JP2019125842A - ユーザ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明によれば、5GSが提供する二つの種類の基地局装置のセル間、EPSが提供する二つの種類の基地局装置のセル間、及び5GSとEPS間で不必要なセル切り替えを防ぐための通信手段を提供する。【解決手段】通常のモビリティーマネージメント拒絶理由に加え、二つの種類の基地局装置が提供する無線機能を使った通信か可能かどうかを端末装置に通知する拡張拒絶理由値を用いて、不必要なセル切り替えを防ぐための通信手段を提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザ装置に関する。
3GPP (3rd Generation Partnership Project) では、第2世代 (2G)、第3世代 (3G)、及び第4世代 (4G) の通信システムのシステムアーキテクチャの仕様を策定している。4Gの通信システムはEPS (Evolved Packet System) と呼ばれ、EPSを構成するコアネットワークはEPC (Evolved Packet Core) と呼ばれ、EPSを構成するアクセスネットワークは、E-UTRAN (Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network) と呼ばれている。
また、3GPPでは、次世代、すなわち第5世代 (5G) の移動通信システムである5GS (5G System) のシステムアーキテクチャの検討が開始されている (非特許文献1及び非特許文献2参照)。
3GPP TS 23.501 v15.0.0 (2017-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; System Architecture for the 5G System; Stage 2 (Release 15) 3GPP TS 23.502 v15.0.0 (2017-12); 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 15)
2G又は3Gの通信システムに接続可能なUE (User Equipment) が、4Gの通信エリア(セル)にいる場合、或いはそのセルに移動した場合、EPCに接続する為に、MME (Mobility Management Entity) に対して、トラッキングエリア更新要求 (Tracking Area Update Request) メッセージを送信することにより、トラッキングエリア更新手続き (Tracking Area Update Procedure) を開始する場合がある。そして、トラッキングエリア更新要求メッセージを受信したMMEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを許可する場合には、UEに対して、トラッキングエリア更新受諾 (Tracking Area Update Accept) メッセージを送信する一方で、トラッキングエリア更新要求メッセージを拒絶する場合には、UEに対して、トラッキングエリア更新拒絶 (Tracking Area Update Reject) メッセージを送信する。ここで、このトラッキングエリア更新拒絶メッセージには、EMM cause valueと、Extended EMM causeが含まれている。EMM cause valueは、トラッキングエリアにおける適切なセルではないことを示す15番がセットされている。また、Extended EMM causeとして、E-UTRAN不許可 (E-UTRAN not allowed) 又はE-UTRAN許可 (E-UTRAN allowed) を示す値がセットされている。このトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信したUEは、禁止トラッキングエリア (forbidden Tracking Area、forbidden TAとも呼称する) リストに、UEが保持するトラッキングエリアリストを追加することで、そのforbidden TAリストに追加されたトラッキングエリア又はトラッキングエリアリストを用いた、トラッキングエリア更新手続きを開始しないようにすることができる。この場合において、UEは、2G又は3Gの通信システムへの接続を試みることができる。その後、例えば、所定の期間が経過した場合に、forbidden TAリストからこのトラッキングエリアリストが消去されることがある。この場合、UEは、EPCに接続する為に、MMEに対してこのトラッキングエリアリストを用いたトラッキングエリア更新要求メッセージを送信することができるが、MMEから、同様の理由で、トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信してしまう場合がある。このように、2G又は3Gの通信システムの無線アクセス技術 (RAT) に対する接続と、4Gの通信システムのRATに対する接続の切り替えを繰り返すことがあった。
また、5GSのシステムアーキテクチャ検討では、EPSを拡張することが検討されている。ここでは、EPSのシステムアーキテクチャの1つとして、UEが、E-UTRANに属するE-UTRA (Evolved Universal Terrestrial Radio Access) 機能をUEに提供する基地局、及び/又はNR (New Radio) 機能をUEに提供する基地局を介して、EPCに接続する方法が検討されている。例えば、E-UTRA機能を提供する基地局を介してEPCに接続していたUEが、NR機能を提供する基地局のセルを選択した場合であって、そのセルにおいて、UEがトラッキングエリア更新手続きを実行したときは、E-UTRA機能を提供する基地局のセルとNR機能を提供する基地局のセルとの間で、セルの切り替えを繰り返す可能性があるが、この課題に対する解決策は、開示されていない。また、NR機能を提供する基地局を介してEPCに接続していたUEが、E-UTRA機能を提供する基地局のセルを選択した場合であって、そのセルにおいて、UEがトラッキングエリア更新手続きを実行したときも、E-UTRA機能を提供する基地局のセルとNR機能を提供する基地局のセルとの間で、セルの切り替えを繰り返す可能性があるが、この課題に対する解決策は、開示されていない。
さらに、5GSのシステムアーキテクチャ検討では、EPSの拡張ではなく、新たなシステムである5GSを構築することについても検討されている。ここでは、5GSのシステムアーキテクチャの1つとして、UEが、5G-AN (5G Access Network) に属するNR機能をUEに提供する基地局、及び/又は5G-ANに属するE-UTRA機能をUEに提供する基地局を介して、5GCに接続する方法も検討されている。例えば、E-UTRA機能を提供する基地局を介して5GCに接続していたUEが、NR機能を提供する基地局のセルを選択した場合であって、そのセルにおいて、UEが登録手続きを実行したときは、E-UTRA機能を提供する基地局のセルとNR機能を提供する基地局のセルとの間で、セルの切り替えを繰り返す可能性があるが、この課題に対する解決策は、開示されていない。また、NR機能を提供する基地局を介して5GCに接続していたUEが、E-UTRA機能を提供する基地局のセルを選択した場合であって、そのセルにおいて、UEが登録手続きを実行したときは、E-UTRA機能を提供する基地局のセルとNR機能を提供する基地局のセルとの間で、セルの切り替えを繰り返す可能性があるが、この課題に対する解決策は、開示されていない。
また、上記の状況に加えて、さらにUEのモードがS1モードからN1モードに切り替わった場合や、N1モードからS1モードに切り替わった場合に、セルの切り替えを繰り返さないための解決策についても、開示されていない。
本発明の一実施形態のUEは、第1のアクセスネットワーク及び/又は第2のアクセスネットワークを介してEPC (Evolved Packet Core) にデュアルコネクティビティーによる接続が可能であり、第3のアクセスネットワークを介して接続可能なUE (User Equipment) であって、前記第1のアクセスネットワーク又は前記第2のアクセスネットワークにおいて、トラッキングエリア更新手続きを実行する制御部と、前記トラッキングエリア更新手続きにおいて、MME (Mobility Management Entity) からトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信する送受信部と、を備え、前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報に基づいて、前記トラッキングエリア更新手続きを実行したアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態のUEは、第1のアクセスネットワークを介してEPC (Evolved Packet Core) に接続可能であり、第4のアクセスネットワークを介して5GC (5G Core Network) に接続可能であり、第3のアクセスネットワークを介して接続可能なUE (User Equipment) であって、前記第1のアクセスネットワークにおいて、トラッキングエリア更新手続きを実行する制御部と、前記トラッキングエリア更新手続きにおいて、MME (Mobility Management Entity) からトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信する送受信部と、を備え、前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報に基づいて、デュアルコネクティビティーに対応するアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するか、スタンドアローンに対応するアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するかを決定する、ことを特徴とする。
本発明によれば、EPSにおけるRAT (E-UTRAN) と5GSにおけるRAT (5G-AN) との間で、不必要なセルの切り替えを繰り返さないようにする事ができる。
移動通信システム1の概略を示す図である。 移動通信システム1の詳細構成を示す図である。 移動通信システム2の概略を示す図である。 移動通信システム2の詳細構成を示す図である。 UEの装置構成を示す図である。 アクセスネットワーク装置の構成を示す図である。 コアネットワーク装置の構成を示す図である。 トラッキングエリア更新手続きを示す図である。 トラッキングエリア更新手続きを示す図である。 登録手続きを示す図である。 登録手続きを示す図である。 移動通信システム3の概略を示す図である。 拒絶理由値のデータ形式を示す図である。 拒絶理由値のデータ形式を示す図である。
図面を参照しながら、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
[1. システムの概要]
まず、図1は移動通信システム1の概略を説明する為の図であり、図2はその移動通信システム1の詳細構成を説明する為の図である。また、図3は移動通信システム2の概略を説明する為の図であり、図4はその移動通信システム2の詳細構成を説明する為の図である。図12は、移動通信システム3の概略を説明する為の図である。
また、図1には、移動通信システム1が、UE (User Equipment) 10、アクセスネットワーク_A100、アクセスネットワーク_B110、アクセスネットワーク_E140、コアネットワーク_A200、コアネットワーク_C220、PDN (Packet Data Network) 5を含んで構成されることが記載されている。尚、これらは、それぞれUE、アクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、アクセスネットワーク_E、コアネットワーク_A、コアネットワーク_C、PDNと呼称する場合がある。
また、図2は、図1のうち、UE、アクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_B、コアネットワーク_A、PDNについて記載されているが、特にコアネットワーク_Aについて詳細に記載したものである。図2には、コアネットワーク_Aが、MME (Mobility Management Entity) 40、SGW (Serving Gateway) 35、PGW (Packet Data Network Gataway) 30を含んで構成されるとともに、これらの装置・機能が互いに接続するインターフェースが記載されている。尚、 MME40、SGW35、PGW30は、それぞれMME、SGW、PGWと呼称する場合がある。
また、図3には、移動通信システム2が、UE10、アクセスネットワーク_C120、アクセスネットワーク_D130、コアネットワーク_B210、DN (Data Network) 6を含んで構成されることが記載されている。尚、これらは、それぞれUE、アクセスネットワーク_C、アクセスネットワーク_D、コアネットワーク_B、DNと呼称する場合がある。
また、図4は、図3に記載されるコアネットワーク_Bについて詳細に記載したものである。図4には、コアネットワーク_Bが、AMF (Access and Mobility Management Function) 70、UPF (User Plane Function) 60、SMF (Session Management Function) 65を含んで構成されるとともに、これらの装置・機能が互いに接続するインターフェースが記載されている。尚、 AMF70、UPF60、SMF65は、それぞれAMF、UPF、SMFと呼称する場合がある。
また、図12には、移動通信システム3が、UE10、アクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_D、アクセスネットワーク_E、コアネットワーク_A、コアネットワーク_B、コアネットワーク_C、PDN、DNを含んで構成されることが記載されている。移動通信システム3は、図1の移動通信システム1と図2の移動通信システム2を合わせたシステムとして構成されるが、アクセスネットワーク_Bとアクセスネットワーク_Cは含まなくてよい。すなわち、移動通信システム3では、アクセスネットワーク_AはアクセスネットワークBと接続しておらず、コアネットワーク_AはアクセスネットワークBと接続しておらず、アクセスネットワーク_DはアクセスネットワークCと接続しておらず、コアネットワーク_BはアクセスネットワークCと接続していなくてよい。
また、4GシステムであるEPSは、UE及びアクセスネットワーク_A及びアクセスネットワーク_B及びコアネットワーク_Aを含んで構成されるが、さらにPDNが含まれても良い。また、アクセスネットワーク_Aの基地局 (eNB) とアクセスネットワーク_Bの基地局 (en-gNB) は、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されている。
また、5Gシステムである5GSは、UE及びアクセスネットワーク_C及びアクセスネットワーク_D及びコアネットワーク_Bを含んで構成されるが、さらにDNが含まれても良い。また、アクセスネットワーク_Cの基地局 (ng-eNB) とアクセスネットワーク_Dの基地局 (gNB) は、例えばXnインターフェースにより、互いに接続されている。
また、旧システムである3Gは、UMTS (Universal Mobile Telecommunications System) で構成され、UTRAN (UMTS Terrestrial Radio Access Network) が含まれる。また、旧システムである2Gは、GSM (登録商標) (global system for mobile communications) で構成され、GERAN (GSM (登録商標) EDGE Radio Access Network) が含まれる。尚、UMTS及びGSM (登録商標) の旧システムが提供する無線アクセスを2G/3Gと呼称する場合がある。
また、アクセスネットワーク_Aは、E-UTRAN (Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network) 及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。アクセスネットワーク_Aに属するE-UTRANには、1以上の基地局 (eNB (evolved Node B)) 50が配置される。尚、eNB50は、eNB又はMeNB (Master eNB) と呼称する場合がある。eNBは、E-UTRAユーザープレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、EPCに対してS1インターフェースを介して接続するノードである。また、eNBが複数ある場合、各eNBは、例えばX2インターフェースにより接続されることが好ましいが、これ以外のインターフェースを介して接続されてもよい。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Bは、E-UTRAN及び/又は無線LANアクセスネットワークに対応する。アクセスネットワーク_Bに属するE-UTRANには、1以上の基地局 (en-gNB56) が配置される。尚、en-gNB56は、en-gNB又はSgNB (Secondary gNB) と呼称する場合がある。en-gNBは、NR (New Radio) ユーザープレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、EPCに対してS1-Uインターフェースを介して接続するノードである。すなわち、en-gNBは、EPCがNRを収容するために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置 (eNB) とは異なる機能を有する。また、en-gNBが複数ある場合は、各en-gNBは、例えばX2インターフェースにより、互いに接続されることが好ましいが、これ以外のインターフェースを介して接続されてもよい。
また、アクセスネットワーク_Cは、5Gアクセスネットワーク (5G-AN) に対応する。5G-ANは、NG-RAN (NG Radio Access Network) 及び/又はnon-3GPP アクセスネットワークで構成される。アクセスネットワーク_Cに属するNG-RANには、1以上のng-eNB52が配置される。尚、ng-eNB52は、ng-eNB又はSN (Secondary Node) と呼称する場合がある。ng-eNBは、E-UTRAユーザープレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCに対してNG-Uインターフェース (N2インターフェース又はN3インターフェースを含む) を介して接続するノードである。すなわち、ng-eNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置 (eNB) とは異なる機能を有する。また、ng-eNBが複数ある場合は、各ng-eNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続されることが好ましいが、これ以外のインターフェースを介して接続されてもよい。また、無線LANアクセスネットワークには、1以上のアクセスポイントが配置される。
また、アクセスネットワーク_Dは、5Gアクセスネットワーク (5G-AN) に対応する。5G-ANは、NG-RAN及び/又はnon-3GPPアクセスネットワークで構成される。アクセスネットワーク_Dに属するNG-RANには、1以上のgNB (NR NodeB) 54が配置される。尚、gNB54は、gNB又はMN (Master Node) と呼称する場合がある。gNBは、NRユーザープレーンと制御プレーンをUEに提供するノードであり、5GCに対してNGインターフェース (N2インターフェース又はN3インターフェースを含む) を介して接続するノードである。すなわち、gNBは、5GSのために新たに設計された基地局装置であり、4GシステムであるEPSで使用されていた基地局装置 (eNB) とは異なる機能を有する。また、gNBが複数ある場合は、各gNBは、例えばXnインターフェースにより、互いに接続されることが好ましいが、これ以外のインターフェースを介して接続されてもよい。
また、アクセスネットワーク_Eは、2G/3Gシステムの無線アクセスネットワークに対応する。
また、コアネットワーク_Aは、EPC (Evolved Packet Core) に対応する。EPCには、例えば、MME、SGW、PGW、PCRF (Policy and Charging Rules Function)、HSS (Home Subscriber Server) 等が配置される。
また、コアネットワーク_Bは、5GC (5G Core Network) に対応する。5GCには、例えば、AMF、UPF、SMF、PCF (Policy Control Function)、UDM (Unified Data Management) 等が配置される。
また、コアネットワーク_Cは、2G/3Gシステムのコアネットワークに対応する。
また、UEは、3GPPアクセス (3GPPアクセスネットワーク、3GPP ANとも呼称する) 及び/又はnon-3GPPアクセス (non-3GPPアクセスネットワーク、non-3GPP ANとも呼称する) を介して、ネットワークサービスに対して接続可能な装置である。UEは、携帯電話やスマートフォン等の無線通信が可能な端末装置であってよく、EPSにも5GSにも接続可能な端末装置であってよい。UEは、UICC (Universal Integrated Circuit Card) やeUICC (Embedded UICC) を備えてもよい。尚、UEのことをユーザ装置と表現してもよいし、端末装置と表現してもよい。また、3GPPアクセスは、E-UTRANやNG-RAN (NG Radio Access Network) を指してもよい。また、non-3GPPアクセスは、無線LANアクセスネットワークを指してもよい。
また、PDNとDNは、同一であってもよいし、異なってもよい。また、PDN及びDNは、UEに通信サービスを提供するネットワークであってよい。尚、PDN及びDNは、パケットデータサービス網として構成されてもよいし、サービス毎に構成されてもよい。さらに、PDN及びDNは、接続された通信端末やサーバ装置を含んでもよい。従って、PDN及び/又はDNと接続する事は、PDN及び/又はDNに配置された通信端末やサーバ装置と接続する事であってもよい。さらに、PDN及び/又はDNとの間でユーザデータを送受信する事は、PDN及び/又はDNに配置された通信端末やサーバ装置との間でユーザデータを送受信する事であってもよい。尚、DNはPDNと表現してもよいし、PDNはDNと表現してもよい。
また、コアネットワークは、アクセスネットワークと、DNを接続した移動体通信事業者(MNO (Mobile Network Operator))が運用するIP移動通信ネットワークの事であってもよいし、移動通信システムを運用、管理する移動体通信事業者の為のコアネットワークでもよいし、MVNO (Mobile Virtual Network Operator)、MVNE (Mobile Virtual Network Enabler)等の仮想移動通信事業者や仮想移動体通信サービス提供者の為のコアネットワークでもよい。
また、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_C、及び/又はアクセスネットワーク_D、及び/又はアクセスネットワーク_E、及び/又はこれらのアクセスネットワークに含まれる1以上の装置・機能は、アクセスネットワーク、又はアクセスネットワーク装置と呼称する場合がある。
つまり、アクセスネットワーク及び/又はアクセスネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_C、及び/又はアクセスネットワーク_D、及び/又はアクセスネットワーク_E、及び/又はこれらのアクセスネットワークに含まれる1以上の装置・機能が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味してもよい。
また、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_C、及び/又はこれらのコアネットワークに含まれる1以上の装置・機能は、コアネットワーク、又はコアネットワーク装置と呼称する場合がある。
つまり、コアネットワーク及び/又はコアネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_C、及び/又はこれらのコアネットワークに含まれる1以上の装置・機能が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味してもよい。
また、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_C、及び/又はアクセスネットワーク_D、及び/又はアクセスネットワーク_E、及び/又はこれらのアクセスネットワークに含まれる1以上の装置・機能、及び/又はコアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_C、及び/又はこれらのコアネットワークに含まれる1以上の装置・機能、及び/又はPDN、及び/又はPDNに含まれる1以上の装置・機能、及び/又はDN、及び/又はDNに含まれる1以上の装置・機能は、ネットワーク又はネットワーク装置と呼称する場合がある。
つまり、ネットワーク及び/又はネットワーク装置が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行するということは、アクセスネットワーク_A、及び/又はアクセスネットワーク_B、及び/又はアクセスネットワーク_C、及び/又はアクセスネットワーク_D、及び/又はアクセスネットワーク_E、及び/又はこれらのアクセスネットワークに含まれる1以上の装置・機能、及び/又はコアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はコアネットワーク_C、及び/又はこれらのコアネットワークに含まれる1以上の装置・機能、及び/又はPDN、及び/又はPDNに含まれる1以上の装置・機能、及び/又はDN、及び/又はDNに含まれる1以上の装置・機能が、メッセージを送受信する、及び/又は手続きを実行することを意味してもよい。
また、UEは、アクセスネットワークに接続することができる。さらに、UEは、アクセスネットワークを介して、コアネットワークと接続する事ができる。さらに、UEは、アクセスネットワーク及びコアネットワークを介して、PDN及び/又はDNに接続する事ができる。すなわち、UEは、PDN及び/又はDNとの間で、ユーザデータを送受信 (通信) する事ができる。ユーザデータを送受信する際は、IP (Internet Protocol) 通信だけでなく、non-IP通信を用いてもよい。
ここで、IP通信とは、IPを用いたデータ通信の事であり、IPパケットにより、データの送受信が行われる。IPパケットは、IPヘッダとペイロード部で構成される。ペイロード部には、EPSに含まれる装置・機能や、5GSに含まれる装置・機能が送受信するデータが含まれてよい。
また、non-IP通信とは、IPを用いないデータ通信の事であり、IPパケットの構造とは異なる形式により、データの送受信が行われる。例えば、non-IP通信は、IPヘッダが付与されていないアプリケーションデータの送受信によって実現されるデータ通信でもよいし、マックヘッダやEthernet (登録商標) フレームヘッダ等の別のヘッダを付与してUEが送受信するデータ通信でもよい。
[2. 各装置の構成]
次に、各実施形態で使用される各装置の構成について、図を用いて説明する。尚、各装置、又は各装置の持つ機能の少なくとも一部 (全部を含む) は、物理的なハードウェアとして構成されても良いし、汎用的なハードウェア上に構成された論理的な (仮想的な) ハードウェアとして構成されても良いし、ソフトウェアとして構成されても良い。
尚、以下で登場する各装置・機能内の各記憶部 (記憶部_A340、記憶部_A440、記憶部_A640) は、例えば、半導体メモリ、SSD (Solid State Drive)、HDD (Hard Disk Drive) 等で構成されている。また、各記憶部は、出荷段階からもともと設定されていた情報だけでなく、自装置・機能以外の装置・機能 (例えば、UE、及び/又はアクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDN) との間で、送受信した各種の情報を記憶する事ができる。また、各記憶部は、後述する各種の通信手続き内で送受信する制御メッセージに含まれる識別情報、制御情報、フラグ、パラメータ等を記憶することができる。また、各記憶部は、これらの情報をUE毎に記憶してもよい。また、各記憶部は、各実施形態における各手続きにおいて送受信した制御メッセージやユーザデータを記憶することができる。
[2.1. UEの装置構成]
まず、UEの装置構成例について、図5を用いて説明する。UEは、制御部_A300、アンテナ310、送受信部_A320、記憶部_A340を含んで構成されている。制御部_A300、送受信部_A320、記憶部_A340は、バスを介して接続されている。送受信部_A320は、アンテナ310と接続している。
制御部_A300は、UE全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A300は、必要に応じて、記憶部_A340に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UEにおける各種の処理を実現する。
送受信部_A320は、アンテナを介して、アクセスネットワーク内の基地局装置(eNB又はen-gNB又はng-eNB又はgNB)と無線通信する為の機能部である。すなわち、UEは、送受信部_A320を用いて、アクセスネットワーク装置、及び/又はコアネットワーク装置、及び/又はPDN、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2及び図4を参照して説明すると、UEは、送受信部_A320を用いることにより、アクセスネットワーク_A内の基地局装置(eNB)、及び/又はアクセスネットワーク_B内の基地局装置(en-gNB)、及び/又はアクセスネットワーク_C内の基地局装置(ng-eNB)、及び/又はアクセスネットワーク_D内の基地局装置(gNB)と通信することができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、MMEとNAS (Non-Access-Stratum) メッセージの送受信をすることができる。また、UEは、送受信部_A320を用いることにより、N1インターフェースを介して、AMFとNASメッセージの送受信をすることができる。
記憶部_A340は、UEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.2. eNBの装置構成]
次に、アクセスネットワーク_A内の基地局装置 (eNB) の装置構成例について、図6を用いて説明する。eNBは、制御部_A400、アンテナ410、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440を含んで構成されている。制御部_A400、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440は、バスを介して接続されている。送受信部_A430は、アンテナ410と接続している。
制御部_A400は、eNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A400は、必要に応じて、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、eNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A420は、eNBが、SGW及び/又はMME及び/又はアクセスネットワーク_B内の基地局装置 (en-gNB) と通信する為の機能部である。すなわち、eNBは、ネットワーク接続部_A420を用いて、SGW及び/又はMME及び/又はen-gNBとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_A430は、アンテナ410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、eNBは、送受信部_A430を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、eNBは、ネットワーク接続部_A420を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、MMEと通信することができ、S1-Uインターフェースを介して、SGWと通信することができ、X2インターフェースを介して、en-gNBと通信することができる。また、eNBは、送受信部_A430を用いることにより、LTE-Uuインターフェースを介して、UEと通信することができる。
記憶部_A440は、eNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.3. en-gNBの装置構成]
次に、アクセスネットワーク_B内の基地局装置 (en-gNB) の装置構成例について、図6を用いて説明する。en-gNBは、制御部_A400、アンテナ410、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440を含んで構成されている。制御部_A400、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440は、バスを介して接続されている。送受信部_A430は、アンテナ410と接続している。
制御部_A400は、en-gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A400は、必要に応じて、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、en-gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A420は、en-gNBが、アクセスネットワーク_A内の基地局装置 (eNB) 及び/又はSGWと通信する為の機能部である。すなわち、en-gNBは、ネットワーク接続部_A420を用いて、eNB及び/又はSGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_A430は、アンテナ410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、en-gNBは、送受信部_A430を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、en-gNBは、ネットワーク接続部_A420を用いることにより、X2インターフェースを介して、eNBと通信することができ、S1-Uインターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、en-gNBは、送受信部_A430を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_A440は、en-gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.4. ng-eNBの装置構成]
次に、アクセスネットワーク_C内の基地局装置 (ng-eNB) の装置構成例について、図6を用いて説明する。ng-eNBは、制御部_A400、アンテナ410、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440を含んで構成されている。制御部_A400、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440は、バスを介して接続されている。送受信部_A430は、アンテナ410と接続している。
制御部_A400は、ng-eNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A400は、必要に応じて、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、ng-eNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A420は、ng-eNBが、アクセスネットワーク_D内の基地局装置 (gNB)及び/又はUPFと通信する為の機能部である。すなわち、ng-eNBは、ネットワーク接続部_A420を用いて、gNB及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_A430は、アンテナ410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、ng-eNBは、送受信部_A430を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、ng-eNBは、ネットワーク接続部_A420を用いることにより、Xnインターフェースを介して、gNBと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができる。また、ng-eNBは、送受信部_A430を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_A440は、ng-eNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.5. gNBの装置構成]
次に、アクセスネットワーク_D内の基地局装置 (gNB) の装置構成例について、図6を用いて説明する。gNB は、制御部_A400、アンテナ410、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440を含んで構成されている。制御部_A400、ネットワーク接続部_A420、送受信部_A430、記憶部_A440は、バスを介して接続されている。送受信部_A430は、アンテナ410と接続している。
制御部_A400は、gNB全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A400は、必要に応じて、記憶部_A440に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、gNBにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A420は、gNBが、UPF及び/又はAMF及び/又はアクセスネットワーク_C内の基地局装置 (ng-eNB) と通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、ネットワーク接続部_A420を用いて、UPF及び/又はAMF及び/又はng-eNBとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
送受信部_A430は、アンテナ410を介して、UEと無線通信する為の機能部である。すなわち、gNBは、送受信部_A430を用いて、UEとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、gNBは、ネットワーク接続部_A420を用いることにより、N2インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N3インターフェースを介して、UPFと通信することができ、Xnインターフェースを介して、ng-eNBと通信することができる。また、gNBは、送受信部_A430を用いることにより、UEと通信することができる。
記憶部_A440は、gNBの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
[2.6. MMEの装置構成]
次に、MMEの装置構成例について、図7を用いて説明する。MME は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640を含んで構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、MME全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、MMEにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、MMEが、アクセスネットワーク_A内の基地局装置 (eNB) 及び/又はSGWと接続する為の機能部である。すなわち、MMEは、ネットワーク接続部_A620を用いて、eNB及び/又はSGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、MMEは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S1-MMEインターフェースを介して、eNBと通信することができ、S11インターフェースを介して、SGWと通信することができる。
記憶部_A640は、MMEの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
また、MMEは、アクセスネットワーク_Aを経由して、UEのモビリティ管理を含む位置情報管理と、UEの接続状態管理と、アクセス制御を行う制御装置又は機能である。MMEは、UEが確立するセッションを管理するセッション管理装置としての機能を含んでもよい。
また、UEのモビリティ管理を含む位置情報管理では、EMM状態 (EMM state) が管理される。EMM状態は、UEとMMEとの間で同期がとられていてもよい。EMM状態として、EMM非登録状態 (EMM-DEREGISTERED state) と、EMM登録状態 (EMM-REGISTERED state) とがある。ここで、EMM-DEREGISTERED stateでは、UEはネットワークに登録されておらず、MMEにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、MMEはUEに到達できない状態である。また、EMM-REGISTERED stateでは、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。
また、UEの接続状態管理では、EMMモード (EMM mode) が管理される。EMMモードは、UEとMMEとの間で同期がとられていてもよい。EMMモードとして、EMM非接続モード (EMM-IDLE mode) と、EMM接続モード (EMM-CONNECTED mode) とがある。ここで、EMM-IDLE modeでは、UEはEMM-REGISTERED stateにあるが、MMEとの間で確立されるNASシグナリング接続 (NAS signaling connection) を持っていない。また、EMM-IDLE modeでは、UEはLTE-Uuインターフェースの接続を持っていない。一方、EMM-CONNECTED modeでは、MMEとの間で確立されるNASシグナリング接続を持っている。また、EMM-CONNECTED modeでは、UEはLTE-Uuインターフェースの接続を持っていてもよい。
また、コアネットワーク_A内に複数のMMEが含まれる場合、MME同士が接続されてもよい。これにより、MME間で、UEコンテキストの送受信を行うことができる。このように、MMEは、UEとモビリティ管理やセッション管理に関連する制御情報を送受信する管理装置であり、言い換えるとコントロールプレーン (C-Plane、CPとも呼称する)の制御装置であればよい。
また、MMEは、コアネットワーク_Aとアクセスネットワークとの間のゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置でもよい。尚、MMEがゲートウェイとなって送受信されるユーザデータは、スモールデータでもよい。
[2.7. SGWの装置構成]
次に、SGWの装置構成例について、図7を用いて説明する。SGW は、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640を含んで構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、SGW全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SGWにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、SGWが、アクセスネットワーク_A内の基地局装置(eNB)、及び/又はアクセスネットワーク_B内の基地局装置(en-gNB)、及び/又はMME、及び/又はPGWと接続する為の機能部である。すなわち、SGWは、ネットワーク接続部_A620を用いて、eNB、及び/又はen-gNB、及び/又はMME、及び/又はPGWとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、SGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S1-Uインターフェースを介して、eNBと通信することができ、S1-Uインターフェースを介して、en-gNBと通信することができ、S11インターフェースを介して、MMEと通信することができ、S5インターフェースを介して、PGWと通信することができる。
記憶部_A640は、SGWの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
また、SGWは、コアネットワーク_Aとアクセスネットワーク_Aとのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。
[2.8. PGWの装置構成]
次に、PGWの装置構成例について、図7を用いて説明する。PGWは、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640を含んで構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、PGW全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、PGWにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、PGWが、SGW及び/又はPDNと接続する為の機能部である。すなわち、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いて、SGW及び/又はPDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、S5インターフェースを介して、SGWと通信することができる。また、PGWは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、PDNとも通信することができる。
記憶部_A640は、PGWの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
また、PGWは、PDNとコアネットワーク_Aとのゲートウェイとしてユーザデータの転送を行う中継装置である。尚、PGWは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。さらに、PGWは、IP通信を転送する機能を持っていてもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。尚、こうしたゲートウェイはコアネットワーク_Aに複数配置されてよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Aと単一のPDNを接続するゲートウェイでもよい。
[2.9. AMFの装置構成]
次に、AMFの装置構成例について、図7を用いて説明する。AMFは、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640を含んで構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、AMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、AMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、AMFが、アクセスネットワーク_D内の基地局装置 (gNB)及び/又はSMFと接続する為の機能部である。すなわち、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いて、gNB及び/又はSMFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N2インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N11インターフェースを介して、SMFと通信することができる。また、AMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N1インターフェースを介して、UEとNASメッセージの送受信をすることができる。
記憶部_A640は、AMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
尚、AMFは、N2インターフェースを用いたRANとの制御メッセージを交換する機能、N1インターフェースを用いたUEとのNASメッセージを交換する機能、NASメッセージの暗号化及び完全性保護を行う機能、登録管理 (Registration management; RM) 機能、接続管理 (Connection management; CM) 機能、到達可能性管理 (Reachability management) 機能、UE等の移動性管理 (Mobility management) 機能、UEとSMF間のSM (Session Management) メッセージを転送する機能、アクセス認証 (Access Authentication、Access Authorization) 機能、セキュリティアンカー機能 (SEA; Security Anchor Functionality)、セキュリティコンテキスト管理 (SCM; Security Context Management) 機能、N3IWF (Non-3GPP Interworking Function) に対するN2インターフェースをサポートする機能、N3IWFを介したUEとのNAS信号の送受信をサポートする機能、N3IWFを介して接続するUEの認証する機能等を有する。
また、登録管理では、UEごとのRM状態 (RM state) が管理される。RM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。RM状態としては、非登録状態 (RM-DEREGISTERED state) と、登録状態 (RM-REGISTERED state) がある。ここで、RM-DEREGISTERED stateでは、UEはネットワークに登録されておらず、AMFにおけるUEコンテキストが、そのUEに対する有効な位置情報やルーティング情報を持っていない為、AMFはUEに到達できない状態である。また、RM-REGISTERED stateでは、UEはネットワークに登録されているため、UEはネットワークとの登録が必要なサービスを受信することができる。尚、RM状態は、5GMM状態 (5GMM state) と表現されてもよい。この場合、RM-DEREGISTERED stateは、5GMM-DEREGISTERED stateと表現されてもよいし、RM-REGISTERED状態は、5GMM-REGISTERED stateと表現されてもよい。
また、接続管理では、UEごとのCM状態 (CM state) が管理される。CM状態は、UEとAMFとの間で同期がとられていてもよい。CM状態としては、非接続状態 (CM-IDLE state) と、接続状態 (CM-CONNECTED state) がある。ここで、CM-IDLE stateでは、UEはRM-REGISTERED stateにあるが、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続 (NAS signaling connection) を持っていない。また、CM-IDLE stateでは、UEはN2インターフェースの接続 (N2 connection)、及びN3インターフェースの接続 (N3 connection) を持っていない。一方、CM-CONNECTED stateでは、N1インターフェースを介したAMFとの間で確立されるNASシグナリング接続 (NAS signaling connection) を持っている。また、CM-CONNECTED stateでは、UEはN2インターフェースの接続 (N2 connection)、及び/又はN3インターフェースの接続 (N3 connection) を持っていてもよい。
さらに、接続管理では、3GPPアクセスにおけるCM状態と、non-3GPPアクセスにおけるCM状態とで分けて管理されてもよい。この場合、3GPPアクセスにおけるCM状態としては、3GPPアクセスにおける非接続状態 (CM-IDLE state over 3GPP access) と、3GPPアクセスにおける接続状態 (CM-CONNECTED state over 3GPP access) とがあってよい。さらに、non-3GPPアクセスにおけるCM状態としては、non-3GPPアクセスにおける非接続状態 (CM-IDLE state over non-3GPP access) と、non-3GPPアクセスにおける接続状態 (CM-CONNECTED state over non-3GPP access) とがあってよい。
尚、CM状態は、5GMMモード (5GMM mode) と表現されてもよい。この場合、非接続状態は、5GMM非接続モード (5GMM-IDLE mode) と表現されてもよいし、接続状態は、5GMM接続モード (5GMM-CONNECTED mode) と表現されてもよい。さらに、3GPPアクセスにおける非接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード (5GMM-IDLE mode over 3GPP access) と表現されてもよいし、3GPPアクセスにおける接続状態は、3GPPアクセスにおける5GMM接続モード (5GMM-CONNECTED mode over 3GPP access) と表現されてもよい。さらに、non-3GPPアクセスにおける非接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM非接続モード (5GMM-IDLE mode over non-3GPP access) と表現されてもよいし、non-3GPPアクセスにおける接続状態は、non-3GPPアクセスにおける5GMM接続モード (5GMM-CONNECTED mode over non-3GPP access) と表現されてもよい。
また、AMFは、コアネットワーク_B内に1以上配置されてもよい。また、AMFは、1以上のNSI (Network Slice Instance) を管理するNFでもよい。また、AMFは、複数のNSI間で共有される共有CPファンクション (CCNF; Common CPNF(Control Plane Network Function)) でもよい。
尚、N3IWFは、UEが5GSに対してnon-3GPPアクセスを介して接続する場合に、non-3GPPアクセスと5GCとの間に配置される装置及び/又は機能である。
[2.10. SMFの装置構成]
次に、SMFの装置構成例について、図7を用いて説明する。SMFは、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640を含んで構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、SMF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、SMFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、SMFが、AMF及び/又はUPFと接続する為の機能部である。すなわち、SMFは、ネットワーク接続部_A620を用いて、AMF及び/又はUPFとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、SMFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N11インターフェースを介して、AMFと通信することができ、N4インターフェースを介して、UPFと通信することができる。
記憶部_A640は、SMFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
SMFは、PDUセッションの確立・修正・解放等のセッション管理 (Session Management) 機能、UEに対するIPアドレス割り当て (IP address allocation) 及びその管理機能、UPFの選択と制御機能、適切な目的地 (送信先) へトラフィックをルーティングする為のUPFの設定機能、NASメッセージのSM部分を送受信する機能、下りリンクのデータが到着したことを通知する機能 (Downlink Data Notification)、AMF経由でN2インターフェースを介してANに送信される、AN特有の (ANごとの) SM情報を提供する機能、セッションに対するSSCモード (Session and Service Continuity mode) を決定する機能、ローミング機能等を有する。
[2.11. UPFの装置構成]
次に、UPFの装置構成例について、図7を用いて説明する。UPFは、制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640を含んで構成されている。制御部_A600、ネットワーク接続部_A620、記憶部_A640は、バスを介して接続されている。
制御部_A600は、UPF全体の動作・機能を制御する機能部である。制御部_A600は、必要に応じて、記憶部_A640に記憶されている各種プログラムを読み出して実行する事により、UPFにおける各種の処理を実現する。
ネットワーク接続部_A620は、UPFが、アクセスネットワーク_D内の基地局装置(gNB)、及び/又はアクセスネットワーク_C内の基地局装置(ng-eNB)、及び/又はSMF、及び/又はDNと接続する為の機能部である。すなわち、UPFは、ネットワーク接続部_A620を用いて、gNB、及び/又はng-eNB、及び/又はSMF、及び/又はDNとの間で、ユーザデータ及び/又は制御情報を送受信することができる。
図2を参照して説明すると、UPFは、ネットワーク接続部_A620を用いることにより、N3インターフェースを介して、gNBと通信することができ、N3インターフェースを介して、ng-eNBと通信することができ、N4インターフェースを介して、SMFと通信することができ、N6インターフェースを介して、DNと通信することができ、N9インターフェースを介して、他のUPFと通信することができる。
記憶部_A640は、UPFの各動作に必要なプログラム、ユーザデータ、制御情報等を記憶する為の機能部である。
UPFは、intra-RAT mobility又はinter-RAT mobilityに対するアンカーポイントとしての機能、DNに相互接続するための外部PDUセッションポイントとしての機能 (つまり、DNとコアネットワーク_Bとの間のゲートウェイとして、ユーザデータを転送する機能)、パケットのルーティング及び転送する機能、1つのDNに対して複数のトラフィックフローのルーティングをサポートするUL CL (Uplink Classifier) 機能、マルチホーム (multi-homed) PDUセッションをサポートするBranching point機能、user planeに対するQoS処理機能、上りリンクトラフィックの検証機能、下りリンクパケットのバッファリング、下りリンクデータ通知 (Downlink Data Notification) をトリガする機能等を有する。
また、UPFは、IP通信及び/又はnon-IP通信の為のゲートウェイでもよい。また、UPFは、IP通信を転送する機能を持ってもよく、non-IP通信とIP通信を変換する機能を持っていてもよい。さらに複数配置されるゲートウェイは、コアネットワーク_Bと単一のDNを接続するゲートウェイでもよい。尚、UPFは、他のNFとの接続性を備えてもよく、他のNFを介して各装置に接続してもよい。
[3. 各実施形態で使用する用語・識別情報の説明]
次に、各実施形態のうちの少なくとも1つで使用される、専門性の高い用語や、手続きで使用される識別情報について、予め説明する。
まず、デュアルコネクティビティーは、マスター基地局とセカンダリー基地局で構成され、マスター基地局かセカンダリー基地局かどちらか一方のユーザープレーンを用いたユーザデータ流通の接続性を示しても良いし、二つの基地局が設定構成されたUEの運用モードであっても良い。マスター基地局とセカンダリー基地局は、Xnインターフェース又はX2インターフェースで接続されている。また、マスター基地局は、制御プレーンとユーザープレーンがコアネットワークとインターフェース接続されていてもよい。また、セカンダリー基地局は、ユーザープレーンのみがコアネットワークとインターフェース接続されており、制御プレーンは、マスター基地局を介してコアネットワークと接続されていてもよい。
言い換えると、デュアルコネクティビティーは、NR機能をUEに提供する基地局、及びE-UTRA機能をUEに提供する基地局の二つの種類の基地局で構成される。
また、スタンドアローン接続構成 (スタンドアローンとも称する) は、NR機能をUEに提供する基地局、又はE-UTRA機能をUEに提供する基地局のいずれか一つで構成されている。
また、S1モードは、S1インターフェースを用いたメッセージの送受信が可能なUEモードである。尚、S1インターフェースは、S1-MMEインターフェース及びS1-Uインターフェース及び無線基地局間を接続するX2インターフェースで構成されて良い。
S1モードのUEは、例えば、E-UTRA機能を提供するeNB経由のEPCへのアクセスや、NR機能を提供するen-gNB経由のEPCへのアクセスが可能である。
尚、E-UTRA機能を提供するeNB経由のEPCへのアクセスとNR機能を提供するen-gNB経由のEPCへのアクセスをS1モードとしているが、それぞれ個別の異なるモードとして構成されていても良い。
また、N1モードは、UEが、5Gアクセスネットワークを介した5GCへのアクセスができるUEモードである。また、N1モードは、N1インターフェースを用いたメッセージの送受信が可能なUEモードであってもよい。尚、N1インターフェースは、N1インターフェース及び無線基地局間を接続するXnインターフェースで構成されて良い。
N1モードのUEは、例えば、E-UTRA機能を提供するng-eNB経由の5GCへのアクセスや、NR機能を提供するgNB経由の5GCへのアクセスが可能である。
尚、E-UTRA機能を提供するng-eNB経由の5GCへのアクセスとNR機能を提供するgNB経由の5GCへのアクセスをN1モードとしているが、それぞれ個別の異なるモードとして構成されていても良い。
また、均等PLMN (equivalent PLMN (Public Land Mobile Network)) は、ネットワーク及び/又はUEでHPLMN (Home PLMN) と同じPLMNであるように扱われるPLMNのことである。
また、第1の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求 (トラッキングエリア更新要求メッセージとも称する) が拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第1の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Aへの再接続を試みても良い。尚、第1の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、UEが、アクセスネットワーク_Bを経由してコアネットワーク_Aに対してトラッキングエリア更新要求を送信し、コアネットワーク_Aがそのトラッキングエリア更新要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Aからトラッキングエリア更新拒絶 (トラッキングエリア更新拒絶メッセージとも称する) を受信した場合)であって、そのトラッキングエリア更新拒絶に含まれる拒絶理由値が第1の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Aのセルを検索及び/又は選択してもよい。
また、UEが、アクセスネットワーク_Bを経由してコアネットワーク_Aに対してトラッキングエリア更新要求を送信し、コアネットワーク_Aがそのトラッキングエリア更新要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Aからトラッキングエリア更新拒絶を受信した場合)であって、そのトラッキングエリア更新拒絶に含まれる拒絶理由値が第2の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_A及びアクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第2の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求が拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第2の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Aへの再接続を試みても良い。尚、第2の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、UEが、アクセスネットワーク_Aを経由してコアネットワーク_Aに対してトラッキングエリア更新要求を送信し、コアネットワーク_Aがそのトラッキングエリア更新要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Aからトラッキングエリア更新拒絶を受信した場合)であって、そのトラッキングエリア更新拒絶に含まれる拒絶理由値が第3の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_Aへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Bのセルを検索及び/又は選択してもよい。
また、UEが、アクセスネットワーク_Aを経由してコアネットワーク_Aに対してトラッキングエリア更新要求を送信し、コアネットワーク_Aがそのトラッキングエリア更新要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Aからトラッキングエリア更新拒絶を受信した場合)であって、そのトラッキングエリア更新拒絶に含まれる拒絶理由値が第2の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_A及びアクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第3の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Bに対する登録要求 (登録要求メッセージとも称する) が拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第3の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Bへの再接続を試みても良い。尚、第3の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、UEが、アクセスネットワーク_Dを経由してコアネットワーク_Bに対して登録要求を送信し、コアネットワーク_Bがその登録要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Bから登録拒絶 (登録拒絶メッセージとも称する) を受信した場合)であって、その登録拒絶に含まれる拒絶理由値が第4の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Cのセルを検索及び/又は選択してもよい。
さらに、UEが、アクセスネットワーク_Dを経由してコアネットワーク_Bに対して登録要求を送信し、コアネットワーク_Bがその登録要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Bから登録拒絶を受信した場合)であって、その登録拒絶に含まれる拒絶理由値が第5の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_C及びアクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第4の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Bに対する登録要求が拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第4の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Bへの再接続を試みても良い。尚、第4の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、UEが、アクセスネットワーク_Cを経由してコアネットワーク_Bに対して登録要求を送信し、コアネットワーク_Bがその登録要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Bから登録拒絶を受信した場合)であって、その登録拒絶に含まれる拒絶理由値が第6の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_Cへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Dのセルを検索及び/又は選択してもよい。
さらに、UEが、アクセスネットワーク_Cを経由してコアネットワーク_Bに対して登録要求を送信し、コアネットワーク_Bがその登録要求を拒絶した場合(つまり、コアネットワーク_Bから登録拒絶を受信した場合)であって、その登録拒絶に含まれる拒絶理由値が第5の拒絶理由値を示すときは、UEは、アクセスネットワーク_C及びアクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第5の挙動とは、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求が拒絶され、拒絶理由値を受信した場合で、UEモードが、S1モードからN1モードに切り替わった際、同一PLMN内及び均等PLMN内(equivalent PLMN)内であれば、S1モードで取得した拒絶理由値に基づいて、N1モードでのアクセスネットワーク選択を行う挙動である。
言い換えると、S1モードで動作するUEが、コアネットワーク_Aに対してトラッキングエリア更新要求を送信し、コアネットワーク_Aからいずれかの拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶を受信した後、UEのモードがS1モードからN1モードに変更された場合であっても、UEは、同一PLMN内及び均等PLMN内であれば、その拒絶理由値に従って、アクセスネットワークの検索及び/又は選択を行ってもよい。
また、第6の挙動とは、コアネットワーク_Bに対する登録要求が拒絶され、拒絶理由値を受信した場合で、UEモードが、N1モードからS1モードに切り替わった際、同一PLMN内及び均等PLMN内であれば、N1モードで取得した拒絶理由値に基づいて、S1モードでのアクセスネットワーク選択を行う挙動である。
言い換えると、N1モードで動作するUEが、コアネットワーク_Bに対して登録要求を送信し、コアネットワーク_Bからいずれかの拒絶理由値を含む登録拒絶を受信した後、UEのモードがN1モードからS1モードに変更された場合であっても、UEは、同一PLMN内及び均等PLMN内であれば、その拒絶理由値に従って、アクセスネットワークの検索及び/又は選択を行ってもよい。
また、第7の挙動とは、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求が拒絶され、第1の識別情報に含まれる拒絶理由値がデュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、アクセスネットワーク選択を行う処理である。
具体的には、UEは、デュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、デュアルコネクティビティーの適用可否を判断し、適用可能の場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、デュアルコネクティビティーでのアクセスネットワーク選択を行う。
UEは、デュアルコネクティビティーの適用が不可の場合、又はデュアルコネクティビティー適用に関する情報が含まれていない場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、スタンドアローン接続構成でのアクセスネットワーク選択を行っても良い。例えば、コアネットワーク_Aが提供するスタンドアローン接続構成で無線アクセスシステムの接続許可が接続不可の場合、2G/3G無線アクセスシステム、又はコアネットワーク_Bが提供する無線アクセスシステムのセル選択を行っても良い。尚、この場合、UEは、UEに事前に設定されたユーザープリファレンス、及び/又はオペレータポリシーに基づき、2G/3G無線アクセスシステム、又はコアネットワーク_Bが提供する無線アクセスシステムのいずれか一つが提供するセルを選択しても良い。
また、第8の挙動とは、コアネットワーク_Bに対する登録要求が拒絶され、第1の識別情報に含まれる拒絶理由値がデュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、アクセスネットワーク選択を行う処理である。
具体的には、UEは、デュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、デュアルコネクティビティーの適用可否を判断し、適用可能の場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、デュアルコネクティビティーでのアクセスネットワーク選択を行う。
UEは、デュアルコネクティビティーの適用が不可の場合、又はデュアルコネクティビティー適用に関する情報が含まれていない場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、スタンドアローン接続構成でのアクセスネットワーク選択を行っても良い。例えば、コアネットワーク_Bが提供するスタンドアローン接続構成で無線アクセスシステムの接続許可が接続不可の場合、コアネットワーク_Bが提供する無線アクセスシステムのセル選択を行っても良い。
また、第1の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可するが、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可しない事を示してよい。
また、第2の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録を許可しないし、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録も許可しない事を示してよい。
また、第3の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録を許可しないが、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可する事を示してよい。
また、第4の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可するが、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可しない事を示してよい。
また、第5の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録を許可しないし、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録も許可しない事を示してよい。
また、第6の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録を許可しないが、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可する事を示してよい。
また、第7の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可するか否かを示す情報である。第7の拒絶理由値は、0又は1の値を取る。
ここで、第7の拒絶理由値が0のとき、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示す。
また、第7の拒絶理由値が1のとき、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示す。
尚、第7の拒絶理由値が1であるときの意味と、0であるときの意味は、逆であってもよい。
また、第8の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可するか否かを示す情報である。第8の拒絶理由値は、0又は1の値を取る。
ここで、第8の拒絶理由値が0のとき、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示す。
また、第8の拒絶理由値が1のとき、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示す。
尚、第8の拒絶理由値が1であるときの意味と、0であるときの意味は、逆であってもよい。
また、第9の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可するか否かを示す情報である。第9の拒絶理由値は、0又は1の値を取る。
ここで、第9の拒絶理由値が0のとき、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示す。
また、第9の拒絶理由値が1のとき、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示す。
尚、第9の拒絶理由値が1であるときの意味と、0であるときの意味は、逆であってもよい。
また、第10の拒絶理由値は、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可するか否かを示す情報である。第10の拒絶理由値は、0又は1の値を取る。
ここで、第10の拒絶理由値が0のとき、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示す。
また、第10の拒絶理由値が1のとき、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示す。
尚、第10の拒絶理由値が1であるときの意味と、0であるときの意味は、逆であってもよい。
また、第11の拒絶理由値は、デュアルコネクティビティーを許可するか否かを示す情報である。第11の拒絶理由値は、0又は1の値を取る。
ここで、第11の拒絶理由値が0のとき、デュアルコネクティビティーを許可することを示す。
また、第11の拒絶理由値が1のとき、デュアルコネクティビティーを許可しないことを示す。
尚、第11の拒絶理由値が1であるときの意味と、0であるときの意味は、逆であってもよい。
尚、第1から第11の拒絶理由値は、もちろん情報である。
また、第1の識別情報は、UE_A10の要求がコアネットワーク_Aに許可されないことを示す情報である。さらに、第1の識別情報は、UE_A10の要求が拒絶された理由を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
具体的には、第1の識別情報は、E-UTRA経由でのUE_A10のコアネットワーク_Aへの要求を許可するかしないか、及び/又はNR経由でのUE_A10のコアネットワーク_Aへの要求を許可するかしないかを示す情報でも良いし、UE_A10が在圏するアクセスネットワーク経由でのコアネットワーク_A、及び/又はPDNへの接続が失敗したことを示す情報でもよい。
又、第1の識別情報は、無線アクセスシステムとコアネットワークの組み合わせにおける接続許可パターンを示す情報でも良い。例えば、NR経由での接続について、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_Bの組み合わせでの接続を許可するかしないかを示す情報であっても良い。又、E-UTRA経由での接続について、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_Bの組み合わせでの接続を許可するかしないかを示す情報であっても良い。
又、第1の識別情報は、無線アクセスシステムの接続許可を示す情報であって良く、デュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報であって良い。
又、第1の識別情報は、マスター基地局がデュアルコネクティビティーの確立要求をするかどうかの判断をアシストする情報であっても良いし、マスター基地局がセカンダリー基地局とデュアルコネクティビティーの為の接続確立の必要性及び/又は許可を示す情報でも良い。
また、本実施形態における第11の識別情報は、UE_A10の要求がコアネットワーク_Bに許可されないことを示す情報である。さらに、第11の識別情報は、UE_A10の要求が拒絶された理由を示す理由情報(Reject Cause)でもよい。
具体的には、第11の識別情報は、E-UTRA経由でのUE_A10のコアネットワーク_Bへの要求を許可するかしないか、及び/又はNR経由でのUE_A10のコアネットワーク_Bへの要求を許可するかしないかを示す情報でも良いし、UE_A10が在圏するアクセスネットワーク経由でのコアネットワーク_B、及び/又はDNへの接続が失敗したことを示す情報でもよい。
又、第11の識別情報は、無線アクセスシステムとコアネットワークの組み合わせにおける接続許可パターンを示す情報でも良い。例えば、NR経由での接続について、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_Bの組み合わせでの接続を許可するかしないかを示す情報であっても良い。又、E-UTRA経由での接続について、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_Bの組み合わせでの接続を許可するかしないかを示す情報であっても良い。
又、第11の識別情報は、無線アクセスシステムとコアネットワークの組み合わせにおける接続許可パターンを示す情報でも良い。例えば、NR経由での接続について、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_Bの組み合わせでの接続を許可するかしないかを示す情報であっても良い。又、E-UTRA経由での接続について、コアネットワーク_A、及び/又はコアネットワーク_Bの組み合わせでの接続を許可するかしないかを示す情報であっても良い。
又、第11の識別情報は、無線アクセスシステムの接続許可を示す情報であって良く、デュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報であって良い。
又、第11の識別情報は、マスター基地局がデュアルコネクティビティーの確立要求をするかどうかの判断をアシストする情報であっても良いし、マスター基地局がセカンダリー基地局とデュアルコネクティビティーの為の接続確立の必要性及び/又は許可を示す情報でも良い。
[4. 第1の実施形態]
次に、第1の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における通信システムは、図1及び図2に記載の移動通信システム1である。
まず、UEは、S1モードで動作しており、アクセスネットワーク_Aに配置される基地局 (MeNB (eNB)) を介して、コアネットワーク_Aに接続又は在圏している状態である。すなわち、UEは、MMEに位置登録されている状態である。
次に、UEは、移動するか否かに関わらず、アクセスネットワーク_Bに配置される基地局 (SeNB (en-gNB)) によって構成されるセルを選択した場合、アクセスネットワーク_Bを介して、コアネットワーク_Aに接続するために、トラッキングエリア更新手続きを実行する場合について説明する。
[4.1. トラッキングエリア更新手続き]
次に、トラッキングエリア更新手続きの概要について説明する。以下、本手続きは、トラッキングエリア更新手続きを指す。本手続きは、ネットワーク (アクセスネットワーク及び/又はコアネットワーク_A) におけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又はUEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又はネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きである。UEは、PDNコネクションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行してもよいし、本手続きを定期的に実行してもよい。
トラッキングエリア更新手続きについて、図8を用いて説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まずUEは、SeNB (en-gNB) 及び MeNB (eNB) を介してMMEにトラッキングエリア更新要求 (Tracking Area Update Request) メッセージを送信することにより(S1000)(S1001)(S1002)、トラッキングエリア更新手続きを開始する。具体的には、UEは、SeNB (en-gNB) に対してトラッキングエリア更新要求メッセージを送信する (S1000) と、これを受信したSeNB (en-gNB) は、MeNB (eNB) に対してトラッキングエリア更新要求メッセージを転送する (S1001)。これを受信したMeNB (eNB) は、トラッキングエリア更新要求メッセージをMMEに転送する (S1002)。
MMEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを受信すると、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別において、MMEは第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件判別は、トラッキングエリア更新要求メッセージの受信、及び/又はトラッキングエリア更新要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUEが他網在圏時は、ローミング合意に基づく位置登録認証結果に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件は偽でよい。また、UEがトラッキングエリア更新を要求し、ネットワークが要求を許可する場合、第1の条件は、真でよい。また、UEがトラッキングエリア更新を要求し、ネットワークが要求を許可しない場合、第1の条件は偽でよい。さらに、UEの接続先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEが要求するトラッキングエリア更新をサポートしていない場合、第1の条件は偽でもよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
まず、第1の条件が真であると判定した場合、MMEは、MeNB (eNB) 及びSeNB (en-gNB) を介して、UEにトラッキングエリア更新受諾 (Tracking Area Update Accept) メッセージを送信する (S1006)(S1007)(S1008)。具体的には、MMEは、MeNB (eNB) に対してトラッキングエリア更新受諾メッセージを送信する (S1006) と、これを受信したMeNB (eNB) は、SeNB (en-gNB) に対してトラッキングエリア更新受諾メッセージを転送する (S1007)。これを受信した SeNB (en-gNB) は、トラッキングエリア更新要求メッセージをUEに転送する (S1008)。
尚、トラッキングエリア更新受諾メッセージには、適切な受諾理由が含まれてもよい。また、トラッキングエリア更新受諾メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を受諾するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、トラッキングエリア更新受諾メッセージを送信する事で、UEの要求が受諾された事を示してもよい。
UEがトラッキングエリア更新受諾メッセージを受信した場合、UEは SeNB (en-gNB) 及びMeNB (eNB) を介して、MMEにトラッキングエリア更新完了 (Tracking Area Update Complete) メッセージを送信することができる (S1010)(S1011)(S1012)。具体的には、UEは、SeNB (en-gNB) に対してトラッキングエリア更新完了メッセージを送信する (S1010) と、これを受信したSeNB (en-gNB) は、MeNB (eNB) に対してトラッキングエリア更新完了メッセージを転送する (S1011)。これを受信したMeNB (eNB) は、トラッキングエリア更新完了メッセージをMMEに転送する (S1012)。
各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージを送受信する場合は、トラッキングエリア更新完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。また、各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージを送受信しない場合は、トラッキングエリア更新受諾メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件が偽であると判定した場合、MMEは、MeNB (eNB) 及びSeNB (en-gNB) を介してUEにトラッキングエリア更新拒絶 (Tracking Area Update Reject) メッセージを送信する (S1020)(S1022)(S1023)。具体的には、MMEは、MeNB (eNB) に対してトラッキングエリア更新拒絶 (Tracking Area Update Reject) メッセージを送信する (S1020)。このトラッキングエリア更新拒絶メッセージには、第1の識別情報、及び/又は第1の拒絶理由値、及び/又は第2の拒絶理由値、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第8の拒絶理由値が含まれてよい。尚、第7の拒絶理由値及び第8の拒絶理由値は、それぞれ0と1の値を取り得る。第7の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第7の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第8の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第8の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。
尚、第1の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「01」として送信することができる。また、第2の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「11」として送信することができる。
また、第7の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目 (E-UTRAN allowed) に含めて送信することができる。また、第8の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の2ビット目 (NR allowed) に含めて送信することができる。
トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信したMeNB (eNB) は、第1の処理を実行してもよい (S1021)。
ここで、第1の処理とは、マスター基地局 (MeNB) がデュアルコネクティビティーの確立要求をするかどうかを判断することであっても良いし、マスター基地局がセカンダリー基地局 (SeNB) とデュアルコネクティビティーの為の接続確立の必要性及び/又は許可を判断することであってもよい。
次に、MeNB (eNB) は、SeNB (en-gNB) にトラッキングエリア更新拒絶メッセージを転送する (S1022) と、これを受信したSeNB (en-gNB) は、UEにトラッキングエリア更新拒絶メッセージを転送する (S1023)。
UEは、トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信すると、その中に含まれる第1の識別情報、及び/又は第1の拒絶理由値、及び/又は第2の拒絶理由値、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第8の拒絶理由値を抽出して記憶するとともに、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる識別情報や拒絶理由値に基づいて、第1の挙動及び/又は第5の挙動を実行してもよい。
ここで、第1の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求が拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第1の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Aへの再接続を試みても良い。尚、第1の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、第1の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信した場合、または、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる第7の拒絶理由値が0であり、かつ第8の拒絶理由値が1である場合は、UEは、アクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Aのセルを検索及び/又は選択してもよい。
また、第2の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信した場合、または、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる第7の拒絶理由値が1であり、かつ第8の拒絶理由値が1である場合は、UEは、アクセスネットワーク_A及びアクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第8の拒絶理由値が1である場合は、アクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止するとともに、第7の拒絶理由値の値に基づいて、UEは、アクセスネットワーク_Aのセルを検索及び/又は選択するか、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択するかを決定してもよい。例えば、第7の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Aのセルを検索及び/又は選択してよいし、第7の拒絶理由値が1のときは、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してよい。
また、第5の挙動とは、第1の拒絶理由値及び/又は第2の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信した後に、UEのモードが、S1モードからN1モードに切り替わった場合であっても、同一PLMN内及び均等PLMN内 (equivalent PLMN) 内であれば、S1モードで取得した拒絶理由値(すなわち、第1の拒絶理由値及び/又は第2の拒絶理由値)に基づいて、N1モードでのアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択を行う挙動である。
また、UEはトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信することで、トラッキングエリア更新要求メッセージによるUEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、トラッキングエリア更新拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、トラッキングエリア更新拒絶メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を拒絶するメッセージであればよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。
[5. 第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における通信システムは、図1及び図2に記載の移動通信システム1である。
まず、UEは、S1モードで動作しており、アクセスネットワーク_Bに配置される基地局 (SeNB (en-gNB)) を介して、コアネットワーク_Aに接続又は在圏している状態である。すなわち、UEは、MMEに位置登録されている状態である。
次に、UEは、移動するか否かに関わらず、アクセスネットワーク_Aに配置される基地局 (MeNB (eNB)) によって構成されるセルを選択した場合、アクセスネットワーク_Aを介して、コアネットワーク_Aに接続するために、トラッキングエリア更新手続きを実行する場合について説明する。
[5.1. トラッキングエリア更新手続き]
次に、トラッキングエリア更新手続きの概要について説明する。以下、本手続きは、トラッキングエリア更新手続きを指す。本手続きは、ネットワーク (アクセスネットワーク及び/又はコアネットワーク_A) におけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又はUEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又はネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きである。UEは、PDNコネクションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行してもよいし、本手続きを定期的に実行してもよい。
トラッキングエリア更新手続きについて、図9を用いて説明する。以下、本手続きの各ステップについて説明する。まずUEは、MeNB (eNB) を介してMMEにトラッキングエリア更新要求 (Tracking Area Update Request) メッセージを送信することにより (S1100)、トラッキングエリア更新手続きを開始する。
MMEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを受信すると、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別において、MMEは第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件の真偽は、第1の実施形態で記載した内容に基づいて、判別されてよい。また、第1の条件は、第1の実施形態における第1の条件と同一であってもよいし、異なってもよい。
まず、第1の条件が真であると判定した場合、MMEは、MeNB (eNB) を介して、UEにトラッキングエリア更新受諾 (Tracking Area Update Accept) メッセージを送信する (S1106)。
尚、トラッキングエリア更新受諾メッセージには、適切な受諾理由が含まれてもよい。また、トラッキングエリア更新受諾メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を受諾するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、トラッキングエリア更新受諾メッセージを送信する事で、UEの要求が受諾された事を示してもよい。
UEがトラッキングエリア更新受諾メッセージを受信した場合、UEはMeNB (eNB) を介して、MMEにトラッキングエリア更新完了 (Tracking Area Update Complete) メッセージを送信することができる (S1110)。
各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージを送受信する場合は、トラッキングエリア更新完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。また、各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージを送受信しない場合は、トラッキングエリア更新受諾メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件が偽であると判定した場合、MMEは、MeNB (eNB) を介してUEにトラッキングエリア更新拒絶 (Tracking Area Update Reject) メッセージを送信する (S1120)。このトラッキングエリア更新拒絶メッセージには、第1の識別情報、及び/又は第3の拒絶理由値、及び/又は第2の拒絶理由値、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第8の拒絶理由値が含まれてよい。尚、第7の拒絶理由値及び第8の拒絶理由値は、それぞれ0と1の値を取り得る。第7の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第7の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第8の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第8の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。
尚、第3の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「10」として送信することができる。また、第2の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「11」として送信することができる。
また、第7の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目 (E-UTRAN allowed) に含めて送信することができる。また、第8の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の2ビット目 (NR allowed) に含めて送信することができる。
トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信したMeNB (eNB) は、第2の処理を実行してもよい (S1121)。
ここで、第2の処理とは、マスター基地局 (MeNB) がデュアルコネクティビティーの確立要求をするかどうかを判断することであっても良いし、マスター基地局がセカンダリー基地局 (SeNB) とデュアルコネクティビティーの為の接続確立の必要性及び/又は許可を判断することであってもよい。
次に、MeNB (eNB) は、UEにトラッキングエリア更新拒絶メッセージを転送する (S1122)。
UEは、トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信すると、その中に含まれる第1の識別情報、及び/又は第3の拒絶理由値、及び/又は第2の拒絶理由値、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第8の拒絶理由値を抽出して記憶するとともに、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる識別情報や拒絶理由値に基づいて、第2の挙動及び/又は第5の挙動を実行してもよい。
ここで、第2の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求が拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第2の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Aへの再接続を試みても良い。尚、第2の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、第3の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信した場合、または、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる第7の拒絶理由値が1であり、かつ第8の拒絶理由値が0である場合は、UEは、アクセスネットワーク_Aへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Bのセルを検索及び/又は選択してもよい。
また、第2の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信した場合、または、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる第7の拒絶理由値が1であり、かつ第8の拒絶理由値が1である場合は、UEは、アクセスネットワーク_A及びアクセスネットワーク_Bへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第7の拒絶理由値が1である場合は、アクセスネットワーク_Aへの接続機能を停止するとともに、第8の拒絶理由値の値に基づいて、UEは、アクセスネットワーク_Bのセルを検索及び/又は選択するか、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択するかを決定してもよい。例えば、第8の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Bのセルを検索及び/又は選択してよいし、第8の拒絶理由値が1のときは、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してよい。
また、第5の挙動とは、第3の拒絶理由値及び/又は第2の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含むトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信した後に、UEのモードが、S1モードからN1モードに切り替わった場合であっても、同一PLMN内及び均等PLMN内(equivalent PLMN) 内であれば、S1モードで取得した拒絶理由値(すなわち、第3の拒絶理由値及び/又は第2の拒絶理由値)に基づいて、N1モードでのアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択を行う挙動である。
また、UEはトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信することで、トラッキングエリア更新要求メッセージによるUEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、トラッキングエリア更新拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、トラッキングエリア更新拒絶メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を拒絶するメッセージであればよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。
[6. 第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における通信システムは、図3及び図4に記載の移動通信システム2である。
まず、UEは、N1モードで動作しており、アクセスネットワーク_Cに配置される基地局 (SN (ng-eNB)) を介して、コアネットワーク_Bに接続又は在圏している状態である。すなわち、UEは、AMFに位置登録されている状態である。
次に、UEは、移動するか否かに関わらず、アクセスネットワーク_Dに配置される基地局 (MN (gNB)) によって構成されるセルを選択した場合、アクセスネットワーク_Dを介して、コアネットワーク_Bに接続するために、登録手続き (Registration procedure) を実行する場合について説明する。
[6.1. 登録手続き]
まず、登録手続きについて、図11を用いて説明する。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_D、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録されていない状態のときは、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態 (RM-DEREGISTERED state) のときは任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置 (特にUEとAMF) は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態 (RM-REGISTERED state) に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又はUEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又はネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
また、UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
まず、UEは、MN (gNB) を介して、AMFに登録要求 (Registration Request) メッセージを送信することにより (S1300)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、MN (gNB) に送信する (S1300)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEとMN (gNB) との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
次に、MN (gNB) は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S1302)。尚、MN (gNB) は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。MN (gNB)は、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S1304)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件が真の場合、図11の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件が偽の場合、図11の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件判別は、登録要求メッセージの受信、及び/又は登録要求メッセージに含まれる識別情報、及び/又は加入者情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はUEが他網在圏時は、ローミング合意に基づく位置登録認証結果に基づいて、実行されてもよい。例えば、UEの要求をネットワークが許可する場合、第1の条件は真であり、UEの要求をネットワークが許可しない場合、第1の条件は偽でよい。また、UEの登録先のネットワーク、及び/又はネットワーク内の装置が、UEの要求する機能をサポートしている場合、第1の条件は真であり、UEの要求する機能をサポートしていない場合、第1の条件は偽でよい。さらに、送受信される識別情報が許可される場合、第1の条件は真であり、送受信される識別情報が許可されない場合、第1の条件は偽でよい。尚、第1の条件判別の真偽が決まる条件は前述した条件に限らなくてもよい。
まず、第1の条件が真であると判定した場合、AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、MN (gNB) を介して、UEに登録受諾 (Registration Accept) メッセージを送信する(S1308)。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとMN (gNB) 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
また、AMFは、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
UEは、MN (gNB) を介して、登録受諾メッセージを受信する(S1308)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたことを認識することができる。
また、UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了 (Registration Complete) メッセージを、MN (gNB) を介して、AMFに送信することができる(S1310)。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとMN (gNB) 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、MN (gNB) を介して、登録完了メッセージを受信する(S1310)。
各装置は、登録完了メッセージを送受信する場合は、登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。また、各装置は、登録完了メッセージを送受信しない場合は、登録受諾メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件が偽であると判定した場合、AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、MN (gNB) を介して、UEに登録拒絶 (Registration Reject) メッセージを送信する(S1320)(S1322)。具体的には、AMFは、MN (gNB) に登録拒絶(Registration Reject) メッセージを送信する(S1320)。この登録拒絶メッセージには、第11の識別情報、及び/又は第4の拒絶理由値、及び/又は第5の拒絶理由値、及び/又は第9の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値が含まれてよい。尚、第9の拒絶理由値及び第10の拒絶理由値は、それぞれ0と1の値を取り得る。第9の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第9の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第10の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第10の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。
尚、第4の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「01」として送信することができる。また、第5の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「11」として送信することができる。
また、第9の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目 (E-UTRAN allowed) に含めて送信することができる。また、第10の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の2ビット目 (NR allowed) に含めて送信することができる。
ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとMN (gNB) 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
登録拒絶メッセージを受信したMN (gNB) は、第4の処理を実行してもよい (S1321)。
ここで、第4の処理とは、マスター基地局 (MN) がデュアルコネクティビティーの確立要求をするかどうかの判断をアシストするかどうかを判断することであっても良いし、マスター基地局がセカンダリー基地局 (SN) とデュアルコネクティビティーの為の接続確立の必要性及び/又は許可を判断することであっても良い。
次に、MN (gNB) は、UEに登録拒絶メッセージを転送する (S1322)。
UEは、登録拒絶メッセージを受信すると、その中に含まれる第11の識別情報、及び/又は第4の拒絶理由値、及び/又は第5の拒絶理由値、及び/又は第9の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値を抽出して記憶するとともに、登録拒絶メッセージに含まれる識別情報や拒絶理由値に基づいて、第3の挙動及び/又は第6の挙動を実行してもよい。
ここで、第3の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Bに対する登録要求メッセージが拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第3の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Bへの再接続を試みても良い。尚、第3の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、第4の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含む登録拒絶メッセージを受信した場合、または、登録拒絶メッセージに含まれる第9の拒絶理由値が0であり、かつ第10の拒絶理由値が1である場合は、UEは、アクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Cのセルを検索及び/又は選択してもよい。
さらに、第5の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含む登録拒絶メッセージを受信した場合、または、登録拒絶メッセージに含まれる第9の拒絶理由値が1であり、かつ第10の拒絶理由値が1である場合は、UEは、アクセスネットワーク_C及びアクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第10の拒絶理由値が1である場合は、アクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止するとともに、第9の拒絶理由値の値に基づいて、UEは、アクセスネットワーク_Cのセルを検索及び/又は選択するか、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択するかを決定してもよい。例えば、第9の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Cのセルを検索及び/又は選択してよいし、第9の拒絶理由値が1のときは、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してよい。
また、第6の挙動とは、第4の拒絶理由値及び/又は第5の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含む登録拒絶メッセージを受信した後に、UEのモードが、N1モードからS1モードに切り替わった場合であっても、同一PLMN内及び均等PLMN内であれば、N1モードで取得した拒絶理由値 (すなわち、第4の拒絶理由値及び/又は第5の拒絶理由値) に基づいて、S1モードでのアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択を行う挙動である。
また、UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを認識することができる。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、図11の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、図11の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態 (RM_REGISTERED state) に遷移してもよいし、図11の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。
[7. 第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における通信システムは、図3及び図4に記載の移動通信システム2である。
まず、UEは、N1モードで動作しており、アクセスネットワーク_Dに配置される基地局 (MN (gNB)) を介して、コアネットワーク_Bに接続又は在圏している状態である。すなわち、UEは、AMFに位置登録されている状態である。
次に、UEは、移動するか否かに関わらず、アクセスネットワーク_Cに配置される基地局 (SN (ng-eNB)) によって構成されるセルを選択した場合、アクセスネットワーク_Cを介して、コアネットワーク_Bに接続するために、登録手続き (Registration procedure) を実行する場合について説明する。
[7.1. 登録手続き]
まず、登録手続きについて、図10を用いて説明する。登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_C、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録されていない状態のときは、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態 (RM-DEREGISTERED state) のときは任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置 (特にUEとAMF) は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態 (RM-REGISTERED state) に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又はUEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又はネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
また、UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
まず、UEは、SN (ng-eNB) 及びMN (gNB) を介して、AMFに登録要求 (Registration Request) メッセージを送信することにより (S1200)(S1201)(S1204)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、SN (ng-eNB) に送信する (S1200) と、これを受信したSN (ng-eNB) は、MN (gNB) に対して登録要求メッセージを転送する (S1201)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEとSN (ng-eNB) との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
次に、MN (gNB) は、登録要求メッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S1202)。尚、MN (gNB) は、登録要求メッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。MN (gNB) は、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S1204)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件が真の場合、図10の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件が偽の場合、図10の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件の真偽は、第3の実施形態で記載した内容に基づいて、判別されてよい。また、第1の条件は、第3の実施形態における第1の条件と同一であってもよいし、異なってもよい。
まず、第1の条件が真であると判定した場合、AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、MN (gNB) 及び SN (ng-eNB) を介して、UEに登録受諾 (Registration Accept) メッセージを送信する(S1208)。具体的には、AMFは、MN (gNB) に対して登録受諾を送信すると、これを受信したMN (gNB) は、SN (ng-eNB) に対して、登録受諾メッセージを転送する。これを受信したSN (ng-eNB) は、UEに登録受諾メッセージを転送する (S1208)。
尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとSN (ng-eNB) 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
ここで、AMFは、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
UEは、登録受諾メッセージを受信する (S1208)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたことを認識することができる。
また、UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了 (Registration Complete) メッセージを、SN (ng-eNB) 及び MN (gNB) を介して、AMFに送信することができる (S1210)。具体的には、UEは、SN (ng-eNB) に対して登録完了メッセージを送信すると、これを受信したSN (ng-eNB) は、MN (gNB) に対して登録完了メッセージを転送する。これを受信したMN (gNB) は、登録完了メッセージをMMEに転送する (S1210)。
ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとSN (ng-eNB) 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、MN (gNB) を介して、登録完了メッセージを受信する(S1210)。
各装置は、登録完了メッセージを送受信する場合は、登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。また、各装置は、登録完了メッセージを送受信しない場合は、登録受諾メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件が偽であると判定した場合、AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、MN (gNB) 及びSN (ng-eNB) を介して、UEに登録拒絶 (Registration Reject) メッセージを送信する(S1220)(S1222)。具体的には、AMFは、MN (gNB) に登録拒絶 (Registration Reject) メッセージを送信する(S1220)。この登録拒絶メッセージには、第11の識別情報、及び/又は第6の拒絶理由値、及び/又は第5の拒絶理由値、及び/又は第9の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値が含まれてよい。尚、第9の拒絶理由値及び第10の拒絶理由値は、それぞれ0と1の値を取り得る。第9の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第9の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第10の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第10の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。
尚、第6の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「10」として送信することができる。また、第5の拒絶理由値は、例えば、図14に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目と2ビット目 (E-UTRAN and NR allowed) に含めて、例えば「11」として送信することができる。
また、第9の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目 (E-UTRAN allowed) に含めて送信することができる。また、第10の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の2ビット目 (NR allowed) に含めて送信することができる。
ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとMN (gNB) 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
登録拒絶メッセージを受信したMN (gNB) は、第3の処理を実行してもよい (S1221)。
ここで、第3の処理とは、マスター基地局 (MN) がデュアルコネクティビティーの確立要求をするかどうかの判断をアシストするかどうかを判断することであっても良いし、マスター基地局がセカンダリー基地局 (SN) とデュアルコネクティビティーの為の接続確立の必要性及び/又は許可を判断することであっても良い。
次に、MN (gNB) は、UEに登録拒絶メッセージを転送する (S1222)。
UEは、登録拒絶メッセージを受信すると、その中に含まれる第11の識別情報、及び/又は第6の拒絶理由値、及び/又は第5の拒絶理由値、及び/又は第9の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値を抽出して記憶するとともに、登録拒絶メッセージに含まれる識別情報や拒絶理由値に基づいて、第4の挙動及び/又は第6の挙動を実行してもよい。
ここで、第4の挙動とは、UEが、コアネットワーク_Bに対する登録要求メッセージが拒絶された際に、在圏するアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークを検索及び/又は選択する挙動である。第4の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択した後、選択されたアクセスネットワークを介して、コアネットワーク_Bへの再接続を試みても良い。尚、第4の挙動を行うUEは、異なるアクセスネットワークを選択する際、在圏していたアクセスネットワークへの接続機能を停止しても良い(つまり、在圏していたアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択しないように設定してもよい)。
具体的には、第6の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含む登録拒絶メッセージを受信した場合、または、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる第9の拒絶理由値が1であり、かつ第10の拒絶理由値が0である場合は、UEは、アクセスネットワーク_Cへの接続機能を停止し、アクセスネットワーク_Dのセルを検索及び/又は選択してもよい。
さらに、第5の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含む登録拒絶メッセージを受信した場合、または、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる第9の拒絶理由値が1であり、かつ第10の拒絶理由値が1である場合は、UEは、アクセスネットワーク_C及びアクセスネットワーク_Dへの接続機能を停止し、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第9の拒絶理由値が1である場合は、アクセスネットワーク_Cへの接続機能を停止するとともに、第10の拒絶理由値の値に基づいて、UEは、アクセスネットワーク_Dのセルを検索及び/又は選択するか、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択するかを決定してもよい。例えば、第10の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Dのセルを検索及び/又は選択してよいし、第10の拒絶理由値が1のときは、2G/3Gセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してよい。
また、第6の挙動とは、第6の拒絶理由値及び/又は第5の拒絶理由値を示す拒絶理由値を含む登録拒絶メッセージを受信した後に、UEのモードが、N1モードからS1モードに切り替わった場合であっても、同一PLMN内及び均等PLMN内であれば、N1モードで取得した拒絶理由値 (すなわち、第6の拒絶理由値及び/又は第5の拒絶理由値) に基づいて、S1モードでのアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択を行う挙動である。
また、UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを認識することができる。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、図11の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、図11の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態 (RM_REGISTERED state) に遷移してもよいし、図11の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。
[8. 第5の実施形態]
次に、第5の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における通信システムは、図12に記載の移動通信システム3である。第1の実施形態から第4の実施形態までは、主にデュアルコネクティビティーのケースを記載してきたが、本実施形態は、スタンドアローン (スタンドアローン接続構成とも称する) のケースについて記載する。つまり、図12に記載の移動通信システム3におけるアクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_D、及びアクセスネットワーク_Eでは、デュアルコネクティビティーを利用した接続を行わない。
UEは、アクセスネットワーク_Aに配置される基地局 (eNB) を介して、コアネットワーク_Aに対して、トラッキングエリア更新手続きを実行する場合について説明する。
[8.1. トラッキングエリア更新手続き]
次に、トラッキングエリア更新手続きの概要について説明する。以下、本手続きは、トラッキングエリア更新手続きを指す。本手続きは、ネットワーク (アクセスネットワーク及び/又はコアネットワーク_A) におけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又はUEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又はネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きである。UEは、PDNコネクションが確立された状態であれば、任意のタイミングで本手続きを実行してもよいし、本手続きを定期的に実行してもよい。
トラッキングエリア更新手続きについて、図9を用いて説明する。本実施形態におけるトラッキングエリア更新手続きを説明するために、図9におけるMeNBはeNBと読み替えることに注意されたい。
まずUEは、eNBを介してMMEにトラッキングエリア更新要求 (Tracking Area Update Request) メッセージを送信することにより (S1100)、トラッキングエリア更新手続きを開始する。
MMEは、トラッキングエリア更新要求メッセージを受信すると、第1の条件判別を実行する。第1の条件判別において、MMEは第1の条件が真であるか偽であるかを判定する。MMEは、第1の条件が真の場合は本手続き中の(A)の手続きを開始し、第1の条件が偽の場合は本手続き中の(B)の手続きを開始する。尚、第1の条件が偽の場合のステップは後述する。
尚、第1の条件の真偽は、第1の実施形態で記載した内容に基づいて、判別されてよい。また、第1の条件は、第1の実施形態における第1の条件と同一であってもよいし、異なってもよい。
まず、第1の条件が真であると判定した場合、MMEは、eNB を介して、UEにトラッキングエリア更新受諾 (Tracking Area Update Accept) メッセージを送信する (S1106)。
尚、トラッキングエリア更新受諾メッセージには、適切な受諾理由が含まれてもよい。また、トラッキングエリア更新受諾メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を受諾するメッセージであればよい。
ここで、MMEは、トラッキングエリア更新受諾メッセージを送信する事で、UEの要求が受諾された事を示してもよい。
UEがトラッキングエリア更新受諾メッセージを受信した場合、UEはeNBを介して、MMEにトラッキングエリア更新完了 (Tracking Area Update Complete) メッセージを送信することができる (S1110)。
各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージを送受信する場合は、トラッキングエリア更新完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。また、各装置は、トラッキングエリア更新完了メッセージを送受信しない場合は、トラッキングエリア更新受諾メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件が偽であると判定した場合、MMEは、eNBを介してUEにトラッキングエリア更新拒絶 (Tracking Area Update Reject) メッセージを送信する (S1120)。このトラッキングエリア更新拒絶メッセージには、第1の識別情報、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第9の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値、及び/又は第11の拒絶理由値が含まれてよい。尚、第7の拒絶理由値は1を示しており、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第9の拒絶理由値、第10の拒絶理由値、及び第11の拒絶理由値は、それぞれ0と1の値を取り得る。第9の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第9の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Cへの接続又はアクセスネットワーク_Cを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第10の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第10の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第11の拒絶理由値が0のとき、デュアルコネクティビティーを許可することを示しており、第11の拒絶理由値が1のときは、デュアルコネクティビティーを許可しないことを示している。
尚、第7の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目 (E-UTRAN allowed) に含めて送信することができる。また、第10の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の2ビット目 (NR allowed) に含めて送信することができる。また、第11の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の3ビット目 (Dual connectivity allowed) に含めて送信することができる。尚、第9の拒絶理由値を送信する場合は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の4ビット目 (spare) に含めて送信するか、別の情報として送信してもよい。
トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信したeNBは、第2の処理を実行してもよい (S1121)。
ここで、第2の処理とは、第2の実施形態における処理と同一であってよい。
次に、eNBは、UEにトラッキングエリア更新拒絶メッセージを転送する (S1122)。
UEは、トラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信すると、その中に含まれる第1の識別情報、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第9の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値、及び/又は第11の拒絶理由値を抽出して記憶するとともに、トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる識別情報や拒絶理由値に基づいて、第7の挙動を実行してもよい。
ここで、第7の挙動とは、コアネットワーク_Aに対するトラッキングエリア更新要求が拒絶され、第1の識別情報に含まれる拒絶理由値がデュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、アクセスネットワーク選択を行う処理である。
具体的には、UEは、デュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、デュアルコネクティビティーの適用可否を判断し、適用可能の場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、デュアルコネクティビティーでのアクセスネットワーク選択を行う。
UEは、デュアルコネクティビティーの適用が不可の場合、又はデュアルコネクティビティー適用に関する情報が含まれていない場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、スタンドアローン接続構成でのアクセスネットワーク選択を行っても良い。例えば、コアネットワーク_Aが提供するスタンドアローン接続構成で無線アクセスシステムの接続許可が接続不可の場合、2G/3G無線アクセスシステム、又はコアネットワーク_Bが提供する無線アクセスシステムのセル選択を行っても良い。尚、この場合、UEは、UEに事前に設定されたユーザープリファレンス、及び/又はオペレータポリシーに基づき、2G/3G無線アクセスシステム、又はコアネットワーク_Bが提供する無線アクセスシステムのいずれか一つが提供するセルを選択しても良い。
より具体的には、第7の拒絶理由値が1であるトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信したため、UEは、在圏していたアクセスネットワーク_Aとは異なるアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択することを試みる。
ここで、第10の拒絶理由値が1であるとき、UEは、第11の拒絶理由値に関わらず、2G/3Gのセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第10の拒絶理由値が0であるとき、UEは、第11の拒絶理由値に応じて、検索及び/又は選択するセルを決定してよい。
例えば、第10の拒絶理由値が0であり、第11の拒絶理由値が1であるとき、UEは、アクセスネットワーク_Dのセル (デュアルコネクティビティー非対応のセル、スタンドアローン対応のセル) を検索及び/又は選択してもよい。
また、第10の拒絶理由値が0であり、第11の拒絶理由値が0であるとき、UEは、デュアルコネクティビティーが可能なアクセスネットワーク、すなわち、図3又は4に記載の移動通信システム2におけるアクセスネットワーク (アクセスネットワーク_C及び/又はアクセスネットワーク_D) のセルを検索及び/又は選択してもよい。このとき、UEは、さらに第9の拒絶理由値も用いて、検索及び/又は選択するセルを決定してもよい。例えば、第9の拒絶理由値が0のとき、UEは、アクセスネットワーク_C及び/又はアクセスネットワーク_Dのセルを検索及び/又は選択してもよい。また、第9の拒絶理由値が1のとき、UEは、アクセスネットワーク_Dのセルを検索及び/又は選択してもよい。
尚、第10の拒絶理由値が0であるときであっても、UEは、2G/3Gのセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、UEはトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信することで、トラッキングエリア更新要求メッセージによるUEの要求が拒絶された事を認識する。各装置は、トラッキングエリア更新拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
尚、トラッキングエリア更新拒絶メッセージは、トラッキングエリア更新要求メッセージに対する応答メッセージであればよく、これに限らず、トラッキングエリア更新の要求を拒絶するメッセージであればよい。
各装置は、本手続き中の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、本手続きを完了する。さらに、各装置は、本手続きの完了に基づいて、本手続きで送受信した識別情報に基づいた処理を実施してもよい。
[9. 第6の実施形態]
次に、第6の実施形態について、図を用いて説明する。本実施形態における通信システムは、図12に記載の通信システム3である。第1の実施形態から第4の実施形態までは、主にデュアルコネクティビティーのケースを記載してきたが、本実施形態も、第5の実施形態と同様、スタンドアローン (スタンドアローン接続構成とも称する) のケースについて記載する。つまり、図12に記載の移動通信システム3におけるアクセスネットワーク_A、アクセスネットワーク_D、及びアクセスネットワーク_Eでは、デュアルコネクティビティーを利用した接続を行わない。
UEは、アクセスネットワーク_Dに配置される基地局 (gNB) を介して、コアネットワーク_Bに対して、登録手続きを実行する場合について説明する。
[9.1. 登録手続き]
まず、登録手続きについて、図11を用いて説明する。本実施形態における登録手続きを説明するために、図11におけるMNはgNBと読み替えることに注意されたい。
登録手続きは、UEが主導してアクセスネットワーク_D、及び/又はコアネットワーク_B、及び/又はDNへ登録する為の手続きである。UEは、ネットワークに登録されていない状態のときは、例えば、電源投入時等の任意のタイミングで本手続きを実行することができる。言い換えると、UEは、非登録状態 (RM-DEREGISTERED state) のときは任意のタイミングで本手続きを開始できる。また、各装置 (特にUEとAMF) は、登録手続きの完了に基づいて、登録状態 (RM-REGISTERED state) に遷移することができる。
さらに、登録手続きは、ネットワークにおけるUEの位置登録情報を更新する、及び/又はUEからネットワークへ定期的にUEの状態を通知する、及び/又はネットワークにおけるUEに関する特定のパラメータを更新する為の手続きであってもよい。
また、UEは、TAを跨ぐモビリティをした際に、登録手続きを開始してもよい。言い換えると、UEは、保持しているTAリストで示されるTAとは異なるTAに移動した際に、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、実行しているタイマーが満了した際に本手続きを開始してもよい。さらに、UEは、PDUセッションの切断や無効化が原因で各装置のコンテキストの更新が必要な際に登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、UEのPDUセッション確立に関する、能力情報、及び/又はプリファレンスに変化が生じた場合、登録手続きを開始してもよい。さらに、UEは、定期的に登録手続きを開始してもよい。尚、UEは、これらに限らず、任意のタイミングで登録手続きを実行することができる。
まず、UEは、gNB を介して、AMFに登録要求 (Registration Request) メッセージを送信することにより (S1300)、登録手続きを開始する。具体的には、UEは、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを、gNB に送信する (S1300)。尚、登録要求メッセージは、NASメッセージである。また、RRCメッセージは、UEとgNB との間で送受信される制御メッセージであってよい。また、NASメッセージはNASレイヤで処理され、RRCメッセージはRRCレイヤで処理される。尚、NASレイヤはRRCレイヤよりも上位のレイヤである。
次に、gNB は、登録要求メッセージを含むRRCメッセージを受信すると、登録要求メッセージを転送するAMFを選択する(S1302)。尚、gNB は、登録要求メッセージ及び/又はRRCメッセージに含まれる情報に基づいて、AMFを選択することができる。gNBは、受信したRRCメッセージから登録要求メッセージを取り出し、選択したAMFに、登録要求メッセージを転送する(S1304)。
AMFは、登録要求メッセージを受信した場合、第1の条件判別を実行することができる。第1の条件判別とは、ネットワーク(又はAMF)がUEの要求を受諾するか否かを判別するためのものである。AMFは、第1の条件が真の場合、図11の(A)の手続きを開始するのに対し、第1の条件が偽の場合、図11の(B)の手続きを開始する。
尚、第1の条件の真偽は、第3の実施形態で記載した内容に基づいて、判別されてよい。また、第1の条件は、第3の実施形態における第1の条件と同一であってもよいし、異なってもよい。
まず、第1の条件が真であると判定した場合、AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、gNB を介して、UEに登録受諾 (Registration Accept) メッセージを送信する(S1308)。尚、登録受諾メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとgNB 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
また、AMFは、受信した識別情報、及び/又はネットワークの能力情報、及び/又はオペレータポリシー、及び/又はネットワークの状態、及び/又はユーザの登録情報等に基づいて、登録受諾メッセージを送信することで、UEの要求が受諾されたことを示してもよい。
UEは、gNB を介して、登録受諾メッセージを受信する(S1308)。UEは、登録受諾メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が受諾されたことを認識することができる。
また、UEは、さらに、登録受諾メッセージに対する応答メッセージとして、登録完了 (Registration Complete) メッセージを、gNB を介して、AMFに送信することができる(S1310)。ここで、登録完了メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとgNB 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
AMFは、gNB を介して、登録完了メッセージを受信する(S1310)。
各装置は、登録完了メッセージを送受信する場合は、登録完了メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。また、各装置は、登録完了メッセージを送受信しない場合は、登録受諾メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(A)の手続きを完了する。
次に、第1の条件が偽であると判定した場合、AMFは、登録要求メッセージに対する応答メッセージとして、gNB を介して、UEに登録拒絶 (Registration Reject) メッセージを送信する(S1320)(S1322)。具体的には、AMFは、gNB に登録拒絶 (Registration Reject) メッセージを送信する(S1320)。この登録拒絶メッセージには、第11の識別情報、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第8の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値、及び/又は第11の拒絶理由値が含まれてよい。尚、第10の拒絶理由値は1を示しており、アクセスネットワーク_Dへの接続又はアクセスネットワーク_Dを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第7の拒絶理由値、第8の拒絶理由値、及び第11の拒絶理由値は、それぞれ0と1の値を取り得る。第7の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第7の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Aへの接続又はアクセスネットワーク_Aを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第8の拒絶理由値が0のときは、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示しており、第8の拒絶理由値が1のときは、アクセスネットワーク_Bへの接続又はアクセスネットワーク_Bを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示している。また、第11の拒絶理由値が0のとき、デュアルコネクティビティーを許可することを示しており、第11の拒絶理由値が1のときは、デュアルコネクティビティーを許可しないことを示している。
尚、第7の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の1ビット目 (E-UTRAN allowed) に含めて送信することができる。また、第10の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の2ビット目 (NR allowed) に含めて送信することができる。また、第11の拒絶理由値は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の3ビット目 (Dual connectivity allowed) に含めて送信することができる。尚、第8の拒絶理由値を送信する場合は、例えば、図13に記載の情報要素 (information element) の中の4ビット目 (spare) に含めて送信するか、別の情報として送信してもよい。
ここで、登録拒絶メッセージは、N1インターフェース上で送受信されるNASメッセージであるが、UEとgNB 間はRRCメッセージに含まれて送受信される。
尚、AMFは、登録拒絶メッセージを送信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを示してもよい。さらに、AMFは、登録拒絶メッセージに拒絶された理由を示す情報を含めて送信してもよいし、拒絶された理由を送信することで拒絶された理由を示してもよい。さらに、UEは、UEの要求が拒絶された理由を示す情報を受信することで、UEの要求が拒絶された理由を認識してもよい。尚、拒絶された理由は、AMFが受信した識別情報が示す内容が許可されていないことを示す情報であってもよい。
登録拒絶メッセージを受信したgNB は、第4の処理を実行してもよい(S1321)。
ここで、第4の処理とは、第3の実施形態における処理と同一であってよい。
次に、gNB は、UEに登録拒絶メッセージを転送する (S1322)。
UEは、登録拒絶メッセージを受信すると、その中に含まれる第11の識別情報、及び/又は第7の拒絶理由値、及び/又は第8の拒絶理由値、及び/又は第10の拒絶理由値、及び/又は第11の拒絶理由値を抽出して記憶するとともに、登録拒絶メッセージに含まれる識別情報や拒絶理由値に基づいて、第8の挙動を実行してもよい。
また、第8の挙動とは、コアネットワーク_Bに対しての登録要求メッセージが拒絶され、第1の識別情報に含まれる拒絶理由値がデュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、アクセスネットワーク選択を行う処理である。
具体的には、UEは、デュアルコネクティビティーでの無線アクセスシステムの接続許可情報の適用可否を示す情報に基づいて、デュアルコネクティビティーの適用可否を判断し、適用可能の場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、デュアルコネクティビティーでのアクセスネットワーク選択を行う。
UEは、デュアルコネクティビティーの適用が不可の場合、又はデュアルコネクティビティー適用に関する情報が含まれていない場合、無線アクセスシステムの接続許可情報に基づいて、スタンドアローン接続構成でのアクセスネットワーク選択を行っても良い。例えば、コアネットワーク_Bが提供するスタンドアローン接続構成で無線アクセスシステムの接続許可が接続不可の場合、コアネットワーク_Bが提供する無線アクセスシステムのセル選択を行っても良い。
より具体的には、第10の拒絶理由値が1である登録拒絶メッセージを受信したため、UEは、在圏していたアクセスネットワーク_Dとは異なるアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択することを試みる。
ここで、第7の拒絶理由値が1であるとき、UEは、第11の拒絶理由値に関わらず、2G/3Gのセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、第7の拒絶理由値が0であるとき、UEは、第11の拒絶理由値に応じて、検索及び/又は選択するセルを決定してよい。
例えば、第7の拒絶理由値が0であり、第11の拒絶理由値が1であるとき、UEは、アクセスネットワーク_Aのセル (デュアルコネクティビティー非対応のセル、スタンドアローン対応のセル) を検索及び/又は選択してもよい。
また、第7の拒絶理由値が0であり、第11の拒絶理由値が0であるとき、UEは、デュアルコネクティビティーが可能なアクセスネットワーク、すなわち、図1又は2に記載の移動通信システム1におけるアクセスネットワーク (アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_B) のセルを検索及び/又は選択してもよい。このとき、UEは、さらに第8の拒絶理由値も用いて、検索及び/又は選択するセルを決定してもよい。例えば、第8の拒絶理由値が0のとき、UEは、アクセスネットワーク_A及び/又はアクセスネットワーク_Bのセルを検索及び/又は選択してもよい。また、第8の拒絶理由値が1のとき、UEは、アクセスネットワーク_Aのセルを検索及び/又は選択してもよい。
尚、第7の拒絶理由値が0であるときであっても、UEは、2G/3Gのセル(つまりアクセスネットワーク_Eのセル)を検索及び/又は選択してもよい。
また、UEは、登録拒絶メッセージを受信することで、登録要求メッセージによるUEの要求が拒絶されたことを認識することができる。各装置は、登録拒絶メッセージの送受信に基づき、本手続き中の(B)の手続きを完了する。
各装置は、図11の(A)又は(B)の手続きの完了に基づいて、登録手続きを完了する。尚、各装置は、図11の(A)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録された状態 (RM_REGISTERED state) に遷移してもよいし、図11の(B)の手続きの完了に基づいて、UEがネットワークに登録されていない状態(RM_DEREGISTERED state)を維持してもよいし、UEがネットワークに登録されていない状態へ遷移してもよい。また、各装置の各状態への遷移は、登録手続きの完了に基づいて行われてもよい。
さらに、各装置は、登録手続きの完了に基づいて、登録手続きで送受信した情報に基づいた処理を実施してもよい。
[10. 変形例]
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)等の揮発性メモリあるいはフラッシュメモリ等の不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現する為のプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する事によって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサでもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、デジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明の一又は複数の態様は当該技術による新たな集積回路を用いる事も可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の1例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器等の端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
1 移動通信システム
2 移動通信システム
3 移動通信システム
5 PDN
6 DN
10 UE
30 PGW
35 SGW
40 MME
50 eNB
52 ng-eNB
54 gNB
56 en-gNB
60 UPF
65 SMF
70 AMF
100 アクセスネットワーク_A
110 アクセスネットワーク_B
120 アクセスネットワーク_C
130 アクセスネットワーク_D
140 アクセスネットワーク_E
200 コアネットワーク_A
210 コアネットワーク_B
220 コアネットワーク_C
300 制御部_A
310 アンテナ
320 送受信部_A
340 記憶部_A
400 制御部_A
410 アンテナ
420 ネットワーク接続部_A
430 送受信部_A
440 記憶部_A
600 制御部_A
620 ネットワーク接続部_A
640 記憶部_A

Claims (8)

  1. 第1のアクセスネットワーク及び/又は第2のアクセスネットワークを介してEPC (Evolved Packet Core) にデュアルコネクティビティーによる接続が可能であり、第3のアクセスネットワークを介して接続可能なUE (User Equipment) であって、
    前記第1のアクセスネットワーク又は前記第2のアクセスネットワークにおいて、トラッキングエリア更新手続きを実行する制御部と、
    前記トラッキングエリア更新手続きにおいて、MME (Mobility Management Entity) からトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信する送受信部と、を備え、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報に基づいて、前記トラッキングエリア更新手続きを実行したアクセスネットワークとは異なるアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択することを特徴とするUE。
  2. 前記制御部が、前記トラッキングエリア更新手続きを前記第2のアクセスネットワークで実行した場合であって、
    前記送受信部が、前記第2のアクセスネットワークへの接続又は前記第2のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可しない事を示す情報を含む前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージを、前記MMEから受信したときは、
    前記制御部は、
    前記第2のアクセスネットワークへの接続機能を停止し、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる、前記第1のアクセスネットワークへの接続又は前記第1のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可するか否かを示す情報に基づいて、前記第1のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するか、前記第3のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のUE。
  3. 前記制御部は、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報が、前記第1のアクセスネットワークへの接続又は前記第1のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示す場合は、前記第1のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択し、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報が、前記第1のアクセスネットワークへの接続又は前記第1のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示す場合は、前記第3のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のUE。
  4. 前記制御部は、前記トラッキングエリア更新手続きを前記第2のアクセスネットワークで実行した場合であって、UEモードがS1モードからN1モードに切り替わったときは、同一PLMN (Public Land Mobile Network) 内及び均等PLMN内(equivalent PLMN)内であれば、S1モードで取得した拒絶理由値に基づいて、N1モードでのアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のUE。
  5. 前記制御部が、前記トラッキングエリア更新手続きを前記第1のアクセスネットワークで実行した場合であって、
    前記送受信部が、前記第1のアクセスネットワークへの接続又は前記第1のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可しない事を示す情報を含む前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージを、前記MMEから受信したときは、
    前記制御部は、
    前記第1のアクセスネットワークへの接続機能を停止し、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる、前記第2のアクセスネットワークへの接続又は前記第2のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可するか否かを示す情報に基づいて、前記第2のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するか、前記第3のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のUE。
  6. 前記制御部は、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報が、前記第2のアクセスネットワークへの接続又は前記第2のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可することを示す場合は、前記第2のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択し、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報が、前記第2のアクセスネットワークへの接続又は前記第2のアクセスネットワークを経由したコアネットワークへの登録は許可しないことを示す場合は、前記第3のアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のUE。
  7. 前記制御部は、前記トラッキングエリア更新手続きを前記第1のアクセスネットワークで実行した場合であって、UEモードがS1モードからN1モードに切り替わったときは、同一PLMN (Public Land Mobile Network) 内及び均等PLMN内(equivalent PLMN)内であれば、S1モードで取得した拒絶理由値に基づいて、N1モードでのアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載のUE。
  8. 第1のアクセスネットワークを介してEPC (Evolved Packet Core) に接続可能であり、第4のアクセスネットワークを介して5GC (5G Core Network) に接続可能であり、第3のアクセスネットワークを介して接続可能なUE (User Equipment) であって、
    前記第1のアクセスネットワークにおいて、トラッキングエリア更新手続きを実行する制御部と、
    前記トラッキングエリア更新手続きにおいて、MME (Mobility Management Entity) からトラッキングエリア更新拒絶メッセージを受信する送受信部と、を備え、
    前記トラッキングエリア更新拒絶メッセージに含まれる情報に基づいて、デュアルコネクティビティーに対応するアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するか、スタンドアローンに対応するアクセスネットワークのセルを検索及び/又は選択するかを決定する、
    ことを特徴とするUE。
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