JP2019144870A - 対象検査のためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品やデータなど対象の良否又は適否を検査するシステムにおいて、検査アルゴリズムの設計を容易化する。【解決手段】 物品の良否検査に適用されたシステム1は、機械学習可能な学習モデルを有し、この学習モデルを多数の良品の特徴データセットを用いて訓練する。訓練済みモデルを、良品の特徴データのセットと、良品か否か不明な検査前の物品の特徴データのセットとに、それぞれ適用して、それら2つのセットに対する2つの出力データセットを得る。両出力データセットを比較して、出力データセットを良品か否か仕分けする閾値データを決定する。閾値データと訓練済みモデルとから、実用の検査モデルを作成する。この実用モデルを用いて実検査を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、物品又は情報の状態、数量又は種類などの良否、正否又は適否など、対象を少なくとも2レベルに判別する検査を行うためのシステム及び方法に関する。
例えば製造工程又は物流工程において、製造物又は梱包物の適否あるいは良否の検査を、予めプログラムされた検査アルゴリズムに従って自動的に行うシステムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2の開示)。
特開2016−176805号公報 特開2018−017638号公報
少量多品種を製造又は取り扱う場合、品種ごとの異なる多くの検査アルゴリズムを人が設計する必要がある。これはシステム開発の効率が悪くコストが高い。
本発明の一つの目的は、検査アルゴリズムの設計を容易化することにある。
本開示の一実施形態に従う、対象を検査するためのシステムは、少なくとも一つのカテゴリに属するか否かが不明な1以上の第一の対象を検査するためのものである。このシステムは、
機械学習ができる学習モデルと、
前記カテゴリに属することが予め判明している複数の第二の対象の特徴データのセットを用いて、前記学習モデルを訓練することにより、訓練済みモデルを生成する手段と、
前記カテゴリに属することが予め判明している複数の第三の対象の特徴データのセットに、又は、前記複数の第二の対象の特徴データのセットに、前記訓練済みモデルを適用して、前記訓練済みモデルから第一の出力データのセットを得る手段と、
前記カテゴリに属する対象と前記カテゴリに属さない対象とを含む複数の第四の対象の特徴データのセットに、前記訓練済みモデルを適用して、前記訓練済みモデルから第二の出力データのセットを得る手段と、
前記第一と第二の出力データセットの比較に基づいて、前記第二の出力データセットを前記カテゴリに属するか否かで仕分けするための閾値データを生成する手段と、
前記閾値データと前記訓練済みモデルを用いて、実用モデルを作成する手段と、
前記実用モデルを用いて、前記第一の対象を検査する手段と、
を有する。
第一の実施形態に係る対象検査システムの構成を示す。 同システムにおいて実用モデルを自動設計する制御の流れを示す。 図3Aは、検査後データに訓練済みモデルを適用した場合の出力データの分布例を示す。図3Bは、検査前データに訓練済みモデルを適用した場合の出力データの分布例を示す。 第二の実施形態に係る対象検査システムの構成を示す。 第二の実施形態に係るシステムにおいて実用モデルを自動設計する制御の流れを示す。 第三の実施形態に係る対象検査システムの構成を示す。 第三の実施形態に係るシステムにおいて実用モデルを自動設計する制御の流れを示す。
図1は、第一の実施形態に係る対象検査のためのシステムの構成を示す。
図1に示された対象検査のためのシステム1の用途は、工場内の製造ラインにおいて、順次に流れ来る製品を正常品か欠陥品かを検査することであるが、これは説明のための単なる例示である。
システム1が適用される工場には、検査前ライン3があり、そこでは、検査前の製品5,5,5,7,5…が順次に搬送される。ここで、参照番号5は正常な製品を指し、参照番号7は欠陥をもつ製品を指す。
この工場では、従来、人つまり検査者9が、検査前ライン3で運ばれてくる製品5,5,5,7,5…を例えば目視で調べ、それらの中から正常品5,5,5,5…だけを選別する(あるいは、欠陥品7だけを選別する)。選別された正常品5,5,5,5…は、検査後ライン11に送られて、後続の工程へ搬送される。
他方、選別された欠陥品7は、廃棄されるか、あるいは、別の検査後ライン13に送られる。以下の説明では、二つの検査後ライン11と13を区別するために、前者11を(第一の実施形態では、正常品5,5,5,5…だけを運ぶライン)を「検査後第一ライン」と呼び、後者ライン13(第一の実施形態では、欠陥品7だけを運ぶライン)を「検査後第二ライン」と呼ぶ。
システム1は、検査者9に代わって、自動的に製品の検査と選別を行うことができる。このシステム1が行うプロセスは、正常品と欠陥品を区別する検査アルゴリズム(検査モデル)を機械学習により設計する訓練フェーズと、訓練フェーズ後に、訓練済みの検査モデルを使って、検査者9に代わって自動的に検査を行う実用フェーズの二段階に分かれる。
システム1は、少なくとも1つの設計プラットフォーム21を備え、プラットフォーム21は工場内に存在しても、あるいは、工場外に存在してもよい。さらに、1つ以上のローカル検査機27が用意され、それらローカル検査機27は、例えば通信ネットワークを介して、設計プラットフォーム21と通信可能である。それらローカル検査機27は典型的には工場内に存在する。例えば工場内に製造ラインが複数ある場合、各製造ラインに対して各ローカル検査機27が割り当てられてよい。
設計プラットフォーム21は、訓練フェーズで訓練される予定の検査モデル(以下、「学習モデル」という)25を有する。学習モデル25として、例えばニューラルネットワークを用いることができる。様々なタイプのニューラルネットワークが採用し得るが、第一の実施形態では、一例として、畳み込みオートエンコーダを用いた画像再現モデルが、学習モデル25として採用される。
設計プラットフォーム21は、検査前ライン3で搬送される検査前の製品(正常品と欠陥品)5,5,5,7,5…の特徴データを収集する機能をもつ。すなわち、設計プラットフォーム21は、検査前ライン3に配置されたカメラ31により撮影された検査前の製品5,5,5,7,5…のそれぞれの画像データ(特徴データの一種)を、ストレージ33を介して、受け取る機能をもつ。ストレージ33は、カメラ31からの画像データを少なくとも一時的に蓄積する。
設計プラットフォーム21は、また、正常品5,5,5,5…の特徴データを収集する機能をもつ。すなわち、設計プラットフォーム21は、検査後ライン11に配置されたカメラ35により撮影された検査後の正常品5,5,5,5…のそれぞれの画像データ(特徴データの一種)を、ストレージ37を介して、受け取る機能をもつ。ストレージ33は、カメラ35からの画像データを少なくとも一時的に蓄積する。
設計プラットフォーム21は、訓練フェーズにおいて、まず、多数の正常品5,5,5,5…の画像データのセットを用いて、学習モデル(画像再現モデル)25を訓練する。この訓練は、教師無し学習である。この訓練を終えた学習モデル(画像再現モデル)25は、正常品5の画像データが入力されると、その入力画像データを次元圧縮した後に、ある程度以上の精度で元の画像データに近い画像データを再現できるようになる。
このような訓練済み学習モデル25が得られた後、設計プラットフォーム21は、その訓練済み学習モデル25を、検査前製品(正常品又は欠陥品)5,5,5,7,5…の各々の画像データに適用する。すると、訓練済み学習モデル25は、欠陥品7の画像データが入力された場合、これを再現する訓練をしてないから、正常品5の画像データを復元した場合とはだいぶ異なる様相の画像データを出力することになる。つまり、訓練済み学習モデル25の出力データの分布(後述する図3参照)は、正常品5,5,5,5…の画像データのセットを入力した場合と、欠陥品7,7,7…の画像データのセットを入力した場合との間で、相違がある。設計プラットフォーム21は、その相違に検出して、その相違に基づいて、訓練済み学習モデル25の出力データ(再現画像)を正常品と欠陥品に仕分けするための閾値データを計算する。
そして、設計プラットフォーム21は、その閾値データを用いて、訓練済み学習モデル25の出力データを正常品と欠陥品に仕分けるための仕分けアルゴリズムを自動生成する。そして、設計プラットフォーム21は、その仕分けアルゴリズムを訓練済み学習モデル25に組み合わせることで、実用するための検査アルゴリズム(以下、「実用モデル」という)29を作る。
その後、設計プラットフォーム21は、実用モデル29をローカル検査機27に供給する。以後、ローカル検査機27は、検査前ライン3のカメラ31からの各製品の画像データに実用モデル29を適用することで、検査前ライン3から来る各製品が正常品か欠陥品かを自動的に判別する。そして、ローカル検査機27は、判別結果に従って、正常品だけ(又は欠陥品だけ)を選別して、後工程へ送る。
図2は、第一の実施形態に係るシステム1において実用モデル29を自動設計する制御の流れを示す。
まず、訓練フェーズが実施される。このフェーズが行われている間は、図1に示された検査者9が製品検査を行う。ステップS1で、検査前ライン3のカメラ31から、検査前の多数の製品5,5,5,7,5…の画像データのセットが収集され、ストレージ33に蓄積される。S2で、検査後第一ライン3のカメラ35から、検査後の多数の正常品5,5,5,5…の画像データのセットが収集され、ストレージ37に蓄積される。
S3で、検査後データセットを用いて学習モデル25が訓練される。訓練が終わると、学習モデル25が、正常品5の画像データをある程度以上の精度で再現できる性能をもつ、つまり、訓練済みモデル25になる。
S4で、訓練済みモデル25が、検査前の製品5,5,5,7,5…の画像データのセットに適用されて、訓練済みモデル25の出力データ(検査前の画像データを再現した画像データ)のセットが得られる。S5で、訓練済みモデル25が、検査後の正常品5,5,5,5…の画像データのセットに適用されて、訓練済みモデル25の出力データ(正常品の画像データを再現した画像データ)のセットが得られる。
ここで図3を参照する。図3Aは、S5で正常品5,5,5,5…の画像データセットに訓練済みモデル25を適用した場合の出力データの分布51を例示する。図3Bは、S4で検査前製品5,5,5,7,5…の画像データセットに訓練済みモデル25を適用した場合の出力データの分布53を例示する。なお、図3では、図示の都合から、出力データ値はスカラーのように示されているが、実際には、再現画像データを表すベクトル又はテンソルである。さて、検査後の正常品5,5,5,5…に対する出力データセットの分布51と、検査前製品5,5,5,7,5…に対する出力データセットの分布53とを比較すると、一部分において相違している。その相違部分が欠陥品7に対応し、それ以外の共通部分が正常品5に対応する、と考えられる。そして、その相違部分を共通部分から区別できるような閾値データ55を設定することができる。その閾値データ55を出力データ値に適用すれば、正常品と欠陥品を区別することができる。
再び図2を参照する。上記の原理に基づいて、S6で、検査後の正常品5,5,5,5…に対する出力データセットの分布51と、検査前製品5,5,5,7,5…に対する出力データセットの分布53とが比較される。その比較結果に基づいて、S7で、上述した相違部分と共通部分とを区分する閾値データ55が計算される。そして、その閾値データ55に基づいて、訓練済みモデル25の出力データを正常品と欠陥品に仕分けする(識別する)ための仕分けアルゴリズム28が生成される。S8で、訓練済みモデル25に仕分けアルゴリズム28が組み合わされて、実用モデル29が作られる。
なお、出力データは、典型的には、多次元のベクトル又はテンソルである。その出力データを構成する多次元要素の中には、正常品と欠陥品の間で分布の有意な相違が出ない部分があり得る。例えば、物品画像の中の表面テクスチャのように、正常品でか欠陥品かでは差異が出ないような要素である。そのような要素は、S6からS7の制御において、考慮から外されてもよい。逆に、多次元要素の中に、正常品と欠陥品の間で分布に明確な相違が出る部分があれば、その部分をS6からS7の制御において優先的に利用してもよい。
以上のようにして設計プラットフォーム21で作られた実用モデル29が、S9で、ローカル検査機27へ供給される。以後、S10で、ローカル検査機27が実用モデル29を用いて、検査者9に代わって、自動的に検査を行う。
図4は、第二の実施形態に係る対象検査のためのシステム61を示す。
図4に示されるように、第二の実施形態に係るシステム61は、図1に示された第一の実施形態に係るシステムの構成に加えて、検査後第二ライン13に配置されたカメラ41と、カメラ35からの画像データを蓄積するストレージ43が追加される。設計プラットフォーム21は、カメラ31とカメラ35からの画像データセットだけでなく、カメラ41からの欠陥品7,7,7,7…の画像データセットを、ストレージ43を介して、取り込む。
設計プラットフォーム21は、2つの学習モデル25Aと25Bを有し、学習モデル25Aと25Bはいずれも例えば畳み込みオートエンコーダを用いた画像再現モデルである。そのうち、一方の学習モデル25Aは、第一の実施形態に係るシステム1の学習モデル25と同様に、正常品5,5,5,5…の画像データセットを用いて訓練され、もう一方の学習モデル25Bは、欠陥品7,7,7,7…の画像データセットを用いて訓練される。
設計プラットフォーム21は、正常品用の学習モデル25Aと欠陥品用の学習モデル25Bの訓練が終わると、それら訓練済みモデル25Aと25Bを用いて、正常品用と欠陥品用の2つの実用モデル29A、29Bをそれぞれ作成する。正常品用の訓練済みモデル25Aから正常品用の実用モデル29Aを作成する処理は、既に説明した第一の実施形態に係るシステム1でのそれと同じである。また、欠陥品用の訓練済みモデル25Bから欠陥品用の実用モデル29Bを作る方法も、正常品の画像データセットに代えて欠陥品の画像データセットを用いる点を除き、既に説明した第一の実施形態に係るシステム1でのそれと同様である。
正常品用と欠陥品用の2つの実用モデル29A、29Bはともに、ローカル検査機27に提供される。ローカル検査機27は、検査前ライン3のカメラ31からの製品5,5,5,7,5…の画像データを、正常品用と欠陥品用の2つの実用モデル29A、29Bの双方へ入力し、それら2つの実用モデル29A、29Bからの仕分け結果を得て、その2つの仕分け結果に基づいて、各製品が正常品か欠陥品かを判断する。
図5は、第二の実施形態に係るシステム61において2つの実用モデル21を自動設計する制御の流れを示す。
図5におけるステップS1では、図2のS1と同じ制御が行われる。図5におけるステップS12からS20では、図2のS2からS10と同様の制御が、正常品用のモデルだけでなく、欠陥品用のモデルについても行われる。ただし、S13では、正常品の画像データセットを用いて正常品用の学習モデル25Aが訓練され、欠陥品の画像データセットを用いて欠陥品用の学習モデル25Bが訓練される。そして、S15では、正常品の画像データセットに対して正常品用の訓練済みモデル25Aが適用され、欠陥品の画像データセットに対して欠陥品用の訓練済みモデル25Bが適用される。また、S17では、正常品用の訓練済みモデル25Aを用いて、検査前のデータセットの入力に対する出力データセットと、検査後の正常品のデータセットに対する出力データセットが得られ、その2つの出力データセットの対比から、正常品用の訓練済みモデル25Aに適用される閾値データが決められる。さらに、S17では、欠陥品用の訓練済みモデル25Bを用いて、検査前のデータセットの入力に対する出力データセットと、検査後の欠陥品のデータセットに対する出力データセットが得られ、その2つの出力データセットの対比から、欠陥品用の訓練済みモデル25Bに適用される閾値データが決められる。
図6は、第三の実施形態に係る対象検査のためのシステム71を示す。図7は、システム71において実用モデル29を自動設計する制御の流れを示す。
図6に示されるように、第三の実施形態に係るシステム71は、図1に示された第一の実施形態に係るシステムの構成に加えて、検査後第二ライン13に配置されたカメラ41と、カメラ35からの画像データを蓄積するストレージ43が追加される。設計プラットフォーム21は、カメラ35からの正常品5,5,5,5…の画像データセットを取り込むとともに、カメラ41からの欠陥品7,7,7,7…の画像データセットも、ストレージ43を介して、取り込む(図7、S31)。設計プラットフォーム21は、カメラ31からの検査前製品のデータは取り込まなくていい。
設計プラットフォーム21は、少なくとも1つの学習モデル25を有し、これは、例えば、畳み込みニューラルネットワークを用いた識別用のモデルである。
設計プラットフォーム21は、正常品5,5,5,5…の画像データセットには「正常品」のラベルを付け、欠陥品7,7,7,7…の画像データセットには「欠陥品」のラベルを付けることで、教師付き訓練データセットを用意する。そして、この教師付き訓練データセットを用いて、学習モデル25が訓練される(図7、S32)。訓練が終ると、学習モデル25は、製品の画像データからその製品が正常品か欠陥品かを、ある程度以上の精度で識別できる能力をもった訓練済みモデル25となる。
訓練済みモデル25から、実用モデル29が作られる(図7、S33)。例えば、少なくとも部分的な設計や学習方法において異なる複数の訓練モデル25が、各々S32の方法で作られ、それらの訓練モデル25の中から最も精度の高いものが実用モデル29として選択される。
実用モデル29が、ローカル検査機27へ提供される(図3、S34)。以後、ローカル検査機27は、検査前製品の画像データを入力し、実用モデル29を用いて、各製品を正常品か欠陥品か識別する。
以上説明した本発明の幾つかの実施の形態は、説明のための単なる例示であり、本発明の範囲をそれらの実施の形態のみに限定する趣旨ではない。本発明は、上記の実施の形態とは違う様々な態様で、実施することができる。
例えば、製品検査のような物品検査だけでなく、例えばSNSなどにおけるWeb画像のOK/NG判定のように、データや情報の検査にも、本発明は適用できる。また、対象の正誤や良否などの2レベルの判定システムを複数段設けてカスケードで用いることで、多種類の商品を種別に仕分ける倍のように多レベルの判定も可能である。
対象の特徴データとして、画像データだけでなく、対象から又は対象を通して得られる種々のデータを採用することができる。
また、閾値データは、自動的に決定するだけなく、出力データ分布などの統計量とその画像を品減に表示できる人装置を用いて、人間とコンピュータがインタラクティブに決定することもできる。
状況の変化などに応じて、実用モデルに用いられた訓練済みモデルに追加の訓練を施して、新たな状況に対応できるように実用モデルをアップデートしてもよい。
1、61、71 対象検査のためのシステム
21 設計プラットフォーム

Claims (2)

  1. 少なくとも一つのカテゴリに属するか否かが不明な1以上の第一の対象を検査するためのシステムにおいて、
    機械学習ができる学習モデルと、
    前記カテゴリに属することが予め判明している複数の第二の対象の特徴データのセットを用いて、前記学習モデルを訓練することにより、訓練済みモデルを生成する手段と、
    前記カテゴリに属することが予め判明している複数の第三の対象の特徴データのセットに、又は、前記複数の第二の対象の特徴データのセットに、前記訓練済みモデルを適用して、前記訓練済みモデルから第一の出力データのセットを得る手段と、
    前記カテゴリに属する対象と前記カテゴリに属さない対象とを含む複数の第四の対象の特徴データのセットに、前記訓練済みモデルを適用して、前記訓練済みモデルから第二の出力データのセットを得る手段と、
    前記第一と第二の出力データセットの比較に基づいて、前記第二の出力データセットを前記カテゴリに属するか否かで仕分けするための閾値データを生成する手段と、
    前記閾値データと前記訓練済みモデルを用いて、実用モデルを作成する手段と、
    前記実用モデルを用いて、前記第一の対象を検査する手段と、
    を有するシステム。
  2. 少なくとも一つのカテゴリに属するか否かが不明な1以上の第一の対象を検査するための方法において、
    機械学習ができる学習モデルを用意するステップと、
    前記カテゴリに属することが予め判明している複数の第二の対象の特徴データのセットを用いて、前記学習モデルを訓練することにより、訓練済みモデルを生成するステップと、
    前記カテゴリに属することが予め判明している複数の第三の対象の特徴データのセットに、又は、前記複数の第二の対象の特徴データのセットに、前記訓練済みモデルを適用して、前記訓練済みモデルから第一の出力データのセットを得るステップと、
    前記カテゴリに属する対象と前記カテゴリに属さない対象とを含む複数の第四の対象の特徴データのセットに、前記訓練済みモデルを適用して、前記訓練済みモデルから第二の出力データのセットを得るステップと、
    前記第一と第二の出力データセットの比較に基づいて、前記第二の出力データセットを前記カテゴリに属するか否かで仕分けするための閾値データを生成するステップと、
    前記閾値データと前記訓練済みモデルを用いて、実用モデルを作成するステップと、
    前記実用モデルを用いて、前記第一の対象を検査するステップと、
    を有する方法。

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