JP2019182551A - Measurement discharging container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、容器本体に収容した内容物を計量して注出することができる計量注出容器に関する。 The present invention relates to a metering and dispensing container capable of measuring and dispensing contents contained in a container body.
例えば特許文献1に示されているように、容器本体の口部に装着される注出キャップと中栓部材とによって計量室を区画形成し、容器本体に収容した内容物をこの計量室で計量した後に注出することができる、計量注出容器が知られている。この計量注出容器は、計量室を形成する有蓋筒状部の側壁に液体流入孔を備えていて、容器本体を倒立させることによって、容器本体に収容した内容物を液体流入孔から計量室に導入し、その後容器本体を正立させて、余分な内容物を液体流入孔から容器本体に戻して所定量の内容物を計量するようにしている。また計量室に収容された内容物は、容器本体の胴部を押圧することによって、計量室に垂下されたパイプを通して注出口から注出させるようにしている。
For example, as shown in
ところで、特許文献1をはじめとする従来の計量注出容器は、粘度が比較的低い内容物を収容することが一般的である。例えば特許文献1の計量注出容器において、比較的粘度が低い内容物を使用する場合、内容物は液体流入孔をスムーズに流れるため、容器本体を一旦倒立させた後、元のように正立させるだけで計量室での計量が終了する。しかし、例えばソースや液みそのように比較的粘度が高い液状の内容物の場合は、液体流入孔を内容物が通過しにくくなるため、計量が終了するまで時間がかかり、使い勝手が損なわれることが想定される。
By the way, it is common that the conventional metering container including
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、特に比較的粘度が高い液状の内容物を定量で注出させることができ、また使い勝手も良好な計量注出容器を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to solve such problems, and in particular, it is possible to dispense a liquid content with a relatively high viscosity in a fixed amount, and a metering and dispensing container that is also easy to use. The purpose is to provide.
本発明は、上方を開口させた口部、及び該口部に連結するとともに可撓性を有する胴部を備え、内容物を収容する容器本体と、
内容物を注出する注出口を有し、前記口部に直接的又は間接的に保持される注出部材と、
内容物の導入口を有し、前記口部の内側に設けられて前記注出部材との間に計量室を区画形成する中間部材と、
前記導入口に連通する一端側開口部と前記容器本体の底部近傍に位置する他端側開口部とを有し、前記中間部材に取り付けられるパイプと、を備え、
前記容器本体を正立させた状態で前記胴部を押圧することによって、前記他端側開口部から前記一端側開口部を経て前記導入口から導入される前記容器本体の内容物が前記計量室に収容され、更に、該容器本体を倒立させた状態で該胴部を押圧することによって、該他端側開口部から該一端側開口部を経て該導入口から導入される該容器本体の空気が該計量室を加圧して、該計量室に収容された内容物を前記注出口から注出させる、計量注出容器である。
The present invention includes a container body that includes a mouth portion that opens upward, and a trunk portion that is connected to the mouth portion and has flexibility, and that stores contents.
A pouring member having a pouring outlet for pouring the contents and held directly or indirectly in the mouth;
An intermediate member having an inlet for contents, provided inside the mouth and defining a measuring chamber between the outlet member;
A pipe attached to the intermediate member, having an opening on one end communicating with the inlet and an opening on the other end located near the bottom of the container body,
The contents of the container main body introduced from the introduction port through the one end side opening from the other end side opening by pressing the body portion in a state where the container main body is upright is the measuring chamber. And the container body air introduced from the inlet port through the one end side opening from the other end side opening by pressing the barrel while the container body is inverted. Is a measuring and dispensing container that pressurizes the measuring chamber and causes the contents stored in the measuring chamber to be discharged from the spout.
前記容器本体に収容される内容物は、粘度が0.2〜2.0Pa・sであることが好ましい。 The content stored in the container body preferably has a viscosity of 0.2 to 2.0 Pa · s.
前記注出口は、直径が4mm以下であることが好ましい。 The spout preferably has a diameter of 4 mm or less.
前記注出部材は、通常時は前記注出口を閉鎖する一方、前記計量室が加圧されると該注出口を開放する弁体を有することが好ましい。 The pouring member preferably has a valve body that normally closes the pouring port while opening the pouring port when the measuring chamber is pressurized.
前記注出口は、前記容器本体の中心軸線に対して傾く向きに開口するものであって、
前記他端側開口部は、前記中心軸線に対して前記注出口が開口する向きとは逆側に開口することが好ましい。
The spout opening opens in a direction inclined with respect to the central axis of the container body,
It is preferable that the said other end side opening part opens on the opposite side to the direction which the said spout opens with respect to the said central axis.
前記導入口は、前記容器本体を倒立させた際、前記計量室に収容された所定量の内容物に浸漬されない位置に設けられることが好ましい。 The introduction port is preferably provided at a position where the container body is not immersed in a predetermined amount of contents stored in the measurement chamber when the container body is inverted.
本発明の計量注出容器によれば、容器本体の胴部を押圧することによって、容器本体の内容物を他端側開口部からパイプの内側に導入し、更に導入口を通して計量室に収容することができる。また押圧を解除して胴部が復元する際には、導入口を越えた余分な内容物は容器本体に戻されるため、計量室の内容物を所定の量にすることができる。その後は容器本体を倒立させた状態で胴部を押圧すれば、他端側開口部から一端側開口部を経て導入口から導入される容器本体の空気が計量室を加圧するため、計量室に収容された所定量の内容物を注出させることができる。このように本発明では、胴部への押圧に伴う加圧と胴部の復元に伴う減圧を利用して内容物の計量と注出を行うものであるため、比較的粘度が高い液状の内容物であっても計量や注出に時間を要することがなく、良好に使用することができる。 According to the weighing and dispensing container of the present invention, by pressing the body portion of the container body, the contents of the container body are introduced into the inside of the pipe from the other end side opening, and further accommodated in the measurement chamber through the introduction port. be able to. Further, when the body part is restored by releasing the pressure, the excess contents beyond the introduction port are returned to the container body, so that the contents in the measuring chamber can be made a predetermined amount. After that, if the barrel is pressed while the container body is inverted, the air in the container body introduced from the inlet through the one end opening from the other end opening pressurizes the measuring chamber. A predetermined amount of the contained contents can be poured out. As described above, in the present invention, the contents are measured and dispensed by using the pressure applied to the body part and the decompression accompanying the restoration of the body part. Even if it is a thing, it does not require time for measurement and extraction, and can be used satisfactorily.
以下、本発明に従う計量注出容器の一実施形態について図1〜図4を参照しながら説明する。なお、本明細書等における「上」、「下」の関係は、特に言及しない場合は、図1に示すように容器本体(符号1)を正立させた状態での向きをいう。 Hereinafter, one embodiment of a metering container according to the present invention will be described with reference to FIGS. Note that the relationship between “upper” and “lower” in this specification and the like refers to a direction in a state where the container body (reference numeral 1) is upright as shown in FIG.
図1に示す計量注出容器は、容器本体1と、注出部材2(本実施形態においては「注出キャップ2」と称する)と、中間部材3(本実施形態においては「中栓部材3」と称する)と、パイプ4と、蓋体5で構成されている。
The metering and dispensing container shown in FIG. 1 includes a
容器本体1は、円板状をなす底部1aと、円筒状をなし、底部1aの外縁部に連結する胴部1bと、胴部1bよりも小径の円筒状であって、上方を開口させた状態で胴部1bの上端部に連結する口部1cと、口部1cの外周面に設けられる雄ねじ部1dとを備えている。本実施形態の容器本体1は合成樹脂製であって、胴部1bは可撓性を有している。また容器本体1には種々の内容物を収納可能であるが、粘度が比較的高い液状の内容物が特に好ましい。なお、注出キャップ2や中栓部材3を取り付ける際に口部1cから内容物が溢れないようにするため、容器本体1に収容される内容物の量は、図1に示すように注出キャップ2等を装着した状態でヘッドスペースができる程度にしておくこととする。
The
注出キャップ2は、口部1cを取り囲む円筒状の下部外周壁2aと、下部外周壁2aの上端部に連結するとともに下部外周壁2aよりも小径の円筒状になる上部外周壁2bと、上部外周壁2bの上端部に連結する天壁2cと、天壁2cの中央部よりも外縁側に片寄って設けられる円筒状の注出筒2dと、注出筒2dの上端に位置する円形の孔(注出口)2eとを備えている。また下部外周壁2aの内周面には、雄ねじ部1dに適合する雌ねじ部2fが設けられていて、注出キャップ2は、雄ねじ部1dに雌ねじ部2fを螺合させて容器本体1に直接的に保持される。なお、注出キャップ2を容器本体1に保持するにあたっては、例えばアンダーカットのようにねじ以外の手段を用いてもよい。
The dispensing
中栓部材3は、口部1cの内側において、口部1cの上端部よりも上方から容器本体1の内側に向かって延在する内側円筒部3aと、内側円筒部3aの下端部に連結するドーナツ板状の底板部3bと、底板部3bの外縁部に連結するとともに口部1cの上端部に向かって延在する外側円筒部3cと、外側円筒部3cの上部外周面から径方向外側に向けて延在するフランジ部3dとを備えている。また内側円筒部3aの上端部には、図1の部分拡大断面図に示すように、径方向内側に向かって延在する段部3eが設けられていて、段部3eの上面には、有蓋筒状をなす突出部3fが設けられている。そして突出部3fの外周面には、周方向に間隔をあけて設けられるスリット状の孔(導入口)3gが設けられている。ここで中栓部材3は、注出キャップ2を容器本体1に装着した状態において、口部1cの上端部と上部外周壁2bの下端部で挟持されている。また、注出キャップ2の上部外周壁2b及び天壁2cと、中栓部材3の内側円筒部3a、底板部3b、及び外側円筒部3cとの間には、空間(計量室)Kが区画形成される。
The
パイプ4は、細長い円筒状であって、段部3eに突き当たるようにして内側円筒部3aに嵌合保持される。ここでパイプ4の上方における開口部(一端側開口部)4aは、導入口3gと連通している。またパイプ4は、内側円筒部3aに嵌合保持された状態において下方に向けて延在していて、下方における開口部(他端側開口部)4bは、底部1aの近傍に位置している。
The
蓋体5は、天壁2cの上方に位置する頂壁5aと、頂壁5aの外縁部から下方に向けて延在する蓋体外周壁5bとを備えている。頂壁5aの下面には、注出筒2dの内周面に当接して注出口2eを閉鎖する円筒状のシール壁5cが設けられている。また蓋体外周壁5bには、上部外周壁2bと一体に連結するヒンジ5dが設けられていて、ヒンジ5dを中心として蓋体5を揺動させて蓋体5を開くことで、注出口2eを開放させることができる。なお蓋体5は、注出キャップ2から分離していて、例えばアンダーカットやねじによって注出キャップ2に装着するものでもよい。
The
このような構成となる計量注出容器から内容物を注出するには、図2に示すように、容器本体1を正立させた状態で胴部1bを押圧する。これにより容器本体1に収容された内容物は加圧され、他端側開口部4bからパイプ4内に内容物が入り込み、更に一端側開口部4aを通過して、計量室Kに導入される。なおここでは、胴部1bは十分に押圧されて、内容物は導入口3gを越えるまで計量室Kに収容されるものとする。また、計量室Kに内容物を導入する際には、計量室Kの空気を外界に逃がして内容物と空気がスムーズに置換できるようにするため、図示したように蓋体5は開いておくことが好ましい。
In order to pour the contents from the metering pour container having such a configuration, as shown in FIG. 2, the
内容物を計量室Kに収容した後は、図3に示すように胴部1bへの押圧を解除して胴部1bを復元させる。胴部1bが復元すると、押圧時よりも容器本体1の内容積が増えて容器本体1が減圧されるため、計量室Kにおいて導入口3gを越えて収容されていた内容物は、容器本体1に引き戻されることになる。すなわち、導入口3gよりも下方に溜まっている内容物だけが計量室Kに残ることになるため、決まった量の内容物を計量することができる。
After the contents are stored in the measuring chamber K, as shown in FIG. 3, the pressure on the
その後は、図4に示すように容器本体1を倒立させる。この時、ヘッドスペースの空気は底部1a側に移動するため、パイプ4の他端側開口部4bは、内容物の液面よりも上方に位置することになる。そしてこの状態で胴部1bを押圧すると、ヘッドスペースの空気は加圧されて他端側開口部4bからパイプ4内に入り込み、一端側開口部4aを通過して、導入口3gから計量室Kに導入される。そして計量室Kに導入された空気は、図示したように計量室Kの上方に移動するとともに計量室Kを加圧するため、計量室Kに収容されていた内容物を、注出筒2dの注出口2eから注出させることができる。
Thereafter, the
なお、内容物の注出を途中で中断して容器本体1を元のように正立させても、計量室Kに残った内容物は容器本体1に戻ることはない。すなわち、内容物の中断によって胴部1bは復元するが、容器本体1を正立させた状態では、内容物は導入口3gよりも下方に溜まっているため、容器本体1には、注出口2eから取り込まれる空気だけが入り込むことになる。このため、再び容器本体1を倒立させて胴部1bを押圧すると、計量室Kに残った内容物だけを注出させることができる。このように本実施形態の計量注出容器によれば、定量の内容物を小分けにして注出させることが可能である。
Even if the dispensing of the contents is interrupted halfway and the
また、注出する内容物の量が計量室Kに収容される量よりも少なくてよい場合は、胴部1bを軽く押すなどして、計量室Kに導入される内容物が導入口3gを超えないように留めてもよい。この場合も、図4に示すように容器本体1を倒立させた状態にして胴部1bを押圧すれば、計量室Kに導入された内容物を注出させることができる。なお、容器本体1と中栓部材3を透明(半透明でもよい)の材料で形成すれば、計量室Kに導入された内容物の量を目視することができる。従って、例えば計量室Kに導入された内容物の量を示す目盛等を設けておけば、目盛を手掛かりにして内容物を計量することができるため、計量室Kに収容される量よりも少ない場合でも定量の内容物を注出させることができる。
When the amount of the content to be poured out may be smaller than the amount accommodated in the measuring chamber K, the content introduced into the measuring chamber K can be introduced into the
なお、内容物を注出させた後に注出口2eの周囲に内容物が付着していると、衛生面の点で問題があるが、本実施形態の計量注出容器では、内容物を注出した後、胴部1bの復元によって注出口2eから空気が取り込まれるため、その際に注出口2eの周囲に付着した内容物も計量室Kや容器本体1に引き戻すことができる。この点につき、本実施形態を含む本発明に従う計量注出容器を使用して検討を重ねたところ、注出口2eの大きさが直径4mm以下であれば、様々な使用環境においても十分な引き戻し性能が得られることが確認できた。
In addition, if the contents adhere around the
一方、内容物として粘度の高いものを収容する場合は、注出口2eの大きさが小さくなると、胴部1bを強く押圧しなければ注出できなくなるうえ、注出に時間がかかってしまうため、使い勝手が損なわれることになる。この点につき、本発明に従う種々の計量注出容器を使用して検討を重ねたところ、内容物の粘度が2.0Pa・s以下である場合は、注出にあたってそれ程強く押圧する必要はなく、また注出に要する時間も問題が無いことが確認できた。また、内容物の粘度が低すぎると、容器本体1を倒立させた際に内容物が直ちに注出されることになるが、粘度が0.2Pa・s以上であれば、容器本体1を倒立させても内容物が直ちに注出口2eから注出されることがなく、使い勝手の点でも優れることが確認できた。このように本発明に従う計量注出容器によれば、従来のものでは定量で且つ使い勝手よく注出させることが難しかった比較的粘度の高い液状の内容物であっても、定量で且つ使い勝手よく注出させることができる。
On the other hand, when containing a high-viscosity content, if the size of the
次に、本発明に従う他の計量注出容器について、図5〜図8を参照しながら説明する。なお、上述した実施形態と共通する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。 Next, another metering container according to the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the part which is common in embodiment mentioned above, and description is abbreviate | omitted.
本実施形態の計量注出容器は、先に説明した注出キャップ2に替えて注出キャップ6を備えている。また注出キャップ6には、弁体7と、弁体7を注出キャップ6に保持するホルダ8が設けられている。更に、先に説明した蓋体5に替えて蓋体9を備えている。
The measuring and dispensing container of the present embodiment includes a dispensing
注出キャップ6は、口部1cを取り囲む円筒状の下部外周壁6aと、下部外周壁6aの上端部に連結するとともに下部外周壁6aよりも小径の円筒状になる上部外周壁6bと、上部外周壁6bの上端部に連結するとともに径方向内側に向かうにつれて上方に傾く天壁6cと、環状をなし天壁6cの中央部に設けられる弁体保持壁6dと、弁体保持壁6dの上端に位置する円形の孔(注出口)6eとを備えている。また下部外周壁6aの内周面には、雄ねじ部1dに適合する雌ねじ部6fが設けられている。
The pouring
弁体7は、所謂スリット弁と称されるものであり、図5の部分拡大断面図に示すように、環状をなす基部7aと、外縁部は基部7aから上方に向けて立ち上がる一方、中央部は下方に向けて湾曲した形態をなす薄肉状の弁体部7bとを備えている。また弁体部7bの中央部には、切れ目(スリット)が設けられている。ここで弁体7は、例えばゴムやエラストマー等の軟材質により形成されていて、弁体部7bは弾性変形可能である。このため、通常時においてスリットは閉じているものの、弁体部7bに圧力が加わると、図8に示すように弁体部7bを開くことができる。
The
ホルダ8は、概略、ドーナツ板状をなす部分と、このドーナツ板状をなす部分の内縁部から上方へ向かって延在する環状部分とを組み合わせた如き形態をなすものである。ホルダ8は、注出キャップ6の下面に嵌合保持されるものであり、図5に示すように、注出口6eから弁体部7bが露出する状態で弁体7を注出キャップ6との間で保持することができる。
The
蓋体9は、天壁6cの上方に位置する頂壁9aと、頂壁9aの外縁部から下方に向けて延在する蓋体外周壁9bとを備えている。頂壁9aの中央部は、下方に向けて湾曲していて、蓋体9を閉じたときに弁体部7bを下方に向けて軽く押すように構成されている。すなわち、蓋体9を閉じたときには、弁体7のスリットは僅かに開くため、弁体7に付着した内容物が固化してスリットが開かなくなる不具合が有効に防止できる。また頂壁9aの下面には、弁体保持壁6dを取り囲んで当接する環状のシール壁9cが設けられている。また蓋体外周壁9bには、上部外周壁6bと一体に連結するヒンジ9dが設けられている。
The
このように構成される計量注出容器においても、図6に示すように、容器本体1を正立させた状態で胴部1bを押圧すると、容器本体1に収容された内容物は加圧され、パイプ4を経由して計量室Kに導入される。なお、胴部1bを押圧した際に導入口3gを越えて計量室Kに収容されていた内容物は、図7に示すように胴部1bが復元すると容器本体1に引き戻されるため、先に説明した計量注出容器と同様に、導入口3gよりも下方に溜まっている内容物だけを計量室Kに残すことができる。
Also in the weighing and dispensing container configured in this way, as shown in FIG. 6, when the
その後は、図8に示すように容器本体1を倒立させた状態で胴部1bを押圧する。これにより、容器本体1の空気はパイプ4を経由して導入口3gから計量室Kに導入され、この空気によって計量室Kが加圧されて弁体部7bが開くため、計量室Kに収容されていた内容物を注出させることができる。
Thereafter, as shown in FIG. 8, the
内容物を注出した後、胴部1bへの押圧を解除すると、計量室Kの圧力が下がって弁体部7bが直ちに閉じられる。すなわち、内容物の液切れ性が良くなるため、比較的粘度の高い液状の内容物を注出する場合でも注出口6eの周囲が汚れたままになることが少なくなる。更に本実施形態においても、胴部1bの復元によって注出口6e(弁体部7b)から空気が取り込まれるため、その際に注出口6eや弁体部7bの周囲に付着した内容物も計量室Kや容器本体1に引き戻すことができ、更に衛生的に使用することができる。
When the pressure on the
本発明に従う計量注出容器はこれまでに述べた実施形態に限られず、図9〜図10に示す実施形態で具現化されるものも含まれる。本実施形態の計量注出容器は、容器本体10と、パイプ11と、中間部材12と、注出部材13で構成されている。また注出部材13は、注出部材本体14と、内容物注出キャップ15で構成されている。
The metering container according to the present invention is not limited to the embodiments described so far, and includes those embodied in the embodiments shown in FIGS. The metering and dispensing container of the present embodiment includes a
容器本体10は、円板状をなす底部10aと、円筒状をなし、底部10aの外縁部に連結するとともに、先に述べた容器本体1の胴部1bよりも高さが低くなる胴部10bと、胴部10bよりも小径の円筒状であって、上方を開口させた状態で胴部10bの上端部に連結する口部10cと、口部10cの外周面に設けられる雄ねじ部10dとを備えている。本実施形態の容器本体10も、上述した容器本体1と同様に合成樹脂製であって、胴部10bは可撓性を有している。
The
パイプ11は、環状をなすとともに側面視で湾曲するように形作られるものであって、上方における開口部(一端側開口部)11aは、口部10cの内側であって、容器本体10の中心軸線O上に位置している。またパイプ11の下方における開口部(他端側開口部)11bは、底部10aの外縁近傍に位置している。なお、中心軸線Oに対して他端側開口部11bが開口する向きは、後述する注出口15dが開口する向きとは逆側になっている。
The
中間部材12は、円筒状をなし、中心軸線Oに沿って延在するとともに下端部にパイプ11を嵌合保持する筒状壁12aを備えている。筒状壁12aの上端部には、縦方向に延在するスリット12bが設けられていて、スリット12bの下端部に揃う位置には開口(導入口)12cが設けられている。また、筒状壁12aの下端部には、径方向外側に向けて延在する底壁部12dが設けられ、底壁部12dの外縁部には、口部10cの内側で上方に向けて延在する内側環状壁12eが設けられている。そして内側環状壁12eの上端部には、径方向外側に向けて延在するフランジ部12fが設けられ、フランジ部12fの下面には、口部10cの上端部を取り囲む外側環状壁12gが設けられている。外側環状壁12gの内周面には、雄ねじ部10dに適合する雌ねじ部12hが設けられている。そしてフランジ部12fの外縁部には、口部10cの高さ方向における略全域を取り囲む外周壁12jが設けられている。また外周壁12jの上部外周面には、径方向外側に向けて突出する係合凸部12kが設けられている。
The
このような中間部材12は、筒状壁12aにパイプ11を嵌合保持した状態で、容器本体10の雄ねじ部10dに雌ねじ部12hを螺合させて保持される。
Such an
そして注出部材本体14は、外周壁12jと略同径になる円筒状の側壁14aを備えている。側壁14aの下部には、係合凸部12kに適合する形状となる爪部14bが設けられている。そして側壁14aの上部には、中心軸線Oに対して傾くように延在する上部環状壁14cが設けられ、上部環状壁14cの外周面には、雄ねじ部14dが設けられている。
The pouring member
内容物注出キャップ15は、上部環状壁14cを取り囲むとともに、雄ねじ部14dに対応する雌ねじ部15aを内周面に備える環状保持壁15bと、環状保持壁15bの上端部に連結する頂壁15cと、頂壁15cの中央部を貫通する開口(注出口)15dと、注出口15dを取り囲んで頂壁15cから起立する注出筒15eと、頂壁15cの外縁部に連結する外周壁15fとを備えている。外周壁15fには、ヒンジ15gを介して開閉可能に連結する蓋壁15hが設けられていて、蓋壁15hの内面には、蓋壁15hを閉じたときに注出筒15eの内周面に液密に当接するシール筒15jが設けられている。
The
このように形成される注出部材本体14と内容物注出キャップ15は、雌ねじ部15aを雄ねじ部14dに螺合させるとともに、爪部14bを係合凸部12kに係合させることによって、中間部材12に保持される。換言すると、注出部材本体14と内容物注出キャップ15で構成される注出部材13は、中間部材12を介して間接的に容器本体10の口部10cに保持される。なお、これまでに説明した各部材の取り付け順は一例であって、これに限られるものではない。
The pouring member
このようにして組み立てられた本実施形態の計量注出容器においては、中間部材12、注出部材本体14、及び内容物注出キャップ15の内側に、空間(計量室)Kが区画形成される。また本実施形態における計量室Kにおいて、図9に示すように容器本体10を正立させた状態で導入口12cよりも下方に位置するスペースは、後述するように内容物が所定量計り取られるスペースであって、本明細書等ではこの部分を計量スペースK1と称する。また、計量室Kにおいて計量スペースK1を除いたスペース(導入口12cよりも上方に位置するスペース)を、ヘッドスペースK2と称する。ここでヘッドスペースK2の容積は、計量スペースK1の容積よりも大きくなっている。
In the weighing and dispensing container according to the present embodiment assembled in this way, a space (metering chamber) K is defined inside the
このような構成となる計量注出容器から内容物を注出するには、まず、図9に示すように容器本体10を正立させた状態で胴部10bを押圧する。これにより容器本体10に収容された内容物は加圧され、底部10aの外縁近傍に位置する他端側開口部11bからパイプ11内に内容物が入り込み、更に一端側開口部11aを通って筒状壁12a内を通過し、導入口12cから計量室Kに導入される。なおここでは、胴部10bは十分に押圧されて、内容物は導入口12cを越えるまで計量室Kに収容されるものとする。また、計量室Kに内容物を導入する際には、計量室Kの空気を外界に逃がして内容物と空気がスムーズに置換できるようにするため、図示したように蓋壁15hは開いておくことが好ましい。
In order to pour the contents from the metering pour container having such a configuration, first, as shown in FIG. 9, the
内容物を計量室Kに収容した後は、胴部10bへの押圧を解除して胴部10bを復元させる。胴部10bが復元すると、押圧時よりも容器本体1の内容積が増えて容器本体1が減圧されるため、計量室Kにおいて導入口12cを越えて収容されていた内容物は、容器本体10に引き戻されることになる。すなわち、導入口12cよりも下方に溜まっている内容物だけが計量室Kに残ることになるため、決まった量の内容物を計量することができる。
After the contents are accommodated in the measuring chamber K, the pressure on the
その後は、図10に示すように、注出口15dが下方を向くように容器本体10を傾けて倒立させ、胴部10bを押圧する。このとき、容器本体10の空気は底部10a側に移動するため、パイプ11の他端側開口部11bは、内容物の液面よりも上方に位置することになる。本実施形態の他端側開口部11bは、中心軸線Oに対して注出口15dが開口する向きとは逆側に開口するものであって、注出口15dが下方を向くように容器本体10を傾けると、他端側開口部11bはより上方に位置することになる。このため他端側開口部11bを、内容物の液面よりも確実に上方に位置させることができる。そしてこの状態で胴部10bを押圧すると、容器本体10の空気は加圧されて他端側開口部11bからパイプ11内に入り込み、更に一端側開口部11aを通って筒状壁12a内を通過し、導入口12cから計量室Kに導入される。これにより計量室Kは、導入された空気よって加圧されるため、計量室Kに収容されていた内容物を、注出口15dから注出させることができる。また上述したように、ヘッドスペースK2の容積は計量スペースK1の容積よりも大きくなっているため、図10に示すように導入口12cは、計量室Kに収容されている内容物の液面よりも上方に位置することになる。ここで、計量室Kに収容されている内容物を小分けにして注出させる場合、計量室Kの残った内容物に導入口12cが浸漬された状態になっていると、胴部10bが復元する際、計量室Kの内容物が導入口12cから容器本体10に逆流し、計量した内容物の量が変わってしまうことが考えられるが、本実施形態ではこのようなおそれがない、という利点がある。
Thereafter, as shown in FIG. 10, the
以上、本発明について具体的な実施形態を示しながら説明したが、本発明に従う計量注出容器は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に従う範疇で種々の変更を加えたものも含まれる。 The present invention has been described above with reference to specific embodiments. However, the metering container according to the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are made within the scope of the claims. Also included.
1:容器本体
1a:底部
1b:胴部
1c:口部
1d:雄ねじ部
2:注出キャップ(注出部材)
2a:下部外周壁
2b:上部外周壁
2c:天壁
2d:注出筒
2e:注出口
2f:雌ねじ部
3:中栓部材(中間部材)
3a:内側円筒部
3b:底板部
3c:外側円筒部
3d:フランジ部
3e:段部
3f:突出部
3g:導入口
4:パイプ
4a:一端側開口部
4b:他端側開口部
5:蓋体
5a:頂壁
5b:蓋体外周壁
5c:シール壁
5d:ヒンジ
6:注出キャップ
6a:下部外周壁
6b:上部外周壁
6c:天壁
6d:弁体保持壁
6e:注出口
6f:雌ねじ部
7:弁体
7a:基部
7b:弁体部
8:ホルダ
9:蓋体
9a:頂壁
9b:蓋体外周壁
9c:シール壁
9d:ヒンジ
10:容器本体
10a:底部
10b:胴部
10c:口部
10d:雄ねじ部
11:パイプ
11a:一端側開口部
11b:他端側開口部
12:中間部材
12a:筒状壁
12b:スリット
12c:導入口
12d:底壁部
12e:内側環状壁
12f:フランジ部
12g:外側環状壁
12h:雌ねじ部
12j:外周壁
12k:係合凸部
13:注出部材
14:注出部材本体
14a:側壁
14b:爪部
14c:上部環状壁
14d:雄ねじ部
15:内容物注出キャップ
15a:雌ねじ部
15b:環状保持壁
15c:頂壁
15d:注出口
15e:注出筒
15f:外周壁
15g:ヒンジ
15h:蓋壁
15j:シール筒
K:計量室
K1:計量スペース
K2:ヘッドスペース
O:容器本体の中心軸線
1: Container body 1a:
2a: Lower outer
3a: Inner cylindrical part 3b: Bottom plate part 3c: Outer cylindrical part 3d: Flange part 3e: Step part 3f: Protruding part 3g: Inlet 4: Pipe 4a: One end side opening 4b: Other end side opening 5: Lid 5a: top wall 5b: lid outer peripheral wall 5c: seal wall 5d: hinge 6: pouring cap 6a: lower outer peripheral wall 6b: upper outer peripheral wall 6c: top wall 6d: valve body holding wall 6e: spout 6f: female screw 7 : Valve 7a: Base 7b: Valve 8: Holder 9: Lid 9a: Top wall 9b: Lid outer wall 9c: Seal wall 9d: Hinge 10: Container body 10a: Bottom 10b: Body 10c: Mouth 10d : Male screw part 11: pipe 11a: one end side opening part 11b: other end side opening part 12: intermediate member 12a: cylindrical wall 12b: slit 12c: inlet 12d: bottom wall part 12e: inner annular wall 12f: flange part 12g : Outer annular wall 12h: Female thread portion 12j Outer peripheral wall 12k: engaging convex portion 13: pouring member 14: pouring member main body 14a: side wall 14b: claw portion 14c: upper annular wall 14d: male screw portion 15: contents pouring cap 15a: female screw portion 15b: annular holding Wall 15c: Top wall 15d: Outlet 15e: Outlet tube 15f: Outer peripheral wall 15g: Hinge 15h: Lid wall 15j: Seal tube K: Measuring chamber K1: Measuring space K1: Head space O: Center axis of the container body
Claims (6)
内容物を注出する注出口を有し、前記口部に直接的又は間接的に保持される注出部材と、
内容物の導入口を有し、前記口部の内側に設けられて前記注出部材との間に計量室を区画形成する中間部材と、
前記導入口に連通する一端側開口部と前記容器本体の底部近傍に位置する他端側開口部とを有し、前記中間部材に取り付けられるパイプと、を備え、
前記容器本体を正立させた状態で前記胴部を押圧することによって、前記他端側開口部から前記一端側開口部を経て前記導入口から導入される前記容器本体の内容物が前記計量室に収容され、更に、該容器本体を倒立させた状態で該胴部を押圧することによって、該他端側開口部から該一端側開口部を経て該導入口から導入される該容器本体の空気が該計量室を加圧して、該計量室に収容された内容物を前記注出口から注出させる、計量注出容器。 A container body that includes a mouth part that opens upward, and a trunk part that is connected to the mouth part and has flexibility;
A pouring member having a pouring outlet for pouring the contents and held directly or indirectly in the mouth;
An intermediate member having an inlet for contents, provided inside the mouth and defining a measuring chamber between the outlet member;
A pipe attached to the intermediate member, having an opening on one end communicating with the inlet and an opening on the other end located near the bottom of the container body,
The contents of the container main body introduced from the introduction port through the one end side opening from the other end side opening by pressing the body portion in a state where the container main body is upright is the measuring chamber. And the container body air introduced from the inlet port through the one end side opening from the other end side opening by pressing the barrel while the container body is inverted. Pressurizing the measuring chamber to discharge the contents stored in the measuring chamber from the spout.
前記他端側開口部は、前記中心軸線に対して前記注出口が開口する向きとは逆側に開口するものである請求項1〜4の何れか一項に記載の計量注出容器。 The spout opening opens in a direction inclined with respect to the central axis of the container body,
The metering / dispensing container according to any one of claims 1 to 4, wherein the other end side opening is opened to the opposite side to the direction in which the spout opens with respect to the central axis.
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068296 | 2018-03-30 | ||
JP2018068296 | 2018-03-30 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP2018226031A Pending JP2019182551A (en) | 2018-03-30 | 2018-11-30 | Measurement discharging container |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2019182551A (en) |
-
2018
- 2018-11-30 JP JP2018226031A patent/JP2019182551A/en active Pending
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