JP2019172134A - Vehicle door frame structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両のドアフレーム構造に関する。 The present invention relates to a vehicle door frame structure.
車両ドアにおいて、外観品質やデザイン性を向上させるための技術が提案されている。例えば特許文献1には、車両のセンターピラーに沿って延びる縦ドアフレームを備えた車両ドアにおいて、縦ドアフレームの車外側に取り付けられる外装パネルを、車内外方向でウインドガラスと概ね同じ位置になるように配した構造が記載されている。この構成により、ウインドガラスから縦ドアフレームにかけて車内外方向への凹凸が少ないデザインとなる。ウインドガラスと外装パネルの互いの縁部の間には、止水用のウェザストリップが配設されている。 Techniques for improving the appearance quality and design of vehicle doors have been proposed. For example, in Patent Document 1, in a vehicle door provided with a vertical door frame extending along the center pillar of the vehicle, an exterior panel attached to the vehicle exterior side of the vertical door frame is positioned approximately at the same position as the window glass in the vehicle interior / exterior direction. The structure arranged like this is described. With this configuration, the design has less unevenness in the vehicle interior / exterior direction from the window glass to the vertical door frame. A weather strip for water stoppage is disposed between the edge portions of the wind glass and the exterior panel.
車両ドアのデザインとして、車外側から見た状態で部材の間隙として表れる線(いわゆる見切り線)をできるだけ少なくして、見栄えを向上させたいという要望がある。特許文献1の車両ドアでは、縦ドアフレーム付近において、ウインドガラスの縁面とウェザストリップの間、ウェザストリップと外装パネルの縁面の間に、それぞれ見切り線が存在する。すなわち、ウインドガラスと縦ドアフレームを車内外方向で面一化させたことに伴って、ウェザストリップをドア外面に露出させた結果、見切り線の数が多くなっている。 As a design of a vehicle door, there is a demand to improve appearance by reducing as many lines (so-called parting lines) that appear as gaps between members when viewed from the outside of the vehicle. In the vehicle door of Patent Literature 1, there are parting lines between the edge surface of the wind glass and the weather strip and between the weather strip and the edge surface of the exterior panel in the vicinity of the vertical door frame. That is, as the wind glass and the vertical door frame are flush with each other in the vehicle interior / exterior direction, the weather strip is exposed to the door outer surface, resulting in an increase in the number of parting lines.
本発明は、ウインドガラス周りの見切り線が少なくデザイン性に優れる車両のドアフレーム構造を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a vehicle door frame structure that has few parting lines around a window glass and is excellent in design.
本発明は、車両ドアの窓開口を囲むドアフレーム構造において、窓開口を開閉するウインドガラスよりも車内側に位置する車内側部を有するフレーム部材と、フレーム部材に取り付けられて車外側に露出する外観部を有する外装部材と、を備え、窓開口を内周側とする内外周方向で、外装部材の縁部がウインドガラスの縁部に対向して位置することを特徴とする。 The present invention relates to a door frame structure surrounding a window opening of a vehicle door, a frame member having a vehicle inner side located on the vehicle inner side than a window glass that opens and closes the window opening, and is attached to the frame member and exposed to the vehicle outer side. And an exterior member having an exterior portion, wherein the edge of the exterior member is positioned to face the edge of the window glass in the inner and outer circumferential directions with the window opening as the inner circumferential side.
外装部材の縁部に、ウインドガラスと当接した状態での該ウインドガラスに対する摺動抵抗を低減させる抵抗低減部を備えることが好ましい。 It is preferable to provide a resistance reducing portion that reduces sliding resistance with respect to the window glass in a state of being in contact with the window glass at the edge of the exterior member.
抵抗低減部として、外装部材の縁部に突起を設けることができる。 A protrusion can be provided on the edge of the exterior member as the resistance reducing portion.
外装部材の外観部の車外側面が、ウインドガラスの車外側面と略面一であることが好ましい。 It is preferable that the exterior surface of the exterior portion of the exterior member is substantially flush with the exterior surface of the window glass.
外装部材は、ウインドガラスの車内側に位置する延長部を有し、延長部に、ウインドガラスとの間を水密に塞ぐシール部材を保持することが好ましい。 It is preferable that the exterior member has an extension portion positioned on the vehicle inner side of the window glass, and the extension member holds a seal member that tightly closes the window glass.
延長部は、ウインドガラスの車内側面に対向する位置に、車外側へ突出する止水突起を備え、ウインドガラスの車内側面と止水突起との間にシール部材が挟まれることが好ましい。 It is preferable that the extension portion includes a water stop protrusion that protrudes toward the vehicle outer side at a position facing the vehicle inner side surface of the window glass, and the seal member is sandwiched between the vehicle inner side surface of the window glass and the water stop protrusion.
本発明によれば、外装部材の縁部がウインドガラスの縁部に対向して位置することにより、ウインドガラス周りの見切り線が少なくデザイン性に優れる車両のドアフレーム構造を得ることができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the edge part of an exterior member is located facing the edge part of a window glass, and there can be obtained the door frame structure of the vehicle which has few parting lines around a window glass and is excellent in design property.
以下、図面を参照しながら本発明を適用した実施形態について説明する。図1は、本実施の形態に係るドアフレーム構造が適用される車両ドアを車外側から見た図である。図1においては、車両ボディ(図示略)の右側の前部座席用のドア(前部ドア)10を示している。車両ボディの側面には、ドア10及び後部座席用のドア(図示略)によって開閉されるドア開口(図示略)が形成されている。ドア10には、ドアパネル11の上縁部とドアフレーム12とによって囲まれる窓開口13が形成されている。
Hereinafter, embodiments to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a view of a vehicle door to which a door frame structure according to the present embodiment is applied as viewed from the outside of the vehicle. FIG. 1 shows a front seat door (front door) 10 on the right side of a vehicle body (not shown). A door opening (not shown) that is opened and closed by a
なお、以下の説明における車内側と車外側は、ドア10を閉じた状態での車両ボディの内側と外側に対応しており、車内側と車外側を結ぶ方向(ドア10の厚み方向)を車内外方向と呼ぶ。また、ドアフレーム12のうち、窓開口13に向く側を内周側、窓開口13の反対側(ドア10を閉じた状態で車両ボディのドア開口の内縁に向く側)を外周側と呼ぶ。後述する立柱サッシュ15においては、内周側が前方、外周側が後方となる。
In the following description, the inside and outside of the vehicle correspond to the inside and outside of the vehicle body with the
図示を省略するが、ドアパネル11は、車内側に位置するインナパネルと、車外側に位置するアウタパネルとを組み合わせて構成されている。インナパネルとアウタパネルとの間には、ドアパネル内空間(図示略)が形成されている。このドアパネル内空間の上縁は、窓開口13側に開口している。
Although illustration is omitted, the
ドアフレーム12は、ドア10の上縁に位置するアッパサッシュ14と、アッパサッシュ14からドアパネル11へ向けて概ね上下方向に延びている立柱サッシュ15及びフロントサッシュ16とを有している。立柱サッシュ15は、ドアフレーム12の後端部近傍に位置しており、ドア10の後部上方の角隅部は、アッパサッシュ14の後端部近傍と立柱サッシュ15の上端が交わるドアコーナー部17となっている。立柱サッシュ15とフロントサッシュ16は略平行に延びており、立柱サッシュ15が窓開口13の後縁を形成し、フロントサッシュ16が窓開口13の前縁を形成する。また、アッパサッシュ14が窓開口13の上縁を形成する。
The
立柱サッシュ15は、ドアコーナー部17から下方(斜め下方)に延びてドアパネル内空間に挿入される。アッパサッシュ14は、ドアコーナー部17から前方に延び、途中から前方に進むにつれて下方に湾曲する。アッパサッシュ14の前端はドアパネル11のドアパネル内空間に挿入される。フロントサッシュ16は、アッパサッシュ14の途中位置から下方(斜め下方)に延びてドアパネル内空間に挿入される。アッパサッシュ14と立柱サッシュ15とフロントサッシュ16はそれぞれ、ドアパネル内空間内でドアパネル11に対して固定される。
The
ドア10は、ドアフレーム12に対して昇降可能に支持されて窓開口13を開閉するウインドガラスWを備える。ウインドガラスWは、立柱サッシュ15とフロントサッシュ16に沿って昇降して窓開口13を開閉可能に構成される。図2から図4に示すように、ウインドガラスWは、車外側を向く車外側面W1と、車内側を向く車内側面W2と、外周側を向く縁面W3とを有する板状のガラス材である。ウインドガラスWは、立柱サッシュ15に設けられたウインドレギュレータ18(図4参照)によって、全閉位置(図1に示す位置)と全開位置との間で昇降する。全閉位置ではウインドガラスWの上縁がアッパサッシュ14まで達する。全閉位置から全開位置へ下降したウインドガラスWは、ドアパネル内空間に収容される。
The
以下、本発明に係る車両のドアフレーム構造が備える要部の構成例について、図2から図4を参照して説明する。図2と図3は、図1に示すII−II線とIII−III線に沿う立柱サッシュ15の周辺の断面図である。立柱サッシュ15にはウインドレギュレータ18が組み込まれており、図4は、ウインドレギュレータ18として機能する状態のレギュレータアッセンブリを示す斜視図である。なお、図2及び図3に示す左方側及び右方側が、それぞれ車両の前方側及び後方側に相当し、同図に示す上方側及び下方側が、それぞれ車内側及び車外側に相当する。
Hereinafter, a configuration example of a main part included in a vehicle door frame structure according to the present invention will be described with reference to FIGS. 2 to 4. 2 and 3 are sectional views of the periphery of the
図2及び図3に示すように、立柱サッシュ15は、金属製のインナサッシュ30とガイドレール31からなるフレーム本体(フレーム部材)に対して、合成樹脂製のガーニッシュ32を組み付けて構成されている。なお、インナサッシュ30やガイドレール31は、合成樹脂のような非金属の材質で形成することも可能である。インナサッシュ30とガイドレール31とガーニッシュ32はそれぞれ、立柱サッシュ15の長手方向(上下方向)に沿って延びる長尺部材である。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
本実施形態のドア10は、ウインドガラスWの車外側面W1とガーニッシュ32の車外側面32jとが、概ね面一に近い位置関係で並ぶ、いわゆるフラッシュサーフェス構造である。さらに、ウインドガラスWの縁面W3がガーニッシュ32に対して、間に別部材を挟まずに接している。ウインドガラスWとガーニッシュ32が接する箇所の車内側に、シール部材として弾性カバー33が配置されている。すなわち、車両前後方向(内外周方向)でウインドガラスWとガーニッシュ32の間に弾性カバー33を挟まず(弾性カバー33を外面に露出させず)、ウインドガラスWの車内側で弾性カバー33による防水を行うことで、所定の水密性を得ながらドア10の外観品質を向上させるという点に着眼した構成である。
The
インナサッシュ30は、車内側に位置する袋状部30aと、車外側に位置する意匠部30bと、袋状部30aと意匠部30bを接続する接続部30cとを有する。袋状部30aは、車外側に向けて開放した凹状の断面形状を有している。接続部30cは、袋状部30aの後方側壁部30dの端部(車外側の端部)から後方側に延びる後方延設部30eと、この後方延設部30eの端部(後方側の端部)から車外側に延びる車外延設部30fとを有する。意匠部30bは、接続部30cにおける車外延設部30fの端部(車外側の端部)から後方側に延びている。
The
車両前後方向において、ウインドガラスWの後縁側の縁面W3は、インナサッシュ30の後方側壁部30dよりも後方で、車外延設部30fよりも前方に位置している。また、車内外方向において、ウインドガラスWの車内側面W2と、インナサッシュ30の意匠部30bの車内側面が、概ね同じ位置にある。すなわち、ウインドガラスWを基準とした場合、インナサッシュ30の袋状部30a全体と接続部30cのうち前方側の一部が、ウインドガラスWの車内側に位置する。また、意匠部30b全体と接続部30cの後方側の一部が、ウインドガラスWとは車内外方向に重ならずにウインドガラスWよりも後方に位置している。
In the vehicle front-rear direction, the edge surface W3 on the rear edge side of the window glass W is located behind the rear
ガイドレール31は、車外側に向けて開放した凹状の断面形状を有しており、車両前後方向に延在する基部31aと、この基部31aから車外方向に延びる前方壁部31b、後方壁部31cとを備える。前方壁部31bと後方壁部31cとの間には隔壁部31dが設けられている。隔壁部31dは基部31aから車外方向に延びており、隔壁部31dの車外側の端部には、前方側に屈曲する屈曲部が設けられている。
The
ガイドレール31は、インナサッシュ30の袋状部30aにおける車外側の開放部分の内側に嵌まるように配置されており、前方壁部31bと後方壁部31cが袋状部30aによって車両前後方向に挟まれている。ガイドレール31は、袋状部30aに嵌った状態にて、袋状部30aよりも車外側に一部が突出している。特に、ガイドレール31の後方壁部31cの一部が、後方側壁部30dの端部(後方延設部30eに接続する車外側の端部)よりも突出して、位置決め部31eを構成している。位置決め部31eと、インナサッシュ30の接続部30cとで区画される領域が、凹部Tとなっている。
The
ガイドレール31によって、ウインドガラスWが昇降可能に支持及び案内される。すなわち、ガイドレール31は、インナサッシュ30と共に立柱サッシュ15の本体部分を構成すると共に、ウインドレギュレータ18におけるウインドガラスWの支持案内用の部材としても機能する。
The window glass W is supported and guided by the
ウインドガラスWの車内側面W2の一部に、ウインドレギュレータ18が備えるスライダ20のシューベース21が接着固定される(図2、図3参照)。スライダ20は、シューベース21とシュー22を含んで構成される。図1に示すように、上下方向に離間する2つのスライダ20を備えている。
The
ガイドレール31内の空間は、隔壁部31dにより前後方向に第1区画31fと第2区画31gとに区画される。第1区画31fには、スライダ20のシュー22が上下方向(図2及び図3に示す紙面直交方向)に摺動可能に収容されている。第2区画31gには、スライダ20のシューベース21に接続するワイヤエンド支持部23が収容されている(図3参照)。ワイヤエンド支持部23には、スライダ20を駆動するワイヤ24の端部に設けたワイヤエンド(図示略)が接続している。なお、図1に示す2つのスライダ20のうち、ワイヤエンド支持部23を備えるのは上側のスライダ20のみである。
The space in the
図4に示すように、ワイヤ24は、ガイドレール31の長手方向に沿って配索されている。ガイドレール31にはモータユニット25が取り付けられている。モータユニット25は、モータ25aの駆動力によって回転駆動されるドラムを備え、ドラムに対して一対のワイヤ24が巻回されている。図4に表れている一方のワイヤ24は、ドラムからガイドレール31の基部31aの車内側に沿って上方に延び、ガイドレール31の上端付近に支持されたガイドプーリー26によって基部31aの車外側(第2区画31g)に導かれて、上方からワイヤエンド支持部23に接続する。他方のワイヤ24は、ドラムからガイドレール31の基部31aの車外側に沿って上方に延びて、下方からワイヤエンド支持部23に接続する。ウインドレギュレータ18は、モータ25aの駆動によって各ワイヤ24の巻き上げ又は繰り出しを制御することにより、スライダ20を上下に牽引して、ウインドガラスWを昇降駆動させる。
As shown in FIG. 4, the
立柱サッシュ15のうち、インナサッシュ30は、ドアコーナー部17からドアパネル11の上縁付近までの長さである。これに対し、ガイドレール31は、ウインドガラスWの全開位置までスライダ20を案内するので、ドアパネル11の下部まで挿入される長さを有している(図1参照)。
Of the standing
ガーニッシュ32は、インナサッシュ30とガイドレール31で構成される立柱サッシュ15の本体部分の車外側に取り付けられ、立柱サッシュ15の外観を形成する外装部材であり、立柱サッシュ15の長手方向(上下方向)に延びている。
The
ガーニッシュ32は、インナサッシュ30の意匠部30bの車外側を覆う外観部32aを有する。図2に示すように、外観部32aは、車両前後方向で意匠部30bの全体を覆う幅を有している。外観部32aの後方側(外周側)の縁部には、車内側に向けて湾曲(屈曲)して、意匠部30bの後方側の端部を覆う形状の後方縁部32bが設けられている。
The
ガーニッシュ32はさらに、外観部32aの前方(内周側)の端部付近から延設される延長保持部32cを有している。延長保持部32cは、外観部32aの端部を前方に突出させた形状の前方突出部32dと、前方突出部32dから車内側に突出してから前方側に延びる屈曲形状の第1保持部32eと、第1保持部32eからさらに前方側に延設される第2保持部32fと、を有する。第1保持部32eと第2保持部32fの境界部分には、車内側を向く嵌合段部32gと、後方側(外周側)を向く位置決め面32hとが形成されている。また、第1保持部32eには、車外側に突出してウインドガラスWの車内側面W2に対向する止水リブ32iが設けられている。止水リブ32iは、立柱サッシュ15の長手方向(上下方向)に連続的に形成されている。
The
ガーニッシュ32のうち、外観部32aと、その両縁に位置する意匠部30b及び前方突出部32dとが、立柱サッシュ15の外観に表れる部分となる。図2及び図3に示すように、外観部32aよりも前方突出部32dの方が車内外方向の肉厚が大きい。前方突出部32dの肉厚は、ウインドガラスWの厚み(車外側面W1と車内側面W2の間隔)と略等しい。
Of the
外観部32aは、車外側を向く車外側面32jを有する。前方突出部32dは、前方側を向く縁面32kを有する。車外側面32jは前方突出部32dまで連続しており、前方突出部32dの車外側の角部分には、車外側面32jから縁面32kにかけて滑らかに湾曲する面取り部32mが形成されている。
The
ガーニッシュ32は、ガイドレール31の位置決め部31eに対して嵌合段部32gを当接させることによって位置が定められる。より詳しくは、嵌合段部32gは、前方側を向く面と車内側を向く面を含む角状の形状を有している。嵌合段部32gのうち前方側を向く面が位置決め部31eの側面(後方を向く面)に当接し、これにより車両前後方向(ドアフレーム12の内外周方向)でのガーニッシュ32の位置が決まる。嵌合段部32gのうち車内側を向く面が位置決め部31eの端面(車外側を向く面)に当接し、この当接により車内外方向でのガーニッシュ32の位置を決めることもできる。
The position of the
このように位置決めされた状態でガーニッシュ32は、外観部32aがインナサッシュ30の意匠部30bの車外側を覆い、後方縁部32bが意匠部30bの後方側の端部を覆う。延長保持部32cのうち前方突出部32dは、意匠部30bよりも前方に突出して、縁面32kがウインドガラスWの縁面W3に接する。そして、ガーニッシュ32の車外側面32jと、ウインドガラスWの車外側面W1とが、略面一の関係で車両前後方向に連続する。
In the state where the
延長保持部32cのうち第1保持部32eは、インナサッシュ30の接続部30cとガイドレール31の位置決め部31eとで区画される凹部T内に収まる。すなわち、第1保持部32eは、凹状の接続部30cの内面に沿って支持される。第2保持部32fは、凹部Tから前方に突出して、ガイドレール31の第2区画31gの車外側に位置する。従って、ガーニッシュ32の延長保持部32cは、インナサッシュ30の接続部30cやガイドレール31の一部(後方壁部31cなど)を覆って車外側からの視認を防いでいる。
The
以上のように位置が定められたガーニッシュ32は、インナサッシュ30とガイドレール31の結合体に対して固定される。ガーニッシュ32を固定する際は、接着剤や両面テープなど、任意の手段を用いることができる。ここで、位置決め部31eを介してガーニッシュ32が位置決めされているので、意匠部30bと外観部32aの間には厳密な位置決め手段を要さない。
The
ウインドガラスWとガーニッシュ32の間に、弾性カバー33を収容する空間Uが形成される。空間Uは、ウインドガラスWの車内側面W2とガーニッシュ32の前方突出部32dによって車外側が覆われ、ガーニッシュ32の第1保持部32eと第2保持部32fによって車内側が覆われている。また、第1保持部32eにより空間Uの後方側が閉じられ、空間Uの前方側は開放されている。
A space U for accommodating the
弾性カバー33は、弾性体からなり、ガーニッシュ32に保持されて立柱サッシュ15の長手方向に延びている。弾性カバー33は、基部33aと、基部33aから前方側に突出する片持ち状のリップ部33bとを有している。基部33aは、リップ部33bよりも車内外方向の肉厚が大きい中実形状をなしており、リップ部33bと反対の後方側へ突出する側方凸部33cが設けられている。
The
弾性カバー33の基部33aは、ガーニッシュ32の第1保持部32eと前方突出部32dにより保持される。ガーニッシュ32の位置決め面32hに基部33aの一部が当接することで、弾性カバー33の車両前後方向の位置が定まる。基部33aのうち車内側に向く面が、ガーニッシュ32の第1保持部32eに設けた止水リブ32iに当接して、基部33aの車内外方向の位置が定まる。また、側方凸部33cが前方突出部32dの車内側に入り込むことにより、ウインドガラスWが開いた状態(車内側面W2による車外側からの押さえが解除される状態)でも車外側への弾性カバー33の脱落を防ぐ。
The
弾性カバー33のリップ部33bは、ガーニッシュ32の第2保持部32fに沿って保持される。リップ部33bの車内側の面が第2保持部32fに密着する。リップ部33bの先端は、ガイドレール31(第1区画31f)内にシュー22が収容されているスライダ20の一部に接触している。なお、リップ部33bがスライダ20に対して接触しない構成にしてもよい。
The
弾性カバー33は、弾性変形しながらウインドガラスWに接触して、ウインドガラスWとガーニッシュ32の間を防水する。基部33aは、ウインドガラスWの車内側面W2とガーニッシュ32の止水リブ32iとの間に挟まれて、車内外方向に圧縮される。
The
ウインドガラスWの縁面W3と前方突出部32dの縁面32kの間から空間U内に浸入して第1保持部32eに沿って進んだ水は、止水リブ32iが弾性カバー33の基部33aに当接している箇所で止水される。また、縁面W3と縁面32kの間から浸入してウインドガラスWの車内側面W2に沿って進もうとする水は、基部33aが車内側面W2に密着している箇所で止水される。さらに、リップ部33bは、ウインドガラスWの車内側面W2とガーニッシュ32の第2保持部32fとの間に挟まれて、基部33aよりも空間Uの奥側(前方側)へ進もうとする水を止水する。これにより、ウインドガラスWを閉じた状態での、空間Uよりも内方の水密性が確保される。
Water that has entered the space U from the space between the edge surface W3 of the window glass W and the
弾性カバー33はまた、ガーニッシュ32の延長保持部32cに保持されることで、ガーニッシュ32と同様に、車内側に配置されたドアフレーム12の一部を車外側から視認されないようにする役割を有する。弾性カバー33は、ガーニッシュ32の延長保持部32cを外側から覆い、さらに延長保持部32cの第2保持部32fよりも長く前方に延びて、ガイドレール31の第2区画31gの全体と第1区画31fの一部を車外側から視認されないようにする。
The
以上のように、本実施形態のドア10を構成する立柱サッシュ15では、外装部材であるガーニッシュ32の前方突出部32dの縁面32kと、ウインドガラスWの縁面W3とが、間に別部材を挟まずに車両前後方向(内外周方向)に隣接している。従って、図1のように車外側からドア10を見ると、立柱サッシュ15の部分には、ウインドガラスWの縁面W3とガーニッシュ32の縁面32kに沿う見切り線が1本延びているだけであり、既存の車両ドアに比べて見切り線が少なく美観に優れた構造になっている。
As described above, in the upright pillar sash 15 constituting the
ドアフレームでは一般に、ウインドガラスに摺接する箇所にガラスランなどと呼ばれる弾性体が配されている。このような弾性体は、ウインドガラスの周縁部での防水性確保、ウインドガラスが窓開口を開閉するときの動作時や閉じた状態での異音や振動の防止、といった機能を有するものである。本実施形態のドアフレーム12における立柱サッシュ15では、ウインドガラスWの車内側面W2に接する弾性カバー33が、これらの機能を担っている。一方、ウインドガラスWの縁面W3に対しては、弾性カバー33を挟まずにガーニッシュ32が接している。そして、ウインドガラスWの縁面W3に対面するガーニッシュ32の縁面32kは、ウインドガラスWの昇降時の摺動抵抗を低減させる抵抗低減部となっている。
In the door frame, generally, an elastic body called a glass run or the like is arranged at a position in sliding contact with the window glass. Such an elastic body has functions such as ensuring waterproofness at the peripheral edge of the window glass and preventing abnormal noise and vibration during operation when the window glass opens and closes the window opening and in a closed state. . In the upright pillar sash 15 in the
具体的には、縁面32kの表面に、ガーニッシュ32の本体部分よりも摩擦抵抗の小さい材質からなるコーティングを施すことができる。あるいは、ガーニッシュ32を複数の材質で成形(いわゆる多色成形)し、縁面32kを形成する箇所に低摩擦性の材質を用いてもよい。こうした構成により、ウインドガラスWとガーニッシュ32が直接に接している構造のドアフレーム12において、ウインドガラスWの昇降時の摺動性が向上する。
Specifically, a coating made of a material having a lower frictional resistance than the main body portion of the
ガーニッシュ32の前方突出部32dは、外観部32aよりも肉厚が大きく、車内外方向への縁面32kの幅が広く確保されている。これにより、ガーニッシュ32の縁面32kとウインドガラスWの縁面W3を精度良く対向させやすくなると共に、縁面32kと縁面W3の間から車内側への空間Uへの水の浸入が生じにくくなっている。空間U内は弾性カバー33で防水性が確保されているが、空間U内への水の浸入が少なければ、防水性能をさらに向上させることができる。
The front protruding
図2及び図3に示すように、車外側面W1と車外側面32jが略面一の関係で連続しているため、ウインドガラスWからガーニッシュ32にかけて車内外方向への凹凸がほとんどない、滑らかなドア外面が形成されている。
As shown in FIGS. 2 and 3, since the vehicle outer surface W1 and the vehicle
ガーニッシュ32の面取り部32mは、車外側面32jと縁面32kの間の角部が前方に突出してウインドガラスWに干渉することを防ぎ、縁面32kが確実に見切り線となるように精度管理させる機能を有する。また、面取り部32m自体の滑らかな形状によって、見切り線に沿う部分の外観品質を高める効果も得られる。
The chamfered
ガーニッシュ32は、延長保持部32c(嵌合段部32g)をガイドレール31(位置決め部31e)に当接させることによって、位置が定められている。この構成による利点として、フラッシュサーフェス構造におけるウインドガラスWとガーニッシュ32の面一性を高めやすいという点がある。ガイドレール31がスライダ20を介してウインドガラスWを支持しているので、ウインドガラスWの車外側面W1の位置精度は、ガイドレール31を基準として決まる。ここで、本実施形態のようにガーニッシュ32についてもガイドレール31が基準となるように位置決めすれば、ウインドガラスWとガーニッシュ32がそれぞれ位置基準となる部材(ガイドレール31)を共用していることになるので、互いの位置精度を高めやすい。
The position of the
また、ガイドレール31は、インナサッシュ30の袋状部30aにおける車外側の開放部分の内側に嵌まることで、袋状部30aと共に立柱サッシュ15における車内側部を構成している。この車内側部は、袋状部30aとガイドレール31とによって閉鎖断面の筒状部分を形成しており、立柱サッシュ15の中でも断面強度が高い部分になっている。従って、位置決め部31eを用いてガーニッシュ32を位置決めすることは、支持強度や安定性の点で特に優れている。
Further, the
また、本実施形態のドア10では、立柱サッシュ15における外部からの水の浸入を考慮すべき箇所は、ウインドガラスWとガーニッシュ32の間である。見切り線の数が少なくなれば、ドア10の外面に現れて止水を要する箇所が少なくて済むので、防水構造を簡略にできると共に高い水密性を得やすい。そして、ウインドガラスWの車内側に配した小型でシンプルな弾性カバー33によって十分な水密性を得ることが可能となっている。
Moreover, in the
さらに、防水対象となる部位であるガーニッシュ32自体で弾性カバー33を保持しているので、防水箇所に対する弾性カバー33の位置精度を管理しやすくなる。例えば、弾性カバー33に対する止水リブ32iなどの接触状態の設定や精度管理を行いやすい。また、複数の部材に跨がらずにガーニッシュ32のみで弾性カバー33を保持しているので、部品間の精度ばらつきの影響を受けないという利点がある。
Furthermore, since the
ガーニッシュ32は合成樹脂の成形品として製造され、製造時の加工精度が高いため、弾性カバー33に対する保持精度に優れている。例えば、インナサッシュ30やガイドレール31は金属製の長尺部材であり、ドア10の外面形状に応じて、車内外方向に大きく湾曲する形状を有している(図4のガイドレール31を参照)。このような複雑な形状の長尺部材を金属で形成する場合、押出成形等で直線状の基本形状にした後で曲げ加工などを行うのが一般的である。すると、各部の面精度の管理に非常に高い技術が要求される。一方、ガーニッシュ32は、インナサッシュ30やガイドレール31に比して製造工程がシンプルであり(例えば、射出成形によって形成可能)、精度管理が容易である。そのため、ガーニッシュ32によって弾性カバー33を保持すると、弾性カバー33に対するガーニッシュ32の接触箇所の面圧にばらつきが生じにくく、結果として弾性カバー33によるウインドガラスW周りの防水性が向上する。
The
弾性カバー33は、位置決め面32hに当接すると共に、側方凸部33cを前方突出部32dの車内側に挿入させることで、ガーニッシュ32に対して脱落しない安定した保持状態になる。従って、弾性カバー33とガーニッシュ32のサブアッセンブリが可能である。弾性カバー33を装着した状態のガーニッシュ32を、インナサッシュ30及びガイドレール31に組み付けるだけで済むので、組み付け工程を削減でき、ドアフレーム12の生産性が向上する。
The
ガイドレール31は、ウインドレギュレータ18においてスライダ20を支持及び案内する機能を備えている。これに加えてガーニッシュ32の位置決めを行うことで、ガイドレール31に複合的な機能を持たせることができ、多機能でありながら部品点数を抑えたドアフレーム構造とすることができる。
The
本発明におけるドアフレーム構造は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、図5から図10に示す各変形例のように立柱サッシュ15を構成することが可能である。これらの変形例において、上記実施形態と共通する部位については共通の符号で示し、説明を省略する。 The door frame structure in the present invention is not limited to the above embodiment. For example, the upright pillar sash 15 can be configured as in the modifications shown in FIGS. In these modified examples, portions common to the above embodiment are denoted by common reference numerals and description thereof is omitted.
図5に示す立柱サッシュ15の第1の変形例では、ガーニッシュ32に、前方突出部32dからさらに前方に突出する小突部32nが設けられている。小突部32nは、車内外方向への前方突出部32dの肉厚よりも小径である半円状断面の突出部であり、ガーニッシュ32の長手方向(上下方向)に連続して形成されている。
In the first modification of the upright pillar sash 15 shown in FIG. 5, the
小突部32nの頂部がウインドガラスWの縁面W3に対して線状の領域で対向するため、前方突出部32dの縁面32kをウインドガラスWの縁面W3に対向させる構成(図2、図3)に比して、ウインドガラスWの縁面W3に接触する場合のガーニッシュ32における摺動抵抗を小さくする効果が得られる。すなわち、小突部32nは、ウインドガラスWの昇降時の摺動抵抗を低減させる抵抗低減部として機能する。なお、さらに摺動抵抗を低減させるべく、小突部32nの外面に摩擦低減用のコーティングを行ったり、小突部32nをガーニッシュ32の他の部分よりも低摩擦性の材質で形成したりすることもできる。
Since the top of the
図6に示す立柱サッシュ15の第2の変形例では、ガーニッシュ32に前方突出部32dが設けられておらず、外観部32aから延長保持部32cの第1保持部32eにかけてシンプルに車内側へ屈曲する形状となっている。ウインドガラスWの縁面W3に対向するガーニッシュ32の縁面32pは、上記実施形態の縁面32kと同様に、ウインドガラスWの昇降時の摺動抵抗を低減させる抵抗低減部として形成される。また、車外側面32jと縁面32pの境界部分には、滑らかに湾曲する面取り部32qが形成される。
In the second modified example of the upright pillar sash 15 shown in FIG. 6, the
図6の構成では、弾性カバー33の側方凸部33cに対して車外側への移動を規制する部位(前方突出部32d)がガーニッシュ32に設けられていない。しかし、所定の固定手段(テープ、接着剤等)を用いて、ガーニッシュ32の延長保持部32cに対して弾性カバー33を固定させることにより、ウインドガラスWを開いた状態でも車外側への弾性カバー33の脱落を防ぐことができる。
In the configuration of FIG. 6, the
図7に示す立柱サッシュ15の第3の変形例は、弾性カバー33の形状を異ならせたものであり、弾性カバー33以外の構成は図6における第2の変形例と共通している。図7における弾性カバー33は、基部33aが、内部空間33dを有する中空構造となっている。中空構造の基部33aは、中実構造に比して柔軟性が高く弾性変形しやすい。そのため、ウインドガラスWが昇降する際の車内側面W2に対する接触圧を小さくして、ウインドガラスWに対する弾性カバー33による摺動抵抗の低減を図ることができる。また、ウインドガラスWとガーニッシュ32の延長保持部32cとの間の精度誤差がある程度大きくても、中空構造の基部33aであると、弾性変形によって誤差分を吸収して防水性能を維持させやすい。
The third modified example of the upright pillar sash 15 shown in FIG. 7 is obtained by changing the shape of the
なお、図7の弾性カバー33の基部33aは、内部空間33dを閉鎖断面とした中空構造であるが、部分的に開口する非閉鎖断面の中空構造として弾性カバー33を構成することも可能である。
The
図8に示す第4の変形例の立柱サッシュ15は、上記実施形態のインナサッシュ30のうち袋状部30aに対応する部分が、ガーニッシュ32と一体的に形成されている。インナサッシュ30の意匠部30bと接続部30cに対応する部分は設けられていない。ガーニッシュ32における外観部32aから延長保持部32cまでの構成は、図6に示す第2の変形例及び図7に示す第3の変形例と共通している。
In the standing
図8に示すガーニッシュ32はさらに、延長保持部32cにおける第1保持部32eと第2保持部32fの境界付近から車内側に向けて突出する袋状部32rを有している。袋状部32rの形状は、上記実施形態のインナサッシュ30における袋状部30aと略同じであり、車外側に向けて開放された袋状の断面形状を備えている。そして、ガーニッシュ32の袋状部32rにおける車外側の開放部分の内側にガイドレール31が嵌まるように配置されている。
The
つまり、図8に示す第4の変形例では、ガイドレール31が、ウインドガラスWの車内側に位置するサッシュ部材(車内側部)を構成している。ガイドレール31の位置決め部31eによってガーニッシュ32の位置決めが行われている点については、上記実施形態(図2、図3)や第1から第3の変形例(図5から図7)と共通している。そして、ガーニッシュ32の縁面32pがウインドガラスWの縁面W3に対向している点については、第2の変形例(図6)及び第3の変形例(図7)と共通している。
That is, in the 4th modification shown in FIG. 8, the
なお、上記実施形態及び第1から第4の変形例では、ガイドレール31がガーニッシュ32の位置を定める位置決め部31eを備えているが、インナサッシュ30に同様の位置決め部を設けることも可能である。この場合、袋状部30aではなく接続部30cに位置決め部を設けることも可能である。
In the above embodiment and the first to fourth modifications, the
図9に示す第5の変形例の立柱サッシュ15は、フレーム部材を構成するインナサッシュ40と、外装部材であるガーニッシュ42を組み合わせて構成されている。インナサッシュ40は金属製で、ガーニッシュ42は合成樹脂製である。なお、図9及び後述する図10の構成において、インナサッシュ40を合成樹脂のような非金属の材質で形成することも可能である。また、ガーニッシュ42を金属製とすることも可能である。
The
インナサッシュ40は、車内側に位置する袋状部40aと、車外側に位置する意匠部40bと、袋状部40aと意匠部40bを接続する接続部40cとを有する。袋状部40aは、車外側に向けて開放した凹状の断面形状を有している。接続部40cは、袋状部40aの後方側壁部40dの端部(車外側の端部)から後方側に延びる後方延設部40eと、この後方延設部40eの端部(後方側の端部)から車外側に延びる車外延設部40fとを有する。意匠部40bは、接続部40cにおける車外延設部40fの端部(車外側の端部)から後方側に延びている。インナサッシュ40はさらに、袋状部40aの前方側壁部40gの端部(車外側の端部)から前方側に延びる前方延設部40hを有している。
The
ガーニッシュ42は、インナサッシュ40の意匠部40bの車外側を覆う外観部42aと、外観部42aの後方側(外周側)の縁部に設けられて意匠部30bの後方側の端部を覆う形状の後方縁部42bとを有する。ガーニッシュ42はまた、外観部42aの前方側(内周側)の端部を前方に突出させた形状の前方突出部42cと、前方突出部42cから車内側に突出してから前方側に延びる屈曲形状の延長保持部42dとを有する。延長保持部42dのうち、前方突出部42cから車内側に延びる部分は、インナサッシュ40の車外延設部40fに沿って支持される。
The
外観部42aは車外側を向く車外側面42eを有し、前方突出部42cは前方側を向く縁面42fを有する。車外側面42eと縁面42fとの間には、滑らかに湾曲する面取り部42gが形成されている。
The
ガーニッシュ42の延長保持部42dによって弾性カバー43の基部43aが保持されている。弾性カバー43は、基部43aから前方側に突出する片持ち状のリップ部43bを有している。基部43aには、リップ部43bと反対の後方側へ突出する側方凸部43cが設けられている。側方凸部43cが前方突出部42cの車内側に入り込む。
The
ガーニッシュ42はさらに、上記実施形態におけるガイドレール31に相当するガイド部42hを備えている。ガイド部42hは、車外側に向けて開放した凹状の断面形状を有しており、車両前後方向に延在する基部42iと、基部42iから車外方向に延びる前方壁部42j、後方壁部42kとを備える。前方壁部42jと後方壁部42kとの間には隔壁部42mが設けられている。隔壁部42mは基部42iから車外方向に延びており、隔壁部42mの車外側の端部には、前方側に屈曲する屈曲部が設けられている。後方壁部42kの車外側の端部が延長保持部42dの前方側(内周側)の端部に連続して、ガーニッシュ42はガイド部42hを含む一体構造になっている。
The
ガイド部42hは、インナサッシュ40の袋状部40aにおける車外側の開放部分の内側に嵌まるように配置されており、前方壁部42jと後方壁部42kが、袋状部40aの前方側壁部40gと後方側壁部40dによって車両前後方向に挟まれている。
The
ガイド部42h内の空間は、隔壁部42mにより前後方向に第1区画42nと第2区画42pとに区画される。第1区画42nと第2区画42pは、上記実施形態のガイドレール31の第1区画31fと第2区画31gに相当するものである。すなわち、第1区画42nには、スライダ20のシュー22が上下方向(図9に示す紙面直交方向)に摺動可能に収容されている。第2区画42pには、スライダ20のシューベース21に接続するワイヤエンド支持部23が収容されている。ワイヤエンド支持部23には、スライダ20を駆動するワイヤ24の端部に設けたワイヤエンド(図示略)が接続している。
The space in the
スライダ20やワイヤを含むウインドレギュレータについては、上記実施形態のウインドレギュレータ18と同じ構成であるため、説明を省略する。ウインドレギュレータは、モータ25a(図1、図4参照)の駆動によって、ワイヤ24の巻き上げ又は繰り出しを行ってスライダ20を上下に牽引し、ウインドガラスWを昇降駆動させる。
Since the window regulator including the
ガーニッシュ42は、延長保持部42d(特に、前方突出部42cから車内側に延びる部分)を、インナサッシュ40の車外延設部40fに当接させることにより、インナサッシュ40に対する前後方向(内外周方向)の位置が定まる。
The
ガーニッシュ42は、支持部42qと支持部42rを備える。支持部42qと支持部42rはそれぞれ、ガーニッシュ42の長手方向に所定の間隔で複数箇所設けられている。支持部42qと支持部42rがインナサッシュ40に対して車内外方向に位置決めされると共に、締結部材45、46を用いて支持部42qと支持部42rがインナサッシュ40と固定される。
The
ガーニッシュ42の支持部42qは、延長保持部42dから車内側に突出する中実の突出部である。支持部42qの車内側の端部には凹部が形成されている。この凹部の底面から車外側に向けて、締結穴47が形成されている。締結穴47の内部には雌ネジが形成されている。支持部42qの凹部内に間座48が嵌まっている。間座48には締結穴47に連通する貫通穴が形成されている。
The support portion 42q of the
支持部42qは、外観部42aやガイド部42hなどに比べて、車内外方向の肉厚が大きい。具体的には、凹部の深さを含む支持部42qの肉厚は、延長保持部42dからインナサッシュ40の後方延設部40eまでの車内外方向への間隔に相当する。
The support portion 42q is thicker in the vehicle interior / exterior direction than the
支持部42qは、間座48を挟んで、インナサッシュ40の後方延設部40eの車外側を向く面に当接して支持される。後方延設部40eには、締結穴47及び間座48の貫通穴に連通する貫通穴が形成されている。言い換えれば、後方延設部40eの貫通穴に対して締結穴47の位置が一致するように、インナサッシュ40に対する支持部42qの位置を定める。
The support portion 42q is supported by being in contact with the surface of the
締結部材45は、頭部45aと軸部45bを有し、軸部45bに雄ネジが形成されている。軸部45bを車内側から後方延設部40eの貫通穴に挿入し、間座48の貫通穴を通して締結穴47に軸部45bを挿入する。軸部45bの雄ネジを締結穴47の雌ネジに螺合させ、頭部45aが後方延設部40eの車内側の面に対して当て付くまで締め込むと、支持部42qが後方延設部40eに対して固定される。
The
ガーニッシュ42の支持部42rは、ガイド部42hを構成する前方壁部42jの車外側の端部に対して前方側(内周側)に突出する屈曲部42sに続けて形成されており、ガーニッシュ42において最も前方側に位置する部位である。
The
支持部42rの車内側の端部に凹部が形成されている。この凹部の底面から車外側に向けて、締結穴49が形成されている。締結穴49の内部には雌ネジが形成されている。支持部42rの凹部内に間座50が嵌まっている。間座50には締結穴49に連通する貫通穴が形成されている。
A recess is formed at the end of the
先に説明した支持部42qと同様に、支持部42rは、外観部42aやガイド部42hなどに比べて、車内外方向の肉厚が大きい。具体的には、凹部の深さを含む支持部42rの肉厚は、ウインドガラスWの車内側面W2からインナサッシュ40の前方延設部40hまでの車内外方向への間隔よりも僅かに小さい。
Similar to the support portion 42q described above, the
支持部42rは、間座50を挟んで、インナサッシュ40の前方延設部40hの車外側を向く面に当接支持される。前方延設部40hには、締結穴49及び間座50の貫通穴に連通する貫通穴が形成されている。言い換えれば、前方延設部40hの貫通穴に対して締結穴49の位置が一致するように、インナサッシュ40に対する支持部42rの位置を定める。
The
締結部材46は、頭部46aと軸部46bを有し、軸部46bに雄ネジが形成されている。軸部46bを車内側から前方延設部40hの貫通穴に挿入し、間座50の貫通穴を通して締結穴49に軸部46bを挿入する。軸部46bの雄ネジを締結穴49の雌ネジに螺合させ、頭部46aが前方延設部40hの車内側の面に対して当て付くまで締め込むと、支持部42rが前方延設部40hに対して固定される。
The
以上のように、ガーニッシュ42が、インナサッシュ40に対して位置決めされると共に、締結部材45と締結部材46を用いて固定される。ガーニッシュ42の前後方向(内外周方向)の位置は、延長保持部42dと車外延設部40fの当接によって決まる。ガーニッシュ42の車内外方向の位置は、支持部42q(間座48)と後方延設部40eの当接と、支持部42r(間座50)と前方延設部40hの当接によって決まる。
As described above, the
そして、インナサッシュ40に組み付けられた状態のガーニッシュ42は、車外側面42eがウインドガラスWの車外側面W1と略面一の関係で車両前後方向に連続し、縁面42fがウインドガラスWの縁面W3に接する。上記実施形態におけるウインドガラスWとガーニッシュ32の関係と同様に、外装部材であるガーニッシュ42の前方突出部42cの縁面42fと、ウインドガラスWの縁面W3とが、間に別部材を挟まずに車両前後方向(内外周方向)に隣接している。従って、立柱サッシュ15に沿う部位では、ウインドガラスWの縁面W3とガーニッシュ42の縁面42fに沿う1本の見切り線が存在するのみとなり、美観に優れた構造になる。
The
ウインドガラスWの縁面W3に対面するガーニッシュ42の縁面42fは、ウインドガラスWの昇降時の摺動抵抗を低減させる抵抗低減部となっている。具体的には、縁面42fの表面に、低摩擦性の材質からなるコーティングを施したり、ガーニッシュ42を複数の材質で成形(多色成形)し、縁面42fを形成する箇所に低摩擦性の材質を用いたりすることができる。こうした構成により、ウインドガラスWの昇降時の摺動性が向上する。
The
なお、ガーニッシュ42をインナサッシュ40に固定させる手段は、締結部材45、46のようなネジによる固定に限定されるものではない。図9に示す構成では、支持部42qの車外側に位置する保持部が弾性カバー43を保持しているため、支持部42qの車外側に締結用の手段を設けることができない。また、支持部42rの車外側の面がウインドガラスWを通して車外側から視認される構成であるため、支持部42rの車外側に締結用の手段を設けることも美観上難しい。このような条件があるため、支持部42q、42rに対して車内側から螺合するタイプの締結部材45、46を用いている。しかし、支持部42q、42rの車外側に締結用の手段を配置できる場合には、車外側から螺合させるタイプの締結部材や、支持部42q(支持部42r)と後方延設部40e(前方延設部40h)を車内外方向に貫通して両端をかしめるタイプの締結部材などを用いることも可能である。
The means for fixing the
図9に示す構成では、ガーニッシュ42のガイド部42hが、ウインドレギュレータの構成部品を保持している。そのため、予めウインドレギュレータの構成部品をガーニッシュ42に対して組み付けてから、ガーニッシュ42をインナサッシュ40に組み付けることで、立柱サッシュ15の組み立て作業性が向上する。
In the configuration shown in FIG. 9, the
図10に示す第6の変形例の立柱サッシュ15は、図9に示す第5の変形例の一部を変更したものである。図10のインナサッシュ40は、図9に示す意匠部40bに相当する部分を有しておらず、車外延設部40fの端部がインナサッシュ40の一方の端末になっている。それ以外の構成は図9のものと共通しており、ガーニッシュ42とウインドガラスWの構成や配置も上記の通りである。
The standing
以上の実施形態(図1から図4)や各変形例(図5から図10)から分かるように、本発明は、ウインドガラスWの縁面W3と外装部材であるガーニッシュ32(42)の縁部が内外周方向(車両前後方向)で対向しているという要件を満たしていればよく、立柱サッシュ15においてウインドガラスWの車内側に位置する部分の構成は、任意に選択することが可能である。 As can be seen from the above-described embodiments (FIGS. 1 to 4) and the modifications (FIGS. 5 to 10), the present invention provides an edge surface W3 of the window glass W and an edge of the garnish 32 (42) as an exterior member. It is only necessary to satisfy the requirement that the portions face each other in the inner and outer circumferential directions (vehicle longitudinal direction), and the configuration of the portion of the upright pillar sash 15 located on the vehicle inner side of the window glass W can be arbitrarily selected. is there.
上記実施形態及び各変形例では、ガーニッシュ32、42の縁面32k、32p、42fや小突部32nが、ウインドガラスWの縁面W3に対して接するものとしたが、ウインドガラスWの縁面W3に対してガーニッシュ32、42の縁部が当接せずに離間している構成とすることもできる。すなわち、ウインドガラスWの縁面W3に対してガーニッシュ32、42の縁部が当接するか当接しないかに関わらず、対向している構成であればよい。ウインドガラスWの縁面W3とガーニッシュ32、42の間に隙間がある場合でも、当該隙間の車内側に位置する弾性カバー33(43)によって車内側への水の浸入を防ぐことができる。
In the above embodiment and each modification, the edge surfaces 32k, 32p, 42f of the
上記の実施形態及び各変形例では、ガーニッシュ32、42の縁面32k、32p、42fや小突部32nとウインドガラスWの縁面W3とが接する部分が、車外側から視認される見切り線となっている。変形例として、ガーニッシュ32、42に、ウインドガラスWの車外側面W1の車外側に位置する車外側延長部(図示略)を設けることも可能である。この場合、ガーニッシュ32、42の車外側延長部が、ウインドガラスWの車外側面W1を車外側から部分的に覆う。そして、ガーニッシュ32、42の車外側延長部の縁部が、車外側から視認される見切り線となる。上記実施形態とは見切り線の位置が異なる(変形例の方が内周寄りになる)が、見切り線の数が1本という点で共通する。
In the above embodiment and each modification, the part where the edge surfaces 32k, 32p, 42f of the
また、上記の実施形態及び各変形例では、立柱サッシュ15にウインドレギュレータ18が組み込まれ、立柱サッシュ15を構成するガイドレール31やガーニッシュ42のガイド部42hがウインドレギュレータ18の構成要素を支持しているが、立柱サッシュにウインドレギュレータの構成要素が組み込まれない形態のドアフレームに適用することも可能である。
Further, in the above-described embodiment and each modification, the
また、立柱サッシュ15に組み込まれるウインドレギュレータは、上記実施形態や各変形例のようなワイヤ駆動式に限られず、他の駆動形式(例えば、ラックとピニオン)を用いることも可能である。
Further, the window regulator incorporated in the
上記実施形態は、車両の右側前部のドア10に適用したものであるが、これ以外のドアへの適用も可能である。
Although the said embodiment is applied to the
また、本発明の実施の形態は上記実施形態及び変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。 The embodiments of the present invention are not limited to the above-described embodiments and modifications, and various changes, substitutions, and modifications may be made without departing from the spirit of the technical idea of the present invention. Furthermore, if the technical idea of the present invention can be realized in another way by technological advancement or another derived technique, the method may be used. Accordingly, the claims cover all embodiments that can be included within the scope of the technical idea of the present invention.
10 :ドア
11 :ドアパネル
12 :ドアフレーム
13 :窓開口
14 :アッパサッシュ
15 :立柱サッシュ
16 :フロントサッシュ
17 :ドアコーナー部
18 :ウインドレギュレータ
20 :スライダ
21 :シューベース
22 :シュー
23 :ワイヤエンド支持部
24 :ワイヤ
25 :モータユニット
25a :モータ
26 :ガイドプーリー
30 :インナサッシュ(フレーム部材)
30a :袋状部(車内側部)
30b :意匠部
30c :接続部
30d :後方側壁部
30e :後方延設部
30f :車外延設部
31 :ガイドレール(フレーム部材、車内側部)
31a :基部
31b :前方壁部
31c :後方壁部
31d :隔壁部
31e :位置決め部
31f :第1区画
31g :第2区画
32 :ガーニッシュ(外装部材)
32a :外観部
32b :後方縁部
32c :延長保持部(延長部)
32d :前方突出部
32e :第1保持部
32f :第2保持部
32g :嵌合段部
32h :位置決め面
32i :止水リブ(止水突起)
32j :車外側面
32k :縁面(外装部材の縁部、抵抗低減部)
32m :面取り部
32n :小突部(外装部材の縁部、抵抗低減部、突起)
32p :縁面(外装部材の縁部、抵抗低減部)
32q :面取り部
32r :袋状部
33 :弾性カバー(シール部材)
33a :基部
33b :リップ部
33c :側方凸部
33d :内部空間
40 :インナサッシュ(フレーム部材)
40a :袋状部(車内側部)
40b :意匠部
40c :接続部
40e :前方延設部
40h :前方延設部
42 :ガーニッシュ(外装部材)
42a :外観部
42b :後方縁部
42c :前方突出部
42d :延長保持部(延長部)
42f :縁面(外装部材の縁部、抵抗低減部)
42g :面取り部
42h :ガイド部
42n :第1区画
42p :第2区画
42q :支持部
42r :支持部
43 :弾性カバー(シール部材)
43a :基部
43b :リップ部
43c :側方凸部
45 :締結部材
46 :締結部材
47 :締結穴
48 :間座
49 :締結穴
50 :間座
T :凹部
U :空間
W :ウインドガラス
W1 :車外側面
W2 :車内側面
W3 :縁面(ウインドガラスの縁部)
10: Door 11: Door panel 12: Door frame 13: Window opening 14: Upper sash 15: Standing column sash 16: Front sash 17: Door corner 18: Window regulator 20: Slider 21: Shoe base 22: Shoe 23: Wire end support Portion 24: Wire 25:
30a: Bag-shaped part (inner side)
30b:
31a:
32a:
32d:
32j: Vehicle
32m: chamfered
32p: Edge surface (edge of exterior member, resistance reduction portion)
32q: chamfered portion 32r: bag-shaped portion 33: elastic cover (seal member)
33a:
40a: Bag-shaped part (inner side part)
40b:
42a:
42f: Edge surface (edge of exterior member, resistance reduction portion)
42g: chamfered
43a:
Claims (6)
前記窓開口を開閉するウインドガラスよりも車内側に位置する車内側部を有するフレーム部材と、
前記フレーム部材に取り付けられ、車外側に露出する外観部を有する外装部材と、
を備え、
前記窓開口を内周側とする内外周方向で、前記外装部材の縁部が前記ウインドガラスの縁部に対向して位置することを特徴とする、車両のドアフレーム構造。 In the door frame structure surrounding the window opening of the vehicle door,
A frame member having a vehicle inner side located on the vehicle inner side than the window glass that opens and closes the window opening;
An exterior member attached to the frame member and having an exterior portion exposed outside the vehicle;
With
A door frame structure for a vehicle, wherein an edge of the exterior member is located opposite to an edge of the window glass in an inner / outer peripheral direction with the window opening as an inner peripheral side.
前記延長部に、前記ウインドガラスとの間を水密に塞ぐシール部材を保持している、請求項1から4のいずれか1項記載の車両のドアフレーム構造。 The exterior member has an extension located on the vehicle interior side of the window glass,
5. The vehicle door frame structure according to claim 1, wherein a seal member that watertightly seals the window glass is held in the extension portion.
前記ウインドガラスの前記車内側面と前記止水突起との間に前記シール部材が挟まれる、請求項5記載の車両のドアフレーム構造。 The extension portion includes a water stop protrusion that protrudes outward from the vehicle at a position facing the vehicle inner surface of the window glass,
The vehicle door frame structure according to claim 5, wherein the seal member is sandwiched between the vehicle inner side surface of the window glass and the water stop protrusion.
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