JP2019164071A - コンピュータプログラム、及び画像処理装置 - Google Patents

コンピュータプログラム、及び画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019164071A
JP2019164071A JP2018052928A JP2018052928A JP2019164071A JP 2019164071 A JP2019164071 A JP 2019164071A JP 2018052928 A JP2018052928 A JP 2018052928A JP 2018052928 A JP2018052928 A JP 2018052928A JP 2019164071 A JP2019164071 A JP 2019164071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
region
pixel
area
feature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018052928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7270917B2 (ja
Inventor
敏光 百瀬
Toshimitsu Momose
敏光 百瀬
美和子 高橋
Miwako Takahashi
美和子 高橋
努 相馬
Tsutomu Soma
努 相馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
University of Tokyo NUC
Fujifilm Toyama Chemical Co Ltd
Original Assignee
University of Tokyo NUC
Fujifilm Toyama Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by University of Tokyo NUC, Fujifilm Toyama Chemical Co Ltd filed Critical University of Tokyo NUC
Priority to JP2018052928A priority Critical patent/JP7270917B2/ja
Publication of JP2019164071A publication Critical patent/JP2019164071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7270917B2 publication Critical patent/JP7270917B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Nuclear Medicine (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】オペレータによらずに、異常部位の状態を適切に評価する。【解決手段】第1特徴領域抽出部21は、FDG−PET画像において、異常部位領域を第1特徴領域として抽出し、第2特徴領域抽出部22は、MET−PET画像において、第1特徴領域とは異なる腫瘍部位領域を第2特徴領域として抽出し、指標算出部23は、FDG特徴領域およびMET特徴領域に基づいて、腫瘍部位の浸潤に関する指標を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理技術に関する。
脳腫瘍検査におけるPET(Positron Emission Tomography)検査では、腫瘍細胞で糖代謝やアミノ酸代謝が亢進する性質を利用し、放射性同位体で標識した糖類似体やアミノ酸を有効成分とする薬剤を用いることで、腫瘍組織の代謝を評価している。これにより、腫瘍の位置、大きさ(領域)、活性度を評価している。
またPET検査は、癌治療薬の効果判定にも有用である。癌細胞は死滅するよりも先に、代謝が低下するという特徴があるため、PET検査で代謝変化をみることで、早い段階で薬効の評価ができる。
しかし、悪性度の高い異常については、異常部位の状態を適切に評価する必要があるが、医師等のオペレータが画像を見ながら評価しているため、適切な評価が困難でありかつ個人差が出やすい。
そこで、本発明の目的は、オペレータによらずに、異常部位の状態を適切に評価することである。
本発明の一態様に従うコンピュータプログラムは、同一被験者の同一部位を撮像した第1画像及び第2画像の画像データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置のためのコンピュータプログラムであって、前記第1画像および前記第2画像に基づいて、異常部位領域を第1特徴領域として抽出するステップと、前記第1画像および前記第2画像に基づいて、前記第1特徴領域とは異なる異常部位領域を第2特徴領域として抽出するステップと、前記第1特徴領域および前記第2特徴領域に基づいて、異常部位の状態に関する指標を算出するステップと、を前記画像処理装置に実行させる。
また、記第1画像の画素について、それぞれの画素値と正常組織の候補画素の画素値との第1画素比を算出するステップと、前記第2画像の画素について、それぞれの画素値と正常組織の候補画素の画素値との第2画素比を算出するステップと、算出した前記第1画素比および前記第2画素比に基づいて、異常部位の候補となる複数の画素を第1候補画素として抽出するステップと、算出した前記第1画素比および前記第2画素比に基づいて、異常部位の候補となる複数の画素を第2候補画素として抽出するステップと、をさらに前記画像処理装置に実行させ、前記第1候補画素に基づき、前記第1特徴領域を抽出し、前記第2候補画素に基づき、前記第2特徴領域を抽出してもよい。
また、前記第1画像と前記第2画像とは、モダリティが異なる画像、または、モダリティが同一で異なる薬剤により得られた画像であってもよい。
また、複数の前記第1候補画素のうちの一つの画素の指定を受け付けるステップと、
複数の前記第2候補画素のうちの一つの画素の指定を受け付けるステップと、をさらに前記画像処理装置に実行させ、複数の前記第1候補画素において前記指定された画素に連続する画素の領域を前記第1特徴領域として抽出し、複数の前記第2候補画素において前記指定された画素に連続する画素の領域を前記第2特徴領域として抽出してもよい。
また、前記指標は、前記第1特徴領域と前記第2特徴領域との差分領域の体積もしくは表面積、前記差分領域と前記第2特徴領域との体積もしくは表面積の比率、または、前記第1特徴領域と前記第2特徴領域との重なり率であってもよい。
また、前記第1特徴領域は、腫瘍部位領域であり、前記第2特徴領域は、腫瘍部位のコア領域であり、前記異常部位の状態に関する指標は、腫瘍部位の浸潤に関する指標であってもよい。
前記第1画像は、前記被験者に18F−FDG(フルオロデオキシグルコース)を投与して撮像したPET画像であり、前記第2画像は、前記被験者に11C−メチオニンを投与して撮像されたPET画像であってもよい。
また、本発明の他の態様による画像処理装置は、同一被験者の同一部位を撮像した第1画像及び第2画像の画像データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置であって、前記第1画像および前記第2画像に基づいて、異常部位領域を第1特徴領域として抽出する第1特徴領域抽出部と、前記第1画像および前記第2画像に基づいて、前記第1特徴領域とは異なる異常部位領域を第2特徴領域として抽出する第2特徴領域抽出部と、前記第1特徴領域および前記第2特徴領域に基づいて、異常部位の状態に関する指標を算出する指標算出部と、を備える。
本発明の実施形態によれば、オペレータによらずに、異常部位の状態を適切に評価することができる。
本発明の一実施形態に係る画像処理装置の全体構成図である。 本実施形態に係る指標算出の説明図である。 画素の画素値のヒストグラムの一例である。 FDG/Nの値およびMET/Nの値と、腫瘍(浸潤)領域、腫瘍(コア)領域、浮腫領域、および正常領域との関係を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像処理装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置1の全体構成図である。
画像処理装置1には、入力装置2、出力装置3、および入出力装置4が接続されている。
画像処理装置1は、例えばプロセッサおよびメモリを備えた汎用的なコンピュータシステムにより構成され、以下に説明する画像処理装置1内の個々の構成要素または機能は、例えば、コンピュータプログラムを実行することにより実現される。そのコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存可能である。入力装置2は、例えば、キーボード、ポインティングデバイスなどでよい。出力装置3は、例えば、ディスプレイ装置、プリンタなどでよい。入出力装置4は、例えば、大容量記憶装置あるいはネットワークインタフェース装置などでよい。
画像処理装置1は、FDG−PET画像データ記憶部31と、MET−PET画像データ記憶部32と、位置合わせ処理部11と、第1エリア抽出部12と、MET代表値特定部13と、第2エリア抽出部14と、FDG代表値特定部15と、FDG画素比算出部16と、MET画素比算出部17と、マスク処理部18と、第1候補画素抽出部19と、第2候補画素抽出部20と、第1特徴領域抽出部21と、第2特徴領域抽出部22と、指標算出部23とを備える。
画像処理装置1は、共通の被験者の同じ部位(臓器)を撮像した2種類の画像を用いて、それぞれの画像の代表値を算出する処理を行う。本実施形態では、同じ被験者について18F−FDG(フルオロデオキシグルコース)を投与して撮像されたPET画像(以下、FDG−PET画像(第1画像)という)と、11C−メチオニンを投与して撮像されたPET画像(以下、MET−PET画像(第2画像)という)を用いて行う。このように、本実施形態では、第1画像および第2画像は、モダリティが同一で異なる薬剤から得られた画像である。すなわち、異なる集積機序により得られた画像である。
FDG−PET画像及びMET−PET画像の画像データは何れも3次元のボクセルデータであり、本実施形態では同じ被験者の脳(頭部)を撮像した3次元画像である。FDG−PET画像及びMET−PET画像は、それぞれ、複数のスライス画像から構成されていてもよい。FDG−PET画像及びMET−PET画像の画素値(ボクセル値)は、何れもSUV(Standardized Uptake Value)に正規化されていてもよい。
FDG−PET画像データ記憶部31は、FDG−PET画像の画像データを記憶する。所定の撮像装置で生成されたFDG−PET画像の画像データは、図示しないインタフェース手段により、画像処理装置1に取り込まれて、FDG−PET画像データ記憶部31に保存される。
MET−PET画像データ記憶部32は、MET−PET画像の画像データを記憶する。所定の撮像装置で生成されたMET−PET画像の画像データは、図示しないインタフェース手段により、画像処理装置1に取り込まれて、MET−PET画像データ記憶部32に保存される。
位置合わせ処理部11は、FDG−PET画像データ記憶部31に保存されているFDG−PET画像と、MET−PET画像データ記憶部32に保存されているMET−PET画像の位置合わせを行う。位置合わせでは、例えば周知のアルゴリズムによって、2枚の画像にそれぞれ写っている像の位置が合う(同一箇所が同じ座標になる)ように行われる。この位置合わせは、3次元的に行っても良いし、それぞれ対応するスライス画像毎に行ってもよい。また、位置あわせのために移動される画像は、線形的もしくは非線形的な変換を行っても良い。位置合わせ後の画像は、それぞれFDG−PET画像データ記憶部31及びMET−PET画像データ記憶部32に保存される。以下の処理は、互いに位置合わせが行われているFDG−PET画像とMET−PET画像を用いて行う。
第1エリア抽出部12は、FDG−PET画像から所定の特徴を有するエリアを第1エリアとして抽出する。例えば、第1エリア抽出部12は、FDG−PET画像(第1画像)において所定の閾値以上の画素値を有する画素からなるエリアを第1エリアとして抽出する。第1エリア抽出部12は、抽出された第1エリアに含まれる画素の座標を特定する。
この閾値は、例えば、FDG−PET画像中の脳領域の全画素(全脳)の画素値を平均した値の1.0倍、1.5倍、2.0倍、3.0倍などした値でよい。脳領域は、例えば、バックグラウンドを含むFDG−PET画像の全画素の画素値を平均した値の1/8以上の値を有するエリアとしてもよい。この閾値はスライス画像毎に設定してもよいし、全スライス画像(全脳)に対して一つの閾値を設定してもよい。
第1エリアは、特定のスライス画像を対象として設定してもよいし、全スライス画像(全脳)を対象として設定してもよい。
正常組織に生理的集積のある薬剤であるFDG−PET画像の性質より、この第1エリアには正常な灰白質領域及びFDGが一定以上集積する腫瘍の領域が含まれていると考えられる。すなわち、第1エリア抽出部12は正常な灰白質領域(正常組織)の候補となる領域である第1のエリアを抽出する。ここで正常組織に生理的集積のあるとは、診断の対象としている器官のうちで正常組織に生理的集積があることを意味する。
MET代表値特定部13は、第1エリア抽出部12の処理結果に基づいて、MET−PET画像の代表値を特定する。例えば、MET代表値特定部13は、MET−PET画像(第2画像)における第1エリアに属する画素の画素値に基づいて、MET−PET画像の代表値(以下、MET代表値)51を特定する。
MET代表値特定部13は、例えば、第1エリア抽出部12から第1エリアに含まれる画素の座標を取得し、MET−PET画像におけるそれらの座標の画素値から、MET代表値51を特定する。MET代表値51は、例えば、対象となる画素の画素値の最頻値、平均値あるいは中央値等の統計的アルゴリズムを適用して得られた値(統計値)でよい。
例えば、MET代表値特定部13は、第1エリアに含まれる画素の画素値のヒストグラムを作成する。図3は、ヒストグラムの一例を示す図である。第1エリアに含まれる正常な灰白質領域の画素値は、ほぼ正規分布に従うと考えられ、一つのピークP1が形成される。正常組織に生理的集積のない薬剤であるMET−PET画像の性質より、第1エリアに腫瘍領域が含まれている場合には、正常領域よりも高い画素値の領域に、ピークP1よりも小さなピークP2が形成される。このとき、最頻値はピークP1の値V1となる。平均値は、最頻値V1よりもやや大きな値V2となる。ここで正常組織に生理的集積のないとは、診断の対象としている器官のうちで正常組織に生理的集積がないか又はあっても疾患領域の特定に影響しない程度の集積しかないことを意味する。
ここで特定されたMET代表値51は、MET−PET画像において正常な灰白質領域を代表する値と考えられる。
第2エリア抽出部14は、MET−PET画像(第2画像)において画素値がMET代表値51である画素を含むエリアを第2エリアとして抽出する。このとき、第2エリア抽出部14は、MET代表値51を有する画素のみを第2エリアとしてもよいし、MET代表値51を含む一定の値の幅を定めて、これらの値の幅に入る画素値を有する画素を第2エリアとしてもよい。第2エリア抽出部14は、抽出された第2エリアに含まれる画素の座標を特定する。
この第2エリアには、正常な灰白質領域のみが含まれると考えられる。
第1エリア及び/または第2エリアは、脳の左半球または右半球にのみ設定してもよい。例えば、医師等のオペレータが左右のいずれかの半球を指定した場合、第1エリア抽出部12は、指定された半球のみを対象として第1エリアを設定してもよい。同様に、オペレータが左右のいずれかの半球を指定した場合、第2エリア抽出部14は、指定された半球のみを対象として第2エリアを設定してもよい。これにより、第1エリア及び/または第2エリアを腫瘍のある半球とは反対の半球に設定することが可能となる。
FDG代表値特定部15は、第2エリア抽出部14の処理結果に基づいて、FDG−PET画像の代表値を特定する。例えば、FDG代表値特定部15は、FDG−PET画像(第1画像)における第2エリアに属する画素の画素値に基づいて、FDG−PET画像の代表値(以下、FDG代表値という)52を特定する。
FDG代表値特定部15は、例えば、第2エリア抽出部14から第2エリアに含まれる画素の座標を取得し、FDG−PET画像におけるそれらの座標の画素値から、FDG代表値52を特定する。FDG代表値52は、例えば、対象となる画素の画素値の最頻値、平均値あるいは中央値等の統計的アルゴリズムを適用して得られた値(統計値)でよい。FDG代表値52の具体的な特定の仕方は、MET代表値特定部13がMET代表値51を特定するために行う処理と同じでもよい。
ここで特定されたFDG代表値52は、FDG−PET画像において正常な灰白質領域を代表する値と考えられる。
上述のように、本実施形態では、ある画像の特定の性質を有するエリアの代表値を特定するために、その画像とは別の種類の画像でそのエリアを定めている。特に、本実施形態では、同一モダリティの2種類の画像を用いている。
FDG画素比算出部16は、FDG−PET画像の複数の画素について、画素値とFDG代表値52との比を算出する。
例えば、FDG画素比算出部16は、FDG−PET画像データ記憶部31を参照して、FDG−PET画像の画像データを取得する。そして、FDG画素比算出部16は、FDG−PET画像の任意の画素について、それぞれの画素値とFDG代表値52との画素比を算出する。FDG画素比算出部16は、すべての画素を対象として画素比を算出してもよいし、脳領域を対象として画素比を算出してもよいし、あるいはオペレータが指定した領域の画素を対象としてもよい。オペレータが複数の画素からなる任意の領域を指定するときは、この領域内の画素値の最頻値、平均値あるいは中央値等の統計的アルゴリズムを適用して得られた値(統計値)を算出し、この値とFDG代表値52との画素比を算出してもよい。
MET画素比算出部17は、FDG−PET画像と同様に、MET−PET画像の複数の画素について、MET代表値51との画素比(第2画素比)を算出する。すなわち、MET画素比算出部17は、すべての画素、脳領域の画素あるいはオペレータが指定した領域の画素を対象として画素毎にMET代表値51との画素比を算出してもよいし、あるいはオペレータが複数の画素からなる任意の領域を指定するときは、この領域内の画素値の最頻値、平均値あるいは中央値等の統計的アルゴリズムを適用して得られた値(統計値)を算出し、この値とMET代表値51との画素比を算出してもよい。
ここで、MET代表値51およびFDG代表値52は、それぞれの画像において正常灰白質領域を代表する値だと考えられる。従って、腫瘍部位についてMET代表値51またはFDG代表値52を分母として算出された比は、腫瘍活動性指標であるL/Nに相当する。以下において、FDG代表値52を分母として算出された画素比を、FDG/N(第1画素比)とし、MET代表値51を分母として算出された画素比を、MET/N(第2画素比)とする。また、正常脳組織(正常灰白質)に対応する画素では、MET/NおよびFDG/Nは、約1.0を示す。
腫瘍細胞では糖代謝が亢進するため、18F−FDGは腫瘍組織に取り込まれる特徴があるが、正常脳組織への集積が高いため、腫瘍部位であっても、集積が正常脳組織に比べて低くなることもある(正常脳組織への集積よりも高い場合もある)。そして、18F−FDGは腫瘍部位のコア領域から染み出した浸潤領域についても糖代謝を反映して取り込まれるものの、正常脳組織に比べて低くなる傾向があると考えられる。腫瘍部位のコア領域において糖代謝が正常脳組織と比べ同等もしくは高いものは、High risk群と考えられ本手順では、除いている。このため、FDG−PET画像において腫瘍部位のコア領域および浸潤領域と正常脳組織とはFDG/Nに差が生じるので両者は区別することができる。すなわち、本手順で対象とする症例における(従来法ではrisk判別が困難なもの)コア領域および浸潤領域に相当する画素では、FDG/Nは1.0に近い値を示さず、例えば0.9より小さい値を示すと考えられる。ただし、FDG/Nが低下している領域には、浮腫が含まれる可能性があり、FDG単独で腫瘍領域(コア領域及び浸潤領域)を決定するには信頼性が低い。また、18F−FDGでは、脳外は、集積がないため、例えば0.3以下の値を示すと考えられる。
FDG/Nの値が示す領域をまとめると以下のようになる。
・FDG/N≦0.3:脳外(実質的な脳領域でない)
・0.3<FDG/N<0.9:浸潤領域およびコア領域、または、浮腫領域
・FDG/N≧0.9:正常領域、または、コア領域(High risk)
このうち、FDG/N≧0.9を満たす腫瘍がある場合は、High risk群であり(本手順では除いている)、0.3<FDG/N<0.9を満たす腫瘍がある場合は、腫瘍(浸潤領域、コア領域)と浮腫領域が目視だけでは判別困難であり、また、risk評価も難しい。
また、11C−メチオニンはアミノ酸代謝が活発な腫瘍組織に集積するが、正常脳組織にはほとんど取り込まれない。腫瘍部位の浸潤領域でもアミノ酸代謝はコア領域に比べ緩慢ではあるが取り込まれる傾向がある。このため、腫瘍と正常脳組織とはMET/Nの差が生じ、両者を区別することができる(ただし、コア領域は大きく値が異なり明確であるが、浸潤領域は正常領域の値と重なる部分があり不明確である。)。すなわち、浸潤領域に相当する画素では、MET/Nが、1.1よりも大きい値を示すと考えられる。また、腫瘍部位のコア領域に相当する画素では、メチオニンを多量に取り込むため、例えばMET/Nは、1.4より大きい値を示すと考えられる。ただし、MET/Nが1.1よりも少し増加している領域にも、画像ボケや統計誤差等により正常領域(画素)が含まれる可能性があり、MET単独で腫瘍領域(浸潤領域)を決定するには信頼性が低い。
MET/Nの値が示す領域をまとめると以下のようになる。
・MET/N≧1.4:コア領域
・1.1<MET/N<1.4:浸潤領域、または、正常領域
・MET/N≦1.1:浮腫領域、または、正常領域
このうち、1.4≦MET/Nを満たす領域は、コア領域として目視で判別可能な領域であるが、1.1<MET/N<1.4を満たす領域は、目視だけでは浸潤、正常の判別が困難な領域である。
FDG/Nの値が示す領域とMET/Nの値が示す領域とを組み合わせることにより、腫瘍(浸潤)領域、腫瘍(コア)領域、浮腫領域、正常領域は、図4のように示される。
図4は、FDG/Nの値およびMET/Nの値と、腫瘍(浸潤)領域、腫瘍(コア)領域、浮腫領域、および正常領域との関係を示す図である。
図4に示すように、FDG/N≦0.3は脳外、0.3<FDG/N<0.9かつ1.1<MET/N<1.4は浸潤領域、0.3<FDG/NかつMET/N≧1.4はコア領域、0.3<FDG/N<0.9かつMET/N<1.1は浮腫領域、FDG/N≧0.9かつMET/N<1.4は正常領域に相当する。FDGまたはMET単独で、浸潤領域の判断の信頼性は高くないが、図4の浸潤領域は、FDGおよびMETの両方で浸潤領域である可能性を示す領域であるので、当該領域は浸潤領域である蓋然性が高いと考えられる。
マスク処理部18は、FDG/Nに基づき、マスク処理を行う。すなわち、マスク処理部18は、FDG/Nに基づき、脳の外周および脳室等を除いた実質的な脳領域を抽出する。具体的には、図2のマスク処理に示すように、マスク処理部18は、FDG/Nが0.3より大きい値の画素をFDG−PET画像から抽出して、マスク処理された画素とする。
第1候補画素抽出部19は、マスク処理されたFDG−PET画像の画素において、FDG/Nが所定の値より小さい値を示す画素、および、MET−PET画像の画素において、MET/Nが所定の値より大きい値を示す画素のうち、両方を満たす画素を候補画素(第1候補画素)として抽出する。図2に示すように、第1候補画素抽出において、複数の領域F1を構成する画素が第1候補画素として抽出される。
例えば、第1候補画素抽出部19は、FDG−PET画像およびMET−PET画像の画素において、0.3<FDG/N<0.9および1.1<MET/Nの両方を満たす画素を候補画素として抽出する。ここで、0.3<FDG/Nは上記のマスク処理を示している。図4に示したように、0.3<FDG/N<0.9かつ1.1<MET/Nの領域は腫瘍部位(浸潤領域およびコア領域)であるので、当該領域が候補画素として抽出される。なお、抽出する画素の閾値としては0.9、1.1に限らず、オペレータが適宜設定してもよい。
第2候補画素抽出部20は、マスク処理されたFDG−PET画像の画素、および、MET−PET画像の画素において、MET/Nが所定の値より大きい値を示す画素のうち、両方を満たす画素を候補画素(第2候補画素)として抽出する。図2に示すように、第2候補画素抽出において、複数の領域M1を構成する画素が第2候補画素として抽出される。
例えば、第2候補画素抽出部20は、FDG−PET画像およびMET−PET画像の画素において、0.3<FDG/Nおよび1.4<MET/Nの両方を満たす画素を候補画素として抽出する。図4に示したように、0.3<FDG/Nかつ1.4≦MET/Nの領域は、コア領域であるので、当該領域が候補画素として抽出される。なお、抽出する画素の閾値としては1.4に限らず、オペレータが適宜設定してもよい。
第1特徴領域抽出部21は、第1候補画素抽出部19で抽出された候補画素のうち、医師等のオペレータが指定した画素に連続する画素の領域を第1特徴領域として抽出する。図2に示すように、第1特徴領域抽出において、領域F2が第1特徴領域として抽出される。すなわち、第1特徴領域抽出部21は、腫瘍部位領域を第1特徴領域として抽出する。なお、オペレータが指定した領域ではなく、所定の領域(最も大きい領域、大きい方から2つの領域、所定のサイズ以上の領域等)を自動的に第1特徴領域として抽出してもよい。
第2特徴領域抽出部22は、第2候補画素抽出部20で抽出された候補画素のうち、医師等のオペレータが指定した画素に連続する画素の領域を第2特徴領域として抽出する。図2に示すように、第2特徴領域抽出において、領域M2が第2特徴領域として抽出される。すなわち、第2特徴領域抽出部22は、腫瘍部位のコア領域を第2特徴領域として抽出する。なお、オペレータが指定した領域ではなく、所定の領域(最も大きい領域、大きい方から2つの領域、所定のサイズ以上の領域等)を自動的に第2特徴領域として抽出してもよい。
図2の最も下に示した画像Xが、第1特徴領域F2と第2特徴領域M2とを重ね合わせた状態を示している。上記のように、第1特徴領域F2は、腫瘍部位(浸潤領域およびコア領域)であり、第2特徴領域M2は、コア領域である。よって、第1特徴領域F2と第2特徴領域M2との差分領域Iは、浸潤領域に相当する。
指標算出部23は、第1特徴領域抽出部21により抽出された第1特徴領域F2と、第2特徴領域抽出部22により抽出された第2特徴領域M2とに基づき指標を算出する。例えば、指標算出部23は、差分領域Iの体積もしくは表面積、差分領域Iと第2特徴領域M2との体積もしくは表面積の比率、または第1特徴領域F2と第2特徴領域M2との重なり率等を、腫瘍部位の浸潤に関する指標として算出する。そして、指標算出部23は、算出した指標を出力装置3に出力する。なお、重なり率は、図2では、第2特徴領域M2の全ての領域が第1特徴領域F2と重なっているため、100%となる。第2特徴領域M2の一部の領域のみが第1特徴領域F2と重なる場合、すなわち第2特徴領域Mが第1特徴領域F2と重ならない領域を有する場合は、重なり率は100%より小さくなる。
本実施形態によれば、オペレータによらずに、腫瘍部位における浸潤の程度を適切に評価することができる。特に、本実施形態では、FDG−PET画像とMET−PET画像とに基づき、腫瘍部位における浸潤の程度を、客観的かつ再現性ある方法で特定することができる。
さらに、本実施形態によれば、異なる特性を有する複数種類の画像を使って、特定の性質のエリアを抽出することができる。特に本実施形態では、同一モダリティの互いに異なる特性を有する2種類の画像を使って、一方の画像の特性を利用して腫瘍部位の候補領域を抽出し、他方の画像の特性を使って、腫瘍部位のコア領域の候補領域を抽出し、2つの候補領域に基づき、浸潤に関する指標を算出することができる。
上述した本発明の実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
上記の実施形態では、第1画像および第2画像は、モダリティが同一で異なる薬剤から得られた画像であったが、モダリティが異なる、すなわち画像化原理が異なる画像であってもよい。例えば、モダリティとしては、PET画像以外に、SPECT画像、MRI画像、X線画像、超音波画像等があげられる。すなわち、集積(造影、信号強度等の)機序が異なる画像であれば、画像における画素値(信号強度)が異なるので、本実施形態に適用可能である。本実施形態に適用可能な例としては以下の表1に示すものが挙げられる
(表1)
Figure 2019164071
1 画像処理装置
16 FDG画素比算出部
17 MET画素比算出部
19 第1候補画素抽出部
20 第2候補画素抽出部
21 第1特徴領域抽出部
22 第2特徴領域抽出部
23 指標算出部
31 FDG−PET画像データ記憶部
32 MET−PET画像データ記憶部

Claims (8)

  1. 同一被験者の同一部位を撮像した第1画像及び第2画像の画像データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記第1画像および前記第2画像に基づいて、異常部位領域を第1特徴領域として抽出するステップと、
    前記第1画像および前記第2画像に基づいて、前記第1特徴領域とは異なる異常部位領域を第2特徴領域として抽出するステップと、
    前記第1特徴領域および前記第2特徴領域に基づいて、異常部位の状態に関する指標を算出するステップと、を前記画像処理装置に実行させるコンピュータプログラム。
  2. 前記第1画像の画素について、それぞれの画素値と正常組織の候補画素の画素値との第1画素比を算出するステップと、
    前記第2画像の画素について、それぞれの画素値と正常組織の候補画素の画素値との第2画素比を算出するステップと、
    算出した前記第1画素比および前記第2画素比に基づいて、異常部位の候補となる複数の画素を第1候補画素として抽出するステップと、
    算出した前記第1画素比および前記第2画素比に基づいて、異常部位の候補となる複数の画素を第2候補画素として抽出するステップと、をさらに前記画像処理装置に実行させ、
    前記第1候補画素に基づき、前記第1特徴領域を抽出し、
    前記第2候補画素に基づき、前記第2特徴領域を抽出する、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記第1画像と前記第2画像とは、モダリティが異なる画像、または、モダリティが同一で異なる薬剤により得られた画像である、請求項1または請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 複数の前記第1候補画素のうちの一つの画素の指定を受け付けるステップと、
    複数の前記第2候補画素のうちの一つの画素の指定を受け付けるステップと、をさらに前記画像処理装置に実行させ、
    複数の前記第1候補画素において前記指定された画素に連続する画素の領域を前記第1特徴領域として抽出し、
    複数の前記第2候補画素において前記指定された画素に連続する画素の領域を前記第2特徴領域として抽出する、請求項2記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記指標は、前記第1特徴領域と前記第2特徴領域との差分領域の体積もしくは表面積、前記差分領域と前記第2特徴領域との体積もしくは表面積の比率、または、前記第1特徴領域と前記第2特徴領域との重なり率である、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記第1特徴領域は、腫瘍部位領域であり、
    前記第2特徴領域は、腫瘍部位のコア領域であり、
    前記異常部位の状態に関する指標は、腫瘍部位の浸潤に関する指標である、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記第1画像は、前記被験者に18F−FDG(フルオロデオキシグルコース)を投与して撮像したPET画像であり、
    前記第2画像は、前記被験者に11C−メチオニンを投与して撮像されたPET画像である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  8. 同一被験者の同一部位を撮像した第1画像及び第2画像の画像データを記憶する記憶手段を有する画像処理装置であって、
    前記第1画像および前記第2画像に基づいて、異常部位領域を第1特徴領域として抽出する第1特徴領域抽出部と、
    前記第1画像および前記第2画像に基づいて、前記第1特徴領域とは異なる異常部位領域を第2特徴領域として抽出する第2特徴領域抽出部と、
    前記第1特徴領域および前記第2特徴領域に基づいて、異常部位の状態に関する指標を算出する指標算出部と、を備える画像処理装置。
JP2018052928A 2018-03-20 2018-03-20 コンピュータプログラム、及び画像処理装置 Active JP7270917B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052928A JP7270917B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 コンピュータプログラム、及び画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018052928A JP7270917B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 コンピュータプログラム、及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019164071A true JP2019164071A (ja) 2019-09-26
JP7270917B2 JP7270917B2 (ja) 2023-05-11

Family

ID=68065911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018052928A Active JP7270917B2 (ja) 2018-03-20 2018-03-20 コンピュータプログラム、及び画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7270917B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021040839A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021040840A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021040838A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255412A (ja) * 2005-03-14 2006-09-28 General Electric Co <Ge> 腫瘍量を監視する方法及びシステム
JP2012533384A (ja) * 2009-07-20 2012-12-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 関心腫瘍領域の画成のための生体構造モデリング
JP2013081579A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 動態医用画像生成システム
JP2013123528A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Hitachi Ltd 画像診断支援装置、画像診断支援方法
US20150294445A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Medical image display apparatus and medical image display system
JP2015190763A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士フイルムRiファーマ株式会社 コンピュータプログラム、画像処理装置及び方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255412A (ja) * 2005-03-14 2006-09-28 General Electric Co <Ge> 腫瘍量を監視する方法及びシステム
JP2012533384A (ja) * 2009-07-20 2012-12-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 関心腫瘍領域の画成のための生体構造モデリング
JP2013081579A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 動態医用画像生成システム
JP2013123528A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Hitachi Ltd 画像診断支援装置、画像診断支援方法
JP2015190763A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 富士フイルムRiファーマ株式会社 コンピュータプログラム、画像処理装置及び方法
US20150294445A1 (en) * 2014-04-10 2015-10-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Medical image display apparatus and medical image display system
JP2015205164A (ja) * 2014-04-10 2015-11-19 株式会社東芝 医用画像表示装置および医用画像表示システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021040839A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021040840A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021040838A (ja) * 2019-09-10 2021-03-18 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP7270917B2 (ja) 2023-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11501485B2 (en) System and method for image-based object modeling using multiple image acquisitions or reconstructions
JP2022525198A (ja) 陽電子放射断層撮影を用いた腫瘍セグメンテーションのための深層畳み込みニューラルネットワーク
US11399779B2 (en) System-independent quantitative perfusion imaging
US10339648B2 (en) Quantitative predictors of tumor severity
JP5123954B2 (ja) 医療画像における病変部の特定及び分析
US9514530B2 (en) Systems and methods for image-based object modeling using multiple image acquisitions or reconstructions
US20140016845A1 (en) Image analysis for specific objects
US10056158B2 (en) Determination of enhancing structures in an anatomical body part
US20150371420A1 (en) Systems and methods for extending a field of view of medical images
JP5658686B2 (ja) 貫壁性のかん流の勾配の画像分析
US9147242B2 (en) Processing system for medical scan images
US9607392B2 (en) System and method of automatically detecting tissue abnormalities
CN108876794A (zh) 体积图像数据中的动脉瘤与载瘤血管的隔离
JP7270917B2 (ja) コンピュータプログラム、及び画像処理装置
CN111904379A (zh) 多模态医学设备的扫描方法和装置
US8306354B2 (en) Image processing apparatus, method, and program
US9058651B2 (en) System and methods for functional analysis of soft organ segments in SPECT-CT images
US8873817B2 (en) Processing an image dataset based on clinically categorized populations
CN116091444A (zh) 侧枝评价方法及装置、存储介质、终端
JP6277036B2 (ja) コンピュータプログラム、画像処理装置及び方法
CN110738664B (zh) 图像定位方法、装置、计算机设备和存储介质
US20220344047A1 (en) Medical image processing apparatus and medical image processing method
Bi et al. Automatic descending aorta segmentation in whole-body PET-CT studies for PERCIST-based thresholding
CN115311252A (zh) 医学图像处理方法、系统和存储介质
AU2008210277B2 (en) Identification and analysis of lesions in medical imaging

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210308

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220126

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20220525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20220525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220804

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230207

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20230207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20230207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230227

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20230228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7270917

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150