JP2019166909A - Wiper heating device and wiper - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワイパー用加熱装置及びワイパーに関するものである。 The present invention relates to a wiper heating device and a wiper.
寒冷地において、例えば自動車のフロントガラスやリアガラスなどを払拭するワイパーが外気温の低下により凍り付いて動かなくなる場合がある。 In a cold region, for example, a wiper for wiping a windshield or rear glass of an automobile may freeze due to a decrease in outside air temperature and may not move.
そこで、従来においても、例えば実開昭56−114964号に提案されるような払拭ラバーとこの払拭ラバーを支持する支持体とに電熱線を設けたワイパー用加熱装置(以下、従来例という。)が提案されている。 Therefore, in the past, for example, a wiper heating apparatus (hereinafter referred to as a conventional example) in which a wiping rubber as proposed in Japanese Utility Model Publication No. 56-114964 and a support body supporting the wiping rubber are provided with heating wires. Has been proposed.
ところで、ワイパーの払拭ラバーは、フロントガラスを払拭する際、下端部のフロントガラスとの接触部が変形しながらフロントガラスを払拭する構造であるが、従来例は、この払拭ラバーの接触部の近傍位置に付設される構造の為、使用しているうちに接触部の辺系により発熱線が外れてしまうという問題がある。 By the way, the wiping rubber of the wiper has a structure in which the windshield is wiped while the contact portion with the windshield at the lower end portion is deformed when wiping the windshield, but the conventional example is in the vicinity of the contact portion of the wiper rubber. Due to the structure attached to the position, there is a problem that the heating wire is disconnected due to the side system of the contact portion during use.
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、従来にない秀れた作用効果を発揮する非常に実用的なワイパー用加熱装置及びワイパーを提供する。 The present invention has been made in view of the above-described problems, and provides a very practical heating device and wiper for a wiper that exhibit an unprecedented excellent effect.
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。 The gist of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
フロントガラス31やリアガラス上を往復動するワイパー20の払拭ラバー22を加熱する加熱装置であって、前記払拭ラバー22の上端面に重合状態で付設される長尺の発熱線1と、この発熱線1を前記払拭ラバー22の上端面に固定する伝熱性の帯状固定部材2とを有し、前記帯状固定部材2は、前記発熱線1の上部を覆い折曲して両端部が前記払拭ラバー22の長さ方向に配設された補強金属板部材23と当接するように構成されていることを特徴とするワイパー用加熱装置に係るものである。
A heating device that heats the
また、請求項1記載のワイパー用加熱装置において、前記補強金属板部材23は前記払拭ラバー22の長さ方向に設けられたスリット部22bに嵌合配設され、前記帯状固定部材2の両端部は前記スリット部22bに差し込み嵌合されて前記補強金属板部材23と当接するように構成されていることを特徴とするワイパー用加熱装置に係るものである。
The wiper heating device according to claim 1, wherein the reinforcing
また、請求項1,2いずれか1項に記載のワイパー用加熱装置において、前記帯状固定部材2は、前記払拭ラバー22の長さ方向に間隔を置いて複数設けられていることを特徴とするワイパー用加熱装置に係るものである。
Further, in the heating apparatus for a wiper according to any one of
また、請求項1〜3いずれか1項に記載のワイパー用加熱装置において、前記発熱線1は、前記払拭ラバー22を支持する支持体21にも前記帯状固定部材2により設けられていることを特徴とするワイパー用加熱装置に係るものである。
Further, in the heating apparatus for a wiper according to any one of claims 1 to 3, the heating wire 1 is provided on the
また、請求項1〜4いずれか1項に記載のワイパー用加熱装置において、前記発熱線1にはサーモスタット3が設けられていることを特徴とするワイパー用加熱装置に係るものである。 The wiper heating device according to any one of claims 1 to 4, wherein the heating wire 1 is provided with a thermostat 3.
また、フロントガラス31やリアガラス上を往復動するワイパー20の払拭ラバー22を加熱する加熱装置を備えたワイパーであって、前記払拭ラバー22の上端面に重合状態で付設される長尺の発熱線1と、この発熱線1を前記払拭ラバー22の上端面に固定する伝熱性の帯状固定部材2とを有し、前記帯状固定部材2は、前記発熱線1の上部を覆い折曲して両端部が前記払拭ラバー22の長さ方向に配設された補強金属板部材23と当接するように構成されていることを特徴とするワイパーに係るものである。
Further, the wiper includes a heating device for heating the
また、請求項6記載のワイパーにおいて、前記補強金属板部材23は前記払拭ラバー22の長さ方向に設けられたスリット部22bに嵌合配設され、前記帯状固定部材2の両端部は前記スリット部22bに差し込み嵌合されて前記補強金属板部材23と当接するように構成されていることを特徴とするワイパーに係るものである。
7. The wiper according to claim 6, wherein the reinforcing
また、請求項6,7いずれか1項に記載のワイパーにおいて、前記帯状固定部材2は、前記払拭ラバー22の長さ方向に間隔を置いて複数設けられていることを特徴とするワイパーに係るものである。
The wiper according to any one of claims 6 and 7, wherein a plurality of the belt-
また、請求項6〜8いずれか1項に記載のワイパーにおいて、前記発熱線1は、前記払拭ラバー22を支持する支持体21にも前記帯状固定部材2により設けられていることを特徴とするワイパーに係るものである。
Further, in the wiper according to any one of claims 6 to 8, the heating wire 1 is provided on the
また、請求項6〜9いずれか1項に記載のワイパーにおいて、前記発熱線1にはサーモスタット3が設けられていることを特徴とするワイパーに係るものである。 10. The wiper according to claim 6, wherein the heating wire 1 is provided with a thermostat 3.
本発明は上述のように構成したから、低温環境下においてもワイパーの機能を確実に発揮させることができるなど、従来にない秀れた作用効果を発揮する非常に実用的なワイパー用加熱装置及びワイパーとなる。 Since the present invention is configured as described above, it is possible to reliably exhibit the function of the wiper even in a low temperature environment, such as a very practical heating device for a wiper that exhibits an unprecedented excellent action effect and Become a wiper.
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。 Embodiments of the present invention that are considered suitable (how to carry out the invention) will be briefly described with reference to the drawings, illustrating the operation of the present invention.
本発明をワイパー20に取り付ける場合、発熱線1を払拭ラバー22の上端面に重合状態とし、この状態で帯状固定部材2で発熱線1の上部を覆い、両端部を払拭ラバー22の長さ方向に配設された補強金属板部材23と当接するようにして払拭ラバー22を帯状固定部材2で囲繞被嵌する。
When the present invention is attached to the
従って、発熱線1からの熱は、払拭ラバー22の上端面から伝わるとともに、帯状固定部材2及び補強金属板部材23を介して払拭ラバー22の内側からも伝わり、よって、熱が払拭ラバー22全体に良好に伝わることになり、しかも、発熱線1は払拭稼働時に変形しない(或いは変形の少ない)払拭ラバー22の上端面に設けられる為、発熱線1が払拭ラバー22から外れることはない。
Therefore, the heat from the heating wire 1 is transmitted from the upper end surface of the
以上のように、本発明は、低温環境下においてもワイパー20の機能を確実に発揮させることができる。
As described above, the present invention can reliably exert the function of the
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。 Specific embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
本実施例は、フロントガラス31やリアガラス上を往復動するワイパー20の払拭ラバー22を加熱するワイパー用加熱装置である。
This embodiment is a heating device for a wiper that heats the
具体的には、本実施例では、図1〜3に図示したようにワイパー20として、フロントガラス31上の反転位置で反転して往復動する擺動アーム24に設けられる支持体21と、この支持体21に設けられ下端部にフロントガラス31に接触する接触部22aが設けられた払拭ラバー22とを有し、自動車(乗用車、バス、トラックなど)のフロントガラス31を払拭するワイパーを採用しており、この自動車には後述する本実施例に係るワイパー用加熱装置に電気を供給する電気供給源が設けられている。尚、ワイパー20を備えたものであれば自動車に限らず、鉄道(電車)や船舶や航空機など適宜採用し得るものであり、フロントガラス31やリアガラスは樹脂製のものも含む。
Specifically, in this embodiment, as shown in FIGS. 1 to 3, the
また、擺動アーム24及び支持体21は、いずれも周知構造の金属製品であり、擺動アーム24の先端部に支持体21が着脱自在に設けられている。
The swing arm 24 and the
支持体21(ワイパーブレード)は、後述する払拭ラバー22を連結支持する支持構造体であり、具体的には、図2,3に図示したように擺動アーム24の先端部に連結する第一支持アーム21aと、この第一支持アーム21aの両端部に枢着される第二支持アーム21bと、この各第二支持アーム21bの両端部に枢着される第三支持アーム21cとで構成され、第三支持アーム21cの両端部には、払拭ラバー22の上端部に被嵌連結する断面角形C字状の連結部21c’が設けられている。尚、支持体21の構造(支持アームの数や形状など)は上記に限定されないのは勿論である。
The support 21 (wiper blade) is a support structure for connecting and supporting a
払拭ラバー22は、図2〜5に図示したように適宜な合成樹脂製の部材で一体成形された長尺体であり、下端部には所定長を有する接触部22aが設けられ、また、この接触部22aよりも上方位置にして、長辺端面としての正面部及び背面部夫々には、長さ方向に凹条部22cが設けられており、この各凹条部22cに前述した支持体21の各連結部21c’をスライドさせて被嵌連結することになる。
The
また、払拭ラバー22は、凹条部22cの上方位置にして、長辺端面としての正面部及び背面部夫々には、長さ方向にスリット部22bが設けられ、この各スリット部22b夫々に長尺の補強金属板部材23が嵌合配設されており、この補強金属板部材23により払拭ラバー22は形状保持されている。
Further, the
本実施例は前述した構造のワイパーに装着されるワイパー用加熱装置を設けている。 In the present embodiment, a wiper heating device mounted on the wiper having the above-described structure is provided.
このワイパー用加熱装置は、発熱線1と、この発熱線1に連設され該発熱線1を払拭ラバー22に固定するための帯状固定部材2とを有する。
The wiper heating apparatus includes a heating wire 1 and a belt-
発熱線1は、図2に図示したように電気が流れることで発熱するものであり、基端部にはカールコード4が設けられ車両に設けられる電気供給源5に差し込み接続される接続部4aが設けられている。尚、発熱線1の熱源は電気に限らず加熱流体(温水や温風)でも良いなど適宜採用される。
The heating wire 1 generates heat when electricity flows as shown in FIG. 2, and a
また、本実施例では、発熱線1にはサーモスタット3(温度コントローラー)が設けられており、一定電圧の連続加熱も可能であるが、外気温や降雪量等の変化により加熱不足やオーバーヒートの危険が生じるため、サーモスタット3を付加している。 In the present embodiment, the heating wire 1 is provided with a thermostat 3 (temperature controller) and can be continuously heated at a constant voltage. However, there is a risk of insufficient heating or overheating due to changes in the outside air temperature or snowfall. Therefore, the thermostat 3 is added.
帯状固定部材2は、図2,4,5に図示したように伝熱性の高い適宜な金属製の部材(アルミ)で形成した板状体であり、後述するように発熱線1を支持体21及び払拭ラバー22の各所に熱伝導状態で固定するため多数設けられている。
The belt-
また、帯状固定部材2は、工具などを用いて断面角形C字状に折り曲げ形成される。
Further, the belt-
この帯状固定部材2を用いて発熱線1を払拭ラバー22に固定する場合、図4,5に図示したように発熱線1を払拭ラバー22の上端面に添設して重合状態(当接状態)とし、この状態で発熱線1を覆った状態で払拭ラバー22の上端部に帯状固定部材2を囲繞被嵌し、この帯状固定部材2の左右端部2a,2b夫々がスリット部22b夫々に差し込み嵌合され補強金属板部材23に重合状態にて払拭ラバー22の上端部に着脱自在に連結される。
When the heating wire 1 is fixed to the wiping
従って、この帯状固定部材2の左右端部2a,2bは補強金属板部材23に面接触することになり、しかも、補強金属板部材23の側面を押えた状態となり、補強金属板部材23がスリット部22bから外れるのを確実に防止することができる。
Therefore, the left and
また、本実施例では、帯状固定部材2を用いて発熱線1を支持体21にも固定しており、図2,6に図示したように発熱線1を支持体21(第一支持アーム21a,第二支持アーム21b及び第三支持アーム21c)に添設して重合状態(当接状態)とし、この状態で発熱線1を包持した状態で支持体21に帯状固定部材2を被嵌し、この帯状固定部材2の左右端部2a,2b夫々を内側に折り曲げることで該支持体21に被嵌連結される。
In this embodiment, the heating wire 1 is also fixed to the
従って、この帯状固定部材2の左右端部2a,2bは支持体21に面接触することになる。
Accordingly, the left and
本実施例は上述のように構成したから、本実施例に係るワイパー用加熱装置をワイパー20に取り付ける場合、発熱線1を払拭ラバー22の上端面に重合状態とし、この状態で帯状固定部材2で発熱線1の上部を覆い、両端部を払拭ラバー22の長辺端面としての正面部及び背面部夫々の長さ方向に配設された補強金属板部材23夫々と当接するようにして払拭ラバー22を帯状固定部材2で囲繞被嵌する。
Since the present embodiment is configured as described above, when the wiper heating device according to the present embodiment is attached to the
従って、発熱線1からの熱は、払拭ラバー22の上端面から伝わるとともに、帯状固定部材2及び補強金属板部材23を介して払拭ラバー22の内側(スリット部22b内)からも伝わり、よって、熱が払拭ラバー22全体に良好に伝わることになり、しかも、発熱線1は払拭稼働時に変形しない(或いは変形の少ない)払拭ラバー22の上端面に設けられる為、発熱線1が払拭ラバー22から外れることはない。
Therefore, the heat from the heating wire 1 is transmitted from the upper end surface of the wiping
ところで、払拭ラバー22を加熱することで、例えば払拭ラバー22が柔らかくなり、この払拭ラバー22のスリット部22bに嵌合配設された補強金属板部材23が外れてしまうことが懸念されるが、この点、本実施例は、帯状固定部材2で補強金属板部材23を押えた状態となる為、この補強金属板部材23が外れてしまうことを確実に防止することができる。
By the way, by heating the wiping
よって、本実施例によれば、低温環境下においてもワイパー20の機能を確実に発揮させることができる。
Therefore, according to the present embodiment, the function of the
また、本実施例は、払拭ラバー22に設けられる既存の補強金属板部材23を利用して払拭ラバー22全体に良好に熱を伝える構造であるから、前述した作用効果を簡易な構造で確実に実現することができる。
In addition, since the present embodiment is a structure that transfers heat well to the entire wiping
また、本実施例の帯状固定部材2は、払拭ラバー22の長さ方向に間隔を置いて複数設けられるものであるから、簡易且つ確実に発熱線1を固定することができる。
Moreover, since the strip | belt-shaped fixing
また、本実施例は、帯状固定部材2は、払拭ラバー22に着脱自在に設けられるものであるから、払拭ラバー22の取り換えが支障なく行えることになる。
In this embodiment, since the belt-
また、本実施例は、帯状固定部材2は伝熱性の高い金属製であるから、確実に発熱線1の熱を伝えることができる。
Moreover, since the strip | belt-shaped fixing
また、本実施例は、発熱線1は、払拭ラバー22を支持する支持体21にも帯状固定部材2により設けられているから、ワイパー20全体を加熱して低温環境下においてもワイパー20の機能を十分に発揮さることができる。
Further, in this embodiment, the heating wire 1 is also provided on the
また、本実施例は、発熱線1にはサーモスタット3が設けられているから、加熱不足やオーバーヒートに対応することができる。 Moreover, since the thermostat 3 is provided in the heating wire 1 in the present embodiment, it is possible to cope with insufficient heating and overheating.
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。 Note that the present invention is not limited to this embodiment, and the specific configuration of each component can be designed as appropriate.
1 発熱体
2 帯状固定部材
3 サーモスタット
20 ワイパー
21 支持体
22 払拭ラバー
22b スリット部
23 補強金属板部材
31 フロントガラス
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
20 Wiper
21 Support
22 Wiping rubber
22b Slit part
23 Reinforced metal plate
31 Windshield
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