JP2019128550A - Method for reproducing cartridge - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電子写真方式を用いた画像形成装置の装置本体に取り付けられるカートリッジおよびその再生産方法に関するものである。 The present invention relates to a cartridge attached to an apparatus main body of an image forming apparatus using an electrophotographic system, and a method for reproducing the same.
カートリッジとは、現像剤、電子写真感光体、電子写真感光体に作用するプロセス手段等の部品を備え、画像形成装置の装置本体に対して取り付けられるものである。 The cartridge includes components such as a developer, an electrophotographic photosensitive member, and process means acting on the electrophotographic photosensitive member, and is attached to the main body of the image forming apparatus.
画像形成装置の例としては、電子写真複写機、電子写真プリンタ（ＬＥＤプリンタ、レーザビームプリンタ等）、ファクシミリ装置及びワードプロセッサ等が挙げられる。 Examples of the image forming apparatus include an electrophotographic copying machine, an electrophotographic printer (such as an LED printer and a laser beam printer), a facsimile machine, and a word processor.
画像形成装置に取り付けられるカートリッジが複数の部材を備える場合、複数の部材同士を結合する手段として、ネジ等の締結部材が用いられることがある。 When the cartridge attached to the image forming apparatus includes a plurality of members, a fastening member such as a screw may be used as a means for coupling the plurality of members together.
一方、カートリッジに備えられる複数の部材同士を結合する方法の一つとして、超音波振動によって部材同士を結合する、いわゆる超音波溶着が知られている。超音波溶着には、部材に当接して超音波振動を伝える共鳴体を備える超音波振動機が用いられる。この超音波溶着の方法の一つとして、先端が尖った形状を有した共鳴体を用いる、超音波スポット溶着が知られている。 On the other hand, as one method for joining a plurality of members provided in a cartridge, so-called ultrasonic welding in which members are joined by ultrasonic vibration is known. For ultrasonic welding, an ultrasonic vibrator provided with a resonator that abuts on a member to transmit ultrasonic vibration is used. Ultrasonic spot welding is known as one of the methods of ultrasonic welding, which uses a resonator having a sharp tip.
超音波スポット溶着では、一方の部材に共鳴体の先端を当接させ、他方の部材に向けて移動させる。このとき、一方の部材と他方の部材が溶融した溶融部が形成される。特許文献１では、超音波スポット溶着によって結合された部材を備え、画像形成装置に着脱可能なカートリッジが開示されている。
In ultrasonic spot welding, the tip of the resonator is brought into contact with one member and moved toward the other member. At this time, a melted portion in which one member and the other member are melted is formed.
本発明は、超音波スポット溶着によって結合された部品を有するカートリッジの再生産方法を提供するものである。 The present invention provides a method for remanufacturing cartridges having parts joined by ultrasonic spot welding.
上記課題を解決するための、本出願に係る発明の一つは以下のようなものである。 One of the inventions according to the present application for solving the above-mentioned problems is as follows.
画像形成装置の装置本体に取り付け可能なカートリッジの再生産方法であって、
前記カートリッジは、第１の面を有する第１の部材と、前記第１の面に当接する第２の面を有する第２の部材と、を備え、前記第１の面と前記第２の面の間に、前記第１の部材と前記第２の部材が溶融した第１の溶融部が形成されるように、前記第１の部材と前記第２の部材とが超音波スポット溶着によって結合されたカートリッジであって、
前記再生産方法は、
前記第１の部材と前記第２の部材が分離可能なように、前記第１の溶融部の少なくとも一部を除去する除去工程と、
前記除去工程において前記カートリッジに形成された被除去部の周囲において、前記第１の面と前記第２の面の間に、前記第１の部材と前記第２の部材が溶融した第２の溶融部が形成されるように、前記第１の部材と前記第２の部材とを超音波スポット溶着によって結合する再結合工程と、
を含むことを特徴とする再生産方法。
A method of remanufacturing a cartridge attachable to an apparatus body of an image forming apparatus, comprising:
The cartridge includes a first member having a first surface and a second member having a second surface in contact with the first surface, and the first surface and the second surface. The first member and the second member are joined by ultrasonic spot welding so that a first melted portion in which the first member and the second member are melted is formed between the first member and the second member. Cartridge, and
The reproduction method is
Removing at least a portion of the first melting portion such that the first member and the second member can be separated;
Second melting in which the first member and the second member are melted between the first surface and the second surface around the portion to be removed formed in the cartridge in the removing step. Rejoining the first member and the second member by ultrasonic spot welding such that a portion is formed;
A reproduction method characterized by comprising:
以上説明したように、本出願に係る発明によれば、超音波スポット溶着によって結合された部品を有するカートリッジの再生産方法を提供することができる。 As described above, according to the invention of the present application, it is possible to provide a method of remanufacturing a cartridge having parts joined by ultrasonic spot welding.
〔実施例１〕
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
Example 1
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図２、図３、図４、図５、図６を用いて電子写真画像形成装置（画像形成装置）の全体構成、プロセスカートリッジ（以下、カートリッジＢと記載する）の全体構成、および画像形成プロセスについて説明する。 The overall configuration of the electrophotographic image forming apparatus (image forming apparatus), the overall configuration of the process cartridge (hereinafter referred to as the cartridge B), and the image forming process using FIGS. 2, 3, 4, 5 and 6. Will be explained.
図２は、画像形成装置の装置本体（以下、装置本体Ａと記載する）及びカートリッジＢの断面図である。図３は、カートリッジＢの断面図である。図４は、ドラム枠体７１の断面図である。図５は、カートリッジＢの構成を説明する斜視図である。
FIG. 2 is a cross-sectional view of an apparatus main body (hereinafter referred to as an apparatus main body A) and a cartridge B of the image forming apparatus. FIG. 3 is a cross-sectional view of the cartridge B. FIG. 4 is a cross-sectional view of the
ここで、装置本体Ａとは、画像形成装置から交換部品（交換ユニット）としてのカートリッジＢを除いた部分である。カートリッジＢは装置本体Ａに取り付けられる。 Here, the apparatus main body A is a part of the image forming apparatus except the cartridge B as a replacement part (replacement unit). The cartridge B is attached to the apparatus main body A.
以下の説明においては、後述する感光ドラムの回転軸線の方向を長手方向とする。また、長手方向において、装置本体から感光ドラムが駆動力を受ける側を駆動側とし、その反対側を非駆動側とする。 In the following description, the direction of the rotation axis of the photosensitive drum described later is taken as the longitudinal direction. In the longitudinal direction, the side on which the photosensitive drum receives driving force from the apparatus main body is defined as a driving side, and the opposite side is defined as a non-driving side.
＜画像形成装置全体構成＞
図２に示す画像形成装置は、カートリッジＢを装置本体Ａに、引出し１８を介して着脱自在とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。
<Overall Configuration of Image Forming Apparatus>
The image forming apparatus shown in FIG. 2 is a laser beam printer using electrophotographic technology in which the cartridge B is detachable from the apparatus main body A via the
カートリッジＢは、静電潜像（潜像）を担持する像担持体としての感光ドラム（以下、ドラム）６２を備える。装置本体Ａは、カートリッジＢのドラム６２に潜像を形成するための露光装置３（レーザスキャナユニット）を備える。また、カートリッジＢの下側に、画像形成対象となる記録媒体（以下、シート材Ｐと記載する）を収納したシートトレイ４が配置されている。
The cartridge B includes a photosensitive drum (hereinafter referred to as a drum) 62 as an image carrier that carries an electrostatic latent image (latent image). The apparatus main body A includes an exposure apparatus 3 (laser scanner unit) for forming a latent image on the
更に、装置本体Ａには、シート材Ｐの搬送方向Ｄに沿って、ピックアップローラ５ａ、給送ローラ対５ｂ、搬送ローラ対５ｃ、転写ガイド６、転写ローラ７、搬送ガイド８、定着装置９、排出ローラ対１０、排出トレイ１１等が順次配置されている。なお、定着装置９は、加熱ローラ９ａ及び加圧ローラ９ｂにより構成されている。
Further, in the apparatus main body A, along the conveying direction D of the sheet material P, the
＜カートリッジ全体の構成＞
次にカートリッジＢの全体構成について図３、図４、図５、図６を用いて説明する。なお本実施例においては各部品を結合する際のビスに関しては省略して説明する。
<Configuration of Entire Cartridge>
Next, the entire configuration of the cartridge B will be described with reference to FIGS. 3, 4, 5 and 6. In the present embodiment, the screws for connecting the parts will be omitted.
カートリッジＢは、感光ユニット６０と、現像ユニット２０を有する。図３に示すように、感光ユニット６０は、ドラム６２と、帯電部材としての帯電ローラ６６と、清掃部材としてのクリーニング部材７７を有する。さらに、感光ユニット６０は、これらの部材を支持するドラム枠体７１、ドラム軸受７３、ドラム軸７８が設けられている。さらに、感光ユニット６０は、ドラム枠体７１に溶着等で固定された蓋部材７２を有する。
The cartridge B has a
駆動側においては、ドラム６２はドラム軸受７３により回転可能に支持される。一方、非駆動側は、ドラム枠体７１に設けられた穴部７１ｃに圧入されたドラム軸７８が、非駆動側ドラムフランジ６４の穴部（不図示）を回転可能に支持する構成となっている。
On the drive side, the
感光ユニット６０において、帯電ローラ６６、クリーニング部材７７は、それぞれドラム６２の外周面に当接して配置される。
In the
クリーニング部材７７は、弾性材料としてのゴムで形成されたブレード状の弾性部材であるゴムブレード７７ａと、ゴムブレードを支持する支持部材７７ｂと、を有する。ゴムブレード７７ａは、ドラム６２の回転方向に対してカウンター方向にドラム６２に当接している。即ち、ゴムブレード７７ａは、その先端部がドラム６２の回転方向の上流側を向くようにドラム６２に当接している。
The cleaning
図４は、ドラム枠体７１の断面図である。図３、図４に示すように、クリーニング部材７７によってドラム６２の表面から除去された廃トナーは、廃トナー搬送部材としての第１スクリュー８６、第２スクリュー８７、第３スクリュー８８によって搬送される。そして、廃トナーはドラム枠体７１と蓋部材７２によって形成された廃トナー室７１ｂに溜められる。
FIG. 4 is a cross-sectional view of the
ここで、第１スクリュー８６、第３スクリュー８８の回転軸線はドラム６２の回転軸線と平行であり第２スクリュー８７の回転軸線はドラム６２の回転軸線と直交している。
Here, the rotational axes of the
また、図３に示すように、ドラム枠体７１から廃トナーが漏れることを防止するための封止シート６５が、ドラム６２に当接するようにドラム枠体７１の縁部に設けられている。
Further, as shown in FIG. 3, a sealing
ドラム６２は、駆動源である本体駆動モータ（不図示）から駆動力を受けることにより、画像形成動作に応じて、図中矢印Ｒ方向に回転駆動される。
The
帯電ローラ６６は、ドラム枠体７１の長手方向（ドラム６２の回転軸線方向と略平行）の両端部において、帯電ローラ軸受６７を介し、感光ユニット６０に回転可能に取り付けられている。帯電ローラ６６は、帯電ローラ軸受６７が付勢部材６８によりドラム６２に向けて加圧されることでドラム６２に圧接されている。帯電ローラ６６は、ドラム６２の回転に従動回転する。
The charging
図３に示すように、現像ユニット２０は、現像剤としてのトナーを担持する現像剤担持体としての現像ローラ３２と、現像ローラ３２に担持されたトナーの厚みを規制する規制部材としての現像ブレード４２等を有する。現像ローラ３２は、ドラム６２の表面の静電潜像を現像する。現像ユニット２０は、現像ローラ３２、現像ブレード４２を支持する現像容器２３を有する。現像ユニット２０は、カートリッジＢに関する情報（カートリッジの状態や各種制御に用いられる値などの情報）を記憶する記憶部材としてのメモリタグ９９を有する。なお、メモリタグ９９は感光ユニット６０に設けられていてもよい。現像ローラ３２の内側にはマグネットローラ３４が設けられている。現像ローラ３２は、両端に設けられた軸受部材２７、３７により回転可能に現像容器２３に取り付けられている。さらに、軸受部材２７の長手外側には第１の部材としての駆動側現像サイド部材（以降、サイドカバー）２６が設けられている。サイドカバー２６は超音波スポット溶着で現像容器２３に結合されており、詳細な説明は後述する。
As shown in FIG. 3, the developing
図５に示すように、現像ローラ３２の両端部には間隔保持部材３８が取り付けられており、間隔保持部材３８とドラム６２が当接することで、現像ローラ３２はドラム６２と微少隙間をもって保持される。
As shown in FIG. 5, spacing holding
また、図３に示すように、現像ユニット２０からトナーが漏れることを防止するための封止シートが、現像ローラ３２に当接するように底部材２２の縁部に設けられている。更に、現像容器２３と底部材２２によって形成されたトナー室２９には、第１搬送部材４３、第２搬送部材４４、第３搬送部材５０が設けられている。第１搬送部材４３、第２搬送部材４４、第３搬送部材５０は、トナー室２９に収容されたトナーを撹拌すると共に、トナー供給室２８へトナーを搬送する。
As shown in FIG. 3, a sealing sheet for preventing the toner from leaking from the developing
図５、図６に示すように、カートリッジＢは感光ユニット６０と現像ユニット２０を合体して構成される。具体的には、現像ユニット２０の長手方向の両端部に支持穴が設けられている。また、感光ユニット６０の長手方向両端部には、不図示の吊り穴が設けられている。吊り穴に圧入された結合ピン６９と支持穴が嵌合することにより、感光ユニット６０と現像ユニット２０は互いに回動可能に連結される。駆動側付勢部材４６Ｒ、非駆動側付勢部材４６Ｆにより、現像ユニット２０を感光ユニット６０に付勢させることで、現像ローラ３２はドラム６２の方向へ押し付けられる。
As shown in FIGS. 5 and 6, the cartridge B is configured by combining the
＜画像形成プロセス＞
次に、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、ドラム６２は矢印Ｒ方向に所定の周速度（プロセススピード）をもって回転駆動される。
<Image formation process>
Next, an outline of the image forming process will be described. Based on the print start signal, the
電圧が印加された帯電ローラ６６は、ドラム６２の外周面に当接し、ドラム６２の外周面を帯電する。
The charging
露光装置３は、画像情報に応じたレーザ光Ｌを出力する。そのレーザ光ＬはカートリッジＢのドラム枠体７１に設けられたレーザ開口７１ｈを通り、ドラム６２の外周面を走査露光する。これにより、ドラム６２の外周面には画像情報に対応した静電潜像が形成される。
The
一方、図３に示すように、現像装置としての現像ユニット２０において、トナー室２９内のトナーＴは、第１搬送部材４３、第２搬送部材４４、第３搬送部材５０の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室２８に送り出される。
On the other hand, as shown in FIG. 3, in the developing
トナーＴは、マグネットローラ３４（固定磁石）の磁力により、現像ローラ３２の表面に担持される。
The toner T is carried on the surface of the developing
トナーＴは、現像ブレード４２によって、摩擦帯電されつつ現像ローラ３２周面上での層厚が規制される。
The layer thickness of the toner T on the peripheral surface of the developing
そのトナーＴは、現像ローラ３２からドラム６２へ供給される。すなわち、ドラム６２の表面に形成された静電潜像は、現像ローラ３２によって現像され、トナー像として可視像化される。
The toner T is supplied from the developing
また、図２に示すように、レーザ光Ｌの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ５ａ、給送ローラ対５ｂ、搬送ローラ対５ｃによって、装置本体Ａの下部に収納されたシート材Ｐがシートトレイ４から送り出される。そして、そのシート材Ｐが転写ガイド６を経由して、ドラム６２と転写ローラ７との間の転写位置へ搬送される。この転写位置において、トナー像はドラム６２からシート材Ｐに順次転写されていく。
Further, as shown in FIG. 2, the sheet material P stored in the lower part of the apparatus main body A is a sheet tray by the
トナー像が転写されたシート材Ｐは、ドラム６２から分離されて搬送ガイド８に沿って定着装置９に搬送される。そしてシート材Ｐは、定着装置９を構成する加熱ローラ９ａと加圧ローラ９ｂとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシート材Ｐに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Ｐは、排出ローラ対１０まで搬送され、排出トレイ１１に排出される。
The sheet material P on which the toner image has been transferred is separated from the
一方、図３に示すように、シート材Ｐに転写されずにドラム６２の表面に残留した残留トナーは、クリーニングブレード７７により除去される。そして、ドラム６２は、再び画像形成プロセスに使用される。ドラム６２から除去されたトナー（廃トナー）は感光ユニット６０の廃トナー室７１ｂに貯蔵される。
On the other hand, as shown in FIG. 3, the residual toner remaining on the surface of the
＜超音波スポット溶着＞
本発明で用いる超音波スポット溶着での結合方法を説明する。超音波スポット溶着とは、２つの部材を、超音波を用いて結合する方法の一つである。
<Ultrasonic spot welding>
A bonding method by ultrasonic spot welding used in the present invention will be described. Ultrasonic spot welding is one of the methods of bonding two members using ultrasonic waves.
超音波溶着では、超音波振動を発生する発振装置と、発振装置に取り付けられ、超音波振動を部材に伝える共鳴体が用いられる。共鳴体は、ホーンあるいは溶着ホーンと呼ばれる。溶着ホーンが部材に加圧力を与え、超音波振動を与える。これにより２つの部材の樹脂の間に摩擦熱が発生する。この摩擦熱により樹脂を溶融させて結合する。 In ultrasonic welding, an oscillator for generating ultrasonic vibration and a resonator attached to the oscillator and transmitting ultrasonic vibration to a member are used. The resonator is called a horn or a welding horn. The welding horn applies pressure to the member to apply ultrasonic vibration. This generates frictional heat between the resins of the two members. The frictional heat causes the resin to melt and bond.
超音波溶着によって結合される部材の材料は、熱可塑性樹脂を含むことが望ましい。また、２つの部材の結合強度を高めるために、少なくとも溶融する部分において、２つの部材の材料は、互いに相溶性を有することが好ましい。二つの部材の材料が同じであることがより望ましい。本実施例においては、後述する第１の部材としての現像容器２３と第２の部材としてのサイドカバー２６の材料として、同材質のスチレン系の熱可塑性樹脂を用いた。
It is desirable that the material of the members joined by ultrasonic welding contains a thermoplastic resin. Moreover, in order to increase the bonding strength of the two members, it is preferable that the materials of the two members be compatible with each other at least in the melting portion. More desirably, the materials of the two members are the same. In this embodiment, styrene thermoplastic resin of the same material was used as a material for a developing
超音波スポット溶着で用いられる溶着ホーンについて説明する。図１１に示すように、溶着ホーンＨは直径Ｄ１を有する円筒部Ｈｃ、円筒部Ｈｃからホーン先端部Ｈａに向かうに従って径が小さくなるテーパ部Ｈｂを有する。言い換えると、溶着ホーンは、ホーン先端部Ｈａが尖った形状を有している。このような先端形状を有する溶着ホーンを用いることにより、結合する部材に超音波を伝える突起形状（いわゆる超音波ジョイント）を形成することなく、部材同士を結合することができる。 The welding horn used in ultrasonic spot welding will be described. As shown in FIG. 11, the welding horn H has a cylindrical portion Hc having a diameter D1, and a tapered portion Hb whose diameter decreases from the cylindrical portion Hc to the horn tip portion Ha. In other words, the welding horn has a shape in which the horn tip end portion Ha is pointed. By using the welding horn having such a tip shape, the members can be coupled without forming a projection shape (so-called ultrasonic joint) for transmitting ultrasonic waves to the members to be coupled.
＜サイドカバー２６の超音波スポット溶着による結合＞
前述したように、サイドカバー（第２の部材）２６の現像容器（第１の部材）２３への超音波スポット溶着による結合に関して図１、図７〜図１５を用いて詳細な説明をする。
<Coupling of side cover 26 by ultrasonic spot welding>
As described above, the connection of the side cover (second member) 26 to the developing container (first member) 23 by ultrasonic spot welding will be described in detail with reference to FIGS. 1 and 7 to 15.
図７〜図９はサイドカバー２６の現像容器２３への結合前の組立方法を示す現像ユニット２０の斜視図である。また、図１０は超音波スポット溶着での結合方法を示す斜視図であり、図１、図１１〜図１５はその断面図になる。
7 to 9 are perspective views of the developing
図７、図１１に示すように、現像容器２３は、受け面（第１の面）としての第１当接面２３ｃを有している。また、第１当接面２３ｃには、第１部材穴２３ｄが設けられている。第１部材穴２３ｄ、第１当接面２３ｃと交差する方向（本実施例では直交する方向）にくぼんだ凹部であり、本実施例では直径Ｄ２を有した穴である。
As shown in FIGS. 7 and 11, the developing
本実施例においては、第１当接面２３ｃは、長手方向を向いている。言い換えると、第１当接面２３は、長手方向に交差する（本実施例では直交する）面である。
In the present embodiment, the
第１部材穴２３ｄが備えられた第１当接面２３ｃは、現像容器２３の複数の位置に設けられている。本実施例においては、第１当接面２３ｃの数は２つである。ただし、第１当接面２３ｃの数は１つでもよい。一方、現像容器２３に固定された軸受部材２７には、後述する基準穴２７ａ、長穴２７ｂが設けられている。
The first contact surfaces 23 c provided with the first member holes 23 d are provided at a plurality of positions of the developing
サイドカバー２６には、第１当接面２３ｃに当接する当接面（第２の面）としての第２当接面２６ｃを有している。サイドカバー２６と現像容器２３が超音波スポット溶着される状態において、第２当接面２６ｃは、第１当接面２３ｃに沿って当接するように構成されている。さらに、サイドカバー２６には後述する基準穴２６ｂ、長穴２６ｅが設けられている。
The side cover 26 has a
まず、サイドカバー２６と現像容器２３を結合する前に、サイドカバー２６と現像容器２３を相互に位置決めする方法について説明する。
First, a method of mutually positioning the
図７に示すように、長手方向において、サイドカバー２６と、サイドカバー２６の組立に用いられる保持部材９０とが、現像容器２３の一端側に配置されている。また、長手方向において、バックアップ部材９１が現像容器２３の他端側に配置されている。保持部材９０は、サイドカバー２６の基準穴２６ｂ、長穴２６ｅに嵌合する軸９０ａ、９０ｂを備える。
As shown in FIG. 7, the
保持部材９０を図７の矢印Ｖ方向に移動させると、基準穴２６ｂ、長穴２６ｅに軸９０ａ、９０ｂが嵌合する。これにより、図８に示すように、サイドカバー２６は保持部材９０に保持された状態となる。
When the holding
保持部材９０は、サイドカバー２６を保持した状態で図８の矢印Ｖ方向に移動する。これと同時に、バックアップ部材９１も図８の矢印Ｗ方向に移動する。この時、軸受部材２７の基準穴２７ａ、長穴２７ｂと保持部材９０の軸９０ａ、９０ｂが嵌合する。つまり、現像容器２３が、軸受部材２７を介して、保持部材９０に保持された状態となる。これにより、長手方向と交差する方向において、現像容器２３とサイドカバー２６が位置決めされる。一方、バックアップ部材９１は面９１ａが現像容器２３の被当接面２３ｆと当接する。
The holding
さらに、現像容器２３とサイドカバー２６は、第１当接面２３ｃとサイドカバー２６の第２当接面２６ｃが当接する位置まで移動させられる。本実施例では、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃは、互いに平行な平面である。しかし、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃが完全な平面もしくは完全に平行でなくてもよい。例えば、保持部材９０によって第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの少なくとも一方が変形して、第１当接面２３ｃと第２当接面２６が当接するように構成してもよい。
Further, the developing
これにより、図９に示すように、現像容器２３とサイドカバー２６は、超音波スポット溶着が実行される位置（保持位置）に保持される。
As a result, as shown in FIG. 9, the developing
次に、サイドカバー２６と現像容器２３を超音波スポット溶着で結合する方法について説明する。
Next, a method of bonding the
図１０に示すように、長手方向において、サイドカバー２６の外側には溶着ホーンＨが配置されている。この溶着ホーンＨは、図１０の矢印Ｋ方向に移動する。溶着ホーンＨのホーン先端部Ｈａは、サイドカバー２６の対向面２６ｄと当接する。
As shown in FIG. 10, the welding horn H is disposed outside the
サイドカバー２６と現像容器２３は、溶着箇所Ｘ、Ｙの２か所で結合される。溶着箇所Ｘ、Ｙは同じ構成であるため、以降の説明では溶着箇所Ｘについて説明する。
The
また、図１、図１１〜図１５は溶着箇所ＸのＡ−Ａ断面図（図１０参照）であり、超音波スポット溶着での結合に関わる部分のみ示した断面図である。 Moreover, FIG. 1, FIG. 11-FIG. 15 are AA sectional drawings (refer FIG. 10) of the welding location X, and are sectional drawings which showed only the part in connection with the coupling | bonding in ultrasonic spot welding.
サイドカバー２６の現像容器２３への超音波スポット溶着での結合方法を、図１、図１１〜図１５を用いて順に説明する。
A method of joining the
図１１に示したように、溶着ホーンＨは直径Ｄ１を有する円筒部Ｈｃ、円筒部Ｈｃからホーン先端部Ｈａに向かうに従って径が小さくなるテーパ部Ｈｂを有している。また、第２当接面２６ｃは第１当接面２３ｃと当接している。ここで、円筒部Ｈｃの中心軸線Ｚは、ホーン先端部Ｈａを通るように構成されている。さらに、中心軸線Ｚの方向は、ホーン侵入方向Ｈ１と同一である。
As shown in FIG. 11, the welding horn H has a cylindrical portion Hc having a diameter D1, and a tapered portion Hb whose diameter decreases from the cylindrical portion Hc to the horn tip portion Ha. The
ここで、中心軸線Ｚの方向は、第１当接面２３ｃの法線の方向と平行である。また、中心軸線Ｚの方向は、第２当接面２６ｃの法線の方向と平行である。また、中心軸線Ｚは、第１部材穴２３ｄの中心を通る。言い換えると、中心軸線Ｚは、第１当接面２３ｃまたは第２当接面２６ｃに直交し、第１部材穴２３ｄの中心を通る法線と一致する。
Here, the direction of the central axis line Z is parallel to the direction of the normal line of the
また、サイドカバー２６は溶着ホーンＨの軸線Ｚと交差する対向面２６ｄと、これと平行な第２当接面２６ｃからなる平板形状である。前述したように、この第２当接面２６ｃは現像容器２３に形成された第１当接面２３ｃと当接している。第１当接面２３ｃには溶着ホーンＨの軸線Ｚと同軸上で、外径Ｄ２の穴部２３ｄが設けられている。ここで、溶着ホーンＨの外径Ｄ１と外径Ｄ２の穴部２３ｄとの関係はＤ１＞Ｄ２となっている。
The side cover 26 has a flat plate shape composed of a facing
溶着ホーンＨがホーン侵入方向Ｈ１に移動することで、図１２に示すようにホーン先端部Ｈａは外径Ｄ２の穴部２３ｄを対向面２６ｄに投影した領域内で対向面２６ｄと当接する。この時、溶着ホーンＨは、対向面２６ｄに対して、ホーン侵入方向Ｈ１に所定の荷重を加えている。溶着ホーンＨが所定の荷重を加えた状態で振動することで、ホーン先端部Ｈａと対向面２６ｄの間に摩擦熱が発生する。この摩擦熱によって対向面２６ｄが溶融し、図１３に示すように溶着ホーンＨはサイドカバー２６内部に侵入する。
As the welding horn H moves in the horn penetration direction H1, as shown in FIG. 12, the horn tip Ha contacts the opposing
そして、溶着ホーンＨはサイドカバー２６内部に超音波振動を付与することにより、第２当接面２６ｃにこの超音波振動が伝わる。
The welding horn H applies ultrasonic vibration to the inside of the
これにより、第２当接面２６ｃと第１当接面２３ｃとの間に摩擦熱が発生し、第２当接面２６ｃと第１当接面２３ｃそれぞれが穴部２３ｄの周囲で溶融して結合され、第１の溶融部Ｆが形成される。つまり、サイドカバー２６と現像容器２３が溶融し、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの間に、第１の溶融部Ｆが形成される。
Thereby, frictional heat is generated between the
以上で、サイドカバー２６と現像容器２３が超音波スポット溶着によって結合される。
Thus, the
＜サイドカバー２６と現像容器２３の再生産方法＞
以降は、カートリッジＢの再生産時における、サイドカバー２６と現像容器２３について説明する。
<Reproduction method of
Hereinafter, the
たとえば、カートリッジＢを再生産する際に、ドラム６２や現像ローラ３２を交換する目的や、トナー補充する目的で、カートリッジＢの分解が必要になる場合がある。このとき、上述の超音波溶着で結合された部分を分解する場合がある。以下、超音波スポット溶着で結合された部材同士を分解し、再度結合することについて説明する。
For example, when remanufacturing the cartridge B, the cartridge B may be required to be disassembled for the purpose of replacing the
ここで説明するカートリッジＢの再生産方法とは、超音波溶着によって結合されたサイドカバー２６と現像容器２３の第１の溶融部Ｆを除去することによって非結合状態にし、超音波スポット溶着によって再結合させるものである。
The cartridge B reproduction method described here is in a non-bonded state by removing the
上記再生産方法は、第１の溶融部Ｆの少なくとも一部を除去し、サイドカバー２６と現像容器２３を非結合状態（分離可能な状態）にする除去工程と、サイドカバー２６と現像容器２３を超音波スポット溶着で結合する再結合工程を含む。
In the reproduction method, at least a part of the first melting part F is removed to remove the
この除去工程と再結合工程に関して詳細に説明する。 The removal process and the recombination process will be described in detail.
＜第１の溶融部Ｆの除去工程＞
まず、除去工程について図１４、図１５、図１６を用いて説明する。図１４、図１５、図１６は、第１の溶融部Ｆを示した断面図である。
<The removal process of the 1st fusion | melting part F>
First, the removal process will be described with reference to FIGS. 14, 15 and 16. 14, 15, and 16 are cross-sectional views showing the first melting portion F.
図１４に示すように第１の溶融部Ｆは、第２当接面２６ｃが溶融した第１溶融領域ｆ１と第１当接面２３ｃが溶融した第２溶融領域ｆ２を含む。除去工程は第１の溶融部Ｆの少なくとも一部を除去し、サイドカバー２６と現像容器２３の結合を解除し、サイドカバー２６と現像容器２３を分離可能な状態にする。除去工程には、例えば、カッタ、彫刻刀、ニッパ、ドリル等の切削工具が用いられるが、これに限られない。
As shown in FIG. 14, the first melting portion F includes a first melting region f1 in which the
除去工程の具体例の一つを説明する。図１５のようにホーン侵入方向Ｈ１から第１の溶融部Ｆに向けて、切削工具を使用してサイドカバー２６を除去し、第１溶融領域ｆ１を除去する。
One specific example of the removal process will be described. As shown in FIG. 15, the
ここで、第１の溶融部Ｆは、サイドカバー２６と現像容器２３が分離可能であれば、その一部が残されていてもよい。つまり、サイドカバー２６と現像容器２３を分離するときに、サイドカバー２６と現像容器２３が破断せず、第１の溶融部Ｆが破断して、サイドカバー２６と現像容器２３を分離する程度に、第１の溶融部Ｆが除去されていればよい。
Here, as long as the
しかし、サイドカバー２６と現像容器２３が容易に分離するために、第１の溶融部Ｆのうち、サイドカバー２６と現像容器２３の結合に寄与している部分は、すべて除去されることが望ましい。具体的には、図１５に示すように、第１当接面２３ｃの法線方向において、少なくとも第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの境界（当接面）まで除去することが好ましい。なお、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの境界を越えて、第１の溶融部Ｆを除去してもよい。また、第１当接面２３ｃの法線と直交する方向において、少なくとも第１の溶融部Ｆの外側端部まで、サイドカバー２６を除去することが望ましい。なお、第１の溶融部Ｆの外側端部を越えて除去してもよい。一方、第２溶融領域ｆ２は一部が残されていてもよい。
However, in order to separate the
この方法では、第２溶融領域ｆ２まで除去する必要がない。また、第１当接面２３ｃの側に現像容器２３の一部が残っている。例えば、第２溶融領域ｆ２を除去すると、現像容器２３の内部に連通する穴が開いてしまう場合に、現像容器２３の内部に除去工程で生じる樹脂片などの切削屑が入り込むことがある。上述のようにすることで、現像容器２３の内部などへの切削屑の入り込みを防止できる。また、切削屑の発生量も減らすことができる。
In this method, it is not necessary to remove to the second melting region f2. Further, a part of the
除去工程の別の例として、図１６のように第１溶融領域ｆ１と第２溶融領域ｆ２の両方をすべて除去してもよい。つまり、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの境界を越えて、第１の溶融部Ｆがすべて除去される。この方法によれば、後述する再結合工程において、溶融された部分を介することなく、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃが当接できる。つまり、初めてサイドカバー２６と現像容器２３を結合する時と実質的に同じ状態で、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃとを当接させ、超音波スポット溶着で再結合できる。
As another example of the removing step, both the first melting region f1 and the second melting region f2 may be removed as shown in FIG. That is, all the first molten portion F is removed beyond the boundary between the
ここまで説明してきたように、上述した除去工程で第１の溶融部Ｆを除去することで、サイドカバー２６と現像容器２３は分離可能となり、必要に応じて分離される。以上により、除去工程が完了する。除去工程に、カートリッジＢには、被除去部としての穴部２６ｈが形成される（図１８）。
As described above, the
さらに、必要に応じてカートリッジＢの部品を取り外す。また、必要に応じてカートリッジＢの部品を交換する。交換される部品としては、例えば、ドラム６２、現像ローラ３２、帯電ローラ６６、メモリタグ９９が挙げられるが、他の部品を交換してもよい。また、廃トナーの除去を行ってもよい。また、トナーが消費された現像容器２３に、新たなトナーを充填してもよい。また、部品の交換、廃トナーの除去、新たなトナーの充填作業を行わずに、カートリッジＢの清掃や、部品の位置調整、部品の加工、メモリタグ９９の情報の書き換えなどの作業を行ってもよい。
Further, the parts of the cartridge B are removed as necessary. Further, the parts of the cartridge B are exchanged as necessary. The parts to be replaced include, for example, the
＜再生産時のサイドカバー２６の再結合工程＞
次に、再結合工程について説明する。
<Recombination process of side cover 26 at the time of reproduction>
Next, the recombination step will be described.
再結合工程は、除去工程を経た状態のサイドカバー２６と現像容器２３を、再度組み合わせ、超音波スポット溶着によって再結合させるものである。なお、再結合される現像容器２３とサイドカバー２６は、もともと互いに組み合わされていたものでなくてもよい。例えば、第１のカートリッジと第２のカートリッジから、それぞれ現像容器２３とサイドカバー２６を取り出した場合に、第１のカートリッジの現像容器２３と、第２のカートリッジのサイドカバー２６を再結合してもよい。
In the recombination step, the
まず、除去工程を経たサイドカバー２６を現像容器２３と位置決めする。この位置決めは、上述したサイドカバー２６と現像容器２３を相互に位置決めする方法と同様であるので、ここでは説明を省略する。
First, the
次に、超音波スポット溶着によるサイドカバー２６の現像容器２３への再結合方法について図１７、図１８、図１９、図２０を用いて説明する。
Next, a method of rejoining the
除去工程では、第１の溶融部Ｆを一部残す場合と、第１の溶融部Ｆのすべてを除去する場合を説明した。以下の再結合工程は、上述の除去工程の具体的な手段にかかわらず同様であるため、第１溶融領域ｆ１を除去し、第２溶融領域ｆ２を残した場合での再結合方法について説明する（図１５参照）。 In the removing step, the case where a part of the first melting portion F is left and the case where all the first melting portion F are removed are described. The following recombination step is the same regardless of the specific means of the above-mentioned removal step, so the recombination method in the case where the first melting region f1 is removed and the second melting region f2 is left will be described. (See FIG. 15).
図１７に示すように、長手方向において、サイドカバー２６の外側には再溶着ホーンＨ２が配置されている。また、図１８、図１９、図２０は溶着箇所ＸのＡ−Ａ断面図（図１０参照）であり、再結合工程における超音波スポット溶着での再結合に関わる部分のみ示した断面図である。
As shown in FIG. 17, a re-welding horn H <b> 2 is disposed outside the
図１８に示すように、再溶着ホーンＨ２は外径Ｄ４の円筒部Ｈｃａ、円筒部Ｈｃａから先端部Ｈａａに向かうに従って径が小さくなるテーパ部Ｈｂａから構成されている。一方、サイドカバー２６には、除去工程によって直径Ｄ３の円筒状に除去された穴部２６ｈ（被除去部）が形成されている。なお、穴部２６ｈは円形でなくてもよい。
As shown in FIG. 18, the re-welding horn H2 is composed of a cylindrical portion Hca having an outer diameter D4, and a tapered portion Hba whose diameter decreases from the cylindrical portion Hca to the tip end portion Haa. On the other hand, the
サイドカバー２６と現像容器２３とを超音波スポット溶着で再度結合する際には、被除去部（穴部２６ｈ）において、超音波スポット溶着が行われる。つまり、本実施例においては、超音波スポット溶着により、穴部２６ｈの周囲でサイドカバー２６と現像容器２３を再度結合する。
When the
この時、再溶着ホーンＨ２の円筒部Ｈｃａと穴部２６ｈとの関係はＤ３＜Ｄ４となっている。また、最初に用いた溶着ホーンＨと再溶着ホーンＨ２の外径はＤ１＜Ｄ４の関係となっている。
At this time, the relationship between the cylindrical portion Hca of the re-welding horn H2 and the
図１９に示すように、再溶着ホーンＨ２を穴部２６ｈに進入させる。再溶着ホーンＨ２がホーン侵入方向Ｈ１に移動することでテーパ部Ｈｂａが対向面２６ｄ上の穴部２６ｈの外周と当接する。この時、再溶着ホーンＨ２は、対向面２６ｄに対して、ホーン侵入方向Ｈ１に所定の荷重を加えている。再溶着ホーンＨ２は、所定の荷重を加えた状態で振動することによって、テーパ部Ｈｂａと対向面２６ｄの間に摩擦熱が発生する。この摩擦熱によって対向面２６ｄが溶融し、図２０に示すように再溶着ホーンＨ２はサイドカバー２６に侵入する。
As shown in FIG. 19, the re-welded horn H2 is made to enter the
さらに再溶着ホーンＨ２からサイドカバー２６に超音波振動が付与され、第２当接面２６ｃと第１当接面２３ｃとの間に摩擦熱が発生する。摩擦熱により、第２当接面２６ｃと第１当接面２３ｃそれぞれが穴部２６ｈの周囲で溶融する。この結合により、第１の溶融部Ｆの外周にあたる位置に、サイドカバー２６と現像容器２３が溶融した、第２の溶融部Ｇが形成される。言い換えると、穴部２６ｈの周囲において、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの間に、第２の溶融部Ｇが形成される。
Furthermore, ultrasonic vibration is applied to the side cover 26 from the re-welding horn H2, and frictional heat is generated between the
ここまで説明してきたように、上述した構成で再生産時にサイドカバー２６と現像容器２３を超音波スポット溶着することで、第１の溶融部Ｆの周囲に第２の溶融部Ｇを形成できる。これにより超音波溶着による再結合において省スペースな再結合が可能となる。
As described above, by ultrasonic spot welding the
ここで、部品同士の結合強度は、溶融部の大きさに依存する。再結合工程において、最初の結合工程と同等以上の結合強度を確保するためには、第２の溶融部Ｇの大きさは、第１の溶融部Ｆの大きさ以上とすることが好ましい。具体的には、図２１、図２２に示すように、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃの境界に沿った断面（Ｃ−Ｃ断面）において、第２の溶融部Ｇの面積は、第１の溶融部Ｆの面積以上であることが好ましい。なお、本実施例において、第１当接面２３ｃと第２当接面２６ｃとの境界（当接面）は、第１当接面２３ｃの法線に直交する。
Here, the bonding strength between parts depends on the size of the fusion zone. In the recombination step, in order to secure a bonding strength equal to or higher than that of the first bonding step, the size of the second melting portion G is preferably equal to or larger than the size of the first melting portion F. Specifically, as shown in FIGS. 21 and 22, the area of the second melting portion G in a cross section (C-C cross section) along the boundary between the
すなわち、Ｃ−Ｃ断面において、サイドカバー２６の対向面２６ｄに対して直交方向から見て、第１当接面２３ｃまたは第２当接面２６ｃにおける第１の溶融部Ｆが占める面積を、第１溶融面積Ｓ１（図２１）とする。同様に、第１当接面２３ｃまたは第２当接面２６ｃにおける第２の溶融部Ｇが占める面積を、第１溶融面積Ｓ２（図２２）とする。このとき、Ｓ１とＳ２が同等の大きさであるとき、再生産前の結合と同等に強固な結合が可能である。具体的にはＳ２はＳ１以上であることが好ましい。
That is, in the CC cross section, the area occupied by the first melting portion F in the
また、Ｃ−Ｃ断面において、第１部材穴２３ｄと第２の溶融部Ｇの外側端部との間の最短距離（第２の溶融部Ｇの幅）ｍ２は、第１部材穴２３ｄと第１の溶融部Ｆの外側端部との間の最短距離ｍ１（第１の溶融部Ｆの幅）よりも短い。上述したように、再溶着ホーンは溶着ホーンよりも大きい。したがって、第２の溶融部Ｇの外側端部は、第１の溶融部Ｆの外側端部の外側に位置する。つまり、第２の溶融部Ｇの直径は、第１の溶融部Ｆの直径よりも大きくなる。このため、Ｓ２を、Ｓ１と同等以上としながらも、溶着部の幅（ｍ１、ｍ２）については、第１の溶融部Ｆの幅ｍ１よりも第２の溶融部Ｇの幅ｍ２を小さくすることができる。その結果、強度の確保と省スペース化を両立できる。また、過度に広い範囲に溶着部を形成する必要がない。
Further, in the cross section C-C, the shortest distance (width of the second melting portion G) m2 between the
以上で、サイドカバー２６の現像容器２３への超音波スポット溶着による再結合が完了する。この方法によれば、ネジなどの部品を用いるよりも低コストでカートリッジを再生産できる。
Above, the recombination by ultrasonic spot welding to the
また、第１の溶融部Fを形成する位置と第２の溶融部Ｇの位置は、重ねないようにすることもできる。しかし、図２２、図２３に示すように、第１当接面２３ｃの法線の方向から見たときに、第１の溶融部Fの外側端部よりも内側の領域と、第２の溶融部Ｇの外側端部よりも内側の領域は、少なくとも一部が互いに重なることが好ましい。第１の溶融部Fと第２の溶融部Ｇのいずれか一方の中心が、第１の溶融部Fと第２の溶融部Ｇのいずれか他方の外側端部よりも内側の領域に位置することが好ましい。本実施例では第１の溶融部Fの中心の位置と、第２の溶融部Ｇの中心の位置は、同一の場所とした。上述した配置にすることで、第２の溶融部Ｇを形成するスペースを削減しつつ、カートリッジを再生産できる。
Further, the position where the first melting portion F is formed and the position of the second melting portion G can be prevented from overlapping. However, as shown in FIGS. 22 and 23, when viewed from the direction of the normal to the
以上の工程を経て、超音波スポット溶着によって第１の溶融部Ｆで結合されたサイドカバー２６と現像容器２３を有するカートリッジを再生産できる。つまり、超音波スポット溶着によって第２の溶融部Ｇで再結合されたサイドカバー２６と現像容器２３を有するカートリッジを提供できる。
Through the above steps, the cartridge having the
尚、第２の部材は平板、第１の部材は穴部を持つ形状として説明したが、第１の部材に穴がなくてもよい。つまり、第１当接面２３ｃは平面でもよい。
The second member has been described as a flat plate and the first member has a hole, but the first member may not have a hole. That is, the
また、本実施例は除去工程において、サイドカバー２６の側から第１の溶融部Ｆを除去する例を示したが、可能であれば、現像容器２３の側から第１の溶融部Ｆを除去してもよい。
Moreover, although the present example showed the example which removes the 1st fusion | melting part F from the
また、本実施例は現像容器２３とサイドカバー２６の超音波スポット溶着について説明したが、他の部品同士が超音波スポット溶着で結合された部分に、上述の再生産方法を用いてもよい。
Further, although the ultrasonic spot welding of the developing
また、超音波スポット溶着で結合された第１の部材と第２の部材を有し、装置本体Ａに装着される他の交換部品（交換ユニット）の再生産に適用することもできる。また、本実施例で示した装置本体ＡやカートリッジＢの構成は例である。交換部品（交換ユニット）の例としては、定着装置９、一次転写部においてドラム６２から転写された前記現像剤像を、二次転写部において記録材に転写するための中間転写体、装置本体に装着される廃トナー収納部、などが挙げられる。
The present invention can also be applied to the reproduction of another replacement part (replacement unit) having the first member and the second member joined by ultrasonic spot welding and attached to the apparatus main body A. Further, the configurations of the apparatus main body A and the cartridge B shown in the present embodiment are examples. As an example of a replacement part (replacement unit), the fixing device 9, an intermediate transfer member for transferring the developer image transferred from the
２０ 現像ユニット
２３ 第１の部材（現像容器）
２３ｃ 第１の面（第１当接面）
２３ｄ 穴（第１部材穴）
２３ｅ 側面部
２３ｆ 被当接面
２６ 第２の部材（サイドカバー）
２６ａ ボス
２６ｂ 基準穴
２６ｃ 第２の面（第２当接面） ２６ｄ 対向面
２６ｅ 長穴
２６ｈ 被除去部（穴部）
２７ 軸受部材
２７ａ 基準穴
２７ｂ 長穴
３２ 現像ローラ（現像剤担持体）
６０ 感光ユニット
６２ ドラム
９０ 保持部材
９０ａ、９０ｂ 軸
９１ バックアップ部材
９１ａ 面
９９ メモリタグ
Ａ 装置本体
Ｂ プロセスカートリッジ（カートリッジ）
Ｆ 第１の溶融部
ｆ１ 第１溶融領域
ｆ２ 第２溶融領域
Ｇ 第２の溶融部
Ｈ 溶着ホーン
Ｈａ ホーン先端部
Ｈｂ テーパ部
Ｈｃ 円筒部
Ｈ２ 再溶着ホーン
Ｈａａ 先端部
Ｈｂａ テーパ部
Ｈｃａ 円筒部
Ｓ１ 第１溶融面積
Ｓ２ 第１溶融面積
ｍ１ 第１の溶融部Ｆの幅
ｍ２ 第２の溶融部Ｇの幅
20 developing
23c 1st surface (1st contact surface)
23d hole (first member hole)
26a boss
27
DESCRIPTION OF
F 1st fusion part f1 1st fusion area f2 2nd fusion area G 2nd fusion part H welding horn Ha horn tip part Hb taper part Hc cylinder part H2 re-welding horn Haa tip part Hba taper part Hca cylinder
Claims (14)
前記カートリッジは、第１の面を有する第１の部材と、前記第１の面に当接する第２の面を有する第２の部材と、を備え、前記第１の面と前記第２の面の間に、前記第１の部材と前記第２の部材が溶融した第１の溶融部が形成されるように、前記第１の部材と前記第２の部材とが超音波スポット溶着によって結合されたカートリッジであって、
前記再生産方法は、
前記第１の部材と前記第２の部材が分離可能なように、前記第１の溶融部の少なくとも一部を除去する除去工程と、
前記除去工程において前記カートリッジに形成された被除去部の周囲において、前記第１の面と前記第２の面の間に、前記第１の部材と前記第２の部材が溶融した第２の溶融部が形成されるように、前記第１の部材と前記第２の部材とを超音波スポット溶着によって結合する再結合工程と、
を含むことを特徴とする再生産方法。 A method of remanufacturing a cartridge attachable to an apparatus body of an image forming apparatus, comprising:
The cartridge includes a first member having a first surface and a second member having a second surface in contact with the first surface, and the first surface and the second surface. The first member and the second member are joined by ultrasonic spot welding so that a first melted portion in which the first member and the second member are melted is formed between the first member and the second member. Cartridge, and
The reproduction method is
Removing at least a portion of the first melting portion such that the first member and the second member can be separated;
Second melting in which the first member and the second member are melted between the first surface and the second surface around the portion to be removed formed in the cartridge in the removing step. Rejoining the first member and the second member by ultrasonic spot welding such that a portion is formed;
A reproduction method characterized by comprising:
前記断面の方向において、
前記穴と前記第２の溶融部の外側端部との間の最短距離は、前記穴と前記第１の溶融部の外側端部との間の最短距離よりも短いことを特徴とする請求項５に記載の再生産方法。 A hole is provided in the first surface;
In the direction of the section,
The shortest distance between the hole and the outer end of the second fusion part is shorter than the shortest distance between the hole and the outer end of the first fusion part. The reproduction method described in 5.
前記境界に沿った断面の方向において、
前記穴と前記第２の溶融部の外側端部との間の最短距離は、前記穴と前記第１の溶融部の外側端部との間の最短距離よりも短いことを特徴とする特徴とする請求項２から４のいずれか一項に記載の再生産方法。 A hole is provided in the first surface;
In the direction of the cross section along the boundary,
The shortest distance between the hole and the outer end of the second melted portion is shorter than the shortest distance between the hole and the outer end of the first melted portion, The reproduction method according to any one of claims 2 to 4.
前記断面の方向において、
前記穴と前記第２の溶融部の外側端部との間の最短距離は、前記穴と前記第１の溶融部の外側端部との間の最短距離よりも短いことを特徴とする請求項９に記載の再生産方法。 A hole is provided in the first surface;
In the direction of the section,
The shortest distance between the hole and the outer end of the second fusion part is shorter than the shortest distance between the hole and the outer end of the first fusion part. The reproduction method according to 9.
前記第１の面と前記第２の面の境界に沿った断面の方向において、前記穴と前記第２の溶融部の外側端部との間の最短距離は、前記穴と前記第１の溶融部の外側端部との間の最短距離よりも短いことを特徴とする特徴とする請求項８に記載の再生産方法。 A hole is provided in the first surface;
In the direction of the cross section along the boundary between the first surface and the second surface, the shortest distance between the hole and the outer end of the second melting portion is the hole and the first melting point. The reproduction method according to claim 8, characterized in that it is shorter than the shortest distance between the outer end of the part.
前記再生産方法は、前記像担持体の交換を含むことを特徴とする請求項１から１１のいずれか一項に記載の再生産方法。 The cartridge comprises an image carrier carrying an electrostatic latent image,
The reproduction method according to any one of claims 1 to 11, wherein the reproduction method includes replacement of the image carrier.
前記再生産方法は、前記現像剤担持体の交換を含むことを特徴とする請求項１から１１のいずれか一項に記載の再生産方法。 The cartridge comprises a developer carrier for developing an electrostatic latent image,
The reproduction method according to any one of claims 1 to 11, wherein the reproduction method includes replacement of the developer carrier.
前記再生産方法は、前記記憶部材の交換または前記記憶部材に記憶される情報の書き換えを含むことを特徴とする請求項１から１３のいずれか一項に記載の再生産方法。
The cartridge includes a storage member for storing information,
The reproduction method according to any one of claims 1 to 13, wherein the reproduction method includes replacement of the storage member or rewriting of information stored in the storage member.
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