JP2019153622A - 可変成形型荷電粒子ビーム照射装置及び可変成形型荷電粒子ビーム照射方法 - Google Patents
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Abstract
Description
荷電粒子ビームを放出する放出源と、
開口部が形成され、開口部全体に荷電粒子ビームの照射を受け、荷電粒子ビームを開口部の開口サイズに成形する第1の成形アパーチャ基板と、
いずれも開口サイズの荷電粒子ビームを可変成形する、切り替え可能に配置された第2と第3の成形アパーチャ基板と、
第2の成形アパーチャ基板と第3の成形アパーチャ基板との間に配置され、通過する荷電粒子ビームの収差を補正する収差補正器と、
第2の成形アパーチャ基板と第3の成形アパーチャ基板との一方によって可変成形された荷電粒子ビームが照射される基板を配置するステージと、
を備えたことを特徴とする。
開口部が形成された第1の成形アパーチャ基板の開口部全体に放出源から放出された荷電粒子ビームの照射を受け、荷電粒子ビームを開口部の開口サイズに成形する工程と、
ショットサイズの大小によって切り替えられる第2と第3の成形アパーチャ基板の一方を用いて、開口サイズの荷電粒子ビームを可変成形する工程と、
第2の成形アパーチャ基板と第3の成形アパーチャ基板との間に配置された収差補正器を用いて、通過する荷電粒子ビームの収差を補正する工程と、
第2の成形アパーチャ基板と第3の成形アパーチャ基板との一方によって可変成形された荷電粒子ビームを、ステージ上に配置された基板に照射する工程と、
を備えたことを特徴とする。
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画機構150と制御系回路160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型(VSB型)の描画装置の一例である。描画機構150は、電子鏡筒102、及び描画室103を備えている。電子鏡筒102(電子ビームカラム)内には、電子銃201、電子レンズ218、照明レンズ202、ブランキング偏向器219、第1の成形アパーチャ基板203、投影レンズ204、成形偏向器205、第2の成形アパーチャ基板206、収差補正器210、第3の成形アパーチャ基板211、対物レンズ207、主偏向器208、副偏向器209、及び第3偏向器2091が配置されている。また、電子鏡筒102内には、第2の成形アパーチャ基板206の成形開口を電子軌道内及び電子軌道外へと移動させる駆動機構230と、第3の成形アパーチャ基板211の成形開口を電子軌道内及び電子軌道外へと移動させる駆動機構232が配置される。なお、駆動機構230と駆動機構232は、電子鏡筒102外からそれぞれ担当する第2の成形アパーチャ基板206或いは第3の成形アパーチャ基板211を駆動させても構わない。描画室103内には、XYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画時には描画対象となるマスク等の試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造する際の露光用マスクが含まれる。また、試料101には、レジストが塗布された、まだ何も描画されていないマスクブランクスが含まれる。ブランキング偏向器219、例えば2極の電極群が用いられる。また、成形偏向器205として、例えば4極又は8極の電極群が用いられる。主偏向器208、副偏向器209、及び第3偏向器2091として、例えば8極の電極群が用いられる。
実施の形態1では、ショットサイズが大きいケース2を構成する場合、第1のアパーチャ像が第3の成形アパーチャ基板211上に投影される場合について説明した。実施の形態2では、ケース2を構成する場合で光路長L2が従来と同様であっても解像度を向上可能な構成について説明する。
実施の形態1,2において説明したように、光路長Lが長くなっても収差補正を行った方が、解像度が相対的に改善するショットサイズと収差補正を行うよりも光路長Lを短くする方が、解像度が相対的に改善するショットサイズとの分岐点となるショットサイズLs’が存在する。かかる分岐点となるショットサイズLs’を正確に測定できれば、解像度を向上させるうえで望ましい。そこで、実施の形態3では、分岐点となるショットサイズLs’を実際に評価基板等に描画しなくても探索可能な構成について説明する。
図12は、実施の形態3における描画機構の動作を説明するための断面図である。図11において、第2の成形アパーチャ基板206と第3の成形アパーチャ基板211とのうち、最終段の成形アパーチャ基板となる第3の成形アパーチャ基板211に電流計252を電気的に接続する点、XYステージ105上は、マーク107が配置される点、XYステージ105上にファラディカップ108が配置される点、及び制御計算機110内に測定部79が配置される点、以外は図1と同様である。また、図12において、最終段の成形アパーチャ基板となる第3の成形アパーチャ基板211に電流計252を電気的に接続する点、及び2次電子300が追加された点以外は図4と同様である。
11,13 ショット図形
20 ストライプ領域
30 SF
40,41 成形開口
42,43 大開口
52,54,56 ショット図形
60 アパーチャ判定部
62 切換部
70 ショットデータ生成部
72 ショットサイズ判定部
74 アパーチャ設定部
76 判定部
78 描画制御部
79 測定部
100 描画装置
101,340 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 メモリ
120 制御回路
140,142 記憶装置
150 描画機構
160 制御系回路
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203,410 第1の成形アパーチャ基板
204 投影レンズ
205 偏向器
206,420 第2の成形アパーチャ基板
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
210 収差補正器
214,224 多極子レンズ
212,222 コリメータレンズ
216,226 トランスファーレンズ
218 電子レンズ
219 ブランキング偏向器
230,232 駆動機構
240,242 偏向器
250 制限アパーチャ基板
330 電子線
411 開口
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース
Claims (6)
- 荷電粒子ビームを放出する放出源と、
開口部が形成され、前記開口部全体に前記荷電粒子ビームの照射を受け、前記荷電粒子ビームを前記開口部の開口サイズに成形する第1の成形アパーチャ基板と、
いずれも前記開口サイズの荷電粒子ビームを可変成形する、切り替え可能に配置された第2と第3の成形アパーチャ基板と、
前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板との間に配置され、通過する前記荷電粒子ビームの収差を補正する収差補正器と、
前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板との一方によって可変成形された荷電粒子ビームが照射される基板を配置するステージと、
を備えたことを特徴とする可変成形型荷電粒子ビーム照射装置。 - 可変成形に用いる前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板とを前記荷電粒子ビームの軌道を偏向することによって切り替える偏向機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の可変成形型荷電粒子ビーム照射装置。
- 可変成形に用いる前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板とを前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板の位置関係を変化させることによって切り替える機械式機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の可変成形型荷電粒子ビーム照射装置。
- 前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板との間に配置された、制限アパーチャ基板をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3記載の可変成形型荷電粒子ビーム照射装置。
- 前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板とのうち、最終段の成形アパーチャ基板に電気的に接続された電流計をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の可変成形型荷電粒子ビーム照射装置。
- 開口部が形成された第1の成形アパーチャ基板の前記開口部全体に放出源から放出された荷電粒子ビームの照射を受け、前記荷電粒子ビームを前記開口部の開口サイズに成形する工程と、
ショットサイズの大小によって切り替えられる第2と第3の成形アパーチャ基板の一方を用いて、前記開口サイズの荷電粒子ビームを可変成形する工程と、
前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板との間に配置された収差補正器を用いて、通過する前記荷電粒子ビームの収差を補正する工程と、
前記第2の成形アパーチャ基板と前記第3の成形アパーチャ基板との一方によって可変成形された荷電粒子ビームを、ステージ上に配置された基板に照射する工程と、
を備えたことを特徴とする可変成形型荷電粒子ビーム照射方法。
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2018
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