JP2019125289A - 印刷制御装置、印刷物の生産方法および印刷制御プログラム - Google Patents

印刷制御装置、印刷物の生産方法および印刷制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】より適切に不要ページの印刷を防止する技術の提供。【解決手段】印刷データを取得する取得部と、文言を記憶する記憶部と、前記印刷データを解析し、前記文言と画像とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定する判定部と、前記対象ページに続く前記対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、前記不要ページ以外のページを印刷させる印刷制御部と、を備えた印刷制御装置を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷制御装置、印刷物の生産方法および印刷制御プログラムに関する。
従来、無駄な印刷を防止する技術が知られている。例えば、特許文献1においては、最終ページに余白が多い場合に、その最終ページを印刷させずに用紙の無駄を防止する技術が開示されている。
特開2005−219294号公報
最終ページより前に不要な文字列が含まれているなどの、余白ではない不要ページが存在する場合もある。
本発明は前記課題にかんがみてなされたもので、より適切に不要ページの印刷を防止する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための印刷制御装置は、印刷データを取得する取得部と、文言を記憶する記憶部と、印刷データを解析し、画像と文言とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定する判定部と、対象ページに続く対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、不要ページ以外のページを印刷させる印刷制御部と、を備える。この構成によれば、文書の途中に存在する対象ページを印刷し、その後の不要ページを印刷させないようにすることができる。従って、より適切に不要ページの印刷を防止することができる。
さらに、判定部が、文言とともに、閾値以上の寸法の画像が含まれているページを対象ページと判定する構成であっても良い。この構成によれば、画像が一定の大きさを占めるページを印刷させることができる。
さらに、判定部が、文言と画像との位置関係が判定条件を満たしているページを対象ページと判定する構成であっても良い。この構成によれば、特定の文言と画像とが関連している可能性が高いページを印刷させることができる。
さらに、判定部が、文言の種類に応じて異なる判定条件によって対象ページの有無を判定する構成であっても良い。この構成によれば、文言の種類毎に、より適切な判定を行うことが可能になる。
さらに、文言は、地図会社の著作権表示である構成であっても良い。この構成によれば、地図を含むページを印刷させることが可能になる。
さらに、判定部が、webページの印刷であれば判定を行い、webページの印刷でなければ判定を行わない構成であっても良い。この構成によれば、対象ページが文書の途中にある可能性が高いwebページにおいて不要ページの印刷を防止することができる。
さらに、判定部が、印刷データを解析し、白紙ページの有無を判定し、印刷制御部が、白紙ページを印刷させない構成であってもよい。この構成によれば、白紙ページが印刷されることを防止することができる。
さらに、印刷制御部が、不要ページについてユーザーに印刷要否を確認させ、ユーザーが、印刷が必要であると回答した不要ページを印刷させる構成であっても良い。この構成によれば、判定部によって不要ページであると判定されたページであっても、ユーザーが必要であると判断したページを印刷させることができる。
さらに、印刷制御部が、対象ページの印刷の後であって不要ページの印刷の前に、印刷要否を確認させる構成であっても良い。この構成によれば、印刷された対象ページに基づいて、不要ページの印刷の要否をユーザーが判断可能である。
さらに、印刷制御部が、2部目以降は対象ページの前の非対象ページも不要ページとして印刷を行わせない構成であっても良い。この構成によれば、2部目以降の印刷の際には対象ページの前に存在する不要なページの印刷を防止することができる。
本発明の実施形態にかかる印刷制御装置のブロック図である。 印刷データの構造を説明するための図である。 印刷制御処理のフローチャートである。 印刷制御処理のフローチャートである。 印刷処理のフローチャートである。 第2実施形態にかかる印刷制御処理のフローチャートである。 他の実施形態にかかる印刷制御処理のフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)印刷制御装置の構成:
(2)印刷制御処理:
(3)印刷処理:
(4)第2実施形態:
(5)他の実施形態:
(1)印刷制御装置の構成:
図1は、本発明にかかる印刷制御装置として機能するコンピューター10の構成を示すブロック図である。コンピューター10は、RAM,ROM,プロセッサー(CPU、ASIC、CPUとASICの協働等)を備える制御部20とHDD30とを備えており、ROMやHDD30等に記録されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとしてプリンタードライバー21(印刷制御プログラム)を実行可能である。当該プリンタードライバー21は、図示しないインターフェースを介してコンピューター10と接続されたプリンター40を制御するためにコンピューター10にインストールされるドライバープログラムである。
プリンター40は、ROM,RAM,CPU等を備える制御部41aと、印刷部41bと、ユーザーインターフェース41cとを備えている。制御部41aはプリンター40の各部を制御することが可能であり、図示しない通信インターフェースを介してコンピューター10が送信した送信データを取得することが可能である。
印刷部41bは、印刷媒体に印刷を行う機構であれば良く、例えば、印刷ヘッド、駆動電圧生成部、キャリッジドライバー、モータードライバー等を含む構成等で実現可能である。制御部41aは、印刷部41bを制御し、コンピューター10から送信された送信データが示す印刷内容で印刷媒体に印刷を行うことができる。
ユーザーインターフェース41cは、タッチパネル式のディスプレイやキー入力部を含む。ディスプレイは、表示パネルと、表示パネルに重ねられたタッチ検出パネルとを備える。ディスプレイは、制御部41aの制御に従って様々な情報を表示パネルに表示する。また、ディスプレイはタッチ検出パネルに対する人の指等による接触を検出し、接触座標を制御部41aに出力する。キー入力部は、電源ボタン等のキーに対する操作を検出すると操作されたキーを示すキー操作情報を制御部41aに出力する。制御部41aは、ユーザーインターフェース41cから取得したキー操作情報に基づいてタッチパネル式のディスプレイやキー入力部に対する利用者の操作内容を取得することができ、当該操作内容に対応する処理を実行することができる。
プリンター40は、制御部20がプリンタードライバー21を実行することによって印刷を実行することが可能である。制御部20は、印刷データ30aに基づいて当該文書を印刷する際に、プリンタードライバー21の機能により、文書内からユーザーが印刷を意図していると推定される対象ページを特定することができる。そして、制御部20は、プリンター40を制御し、対象ページを印刷させ、対象ページに続く不要ページを印刷させないように機能する。
プリンタードライバー21は、このような機能を制御部20に実行させるため、取得部21aと判定部21bと印刷制御部21cとを備えている。取得部21aは、印刷データを取得する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。本実施形態において、コンピューター10にはユーザーインターフェース42が接続されており、ユーザーはユーザーインターフェース42を介して種々の情報を入力することができる。ユーザーインターフェースは、キーボードやマウス等の各種の入力部とディスプレイ等の出力部とによって構成可能である。
ユーザーは、ユーザーインターフェース42を介して印刷対象の文書を示す印刷データを指定することができる。本実施形態においては、アプリケーションプログラムの印刷機能においてユーザーが文書を選択することによって印刷データを指定することができる。すなわち、ユーザーの指示に応じて制御部20は、任意のアプリケーションプログラムを実行することができる。
本実施形態においては、コンピューター10が実行可能なアプリケーションプログラムにwebブラウザが含まれている。ユーザーは、ユーザーインターフェース42を操作することより、webブラウザを通じて所望のウェブサイトをユーザーインターフェース42に表示させ、所望のwebページを指定して印刷を行わせることができる。他のアプリケーションプログラムにおいても同様に、ユーザーはアプリケーションプログラムで扱う文書の印刷を行わせることができる。
webページなどの各種文書が印刷対象として指定されて印刷が実行されると、当該文書を示す印刷データ30aがHDD30に記録される。制御部20は、取得部21aの機能により、印刷対象としての印刷データ30aを取得する。なお、印刷データ30aは、種々のフォーマットで作成されていて良いが、本実施形態において印刷データ30aは、ページ記述言語で記述されたデータである。
図2は、webページが印刷された場合の印刷データ30aの構造を説明するための図である。図2においては、矩形によって1ページ分の文書を模式的に示しており、印刷内容の一部を各ページ内に抜き出して示している。本例においては、各ページの右上に全ページにおいて何ページ目であるのかを示す数値と全ページ数とが示されている。例えば、最初のページは「page1 of N」と示され、全Nページ内での1ページ目であることが示されている。また、ページの下部には印刷対象となったwebページのURL(Uniform Resource Locator)が示されている。さらに、図2に示す例においては、webページ内で示された施設の位置を示す地図の画像と、地図がアクセス方法であることを示す文言「アクセス」とが、2ページ目に含まれている。本例において、当該webページが印刷対象となって印刷が実行されると、文書名が当該webページのURLとなって印刷ジョブが処理される。
判定部21bは、印刷データ30aを解析し、特定の文言と画像とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定する機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。本実施形態において、対象ページの有無を判定するための情報は、予めHDD30に記録されている。
具体的には、HDD30には文言情報30bと判定条件情報30cとが予め記録されている。文言情報30bは、特定の文言のリストを示す情報である。特定の文言は、対象ページである可能性が高いと判定するための一要素である。本実施形態においては、webページとして表示された地図とクーポンとの少なくとも一方が印刷対象であると判定する構成である。従って、特定の文言のリストは地図とクーポンとの少なくとも一方に関連する文言である。地図に関連する文言は、例えば、「地図」「マップ」「アクセス」「周辺図」「最寄図」、地図会社の著作権表示(丸内にcが示された記号と会社名及び発行年との組み合わせ)などが挙げられる。クーポンに関連する文言は、例えば、「クーポン」「チケット」「券」「金券」「割引券」「%OFF」などが挙げられる。
判定条件情報30cは、画像の寸法を示す閾値である。画像の寸法は、対象ページである可能性が高いと判定するための一要素である。本実施形態においては、地図やクーポンがwebページとして表示される場合には、多くの場合、画像で表現され、かつ、webページ内で大きな面積を占めることに着目している。すなわち、画像の寸法が閾値以上である場合に対象ページである可能性が高いと判定される。なお、閾値は予め決められていれば良く、本実施形態においては、幅方向(印刷媒体に文字を印刷した場合の文字の左右方向)に300ピクセル、またはページ幅の1/2が閾値として設定されている。
制御部20は、判定部21bの機能により、文言情報30bおよび判定条件情報30cに基づいてユーザーが印刷を意図している対象ページの有無を判定する。すなわち、印刷媒体に文字列を印刷する場合、当該文字列を示すページ記述言語のコマンドが印刷データ30aに含まれる。そこで、制御部20は、印刷データ30aとして記述されたページ記述言語のコマンドが文言の印刷を示している場合に当該文言を特定し、文言情報30bが示す特定の文言と一致するか否か判定する。
また、印刷媒体に画像を印刷する場合、イメージ属性の画像の描画(例えば、ビットマップ画像の描画等)やグラフィック属性の画像の描画(例えば、線や点の位置等に基づく画像の描画等)を指示するページ記述言語のコマンドが印刷データ30aに含まれる。そこで、制御部20は、印刷データ30aとして記述されたページ言語のコマンドがイメージ属性の画像の描画を示している場合に当該画像の大きさを特定し、判定条件情報30cが示す閾値以上であるか否か判定する。
そして、特定の文言が含まれ、閾値以上の寸法の画像が含まれるページが存在する場合、制御部20は、判定部21bの機能により、当該ページを対象ページであると判定する。図2に示す例においては、2ページ目に特定の文言である「アクセス」が含まれ、地図の画像が含まれる。また、当該地図は幅方向(図2に示す左右方向)の幅の1/2より大きい画像である。従って、図2に示す文書が印刷データ30aとなった場合、制御部20は、2ページ目を対象ページと判定する。
印刷制御部21cは、対象ページに続く対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、不要ページ以外のページを印刷させる機能を制御部20に実行させるプログラムモジュールである。制御部20は、印刷制御部21cの機能により、印刷データ30aに基づいて、プリンター40が印刷を実行可能な形式で印刷内容を示す送信データを生成し、プリンター40に対して送信する。プリンター40の制御部41aは、当該送信データに基づいて送信データが示す印刷内容の印刷物をページ毎に印刷して印刷物を生産する。
本実施形態において制御部20は、印刷データ30aが示す文書を最初から対象ページまで印刷させた後、印刷を一時停止させる。この場合、プリンター40のユーザーインターフェース42においてユーザーによって印刷が必要であると確認されない限り一時停止後のページは印刷されない。すなわち、本実施形態においては、対象ページに続くページを不要ページと見なしている。
このような機能を実現するため、制御部20は、対象ページの送信データとともに、対象ページの印刷後に印刷を一時停止させるコマンドをプリンター40に送信する。プリンター40において当該コマンドを受け取ると、制御部41aは対象ページの印刷後に印刷部41bにおける印刷を一時停止させる。この状態において、対象ページに続く不要ページと見なされたページの印刷内容を示す送信データが制御部20から送信されたとしても、印刷は実行されない。
例えば、図2に示す例であれば、2ページ目が対象ページであるため、プリンター40は、1ページ目と2ページ目を印刷し、印刷を一時停止させる。従って、この状態において3ページ目以降のページは印刷されない。この状態で待機すれば、1ページ目と2ページ目の印刷物が得られている状態となる。
以上のようにして対象ページが印刷されると、その後、不要ページの印刷の前に、制御部41aは、ユーザーに印刷要否を確認させる。すなわち、さらに、制御部41aは、ユーザーインターフェース41cを制御し、不要ページの印刷要否を回答するための案内をディスプレイに表示させる。ユーザーは、ユーザーインターフェース41cのディスプレイに対してタッチ操作を行うことにより、対象ページに続く不要ページと見なされたページを印刷すべきか否か回答することができる。
そこで、ユーザーは、プリンター40から排出されたページを確認し、自身が意図していたページが印刷されたか否かを確認する。例えば、図2に示す例であれば、プリンター40が2ページ目まで印刷された状態で一時停止されているので、ユーザーが2ページ目の地図を意図していたのであれば、ユーザーはプリンター40から排出された印刷物に基づいて印刷不要であると判断することができる。そこで、ユーザーは、ユーザーインターフェース41cを通じて印刷不要である旨を回答する。2ページ目が意図した内容でなければ、ユーザーは、ユーザーインターフェース41cを通じて印刷必要である旨を回答する。
ユーザーが印刷必要である旨の回答を行った場合、制御部41aは、コンピューター10から送信された送信データに基づいて対象ページに続くページを印刷させる。一方、ユーザーが印刷不要である旨の回答を行った場合、制御部41aは、コンピューター10から送信された送信データを破棄する。従って、不要ページと見なされたページは印刷されない。以上の構成によれば、文書の途中に存在する対象ページを印刷し、その後の不要ページを印刷させないようにすることができる。従って、より適切に不要ページの印刷を防止することができる。
(2)印刷制御処理:
ユーザーがユーザーインターフェース42を操作してアプリケーションプログラムを制御部20に実行させ、印刷実行指示を行うと、制御部20は、プリンタードライバー21の機能によって印刷制御処理を開始する。印刷制御処理が開始されると、制御部20は、印刷要求元がブラウザであるか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、印刷実行指示が行われたアプリケーションプログラムがブラウザであったか否かを判定する。印刷要求元がブラウザであるか否かを判定するための手法は、種々の手法を採用可能である。
本実施形態において、制御部20は、印刷実行指示に対応する印刷ジョブの文書名がURLである場合に、印刷要求元がブラウザであると判定する。むろん、印刷要求元がブラウザであるか否か判定するための構成は、種々の構成が採用可能であり、ページ記述言語で記述されたコマンドを解析する構成等であっても良い。例えば、図2に示す例のようにページの下部にwebページのURLが含まれる場合に印刷要求元がブラウザであると判定しても良い。
なお、ここでは、印刷要求元がブラウザであった可能性があると推定されるか否かを判定しても良い。例えば、制御部20が、印刷ジョブの名称がブラウザからの印刷要求ではないことが明らかである場合(例えば、拡張子によって明らかである場合)を除いて、印刷要求元がブラウザであった可能性があると推定してもよい。
ステップS100において、印刷要求元がブラウザであると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、ブラウザフラグをON、文言フラグをOFF、画像フラグをOFFに設定する(ステップS105)。ここで、ブラウザフラグは、印刷要求元がブラウザであったか否かを示すフラグであり、文言フラグはページ内に特定の文言が含まれているか否かを示すフラグであり、画像フラグはページ内に閾値以上の寸法の画像が含まれているか否かを示すフラグである。
図2に示す例は、ブラウザによって印刷実行指示が行われた文書であるため、この例であれば、制御部20は、ステップS105においてブラウザフラグをONにする。ステップS100において、印刷要求元がブラウザであると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、ブラウザフラグをOFF、文言フラグをOFF、画像フラグをOFFに設定する(ステップS110)。すなわち、印刷要求元がブラウザであるか否かに応じたフラグが設定される。
次に、制御部20は、コマンドを解析する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、取得部21aの機能により、印刷実行指示が行われた文書を示す印刷データ30aを取得し、コマンドが記述された順序に従って未処理のコマンドを抽出し、解析対象とする。本実施形態においては、ステップS115〜S160のループ処理を繰り返すことにより、1ページ分のコマンドを処理する構成となっている。従って、ループ処理毎にコマンドが順に選択され、解析対象となる。
当該コマンドの解析において、制御部20は、判定部21bの機能により、描画対象を特定する。すなわち、ページ記述言語のコマンドにおいては、印刷物に印刷すべきオブジェクトが文字コード、イメージ属性の画像、グラフィック属性の画像などとして指定される。そこで、制御部20は、当該描画対象を特定する。
次に、制御部20は、判定部21bの機能により、ステップS115の解析の結果、コマンドによって文字の描画が指定されているか否かを判定する(ステップS120)。ステップS120において、文字の描画が指定されていると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、文字が特定の文言であるか否かを判定する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、文言情報30bを参照し、コマンドで描画が指定されている文字列が、文言情報30bに示された文言のリストに含まれる場合に文字が特定の文言であると判定する。
ステップS125において文字が特定の文言であると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、文言フラグをONに設定する(ステップS130)。ステップS125において文字が特定の文言であると判定された場合、制御部20は、ステップS130をスキップする。本実施形態においては、文言情報30bに「アクセス」という文言が含まれているため、図2に示す例において、2ページ目に存在する「アクセス」という文言を描画するコマンドが解析対象となっている状態でステップS115以降の処理が実行されると、ステップS120の判定を経てステップS125において文字が特定の文言であると判定され、文言フラグがONになる。
一方、ステップS120において、文字の描画が指定されていると判定されない場合、制御部20は、判定部21bの機能により、ステップS115の解析の結果、コマンドによって画像の描画が指定されているか否かを判定する(ステップS135)。すなわち、制御部20は、コマンドによってイメージ属性の画像の描画が指定されているか、コマンドによってグラフィック属性の画像の描画が指定されている場合に、画像の描画が指定されていると判定する。
ステップS135において画像の描画が指定されていると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、画像の寸法が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS140)。すなわち、制御部20は、ステップS115で解析されたコマンドが指示する画像の幅方向の大きさを特定する。そして、制御部20は、判定条件情報30cを参照して画像寸法の閾値を取得し、画像の幅方向の大きさが当該閾値以上である場合に、画像の寸法が閾値以上であると判定する。
ステップS140において画像の寸法が閾値以上であると判定された場合、制御部20は、制御部20は、判定部21bの機能により、画像フラグをONに設定する(ステップS145)。ステップS135において文字が特定の画像であると判定されない場合、または、ステップS140において画像の寸法が閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、ステップS145をスキップする。
本実施形態においては、判定条件情報30cに閾値として「ページ幅の1/2」が含まれているため、図2に示す例において、2ページ目に存在する地図の画像のようにページ幅の1/2を超えている画像を描画するコマンドが解析対象となっている状態でステップS115以降の処理が実行されると、ステップS135,S140の判定を経てステップS145において画像寸法が閾値以上であると判定され、画像フラグがONになる。
ステップS130,S145のいずれかが実行されたか、またはスキップされた場合、制御部20は、印刷制御部21cの機能により送信データを生成する(ステップS150)。すなわち、制御部20は、ステップS115において解析対象となったコマンドが示す描画内容で印刷を実行させるための送信データ(本実施形態においてはプリンター40の記録材を記録する位置を示すデータ)を生成する。
次に、制御部20は、印刷制御部21cの機能により、ページ内の次のコマンドを解析対象に設定し(ステップS155)、ページが終了したか否かを判定する(ステップS160)。そして、ステップS160において、ページが終了したと判定されなければ、制御部20は、ステップS155で解析対象となったコマンドに基づいてステップS115以降の処理を繰り返す。すなわち、制御部20は、ステップS155で解析対象となったコマンドがページ終了を示すコマンドであると判定されるまでステップS115〜S160の処理を繰り返す。
以上の処理によれば、図2に示す2ページ目のように、特定の文言と閾値以上の寸法の画像とがともに含まれるページでは、文言フラグと画像フラグとがともにONになる。また、特定の文言が含まれるが閾値以上の寸法の画像が含まれないページは文言フラグがON、画像フラグがOFFである。特定の文言が含まれず閾値以上の寸法の画像が含まれるページは文言フラグがOFF、画像フラグがONである。特定の文言と閾値以上の寸法の画像とがともに含まれないページは文言フラグがOFF、画像フラグがOFFである。
ステップS160において、ページが終了したと判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、ブラウザフラグ、文言フラグ、画像フラグが全てONであるか否かを判定する(ステップS165)。ステップS165において、ブラウザフラグ、文言フラグ、画像フラグが全てONであると判定された場合、制御部20は、印刷制御部21cの機能により、現ページを対象ページ、次ページ以後を不要ページと見なし、印刷一時停止情報を送信データに付加する(ステップS170)。
すなわち、制御部20は、ブラウザフラグ、文言フラグ、画像フラグが全てONである現ページを対象ページであると見なす。この結果、webページの中で特定の文言が含まれ、かつ、閾値以上の寸法の画像が含まれるページが対象ページと見なされる。当該対象ページより後のページは不要ページと見なされる。そして、対象ページまで印刷させ、不要ページは利用者が印刷必要と見なさない限り印刷されないようにするため、制御部20は、印刷一時停止情報を対象ページの送信データに付加する。図2に示す例であれば、2ページ目が対象ページとなるため、2ページ目の印刷内容を示す送信データに印刷一時停止情報が付加される。
ステップS165において、ブラウザフラグ、文言フラグ、画像フラグが全てONであると判定されない場合、制御部20は、ステップS170をスキップする。ステップS170が実行された場合、またはスキップされた場合、制御部20は、印刷制御部21cの機能により、送信データをプリンター40に送信する(ステップS175)。
すなわち、プリンター40の制御部41aは送信データに基づいて印刷を実行可能であるとともに、送信データに付加された情報に応じた動作を実行可能である。本実施形態においては、当該付加される情報に印刷一時停止情報が含まれていた場合、プリンター40の制御部41aは、印刷部41bでの印刷を一時停止させる。すなわち、制御部41aは、印刷一時停止情報が付加されていたページは印刷部41bに印刷させるが、当該ページが印刷された後に不要ページの印刷内容を示す送信データが送られたとしても印刷を実行せず、待機する。
図2に示す例であれば、2ページ目まで印刷されるが、2ページ目の印刷内容を示す送信データに印刷一時停止情報が付加されているため、2ページ目の印刷後にプリンター40は一時停止する。3ページ以降の印刷内容を示す送信データも送信されるが、一時停止中であるため印刷はされずに待機された状態となる。
この際、制御部41aはユーザーインターフェース41cを制御し、不要ページの印刷要否を回答するための案内をディスプレイに表示させる。ユーザーは、プリンター40から排出される印刷物に基づいて、後続のページの印刷が必要であるか否かを判断する。そして、ユーザーは、ユーザーインターフェース41cのディスプレイに対してタッチ操作を行うことにより、対象ページに続く不要ページと見なされたページを印刷すべきか否か回答する。
ユーザーが印刷必要である旨の回答を行った場合、制御部41aは、コンピューター10から送信された送信データに基づいて、不要ページと見なされた後続のページを印刷させる。図2に示す例であれば、3ページ目以降のページも印刷される。一方、ユーザーが印刷不要である旨の回答を行った場合、制御部41aは、コンピューター10から送信された送信データを破棄する。従って、不要ページと見なされたページは印刷されない。
制御部20は、印刷データ30aに基づいて次のページが存在するか否かを判定し(ステップS180)、次のページが存在すると判定された場合はステップS115以降の処理を繰り返す。また、ステップS180において、次のページが存在すると判定されない場合、制御部20は、印刷制御処理を終了する。
(3)印刷処理:
次に、プリンター40における印刷処理を説明する。コンピューター10において制御部20がプリンタードライバー21による処理を開始すると、プリンター40の制御部41aは、印刷処理を開始する。印刷処理において、制御部41aは、図示しない通信部を介してコンピューター10から送信される送信データを受信する(ステップS200)。
次に、制御部41aは、送信データが示すページの印刷を実行する(ステップS205)。すなわち、制御部41aは、印刷部41bを制御し、送信データが示す印刷媒体上の位置に記録材を記録させる処理を繰り返すことにより、送信データが示すページの内容を印刷媒体に印刷させる。
1ページ分の印刷が行われると、制御部41aは、印刷一時停止情報が付加されていたか否かを判定する(ステップS210)。すなわち、制御部41aは、ステップS200で受信した送信データに対して、ステップS170で印刷一時停止情報が付加されていたか否かを判定する。ステップS210において、印刷一時停止情報が付加されていたと判定された場合、制御部41aは、印刷要否を確認する(ステップS215)。すなわち、制御部41aはユーザーインターフェース41cを制御し、不要ページの印刷要否を回答するための案内をディスプレイに表示させる。ユーザーは、プリンター40から排出される印刷物に基づいて、後続のページの印刷が必要であるか否かを判断し、ユーザーインターフェース41cを介して印刷要否を回答する。
ユーザーがユーザーインターフェース41cを介して印刷要否を回答すると、制御部41aは、印刷が必要であるか否かを判定する(ステップS220)。すなわち、印刷が必要であるとユーザーが回答した場合、制御部41aは、印刷が必要であると判定する。印刷が不要であるとユーザーが回答した場合、制御部41aは、印刷が必要であると判定しない。印刷が必要であると判定されない場合、制御部41aは、印刷処理を終了する。従って、ステップS205で印刷されたページより後のページは印刷されない。
ステップS220において、印刷が必要であると判定された場合、または、ステップS210において、印刷一時停止情報が付加されていたと判定されない場合、制御部41aは、次のページが存在するか否かを判定する(ステップS225)。すなわち、ステップS205で印刷されたページよりも後のページの印刷内容を示す送信データが送信されたか否かを判定する。当該判定は、例えば、印刷終了を示す情報が送信データに含まれていたか否かに基づいて行われても良いし、既定時間以内に次のページの印刷内容を示す送信データが送信されたか否かに基づいて行われてもよく、種々の構成を採用可能である。ステップS225において、次のページが存在すると判定された場合、制御部41aは、ステップS200以降の処理を繰り返す。ステップS225において、次のページが存在すると判定されない場合、制御部41aは印刷処理を終了する。
(4)第2実施形態:
上述の実施形態においては、ページ内に特定の文言が含まれるか否かの判定と、画像寸法が閾値以上であるか否かの判定とを別個に行っていたが、両者の判定が関連していても良い。例えば、上述の図1に示す構成において、制御部20は、判定部21bの機能により、文言の種類に応じて異なる判定条件によって対象ページの有無を判定する構成であっても良い。すなわち、文言と、判定条件とが対応づけられていても良い。
このような構成は、上述の図1に示す構成において、図3に示すステップS120〜S145の処理を図6に置換するなどして実現可能である。ただし、文言情報30bと判定条件情報30cとは図1に示す構成と異なっており、さらに、文言情報30bおよび判定条件情報30cとを関連づける関連情報30dがHDD30に記録される(図1には図示せず)。
表1は、本実施形態にかかる文言情報30bを示している。
Figure 2019125289
表1に示すように、文言情報30bにおいては、文言にIDが対応づけられており、各文言にはフラグ(後述の文言ID特定用フラグ)が対応づけられている。
表2は、本実施形態にかかる判定条件情報30cを示している。
Figure 2019125289
表2に示すように、判定条件情報30cにおいては、画像の寸法に属性およびIDが対応づけられており、各IDの情報に対してフラグ(後述の画像ID特定用フラグ)が対応づけられている。なお、本実施形態においては、幅方向の寸法と高さ方向の寸法とに対して異なる閾値が設定される。
また、本実施形態においては、イメージ属性の画像に適用する閾値が、グラフィック属性の画像に適用する閾値以上である。すなわち、ユーザーが印刷を意図していた可能性があると推定される画像の最小の大きさは、グラフィック属性の画像よりも、イメージ属性の画像の方が大きい。これは、グラフィック属性の画像はクーポン等であることが想定され、イメージ属性の画像は地図等であることが想定されており、一般的にはクーポン等よりも地図等の方が大きいことに起因している。
表3は、本実施形態にかかる関連情報30dを示している。
Figure 2019125289
表3に示すように、関連情報30dにおいては、表1に示すフラグ(文言ID特定用フラグ)と表2に示すフラグ(画像ID特定用フラグ)とが対応づけられている。例えば、表1に示すIDがT1−1の文言は、表2に示すIDがT2−1の画像およびIDがT2−3の画像に対応づけられている。従って、IDがT1−1の文言がT2−1またはT2−3であるイメージ属性の画像とともにページ内で使用されると、当該ページが対象ページと判定される。一方、この組み合わせ出ない場合、例えば、「マップ」の大きさがT2−1およびT2−3の大きさよりも小さい場合には、対象ページであると判定されない。
以上のような情報に基づいて、図6に示す処理が実行される。図6において、図3と同一の処理に対しては、同一の符号を付して示している。以下、図6において、図3と異なる部分を説明する。ステップS125において、文字が特定の文言であると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、文言ID特定用フラグをONに設定し、文言フラグをONに設定する(ステップS131)。ここで、文言フラグは、図3に示す実施形態と同様に、ページ内に特定の文言が含まれているか否かを示すフラグである。
一方、文言ID特定用フラグは、特定の文言の中でいずれの文言が含まれていたかを示すフラグである。すなわち、ステップS125で文字が特定の文言であると判定された場合、制御部20は、判定された文言のIDを文言情報30bに基づいて特定し、当該IDの文言のフラグをONにする。例えば、ステップS125において文字が「マップ」であると判定された場合、制御部20は、ID:T1−1のフラグをONにする。このように、文言情報30bに含まれるフラグを文言ID特定用フラグと呼ぶ。
次に、制御部20は、判定部21bの機能により、文言のIDに対応する画像のIDを特定する(ステップS132)。すなわち、制御部20は、関連情報30dを参照し、ステップS131において文言ID特定用フラグをONにした文言に対応づけられた画像のIDを1個選択する。例えば、ステップS131においてマップの文言ID特定用フラグがONにされた場合、制御部20は、マップという文言のIDであるT1−1に対応づけられた画像のIDを表3から検索し、得られたIDの1個(T2−1,T2−3のいずれか)を選択する。
次に、制御部20は、判定部21bの機能により、特定された画像のIDのフラグがOFFであるか否かを判定する(ステップS133)。すなわち、制御部20は、判定条件情報30cを参照し、ステップS132で特定された画像のIDのフラグがOFFであるか否か判定する。例えば、ステップS132で画像のIDであるT2−1が選択されていた場合、制御部20は、表2に示す判定条件情報30cにおけるID:T2−1に対応するフラグがOFFであるか否かを判定する。
特定された画像のIDのフラグがOFFであると、ステップS133において判定されない場合、制御部20は、画像フラグをONにする(ステップS145)。以上の構成においては、特定の文言が描画される前に当該特定の文言に対応する寸法の画像が描画されるページである場合に、文言フラグと画像フラグとがともにONとなる。従って、特定の文言と、当該特定の文言に対応する寸法の画像とがともに含まれるページが対象ページとなる。
特定された画像のIDのフラグがOFFであると、ステップS133において判定された場合、制御部20は、全ての画像のIDについて判定条件情報30cの検索が行われたか否か判定し(ステップS134)、全ての画像のIDについて検索が行われていない場合にはステップS132以降の処理を繰り返す。ステップS134において、全ての画像のIDについて検索が行われたと判定された場合、制御部20は、図3に示すステップS150以降の処理を実行する。
次に、ステップS135以降の説明を行う。図6に示すステップS135において画像の描画が指定されていると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、特定の画像であるか否かを判定する(ステップS136)。本実施形態における判定条件情報30cにおいては、画像の属性と各属性における画像の寸法とが対応づけられており、画像の寸法は幅方向および高さ方向の寸法である。
そこで、制御部20は、ステップS115で解析されたコマンドが指示する画像の属性がイメージ属性、グラフィック属性のいずれであるのかを特定する。また、制御部20は、特定された属性に対応づけられた寸法を、判定条件情報30cに基づいて特定し、閾値として取得する。そして、ステップS115で解析されたコマンドが指示する画像の幅方向の大きさおよび高さ方向の大きさを特定し、画像の大きさが閾値以上である場合に特定の画像であると判定する。
ステップS136において、画像が特定の画像であると判定された場合、制御部20は、判定部21bの機能により、画像ID特定用フラグをONに設定する(ステップS137)。ここで、画像ID特定用フラグは、判定条件情報30cに規定された特定の画像の中でいずれの画像が含まれていたかを示すフラグである。すなわち、ステップS136で画像が特定の画像であると判定された場合、制御部20は、判定された画像のIDを判定条件情報30cに基づいて特定し、当該IDの画像のフラグをONにする。例えば、ステップS136において画像がイメージ属性であり、寸法が幅方向に300ピクセル以上、高さ方向の200ピクセル以上であると判定された場合、制御部20は、ID:T2−1のフラグをONにする。このように、判定条件情報30cに含まれるフラグを画像ID特定用フラグと呼ぶ。
次に、制御部20は、判定部21bの機能により、画像のIDに対応する文言のIDを特定する(ステップS138)。すなわち、制御部20は、関連情報30dを参照し、ステップS137において画像ID特定用フラグをONにした画像に対応づけられた文言のIDを1個選択する。例えば、ステップS137においてID:T2−1の画像の画像ID特定用フラグがONにされた場合、制御部20は、当該T2−1に対応づけられた文言のIDを表3から検索し、得られたIDの1個(T1−1,T1−2,T1−6,T1−7,T1−8のいずれか)を選択する。
次に、制御部20は、判定部21bの機能により、特定された文言のIDのフラグがOFFであるか否かを判定する(ステップS139)。すなわち、制御部20は、文言情報30bを参照し、ステップS138で特定された文言のIDのフラグがOFFであるか否か判定する。例えば、ステップS138で文言のIDであるT1−1が選択されていた場合、制御部20は、表1に示す文言情報30bにおけるID:T1−1に対応するフラグがOFFであるか否かを判定する。
特定された文言のIDのフラグがOFFであると、ステップS139において判定されない場合、制御部20は、画像フラグをONにする(ステップS145)。以上の構成においては、特定の画像が描画される前に当該特定の文言が描画されるページである場合に、文言フラグと画像フラグとがともにONとなる。従って、特定の文言と、当該特定の文言に対応する寸法の画像とがともに含まれるページが対象ページとなる。
特定された文言のIDのフラグがOFFであると、ステップS139において判定された場合、制御部20は、全ての文言のIDについて判定条件情報30cの検索が行われたか否か判定し(ステップS141)、全ての文言のIDについて検索が行われていない場合にはステップS138以降の処理を繰り返す。ステップS141において、全ての文言のIDについて検索が行われたと判定された場合、制御部20は、図3に示すステップS150以降の処理を実行する。
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、印刷制御装置はコンピューターではなくプリンター等の機器に組み込まれていても良い。また、印刷以外の機能、例えば、スキャナー機能を有する複合機が印刷制御装置として機能する構成であっても良い。さらに、以上の実施形態のように対象ページを印刷させ、対象ページに続く不要ページを印刷させない手法は、プログラムの発明、方法の発明や印刷物の生産方法の発明としても実現可能である。
印刷制御装置がプリンター40で構成される場合、プリンター40の制御部41aが取得部21a、判定部21b、印刷制御部21cと同等の機能を実行する。この場合、プリンター40に対して可搬型のメモリーや通信等を介して印刷データ30aが供給される。プリンター40は、当該印刷データ30aをページ毎にバンド単位で展開し、展開後のデータに基づいて色変換等の処理を行って印刷部41bに印刷を実行させる。この構成であれば、印刷データ30aを展開する際に、判定部21bによる判定が行われる。すなわち、印刷データ30aを解析して展開する際に制御部41aが、判定部21bと同等の機能により、特定の文言、特定の寸法の画像のいずれかまたは双方が含まれるか否か判定し、含まれるページを対象ページとしても良い。
さらに、上述の実施形態は一例であり、一部の構成が省略されたり、他の構成が追加されたりする実施形態が採用され得る。例えば、特定の文言、特定の画像のいずれか一方が含まれるページが対象ページとされる構成等が採用されてもよい。また、特定の文言や判定条件の少なくとも一方をユーザーが指定可能であっても良い。
さらに、上述の実施形態においては、印刷データ30aをページ毎に処理し、ページ毎に送信データを送信する構成であったが、全ページの送信データを一括して送信する構成であってもよい。この構成は、例えば、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS175とステップS180とを入れ替えることによって実現可能である。すなわち、制御部20は、ページ毎に対象ページであるか否かを判定し、対象ページが存在する場合には、対象ページの修了後に印刷を一時停止させるための印刷一時停止情報を付加する。そして、次ページが存在すると判定されなくなったら、制御部20は、全てのページの送信データをプリンター40に送信する。この構成においても、プリンター40においては、対象ページ後に印刷を一時停止させ、ユーザーが確認した印刷の要否に基づいて印刷を終了し、または再開する。
取得部は、印刷データを取得することができればよく、対象ページと不要ページとが含まれ得る印刷データを取得することができればよい。印刷データの態様は、種々の態様であって良く、上述の実施形態のように、ページ記述言語によって印刷内容が示されたデータであっても良いし、ラスターイメージ等であっても良い。
記憶部は、文言を記憶していれば良く、印刷すべき対象ページに含まれる可能性が高い文言が選定され、記憶部に記憶されていれば良い。文言は、対象ページであるか否かを判断する要素として予め定義されていれば良く、印刷対象自体であっても良いし、印刷対象を間接的に示していてもよい。後者は、例えば、印刷対象の画像を示す文言(印刷対象が地図画像である場合の「マップ」等)等が挙げられる。
文言は記憶部に予め記憶されていても良いし、通信等を介して取得されて記憶部に記憶されても良いし、ユーザーの操作に基づいて特定されて記憶部に記憶されても良く、種々の態様を採用可能である。
判定部は、印刷データを解析し、文言と画像とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定することができればよい。すなわち、判定部は、ページ単位で印刷対象であるのか否かを判定することができればよい。対象ページではないページは不要ページとなる。
ユーザーが印刷を実行した印刷データに画像が含まれる場合、他の多くの文字のみが含まれる場合と比較して画像が含まれるページの印刷をユーザーが意図している可能性が高い。そして、画像が特定の文言とセットで使用されているページが存在する場合、当該特定の文言に関連する当該画像が印刷対象である可能性はさらに高い。そこで、判定部は、特定の文言と画像とがセットで含まれるページであることによって、ユーザーが印刷を意図している可能性が高いページを対象ページとすることができればよい。
なお、判定部において、文言が含まれるか否かを判定する構成が省略されても良い。すなわち、ユーザーが印刷を実行した印刷データにイメージ属性又はグラフィック属性の画像が含まれる場合、画像が含まれない場合と比較してページの印刷をユーザーが意図している可能性が高い。そこで、判定部は、イメージ属性又はグラフィック属性の画像が含まれるページであることによって、ユーザーが印刷を意図している可能性が高いページを対象ページとする構成であっても良い。
この構成は、例えば、上述の図1において、文言情報30bが省略される構成が採用可能である。むろん、この場合、判定条件情報30cによって閾値以上の寸法の画像が含まれるページが対象ページと判定されても良いし、単に画像が含まれるページが対象ページと判定されても良い。また、上述の実施形態においては、イメージ属性又はグラフィック属性の描画が行われる場合にページ内に画像が含まれると判定していたが、イメージ属性又はグラフィック属性の一方の描画が行われる場合にページ内に画像が含まれると判定しても良い。
印刷データの解析は、種々の態様が利用されて良く、上述の実施形態のようにページ記述言語を解析する構成以外にも種々の態様を採用可能である。例えば、ラスターイメージに基づいて文字認識処理を実行してテキストを抽出し、文言の有無を特定しても良いし、画素値等に基づいてラスターイメージ内に存在する背景とオブジェクトとを分け、オブジェクトが特定の形状(矩形等)である場合に画像が存在すると特定しても良い。
さらに、判定部において対象ページであると判定するための条件は、上述の条件に限定されず、他の条件が付加されても良い。例えば、文言と画像との位置関係が判定条件を満たしているページが対象ページと判定される構成等が採用されてもよい。すなわち、特定の文言と寸法が閾値以上の画像とが関連している場合、両者は近接した位置に印刷される可能性が高い。そこで、両者の位置関係が判定基準よりも近い場合に、両者を含むページが対象ページであると判定される構成であっても良い。
このような構成は、上述の表1,表2に示す文言情報30b,判定条件情報30cに位置の情報を付加し、図6に示す処理を修正した構成によって実現可能である。表4,表5は、表1,表2に示す文言情報30b,判定条件情報30cに位置の情報を付加した例を示す図である。
Figure 2019125289
Figure 2019125289
表4においては、表1に示す各文言に文言の表示位置を示す第一頂点位置、第二頂点位置が対応づけられている。すなわち、各文言に外接する矩形の頂点の1個が第一頂点、第一頂点に対して対角に存在する頂点が第二頂点とされ、各頂点の位置が文言情報30bに含まれている。なお、第一頂点位置、第二頂点位置の初期値はnull等であり、ページ記述言語のコマンドに基づいて描画位置が特定されると、第一頂点位置、第二頂点位置として値が代入される。
表5においては、表2に示す各画像に画像の表示位置を示す第一頂点位置、第二頂点位置が対応づけられている。すなわち、各画像に外接する矩形の頂点の1個が第一頂点、第一頂点に対して対角に存在する頂点が第二頂点とされ、各頂点の位置が判定条件情報30cに含まれている。なお、第一頂点位置、第二頂点位置の初期値はnull等であり、ページ記述言語のコマンドに基づいて描画位置が特定されると、第一頂点位置、第二頂点位置として値が代入される。
これらの文言、画像に関する第一頂点位置、第二頂点位置は、例えば、ページ記述言語の解析結果に基づいて特定される。例えば、図6のステップS131において、文言ID特定用フラグがONになった場合、制御部20は、当該フラグがONになった文言の描画位置を特定し、第一頂点位置、第二頂点位置を文言情報30bに追記する。また、図6のステップS137において、画像ID特定用フラグがONになった場合、制御部20は、当該フラグがONになった画像の描画位置を特定し、第一頂点位置、第二頂点位置を判定条件情報30cに追記する。むろん、第一頂点位置、第二頂点位置は、一つの文言について複数記録されても良いし、第一頂点位置、第二頂点位置は、一つの画像寸法について複数記録されても良い。
さらに、制御部20が、ステップS133において、特定された画像のIDのフラグがOFFであるか否か判定する際に、特定された画像の第一頂点位置、第二頂点位置に基づいて、当該画像と文言の描画位置が一定範囲内(例えば、閾値ピクセル(1000ピクセル等)以内)であるか否か判定する。そして、特定された画像のIDのフラグがOFFでなく、特定された画像と文言の描画位置が一定範囲内である場合に制御部20が画像フラグをONにする。
また、制御部20が、ステップS139において、特定された文言のIDのフラグがOFFであるか否か判定する際に、特定された文言の第一頂点位置、第二頂点位置に基づいて、当該文言と画像の描画位置が一定範囲内(例えば、閾値ピクセル(1000ピクセル等)以内)であるか否か判定する。そして、特定された文言のIDのフラグがOFFでなく、特定された文言と画像の描画位置が一定範囲内である場合に制御部20が画像フラグをONにする。
この構成によれば、特定の文言が、当該文言に対応した判定条件を満たし、両者が一定範囲内の距離で近接しているページを対象ページと見なすことができる。なお、文言と画像の描画位置が一定範囲内であるか否かの判定は、幅方向および高さ方向の双方について実施されても良いし、一方のみであっても良い。以上の構成によれば、より適切に対象ページであるか否か判定できる可能性を高めることができる。
さらに、他の条件として、色が考慮されても良い。例えば、制御部20が、判定部21bの機能により、画像の色が所定条件を満たしている場合に対象ページと判定する構成であっても良い。すなわち、ユーザーが印刷を意図する対象は種々の対象があり得るが、対象毎に典型的な色を特定可能である場合が多い。例えば、地図であれば、利用者が多い会社の地図で多用されている色を検出すれば、画像が地図である可能性が高いと推定することができる。多用されている色としては、例えば、市街地等によって多用される薄い灰色や薄い黄土色、施設の色として多用される薄い緑、道路の色として多用される黄色など、が挙げられる。
また、クーポンであれば、クーポンの背景や文字等に多用されている色を検出すれば、画像がクーポンである可能性が高いと推定することができる。多用されている色としては、例えば、暖色系の色(赤、オレンジ、朱、黄等)が挙げられる。いずれにしても、検出対象となる色が予め、例えば、統計等に基づいて決められ、当該色と見なすべき範囲(例えば、階調値の範囲等)と占める割合の閾値(0%であっても良い)が文言毎に決められている。制御部20は、判定部21bの機能により、ページ内に画像が含まれるか否かを判定する際、当該範囲の色の部位が閾値を超える比率で含まれる場合に、対象ページと推定するための一要素を満たすと判定する。むろん、他の要素、例えば、画像の寸法等の判定条件をともに満たす場合に対象ページと推定する構成であっても良い。以上の構成によれば、より適切に対象ページであるか否か判定できる可能性を高めることができる。
さらに、文言の在りかとしては、種々の態様が想定され、例えば、印刷ジョブの文書名や印刷データ30aに添付された画像の情報(ファイル名、プロパティ、メタデータ等)に特定の文言が含まれていることを判定条件の一つとする構成等が採用されてもよい。また、画像の中に特定の文言が画像として埋め込まれていることを判定条件の一つとする構成等が採用されてもよい。このような場合であっても、画像と前記文言とがともに含まれているということができる。画像の中に特定の文言が画像として埋め込まれている場合は、画像にOCR処理を行うことで抽出される文字列が特定の文言を含むことで、画像の中に特定の文言が含まれていると判断する。
印刷制御部は、対象ページに続く対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、不要ページ以外のページを印刷させることができればよい。すなわち、印刷制御部は、少なくとも不要ページを印刷しないようにプリンターを制御することができればよい。印刷される範囲は、上述の実施形態のように最初のページから対象ページの範囲であっても良いし、対象ページのみであっても良い。対象ページが複数個存在する場合、対象ページが印刷されるたびにユーザーに対してその後の全ての印刷の要否や次の対照ページまでの間の不要ページの印刷の要否を確認しても良いし、特定の対象ページ(例えば、対象ページが連続する場合に、連続する対象ページの中の最後の対象ページ)まで印刷を実行してユーザーに対して印刷の要否を確認しても良く、種々の構成を採用可能である。むろん、印刷の要否を確認することなく不要ページを印刷させない構成としても良い。
さらに、印刷制御部において、対象ページに続く不要ページを印刷させないようにする構成としては、種々の手法が採用されてよく、例えば、対象ページに続く不要ページの最初のページを送信する前、または当該最初のページとともに印刷一時停止情報が送信されても良い。プリンター40においては、不要ページの最初のページを印刷する前に、印刷一時停止情報に基づいて印刷を一時停止させる。
画像の寸法を判定するための閾値は、印刷対象として意図されたページである可能性が高いか否か判定できるように設定されていれば良い。上述の実施形態における閾値は、例である。従って、幅方向および高さ方向の双方について閾値が個別に設定されている構成や、幅方向および高さ方向のいずれかについて閾値が設定されている構成以外にも、画像の最大長さ(例えば、矩形であれば対角線、円形であれば直径等)について閾値が設定される構成等であっても良い。
文言と画像との位置関係を判定するための判定条件は、文言が画像に関連していると推定されるような状況であるか否かを判定するための条件であれば良い。従って、上述の実施形態のように文言と画像とが一定距離範囲内に存在するか否かを判定する判定条件の他、文言と画像とが一定方向に一定距離以下であるか否か判定する判定条件等であっても良い。また、文言が画像に関連しているか否かを判定可能な要素としては、他にも種々の要素が採用可能であり、例えば、両者に同一のURLのリンクが対応づけられている場合に関連していると推定される構成等であっても良い。
さらに、空白ページが不要ページであると判定される構成であっても良い。この構成は、例えば、図1に示す構成において、制御部20が判定部21bの機能によって印刷データを解析し、白紙ページの有無を判定する構成によって実現される。すなわち、白紙のページが存在する場合に、制御部20が、印刷制御部21cの機能により、当該白紙ページを印刷させない構成としても良い。この構成によれば、明らかに不要なページを印刷させないように構成することができる。白紙ページであるか否かは、例えば、ページ内でオブジェクトが占める面積の比率が既定比率以上であるか否かによって判定する構成等が挙げられる。
不要ページについてユーザーに印刷要否を確認させるための構成は、上述の実施形態以外にも種々の構成が採用されてもよい。例えば、図1に示す構成において、制御部20が、判定部21bの機能により、対象ページが存在すると判定した場合に、後続ページの印刷要否を確認するインターフェースをユーザーインターフェース42に表示させても良い。すなわち、ユーザーがコンピューター10のユーザーインターフェース42において印刷要否を確認しても良い。
この構成は、上述の図1に示す構成において、図4を図7に置換する等によって実現可能である。図7は、図4と比較してステップS165より後の処理が異なっている。図7に示す処理の場合、ステップS165において、ブラウザフラグ、文言フラグ、画像フラグが全てONであると判定されると、制御部20は、印刷制御部21cの機能により、印刷データ30aに基づいて次のページが存在するか否かを判定する(ステップS166,S167)。ステップS166,S167において、次ページが存在すると判定されない場合、制御部20は、送信データをプリンター40に送信する(ステップS173)。
すなわち、ステップS166,S167において、次ページが存在すると判定されない場合、現在のページが最終ページであるため、制御部20は、最初のページから現在のページまでを印刷させるための送信データをプリンター40に送信して印刷を行わせる。
一方、ステップS166において、次のページが存在すると判定された場合、制御部20は、印刷制御部21cの機能により、現ページを対象ページとし、次ページ以後の印刷の要否を確認する(ステップS171)。すなわち、制御部20は、ユーザーインターフェース42を制御し、現ページの印刷イメージと不要ページの印刷要否を回答するための案内をディスプレイに表示させる。ユーザーは、表示された印刷イメージに基づいて、後続のページの印刷が必要であるか否かを判断する。そして、ユーザーは、ユーザーインターフェース42を操作することにより、対象ページに続く不要ページと見なされたページを印刷すべきか否か回答する。
次に、制御部20は、回答結果を判定し(ステップS172)、ユーザーが印刷の停止を回答したと判定された場合、制御部20は、対象ページまでの送信データをプリンター40に送信する(ステップS173)。この場合、対象ページまで印刷が行われ、後続の不要ページは印刷されない。一方、ステップS172において、ユーザーが印刷の継続を回答したと判定された場合、制御部20は、ステップS115以降の処理を繰り返す。
以上のように、プリンター40において実際に印刷された印刷物に基づいて対象ページの後続ページの印刷要否が判定される構成以外にも、各種装置の画面上に表示された印刷物のイメージによって印刷要否が判定される構成であっても良い。むろん、印刷要否を確認するための装置は、コンピューター10やプリンター40に限定されず、コンピューター10やプリンター40の少なくとも一方に接続される他の装置(例えば、携帯端末や他のコンピューター等)で印刷要否が確認される構成であっても良い。
さらに、上述の実施形態においては、対象ページに続く不要ページを印刷させない構成であったが、対象ページより前に存在する対象ページではないページを不要ページとして印刷させない構成であっても良い。例えば、図2に示す例において、2ページ目が対象ページであるため、1ページ目は印刷させない構成であっても良い。
この構成は、2部以上の印刷が行われる際に特に好ましい。例えば、印刷結果に基づいて対象ページであるか否か判定され、対象ページより後のページが印刷されない場合、当該対象ページが必要であり、対象ページより前に存在する非対象ページは不要である可能性が高い。そこで、制御部20が、印刷制御部21cの機能により、2部目以降は対象ページの前の非対象ページも不要ページとして印刷を行わせない構成としても良い。特に、複数のページを先頭から順に処理し、後続のページを処理している間に処理が済んだページの印刷を進める場合、最初の対象ページより前に存在する非対象ページは、そもそも対象ページが存在しない印刷ジョブである可能性を考慮して印刷しないとすることは難しいが、2部目以降であれば、対象ページが存在することが判明しているので、最初の対象ページより前に存在する非対象ページを印刷しないと判断しても問題になりにくいため、この構成にすることで、不要ページをより適切に印刷しないことができる。
さらに、上述の実施形態においては、webページの印刷であれば判定を行い、webページの印刷でなければ判定を行わない構成であるが、任意の印刷データに対して判定を行っても良いし、webページ以外についても印刷元のアプリケーションプログラムや文書の種類等に応じて判定を行う対象、行わない対象が決められていても良い。例えば、コピーを行う際に、スキャナーで読み取った原稿にOCR処理を行い、OCR処理の結果を解析して印刷を行う対象ページであるか否かを判定するようにしても良い。
10…コンピューター、20…制御部、21…プリンタードライバー、21a…取得部、21b…判定部、21c…印刷制御部、30…HDD、30a…印刷データ、30b…文言情報、30c…判定条件情報、30d…関連情報、40…プリンター、41a…制御部、41b…印刷部、41c…ユーザーインターフェース、42…ユーザーインターフェース

Claims (13)

  1. 印刷データを取得する取得部と、
    文言を記憶する記憶部と、
    前記印刷データを解析し、画像と前記文言とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定する判定部と、
    前記対象ページに続く前記対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、前記不要ページ以外のページを印刷させる印刷制御部と、
    を備えた印刷制御装置。
  2. 前記判定部は、
    前記文言とともに、判定条件を満たす寸法の前記画像が含まれているページを前記対象ページと判定する、
    請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記判定部は、
    前記文言と前記画像との位置関係が判定条件を満たしているページを前記対象ページと判定する、
    請求項1または請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記記憶部は複数の前記文言を記憶し、
    前記判定部は、
    前記文言の種類に応じて異なる前記判定条件によって前記対象ページの有無を判定する、
    請求項2または請求項3に記載の印刷制御装置。
  5. 前記文言は、
    地図会社の著作権表示である、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の印刷制御装置。
  6. 前記文言は、「地図」、「クーポン」を含み、
    前記判定部は、前記文言のうちいずれかと前記画像とがともに含まれているページである前記対象ページの有無を判定する、
    請求項1〜請求項5のいずれかに記載の印刷制御装置。
  7. 前記判定部は、
    webページの印刷であれば判定を行い、webページの印刷でなければ判定を行わない、
    請求項1〜請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置。
  8. 前記判定部は、
    前記印刷データを解析し、白紙ページの有無を判定し、
    前記印刷制御部は、
    前記白紙ページを印刷させない、
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載の印刷制御装置。
  9. 前記印刷制御部は、
    前記不要ページについてユーザーに印刷要否を確認させ、前記ユーザーが、印刷が必要であると回答した前記不要ページを印刷させる、
    請求項1〜請求項8のいずれかに記載の印刷制御装置。
  10. 前記印刷制御部は、
    前記対象ページの印刷の後であって前記不要ページの印刷の前に、前記印刷要否を確認させる、
    請求項9に記載の印刷制御装置。
  11. 前記印刷制御部は、
    2部目以降は前記対象ページの前の非前記対象ページも前記不要ページとして印刷を行わせない、
    請求項1〜請求項10のいずれかに記載の印刷制御装置。
  12. 印刷データを取得し、
    前記印刷データを解析し、画像と記憶部に記憶された文言とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定し、
    前記対象ページに続く前記対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、前記不要ページ以外のページを印刷させる、
    印刷物の生産方法。
  13. コンピューターを、
    印刷データを取得する取得部、
    前記印刷データを解析し、画像と記憶部に記憶された文言とがともに含まれているページである対象ページの有無を判定する判定部、
    前記対象ページに続く前記対象ページと判定されなかったページを不要ページとして印刷させず、前記不要ページ以外のページを印刷させる印刷制御部、
    として機能させる印刷制御プログラム。
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