JP2019131070A - Intake structure - Google Patents
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Abstract
Description
本開示は、車両に搭載されたエンジンへ空気を導入するための吸気構造に関する。 The present disclosure relates to an intake structure for introducing air into an engine mounted on a vehicle.
エンジンの上方にキャビン(キャブ)が配置されたキャブオーバー型車両では、エンジンに外気を導入するために吸気ダクトを備えたものがある。例えばキャブの後方の背面に立設された吸気ダクト、つまりバーチカルダクトを備え、キャブの後方にエアクリーナを配置する車両がある。しかし、吸気ダクトをこのようにキャブの後方に設けることは、車両の全長を同じとすると、キャブ後方の積載スペースの減少につながる。 Some cab-over type vehicles in which a cabin (cab) is disposed above an engine include an intake duct for introducing outside air into the engine. For example, there is a vehicle that includes an intake duct, i.e., a vertical duct, that is erected on the back surface behind the cab, and that has an air cleaner disposed behind the cab. However, providing the intake duct at the rear of the cab in this way leads to a reduction in the loading space behind the cab if the overall length of the vehicle is the same.
一方で、吸気ダクトを単に前方に移動して積載スペースを確保しようとすると、キャブのスペースの低減につながる虞がある。そこで、例えば、特許文献1では、キャブの後方かつ荷台の下方にエアクリーナが配置されたキャブオーバー型車両における吸気構造が開示され、それはキャブ及びその後方の積載スペースの確保に向けられている。この吸気構造では、エアクリーナに外気を導入するための吸気ダクトの上流側に、車両最前部のグリルに近接した開口を有する導入ダクトが、キャブのフロア部材の内部通路を介して接続される。 On the other hand, if the intake duct is simply moved forward to secure the loading space, the cab space may be reduced. Therefore, for example, Patent Document 1 discloses an intake structure in a cab-over type vehicle in which an air cleaner is disposed behind a cab and below a loading platform, and is directed to securing a cab and a loading space behind the cab. In this intake structure, an introduction duct having an opening close to the grill at the foremost part of the vehicle is connected via an internal passage of the floor member of the cab on the upstream side of the intake duct for introducing outside air into the air cleaner.
しかし、特許文献1の吸気構造では、エアクリーナよりも上流側の吸気通路をキャブの全長と同じ程度の長さ分、確保しなければならない。このように吸気通路を長くすることで、例えば、吸気抵抗の増大が生じる虞がある。 However, in the intake structure of Patent Document 1, it is necessary to secure an intake passage on the upstream side of the air cleaner by the same length as the entire length of the cab. By lengthening the intake passage in this way, for example, there is a possibility that an increase in intake resistance may occur.
そこで、本開示の技術は、エンジンの上方に配置されるキャブの後方にエアクリーナが設けられる車両などにおいて、エアクリーナの上流側の吸気通路の長さを、キャブの全長に対して短くすることを目的とする。 Therefore, the technique of the present disclosure aims to shorten the length of the intake passage on the upstream side of the air cleaner with respect to the total length of the cab in a vehicle or the like in which an air cleaner is provided behind the cab disposed above the engine. And
上記目的を達成するために、本開示の技術は、キャブとタイヤとの間に区画形成され、上流側の端部に開口を有する外気導入部と、該外気導入部から外気を取り入れるための開口を端部に有するダクト部材とを備える、吸気構造、を提供する。 In order to achieve the above object, the technology of the present disclosure includes an outside air introduction section that is defined between a cab and a tire and has an opening at an upstream end, and an opening for taking outside air from the outside air introduction section. An air intake structure comprising a duct member having an end at the end.
好ましくは、前記ダクト部材の前記開口は、前記タイヤよりも上方に位置する。 Preferably, the opening of the duct member is located above the tire.
好ましくは、前記外気導入部を区画形成するように、前記キャブの下側部材の下側に、ライナー部材が設けられている。 Preferably, a liner member is provided on the lower side of the lower side member of the cab so as to define the outside air introduction portion.
好ましくは、前記外気導入部の前記開口は、前記ダクト部材の前記開口よりも車両前方側に位置付けられている。 Preferably, the opening of the outside air introduction portion is positioned on the vehicle front side with respect to the opening of the duct member.
好ましくは、前記ダクト部材の前記開口は、前記外気導入部の前記開口よりも上方に位置付けられている。 Preferably, the opening of the duct member is positioned above the opening of the outside air introduction portion.
好ましくは、前記ダクト部材はエアクリーナに接続されるように構成され、該エアクリーナは、前記キャブの後方に配置される架装部材の下方に配設されている。 Preferably, the duct member is configured to be connected to an air cleaner, and the air cleaner is disposed below a body member disposed behind the cab.
本開示の上記技術による吸気構造によれば、上記構成を備えるので、例えばエンジン上方にキャブが設けられ、該キャブの後方にエアクリーナが設けられる車両において、エアクリーナの上流側の吸気通路の長さを相対的に短くすることが可能になる。 The intake structure according to the technology of the present disclosure has the above-described configuration. For example, in a vehicle in which a cab is provided above the engine and an air cleaner is provided behind the cab, the length of the intake passage on the upstream side of the air cleaner is increased. It becomes possible to make it relatively short.
以下、本開示の技術に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、後述する実施形態における前後左右上下は、図1の状態での車両を基準とし、例えば左右方向は車幅方向と同じである。 Hereinafter, embodiments according to the technology of the present disclosure will be described with reference to the accompanying drawings. The same parts (or configurations) are denoted by the same reference numerals, and their names and functions are also the same. Therefore, detailed description thereof will not be repeated. Note that front and rear, left and right, and top and bottom in the embodiments described later are based on the vehicle in the state of FIG.
本実施形態に係る吸気構造ISは、図1及び図2に表している、キャブオーバー型車両12の(図2に示す)エンジン14へ外気を導入するための吸気装置10に適用されている。図1及び図2は車両12の前方部分を車両右側から見た図を示す。図1は、車両12のシャシフレーム16に取り付けられたキャブ18が正規位置に固定された状態を示し、図2は、キャブ18が前傾した状態(チルト状態)を示す。また、図3は、図1の状態の車両12を上側から見た図であり、吸気装置10のうちのエアクリーナ20及びダクト部材22の車両12における位置関係を模式的に表す。
The intake structure IS according to the present embodiment is applied to an
車両12は、シャシフレーム16と、このシャシフレーム16上に取り付けられたキャブ18とを備える。シャシフレーム16は、車両12の前後方向に延びる一対のサイドフレーム16a(図1から図3参照)と、サイドフレーム16a間に渡した複数のクロスメンバ16b(図3参照)とを有する。キャブ18は車両の最も前方に位置するように設けられている。キャブ18の後方のシャシフレーム16上には、図1及び図2に示すように(架装部材である)荷台24が取り付けられている。つまり、本実施形態では、車両12はトラックである。なお、荷台24の代わりに、シャシフレーム16に、例えば、タンク、クレーン、ポンプ、ミキサー等の架装部材が取り付け可能である。なお、図1から図3のタイヤ26は、シャシフレーム16に懸架された(操舵輪としての)右前輪であり、キャブ18の下側に位置する。
The
キャブ18は、シャシフレーム16に(不図示のマウント部材を介して)支持されているエンジン14の上側に配置されている。吸気構造ISが適用された吸気装置10は、エンジン14に連結されエンジン14に清浄化した外気(空気)を供給するように構成されている。吸気装置10は、外気内の塵・埃等の異物を除去するためのエアクリーナ20と、このエアクリーナ20の上流側に連結されるダクト部材22とを備える。吸気装置10は、エアクリーナ20を通過することで清浄化した外気をエンジン14に導くために、更に、エアクリーナ20の下流側に連結される吸気管や吸気マニホールドを有するが、これらの図示は省略する。
The
エアクリーナ20は、キャブ18の後方に配置されている。ここでは、エアクリーナ20は、キャブ18の右後方に配置されている。エアクリーナ20は、図示しないが、(不図示のブラケット等を介して)周知の機械的接合手段(例えばボルト留め)によりシャシフレーム16に固定されている。より詳しくは、エアクリーナ20は、キャブ18の後方、かつ、荷台24の下方に配置されている。そして、エアクリーナ20に連結されるダクト部材22は、(ダクト部材22の上流側の端部の開口を有する)開口部22aを外気導入部30に有するように配置されている。したがって、後述するように外気導入部30に取り入れられた外気は、外気導入部30からダクト部材22内へ、その開口部22aを介して取り入れ可能である。なお、外気導入部30は、吸気構造ISが適用された吸気装置10の一部を構成する。なお、エアクリーナ20は太鼓型のものであることに限定されず、種々の形状又は大きさを有することができ、例えばダクト部材22の内部に設けられるような小さなものであってもよい。
The
外気導入部30は、エアクリーナ20がキャブ18の右後方に配置されているので、キャブ18の同じ側(ここでは右側)の個所に、ダクト部材22とともに設けられている。外気導入部30は、キャブ18とタイヤ26との間に、詳しくはキャブ18の下方かつタイヤ26の上方に区画形成されている。より詳しくは、外気導入部30は、キャブ18の下側を形成するフロア部材(下側部材)32と、キャブ18の下側に配置されるタイヤ26との間に区画形成されている。フロア部材32には、その下側に、ライナー部材としてのインナーライナー34が設けられている。そして、インナーライナー34は、フロア部材32に機械的接合手段としてのボルト留め(不図示)により取り付けられている。ここでは、インナーライナー34は、図示しないが(その長手方向に直交する(ここでは略車幅方向に延びる)仮想断面において)略U字状断面形状を有する部材である。しかし、インナーライナー34は他の形状を有してもよい。なお、フロア部材32に、インナーライナー34は他の接合手段、例えば溶接等の冶金的接合手段により固定されてもよい。フロア部材32にインナーライナー34が取り付けられることで、それらの間に、外気導入部30は区画形成されている。
Since the
さて、図4に、外気導入部30及びその周辺位置での部分的な断面模式図を示す。図4は、車両12の前後方向に延びるように定められる(図3のIV−IV線に沿った)仮想面での部分的な断面模式図である。外気導入部30は、(その上流側の端部の開口を有する)上流側開口部30aと、上流側開口部30aに対して下流側(ここでは車両後方側)に位置する(開口を有する)下流側開口部30bとを有する。本実施形態では、上流側開口部30aは、車両の上下方向において、(シャシフレーム16の上方であって)キャブ18の下方の空間(外部空間)に開口するように設けられている。つまり、上流側開口部30aは空気取入口として機能する。そして、上流側開口部30aは、車両前後方向においてタイヤ26(の最前端部)の前方側の位置に位置付けられていて、よって車両の前端部から(車両前後方向において)所定距離離れる。下流側開口部30bは、エアクリーナ20側においてエアクリーナ20の前方において開口する。上流側開口部30aは、フロア部材32に設けられて上下方向に延びる第1ブラケット部36に区画形成されている。下流側開口部30bは、フロア部材32に設けられて上下方向に延びる第2ブラケット部38に区画形成されている。第2ブラケット部38は、第1ブラケット部36の後方に配置されている。なお、第2ブラケット部38にマッドガード等が取り付けられてもよい。インナーライナー34は、フロア部材32における第1ブラケット部36と第2ブラケット部38との間に嵌まるようにフロア部材32に取り付け固定されている。図面では、インナーライナー34は、フロア部材32に一体的に固定された状態として表されている。なお、第1ブラケット部36及び第2ブラケット部38はそれぞれフロア部材32と一体に設けられているが、それぞれフロア部材32に着脱自在に構成されてもよい。
Now, in FIG. 4, the partial schematic sectional drawing in the external
図4から明らかなように、外気導入部30の上流側開口部30aは下流側開口部30bよりも下方に位置する。そして、外気導入部30における、ダクト部材の開口部22aが位置する(上流側開口部30aと下流側開口部30bとの間の)中間部30cは、下流側開口部30bと概ね同じ高さに位置付けられている。つまり、外気導入部30は、上流側開口部30aから中間部30cに向けて、徐々に高さが高くなるように形成されている。このように上流側開口部30aから中間部30cに向けて高さが高くなるように変化する箇所を、ここでは入口傾斜部30dと称する。そして、外気導入部30の中間部30cは、図4から明らかなように、外気導入部30の中で最も高い位置に位置するように形成されている。これらの記載及び図4から明らかなように、ダクト部材22の開口部22aは、外気導入部30の上流側開口部30aよりも上方に位置付けられている。そして、外気導入部30における中間部30c及びそこに位置付けられるダクト部材22の開口部22aは、明らかにタイヤ26よりも上方に位置する。なお、図4に表されるように、外気導入部30は、中間部30cの後方かつ下流側開口部30bの上流側において、中間部30cよりもわずかに下がるように構成されているが、当該箇所は中間部30cと略同じ高さに構成されてもよい。そして、図4から明らかなように、この外気導入部30では、その上流側開口部30aは、ダクト部材22の開口部22aよりも車両前方側に位置付けられている。
As is apparent from FIG. 4, the
ダクト部材22は、外気導入部30の下流側開口部30bを介して外気導入部30の内外に延在するように配設されている。ダクト部材22の上流側の開口部22aは、上述のごとく、外気導入部30のうちの中間部30cに位置付けられ、その下流側の(開口を有する)端部接続部22bはエアクリーナ20の上方に位置するように位置付けられる。ダクト部材22の端部接続部22bにはエアクリーナ20の接続管部20aが接続される。しかし、このダクト部材22の端部接続部22bとエアクリーナ20の接続管部20aとの接続は、着脱自在に構成されている。これは、図1に示す正規状態と図2に示す前傾状態とをキャブ18が取り得るからである。そのため、その接続をより好適に可能にし、更にはキャブ18等の振動等による影響を抑制するように、ダクト部材22の端部接続部22bとエアクリーナ20の接続管部20aとの接続箇所には、接続ダクト40が設けられている。接続ダクト40は蛇腹状に形成されている。ここでは、接続ダクト40はダクト部材22の端部接続部22bに(不図示の機械的接続手段(例えばクリップバンド)により)固定されている。そして、図1の状態にキャブ18があるときや、図2の状態から図1の状態にキャブ18が動くとき、ダクト部材22に固定された接続ダクト40の下流側端部(又は自由端部)にエアクリーナ20の接続管部20aが嵌め入れられ、図1の状態から図2の状態にキャブ18が傾くとき、接続ダクト40はエアクリーナ20の接続管部20aから離脱する。なお、接続ダクト40は、エアクリーナ20の接続管部20aに固定することも可能である。また、接続ダクト40へのエアクリーナ20の接続管部20aの嵌入をより好適に行うために、接続ダクト40の形状等や接続管部20aの形状等はそれぞれ設計されるとよい。
The
こうして設けられるダクト部材22の長手方向(略車両前後方向)の各位置でのそれに直交する仮想面での断面形状(ここでは断面円形であるが、他の形状(例えば断面略長方形)であってもよい。)及び断面積はその長手方向において概ね同じである。これに対して、外気導入部30の長手方向(略車両前後方向)の各位置での断面積はダクト部材22の対応する断面積よりも大きくされている。これは、外気が外気導入部30に好適に入り、更にダクト部材22内に流れることを好適に可能にするためである。
The cross-sectional shape of the
さて、上記吸気構造ISの吸気装置10では、外気は、上流側開口部30aを介して外気導入部30に導入される。そして、入口傾斜部30dを通過した後、外気は、ダクト部材22の開口部22aからダクト部材22内に吸い込まれる。その後、ダクト部材22内を通過した外気はエアクリーナ20を介してエンジン14に供給される。
Now, in the
この吸気装置10による効果を以下述べる。まず、上記吸気装置10では、ダクト部材22の開口部22aが位置付けられる外気導入部30は(エアクリーナ20の車両前方側の)タイヤ26の上方かつキャブ18の下方に位置付けられていて、上記説明から明らかなようにキャブの先端から離れた個所に開口する(空気取入口としての)上流側開口部30aを有する。したがって、上記特許文献1の吸気装置に比べて、本実施形態の吸気装置10では、エアクリーナ20の上流側の吸気通路の長さを、キャブ18の全長に対して大幅に短くすることができる。よって、吸気通路における吸気抵抗を、その分、低減することが可能になる。加えて、外気導入部30の断面積はダクト部材22の断面積よりも大きくされているので、ダクト部材22の開口部22aでの外気導入つまり吸気取入れは、外気導入部30にダクト部材22の開口部22aが配置されることで阻害されない。
The effects of the
更に、外気導入部30は、キャブ18のフロア部材32と、キャブ18の下側に配置されるタイヤ26との間に区画形成されていて、それの上流側開口部30aは、車両前後方向においてタイヤ26のすぐ前方側に位置付けられている。したがって、外気導入部30は、エンジン14から熱影響を(全く又はほとんど)受けていない外気をその内部に導くことができる。よって、本実施形態の吸気構造が適用された吸気装置10によれば、より低い温度の外気を吸入することができ、よって吸気温度を下げることを可能にする。なお、外気導入部30の上流側開口部30aは、吸気温度をさげることを可能にするように、エンジン14から熱を受け難い又は受熱可能性の低い箇所に設けられるとよい。
Further, the outside
更に、ダクト部材22の開口部22aが位置付けられる外気導入部30を区画形成するように、キャブのフロア部材32の下側にインナーライナー34が設けられる。したがって、上記吸気装置10では、外気導入部30を部分的に区画形成するインナーライナー34により、ダクト部材22の開口部22aは好適にタイヤ26及びその周囲から隔たれる。したがって、走行中にタイヤ26等によりはね上げられた土や水等が開口部22aに至ることをより好適に防ぐことができる。更に、外気導入部30の中間部30c及びそこに位置付けられるダクト部材22の開口部22aはタイヤ26よりも明らかに上方に、しかもここではタイヤ26の略真上に位置する。したがって、更にそのような土や水等が開口部22aに至ることをより一層好適に防ぐことができる。
Furthermore, an
また、外気導入部30に位置付けられたダクト部材22の開口部22aは、外気導入部30の上流側開口部30aよりも上方に位置付けられていて、その上流側開口部30aは、ダクト部材22の開口部22aよりも車両前方側に位置付けられている。したがって、上記吸気装置10では、外気導入部30に上流側開口部30aから導入された外気は、(ダクト部材の開口部22aが位置する)中間部30cに向けて高さが高くなる入口傾斜部30dを通過する。この過程で、外気中の水や異物は除かれ得る。例えば、雨天時、雨粒が外気と一緒に外気導入部30に侵入する可能性がある。しかし、上流側開口部30aから中間部30cに向けて高さが高くなるように入口傾斜部30dは傾斜するので、その過程で、雨粒等はその自重により外気から分離し得る。したがって、この入口傾斜部30dを設けることで、ダクト部材22への雨粒等の侵入を好適に抑制する又は防ぐことが可能になる。特に、上述のごとく、外気導入部30の断面積はダクト部材22の断面積よりも大きくされているので、外気導入部30でのダクト部材22外における外気つまり吸気の流速は相対的に遅く、その気水分離はより好適に生じ得る。なお、入口傾斜部30dはこのように気水分離作用をもたらすように機能し得るので、気水分離部と称されてもよい。
In addition, the opening 22 a of the
更に、上記吸気構造ISの吸気装置10では、エアクリーナ20はキャブ18の後方かつ荷台24の下方に配置され、外気導入部30はキャブ18の下方かつタイヤ26の上方の空間を活用して形成されて設けられ、ダクト部材22はその外気導入部30に開口するとともにその後方に概ね位置するエアクリーナ20につながれる。したがって、吸気構造ISは、キャブ18と荷台24との間隔を大きくとることを必要とせず、キャブ後方のスペース、この場合、特に積載スペースを十分に確保することを可能にする。また、同様の理由から、吸気構造ISは、車両14の全長に実質的に影響しないという利点を有する。よって、車両に対する各国の規制(例えば全長規制)に、吸気構造ISは柔軟に対応することを可能にする。
Further, in the
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実施することができる。 In addition, this indication is not limited to the above-mentioned embodiment, In the range which does not deviate from the meaning of this indication, it can change suitably and can implement.
例えば、上記実施形態では、ダクト部材22の開口部22aはキャブ18のフロア部材32と、キャブ18の下側に配置されるタイヤ26との間に区画形成される外気導入部30に位置付けられたが、これは、外気導入部30やダクト部材22の開口部22aの位置が車幅方向又は左右方向でタイヤ26の真上から外れた位置にあることを排除するものではなく、本開示の技術は左右方向でのそのような逸脱を許容するものである。また、エアクリーナが車両の左側に配置される車両においては、外気導入部やダクト部材が車両左側に設けられ得る。また、外気導入部30は、その上流側開口部30aがキャブ18内に乗り降りする運転者等が足をかけるステップを形成する部材(例えば図1、2において符号「35」で示す箇所に設けられ得る部材)などに位置するように設けられてもよい。
For example, in the above-described embodiment, the
また、インナーライナー34はタイヤを覆うように設けられて泥よけとしても機能し得るので、所謂フェンダーとみなされてもよい。また、外気導入部30は、キャブ18の下方かつタイヤ26の上方に設けられるフェンダーの内部に区画形成されてもよい。換言すると、フェンダーは2重構造にされ、その間の空間が外気導入部とされてもよい。あるいは、キャブのフロア部材32自体が2重構造にされて、その内部が外気導入部とされてもよい。この場合、フロア部材のうちの、キャブ内側の部材又は部分を、本開示の技術におけるキャブの下側部材とみなすことができる。
Further, since the
また、上記実施形態では、車両12は、キャブ18がチルト可能な車両であったが、本開示の技術はこれに限定されない。本開示の技術は、軽トラックのようにキャブがチルトしない車両についても適用が可能である。
Moreover, in the said embodiment, although the
IS 吸気構造
10 吸気装置
12 車両
14 エンジン
16 シャシフレーム
18 キャブ
20 エアクリーナ
22 ダクト部材
22a 開口部(開口)
24 荷台(架装部材)
26 タイヤ(車輪)
30 外気導入部
30a 上流側開口部(開口)
32 フロア部材(下側部材)
34 インナーライナー(ライナー部材)
40 接続ダクト
IS
24 Loading platform (body member)
26 tires (wheels)
30 Outside
32 Floor member (lower member)
34 Inner liner (liner member)
40 Connection duct
Claims (6)
該外気導入部から外気を取り入れるための開口を端部に有するダクト部材と
を備える、吸気構造。 An outside air introduction section that is partitioned between the cab and the tire and has an opening at the upstream end,
An air intake structure comprising: a duct member having an opening at an end for taking in outside air from the outside air introducing portion.
該エアクリーナは、前記キャブの後方に配置される架装部材の下方に配設されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の吸気構造。 The duct member is configured to be connected to an air cleaner;
The air intake structure according to any one of claims 1 to 5, wherein the air cleaner is disposed below a body member disposed behind the cab.
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