JP2019176669A - motor - Google Patents
motor Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019176669A JP2019176669A JP2018064356A JP2018064356A JP2019176669A JP 2019176669 A JP2019176669 A JP 2019176669A JP 2018064356 A JP2018064356 A JP 2018064356A JP 2018064356 A JP2018064356 A JP 2018064356A JP 2019176669 A JP2019176669 A JP 2019176669A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus bar
- bar holder
- flange portion
- main body
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
Description
本発明は、モータに関する。 The present invention relates to a motor.
ステータケースの開口に固定される固定部材に回転センサが保持されるモータが知られる。例えば、特許文献1には、そのような回転センサとしてのレゾルバステータと、レゾルバステータによって検出される被検出部としてのセンサロータと、を備えるモータが記載される。 There is known a motor in which a rotation sensor is held by a fixing member fixed to an opening of a stator case. For example, Patent Document 1 describes a motor including a resolver stator as such a rotation sensor and a sensor rotor as a detected portion detected by the resolver stator.
上記のようなモータを組み立てる際には、各部品同士の間で組み付け等による誤差が生じる。そのため、ステータケースに対する固定部材の周方向位置を調整し、回転センサと被検出部との相対位置を調整する必要がある。したがって、上記のようなモータにおいては、固定部材の周方向位置を調整した後に、ステータケースと固定部材とを固定できることが求められる。 When the motor as described above is assembled, an error due to assembly or the like occurs between the components. Therefore, it is necessary to adjust the circumferential position of the fixing member with respect to the stator case and adjust the relative position between the rotation sensor and the detected part. Therefore, in the motor as described above, it is required that the stator case and the fixing member can be fixed after adjusting the circumferential position of the fixing member.
これに対して、例えば特許文献1には、ステータケースに設けられた爪を爪の幅よりも大きいカシメ溝にカシメて固定することでステータケースに固定部材を固定する構成が記載される。この構成によれば、カシメ溝に爪をカシメられる範囲内であれば、固定部材をステータケースに対して周方向に移動させることが可能である。そのため、固定部材の周方向位置を調整した後であっても、爪をカシメ溝にカシメて固定することが可能である。しかし、このような構成では、周方向の固定が不十分であり、爪をカシメ溝にカシメた後においても爪がカシメ溝内で周方向に移動し、ステータケースに対して固定部材が周方向に移動する虞があった。 On the other hand, for example, Patent Document 1 describes a configuration in which a fixing member is fixed to the stator case by caulking and fixing a claw provided on the stator case in a caulking groove larger than the width of the claw. According to this configuration, the fixing member can be moved in the circumferential direction with respect to the stator case as long as the claws are caulked in the caulking groove. Therefore, even after the circumferential position of the fixing member is adjusted, it is possible to fix the claw by caulking in the caulking groove. However, in such a configuration, the circumferential fixation is insufficient, and the claw moves in the circumferential direction in the crimping groove even after the claw is crimped into the crimping groove, and the fixing member is circumferential in the stator case. There was a risk of moving to.
本発明は、上記事情に鑑みて、組み立てる際に、バスバーホルダに保持された回転センサの被検出部に対する周方向位置を調整可能であり、かつ、組み立てた後においては、ハウジングに対するバスバーホルダの周方向の固定強度を向上できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。 In view of the above circumstances, the present invention can adjust the circumferential position of the rotation sensor held by the bus bar holder with respect to the detected portion during assembly, and after the assembly, the circumference of the bus bar holder with respect to the housing can be adjusted. Another object is to provide a motor having a structure capable of improving the direction fixing strength.
本発明のモータの一つの態様は、中心軸に沿って配置されるシャフトおよび被検出部を有するロータと、前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、前記ロータおよび前記ステータを収容し、軸方向一方側に開口する第1開口部を有する金属製のハウジングと、前記ステータの軸方向一方側に配置され、前記第1開口部を塞ぐ樹脂製のバスバーホルダと、前記バスバーホルダに保持され、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、前記バスバーホルダに直接または間接的に保持され、前記被検出部を検出して前記ロータの回転を検出可能な回転センサと、一部が前記バスバーホルダに埋め込まれて固定される金属製の金属部材と、を備える。前記ハウジングは、軸方向に延びる円筒状のハウジング本体と、前記ハウジング本体の軸方向一方側の端部から径方向外側に突出する第1フランジ部と、を有する。前記バスバーホルダは、前記第1開口部の軸方向一方側に配置されるバスバーホルダ本体と、前記バスバーホルダ本体から径方向外側に突出し、前記第1フランジ部の軸方向一方側の面に接触する第2フランジ部と、を有する。前記金属部材は、前記バスバーホルダから露出する露出部を有する。前記露出部と前記第1フランジ部とは、溶接部によって互いに接合される。 One aspect of the motor of the present invention contains a rotor having a shaft and a detected portion that are arranged along a central axis, a stator that is arranged radially outside the rotor, the rotor and the stator, A metal housing having a first opening that opens on one axial side, a resin bus bar holder that is disposed on one axial side of the stator and closes the first opening, and is held by the bus bar holder A bus bar that is electrically connected to the stator, a rotation sensor that is directly or indirectly held by the bus bar holder and that can detect the rotation of the rotor by detecting the detected portion, and a part of the bus bar. And a metal member made of metal that is embedded and fixed in the holder. The housing includes a cylindrical housing main body extending in the axial direction, and a first flange portion projecting radially outward from an end portion on one axial side of the housing main body. The bus bar holder protrudes radially outward from the bus bar holder main body disposed on the one axial side of the first opening, and contacts the surface on the one axial side of the first flange portion. A second flange portion. The metal member has an exposed portion exposed from the bus bar holder. The exposed portion and the first flange portion are joined to each other by a welded portion.
本発明の一つの態様によれば、モータを組み立てる際に、バスバーホルダに保持された回転センサの被検出部に対する周方向位置を調整可能であり、かつ、モータを組み立てた後においては、ハウジングに対するバスバーホルダの周方向の固定強度を向上できる。 According to one aspect of the present invention, when the motor is assembled, the circumferential position of the rotation sensor held by the bus bar holder with respect to the detected portion can be adjusted, and after the motor is assembled, The fixing strength in the circumferential direction of the bus bar holder can be improved.
各図に適宜示すZ軸方向は、正の側を上側とし、負の側を下側とする上下方向である。X軸方向およびY軸方向は、Z軸方向と直交する方向であり、互いに直交する方向である。各図に適宜示す中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向、すなわち上下方向と平行な方向を単に「軸方向Z」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。本実施形態において、上側は、軸方向一方側に相当し、下側は、軸方向他方側に相当する。なお、上下方向、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。 The Z-axis direction shown as appropriate in each drawing is a vertical direction in which the positive side is the upper side and the negative side is the lower side. The X-axis direction and the Y-axis direction are directions orthogonal to the Z-axis direction and are orthogonal to each other. A central axis J shown as appropriate in each drawing is an imaginary line parallel to the Z-axis direction and extending in the vertical direction. In the following description, the axial direction of the central axis J, that is, the direction parallel to the vertical direction is simply referred to as “axial direction Z”, and the radial direction around the central axis J is simply referred to as “radial direction”. The circumferential direction centered on J is simply referred to as “circumferential direction”. In the present embodiment, the upper side corresponds to one side in the axial direction, and the lower side corresponds to the other side in the axial direction. The vertical direction, the upper side, and the lower side are simply names for explaining the relative positional relationship of each part, and the actual layout relationship is a layout relationship other than the layout relationship indicated by these names. May be.
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ハウジング20と、ロータ30と、ベアリング33,34と、ステータ40と、バスバーユニット60と、Oリング71と、オイルシール73と、を備える。ハウジング20は、内部にロータ30およびステータ40を収容する。ハウジング20は、金属製である。ハウジング20は、ハウジング本体21と、第1フランジ部22と、を有する。
As shown in FIG. 1, the
ハウジング本体21は、上側に開口する第1開口部20aを有する筒状である。すなわち、ハウジング20は、第1開口部20aを有する。ハウジング本体21は、軸方向Zに延びる円筒状である。より詳細には、ハウジング本体21は、中心軸Jを中心とする多段の円筒状である。ハウジング本体21は、ステータ保持部21aと、拡径部21bと、ベアリング保持部21cと、オイルシール保持部21dと、を有する。ステータ保持部21aの内周面には、ステータ40のうち後述するステータコア41の外周面が固定される。
The
拡径部21bは、ステータ保持部21aの上側の端部に繋がる。拡径部21bの内径および外径は、ステータ保持部21aの内径および外径よりも大きい。拡径部21bの上側の端部は、ハウジング本体21の上側の端部である。拡径部21bには、後述するバスバーホルダ60aの下側の部分が収容される。
The enlarged
ベアリング保持部21cは、ステータ保持部21aの下側の端部に繋がる。ベアリング保持部21cの内径および外径は、ステータ保持部21aの内径および外径よりも小さい。ベアリング保持部21cの内部には、ベアリング33が保持される。オイルシール保持部21dは、ベアリング保持部21cの下側の端部に繋がる。オイルシール保持部21dの内径および外径は、ベアリング保持部21cの内径および外径よりも小さい。オイルシール保持部21dは、下側に開口する。オイルシール保持部21dの内部には、オイルシール73が保持される。
The
第1フランジ部22は、ハウジング本体21の上側の端部から径方向外側に突出する。第1フランジ部22は、板面が軸方向Zを向く板状であり、中心軸Jを中心とする円環状である。図2に示すように、第1フランジ部22は、周方向に延びる第1フランジ部本体22aと、第1フランジ部本体22aから径方向外側に突出する第1取付部22bと、を有する。本実施形態において第1フランジ部本体22aは、中心軸Jを中心とする円環状である。第1取付部22bは、第1取付部22bを軸方向Zに貫通する第1取付孔22cを有する。第1取付孔22cは、周方向に長い長円形状である。本実施形態において、第1取付部22bは、周方向に沿って3つ設けられる。
The
ハウジング20は、複数の爪部23をさらに有する。複数の爪部23は、周方向に沿って配置される。図3に示すように、爪部23は、第1フランジ部本体22aの径方向外縁部に繋がる。爪部23は、基部23aと、カシメ部23bと、を有する。基部23aは、第1フランジ部本体22aの径方向外縁部から上側に延びる部分である。本実施形態において基部23aは、板面が径方向を向く板状である。
The
カシメ部23bは、基部23aの上側の端部から径方向内側に延びる部分である。本実施形態においてカシメ部23bは、板面が周方向に沿った板状である。カシメ部23bの径方向内側の部分は、斜め下方に向かって延びる。カシメ部23bのうち径方向内側の端部の少なくとも一部は、後述する第1収容凹部68dに収容される。カシメ部23bの径方向外側の部分における下側の面は、後述する第3壁部68cの上側の端部と接触する。爪部23は、図4に二点鎖線で示す状態から径方向内側かつ下側に折り曲げられてカシメられ、図3および図4に実線で示す状態になる。すなわち、図4に二点鎖線で示す状態の爪部23がカシメられることによって、カシメ部23bが作られる。
The
図1に示すように、ロータ30は、シャフト31と、ロータ本体32と、センサマグネット36と、を有する。シャフト31は、中心軸Jに沿って配置される。シャフト31は、中心軸Jを中心として軸方向Zに延びる円柱状である。シャフト31は、ベアリング33,34によって回転可能に支持される。ベアリング33,34は、例えば、ボールベアリングである。ロータ本体32は、シャフト31の外周面に固定される。図示は省略するが、ロータ本体32は、シャフト31の外周面に固定されるロータコアと、ロータコアに固定されるロータマグネットと、を有する。ロータコアは、シャフト31に直接固定されてもよく、部材等を介して間接的に固定されてもよい。ロータマグネットは、単一のマグネットであってもよく、複数のマグネットであってもよい。
As shown in FIG. 1, the
センサマグネット36は、シャフト31に固定される。より詳細には、センサマグネット36は、シャフト31の上側の端部に、取付部材35を介して固定される。取付部材35は、周方向に沿った円環状である。取付部材35は、シャフト31の上端部に嵌め合わされて固定される。本実施形態においてセンサマグネット36は、中心軸Jを中心とする円環状である。センサマグネット36は、取付部材35の径方向外縁部の上面に固定される。なお、センサマグネット36は、シャフト31に直接的に固定されてもよい。また、センサマグネット36は、ロータ本体32に直接または間接的に保持されてもよい。本実施形態においてセンサマグネット36は、被検出部に相当する。
The
ステータ40は、ロータ30の径方向外側に配置される。ステータ40は、ステータコア41と、インシュレータ44と、複数のコイル45と、を有する。ステータコア41は、中心軸Jを中心とする円環状のコアバック42と、コアバック42から径方向内側に延びる複数のティース43と、を有する。コアバック42の外周面は、ステータ保持部21aの内周面に固定される。インシュレータ44は、ティース43に装着される。複数のコイル45は、インシュレータ44を介して各ティース43に装着される。
The
バスバーユニット60は、ステータ40の上側に配置される。バスバーユニット60は、バスバーホルダ60aと、回路基板80と、回転センサ83と、バスバー81,82と、を有する。すなわち、モータ10は、バスバーホルダ60aと、回路基板80と、回転センサ83と、バスバー81,82と、を備える。バスバーホルダ60aは、バスバー81,82を保持する部材である。バスバーホルダ60aは、ステータ40の上側に配置される。バスバーホルダ60aは、第1開口部20aを塞ぐ。バスバーホルダ60aは、第1フランジ部22によって下側から支持される。バスバーホルダ60aは、樹脂製である。バスバーホルダ60aは、バスバーホルダ本体61と、嵌合部62と、コネクタ部63と、ベアリング保持部64と、連結部65と、支持部66と、第2フランジ部67と、蓋部69と、を有する。
図1および図2に示すように、バスバーホルダ本体61は、上側に開口する第2開口部61aを有する筒状である。より詳細には、バスバーホルダ本体61は、軸方向両側に開口し、中心軸Jを中心とする略円筒状である。バスバーホルダ本体61は、第1開口部20aの上側に配置される。本実施形態においてバスバーホルダ本体61は、ステータ40の上側に配置される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the bus bar holder
図2に示すように、バスバーホルダ本体61は、径方向外側に突出する突出部61bを有する。突出部61bは、軸方向Zに沿って視て、略矩形状である。突出部61bが突出する方向は、X軸方向と平行な方向である。以下の説明においては、突出部61bが突出する方向、すなわちX軸方向と平行な方向を「突出方向X」と呼ぶ。
As shown in FIG. 2, the bus bar holder
図1に示すように、嵌合部62は、バスバーホルダ本体61から下側に突出する。図示は省略するが、嵌合部62は、周方向に延びる円弧状である。嵌合部62の形状は、例えば、軸方向Zに沿って視て、突出方向Xのコネクタ部63側に開口するC字形状である。嵌合部62は、ハウジング20の内部に挿入される。より詳細には、嵌合部62は、拡径部21bの内側、すなわち第1開口部20aに嵌め合わされる。
As shown in FIG. 1, the
コネクタ部63は、バスバーホルダ本体61から径方向外側に延びる。より詳細には、コネクタ部63は、バスバーホルダ本体61から突出方向Xに延びる。コネクタ部63は、ハウジング20よりも径方向外側に突出する。コネクタ部63は、コネクタ部63の径方向外側の端部から径方向内側に窪む凹部を有する。コネクタ部63には、図示しない外部装置が接続される。外部装置は、例えば、モータ10に電力を供給してモータ10を制御する制御装置である。
The
ベアリング保持部64は、バスバーホルダ本体61の径方向内側に配置される。ベアリング保持部64は、中心軸Jを中心とする略円筒状である。ベアリング保持部64は、内部にベアリング34を保持する。図2に示すように、ベアリング保持部64は、連結部65を介してバスバーホルダ本体61と繋がる。図1に示すように、支持部66は、ベアリング保持部64から上側に突出する。支持部66の上側の端部は、第2開口部61aを介してバスバーホルダ本体61よりも上側に突出する。図2に示すように、支持部66は、周方向に沿って複数設けられる。
The
第2フランジ部67は、バスバーホルダ本体61から径方向外側に突出する。図1に示すように、本実施形態において第2フランジ部67は、バスバーホルダ本体61の下側の端部から径方向外側に突出する。第2フランジ部67は、第1フランジ部22の上側の面に接触する。図2に示すように、第2フランジ部67は、周方向に延びる第2フランジ部本体67aと、第2フランジ部本体67aから径方向外側に突出する第2取付部67bと、を有する。
The
第2フランジ部本体67aは、軸方向Zに沿って視て、突出方向Xのコネクタ部63側に開口するC字形状である。第2フランジ部本体67aの周方向両側の端部は、突出部61bの周方向両側の端部のそれぞれに繋がる。第2フランジ部本体67aの径方向外縁部は、第1フランジ部本体22aの径方向外縁部よりも径方向内側に配置される。図4に示すように、第2フランジ部本体67aは、第1フランジ部本体22aの上側の面に接触する。
The second flange portion
第2フランジ部本体67aは、下側の面から上側に窪む溝67dを有する。すなわち、第2フランジ部67は、溝67dを有する。図示は省略するが、溝67dは、中心軸Jを中心とする円環状である。本実施形態において溝67dは、第2フランジ部本体67aの下側の面と突出部61bの下側の面とに跨って設けられる。
The second flange portion
図2に示すように、本実施形態において第2取付部67bは、周方向に沿って3つ設けられる。各第2取付部67bは、軸方向Zに沿って視て、各第1取付部22bと重なる。図5に示すように、第2取付部67bの下側の面は、第1取付部22bの上側の面と接触する。第2取付部67bは、第2取付部67bを軸方向Zに貫通する第2取付孔67cを有する。第2取付孔67cは、円形状である。互いに軸方向Zに重なる第1取付部22bおよび第2取付部67bにおいて、第1取付孔22cと第2取付孔67cとは、軸方向Zに沿って視て、互いに重なる。
As shown in FIG. 2, in the present embodiment, three
第1取付孔22cと第2取付孔67cとには、モータ10が搭載される機器にモータ10を取り付けるためのネジが通される。そのネジによって、第1取付部22bと第2取付部67bとは、モータ10が搭載される機器に取り付けられる。本実施形態において第2取付孔67cには、軸方向Zに延びる円筒状の筒部材84が嵌め込まれて固定される。筒部材84は、軸方向両側に開口する。筒部材84は、金属製である。モータ10を取り付けるためのネジは、第2取付孔67cのうち筒部材84の内側を通る。
A screw for attaching the
図2に示すように、第2フランジ部67は、周方向に沿って配置される複数のカシメ収容部68をさらに有する。本実施形態においてカシメ収容部68は、第2フランジ部本体67aに設けられる。図3および図4に示すように、カシメ収容部68は、一対の第1壁部68aと、第2壁部68bと、第3壁部68cと、を有する。すなわち、第2フランジ部67は、一対の第1壁部68aと、第2壁部68bと、第3壁部68cと、を有する。図3に示すように、一対の第1壁部68aは、径方向に延び、互いに周方向に間隔を空けて配置される。一対の第1壁部68aは、互いに平行である。一対の第1壁部68aは、第2フランジ部本体67aから径方向外側に突出する。一対の第1壁部68aの上側の端部は、第2フランジ部本体67aよりも上側に配置され、第2フランジ部本体67aの上側の面上を径方向に延びてバスバーホルダ本体61と繋がる。
As shown in FIG. 2, the
一対の第1壁部68a同士の周方向の間には、爪部23が配置される。一対の第1壁部68a同士の周方向距離は、爪部23の周方向の幅よりも大きい。一対の第1壁部68aにおける径方向外側の端部同士の間には、基部23aが配置される。
The
第2壁部68bは、第2フランジ部本体67aから上側に突出する。第2壁部68bは、周方向に沿った直線状に延びて、一対の第1壁部68aの上側の端部における径方向の中央部分同士を繋ぐ。図3および図4に示すように、第3壁部68cは、第2フランジ部本体67aの径方向外縁部のうち一対の第1壁部68a同士の間の部分から上側に突出する。第3壁部68cは、周方向に沿って直線状に延びて一対の第1壁部68a同士を繋ぐ。図4に示すように、周方向と直交する断面において第3壁部68cの上側の端面68fは、上側に凸となる曲面であり、曲率が径方向に沿って変化する部分を有する。
The
図3および図4に示すように、カシメ収容部68は、第1収容凹部68dと、第2収容凹部68eと、を有する。すなわち、第2フランジ部67は、第1収容凹部68dと、第2収容凹部68eと、を有する。第1収容凹部68dは、下側に窪む凹部であり、第2フランジ部本体67aと一対の第1壁部68aと第2壁部68bと第3壁部68cとに囲まれて構成される。すなわち、第1収容凹部68dの周方向両側には、第1壁部68aが配置される。第1収容凹部68dの周方向の寸法は、カシメ部23bの周方向の寸法よりも大きい。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
第2収容凹部68eは、下側に窪む凹部であり、第2フランジ部本体67aと、一対の第1壁部68aと第2壁部68bとバスバーホルダ本体61とに囲まれて構成される。すなわち、第2収容凹部68eの周方向両側には、第1壁部68aが配置される。第2収容凹部68eは、第1収容凹部68dの径方向内側に配置される。第2収容凹部68eの周方向の寸法は、カシメ部23bの周方向の寸法よりも大きい。第1収容凹部68dの周方向の寸法と第2収容凹部68eの周方向の寸法とは、例えば、同じである。
The
各カシメ部23bは、各カシメ収容部68において、第1フランジ部本体22aとの間で第2フランジ部67を軸方向Zに挟み込む。これにより、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して軸方向Zに移動することを抑制できる。より詳細には、カシメ部23bの下側の面は、第3壁部68cの上側の端面68fに接触し、上側から第3壁部68cを第1フランジ部本体22aに押し付ける。
Each crimping
ここで、本実施形態によれば、端面68fは、曲率が径方向に沿って変化する部分を有する。そのため、端面68fの曲率が一定である場合に比べて、カシメ部23bと端面68fとの接触を面接触としやすく、カシメ部23bが接触するバスバーホルダ60aの面積を大きくできる。これにより、カシメ部23bからバスバーホルダ60aに対して好適に下向きの力を加えることができる。したがって、カシメ部23bによってより強固にバスバーホルダ60aをハウジング20に固定でき、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して軸方向Zに移動することをより抑制できる。
Here, according to the present embodiment, the
また、本実施形態によれば、第3壁部68cの周方向両側の端部には、第1壁部68aが繋がる。そのため、カシメ部23bから第3壁部68cに加えられた力を第1壁部68aに分散させて逃がすことができる。したがって、カシメ部23bから第3壁部68cに比較的大きな力が加えられた場合であっても、バスバーホルダ60aが破損することを抑制できる。また、一対の第1壁部68aが第2フランジ部本体67aから径方向外側に突出するため、一対の第1壁部68aによってカシメ収容部68の強度を向上させることができる。したがって、よりバスバーホルダ60aが破損することを抑制できる。
Moreover, according to this embodiment, the
図4に示すように、第1収容凹部68dの内部には、カシメ部23bのうち径方向内側の端部の少なくとも一部が収容される。そのため、カシメ部23bが第3壁部68cと接触した状態で、カシメ部23bの径方向内側の端部を第3壁部68cの上側の端部よりも下側にカシメることができる。これにより、第3壁部68cに対して、より強くカシメ部23bを押し当てることができる。したがって、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して軸方向Zに移動することをより抑制できる。また、カシメ部23bが第1収容凹部68dに引っ掛かるため、カシメ部23bがカシメ収容部68から外れることを抑制できる。
As shown in FIG. 4, at least a part of the radially inner end portion of the
また、本実施形態によれば、第2収容凹部68eが設けられるため、爪部23の寸法をより長くすることで、カシメ部23bのうち径方向内側の端部の少なくとも一部を第2収容凹部68eの内部に収容させることもできる。この場合、カシメ部23bは、例えば、第2壁部68bの上側の端部に接触する。この場合においては、カシメ部23bの寸法が長くなるため、カシメ部23bをよりカシメやすい。したがって、カシメ部23bによってバスバーホルダ60aをより強固に固定しやすい。
Moreover, according to this embodiment, since the 2nd accommodation recessed
図1に示すように、蓋部69は、バスバーホルダ本体61の上側の端部に固定されて第2開口部61aを閉塞する。蓋部69の中央部分69aは、蓋部69の径方向外縁部69bよりも上側に突出する。蓋部69は、樹脂製である。蓋部69は、バスバーホルダ60aの蓋部69以外の部分とは別々に作られる単一の部材である。蓋部69は、バスバーホルダ本体61と溶着されて固定される。より詳細には、蓋部69は、径方向外縁部69bの全周がバスバーホルダ本体61の上側の端部の全周と溶着されて固定される。蓋部69とバスバーホルダ本体61との溶着は、例えば、蓋部69とバスバーホルダ本体61との接合部にレーザを照射するレーザ溶着によって行われる。本実施形態によれば、蓋部69が樹脂製であるため、金属製のカバーを設けるような場合と異なり、蓋部69が錆びることを防止できる。なお、図2においては、蓋部69の図示を省略する。
As shown in FIG. 1, the
本実施形態においてバスバーホルダ60aのうち蓋部69を除いた部分は、例えば、インサート部材をバスバー81,82および後述する金属部材90としたインサート成形によって単一の部材として作られる。
In the present embodiment, a portion of the
図1および図2に示すように、回路基板80は、板面が軸方向Zを向く板状である。回路基板80は複数の支持部66によって下側から支持される。これにより、回路基板80は、バスバーホルダ60aに保持される。図1に示すように、回路基板80は、バスバーホルダ本体61よりも上側に配置される。回路基板80は、蓋部69のうち上側に突出した中央部分69aの内部に収容される。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
回転センサ83は、回路基板80の下面に取り付けられる。すなわち、本実施形態において回転センサ83は、回路基板80を介して、バスバーホルダ60aに間接的に保持される。回転センサ83は、センサマグネット36の上側に隙間を介して対向して配置される。回転センサ83は、被検出部としてのセンサマグネット36を検出してロータ30の回転を検出可能なセンサである。本実施形態において回転センサ83は、磁気センサである。磁気センサとしては、特に限定されず、ホールIC等のホール素子、および磁気抵抗素子等が挙げられる。回転センサ83は、センサマグネット36の磁界を検出して、ロータ30の回転を検出可能である。
The
本実施形態では、モータ10が3相モータであるため、磁気センサとして、3つのホール素子が用いられる。なお、回転センサ83は、回路基板80を介さずにバスバーホルダ60aに直接保持されてもよい。回転センサ83は、ロータ30の回転位置だけでなく、ロータ30の回転速度を検出するセンサであってもよい。モータ10の相の数および回転センサ83の種類などに応じて、回転センサ83の数および配置などは適宜変更されるのが好ましい。
In the present embodiment, since the
バスバー81は、ステータ40と電気的に接続される。バスバー81の一端は、コイル45と接続される。バスバー81の他端は、コネクタ部63の凹部の底面から径方向外側に突出する。バスバー81の他端は、モータ10の外部に露出する。バスバー82の一端は、回路基板80の上側の面に接続される。バスバー82の他端は、コネクタ部63の凹部の底面から径方向外側に突出する。バスバー82の他端は、モータ10の外部に露出する。
バスバー81,82は、コネクタ部63に接続される制御装置と電気的に接続される。バスバー81には、制御装置から電流が供給される。これにより、バスバー81を介して制御装置からの電流がコイル45に供給される。バスバー82は、回路基板80に取り付けられた回転センサと制御装置とを電気的に接続する。バスバー81,82は、一部がバスバーホルダ60aに埋め込まれて保持される。
The bus bars 81 and 82 are electrically connected to a control device connected to the
図示は省略するが、Oリング71は、中心軸Jを中心とする円環状である。図4に示すように、Oリング71は、溝67dに嵌め込まれる。Oリング71は、第1フランジ部22と第2フランジ部67との軸方向Zの間に配置される。Oリング71は、第1フランジ部本体22aの上側の面と溝67dの溝底面とに接触する。これにより、Oリング71は、第1フランジ部22と第2フランジ部67との軸方向Zの間、および第1フランジ部22と突出部61bとの軸方向Zの間を封止する。Oリング71は、軸方向Zに弾性圧縮変形した状態である。
Although not shown, the O-
このように、本実施形態によれば、第2フランジ部67が樹脂製であるため、第2フランジ部67の下側の面に溝67dを設けてOリング71を配置することができる。したがって、例えば、金属製の部材同士の間を液状のガスケットを塗布して封止するような場合に比べて、第1フランジ部22と第2フランジ部67との間の封止をより容易に、かつ、精度よく行うことができる。また、第2フランジ部67を樹脂製とすることで、第2フランジ部67が錆びることを防止できる。
Thus, according to this embodiment, since the
図5に示すように、モータ10は、一部がバスバーホルダ60aに埋め込まれて固定される金属製の金属部材90をさらに備える。本実施形態において金属部材90は、周方向において第2取付部67bとカシメ収容部68との間に配置される。より詳細には、図2に示すように、金属部材90は、3つの第2取付部67bのうち中心軸Jを挟んでコネクタ部63の径方向の反対側に配置される第2取付部67bと、その第2取付部67bの周方向一方側に離れて配置されるカシメ収容部68との周方向の間に配置される。
As shown in FIG. 5, the
図5に示すように、金属部材90は、板面が軸方向Zを向く板状である。本実施形態において金属部材90は、周方向に延びる円弧状である。金属部材90は、第2フランジ部本体67aの下側の端部に固定される。金属部材90は、バスバーホルダ60aに埋め込まれる埋設部90aと、バスバーホルダ60aから露出する露出部90bと、を有する。
As shown in FIG. 5, the
本実施形態において埋設部90aは、金属部材90の径方向内側の部分と、金属部材90の周方向一方側の端部と、を含む。金属部材90の径方向内側の部分は、バスバーホルダ60aのうち第2フランジ部本体67aに埋め込まれる。本実施形態では、金属部材90が周方向に延びるため、金属部材90のうち第2フランジ部本体67aに埋め込まれる径方向内側の部分を周方向に大きくできる。これにより、金属部材90を強固にバスバーホルダ60aに保持させやすい。
In the present embodiment, the embedded
金属部材90の周方向一方側の端部は、カシメ収容部68側の端部であり、第1壁部68aに埋め込まれる。このように、金属部材90における径方向内側の部分および周方向の端部がバスバーホルダ60aに埋め込まれることで、金属部材90をより強固にバスバーホルダ60aに保持させることができる。また、第1壁部68aを金属部材90によって補強でき、カシメ収容部68の強度を向上できる。そのため、カシメ部23bによってカシメ収容部68に比較的大きな力が加えられた場合であっても、バスバーホルダ60aが破損することを抑制できる。
An end portion on one side in the circumferential direction of the
露出部90bは、金属部材90のうちの埋設部90aを除く部分である。本実施形態において露出部90bは、金属部材90の径方向外側の部分を含む。露出部90bは、第2フランジ部本体67aの下側の端部から径方向外側に突出する。露出部90bは、第1フランジ部本体22aの上側の面と接触する。露出部90bの径方向外縁部は、径方向において第1フランジ部本体22aの径方向外縁部と同じ位置に配置される。これにより、金属部材90が第1フランジ部本体22aよりも径方向外側に突出することがなく、モータ10が径方向に大型化することを抑制できる。
The exposed
本明細書において「露出部の径方向外縁部が径方向において第1フランジ部本体の径方向外縁部と同じ位置に配置される」とは、露出部の径方向外縁部が径方向において第1フランジ部本体の径方向外縁部と略同じ位置に配置される場合も含む。 In the present specification, “the radially outer edge portion of the exposed portion is disposed at the same position as the radially outer edge portion of the first flange portion main body in the radial direction” means that the radially outer edge portion of the exposed portion is the first in the radial direction. It includes the case where it is arranged at substantially the same position as the radially outer edge of the flange body.
露出部90bの径方向の寸法は、いずれの周方向位置においても、埋設部90aの径方向の寸法よりも小さい。すなわち、金属部材90のうち露出部90bの径方向内側において第2フランジ部本体67aに埋め込まれる部分の径方向の寸法は、露出部90bの径方向の寸法よりも大きい。そのため、埋設部90aを大きくしやすく、金属部材90をより強固にバスバーホルダ60aに保持させやすい。
The radial dimension of the exposed
露出部90bと第1フランジ部22とは、溶接部91によって互いに接合される。溶接部91は、露出部90bと第1フランジ部22とを溶接することで生じる部分である。これにより、金属部材90が第1フランジ部22と強固に固定され、金属部材90の一部が埋め込まれて固定されるバスバーホルダ60aがハウジング20に強固に固定される。したがって、ハウジング20に対するバスバーホルダ60aの周方向の固定強度を向上でき、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して周方向に移動することをより抑制できる。また、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して軸方向Zに移動することもより抑制できる。
The exposed
一方、露出部90bと第1フランジ部22とを溶接する前においては、バスバーホルダ60aをハウジング20に対して周方向に移動させることができる。そのため、モータ10を組み立てる際においては、バスバーホルダ60aをハウジング20に対して周方向に移動させて、センサマグネット36に対する回転センサ83の相対位置を調整可能である。
On the other hand, the
このように本実施形態によれば、モータ10を組み立てる際に、バスバーホルダ60aに保持された回転センサ83のセンサマグネット36に対する周方向位置を調整可能であり、かつ、モータ10を組み立てた後においては、ハウジング20に対するバスバーホルダ60aの周方向の固定強度を向上できる。
Thus, according to this embodiment, when the
本実施形態において露出部90bと第1フランジ部22とは、レーザ溶接によって接合される。すなわち、溶接部91は、レーザ溶接によって生じたレーザ溶接部である。そのため、レーザを照射することで、露出部90bと第1フランジ部22との接合部分に局所的に熱を加えやすい。これにより、溶接時に、バスバーホルダ60aが溶融することを抑制できる。また、上述したように、レーザを照射することによって蓋部69をバスバーホルダ本体61に溶着する場合には、同一のレーザ照射装置等を用いて、露出部90bと第1フランジ部22との溶接と、蓋部69とバスバーホルダ本体61との溶着と、を行うことができる。したがって、モータ10を組み立てる手間およびコストを低減できる。
In the present embodiment, the exposed
本実施形態において溶接部91は、露出部90bと第1フランジ部本体22aとを接合する。露出部90bは、第1フランジ部本体22aの上側の面と接触するため、露出部90bと第1フランジ部本体22aとを溶接しやすい。本実施形態では、金属部材90が周方向に延びるため、第1フランジ部本体22aと接触する露出部90bを周方向に大きくしやすい。これにより、露出部90bと第1フランジ部本体22aとを接合する溶接部91を周方向に大きくできる。したがって、露出部90bと第1フランジ部22とをより強固に接合でき、バスバーホルダ60aがハウジング20に対して周方向に移動することをより抑制できる。
In the present embodiment, the welded
本実施形態において溶接部91は、露出部90bの径方向外縁部と第1フランジ部本体22aの径方向外縁部とを接合する。そのため、露出部90bと第1フランジ部本体22aとの接合部分をバスバーホルダ60aから径方向外側に離しやすく、溶接時にバスバーホルダ60aが溶融することをより抑制できる。また、本実施形態によれば、露出部90bの径方向外縁部は、径方向において第1フランジ部本体22aの径方向外縁部と同じ位置に配置される。そのため、露出部90bの径方向外縁部と第1フランジ部本体22aの径方向外縁部とを溶接によって接合しやすい。本実施形態において溶接部91は、露出部90bの周方向一方側の端部から周方向他方側の端部まで周方向に延びる。
In this embodiment, the
本実施形態において第1フランジ部本体22aのうち露出部90bが接合される部分は、第1フランジ部本体22aのうち第1取付部22bが繋がる部分の周方向一方側に隣り合う部分である。そのため、バスバーホルダ60aのうち、モータ10が搭載される機器に取り付けられる部分である第1取付部22bおよび第2取付部67bの近くの部分を金属部材90によって補強できる。これにより、ネジによってモータ10を機器に対して強固に取り付けた際に、バスバーホルダ60aが破損することを抑制できる。
In the present embodiment, a portion of the first flange portion
金属部材90の材料は、金属であれば、特に限定されない。金属部材90の材料は、ハウジング20の材料と同じであってもよいし、異なってもよい。本実施形態において金属部材90の材料は、例えば、鉄、アルミニウム合金等である。
The material of the
本実施形態のモータ10の製造方法は、配置工程S1と、位置調整工程S2と、固定工程S3と、を含む。配置工程S1は、ハウジング20に対してバスバーホルダ60aを配置する工程である。配置工程S1においてモータ10を組み立てる作業者等は、ハウジング20にステータ40およびロータ30を収容した後、第2フランジ部67を第1フランジ部22に接触させてバスバーホルダ60a、すなわちバスバーユニット60をステータの40の上側に配置する。このとき、溝67dには予めOリング71を嵌め合わせておく。また、このとき、ハウジング20の爪部23は、図4に二点鎖線で示すカシメられる前の状態である。
The method for manufacturing the
位置調整工程S2は、センサマグネット36に対する回転センサ83の周方向位置を調整する工程である。位置調整工程S2において作業者等は、ハウジング20に対してバスバーホルダ60aを周方向に移動させて、センサマグネット36に対する回転センサ83の周方向位置を調整する。このとき、本実施形態では、カシメ部23bが第1収容凹部68dに挿入可能な範囲内で、回転センサ83の周方向位置、すなわちバスバーホルダ60aの周方向位置を決める。
The position adjustment step S2 is a step of adjusting the circumferential position of the
ここで、本実施形態によれば、基部23aが一対の第1壁部68a同士の周方向の間に配置される。そのため、第1収容凹部68d内にカシメ部23bを挿入できない位置にバスバーホルダ60aを移動させようとすると、第1壁部68aに基部23aが接触する。これにより、ハウジング20に対してバスバーホルダ60aを過剰に移動させることが抑制される。したがって、カシメ部23bを第1収容凹部68dに収容させることができ、カシメ部23bによってバスバーホルダ60aを好適に固定できる。また、バスバー81とコイル45との接続部に負荷が過剰に加えられることを抑制できる。
Here, according to this embodiment, the
また、本実施形態によれば、第1開口部20aに嵌め合わされる嵌合部62が設けられる。そのため、位置調整工程S2において、バスバーホルダ60aを安定して中心軸J回りに回転させることができる。したがって、回転センサ83の周方向位置の調整が容易である。
Moreover, according to this embodiment, the
固定工程S3は、バスバーホルダ60aをハウジング20に固定する工程である。固定工程S3において作業者等は、爪部23の上側の部分をカシメてカシメ部23bを作り、カシメ部23bと第1フランジ部22とによって第2フランジ部67を軸方向Zに挟持させる。さらに、固定工程S3において作業者等は、露出部90bと第1フランジ部22との接合部分にレーザを照射して、露出部90bと第1フランジ部22とをレーザ溶接する。なお、爪部23をカシメる作業と、露出部90bと第1フランジ部22とをレーザ溶接する作業とは、いずれを先に行ってもよいし、同時に行ってもよい。これにより、位置調整工程S2で調整した周方向位置において、バスバーユニット60をハウジング20に対して強固に固定することができる。
The fixing step S3 is a step of fixing the
なお、本明細書において「作業者等」とは、モータ10を組み立てる作業者およびモータ10を組み立てる組立装置等を含む。モータ10の組み立ては、作業者のみによって行われてもよいし、組立装置のみによって行われてもよいし、作業者と組立装置とによって行われてもよい。
In the present specification, the “workers and the like” includes an operator who assembles the
また、バスバーユニット60において、バスバーホルダ60aに回路基板80および回転センサ83を保持させる作業は、位置調整工程S2の前であれば、配置工程S1の後に行ってもよいし、配置工程S1の前に行ってもよい。また、蓋部69をバスバーホルダ本体61に固定する作業は、バスバーホルダ60aに回路基板80および回転センサ83を保持させた後であれば、配置工程S1の後に行ってもよいし、配置工程S1の前に行ってもよい。蓋部69をバスバーホルダ本体61に固定する作業は、固定工程S3の後に行ってもよい。蓋部69をバスバーホルダ本体61に固定する作業と、固定工程S3における露出部90bと第1フランジ部22とを溶接する作業とは、連続して行ってもよい。この場合、例えばレーザの照射等、同じ方法を用いて両作業を行うことで、モータ10を組み立てる手間を低減できる。
Further, in the
本発明は上述の実施形態に限られず、他の構成を採用することもできる。金属部材は、第1フランジ部と溶接部によって接合される露出部を有するならば、特に限定されない。金属部材の形状は、特に限定されず、板状でなくてもよい。金属部材は、複数設けられてもよい。この場合、複数の金属部材の形状は、互いに異なってもよい。溶接部は、露出部と第1フランジ部とを接合できるならば、特に限定されない。溶接部は、例えば、レーザ溶接以外の溶接方法によって生じる部分であってもよい。レーザ溶接以外の溶接方法とは、例えば、TIG溶接等のアーク溶接、抵抗溶接等である。 The present invention is not limited to the above-described embodiment, and other configurations can be employed. A metal member will not be specifically limited if it has the exposed part joined by a 1st flange part and a welding part. The shape of the metal member is not particularly limited, and may not be a plate shape. A plurality of metal members may be provided. In this case, the shape of the plurality of metal members may be different from each other. A welding part will not be specifically limited if an exposed part and a 1st flange part can be joined. The welded portion may be a portion generated by a welding method other than laser welding, for example. Examples of welding methods other than laser welding include arc welding such as TIG welding, resistance welding, and the like.
露出部は、少なくとも溶接される部分を含めばよい。例えば、上述した実施形態において、溶接部91が設けられない金属部材90の上側の面は、第2フランジ部本体67aによって覆われてもよい。露出部は、溶接部によって第1取付部と接合されてもよい。この場合、金属部材の一部は、第2取付部に埋め込まれてもよい。露出部の径方向外縁部は、第1フランジ部本体の径方向外縁部より径方向内側に配置されてもよいし、第1フランジ部本体の径方向外縁部より径方向外側に配置されてもよい。
The exposed portion may include at least a portion to be welded. For example, in the above-described embodiment, the upper surface of the
蓋部は、レーザを照射する以外の方法でバスバーホルダ本体と溶着されてもよいし、溶着以外の方法でバスバーホルダ本体と固定されてもよい。蓋部は、例えば、超音波溶着、高周波溶着、誘導溶着等によってバルバーホルダ本体と溶着されてもよい。被検出部と回転センサとは、回転センサによって被検出部を検出してロータの回転を検出できるならば、特に限定されない。例えば、回転センサは、光学式のセンサであってもよい。被検出部がレゾルバロータであって、回転センサがレゾルバステータであってもよい。Oリングは、設けられなくてもよい。 The lid may be welded to the bus bar holder main body by a method other than laser irradiation, or may be fixed to the bus bar holder main body by a method other than welding. The lid portion may be welded to the valve bar holder main body by, for example, ultrasonic welding, high frequency welding, induction welding, or the like. The detected part and the rotation sensor are not particularly limited as long as the detected part can be detected by the rotation sensor and the rotation of the rotor can be detected. For example, the rotation sensor may be an optical sensor. The detected part may be a resolver rotor, and the rotation sensor may be a resolver stator. The O-ring may not be provided.
上述した実施形態のモータの用途は、特に限定されない。また、上記の各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。 The application of the motor of the above-described embodiment is not particularly limited. Moreover, each said structure can be suitably combined in the range which does not mutually contradict.
10…モータ、20…ハウジング、20a…第1開口部、21…ハウジング本体、22…第1フランジ部、22a…第1フランジ部本体、22b…第1取付部、22c…第1取付孔、23…爪部、23a…基部、23b…カシメ部、30…ロータ、31…シャフト、36…センサマグネット(被検出部)、40…ステータ、60a…バスバーホルダ、61…バスバーホルダ本体、61a…第2開口部、67…第2フランジ部、67a…第2フランジ部本体、67b…第2取付部、67c…第2取付孔、68a…第1壁部、68d…第1収容凹部(収容凹部)、69…蓋部、69b…径方向外縁部、81,82…バスバー、83…回転センサ、90…金属部材、90b…露出部、91…溶接部、J…中心軸、Z…軸方向
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記ロータの径方向外側に配置されるステータと、
前記ロータおよび前記ステータを収容し、軸方向一方側に開口する第1開口部を有する金属製のハウジングと、
前記ステータの軸方向一方側に配置され、前記第1開口部を塞ぐ樹脂製のバスバーホルダと、
前記バスバーホルダに保持され、前記ステータと電気的に接続されるバスバーと、
前記バスバーホルダに直接または間接的に保持され、前記被検出部を検出して前記ロータの回転を検出可能な回転センサと、
一部が前記バスバーホルダに埋め込まれて固定される金属製の金属部材と、
を備え、
前記ハウジングは、
軸方向に延びる円筒状のハウジング本体と、
前記ハウジング本体の軸方向一方側の端部から径方向外側に突出する第1フランジ部と、
を有し、
前記バスバーホルダは、
前記第1開口部の軸方向一方側に配置されるバスバーホルダ本体と、
前記バスバーホルダ本体から径方向外側に突出し、前記第1フランジ部の軸方向一方側の面に接触する第2フランジ部と、
を有し、
前記金属部材は、前記バスバーホルダから露出する露出部を有し、
前記露出部と前記第1フランジ部とは、溶接部によって互いに接合される、モータ。 A rotor having a shaft and a detected part arranged along the central axis;
A stator disposed on the radially outer side of the rotor;
A metal housing that houses the rotor and the stator and has a first opening that opens on one axial side;
A bus bar holder made of resin that is disposed on one side in the axial direction of the stator and closes the first opening;
A bus bar held by the bus bar holder and electrically connected to the stator;
A rotation sensor that is directly or indirectly held by the bus bar holder and capable of detecting the rotation of the rotor by detecting the detected portion;
A metal member made of metal that is partially embedded and fixed in the bus bar holder;
With
The housing is
A cylindrical housing body extending in the axial direction;
A first flange portion projecting radially outward from an end portion on one axial side of the housing body;
Have
The bus bar holder is
A bus bar holder body disposed on one axial side of the first opening;
A second flange portion projecting radially outward from the bus bar holder main body, and contacting a surface on one axial side of the first flange portion;
Have
The metal member has an exposed portion exposed from the bus bar holder,
The exposed portion and the first flange portion are joined to each other by a welded portion.
前記第2フランジ部は、周方向に延びる第2フランジ部本体を有し、
前記第2フランジ部本体は、前記第1フランジ部本体の軸方向一方側の面に接触し、
前記第2フランジ部本体の径方向外縁部は、前記第1フランジ部本体の径方向外縁部よりも径方向内側に配置され、
前記露出部は、前記第2フランジ部本体の軸方向他方側の端部から径方向外側に突出し、かつ、前記第1フランジ部本体の軸方向一方側の面と接触し、
前記溶接部は、前記露出部と前記第1フランジ部本体とを接合する、請求項1に記載のモータ。 The first flange portion has a first flange portion main body extending in the circumferential direction,
The second flange portion has a second flange portion body extending in the circumferential direction,
The second flange portion main body is in contact with a surface on one axial side of the first flange portion main body,
The radially outer edge portion of the second flange portion body is disposed radially inward from the radially outer edge portion of the first flange portion body,
The exposed portion protrudes radially outward from an end portion on the other axial side of the second flange portion main body, and is in contact with a surface on one axial side of the first flange portion main body,
The motor according to claim 1, wherein the welded portion joins the exposed portion and the first flange portion main body.
前記金属部材の周方向一方側の端部は、前記第1壁部に埋め込まれる、請求項3に記載のモータ。 The second flange portion has a first wall portion protruding radially outward from the second flange portion main body,
The motor according to claim 3, wherein an end portion on one side in the circumferential direction of the metal member is embedded in the first wall portion.
前記ハウジングは、前記第1フランジ部本体に繋がる爪部を有し、
前記爪部は、
前記第1フランジ部本体から軸方向一方側に延びる基部と、
前記基部の軸方向一方側の端部から径方向内側に延びるカシメ部と、
を有し、
前記カシメ部のうち径方向内側の端部の少なくとも一部は、前記収容凹部に収容され、
前記収容凹部の周方向の寸法は、前記カシメ部の周方向の寸法よりも大きく、
前記収容凹部の周方向の両側には、前記第1壁部が配置される、請求項4に記載のモータ。 The second flange portion has a housing recess recessed on the other side in the axial direction,
The housing has a claw portion connected to the first flange portion main body,
The nail portion is
A base portion extending from the first flange portion main body to one side in the axial direction;
A crimping portion extending radially inward from an end portion on one axial side of the base portion;
Have
At least a part of the radially inner end of the crimped portion is accommodated in the accommodating recess,
The circumferential dimension of the housing recess is larger than the circumferential dimension of the crimped portion,
The motor according to claim 4, wherein the first wall portion is disposed on both sides of the housing recess in the circumferential direction.
前記溶接部は、前記露出部の径方向外縁部と前記第1フランジ部本体の径方向外縁部とを接合する、請求項2から6のいずれか一項に記載のモータ。 The radially outer edge portion of the exposed portion is disposed at the same position as the radially outer edge portion of the first flange portion body in the radial direction,
The motor according to any one of claims 2 to 6, wherein the welded portion joins a radially outer edge portion of the exposed portion and a radially outer edge portion of the first flange portion main body.
前記第1取付部は、前記第1取付部を軸方向に貫通する第1取付孔を有し、
前記第2フランジ部は、前記第2フランジ部本体から径方向外側に突出する第2取付部を有し、
前記第2取付部は、前記第2取付部を軸方向に貫通する第2取付孔を有し、
前記第1取付孔と前記第2取付孔とは、軸方向に沿って視て、互いに重なり、
前記第1フランジ部本体のうち前記露出部が接合される部分は、前記第1フランジ部本体のうち前記第1取付部が繋がる部分の周方向一方側に隣り合う部分である、請求項2から7のいずれか一項に記載のモータ。 The first flange portion has a first attachment portion that protrudes radially outward from the first flange portion main body,
The first attachment portion has a first attachment hole penetrating the first attachment portion in the axial direction,
The second flange portion has a second attachment portion that protrudes radially outward from the second flange portion main body,
The second mounting portion has a second mounting hole penetrating the second mounting portion in the axial direction,
The first mounting hole and the second mounting hole overlap each other when viewed along the axial direction,
The part to which the said exposed part is joined among the said 1st flange part main bodies is a part adjacent to the circumferential direction one side of the part to which the said 1st attaching part is connected among the said 1st flange part main bodies. The motor according to any one of 7 above.
前記バスバーホルダは、前記バスバーホルダ本体の軸方向一方側の端部に固定されて前記第2開口部を閉塞する樹脂製の蓋部を有し、
前記蓋部は、前記バスバーホルダ本体と溶着されて固定される、請求項1から9のいずれか一項に記載のモータ。 The bus bar holder body has a second opening that opens on one side in the axial direction,
The bus bar holder has a resin lid that is fixed to an end portion on one axial side of the bus bar holder body and closes the second opening,
The motor according to claim 1, wherein the lid is welded and fixed to the bus bar holder main body.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064356A JP2019176669A (en) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064356A JP2019176669A (en) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | motor |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019176669A true JP2019176669A (en) | 2019-10-10 |
Family
ID=68169776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018064356A Pending JP2019176669A (en) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | motor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019176669A (en) |
-
2018
- 2018-03-29 JP JP2018064356A patent/JP2019176669A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107431409B (en) | Motor and electric power steering apparatus | |
JPWO2014174666A1 (en) | Rotating electric machine | |
CN110601388A (en) | Motor with a stator having a stator core | |
EP2768123A1 (en) | Electric motor | |
JP2010172086A (en) | Busbar unit, method of manufacturing busbar unit, and motor | |
JP2019030035A (en) | Electric actuator | |
US8786149B2 (en) | Motor and motor for electric power steering | |
CN112753155B (en) | motor | |
WO2018051988A1 (en) | Motor | |
JP2019176669A (en) | motor | |
JP2019176670A (en) | motor | |
WO2019082710A1 (en) | Motor | |
JP2019176672A (en) | Motor and method of manufacturing the same | |
JP2019176673A (en) | Motor and method for manufacturing the same | |
JP2019176674A (en) | Motor and method for manufacturing the same | |
JP2019176671A (en) | Motor and method for manufacturing the same | |
JP2019176678A (en) | motor | |
JPWO2018051989A1 (en) | motor | |
JP2019176677A (en) | Motor and method for manufacturing the same | |
CN110999039B (en) | Motor and method for manufacturing motor | |
CN110120727B (en) | Motor manufacturing method and motor | |
CN111788760A (en) | Motor with a stator having a stator core | |
JP2012078123A (en) | Position sensor, manufacturing method thereof, and positioning tool | |
JP2019068710A (en) | motor | |
US11177723B2 (en) | Rotor and motor |