JP2019135812A - 通信システム、通信装置、通信制御プログラム、中継装置、中継プログラム - Google Patents

通信システム、通信装置、通信制御プログラム、中継装置、中継プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 中継装置が備える信号処理機能を利用して音声品質を向上するシステムを提供する。【解決手段】 本発明は、通信装置と、中継装置とを含む通信システムにおいて、通信装置は、信号処理機能実装情報を管理する管理部と、通信信号又は通信装置が備える信号処理機能によって信号処理が施された通信信号と、信号処理機能実装情報とを含むデータを生成する生成部と、中継装置へデータを送信する送信部とを有し、中継装置は、通信装置からデータを受信する受信部と、信号処理機能実装情報に基づいて、通信信号に対して、中継装置が備える信号処理機能の実行が必要か否か判断する判断部と、通信信号に対して、中継装置が備える信号処理機能を実行する信号処理部と、通信信号又は信号処理部により信号処理が施された通信信号を通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、通信システム、通信装置、通信制御プログラム、中継装置、中継プログラムに関し、例えば、携帯電話端末にテザリング接続した無線端末における通話音声の品質向上を目的としたシステムに適用し得る。
一般的な無線端末(無線機)の通信は、無線基地局を介して、無線端末に備わる送信ボタンの押下により音声送信する半二重の通信(Push to Talk、以下、「PTT通信」と呼ぶ)である。
近年、携帯電話端末(例えば、スマートフォン)を用いて、携帯電話の3G/LTE網を利用し、配信装置を介して携帯電話端末間でPTT通信するシステムも存在する。
さらに、無線端末が電波不感地帯に位置する場合には、無線端末と携帯電話端末がBluetooth(登録商標)によるテザリング接続し、携帯電話の3G/LTE網を利用し、配信装置を介してPTT通信するシステムも存在する。
特開2002−208885号公報
しかしながら、無線端末が携帯電話端末とBluetoothによるテザリング接続し、3G/LTE網を利用して通信するシステムには、以下に示すような課題が存在する。
テザリング接続される携帯電話端末は、無線端末のネットワーク経路の一部となり、3G/LTE網にIPパケットを転送、又は3G/LTE網から受信したIPパケットを無線端末に転送する。この際、携帯電話端末は、ノイズ除去機能や自動利得制御機能(AGC)といったような音声信号処理を実施しない。例えば、特許文献1では、無線端末と基地局との間の通信を中継する無線中継装置において、通信路の劣化によりデータに毀損が生じている場合には、ミュート処理を行う例が示されているが、音声品質を向上させる処理(ノイズ除去、自動利得制御等)は行っていない。
仮に携帯電話端末に、音声通信を行うための高品質な音声信号処理機能が搭載されていたとしても、この機能は使用することはなく、音声品質は無線端末に強く影響を受けてしまう。
そこで、無線端末にノイズ除去機能や自動利得制御機能(AGC)などを具備していない場合を考慮し、携帯電話端末でノイズ除去機能や自動利得制御(AGC)といった音声信号処理を実施することも考えられる。
しかしながら、携帯電話端末、無線端末の両方で音声信号処理を実施する多段動作は、音声劣化を伴うため望ましくない。
そのため、中継装置が備える信号処理機能を必要に応じて利用して音声品質を向上できる通信システム、通信装置、通信制御プログラム、中継装置、中継プログラムが望まれている。
第1の本発明は、通信装置と、該通信装置及び通信ネットワーク間のデータ通信を中継する中継装置とを含む通信システムにおいて、前記通信装置は、(1−1)該通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報を管理する信号処理情報管理部と、(1−2)少なくとも通信信号又は該通信装置が備える所定の信号処理機能によって信号処理が施された前記通信信号と、前記信号処理機能実装情報とを含む送出データを生成する送出データ生成部と、(1−3)前記中継装置へ前記送出データを送信する送信部とを有し、前記中継装置は、(2−1)前記通信装置から前記送出データを受信する受信部と、(2−2)前記送出データに含まれる前記信号処理機能実装情報に基づいて、前記送出データに含まれる前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能の実行が必要か否か判断する信号処理判断部と、(2−3)前記信号処理判断部が判断した結果に従い、前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能を実行する信号処理部と、(2−4)前記送出データに含まれる前記通信信号又は前記信号処理部により信号処理が施された前記通信信号を前記通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、通信ネットワークとのデータ通信を、中継装置を経由して実行する通信装置において、(1)該通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報を管理する信号処理情報管理部と、(2)少なくとも通信信号又は該通信装置が備える所定の信号処理機能によって信号処理が施された前記通信信号と、前記信号処理機能実装情報とを含む送出データを生成する送出データ生成部と、(3)前記中継装置へ前記送出データを送信する送信部とを有することを特徴とする。
第3の本発明の通信制御プログラムは、通信ネットワークとのデータ通信を、中継装置を経由して実行する通信装置に搭載されるコンピュータを、(1)該通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報を管理する信号処理情報管理部と、(2)少なくとも通信信号又は該通信装置が備える所定の信号処理機能によって信号処理が施された前記通信信号と、前記信号処理機能実装情報とを含む送出データを生成する送出データ生成部と、(3)前記中継装置へ前記送出データを送信する送信部として機能させることを特徴とする。
第4の本発明は、通信装置及び通信ネットワーク間のデータ通信を中継する中継装置において、(1)前記通信装置から送出データを受信する受信部と、(2)前記送出データに含まれる前記通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報に基づいて、前記送出データに含まれる通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能の実行が必要か否か判断する信号処理判断部と、(3)前記信号処理判断部が判断した結果に従い、前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能を実行する信号処理部と、(4)前記送出データに含まれる前記通信信号又は前記信号処理部により信号処理が施された前記通信信号を前記通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部とを有することを特徴とする。
第5の本発明の中継プログラムは、通信装置及び通信ネットワーク間のデータ通信を中継する中継装置に搭載されるコンピュータを、(1)前記通信装置から送出データを受信する受信部と、(2)前記送出データに含まれる前記通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報に基づいて、前記送出データに含まれる通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能の実行が必要か否か判断する信号処理判断部と、(3)前記信号処理判断部が判断した結果に従い、前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能を実行する信号処理部と、(4)前記送出データに含まれる前記通信信号又は前記信号処理部により信号処理が施された前記通信信号を前記通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、中継装置が備える信号処理機能を必要に応じて利用して音声品質を向上できる。
実施形態に係る無線端末の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る通信システムの全体構成を示す全体構成図である。 実施形態に係る携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る通信システム、通信装置、通信制御プログラム、中継装置、中継プログラムの実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)実施形態の構成
(A−1−1)全体構成
図2は、実施形態に係る通信システムの全体構成を示す全体構成図である。
図2において、通信システム1は、2台の無線端末10(10−1、10−2)、無線基地局20、ゲートウェイ(GW)30、配信装置40、2台の携帯電話端末50(50−1、50−2)、モバイルネットワーク60を有する。
なお、以下では、無線端末に共通する処理や構成を説明するときには、無線端末10と表現して説明する。同様に、携帯電話端末に共通する処理や構成を説明するときには、携帯電話端末50と表現して説明する。
図2では、2台の無線端末10及び2台の携帯電話端末50を示しているが、無線端末10及び携帯電話端末50の数はこれに限定されるものではない。
無線端末10は、PTT(プッシュ・ツー・トーク)通信に用いる端末である。PTTでは、ユーザがボタンを押下している間に通話可能となり、通話が終了するとユーザがボタンを離す。無線端末10は、1対多のグループ一斉音声通信を可能とするものである。また、この実施形態では、無線端末10は、携帯電話端末50にテザリング接続(Bluetooth接続)することにより、モバイルネットワーク60を利用して音声通信を行うことができる。
無線基地局20は、無線端末10と無線通信を実行するものであって、GW30と接続される。
GW30は、無線基地局20側のネットワークと配信装置40側のネットワークのプロトコル変換を行う。例えば、GW30は、無線基地局20側から送信された所定の無線通信方式に従ったメッセージデータをIPパケット化して配信装置40に送信する。
配信装置40は、プッシュ・ツー・トークに参加する端末装置(無線端末10、携帯電話端末50)のIDを管理することにより、1対多のグループ一斉音声通信を可能とするものである。勿論、配信装置40は、1対1の音声通信(例えば、図2の無線端末10−1と、携帯電話端末50−2との音声通信)を実現することもできる。
携帯電話端末50は、テザリング対応の携帯電話端末であり、例えば、スマートフォンである。
モバイルネットワーク60は、モバイル通信のアクセスネットワークであり、例えば、3G網(第3世代型携帯電話通信網)、LTE(Long Term Evolution)網である。なお、モバイルネットワーク60は、他にも、4G網(第4世代型携帯電話通信網)、将来実現する5G網(第5世代型携帯電話通信網)等を適用しても良い。
(A−1−2)無線端末10の詳細な構成
図1は、実施形態に係る無線端末の構成を示すブロック図である。
図1において、無線端末10は、近距離無線受信部11、音声復号化部12、音声出力スピーカ13、音声入力マイク14、音声信号処理部15、音声符号化部16、音声信号処理情報設定部17、送出データ生成部18、及び近距離無線送信部19を有する。
実施形態に係る無線端末は、近距離無線受信部、近距離無線送信部、音声出力スピーカ、及び音声入力マイクを除いた部分をハードウェアで構成することも可能であり、また、CPUが実行するソフトウェア(通信制御プログラム)とCPUとで実現することも可能であるが、いずれの実現方法を採用した場合であっても、機能的には図1で表すことができる。
近距離無線受信部11及び近距離無線送信部19は、近距離無線通信を実現するための通信デバイスであり、例えば、Bluetooth、NFC(Near Field Communication)等により構成されてもよい。この実施形態では、近距離無線受信部11及び近距離無線送信部19は、携帯電話端末50とBluetooth接続(テザリング接続)し、データを送受信する。本実施例では、無線端末10と携電話端末50とが近距離無線通信にて接続されるものとして説明するが、無線端末10及び携帯電話端末50間で無線通信できるものであれば、上述のような近距離無線通信に限定するものではない。また、変形例として、無線端末10は、近距離無線受信部11及び近距離無線送信部19の代わりに有線(例えば、USBケーブル)により、無線端末10及び携帯電話端末50間で、データのやりとりを行っても良い。
音声復号化部12は、近距離無線受信部11から与えられた音声信号の符号化データを復号し、得られたデジタル音声信号をさらにアナログ音声信号に変換して音声出力スピーカ13に与えるものである。
音声出力スピーカ13は、音声復号化部12から与えられたアナログ音声信号を出力するものである。
音声入力マイク14は、ユーザの発話音声を捕捉し、得られたアナログ音声信号を音声信号処理部15に与えるものである。なお、アナログ音声信号は、図示しないアナログデジタル変換器により、デジタル音声信号に変換した後、音声信号処理部15(音声信号処理部15を備えない場合には、音声符号化部16)に与えられる。
音声信号処理部15は、音声入力マイク14から取得した音声信号に対して、音声信号処理を実施する。音声信号処理は、例えば、無線端末の周囲ノイズを除去するノイズ除去機能や音声入力マイク14により取得する話者音声信号を最適な音声レベルに調整する自動利得制御機能(AGC)等を適用できる。なお、この音声信号処理部15の機能は、無線端末10の実装に依存し、機能(機能の全部又は一部)を具備していないこともあり得る。
音声符号化部16は、音声信号処理部15(又は音声入力マイク14)から入力された音声信号を符号化し、音声符号化データを送出データ生成部18に与えるものである。ここで、音声符号化方式としては、例えば、G.711、G.729等を適用し得る。
音声信号処理情報設定部17は、無線端末10のノイズ除去機能、自動利得制御機能(AGC)など音声信号処理実装状態(音声信号処理の機能有無)を設計者が予めを設定するものである。例えば、音声信号処理情報設定部17は、音声信号処理部15がノイズ除去機能を有している場合には、音声信号処理の機能有無を示す音声信号処理実装状態データDにノイズ機能ありの情報を書き込む。音声信号処理実装状態データDの形式等は限定されるものでは無く、音声信号処理の実装状態が判別できれば何れでも良い。
送出データ生成部18は、音声信号処理情報設定部17から入力された音声信号処理実装状態データDと、音声符号化部16から入力された音声符号化データを含む送出データを生成する。
(A−1−3)携帯電話端末50の詳細な構成
図3は、実施形態に係る携帯電話端末の構成を示すブロック図である。
図3において、携帯電話端末50は、ネットワーク受信部51、ネットワーク送信部52、近距離無線送信部53、近距離無線受信部54、音声信号処理切替判断部55、音声復号化部56、音声信号処理部57、及び音声符号化部58を有する。
ネットワーク受信部51及びネットワーク送信部52は、モバイルネットワーク60と接続し、配信装置40と音声符号化データの送受信を行うものである。
近距離無線送信部53及び近距離無線受信部54は、先述の近距離無線送信部19及び近距離無線受信部11と同様の機能を有する。
音声信号処理切替判断部55は、無線端末10から受信した音声信号処理実装状態データDに基づいて、受信した音声データ(音声符号化データ)に対して、音声信号処理が必要か否か判断する。例えば、音声信号処理切替判断部55は、携帯電話端末50で具備している音声信号処理部57の機能が、無線端末10の音声信号処理実装状態データDから無線端末側で具備していないと判断した場合には、スイッチS1及びスイッチS2を音声信号処理部側の経路にスイッチする(つまり、音声信号処理は必要と判断する)。一方、音声信号処理切替判断部55は、無線端末10が音声信号処理部57の機能を具備していると判断した場合には、スイッチS1及びスイッチS2を音声信号処理部57を通らない経路に切り換える(つまり、音声信号処理は不要と判断する)。
音声復号化部56は、スイッチS1を経由して入力された音声符号化データを復号する。
音声信号処理部57は、音声信号処理切替判断部55の判断に従った音声信号処理を行う。例えば、音声信号処理部57は、音声信号に対してノイズ除去が必要な場合には、ノイズ除去処理を行い、自動利得制御(AGC)が必要な場合には自動利得制御を行う。
音声符号化部58は、先述の音声符号化部16と同様の機能を有し、音声信号処理部57から入力された音声信号を符号化し、音声符号化データをネットワーク送信部52に与えるものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の通信システム1の動作を、図面(図1〜図3)を参照しながら説明する。なお、この実施形態では、無線端末10(図2の無線端末10−1)と、テザリング接続した携帯電話端末50(図2の携帯電話端末50−1)間の処理(動作)に特徴が存在するため、以下では、この点を中心に説明を行う。また、音声信号処理情報設定部17の音声信号処理実装状態データDには、予め無線端末10のノイズ除去機能、自動利得制御機能(AGC)などの機能有無を示す情報が設定されているものとする。
まず、配信装置40から配信された音声符号化データは、モバイルネットワーク60を介して、携帯電話端末50のネットワーク受信部51に受信される。そして、受信された音声符号化データは、携帯電話端末50の近距離無線送信部53を介して無線端末10に送信され、無線端末10の近距離無線受信部11で受信される。
そして、無線端末10(近距離無線受信部11)が受信した音声符号化データは、音声復号化部12で復号され、音声出力スピーカ13から出力される。
次に、音声出力スピーカ13から出力された内容に対して、無線端末10のユーザが、図示しないPTT通信を実行するボタンを押下して、発話すると次の処理が実行される。
音声入力マイク14で捕捉した音声信号は、デジタル信号に変換された後、音声信号処理部15に入力されて所定の音声信号処理が行われる。なお、先にも述べたが、無線端末10が音声信号処理機能を搭載していない場合には、音声信号は音声符号化部16に与えられる。続いて、音声信号(音声信号処理部15で音声信号処理が行われた場合には処理後の音声信号)は、音声符号化部16において、符号化されて送出データ生成部18に与えられる。送出データ生成部18では、音声信号処理情報設定部17から与えられた音声信号処理実装状態データDと、符号化音声データとを含む送出データが生成され、生成された送出データは、近距離無線送信部19によって、携帯電話端末50(近距離無線受信部54)に送信される。
そして、携帯電話端末50(近距離無線受信部54)が受信した送出データは、音声信号処理切替判断部55に与えられる。携帯電話端末50の音声信号処理切替判断部55は、無線端末10の音声信号処理実装状態を示したデータ(音声信号処理実装状態データD)を参照し、携帯電話端末50で具備している音声信号処理部57の機能を無線端末側で保持していない場合、スイッチS1及びスイッチS2を音声信号処理部側の経路にスイッチする。一方、音声信号処理切替判断部55は、無線端末10が音声信号処理部57の機能を具備していると判断した場合は、音声信号処理部57を通らない経路に切り換える。
スイッチS1を経由して入力された音声符号化データは、音声復号化部56で復号され、音声信号処理部57で、必要に応じて所定の音声信号処理が行われた後、音声符号化部58で再度符号化される。そして、再度符号化された音声符号化データは、ネットワーク送信部52により配信装置40に送信される。
(A−3)実施形態の効果
本発明によれば、無線端末10で具備していない音声信号処理機能を携帯電話端末50で動作させることにより、従来のPTT通信システムよりも機能向上、音声品質向上が可能となる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても、種々の変形実施形態を説明したが、本発明は以下の変形実施形態についても適用することができる。
(B−1)上述の実施形態では、無線端末10が半二重通信専用の端末(PTT通信可能な端末)であることを前提として説明したが、無線端末10が全二重通信が可能な端末であっても、本発明を適用するこができる。即ち、全二重の通信方式の場合、無線端末10がエコーキャンセラ機能を具備しているか否かが問題となるが、仮に無線端末10がエコーキャンセラ機能を具備していなくとも、無線端末10のエコーキャンセラの実装状態を音声信号処理実装状態データDにより携帯電話端末50(音声信号処理切替判断部55)に通知することで、携帯電話端末50のエコーキャンセラ機能を使用することができる。
(B−2)上述の実施形態では、通信システム1として、携帯電話端末、無線端末を例に挙げて説明してきたが、これに限定するものでは無く。各端末と同様の機能を有すれば、他の装置(端末)を適用しても良い。
1…通信システム、10(10−1、10−2)…無線端末、11…近距離無線受信部、12…音声復号化部、13…音声出力スピーカ、14…音声入力マイク、15…音声信号処理部、16…音声符号化部、17…音声信号処理情報設定部、18…送出データ生成部、19…近距離無線送信部、20…無線基地局、40…配信装置、50(50−1、50−2)…携帯電話端末、51…ネットワーク受信部、52…ネットワーク送信部、53…近距離無線送信部、54…近距離無線受信部、55…音声信号処理切替判断部、56…音声復号化部、57…音声信号処理部、58…音声符号化部、60…モバイルネットワーク、D…音声信号処理実装状態データ、S1、S2…スイッチ。

Claims (11)

  1. 通信装置と、該通信装置及び通信ネットワーク間のデータ通信を中継する中継装置とを含む通信システムにおいて、
    前記通信装置は、
    該通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報を管理する信号処理情報管理部と、
    少なくとも通信信号又は該通信装置が備える所定の信号処理機能によって信号処理が施された前記通信信号と、前記信号処理機能実装情報とを含む送出データを生成する送出データ生成部と、
    前記中継装置へ前記送出データを送信する送信部とを有し、
    前記中継装置は、
    前記通信装置から前記送出データを受信する受信部と、
    前記送出データに含まれる前記信号処理機能実装情報に基づいて、前記送出データに含まれる前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能の実行が必要か否か判断する信号処理判断部と、
    前記信号処理判断部が判断した結果に従い、前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能を実行する信号処理部と、
    前記送出データに含まれる前記通信信号又は前記信号処理部により信号処理が施された前記通信信号を前記通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部と
    を有することを特徴とする通信システム。
  2. 前記信号処理判断部は、前記信号処理機能実装情報を参照し、前記中継装置が備える所定の信号処理機能が、前記通信装置に実装されていない場合には、前記通信信号に対して、前記信号処理部に前記通信装置に実装されていない信号処理機能を実行させることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信信号は、音声信号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記信号処理部は、少なくとも、ノイズ除去機能及び自動利得制御機能を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信システム。
  5. 前記通信装置及び前記中継装置間の接続は、前記中継装置を経由することにより前記通信端末を前記通信ネットワークへ通信可能とするテザリング接続であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信システム。
  6. 前記通信装置及び前記中継装置間の前記テザリング接続は、Bluetooth方式に従った接続であることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記通信ネットワークは、携帯電話通信網であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の通信システム。
  8. 通信ネットワークとのデータ通信を、中継装置を経由して実行する通信装置において、
    該通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報を管理する信号処理情報管理部と、
    少なくとも通信信号又は該通信装置が備える所定の信号処理機能によって信号処理が施された前記通信信号と、前記信号処理機能実装情報とを含む送出データを生成する送出データ生成部と、
    前記中継装置へ前記送出データを送信する送信部と
    を有することを特徴とする通信装置。
  9. 通信ネットワークとのデータ通信を、中継装置を経由して実行する通信装置に搭載されるコンピュータを、
    該通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報を管理する信号処理情報管理部と、
    少なくとも通信信号又は該通信装置が備える所定の信号処理機能によって信号処理が施された前記通信信号と、前記信号処理機能実装情報とを含む送出データを生成する送出データ生成部と、
    前記中継装置へ前記送出データを送信する送信部と
    して機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
  10. 通信装置及び通信ネットワーク間のデータ通信を中継する中継装置において、
    前記通信装置から送出データを受信する受信部と、
    前記送出データに含まれる前記通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報に基づいて、前記送出データに含まれる通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能の実行が必要か否か判断する信号処理判断部と、
    前記信号処理判断部が判断した結果に従い、前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能を実行する信号処理部と、
    前記送出データに含まれる前記通信信号又は前記信号処理部により信号処理が施された前記通信信号を前記通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部と
    を有することを特徴とする中継装置。
  11. 通信装置及び通信ネットワーク間のデータ通信を中継する中継装置に搭載されるコンピュータを、
    前記通信装置から送出データを受信する受信部と、
    前記送出データに含まれる前記通信装置が備える所定の信号処理機能の有無を示す信号処理機能実装情報に基づいて、前記送出データに含まれる通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能の実行が必要か否か判断する信号処理判断部と、
    前記信号処理判断部が判断した結果に従い、前記通信信号に対して、前記中継装置が備える所定の信号処理機能を実行する信号処理部と、
    前記送出データに含まれる前記通信信号又は前記信号処理部により信号処理が施された前記通信信号を前記通信ネットワークへ送信するネットワーク送信部と
    して機能させることを特徴とする中継プログラム。
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JP2021016739A (ja) * 2019-07-24 2021-02-15 株式会社三共 遊技機
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JP2021016739A (ja) * 2019-07-24 2021-02-15 株式会社三共 遊技機
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