JP2019161887A - 蓄電池システムおよび蓄電池システムの制御方法 - Google Patents

蓄電池システムおよび蓄電池システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電池の実行容量を増大する。【解決手段】実施形態に係る蓄電池システムは、直列に接続された複数の電池セルを備える電池パックと、複数の電池セルそれぞれを個別に充電する充電器と、充電器を制御して複数の電池セルごとに充電を行う制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、蓄電池システムおよび蓄電池システムの制御方法に関する。
蓄電池システムが備える蓄電パックは、必要な出力電圧を得るために、直列に接続された複数の電池セルで構成されている。複数の電池セルの中の何れか1個の電池セルが過充電状態もしくは過放電状態になると、発煙発火を生じる危険が高まる。これを防止するために、電池セルそれぞれの充電状態を監視し、電池セルが過充電状態及び過放電状態になることを回避するための蓄電池システムが開発されている。
特開2008−125297号公報
従来の蓄電池システムは、複数の電池セルの何れかの出力電圧が過充電状態を示す電圧になると充電を停止する。また、複数の電池セルの何れかの出力電圧が過放電状態を示す電圧になると、蓄電池システムから負荷装置を切り離して放電を停止する。
複数の電池セルの放電深度特性には、個体差がある。放電深度特性とは、電池セルに蓄えられている電気エネルギーと出力電圧との関係を表す特性である。電池セルごとに放電深度特性が異なれば、過充電状態となる電圧及び過放電状態となる電圧も電池セルごとに異なることになる。
放電深度特性の異なる複数の電池セルのそれぞれに同じ量の電気エネルギーを充電した場合、電池セルの電圧は容量が小さいほど大きく上昇する。また、同じ量の電気エネルギーを放電した場合、電池セルの電圧は容量が小さいほど大きく低下する。従来の蓄電池システムは、複数の電池セルの中の1個の電池セルが過充電状態になると充電を停止し、複数の電池セルの中の1個の電池セルが過放電状態になると放電を停止する。したがって、蓄電池システムが備える電池パックの実行容量は、容量の最も小さい電池セルの容量で決まることになる。したがって、電池パックの実行容量は、複数の電池セルの平均容量よりも小さくなる。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、電池パックの実行容量を増大することを課題とする。
上記課題を解決するため、本実施形態に係る蓄電池システムは、直列に接続された複数の電池セルを備える電池パックと、複数の電池セルそれぞれを個別に充電する充電器と、充電器を制御して複数の電池セルごとに充電を行う制御部と、を備える。
実施形態に係る蓄電システムの構成図である。 電池パックの放電深度特性について説明するための図である。 電池セルの放電深度特性について説明するための図である。 実施形態に係る充電器の構成図である。 実施形態に係る過充電検出部の構成図である。 実施形態に係る過放電検出部の構成図である。 実施形態に係る電圧調整部の構成図である。 実施形態に係る制御部の構成図である。 実施形態に係る関数作成部について説明するための図である。 実施形態に係る閾値設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部の構成図である。 実施形態に係る装置タイプ選択部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。 実施形態に係る動作範囲設定部について説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態に係る蓄電池システムは、車両、船舶、航空機、家電機器等に用いられる。図1は、実施形態に係る蓄電池システム100の構成図である。蓄電池システム100は、内蔵する電池パック10から負荷装置200に電気エネルギーを供給する。負荷装置200は、モーター、空調装置、照明装置、携帯端末等の電気エネルギーを消費する電気機器である。
図1に示すように、蓄電池システム100は、電池パック10、充電器20、過充電検出部30、過放電検出部40、電圧調整部50、電流センサ60、遮断器70、制御部80を備える。
電池パック10は、複数の電池セルC1〜Cnを直列に接続して構成されている。電池セルC1〜Cnは、リチウムイオン電池、鉛蓄電池等で構成されている。
図2に、電池パック10の放電深度特性を表すグラフを示す。縦軸は、電池パック10の出力電圧である。横軸は、放電深度である。放電深度0Ah時の電池パック10の出力電圧を満充電電圧ということとする。例えば、満充電状態から15Ahの電気エネルギーが放電されると、放電深度は15Ahとなる。図2に示す例では、放電深度15Ah時の電池パック10の出力電圧は、約27.4Vである。
図3に、電池パック10を構成する電池セルC1〜Cnの放電深度特性を表すグラフを示す。製造バラツキや経年劣化等のばらつきにより、電池セルC1〜Cnの放電深度特性は一般には異なった特性になる。電池パック10は、図3に示すように放電深度特性が異なる複数の電池セルを直列に接続して構成されている。
充電器20は、複数の電池セルC1〜Cnそれぞれを個別に充電する。図4は、充電器20の構成図である。充電器20は、電池セルの数と同数の定電流源21、電流センサ22、電圧センサ23を備える。電流センサ22は、直流電流計であり、定電流源21から供給される充電電流を測定する。電流センサ22は、測定したデータを制御部80に供給する。電圧センサ23は、直流電圧計であり、電池セルの電圧を測定する。電圧センサ23は、測定したデータを制御部80に供給する。
図5に、過充電検出部30の構成を示す。過充電検出部30は、複数の電池セルC1〜Cnの何れかが過充電状態になったことを検出すると、充電器20を制御して電池セルC1〜Cnへの充電を停止させる。過充電検出部30は、電池セルC1〜Cnの数に対応する数の過充電検出回路31と1つの充電停止制御回路33を備える。過充電検出回路31は、電池セルC1〜Cnごとに設けられている。過充電検出回路31それぞれには、電池セルの放電深度特性に応じた異なった充電停止電圧V11〜V1nが設定される。電池セルC1の充電停止電圧をV11、電池セルC2の充電停止電圧をV12、以下同様にして電池セルCnの充電停止電圧をV1nとする。過充電検出回路31は、電池セルC1〜Cnの電圧が充電停止電圧V11〜V1n以上になるとローレベルの信号を出力する。過充電検出回路31の何れかがローレベルの信号を出力すると、充電停止制御回路33は、ローレベルの信号を出力し、充電器20を制御して電池セルC1〜Cnへの充電を停止させる。
図6に、過放電検出部40の構成を示す。過放電検出部40は、複数の電池セルC1〜Cnの何れかが過放電状態になったことを検出すると、遮断器70を遮断して負荷装置200への放電を停止させる。過放電検出部40は、電池セルC1〜Cnの数に対応する数の過放電検出回路41と1つの放電停止制御回路43を備える。過放電検出回路41は、電池セルC1〜Cnごとに設けられている。過放電検出回路41それぞれには、電池セルC1〜Cnの放電深度特性に応じて電池セルC1〜Cnごとに異なった放電停止電圧V21〜V2nが設定される。電池セルC1の放電停止電圧をV21、電池セルC2の放電停止電圧をV22、以下同様にして電池セルCnの放電停止電圧をV2nとする。過放電検出回路41は、電池セルC1〜Cnの電圧が放電停止電圧V21〜V2n以下になるとローレベルの信号を出力する。過放電検出回路41の何れかがローレベルの信号を出力すると、放電停止制御回路43は、ローレベルの信号を出力し、遮断器70を遮断して蓄電池システム100と負荷装置200とを切り離す。
図7に電圧調整部50の構成図を示す。電圧調整部50は、複数の電池セルC1〜Cnそれぞれに並列に接続され、電池セルC1〜Cnそれぞれを個別に放電する。電池セルC1に並列に接続された電圧調整部50について説明する。電圧調整部50は、スイッチSW1、抵抗Rcb1、制御用IC1を備える。直列に接続されたスイッチSW1と抵抗Rcb1は、電池セルC1に並行に接続されている。電池セルC1の両端は、抵抗RVC1,RVC2を介して制御用IC1の入力端子VC1およびVC2に接続されている。制御用IC1の入力端子VC1およびVC2の間には、コンデンサCVC1が接続されている。スイッチSW1は、FET等の半導体で構成されている。制御用IC1は、電圧比較機能を有している。
制御用IC1は、端子VC1−VC2間の電圧が充電停止電圧V11まで上昇すると、CB1出力からハイレベルの信号を出力する。制御用IC1のCB1出力がハイレベルの信号を出力すると、スイッチSW1はオン状態となる。スイッチSW1がオン状態になると、電池セルC1に蓄積されている電気エネルギーは抵抗Rcb1を介して放電される。この放電により、電池セルC1の出力電圧は低下する。
電池セルC1は、充電を停止した後も、内部の化学反応により電圧が上昇し、過充電状態に陥る場合がある。電圧調整部50は、電池セルC1の電圧が充電停止電圧V11を超えて上昇すると電池セルC1に蓄積されている電気エネルギーを放電することにより、電池セルC1が過充電状態になることを抑制する。
また、電圧調整部50は、制御部80の制御に基づいて、容量が小さい電池セルの充電を行う際、容量の小さい電池セルの電気エネルギーの一部を放電する。つまり、電圧調整部50は、電池セルへの充電速度を調整する機能を有している。詳細は後述する。
図1に戻り、電流センサ60は、負荷装置200に供給される負荷電流を測定する。電流センサ60は、直流電流計で構成されている。電流センサ60は、測定したデータを制御部80に供給する。
遮断器70は、蓄電池システム100と負荷装置200とを遮断する。遮断器70は、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor-Field effect transistor)やIGBT(Insulated gate bipolar transistor)等の半導体スイッチ、リレーで構成されている。
制御部80は、充電器20を制御して複数の電池セルC1〜Cnそれぞれを充電する。また、制御部80は、電圧調整部50を制御して複数の電池セルC1〜Cnそれぞれの放電を行う。図8に、制御部の構成を示す。制御部80は、関数作成部81、閾値設定部83、駆動部85を備える。
関数作成部81は、複数の電池セルC1〜Cnそれぞれの放電深度特性を表す関数を作成する。放電深度特性を表す関数の作成方法について図9を参照して説明する。電池セルC1〜Cnは、充電器20から電気エネルギーが供給されるにしたがって満充電状態に近づき、電圧が高くなる。また、電池セルC1〜Cnは、負荷装置200に放電するにしたがって電圧が低くなる。関数作成部81は、充電器20から供給される充電電流を電流センサ22から取得し、負荷装置200に供給される放電電流を電流センサ60から取得する。また、関数作成部81は、充放電時の電池セルの出力電圧を電圧センサ23から取得する。関数作成部81は、製造時の放電深度0Ahの電池セルの電圧を基準として、放電深度の変化と出力電圧の変化を図9に示すようにプロットする。関数作成部81は、最小二乗法等により、電池セルC1〜Cnの放電深度を表す関数を求める。経年劣化や環境温度によって放電深度特性は変化する。関数作成部81は、例えば、1週間ごともしくは1か月ごとに放電深度特性を表す関数を更新する。
図8に示すように、閾値設定部83は、放電停止電圧設定部831、充電停止電圧設定部832、動作範囲設定部90を備える。
放電停止電圧設定部831は、電池セルの状態が過放電状態であると検出する放電停止電圧V21〜V2nを過放電検出部40に設定する。図10に、電池セルC1,C2,Cnの放電停止電圧V21、V22,V2nを示す。過放電状態となる電池セルの電圧は、電池セルの容量に関係なくほぼ一定の電圧である。
充電停止電圧設定部832は、電池セルの状態が過充電状態であると検出する充電停止電圧V11〜V1nを過充電検出部30に設定する。例えば、充電停止電圧設定部832は、充電停止電圧として満充電電圧を設定する。図10に、電池セルC1,C2,Cnの充電停止電圧V11、V12,V1nを示す。満充電電圧は、電池セルの容量によって異なる傾向にある。なお、充電停止電圧V11〜V1nとして満充電電圧の例えば95%とか90%の電圧を設定してもよい。
動作範囲設定部90は、電池パック10の定格電圧の範囲と負荷装置200の動作電圧範囲との関係に基づいて、電池セルC1〜Cnの充電開始電圧及び充電終了電圧を設定する。図11に動作範囲設定部90の構成を示す。動作範囲設定部90は、装置タイプ選択部91、充電開始電圧設定部92、充電終了電圧設定部93、調整部94を備える。
装置タイプ選択部91は、電池パック10の定格電圧の範囲と負荷装置200の動作電圧範囲の関係に基づいて負荷装置200の装置タイプを選択する。図12を参照して説明する。電池パック10の定格電圧とは、動作保証期間において、電池パック10が備える複数の電池セルC1〜Cnの何れもが過充電状態もしくは過放電状態とならない電池パック10の出力電圧の範囲である。装置動作電圧範囲とは、負荷装置200が正常に動作可能な電圧範囲である。
装置タイプ選択部91は、電池パック10の定格電圧の範囲と負荷装置200の動作電圧範囲との関係に基づいて、負荷装置200を図12に示す4つのタイプに分類する。装置タイプ選択部91は、動作電圧範囲の上限が電池パック10の定格電圧の範囲の上限よりも低い負荷装置200をタイプ1に分類する。電池セルC1〜Cnを満充電状態まで充電すると、電池パック10の出力電圧が負荷装置200の動作電圧範囲よりも高くなる。したがって、タイプ1に分類された負荷装置200に電気エネルギーを供給する場合、電池セルC1〜Cnは、満充電状態まで充電されることはない。したがって、電池セルC1〜Cnは、過充電状態になるまでのマージンが大きい状態で充放電を繰り返すことになる。
装置タイプ選択部91は、動作電圧範囲の下限が電池パック10の定格電圧の範囲の下限よりも高い負荷装置200をタイプ2に分類する。電池セルC1〜Cnを放電停止電圧V21〜V2nまで放電すると、電池パック10の出力電圧が負荷装置200の動作電圧範囲よりも低くなる。したがって、タイプ2に分類された負荷装置200に電気エネルギーを供給する場合、電池セルC1〜Cnは、過放電状態になるまで放電されることはない。したがって、電池セルC1〜Cnは、過放電状態になるまでのマージンが大きい状態で充放電を繰り返すことになる。
装置タイプ選択部91は、動作電圧範囲と電池パック10の定格電圧の範囲が同じである負荷装置200をタイプ3に分類する。タイプ3に分類された負荷装置200に電気エネルギーを供給する場合、電池セルC1〜Cnは、過充電状態になるまでのマージン及び過放電状態になるまでのマージンがない状態で充放電を繰り返すことになる。
装置タイプ選択部91は、動作電圧範囲の上限が電池パック10の定格電圧の範囲の上限よりも低く、動作電圧範囲の下限が電池パック10の定格電圧の範囲の下限よりも高い負荷装置200をタイプ4に分類する。タイプ4に分類された負荷装置200に電気エネルギーを供給する場合、電池セルC1〜Cnは、過充電状態になるまでのマージン及び過放電状態になるまでのマージンが大きい状態で充放電を繰り返すことになる。
図11に戻り、充電開始電圧設定部92は、装置タイプに応じた電池セルC1〜Cnそれぞれの充電開始電圧V41〜V4nを駆動部85に設定する。充電終了電圧設定部93は、装置タイプに応じた電池セルC1〜Cnそれぞれの充電終了電圧V31〜V3nを駆動部85に設定する。
調整部94は、装置タイプ選択部91が負荷装置200をタイプ1に分類した場合、駆動部85を介して充電器20を制御して容量が小さい電池セルを充電する。調整部94は、装置タイプ選択部91が負荷装置200をタイプ2に分類した場合、駆動部85を介して電圧調整部50を制御して容量が小さい電池セルを放電する。調整部94は、装置タイプ選択部91が負荷装置200をタイプ3に分類した場合、放電時に容量が小さい電池セルの残量が50%以下になった場合、駆動部85を介して充電器20を制御して容量が小さい電池セルを充電し、充電時に容量が小さい電池セルの残量が50%以上になった場合、駆動部85を介して電圧調整部50を制御して容量が小さい電池セルを放電する。詳細は後述する。
駆動部85は、充電器20を制御して、充電開始電圧V41〜V4nまで低下した電池セルC1〜Cnを充電する。また、駆動部85は、充電器20を制御して、充電終了電圧V31〜V3nまで上昇した電池セルC1〜Cnの充電を停止する。また、駆動部85は、調整部94の指示に基づいて充電器20を制御して指定された電池セルC1〜Cnを充電する。また、駆動部85は、調整部94の指示に基づいて電圧調整部50を制御して指定された電池セルC1〜Cnを放電する。
次に、蓄電池システム100の制御方法について、装置タイプごとに説明する。蓄電池システム100は、基準とする容量を有する電池セル(第1の電池セル)よりも容量が小さい電池セル(第2の電池セル)による負荷装置200の動作可能時間と、基準とする容量を有する電池セルによる負荷装置200の動作可能時間と、が同じになるように電池セルC1〜Cnの充放電制御を行う。ここでは、平均的な容量を有する電池セルを基準とする場合について説明する。
図13A、図13B、図15A、図15B、図17A、図17Bにおいて、平均的な容量を有する電池セルの充放電時の電圧の変化を破線で、容量が小さい電池セルの充放電時の電圧の変化を実線で示す。図14、図16において、破線で示す電池セルC2の放電深度特性を平均的な容量を有する電池セルの放電深度特性、実線で示す電池セルCnの放電深度特性を容量が小さい電池セルの放電深度特性、一点鎖線で示す電池セルC1の放電深度特性を容量が大きい電池セルの放電深度特性と仮定する。
(タイプ1)
タイプ1の場合について説明する。図12に示すように、タイプ1の場合、装置動作電圧範囲は、20〜25Vの場合である。図13Aに示すように、放電を開始してから放電停止電圧V2を下回るまでの電池セルCnの時間は、電池セルC2よりも短い。過放電検出部40は、電池セルCnの電圧が放電停止電圧V2を下回ると過放電状態を検出する。したがって、容量が小さい電池セルCnの動作可能時間t1は、平均的な容量を有する電池セルC2の動作可能時間t2よりも短い。
図14を参照して説明する。電池セルC1,C2,Cnが満充電状態から15Ah放電したとする。この時、電池セルC1の残量は10Ah、電池セルC2の残量は7Ah、電池セルCnの残量は4Ahである。この状態で放電を継続した場合、4Ah放電すると電池セルCnが過放電状態となり、遮断器70が遮断されて負荷装置200への放電は停止される。負荷装置200への放電は、電池セルC2にはまだ3Ahの残量があるにもかかわらず停止される。このように、電池セルCnの充電状態を制御しない場合、電池パック10の実行容量は、容量が小さい電池セルCnの容量によって決定されることになる。
図14において、電池セルCnの残量を3Ah増加すれば、電池セルCnと電池セルC2の残量を同じにすることができる。つまり、電池パック10の実行容量を平均的な容量を有する電池セルC2の容量まで増大することができる。
調整部94は、駆動部85を介して充電器20を駆動し、電池セルCnを3Ah充電するように制御する。具体的には、調整部94は、図14に示す電池セルC2とCnの放電深度特性を表す関数に基づいて、電池セルC2のV22における放電深度(22Ah)と電池セルCnのV2nにおける放電深度(19Ah)との差(3Ah)を求める。次に、調整部94は、電池セルCnが電圧が2.3Vの状態で3Ah充電された場合、電池セルCnの電圧が何Vになるかを電池セルCnの放電深度特性を表す関数から求める。図14に示す例では、その電圧は約2.36Vである。調整部94は、充電器20を制御して、電池セルCnの電圧が求めた電圧になるように充電する。その結果、図14に示すように、電池セルCnの電圧はΔV(約0.06V)上昇する。
図13Bに示すように、タイプ1の場合、電池セルC1,C2,Cnの充電終了電圧V3は、充電停止電圧V1より低く設定されている。したがって、電池セルCnの充電終了電圧V3がΔV上昇してもV1>V3+ΔVの関係を維持することができ、電池セルCnが過充電状態になることはない。
(タイプ2)
タイプ2の場合について説明する。図12に示すように、タイプ2の場合、装置動作電圧範囲は、25〜30Vの場合である。図15Aに示すように、充電を開始してから充電停止電圧V1を超えるまでの電池セルCnの時間は、電池セルC2よりも短い。過充電検出部30は、電池セルCnの電圧が充電停止電圧V1を超えると過充電状態を検出する。したがって、容量が小さい電池セルCnの動作可能時間t1は、平均的な容量を有する電池セルC2の動作可能時間t2よりも短い。
図16を参照して説明する。充電開始電圧V4が2.5Vであったとする。電池セルC1,C2,Cnの電圧が2.5Vの状態で充電が開始された場合、満充電状態になるまでに、電池セルC1は11Ah、電池セルC2は6Ah、電池セルCnは2Ahの充電が可能である。この状態で充電を継続した場合、2Ah充電すると電池セルCnが過充電状態となり、過充電検出部30が作動して電池パック10への充電が停止される。満充電状態になる4Ah手前で電池セルC2への充電は停止される。つまり、電池セルC2の実行容量は4Ah分低下したことになる。このように、電池セルCnの充電状態を制御しない場合、電池パック10の実行容量は、容量が小さい電池セルCnの容量によって決定されることになる。
図16において、充電開始時に、電池セルCnの電気エネルギーを4Ah放電すれば、電池セルC2が満充電状態になるまで過充電状態が検出されることはない。つまり、電池パック10の実行容量を平均的な容量を有する電池セルC2の容量まで増大することができる。
調整部94は、駆動部85を介して電圧調整部50を駆動し、電池セルCnの電気エネルギーを4Ah放電する。具体的には、調整部94は、図16に示す電池セルC2とCnの放電深度特性を表す関数に基づいて、電池セルC2の充電開始前の放電深度(6Ah)と電池セルCnの充電開始前の放電深度(2Ah)を求める。次に、調整部94は、電池セルCnの充電可能容量が6Ahとなる電池セルCnの電圧を電池セルCnの放電深度特性を表す関数から求める。図16に示す例では、その電圧は約2.44Vである。調整部94は、図7に示す端子VC1−VC2間の電圧が2.44Vまで上昇すると、CB1出力からハイレベルの信号を出力するように制御用IC1を設定する。CB1出力からハイレベルの信号を出力されるとスイッチSW1がオン状態になり、電池セルCnの電圧は放電により低下する。蓄電池Cnの電圧が2.44Vまで低下すると、CB1から出力される信号レベルはローレベルとなり、スイッチSW1はオフ状態になる。以上の制御により、蓄電池Cnは、電圧が2.44Vまで放電される。その結果、図16に示すように、電池セルCnの電圧は、放電によりΔV(約0.06V)低下する。
図15Bに示すように、タイプ2の場合、電池セルC1,C2,Cnの充電開始電圧V4は、放電停止電圧V2より高く設定されている。したがって、電池セルCnの充電開始電圧V4がΔV低下してもV2<V4−ΔVの関係を維持することができ、電池セルCnが過放電状態になることはない。
(タイプ3)
タイプ3の場合について説明する。図12に示すように、タイプ3の場合、装置動作電圧範囲は、20〜30Vの場合である。タイプ3の場合、充電停止電圧V1と充電終了電圧V3が同じであるので、過充電側のマージンはない。また、放電停止電圧V2と充電開始電圧V4が同じであるので、過放電側のマージンもない。図17Aに示すように、電池セルCnの電圧は、放電時に、電池セルC2の電圧よりも早く低下する。また、充電時には、早く上昇する。過充電検出部30は、電池セルの電圧が充電停止電圧V1を超えると過充電状態を検出する。また、過放電検出部40は、電池セルの電圧が放電停止電圧V2を下回ると過放電状態を検出する。したがって、容量が小さい電池セルCnの動作可能時間t1は、平均的な容量を有する電池セルC2の動作可能時間t2よりも短い。電池セルCnの充電状態を制御しない場合、電池パック10の実行容量は、容量が小さい電池セルCnの容量によって決定されることになる。
調整部94は、図17Bに示すように、放電時に電池セルCnの残量が50%以下になった場合、電池セルCnを充電することにより、電池セルCnと電池セルC2が同時に放電停止電圧V2になるように制御する。つまり、タイプ1と同様の制御を行う。具体的には、調整部94は、駆動部85を介して充電器20を駆動し、電池セルCnの残容量と電池セルC2の残容量が同程度になるように電池セルCnを充電する。その結果、図17Bに示すように、電池セルCnの電圧はΔV上昇する。
また、調整部94は、図17Bに示すように、充電時に電池セルCnの残量が50%以上になった場合、電池セルCnの電気エネルギーを放電することにより、電池セルCnと電池セルC2が同時に充電停止電圧V1になるように制御する。つまり、タイプ2と同様の制御を行う。具体的には、調整部94は、駆動部85を介して電圧調整部50を駆動し、電池セルCnと電池セルC2の充電可能な電気エネルギーが同程度になるように電池セルCnを放電する。その結果、図17Bに示すように、電池セルCnの電圧はΔV低下する。以上の制御により、電池パック10の実行容量を平均的な容量を有する電池セルC2の容量まで増大することができる。
(タイプ4)
タイプ4の場合について説明する。図12に示すように、タイプ4の場合、装置動作電圧範囲は、23〜27Vの場合である。タイプ4の場合、充電停止電圧V1は充電終了電圧V3よりも高い。また、放電停止電圧V2は充電開始電圧V4よりも低い。したがって、過充電側にも過放電側にもマージンがある。調整部94は、容量が小さい電池セルCnについて、充電もしくは放電する制御を行わない。
以上説明したように、実施形態に係る蓄電池システム100は、複数の電池セルC1〜Cnそれぞれの放電深度特性を表す関数を作成する関数作成部81を備える。また、蓄電池システム100は、関数作成部81が作成した複数の電池セルC1〜Cnそれぞれの放電深度特性を表す関数に基づいて、電池セルC1〜Cnそれぞれの充電開始電圧及び充電終了電圧を設定する動作範囲設定部を備える。これにより、蓄電池システム100は、電池パック10を構成する複数の電池セルC1〜Cnの何れかの容量が低下している場合でも電池パック10の実行容量を増大することができる。
また、実施形態に係る蓄電池システム100は、電池パック10の定格電圧の範囲と負荷装置200の動作電圧範囲との関係で分類された装置タイプを選択する装置タイプ選択部91を備える。蓄電池システム100は、装置タイプ及び関数作成部81が作成した電池セルC1〜Cnそれぞれの放電深度特性を表す関数に基づいて、電池セルC1〜Cnの充電を開始する充電開始電圧を設定する。また、蓄電池システム100は、装置タイプ及び関数作成部81が作成した電池セルC1〜Cnそれぞれの放電深度特性を表す関数に基づいて、電池セルC1〜Cnの充電を終了する充電終了電圧を設定する。これにより、蓄電池システム100は、過充電状態及び過放電状態を回避するとともに、電池パック10を構成する複数の電池セルC1〜Cnの何れかの容量が低下している場合でも電池パック10の実行容量を増大することができる。
なお、上記では、平均的な容量を有する電池セルを基準とした場合の容量が小さい電池セルの充放電制御について説明したが、充放電制御を行う電池セルは、最も容量が小さい電池セルに限定されない。上述した充放電制御は、電池セルの容量に応じて行えばよい。
また、上記では、平均的な容量を有する電池セルを基準として容量が小さい電池セルの充放電を制御する場合について説明した。しかし、基準とする電池セルを平均的な容量を有する電池セルに限定する必要はない。例えば、容量が大きめの電池セルを基準としてもよい。
また、上記では、最小二乗法等を使用して放電深度特性を表す関数を作成する説明をしたが、放電深度特性を表す関数の作成方法をこれに限定する必要はない。例えば、充放電に伴う(放電深度、出力電圧)の変化量を示すベクトルを繋ぎ合わせて関数を作成してもよい。また、出荷時の放電深度特性曲線の形状を考慮してもよい。また、関数作成部81を設けず、電池セルC1〜Cnの放電深度特性を表す関数を外部から取得するようにしてもよい。
また、関数作成部81は、放電深度特性を表す関数を周囲の温度ごとに作成するようにしてもよい。例えば、10℃から15℃、15℃から20℃、・・・・のように指定された温度範囲ごとに測定されたデータに基づいて放電深度特性を表す関数を作成するようにしてもよい。そして、蓄電池システム100の動作環境温度と対応する関数を選択し、上述した制御を行うようにしてもよい。
また、上記の説明では、図4を用いて説明したように、電池セルC1〜Cnの数と同じ数の定電流源21を備える場合について説明したが、充電器20の構成はこれに限定されない。たとえば、1個の定電流源、分流回路、バイパス回路、分流回路及びバイパス回路を制御する制御回路等を設け、電池セルC1〜Cnを個別に充電できるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…電池パック
20…充電器
21…定電流源
22…電流センサ
23…電圧センサ
30…過充電検出部
31…過充電検出回路
33…充電停止制御回路
40…過放電検出部
41…過放電検出回路
43…放電停止制御回路
50…電圧調整部
60…電流センサ
70…遮断器
80…制御部
81…関数作成部
83…閾値設定部
831…放電停止電圧設定部
832…充電停止電圧設定部
90…動作範囲設定部
91…装置タイプ選択部
92…充電開始電圧設定部
93…充電終了電圧設定部
94…調整部
100…蓄電池システム
200…負荷装置
C1〜Cn…電池セル

Claims (13)

  1. 直列に接続された複数の電池セルを備える電池パックと、
    複数の前記電池セルそれぞれを個別に充電する充電器と、
    前記充電器を制御して複数の前記電池セルごとに充電を行う制御部と、
    を備える蓄電池システム。
  2. 前記制御部は、
    複数の前記電池セルそれぞれの放電深度特性を表す関数を作成する関数作成部と、
    前記関数に基づいて、前記電池セルそれぞれの充電開始電圧及び充電終了電圧を設定する動作範囲設定部と、
    を備える請求項1に記載の蓄電池システム。
  3. 前記動作範囲設定部は、
    前記電池パックの定格電圧の範囲と前記電池パックから電気エネルギーの供給を受ける負荷装置の動作電圧の範囲との関係で分類された装置タイプを選択する装置タイプ選択部と、
    前記装置タイプ及び前記関数に基づいて、前記電池セルの充電を開始する前記充電開始電圧を設定する充電開始電圧設定部と、
    前記装置タイプ及び前記関数に基づいて、前記電池セルの充電を終了する前記充電終了電圧を設定する充電終了電圧設定部と、
    を備える請求項2に記載の蓄電池システム。
  4. 前記制御部は、前記装置タイプ選択部が、前記負荷装置の動作電圧範囲の上限が前記電池パックの定格電圧の範囲の上限よりも低いと判別した場合、基準とする容量を有する第1の電池セルより容量が小さい第2の電池セルの残量と、前記第1の電池セルの残量と、が同じになるように、前記第2の電池セルを充電する、
    請求項3に記載の蓄電池システム。
  5. 前記制御部は、複数の前記電池セルそれぞれに並列に接続され、前記電池セルそれぞれを個別に放電する電圧調整部を備え、
    前記制御部は、前記装置タイプ選択部が、前記負荷装置の動作電圧範囲の下限が前記電池パックの定格電圧の範囲の下限よりも高いと判別した場合、基準とする容量を有する第1の電池セルより容量が小さい第2の電池セルの満充電状態になるまでの容量と、前記第1の電池セルの満充電状態になるまでの容量と、が同じになるように、前記電圧調整部を制御して前記第2の電池セルを放電する、
    請求項3に記載の蓄電池システム。
  6. 前記制御部は、複数の前記電池セルそれぞれに並列に接続され、前記電池セルそれぞれを個別に放電する電圧調整部を備え、
    前記制御部は、前記装置タイプ選択部が、前記負荷装置の動作電圧範囲と前記電池パックの定格電圧の範囲が同じであると判別した場合、
    放電時に、基準とする容量を有する第1の電池セルより容量が小さい第2の電池セルの残量が50%以下になった場合、前記第2の電池セルの残量と前記第1の電池セルの残量とが同じになるように、前記第2の電池セルを充電し、
    充電時に、前記第2の電池セルの残量が50%以上になった場合、前記第2の電池セルの満充電状態になるまでの容量と前記第1の電池セルの満充電状態になるまでの容量とが同じになるように、前記電圧調整部を制御して前記第2の電池セルを放電する、
    請求項3に記載の蓄電池システム。
  7. 複数の前記電池セルの何れかが過充電状態になったことを検出する過充電検出部を備え、
    前記過充電検出部は、複数の前記電池セルの何れかが過充電状態になったことを検出すると、前記充電器を制御して前記電池セルへの充電を停止させる、
    請求項1から6の何れか一項に記載の蓄電池システム。
  8. 前記電池パックと前記電池パックから電気エネルギーの供給を受ける負荷装置とを遮断する遮断器と、
    複数の前記電池セルの何れかが過放電状態になったことを検出する過放電検出部を備え、
    前記過放電検出部は、複数の前記電池セルの何れかが過放電状態になったことを検出すると、前記遮断器を制御して、前記電池パックと前記負荷装置とを遮断する、
    請求項1から7の何れか一項に記載の蓄電池システム。
  9. 電池パックを構成する複数の電池セルそれぞれの放電深度特性を表す関数を作成する関数作成工程と、
    電池パックの定格電圧の範囲と負荷装置の動作電圧範囲の関係で分類された装置タイプを選択する装置タイプ選択工程と、
    前記装置タイプに基づいて前記電池セルそれぞれの充電開始電圧および充電終了電圧を設定する設定工程と、
    設定された前記充電開始電圧および前記充電終了電圧に基づいて前記電池セルへの充電を制御する制御工程と、
    を含む蓄電池システムの制御方法。
  10. 前記制御工程では、前記電池パックを構成する複数の前記電池セルそれぞれの容量に応じて、前記電池セルそれぞれの充放電制御を行う、
    請求項9に記載の蓄電池システムの制御方法。
  11. 前記負荷装置の動作電圧範囲の上限が前記電池パックの定格電圧の範囲の上限よりも低い場合、前記制御工程において、基準とする容量を有する第1の電池セルより容量が小さい第2の電池セルの残量と前記第1の電池セルの残量とが同じになるように、前記第2の電池セルを充電する、
    請求項10に記載の蓄電池システムの制御方法。
  12. 前記負荷装置の動作電圧範囲の下限が前記電池パックの定格電圧の範囲の下限よりも高い場合、前記制御工程において、基準とする容量を有する第1の電池セルより容量が小さい第2の電池セルの満充電状態になるまでの容量と前記第1の電池セルの満充電状態になるまでの容量とが同じになるように、前記第2の電池セルを放電する、
    請求項10に記載の蓄電池システムの制御方法。
  13. 前記負荷装置の動作電圧範囲と前記電池パックの定格電圧の範囲が同じである場合、
    前記制御工程において、
    放電時に、基準とする容量を有する第1の電池セルより容量が小さい第2の電池セルの残量が50%以下になった場合、前記第2の電池セルの残量と前記第1の電池セルの残量とが同じになるように、前記第2の電池セルを充電し、
    充電時に、前記第2の電池セルの残量が50%以上になった場合、前記第2の電池セルの満充電状態になるまでの容量と前記第1の電池セルの満充電状態になるまでの容量とが同じになるように、前記第2の電池セルを放電する、
    請求項10に記載の蓄電池システムの制御方法。
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