JP2019175005A - 監視対象施設監視制御装置、監視対象施設監視制御プログラム - Google Patents

監視対象施設監視制御装置、監視対象施設監視制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】入力情報の増大による制御負担を抑制しつつ、地域冷暖房に関するエネルギーシステムの最適化をリアルタイムに実現する。【解決手段】現場に出向いた監視者が、例えば、スマホやタブレット等の携帯通信端末48を用いて、コグニティブコンピューティング処理部46へアクセスし、監視者が発話によって(非構造化データ)で、状況を報告することで、その言語を解釈し、かつ、データサーバー44に蓄積されている過去の障害情報等に基づいて、対処情報を生成し、監視者が理解できる言語(音声情報、画像情報(例えば、文字情報)等)で通知する。【選択図】図2

Description

本発明は、遠隔地に設備された地域冷暖房施設の稼働状況を監視して、エネルギーシステムの最適化を図るための監視対象施設監視制御装置、監視対象施設監視制御プログラムに関する。
地域冷暖房施設では、監視センターを配備して、施設の各部に取り付けたカメラ等の監視手段の情報を一括に取得し、例えば、カメラ映像の状態を監視者が監視することで、エネルギーシステムの最適化を図っている。一方、地域冷暖房施設の現場に監視者が出向き、監視する場合もある。
例えば、特許文献1には、地域冷暖房に関するエネルギーシステムの最適化に関して、大規模プラントやコージェネレーションシステムの物件にも対応した汎用性の高いエネルギーシステム最適化方法が記載されている。
より具体的には、特許文献1のエネルギーシステム最適化装置は、エネルギー負荷を機器群によって供給する線形計画問題において、記憶手段によって記憶されたデータを入力とし、コスト、一次エネルギー消費量、又はCO2排出量を目的関数とする最適化計算を行い、計算対象期間における機器の運転計画を算出する算出手段を有している。
特開2015−99417号公報
ここで、地域冷暖房施設の特定の場所において、エネルギーシステムの最適化を損なう障害が発生した場合は、監視者が出向き、点検する必要がある。
監視者が出向いて点検した場合、その場で対応できるのは、監視者の知識や経験に依存することになる。
仮に、監視センターに問い合わせを行ったとしても、監視者からの通報を受けて、過去の事例を、例えば、紙媒体(ファイル)から捜し出し、過去事例があれば対策を回答するという、人の労力に頼った対応となり、迅速な障害回避が行えない場合がある。
自動化するためには現場の監視者からの情報を増やし、また、監視センターでは、膨大のデータベースを構築し、取得した現場からの情報を解析する必要があるが、例えば、特許文献1では入力情報の情報量が多ければ多いほど、最適化の精度は高まるものの、情報量の増加に応じて制御負担が増加し、リアルタイム性を失う場合がある。
本発明は、入力情報の増大による制御負担を抑制しつつ、地域冷暖房に関するエネルギーシステムの最適化をリアルタイムに実現することができる監視対象施設監視制御装置、監視対象施設監視制御プログラムを得ることにある。
本発明に係る監視対象監視制御装置は、監視対象施設に関する情報を蓄積する蓄積手段と、
前記監視対象施設を巡回する監視者の発話による前記監視対象施設で発生する障害情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が前記障害情報を受信した場合に、コグニティブコンピューティングによる自律学習に基づき、前記障害情報を解析し、かつ、前記蓄積手段で蓄積した蓄積データを用いて、前記障害を解消するための対処情報を導出する導出手段と、前記導出手段で導出された対処情報を、前記監視者が認識可能な言語を用いて通知する通知手段と、を有している。
本発明によれば、監視対象施設を巡回し、かつ監視する監視者が発話する音声を用いて、監視対象施設で発生する障害に関する障害情報(例えば、音声情報、画像情報等)を受信すると、コグニティブコンピューティングによる自律学習に基づき、前記障害情報を解析し、かつ、監視対象施設に関する情報を、蓄積データとして、随時蓄積する蓄積手段で蓄積した蓄積データを用いて、障害を解消するための対処情報を導出し、導出された対処情報を、前記監視者が利用する言語を用いて通知する。
このため、本発明は、従来技術に対し、コグニティブコンピューティング処理を監視対象施設の監視及びトラブルシューティングに活用することができ、かつ、監視対象施設に関するシステムの最適化をリアルタイムに実現することができる。
本発明において、前記監視対象施設が複数存在する場合に、複数の監視対象施設の稼働状況が集中監視センターにより集中監視されており、前記集中監視センターが、前記蓄積手段として機能するデータサーバーと、前記受信手段及び前記通知手段として機能する監視操作端末と、前記導出手段として機能するコグニティブコンピューティング処理部と、を備えることを特徴としている。
また、本発明において、前記蓄積手段が、前記コグニティブコンピューティングによる自律学習で処理した情報を蓄積データとして蓄積することを特徴としている。
監視者は、通常の会話と同等の情報伝達手段で、障害情報(少なくとも音声情報)を連絡することができる。
本発明において、前記監視対象施設が、特定の地域に点在する設備の空調を統括して制御する地域冷暖房施設であることを特徴としている。
地域冷暖房に関するエネルギーシステムの最適化をリアルタイムに実現することができる。
本発明に係る監視対象施設監視制御プログラムは、コンピュータを、監視対象施設監視制御装置として動作させることを特徴としている。
以上説明した如く本発明では、入力情報の増大による制御負担を抑制しつつ、地域冷暖房に関するエネルギーシステムの最適化をリアルタイムに実現することができる。
本実施の形態に係る地域冷暖房設備及びその監視システムの構成図である。 本実施の形態に係るコグニティブコンピューティング処理機能を示すブロック図である。 本実施の形態に係る地域冷暖房施設の定常時の監視制御ルーチンを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る障害発生時の対処情報作成制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1には、本実施の形態に係る地域冷暖房施設10を中心とした監視システムの概略構成図が示されている。
ネットワーク12には、地域冷暖房施設コントローラ14を介して、地域冷暖房施設10が接続されている。図1では、1カ所の地域冷暖房施設コントローラ14び地域冷暖房施設10を示しているが、ネットワーク12には、複数の地域冷暖房施設コントローラ14及び地域冷暖房施設10が接続され、地域冷暖房施設集中監視センター16によって、地域冷暖房施設10の稼働状況が集中的に監視されている。
(地域冷暖房施設10)
図1に示される如く、地域冷暖房施設10は、水熱源ヒートポンプ18、冷温水槽20、ヒーティングタワーヒートポンプ22、冷却加熱塔24、冷凍機26、及び冷却塔28(総称する場合、処理機器という)を備えている。
水熱源ヒートポンプ18には、外部から冷媒が供給されるようになっており、配管30及び複数のバルブ32(一部に符号を付与)によって、各処理機器へ冷媒が循環するように連結されている。また、冷温水槽20には、出入口にそれぞれポンプ34、36が設けられている。
地域冷暖房施設10は、地域冷暖房施設コントローラ14によって、各処理機器、バルブ32及びポンプ34、36の稼働状態が制御され、バルブ32の開閉、並びにポンプ34、36の駆動制御によって、空調制御対象である複数の設備38との間で、冷温水を循環させている。
複数の設備38は、それぞれ設備コントローラ40によって、必要量の冷温水が循環されることで、空調温度が制御される。
設備コントローラ40は、ネットワーク12を介して、前記地域冷暖房施設集中監視センター16に接続されている。地域冷暖房施設集中監視センター16では、地域冷暖房施設10の稼働状況のみならず、当該地域冷暖房施設10の冷温水を利用する設備38を含み、稼働状態を集中的に監視することができる。なお、以下において、地域冷暖房施設10とした場合、設備38を含むものとする。
地域冷暖房施設集中監視センター16は、複数の監視操作端末42、データサーバー44、及びコグニティブコンピューティング処理部46を備えている。
地域冷暖房施設集中監視センター16の監視操作端末42は、1又は複数の地域冷暖房施設10の稼働状態が、映像、信号、記号等によって、逐次表示されるようになっており、管理者が目視で監視する。
地域冷暖房施設10では、監視者が巡回して点検を行う一方、地域冷暖房施設10に設置された様々なセンサによって監視が行われている。監視者は、携帯通信端末48を携帯しており、地域冷暖房施設10の点検に関する情報を、地域冷暖房施設集中監視センター16へ、無線基地50及びネットワーク12を介して通知することが可能となっている。
例えば、監視者が、巡回によって地域冷暖房施設10の障害を見つけると携帯通信端末48を介して通知する、或いは、センサにより地域冷暖房施設10の障害発生を検知すると、監視操作端末42上で障害発生が報知され、必要に応じて、監視者がトラブルシューティングを実行することになる。
このとき、トラブルシューティングの手順としては、監視者が地域冷暖房施設集中監視センター16に障害の詳細を報告し、その報告に応じて、地域冷暖房施設集中監視センター16の管理者が過去の事例に基づいて障害を解消する対処情報を検索し、検索した対処情報を現場の管理者に伝えるのが一般的であった(以下、比較例という)。
しかし、上記比較例では、障害に対する対処情報を、過去の膨大な資料(主として、紙媒体)から検索するのは煩雑であり、多大な時間を労することになる。
例えば、地域冷暖房施設10の障害の内容が細分化されると、仮にデータサーバー44に、過去の障害と障害に対する対処情報がデータベース化されて記憶されていたとしても、検索のキーワードに誤りがあると、対処情報が正しく検索されない場合もある。
そこで、本実施の形態では、地域冷暖房施設集中監視センター16にコグニティブコンピューティング処理部46を設け、現場の監視者から、発話による音声(非構造化データ)によって障害情報を受信し、コグニティブコンピューティング処理を用いて、その音声を機械学習可能な構造化データに変換し、最適なキーワードを解析することで、最適な対処情報を検索し、当該最適な対処情報を通知するようにした。
図2は、地域冷暖房施設集中監視センター16を中心とした、地域冷暖房施設10の監視に関する処理を、機能別に示したブロック図である。
(監視操作端末)
図2に示される如く、監視操作端末42は、情報通信I/F52を介してネットワーク12に接続されている。情報通信I/F52では、地域冷暖房施設10の各部に設置されたセンサの監視情報や、地域冷暖房施設10を巡回している監視者からの報告情報を受け付け、監視制御部54へ送出される。
監視制御部54には、ユーザインターフェイス56(主として、モニタ、キーボード、及びマウス等の入出力デバイス)が接続されており、受け付けた監視情報や報告情報を精査し、必要に応じてフォーマット化されたログデータに変換し、データ蓄積部58を介してデータサーバー44に蓄積されるようになっている。ログデータには、地域冷暖房施設10における日々の稼働状況や、障害が発生したときの障害情報、並びに障害を解消した対処情報等が記憶される。データサーバー44には、複数の地域冷暖房施設10のログデータが蓄積されていくことになる。地域冷暖房施設集中監視センター16が複数存在する場合は、相互に情報を共有し合ってもよい。
(コグニティブコンピューティング処理部)
図2に示される如く、コグニティブコンピューティング処理部46は、ネットワーク12に接続された受付部60及び通知部62を備えている。
受付部60は、ネットワーク12を介して、地域冷暖房施設10で監視している監視者が発話した音声情報や撮影した画像情報等(障害情報)を受け付ける。音声情報は、所謂非構造化データであり、このままでは、コンピュータは認識することができない。
そこで、受付部60で受け付けた音声データは、データ変換部64へ送出される。
データ変換部64では、非構造化データを、コンピュータで認識可能な構造化データに変換するための、コグニティブコンピューティング処理が実行される。
(コグニティブコンピューティング処理の一般的概念)
必要なタスク処理として、(1)言語処理、(2)音声処理、(3)画像処理、及び、(4)データ・インサイト処理が挙げられる。
(1)言語処理64A
言語処理64Aは、自然言語テキストの分類、会話、エンティティーの抽出、セマンティック概念の抽出、ドキュメント変換、言語翻訳、節の取得とランク付け、関係の抽出、口調分析(但し、これらに限定されるものではない)を実行する。
(2)音声処理64B
音声処理64Bは、独自の言語モデルを使用してトレーニングする機能を備えた、音声テキスト変換およびテキスト音声変換を実行する。
(3)画像処理64C
画像処理64Cは、画像から新しい知見や関係性を見いだし、重要な価値を引き出して、有意義なアクションを取るための処理である。
(4)データ・インサイト処理64D
データ・インサイト処理64Dは、自然言語処理によって事前に拡充されたコンテンツ(ニュースやブログなど)を使用して、極めてターゲットを絞った検索や傾向分析を行うことができる。
コグニティブコンピューティング処理部46では、それぞれに異なるタスクを実行する処理(1)〜(4)を組み合わせて適用することで、数々のビジネス問題を解決したり、深く関与したエクスペリエンスを作成したりすることができる。
これらのコグニティブコンピューティング処理のタスクを組み合わせて、従来のデータ・アナリティクス機能の上に重ねると、複雑な発見、予測的洞察、エンジンにより簡単に洞察に基づく決定を導くことができる。
図2に示される如く、データ変換部64で構造化データ化された情報(音声情報や画像情報等により監視者が伝えたい障害)は、分析部66へ送出される。分析部66では、AIの自律学習により、発生している障害を分析し、データサーバー44の蓄積データから、合致又は類似する過去の案件(対処情報)を検索し、対処情報生成部68へ送出する。
対処情報生成部68では、音声情報や画像情報等に基づく障害を解消するための最適な対処情報(構造化データ)を生成し、データ変換部64へ送出する。
データ変換部64では、コグニティブコンピューティング処理によって、対処情報を非構造化データに変換して、通知部62を介して、監視者が携帯する携帯通信端末48へ送出する。
すなわち、現場に出向いた監視者が、例えば、スマホやタブレット等の携帯通信端末48を用いて、コグニティブコンピューティング処理部46へアクセスし、監視者が発話によって(非構造化データ)で、状況を報告することで、その言語を解釈し、かつ、データサーバー44に蓄積されている過去の障害情報等に基づいて、対処情報を生成し、監視者が理解できる言語(音声情報、画像情報(例えば、文字情報)等)で通知する。
以下に本実施の形態の作用を、図3及び図4のフローチャートに従い説明する。
図3は、地域冷暖房施設10の定常時の監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
ステップ100では、地域冷暖房施設10の各所に設置されたセンサから通知があったか否かを判断する。すなわち、センサから定期的に実行される定常情報の通知、或いは、センサが異常を検知したときの緊急情報の通知があったか否かを判断する。
ステップ100で否定判定された場合は、ステップ102へ移行して、監視者からの通知があったか否かを判断する。すなわち、監視者が、定期又は不定期に地域冷暖房施設10を巡回している最中に、何等か(例えば、異常検知、異常の修復等の報告情報)の通知があったか否かを判断する。
ステップ102で否定判定された場合は、ステップ100へ戻り、ステップ100又はステップ102の何れかで肯定判定されるまで繰り返す。
ここで、ステップ100で肯定判定されると、ステップ104へ移行して、地域冷暖房施設10の各所のセンサからの検出信号(定常情報又は緊急情報)を取り込む。次いで、ステップ106へ移行して、検出信号を解析し、ステップ112へ移行する。
また、ステップ102で肯定判定されると、ステップ108へ移行して、監視者からの報告情報を受け付ける。次いで、ステップ110へ移行して、報告情報を解析し、ステップ112へ移行する。
ステップ112では、地域冷暖房施設10に異常が有るか否かを判断し、否定判定された場合は、ステップ100へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ112で肯定判定された場合は、ステップ114へ移行して、異常に対する対処処理を実行する。
対処処理とは、警報を発する、メンテナンスを実行する、或いは異常個所のトラブルシューティングを実行することを含む。
次のステップ116では、異常が解消したか否かを判断し、肯定判定されると、ステップ118へ移行して、異常解消手順(対処情報)を入手して、ステップ120へ移行する。
対処情報とは、例えば、監視者が現場で実行した処理の手順を示すログデータ、予め定めたフェイルセーフ機能の動作ログデータ、或いは、後述するコグニティブコンピューティング処理によって提示された対処情報に基づく処理の動作ログデータ等が挙げられる。 なお、ここで言う「ログデータ」とは、広義の意味(時系列で記録されたデータ)を指す。
ステップ120では、当該ログデータを蓄積データとしてデータサーバー44へ保存し、ステップ100へ戻る。
図4は、障害発生時の対処情報作成制御ルーチンを示すフローチャートである。このルーチンは、例えば、地域冷暖房施設10の現場を巡回している監視者から、異常に対する対処要求を受け付けた場合に割り込まれ、実行される。
ステップ150では、情報収集のための会話処理が実行される。すなわち、監視者が所持する携帯通信端末48から発話した音声データが、地域冷暖房施設集中監視センター16のコグニティブコンピューティング処理部46で受け付け、コンピュータで理解可能なデータに変換(非構造化データ→構造化データ)する。
次のステップ152では、受け付けた対処要求に関する情報が、異常を解消する対処情報を分析するための情報として十分か否かを判断する。
このステップ152で否定判定された場合は、ステップ150へ戻り、コグニティブコンピューティング処理部46から携帯通信端末48に対して、追加の情報を要求する。この要求は、監視者が理解できる形態であれば、音声データに変換することなく、文字データや画像データ等の視覚を通じたデータであってもよい。
すなわち、監視者とコグニティブコンピューティング処理部との通信(会話等)により、対処情報が分析可能となるまで、ステップ150、152を繰り返す。
ステップ152で肯定判定されると、ステップ154へ移行して、データサーバー44から蓄積データを読み出し、次いで、ステップ156へ移行して、データ分析を実行する。例えば、監視者から収集した情報と蓄積データとを照合して、過去に、合致又は類似する事例があるか否かを検索する。
次のステップ158では、ステップ156での照合に基づき、最適な対処情報を生成し、ステップ160へ移行する。
ステップ160では、対処情報のデータ変換処理を実行する。すなわち、監視者に通知する際に、当該監視者が理解可能なデータに変換(非構造化データ→構造化データ)する。この対処情報は、監視者が理解できる形態であれば、音声データに変換することなく、文字データや画像データ等の視覚を通じたデータであってもよい。
次のステップ162では、変換したデータ(対処情報)を監視者が所持する携帯通信端末48へ通知して、このルーチンは終了する。
なお、本実施の形態では、監視対象施設として、地域冷暖房施設10を例に挙げて説明したが、基本的に遠隔で監視しながら、異常が発生した場合に、現場でトラブルシューティングを行う必要がある監視対象施設であれば、本実施の形態で説明したコグニティブコンピューティング処理を利用した、監視者と地域冷暖房施設集中監視センターとの間の情報交換の技術を適用することができる。監視対象施設としては、例えば、鉄道の運行管理センターと各路線で監視する監視者との間の情報交換、高速道路の集中監視センターと、車両を用いて道路を監視する監視者との間の情報交換等が挙げられる。
10 地域冷暖房施設(監視対象施設)
12 ネットワーク
14 地域冷暖房施設コントローラ
16 地域冷暖房施設集中監視センター
18 水熱源ヒートポンプ
20 冷温水槽
22 ヒーティングタワーヒートポンプ
24 冷却加熱塔
26 冷凍機
28 冷却塔
30 配管
32 バルブ
34、36 ポンプ
38 設備
40 設備コントローラ
42 監視操作端末(受信手段、通信手段)
48 携帯通信端末
50 無線基地
44 データサーバー(蓄積手段)
46 コグニティブコンピューティング処理部(導出手段)
52 情報通信I/F
54 監視制御部
56 ユーザインターフェイス
58 データ蓄積部
60 受付部(受信手段)
62 通知部(通知手段)
64 データ変換部
64A 言語処理
64B 音声処理
64C 画像処理
64D データ・インサイト処理
66 分析部
68 対処情報生成部

Claims (5)

  1. 監視対象施設に関する情報を蓄積する蓄積手段と、
    前記監視対象施設を巡回する監視者の発話による前記監視対象施設で発生する障害に関する障害情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が前記障害情報を受信した場合に、コグニティブコンピューティングによる自律学習に基づき、前記障害情報を解析し、かつ、前記蓄積手段で蓄積した蓄積データを用いて、前記障害を解消するための対処情報を導出する導出手段と、
    前記導出手段で導出された対処情報を、前記監視者が認識可能な言語を用いて通知する通知手段と、
    を有する監視対象施設監視制御装置。
  2. 前記監視対象施設が複数存在する場合に、複数の監視対象施設の稼働状況が集中監視センターにより集中監視されており、
    前記集中監視センターが、前記蓄積手段として機能するデータサーバーと、前記受信手段及び前記通知手段として機能する監視操作端末と、前記導出手段として機能するコグニティブコンピューティング処理部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の監視対象施設監視制御装置。
  3. 前記蓄積手段が、前記コグニティブコンピューティングによる自律学習で処理した情報を蓄積データとして蓄積することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の監視対象施設監視制御装置。
  4. 前記監視対象施設が、特定の地域に点在する設備の空調を統括して制御する地域冷暖房施設であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の監視対象施設監視制御装置。
  5. コンピュータを、
    請求項1〜請求項4の何れか1項記載の監視対象施設監視制御装置として動作させる監視対象施設監視制御プログラム。
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