JP2019157415A - センサモジュール、センサシステム、機器制御システム及び機器制御方法 - Google Patents

センサモジュール、センサシステム、機器制御システム及び機器制御方法 Download PDF

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幸嗣 小畑
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勝 笹子
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秀幸 新井
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Tetsuya Kato
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俊明 尾関
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Abstract

【課題】ドアノブに設けられたセンサを、外部及び電池からの電力の供給がなくても動作させることができるセンサモジュールを提供する。【解決手段】センサモジュール1は、ドアノブ4と、変形されることで電力を生成する圧電部11と、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させる伝達部と、ドアノブ4に設けられ、圧電部11が生成する電力で動作するセンサ12とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、センサモジュール、センサシステム、機器制御システム及び機器制御方法に関し、より詳しくは、ドアノブ及びセンサを備えるセンサモジュール、このセンサモジュールを備えるセンサシステム、このセンサシステムを備える機器制御システム、並びにドアノブ及びセンサを利用した機器制御方法に関する。
従来、ドアノブを握るヒトの生体情報を検出してヒトの認証を行うシステムが提供されている。例えば特許文献1には、心音・呼吸検出センサを、建物のドアノブに配設して構成した個人認証システムが開示されている。この個人認証システムは、ヒトがドアノブを握持し、本人(心音波形及び/又は呼吸波形パターンが登録されている者)であることが認証された場合にのみ、ドアノブを開錠方向に可動可能等とする。
特許第4257538号公報
ドアノブが設けられているドアは可動する部材であることから、ドアノブに設けられたセンサに外部から電力を供給するのは難しい。また、ドア、ドアノブ等にセンサへ電力を供給する電池を設けると、電池の取り替えの手間が生じる。
本発明の課題は、ドアノブに設けられたセンサを、外部及び電池からの電力の供給がなくても動作させることができるセンサモジュール、このセンサモジュールを備えるセンサシステム、このセンサシステムを備える機器制御システム、並びに外部及び電池からの電力の供給がなくてもドアノブに設けられたセンサを利用して機器を制御できる機器制御方法を提供することである。
本発明の一態様に係るセンサモジュールは、ドアノブと、変形されることで電力を生成する圧電部と、前記ドアノブの動きに連動して前記圧電部を変形させる伝達部と、前記ドアノブに設けられ、前記圧電部が生成する電力で動作するセンサとを備える。
本発明の一態様に係るセンサシステムは、前記センサモジュールと、コントローラとを備え、前記コントローラは、前記検出信号を受信する受信デバイスと、前記検出信号に基づいて制御信号を生成する制御部とを備える。
本発明の一態様に係る機器制御方法は、ドアノブの動きに連動して圧電部を変形させることで、圧電部に電力を生成させ、前記圧電部が生成した電力でセンサを動作させ、前記センサによる検出結果に基づいて、機器を動作させる。
本発明の一態様によれば、ドアノブに設けられたセンサを、外部及び電池からの電力の供給がなくても動作させることができるセンサモジュール、このセンサモジュールを備えるセンサシステム、このセンサシステムを備える機器制御システム、並びに外部及び電池からの電力の供給がなくてもドアノブに設けられたセンサを利用して機器を制御できる機器制御方法を、提供できる。
図1は、本発明の一実施形態における、センサモジュール、センサシステム及び機器制御システムのブロック図である。 図2は、同上の実施形態における、ドアノブ及びセンサの一例を示す概略図である。 図3Aは、同上の実施形態における、ドアノブ、圧電部及び伝達部の一例を示す概略図であり、図3Bは、図3Aにおける伝達部の他の例を示す概略図である。 図4は、同上の実施形態における、ドアノブ及びセンサの一例を示す概略図である。 図5は、同上の実施形態における、ドアノブ及びセンサの一例を示す概略図である。
以下に、本発明の一実施形態に係るセンサモジュール1、センサシステム10、機器制御システム100及び機器制御方法について説明する。
図1に、本実施形態に係るセンサモジュール1、センサシステム10、及び機器制御システム100の例のブロック図を示す。
まず、本実施形態に係るセンサモジュール1の概要について説明する。
センサモジュール1は、ドアノブ4と、変形されることで電力を生成する圧電部11と、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させる伝達部6(図3A及び図3B参照)と、ドアノブ4に設けられ、圧電部11が生成する電力で動作するセンサ12とを備える。すなわち、圧電部11は、センサ12を動作させるための電力をセンサ12へ供給する。
ヒトがドアノブ4を操作することでドアノブ4が動くと、伝達部6はドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させることができる。圧電部11は、変形させられることで、電力を生成できる。センサ12は、圧電部11が生成した電力で動作し、その機能に応じた信号(以下、出力信号ともいう)を出力できる。このため、センサ12を動作させるための電力が、外部からセンサモジュール1へ供給される必要はない。センサモジュール1が、センサ12へ電力を供給する圧電部11以外の電源を備える必要もない。
したがって、本実施形態におけるセンサモジュール1は、ドアノブ4に設けられたセンサ12を、外部及び電池からの電力の供給がなくても動作させることができる。さらに、センサモジュール1は、センサ12の出力信号に基づく種々の事象の把握に利用されうる。
圧電部11は、例えばドア5の内部に設けられる。圧電部11は、圧電性材料を有する圧電素子を備えることが好ましい。この場合、圧電部11は、圧電素子が変形することで生じる電力を供給できる。圧電性材料は、L体ポリ乳酸、D体ポリ乳酸、ポリフッ化ビニリデンといった圧電高分子材料でもよく、チタン酸バリウム、チタン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸ジルコン酸ランタン鉛といった圧電セラミックであってもよい。
センサ12は、例えばドアノブ4を動かしたヒトの生体情報を検出する。ヒトの生体情報とは、ヒトの存在に起因する事象の情報をいう。生体情報の例は、ヒトの身体的特徴の情報、及びヒトのバイタルサインの情報を含む。身体的特徴の情報の例は、ヒトの指紋、掌紋、静脈パターン、及び手の大きさを含む。バイタルサインの情報の例は、ヒトの体温及び脈拍を含む。
センサ12が生体情報を検出する場合、センサ12は、検出する生体情報に応じた公知のセンサ12であればよい。センサ12は、特にドアノブ4に触れたヒトの手から生体情報を検出することが好ましい。この場合のセンサ12の例は、手から指紋を検出する指紋センサ、手から掌紋を検出する掌紋センサ、手から静脈パターンを検出する光学センサと近赤外線LEDとを組み合わせた静脈センサ、手から体温を検出する温度センサ、手から脈拍を検出する振動センサ又は脈波センサ、並びに手の大きさを検出する圧力センサを含む。センサモジュール1は、互いに異なる生体情報を検出する複数種のセンサ12を備えてもよい。
センサモジュール1は、センサ12による検出結果の信号である検出信号を発信する通信デバイス14を更に備えてもよい。通信デバイス14は、例えばドア5の内部に設けられる。センサモジュール1が通信デバイス14を備えると、センサモジュール1は検出信号を外部へ発信できる。このため例えばユーザが検出信号を適宜の受信機で受信してその内容を確認したり、検出信号を後述するように機器3の制御のために利用したりできる。検出信号がメモリ、ストレージ等に送られて、利用されるまで記憶されてもよい。
通信デバイス14は、検出信号を無線で発信してもよく、有線で発信してもよい。通信デバイス14が検出信号を無線で発信する場合は通信デバイス14は例えば無線送信機である。通信デバイス14が検出信号を有線で発信する場合は通信デバイス14は例えば信号線が接続されるインターフェイスである。特に通信デバイス14が検出信号を無線で発信する場合には、センサモジュール1に通信用の信号線を接続する必要がない。このため、可動する部材であるドア5にセンサモジュール1を容易に設けることができる。
通信デバイス14は、圧電部11が生成する電力で動作することが好ましい。すなわち、圧電部11は、通信デバイス14を動作させるための電力を通信デバイス14へ供給することが好ましい。この場合、通信デバイス14を動作させるための電力が、外部からセンサモジュール1へ供給される必要はなく、センサモジュール1が、通信デバイス14へ電力を供給する圧電部11以外の電源を備える必要もない。
センサモジュール1は、センサ12が出力した信号である出力信号から検出信号を生成する信号生成部13を更に備えてもよい。この場合、通信デバイス14は、センサ12の出力信号そのものではなく、出力信号から導かれる情報を検出信号として発信することができる。センサモジュール1が信号生成部13を備えると、信号生成部13は、検出信号として、取り扱いやすい信号を生成できる。すなわち、検出信号を利用されやすくできる。
信号生成部13は、例えば1以上のプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータにて構成されている。言い換えれば、信号生成部13は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムにて実現されており、1以上のプロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが信号生成部13として機能する。プログラムは、ここでは信号生成部13のメモリにあらかじめ記録されているが、インターネット等の通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムを介して、プログラムをロードし、コンピュータシステムに信号生成部13としての機能を実現させるプログラム命令を実行するコンピュータプログラムプロダクトが用いられてもよい。信号生成部13は、マイクロコンピュータに限られず、例えばASIC(特定用途向け集積回路)といった、論理回路を含む集積回路でもよい。
なお、センサモジュール1が信号生成部13を備えず、かつ通信デバイス14が出力信号そのものを検出信号として発信してもよい。
信号生成部13は、圧電部11が生成する電力で動作することが好ましい。すなわち、圧電部11は、信号生成部13を動作させるための電力を信号生成部13へ供給することが好ましい。この場合、信号生成部13を動作させるための電力を外部からセンサモジュール1へ供給する必要がなく、信号生成部13へ電力を供給する電源をセンサモジュール1が圧電部11以外に備える必要もない。
次に、本実施形態に係るセンサシステム10の概要について説明する。
センサシステム10は、上記で説明したセンサモジュール1と、コントローラ2とを備える。コントローラ2は、検出信号を受信する受信デバイス21と、検出信号に基づいて制御信号を生成する制御部22とを備える。
受信デバイス21は、センサモジュール1の通信デバイス14が発信した検出信号を受信する。通信デバイス14が無線で検出信号を発信する場合には、受信デバイス21は例えばアンテナであり、通信デバイス14が有線で検出信号を発信する場合には、受信デバイス21は例えば信号線が接続されるインターフェイスである。受信デバイス21は、受信した検出信号を制御部22へ送る。なお、受信デバイス21は、通信デバイス14が発信した検出信号を直接受信してもよく、インターネット等の通信回線を介在させて受信してもよい。
制御部22は、例えば1以上のプロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータにて構成されている。言い換えれば、制御部22は、1以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムにて実現されており、1以上のプロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御部22として機能する。プログラムは、ここでは制御部22のメモリにあらかじめ記録されているが、インターネット等の通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムを介して、プログラムをロードし、コンピュータシステムに制御部22としての機能を実現させるプログラム命令を実行するコンピュータプログラムプロダクトが用いられてもよい。制御部22は、マイクロコンピュータに限られず、例えばASIC(特定用途向け集積回路)といった、論理回路を含む集積回路でもよい。
制御部22は、検出信号から導かれる情報を、制御信号として生成できる。制御信号は、例えば機器3を動作させるための指令を含む。このため、制御部22は、制御信号を機器3へ送ることで、例えば検出信号が特定の条件を満たす場合に機器3に特定の動作をさせ、又は機器3に検出信号に応じた動作をさせることができる。
センサシステム10は、複数個のセンサモジュール1を備えてもよい。この場合、センサシステム10は、一つのコントローラ2を備え、複数個のセンサモジュール1の各々が発信した検出信号を、コントローラ2の受信デバイス21が受信してもよい。すなわち、コントローラ2は、複数個のセンサモジュール1でそれぞれ取得された検出結果に基づいて、制御信号を生成してもよい。なお、センサシステム10が複数個のコントローラ2を備えてもよい。
次に、本実施形態に係る機器制御システム100の概要について説明する。
機器制御システム100は、上記で説明したセンサシステム10と、制御信号に基づいて動作する機器3とを備える。
機器3は、例えば錠前、家電機器及び情報端末からなる群から選択される少なくとも一種を含む。情報端末の例は、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、ノートパソコンといった携帯情報端末、及びデスクトップパソコン、ワークステーションといった設置型情報端末を含む。家電機器の例は、テレビ、空調機器、オーディオ機器、調理機器及び照明機器を含む。機器3は、これら以外の適宜の種類の機器でもよい。
センサシステム10中のコントローラ2と機器3とは、異なる装置であってよい。そうではなく、一つの装置が機器3とコントローラ2とを備えてもよく、機器3内にコントローラ2が設けられていてもよい。
コントローラ2と機器3とが異なる装置である場合、センサシステム10は制御信号を発信する発信デバイス23を備え、機器3は制御信号を受信する受信デバイス31と、受信デバイス31が受信した制御信号によって動作する動作部32とを備えることが好ましい。コントローラ2において、発信デバイス23へは、制御部22から制御信号が送られる。発信デバイス23は、この制御信号を無線で発信してもよく、有線で発信してもよい。発信デバイス23が検出信号を無線で発信する場合は、機器3における発信デバイス23は例えば無線送信機である。発信デバイス23が制御信号を有線で発信する場合は発信デバイス23は例えば信号線が接続されるインターフェイスである。受信デバイス31は、発信デバイス23が発信した制御信号を受信する。発信デバイス23が無線で制御信号を発信する場合には、受信デバイス31は例えばアンテナであり、発信デバイス23が有線で(すなわち信号線を通じて)制御信号を発信する場合には、受信デバイス31は例えば信号線が接続されるインターフェイスである。受信デバイス31は、受信した制御信号を動作部32へ送る。
なお、一つの装置が機器3とコントローラ2とを備える場合、機器3内にコントローラ2が設けられている場合などでは、コントローラ2と機器3とは、それぞれ発信デバイス23及び受信デバイス31を備えなくてもよい。この場合、制御部22から動作部32へ、発信デバイス23及び受信デバイス31を経ることなく制御信号が送られてよい。
機器3が錠前である場合、動作部32は、例えば解錠及び施錠の動作を行うアクチュエータである。機器3がオーディオ機器である場合、動作部32は、例えば音声データを再生するプレーヤーである。機器3が照明機器である場合、動作部32は、例えば光源への電力の供給を制御する電源回路である。機器3が情報端末である場合、動作部32は例えば表示装置である。これら以外に動作部32は、機器3の種類に応じた適宜の構成を有することができる。
機器制御システム100は複数種の機器3を備え、制御部22は、各機器3のための制御信号を生成してもよい。
上記で説明した機器制御システム100を用いると、本実施形態に係る機器制御方法を実現できる。機器制御方法は、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させることで、圧電部11に電力を生成させ、圧電部11が生成した電力でセンサ12を動作させ、センサ12による検出結果に基づいて、機器3を動作させる。
より具体的な例については後に詳述するが、機器制御システム100及び機器制御方法では、例えばセンサ12に、ドアノブ4を動かすヒトの生体情報を検出させ、生体情報が特定の条件を満たす場合に機器3を動作させ、又は機器3に生体情報に応じた動作をさせることができる。すなわち、ヒトがドア5を開けるためにドアノブ4を動かした場合に、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させることで、圧電部11に電力を生成させ、圧電部11が生成した電力でセンサ12を動作させ、センサ12に、ドアノブ4を動かすヒトの生体情報を検出させることができる。さらに、この生体情報が特定の条件を満たす場合に機器3を動作させ、又は機器3に生体情報に応じた動作をさせることができる。この場合、例えば生体情報に基づいてヒトの個人認証を行ってその結果に応じた動作を機器3にさせることができる。また、生体情報に基づいてヒトの健康管理を機器3にさせることもできる。
以下に、本実施形態に係るセンサモジュール1、センサシステム10、機器制御システム100及び機器制御方法についての、具体的な実施例を説明する。なお、本実施形態は、下記の実施例のみには制限されない。例えば各実施例に係るセンサモジュール1、センサシステム10及び機器制御システム100は、上記の概要に示したいかなる要素も、独立的に選択して備えることができる。
(1)実施例1
実施例1は、ヒトの個人認証を行うセンサシステム10、及びヒトの個人認証を行った結果に基づいて機器3の動作を制御する機器制御システム100である。すなわち、実施例1では、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させることで、圧電部11に電力を生成させることができる。さらに、圧電部11が生成した電力でセンサ12を動作させ、センサ12に、ドアノブ4を動かすヒトの生体情報を検出させ、ヒトの個人認証を行うことができる。さらに、家電機器に、個人認証の結果に応じた動作をさせることができる。
図2に、実施例1のセンサモジュール1におけるドアノブ4の一例を示す。このドアノブ4はレバー型である。なお、ドアノブ4は、レバー型、玉型、プッシュプル型などのいかなるタイプでもよい。実施例1におけるドアノブ4は、ドア5に対して回転可能な回転軸部分42と、回転軸部分42から延びるハンドル43とを備える。さらに、ドアノブ4は、ドア5の内部に配置され、回転軸部分42の回転に連動して回転するリール41を備える。
実施例1のセンサモジュール1におけるセンサ12は、ドアノブ4の表面に設けられている。図2に示す例では、センサ12は、ドアノブ4における、回転軸部分42の表面に設けられている。センサ12は、個人認証に利用できる生体情報を検出できるのであれば、いかなる種類でもよい。例えばセンサ12は指紋センサであるが、静脈センサ等であってもよい。この場合、生体情報に基づいて、ヒトが特定の人物であるか否かを認証できる。ドアノブ4に二種以上のセンサ12が設けられていてもよい。ドアノブ4におけるセンサ12の位置は、センサ12の種類に応じ、生体情報を容易に検出できるような適宜の位置であればよい。
圧電部11、伝達部6及び信号生成部13は、例えばドア5の内部に設けられている。図3Aに、ドアノブ4、圧電部11及び伝達部6の概略の構成の一例を示す。図3Aでは、ドア5内に固定されている圧電部11と、ドアノブ4との間に、伝達部6が介在している。圧電部11の構成は既に説明したとおりである。
図3Aでは、伝達部6は、紐などの索条であり、索条の一方の端部がドアノブ4のリール41に、もう一方の端部が圧電部11にそれぞれ固定されている。索条とリール41とは、リール41が回転すると索条の一部がリール41に巻き取られるように構成されている。このため、ドアノブ4が動かされると、すなわち回転軸部分42が回転すると、それに応じてリール41が回転し、索条がリール41に巻き取られることで、索条が圧電部11を引っ張ることができる。圧電部11は、索条に引っ張られることで変形し、それにより、電力を発生させることができる。圧電部11は、発生させた電力をセンサ12に供給することで、センサ12を動作させることができる。
伝達部6の構成は上記の説明に限られない。伝達部6は、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させうるのであれば、いかなる構成を有していてもよい。例えば、図3Bに示すように、伝達部6は、第一索条61と、第二索条62と、伝達機構63とを備えてもよい。この場合、第一索条61の一方の端部はリール41に、もう一方の端部は伝達機構63にそれぞれ固定されている。第一索条61とリール41とは、ドアノブ4が動かされると第一索条61の一部がリール41に巻き取られるように構成されている。第二索条62の一方の端部は伝達機構63に、もう一方の端部は圧電部11にそれぞれ固定されている。伝達機構63は、第一索条61が引っ張られると、第一索条61の変位量とは異なる変位量で第二索条62を引っ張るように動作する。伝達機構63は、適宜の機械要素の組み合わせで構成されうる。具体的には、伝達機構63は、例えば複数の歯車からなる歯車機構を有することができる。この場合、伝達機構63は、ドアノブ4が動かされた場合の圧電部11の変形の程度を、圧電部11の構成に適するように調整できる。例えば伝達機構63は、第一索条61の変位量よりも小さい変位量で第二索条62を引っ張るように動作する。この場合、圧電部11が破損しにくくなるように圧電部11の変形の程度を調整できる。伝達機構63は、第一索条61の変位量よりも大きい変位量で第二索条62を引っ張るように動作してもよい。この場合、例えば圧電部11を第一索条61の変位量よりも大きく変形させることで、圧電部11の生成する電力量を大きくすることができる。
実施例1におけるセンサモジュール1における通信デバイス14は、検出信号を無線で発信するように構成される。通信デバイス14は、例えばドア5の内部に設けられる。
実施例1におけるコントローラ2は、例えばセンサモジュール1及び機器3の各々と無線で直接接続され又はインターネットなどの通信回線を介して接続されたホストコンピュータである。なお、コントローラ2は、センサモジュール1と無線で直接接続され又はインターネットなどの通信回線を介して接続され、かつ機器3内に設けられていてもよい。
実施例1における機器3は、家電機器であり、より具体的には例えばオーディオ機器である。機器3は、例えばドア5が設けられている部屋のなかに配置されている。
実施例1のセンサシステム10及び機器制御システム100の動作を説明する。
ヒトがセンサモジュール1のドアノブ4を手で握って操作すると、ドアノブ4の動きに連動して伝達部6が圧電部11を変形させる。圧電部11は変形することで電力を発生し、更に電力をセンサ12、及び通信デバイス14へ供給する。センサ12は、電力の供給を受けて動作すると、ヒトの手から指紋等の生体情報を検出して出力信号を出力し、通信デバイス14へ送る。通信デバイス14は、電力の供給を受けて動作すると、出力信号を、検出信号として、発信する。
コントローラ2においては、通信デバイス14が発信した検出信号を、受信デバイス21が受信して、制御部22へ送る。制御部22は、一以上の人物と、人物の生体情報とを、関連付けて記憶している。制御部22は、検出信号と、自身が記憶している生体情報とのマッチングを行う。その結果に基づき、制御部22は、ドアノブ4を動かしたヒトが、制御部22に記憶されている人物であるか否かを判断する。ドアノブ4を動かしたヒトが、制御部22に記憶されている人物であり、かつ制御部22に二以上の人物が記憶されている場合は、制御部はドアノブ4を動かしたヒトがいずれの人物かを更に判断してもよい。
このように、コントローラ2は、生体情報に基づいて個人認証を行うことができる。特にドアノブ4に二種以上のセンサ12が設けられている場合、個人認証の精度を高めることができる。例えばドアノブ4の回転軸部分42に指紋センサが設けられ、かつドアノブ4のハンドル43の表面に温度センサ、振動センサ等が設けられている場合は、コントローラ2は、ドアノブ4に指紋センサのみが設けられている場合に比較して、個人認証精度を高めることができる。
制御部22が制御信号を生成するに当たっては、例えば制御部22は、ドアノブ4を動かしたヒトが制御部22に記憶されている人物である場合にはその人物に応じた制御信号を生成し、制御部22に記憶されていない人物である場合には制御信号を生成しない。
機器3である家電機器においては、受信デバイス31が制御信号を受信して動作部32へ送る。動作部32は、制御信号に応じた動作をする。
例えば機器3がオーディオ機器である場合、動作部32は例えば音声データのプレーヤーであり、この場合、動作部32は、例えば制御信号に応じた音声データを再生するように動作する。この場合、例えばオーディオ機器に、ドアノブ4を動かした人物の嗜好に合う楽曲の音声データを再生させて、その人物にとって居心地の良い環境を実現できる。
なお、機器3が空調機器である場合に、機器3に、室温が制御信号に応じた温度になるように動作させてもよい。機器3が照明機器である場合に、機器3に、室内の明るさが制御信号に応じた明るさになるように動作させてもよい。これら以外に、適宜の機器3に、制御信号に応じた動作をさせることで、ドアノブ4を動かした人物にとって居心地の良い環境を実現できる。
機器制御システム100が複数種の機器3を備え、複数種の機器3の各々に、制御信号に応じた動作をさせることで、複数種の機器3を同時に動作させてもよい。この場合、例えば複数種の機器3に、ドアノブ4を動かした人物に応じた動作をさせることで、この人物にとって居心地の良い環境を実現できる。
上記の説明では、実施例1におけるセンサモジュール1は信号生成部13を備えないが、センサモジュール1が信号生成部13を備えてもよい。この場合、信号生成部13は、センサ12から送られた出力信号から導かれる信号を、検出信号として生成して、通信デバイス14へ送ることができる。例えば、信号生成部13は、出力信号を、通信デバイス14が発信しやすい形式に変換するなどして、検出信号を生成できる。
(2)実施例2
実施例2は、ヒトの健康又は体調に関連する生体情報を特定するセンサシステム10、及びヒトの生体情報に応じて機器3の動作を制御する機器制御システム100である。すなわち、実施例2では、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させることで、圧電部11に電力を生成させ、圧電部11が生成した電力でセンサ12を動作させ、センサ12に、ドアノブ4を動かすヒトの健康又は体調に関連する生体情報を検出させることができる。さらに、機器に、生体情報に応じた動作をさせることができる。
ヒトの健康又は体調に関連する生体情報の例は、ヒトのバイタルサインの情報を含む。
実施例2におけるセンサモジュール1は、センサ12の構成を除き、実施例1の場合と同じでよい。
実施例2では、図4に示すように、ドアノブ4のハンドル43の表面に、センサ12が設けられる。センサ12の種類は、実施例2で検出すべき生体情報に応じて選択される。例えば生体情報が体温である場合には温度センサが、生体情報が脈拍である場合には振動センサ又は脈波センサが、選択されうる。センサモジュール1は、互いに異なる生体情報を検出する複数種のセンサ12を備えてもよい。ドアノブ4におけるセンサ12の位置は、図4に示す例に限られず、ドアノブ4を握ったヒトの生体情報を検出可能な位置であればよい。
実施例2における機器3は、例えば情報端末である。
実施例2におけるコントローラ2は、例えばセンサモジュール1及び機器3の各々と無線で直接接続され又はインターネットなどの通信回線を介して接続されたホストコンピュータである。なお、コントローラ2は、センサモジュール1と無線で直接接続され、又はインターネットなどの通信回線を介して接続され、かつ機器3内に設けられていてもよい。
実施例2のセンサシステム10及び機器制御システム100の動作を説明する。
ヒトがセンサモジュール1のドアノブ4を手で握って操作すると、ドアノブ4の動きに連動して伝達部6が圧電部11を変形させる。圧電部11は変形することで電力を発生し、更に電力をセンサ12、及び通信デバイス14へ供給する。センサ12は、電力の供給を受けて動作すると、ヒトの手から生体情報を検出して出力信号を出力し、通信デバイス14へ送る。通信デバイス14は、電力の供給を受けて動作すると、出力信号を、検出信号として、発信する。
コントローラ2においては、通信デバイス14が発信した検出信号を、受信デバイス21が受信して、制御部22へ送る。制御部22は、検出信号に基づいて、ヒトの生体情報を特定する。例えばセンサ12が温度センサであり、検出信号に含まれる情報が温度センサで検出された温度の情報である場合に、制御部22は、検出信号に含まれる温度の情報に基づき、ヒトの体温を特定する。また、例えばセンサ12が振動センサであり、生体情報に関する情報が振動センサで検出された振動の情報である場合に、制御部22は、検出信号に含まれる振動の情報に基づき、ヒトの脈拍を特定する。
なお、上記の説明では、実施例2におけるセンサモジュール1は信号生成部13を備えなくてもよいが、センサモジュール1が信号生成部13を備えてもよい。センサモジュール1が信号生成部13を備える場合、例えば信号生成部13は、出力信号に基づき、生体情報そのものを特定して、生体情報そのものの情報を含む検出信号を生成してもよい。例えばセンサ12が温度センサである場合に、信号生成部13は、出力信号に基づき、ヒトの体温を特定してその情報を含む検出信号を生成してもよい。また、センサ12が振動センサである場合に、信号生成部13は、出力信号に基づき、ヒトの脈拍を特定してその情報を含む検出信号を生成してもよい。検出信号がこのような生体情報に関する情報を含む場合には、制御部22は、ヒトの生体情報を、検出信号から直接的に特定できる。
制御部22は、更にヒトの生体情報に基づき、ヒトの健康及び体調管理に関する情報(以下、管理情報という)を生成してもよい。例えば、ヒトの体温、脈拍等が、制御部22が記憶する範囲から外れる場合に、健康又は体調にとって問題があると判定して、その結果を、管理情報として生成してもよい。また、制御部22は、同一のヒトの生体情報を繰り返し蓄積した結果の情報を、管理情報として生成してもよい。また、制御部22は、生体情報が蓄積した情報と比べて急激に変化した場合に、この急激に変化した事実の情報を管理情報として生成してもよい。
制御部22は、特定した生体情報又は管理情報に応じた制御信号を生成し、発信デバイス23へ送る。発信デバイス23は、制御信号を発信する。
機器3である情報端末においては、受信デバイス31が制御信号を受信して動作部32へ送る。動作部32は、制御信号に応じた情報を報知するように動作する。動作部32がディスプレイを含む場合、例えばディスプレイは、生体情報又は管理情報を表示する。動作部32がスピーカを含む場合、例えばスピーカは、生体情報又は管理情報に応じた音声を発する。
センサシステム10及び機器制御システム100が上記のとおり動作すると、機器制御システム100は、ヒトの健康又は体調を管理するシステムを構成できる。
実施例2では、ドアノブ4の動きによって圧電部11に電力を生成させ、センサ12に、ヒトの生体情報を検出させ、生体情報が特定の条件を満たす場合に機器3を動作させ、又は機器3に生体情報に応じた動作をさせる機器制御方法を、実現できる。例えば、ヒトがドアノブ4を操作するたびに生体情報又は管理情報を取得して、携帯情報端末等を通じてヒトに報知することで、ヒトに健康及び体調の管理を促すことができる。
特にドアノブ4に二種以上のセンサ12が設けられている場合、実施例2では、複数種の生体情報に基づいて、ヒトに詳細に健康及び体調の管理を促すことができる。例えばドアノブ4に温度センサと、振動センサ又は脈波センサとが設けられている場合には、実施例2では、体温及び脈拍の検出結果に基づいて、ヒトに詳細に健康及び体調の管理を促すことができる。
(3)実施例3
実施例3は、実施例1と同様、ヒトの個人認証を行うセンサシステム10、及びヒトの個人認証を行った結果に基づいて機器3の動作を制御する機器制御システム100である。実施例3では、機器は錠前である。すなわち、実施例3では、ドアノブ4の動きに連動して圧電部11を変形させることで、圧電部11に電力を生成させることができる。さらに、圧電部11が生成した電力でセンサ12を動作させ、センサ12に、ドアノブ4を動かすヒトの生体情報を検出させ、ヒトの個人認証を行うことができる。さらに、錠前に、個人認証の結果に応じた動作をさせることができる。
実施例3のセンサモジュール1におけるドアノブ4の構成は、実施例1と同じでよい。すなわち、ドアノブ4におけるセンサ12は、個人認証に利用できる生体情報を検出できるのであれば、いかなる種類でもよい。例えばセンサ12は指紋センサであるが、静脈センサ等であってもよい。この場合、生体情報に基づいて、ヒトが特定の人物であるか否かを認証できる。実施例1の場合と同様、特にドアノブ4に二種以上のセンサ12が設けられている場合、個人認証の精度を高めることができる。
実施例3において、生体情報は手の大きさであってもよい。その場合、個人認証に当たっては、手の大きさに基づいて、例えばヒトが大人であるか否かを認証できる。手の大きさを検出するセンサ12は、例えば図5に示すように複数個の圧力センサ121で構成される。この複数個の圧力センサ121は、ドアノブ4のハンドル43の表面上に並んで設けられている。この場合、ドアノブ4のハンドル43を握ったヒトの手からかけられる圧力を検知した圧力センサ121の個数を、手の大きさの情報として得ることができる。
上記のセンサ12の構成を除き、センサモジュール1は、実施例1の場合と同じ構成を有することができる。
実施例3におけるコントローラ2は、例えばセンサモジュール1及び機器3の各々と無線で直接接続され又はインターネットなどの通信回線を介して接続されたホストコンピュータである。なお、コントローラ2は、センサモジュール1と無線で直接接続され又はインターネットなどの通信回線を介して接続され、かつ機器3内に設けられていてもよい。
実施例3における機器3は、ドアノブ4を備えるドア5の施錠及び解錠を行う錠前である。また、機器である錠前の動作部32は、例えば錠前におけるデッドボルトを動かすアクチュエータである。錠前はドア5に設けられていてもよい。この場合、動作部32は、圧電部11が生成した電力で動作してもよい。すなわち、圧電部11は、動作部32へ電力を供給してもよい。なお、錠前はドア枠に設けられていてもよく、この場合、錠前におけるデッドボルトを受ける受座はドア5に設けられていてもよい。
実施例3のセンサシステム10及び機器制御システム100の動作を説明する。
ヒトがセンサモジュール1のドアノブ4を手で握って操作すると、ドアノブ4の動きに連動して伝達部6が圧電部11を変形させる。圧電部11は変形することで電力を発生し、更に電力をセンサ12、及び通信デバイス14へ供給する。センサ12は、電力の供給を受けて動作すると、ヒトの手から生体情報を検出して出力信号を出力し、通信デバイス14へ送る。通信デバイス14は、電力の供給を受けて動作すると、出力信号を、検出信号として、発信する。
コントローラ2においては、通信デバイス14が発信した検出信号を、受信デバイス21が受信して、制御部22へ送る。
制御部22が生体情報に基づいてヒトが特定の人物であるか否かを認証する場合は、例えば制御部22は、一以上の人物と、人物の生体情報とを、関連付けて記憶している。この場合、制御部22は、検出信号と、自身が記憶している生体情報とのマッチングを行う。マッチングの結果に基づき、制御部22は、ドアノブ4を動かしたヒトが、制御部22に記憶されている人物であるか否かを判断する。ドアノブ4を動かしたヒトが、制御部22に記憶されている人物であり、かつ制御部22に二以上の人物が記憶されている場合は、制御部22はドアノブ4を動かしたヒトがいずれの人物かを更に判断してもよい。
制御部22が制御信号を生成するに当たっては、例えば制御部22は、ドアノブ4を動かしたヒトが制御部22に記憶されている人物である場合にはその人物に応じた制御信号を生成し、制御部22に記憶されていない人物である場合には制御信号を生成しない。
この場合、機器3である錠前においては、受信デバイス31が制御信号を受信して動作部32へ送る。動作部32は、制御信号に応じて動作して、ドア5を解錠し、又は施錠する。例えば、動作部32は、制御部においてヒトが制御部22に記憶されている人物であると判断された場合のみ、ドア5を解錠するように動作することができる。また、動作部32は、制御部22においてヒトが制御部22に記憶されている人物であると判断された場合のみ、ドア5を施錠する動作することもできる。
また、センサ12が複数個の圧力センサ121であり、生体情報が手の大きさであり、かつ制御部22が生体情報に基づいてヒトが大人であるか否かを認証する場合は、制御部22は、例えばしきい値を記憶している。この場合、例えば制御部22は、検出信号から導かれる圧力を検出した圧力センサ121の個数が、しきい値以上である場合に、ヒトが大人であると判断し、その判断結果に応じた制御信号を生成する。
この場合、機器3である錠前においては、受信デバイス31が制御信号を受信して動作部32へ送る。動作部32は、制御信号に応じて動作して、ドア5を解錠し、又は施錠する。例えば、動作部32は、制御部22においてヒトが大人であると判断された場合のみ、ドア5を解錠するように動作することができる。
実施例3では、ヒトの個人認証を行った結果に基づいてドア5を開けることができる人物を制限するシステムを構築できる。
上記のとおり、本実施形態では、ドアノブ4、圧電部11、伝達部6及びセンサ12はドア開閉装置を構成できる。このドア開閉装置は、ユニットとして一般のドア(ドア5)へ簡単に取り付けることが可能である。すなわち、本実施形態には、センサ12を動作させるための電源として、家庭用AC電源からの配線を敷設したり、電池の設置及び電池交換をしたりする必要がない点で大きな効果がある。
1 センサモジュール
10 センサシステム
100 機器制御システム
11 圧電部
12 センサ
13 信号生成部
14 通信デバイス
2 コントローラ
21 受信デバイス
22 制御部
23 発信デバイス
3 機器
4 ドアノブ
6 伝達部

Claims (10)

  1. ドアノブと、
    変形されることで電力を生成する圧電部と、
    前記ドアノブの動きに連動して前記圧電部を変形させる伝達部と、
    前記ドアノブに設けられ、前記圧電部が生成する電力で動作するセンサとを備える、
    センサモジュール。
  2. 前記圧電部は、圧電性材料を有する圧電素子を備える、
    請求項1に記載のセンサモジュール。
  3. 前記センサは、前記ドアノブを動かしたヒトの生体情報を検出する、
    請求項1又は2に記載のセンサモジュール。
  4. 前記センサによる検出結果の信号である検出信号を発信する通信デバイスを更に備え、
    前記通信デバイスは、前記圧電部が生成する電力で動作する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のセンサモジュール。
  5. 前記センサが出力した信号である出力信号から前記検出信号を生成する信号生成部を更に備え、
    前記信号生成部は、前記圧電部が生成する電力で動作する、
    請求項4に記載のセンサモジュール。
  6. 請求項4又は5に記載のセンサモジュールと、
    コントローラとを備え、
    前記コントローラは、前記検出信号を受信する受信デバイスと、前記検出信号に基づいて制御信号を生成する制御部とを備える、
    センサシステム。
  7. 請求項6に記載のセンサシステムと、
    前記制御信号に基づいて動作する機器とを備える、
    機器制御システム。
  8. 前記機器は、錠前、家電機器及び情報端末からなる群から選択される少なくとも一種である、
    請求項7に記載の機器制御システム。
  9. ドアノブの動きに連動して圧電部を変形させることで、圧電部に電力を生成させ、
    前記圧電部が生成した電力でセンサを動作させ、
    前記センサによる検出結果に基づいて、機器を動作させる、
    機器制御方法。
  10. 前記センサに、前記ドアノブを動かすヒトの生体情報を検出させ、
    前記生体情報が特定の条件を満たす場合に前記機器を動作させ、又は前記機器に前記生体情報に応じた動作をさせる、
    請求項9に記載の機器制御方法。
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