JP2019153215A - 残価設定型商品販売システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車や高額な電気製品の購入において、販売価格から残価設定期間満了時の残価を控除した金額を基にした残価設定クレジット方式の返済プランが普及してきた。対象を残価の設定が可能な自社の商品に限る、あるいは、カード会社が主体となって幅広い商品を対象としても、商品購入者と買取予定価格を提示する買取業者との相互マッチング情報の提供にとどまり、最終的には、商品購入者と買取業者との相対取引にゆだねられる、という課題があった。【解決手段】上記課題を解決するために、本発明である残価設定型商品販売システムを保有する唯一の買取業者が買取予定価格、すなわち残価を設定することとしている。また、対象商品の特定のため、商品購入者は、スマートフォン画面などで撮影した購入レシートの画像を送信することによって、信頼性が高い残価設定型商品販売システムを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、商品購入店舗における商品購入の決済方法として、残価設定クレジット方式を導入した商品販売システムの技術に関する。
近時、ネットショッピングにおけるカード決済が盛んとなっている。その手軽さもあり、今後もさらに市場は拡大するものと見られている。また、カード決済の方式について、伝統的方式である分割払方式やリボ払方式などがある。
また、所定の実店舗(例えばカーディーラーの店舗、メーカー直販店)で対象商品を購入する場合に、返済プランのひとつとして残価設定クレジット方式が選択肢となることがある。それは、商品の販売価格(購入金額)そのものを基にした返済プランではなく、商品の販売価格(購入金額)から残価設定期間満了時の残価を控除した金額を基にした返済プランのことであり、高額の商品、例えば自動車や高額な電気製品の購入において、普及されつつある。ただし、残価の設定はその商品に詳しい知識がなければならないので、自社の商品について販売する場合に限り残価設定クレジット方式を認めるというものであった。
この残価設定クレジット方式の利点は、欲しいけれども「高過ぎて手の出なかった商品」を「手の届く商品」とすることにある。その一方、残価設定期間満了時において、ユーザは商品の返却をする、残価を一括返済する、又は残価を基にした新たな返済プランを設定する、のいずれかを選択しなければならない。商品の返却をする場合を考えれば、欲しい商品を「欲しい期間の分だけ支払う」という、ユーザから見て、新しい合理的な購入スタイルと言える。
商品を販売する立場から見ると、その買い易さから、新規販売需要の喚起につながることであり、歓迎するところである。
このように、残価設定クレジット方式の返済プランは、残価設定期間満了時の残価データを保有する自社の商品に限ったものであったが、自社の商品に限らずにより広い分野で応用できるとする下記の先行する特許文献がある。ここでは、残価設定可能な商品の指定の受付と、予め複数の買取業者から取得した残価設定期間満了時における買取予定価格と、販売価格から将来支払う所定の価格である残価を控除した金額を基にした分割払と最終支払回に残価一括支払を組み合わせた返済プランと、及び最終支払回時期に商品購入者と買取業者との相互マッチング情報と、を情報提供するシステムを提案している。
特許第6149067号
上記先行技術文献は、情報提供するシステムの提案であり、最終的には、商品購入者と買取業者との相対取引にゆだねられる。
実際には買取予定価格に基づいて残価設定型のローン等をカード会社経由で行う場合が多いものと考えられる。この場合にカード会社が負うリスクとしては、購入者からローン返済がされないというリスクと、買取業者が買い取らないために設定された残価分の金銭債権が債務不履行状態となるリスクである。したがって、カード会社は、少なくとも購入される商品を特定したうえで、その商品の残価を設定した買取業者にその買取を実行させる必要がある。従って、カード会社が残価設定型ローンの実行をする際にはどのような商品について購入が行われたか、残価の情報をどの買取業者が発信したかを知ることなしに残価を考慮したローンの実行をすることはできない。先行技術文献の残価を設定したうえでローンをどのように組めるかという情報を得たとしても、従来のカード決済端末におけるカード決済情報は、カード利用者と購入金額を特定する情報などがカード決済端末から得られるのみであって、どのような商品を購入したかという情報は得られない。つまり、商品購入店舗からのカード会社への送信情報には、カード会社への請求に必要な「どこで、いくらの買い物をしたか」の情報は含まれるが、「何を買ったか」の明細情報は含まれない。そのため、残価設定クレジット方式の対象とする商品の特定を専用のウエブページでの購入者による入力に任せる、というのが先行技術文献による解決である。つまり、商品購入者からカード会社へのリクエスト送信によって、商品名を入力するプロセスが提案されているが、商品購入者に任されており、エビデンスとしては弱く、悪意の商品購入者による偽装入力が避けられない、という課題があった。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のような構成を備え、本発明である残価設定型商品販売システムを保有する唯一の買取業者が買取予定価格、すなわち残価を設定することとしている。また、商品購入者は、残価設定方式の対象とする商品購入時に、先ず、残価設定型商品販売システムにログインし、商品購入希望(ブランド名や商品名など)を入力する。商品購入者は、残価設定型商品販売システムの接続を保留したまま、商品購入店舗において商品を購入して商品の売値全額をカード決済又は現金などで支払う。次いで、商品購入者は、スマートフォン画面などで撮影した購入レシートの画像を送信する。商品購入希望の商品と購入レシートに印字された商品が合致したとの比較結果の返信を得た場合、商品購入者は、残価設定型クレジット方式に変更する。現金払の場合は、カード会社から商品購入者に残価が返金される、とする残価設定型商品販売システムを提供する。上記の例では、商品購入店舗における商品の購入/支払の間、残価設定型商品販売システムとの接続を保留したままとしているが、商品購入店舗における商品の購入/支払の前後で、残価設定型商品販売システムを一旦ログアウトし、再度ログインすることとしてもよい。
すなわち、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持する残価保持部と、残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する商品購入希望取得部と、商品購入エビデンスを利用者識別情報と関連付けて取得するエビデンス取得部と、同一の利用者識別情報と関連付けられている商品購入希望にかかる商品識別情報と、商品購入エビデンスとを比較するためのルールを保持する比較ルール保持部と、保持されている比較ルールを利用して、同一の利用者識別情報に関連付けられている商品識別情報で識別される商品情報と、商品購入エビデンスで購入が証明される商品情報とが合致するかの比較をする比較部と、比較結果を出力する比較結果出力部と、を有する残価設定型商品販売システム。
また、さらに、上記第一の残価設定型商品販売システムを基本として、利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得するクレジットカード決済情報取得部と、比較結果出力部での比較結果が合致するとの結果である場合にはクレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正する修正部と、修正結果を出力する出力部と、をさらに有する第二の残価設定型商品販売システムも提供する。
また、上記第一又は第二の残価設定型商品販売システムを基本として、エビデンス取得部は、静止画又は動画を取得する画像取得手段を有する第三の残価設定型商品販売システムも提供する。
また、上記第一から第三の残価設定型商品販売システムを基本として、商品購入希望取得部は、同一の商品識別情報に関連付けられている商品と同じく関連付けられている残価と、商品購入店舗において想定される売値と、を示して商品購入希望の意思表示のために商品を選択させる商品選択手段を有する第四の残価設定型商品販売システムも提供する。
また、上記第一から第四の残価設定型商品販売システムを基本として、残価保持部は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持する期間毎残価保持手段をさらに有し、商品購入希望取得部は、残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及びその商品識別情報で識別される商品の残価設定期間と、利用者識別情報と関連付けて取得する期間付商品購入希望取得手段を有する第五の残価設定型商品販売システムも提供する。
また、上記第一から第五の残価設定型商品販売システムを基本として、残価保持部は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価と、その商品識別情報で識別される商品の残価設定期間満了時のリサイクル業者が提示している標準的な買値と、を関連付けて保持するリサイクル業者提示買値保持手段をさらに有する第六の残価設定型商品販売システムも提供する。
また、上記第五の残価設定型商品販売システムを基本として、商品購入希望取得部は、期間付商品購入希望取得手段にて取得した残価設定期間の変更を受付ける残価設定期間変更受付手段を有し、修正部は、残価設定期間変更手段にて取得した残価設定期間の変更に応じてクレジットカード決済情報を生成する後日生成手段を有する第七の残価設定型商品販売システムも提供する。
以上のような構成をとる本発明によって、商品購入店舗における商品購入において、信頼性が高い残価設定型の商品販売が可能となる。
実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、概要の一例を説明するための図である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持する一例である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、利用者に関する情報を事前に登録するための入力画面の一例である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、入力者IDとパスワード入力前のログイン画面の一例である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、入力者IDとパスワード入力済のログイン画面の一例である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力用画面の一例である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力済画面の一例である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。 実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、当初の1年12回払いのクレジットを、残価設定型クレジットに変更した場合の課金額の減額修正の例である。ここで残価設定期間は1年とする。 実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、クレジットカード決済情報が、毎月分割払から残価設定型クレジットに変更した場合の課金額修正の一例を表す図である。 実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。 実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。 実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力用画面の一例である。 実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力済画面の一例である。 実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。 実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持する一例である。 実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力用画面の一例である。 実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力済画面の一例である。 実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。 実施形態6の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態6の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。 実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、当初の残価設定期間12ヶ月12回払いの残価設定型クレジットを2回までの払込み終了後、残価設定期間6ヶ月6回払いの残価設定型クレジットに変更した場合の課金額修正の一例を表す図である。である。 実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。 実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
実施形態1は、主に請求項1、請求項8、請求項10について説明する。
実施形態2は、主に請求項2、請求項9、請求項11について説明する。
実施形態3は、主に請求項3について説明する。
実施形態4は、主に請求項4について説明する。
実施形態5は、主に請求項5について説明する。
実施形態6は、主に請求項6について説明する。
実施形態7は、主に請求項7について説明する。
<実施形態1>
<実施形態1の概要>
図1は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、概要の一例を説明するための図である。この図により、主な情報の流れが番号順に例示されている。先ず、ABC残価設定型商品販売サービス株式会社(0101)が運営管理するコンピュータであり、サーバである残価設定型商品販売システム(0102)は、商品購入店舗において、スマートフォン画面など(0104)を利用した、利用者(0103)からの(1)ログイン要求を受け付ける。ログイン要求が正しければ、残価設定型商品販売システムは、(2)ログイン認証して、(3)商品購入希望のための入力用画面を送信する。次いで、利用者は、(4)商品購入希望の必要項目の入力済画面を残価設定型商品販売システムに送信する。利用者は、残価設定型商品販売システムの接続を保留したまま、商品購入店舗において、当該希望商品を購入して商品の売値全額を支払う。次いで、利用者は、(5)商品購入エビデンス(購入レシートのスマートフォン撮影画像など)を残価設定型商品販売システムに送信する。残価設定型商品販売システムは、(4)商品購入希望と(5)商品購入エビデンスを突合し、その商品が合致するかを比較する。(6)比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する。上記の例では、商品購入店舗における商品の購入/支払の間、残価設定型商品販売システムとの接続を保留したままとしているが、商品購入店舗における商品の購入/支払の前後で、残価設定型商品販売システムを一旦ログアウトし、再度ログインすることとしてもよい。
<実施形態1の構成>
図2は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態1の残価設定型商品販売システム(0200)は、残価保持部(0201)と、商品購入希望取得部(0202)と、エビデンス取得部(0203)と、比較ルール保持部(0204)と、比較部(0205)と、比較結果出力部(0206)と、を有する。
なお、以下に記載する本システムの機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやメインメモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザインターフェースなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、メインメモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<実施形態1の構成の説明>
<実施形態1の構成の説明:残価設定型商品販売システム>
以上のような構成を持つコンピュータであり、サーバである。
<実施形態1の構成の説明:残価保持部>
「残価保持部」(図2:0201)は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持するように構成されており、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
商品識別情報は個々の商品を識別するための情報であり、同一と見做される商品は同一の商品識別情報で識別されることが好ましい。図3は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持する一例である。この例では、ブランド名(0301)、商品名(0302)、商品カラー画像(0303)などの商品を特定するための情報に加えて、想定される売値(0304)及び残価設定期間後の残価(0305)と商品識別情報(0306)を関連付けている。ここで言う想定される売値とは、サーバが持っている唯一的な標準的新品価格のことである。なお、残価設定期間後の残価の代わりに、残価設定期間後の残価率(=残価設定期間後の残価/想定される売値)を保持してもよい。その場合、残価設定期間後の残価は、想定される売値×残価設定期間後の残価率で算出してもよい。またさらに、これらの情報は、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。残価保持部に保持されている内容の編集をするための編集部を設けるのが好ましい。編集部は商品相場に応じて想定される売値を修正したり、新たな商品識別情報を追加したり、あるいは商品識別情報を削除したり、さらには残価の設定を変更したりできるように構成することが好ましい。あるいは残価設定期間と残価との組み合わせを新たに追加したり、削除したりできるように構成することが好ましい。さらに商品識別情報に関連付けて、その商品を残価設定型で購入することを認める店舗(ネット上の店舗を含む)を識別する店舗識別情報が商品識別情報に関連付けられていてもよい。この場合には後述するエビデンス取得部で取得するエビデンスを用いて比較する場合に店舗が合致しているかも比較するように構成する。商品識別情報は、その商品識別情報で識別される商品の属性情報を保持している商品属性情報保持部にてその商品の属性情報を取得するのに用いられる。この商品属性情報は、比較部での比較の際に利用される場合がある。
<実施形態1の構成の説明:商品購入希望取得部>
「商品購入希望取得部」(図2:0202)は、残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。グラフィカルユーザインターフェースとしては、例えば、プルダウンメニューをクリックする、又は/及び、画像データをクリックすることにより、ブランド名や商品名や商品カラー画像などを選択するような画面で構成される。
図4は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、利用者に関する情報を事前に登録するための入力画面の一例である。利用者に関する情報は、例えば、利用者の氏名(0401)、利用者の住所(0402)、郵便番号(0403)などの利用者を特定する項目、及び固定電話番号(0404)や携帯電話番号(0405)、メールアドレス(0406)など利用者の連絡先、その他クレジットカード情報(例えばクレジットカードのナンバー(0407)と、セキュリティーコード(0408))、銀行口座情報(銀行名(0409)、支店名(0410)、支店コード(0411)、銀行口座番号(0412)、銀行口座名義(0413)、銀行口座種別(0414))、職業種別(0415)、百貨店などの小売店を特定する情報(0416)及びその会員番号(0417)、などであるが、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
実施形態1の残価設定型商品販売システムは、利用者に関する情報を事前登録するに際して、利用者識別情報を利用者に発行し、利用者に関する情報と関連付けて保持する。
また、実施形態1の残価設定型商品販売システムは、ログイン要求に用いる入力者IDとパスワードを利用者に発行することが好ましい。さらに、ログイン認証において、入力者IDとパスワードに加えて、実施形態1の残価設定型商品販売システムを利用しようとする者が事前登録されている利用者であることを識別する利用者識別情報の入力もまた必要である。ただしその場合、入力者IDと利用者識別情報とは同一であってもよく、その場合は入力者IDの入力をもって、利用者識別情報の入力としてもよい。
図5は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、入力者ID(0501)とパスワード(0502)入力前のログイン画面の一例である。ここでは、入力者IDと利用者識別情報とは同一の場合とする。また図6は、入力者ID(0601)とパスワード(0602)入力済のログイン画面の一例である。登録後の利用者が、図5のログイン画面に正しい入力者IDとパスワードを入力して、図6のログイン画面とし、「GO」(0604)ボタンをクリックすれば、実施形態1の残価設定型商品販売システムはログイン認証する。一方、図6のログイン画面で「CLEAR」(0603)ボタンをクリックすれば、図5のログイン画面に戻ることとしてもよい。
図7は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力用画面の一例である。この例では、ブランド名(0701)と商品名(0702)がプルダウンメニューで選択でき、ブランド名と商品名で抽出された一以上の商品カラー画像(0703)がクリックするたびにローテーションしてダブルクリックで選択でき、連動して想定される売値(0704)及び残価設定期間後の残価(0705)が表示されるように構成されている。ここで、「CLEAR」(0706)と「GO」(0707)はいずれかのボタンをクリックするように構成されている。ここにおいて、想定される売値(0704)、又は/及び、残価設定期間後の残価(0705)は必須ではなく、必ずしも表示しなくてもよい。なお、この入力用画面は例示に過ぎず、入力項目は、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
図8は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力済画面の一例である。この例では、プルダウンメニューによって、ブランド名(0801)に「レイバトン」、商品名(0802)に「ハンドバッグモノグラムミニキャンパスレザーブルー」、購入希望の商品カラー画像(0803)が選択されて、想定される売値(0804)に「122,850円」及び残価設定期間後の残価(0805)に「60,000円」が表示されている。ここで利用者が「GO」(0807)ボタンをクリックすれば、実施形態1の残価設定型商品販売システムは商品購入希望の入力済画面として受け付け、商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する。一方、「CLEAR」(0806)ボタンをクリックすれば、図7の商品購入希望の入力用画面に戻ることとしてもよい。なお、ここにおいて、想定される売値(0804)、又は/及び、残価設定期間後の残価(0805)は必須ではなく、必ずしも入力項目としなくてもよい。ここで取得された商品購入希望に関する情報はシステムに記録され保持される。保持される期限を設けて所定日数経過してもその商品に関するエビデンスが取得されない場合には商品購入希望を削除するないしは無効とする処理をするように構成することも考えられる。また利用者は、自身の商品購入希望リストや履歴を閲覧することが可能なように構成することが好ましい。商品購入希望が現在も有効か、削除されていないかなどを確かめるためである。また商品購入希望を訂正することができるように構成することも好ましい。例えば商品購入希望の削除、商品購入希望をする商品の変更などができるように構成することが考えられる。また商品購入希望は利用者に応じてその購入希望する商品の上限価格を設定可能に構成すると便利である。信用が高い利用者に対しては上限価格を一般よりも高くすることが考えられる。また商品購入希望を同時に複数することができるように構成してもよい。その場合にはその総額が所定金額を超過しない範囲でいくつでも商品購入希望をできるように構成することが好ましい。さらに商品購入希望として保持する期限の残り日数や残り時間を利用者に閲覧させるように構成してもよい。
<実施形態1の構成の説明:エビデンス取得部>
「エビデンス取得部」(図2:0203)は、商品購入エビデンスを利用者識別情報と関連付けて取得するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。グラフィカルユーザインターフェースとしては、例えば、商品購入店舗から発行された購入レシートをスマートフォンなどで撮影した画像を受け付け、利用者識別情報と関連付けて取得する。ここにおける購入レシートには商品の突合に必要な情報として、ブランド名、商品名、商品コード、売値、数量、支払方法、購入年月日、商品購入店舗名などが含まれている。なお。エビデンスは紙の商品購入レシートを写真撮影したものに限定されることはない。電子的に発行される商品購入レシートなどでもよい。電子的に発行される商品購入レシートは、実店舗でPOSレジスターから通信を介して受信するレシートや、ウエブサイトでの購入に応じて電子的に発行されるレシートでもよい。さらに商品販売者による商品販売証明書のようなものであってもよい。レシート以外に証明書や領収書(宛名付)など名称を問わない。さらにこれらに加えて購入した商品の外観写真などがエビデンスの一部を構成してもよい。
<実施形態1の構成の説明:比較ルール保持部>
「比較ルール保持部」(図2:0204)は、同一の利用者識別情報と関連付けられている商品購入希望にかかる商品識別情報と、商品購入エビデンスとを比較するためのルールを保持するように構成されており、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
保持されている「比較ルール」とは、商品購入希望によって選択された商品と、商品購入エビデンスによって特定された商品が、合致するか否かを判定するルールである。例えば、ブランド名や商品名や商品カラー画像などで特定された商品購入希望における商品識別情報で識別される商品情報と、商品購入エビデンスである購入レシートの画像の印字をOCRなどの技術を利用して文字認識した結果が示す商品情報とが一致すること、により合致すると判定するなどである。合致すると判定するルールは、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。さらに比較ルールとしては、その商品識別情報で識別される商品の購入希望入力日付と、エビデンスに示されている実際の商品購入日付との関係を比較するルールが含まれていてもよい。例えば商品購入希望入力日付が実際の商品購入日よりも後である場合には合致と判断しないようにこのルールを構成してもよい。さらには、商品購入希望入力日付から実際のエビデンスで示される商品購入日付が所定時間ないしは所定日数経過している場合には合致としないように構成することも考えられる。
<実施形態1の構成の説明:比較部>
「比較部」(図2:0205)は、保持されている比較ルールを利用して、同一の利用者識別情報に関連付けられている商品識別情報で識別される商品情報と、商品購入エビデンスで購入が証明される商品情報とが合致するかの比較をするための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
比較結果は、二者択一であり、合致した場合は「合致した」とし、合致しなかった場合は「合致しない」とする。
<実施形態1の構成の説明:比較結果出力部>
「比較結果出力部」(図2:0206)は、比較結果を出力するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
比較結果である、「合致した」又は「合致しない」を、利用者のスマートフォン画面などに出力する。また、この出力はシステム側でも利用される。この出力を受けてシステム側では、残価設定型の購入が実行されたとするステータスが商品識別情報と利用者識別情報とエビデンスで示される購入価格と、設定されている残価と関連付けて記録され保持される。この情報は将来的には残価相当のシステム運用側等での回収に利用される。つまり、残価設定期間満了時に残るその利用者に対する債権実行情報として利用される。
<実施形態1のその他の説明>
利用者が商品購入店舗において、当該希望商品を現金で購入する場合は、利用者識別情報と関連付けられたクレジットカード情報を取得し、さらに、そのクレジットカード情報と関連付けて銀行口座情報を取得して、残価相当額を当該銀行口座に振り込むための処理をする。ここにおいて、クレジットカード情報を有せず、直接に利用者識別情報と銀行口座情報とが関連付けされていてもよく、その場合も、残価相当額を当該銀行口座に振り込むための処理をする。
残価設定期間終了後、利用者が引き続きその商品の利用を希望する場合には、当該クレジットカードから残価の請求が利用者に対して行われる。同様の場合にクレジットカード情報を有しない場合は、残価設定期間終了後、当該銀行口座から残価の引き落としが行われる。残価設定期間終了後、商品を所定の店舗でシステム運用者側等に引き渡した場合には残価の請求は原則としてなされない。
<実施形態1のハードウェア構成>
図9は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、残価保持部、商品購入希望取得部、エビデンス取得部、比較ルール保持部、比較部、比較結果出力部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(0901)と、メインメモリ(0902)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(0903)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(0904)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、ログイン認証に際して、インターフェースを介して入力され、メインメモリのデータ領域に格納されている利用者識別情報(0914)が、既に事前登録されて不揮発性メモリに格納されている利用者識別情報(0927)の一に合致していることを確認している。
CPUは、残価保持プログラム(0905)を実行し、既に不揮発性メモリに格納されている商品識別情報(0924)及び商品識別情報に関連付けて保持されている残価(0925)をメインメモリのデータ領域の商品識別情報(0911)及び商品識別情報に関連付けられた残価(0912)に読み出す。
そして、CPUは、商品購入希望取得プログラム(0906)を実行し、インターフェースを介して入力された商品購入希望を、商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得し、メインメモリのデータ領域の商品購入希望(0913)及び不揮発性メモリの商品購入希望(0926)に格納する。
そして、CPUは、エビデンス取得プログラム(0907)を実行し、インターフェースを介して入力された商品購入エビデンスを、利用者識別情報と関連付けて取得し、メインメモリのデータ領域の商品購入エビデンス(0915)及び不揮発性メモリの商品購入エビデンス(0928)に格納する。
そして、CPUは、比較ルール保持プログラム(0908)を実行し、既に不揮発性メモリに格納されている比較ルール(0929)をメインメモリのデータ領域の比較ルール(0916)に読み出す。
そして、CPUは、比較プログラム(0909)を実行し、メインメモリのデータ領域において、比較ルール(0916)を利用して、同一の利用者識別情報(0914)と関連付けられている、商品購入希望(0913)で識別される商品と、商品購入エビデンス(0915)で購入が証明される商品とが合致するかの比較をし、合致した場合の「合致した」又は合致しなかった場合の「合致しない」を、メインメモリのデータ領域の比較結果(0917)及び不揮発性メモリの比較結果(0930)に格納する。
そして、CPUは、比較結果出力プログラム(0910)を実行し、比較結果である、「合致した」又は「合致しない」を、図示しない利用者のスマートフォン画面などに出力する。
<実施形態1の処理の流れ>
図10は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
まず、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する(S1001)。
次に、エビデンスの取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられた商品購入エビデンスを取得し、格納する(S1002)。
次に、比較ルールの読み出しステップとして、比較ルールを読み出す(S1003)。
次に、比較ステップとして、比較ルールを利用して、商品購入希望の商品と商品購入エビデンスの商品とを比較し、比較結果に「合致した」又は「合致しない」を格納する(S1004)。
次に、比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S1005)。
<実施形態1の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、商品購入店舗における商品購入において、信頼性が高い残価設定型の商品販売が可能となる。
<実施形態2>
<実施形態2の概要>
実施形態2は、上記実施形態1を基本として、利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得するクレジットカード決済情報取得部と、比較結果出力部での比較結果が合致するとの結果である場合にはクレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正する修正部と、修正結果を出力する出力部と、をさらに有することを特徴とする残価設定型商品販売システムである。
<実施形態2の構成>
図11は、実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態2の残価設定型商品販売システム(1100)は、残価保持部(1101)と、商品購入希望取得部(1102)と、エビデンス取得部(1103)と、比較ルール保持部(1104)と、比較部(1105)と、比較結果出力部(1106)と、を有し、クレジットカード決済情報取得部(1107)と、修正部(1108)と、出力部(1109)と、をさらに有している。
なお、これら残価保持部と商品購入希望取得部とエビデンス取得部と比較ルール保持部と比較部と比較結果出力部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態2の特徴点であるクレジットカード決済情報取得部と修正部と出力部について、以下説明する。
<実施形態2の構成の説明:クレジットカード決済情報取得部>
「クレジットカード決済情報取得部」(1107)は、利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、利用者は、残価設定方式の対象とする商品購入時に、一旦、商品購入店舗において商品の売値全額をクレジットカード決済する。次いで、利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得する。ただし、利用者の銀行口座から直ちに決済金額が引き落とされることはないように構成する。後に修正するためである。
<実施形態2の構成の説明:修正部>
「修正部」(1108)は、比較結果出力部での比較結果が合致するとの結果である場合にはクレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。ただし、クレジットカードの決済システムに対して修正依頼を出力するという構成であってもよく、必ずしも修正部が修正をする構成には限られない。従って、ここで言う「減額修正する」は、実際にクレジットカードの決済システムに働きかけて減額修正する場合と、減額修正するために何らかの処理(減額修正依頼、減額修正通知、減額修正指示、など)をする場合の両者を含むものである。さらに、修正部での修正結果出力がクレジットカードの銀行口座引き落としタイミングをまたいで(商品購入時のクレジットカード決済額が減額修正前に口座引き落としされた場合)しまった場合には、またいだとの判断結果に基づいてその銀行口座に設定残価分の現金の戻入を行うように構成することが好ましい。
図12は、実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、当初の1年12回払いのクレジットを、残価設定型クレジットに変更した場合の課金額の減額修正の例である。ここで残価設定期間は1年とする。例えば、商品の想定される売値(1204)は122,850円であるが、利用金額(実際の売値)(1207)は110,0000円であり、それを対象とした1年12回払いのクレジットカード決済の1回当りの課金額(1210)が、手数料等込みで9,900円/回であったとする。ここで、1年後の残価(1205)の60,000円を利用して計算した、残価控除後の金額(1208)は50,000円となる。この残価控除後の金額である50,000円を対象とした、残価設定型1年12回払いのクレジットカード決済の1回当りの課金額(1211)は、手数料等込みで4,500円/回に減額修正される。ここにおいて、4,500円/回は、9,900円/回×50,000円/110,0000円より算出する。この場合、最終回の課金額は、1回当りの課金額である4,500円に残価の60,000円を加えた額、64,500円である。なお、残価設定型クレジットにおける課金の方式は、この例に限るものではなく、最終回の課金額を残価と同額とし、最終回を除いた回数で、残価控除後の金額を賄う方式にしてもよい。
<実施形態2の構成の説明:出力部>
「出力部」(1109)は、修正結果を出力するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
減額修正した修正結果を図示しない利用者のスマートフォン画面などに出力する。その際、例えば、減額修正後の1回当りの課金額である4,500円/回は、9,900円/回×50,000円/110,0000円より算出する、などの算出過程、又は/及び、残価設定期間における課金額のシミュレーションを明示することが好ましい。
<実施形態2のハードウェア構成>
図13は、実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1の残価設定型商品販売システムを基本として、クレジットカード決済情報取得部と修正部と出力部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(1301)と、メインメモリ(1302)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(1303)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(1304)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、クレジットカード決済情報取得プログラム(1311)を実行し、インターフェースを介して入力されたクレジットカード決済情報を取得し、利用者識別情報と関連付けて、メインメモリのデータ領域のクレジットカード決済情報(1321)及び不揮発性メモリのクレジットカード決済情報(1339)に格納する。
そして、CPUは、修正プログラム(1312)を実行し、メインメモリのデータ領域にある比較結果(1320)が「合致した」である場合は、メインメモリのデータ領域のクレジットカード決済情報(1321)を更新して、メインメモリのデータ領域のクレジットカード決済情報(1321)及び不揮発性メモリのクレジットカード決済情報(1339)に格納する。図14は、実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、クレジットカード決済情報が、毎月分割払から残価設定型クレジットに変更した場合の課金額修正の一例を表す図である。この図に例示するように、返済プラン、残価、残価控除後の金額、1回当りの課金額などを変更の対象情報としてもよい。これらの情報は、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。またさらに、上記変更後の1回当りの課金額を利用者識別情報と関連付けて、メインメモリのデータ領域の修正結果(1322)及び不揮発性メモリの修正結果(1340)に格納する。
そして、CPUは、出力プログラム(1313)を実行し、メインメモリのデータ領域にある修正結果(1322)を、図示しない利用者のスマートフォン画面などに出力する。
<実施形態2の処理の流れ>
図15は、実施形態2の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
まず、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する(S1501)。
次に、エビデンスの取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられた商品購入エビデンスを取得し、格納する(S1502)。
次に、比較ルールの読み出しステップとして、比較ルールを読み出す(S1503)。
次に、比較ステップとして、比較ルールを利用して、商品購入希望の商品と商品購入エビデンスの商品とを比較し、比較結果に「合致した」又は「合致しない」を格納する(S1504)。
次に、比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S1505)。
次に、クレジットカード決済情報の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられたクレジットカード決済情報を取得し、格納する(S1506)。
次に、クレジットカード決済情報の1回当りの課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正し、修正結果を格納する(S1507)。
次に、出力ステップとして、修正結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S1508)。
<実施形態2の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、残価設定方式の対象とする商品購入時に、一旦、商品購入店舗において実際の売値全額をクレジットカード決済で支払い、次いで、残価を利用して、1回当りの課金額を減額修正することが可能となる。
<実施形態3>
<実施形態3の概要>
実施形態3は、上記実施形態1又は実施形態2を基本として、さらに、エビデンス取得部は、静止画又は動画を取得する画像取得手段を有する、ことを特徴とする残価設定型商品販売システムである。
<実施形態3の構成>
図16は、実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態3の残価設定型商品販売システム(1600)は、残価保持部(1601)と、商品購入希望取得部(1602)と、エビデンス取得部(1603)と、比較ルール保持部(1604)と、比較部(1605)と、比較結果出力部(1606)と、を有し、エビデンス取得部の内に画像取得手段をさらに有している。
なお、これら残価保持部と商品購入希望取得部とエビデンス取得部と比較ルール保持部と比較部と比較結果出力部と、に関しては、上記実施形態1又は実施形態2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態3の特徴点である画像取得手段について、以下説明する。
<実施形態3の構成の説明:画像取得手段>
「画像取得手段」は、エビデンス取得部において、静止画又は動画を取得するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。エビデンス取得部は、商品の突合に必要な情報として、例えば、商品購入店舗から発行された購入レシートをスマートフォンなどで撮影した画像を受け付け、利用者識別情報と関連付けて取得する。ここにおける購入レシートには商品の突合に必要な情報として、ブランド名、商品名、商品コード、売値、数量、支払方法、購入年月日、商品購入店舗名などが含まれている。なお。エビデンスは紙の商品購入レシートを写真撮影したものに限定されることはない。電子的に発行される商品購入レシートなどでもよい。電子的に発行される商品購入レシートは、実店舗でPOSレジスターから通信を介して受信するレシートや、ウエブサイトでの購入に応じて電子的に発行されるレシートでもよい。さらに商品販売者による商品販売証明書のようなものであってもよい。レシート以外に証明書や領収書(宛名付)など名称を問わない。さらにこれらに加えて購入した商品の外観写真などがエビデンスの一部を構成してもよい。またさらに、商品の突合に有用であれば、商品の撮影角度を変えた複数の外観写真(例えば、全体像、商品の特徴的な部分、商品タグ部分、商品コード印刷部分、生産国部分など)、商品内容を明示するパンフレットなどの静止画像、商品タグの静止画像、商品を梱包していた箱の外観の静止画像、商品を梱包していた箱の商品コード等表示部分の静止画像、商品の包装の静止画像、あるいは、動きを特徴とする商品の場合は、その動きを動画として、取得することが好ましく、画像取得手段は、利用者のスマートフォンなどで撮影した、このような多様な静止画又は動画を取得するための機能を有している。特に、金額の大きい支払いは、印字の消え易い購入レシートの代わりに、例えば税務調査のチェックに備えてなどの理由で、記載した文字が消えない領収書(宛名付)を受領することが多い。店舗によっては、領収書(宛名付)と購入レシートを重複発行しないため、この場合においては、購入レシートに含まれる上述の項目は、領収書(宛名付)にも同様には記載される必要があるが、画像取得手段で取得する多様な静止画又は動画で補完してもよい。
「比較手段(画像を用いる比較)」
画像取得手段にて取得した画像は、人が肉眼で検査することで商品購入希望がされた商品と比較することも考えられるが、画像情報を電子的に処理して比較を行うことも考えられる。この場合には商品の画像データベースを持ち、商品購入希望に該当する商品の画像群とエビデンスとして取得された画像とを比較することが考えられる。画像比較は基本的には画像の特徴点どうしを比較することで判断する。特徴点はN次元の要素で定義し、ノードとし、N次元ベクトル空間内で距離が最も近いノードが商品購入希望にかかる商品の画像の特徴点となるノードであるか判断することで行う。最近傍グラフなどを用いて実行することが考えられる。
<実施形態3のハードウェア構成>
図17は、実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1又は実施形態2の残価設定型商品販売システムを基本として、画像取得手段は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(1701)と、メインメモリ(1702)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(1703)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(1704)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、エビデンス取得プログラム(1707)を実行し、さらに、CPUは、画像取得サブプログラム(1711)を実行し、インターフェースを介して入力された、静止画又は動画を含む商品購入エビデンスを、利用者識別情報と関連付けて取得し、メインメモリのデータ領域の商品購入エビデンス(1716)及び不揮発性メモリの商品購入エビデンス(1730)に格納する。。
<実施形態3の処理の流れ>
図18は、実施形態3の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
まず、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する(S1801)。
次に、エビデンスの取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられた商品購入エビデンスを取得し、格納する。ここで、商品購入エビデンスとして多様な静止画又は動画を取得することを実現する画像取得サブステップを含んでいる(S1802)。
次に、比較ルールの読み出しステップとして、比較ルールを読み出す(S1803)。
次に、比較ステップとして、比較ルールを利用して、商品購入希望の商品と商品購入エビデンスの商品とを比較し、比較結果に「合致した」又は「合致しない」を格納する(S1804)。なおこの比較は人が行って、その結果を入力するように構成する部分を含んでもよい。特に画像比較の場合である。しかし、商品属性情報としてのテキスト情報の他に、画像情報に関しても電子的に処理することが考えられる。この場合にはこのステップは前述の処理を伴う画像比較サブステップを含むこととなる。
次に、比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S1805)。
<実施形態3の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、商品購入店舗における商品購入において、商品購入希望の商品情報と商品購入エビデンスの商品情報との突合の精度向上が可能となる。
<実施形態4>
<実施形態4の概要>
実施形態4は、上記実施形態1から実施形態3を基本として、商品購入希望取得部は、同一の商品識別情報に関連付けられている商品と同じく関連付けられている残価と、商品購入店舗において想定される売値と、を示して商品購入希望の意思表示のために商品を選択させる商品選択手段をさらに有することを特徴とする残価設定型商品販売システムである。
<実施形態4の構成>
図19は、実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態4の残価設定型商品販売システム(1900)は、残価保持部(1901)と、商品購入希望取得部(1902)と、エビデンス取得部(1903)と、比較ルール保持部(1904)と、比較部(1905)と、比較結果出力部(1906)と、を有し、商品購入希望取得部の内に商品選択手段をさらに有している。
なお、これら残価保持部と商品購入希望取得部とエビデンス取得部と比較ルール保持部と比較部と比較結果出力部と、に関しては、上記実施形態1から実施形態3にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態4の特徴点である商品選択手段について、以下説明する。
<実施形態4の構成の説明:商品選択手段>
「商品選択手段」は、商品購入希望取得部において、同一の商品識別情報に関連付けられている商品と同じく関連付けられている残価と、商品購入店舗において想定される売値と、を示して商品購入希望の意思表示のために商品を選択させるための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
図20は、実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力用画面の一例である。この例では、ブランド名(2001)と商品名(2002)がプルダウンメニューで選択でき、ブランド名と商品名で抽出された一以上の商品カラー画像(2003)がクリックするたびにローテーションしてダブルクリックで選択でき、連動して想定される売値(2004)及び残価設定期間後の残価(2005)が表示されるように構成されている。ここで、「CLEAR」(2006)と「GO」(2007)はいずれかのボタンをクリックするように構成されている。なお、この入力用画面は例示に過ぎず、入力項目は、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
図21は、実施形態1の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力済画面の一例である。この例では、プルダウンメニューによって、ブランド名(2101)に「レイバトン」、商品名(2102)に「ハンドバッグモノグラムミニキャンパスレザーブルー」、購入希望の商品カラー画像(2103)が選択されて、想定される売値(2104)に「122,850円」及び残価設定期間後の残価(2105)に「60,000円」が表示されている。ここで利用者が「GO」(2107)ボタンをクリックすれば、実施形態1の残価設定型商品販売システムは商品購入希望の入力済画面として受け付け、商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する。一方、「CLEAR」(2106)ボタンをクリックすれば、図20の商品購入希望の入力用画面に戻ることとしてもよい。
<実施形態4のハードウェア構成>
図22は、実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1から実施形態3の残価設定型商品販売システムを基本として、商品選択手段は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(2201)と、メインメモリ(2202)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(2203)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(2204)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、商品購入希望取得プログラム(2206)を実行し、さらに、CPUは、商品選択サブプログラム(2211)を実行し、インターフェースを介して入力された、想定される売値及び残価設定期間後の残価を含む商品購入希望を、商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得し、メインメモリのデータ領域の商品購入希望(2214)及び不揮発性メモリの商品購入希望(2229)に格納する。
<実施形態4の処理の流れ>
図23は、実施形態4の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
まず、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する。ここで、商品購入希望に、想定される売値及び残価設定期間後の残価を含むことで、利用者の商品選択を支援する商品選択サブステップを含んでいる(S2301)。
次に、エビデンスの取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられた商品購入エビデンスを取得し、格納する(S2302)。
次に、比較ルールの読み出しステップとして、比較ルールを読み出す(S2303)。
次に、比較ステップとして、比較ルールを利用して、商品購入希望の商品と商品購入エビデンスの商品とを比較し、比較結果に「合致した」又は「合致しない」を格納する(S2304)。
次に、比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S2305)。
<実施形態4の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、商品購入店舗における商品購入において、想定される売値及び残価設定期間後の残価を明示することで、利用者の商品選択を支援することが可能となる。
<実施形態5>
<実施形態5の概要>
実施形態5は、上記実施形態1から実施形態4を基本として、残価保持部は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持する期間毎残価保持手段をさらに有し、商品購入希望取得部は、残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及びその商品識別情報で識別される商品の残価設定期間と、利用者識別情報と関連付けて取得する期間付商品購入希望取得手段を有することを特徴とする残価設定型商品販売システムである。
<実施形態5の構成>
図24は、実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態5の残価設定型商品販売システム(2400)は、残価保持部(2401)と、商品購入希望取得部(2402)と、エビデンス取得部(2403)と、比較ルール保持部(2404)と、比較部(2405)と、比較結果出力部(2406)と、を有し、残価保持部の内に期間毎残価保持手段と、商品購入希望取得部の内に期間付商品購入希望取得手段と、をさらに有している。
なお、これら残価保持部と商品購入希望取得部とエビデンス取得部と比較ルール保持部と比較部と比較結果出力部と、に関しては、上記実施形態1から実施形態4にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態5の特徴点である期間毎残価保持手段と期間付商品購入希望取得手段について、以下説明する。
<実施形態5の構成の説明:期間毎残価保持手段>
「期間毎残価保持手段」は、残価保持部において、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持するように構成されており、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
図25は、実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持する一例である。この例では、ブランド名(2501)、商品名(2502)、商品カラー画像(2503)などの商品を特定するための情報に加えて、想定される売値(2504)及び残価設定期間後の残価(2505)と商品識別情報(2506)を関連付けている。またさらに、残価設定期間は、3ヶ月と6ヶ月と12ヶ月との3つに細分されており、その残価設定期間ごとに残価が保持される。またさらに、これらの情報は、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
<実施形態5の構成の説明:期間付商品購入希望取得手段>
「期間付商品購入希望取得手段」は、商品購入希望取得部において、残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及びその商品識別情報で識別される商品の残価設定期間と、利用者識別情報と関連付けて取得するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
図26は、実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力用画面の一例である。この例では、ブランド名(2601)と商品名(2602)がプルダウンメニューで選択でき、ブランド名と商品名で抽出された一以上の商品カラー画像(2603)がクリックするたびにローテーションしてダブルクリックで選択でき、連動して想定される売値(2604)、残価設定期間3ヶ月後の残価(2605)、残価設定期間6ヶ月後の残価(2606)及び残価設定期間12ヶ月後の残価(2607)とが表示されるように構成されている。利用者が、いずれか一の残価の前に配置されたチェックボックスをチェックすることで、残価設定期間を選択する。ここで、「CLEAR」(2608)と「GO」(2609)はいずれかのボタンをクリックするように構成されている。なお、この入力用画面は例示に過ぎず、入力項目は、必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
図27は、実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、残価設定型の商品購入希望の入力済画面の一例である。この例では、プルダウンメニューによって、ブランド名(2701)に「レイバトン」、商品名(2702)に「ハンドバッグモノグラムミニキャンパスレザーブルー」、購入希望の商品カラー画像(2703)が選択されて、想定される売値(2704)に「122,850円」、残価設定期間3ヶ月後の残価(2705)に「97,000円」、残価設定期間6ヶ月後の残価(2706)に「80,000円」及び残価設定期間12ヶ月後の残価(2707)に「60,000円」が表示されている。この例では、利用者が残価設定期間6ヶ月後の残価(2706)の前に配置されたチェックボックスをチェックして、残価設定期間に6ヶ月を選択したものとする。次いで、「GO」(2709)ボタンをクリックすれば、実施形態5の残価設定型商品販売システムは商品購入希望の入力済画面として受け付け、商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する。一方、「CLEAR」(2708)ボタンをクリックすれば、図26の商品購入希望の入力用画面に戻ることとしてもよい。
<実施形態5のハードウェア構成>
図28は、実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1から実施形態4の残価設定型商品販売システムを基本として、期間毎残価保持手段と期間付商品購入希望取得手段は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(2801)と、メインメモリ(2802)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(2803)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(2804)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、残価保持プログラム(2805)を実行し、さらに、CPUは、期間毎残価保持サブプログラム(2811)を実行し、既に不揮発性メモリに格納されている商品識別情報(2829)とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持されている残価(2830)をメインメモリのデータ領域の商品識別情報(2813)とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持されている残価(2814)に読み出す。
CPUは、商品購入希望取得プログラム(2806)を実行し、さらに、CPUは、期間付商品購入希望取得サブプログラム(2812)を実行し、インターフェースを介して入力された商品購入希望を、商品識別情報(2813)及びその商品識別情報で識別される商品の選択された残価設定期間(2820)と、利用者識別情報(2816)と関連付けて取得し、メインメモリのデータ領域の商品購入希望(2815)及び残価設定期間(2820)に格納し、次いで不揮発性メモリの商品購入希望(2831)及び残価設定期間(2836)に格納する。
<実施形態5の処理の流れ>
図29は、実施形態5の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
まず、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する。ここで、商品購入希望に、複数の残価設定期間から一の残価設定期間を選択させる期間付商品購入希望取得サブステップを含んでいる。またさらに、このサブステップは複数の残価設定期間ごとの残価を読み出す期間毎残価サブステップを含んでいる(S2901)。
次に、エビデンスの取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられた商品購入エビデンスを取得し、格納する(S2902)。
次に、比較ルールの読み出しステップとして、比較ルールを読み出す(S2903)。
次に、比較ステップとして、比較ルールを利用して、商品購入希望の商品と商品購入エビデンスの商品とを比較し、比較結果に「合致した」又は「合致しない」を格納する(S2904)。
次に、比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S2905)。
<実施形態5の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、商品購入店舗における商品購入において、複数の残価設定期間から一の残価設定期間とその場合の残価を選択することができ、利用者の商品選択の利便性を向上させることが可能となる。
<実施形態6>
<実施形態6の概要>
実施形態6は、上記実施形態1から実施形態5を基本として、残価保持部は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価と、その商品識別情報で識別される商品の残価設定期間満了時のリサイクル業者が提示している標準的な買値と、を関連付けて保持するリサイクル業者提示買値保持手段をさらに有することを特徴とする残価設定型商品販売システムである。
残価設定型商品販売システムを保有する唯一の買取業者が買取予定価格、すなわち残価を設定することとしている。利用者は、商品を標準的に保有、使用、管理している範囲において、残価設定期間の満了時に上記の買取業者が残価での買い取りを要求できるし、そのまま商品を所有又は使用することもできる。一方、上記の買取業者は買い取りを要求されれば、残価での引き取りを保証する義務を負う。これは、リサイクル市場の変動リスクを、一方的に上記の買取業者が負っていることになる。このような片務的な契約関係を補うために、上記の買取業者は、残価とリサイクル市場における他のリサイクル業者が提示している標準的な買値との間に、適切なバッファーを見込んで残価を設定することは妥当である。
<実施形態6の構成>
図30は、実施形態6の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態6の残価設定型商品販売システム(3000)は、残価保持部(3001)と、商品購入希望取得部(3002)と、エビデンス取得部(3003)と、比較ルール保持部(3004)と、比較部(3005)と、比較結果出力部(3006)と、を有し、残価保持部の内にリサイクル業者提示買値保持手段をさらに有している。
なお、これら残価保持部と商品購入希望取得部とエビデンス取得部と比較ルール保持部と比較部と比較結果出力部と、に関しては、上記実施形態1から実施形態5にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態6の特徴点であるリサイクル業者提示買値保持手段について、以下説明する。
<実施形態6の構成の説明:リサイクル業者提示買値保持手段>
「リサイクル業者提示買値保持手段」は、残価保持部において、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価と、その商品識別情報で識別される商品の残価設定期間満了時のリサイクル業者が提示している標準的な買値と、を関連付けて保持するように構成されており、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
<実施形態6のハードウェア構成>
図31は、実施形態6の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態6の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。上記実施形態1から実施形態5の残価設定型商品販売システムを基本として、リサイクル業者提示買値保持手段は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3101)と、メインメモリ(3102)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(3103)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3104)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、残価保持プログラム(3105)を実行し、さらに、CPUは、リサイクル業者提示買値保持サブプログラム(3111)を実行し、既に不揮発性メモリに格納されている商品識別情報(3127)とその商品識別情報で識別される商品の残価(3128)と、を関連付けて保持するリサイクル業者提示買値(3134)を、メインメモリのデータ領域の商品識別情報(3112)とその商品識別情報で識別される商品の残価(3113)と、を関連付けて保持するリサイクル業者提示買値(3119)に読み出す。
<実施形態6の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、残価設定型商品販売システムを保有する唯一の買取業者が残価を設定するにあたり、リサイクル市場の動向をウォッチしながらの適切なバッファーを設定することが可能となる。
<実施形態7>
<実施形態7の概要>
実施形態7は、上記実施形態5を基本として、商品購入希望取得部は、期間付商品購入希望取得手段にて取得した残価設定期間の変更を受付ける残価設定期間変更受付手段を有し、
修正部は、残価設定期間変更手段にて取得した残価設定期間の変更に応じてクレジットカード決済情報を生成する後日生成手段を有することを特徴とする残価設定型商品販売システムである。
利用者にとって、残価設定期間及びそれに関連付けられて保持されている残価は重大な関心事であり、商品購入への意欲にもつながっている。そのため、利用者が一旦選択した残価設定期間を見直し、変更したいとするニーズは少なくないものと考えられることから、それに備えた変更手段を用意しておくことが好ましい。
<実施形態7の構成>
図32は、実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態7の残価設定型商品販売システム(3200)は、残価保持部(3201)と、商品購入希望取得部(3202)と、エビデンス取得部(3203)と、比較ルール保持部(3204)と、比較部(3205)と、比較結果出力部(3206)と、クレジットカード決済情報取得部(3207)と、修正部(3208)と、出力部(3209)と、を有し、商品購入希望取得部の内に残価設定期間変更受付手段と、修正部の内に後日生成手段と、をさらに有している。
なお、これら残価保持部と商品購入希望取得部とエビデンス取得部と比較ルール保持部と比較部と比較結果出力部とクレジットカード決済情報取得部と修正部と出力部と、に関しては、上記実施形態1から実施形態5にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態7の特徴点である残価設定期間変更受付手段と後日生成手段について、以下説明する。
<実施形態7の構成の説明:残価設定期間変更受付手段>
「残価設定期間変更受付手段」は、商品購入希望取得部において、期間付商品購入希望取得手段にて取得した残価設定期間の変更を受付けるための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
<実施形態7の構成の説明:後日生成手段>
「後日生成手段」は、修正部において、残価設定期間変更手段にて取得した残価設定期間の変更に応じてクレジットカード決済情報を生成するための機能を有し、例えば、メインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
図33は、実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、当初の残価設定期間12ヶ月12回払いの残価設定型クレジットを2回までの払込み終了後、残価設定期間6ヶ月6回払いの残価設定型クレジットに変更した場合の課金額修正の一例を表す図である。
例えば、商品の想定される売値(3304)は122,850円であるが、利用金額(実際の売値)(3306)は110,0000円であり、12ヶ月後の残価(3308)の60,000円を利用して、残価控除後の金額(3309)は50,000円となり、それを対象とした残価設定期間12ヶ月12回払いのクレジットカード決済の1回当りの課金額(3311)を手数料等込みで4,500円/回と算出されるものとする。2回までの累計課金額(3312)の9,000円は、4,500円/回×2回より算出する。同様にして、残価設定期間6ヶ月6回払いのクレジットカード決済において、6ヶ月後の残価(3315)の80,000円を利用して、残価控除後の金額(3316)は30,000円であり、1回当りの課金額(3318)は手数料等込みで5,200円/回と算出されるものとする。2回までの累計課金額(3319)の10,400円は、5,200円/回×2回より算出する。2回までの累計課金額の差額の調整を、3回目の課金額で行う場合の3回目の課金額(3320)の6,600円は、1回当りの課金額に累計払込額の差額を加えた額は、5,200円+(10,400円−9,000円)より算出する。4、5回目の課金額は5,200円であり、6回目の最終課金額は、1回当りの課金額に残価を加えた額85,200円は、5,200円+80,000円より算出する。ここでは、このように累計課金額の調整を変更後の最初の課金額で行うこととしているが、この例に限るものではなく、最終回の課金額で調整してもよいし、毎回の課金額に平準して調整する方式にしてもよい。
<実施形態7のハードウェア構成>
図34は、実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、ハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態5の残価設定型商品販売システムを基本として、残価設定期間変更受付手段と後日生成手段は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3401)と、メインメモリ(3402)と、キーボードやディスプレイや通信バスやマウスなどのインターフェース(3403)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3404)と、を備えている。そしてそれらがシステムバスなどのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
CPUは、不揮発性メモリに格納されている各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるため、メインメモリのワーク領域に読み出すと同時にそのプログラムの作業領域でもあるデータ領域を提供する。また、このメインメモリや不揮発性メモリにはそれぞれ特定のアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。
CPUは、商品購入希望取得プログラム(3406)を実行し、さらに、CPUは、残価設定期間変更受付サブプログラム(3414)を実行し、インターフェースを介して入力された、利用者からの残価設定期間の変更を受付け、既にCPUが、期間付商品購入希望取得サブプログラムを実行して取得し、商品識別情報(3416)及びその商品識別情報で識別される商品の選択された残価設定期間(3425)と、利用者識別情報(3419)と関連付けて、不揮発性メモリに格納した商品購入希望(3439)及び残価設定期間(3446)を、メインメモリのデータ領域の商品購入希望(3418)及び残価設定期間(3425)に読み出し、取得した残価設定期間の変更により更新して、商品購入希望(3439)及び残価設定期間(3446)として不揮発性メモリに格納する。
CPUは、修正プログラム(3412)を実行し、さらに、CPUは、後日生成サブプログラム(3415)を実行し、利用者識別情報(3419)と関連付けて、不揮発性メモリに格納したクレジットカード決済情報(3444)を、メインメモリのデータ領域のクレジットカード決済情報(3423)に読み出し、既にCPUが、残価設定期間変更受付サブプログラム(3414)を実行して、受付け取得したインターフェースを介して入力された、利用者からの残価設定期間の変更に応じて更新して、クレジットカード決済情報(3444)として不揮発性メモリに格納する。
<実施形態7の処理の流れ>
図35は、実施形態7の残価設定型商品販売システムにおいて、処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
次に、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する。ここで、商品購入希望に、複数の残価設定期間から一の残価設定期間を選択させる期間付商品購入希望取得サブステップを含んでいる。またさらに、このサブステップは複数の残価設定期間ごとの残価を読み出す期間毎残価サブステップを含んでいる(S3501)。
次に、エビデンスの取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられた商品購入エビデンスを取得し、格納する(S3502)。
次に、比較ルールの読み出しステップとして、比較ルールを読み出す(S3503)。
次に、比較ステップとして、比較ルールを利用して、商品購入希望の商品と商品購入エビデンスの商品とを比較し、比較結果に「合致した」又は「合致しない」を格納する(S3504)。
次に、比較結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S3505)。
また別途、商品購入希望の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された商品識別情報及び利用者識別情報に関連付けられた商品購入希望を取得し、格納する。ここで、商品購入希望に、期間付商品購入希望取得サブステップにて取得した残価設定期間の変更を受付ける残価設定期間変更受付サブステップを含んでいる(S3506)。
次に、クレジットカード決済情報の取得ステップとして、インターフェースを介して入力された利用者識別情報に関連付けられたクレジットカード決済情報を取得し、格納する(S3507)。
次に、クレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して修正し、修正結果を格納する。ここで、残価設定期間変更受付サブステップにて取得した残価設定期間の変更に応じてクレジットカード決済情報を生成する後日生成サブステップを含んでいる(S3508)。
次に、出力ステップとして、修正結果を利用者のスマートフォン画面などに出力する(S3509)。
<実施形態7の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、利用者が一旦選択した残価設定期間を見直し、変更するための変更手段を用意しておくことができる。
0200 残価設定型商品販売システム
0201 残価保持部
0202 商品購入希望取得部
0203 エビデンス取得部
0204 比較ルール保持部
0205 比較部
0206 比較結果出力部

Claims (11)

  1. 商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持する残価保持部と、
    残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する商品購入希望取得部と、
    商品購入エビデンスを利用者識別情報と関連付けて取得するエビデンス取得部と、
    同一の利用者識別情報と関連付けられている商品購入希望にかかる商品識別情報と、商品購入エビデンスとを比較するためのルールを保持する比較ルール保持部と、
    保持されている比較ルールを利用して、同一の利用者識別情報に関連付けられている商品識別情報で識別される商品情報と、商品購入エビデンスで購入が証明される商品情報とが合致するかの比較をする比較部と、
    比較結果を出力する比較結果出力部と、
    を有する残価設定型商品販売システム。
  2. 利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得するクレジットカード決済情報取得部と、
    比較結果出力部での比較結果が合致するとの結果である場合にはクレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正する修正部と、
    修正結果を出力する出力部と、
    を有する請求項1に記載の残価設定型商品販売システム。
  3. エビデンス取得部は、静止画又は動画を取得する画像取得手段を有する請求項1又は請求項2に記載の残価設定型商品販売システム。
  4. 商品購入希望取得部は、同一の商品識別情報に関連付けられている商品と同じく関連付けられている残価と、商品購入店舗において想定される売値と、を示して商品購入希望の意思表示のために商品を選択させる商品選択手段を有する請求項1から請求項3のいずれか一に記載の残価設定型商品販売システム。
  5. 残価保持部は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを複数の残価設定期間ごとに関連付けて保持する期間毎残価保持手段をさらに有し、
    商品購入希望取得部は、残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及びその商品識別情報で識別される商品の残価設定期間と、利用者識別情報と関連付けて取得する期間付商品購入希望取得手段を有する
    請求項1から請求項4のいずれか一に記載の残価設定型商品販売システム。
  6. 残価保持部は、商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価と、その商品識別情報で識別される商品の残価設定期間満了時のリサイクル業者が提示している標準的な買値と、を関連付けて保持するリサイクル業者提示買値保持手段をさらに有する請求項1から請求項5のいずれか一に記載の残価設定型商品販売システム。
  7. 商品購入希望取得部は、期間付商品購入希望取得手段にて取得した残価設定期間の変更を受付ける残価設定期間変更受付手段を有し、
    修正部は、残価設定期間変更手段にて取得した残価設定期間の変更に応じてクレジットカード決済情報を生成する後日生成手段を有する請求項5に記載の残価設定型商品販売システム。
  8. 商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持する残価保持部と、
    同一の利用者識別情報と関連付けられている商品購入希望にかかる商品識別情報と、商品購入エビデンスとを比較するためのルールを保持する比較ルール保持部と、を有する残価設定型商品販売システムの動作方法であって、
    残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する商品購入希望取得ステップと、
    商品購入エビデンスを利用者識別情報と関連付けて取得するエビデンス取得ステップと、
    保持されている比較ルールを利用して、取得した同一の利用者識別情報に関連付けられている商品識別情報で識別される商品情報と、取得した商品購入エビデンスで購入が証明される商品情報とが合致するかの比較をする比較ステップと、
    比較結果を出力する比較結果出力ステップと、
    を有する計算機である残価設定型商品販売システムの動作方法。
  9. 利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得するクレジットカード決済情報取得ステップと、
    比較結果出力部での比較結果が合致するとの結果である場合にはクレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正する修正ステップと、
    修正結果を出力する出力ステップと、
    をさらに有する請求項8に記載の計算機である残価設定型商品販売システムの動作方法。
  10. 商品識別情報とその商品識別情報で識別される商品の残価とを関連付けて保持する残価保持部と、
    同一の利用者識別情報と関連付けられている商品購入希望にかかる商品識別情報と、商品購入エビデンスとを比較するためのルールを保持する比較ルール保持部と、を有する計算機である残価設定型商品販売システムの動作プログラムであって、
    残価設定型の商品購入希望を商品識別情報及び利用者識別情報と関連付けて取得する商品購入希望取得ステップと、
    商品購入エビデンスを利用者識別情報と関連付けて取得するエビデンス取得ステップと、
    保持されている比較ルールを利用して、取得した同一の利用者識別情報に関連付けられている商品識別情報で識別される商品情報と、取得した商品購入エビデンスで購入が証明される商品情報とが合致するかの比較をする比較ステップと、
    比較結果を出力する比較結果出力ステップと、
    を有する計算機である残価設定型商品販売システムに読取実行可能に記載した動作プログラム。
  11. 利用者識別情報と関連付けてクレジットカード決済情報を取得するクレジットカード決済情報取得ステップと、
    比較結果出力部での比較結果が合致するとの結果である場合にはクレジットカード決済情報の課金額を商品識別情報に関連付けられている残価を利用して減額修正する修正ステップと、
    修正結果を出力する出力ステップと、
    をさらに有する請求項10に記載の計算機である残価設定型商品販売システムに読取実行可能に記載した動作プログラム。
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