JP2019154839A - 手術器械及び手術器械への識別コード付与方法 - Google Patents

手術器械及び手術器械への識別コード付与方法 Download PDF

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【課題】 識別コードの読み取り精度を改善することが可能であると共に、衛生的で耐久性に優れた手術器械及び手術器械への識別コード付与方法を提供する。【解決手段】本発明の手術器械は、鋼製の手術器械1の表面に局所的に被着された白色系の下地2と、該下地2の上に表示された識別コード3とを有する。本発明の手術器械への識別コード付与方法においては、鋼製の手術器械1の表面に白色系の下地2を局所的に被着させ、該下地2の上に識別コード3を形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、識別コードを備えた手術器械及び手術器械に対して識別コードを付与する方法に関し、更に詳しくは、識別コードの読み取り精度を改善することが可能であると共に、衛生的で耐久性に優れた手術器械及び手術器械への識別コード付与方法に関する。
医療機関においては、メスや鉗子等の手術器械(鋼製小物)が多数使用されている。このような手術器械は耐久性の観点から使用回数や交換時期を個別に管理し、そのトレーサビリティを高めることが求められている。
従来、手術器械を個別に管理するために、鋼製の手術器械の表面にダイレクトマーキング(打刻やレーザー加工)により識別コードを形成することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、ダイレクトマーキングの場合、金属表面が黒く加工されるだけであるので、それに隣接する金属生地の反射や映り込みの影響を受けることで、識別コードを読み取る際にエラーが発生し、その読み取り精度が低いという問題がある。また、一部のダイレクトマーキングでは、手術器械の表面に凹凸が形成されるため、その凹凸に汚れが付着し、洗浄後にも汚れが残留する可能性があり、これが衛生上のリスクとなる。そのため、手術器械の管理において、ダイレクトマーキングによる識別コードの付与は実用的ではない。
一方、基材の表面に識別コードが印刷された粘着ラベルを加工し、その粘着ラベルを手術器械に貼り付けることが考えられる。しかしながら、手術器械に粘着ラベルを貼り付けた場合、手術器械の表面と粘着ラベルとの間に形成される段差部分に汚れが付着し易いばかりでなく、粘着ラベルの脱落による患者体内への異物混入のリスクも生じることになる。
以上の理由により、手術器械の個別管理が推奨されているにも拘らず、病院や洗浄滅菌業者において手術器械の個別管理が殆ど実施されていないのが現状である。
特開平6−328275号公報
本発明の目的は、識別コードの読み取り精度を改善することが可能であると共に、衛生的で耐久性に優れた手術器械及び手術器械への識別コード付与方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の手術器械は、鋼製の手術器械の表面に局所的に被着された白色系の下地と、該下地の上に表示された識別コードとを有することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明の手術器械への識別コード付与方法は、鋼製の手術器械の表面に白色系の下地を局所的に被着させ、該下地の上に識別コードを形成することを特徴とするものである。
本発明では、鋼製の手術器械の表面に局所的に被着された白色系の下地の上に識別コードが表示されるので、識別コードに隣接する金属生地の反射や映り込みの影響を可及的に排除し、識別コードの読み取り精度を高めることができる。また、下地は鋼製の手術器械の表面に直接被着されるので、粘着ラベルの場合とは異なって、下地を薄くすることが可能であり、下地の境界(端面)も滑らかに仕上がるので、洗浄後における汚れの残留を回避することができ、衛生的である。更に、下地は粘着剤を介さずに被着されるため優れた耐久性を担保することができる。
本発明において、下地及び識別コードはインクにより構成されることが好ましい。より具体的には、手術器械の表面にインクにより構成された下地及び識別コードを含むインク層を密着させ、該インク層を硬化させることにより、手術器械の表面に下地及び識別コードを一体的に被着させることができる。例えば、顔料系インクは焼き付け加工に耐え得る材質であるので、焼き付け加工により強固な下地及び識別コードを形成することができる。また、紫外線硬化型インクは紫外線の照射により強固な下地及び識別コードを簡単に形成することができる。
本発明の実施形態からなる手術器械を示す平面図である。 手術器械に付与される下地及び識別コードの一例を示す平面図である。 手術器械に付与される下地及び識別コードの他の例を示す平面図である。 手術器械に付与される下地及び識別コードの更に他の例を示す平面図である。 下地及び識別コードを含むインク層を備えた水転写シートを示す断面図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる手術器械を示し、図2〜図4は手術器械に付与される下地及び識別コードを示すものである。図1に示すように、鋼製の手術器械1の表面には白色系の下地2が局所的に被着され、その下地2の上には識別コード3が表示されている。
手術器械1は、手術に使用される鋼製の器械であれば特に限定されるものではなく、例えば、メス、鉗子、ナイフ、ハサミ、ピンセット、開瞼器、挟瞼器、持針器、スパーテル、カリパー、クレンメ、替刃パンチ、輪匙、滅菌トレー等が挙げられる。その他、手術支援ロボットのインストゥルメント類、腹腔鏡のカテーテル類にも適用可能である。
このような手術器械1は使用される度に洗浄処理及び滅菌処理が施されるが、規定された耐久期間の観点から使用回数や交換時期を個別に管理することが求められる。その管理は手術器械1に付与された識別コード3に基づいて行うことができる。つまり、各手術器械1に付与された識別コード3を光学的読み取り装置によって読み取り、その識別情報を利用してデータベース上で使用回数や交換時期を個別に管理することができる。
図2において、白色系の下地2の上に表示される識別コード3として、カラーコード(登録商標)が使用されている。カラーコードは黒色の枠部の中に複数の着色部(カラーセル)が点在した構成を有している。例えば、着色部Aは赤色であり、着色部Bは青色であり、着色部Cは黄色であり、着色部Dは緑色である。このような着色部A〜Dの配列に基づいて識別情報が特定される。
図3においては、白色系の下地2の上に表示される識別コード3として、バーコードが使用されている。また、図4においては、白色系の下地2の上に表示される識別コード3として、QRコード(登録商標)が使用されている。このように識別コード3の種類は特に限定されるものではなく、各種コードを採用することができる。特に、カラーコードの場合、白色系の下地2の上に識別コード3を表示することにより、良好な発色性を確保することができる。
下地2は白色系であるが、白色のみならず淡い色であっても良い。白色系の下地2は、例えば、JIS−Z8721「色の表示方法−三属性による表示」に規定される明度が5〜10の範囲にあるものとする。
次に、上述した手術器械1に対して識別コード3を付与する方法について説明する。図5は本発明で使用される水転写シートを例示するものである。図5に示すように、水転写シート10は、転写紙11と、該転写紙11上に形成された水溶性バインダー層12と、該水溶性バインダー層12上に形成されたインク層13と、該インク層13上に積層されたカバーコート層14とを備えている。インク層13は顔料系インクにより構成された下地2及び識別コード3を含み、識別コード3は下地2の上で所定のパターンに形成されている。
手術器械1に対して識別コード3を付与する場合、水転写シート10を水に浸し、転写紙11に水を浸透させる。これにより、水溶性バインダー層12の水溶性バインダーが溶けて、転写紙11からインク層13及びカバーコート層14が遊離する。次に、下地2及び識別コード3を含むインク層13を手術器械1の表面に貼り付け、これを乾燥させる。その後、焼き付け工程において、インク層13を例えば約180℃で加熱することにより、手術器械1の表面に下地2及び識別コード3を一体的に被着させる。カバーコート層14は焼き付け工程の後でインク層13から剥離される。
上述のように構成される手術器械1では、鋼製の手術器械1の表面に局所的に被着された白色系の下地2の上に識別コード3が表示されるので、識別コード3に隣接する金属生地の反射や映り込みの影響を可及的に排除し、識別コード3の読み取り精度を高めることができる。また、下地2は鋼製の手術器械1の表面に直接被着されるので、粘着ラベルの場合とは異なって、下地2を薄くすることが可能であり、下地2や識別コード3の縁部に形成される段差を可及的に小さくすることが可能であり、その結果、洗浄後における汚れの残留を回避することができる。特に、下地2の厚さは、例えば、10μm〜30μmの範囲にあると良い。更に、下地2は焼き付け工程を経ることで粘着剤を介さずに被着されるため手術器械1の表面から容易に剥離せず、優れた耐久性を有するものである。そのため、粘着ラベルの場合とは異なって、患者体内への異物混入のリスクを低減することができる。
上述の実施形態では、下地2及び識別コード3が顔料系インクにより構成される場合について説明したが、本発明では下地2だけを顔料系インクで構成し、手術器械1の表面に形成された下地2の上に識別コード3を加工することも可能である。また、顔料系インクを使用するにあたって、インクジェット印刷を活用することも可能である。
更に、手術器械1に対して下地2及び識別コード3を形成する方法として、紫外線硬化型インクを用いた印刷も可能である。つまり、紫外線硬化型インクを用いて手術器械1の表面に対して下地2及び識別コード3を含むインク層を印刷した後、これら下地2及び識別コード3の部位に紫外線を照射する。このようにして紫外線硬化型インクからなるインク層を硬化させることにより、強固な下地2及び識別コード3を簡単に形成することができる。
1 手術器械
2 下地
3 識別コード
10 水転写シート
11 転写紙11
12 水溶性バインダー層
13 インク層
14 カバーコート層

Claims (4)

  1. 鋼製の手術器械の表面に局所的に被着された白色系の下地と、該下地の上に表示された識別コードとを有することを特徴とする手術器械。
  2. 前記下地及び前記識別コードがインクにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の手術器械。
  3. 鋼製の手術器械の表面に白色系の下地を局所的に被着させ、該下地の上に識別コードを形成することを特徴とする手術器械への識別コード付与方法。
  4. 前記手術器械の表面にインクにより構成された前記下地及び前記識別コードを含むインク層を密着させ、該インク層を硬化させることにより前記手術器械の表面に前記下地及び前記識別コードを被着させることを特徴とする請求項3に記載の手術器械への識別コード付与方法。
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