JP2019176288A - 基地局装置、端末装置、制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】スポットサービスが提供されるエリア内における無線リソースの利用効率を向上させる。【解決手段】端末装置に対する複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する基地局装置は、該端末装置に対して、該接続においてセカンダリ基地局として機能する特定の第2の基地局装置と接続した後に該端末装置における該第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に該基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を送信し、該端末装置から該第2の情報が受信された場合に、該端末装置と該第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う。【選択図】図6
Description
本発明は、無線通信システムにおけるシステム容量向上技術に関する。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)において、第5世代(New Radio:NR)の通信システムの検討が行われている(非特許文献1)。特に、端末が、従来のLTE(ロングタームエボリューション)の基地局(eNB)をマスタ基地局とし、NRの基地局(gNB)をセカンダリ基地局とするデュアルコネクティビティ・ベースで接続を確立する構成の検討が進んでいる(非特許文献2)。この構成は、gNBがeNBと接続していない端末と単独で接続することがないためNSA(Non Standalone)と呼ばれる。
TR38.804, "Study on New Radio Access Technology; Radio Interface Protocol Aspects", 2006-11.
TS38.331, "NR, Radio Resource Control (RRC) protocol specification", 2017-12.
例えば、gNBで提供するサービスとしては、ミリ波帯等の高周波数帯を用いたサービスとして、局所的なエリアを構築してコンテンツの瞬間ダウンロードを実現することや、駅やスタジアムなどにおけるゲートをタッチレス化すること等が想定される。このような局所的なエリアにおけるサービス(以下、スポットサービス)を提供する場合、限られたエリア内でサービス提供を完了させる必要がある。そのため、端末に対して、より早期に接続を確立させてサービス提供のタイミングを早めたり、不要な接続を解放させることにより、無線リソースの利用効率を向上させることが望ましい。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、スポットサービスが提供されるエリア内における無線リソースの利用効率を向上させることを目的とする。
本発明の一態様による基地局装置は、以下の構成を有する。すなわち、端末装置に対する複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する基地局装置であって、前記端末装置に対して、前記接続においてセカンダリ基地局として機能する特定の第2の基地局装置と接続した後に前記端末装置における前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を送信する送信手段と、前記端末装置から前記第2の情報が受信された場合に、前記端末装置と前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御手段と、を有する。
本発明によれば、スポットサービスが提供されるエリア内における無線リソースの利用効率を向上させることが可能となる。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
(システム構成)
図1に本実施形態における無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、ロングタームエボリューション(LTE)の基地局装置(eNB101)と、次世代通信規格(New Radio:NR)の基地局装置(gNB102〜106)とを含んで構成される。端末装置(UE107)は、移動可能な無線通信端末である。本実施形態では、eNB101をマスタ基地局とし、gNB102〜106のいずれかをセカンダリ基地局とするデュアルコネクティビティ・ベースの接続(端末装置に対する複数の基地局との同時の接続)を想定する。すなわち、gNB102〜106は、単独で通信サービスを提供せず、eNB101と接続を確立しているUE107に対して、eNB101の制御の下で通信サービスを提供することができる。
図1に本実施形態における無線通信システムの構成例を示す。本無線通信システムは、ロングタームエボリューション(LTE)の基地局装置(eNB101)と、次世代通信規格(New Radio:NR)の基地局装置(gNB102〜106)とを含んで構成される。端末装置(UE107)は、移動可能な無線通信端末である。本実施形態では、eNB101をマスタ基地局とし、gNB102〜106のいずれかをセカンダリ基地局とするデュアルコネクティビティ・ベースの接続(端末装置に対する複数の基地局との同時の接続)を想定する。すなわち、gNB102〜106は、単独で通信サービスを提供せず、eNB101と接続を確立しているUE107に対して、eNB101の制御の下で通信サービスを提供することができる。
本実施形態では、gNB102〜106のうち、gNB106が局所的なエリアにおけるサービス(スポットサービス)を提供しているとする。UE107は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入した場合に、eNB101の制御の下、gNB106と接続して、gNB106が提供するスポットサービスを受けることが可能となる。また、UE107は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアから退出した場合に、eNB101の制御の下、gNB106との接続が解放される。
このように、UE107は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入した場合に、スポットサービスを受けることが可能となる。一般的には、UE107における受信信号の品質が、gNB106の接続を維持できる最低レベルを満たす限り、UE107とgNB106との接続は維持されうる。ここで、gNB106が、より多くのUEに対してスポットサービスを提供するためには、当該スポットサービスの提供が不要または困難となったUEに対しては、即座に接続を解放することが好ましい。
そこで、本実施形態における無線システムでは、gNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入したUE107における受信信号の品質が、所定の閾値以下となった場合に、UE107は、所定の情報をeNB101に送信し、これを受けたeNB101は、UE107とgNB106との接続を解放するように動作する。
以下では、このような動作を実現するための、基地局装置(eNB、gNB)、及び端末装置(UE)の構成、および具体的な処理手順の例について説明する。
(ハードウェア構成)
図2に、基地局装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す。基地局装置及び端末装置は、一例において、図2に示すようなハードウェア構成を有し、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、及び通信回路205を有する。基地局装置及び端末装置では、例えばROM202、RAM203及び外部記憶装置204のいずれかに記録された、以下に説明するような基地局装置及び端末装置の動作/機能を実現するプログラムがCPU201により実行される。
図2に、基地局装置及び端末装置のハードウェア構成例を示す。基地局装置及び端末装置は、一例において、図2に示すようなハードウェア構成を有し、例えば、CPU201、ROM202、RAM203、外部記憶装置204、及び通信回路205を有する。基地局装置及び端末装置では、例えばROM202、RAM203及び外部記憶装置204のいずれかに記録された、以下に説明するような基地局装置及び端末装置の動作/機能を実現するプログラムがCPU201により実行される。
そして、基地局装置及び端末装置は、例えばCPU201により通信回路205を制御して、他の装置と通信を行う。なお、基地局装置の通信回路205は、例えば、有線回線を通じて、他の基地局装置と通信を行うことができる。また、基地局装置の通信回路205は、1つ以上(複数)のビームを形成して端末装置との間で無線通信することが可能でありうる。また、この場合、端末装置の通信回路205は、基地局装置の通信回路205によって形成されたビームのうちの少なくともいずれかと接続可能に構成され、これらのビームを用いて基地局装置と無線通信することができるように構成される。なお、図2の構成において、基地局装置及び端末装置は、1つの通信回路205を有するような概略図を示しているが、これに限られず、複数の通信回路を有してもよい。例えば、基地局装置は、他の基地局装置との有線通信のための第1の通信回路と、端末装置との無線通信のための第2の通信回路とを有しうる。また、端末装置は、例えばLTE用の第1の通信回路と、NR用の第2の通信回路とを有してもよい。また、端末装置は、例えば無線LAN等のセルラ以外の規格に関する無線通信回路を有してもよいし、さらに、例えばUSB接続等による有線接続時に用いられる有線通信回路を有してもよい。
なお、基地局装置及び端末装置は、各機能を実行する専用のハードウェアを備えてもよいし、一部をハードウェアで実行し、プログラムを動作させるコンピュータでその他の部分を実行してもよい。また、全機能がコンピュータとプログラムにより実行されてもよい。
(機能構成)
図3は、本実施形態におけるeNB101の機能構成例を示す図である。eNB101は、その機能の一例において、通信部301、情報生成部302、及び制御部303を有する。なお、この機能構成例は一例であり、eNB101は、一般的なLTE基地局装置としての図示していない機能を当然に有し、また、さらなる機能を有してもよい。
図3は、本実施形態におけるeNB101の機能構成例を示す図である。eNB101は、その機能の一例において、通信部301、情報生成部302、及び制御部303を有する。なお、この機能構成例は一例であり、eNB101は、一般的なLTE基地局装置としての図示していない機能を当然に有し、また、さらなる機能を有してもよい。
通信部301は、UE107との無線通信や、gNB102〜106との間の有線又は無線通信を行う。情報生成部302は、図6〜図8を参照して後述する、所定の閾値を含む第1の情報等の情報を生成する。また、情報生成部302は、UE107が接続を確立しようとする特定のgNB(gNB106)との接続を確立および解放するために必要な条件を含む情報を生成する。制御部303は、マスタ基地局装置として動作して、gNB102〜106のいずれかをセカンダリ基地局装置とするデュアルコネクティビティ・ベースの接続をUE107との間で確立および解放させるための制御を実行する。
eNB101は、例えば、通信部301を介して、上位シグナリング(例えばRRC(Radio Resource Control)シグナリング)等により、情報生成部302によって生成された第1の情報等を、通信部301を介してUE107に対して送信する。その後、eNB101は、制御部303を介して、gNB106とUE107との接続を確立する。そして、eNB101は、UE107におけるgNB106から受信する参照信号(Reference Signal)や同期信号(Synchronization Signal)の品質が所定の閾値以下となった場合に、図6〜図8を参照して後述する第2の情報を、通信部301を介してUE107から受信する。なお、受信信号の品質には、RSSI(Received Signal Strength Indicator)、RSRQ(Reference Signal Received Quality)、RSRP(Reference Signal Received Power)、SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)等、受信信号から得られる品質や電力を示す値が含まれる。また、所定の閾値は、UE107がgNB106によるスポットサービスを受けるのに十分な値として、受信信号の品質の種別に対応した値が設定される。eNB101は、第2の情報を受信すると、制御部303によって、gNB106とUE107との接続を解放する処理を開始する。なお、gNB106とUE107間の接続確立および接続解放の処理については、3GPPにおいて規定されている処理シーケンスに沿って実行可能であるため、処理の詳細の説明については省略する。
図4は、本実施形態におけるgNB106の機能構成例を示す図である。なお、gNB102〜105も同様の構成を有しうる。gNB106は、その機能の一例において、通信部401、情報生成部402、及び制御部403を有する。なお、この機能構成例は一例であり、gNB106は、一般的なNR基地局装置としての図示していない機能を当然に有し、また、さらなる機能を有してもよい。
通信部401は、UE107との無線通信や、eNB101との間の有線又は無線通信を行う。情報生成部402は、図6〜図8を参照して以下に説明する、所定の閾値を含む第1の情報等の情報を生成する。また、情報生成部402は、UE107の接続を確立および解放するために必要な条件を含む情報を生成する。制御部303は、セカンダリ基地局装置として動作して、eNB101をマスタ基地局装置とするデュアルコネクティビティ・ベースの接続をUE107との間で行うための制御を実行する。
gNB106は、例えば、通信部401を介して、下位シグナリング(例えばMAC(Medium Access Control)シグナリング)等により、情報生成部402によって生成された第1の情報等を、通信部401を介してUE107に対して送信する。その後、gNB106は、制御部403を介して、eNB101との間でUE107との接続を確立する。そして、eNB101により、UE107から図6〜図8を参照して後述する第2の情報が受信されると、制御部403を介して、eNB101との間でUE107との接続を解放する処理を開始する。なお、eNB101との間の、gNB106とUE107間の接続確立および接続解放の処理については、3GPPにおいて規定されている処理シーケンスに沿って実行可能であるため、処理の詳細の説明については省略する。
図5は、本実施形態におけるUE107の機能構成例を示す図である。UE107は、その機能の一例において、通信部501、情報取得部502、判定部503、及び制御部504を有する。なお、この機能構成例は一例であり、UE107は、一般的なLTE及びNRに準拠した端末装置としての図示していない機能を当然に有し、また、さらなる機能を有してもよい。
通信部501は、eNB101やgNB102〜gNB106と無線通信を行う。情報取得部502は、eNB101から、通信部501を介して受信した第1の情報等から、所定の閾値に関する情報を取得する。また、別の例として、UE107は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入した後に、gNB106から、通信部501を介して受信した第1の情報等から、所定の閾値に関する情報を取得する。判定部503は、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となるか否かを判定する。制御部303は、eNB101をマスタ基地局装置とするデュアルコネクティビティ・ベースの接続をgNB106との間で行うための制御を実行する。
UE107は、例えば、通信部501を介して、上位または下位シグナリングにより、第1の情報等の情報を受信し、情報取得部502は、所定の閾値に関する情報を取得する。また、当該情報の取得の前後に、UE107は、制御部504を介して、eNB101との間でgNB106との接続を確立する。その後、判定部503により、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となったと判定された場合、UE107は、通信部501を介して、図6〜図8を参照して後述する第2の情報を、eNB101に送信する。第2の情報の送信後、UE107は、制御部504を介して、eNB101との間でgNB106との接続を解放する処理を開始する。なお、eNB101との間の、gNB106とUE107間の接続確立および接続解放の処理については、3GPPにおいて規定されている処理シーケンスに沿って実行可能であるため、処理の詳細の説明については省略する。
(処理の流れ)
続いて、図6〜図8を用いて、本実施形態に係る無線通信システムで実行される処理の流れの例について説明する。なお、図6〜図8において、eNB101は、UE107に対するデュアルコネクティビティ・ベースの接続におけるマスタ基地局装置として機能し、gNB106は、当該接続におけるセカンダリ基地局として機能するものとする。
続いて、図6〜図8を用いて、本実施形態に係る無線通信システムで実行される処理の流れの例について説明する。なお、図6〜図8において、eNB101は、UE107に対するデュアルコネクティビティ・ベースの接続におけるマスタ基地局装置として機能し、gNB106は、当該接続におけるセカンダリ基地局として機能するものとする。
[第1の例]
図6は、無線通信システムで実行される処理の流れの第1の例を示すシーケンス図である。まず、eNB101が、UE107に対して、スポットサービスを提供する特定のgNBであるgNB106と接続した後に、UE107におけるセカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合にeNB101に対して報告を行わせる指示を含む第1の情報を送信する(S601)。第1の情報は、例えば、RRCシグナリングや、報知信号(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))等により、UE107に送信されうる。第1の情報には、例えば、gNB106のID(識別情報)、EventX(セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、第2の情報として測定報告(measurement report:MR)を送信すること)が指定されたmeasurement report triggeringを示す情報が含まれ得る。なお、gNB106のIDは、gNB106を特定できる情報であれば、どのような情報であってもよい。また、UE107において、gNB106が予め、または、別の手段により指定されている場合は、gNB106のIDは第1の情報に含まれなくてもよい。また、第1の情報は、UE107とgNB106の接続前に限らず、接続後に送信されてもよい。
図6は、無線通信システムで実行される処理の流れの第1の例を示すシーケンス図である。まず、eNB101が、UE107に対して、スポットサービスを提供する特定のgNBであるgNB106と接続した後に、UE107におけるセカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合にeNB101に対して報告を行わせる指示を含む第1の情報を送信する(S601)。第1の情報は、例えば、RRCシグナリングや、報知信号(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))等により、UE107に送信されうる。第1の情報には、例えば、gNB106のID(識別情報)、EventX(セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、第2の情報として測定報告(measurement report:MR)を送信すること)が指定されたmeasurement report triggeringを示す情報が含まれ得る。なお、gNB106のIDは、gNB106を特定できる情報であれば、どのような情報であってもよい。また、UE107において、gNB106が予め、または、別の手段により指定されている場合は、gNB106のIDは第1の情報に含まれなくてもよい。また、第1の情報は、UE107とgNB106の接続前に限らず、接続後に送信されてもよい。
続いて、UE107がgNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入すると、UE107は、gNB106から、gNB106のIDを受信する(S602)。当該gNB106のIDは、報知情報や同期信号、MACシグナリング等の下位レイヤシグナリング、または上記の上位シグナリングにより、UE107に通知されうる。gNB106のIDを受信したUE107は、gNB106の存在を認識し、eNB101に対して、gNB106をセカンダリ基地局としてNSA構成での接続を開始するように要求する。これに応じて、eNB101の制御により、UE107とgNB106の接続が確立される(S603)。また、UE107は、S601においてeNB101から受信した第1の情報に含まれるEventXに基づき、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となるか否かの判定を開始する。
UE107は、gNB106との接続が確立された後は、参照信号(Reference Signal)や同期信号(Synchronization Signal)を継続的に受信する(S604)。UE107は、参照信号や同期信号を受信する毎に、受信信号の品質を、所定の閾値と比較する。上述したように、受信信号の品質には、RSSI、RSRQ、RSRP、SINR等、受信信号から得られる品質や電力を示す値が含まれ、所定の閾値は、当該受信信号の品質の種別に対応した値である。
UE107は、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定閾値以下となった場合、EventXに合致(EventXによる条件を満たす)と判定し(S605)、第2の情報として、測定報告をeNB101に対して送信する。これを受けて、eNB101は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアをUE107が出たことを認識する(S606)。続いて、eNB101は、UE107とgNB106との接続を解放し、gNB106をセカンダリ基地局から開放するための制御を行う(S607)。これにより、UE107、eNB101、gNB106間のNSA構成が解消される。
[第2の例]
図7は、無線通信システムで実行される処理の流れの第2の例を示すシーケンス図である。以下、第1の例と異なる点について説明する。
図7は、無線通信システムで実行される処理の流れの第2の例を示すシーケンス図である。以下、第1の例と異なる点について説明する。
まず、gNB106が、UE107に対して、gNB106と接続した後にUE107におけるセカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下になった場合にeNB101に報告を行わせる指示を含む第1の情報を送信する(S701)。第1の情報は、下位レイヤシグナリング等により、UE107に送信されうる。第1の情報には、例えば、gNB106のID、セカンダリ基地局から受信する信号の品質に対する所定の閾値、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、そのことを第2の情報としてeNB101に送信するか否かを示す情報が含まれうる。なお、gNB106や所定の閾値が予め指定されている場合は、gNB106のIDや所定の閾値は第1の情報に含まれなくてもよい。また、第1の情報は、UE107とgNB106の接続前に限らず、接続後に送信されてもよい。
続いて、UE107は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入すると、gNB106の存在を認識し、UE107はeNB101に対して、gNB106をセカンダリ基地局としてNSA構成での接続を開始するように要求する。これに応じて、eNB101の制御により、UE107とgNB106の接続が確立される(S702)。また、UE107は、S701においてgNB106から受信した第1の情報に基づき、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となるか否かの判定を開始する。
UE107は、gNB106との接続が確立された後は、参照信号(Reference Signal)や同期信号(Synchronization Signal)を継続的に受信する(S703)。UE107は、参照信号や同期信号を受信する毎に、受信信号の品質を、所定の閾値と比較する。UE107は、受信信号の品質が所定閾値以下となったと判定した場合(S704)、第2の情報として、受信品質が所定の閾値以下となったことを示す情報をeNB101に対して送信(報告)する(S705)。これを受けて、eNB101は、UE107がgNB106が提供するスポットサービスのエリアを出たことを認識する(S706)。続いて、eNB101は、UE107とgNB106との接続を解消し、gNB106をセカンダリ基地局から開放するための制御を行う(S707)。これにより、UE107、eNB101、gNB106間のNSA構成が解消される。
[第3の例]
図8は、無線通信システムで実行される処理の流れの第3の例を示すシーケンス図である。以下、第1の例、第2の例と異なる点について説明する。
図8は、無線通信システムで実行される処理の流れの第3の例を示すシーケンス図である。以下、第1の例、第2の例と異なる点について説明する。
まず、eNB101が、UE107に対して、スポットサービスを提供する特定のgNBであるgNB106のIDと、セカンダリ基地局から受信する信号の品質に対する所定の閾値とを送信する(S801)。続いて、gNB106は、gNB106と接続した後に、UE107におけるセカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下になった場合にeNB101に報告を行わせる指示を含む第1の情報を送信する(S802)。第1の情報には、例えば、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、そのことを第2の情報としてeNB101に送信するか否かを示す情報が含まれうる。第2の情報がMACシグナリング等の下位レイヤシグナリングにより送信される場合、第2の情報は所定の少量ビット(例えば1ビット)で表せられうる。また、第1の情報は、UE107とgNB106の接続前に限らず、接続後に送信されてもよい。
続いて、UE107は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアに進入すると、gNB106の存在を認識し、UE107はeNB101に対して、gNB106をセカンダリ基地局としてNSA構成での接続を開始するように要求する。これに応じて、eNB101の制御により、UE107とgNB106の接続が確立される(S803)。また、UE107は、S701においてgNB106から受信した第1の情報に基づき、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となるか否かの判定を開始する。
UE107は、gNB106との接続が確立された後は、参照信号(Reference Signal)や同期信号(Synchronization Signal)を継続的に受信する(S804)。UE107は、参照信号や同期信号を受信する毎に、受信信号の品質を、所定の閾値と比較する。UE107は、セカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下となったと判定した場合(S805)、第2の情報として、セカンダリ基地局から受信する品質が所定の閾値以下となったことをeNB101に対して送信(報告)する(S806)。これを受けて、eNB101は、gNB106が提供するスポットサービスのエリアをUE107が出たことを認識する(S807)。続いて、eNB101は、UE107とgNB106との接続を解消し、gNB106をセカンダリ基地局から開放するための制御を行う(S808)。これにより、UE107、eNB101、gNB106間のNSA構成が解消される。
このように、実施形態としての各上記例で説明したようにUE107、eNB101、gNB106が動作することにより、gNB106をセカンダリ基地局としてNSA構成で接続確立するUE107に対して、不必要にセカンダリ基地局との接続を維持することを防ぐことが出来る。結果として、無線通信システムにおけるシステム容量を向上させることが可能となる。
なお、上記例では、eNB101又はgNB106は、第1の情報として、少なくともUE107におけるセカンダリ基地局から受信する信号の品質が所定の閾値以下になった場合にeNB101に対して第2の情報を送信させることを示す情報を含めたが、これに限定されない。例えば、第1の情報として、セカンダリ基地局に対するCQI(Channel Quality Indicator)をeNB101に対して送信させることを示す情報を含めてもよい。この場合、UE107からCQIを受信したeNB101は、UE107とgNB106に対してMCS(Modulation and Coding Scheme)を制御するように構成されてもよい。
なお、上述のシステムや用語は一例であり、本発明を限定するものではない。例えば、LTEのeNBがマスタ基地局として動作し、NRのgNBがセカンダリ基地局として動作して、UEとgNBとの間の接続を確立する処理について説明したが、これに限られず、LTEやNR以外のシステムにおいて、本発明が適用されてもよい。また、gNBとUEとの間の接続は、デュアルコネクティビティに基づいて行われなくてもよく、任意の接続処理が実行されうる。
101 eNB(LTEの基地局装置)、102〜106 gNB(NRの基地局装置)、107 UE(端末装置)
Claims (14)
- 端末装置に対する複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する基地局装置であって、
前記端末装置に対して、前記接続においてセカンダリ基地局として機能する特定の第2の基地局装置と接続した後に前記端末装置における前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を送信する送信手段と、
前記端末装置から前記第2の情報が受信された場合に、前記端末装置と前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。 - 端末装置に対する複数の基地局との同時の接続においてセカンダリ基地局として機能する基地局装置であって、
前記端末装置に対して、前記基地局装置と接続した後に前記端末装置における前記基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、前記接続においてマスタ基地局として機能する第2の基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を送信する送信手段と、
前記第2の情報が前記第2の基地局装置に受信されたことを受けて、前記第2の基地局装置の制御により前記端末装置との接続を解放するための制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。 - 前記所定の閾値は、前記端末装置が所定のサービスを受けるのに十分な値に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の基地局装置。
- 端末装置であって、
複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する第1の基地局装置から、前記接続においてセカンダリ基地局として機能する第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する指示を含む第1の情報を受信する受信手段と、
前記第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する送信手段と、
前記送信手段により第2の情報が送信された後に、前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 端末装置であって、
複数の基地局との同時の接続においてセカンダリ基地局として機能する第2の基地局装置から、前記第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、前記接続においてマスタ基地局として機能する第1の基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を受信する受信手段と、
前記第2の基地局と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する送信手段と、
前記送信手段により第2の情報が送信された後に、前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 端末装置であって、
複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する第1の基地局装置から、所定の閾値を含む情報を受信し、かつ、
前記接続においてセカンダリ基地局として機能する第2の基地局装置から、前記第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が前記所定の閾値以下となった場合に、前記第1の基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を受信する受信手段と、
前記第1の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する送信手段と、
前記送信手段により第2の情報が送信された後に、前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 前記所定の閾値は、前記端末装置が所定のサービスを受けるのに十分な値に設定されることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の端末装置。
- 端末装置に対する複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する基地局装置の制御方法であって、
前記端末装置に対して、前記接続においてセカンダリ基地局として機能する特定の第2の基地局装置と接続した後に前記端末装置における前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を送信する送信工程と、
前記端末装置から前記第2の情報が受信された場合に、前記端末装置と前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 端末装置に対する複数の基地局との同時の接続においてセカンダリ基地局として機能する基地局装置の制御方法であって、
前記端末装置に対して、前記基地局装置と接続した後に前記端末装置における前記基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、前記接続においてマスタ基地局として機能する第2の基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を送信する送信工程と、
前記第2の情報が前記第2の基地局装置に受信されたことを受けて、前記第2の基地局装置の制御により前記端末装置との接続を解放するための制御を行う制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 端末装置の制御方法であって、
複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する第1の基地局装置から、前記接続においてセカンダリ基地局として機能する第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する指示を含む第1の情報を受信する受信工程と、
前記第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する送信工程と、
前記送信工程において第2の情報が送信された後に、前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 端末装置の制御方法であって、
複数の基地局との同時の接続においてセカンダリ基地局として機能する第2の基地局装置から、前記第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に、前記接続においてマスタ基地局として機能する第1の基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を受信する受信工程と、
前記第2の基地局と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する送信工程と、
前記送信工程において第2の情報が送信された後に、前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 端末装置の制御方法であって、
複数の基地局との同時の接続においてマスタ基地局として機能する第1の基地局装置から、所定の閾値を含む情報を受信し、かつ、
前記接続においてセカンダリ基地局として機能する第2の基地局装置から、前記第2の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が前記所定の閾値以下となった場合に、前記第1の基地局装置に第2の情報を送信する指示を含む第1の情報を受信する受信工程と、
前記第1の基地局装置と接続した後に前記第2の基地局装置から受信する信号の品質が所定の閾値以下となった場合に前記第2の情報を前記第1の基地局装置に送信する送信工程と、
前記送信工程において第2の情報が送信された後に、前記第2の基地局装置との接続を解放するための制御を行う制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1または2に記載の基地局装置の各手段として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項4から6のいずれか1項に記載の端末装置の各手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018061465A JP2019176288A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 基地局装置、端末装置、制御方法及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018061465A JP2019176288A (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | 基地局装置、端末装置、制御方法及びプログラム |
Publications (1)
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JP (1) | JP2019176288A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020068464A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | キヤノン株式会社 | 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム |
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2018
- 2018-03-28 JP JP2018061465A patent/JP2019176288A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020068464A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | キヤノン株式会社 | 通信装置、通信装置の制御方法、およびプログラム |
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