JP2019133483A - 設備点検者特定プログラム、設備点検者特定方法および情報処理装置 - Google Patents

設備点検者特定プログラム、設備点検者特定方法および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】設備の点検作業を行った点検者を特定すること。【解決手段】情報処理装置101は、設備102の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部110を参照して、設備102の異常が発生した第1の時刻と、設備102の異常が解消された第2の時刻とを特定する。情報処理装置101は、複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部120を参照して、特定した第1の時刻から第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、設備102の設置位置に基づく所定の範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出する。情報処理装置101は、抽出した結果に基づいて、複数の作業者から設備102の点検者を特定する。情報処理装置101は、特定した点検者と設備102とを対応付けて表す点検者情報を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、設備点検者特定プログラム、設備点検者特定方法および情報処理装置に関する。
従来、人に取り付けた発信機から送信される電波、いわゆる、ビーコンを受信機(ゲートウェイ)で受信し、その電波強度をもとに位置検出を行う技術がある。ビーコンを利用した位置検出により得られた位置は、例えば、人の動線解析に用いられる。
先行技術としては、設備点検者が携帯する位置検出装置から送信される位置情報と設備の設置位置情報から、設備点検者が設備の近傍に滞在している時間を算出し、それを設備点検実績時間として蓄積し、蓄積した時間の平均値を求めて改修要求指標を算出し、改修要求指標が所定の値より大きい設備を要改修設備として抽出するものがある。また、観測領域内での移動体の位置検出を行うとともに検出位置を時系列的に記録して動線情報を取得し、観測領域内に設置された各設備に対する移動体の近接又は接触を検出し、移動体の近接又は接触の検出が行われた設備の位置情報に基づいて動線情報の補正を行う技術がある。また、位置検出手段が携帯端末から送信されるビーコン信号を受信すると、ビーコン信号に基づく携帯端末情報を送信する情報送信手段と、携帯端末情報を受信すると、携帯端末情報を含む火災報知情報を、携帯端末の位置を特定する携帯端末判定手段に送信する外部通信手段を備えた火災報知システムがある。
特開2008−152576号公報 特開2010−197194号公報 特開2017−182694号公報
しかしながら、従来技術では、設備の点検作業を行った点検者を特定することが難しい。例えば、ビーコンを利用した位置検出では、数メートルの誤差が生じることがあり、作業者と設備との紐付けを正確に行うことは難しい。
一つの側面では、本発明は、設備の点検作業を行った点検者を特定することを目的とする。
1つの実施態様では、設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、設備点検者特定プログラムが提供される。
本発明の一側面によれば、設備の点検作業を行った点検者を特定することができる。
図1は、実施の形態にかかる設備点検者特定方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、設備点検管理システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、設備の設置例を示す説明図である。 図4は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、設備位置管理DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、稼働状況管理DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、作業者位置管理DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図9は、抽出結果テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、設備点検者テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、設備点検履歴画面1100の画面例を示す説明図である。 図12は、情報処理装置101の設備点検者特定処理手順の一例を示すフローチャート(その1)である。 図13は、情報処理装置101の設備点検者特定処理手順の一例を示すフローチャート(その2)である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる設備点検者特定プログラム、設備点検者特定方法および情報処理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる設備点検者特定方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置101は、設備(例えば、設備102)の点検作業を行った点検者を特定するコンピュータである。設備は、工場などに設置される機器であり、例えば、組立設備や工作設備などである。組立設備は、部品、電子機器、機械、車などを組み立てるための設備である。工作設備は、物に加工を施すための設備である。点検とは、設備を検査、修理することである。例えば、何らかの異常が発生した設備の点検作業では、作業者は、異常の発生原因を調査し、修理する。
ここで、工場などの設備の点検管理を行うにあたり、誰がどの設備を点検したのかを管理することは重要である。このため、例えば、設備の点検作業を行った作業者自身が、点検用紙に作業実績を記入したり、PC(Personal Computer)や携帯端末などから作業実績を登録したりすることが考えられる。ところが、作業者の手作業に依存したやり方では、登録作業に手間がかかるとともに、登録漏れなどのミスが生じるおそれがある。
また、工場などの施設では、作業者の動線解析等のために、ビーコンを利用した位置検出システムが導入されていることがある。この位置検出システムにより得られる作業者の位置情報から作業者と設備との紐付けを行い、設備の点検作業を行った作業者を特定することも考えられる。しかし、ビーコンを利用した位置検出では、数m(メートル)程度の誤差が生じることがある。
また、工場内の設備は互いに近接して設けられることがある。例えば、製品の組み立て工場では、製造のための設備がラインごとに複数並んで設置され、設備間の距離は短いものとなることが多い。このため、ビーコンを利用した位置検出システムにより得られる作業者の位置情報だけでは、作業者と設備との紐付けを正確に行うことが難しい。
そこで、本実施の形態では、設備を誰が点検したのかを作業者自身に登録させることなく、設備の点検作業を行った点検者を精度よく特定する設備点検者特定方法について説明する。以下、情報処理装置101の処理例について説明する。ここでは、点検対象の設備として、設備102を例に挙げて説明する。ただし、設備102が設置された施設(例えば、工場)には、設備102以外の他の設備も設置されている。
(1)情報処理装置101は、第1の記憶部110を参照して、設備102の異常が発生した第1の時刻と、設備102の異常が解消された第2の時刻とを特定する。ここで、第1の記憶部110は、設備102の稼働状況を示す情報を記憶する。設備102の稼働状況を示す情報は、例えば、設備102でいつどのような異常が発生したのか、設備102で発生した異常がいつ解消されたのかといったことを特定可能な情報である。
設備102の異常としては、例えば、部品や工具の異常、ソフトウェアの異常など様々なものがある。設備102の稼働状況を示す情報は、例えば、情報処理装置101が設備102から直接取得してもよく、また、設備102の稼働状況を管理する他のコンピュータから取得してもよい。
図1の例では、設備102の異常が発生した第1の時刻t1と、設備102の異常が解消された第2の時刻t2とが特定された場合を想定する。
(2)情報処理装置101は、第2の記憶部120を参照して、特定した第1の時刻から第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、設備102の設置位置に基づく所定の範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出する。ここで、第2の記憶部120は、複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、作業者の位置を示す位置情報を記憶する。
複数の作業者は、設備102が設置された施設内で作業を行う者であり、例えば、施設内の各設備の点検作業を行う者である。各作業者の位置は、例えば、ビーコンを利用した位置検出等の既存技術により定期的に測定される。設備102の設置位置を示す情報は、情報処理装置101に予め記憶されていてもよく、また、設備102の設置位置を管理する他のコンピュータから取得されてもよい。
所定の範囲は、設備102の付近に存在する作業者を抽出するための範囲であり、任意に設定可能である。例えば、所定の範囲は、設備102の設置位置を中心とする円形の範囲であってもよい。ただし、所定の範囲は、矩形や正方形の範囲であってもよく、また、施設内の通路や他の設備との位置関係を考慮して適宜設定される任意の形状の範囲であってもよい。
図1の例では、所定の範囲として、設備102の設置位置を中心とする半径5mの円形の範囲が設定された場合を想定する。この場合、情報処理装置101は、第2の記憶部120を参照して、第1の時刻t1から第2の時刻t2までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、設備102の設置位置を中心とする半径5mの範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出する。
図1中、時間軸上の1目盛りは、各作業者A,B,Cの位置が測定されたタイミング(測位時刻)を示す。また、時間軸上のいずれかの測位時刻に対応する○印は、上記条件のもと抽出された作業者Aの位置情報を示す。△印は、上記条件のもと抽出された作業者Bの位置情報を示す。×印は、上記条件のもと抽出された作業者Cの位置情報を示す。
(3)情報処理装置101は、抽出した結果に基づいて、複数の作業者から設備102の点検者を特定する。ここで、設備102の点検者とは、設備102の点検作業を行った作業者であり、例えば、設備102で発生した異常を解消するために、設備102の異常の発生原因を調査し、設備102を修理した者である。
具体的には、例えば、情報処理装置101は、抽出した位置情報の数が最大となる作業者を、設備102の点検者として特定することにしてもよい。これにより、時刻t1から時刻t2までの期間に設備102の付近に滞在した時間が最長の作業者を点検者として特定することができる。
図1の例では、作業者Aについて、抽出された位置情報(○印)の数は「6」となる。作業者Bについて、抽出された位置情報(△印)の数は「2」となる。作業者Cについて、抽出された位置情報(×印)の数は「2」となる。この場合、情報処理装置101は、例えば、抽出した位置情報の数が最大となる作業者Aを、設備102の点検者として特定する。
(4)情報処理装置101は、特定した点検者と設備102とを対応付けて表す点検者情報を出力する。図1の例では、作業者Aと設備102とを対応付けて表す点検者情報130が出力される。点検者情報130には、例えば、設備102を識別する情報、作業者Aを識別する情報、設備102で発生した異常を識別する情報などが含まれる。
このように、情報処理装置101によれば、設備102の点検作業を行った点検者(作業者A)を特定することができる。この際、設備102で異常が発生してから、その異常が解消されるまでの期間内に、設備102の付近に存在した作業者(作業者A,B,C)の中から点検者を特定することで、設備102を復旧するための点検作業を行った点検者を精度よく特定することができる。また、設備102を誰が点検したのかを作業者自身による登録を必要とせずに特定可能となるため、作業者の登録作業にかかる手間や登録漏れなどのミスを削減することができる。
(設備点検管理システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかる設備点検管理システム200のシステム構成例について説明する。ここでは、設備点検管理システム200を、工場P内の設備の点検管理に適用した場合を例に挙げて説明する。工場Pは、製品の組み立て工場である。工場Pには、製造のための設備が複数設置される。なお、工場P内の設備の設置例については、図3を用いて後述する。
図2は、設備点検管理システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、設備点検管理システム200は、情報処理装置101と、測位サーバ201と、設備管理サーバ202と、設備E1〜En(n:2以上の自然数)と、受信機R1〜Rm(m:2以上の自然数)と、を含む。設備点検管理システム200において、情報処理装置101、測位サーバ201、設備管理サーバ202、設備E1〜Enおよび受信機R1〜Rmは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
以下の説明では、設備E1〜Enのうちの任意の設備を「設備Ei」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。また、受信機R1〜Rmのうちの任意の受信機を「受信機Rj」と表記する場合がある(j=1,2,…,m)。
情報処理装置101は、設備位置管理DB(Database)220、稼働状況管理DB230および作業者位置管理DB240を有し、設備Eiの点検作業を行った点検者を特定する。情報処理装置101は、例えば、サーバやPCである。各種DB220,230,240の記憶内容については、図5〜図7を用いて後述する。
測位サーバ201は、発信機Tの位置を測定するコンピュータである。発信機Tの位置は、発信機Tを携帯する作業者Wの位置に相当する。なお、図2では、作業者Wを1人のみ表記したが、工場Pには複数の作業者Wが存在し、複数の作業者Wのそれぞれが発信機Tを携帯している。測位サーバ201は、例えば、サーバやPCである。
設備管理サーバ202は、工場P内の設備E1〜Enを管理するコンピュータである。設備管理サーバ202は、例えば、サーバやPCである。設備E1〜Enは、製品を組み立てるための組立設備である。各設備Eiは、通信機能を有し、自設備の稼働状況を示す稼働状況情報を、外部装置(例えば、設備管理サーバ202)に通知可能である。
具体的には、例えば、設備Eiは、自設備で異常が発生したことに応じて、異常が発生したことを示す稼働状況情報を設備管理サーバ202に送信する。これにより、設備管理サーバ202において、設備Eiの異常を検出することができる。また、設備Eiは、自設備で発生した異常が解消されたことに応じて、異常が解消されたことを示す稼働状況情報を設備管理サーバ202に送信する。また、設備管理サーバ202において、設備Eiの異常が解消されたことを検出することができる。
設備管理サーバ202は、設備Eiから稼働状況情報を受信すると、受信した稼働状況情報を情報処理装置101に送信する。設備管理サーバ202から情報処理装置101への稼働状況情報の送信タイミングは、任意に設定可能である。例えば、設備管理サーバ202は、設備Eiから稼働状況情報を受信する度に、受信した稼働状況情報を情報処理装置101に送信してもよい。また、設備管理サーバ202は、情報処理装置101からの送信要求に応じて、所定期間分の稼働状況情報を一括して送信することにしてもよい。
受信機R1〜Rmは、工場P内の各所に設置され、発信機Tから発信される無線信号を受信する機能を有する。受信機R1〜Rmは、例えば、工場P内のどの位置に発信機Tがあっても、発信機Tからの無線信号を少なくともいずれかの受信機Rjによって受信できるように設置される。
発信機Tは、工場P内で各種作業を行う作業者Wに携帯され、定期的または所定のタイミングで無線信号を発信する機能を有する。発信機Tは、例えば、BLE(Bluetooth Low Energy)の無線信号(ビーコン信号)を発信する通信機である。Bluetoothは登録商標である。発信機Tは、例えば、無線信号(ビーコン信号)を発信する専用装置であってもよく、また、スマートフォンや携帯電話機などであってもよい。
設備点検管理システム200において、作業者Wは、発信機Tを携帯して各種作業を行う。この際、発信機Tから定期的(例えば、1分ごと)に無線信号が発信される。無線信号には、例えば、発信機IDが含まれる。発信機IDは、発信機Tを一意に識別する識別子である。また、無線信号には、作業者IDが含まれていてもよい。作業者IDは、発信機Tを携帯する作業者Wを一意に識別する識別子である。
受信機Rjは、通信範囲内に存在する発信機Tから無線信号を受信すると、受信した無線信号の受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を測定する。そして、受信機Rjは、測定した受信信号強度を含む無線信号情報を測位サーバ201に送信する。
無線信号情報は、発信機Tから発信された無線信号に関する情報である。無線信号情報には、受信信号強度のほかに、例えば、受信機Rjの受信機ID、受信機Rjが受信した無線信号に含まれる発信機ID、作業者ID、受信時刻などが含まれる。受信機IDは、受信機Rjを一意に識別する識別子である。受信時刻は、受信機Rjが発信機Tからの無線信号を受信した日時を示す。
測位サーバ201は、受信機Rjから無線信号情報を受信すると、無線信号情報に含まれる受信機IDから受信機Rjの設置位置を特定する。つぎに、測位サーバ201は、特定した受信機Rjの設置位置と、無線信号情報に含まれる受信信号強度とに基づいて、発信機Tの位置を測定する。
この際、測位サーバ201は、例えば、三点測位によって発信機Tの位置を測定する。三点測位方式では、受信機R1〜Rmのうちの少なくとも3台の受信機からの発信機Tに関する無線信号情報を用いて位置を測定する。そして、測位サーバ201は、測定した発信機Tの位置を示す位置情報を情報処理装置101に送信する。
測位サーバ201から情報処理装置101への位置情報の送信タイミングは、任意に設定可能である。例えば、測位サーバ201は、発信機Tの位置を測定する度に、測定した発信機Tの位置を示す位置情報を情報処理装置101に送信してもよい。また、測位サーバ201は、情報処理装置101からの送信要求に応じて、所定期間分の位置情報を一括して送信することにしてもよい。
なお、上述した説明では、測位サーバ201において、発信機Tから発信された無線信号の受信信号強度をもとに、発信機Tの位置を測定することにしたが、これに限らない。例えば、各受信機R1〜Rmから定期的に無線信号を発信し、発信機Tにおいて各受信機R1〜Rmからの無線信号を受信する構成としてもよい。この場合、発信機Tは、受信機Rjからの無線信号を受信すると、受信した無線信号の受信信号強度を測定する。そして、発信機Tは、ネットワーク210を介して、測定した受信信号強度を含む無線信号情報を測位サーバ201に送信する。測位サーバ201は、発信機Tから受信した無線信号情報に基づいて、三点測位方式によって発信機Tの位置を測定する。
また、上述した説明では、情報処理装置101と測位サーバ201と設備管理サーバ202とを別々に設けることにしたが、これに限らない。例えば、情報処理装置101が、測位サーバ201の機能を有することにしてもよい。また、情報処理装置101が、設備管理サーバ202の機能を有することにしてもよい。また、設備点検管理システム200には、設備点検管理システム200の管理者が使用するコンピュータ、例えば、PC、タブレットPC、スマートフォンなどが含まれていてもよい。
(設備E1〜Enの設置例)
つぎに、図3を用いて、設備E1〜Enの設置例について説明する。ただし、図3では、工場P内の一部を抜粋して表示する。
図3は、設備の設置例を示す説明図である。図3において、工場P内に設置された設備E1〜Enのうちの設備E1〜E40のレイアウトが示されている。図3に示すように、工場Pでは、製造のための設備E1〜Enが、ライン(例えば、ラインL1〜L4)ごとに複数台並んで設置される。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
図4は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)401と、メモリ402と、I/F(Interface)403と、ディスクドライブ404と、ディスク405と、を有する。また、各構成部は、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、情報処理装置101の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
I/F403は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部装置(例えば、図2に示した測位サーバ201、設備管理サーバ202、設備E1〜En、受信機R1〜Rm)に接続される。そして、I/F403は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F403には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ404は、CPU401の制御に従ってディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク405は、ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク405としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイ等を有することにしてもよい。また、測位サーバ201や設備管理サーバ202についても、情報処理装置101と同様のハードウェア構成により実現することができる。
(各種DB220,230,240の記憶内容)
つぎに、図5〜図7を用いて、情報処理装置101が有する各種DB220,230,240の記憶内容について説明する。各種DB220,230,240は、例えば、図4に示した情報処理装置101のメモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。
図5は、設備位置管理DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図5において、設備位置管理DB220は、設備ID、X座標、Y座標、設置日および撤去日のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、設備位置情報500−1〜500−nをレコードとして記憶する。
ここで、設備IDは、設備Eiを一意に識別する識別子である。X座標およびY座標は、X軸とY軸とからなる平面座標系における座標であり、工場P内での設備Eiの設置位置を示す。設置日は、工場Pに設備Eiが設置された年月日である。撤去日は、工場Pから設備Eiが撤去された年月日である。工場Pから設備Eiが撤去されていなければ、撤去日フィールドには「−(Null)」が設定される。
なお、管理対象となる設備を設置する場所(例えば、工場、部屋、フロア)が複数存在する場合には、各設備位置情報には、設置場所を一意に識別するための識別子(例えば、工場ID)が含まれていてもよい。
図6は、稼働状況管理DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、稼働状況管理DB230は、設備ID、メッセージ種別、事象コードおよびタイムスタンプのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、稼働状況情報(例えば、稼働状況情報600−1〜600−4)をレコードとして記憶する。
ここで、設備IDは、設備Eiを一意に識別する識別子である。メッセージ種別は、異常発生または異常解消を示す。異常発生は、設備Eiで異常が発生したことを示す。異常解消は、設備Eiで発生した異常が解消されたことを示す。事象コードは、設備Eiで発生した異常の種別を示す。事象コードは、例えば、5桁の数字によって表される。
タイムスタンプは、設備Eiで異常が発生した日時、または、設備Eiで発生した異常が解消された日時を示す。タイムスタンプとして記録される日時は、例えば、設備Eiから設備管理サーバ202に稼働状況情報が送信された日時、あるいは、設備Eiから送信された稼働状況情報が設備管理サーバ202によって受信された日時が用いられる。
図7は、作業者位置管理DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、作業者位置管理DB240は、発信機ID、作業者ID、名前、X座標、Y座標およびタイムスタンプのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、作業者位置情報(例えば、作業者位置情報700−1,700−2)をレコードとして記憶する。
ここで、発信機IDは、発信機Tを一意に識別する識別子である。作業者IDは、発信機Tを携帯する作業者Wを一意に識別する識別子である。名前は、作業者Wの名前である。X座標およびY座標は、X軸とY軸とからなる平面座標系における座標であり、工場P内での作業者W(発信機T)の位置を示す。タイムスタンプは、作業者W(発信機T)の位置が測定された日時(測位時刻)を示す。
例えば、作業者位置情報700−1は、発信機Tを携帯する作業者W1(富士太郎)が、「2017/12/20 10:50:00」に、工場P内の座標「(X,Y)=(1.0,1.5)」の位置にいたことを示す。
なお、管理対象となる設備を設置する場所(例えば、工場、部屋、フロア)が複数存在する場合には、各作業者位置情報には、作業者Wがいる場所を一意に識別するための識別子(例えば、工場ID)が含まれていてもよい。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図8は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図8において、情報処理装置101は、取得部801と、第1の特定部802と、抽出部803と、第2の特定部804と、出力部805と、記憶部810と、を含む。取得部801〜出力部805は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図4に示したメモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU401に実行させることにより、または、I/F403により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置に記憶される。また、記憶部810は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。具体的には、例えば、記憶部810は、設備位置管理DB220、稼働状況管理DB230および作業者位置管理DB240を記憶する。
取得部801は、設備Eiの稼働状況を示す情報を取得する。具体的には、例えば、取得部801は、設備管理サーバ202から稼働状況情報を受信することにより、設備Eiの稼働状況を示す情報を取得する。稼働状況情報は、設備Eiの稼働状況を示す情報であり、例えば、設備ID、メッセージ種別、事象コードおよびタイムスタンプを含む(図6参照)。
取得された設備Eiの稼働状況を示す情報(稼働状況情報)は、記憶部810に記憶される。具体的には、例えば、取得された稼働状況情報は、図6に示した稼働状況管理DB230に記憶される。なお、取得部801は、設備管理サーバ202を介すことなく、設備Eiから稼働状況情報を受信することにより、設備Eiの稼働状況を示す情報を取得することにしてもよい。
また、取得部801は、作業者Wの位置情報を取得する。具体的には、例えば、取得部801は、測位サーバ201から発信機Tの位置を示す位置情報を受信することにより、発信機Tを携帯する作業者Wの位置を示す位置情報を取得する。発信機Tの位置情報には、例えば、発信機ID、X座標、Y座標およびタイムスタンプが含まれる。
発信機IDは、発信機Tを一意に識別する識別子である。X座標およびY座標は、X軸とY軸とからなる平面座標系における座標であり、工場P内での発信機Tの位置を示す。タイムスタンプは、発信機Tの位置が測定された日時(測位時刻)を示す。また、発信機Tの位置情報には、作業者ID、名前が含まれていてもよい。
作業者IDは、発信機Tを携帯する作業者Wを一意に識別する識別子である。名前は、作業者Wの名前である。ただし、作業者IDや名前は、例えば、発信機IDと作業者IDと名前との対応関係を示す作業者情報(不図示)を参照して、発信機Tの位置情報に含まれる発信機IDから特定されることにしてもよい。
取得された作業者W(発信機T)の位置情報は、記憶部810に記憶される。これにより、工場Pの複数の作業者Wのそれぞれの作業者Wについて、測位時刻ごとの作業者Wの位置を示す位置情報が記憶部810に記憶される。具体的には、例えば、取得された作業者W(発信機T)の位置情報は、図7に示した作業者位置管理DB240に記憶される。
第1の特定部802は、設備Eiの稼働状況を示す情報を記憶する記憶部810を参照して、設備Eiの異常が発生した第1の時刻と、設備Eiの異常が解消された第2の時刻とを特定する。ここで、設備Eiの異常は、例えば、設備Eiの部品や工具の異常、設備Eiで起動されるソフトウェアの異常などである。
具体的には、例えば、第1の特定部802は、稼働状況管理DB230を参照して、メッセージ種別が「異常発生」の第1の稼働状況情報を検索する。そして、第1の特定部802は、検索した第1の稼働状況情報のタイムスタンプの時刻を、設備Eiの異常が発生した第1の時刻として特定する。設備Eiは、第1の稼働状況情報の設備IDにより識別される。
つぎに、第1の特定部802は、稼働状況管理DB230を参照して、第1の稼働状況情報と設備IDおよび事象コードが同一であり、メッセージ種別が「異常解消」の第2の稼働状況情報を検索する。ただし、第2の稼働状況情報のタイムスタンプの時刻は、第1の時刻以降の時刻である。
そして、第1の特定部802は、検索した第2の稼働状況情報のタイムスタンプの時刻を、設備Eiの異常が解消された第2の時刻として特定する。なお、第1の稼働状況情報と設備IDおよび事象コードが同一であり、メッセージ種別が「異常解消」の稼働状況情報が複数存在する場合がある。この場合、第1の特定部802は、該当する複数の稼働状況情報のうち、タイムスタンプの時刻が、第1の時刻以降の最初の時刻となるものを第2の稼働状況情報とする。
例えば、第1の稼働状況情報として、図6に示した稼働状況情報600−1が検索された場合を想定する。この場合、第1の特定部802は、稼働状況情報600−1のタイムスタンプの時刻「2017/12/20 10:51:30」を、設備E1の異常が発生した第1の時刻として特定する。つぎに、第1の特定部802は、稼働状況管理DB230を参照して、稼働状況情報600−1と設備IDおよび事象コードが同一であり、メッセージ種別が「異常解消」の第2の稼働状況情報を検索する。図6の例では、第2の稼働状況情報として、稼働状況情報600−2が検索される。この場合、第1の特定部802は、稼働状況情報600−2のタイムスタンプの時刻「2017/12/20 10:58:30」を、設備E1の異常が解消された第2の時刻として特定する。なお、第1の特定部802は、設備Eiを停止しなければならないような異常だけを対象としてもよく、また、設備Eiを停止しなくてもよい軽微な異常も対象としてもよい。
以下の説明では、異常が発生した第1の時刻と、異常が解消された第2の時刻とが特定された設備Eiを「対象設備Ei」と表記する場合がある。
抽出部803は、複数の作業者Wのそれぞれの作業者Wについて、測位時刻ごとに、作業者Wの位置情報を記憶する記憶部810を参照して、特定された第1の時刻から第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、対象設備Eiの設置位置に基づく所定範囲AR内に作業者Wの位置が含まれる位置情報を抽出する。
ここで、所定範囲ARは、対象設備Eiの設置位置に基づき、任意に設定可能である。例えば、所定範囲ARの形状は、設備Eiの設置位置を中心とする円形、矩形、正方形などであってもよく、工場P内の通路や他の設備との位置関係を考慮して適宜設定されてもよい。また、所定範囲ARの大きさは、測位サーバ201により測定される発信機T(作業者W)の位置情報に含まれる誤差を考慮して設定される。
一例として、所定範囲ARの形状を円形とし、測位サーバ201により測定される発信機T(作業者W)の位置に3m程度の誤差があるとする。この場合、設備Eiの設置位置を中心とする所定範囲ARの半径は、測位誤差よりも大きい値(例えば、5m)となる。
具体的には、例えば、抽出部803は、図5に示した設備位置管理DB220を参照して、対象設備Eiの設備IDに対応するX座標およびY座標を、対象設備Eiの設置位置として特定する。つぎに、抽出部803は、特定した対象設備Eiの設置位置に基づいて、所定範囲ARを設定する。そして、抽出部803は、作業者位置管理DB240から、第1の時刻から第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、所定範囲AR内に作業者Wの位置が含まれる作業者位置情報を抽出する。
抽出された結果は、例えば、図9に示すような抽出結果テーブル900に記憶される。抽出結果テーブル900は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。ここで、抽出結果テーブル900の記憶内容について説明する。ここでは、対象設備Eiを「設備E1」とし、対象設備E1で異常が発生した第1の時刻を「2017/12/20 10:51:30」、対象設備E1で発生した異常が解消された第2の時刻を「2017/12/20 10:58:30」とする。
図9は、抽出結果テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、抽出結果テーブル900は、対象設備ID、発信機ID、作業者ID、名前、X座標、Y座標およびタイムスタンプのフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、抽出結果900−1〜900−12をレコードとして記憶する。
対象設備IDは、対象設備Eiの設備IDである。また、発信機ID、作業者ID、名前、X座標、Y座標およびタイムスタンプは、抽出部803によって抽出された作業者位置情報に含まれる発信機ID、作業者ID、名前、X座標、Y座標およびタイムスタンプである。
図8の説明に戻り、第2の特定部804は、抽出された結果に基づいて、複数の作業者Wから対象設備Eiの点検者を特定する。具体的には、例えば、まず、第2の特定部804は、図9に示した抽出結果テーブル900を参照して、各作業者Wについて、抽出された作業者位置情報の数を算出する。各作業者Wについての作業者位置情報の数は、第1の時刻から第2の時刻までの期間内に各作業者Wが所定範囲AR内に出現した回数に相当する。
図9の例では、各作業者W1,W2,W7,W9,W10について、作業者位置情報の数が算出される。作業者W1の作業者位置情報の数は「7」となる。作業者W2の作業者位置情報の数は「2」となる。作業者W7の作業者位置情報の数は「1」となる。作業者W9の作業者位置情報の数は「1」となる。作業者W10の作業者位置情報の数は「1」となる。
そして、第2の特定部804は、算出した位置情報の数が最大となる作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定する。図9の例では、作業者位置情報の数が最大となる作業者Wは「作業者W1」である。この場合、第2の特定部804は、対象設備Eiの点検者として作業者W1を特定する。
これにより、第1の時刻から第2の時刻までの期間に対象設備Eiの付近に滞在した時間が最長の作業者Wを、設備Eiの点検者として特定することができる。
各作業者Wが所定範囲AR内に滞在した時間は、例えば、各作業者Wの位置が測定される時間間隔(測位間隔)を用いて求めることができる。より詳細に説明すると、第2の特定部804は、各作業者Wについて算出した位置情報の数(出現回数)と測位間隔(例えば、1分)とを乗算することにより、各作業者Wの滞在時間を算出することができる。図9の例では、作業者W1の滞在時間は、「7分(=7回×1分)」となる。
また、作業者Wについて算出した位置情報の数(出現回数)が多いほど、作業者Wが所定範囲AR内に滞在した時間が長いといえる。このため、第2の特定部804は、算出した位置情報の数(出現回数)が所定数α以上となる作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定することにしてもよい。
所定数αは、任意に設定可能である。例えば、所定数αは、所定範囲AR内にどれくらいの時間少なくとも滞在していた作業者Wを点検者として特定するかによって設定される。一例として、5分以上滞在していた作業者Wを点検者として特定する場合、測位間隔が1分であれば、所定数αは「5」となる。
これにより、第1の時刻から第2の時刻までの期間に対象設備Eiの付近に所定時間以上滞在した作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定することができる。また、対象設備Eiの点検作業が複数人で行われた場合の点検者の特定漏れを防ぐことができる。
また、対象設備Eiで発生した異常の種別に応じて、点検作業によって異常が解消されるまでの時間は変動する傾向にある。このため、所定数αは、対象設備Eiで発生した異常の種別に応じて設定されることにしてもよい。これにより、対象設備Eiの点検作業を行った点検者の特定精度の向上を図ることができる。
特定された対象設備Eiの点検者は、例えば、後述の図10に示すような設備点検者テーブル1000に記憶される。
なお、第2の特定部804によってどのように点検者を特定するかは、任意に選択可能である。例えば、不図示の入力装置を用いたユーザの操作入力により、点検者の特定方法を指定することにしてもよい。また、情報処理装置101は、点検作業が複数人で行われる異常の種別を予め記憶していてもよい。この場合、第2の特定部804は、点検作業が複数人で行われる異常が発生したことを検出したら、算出した位置情報の数(出現回数)が所定数α以上となる作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定することにしてもよい。
また、第2の特定部804は、第1の時刻から第2の時刻までの期間長を算出することにしてもよい。ここで、第1の時刻から第2の時刻までの期間長は、対象設備Eiで異常が発生してから、その異常が解消されるまでの時間の長さに相当する。以下、第1の時刻から第2の時刻までの期間長を「設備停止時間」と表記する場合がある。
算出された対象設備Eiの設備停止時間は、例えば、図10に示すような設備点検者テーブル1000に記憶される。設備点検者テーブル1000は、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置により実現される。ここで、設備点検者テーブル1000の記憶内容について説明する。
図10は、設備点検者テーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、設備点検者テーブル1000は、対象設備ID、事象コード、設備停止時間、異常発生時刻、異常解消時刻、発信機ID、作業者IDおよび名前のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、設備点検者情報(例えば、設備点検者情報1000−1)がレコードとして記憶される。
ここで、対象設備IDは、対象設備Eiの設備IDである。事象コードは、対象設備Eiで発生した異常の種別を示す。設備停止時間は、対象設備Eiで異常が発生してから、その異常が解消されるまでの時間の長さである。異常発生時刻は、対象設備Eiで異常が発生した日時である。異常解消時刻は、対象設備Eiで発生した異常が解消された日時である。発信機IDは、対象設備Eiの点検作業を行った点検者の発信機Tの発信機IDである。作業者IDは、点検者の作業者IDである。名前は、点検者の名前である。
例えば、設備点検者情報1000−1によれば、異常コード「10030」の異常が発生した対象設備E1の点検作業を行った点検者の発信機ID「T1」、作業者ID「W1」および名前「富士太郎」を特定することができる。また、対象設備Eiで発生した異常による設備停止時間「7分」、異常発生時刻「2017/12/20 10:51:30」および異常解消時刻「2017/12/20 10:58:30」を特定することができる。
図8の説明に戻り、出力部805は、特定された点検者と対象設備Eiとを対応付けて表す設備点検者情報を出力する。設備点検者情報には、点検者を特定可能な情報と、対象設備Eiを特定可能な情報とが含まれる。また、設備点検者情報には、対象設備Eiの設備停止時間を示す情報や、対象設備Eiで発生した異常の種別を示す情報が含まれていてもよい。さらに、設備点検者情報には、第1の時刻から第2の時刻までの期間に点検者が所定範囲AR内に滞在した時間、すなわち、対象設備Eiの付近に滞在した時間を示す情報が含まれていてもよい。
具体的には、例えば、出力部805は、図10に示した設備点検者テーブル1000を参照して、設備点検者情報を出力することにしてもよい。出力部805の出力形式としては、例えば、メモリ402、ディスク405などの記憶装置への記憶、I/F403による外部装置への送信、不図示のディスプレイへの表示、不図示のプリンタへの印刷出力などがある。
より詳細に説明すると、例えば、出力部805は、設備点検者テーブル1000を参照して、後述の図11に示すような設備点検履歴画面1100の画面情報を生成することにしてもよい。そして、出力部805は、生成した画面情報に基づいて、設備点検履歴画面1100を表示する。設備点検履歴画面1100の表示先は、例えば、設備点検管理システム200の管理者が使用するコンピュータ(PC、タブレットPC、スマートフォンなど)である。
なお、情報処理装置101は、対象設備Eiの設置位置に基づいて、第2の特定部804によって特定された対象設備Eiの点検者の位置情報を補正することにしてもよい。具体的には、例えば、情報処理装置101は、対象設備Eiの点検者について、抽出部803によって抽出された位置情報が示す位置を、対象設備Eiの点検作業を行う際にいるべき位置(例えば、対象設備Eiの正面の位置)に補正することにしてもよい。これにより、発信機Tからの無線信号(ビーコン信号)をもとに測定された作業者W(点検者)の位置を補正することができ、作業者Wの動線解析等に役立てることができる。
(設備点検履歴画面1100の画面例)
つぎに、図11を用いて、設備点検履歴画面1100の画面例について説明する。
図11は、設備点検履歴画面1100の画面例を示す説明図である。図11において、設備点検履歴画面1100は、工場P内で点検作業が行われた対象設備Eiに関する設備点検履歴情報(例えば、設備点検履歴情報1100−1〜1100−6)を一覧表示する画面である。
各設備点検履歴情報は、対象設備ID、事象コード、設備停止時間、異常発生時刻、異常解消時刻および発信機IDを含む。対象設備IDは、対象設備Eiの設備IDである。事象コードは、対象設備Eiで発生した異常の種別を示す。設備停止時間は、対象設備Eiで異常が発生してから、その異常が解消されるまでの時間の長さである。異常発生時刻は、対象設備Eiで異常が発生した日時である。異常解消時刻は、対象設備Eiで発生した異常が解消された日時である。発信機IDは、対象設備Eiの点検作業を行った点検者の発信機Tの発信機IDである。
設備点検履歴画面1100によれば、工場P内で点検作業が行われた対象設備Eiを特定することができるとともに、対象設備Eiの点検作業を行った点検者(作業者W)の発信機Tを特定することができる。対象設備Eiの点検作業を行った点検者(作業者W)については、発信機Tの発信機IDから間接的に特定することができる。
また、設備点検履歴画面1100によれば、どのような種別の異常が対象設備Eiで発生したのかを特定することができる。さらに、対象設備Eiで異常が発生してから、その異常が解消されるまでの設備停止時間や、異常発生時刻および異常解消時刻を特定することができる。
また、作業者Wの技能差によって、対象設備Eiの点検作業にかかる時間や、同一事象のその後の再発生率は変化する傾向にある。設備点検履歴画面1100によれば、対象設備Eiの設備停止時間や、その後の再発生率から、どの作業者Wがどの事象(種別)についての対処が得意あるいは不得意なのかといったことを特定することが可能となる。
これにより、例えば、対象設備Eiで発生する異常の事象(種別)ごとに、その事象についての対処が得意な作業者Wに新人等の教育にあたらせるなどの方法をとることが可能となり、効率的な技能伝承を実現することができる。
図11の例では、例えば、事象コード「10030」の異常について、発信機T1の作業者W1は、発信機T5の作業者W5に比べて、設備停止時間が短く、再発生率も低いことがわかる。このため、事象コード「10030」の異常の点検作業については、作業者W1に新人等の教育にあたらせることで、より高い技能を新人等に伝承することが可能となる。
(情報処理装置101の設備点検者特定処理手順)
つぎに、図12および図13を用いて、情報処理装置101の設備点検者特定処理手順について説明する。
図12および図13は、情報処理装置101の設備点検者特定処理手順の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、稼働状況管理DB230を参照して、メッセージ種別が「異常発生」の第1の稼働状況情報を検索する(ステップS1201)。
つぎに、情報処理装置101は、第1の稼働状況情報が検索されたか否かを判断する(ステップS1202)。ここで、第1の稼働状況情報が検索された場合(ステップS1202:Yes)、情報処理装置101は、稼働状況管理DB230を参照して、第1の稼働状況情報と設備IDおよび事象コードが同一であり、メッセージ種別が「異常解消」の第2の稼働状況情報を検索する(ステップS1203)。
つぎに、情報処理装置101は、第2の稼働状況情報が検索されたか否かを判断する(ステップS1204)。ここで、第2の稼働状況情報が検索されなかった場合(ステップS1204:No)、情報処理装置101は、ステップS1201に移行する。
一方、第2の稼働状況情報が検索された場合(ステップS1204:Yes)、情報処理装置101は、検索した第1および第2の稼働状況情報を参照して、対象設備Eiの異常が発生した第1の時刻と、対象設備Eiの異常が解消された第2の時刻とを特定する(ステップS1205)。
つぎに、情報処理装置101は、設備位置管理DB220を参照して、対象設備Eiの設置位置を特定する(ステップS1206)。そして、情報処理装置101は、特定した対象設備Eiの設置位置に基づいて、所定範囲ARを設定して(ステップS1207)、図13に示すステップS1301に移行する。
図13のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、特定した第1の時刻から第2の時刻までの設備異常期間内に測位時刻が含まれ、かつ、所定範囲AR内に作業者Wの位置が含まれる作業者位置情報を抽出する(ステップS1301)。抽出された結果は、抽出結果テーブル900に記憶される。
つぎに、情報処理装置101は、抽出結果テーブル900を参照して、各作業者Wについて、抽出された作業者位置情報の数を算出する(ステップS1302)。そして、情報処理装置101は、算出した作業者位置情報の数が最大となる作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定する(ステップS1303)。
つぎに、情報処理装置101は、特定した第1の時刻から第2の時刻までの期間長を設備停止時間として算出する(ステップS1304)。つぎに、情報処理装置101は、特定した点検者の情報と、算出した設備停止時間とを含む設備点検者情報を設備点検者テーブル1000に登録する(ステップS1305)。そして、情報処理装置101は、図12に示したステップS1201に戻って、検索されていないメッセージ種別が「異常発生」の第1の稼働状況情報を検索する。
また、図12に示したステップS1202において、第1の稼働状況情報が検索されなかった場合(ステップS1202:No)、情報処理装置101は、設備点検者テーブル1000を参照して、設備点検履歴画面(例えば、図11参照)を表示して(ステップS1208)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
これにより、工場P内で異常が発生した対象設備Eiの点検作業を行った点検者(作業者W)を特定して提示することができる。また、対象設備Eiで異常が発生してから、その異常が解消されるまでの設備停止時間を算出して提示することができる。
なお、上述した設備点検者特定処理の実行に先立って、処理対象期間を指定することにしてもよい。処理対象期間は、処理対象とする稼働状況情報を指定するための期間である。情報処理装置101は、処理対象期間が指定された場合、ステップS1201およびS1203において、タイムスタンプが示す日時が処理対象期間に含まれる稼働状況情報を処理対象とする。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、設備Eiの稼働状況を示す情報を記憶する記憶部810を参照して、設備Eiの異常が発生した第1の時刻と、設備Eiの異常が解消された第2の時刻とを特定することができる。また、情報処理装置101によれば、複数の作業者Wのそれぞれの作業者Wについて、測位時刻ごとに、作業者Wの位置情報を記憶する記憶部810を参照して、特定した第1の時刻から第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、対象設備Eiの設置位置に基づく所定範囲AR内に作業者Wの位置が含まれる位置情報を抽出することができる。そして、情報処理装置101によれば、特定した点検者と対象設備Eiとを対応付けて表す設備点検者情報を出力することができる。
これにより、対象設備Eiの点検作業を行った点検者(作業者W)を特定することができる。この際、対象設備Eiで異常が発生してから、その異常が解消されるまでの期間内に、対象設備Eiの付近に存在した作業者Wの中から点検者を特定することができる。このため、測位サーバ201により測定された作業者W(発信機T)の位置に誤差が含まれていても、対象設備Eiを復旧するための点検作業を行った点検者を精度よく特定することができる。また、対象設備Eiを誰が点検したのかを作業者自身による登録を必要とせずに特定可能となるため、作業者Wの登録作業にかかる手間や登録漏れなどのミスを削減することができる。
また、情報処理装置101によれば、抽出した位置情報の数が最大となる作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定することができる。これにより、第1の時刻から第2の時刻までの期間に対象設備Eiの付近に滞在した時間が最長の作業者Wを、設備Eiの点検者として特定することができる。
また、情報処理装置101によれば、抽出した位置情報の数が所定数α以上となる作業者を、対象設備Eiの点検者として特定することができる。これにより、第1の時刻から第2の時刻までの期間に対象設備Eiの付近に所定時間以上滞在した作業者Wを、対象設備Eiの点検者として特定することができる。また、対象設備Eiの点検作業が複数人で行われた場合の点検者の特定漏れを防ぐことができる。
また、情報処理装置101によれば、対象設備Eiで発生した異常の種別に応じて、所定数αを設定することができる。これにより、異常の種別に応じて点検作業にかかる時間が変動することを考慮して所定数αを設定可能となり、対象設備Eiの点検作業を行った点検者の特定精度の向上を図ることができる。
また、情報処理装置101によれば、特定した第1の時刻から第2の時刻までの期間長(設備停止時間)を含む設備点検者情報を出力することができる。これにより、対象設備Eiを復旧するのにどれくらい時間がかかったのかを特定可能となり、点検者の技能(スキル)のレベルを判断して作業改善等に役立てることができる。
また、情報処理装置101によれば、対象設備Eiで発生した異常の種別を示す情報を含む設備点検者情報を出力することができる。これにより、対象設備Eiで発生した異常の種別を特定可能となる。また、各点検者の異常の種別ごとの設備停止時間から、各点検者について、どの種別の異常についての対処が得意あるいは不得意なのかを判断可能となる。この結果、例えば、異常の種別ごとに、その異常についての対処が得意な作業者Wに新人等の教育にあたらせるといったことが可能となる。
これらのことから、情報処理装置101によれば、設備同士が近接して設置されるような工場P(図3参照)であっても、設備Eiを誰が点検したのかを作業者自身に登録させることなく、設備Eiの点検作業を行った点検者を精度よく特定することができる。また、優秀な作業者Wを特定して新人等の教育にあたらせることで、設備Eiの点検作業の質を向上させることができる。
なお、本実施の形態で説明した設備点検者特定方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本設備点検者特定プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本設備点検者特定プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、
複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、
抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、
特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検者特定プログラム。
(付記2)前記点検者を特定する処理は、
抽出した前記位置情報の数が最大となる作業者を前記点検者として特定する、ことを特徴とする付記1に記載の設備点検者特定プログラム。
(付記3)前記点検者を特定する処理は、
抽出した前記位置情報の数が所定数以上となる作業者を前記点検者として特定する、ことを特徴とする付記1または2に記載の設備点検者特定プログラム。
(付記4)前記点検者情報は、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間長を示す情報を含む、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
(付記5)前記点検者情報は、前記設備で発生した異常の種別を示す情報を含む、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
(付記6)前記作業者の発信機から定期的に発信される無線信号に関する情報に基づき測定された前記作業者の位置を示す位置情報を取得し、
取得した前記作業者の位置を示す位置情報を前記第2の記憶部に記憶する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
(付記7)前記設備から送信された前記設備の稼働状況を示す情報を取得し、
取得した前記設備の稼働状況を示す情報を前記第1の記憶部に記憶する、
処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
(付記8)前記設備は、同一施設に設置された複数の設備のうちのいずれかの設備である、ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
(付記9)前記所定数は、前記設備で発生した異常の種別に応じて設定される、ことを特徴とする付記3に記載の設備点検者特定プログラム。
(付記10)設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、
複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、
抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、
特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする設備点検者特定方法。
(付記11)設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、
複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、
抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、
特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、
制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
101 情報処理装置
102,E1〜En,Ei 設備
110 第1の記憶部
120 第2の記憶部
130 点検者情報
200 設備点検管理システム
201 測位サーバ
202 設備管理サーバ
210 ネットワーク
220 設備位置管理DB
230 稼働状況管理DB
240 作業者位置管理DB
400 バス
401 CPU
402 メモリ
403 I/F
404 ディスクドライブ
405 ディスク
801 取得部
802 第1の特定部
803 抽出部
804 第2の特定部
805 出力部
810 記憶部
900 抽出結果テーブル
1000 設備点検者テーブル
1100 設備点検履歴画面
R1〜Rm,Rj 受信機
T 発信機
W 作業者

Claims (7)

  1. 設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、
    複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、
    抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、
    特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする設備点検者特定プログラム。
  2. 前記点検者を特定する処理は、
    抽出した前記位置情報の数が最大となる作業者を前記点検者として特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の設備点検者特定プログラム。
  3. 前記点検者を特定する処理は、
    抽出した前記位置情報の数が所定数以上となる作業者を前記点検者として特定する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の設備点検者特定プログラム。
  4. 前記点検者情報は、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間長を示す情報を含む、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
  5. 前記点検者情報は、前記設備で発生した異常の種別を示す情報を含む、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の設備点検者特定プログラム。
  6. 設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、
    複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、
    抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、
    特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする設備点検者特定方法。
  7. 設備の稼働状況を示す情報を記憶する第1の記憶部を参照して、前記設備の異常が発生した第1の時刻と、前記設備の異常が解消された第2の時刻とを特定し、
    複数の作業者のそれぞれの作業者について、測位時刻ごとに、前記作業者の位置を示す位置情報を記憶する第2の記憶部を参照して、特定した前記第1の時刻から前記第2の時刻までの期間内に測位時刻が含まれ、かつ、前記設備の設置位置に基づく所定範囲内に作業者の位置が含まれる位置情報を抽出し、
    抽出した結果に基づいて、前記複数の作業者から前記設備の点検者を特定し、
    特定した前記点検者と前記設備とを対応付けて表す点検者情報を出力する、
    制御部を有することを特徴とする情報処理装置。
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