JP2019153877A - 加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証する方法および認証装置 - Google Patents

加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証する方法および認証装置 Download PDF

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美蘭 岡崎
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誠 長友
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Naonobu Okazaki
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【課題】加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証するための新規な方法を提供する。【解決手段】加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証する方法であって、前記モバイル端末に2次元マーカーを表示させた状態で該モバイル端末を撮影しながら、前記加速度センサが出力する加速度データを取得するステップと、前記加速度データに基づいて加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成するステップと、前記2次元マーカーの像をトラッキングするステップと、トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの像の移動量の時系列データを生成するステップと、前記移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成するステップと、前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証するステップとを含む認証方法を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線端末の認証技術に関し、より詳細には、加速度センサを搭載したモバイル端末を認証する技術に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末といったモバイル端末の普及に伴って、近くにいる人のモバイル端末だけに任意の情報(例えば、道路の周辺交通情報、お店のクーポン券など)を提供するサービスが注目を集めているが、このようなサービスでは、近くにいる人のモバイル端末だけを通信相手として認識する仕組みが必要となる。
この点につき、非特許文献1は、公共ディスプレイと利用者のモバイル端末を連携させる方法として、モバイル端末を持つ利用者の手の移動速度のピークと、当該モバイル端末の加速度データに基づいて算出されるモバイル端末の移動速度のピークが時間的に一致したときに、そのモバイル端末を通信相手として認証する仕組みを開示する。
山口徳郎、立澤茂、野中雅人、モバイル端末内蔵センサと環境カメラを活用した端末ペアリング方式の提案、電子情報通信学会技術報告、vol.112、no.106、pp.29-33、2012
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証するための新規な方法を提供することを目的とする。
本発明者は、加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証するための新規な方法につき鋭意検討した結果、以下の構成に想到し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明によれば、加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証する方法であって、前記モバイル端末に2次元マーカーを表示させた状態で該モバイル端末を撮影しながら、前記加速度センサが出力する加速度データを取得するステップと、取得した前記加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成するステップと、前記加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成するステップと、撮影画像における前記2次元マーカーの像をトラッキングするステップと、トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの像の移動量の時系列データを生成するステップと、前記移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成するステップと、前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証するステップとを含む認証方法が提供される。
上述したように、本発明によれば、加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証するための新規な方法が提供される。
本実施形態の認証方法を説明するための概念図。 本実施形態の認証方法を説明するための概念図。 本実施形態の認証装置の機能ブロック図 本実施形態のモバイル端末が実行する処理のフローチャート。 本実施形態の認証装置が実行する処理のフローチャート。 本実施形態の第1、第2の速度データ生成処理のフローチャート。 本実施形態の第2の速度データ生成処理を説明するための概念図。 第2の実施形態の第2の速度データ生成処理を説明するための概念図。 第2の実施形態の第1、第2の速度データ生成処理のフローチャート。 本発明の運用例を示す図。
以下、本発明を図面に示した実施の形態をもって説明するが、本発明は、図面に示した実施の形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜、その説明を省略するものとする。
図1(a)は、本実施形態の認証方法が実施される環境を例示的に示す。図1(a)に示す例では、パーソナル・コンピュータ(PC)200が、本実施形態の認証方法を使用して、モバイル端末100を通信相手として認証する。なお、本実施形態の認証方法を実施するにあたっては、PC200とモバイル端末100の間で、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)といった任意の規格の無線通信が事前に確立されていることが前提となる。
また、本実施形態では、PC200に対してデジタル動画を撮影可能なカメラ300が通信可能に接続され、且つ、本実施形態の認証方法を実行するために必要な専用のアプリケーション・プログラム(以下、専用アプリという)がPC200にインストールされていることが前提となる。
また、本実施形態では、モバイル端末100にディスプレイ12と加速度データを出力する加速度センサ(図示せず)が搭載され、且つ、本実施形態の認証方法を実行するために必要な専用アプリがモバイル端末100にインストールされていることが前提となる。なお、図1では、モバイル端末100としてスマートフォンを例示しているが、モバイル端末100は、スマートフォンに限定されず、ディスプレイと加速度センサを搭載する携帯型の端末であれば、どのような種類の端末であってもよい。
本実施形態の認証方法を実施するにあたって、まず最初に、PC200とモバイル端末100の双方で専用アプリを起動する。モバイル端末100で専用アプリが起動されると、図1(b)に示すように、ディスプレイ12に2次元マーカー10が表示される。なお、図1(b)に示す2次元マーカー10は、あくまで例示であって、直線上に同時に並ばない3つの特徴点(A、B、C)を有するものであれば、どのような形態のマーカーであってもよい。
本実施形態では、ディスプレイ12に2次元マーカー10が表示されたことを受けて、ユーザが、手に持ったモバイル端末100を、ディスプレイ12をカメラ300に向けた状態で、任意の方向に揺り動かす。このとき、カメラ300は、図2に示すように、揺り動かされるモバイル端末100を撮影してその撮影動画をPC200にリアルタイム送信し、モバイル端末100は、搭載された加速度センサから取得した加速度データをその取得時刻をセットにしてPC200に送信する。
これを受けて、PC200は、カメラ300から受信したモバイル端末100の撮影動画とモバイル端末100から受信した加速度データに基づいて所定の演算を実行し、その結果に基づいて、モバイル端末100を正規の通信相手として認証するか否かを決定する。
以上、本実施形態の認証方法の手順を概説したが、続いて、モバイル端末100およびPC200の機能構成を図3に示す機能ブロック図に基づいて説明する。
モバイル端末100は、マーカー表示部101と、加速度データ送信部102と、ペアリング実行部103と、暗号処理部104とを含んで構成されており、モバイル端末100に搭載されるコンピュータが上述した専用アプリを実行することにより、上記の各手段として機能する。
マーカー表示部101は、専用アプリの起動に応答して、2次元マーカー10をディスプレイ12に表示する手段である。
加速度データ送信部102は、モバイル端末100に搭載された加速度センサから取得した加速度データをその取得時刻とセットにしてPC200に送信する手段である。
ペアリング実行部103は、認証元のPC200との間で必要な情報を交換して、暗号通信に必要な鍵情報を生成する手段である。
暗号処理部104は、生成された鍵情報を使用して暗号化されたデータを復号する手段である。
一方、PC200は、本実施形態の認証装置として観念されるものである。PC200は、加速度データ取得部201と、第1の時系列データ生成部202と、第1の速度データ生成部203と、撮影画像取得部204と、マーカートラッキング部205と、第2の時系列データ生成部206と、第2の速度データ生成部207と、認証実行部208と、ペアリング実行部209と、暗号処理部210とを含んで構成されており、PC200が上述した専用アプリを実行することにより、上記の各手段として機能する。
加速度データ取得部201は、モバイル端末100から送信される加速度データとその取得時刻を経時的に記録する手段である。
第1の時系列データ生成部202は、記録された加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成する手段である。
第1の速度データ生成部203は、生成された加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成する手段である。
撮影画像取得部204は、カメラ300からリアルタイム送信される撮影画像を経時的に記録する手段である。
マーカートラッキング部205は、撮影画像における2次元マーカー10の像をトラッキングする手段である。
第2の時系列データ生成部206は、トラッキング結果に基づいて2次元マーカー10の像の移動量の時系列データを生成する手段である。
第2の速度データ生成部207は、生成された移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成する手段である。
認証実行部208は、生成された第1の速度データと第2の速度データの相関度に基づいて、加速度データの送信元のモバイル端末100を正規の通信相手として認証する手段である。
ペアリング実行部209は、認証先のモバイル端末100との間で必要な情報を交換して、暗号通信に必要な鍵情報を生成する手段である。
暗号処理部210は、生成された鍵情報を使用して、任意のデータを暗号化する手段である。
以上、モバイル端末100およびPC200の機能構成について説明してきたが、続いて、各装置が実行する処理を説明する。なお、以下の説明においては、適宜、図3を参照するものとする。
本実施形態では、ユーザがモバイル端末100上で専用アプリを起動すると、モバイル端末100が図4に示す処理を実行する。
まずステップ101では、マーカー表示部101が、所定の記憶領域から2次元マーカー10を読み出して、ディスプレイ12に表示する。
続くステップ102では、加速度データ送信部102が、PC200に宛てた加速度データとその取得時刻の送信を開始する。
続くステップ103では、認証成功の受信を所定時間にわたって待機する。その結果、タイムアウトした場合は(ステップ103、No)、そのまま処理を終了する。一方、PC200から認証成功を受信した場合は(ステップ103、Yes)、ペアリング実行部103が、以下に述べる一連の処理(ステップ104〜ステップ107)を実行する。
具体的には、公開鍵と秘密鍵を生成し(ステップ104)、生成した公開鍵を認証元のPC200に送信した後(ステップ105)、公開鍵の受信を所定時間にわたってを待機する(ステップ106)。その結果、タイムアウトした場合は(ステップ106、No)、そのまま処理を終了する。一方、PC200から公開鍵を受信した場合は(ステップ106、Yes)、受信した公開鍵と先のステップ104で生成した秘密鍵を使用して共通鍵を生成する(ステップ107)。
続くステップ108では、暗号化データの受信を所定時間にわたってを待機する(ステップ108)。その結果、タイムアウトした場合は(ステップ108、No)、そのまま処理を終了する。一方、PC200から暗号化データを受信した場合は(ステップ108、Yes)、暗号処理部104が、PC200から受信した暗号化データを先のステップ107で生成した共通鍵で復号して(ステップ109)、処理を終了する。
一方、本実施形態では、ユーザがPC200上で専用アプリを起動すると、PC200が図5に示す処理を実行する。
まず最初に、加速度データ取得部201が加速度データとその取得時刻を経時的に記録する処理(ステップ201)と、撮影画像取得部204がカメラ300から送信される撮影画像を経時的に記録する処理(ステップ202)が、所定期間にわたり同期並行して実行される。
続いて、第1の速度データ生成処理(ステップ203)と第2の速度データ生成処理(ステップ204)が並行して実行される。
ここでは、まず、ステップ203で実行される第1の速度データ生成処理を図6(a)に基づいて説明する。
まずステップ301では、第1の時系列データ生成部202が、記録された加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成する。
続くステップ302では、第1の速度データ生成部203が、生成された加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成する。
次に、ステップ204で実行される第2の速度データ生成処理を図6(b)に基づいて説明する。
まずステップ401では、マーカートラッキング部205が、記録された撮影画像に基づいて、図7に概念的に示すように、モバイル端末100に表示された2次元マーカー10の像をトラッキングする。具体的には、撮影画像の連続フレームを既知の物体追跡法を用いて解析することにより、撮影画像座標における2次元マーカー10の像の位置の経時的な変化を取得する。なお、本実施形態では、2次元マーカー10の像から抽出した3つの特徴点(A、B、C)を頂点とする三角形の重心の位置を像の位置として追跡することができる。
続くステップ402では、第2の時系列データ生成部206が、トラッキング結果に基づいて、2次元マーカー10の像の移動量(すなわち、撮影画像座標における移動量)の時系列データを生成する。
続くステップ403では、第2の速度データ生成部207が、生成された2次元マーカー10の像の移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成する。
再び図5に戻って説明を続ける。
上述した処理(ステップ203、204)が実行される結果、時間軸を共有する2つの速度データ(第1の速度データ、第2の速度データ)が生成される。これを受けて、認証実行部208は、以下に述べる一連の処理(ステップ205〜ステップ208)を実行する。
具体的には、先のステップ203で生成された第1の速度データと、先のステップ204で生成された第2の速度データの相関度αを求め(ステップ205)、求めた相関度αと所定の閾値を比較する(ステップ206)。なお、本実施形態では、2つの速度データ(時系列データ)の相関係数を相関度αとして求めることができる。
比較の結果、相関度αが所定の閾値を超えない場合は(ステップ206、No)、加速度データの送信元のモバイル端末100に認証失敗を送信して(ステップ207)、処理を終了する。一方、相関度αが所定の閾値を超えた場合は(ステップ206、Yes)、加速度データの送信元のモバイル端末100を正規の通信相手として認証し、当該モバイル端末100に対して認証成功を送信する(ステップ208)。
認証実行部208がモバイル端末100に認証成功を送信したことを受けて、ペアリング実行部209は、以下に述べる一連の処理(ステップ209〜ステップ212)を実行する。
具体的には、公開鍵と秘密鍵を生成し(ステップ209)、生成した公開鍵を認証したモバイル端末100に送信した後(ステップ210)、当該モバイル端末100から送信される公開鍵の受信を所定時間にわたってを待機する(ステップ211)。その結果、タイムアウトした場合は(ステップ211、No)、そのまま処理を終了する。一方、認証したモバイル端末100から公開鍵を受信した場合は(ステップ211、Yes)、受信した公開鍵と先のステップ209で生成した秘密鍵を使用して共通鍵を生成する(ステップ212)。
ペアリング実行部209が共通鍵を生成したことを受けて、暗号処理部104は、生成された共通鍵を使用して、ユーザが指定する任意のデータを暗号化し(ステップ213)、その暗号化データを、正規の通信相手として認証したモバイル端末100に送信して(ステップ214)、処理を終了する。
以上、説明したように、本実施形態によれば、カメラ300の撮影範囲内にいるユーザのモバイル端末100だけを正規の通信相手として認証することができる。また、本実施形態によれば、カメラ300が同時に撮影する2以上のモバイル端末100を同時に認証することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下では、上述した実施形態の内容と共通する部分の説明を省略し、専ら相違点のみを説明するものとする。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、下記(1)〜(3)の点で上述した実施形態と異なる。
(1)モバイル端末100が3次元計測用の2次元マーカーを表示する。
(2)モバイル端末100が3軸加速度センサを搭載し、3軸加速度データとその取得時刻をPC200に送信する。
(3)カメラ300が3次元計測用のステレオカメラであり、3次元計測用のステレオ画像をPC200にリアルタイム送信する。
図8(a)は、第2の実施形態でモバイル端末100のディスプレイ12に表示される3次元計測用の2次元マーカー20を例示的に示す。図8(a)に示すように、4つの特徴点(A、B、C、D)を有する2次元マーカー20は、A点とB点(またはC点とD点)を通る直線方向が3軸加速度センサのX軸方向と平行な関係になり、A点とD点(またはB点とC点)を通る直線方向が3軸加速度センサのY軸方向と平行な関係になり、4つの特徴点(A、B、C、D)を含む平面の垂線方向が3軸加速度センサのZ軸方向と平行な関係になる形で、ディスプレイ12に表示される。
本実施形態では、PC200は、図8(a)に示す第1の速度データ生成処理と、図8(b)に示す第2の速度データ生成処理を実行する。
第1の速度データ生成処理では、ステップ501で、第1の時系列データ生成部202が、記録された3軸加速度データに基づいて各軸の加速度の時系列データを生成する。
続くステップ502では、第1の速度データ生成部203が、生成された各軸の加速度の時系列データを積分して、各軸の第1の速度データを生成する。
一方、第2の速度データ生成処理では、ステップ601で、記録された撮影画像(ステレオ画像)に基づいて、モバイル端末100に表示された2次元マーカー20の3次元位置姿勢をトラッキングする。具体的には、2次元マーカー20の像の4つの特徴点(A、B、C、D)に基づいてフレーム毎に3次元計測を行うことにより、2次元マーカー20の3次元位置姿勢をフレーム毎に取得する。
続くステップ602では、第2の時系列データ生成部206が、トラッキング結果に基づいて、2次元マーカー20の3軸加速度センサの3軸方向(X,Y,Z)の移動量の時系列データを生成する。
具体的には、フレーム毎に取得した2次元マーカー20の3次元位置姿勢に基づいて、2次元マーカー20の3次元座標軸方向(x,y,z)の移動量を取得した上で、取得した移動量を、3軸加速度センサの3軸方向(X,Y,Z)の移動量に変換して、その時系列データを生成する。ここで、図8(b)に示すように、2次元マーカー20の3次元の姿勢から、3軸加速度センサの3軸方向(X,Y,Z)が一意に決まる。したがって、本実施形態では、2次元マーカー20の3次元座標軸方向(x,y,z)の移動量を、当該移動量を取得した際の2次元マーカー20の3次元の姿勢ベクトルを用いて、3軸加速度センサの3軸方向(X,Y,Z)の移動量に変換する。
続くステップ603では、第2の速度データ生成部207が、3軸加速度センサの軸ごとに生成された移動量の時系列データを微分して、各軸の第2の速度データを生成する。
上述した処理が実行される結果、本実施形態では、時間軸を共有する2つの速度データ(第1の速度データ、第2の速度データ)が、3軸加速度センサの3軸方向の軸ごとに生成される。これを受けて、認証実行部208は、軸ごとに第1の速度データと第2の速度データの相関度αを求め、全ての軸の相関度αが所定の閾値を超えた場合に、加速度データの送信元のモバイル端末100を正規の通信相手として認証する。
以上、説明したように、第2の実施形態によれば、2以上のモバイル端末100が同じタイミングで揺り動かされた場合であって、それぞれの揺動方向が異なっている限りにおいて、各端末を個別に認証することが可能となる。
最後に、本発明の運用例について説明する。
図10(a)は、会議において発表者が参加者に資料を配布する例を示す。この場合、発表者のノートPCに接続されたカメラによって参加者のスマートフォンが撮影され、認証に成功したスマートフォンに対して暗号化された資料が送信される。
図10(b)は、デジタルサイネージを見ている人に向けて情報を提供する例を示す。この場合、デジタルサイネージの上に設置されたカメラによってデジタルサイネージの近くに立っている人のスマートフォンが撮影され、認証に成功したスマートフォンに対してデジタルサイネージに表示されているのと同じ内容の情報が送信される。
図10(c)は、スマートフォン同士で連絡先を交換する例を示す。この場合、自分のスマートフォンの搭載カメラによって相手のスマートフォンが撮影され、認証に成功した相手のスマートフォンに対して自分の連絡先が送信される。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうるその他の実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10,20…2次元マーカー
12…ディスプレイ
100…モバイル端末
101…マーカー表示部
102…加速度データ送信部
103…ペアリング実行部
104…暗号処理部
200…PC(認証装置)
201…加速度データ取得部
202…第1の時系列データ生成部
203…第1の速度データ生成部
204…撮影画像取得部
205…マーカートラッキング部
206…第2の時系列データ生成部
207…第2の速度データ生成部
208…認証実行部
209…ペアリング実行部
210…暗号処理部
300…カメラ

Claims (6)

  1. 加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証する方法であって、
    前記モバイル端末に2次元マーカーを表示させた状態で該モバイル端末を撮影しながら、前記加速度センサが出力する加速度データを取得するステップと、
    取得した前記加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成するステップと、
    前記加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成するステップと、
    撮影画像における前記2次元マーカーの像をトラッキングするステップと、
    トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの像の移動量の時系列データを生成するステップと、
    前記移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成するステップと、
    前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証するステップと、
    を含む認証方法。
  2. 3軸加速度センサを搭載したモバイル端末を正規の通信相手として認証する方法であって、
    前記モバイル端末に2次元マーカーを表示させた状態で該モバイル端末を撮影しながら、前記3軸加速度センサが出力する3軸の加速度データを取得するステップと、
    取得した各軸の加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成するステップと、
    各軸の前記加速度の時系列データを積分して各軸の第1の速度データを生成するステップと、
    撮影画像に基づいて前記2次元マーカーの3次元位置姿勢をトラッキングするステップと、
    トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの前記3軸加速度センサの3軸方向の移動量の時系列データを生成するステップと、
    前記3軸方向の移動量の時系列データを微分して各軸の第2の速度データを生成するステップと、
    軸ごとに前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、全ての軸の相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証するステップと、
    を含む認証方法。
  3. 加速度センサを搭載したモバイル端末を認証する装置であって、
    2次元マーカーを表示する前記モバイル端末の撮影画像を取得する手段と、
    前記加速度センサから加速度データを取得する手段と、
    取得した前記加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成する手段と、
    前記加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成する手段と、
    前記撮影画像における前記2次元マーカーの像をトラッキングする手段と、
    トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの像の移動量の時系列データを生成する手段と、
    前記移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成する手段と、
    前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証する手段と、
    を含む認証装置。
  4. 3軸加速度センサを搭載したモバイル端末を認証する装置であって、
    2次元マーカーを表示する前記モバイル端末の撮影画像を取得する手段と、
    前記3軸加速度センサから加速度データを取得する手段と、
    取得した各軸の加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成する手段と、
    各軸の前記加速度の時系列データを積分して各軸の第1の速度データを生成する手段と、
    前記撮影画像に基づいて前記2次元マーカーの3次元位置姿勢をトラッキングする手段と、
    トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの前記3軸加速度センサの3軸方向の移動量の時系列データを生成する手段と、
    前記3軸方向の移動量の時系列データを微分して各軸の第2の速度データを生成する手段と、
    軸ごとに前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、全ての軸の相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証する手段と、
    を含む認証装置。
  5. コンピュータを、
    2次元マーカーを表示するモバイル端末の撮影画像を取得する手段、
    前記モバイル端末に搭載される加速度センサから加速度データを取得する手段、
    取得した前記加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成する手段、
    前記加速度の時系列データを積分して第1の速度データを生成する手段、
    前記撮影画像における前記2次元マーカーの像をトラッキングする手段、
    トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの像の移動量の時系列データを生成する手段、
    前記移動量の時系列データを微分して第2の速度データを生成する手段、
    前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証する手段、
    として機能させるためのプログラム。
  6. コンピュータを、
    2次元マーカーを表示するモバイル端末の撮影画像を取得する手段、
    前記モバイル端末に搭載される3軸加速度センサから加速度データを取得する手段、
    取得した各軸の加速度データに基づいて加速度の時系列データを生成する手段、
    各軸の前記加速度の時系列データを積分して各軸の第1の速度データを生成する手段、
    前記撮影画像に基づいて前記2次元マーカーの3次元位置姿勢をトラッキングする手段、
    トラッキング結果に基づいて前記2次元マーカーの前記3軸加速度センサの3軸方向の移動量の時系列データを生成する手段、
    前記3軸方向の移動量の時系列データを微分して各軸の第2の速度データを生成する手段、
    軸ごとに前記第1の速度データと前記第2の速度データの相関度を求め、全ての軸の相関度が所定の閾値を超えた場合に、前記モバイル端末を正規の通信相手として認証する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112235800A (zh) * 2020-10-16 2021-01-15 广州零世纪信息科技有限公司 一种基于运动轨迹的认证方法、装置、设备及系统

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