JP2019124418A - Ice maker - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、製氷器に関する。 The present invention relates to an ice maker.
従来から、透明度の高い球状の氷を生成する製氷器が知られている。この種の製氷器は、例えば、特許文献1に記載されるように、半球上部及び半球下部から構成される球状の製氷分離部と、製氷分離部を水没させた状態で製氷器の内底面から一定の高さに保持する筒状の位置保持部と、を備える。
DESCRIPTION OF RELATED ART Conventionally, the ice maker which produces spherical ice with high transparency is known. For example, as described in
上記特許文献1に記載の構成では、製氷器内の水が凍結したか否かを外観から判別することが困難である。
In the configuration described in
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、水が凍結したか否かを外観から容易に判別できる製氷器を提供することを目的とする。 The present invention is made in view of the above-mentioned situation, and an object of the present invention is to provide an ice maker which can easily judge from the appearance whether water is frozen or not.
上記目的を達成するため、本発明に係る製氷器は、第1の製氷空間を有する製氷容器と、前記製氷容器の少なくとも一部を収容した状態で前記製氷容器を支持し、前記製氷容器に形成された下孔部を介して前記第1の製氷空間と連通する第2の製氷空間を有する補助容器と、前記補助容器に係止する係止部と、前記係止部と前記製氷容器の間に位置し、前記第1の製氷空間及び前記第2の製氷空間に満たされた水が凍結したとき、前記製氷容器が、氷結前位置から、前記氷結前位置よりも前記第2の製氷空間から離れる方向に位置する氷結後位置へ移動することを許容するように弾性変形する弾性変形部と、を備える。 In order to achieve the above object, an ice maker according to the present invention supports an ice making container having a first ice making space, and at least a part of the ice making container, and supports the ice making container and forms the ice making container. Between the locking portion and the ice-making container, an auxiliary container having a second ice-making space communicating with the first ice-making space via the formed lower hole, a locking portion locking to the auxiliary container, and the locking portion and the ice-making container When the water filled in the first ice making space and the second ice making space is frozen, the ice making container is from the pre-icing position to the second ice making space than the pre-icing position. And E. an elastically deformable portion that elastically deforms to allow movement to a post-icing position located in a separating direction.
また、前記弾性変形部には、ユーザから視認される位置に窪んだ谷部が形成され、前記谷部の深さは、前記製氷容器が前記氷結前位置から前記氷結後位置に向けて移動するにつれて、前記弾性変形部における前記製氷容器側の端部が引っ張られることにより浅くなることが好ましい。 Further, a valley portion is formed in the elastically deformable portion at a position visually recognized by the user, and the depth of the valley portion is such that the ice making container moves from the pre-icing position to the post-icing position It is preferable that the end portion on the side of the ice making container in the elastically deformable portion be shallowed as the elastic deformation portion is pulled.
また、前記製氷容器は、上容器と、前記上容器が取り付けられることにより前記第1の製氷空間を形成する下容器本体部と、を備えることが好ましい。 Moreover, it is preferable that the said ice-making container is provided with an upper container and the lower container main-body part which forms the said 1st ice-making space by attaching the said upper container.
また、前記下容器本体部、前記係止部及び前記弾性変形部は、一体で、かつ弾性材料により形成されることが好ましい。 Further, it is preferable that the lower container main body, the locking portion, and the elastically deformable portion be integrally formed of an elastic material.
また、複数の前記下孔部は、前記下容器本体部の下部に形成され、前記補助容器内には、前記下容器本体部における前記複数の下孔部が形成されていない孔非形成領域に対応して水が満たされない水非充填空間が形成されていることが好ましい。 Further, a plurality of the lower holes are formed in the lower portion of the lower container main body, and in the auxiliary container, a plurality of lower holes in the lower container main body are not formed. It is preferable that a corresponding non-water-filled space not filled with water is formed.
また、前記製氷器は、前記下容器本体部と一体で弾性部材により形成され、前記上容器の外周囲を囲みつつ前記上容器に面接触する嵌合壁を備えることが好ましい。 Preferably, the ice maker is provided with a fitting wall which is integrally formed with the lower container main body and formed of an elastic member and which is in contact with the upper container while surrounding the outer periphery of the upper container.
また、前記下容器本体部は、前記製氷容器が前記補助容器に支持された状態で、前記補助容器内に位置し、前記上容器は、前記製氷容器が前記補助容器に支持された状態で、外部に露出することが好ましい。 Further, the lower container main body portion is positioned in the auxiliary container in a state where the ice making container is supported by the auxiliary container, and the upper container is in a state where the ice making container is supported by the auxiliary container. It is preferable to expose outside.
また、前記製氷器は、前記補助容器の外周を囲む真空断熱構造を有する断熱容器を備えることが好ましい。 Moreover, it is preferable that the said icemaker is equipped with the heat insulation container which has a vacuum heat insulation structure surrounding the outer periphery of the said auxiliary container.
本発明によれば、製氷器において、水が凍結したか否かを外観から容易に判別できる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, in an icemaker, it can be easily discriminate | determined from an external appearance whether water frozen.
本発明に係る製氷器の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(構成)
図1、図2及び図3に示すように、本実施形態に係る製氷器10は、所望の形状の透明な氷を生成する製氷容器ユニット20と、製氷容器ユニット20の下側に取り付けられる補助容器50と、補助容器50の外側を覆うように取り付けられる断熱容器60と、を備える。
One embodiment of an ice maker according to the present invention will be described with reference to the drawings.
(Constitution)
As shown in FIG. 1, FIG. 2 and FIG. 3, the
製氷容器ユニット20は、上容器30と、下容器ユニット40と、を備える。
上容器30は、半球のカップ状をなし、例えばポリプロピレン(PP)等の硬質の樹脂により形成される。
上容器30は、頭頂部に位置する上孔部31と、上容器30の外面32の下端側に設けられ下容器ユニット40の後述する嵌合壁44が嵌合する被嵌合部33と、を有する。
上孔部31は、製氷器10の高さ方向Hから見て円形をなし、高さ方向Hに貫通する。上孔部31は、第1の製氷空間S1に水を入れるために設けられている。上孔部31は、その外周縁に上方に向けて延びる円環状のカラー部31aを有する。カラー部31aは、第1の製氷空間S1内にカラー部31aの下端部分まで水を満たした場合でも、作業時に製氷器10に加わる揺れにより第1の製氷空間S1内の水が外部にこぼれるのを抑制する。
The ice making
The
The
The
被嵌合部33は、上容器30の外面32における被嵌合部33以外の領域よりも上容器30の中心側に低く形成されている。言い換えると、上容器30における被嵌合部33の厚さは、上容器30における被嵌合部33以外の厚さよりも薄く形成されている。これにより、被嵌合部33が明確となり、嵌合壁44と嵌合した際に位置ずれなどが発生した場合、容易に発見することができる。
The fitted
下容器ユニット40は、例えばシリコンゴム等の弾性材料により形成される。下容器ユニット40は、上容器30とともに製氷容器21を構成する下容器本体部41と、上容器30に嵌合する嵌合壁44と、補助容器50に係止される係止部47と、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2内の水の凍結に伴う製氷容器21の移動を許容するように弾性変形する弾性変形部46と、を備える。製氷容器21は、上容器30と下容器本体部41から構成され、第1の製氷空間S1を有する中空の球状をなす。
The
下容器本体部41は補助容器50内に位置し、上容器30は補助容器50の外部に露出する。
下容器本体部41は、上容器30と同様に半球のカップ状をなす。下容器本体部41の開口面側には孔非形成領域Bが形成され、下容器本体部41における孔非形成領域Bを除く下方には、高さ方向Hに貫通する複数の下孔部42が形成されている。
各下孔部42は、高さ方向Hに沿って延び、高さ方向Hから見て円形の孔からなる。複数の下孔部42は、下容器本体部41の下側の頂点に位置する単数の下孔部42aと、その下孔部42aを囲むように等角度間隔に配列される複数(本例では8つ)の下孔部42bと、複数の下孔部42bを囲むように等角度間隔に配列される複数(本例では12つ)の下孔部42cと、を備える。
The lower container
The lower container
Each
嵌合壁44は、上容器30の被嵌合部33に嵌合する。嵌合壁44は、被嵌合部33に沿うように、上方に向かうにつれて縮径する円環状をなす。嵌合壁44は、シリコンゴム等の弾性材料により形成されるため、被嵌合部33に面接触するように密着する。嵌合壁44が被嵌合部33に密着する密着力は、非凍結時に第1の製氷空間S1から外部に水が漏れず、かつ、ユーザにより上容器30が上方へ引っ張られることにより被嵌合部33が嵌合壁44に摺動することで上容器30が下容器本体部41から抜ける程度に設定されることが望ましい。
また、嵌合壁44と被嵌合部33の密着面A1は、上容器30の下端部と下容器本体部41の上端部の接触面A2に対して上方向へ直交する方向に延びる。よって、たとえ第1の製氷空間S1内の水が接触面A2に浸入した場合であっても、嵌合壁44と被嵌合部33の密着面A1により外部に水が漏れ出すことが抑制される。
なお、上容器30と下容器本体部41の嵌合の方法は上記に限らず、例えばフック止め又はネジ嵌合等であってもよい。
The
Further, the contact surface A1 of the
In addition, the method of fitting of the
弾性変形部46は、下容器本体部41の上端部の外周囲を囲むように円環状に形成され、下容器本体部41と係止部47の間に形成される。弾性変形部46は、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2内の水が凍結せずに製氷容器21が図1に示す氷結前位置P1にあるとき、下容器本体部41から弾性変形部46の径方向外側に向かうにつれて上方へ近づくように斜めに延びる。弾性変形部46には、製氷容器21が氷結前位置P1にあるとき、弾性変形部46の上面に下方に向けて窪む谷部46aが形成されている。谷部46aは、弾性変形部46の全域にわたって円環状に延び、横断面が三角形状をなす。この三角形状は、弾性変形部46に沿って斜めに延びる斜辺と、嵌合壁44の外面に沿う底辺と、弾性変形部46の径方向外側の端部から径方向内側へ延びる水平線とを有する略直角三角形をなす。
The
係止部47は、内側に向かって開口するコ字状又はU字状に形成される。係止部47は、補助容器50の後述するフランジ部53に係止する係止凹部47dを備える。詳しくは、係止部47は、弾性変形部46の径方向外側の端部から径方向外側へ直線状に延びる第1辺部47aと、第1辺部47aの径方向外側の端部から下方に向けて直線状に延びる第2辺部47bと、第2辺部47bの下端から径方向内側へ直線状に延びる第3辺部47cと、を備える。
The
補助容器50は、例えばポリプロピレン(PP)等の硬質の樹脂材料により形成され、製氷容器21を支持しつつ、その内部空間に第1の製氷空間S1の下半分と第2の製氷空間S2を有する。第2の製氷空間S2は、製氷容器21の第1の製氷空間S1と下容器本体部41の複数の下孔部42を介して連通する。
詳しくは、補助容器50は、下容器本体部41を外側から囲む補助容器本体部51と、補助容器本体部51の上縁から外側に延びるフランジ部53と、を備える。
補助容器本体部51は、下方に向けてドーム状に膨らんだ底部を有する有底円筒状をなす。フランジ部53は、補助容器本体部51の上縁全周囲に形成され、補助容器本体部51の側周壁に直交する外側に延びる円環状をなす。
The
Specifically, the
The auxiliary container
断熱容器60は、補助容器50を支持しつつ、下容器本体部41を外側から囲むように上部が開口した有底円筒状に形成される。断熱容器60は、真空断熱構造を有している。すなわち、断熱容器60は、例えばステンレス鋼等からなる有底筒状の外容器61及び内容器62を有する。断熱容器60は、外容器61の内側に内容器62を収容した状態で互いの上縁部を接合した二重構造の容器により構成されている。外容器61と内容器62との間には、真空断熱層70が設けられている。真空断熱層70は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器61の底面中央部に設けられた脱気口(図示せず)を塞ぐことによって形成することができる。断熱容器60は、真空断熱構造を有しているため、例えば発泡スチロール又は空気断熱等による断熱構造と比較し、省スペースで高い断熱性能を有する。よって、製氷器10の小型化に寄与する。
なお、断熱容器60の外周面には、塗装又は印刷等が施されていてもよい。
The
The outer circumferential surface of the
(組み立て方法)
次に、製氷器10の組み立て方法の一例について説明する。製氷器10の組み立てはユーザにより行われる。
図3に示すように、製氷器10の各構成が分解された状態で、まず、上容器30の被嵌合部33が下容器ユニット40の嵌合壁44内部に挿入される。この際、下容器ユニット40の嵌合壁44は、上容器30の被嵌合部33の挿入を可能とするため、径方向外側に弾性変形する。これにより、製氷容器ユニット20の組み立てが完了する。
次に、図1に示すように、下容器ユニット40の係止部47の係止凹部47dに補助容器50のフランジ部53が嵌め込まれる。これにより、製氷容器ユニット20が補助容器50に取り付けられる。
最後に、製氷容器ユニット20が取り付けられた補助容器50は断熱容器60内に嵌め込まれる。これにより、製氷器10の組み立てが完了する。
なお、組み立ての順序は上記に限らず、例えば、断熱容器60内に補助容器50が嵌め込まれた後で、製氷容器ユニット20が補助容器50に取り付けられてもよい。
(Assembly method)
Next, an example of a method of assembling the
As shown in FIG. 3, in a state where the components of the
Next, as shown in FIG. 1, the
Finally, the
The order of assembly is not limited to the above. For example, the ice making
(製氷方法)
次に、製氷器10において製氷する方法について説明する。
まず、図1に示すように、組み立てられた製氷器10の上孔部31より水が第1の製氷空間S1内に注がれる。第1の製氷空間S1内の水は、複数の下孔部42を介して第2の製氷空間S2内に進入する。これにより、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2に水が満たされる。そして、製氷器10は室内空間が0℃以下に設定された冷凍室に保管される。この状態では、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2内の水は全て液体で存在しており、その液中には空気又は不純物が全域にわたって平均的に分布している。
(Ice making method)
Next, a method of ice making in the
First, as shown in FIG. 1, water is poured into the first ice making space S <b> 1 from the
第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2内の水は、冷凍室内で冷却され、温度が氷点下になると凍り始める。ここで、上容器30は外部(冷凍室内空間)に露出し、下容器本体部41及び補助容器50は断熱容器60に覆われている。よって、断熱容器60に覆われた第1の製氷空間S1の下部及び第2の製氷空間S2は、第1の製氷空間S1の上部よりも冷凍室内の冷気が伝わりづらい。この結果、第1の製氷空間S1の上部の水は、第1の製氷空間S1の下部及び第2の製氷空間S2の水よりも先に凍結を開始し、徐々に下側へ向かって凍結が進行する。このとき、第1の製氷空間S1の水中に含まれる空気又は不純物は、未凍結の水中を徐々に下方へと移動し、複数の下孔部42を介して第2の製氷空間S2へ押し出される。空気又は不純物が押し出された後、第1の製氷空間S1内の水が全て凍結することによって、第1の製氷空間S1内に透明な球状の氷が形成される。
The water in the first ice making space S1 and the second ice making space S2 is cooled in the freezing chamber and begins to freeze when the temperature becomes below freezing. Here, the
上述のように、下側へ向かって凍結を進行させるため、下容器ユニット40及び補助容器50の材料の熱伝導率は、上容器30の材料の熱伝導率以下であることが望ましい。ただし、断熱容器60による断熱効果が高い場合は、必ずしも熱伝導率が上述の通りである必要はない。
As described above, the thermal conductivity of the material of the
ここで、水は、その物性上、凍結することで体積が増えて膨張する。この水の膨張により補助容器50の内面、及び下容器本体部41の外面の凍結面に均等に力が加わる。上述のように、補助容器50は、硬質の材料からなり、かつ補助容器50の内底面は半球状をなす。よって、補助容器50が膨張力F1により変形しづらい。一方、下容器ユニット40は弾性材料により形成されるため、製氷容器21は、膨張力F2により上方へ持ち上げられる。これにより、製氷容器21は、図1に示す氷結前位置P1から氷結前位置P1よりも上方に位置する図2に示す氷結後位置P2に移動する。この際、係止部47は補助容器50のフランジ部53に係止した状態を保持しつつ、弾性変形部46は、図2の矢印Cに示すように、製氷容器21が氷結前位置P1にあるときの弾性変形部46の姿勢に対して高さ方向Hに反転するように変形する。言い換えると、弾性変形部46が弾性変形することにより製氷容器21の移動が可能となる。製氷容器21が氷結前位置P1から氷結後位置P2に近づくにつれて、弾性変形部46における製氷容器21側の端部が引っ張られることにより谷部46aの深さが浅くなる。そして、製氷容器21が氷結後位置P2に到達したとき、図2に示すように、谷部46aがなくなり、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2の体積比に応じて、弾性変形部46は平板状、又は上に凸形状をなす。製氷容器21の位置変化及び谷部46aの形状変化により視覚を通じて水の凍結が完了したか否かを容易に識別できる。これにより、製氷器10を冷凍室から取り出して確認することなく、製氷器10を冷凍室内に置いたまま凍結が完了したか否かを目視により識別できる。
Here, due to its physical properties, water is expanded to expand its volume by freezing. Due to the expansion of the water, a force is uniformly applied to the inner surface of the
氷が完成した場合、係止部47の係止凹部47dが補助容器50のフランジ部53から外され、第1の製氷空間S1に形成された氷を含む製氷容器ユニット20が補助容器50から取り外される。そして、製氷容器ユニット20について、下容器ユニット40の嵌合壁44が下容器本体部41に対して径方向外側へ押し広げられることで、上容器30を下容器ユニット40から取り外すことができる。この際、第1の製氷空間S1内の氷は上容器30及び下容器本体部41の何れかに付着する。この付着した氷を上容器30又は下容器本体部41から取り外す。これにより、透明な球状の氷を取り出すことができる。
When the ice is completed, the
また、図1に示すように、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2に水が満たされた場合であっても、補助容器50内には、下容器本体部41における孔非形成領域Bに対応して水が満たされない水非充填空間S3が形成される。水非充填空間S3が形成されることにより、第2の製氷空間S2内の氷が下容器本体部41に接触する面積を低減することができる。これにより、水の凍結が完了した場合であっても、製氷容器ユニット20を補助容器50から取り外し易い。
Further, as shown in FIG. 1, even if the first ice making space S1 and the second ice making space S2 are filled with water, holes in the lower case
下容器ユニット40の下孔部42は、高さ方向Hに延びている。これにより、第1の製氷空間S1の水中に含まれる空気又は不純物は、下容器ユニット40に引っかかることなく第2の製氷空間S2へ押し出される。また、水の凍結が完了した場合に製氷容器ユニット20を補助容器50から取り外すとき、各下孔部42内に形成された高さ方向Hに長い柱状の氷が下孔部42周辺に接触すること、ひいては、下孔部42周辺が破損することが抑制される。
The
第2の製氷空間S2内へ押し出された空気又は不純物は、第2の製氷空間S2内で凍結し、白く濁った氷となる。この濁った氷は処分される。 The air or impurities pushed into the second ice making space S2 freeze in the second ice making space S2 and become white cloudy ice. This cloudy ice is disposed of.
(効果)
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(effect)
According to the embodiment described above, the following effects can be obtained.
(1)製氷器10は、第1の製氷空間S1を有する製氷容器21と、製氷容器21の下部を収容した状態で製氷容器21を支持し、製氷容器21に形成された下孔部42を介して第1の製氷空間S1と連通する第2の製氷空間S2を有する補助容器50と、補助容器50に係止する係止部47と、係止部47と製氷容器21の間に位置し、第1の製氷空間S1及び第2の製氷空間S2に満たされた水が凍結したとき、製氷容器21が、氷結前位置P1から、氷結前位置P1よりも第2の製氷空間S2から離れる上方向に位置する氷結後位置P2へ移動することを許容するように弾性変形する弾性変形部46と、を備える。
この構成によれば、水の凍結が完了したとき、製氷容器21が氷結後位置P2に位置することにより、水が凍結したか否かを外観から容易に判別できる。
(1) The
According to this configuration, when the freezing of the water is completed, by positioning the
(2)弾性変形部46には、ユーザから視認される位置に窪んだ谷部46aが形成される。谷部46aの深さは、製氷容器21が氷結前位置P1から氷結後位置P2に向けて移動するにつれて、弾性変形部46における製氷容器21側の端部が引っ張られることにより浅くなる。
この構成によれば、谷部46aの深さを目視することにより、水が凍結したか否かを外観から容易に判別できる。
(2) The elastically
According to this configuration, it is possible to easily determine from the appearance whether the water is frozen or not by visually observing the depth of the
(3)製氷容器21は、上容器30と、上容器30が取り付けられることにより第1の製氷空間S1を形成する下容器本体部41と、を備える。
この構成によれば、上容器30は下容器本体部41に着脱可能に構成されている。
(3) The
According to this configuration, the
(4)下容器本体部41、係止部47及び弾性変形部46は、下容器ユニット40として、一体で、かつ弾性材料により形成される。
この構成によれば、下容器ユニット40を簡易に構成することができる。また、下容器ユニット40の取り扱いが容易となる。
(4) The
According to this configuration, the
(5)複数の下孔部42は、下容器本体部41の下部に形成され、補助容器50内には、下容器本体部41における複数の下孔部42が形成されていない孔非形成領域Bに対応して水が満たされない水非充填空間S3が形成されている。
この構成によれば、水非充填空間S3が形成されることにより、第2の製氷空間S2内の氷が下容器本体部41に接触する面積を低減することができる。これにより、水の凍結が完了した場合であっても、製氷容器ユニット20を補助容器50から取り外し易い。
(5) The plurality of
According to this configuration, by forming the non-water-filled space S3, the area in which the ice in the second ice making space S2 contacts the lower container
(6)製氷器10は、下容器本体部41と一体で弾性部材により形成され、上容器30の外周囲を囲みつつ上容器30に面接触する嵌合壁44を備える。
この構成によれば、嵌合壁44が上容器30に面接触することにより、第1の製氷空間S1内の水が製氷容器21の外部に漏れることが抑制される。
(6) The
According to this configuration, the water in the first ice making space S <b> 1 is prevented from leaking to the outside of the
(7)下容器本体部41は、製氷容器21が補助容器50に支持された状態で、補助容器50内に位置する。上容器30は、製氷容器21が補助容器50に支持された状態で、外部に露出する。
この構成によれば、第1の製氷空間S1内の上部から下方に向けて水の凍結を進行させることができる。これにより、水が凍結したときに生じる膨張力F2により製氷容器21を上方向に持ち上げることができる。
また、上容器30が外部に露出されるため、第2の製氷空間S2内の氷は下容器本体部41のみに付着する。これにより、凍結が完了した場合であっても、製氷容器ユニット20を補助容器50から取り外し易い。
(7) The lower container
According to this configuration, it is possible to advance freezing of water from the upper part in the first ice making space S1 downward. Thereby, the
Further, since the
(8)製氷器10は、補助容器50の外周を囲む真空断熱構造を有する断熱容器60を備える。
この構成によれば、製氷器10は断熱容器60を備えることにより、製氷器10をコンパクトに構成することができる。よって、製氷器10は冷凍室内空間を大きく占拠することなく、省スペースで製氷できる。したがって、製氷器10の利便性を高めることができる。
(8) The
According to this configuration, the
(9)補助容器50は、有底筒状をなす補助容器本体部51と、補助容器本体部51の上縁から補助容器本体部51の側壁に直交する方向に延びるフランジ部53と、を備える。係止部47は、フランジ部53の上面に沿う第1辺部47aと、フランジ部53の側面に沿う第2辺部47bと、フランジ部53の下面に沿う第3辺部47cと、を備える。
この構成によれば、製氷容器21が氷結前位置P1から氷結後位置P2に移動したときにも、係止部47が補助容器50のフランジ部53から外れることが抑制される。
(9) The
According to this configuration, even when the
(変形例)
なお、上記実施形態は、上記実施形態に必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
(Modification)
In addition, the said embodiment is not necessarily limited to the said embodiment, It is possible to add a various change in the range which does not deviate from the meaning of this invention. For example, the said embodiment can be implemented in the following forms which changed this suitably.
上記実施形態においては、上容器30は、例えばポリプロピレン(PP)等の硬質の樹脂により形成されていたが、樹脂よりも熱伝導率の高い金属材料により形成されてもよい。この場合、第1の製氷空間S1内の水の冷却を早め、凍結時間を短縮することができる。また、上容器30は、シリコン等の弾性材料により形成されてもよい。この場合、上容器30を完成した透明な球状の氷から取り外し易くなる。
In the said embodiment, although the
上記実施形態においては、製氷容器21は、球状の第1の製氷空間S1を有していたが、第1の製氷空間S1の形状はこれに限定されない。例えば、第1の製氷空間S1は、直方体、楕円体、雫型又は砲弾型であってもよいし、動物、キャラクター又はお皿等を模した形状であってもよい。
In the said embodiment, although the ice-making
上記実施形態においては、下容器本体部41は、弾性変形部46及び係止部47と一体で形成されていたが、これに限らず、弾性変形部46及び係止部47と別体で形成されてもよい。この場合、例えば、下容器本体部41は、硬質の樹脂により形成され、その下容器本体部41の周囲にシリコン等の弾性材料により形成される一体の弾性変形部46及び係止部47が装着される。
In the above embodiment, the lower container
上記実施形態においては、弾性変形部46には谷部46aが形成されていたが、谷部46aが形成されていなくてもよい。この場合、例えば弾性変形部46は、製氷容器21が氷結前位置P1にあるとき、下容器本体部41の径方向外側に延びる平面状に形成されてもよい。
In the above embodiment, the
上記実施形態においては、上容器30は、補助容器50の外部に露出していたが、これに限らず、補助容器50内に位置していてもよい。
In the said embodiment, although the
上記実施形態においては、補助容器50内には水非充填空間S3が形成されていたが、水非充填空間S3を省略してもよい。この場合、下容器本体部41の全域にわたって下孔部42が形成される。
Although the non-water-filled space S3 is formed in the
上記実施形態においては、補助容器50はフランジ部53を備えていたが、フランジ部53を省略してもよい。この場合、係止部47はその係止凹部47dが下方を向き、その係止凹部47dが補助容器本体部51の上端に嵌まる構成であってもよい。
In the said embodiment, although the
上記実施形態における弾性変形部46の形状は適宜変更可能である。例えば、谷部46aの深さを上記実施形態よりも深くするように弾性変形部46の傾斜角度を変えてもよい。これにより、第2の製氷空間S2内の水の量を減らすことができ、水を無駄にせず、凍結を速めることで時間短縮が可能となる。
The shape of the elastically
上記実施形態における上孔部31及びカラー部31aの大きさ又は形状は適宜変更可能である。例えば、カラー部31aは漏斗状に上端側を拡径させることで水を入れやすくしてもよい。
The size or shape of the
上記実施形態においては、下容器ユニット40の下孔部42は、高さ方向Hに延びていたが、高さ方向Hに対して傾斜する方向に延びていてもよい。また、複数の下孔部42の配置態様は、上記実施形態に限らずに、適宜変更可能である。
In the above embodiment, the
10…製氷器、20…製氷容器ユニット、21…製氷容器、30…上容器、31…上孔部、31a…カラー部、32…外面、33…被嵌合部、40…下容器ユニット、41…下容器本体部、42,42a,42b,42c…下孔部、44…嵌合壁、46…弾性変形部、46a…谷部、47…係止部、47d…係止凹部、50…補助容器、51…補助容器本体部、53…フランジ部、60…断熱容器、61…外容器、62…内容器、70…真空断熱層、B…孔非形成領域、F1,F2…膨張力、P1…氷結前位置、P2…氷結後位置、S1…第1の製氷空間、S2…第2の製氷空間、S3…水非充填空間。
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記製氷容器の少なくとも一部を収容した状態で前記製氷容器を支持し、前記製氷容器に形成された下孔部を介して前記第1の製氷空間と連通する第2の製氷空間を有する補助容器と、
前記補助容器に係止する係止部と、
前記係止部と前記製氷容器の間に位置し、前記第1の製氷空間及び前記第2の製氷空間に満たされた水が凍結したとき、前記製氷容器が、氷結前位置から、前記氷結前位置よりも前記第2の製氷空間から離れる方向に位置する氷結後位置へ移動することを許容するように弾性変形する弾性変形部と、を備える、
ことを特徴とする製氷器。 An ice making container having a first ice making space;
An auxiliary container having a second ice making space, which supports the ice making container in a state in which at least a part of the ice making container is accommodated, and communicates with the first ice making space through a lower hole formed in the ice making container. When,
A locking portion for locking to the auxiliary container;
The ice-making container is located between the locking portion and the ice-making container, and when the water filled in the first ice-making space and the second ice-making space is frozen, the ice-making container is An elastic deformation portion elastically deformed so as to allow movement to a post-icing position located in a direction away from the second ice making space rather than the position;
An ice maker characterized by
前記谷部の深さは、前記製氷容器が前記氷結前位置から前記氷結後位置に向けて移動するにつれて、前記弾性変形部における前記製氷容器側の端部が引っ張られることにより浅くなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の製氷器。 The elastically deforming portion is formed with a recessed portion recessed at a position visually recognized by the user,
The depth of the valley becomes shallower by pulling the end of the elastic deformation portion on the ice making container side as the ice making container moves from the pre-icing position toward the post-icing position.
An ice maker according to claim 1, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製氷器。 The ice-making container comprises an upper container, and a lower container body that forms the first ice-making space by attaching the upper container.
An ice maker according to claim 1 or 2, characterized in that.
ことを特徴とする請求項3に記載の製氷器。 The lower container main body, the locking portion, and the elastically deformable portion are integrally formed of an elastic material.
An ice maker according to claim 3, characterized in that.
前記補助容器内には、前記下容器本体部における前記複数の下孔部が形成されていない孔非形成領域に対応して水が満たされない水非充填空間が形成されている、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の製氷器。 The plurality of lower holes are formed in the lower portion of the lower container main body,
In the auxiliary container, a water non-filling space not filled with water is formed corresponding to a non-hole forming area in which the plurality of lower holes in the lower container main body are not formed.
The ice maker according to claim 3 or 4, characterized in that:
ことを特徴とする請求項3から5の何れか一項に記載の製氷器。 It is formed of an elastic member integrally with the lower container main body, and is provided with a fitting wall which is in surface contact with the upper container while surrounding the outer periphery of the upper container.
Icemaker according to any one of claims 3 to 5, characterized in that.
前記上容器は、前記製氷容器が前記補助容器に支持された状態で、外部に露出する、
ことを特徴とする請求項3から6の何れか一項に記載の製氷器。 The lower container main body portion is located in the auxiliary container, with the ice making container supported by the auxiliary container,
The upper container is exposed to the outside with the ice making container supported by the auxiliary container.
The ice maker according to any one of claims 3 to 6, characterized in that.
ことを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の製氷器。 The heat insulation container which has a vacuum heat insulation structure surrounding the outer periphery of the said auxiliary container,
The ice maker according to any one of claims 1 to 7, characterized in that.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018006294A JP2019124418A (en) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | Ice maker |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018006294A JP2019124418A (en) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | Ice maker |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019124418A true JP2019124418A (en) | 2019-07-25 |
Family
ID=67398453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018006294A Pending JP2019124418A (en) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | Ice maker |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019124418A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023171963A1 (en) * | 2022-03-08 | 2023-09-14 | 엘지전자 주식회사 | Icemaker and refrigerator |
-
2018
- 2018-01-18 JP JP2018006294A patent/JP2019124418A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023171963A1 (en) * | 2022-03-08 | 2023-09-14 | 엘지전자 주식회사 | Icemaker and refrigerator |
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