JP2019125820A - 送信装置および受信装置 - Google Patents

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淳悟 後藤
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理 中村
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貴司 吉本
泰弘 浜口
Yasuhiro Hamaguchi
泰弘 浜口
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Abstract

【課題】コンテンションベースの無線通信技術で収容されている多数の端末装置が周波数リソースを共有すると空間領域で非直交多重される端末装置のデータ信号数が増加する。よって、非直交多重される端末のデータ信号数が非常に多いと受信処理で干渉除去後の残留干渉により伝送特性が劣化する。【解決手段】受信装置に対してデータ信号を送信する送信装置であって、前記受信装置が送信する送信許可の制御情報の受信をせずに前記データ信号を送信する送信処理部と、前記データ信号の送信に係る送信パラメータを予め受信する制御情報受信部と、予測されるトラフィックの情報を制御情報送信部とを有し、前記制御情報送信部は、前記予測されるトラフィックの情報としてデータの発生頻度とデータ量を送信する。【選択図】図6

Description

本発明は、送信装置および受信装置に関する。
近年、第五世代移動無線通信システム(5G: Fifth Generation mobile telecommunication systems)が注目されており、主に多数の端末装置によるMTC(mMTC;Massive Machine Type Communications)、超高信頼・低遅延通信(Ultra-reliable and low latency
communications)、大容量・高速通信(Enhanced mobile broadband)を実現する通信技術の仕様化が見込まれている。特に、今後はIoT(Internet of Things)が多様な機器で実現されることが予想されており、mMTCの実現が5Gの重要な要素の一つになっている。
例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、小さいサイズのデータ送受信を行う端末装置を収容するMTC(Machine Type Communication)として、M2M(Machine-to-Machine)通信技術の標準化がされている(非特許文献1)。さらに、低レートでのデータ送信を狭帯域でサポートするため、NB−IoT(Narrow Band-IoT)
の仕様化も進められている(非特許文献2)。
3GPPで仕様化されているLTE(Long Term Evolution)、LTE−Advanc
ed、LTE−Advanced Proなどでは、端末装置が送信データのトラフィック発生時にスケジューリング要求(SR;Scheduling Request)を送信し、基地局装置より送信許可の制御情報(UL Grant)を受信した後に、所定のタイミングでUL Grantに含まれる制御情報の送信パラメータでデータ送信を行う。このように基地局装置が全ての上りリンクのデータ送信(端末装置から基地局装置へのデータ送信)の無線リソース制御を行う無線通信技術を実現している。よって、基地局装置は、無線リソース制御により直交多元接続(OMA;Orthogonal Multiple Access)を実現でき、簡易な受信処理により
上りリンクのデータ受信を可能としている。
一方、このような従来の無線通信技術では、基地局装置が全ての無線リソース制御を行うために、端末装置が送信するデータ量に関わらず、データ送信前に制御情報の送受信が必要であり、特に送信するデータサイズが小さいと相対的に制御情報の占める割合が高くなる。そこで、端末が小さいサイズのデータ送信を行う場合、端末装置がSR送信や基地局装置が送信するUL Grantの受信なしにデータ送信を行うコンテンションベース(Grant Free)の無線通信技術が制御情報によるオーバヘッドの観点で効果的である。さらに、コンテンションベースの無線通信技術では、データ発生からデータ送信までの時間も短くできる。
しかしながら、多数の端末装置がコンテンションベースの無線通信技術で上りリンクのデータ送信を行う場合、複数の端末装置で周波数リソースを共有することが想定され、複数の端末装置のデータ信号が同一時間・同一周波数で衝突する問題がある。データ信号が同一時間・同一周波数で衝突し、基地局の受信アンテナ数を超える端末装置からデータが空間領域で非直交多重される場合であっても、基地局装置が受信処理に逐次干渉キャンセラ(SIC: Successive Interference Canceller)や並列干渉キャンセラ(PIC: Parallel Interference Canceller)、SLIC(Symbol Level Interference Canceller)、ター
ボ等化(Iterative SIC、Turbo SIC、Iterative PICとも呼称される)などを適用するこ
とで、送信データ信号の検出をすることが可能である。ただし、コンテンションベースの無線通信技術で収容されている多数の端末装置が周波数リソースを共有する場合、収容端末装置数が多くなるほど空間領域で非直交多重される端末装置のデータ信号数が増加する。非直交多重される端末のデータ信号数が非常に多くなると受信処理で干渉除去ができず、残留干渉により伝送特性が劣化する問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、多数の端末装置がコンテンションベースの無線通信技術で上りリンクのデータ送信を行う場合の空間領域で非直交多重される信号の干渉軽減を実現する通信方法を提供することにある。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、受信装置に対してデータ信号を送信する送信装置であって、前記受信装置が送信する送信許可の制御情報の受信をせずに前記データ信号を送信する送信処理部と、前記データ信号の送信に係る送信パラメータを予め受信する制御情報受信部と、予測されるトラフィックの情報を制御情報送信部とを有し、前記制御情報送信部は、前記予測されるトラフィックの情報としてデータの発生頻度とデータ量を送信する。
(2)また、本発明の一態様は、前記制御情報送信部が送信する前記予測されるトラフィックの情報に必要とされるデータレートと受信品質が含まれる。
(3)また、本発明の一態様は、前記制御情報送信部は、予測されるトラフィックの情報が所定の変化量を超える増減した場合に、予測されるトラフィックの情報を送信する。
(4)また、本発明の一態様は、数の送信装置のデータ信号を受信する受信装置であって、送信許可の制御情報の送信をせずに送信される前記データ信号を受信する受信処理部と、予測されるトラフィックの情報などの制御情報を検出する制御情報検出部と、前記受信した制御情報により決定される前記データ送信に用いる送信パラメータを予め送信する制御情報送信部と、を有し、前記制御情報送信部は前記予測されるトラフィックの情報からアクセス領域、MCSの少なくとも1つを決定し、制御情報として送信する。
(5)また、本発明の一態様は、前記制御情報送信部が送信する前記アクセス領域の情報は送信装置がデータ送信に使用する周波数位置と帯域幅が含まれる。
(6)また、本発明の一態様は、前記制御情報送信部は同一のMCSを使用する送信装置が前記アクセス領域を共有するように、制御情報を送信する。
(7)また、本発明の一態様は、前記制御情報検出部が前記予測されるトラフィックの情報を受信した場合に、前記制御情報送信部が前記MCSと前記アクセス領域を同時に変更する制御情報を送信する。
(8)また、本発明の一態様は、受信装置に対してデータ信号を送信する送信装置の通
信方法であって、前記受信装置が送信する送信許可の制御情報の受信をせずに前記データ信号を送信する送信処理ステップと、前記データ信号の送信に係る送信パラメータを予め受信する制御情報受信ステップと、予測されるトラフィックの情報を制御情報送信ステップとを有し、前記制御情報送信ステップは、前記予測されるトラフィックの情報としてデータの発生頻度とデータ量を送信する。
(9)また、本発明の一態様は、複数の送信装置のデータ信号を受信する受信装置の通信方法であって、送信許可の制御情報の送信をせずに送信される前記データ信号を受信する受信処理ステップと、予測されるトラフィックの情報などの制御情報を検出する制御情報検出ステップと、前記受信した制御情報により決定される前記データ送信に用いる送信パラメータを予め送信する制御情報送信ステップと、を有し、前記制御情報送信ステップは前記予測されるトラフィックの情報からアクセス領域、MCSの少なくとも1つを決定し、制御情報として送信する。
本発明によれば、多数の端末装置がコンテンションベースの無線通信技術で上りリンクのデータ送信を行う場合に、空間領域で非直交多重される信号の干渉軽減を実現できる。その結果、基地局装置は多数の端末装置の収容と制御情報量の低減を実現できる。
本実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。 従来の無線通信技術に係る端末装置のデータ送信のシーケンスチャートの一例を示す図である。 本実施形態の無線通信技術に係る端末装置のデータ送信のシーケンスチャートの一例を示す図である。 従来の無線通信技術に係る上りリンクのフレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態の無線通信技術に係る上りリンクのフレーム構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る送信信号生成部103の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る送信信号生成部103の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る送信信号生成部103の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る送信信号生成部103の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る信号多重部104の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る基地局装置の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る信号分離部205−1の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る信号検出部206の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る送信端末装置の識別信号の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクのデータ送信に使用する周波数リソースの一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクのデータ送信に使用する周波数リソースの一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクのデータ送信に使用する周波数リソースの一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクのデータ送信と識別信号の送信に使用する周波数リソースの一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクの識別信号とデータ送信の一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクのデータ送信方法の一例を示す図である。 本実施形態に係る上りリンクのデータ送信方法の一例を示す図である。 本実施形態の無線通信技術に係る端末装置のデータ送信のシーケンスチャートの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、実施形態について説明する。以下の各実施形態では、M2M通信(Machine-to-Machine Communication、MTC(Machine Type Communication)、IoT(Internet of Things)用の通信、NB−IoT(Narrow Band-IoT)、CIoT
(Cellular IoT)とも呼称される)を前提として、送信装置をMTC端末(以下、端末装置とする)とし、受信装置を基地局装置として説明する。ただし、この例に限定されるものではなく、セルラシステムの上りリンク伝送にも適用可能であり、その場合は人間が介在したデータ送信する端末装置が送信装置、基地局装置が受信装置となる。また、セルラシステムのダウンリンク伝送にも適用可能であり、その場合はデータ送信における送受信装置が上りリンク伝送と逆になる。また、D2D(Device-to-Device)通信にも適用可能であり、その場合は送信装置も受信装置も共に端末装置になる。
図1は、本実施形態に係るシステムの構成の一例を示す。該システムは、基地局装置10、端末装置20−1〜20−Nmから構成される。なお、端末装置(端末、移動端末、移動局、UE;User Equipment)の数は限定されない他、各装置のアンテナ数は1であっても良いし、複数あっても良い。また、基地局装置10は無線事業者がサービスを提供する国や地域から使用許可が得られた、いわゆるライセンスバンド(licensed band)による
通信を行っても良いし、国や地域からの使用許可を必要としない、いわゆるアンライセンスバンド(unlicensed band)による通信を行っても良い。また、基地局装置10は、カ
バレッジの広いマクロ基地局装置であっても良いし、マクロ基地局装置よりカバレッジが狭いスモールセル基地局またはピコ基地局装置(Pico eNB;evolved Node B、SmallCell
、Low Power Node、Remote Radio Headとも呼称される)でも良い。また、本明細書にお
いてライセンスバンド以外の周波数帯域は、アンライセンスバンドの例に限定されず、ホワイトバンド(ホワイトスペース)等でも良い。また、基地局装置10はLTEの通信で用いられる帯域のコンポーネントキャリア(CC: Component CarrierもしくはServing cellとも呼称される)を複数使用するCA(Carrier Aggregation)技術を適用しても良く、MTCと、MTCと異なる通信を異なるCCでデータ伝送しても良いし、同一のCCでデータ伝送しても良い。CAを適用する例としては、MTCと異なる通信をPCell(Primary cell)とし、MTC通信をSCell(Secondary cell)としても良い。また、同一のCC内でMTCと異なる通信とMTCで、使用するサブキャリア(周波数)やスロットもしくはサブフレーム(時間)を分けても良い。
端末装置20−1〜20−Nmは、MTCのデータを基地局装置10へ送信可能とする。端末装置20−1〜20−Nmは、基地局との接続時に基地局装置10もしくは他の基地局装置より予めデータ送信に必要な制御情報を受信する。端末装置20−1〜20−Nmは、送信するデータ(トラフィック)発生後に、スケジューリング要求(SR;Scheduling Request)送信や基地局装置が送信する送信許可の制御情報(UL Grant)の受信の不要な無線通信技術(コンテンションベースの無線通信技術、Contention based access、Grant free access、Grant free communication、Grant free data transmission、Grant less access、autonomous accessなどとも呼称される。以下、コンテンションベースの無線通信技術と呼ぶ)でデータ送信を行う。ただし、端末装置20−1〜20−Nmは、LTE(Long Term Evolution)、LTE−Advanced、LTE−Advanced
ProなどのSR送信やUL Grant受信が必要な無線通信技術(ノンコンテンションベースの無線通信技術、Grant-based access、Grant-based communication、Grant-based data transmission、Scheduled accessなどとも呼称される。以下、ノンコンテンションベースの無線通信技術と呼ぶ)も使用できる場合には、送信データやデータサイズ、送
信データのサービス品質(QoS;Quality of Service)などに応じてコンテンションベー
スの無線通信技術とノンコンテンションベースの無線通信技術を切り替えて使用しても良い。つまり、端末装置20−1〜20−Nmは、データ送信を行う前にSR送信することで基地局装置からスケジューリングされた無線リソースを用いたデータ送信するか、データ発生前に予め指定された無線リソースの少なくとも一部でデータ送信するかを決めても良い。また、QoSには、データ送信の信頼度、データ送信にかかる遅延時間、通信速度が含まれても良く、さらに端末装置のデータ送信に係る消費電力(例えば、データ送信において1ビット当たりの電力)などの指標があっても良い。ここで、端末装置20−1〜
20−Nmは、MTCのみに限定されず、人が介在するH2M通信(Human-to-Machine Communication)やH2H通信(Human-to-Human Communication)などを可能としても良い。その場合には、基地局装置10がデータの種類によりダイナミックスケジューリングやSPS(Semi-Persistent Scheduling)によりデータ送信に用いる送信パラメータを含む制御情報であるUL GrantをPDCCH(Physical Downlink Control CHannel)
、もしくはEPDCCH(Enhanced PDCCH)、もしくはその他の下りリンクの制御情報を送信する物理チャネルで送信しても良い。端末装置20−1〜20−Nmは、UL Grantの送信パラメータに基づくデータ送信を行う。
(第1の実施形態)
図2に、従来の無線通信技術に係る端末装置のデータ送信のシーケンスチャートの一例を示す。基地局装置は、端末装置が接続時にコンフィグレーションの制御情報を送信する(S101)。コンフィグレーションの制御情報は、RRC(Radio Resource Control)で通知しても良いし、SIB(System Information Block)などの上位層の制御情報でも良いし、DCIフォーマットでも良い。また、使用する物理チャネルは、PDCCHやEPDCCH、PDSCH(Physical Downlink Shared CHannel)でも良いし、その他の物理チャネルを使用しても良い。端末装置は、上りリンクのデータが発生し、UL Grantを受信していない場合、UL Grantを要求するためにSRを送信する(S101)。基地局装置は、SRを受信後、PDCCHやEPDCCHでUL Grantを端末装置に送信する(S102)。端末装置は、FDD(Frequency Division Duplexもし
くはframe structure type1とも呼称される)の場合、PDCCHやEPDCCHをブラ
インドデコーディングでUL Grantを検出したサブフレームの4msec後のサブフレームで、UL Grantに含まれる送信パラメータに基づくデータ送信を行う(S103)。ただし、TDD(Time Division Duplexもしくはframe structure type2とも
呼称される)の場合は、4msecとは限らないが、説明を簡単にするためFDDを前提に説明する。基地局装置は、端末装置が送信したデータを検出し、データ信号を受信したサブフレームから4msec後のサブフレームで検出したデータに誤りがあったか否かを示すACK/NACKを送信する(S104)。ここで、S101において、端末装置はRRCでSR送信用のリソースが通知されていない場合、PRACH(Physical Random Access CHannel)を用いてUL Grantを要求する。また、S102において、ダイナミックスケジューリングの場合は、1サブフレームのみのデータ送信が可能だが、SPSの場合は周期的なデータ送信が許可され、SPSの周期などの情報はS100のRRCで通知されるものとする。端末装置は、基地局装置よりRRCで通知されたSR送信用のリソースなどの送信パラメータやSPSの周期等などを記憶する。
図3に、本実施形態の無線通信技術に係る端末装置のデータ送信のシーケンスチャートの一例を示す。まず、基地局装置は、端末装置が接続時にコンフィグレーションの制御情報を送信する(S200)。コンフィグレーションの制御情報は、RRCで通知しても良いし、SIBなどの上位層の制御情報でも良いし、DCIフォーマットでも良い。また、使用する物理チャネルは、PDCCHやEPDCCH、PDSCHでも良いし、その他の物理チャネルを使用しても良い。このコンフィグレーションの制御情報には、コンテンションベースの無線通信技術で使用する無線リソースや送信パラメータなどが含まれる。また、端末装置がLTE、LTE−Advanced、LTE−Advanced Pro
などのノンコンテンションベースの無線通信技術も使用できる場合、図2のS100で通知される制御情報も含まれても良い。端末装置は、上りリンクのデータが発生し、S200の制御情報を受信している場合、SR送信や基地局装置が送信するUL Grantの受信の不要なコンテンションベースの無線通信技術によりデータを送信する(S201−1)。ここで、端末装置は、S200で同一データの送信回数や送信期間、送信周期、送信に用いる無線リソース、送信パラメータなどが通知されており、要求されるQoS(データ送信の信頼度、データ送信にかかる遅延時間、通信速度も含まれても良い)に応じて、S200で受信した制御情報に基づきS201−1と同一のデータを送信する(S201−2〜S201−L)。ただし、本発明は、同一データを複数回送信することに限定されるものではなく、L=1とし、1回のみ送信しても良い。基地局装置は、端末装置が送信したデータを検出し、データ信号を受信したサブフレームからXmsec後のサブフレームで検出したデータに誤りがあったか否かを示すACK/NACKを送信する(S202)。ただし、従来のFDDと同様に、データ送信からX=4としても良いし、異なる値としても良い。図3では、最後のデータ送信(S201−L)を基準としているが、本例に限らず、例えば基地局装置がデータを誤りなく検出できたサブフレームを基準としてXmsec後としても良く、この場合は端末がACK/NACKを検出した時点で同一のデータ送信をやめても良い。また、コンテンションベースの無線通信技術では、ACK/NACKを送信しないとしても良く、基地局装置はノンコンテンションベースとコンテンションベースの無線通信技術によってACK/NACKの送信有無を切り替えても良い。
図4に、従来の無線通信技術に係る上りリンクのフレーム構成の一例を示す。従来の上りリンクのフレーム構成は、1フレームが10msecであり、10サブフレームで構成され、1サブフレームが2スロットで構成され、1スロットが7OFDMシンボルで構成される。各スロットの真ん中のOFDMシンボル、つまりOFDMシンボル#1〜#7が存在する場合はOFDMシンボル#4に復調用参照信号(DMRS;De-Modulation Reference Signal)が配置される。また、従来は、端末装置がサブフレーム#1でUL Grantを受信した場合、4msec後のサブフレーム#5でデータ送信が可能となる。図5に、本実施形態の無線通信技術に係る上りリンクのフレーム構成の一例を示す。同図は、フレーム構成を図4と同様としてコンテンションベースの無線通信技術を用いる場合の例である。コンテンションベースの無線通信技術では、端末装置がデータ発生後にすぐにデータ送信可能であり、サブフレーム#1の前にデータが発生した場合は、図5の例で示すデータ送信を行う。サブフレーム#1では、送信端末識別用信号を送信し、サブフレーム#2ではデータを送信する。送信端末識別用信号とデータの送信方法の詳細は後述する。
図6に、本実施形態に係る端末装置の構成の一例を示す。ただし、本発明に必要な最低限のブロックを示している。端末装置は、端末装置20−1〜20−NmのようにMTCのデータ送信としてコンテンションベースの無線通信技術、前述の従来技術であるノンコンテンションベースの無線通信技術の両方を使用できることを前提に説明する。ただし、端末装置がコンテンションベースの無線通信技術のみ使用できる場合にも本発明は適用でき、その場合、ノンコンテンションベースの無線通信技術に関する処理が存在しないが、基本構成は同様となる。端末装置は、基地局装置からEPDCCHやPDCCH、PDSCHで送信された制御情報を受信アンテナ110で受信する。無線受信部111は、受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートし、A/D(Analog/Digital;アナログ/ディジタル)変換し、ディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)を除去した信号を制御
情報検出部112に入力する。制御情報検出部112は、PDCCHやEPDCCHで送信された自局宛てのDCI(Downlink Control Information)フォーマットをブラインドデコーディングにより検出する。ブラインドデコーディングはDCIフォーマットが配置される候補のCSS(Common Search Space)やUSS(UE-specific Search Space)に
対して復号処理を行い、データ信号に付加されている巡回冗長検査(CRC: Cyclic Redundancy Check)で誤りビットなく検出できた場合に自局宛の制御情報として検出する。基地
局装置は宛先の端末装置のみが制御情報を検出可能とするため、宛先の端末装置固有のIDであるC−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)やSPS C―R
NTIなどで排他的論理和演算したCRCをデータ信号に付加する。よって、CRCで誤りビットの有無の判別前に、端末装置はCRCとC−RNTIやSPS C―RNTIの排他的論理和演算を行い、演算結果のCRCで誤りビットの有無の判別をする。ここで、DCIフォーマットは、用途に応じて複数のフォーマットが規定され、上りリンクのシングルアンテナ用のDCIフォーマット0、MIMO(Multiple Input Multiple Output)用のDCIフォーマット4などが定義されている。また、制御情報検出部112は、RRCの信号を受信した場合も検出を行う。制御情報検出部112は、検出した制御情報を送信パラメータ記憶部113に入力する。送信パラメータ記憶部113は、ダイナミックスケジューリングやSPSなどのUL Grantを受信した場合には、トラフィック管理部114に制御情報を入力する。また、送信パラメータ記憶部113は、RRCによりコンフィグレーションの制御情報を受信した場合、コンテンションベースの無線通信技術によるデータ送信を行うまで、これらの制御情報を保持する。送信パラメータ記憶部113が保持するコンフィグレーションの制御情報は、後述する。
トラフィック管理部114は、送信データのビット列が入力され、UL Grantを受信時には制御情報が入力され、コンテンションベースの無線通信技術用のコンフィグレーションの制御情報を予め受信している場合、これらの制御情報も入力される。また、トラフィック管理部114は、送信データの種類やQoSなども入力されても良い。トラフィック管理部114は、入力された情報からコンテンションベースもしくはノンコンテンションベースの無線通信技術の使用を選択し、選択した無線通信技術の送信パラメータを誤り訂正符号化部101、変調部102、送信信号生成部103、信号多重部104、識別信号生成部115に入力し、データビット列を誤り訂正符号化部101に入力する。
誤り訂正符号化部101は、入力されたデータビット列に対し、誤り訂正符号の符号化を施す。誤り訂正符号には、例えば、ターボ符号やLDPC(Low Density Parity Check)符号、畳み込み符号、Polar符号などが用いられる。誤り訂正符号化部101で施される誤
り訂正符号の種類や符号化率は、送受信装置で予め決められていても良いし、トラフィック管理部114より入力されても良いし、コンテンションベースもしくはノンコンテンションベースの無線通信技術により切り替えても良い。誤り訂正符号化の種類や符号化率が制御情報として通知される場合は、これらの情報がトラフィック管理部114より誤り訂正符号化部101へ入力される。また、誤り訂正符号化部101は、適用する符号化率に応じて符号化ビット列のパンクチャリング(間引き)やインターリーブ(並び換え)を行っても良い。誤り訂正符号化部101は、符号化ビット列のインターリーブを行う場合、端末装置毎に異なる並びにするインターリーブを行う。また、誤り訂正符号化部101は、スクランブルを適用しても良い。ここで、後述の識別信号により端末装置が使用しているスクランブルパターンを基地局装置が一意に判別できる場合のみスクランブルを適用するとしても良い。また、誤り訂正符号化により得られる符号化ビットに対して拡散符号を用いても良い。データ送信で用いる全ての符号化率で拡散符号を用いても良いし、特定の符号化率のみ拡散符号を用いても良い。特定の符号化率のみ拡散符号を用いる一例は、誤り訂正符号化により得られる符号化ビットの全てを送信する場合の符号化率よりも低い符号化率でデータ送信する場合のみ(ターボ符号であれば1/3を下回る場合のみ)、拡散符号を用いる。また、コンテンションベース無線通信技術による低符号化率のデータ送信時に拡散符号を用い、ノンコンテンションベース無線通信技術による低符号化率のデータ送信時に拡散符号を用いない等の切り替えを行っても良い。
変調部102は、変調方式の情報がトラフィック管理部114より入力され、誤り訂正符号化部101から入力された符号化ビット列に対して変調を施すことで、変調シンボル列を生成する。変調方式には、例えば、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying;四相位
相偏移変調)、16QAM(16-ary Quadrature Amplitude Modulation;16直交振幅変調)64QAMや256QAMなどがある。または、変調方式はGrayラベリングでなくても良く、セッ
トパーティショニングを使用しても良い。また、GMSK(Gaussian Minimum-Shift Keying)を使用しても良い。変調部102は、生成した変調シンボル列を送信信号生成部1
03へ出力する。ここで、変調方式もしくは変調方法は、送受信装置で予め決められていても良いし、トラフィック管理部114より入力されても良いし、コンテンションベースもしくはノンコンテンションベースの無線通信技術により切り替えても良い。また、拡散符号を用いても良い。誤り訂正符号化後の符号化ビット列に拡散符号を適用せずに、変調シンボル列に対して適用すること意味する。データ送信で用いる全ての変調多値数(1変調シンボルに含まれるビット数)もしくは符号化率で拡散符号を用いても良いし、全てのMCS(Modulation and Coding Scheme、変調多値数と符号化率の組み合わせ)で拡散符号を用いても良いし、特定の変調多値数もしくは特定の符号化率、特定のMCSで拡散符号を用いても良い。特定の変調多値数で拡散符号を用いる一例は、BPSKやQPSKのデータ送信時のみ拡散符号を用いる。特定の符号化率で拡散符号を用いる一例は、誤り訂正符号化により得られる符号化ビットの全てを送信する場合の符号化率よりも低い符号化率でデータ送信する場合のみ(ターボ符号であれば1/3を下回る場合のみ)拡散符号を用いる。特定のMCSで拡散符号を用いる一例は、BPSKやQPSKかつ誤り訂正符号化により得られる符号化ビットの全てを送信する場合の符号化率よりも低い符号化率でデータ送信する場合のみ(ターボ符号であれば1/3を下回る場合のみ)拡散符号を用いる。また、コンテンションベース無線通信技術による低符号化率のデータ送信時に拡散符号を用い、ノンコンテンションベース無線通信技術によるデータ送信時に拡散符号を用いない等の切り替えを行っても良い。
図7から図10に、本実施形態に係る送信信号生成部103の構成の一例を示す。図7では、DFT部1031は、入力された変調シンボルを離散フーリエ変換することで、時間領域信号から周波数領域信号に変換し、得られた周波数領域信号を信号割当部1032へ出力する。信号割当部1032は、トラフィック管理部114よりデータ伝送に用いる1以上のRB(Resource Block)の情報であるリソース割当情報が入力され、指定されたRBに周波数領域の送信信号を割り当てる。トラフィック管理部114より入力されるリソース割当情報は、ノンコンテンションベースの無線通信技術の場合、UL Grantで通知され、コンテンションベースの無線通信技術の場合、コンフィグレーションの制御情報で予め通知される。ここで、1RBは12サブキャリア、1スロット(7OFDMシンボル)で定義され、リソース割当情報とは1サブフレーム分(2スロット)を割り当てる情報である。ただし、LTEでは1サブフレームを1msec、サブキャリア間隔15kHzとなっているが、1サブフレームの時間とサブキャリア間隔を4msec、3.75kHzもしくは、2msec、7.5kHzもしくは、0.2msec、75kHzもしくは、0.1msec、150kHzなど異なっても良く、異なるフレーム構成でも1サブフレーム単位でリソース割当情報を通知しても良い。また、リソース割当情報は、LTEのサブフレーム構成と同様の場合もLTEのサブフレーム構成と異なる場合のいずれであっても複数のサブフレームの割当を通知しても良いし、スロット単位の割当を通知しても良いし、OFDMシンボル単位の割当を通知しても良いし、2OFDMシンボル単位などの複数のOFDMシンボル単位の割当を通知しても良い。また、リソース割当情報は、RB単位ではなく、1サブキャリア単位でも良いし、複数のRBから構成されるRBG(Resource Block Group)単位でも良く、1以上のRBGに割り当てても良い。また、リソース割当情報は、連続的なRBもしくは連続的なサブキャリアに限定されるものではなく、非連続なRBもしくは非連続なサブキャリアでも良い。また、端末装置はリソース割当情報で示されるRBやサブキャリアの一部のみをデータ送信に使用しても良い。この場合は、基地局装置は端末装置がデータ送信に使用するRBやサブキャリアの情報を予め通知するもしくは他の信号より検知できる必要がある。
図8に示す送信信号生成部103の構成の一例では、位相回転部1030は入力された変調シンボルに対して位相回転を施す。位相回転部1030における時間領域のデータ信号に与える位相回転は、端末装置毎に異なるパターンを適用するために、トラフィック管理部114より入力されたパターンを用いる。位相回転のパターンの例は、変調シンボル単位で異なる位相回転とするパターンなどである。トラフィック管理部114が入力する位相回転のパターンは、UL Grantで通知される、もしくはコンフィグレーションの制御情報で予め通知されるなどにより、端末装置と基地局装置間で共有されているとする。DFT部1031と信号割当部1032は、図7と同様であるため説明は省略する。ここで、図8では時間領域のデータ信号に位相回転が与えられる例を示したが、異なる方法で同様の効果を得ても良い。例えば、DFT部1031により得られた周波数領域の信号に端末装置毎に異なる巡回遅延を与えても良い。具体的には、端末装置20−uの巡回遅延しない周波数領域の信号をS(1)、S(2)、S(3)、S(4)とした場合、端末装置20−iに遅延量1シンボルの巡回遅延を与え、S(4)、S(1)、S(2)、S(3)とするなどである。
図9のDFT部1031と信号割当部1032は、図7と同様であるため説明は省略する。位相回転部1033は、DFT部1031により得られた周波数領域のデータ信号に対して位相回転を施す。位相回転部1033における周波数領域のデータ信号に与える位相回転は、端末装置毎に異なるパターンを適用するため、トラフィック管理部114より入力されたパターンを用いる。位相回転のパターンの例は、周波数領域のデータ信号単位(サブキャリア単位)で異なる位相回転とするなどである。トラフィック管理部114が入力する位相回転のパターンは、UL Grantで通知される、もしくはコンフィグレーションの制御情報で予め通知されるなどにより、端末装置と基地局装置間で共有されている情報とする。ここで、図9では周波数領域のデータ信号に位相回転が与えられる例を示したが、異なる方法で同様の効果を得ても良い。例えば、DFT部1031で周波数領域信号に変換前の変調シンボルに端末装置毎に異なる巡回遅延を与えても良い。具体的には、端末装置20−uの巡回遅延しない時間領域の信号をs(1)、s(2)、s(3)、s(4)とした場合、端末装置20−iに遅延量1の巡回遅延を与え、s(4)、s(1)、s(2)、s(3)とするなどである。また、図8と図9の位相回転部1030と位相回転部1033の両方が使用されても良い。図7から図9の送信信号生成部103は、送信信号を信号多重部104に入力する。
なお、送信信号生成部103の構成は、図10の構成でも良い。この例では、送信信号生成部103はDFT部1031の前に入力された変調シンボルに対してインターリーブ(並び換え)を施す。変調シンボルに対してインターリーブが行われる場合、端末装置毎に異なる並びにするインターリーブが行われる。図10に示す端末装置毎に異なる並びにするインターリーブを用いる例に限定されるものではなく、誤り訂正符号部101より得られた符号化ビット列に対して端末装置毎に異なる並びにするインターリーブを用いても良い。また、拡散符号を使用して低い符号化率でデータ送信する場合、拡散符号を適用後に端末装置毎に異なる並びにするインターリーブを用いても良いし、拡散符号を適用前に端末装置毎に異なる並びにするインターリーブを用いても良い。
図11に、本実施形態に係る信号多重部104の構成の一例を示す。送信信号生成部103から入力された送信信号は、参照信号多重部1041に入力される。また、トラフィック管理部114は、参照信号を生成するパラメータを参照信号生成部1042に入力し、基地局装置に送信する制御情報が制御情報生成部1044に入力する。参照信号多重部1041は入力された送信信号と参照信号生成部より生成された参照信号列(DMRS)を多重する。このように送信信号とDMRSを多重することで、図4のフレーム構成を生成する。図5のフレーム構成については、後述する。ただし、参照信号多重部1041は、図4のフレーム構成のようにデータ信号と異なるOFDMシンボルに配置する場合、時
間領域でデータ信号と参照信号を多重しても良い。
一方、制御信号生成部1044は、PUCCH(Physical Uplink Control CHannel)
で送信する上りリンクの制御情報の伝搬路品質情報(CSI: Channel State Information)やSR(Scheduling Request)、ACK/NACK(Acknowledgement / Negative Acknowledgement)を生成し、制御情報多重部1043に出力する。制御情報多重部1043は、データ信号と参照信号で構成されるフレーム構成に対して制御情報を多重する。信号多重部104は、生成した送信フレームをIFFT部105に入力する。ただし、端末装置がPUSCHとPUCCHの同時送信ができない場合(同時送信のCapabilityがない場合)は、予め決められている信号の優先順位に従って、優先度の高い信号のみを送信する。また、端末装置がPUSCHとPUCCHの同時送信が可能(同時送信のCapabilityがある場合)であるが、端末装置の送信電力余力の不足によりPUSCHとPUCCHを同時に送信できない場合も同様に予め決められている信号の優先順位に従って、優先度の高い信号のみを送信する。信号の送信の優先順位は、コンテンションベースの無線通信技術とノンコンテンションベースの無線通信技術で異なる優先順位としても良い。また、送信するデータに優先度が存在し、その優先度によってPUSCHの優先度が変わっても良い。
IFFT部105は、周波数領域の送信フレームが入力され、各OFDMシンボル単位で逆高速フーリエ変換することで、周波数領域信号列から時間領域信号列に変換する。IFFT部105は、時間領域信号列を識別信号多重部106に入力する。識別信号生成部115は、図5の識別信号用のサブフレームで送信する信号を生成し、識別信号多重部106に入力する。識別信号の詳細は後述する。識別信号多重部106は、時間領域信号列と識別信号を図5のように異なるサブフレームに多重し、多重された信号を送信電力制御部107に入力する。ただし、識別信号はデータ信号と同一のサブフレーム内の異なるOFDMシンボルや異なるスロットに多重しても良い。送信電力制御部107は、オープンループの送信電力制御値のみもしくはオープンループとクローズループの送信電力制御値の両方を使用して送信電力制御を行い、送信電力制御後の信号列を送信処理部108に入力する。送信処理部108は、入力された信号列にCPを挿入し、D/A(Digital/Analog;ディジタル/アナログ)変換によりアナログの信号に変換し、変換後の信号を伝送に使用する無線周波数にアップコンバートする。送信処理部108は、アップコンバートした信号を、PA(Power Amplifier)で増幅し、増幅後の信号を、送信アンテナ109を
介して送信する。以上のように、端末装置は、データ送信を行う。端末装置が送信信号生成部103で図7を行う場合はDFTS−OFDM(Discrete Fourier Transform Spread Orthogonal Frequency Division Multiplexing、SC-FDMAとも称される)信号を送信す
ることを意味する。また、端末装置が送信信号生成部103で図8もしくは図9を行う場合はDFTS−OFDMに位相回転、もしくは巡回遅延を適用した信号を送信することを意味する。また、端末装置が送信信号生成部103で図10を行う場合は端末装置固有のインターリーブを用いるDFTS−OFDM信号を送信することを意味する。また、端末装置が送信信号生成部103でDFTを行わない、つまり図7から図10のいずれかでDFT部1031が存在しない構成の場合、OFDM信号を送信することを意味する。また、端末装置が送信信号生成部103で上述の方法を使用しても良いし、異なる拡散方法や異なる送信信号の波形生成法を用いても良い。
図12に、本実施形態に係る基地局装置の構成の一例を示す。同図より、基地局装置は、N本の受信アンテナ201−1〜201−Nで端末装置が送信したデータを受信し、受信処理部202−1〜202−Nにそれぞれ入力する。受信処理部202−1〜202−Nは、受信信号をベースバンド周波数にダウンコンバートし、A/D変換し、ディジタル信号からCPを除去する。受信処理部202−1〜202−NはCP除去後の信号を識別信号分離部203−1〜203−Nに出力する。識別信号分離部203−1〜203−N
は、識別信号とその他の信号を分離し、それぞれ送信端末識別部211とFFT部204−1〜204−Nに出力する。送信端末識別部211は、後述する識別信号よりデータ送信した端末装置を識別し、送信端末装置の情報を伝搬路推定部207と信号分離部205−1〜205−Nに出力する。FFT部204−1〜204−Nは、入力された受信信号列を高速フーリエ変換により時間領域信号列から周波数領域信号列に変換し、周波数領域信号列を信号分離部205−1〜205−Nに出力する。
信号分離部205−1〜205−Nはすべて共通の構成であり、図13に、本実施形態に係る信号分離部205−1の構成の一例を示す。同図より、信号分離部205−1では、FFT部204−1より周波数領域信号列が参照信号分離部2041に入力され、送信端末識別部211より識別された送信端末装置の情報が入力される。参照信号分離部2051は、入力された送信端末装置の情報を用い、周波数領域信号列を参照信号とその他の信号に分離し、それぞれ伝搬路推定部207と制御情報分離部2052に出力する。制御情報分離部2052は、入力された信号を制御信号とデータ信号に分離し、それぞれ制御情報検出部2054と割当信号抽出部2053に出力する。制御情報検出部2054は、PUCCHで送信された信号を検出し、SRは上りリンクのスケジューリング、CSIはダウンリンクのスケジューリング、ACK/NACKはダウンリンク伝送の再送制御に用いるため、制御情報生成部208に出力する。一方、割当信号抽出部2053は、端末装置に制御情報で通知したリソース割当情報に基づいて端末装置毎の送信信号を抽出する。
伝搬路推定部207は、データ信号と多重されて送信された参照信号であるDMRS(De-Modulation Reference Signal)と識別された送信端末装置の情報が入力され、周波数応答を推定し、復調用に推定した周波数応答を信号検出部206に出力する。また、伝搬路推定部207は、SRS(Sounding Reference Signal)が入力された場合、次回のス
ケジューリングで使用する周波数応答を推定する。制御情報生成部208は、DMRSやSRSで推定した周波数応答を基に上りリンクのスケジューリング、適応変調符号化(Adaptive Modulation and Coding、リンクアダプテーションとも呼称される)を行い、端末装置が上りリンク伝送に用いる送信パラメータを生成し、DCIフォーマットに変換する。また、制御情報生成部208は、受信したデータ信号の誤りの有無の情報が信号検出部205より入力された場合、上りリンク伝送におけるACK/NACKを通知する制御情報を生成する。ここで、上りリンク伝送におけるACK/NACKは、PHICH(Physical HARQ CHannel)もしくはPDCCH、EPDCCHの少なくとも一つで送信される
。制御情報送信部209は、制御情報生成部208より変換された制御情報が入力され、入力された制御情報をPDCCHやEPDCCHに割り当てて各端末装置へ送信する。
図14に、本実施形態に係る信号検出部206の構成の一例を示す。信号検出部206は、信号分離部205−1〜205−Nより抽出された端末装置毎の信号がキャンセル処理部2061に入力される。キャンセル処理部2061は、ソフトレプリカ生成部2067よりソフトレプリカが入力され、各受信信号に対してキャンセル処理を行う。等化部2062は、伝搬路推定部207より入力された周波数応答よりMMSE規範に基づく等化重みを生成し、ソフトキャンセル後の信号に乗算する。等化部2062は、等化後の端末装置毎の信号をIDFT部2063−1〜2063−Uに出力する。IDFT部2063−1〜2063−Uは、周波数領域の等化後の受信信号を時間領域信号に変換する。なお、端末装置が送信処理でDFTの前もしくは後に信号に巡回遅延や位相回転、インターリーブが施している場合、周波数領域の等化後の受信信号もしくは時間領域信号に巡回遅延や位相回転、インターリーブを元に戻す処理が施される。復調部2064−1〜2064−Uは、図示していないが予め通知されている、もしくは予め決められている変調方式の情報が入力され、時間領域の受信信号列に対して復調処理を施し、ビット系列のLLR(Log Likelihood Ratio)、つまりLLR列を得る。
復号部2065−1〜2065−Uは、図示していないが予め通知されているもしくは予め決められている符号化率の情報が入力され、LLR列に対して復号処理を行う。ここで、逐次干渉キャンセラ(SIC: Successive Interference Canceller)や並列干渉キャンセラ(PIC: Parallel Interference Canceller)、ターボ等化等のキャンセル処理を行うために、復号部2065−1〜2065−Uは、復号器出力の外部LLRもしくは事後LLRをシンボルレプリカ生成部2066−1〜2066−Uに出力する。外部LLRと事後LLRの違いは、それぞれ復号後のLLRから復号部2065−1〜2065−Uに入力される事前LLRを減算するか、否かである。なお、端末装置が送信処理で誤り訂正符号化後の符号化ビット列にパンクチャリング(間引き)やインターリーブ、スクランブルが施している場合、信号検出部206は復号部2065−1〜2065−Uに入力するLLR列に対してデパンクチャリング(間引きされたビットのLLRに0を挿入)、デインターリーブ(並び換えを元に戻す)、デスクランブルを施す。シンボルレプリカ生成部2066−1〜2066−Uは、入力されたLLR列を端末装置がデータ伝送に用いた変調方式に応じてシンボルレプリカを生成し、ソフトレプリカ生成部2067に出力する。ソフトレプリカ生成部2067は、入力されたシンボルレプリカをDFTで周波数領域の信号に変換し、周波数応答を乗算することでソフトレプリカを生成する。復号部2065−1〜2065−Uは、SICやPICの処理やターボ等化の繰り返し回数が所定の回数に達した場合、復号後のLLR列を硬判定し、巡回冗長検査(CRC: Cyclic Redundancy Check)より誤りビットの有無を判別し、誤りビットの有無の情報を制御情報生成部208に出力する。SICによる信号検出を行う場合には、繰り返し処理せずに受信品質の高い端末装置の信号から検出するオーダリング処理を用いても良い。また、PICによる信号検出を行う場合には、繰り返し処理を適用しても良い。ここで、拡散符号を用いて低符号化率で送信されたデータを受信した場合、信号検出部206は逆拡散を行う。また、シンボルレプリカ生成部2066−1〜2066−Uは、端末装置が用いた拡散符号と変調方式に応じてシンボルレプリカを生成する。
図15に、本実施形態に係る送信端末装置の識別信号の構成の一例を示す。ここで、識別信号の送信に使用可能なOFDMシンボル数をNOFDM、識別信号の送信に使用可能なサブキャリア数をNSCとする。さらに、各送信端末が識別信号の送信に使用するOFDMシンボル数をTOFDM、時間方向にOCC(Orthogonal Cover Code)を使用する
場合は長さTOCCのOCC系列を使用する。ただし、OCC系列長は1≦TOCC≦TOFDMの値とし、送受信装置間で使用するOCCの系列長の情報を予め共有できていれば良い。また、各送信端末装置が識別信号の送信に使用するサブキャリア数をTSCとする。周波数方向にCS(Cyclic Shift)を使用する場合は、CSパターン数TCSを使用し、IFDMA(Interleaved Frequency Division Multiple Access)を使用する場合は、多重パターン数TRFを使用する。よって、識別信号用の直交リソース数は(NOFDM/TOFDM)×TOCC×(NSC/TSC)×TCS×TRFになる。図15は、識別信号を送信可能な時間・周波数リソースが1サブフレーム(NOFDM=14)、サブキャリア数NSC、TOFDM=TOCC=2の場合の例であるが、本発明はこの例に限定されない。同図の場合、NSC=TSC=48かつTCS=12、TRF=2とすると直交リソース数は336個存在することを意味する。基地局装置が送信するコンフィグレーションの制御情報には、識別信号を送信する直交リソースを示す情報が含まれる。識別信号を送信する2OFDMシンボルを図15のように連続する2OFDMシンボル毎にT1〜T7としてOFDMシンボルセットを定義し、実際に使用するOFDMシンボルセットのインデックスIとし、NSC>TSCであれば使用するサブキャリアセットの情報がX個あるとF1〜FXと定義し、実際に使用するサブキャリアセットのインデックスIとし、使用するOCC系列のインデックスをIOCCとし、使用するCSパターンをICSとし、使用するIFDMAの多重パターンをIRFとする。この場合、基地局装置が送信するコンフィグレーションの制御情報に(I、I、IOCC、ICS、IRF)を一意に示す情報が含まれている。コンフィグレーションの制御情報は、(I、I
、IOCC、ICS、IRF)の一部のみを含む情報でも良い。ただし、OFDMシンボルセットは、連続するOFDMシンボルである必要はなく、OFDMシンボル#1とOFDMシンボル#8のような組合せでも良い。また、サブキャリアセットにおいても連続するサブキャリアでなくても良く、例えばTRFの整数倍を識別信号のクラスタとして複数の識別信号のクラスタを周波数軸上で非連続に使用しても良い。また、識別信号の送信に使用可能なサブキャリアS#1〜S#NSCはデータ送信するサブキャリアと同一でも良いし、異なっても良い。識別信号の送信に使用可能なサブキャリアがデータ送信するサブキャリアと異なる場合は、識別信号とデータ信号を送信するサブキャリアが一部だけ重複するようにしても良い。また、基地局装置で収容されている端末装置数が識別信号の直交リソース数を超える場合は、異なる端末装置に同一の直交リソースを重複して割り当てる必要がある。この場合は、識別信号の直交リソースに加えて端末装置固有の識別子による送信端末装置の識別が必要になる。具体的には、データ信号に付加されているCRCを端末装置固有のIDであるC−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)や
SPS C―RNTIなどで排他的論理和演算する。このようにすることで、受信側の基地局装置は、SICやPIC、ターボ等化による信号検出後に、複数の識別子とCRCの排他的論理和演算を行い、CRCで誤りが検出されない識別子を確認することで、送信端末装置の識別を行うことができる。
図16に、本実施形態に係る上りリンクのデータ送信に使用する周波数リソースの一例を示す。同図では、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できる周波数リソースに対して、端末装置毎に異なる周波数リソースの使用する例である。以下、横軸の周波数インデックスをサブキャリア番号とする例で説明する。図16では、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信をする端末装置のUE#1〜UE#Nmが存在し、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できるサブキャリアインデックスが#1〜12、S(u,i)はUE#uのi番目の周波数領域の信号を示している。この例では、UE#1は使用可能な全てのサブキャリアを使用しており、DFTS−OFDM信号でデータ送信し、UE#2〜#8はDFTS−OFDM信号を非連続かつ等間隔にサブキャリアを使用してデータ送信する例である。このようにコンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信をする端末装置毎に異なる周波数リソースを使用することで、同一サブフレームで複数の端末装置がデータ送信したとしても、一部の周波数リソースのみでの衝突となり、干渉量が小さくなる。また、DFTS−OFDM信号を等間隔にサブキャリアを使用することで、等間隔でない信号の割り当てと比較してPAPR(Peak to Average Power Ratio)特性が良好となる。特に、上りリンクのデー
タ送信では、PAによる増幅時の非線形歪みによる伝送特性劣化や非線形歪みを抑えるためのバックオフで送信電力が低くなるとカバレッジが狭くなるなどの問題が生じるため、良好なPAPR特性となるデータ送信が重要である。以上により、複数の端末装置が送信したデータ信号が衝突時の干渉やPAPR特性の観点で図16のようなデータ伝送が有効である。
なお、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できる周波数リソースを12サブキャリアとして説明したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、12サブキャリアを1つのアクセス領域として、複数のアクセス領域を用意しても良い。例えば、各アクセス領域で異なる端末装置を収容することで、アクセス領域をX個用意することによりNmのX倍の端末装置数を収容できる。また、本発明では図16の横軸の周波数インデックスはサブキャリア番号に限定されるものではなく、RB番号やRBG番号としても良い。
図17に、本実施形態に係る上りリンクのデータ送信に使用する周波数リソースの一例を示す。同図は、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できるサブキャリアインデックスが#1〜12に対して、一部の周波数リソースに対してDFTS
−OFDM信号を連続的なサブキャリアもしくは非連続かつ等間隔なサブキャリアにデータを割り当てて送信する例である。本例では、サブキャリアインデックスが#1〜6と#7〜12で分割する場合を示しているが、異なる分割方法としても良い。例えば、使用するサブキャリアを3つ以上に分割して、周波数分割多重と併用しても良い。各端末装置がこのようなデータ送信をすることで、PAPR特性の観点では図16と同様の効果が得られ、さらに複数の端末装置が送信したデータが衝突時の干渉量は図16よりも小さくなる。なお、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できる周波数リソースを12サブキャリアとして説明したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、12サブキャリアを1つのアクセス領域として、複数のアクセス領域を用意しても良い。例えば、各アクセス領域で異なる端末装置を収容することで、アクセス領域をX個用意することによりNmのX倍の端末装置数を収容できる。また、本発明において図17の横軸の周波数インデックスは、サブキャリア番号に限定されるものではなく、RB番号やRBG番号としても良い。
図18に、本実施形態に係る上りリンクのデータ送信に使用する周波数リソースの一例を示す。同図は、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できるサブキャリアインデックスが#1〜12に対して、DFTS−OFDM信号を連続的なサブキャリアもしくは非連続かつ等間隔でないサブキャリアにデータを割り当てて送信する例である。本例では、非連続かつ等間隔なサブキャリアを使用してデータ送信する場合に比べて、多様なサブキャリアの使用方法が可能となる。よって、端末装置毎に異なる周波数リソースを使用する場合にはより多くの周波数リソースの割り当てパターンを用意できため、収容できる端末装置数を大幅に増やすことができる。
図19に、本実施形態に係る上りリンクのデータ送信と識別信号の送信に使用する周波数リソースの一例を示す。同図は、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できるサブキャリアインデックスが#1〜12、D(u,i)はUE#uのi番目の周波数領域の識別信号を示している。この例では、サブキャリア#1〜12に対して、DFTS−OFDM信号を連続的なサブキャリアもしくは非連続かつ等間隔なサブキャリアにデータを割り当てて送信する例である。この場合、同一サブフレームで複数の端末装置がデータ送信したとしても、一部の周波数リソースのみでの衝突となり、DMRSの直交化が問題となる。従来のDMRSは、シングルユーザMIMOやマルチユーザMIMOなどで同一の周波数リソースで複数のデータ信号が衝突(多重)されることを前提にCSで直交化を実現している。しかしながら、図19のような一部の周波数リソースのみでの衝突が生じる場合にはCSによる直交化ができず、系列長2のOCCのみで直交化することになり、収容できる端末装置数が2に限定されてしまう。そこで、図19の例は、識別信号とDMRSを共用する。つまり、識別信号により伝搬路推定を実現するため、図5のフレーム構成において、データ送信サブフレーム(UL送信のサブフレーム)のOFDMシンボル#4と#11でDMRS送信を行わず、データを配置する。よって、1回の送信機会にける送信可能なビット数が増加する。また、本実施形態では、端末装置は図11の信号多重部104の処理が変わる。参照信号多重部1041と参照信号生成部1042ではDMRSの生成とデータ信号と多重するが、コンテンションベース(Grant Free)の無線通信技術においては識別信号とDMRSを共用することから参照信号多重部1041と参照信号生成部1042は何もしない。ただし、端末装置がノンコンテンションベースの無線通信技術も使用する場合、ノンコンテンションベースの無線通信技術でデータ送信時は参照信号多重部1041と参照信号生成部1042ではDMRSの生成とデータ信号と多重を行う。また、本実施形態では、基地局装置は図13の信号分離部205−1〜205−Nの処理が変わる。参照信号分離部2051ではDMRSを分離するが、コンテンションベースの無線通信技術においては識別信号とDMRSを共用することから何もしない。ただし、端末装置がノンコンテンションベースの無線通信技術も使用する場合、ノンコンテンションベースの無線通信技術でデータ送信時では参照信号分離部2051はDM
RSの分離を行う。
本実施形態では、図19のような一部の周波数リソースのみでの衝突が生じる場合、識別信号はデータ信号を割り当てるサブキャリアと異なるサブキャリアを使用する。具体的には、識別信号はコンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できるサブキャリアの#1〜12の全てを使用し、データ信号は図19のUE#2〜Nmのように一部のサブキャリアのみを使用する。図19のように、識別信号の送信に使用するサブキャリアがUE#1〜Nmで一致することで、CSでの直交化も可能となり、収容できる端末装置数を増やすことができる。なお、コンテンションベースの無線アクセス技術のデータ送信に使用できる周波数リソースを12サブキャリアとして説明したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、12サブキャリアを1つのアクセス領域として、複数のアクセス領域を用意しても良い。例えば、各アクセス領域で異なる端末装置を収容することで、アクセス領域をX個用意することによりNmのX倍の端末装置数を収容できる。また、本発明では図19の横軸の周波数インデックスはサブキャリア番号に限定されるものではなく、RB番号やRBG番号としても良い。
なお、本発明は図19の例ではデータ送信に使用するサブキャリア数よりも識別信号の送信に使用するサブキャリア数が多い例を示したが、これに限定されるものではなく、データ送信に使用するサブキャリア数よりも識別信号に使用するサブキャリア数を少なくしても良い。具体的には、サブキャリアを#1〜6と#7〜12に分割し、端末装置は識別信号の送信に使用するサブキャリアを#1〜6もしくは#7〜12のみとする。これにより、図19のUE#1では、データ送信に使用するサブキャリア数よりも識別信号に使用するサブキャリア数を少なくなる。また、端末装置が識別信号の送信に使用するサブキャリアは、データを送信するサブキャリアの割り当てにより決めても良い。例えば、図18のUE#5のようなサブキャリアを使用してデータ送信する場合、サブキャリア#1〜6よりもサブキャリア#7〜12の方がデータ送信するサブキャリア数が多いため、識別信号をサブキャリア#7〜12で送信しても良い。
以上のように本実施形態では、コンテンションベースの無線通信技術において、端末装置毎に異なる周波数リソースを使用することで、同一サブフレームで複数の端末装置がデータ送信したとしても、一部の周波数リソースのみでの衝突となり、干渉量が小さくなる。また、DFTS−OFDM信号を等間隔にサブキャリアを使用することで、等間隔でない信号の割り当てと比較してPAPR特性が良好となる。その結果、受信品質の向上やシステム全体の周波数利用効率の向上を実現でき、多数端末を効率的に収容することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、端末装置がデータ送信するサブフレーム内の一部のOFDMシンボルでデータ送信する際に、同一サブフレームで複数の端末装置がデータ送信した場合の干渉量を低減する例について説明する。
本実施形態では、端末装置の構成例は第1の実施形態と同様で図6、7、8、9、10、11であり、基地局装置の構成例も第1の実施形態と同様で図12、13,14である。また、端末装置のデータ送信のシーケンスチャートも第1の実施形態と同様で図3である。そのため、本実施形態では、異なる処理のみを説明し、同様の処理の説明は省略する。図20に、本実施形態に係る上りリンクの識別信号とデータ送信の一例を示す。本実施形態では、同一のデータを複数回送信する例であり、各送信機会で識別信号とデータをそれぞれ送信する場合を示している。端末装置がコンテンションベースの無線アクセス技術でデータ送信をする場合、図21に示す1サブフレーム内のデータ送信する単位をT1〜T21に区切り、いずれかを使用する。送信区間T1〜T7は1サブフレーム内の2OFDMシンボルのみでデータ送信する場合であり、送信区間T8〜11は1サブフレーム内
の3OFDMシンボルのみでデータ送信する場合であり、送信区間T12〜15は1サブフレーム内の4OFDMシンボルのみでデータ送信する場合であり、送信区間T16〜17は1サブフレーム内の5OFDMシンボルのみでデータ送信する場合であり、送信区間T18〜19は1サブフレーム内の6OFDMシンボルのみでデータ送信する場合であり、送信区間T20〜21は1サブフレーム内の7OFDMシンボル(1スロット)のみで
データ送信する場合である。このような場合、端末装置がコンテンションベースの無線アクセス技術でデータ送信をすると、特定の送信区間のみで複数の端末装置のデータ送信が衝突することがある。そこで、端末装置は、データ送信に使用するOFDMシンボル数の中でデータ送信毎に送信区間を変えても良い。例えば、データ送信するサブフレーム番号を1≦Nf≦10とし、選択可能な送信区間の数をNd、端末装置毎に与えられる送信区間のオフセット0≦Noff≦Nd−1、送信区間のホッピングの量を0≦Nh≦Nd−
1とすると、mod(Nf×Nh+Noff,Nd)+1で計算することができる。1サ
ブフレーム内の2OFDMシンボルのみでデータ送信する場合はNd=7となり、上記の式により1〜7が与えられ、T1〜T7を選択できる。同様に、1サブフレーム内の3OFDMシンボルのみでデータ送信する場合はNd=4となり、上記の式により1〜4が与えられ、T8〜T11を選択できる。
なお、端末装置がコンテンションベースの無線アクセス技術でデータ送信をする場合、データ送信毎に使用する周波数リソースを変えていくことで、同一周波数・同一時間で衝突する確率を低減させても良い。つまり、同一データのデータ送信するサブフレーム番号と関連付けて使用する周波数リソースを変えても良く、例えば、図19のようなデータ送信時にサブフレーム番号により使用する周波数リソースの割り当てを変えても良い。また、送信するデータサイズが非常に小さい場合にはデータ送信に1サブフレーム内の一部のOFDMシンボル(使用するOFDMシンボル数が13以下)と同時に適用しても良く、端末装置毎に異なる時間・周波数リソースを使用時に、サブフレーム内のスロット単位もしくはOFDMシンボル単位でデータ送信する。また、再送時にもサブフレーム番号やスロット番号により周波数リソースや時間リソース(スロット番号やOFDMシンボル)を変えても良い。
なお、図20の識別信号とデータを送信するサブフレーム数は同一である必要はなく、図22の例のように識別信号を送信するサブフレームを1つに対してデータを送信するサブフレームを2つとしても良い。このようにデータ送信できるサブフレームを増加させることでオーバヘッドを低減しても良い。
本実施形態では、同一のデータを複数回送信する例で説明したが、本発明はこの例に限定されるものではなく、例えば、1回のデータ送信のみの場合にも本実施形態のサブフレーム番号によりデータ送信する時間・周波数リソースを変えても良い。
本実施形態では、サブフレーム番号によりデータ送信する時間・周波数リソースを変える例を説明したが、発明はこの例に限定されるものではなく、例えば、識別信号の直交リソースやDMRSの系列や直交リソースと関連付けてデータ送信する時間・周波数リソースを変えても良い。
なお、本発明は1サブフレーム内の送信区間が端末装置毎に異なる場合やデータ送信に使用する周波数リソース数が端末装置毎に異なる場合にも適用可能である。
以上のように本実施形態では、コンテンションベースの無線通信技術において、端末装置がサブフレーム番号によりデータ送信する時間・周波数リソースを変えることで、同一サブフレームで複数の端末装置がデータ送信したとしても、一部の時間・周波数リソースのみでの衝突となり、干渉量が小さくなる。その結果、受信品質の向上やシステム全体の
周波数利用効率の向上を実現でき、多数端末を効率的に収容することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、端末装置固有のデータの発生頻度、予測されるデータ量などの予測トラフィック情報を送信し、基地局装置が受信した予測トラフィック情報によりコンフィグレーションの制御情報を送信する例について説明する。
本実施形態では、端末装置の構成例は第1の実施形態と同様で図6、7、8、9、10、11であり、基地局装置の構成例も第1の実施形態と同様で図12、13,14である。そのため、本実施形態では、異なる処理のみを説明し、同様の処理の説明は省略する。端末装置のデータ送信のシーケンスチャートを図23に示す。図23では、基地局装置は、端末装置の状態や能力、QoSによって変わらないコンフィグレーションの制御情報を送信する(S300)。例えば、CSIの送信有無、データ送信サブフレームでDMRSの送信の有無、SRSの送信有無などがある。次に、端末装置は、予測トラフィック情報を送信する(S301)。予測トラフィック情報には、予測されるデータの発生頻度(平均の発生周期)、送信データの量(予測されるデータ量の平均値、最大値など)、必要なデータレート、受信品質(必要とされるパケット誤り率)などが含まれて良い。また、端末装置は予測トラフィック情報と一緒にCapabilityやUEカテゴリを送信しても良い。Capabilityには、HARQを使用可能かの情報、送信電力制御のクローズドループの制御値を使用可能かの情報、フラクショナル送信電力制御を使用可能かの情報、SRSの送信可能かの情報、送受信アンテナ数や同時に使用できるアンテナ数の情報などが含まれても良い。UEカテゴリには、端末装置がサポートするデータレート(送信可能なデータレート)やバッファサイズなどが含まれる。
端末装置は、予測トラフィックの情報を初期接続やハンドオーバ等で一回のみ送信するのではなく、複数回送信しても良い。例えば、端末装置が送信した予測トラフィック情報から変化が生じた場合に、予測トラフィックの情報を送信しても良い。例えば、所定の変化量が予め決められており、予測されるデータの発生頻度や送信データの量が所定の変化量を超えて増減した場合に予測トラフィックの情報を送信しても良い。また、端末装置は周期的に予測トラフィックの情報を送信しても良い。
基地局装置は、端末装置より予測トラフィック情報を受信後、受信した情報に応じたコンフィグレーションの制御情報を送信する(S302)。例えば、周波数リソース(周波数位置、帯域幅)、MCS(Modulation and Coding Scheme)、セル固有と端末装置固有の目標受信などがある。また、端末装置が複数の送信アンテナを有する場合、送信レイヤ数(ランク数)、レイヤ毎(もしくはコードワード毎)のMCS、プリコーディング情報も含まれても良い。以下、図3のS201−1〜S202までは図3と同様の処理であるため、説明を省略する。
基地局装置が予測トラフィック情報に基づいて送信するコンフィグレーションの制御情報に含まれる周波数リソース(周波数位置、帯域幅)は、端末装置毎に決定しても良い。つまり、基地局装置が端末装置をコンテンションベースの無線通信技術で収容するアクセス領域(周波数位置、帯域幅)を複数用意しても良く、端末装置毎に異なるアクセス領域を指定しても良い。各端末装置に通知するアクセス領域の決定方法は、送信データの量や必要なデータレート、送信品質が同等の端末装置を同一のアクセス領域にしても良い。また、基地局装置は、同一のアクセス領域で収容する端末装置がデータ送信に使用するMCSは同一となるようにコンフィグレーションの制御情報を送信しても良い。この場合、端末装置の予測トラフィックの情報によりMCSを変更が必要になった場合には、再度コンフィグレーションの制御情報を送信し、MCSの変更と同時にアクセス領域も変更しても良い。
なお、端末装置は、送信電力余力(PH: Power Headroom)を予測トラフィック情報と同時に送信もしくは周期的に送信しても良い。この場合、基地局装置は、PHに応じてMCSを設定しても良い。また、基地局装置は、端末装置より送信されたPHが前回のPHと比較して大きく変化した場合には、MCSやアクセス領域を変更するコンフィグレーションの制御情報を送信しても良い。
本実施形態では、基地局装置がDMRSの情報とMCSの情報を個別に送信する例について説明したが、DMRSの系列や直交リソースと符号化率を関連付けて通知しても良い。
以上のように本実施形態では、コンテンションベースの無線通信技術において、端末装置が送信した予測トラフィック情報により、基地局装置がアクセス領域やMCSなどを制御することで、効率的なコンテンションベースの無線通信を実現できる。その結果、受信品質の向上やシステム全体の周波数利用効率の向上を実現でき、多数端末を効率的に収容することができる。
本発明に関わる装置で動作するプログラムは、本発明に関わる実施形態の機能を実現するように、Central Processing Unit(CPU)等を制御してコンピュータを機能させるプログラムであっても良い。プログラムあるいはプログラムによって取り扱われる情報は、一時的にRandom Access Memory(RAM)などの揮発性メモリあるいはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリやHard Disk Drive(HDD)、あるいはその他の記憶装置システムに格納される。
尚、本発明に関わる実施形態の機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しても良い。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。ここでいう「コンピュータシステム」とは、装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、オペレーティングシステムや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータが読み取り可能な記録媒体」とは、半導体記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、短時間動的にプログラムを保持する媒体、あるいはコンピュータが読み取り可能なその他の記録媒体であっても良い。
また、上述した実施形態に用いた装置の各機能ブロック、または諸特徴は、電気回路、たとえば、集積回路あるいは複数の集積回路で実装または実行され得る。本明細書で述べられた機能を実行するように設計された電気回路は、汎用用途プロセッサ、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェア部品、またはこれらを組み合わせたものを含んでよい。汎用用途プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、従来型のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであっても良い。前述した電気回路は、ディジタル回路で構成されていてもよいし、アナログ回路で構成されていてもよい。また、半導体技術の進歩により現在の集積回路に代替する集積回路化の技術が出現した場合、本発明は当該技術による新たな集積回路を用いることも可能である。
なお、本願発明は上述の実施形態に限定されるものではない。実施形態では、装置の一例を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置に適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
10…基地局装置
20−1〜20−Nm…端末装置
101…誤り訂正符号化部
102…変調部
103…送信信号生成部
104…信号多重部
105…IFFT部
106…識別信号多重部
107…送信電力制御部
108…送信処理部
109…送信アンテナ
110…受信アンテナ
111…無線受信部
112…制御情報検出部
113…送信パラメータ記憶部
114…トラフィック管理部
1030…位相回転部
1031…DFT部
1032…信号割当部
1033…位相回転部
1034…インターリーブ部
1041…参照信号多重部
1042…参照信号生成部
1043…制御情報多重部
1044…制御情報生成部
201−1〜201−N…受信アンテナ
202−1〜202−N…受信処理部
203−1〜203−N…識別信号分離部
204−1〜204−N…FFT部
205−1〜205−N…信号分離部
206…信号検出部
207…伝搬路推定部
208…制御情報生成部
209…制御情報送信部
210…送信アンテナ
211…送信端末識別部
2051…参照信号分離部
2052…制御情報分離部
2053…割当信号抽出部
2054…制御情報検出部
2061…キャンセル処理部
2062…等化部
2063−1〜2063−U…IDFT部
2064−1〜2064−U…復調部
2065−1〜2065−U…復号部
2066−1〜2066−U…シンボルレプリカ生成部
2067…ソフトレプリカ生成部

Claims (9)

  1. 受信装置に対してデータ信号を送信する送信装置であって、
    前記受信装置が送信する送信許可の制御情報の受信をせずに前記データ信号を送信する送信処理部と、前記データ信号の送信に係る送信パラメータを予め受信する制御情報受信部と、予測されるトラフィックの情報を制御情報送信部とを有し、
    前記制御情報送信部は、前記予測されるトラフィックの情報としてデータの発生頻度とデータ量を送信することを特徴とする送信装置。
  2. 前記制御情報送信部が送信する前記予測されるトラフィックの情報に必要とされるデータレートと受信品質が含まれることを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  3. 前記制御情報送信部は、予測されるトラフィックの情報が所定の変化量を超える増減した場合に、予測されるトラフィックの情報を送信することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  4. 複数の送信装置のデータ信号を受信する受信装置であって、
    送信許可の制御情報の送信をせずに送信される前記データ信号を受信する受信処理部と、予測されるトラフィックの情報などの制御情報を検出する制御情報検出部と、前記受信した制御情報により決定される前記データ送信に用いる送信パラメータを予め送信する制御情報送信部と、を有し、
    前記制御情報送信部は前記予測されるトラフィックの情報からアクセス領域、MCSの少なくとも1つを決定し、制御情報として送信することを特徴とする受信装置。
  5. 前記制御情報送信部が送信する前記アクセス領域の情報は送信装置がデータ送信に使用する周波数位置と帯域幅が含まれることを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記制御情報送信部は同一のMCSを使用する送信装置が前記アクセス領域を共有するように、制御情報を送信することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  7. 前記制御情報検出部が前記予測されるトラフィックの情報を受信した場合に、前記制御情報送信部が前記MCSと前記アクセス領域を同時に変更する制御情報を送信することを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  8. 受信装置に対してデータ信号を送信する送信装置の通信方法であって、
    前記受信装置が送信する送信許可の制御情報の受信をせずに前記データ信号を送信する送信処理ステップと、前記データ信号の送信に係る送信パラメータを予め受信する制御情報受信ステップと、予測されるトラフィックの情報を制御情報送信ステップとを有し、
    前記制御情報送信ステップは、前記予測されるトラフィックの情報としてデータの発生頻度とデータ量を送信することを特徴とする通信方法。
  9. 複数の送信装置のデータ信号を受信する受信装置の通信方法であって、
    送信許可の制御情報の送信をせずに送信される前記データ信号を受信する受信処理ステップと、予測されるトラフィックの情報などの制御情報を検出する制御情報検出ステップと、前記受信した制御情報により決定される前記データ送信に用いる送信パラメータを予め送信する制御情報送信ステップと、を有し、
    前記制御情報送信ステップは前記予測されるトラフィックの情報からアクセス領域、MCSの少なくとも1つを決定し、制御情報として送信することを特徴とする通信方法。
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