所450から無人航空機30までの部分を上方から見て表している。上記の水平の直線状に伸張された部分は水平偏波アンテナを構成するから、水平面内に指向性を有する(図では、分岐箇所450をはさむ形に対をなすおむすび状の破線で指向性パターンを表している。)
図11の上部に時計回り又は反時計回りの矢印付き破線で示すように、無人航空機20及び無人航空機30のどちらか一方又は両方を水平面内で移動させて全体を水平面内で回転させることにより、指向性を変化させることができる。通信相手の方向が限定されている場合や、希望派と妨害波を弁別したい場合に有効である。
実施例1の場合も、無人航空機を係留箇所から水平に飛行させれば水平偏波アンテナを構成することができる。ただし、例えば地上の場合に係留箇所自体がある程度の地上高を持つことが、無人航空機の飛行の安全やアンテナの見通しを確保するために望ましい。これに対して実施例4の方法は、係留箇所の地上高が低い場合にも適用することができる。
本発明の実施の形態に係る実施例4によれば、係留箇所自体が低高度位置にあっても水平偏波アンテナを安全、確実に構成し、無人航空機を移動させて水平面内の指向性を変化させることができるという、付加的な効果が得られる。
10、20、30 無人航空機
11 係留箇所
12 電源装置
13 飛行指示手段
100、200、400 無線通信システム
101、401、420、430 ケーブル
102 無線通信装置
102a フィーダー線
102b、102c 接続端子
103、203、303、403 接続部
106、106a、106b 変圧器
206 巻取軸
207 コイル
208 インピーダンス整合回路
208a インダクタンス素子
208b キャパシタンス素子及びインダクタンス素子の直列回路
208c キャパシタンス素子及びインダクタンス素子の並列回路
208d キャパシタンス素子
309 制御部
405 分配合成器
450 分岐箇所
上述した課題を解決するため、本発明に係る無線通信の方法は、遠隔操縦により又は自律で飛行させることができる無人航空機を導電性のケーブルにより係留箇所に係留し、前記係留箇所の側に設けられた電源装置から前記ケーブルを通して前記無人航空機に対して電源を供給することができるように接続し、前記係留箇所の側に設けられた無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように、電磁的結合を介して前記無線通信装置と前記ケーブルを接続し、前記無人航空機を飛行させて、前記係留箇所と前記無人航空機の間で前記ケーブルを伸張し、前記無人航空機に対して前記電源装置から電源を供給すると共に、前記無線通信装置への電源バイアスの影響を避けながら前記ケーブルをアンテナとして前記無線通信装置により無線通信を行うことを特徴とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る無線通信システムは、無線通信装置と、遠隔操縦により又は自律で飛行させることができる無人航空機を係留箇所に係留することができる導電性のケーブルと、前記ケーブルを前記係留箇所の側に設けられた電源装置に接続し、かつ、前記無線通信装置と前記ケーブルとの間で前記無線通信装置への電源バイアスの影響を避けながら無線通信信号のやりとりを可能にするように、電磁的結合を介して前記無線通信装置と前記ケーブルを接続することができる接続部とを備えたことを特徴とする。

Claims (15)

  1. 遠隔操縦により又は自律で飛行させることができる無人航空機を導電性のケーブルにより係留箇所に係留し、
    前記係留箇所の側に設けられた無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように前記無線通信装置と前記ケーブルを接続し、
    前記無人航空機を飛行させて、前記係留箇所と前記無人航空機の間で前記ケーブルを伸張し、
    前記ケーブルをアンテナとして前記無線通信装置により無線通信を行う
    ことを特徴とする無線通信の方法。
  2. 前記係留箇所の側に電源装置を設け、前記電源装置から前記ケーブルを通して前記無人航空機に対して電源を供給することができるように接続したことを特徴とする請求項1に記載の無線通信の方法。
  3. 前記無人航空機を前記係留箇所から垂直方向に飛行させて、垂直偏波を用いた無線通信を行えるようにすることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の無線通信の方法。
  4. 前記無人航空機を前記係留箇所から水平方向に飛行させて、水平偏波を用いた無線通信を行えるようにすることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の無線通信の方法。
  5. 前記無線通信装置の無線通信信号の接続端子に接続されたフィーダー線を変圧器の一次側に接続すると共に、前記ケーブルを前記変圧器の二次側に接続することにより、前記無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように前記無線通信装置と前記ケーブルを接続することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の無線通信の方法。
  6. 前記ケーブルを中空の巻取軸の周囲に巻回して、前記ケーブルの繰出し又は繰入れに伴い前記巻取軸が回転するように構成し、
    前記無線通信装置の無線通信信号の接続端子にフィーダー線を通して接続されたコイルを前記巻取軸の中空部分に挿入することにより、前記無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように前記無線通信装置と前記ケーブルを接続することを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の無線通信の方法。
  7. 前記フィーダー線及び前記コイルの間にインピーダンス整合回路を設けた場合において、
    前記無線通信装置の使用周波数を選択し、
    前記無人航空機を前記選択された使用周波数に適合するアンテナ長に相当する前記ケーブルの繰出し長が得られる位置まで飛行させ、
    前記選択された使用周波数に適合するように前記インピーダンス整合回路のインピーダンスを調整する
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信の方法。
  8. 前記無人航空機は第1の無人航空機及び第2の無人航空機を含む複数機からなり、前記ケーブルは前記第1の無人航空機を前記係留箇所に係留する第1のケーブル及び前記第2の無人航空機を前記係留箇所に係留する第2のケーブルを含む複数のケーブルからなる場合において、
    前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルを、前記係留箇所の側からある長さに亘って束ねた後に分岐箇所において分岐させてから、前記第1の無人航空機及び前記第2の無人航空機にそれぞれ接続し、
    前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルが前記係留箇所から前記分岐箇所まで垂直に延伸され、かつ、前記第1のケーブルの前記分岐箇所から前記第1の無人航空機までの部分と前記第2のケーブルの前記分岐箇所から前記第2の無人航空機までの部分とが水平の直線状をなすように、前記第1の無人航空機及び前記第2の無人航空機を飛行させ、
    前記無線通信装置が前記第1のケーブルとの間でやりとりする無線通信信号と、前記無線通信装置が前記第2のケーブルとの間でやりとりする無線通信信号を、互いに逆極性にする
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載の無線通信の方法。
  9. 無線通信装置と、
    遠隔操縦により又は自律で飛行させることができる無人航空機を係留箇所に係留することができる導電性のケーブルと、
    前記ケーブルを、前記係留箇所の側において、前記無線通信装置が前記ケーブルとの間で無線通信信号のやりとりを可能にするように前記無線通信装置に接続することができる接続部とを
    備えたことを特徴とする無線通信システム。
  10. 前記接続部はさらに、前記ケーブルを、前記係留箇所の側に設けられた電源装置から前記ケーブルを通して前記無人航空機に電源を供給するため前記電源装置に接続することができるように構成されたことを特徴とする請求項9に記載の無線通信システム。
  11. 前記接続部は、前記無線通信装置の無線通信信号の接続端子に接続されたフィーダー線を一次側に接続すると共に、前記ケーブルを二次側に接続してなる変圧器を備えたことを特徴とする請求項9及び請求項10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  12. 前記接続部は、
    前記ケーブルを周囲に巻回して、前記ケーブルの繰出し又は繰入れに伴い回転するように構成された中空の巻取軸と、
    前記無線通信装置の無線通信信号の接続端子にフィーダー線を通して接続されると共に、前記巻取軸の中空部分に挿入されてなるコイルと、
    前記フィーダー線及び前記コイルの間に設けられたインピーダンス整合回路とを
    備えたことを特徴とする請求項9及び請求項10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  13. 前記無人航空機は前記係留箇所の側に置かれた飛行指示手段から飛行指示を受けて飛行することができる場合において、前記接続部は、
    前記無線通信装置及び前記インピーダンス整合回路並びに前記無人航空機の飛行指示手段に対してそれぞれ有線又は無線で接続され、前記無線通信装置の使用周波数が選択されると、前記飛行指示手段により前記無人航空機を前記選択された使用周波数に適合するアンテナ長に相当する前記ケーブルの繰出し長が得られる位置まで飛行させると共に、前記選択された使用周波数に適合するように前記インピーダンス整合回路のインピーダンスを調整させることができる制御部を
    さらに備えたことを特徴とする請求項12に記載の無線通信システム。
  14. 前記インピーダンス整合回路は、リアクタンス素子からなる複数通りの回路を切り換えて前記コイルに対して直列に接続することができるように構成されたことを特徴とする請求項12及び請求項13のいずれか1項に記載の無線通信システム。
  15. 前記無人航空機が第1の無人航空機及び第2の無人航空機を含む複数機からなる場合において、
    前記ケーブルは前記第1の無人航空機を前記係留箇所に係留する第1のケーブル及び前記第2の無人航空機を前記係留箇所に係留する第2のケーブルを含む複数のケーブルからなり、
    前記第1のケーブル及び前記第2のケーブルは、前記係留箇所の側からある長さに亘って束ねられた後に分岐箇所において分岐されてから、前記第1の無人航空機及び前記第2の無人航空機にそれぞれ接続され、
    前記接続部は、前記無線通信装置及び前記第1のケーブルとの間でやりとりする無線通信信号と、前記無線通信装置及び前記第2のケーブルとの間でやりとりする無線通信信号を、互いに逆極性にする手段を備える
    ことを特徴とする請求項9及び請求項10のいずれか1項に記載の無線通信システム。
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