JP2019139753A - 連動制御システム及びそれに用いるコンピュータプログラム - Google Patents

連動制御システム及びそれに用いるコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ識別情報とは異なる情報を利用して、互いに異なるサービスシステムのユーザ識別情報間に関連付けを設定することが可能な連動制御システムを提供する。【解決手段】クライアントサーバ型の第1及び第2のサービスシステム10、20において、第1のサービスシステム10のサーバ12にて認証済のユーザに対し、連動関係を設定するための連動コードを第1のサービスシステム10のユーザ識別情報と対応付けられたユニークな情報として発行し(F3)、その連動コードを第1のサービスシステム10にてユーザが利用するユーザ端末11に表示出力させ(F4)、その連動コードを第2のサービスシステム20のサーバ22にて認証済のユーザが利用するゲーム機21に取得させ(F5、F6)、得られた連動コードを媒介として各サービスシステム10、20のユーザ識別情報との間に関連付けを設定する(F7、F8)。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のサービスシステム間に連動関係を生じさせることが可能な連動制御システムに関する。
クライアントサーバ型のサービスシステムにおいては、サービスを利用するユーザをユーザ識別情報とパスワード等の認証情報とを用いて認証することを条件としてサービスの利用を許可することが一般的である。ユーザが複数の端末を適宜に使い分けつつ同一のユーザ識別情報を用いて同一のサービス又は相互に関連付られたサービスを受けることも可能である。そのような場合のセキュリティを強化するため、ユーザ認証が完了している端末に対して他の端末でログインするためのワンタイムパスワードを発行し、ユーザが他の端末にてそのワンタイムパスワードを用いて認証を受けることを条件として当該他の端末による同一又は関連したサービスの利用を許可するようにしたシステムが提案されている(例えば特許文献1参照)。また、複数のデバイス間で共有すべき情報に対応して、比較的シンプルでかつ期間を限って通用する識別子を発行し、その識別子をユーザ間で共有すべき情報にアクセスするための情報として使用することにより、情報共有に伴う識別子の入力の手間を軽減するシステムも知られている(特許文献2参照)。
特許第6186340号公報 特許第6005887号公報
ユーザ識別情報を独自に管理している複数のサービスをユーザが利用する場合、同一のユーザであってもユーザ識別情報が異なることが通例である。その場合、同一ユーザに対してサービス間で何らかの連動関係を生じさせるためには、各サービスを提供しているシステム間でユーザ識別情報を関連付ける必要が生じる。そのような関連付けを設定するためには、例えばいずれかのサービスシステムをユーザが利用するときに、連動の相手方となるべき他のサービスシステムにおけるユーザ識別情報をユーザに入力させ、得られたユーザ識別情報を自己のサービスシステムのユーザ識別情報と関連付けて記録する、といった手法が採用されることがある。しかしながら、そのような手法は幾つかの不都合を伴う。例えば公衆が行き来するような場所では、ユーザ識別情報の入力に対して情報漏洩のリスクからユーザが抵抗を覚えることがある。ユーザ識別情報は数年あるいはそれ以上の長期に亘って利用され得るため、ユニーク性を担保する観点から比較的長くかつ複雑な文字列等として設定されることがある。そのようなユーザ識別情報をユーザに入力させることは、入力が面倒で時間がかかる、誤入力を招き易いといった不都合が生じ得る。入力に要する時間が長引けば情報漏洩のリスクも増大する。あるいは、クライアントが時間を限って有償で利用される種類の端末であった場合には、端末の収益性を損なうおそれもある。上述した特許文献1、2のシステムは、いずれも異なるユーザ識別情報間に関連付けを設定するためのものではなく、上述した課題の解決はそれらのシステムでは考慮されていない。
そこで、本発明は、ユーザ識別情報とは異なる情報を利用して、互いに異なるサービスシステムのユーザ識別情報間に関連付けを設定することが可能な連動制御システム等を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る連動制御システムは、第1のユーザ識別情報を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに第1のサービスを提供するクライアントサーバ型の第1のサービスシステムと、前記第1のユーザ識別情報とは異なる第2のユーザ識別情報を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを提供するクライアントサーバ型の第2のサービスシステムとの間で連動関係を生じさせるための連動制御システムであって、前記第1のサービスシステムのサーバにて認証済のユーザに対して、前記連動関係を設定するための連動情報を、前記認証済のユーザの前記第1のサービスに関するユーザ識別情報と対応付けられたユニークな情報として発行する連動情報発行手段と、発行された連動情報を、前記第2のサービスシステムのクライアントが取得可能な態様で前記第1のサービスシステムにてユーザが利用するクライアントに出力させる連動情報出力手段と、前記第1のサービスシステムのクライアントが出力する連動情報を、前記第2のサービスシステムのサーバにて認証済のユーザが利用するクライアントに取得させる連動情報取得手段と、前記連動情報取得手段が取得した連動情報を媒介として、当該連動情報に対応付けられた前記第1のサービスのユーザ識別情報と、前記連動情報を取得した第2のクライアントを利用するユーザの前記第2のサービスに関するユーザ識別情報との間に前記連動関係を生じさせるために必要な処理を実行する連動設定手段と、を備えたものである。
本発明の一態様に係る連動制御システム用のコンピュータプログラムは、第1のユーザ識別情報を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに第1のサービスを提供するクライアントサーバ型の第1のサービスシステムと、前記第1のユーザ識別情報とは異なる第2のユーザ識別情報を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを提供するクライアントサーバ型の第2のサービスシステムとの間で連動関係を生じさせるための連動制御システムを構成するためのコンピュータプログラムであって、少なくとも一のコンピュータを、前記第1のサービスシステムのサーバにて認証済のユーザに対して、前記連動関係を設定するための連動情報を、前記認証済のユーザの前記第1のサービスに関するユーザ識別情報と対応付けられたユニークな情報として発行する連動情報発行手段、発行された連動情報を、前記第2のサービスシステムのクライアントが取得可能な態様で前記第1のサービスシステムにてユーザが利用するクライアントに出力させる連動情報出力手段、
前記第1のサービスシステムのクライアントが出力する連動情報を、前記第2のサービスシステムのサーバにて認証済のユーザが利用するクライアントに取得させる連動情報取得手段、及び前記連動情報取得手段が取得した連動情報を媒介として、当該連動情報に対応付けられた前記第1のサービスのユーザ識別情報と、前記連動情報を取得した第2のクライアントを利用するユーザの前記第2のサービスに関するユーザ識別情報との間に前記連動関係を生じさせるために必要な処理を実行する連動設定手段、として機能させるように構成されたものである。
本発明の一形態に係る連動制御システムが適用されるサービスシステムの概 略的な全体構成の一例を示す図。 第1及び第2のサービスシステム間で連動関係を設定する手順の概略の一例 を示す図。 各サービスシステムで使用されるID間の対応関係の一例を示す図。 連動制御システムの制御系の構成の一例を示す機能ブロック図。 図4の制御系にて連動関係を設定するために実行される処理の手順の一例を 示すフローチャート。 ユーザ端末における連動コードの表示出力の一例を示す図。 ゲーム機における連動コードの入力画面の一例を示す図。 有効期限経過後に連動コードを再発行する場合に表示される画面の一例を示 す図。 図2の変形例を示す図。 図2のさらなる変形例を示す図。 図3の変形例を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一形態に係る連動制御システムの一例を説明する。図1は、連動制御システムの適用によって連動関係が設定される及び第1のサービスシステム10及び第2のサービスシステム20の一例を示している。第1のサービスシステム10は、クライアントの一例としての複数のユーザ端末11と、それらのユーザ端末11とネットワークNT(一例としてインターネット)を介して接続されるサーバ12とを含んだクライアントサーバ型のシステムとして構成されている。ユーザ端末11は、ネットワーク接続が可能でかつユーザが携行可能な携帯型の情報通信端末である。一例として、ユーザ端末11は通信通話機能を備えたスマートフォンである。ただし、ユーザ端末11には携帯型ゲーム機、タブレット端末等、ネットワーク接続が可能な端末が用いられてよい。サーバ12は、複数台のサーバユニット…を適宜に組み合わせて構成されてもよいし、単一のサーバユニットによって構成されてもよい。クラウドコンピューティング技術を利用したクラウドサーバとしてサーバ12が構成されてもよい。なお、本明細書において「第1」及び「第2」の語はサービシステム等を相互に区別する目的で用いられるものであって、システム等の優先順位その他の意味を包含するものではない。
第1のサービスシステム10にて提供されるサービスは適宜に設定されてよい。一例として、第1のサービスシステム10では、ユーザ端末11を用いてゲームをプレイさせるサービスが提供される。例えば、サーバ12からユーザ端末11にゲームをプレイするためのアプリケーションプログラムが配信され、ユーザ端末11にてそのアプリケーションプログラムが実行されることにより、ユーザがゲームをプレイすることが可能となる。サーバ12はそのゲームに関連付けられた各種のサービス、例えばプレイデータの保存、ゲームにて用いられるコンテンツの提供、ユーザ間のマッチングといったサービスを提供するように構成されている。ユーザ端末11にてサーバ12の各種のサービスの少なくとも一部を利用するためにはユーザ認証が必要とされる。ユーザ認証は、周知の各種のシステムと同様に、ユーザごとにユニークに設定されるユーザ識別情報と、パスワード等の認証情報とを用いて行われる。ユーザ識別情報は適宜の手法によって発行されてよい。一例として、ユーザ端末11に配信されるアプリケーションプログラムがユニークなユーザIDを第1のユーザ識別情報の一例として発行し、これをサーバ12に通知するといった手法でユーザ識別情報が設定される。ただし、ユーザが他のユーザと重複しない範囲で任意のユーザIDを設定できるものとしてもよい。ユーザ識別情報はユーザに対してユニークに設定されるものであればよく、その名称はユーザIDに限られるものではない。
第2のサービスシステム20は、クライアントの一例としての複数のゲーム機21と、それらのゲーム機21とネットワークNTを介して接続されたサーバ22とを含んだクライアントサーバ型のサービスシステムとして構成されている。ゲーム機21は、所定の対価の支払いと引き換えにユーザにゲームをプレイさせる業務用のゲーム機である。ゲーム機21はアミューズメント店舗等の商業施設に固定的に設置される据置型の端末である。この種のゲーム機21はアーケードゲーム機と呼ばれることがある。サーバ22は、複数台のサーバユニット…を適宜に組み合わせて構成されてもよいし、単一のサーバユニットによって構成されてもよい。クラウドコンピューティング技術を利用したクラウドサーバとしてサーバ22が構成されてもよい。
第2のサービスシステム20では、ゲーム機21を利用してユーザに所定のゲームをプレイさせるサービスが提供される。ゲーム機21にて実行されるゲームは、ユーザ端末11にてプレイされるゲームとは異なる。ただし、それらのゲーム間でプレイ内容に関連性が設定されてもよい。サーバ22は、ゲーム機21におけるゲームに関連付けられた各種のサービス、例えばプレイデータの保存、ゲームにて用いられるコンテンツの提供、ユーザ間のマッチングといったサービスを提供するように構成されている。第2のサービスシステム20においても、ゲーム機21にてサーバ22の各種のサービスの少なくとも一部を利用するためにはユーザ認証が必要とされる。ユーザ認証は、周知のアーケードゲーム機におけるそれと同様であってよい。一例として、第2のサービスシステム20では、ユーザが所持するカード23に記録されたカードIDを第2のユーザ識別情報の一例として利用してユーザ認証が行われる。カードIDはカード23に対してユニークに設定される識別情報である。一方、サーバ22は、カードIDをさらなる第2のユーザ識別情報としてのユーザIDとユニークに対応付け保持している。サーバ22側ではゲーム機21にて取得されたカードIDに基づいてユーザIDを特定し、そのユーザIDをさらに利用してユーザを認証する。
以上のようなサービスシステム10、20のそれぞれにて提供されるサービスにおいて、同一のユーザに対して何らかの連動関係を生じさせる場合、例えばユーザがいずれか一方のシステムのサービスで所定の条件を満たした場合に他方のシステムのサービスで同一ユーザに特典が付与されるといった連動関係を生じさせる場合、それぞれのサービスシステム10、20でユーザの同一性を判別することが必要である。その解決策の一つとして、いずれか一方のサービスシステムをユーザが利用する際に、他方のサービスシステムにおけるユーザIDをユーザに入力させ、得られたユーザIDを自己のサービスシステムのユーザIDと関連付けて記録することが考えられる。しかしながら、例えば公衆が行き来するような場所でユーザIDを入力させることは他人に知得されるリスクがあって、ユーザに抵抗感が生じる。ユーザIDは各サービスシステム10、20がユーザ認証の都合から比較的長い文字列に設定されることがある。そのようなユーザIDをユーザに入力させることは、入力が面倒で時間がかかる、誤入力を招き易いといった不都合が生じ得る。特に、第2のサービスシステム20は、業務用のゲーム機21でクライアントであり、ゲームのプレイとは異なるユーザIDの入力操作に時間を要すると、ゲーム機21の専有時間が長引いて採算性が悪化するといった不都合が生じる。そこで、本形態の連動制御システムでは、各サービスシステム10、20が用いているユーザIDとは異なる連動情報の一例としての連動コードを利用して両サービスシステム10、20のユーザID間に関連付けを設定している。以下、図2を参照してその概要を説明する。
図2は、本形態の連動制御システムによる連動関係を設定する手順の概要を示している。なお、以下では、サービスシステム10、20のそれぞれを第1システム10、及び第2システム20と略称することがある。まず、連動関係設定の前提として、各システム10、20ではユーザ認証が行われる(F1、F2)。つまり、連動関係設定の前提として、各システム10、20のそれぞれのサーバ12、22は自己のユーザのユーザIDを識別済である。この状態から、まず第1システム10のサーバ12がユーザIDと対応付けて連動コードを発行し(F3)、その連動コードがユーザ端末11にて表示される(F4)。ゲーム機21は、ユーザ端末11に表示された連動コードをユーザに入力させ(F5)、これを第2システム20のサーバ22がゲーム機21から取得する(F6)。次いで、サーバ22は取得した連動コードを第1システム10のサーバ12に通知する(F7)。サーバ12は、通知された連動コードに対応するユーザIDを判別し、これを対応するユーザIDとして第2システム20のサーバ22に通知する(F8)。これにより、第2システム20のサーバ22は、自己のユーザのユーザIDと関連付けられるべき第1システム10のユーザIDを取得する。したがって、例えば第2システム20のサーバ22がそれらのユーザIDを関連付けて保持することにより、第2システム20のサーバ22が自己のシステムにおけるユーザの第1システム10におけるユーザIDを判別することが可能となる。そのため、例えば第2システム20のサービスにて所定の条件を満たしたユーザに対して第1システム10のサービスで特典を発生させたい場合には、サーバ22にて第1システム10のユーザIDを判別し、そのユーザIDを指定して第1システム10のサーバ12に特典発生を通知すれば、第1システム10では指定されたユーザIDに対して特典を発生させることができる。反対に、第1システム10のサービスにて所定の条件を満たしたユーザに対して第2システム20のサービスで特典を発生させたい場合には、第1システム10のサーバ12が自己のシステムのユーザIDを指定して第2システム20のサーバ22に特典発生を通知すれば、第2システム20では指定されたユーザIDに関連付けられた自己のシステムのユーザIDを判別して特典を発生させることができる。
以上のようにして関連付けが設定された場合の各システム10、20のIDの対応関係を図3に示す。図3から明らかなように、両システム10、20のユーザIDの間に関連付けが設定された場合には、第1システム10のユーザIDから第2システム20のユーザIDを判別し、第2システム20のカードIDから第2システム20のユーザIDを判別し、さらに第1システム10のユーザIDを判別することが可能である。図3に破線で示したように、連動コードは各システム10、20のユーザIDを関連付けるための媒介として一時的に利用されるに過ぎず、関連付けの設定後は不要である。したがって、関連付けが完了した場合、連動コードと第1システム10のユーザIDとの対応付けを解除すれば、その連動コードを別のユーザIDに対応する連動コードとして再発行することが可能である。
ユーザIDは、ユーザがサービスの利用を止めるといった事情が生じない限りユニーク性が保証されている必要があり、その保証期間は年単位の長期に亘ることが少なくない。これに対して、連動コードは発行後、ユーザIDが関連付けられるまでの比較的短い期間に限ってユニーク性が保証されていれば足りる。したがって、連動コードは、例えば比較的短い数桁程度の数字、英数字といった比較的シンプルなコードで十分である。そのため、ゲーム機21にてユーザに連動コードを入力させるとしても、それに要する時間は短く、誤入力が生じるリスクも相当に低減される。ユーザIDを入力させていないので、ゲーム機21の周囲の他人にユーザIDが知得されるおそれもない。さらに、連動コードは比較的短期間に限って通用すれば足りるので、その発行時に有効期限を設定し、有効期限を過ぎた連動コードが入力された場合にはユーザIDを関連付ける処理を禁止するといった処理を適用してもよい。その場合には、使われない連動コードが残存して連動コードの発行に支障を来すといった不都合を排除することができる。他人が連動コードを不正に知ったとしても、その後にユーザ認証を済ませて連動コードを入力するまでには相応の時間が必要であり、有効期限を相応に短く設定すれば、他人の不正利用が生じる可能性も排除できる。図2の例では、連動コードをユーザが携行可能なユーザ端末11にて表示しているので、例えばユーザがゲーム機21を利用する場にユーザ端末11を携行し、その場で連動コードの発行を要求し、得られた連動コードを表示させるものとすれば、連動コードをゲーム機21に速やかに入力することができる。そのような使用方法を前提とすれば連動コードの有効期限は例えば数分程度といったごとく相当に短く設定することが可能である。
なお、上記の例では、第2システム20のサーバ22側でユーザIDを相互に関連付けるものとしたが、例えば第2システム20のサーバ22から連動コードとユーザIDとを通知すれば第1システム10のサーバ12にて関連付けを設定してこれを保持することも可能である。その他、関連付けを設定する手順は種々の変形が可能である。この点は後述する。
次に、上述した連動関係の設定を実現するための連動制御システムの具体例を図4〜図7により説明する。図4は、連動制御システムにおける制御系の構成の一例を示している。図4に示すように、本形態に係る連動制御システム1は、第1システム10及び第2システム20を適宜に利用して構成される。第1システム10のユーザ端末11には、ユーザ端末11のコンピュータとしてのハードウエア資源と、ユーザ端末11に実装されたソフトウエア資源としてのコンピュータプログラムAcとの組み合わせによって実現される論理的装置として、ユーザ認証部31及び連動コード出力部32が設けられる。ユーザ認証部31は、サーバ12と協働してユーザ認証に必要な処理を実行する。連動コード出力部32はサーバ12から連動コードを受け取ってこれをユーザ端末11に表示させる処理を実行する。
第1システム10のサーバ12には、サーバ12のコンピュータとしてのハードウエア資源と、サーバ12に実装されたソフトウエア資源としてのコンピュータプログラムAsとの組み合わせによって実現される論理的装置として、ユーザ管理部41、連動コード発行部42及び連動設定部43が設けられる。ユーザ管理部41は、ユーザ管理データベース45を適宜に参照してユーザの管理に必要な各種の処理を実行する。なお、以下ではデータベースをDBと略記することがある。ユーザ管理DB45は第1システム10のユーザを管理するために必要なユーザごとの各種の情報を、ユーザIDをキーとして記録したデータベースである。ユーザ管理部41は、ユーザを管理するための処理の一つとして、ユーザ管理DB45を参照しつつ、ユーザ端末11のユーザ認証部31と協働してユーザ認証に必要な処理を実行する。連動コード発行部42は、ユーザ端末11からの要求に従って連動コードを発行し、これを連動コードDB46にユーザIDと対応付けて記録する処理を実行する。連動設定部43は、連動コードDB46を参照しつつ、第2システム20のサーバ22と協働してユーザIDに連動関係を設定するために必要な処理を実行する。
第2システム20のゲーム機21には、ゲーム機21のコンピュータとしてのハードウエア資源と、ゲーム機21に実装されたソフトウエア資源としてのコンピュータプログラムBcとの組み合わせによって実現される論理的装置として、ユーザ認証部51及び連動コード取得部52が設けられる。ユーザ認証部51は、ユーザが所持するカード23からカードIDを読み取り、そのカードIDに基づくユーザ認証に必要な処理をサーバ22と協働して実行する。連動コード取得部52はユーザに連動コードの入力を要求し、得られた連動コードをサーバ22に送信する処理を実行する。
第2システム20のサーバ22には、サーバ22のコンピュータとしてのハードウエア資源と、サーバ22に実装されたソフトウエア資源としてのコンピュータプログラムBsとの組み合わせによって実現される論理的装置として、ユーザ管理部61、及び連動設定部62が設けられる。ユーザ管理部61は、カード管理DB65及びユーザ管理DB66を適宜に参照してユーザの管理に必要な各種の処理を実行する。カード管理DB65は、ゲーム機21におけるユーザ認証に用いられるカードIDをキーとして、ゲーム機21におけるゲームの管理に必要な各種の情報、例えばユーザのプレイデータ等を記録したデータベースである。ユーザ管理DB66は、第2システム20のユーザを管理するために必要なユーザごとの各種の情報を、第2システム20におけるユーザIDをキーとして記録したデータベースである。ユーザ管理DB66には、ユーザIDとカードIDとを対応付ける情報も記録される。ユーザ管理部61は、ユーザを管理するための処理の一つとして、カード管理DB65及びユーザ管理DB66を適宜に参照しつつゲーム機21のユーザ認証部51と協働してユーザ認証に必要な処理を実行する。連動設定部62は、連動管理DB67を参照しつつ、第1システム20のサーバ22と協働してユーザIDに連動関係を設定するために必要な処理を実行する。例えば、連動設定部62は、ゲーム機21の連動コード取得部52を介して連動コードを取得し、これを第1システム10のサーバ12に通知し、その通知に対応してサーバ12から返される第1システム10のユーザIDを自己のシステム10におけるユーザIDと関連付けて連動管理DB67に記録する。
次に、図5を参照して連動制御システム1がユーザIDを関連付けるために実行する処理の手順の一例を説明する。なお、図5に示した処理のうち、第1システム10のユーザ端末11及びサーバ12の処理は第1システム10にてユーザ認証が完了した状態で実行され、第2システム20のゲーム機21及びサーバ22の処理は第2システム20にてユーザ認証が完了した状態で実行される。図5では、第1システム10のサーバ12を第1サーバ、第2システム20のサーバ22を第2サーバと略記して示している。以下の説明でも第1サーバ12、第2サーバ22と表記することがある。
ユーザ端末11に対してユーザが連動コードの発行を要求する操作を行うと、ユーザ端末11の連動コード出力部32が図5の処理を開始する。ユーザ端末11の連動コード出力部32は、第1サーバ12に対して連動コードの発行を要求し(ステップS11)、これを受けて第1サーバ12の連動コード発行部42は連動コードDB46を参照して連動コードの発行状況を確認し、いずれのユーザIDにも対応付けられていない連動コードを発行するとともに、その連動コードに有効期限を設定し、その連動コードを有効期限とともにユーザ端末11に通知する(ステップS21)。なお、ユーザ端末11への通知と並行して、連動コード発行部42は、発行した連動コードを有効期限及びユーザIDと対応付けて連動コードDB46に記録する。連動コードが発行されると、ユーザ端末11の連動コード出力部32はその連動コードをユーザ端末11に有効期限とともに表示させる(ステップS12)。このときの表示画面の一例を図6に示す。図6に示す表示画面100は、発行された連動コードを表示するコード表示部101と、有効期限を示す期限表示部102とを含んでいる。コード表示部101には、ユーザが識別可能な文字列(文字、数字、記号のいずれを含んでもよい)が、例えば「1234」のごとく表示される。期限表示部102には、連動コードの発行時点を起点として有効期限迄の残り時間が文字及びグラフによって表示される。グラフ部分は、連動コードの発行から有効期限までの時間長を100としたときの経過時間及び残り時間の比率を、色、模様その他の態様が異なる指標102a、102bによって示している。ただし、期限表示部102は図示の態様に限定されず、文字のみ、又はグラフのみを表示する態様であってもよい。グラフ部分は円形に限らず、直線状その他の変形が可能である。
図5に戻って、連動コード出力部32は、連動コードの表示後、有効期限までの計時(カウントダウン)を開始し、現時点での経過時間に応じて期限表示部102の表示を更新する(ステップS13)。その後、連動コード出力部32は有効期限が経過したか否かを判別し(ステップS14)、経過していなければステップS13に戻って計時を継続する。有効期限が経過すると連動コード出力部32は連動コードの表示を終了する(ステップS15)。連動コードの有効期限が表示されることにより、ユーザはゲーム機21に対していつまでに連動コードを入力すればよいかを把握することが可能であり、かつその入力をユーザに促すことができる。
一方、ゲーム機21では、ユーザによる連動設定の指示に応答して連動コード取得部52により図5の処理が開始される。連動コード取得部52は、ユーザに対して連動コードの入力を要求する画面をゲーム機21の画面上に表示させる(ステップS31)。このときの表示画面の一例を図7に示す。図7に示す表示画面110は、入力された連動コードを表示するコード表示部111と、入力候補を表示する選択部112とを含んでいる。選択部112は、ゲーム機21の表示装置がタッチパネル式の入力装置を含んでいる場合に表示されるものであって、ユーザが選択部112を適宜にタッチすることにより連動コードを入力することが可能とされている。ただし、ゲーム機21が連動コードを入力するキーボードその他の物理的な入力装置を備えている場合、選択部112は省略されてよい。また、図7の選択部112は、連動コードが数字の組み合わせによって構成される場合を想定した例である。文字又は記号が連動コードに含まれる場合には、選択部112に文字あるいは記号の入力が可能なソフトウエアキーボードが表示されてもよい。
図5に戻って、ユーザが連動コードをゲーム機21に入力すると、その連動コードが連動コード取得部52から第2サーバ22の連動設定部62に通知され、それにより連動設定部62が連動コードを取得する(ステップS41)。連動設定部62は、得られた連動コードを第1サーバ12に通知する(ステップS42)。これを受けて、第1サーバ12の連動設定部43は連動コードDB46にアクセスし、通知された連動コードの有効期限が経過しているか否かを判別する(ステップS22)。有効期限が経過していなければ、連動設定部43は、連動コードDB46を参照して、連動コードに対応するユーザIDを判別し(ステップS23)、得られたユーザIDを第2サーバ22に通知する(ステップS24)。その後、連動設定部43は、今回の処理で使用された連動コードとユーザIDとの対応付けが解除されるように連動コードDB46の記録を更新する(ステップS25)。これにより、連動コードの再使用、つまり別のユーザIDと対応付けた再発行が可能となる。なお、ステップS22にて有効期限が経過していると判断された場合、連動設定部43はステップS23及びS24をスキップしてステップS25に進む。つまり、有効期限が経過した連動コードが使用された場合、連動関係は設定されず、その連動コードはステップS25にて再発行が可能な状態へと切り換えられる。
ステップS24にて第2サーバ22にユーザIDが通知されると、第2サーバ22の連動設定部62はそのユーザIDを連動管理DBに記録するとともに、そのユーザIDと、ゲーム機21にて連動コードを入力したユーザに関してユーザ管理DB66に記録されているユーザIDとの間に関連付けを設定する(ステップS43)。これにより、連動管理DB67を参照することにより、両システム10、20における同一ユーザのユーザIDに連動関係が設定される。その後、第1システム10と第2システム20との間に連動関係を生じさせる場合には、第2システム20のユーザ管理部61がユーザ管理DB66及び連動管理DB67を適宜に参照して、第1システム10のユーザIDに対応する第2システム20のユーザIDを、あるいは第2システム20のユーザIDに対応する第1システム10のユーザIDを判別して、第1システム10又は第2システム20、あるいは両システム10、20にて連動関係に基づく特典発生といった処理を実行することができる。
なお、連動コードが有効期限を経過したか否かは、連動コードを第1システム10のサーバ12が取得した場合に判別される例(図5のステップS22)に限らない。例えば、図5の処理とは別に、連動コードDB46に記録されている連動コードのそれぞれが有効期限内か否かを連動設定部43が定期的に判別し、有効期限が経過している連動コードに関してはユーザIDとの対応付けを解除するものとしてもよい。ユーザ端末11にて有効期限が経過した場合、例えば図8に示す再発行確認用の画面120をユーザ端末11上に表示させ、その再発行ボタン121をユーザがタッチ操作した場合、図5のステップS11から処理を再度実行して、ユーザが新たな連動コードを取得できるようにしてもよい。
以上の形態においては、連動コード発行部42が図5のステップS21の処理を実行することにより連動情報発行手段の一例として機能し、連動コード出力部32が図5のステップS12の処理を実行することにより連動情報出力手段の一例として機能し、連動コード取得部52及び連動設定部62が図5のステップS31及びS41の処理を実行することにより連動情報取得手段の一例として機能し、連動設定部43、62が図5のステップS42、S22〜S25及びS43の処理を実行することにより連動設定手段の一例として機能する。
本発明は上述した形態に限定されず、適宜の変形又は変更が施された形態にて実施されてよい。例えば、上記の形態では、連動コードを第1システム10のサーバ12にて実行しているが、第1システム10のユーザ端末11に実装されるべきコンピュータプログラムAcにユニークな連動コードを発行する機能を設けておき、ユーザ端末11にて連動コードを発行できるようにしてもよい。その場合、図2に示した連動コードの発行手順(F3)に代えて、図9に例示したように、ユーザ端末11からサーバ12に連動コードを通知してサーバ12がユーザIDに対応する連動コードを取得できるように手順を変更すればよい。
上記の形態では、第2システム20のサーバ22にて両システム10、20のユーザIDを関連付けて記録しているが、例えば図5のステップS42にて連動コードに併せて第2システム20のユーザIDを通知し、第1システム10のサーバ12側にて、通知されたユーザIDと自己のシステム10におけるユーザIDとに関連付けを設定して記録するものとしてもよい。あるいは、両システム10、20のそれぞれが相手方のユーザIDを取得して自己のシステムにおけるユーザIDと関連付け、その関連付けの情報を各サーバ12、22にて保持することも可能である。また、連動関係を生じさせるため必要な処理は、連動関係の態様に応じて適宜に変更されてよい。その処理は必ずしも第1システム10及び第2システム20のサーバ12、22のみを利用する例に限らない。例えば、図10に示すように、両システム10、20とは別に連動管理用のサーバ2を設置し、第1サーバ12からは連動コードと自己のシステム10のユーザIDをサーバ2に通知し(F7a)、第2サーバ22からも連動コードと自己のシステム20のユーザIDをサーバ2に通知し(F7b)、サーバ2が得られた連動コードを媒介として両システム10、20のユーザID間に関連付けを設定し、その結果をサーバ2が保持するようにしてもよい。この場合には、連動関係設定後、各サーバ12、22がサーバ2に適宜に問い合わせることにより、連動関係を適用すべき相手方のシステムのユーザIDを取得することが可能である。なお、図10の例では、サーバ2に連動コードの発行機能を実装し、第1システム10のサーバ12からの要求に応じてサーバ2が連動コードを発行してサーバ12に返すといった変形も可能である。
図10の形態では、追加されたサーバ2が第1システム10及び第2システム20のサーバ12、22と協働して連動関係を設定しているが、サーバ2がユーザ端末11及びゲーム機21のそれぞれをネットワークNTを介して遠隔制御できるように構成すれば、図5に示した全ての処理をサーバ2にて実行することも可能である。つまり、サーバ2が連動関係を設定すべきユーザIDをサーバ12及び22から取得しておけば、その後はユーザ端末11及びゲーム機21をいわゆる遠隔入出力端末として利用しつつ図5の各処理をサーバ2が実行することも可能である。いずれにしても、各システム10、20とは別にサーバ2を設け、連動関係に関する処理のために各システム10、20のサーバ12、22がサーバ2と適宜に通信するものとすれば、サーバ12、22は連動の相手方のサーバと通信する必要がなく、セキュリティ確保等の面で相応にメリットがある。
上記の形態では、一方のサービスシステム(一例として第1システム10)から他方のサービスシステム(一例として第2システム20)にユーザIDを通知しているが、ユーザIDに代えて、ユーザIDに対してユニークな媒介情報の一例としての媒介IDを通知してもよい。この場合、図11に示したように、媒介IDを介して両システム10、20のユーザIDを関連付けることができる。したがって、例えば図5のステップS24にてユーザIDに代えて媒介IDをサーバ12にて発行し、これをサーバ22に通知して連動管理DBにはその媒介IDを第2システム20のユーザIDと関連付けて記録すればよい。このような変形は、図9及び図10の変形例にも適用可能である。
上記の形態では、連動情報として文字列からなる連動コードを発行しているが、連動コードは、これを取得すべき第2のサービスシステムのクライアント(上記の例ではゲーム機21)が取得可能な態様で、第1のサービスシステムのクライアントが出力すればよい。例えば、ゲーム機21が画像取得用のカメラを備えている場合には、二次元コード等の画像を連動情報としてユーザ端末11に表示出力させてもよい。あるいは、ユーザ端末11とゲーム機21とが無線通信可能な環境にある場合には、連動情報の表示出力に代えて、又は加えて、無線通信を利用してユーザ端末11に連動情報を送信出力させ、これをゲーム機21にて受信することにより第2のサービスシステム側で連動情報を取得するようにしてもよい。したがって、第2のサービスシステム側に設けられるべき連動情報取得手段は、ユーザに連動コードを入力させる態様に限らず、画像の撮影を介して連動情報を取得し、あるいは無線通信を介して連動情報を取得するといった態様であってもよい。
上記の形態では、第1のサービスシステム10及び第2のサービスシステム20にてゲームに関連したサービスを提供し、それらのサービスに関してユーザID間に連動関係を生じさせるものとしたが、本発明が適用されるべきサービスシステムはそのような態様に限定されず、ゲームとは異なる適宜のサービスを提供するように構成されてもよい。したがって、各サービスシステムにて利用されるクライアントも、上記のユーザ端末11及びゲーム機21に限らず、提供されるサービスの種類、内容に応じて適宜の変更が可能である。
上記の形態では、第1システム10及び第2システム20のそれぞれのクライアントが物理的に異なるユーザ端末11及びゲーム機21として構成されているが、各サービスシステムのクライアントは必ずしも物理的に異なるクライアントであることを要しない。例えば、共通のクライアントにて、互いに異なるアプリケーションプログラムに従って第1及び第2のサービシステムのそれぞれのサービスを利用する場合にも本発明は適用可能である。したがって、各サービスシステムのクライアントは物理的に区別される態様のみならず、論理的に区別された態様も含む。各サービシスシステムのサーバに関しても同様であって、物理的に異なる態様のみならず論理的に区別された態様も含む。
次に、上述した実施の形態及び変形例のそれぞれから導き出される本発明の各種の態様を以下に記載する。なお、以下の説明では、本発明の各態様の理解を容易にするために添付図面に図示された対応する構成要素を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明の一態様に係る連動制御システム(1)は、第1のユーザ識別情報(一例として第1システム10のユーザID)を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに第1のサービスを提供するクライアントサーバ型の第1のサービスシステム(10)と、前記第1のユーザ識別情報とは異なる第2のユーザ識別情報(一例として第2システムのカードID及びユーザID)を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを提供するクライアントサーバ型の第2のサービスシステム(20)との間で連動関係を生じさせるための連動制御システムであって、前記第1のサービスシステムのサーバ(12)にて認証済のユーザに対して、前記連動関係を設定するための連動情報(一例として連動コード)を、前記認証済のユーザの前記第1のサービスに関するユーザ識別情報と対応付けられたユニークな情報として発行する連動情報発行手段(42、S21)と、発行された連動情報を、前記第2のサービスシステムのクライアントが取得可能な態様で前記第1のサービスシステムにてユーザが利用するクライアントに出力させる連動情報出力手段(32、S12)と、前記第1のサービスシステムのクライアントが出力する連動情報を、前記第2のサービスシステムのサーバ(22)にて認証済のユーザが利用するクライアントに取得させる連動情報取得手段(52、62、S31、S41)と、前記連動情報取得手段が取得した連動情報を媒介として、当該連動情報に対応付けられた前記第1のサービスのユーザ識別情報と、前記連動情報を取得した第2のクライアントを利用するユーザの前記第2のサービスに関するユーザ識別情報との間に前記連動関係を生じさせるために必要な処理を実行する連動設定手段(43、62、S42、S22〜S25、S43)と、を備えたものである。
本発明の一態様に係る連動制御システム用のコンピュータプログラムは、第1のユーザ識別情報(一例として第1システム10のユーザID)を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに第1のサービスを提供するクライアントサーバ型の第1のサービスシステム(10)と、前記第1のユーザ識別情報とは異なる第2のユーザ識別情報(一例として第2システムのカードID及びユーザID)を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを提供するクライアントサーバ型の第2のサービスシステム(20)との間で連動関係を生じさせる連動制御システム(1)を構成するためのコンピュータプログラム(Ac、As、Bc、Bs)であって、少なくとも一のコンピュータ(11、12、21、22;11、12、21、22、2;2)を、前記第1のサービスシステムのサーバ(12)にて認証済のユーザに対して、前記連動関係を設定するための連動情報(一例として連動コード)を、前記認証済のユーザの前記第1のサービスに関するユーザ識別情報と対応付けられたユニークな情報として発行する連動情報発行手段(42、S21)、発行された連動情報を、前記第2のサービスシステムのクライアントが取得可能な態様で前記第1のサービスシステムにてユーザが利用するクライアントに出力させる連動情報出力手段(32、S12)、前記第1のサービスシステムのクライアントが出力する連動情報を、前記第2のサービスシステムのサーバ(22)にて認証済のユーザが利用するクライアントに取得させる連動情報取得手段(52、62、S31、S41)、及び前記連動情報取得手段が取得した連動情報を媒介として、当該連動情報に対応付けられた前記第1のサービスのユーザ識別情報と、前記連動情報を取得した第2のクライアントを利用するユーザの前記第2のサービスに関するユーザ識別情報との間に前記連動関係を生じさせるために必要な処理を実行する連動設定手段(43、62、S42、S22〜S25、S43)、として機能させるように構成されたものである。
上記の形態によれば、第1のサービスシステムでは、認証済のユーザのユーザに対して連動情報を発行しているので、第1のユーザ識別情報と対応付けて連動情報を保持することができる。また、第1のサービスシステムのクライアントにて出力された連動情報を、第2のサービスシステムにて認証済のユーザが利用しているクライアントに取得させることにより、第2のサービスシステムのサーバはユーザ認証によって特定済のユーザIDとその連動情報との対応関係を判別することができる。したがって、連動情報を介して各サービスシステムのユーザ識別情報の対応関係を判別し、その対応関係を利用してユーザ識別情報間に関連付けを設定し、それによりユーザ識別情報間に連動関係を生じさせることが可能である。これにより、ユーザ識別情報をクライアント側にて入力させることに伴って生じ得る不都合を回避し、連動関係を設定する際の安全性を高め、あるいは使い勝手を改善するといった利点が得られる。
なお、本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。この記憶媒体を用いれば、例えばコンピュータに本発明に係るコンピュータプログラムをインストールして実行することにより、そのコンピュータを利用して本発明の連動制御システムを実現することができる。コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は、CDROM等の非一過性の記憶媒体であってもよい。
上記態様において、前記連動設定手段は、前記処理の実行後、当該処理にて用いられた連動情報を前記連動情報発行手段が他のユーザ識別情報と対応付けて再発行できるように、前記連動情報と前記ユーザ識別情報との間の対応付けを解除してもよい(S25)。連動情報は各サービスシステムのユーザ識別情報を関連付けるための媒介として一時的に利用すればよく、関連付けの設定後は不要である。したがって、連動関係を生じさせるための処理が終了した後も連動情報を長期間に亘ってユニークに保持しておく必要はない。そのため、処理の実行後にユーザ識別情報との対応付けを解除すれば、連動情報のユニーク性は比較的短期間に限って保障すれば足りる。それにより、連動情報を例えば比較的短い数桁程度の数字、英数字といった比較的シンプルな情報として設定しても、そのユニーク性を十分に保障することができる。連動情報をシンプルなものとすれば、第2のサービスシステムが連動情報を取得するに要する時間を短縮し、誤入力等のエラーが生じるリスクを低減できる。
上記態様において、前記連動情報発行手段は有効期限を付して前記連動情報を発行し、前記連動設定手段は、前記連動情報取得手段が取得した連動情報が前記有効期限内であることを条件として(S22)、前記処理を実行してもよい。連動情報は比較的短期間に限って通用すれば足りるので、これに有効期限を設定し、有効期限を過ぎた連動情報は使用できないものとすれば、未使用の連動情報が比較的長期間に亘って残存して連動情報の発行に支障を来すといった不都合を排除することができる。他人が連動情報を不正に知ったとしても、その後にユーザ認証を済ませて連動情報をクライアントに取得させるまでには相応の時間が必要である。したがって、有効期限を相応に短く設定すれば、他人の不正利用が生じる可能性を排除して安全性をさらに高めることができる。
上記態様において、連動情報出力手段は、前記連動情報の出力に併せて、前記有効期限を前記ユーザに把握させる情報(一例として図6の期限表示部102)を前記第1のサービシステムのクライアントを介して前記ユーザに提示してもよい。これによれば、連動情報をいつまでに第2のサービスシステムのクライアントに取得させればよいかをユーザに把握させ、その使用を促すことができる。
上記態様においては、前記連動情報発行手段が前記第1のサービスシステムのサーバに、前記連動情報出力手段が前記第1のサービスシステムのクライアントにそれぞれ設けられ、前記連動情報出力手段は、前記第1のサービスシステムのサーバから前記連動情報を取得して前記第1のサービスシステムのクライアントに出力させてもよい。これによれば、第1のサービスシステムを利用するユーザのユーザ識別情報を特定済のサーバにより、そのユーザ識別情報と対応付けて連動情報を発行し、これをクライアント側に渡して出力させることができる。
上記態様において、前記連動設定手段は、前記連動情報取得手段が取得した連動情報を前記第2のサービスシステムのサーバから前記第1のサービスシステムのサーバに通知し(S42)、通知された連動情報に対応付けられた前記第1のサービスシステムのユーザ識別情報を判別し(S23)、得られたユーザ識別情報又は当該ユーザ識別情報とユニークに対応付けられた媒介情報を前記第1のサービスシステムのサーバから前記第2のサービスシステムのサーバに通知する(S24)ように設けられてもよい。これによれば、第2のサービスシステムのサーバが自己のサービシステムに関するユーザ識別情報と、第1のサービスシステムに関するユーザ識別情報又はこれに対応する媒介情報とを特定してユーザ識別情報間に関連付けを設定することができる。
上記態様において、前記連動情報出力手段は、前記第1のサービスシステムのクライアントに前記連動情報を表示させ、前記連動情報取得手段は、前記第1のサービスシステムのクライアントに表示された連動情報を前記第2のサービスシステムのクライアントに取得させてもよい。これによれば、第1のサービシステムのクライアントに表示された連動情報をユーザが読み取って第2のサービスシステムのクライアントに入力し、あるいは第1のサービシステムのクライアントに表示された連動情報を第2のサービスシステムのクライアントが直接読み取ることにより、第2のサービスシステム側で連動情報を取得することができる。
上記態様において、前記連動情報が、前記ユーザが読み取り可能な文字列として表示され、前記連動情報取得手段は、前記第2のサービスシステムのクライアントに対して前記ユーザに前記連動情報を入力させることにより、前記連動情報を前記第2のサービスシステムのクライアントに取得させてもよい。これによれば、ユーザの入力操作を介して第2のサービシステムが連動情報を取得することができる。連動情報を比較的短いシンプルな構成とすれば、ユーザの入力の手間が軽減され、短時間で入力が完了することにより周囲の他人に連動情報が知得されるリスクを低減することができる。
上記態様においては、前記第1のサービシステムのクライアントがユーザによる携行が可能な携帯型の情報通信端末であり、前記第2のサービスシステムのクライアイントが据置型の端末とされてもよい。これによれば、ユーザが第2のサービシステムのクライアントを利用する際に、第1のサービシステムのクライアントを携行し、その場で連動情報を出力させて第2のサービスシステムのクライアントにこれを取得させることができる。第1のサービスシステム側における連動情報の発行及び出力と、第2のサービスシステム側における連動情報の取得とを同一の場で行うことができるため、連動関係の設定を円滑にかつ遅滞なく行える。それにより、連動情報に有効期限を設定する場合にも、その有効期限を相応に短く設定することが可能である。
1 連動制御システム
2 サーバ
10 第1のサービスシステム
11 ユーザ端末(クライアント)
12 サーバ
20 第2のサービスシステム
21 ゲーム機(クライアント)
22 サーバ
32 連動コード出力部(連動情報出力手段)
42 連動コード発行部(連動情報発行手段)
43 連動設定部(連動設定手段)
52 連動コード取得部(連動情報取得手段)
62 連動設定部(連動情報取得手段、連動設定手段)
100 表示画面
101 コード表示部
102 期限表示部
110 表示画面
111 コード表示部
112 選択部
121 再発行ボタン

Claims (1)

  1. 第1のユーザ識別情報を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに第1のサービスを提供するクライアントサーバ型の第1のサービスシステムと、前記第1のユーザ識別情報とは異なる第2のユーザ識別情報を利用してユーザを認証し、認証されたユーザに前記第1のサービスとは異なる第2のサービスを提供するクライアントサーバ型の第2のサービスシステムとの間で連動関係を生じさせるための連動制御システムであって、
    前記第1のサービスシステムのサーバにて認証済のユーザに対して、前記連動関係を設定するための連動情報を、前記認証済のユーザの前記第1のサービスに関するユーザ識別情報と対応付けられたユニークな情報として発行する連動情報発行手段と、
    発行された連動情報を、前記第2のサービスシステムのクライアントが取得可能な態様で前記第1のサービスシステムにてユーザが利用するクライアントに出力させる連動情報出力手段と、
    前記第1のサービスシステムのクライアントが出力する連動情報を、前記第2のサービスシステムのサーバにて認証済のユーザが利用するクライアントに取得させる連動情報取得手段と、
    前記連動情報取得手段が取得した連動情報を媒介として、当該連動情報に対応付けられた前記第1のサービスのユーザ識別情報と、前記連動情報を取得した第2のクライアントを利用するユーザの前記第2のサービスに関するユーザ識別情報との間に前記連動関係を生じさせるために必要な処理を実行する連動設定手段と、
    を備えた連動制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021125251A1 (ja) * 2019-12-18 2021-06-24 Dic株式会社 樹脂組成物、成形品、マスターバッチおよびそれらの製造方法

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