JP2019123449A - Travel control device, travel control method and program - Google Patents
Travel control device, travel control method and program Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019123449A JP2019123449A JP2018006649A JP2018006649A JP2019123449A JP 2019123449 A JP2019123449 A JP 2019123449A JP 2018006649 A JP2018006649 A JP 2018006649A JP 2018006649 A JP2018006649 A JP 2018006649A JP 2019123449 A JP2019123449 A JP 2019123449A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- control device
- travel control
- control
- travel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、自車両の走行を制御する走行制御装置、走行制御方法およびプログラムに関する。 The present invention relates to a travel control device that controls travel of a host vehicle, a travel control method, and a program.
車線変更等、他の車両の走行路上に割り込む場合には、車間スペースに応じて自車両の走行を制御することが行われる。特許文献1には、車間スペースがない状況においても、車線変更できるように車両の速度を調整することが記載されている。 In the case of changing into a lane or the like on the traveling road of another vehicle, the traveling of the vehicle is controlled in accordance with the inter-vehicle space. Patent Document 1 describes adjusting the speed of a vehicle so that it is possible to change lanes even in a situation where there is no inter-vehicle space.
しかしながら、渋滞等により車間スペースも十分になく、且つ、車列自体の移動が停滞している場合には、自車両の速度の調整が難しい場合がある。 However, if there is not enough space between vehicles due to traffic congestion or the like and the movement of the train itself is stagnant, it may be difficult to adjust the speed of the vehicle.
本発明は、他車両の走行路上への割り込みの制御を円滑化する走行制御装置、走行制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a travel control device, a travel control method, and a program that facilitate control of an interrupt on a travel road of another vehicle.
本発明に係る走行制御装置は、車両の走行を制御する走行制御装置であって、他車両の走行路に割り込む場合、自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知する通知手段と、前記通知手段により通知された後、前記他車両の走行路へ割り込むように前記自車両の走行を制御する走行制御手段とを備えることを特徴とする。 The travel control device according to the present invention is a travel control device for controlling the travel of a vehicle, and when interrupting the travel path of another vehicle, notifies a passenger of the vehicle to urge an intention to interrupt the vehicle. And a traveling control unit configured to control traveling of the vehicle so as to interrupt the traveling path of the other vehicle after being notified by the notification unit.
また、本発明に係る走行制御方法は、車両の走行を制御する走行制御装置において実行される走行制御方法であって、他車両の走行路に割り込む場合、自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知する通知工程と、前記通知工程において通知された後、前記他車両の走行路へ割り込むように前記自車両の走行を制御する走行制御工程とを有することを特徴とする。 The travel control method according to the present invention is a travel control method that is executed in a travel control device that controls the travel of a vehicle, and when it breaks into a travel path of another vehicle, it promotes an intention indication act of the own vehicle. And a traveling control step of controlling traveling of the vehicle so as to interrupt the traveling path of the other vehicle after being notified in the notification step. I assume.
本発明によれば、他車両の走行路上への割り込みの制御を円滑化することができる。 According to the present invention, it is possible to facilitate control of an interrupt on the traveling road of another vehicle.
[第1の実施形態]
図1〜図3は、本実施形態における車両用制御システム1のブロック図である。制御システム1は、車両Vを制御する。図1および図2において、車両Vはその概略が平面図と側面図とで示されている。車両Vは一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。制御システム1は、制御装置1Aと制御装置1Bとを含む。図1は制御装置1Aを示すブロック図であり、図2は制御装置1Bを示すブロック図である。図3は主に、制御装置1Aと制御装置1Bとの間の通信回線ならびに電源の構成を示している。図3の構成は、プログラムに係る本発明を実施するコンピュータとなり得る。
First Embodiment
1 to 3 are block diagrams of a control system 1 for a vehicle according to the present embodiment. The control system 1 controls a vehicle V. In FIGS. 1 and 2, the vehicle V is schematically shown in plan and side views. The vehicle V is a sedan-type four-wheeled vehicle as an example. Control system 1 includes a
制御装置1Aと制御装置1Bとは、車両Vが実現する一部の機能を多重化ないし冗長化したものである。これによりシステムの信頼性を向上することができる。制御装置1Aは、例えば、自動運転制御や、手動運転における通常の動作制御の他、危険回避等に関わる走行支援制御も行う。制御装置1Bは、主に危険回避等に関わる走行支援制御を司る。走行支援のことを運転支援と呼ぶ場合がある。制御装置1Aと制御装置1Bとで機能を冗長化しつつ、異なる制御処理を行わせることで、制御処理の分散化を図りつつ、信頼性を向上できる。
The
本実施形態の車両Vはパラレル方式のハイブリッド車両であり、図2には、車両Vの駆動輪を回転させる駆動力を出力するパワープラント50の構成が模式的に図示されている。パワープラント50は、内燃機関EG、モータMおよび自動変速機TMを有している。モータMは、車両Vを加速させる駆動源として利用可能であると共に減速時等において発電機としても利用可能である(回生制動)。
The vehicle V of the present embodiment is a parallel type hybrid vehicle, and FIG. 2 schematically shows the configuration of a
<制御装置1A>
図1を参照して制御装置1Aの構成について説明する。制御装置1Aは、ECU群(制御ユニット群)2Aを含む。ECU群2Aは、複数のECU20A〜29Aを含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスには、プロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。なお、図1および図3においては、ECU20A〜29Aの代表的な機能の名称を付している。例えば、ECU20Aには「自動運転ECU」と記載している。
<
The configuration of the
ECU20Aは、車両Vの走行制御として自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては車両Vの駆動(パワープラント50による車両Vの加速等)、操舵または制動の少なくとも一つを、運転者の運転操作に依らず自動的に行う。本実施形態では、駆動、操舵および制動を自動的に行う場合も含む。
The ECU 20A executes control related to automatic driving as travel control of the vehicle V. In automatic driving, at least one of driving of the vehicle V (acceleration of the vehicle V by the
ECU21Aは、車両Vの周囲状況を検知する検知ユニット31A、32Aの検知結果に基づいて、車両Vの走行環境を認識する環境認識ユニットである。ECU21Aは、周辺環境情報として物標データを生成する。
The ECU 21A is an environment recognition unit that recognizes the traveling environment of the vehicle V based on the detection results of the
本実施形態の場合、検知ユニット31Aは、撮像により車両Vの周囲の物体を検知する撮像デバイス(以下、カメラ31Aと表記する場合がある。)である。カメラ31Aは、車両Vの前方を撮影可能なように、車両Vのルーフ前部に設けられている。カメラ31Aが撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
In the case of the present embodiment, the
本実施形態の場合、検知ユニット32Aは、光により車両Vの周囲の物体を検知するライダ(LIDAR: Light Detection and Ranging)であり(以下、ライダ32Aと表記する場合がある)、車両Vの周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、ライダ32Aは、5つ設けられており、車両Vの前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。ライダ32Aの数や配置は、適宜選択可能である。
In the case of the present embodiment, the
ECU29Aは、検知ユニット31Aの検知結果に基づいて、車両Vの走行制御として走行支援(換言すると運転支援)に関わる制御を実行する走行支援ユニットである。
The ECU 29A is a driving assistance unit that executes control related to driving assistance (in other words, driving assistance) as traveling control of the vehicle V based on the detection result of the
ECU22Aは、電動パワーステアリング装置41Aを制御する操舵制御ユニットである。電動パワーステアリング装置41Aは、ステアリングホイールSTに対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。電動パワーステアリング装置41Aは、操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、モータの回転量を検知するセンサや、運転者が負担する操舵トルクを検知するトルクセンサ等を含む。
The
ECU23Aは、油圧装置42Aを制御する制動制御ユニットである。ブレーキペダルBPに対する運転者の制動操作はブレーキマスタシリンダBMにおいて液圧に変換されて油圧装置42Aに伝達される。油圧装置42Aは、ブレーキマスタシリンダBMから伝達された液圧に基づいて、四輪にそれぞれ設けられたブレーキ装置(例えばディスクブレーキ装置)51に供給する作動油の液圧を制御可能なアクチュエータであり、ECU23Aは、油圧装置42Aが備える電磁弁等の駆動制御を行う。本実施形態の場合、ECU23Aおよび油圧装置42Aは、電動サーボブレーキを構成し、ECU23Aは、例えば、4つのブレーキ装置51による制動力と、モータMの回生制動による制動力との配分を制御する。
The
ECU24Aは、自動変速機TMに設けられている電動パーキングロック装置50aを制御する停止維持制御ユニットである。電動パーキングロック装置50aは、主としてPレンジ(パーキングレンジ)選択時に自動変速機TMの内部機構をロックする機構を備える。ECU24Aは、電動パーキングロック装置50aによるロックおよびロック解除を制御可能である。
The
ECU25Aは、車内に情報を報知する情報出力装置43Aを制御する車内報知制御ユニットである。情報出力装置43Aは、例えばヘッドアップディスプレイ等の表示装置や音声出力装置を含む。更に、振動装置を含んでもよい。ECU25Aは、例えば、車速や外気温等の各種情報や、経路案内等の情報を情報出力装置43Aに出力させる。
The
ECU26Aは、車外に情報を報知する情報出力装置44Aを制御する車外報知制御ユニットである。本実施形態の場合、情報出力装置44Aは、方向指示器(ハザードランプ)であり、ECU26Aは、方向指示器として情報出力装置44Aの点滅制御を行うことで車外に対して車両Vの進行方向を報知し、また、ハザードランプとして情報出力装置44Aの点滅制御を行うことで車外に対して車両Vへの注意力を高めることができる。
The
ECU27Aは、パワープラント50を制御する駆動制御ユニットである。本実施形態では、パワープラント50にECU27Aを一つ割り当てているが、内燃機関EG、モータMおよび自動変速機TMのそれぞれにECUを一つずつ割り当ててもよい。ECU27Aは、例えば、アクセルペダルAPに設けた操作検知センサ34aやブレーキペダルBPに設けた操作検知センサ34bにより検知した運転者の運転操作や車速等に対応して、内燃機関EGやモータMの出力を制御したり、自動変速機TMの変速段を切り替える。なお、自動変速機TMには、車両Vの走行状態を検知するセンサとして、自動変速機TMの出力軸の回転数を検知する回転数センサ39が設けられている。車両Vの車速は、回転数センサ39の検知結果から演算可能である。
The
ECU28Aは、車両Vの現在位置や進路を認識する位置認識ユニットである。ECU28Aは、ジャイロセンサ33A、GPSセンサ28b、通信装置28cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ33Aは、車両Vの回転運動を検知する。ジャイロセンサ33の検知結果等により車両Vの進路を判定することができる。GPSセンサ28bは、車両Vの現在位置を検知する。通信装置28cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。データベース28aには、高精度の地図情報を格納することができ、ECU28Aは、この地図情報等に基づいて、車線上の車両Vの位置をより高精度に特定可能である。また、通信装置28cは、車車間通信や路車間通信にも用いられ、例えば他の車両の情報を取得可能である。
The
入力装置45Aは、運転者が操作可能に車内に配置され、運転者からの指示や情報の入力を受け付ける。
The
<制御装置1B>
図2を参照して制御装置1Bの構成について説明する。制御装置1Bは、ECU群(制御ユニット群)2Bを含む。ECU群2Bは、複数のECU21B〜25Bを含む。各ECUは、CPUやGPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。なお、ECU群2Aと同様、図2および図3においてはECU21B〜25Bの代表的な機能の名称を付している。
<
The configuration of the
ECU21Bは、車両Vの周囲状況を検知する検知ユニット31B、32Bの検知結果に基づいて、車両Vの走行環境を認識する環境認識ユニットであると共に、車両Vの走行制御として走行支援(換言すると運転支援)に関わる制御を実行する走行支援ユニットである。ECU21Bは、周辺環境情報として物標データを生成する。
The
なお、本実施形態では、ECU21Bが環境認識機能と走行支援機能とを有する構成としたが、制御装置1AのECU21AとECU29Aのように、機能毎にECUを設けてもよい。逆に、制御装置1Aにおいて、ECU21Bのように、ECU21AとECU29Aの機能を一つのECUで実現する構成であってもよい。
In the present embodiment, although the
本実施形態の場合、検知ユニット31Bは、撮像により車両Vの周囲の物体を検知する撮像デバイス(以下、カメラ31Bと表記する場合がある。)である。カメラ31Bは、車両Vの前方を撮影可能なように、車両Vのルーフ前部に設けられている。カメラ31Bが撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。本実施形態の場合、検知ユニット32Bは、電波により車両Vの周囲の物体を検知するミリ波レーダであり(以下、レーダ32Bと表記する場合がある)、車両Vの周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、レーダ32Bは5つ設けられており、車両Vの前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。レーダ32Bの数や配置は、適宜選択可能である。
In the case of the present embodiment, the
ECU22Bは、電動パワーステアリング装置41Bを制御する操舵制御ユニットである。電動パワーステアリング装置41Bは、ステアリングホイールSTに対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。電動パワーステアリング装置41Bは、操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、モータの回転量を検知するセンサや、運転者が負担する操舵トルクを検知するトルクセンサ等を含む。また、ECU22Bには、後述する通信回線L2を介して操舵角センサ37が電気的に接続されており、操舵角センサ37の検知結果に基づいて電動パワーステアリング装置41Bを制御可能である。ECU22Bは、運転者がステアリングハンドルSTを把持しているか否かを検知するセンサ36の検知結果を取得可能であり、運転者の把持状態を監視することができる。
The
ECU23Bは、油圧装置42Bを制御する制動制御ユニットである。ブレーキペダルBPに対する運転者の制動操作は、ブレーキマスタシリンダBMにおいて液圧に変換されて油圧装置42Bに伝達される。油圧装置42Bは、ブレーキマスタシリンダBMから伝達された液圧に基づいて、各車輪のブレーキ装置51に供給する作動油の液圧を制御可能なアクチュエータであり、ECU23Bは、油圧装置42Bが備える電磁弁等の駆動制御を行う。
The
本実施形態の場合、ECU23Bおよび油圧装置42Bには、四輪それぞれに設けられた車輪速センサ38、ヨーレートセンサ33B、ブレーキマスタシリンダBM内の圧力を検知する圧力センサ35が電気的に接続され、これらの検知結果に基づき、ABS機能、トラクションコントロールおよび車両Vの姿勢制御機能を実現する。例えば、ECU23Bは、四輪それぞれに設けられた車輪速センサ38の検知結果に基づき各車輪の制動力を調整し、各車輪の滑走を抑制する。また、ヨーレートセンサ33Bが検知した車両Vの鉛直軸回りの回転角速度に基づき各車輪の制動力を調整し、車両Vの急激な姿勢変化を抑制する。
In the case of this embodiment, the
また、ECU23Bは、車外に情報を報知する情報出力装置43Bを制御する車外報知制御ユニットとしても機能する。本実施形態の場合、情報出力装置43Bは、ブレーキランプであり、制動時等にECU23Bは、ブレーキランプを点灯可能である。これにより後続車に対して車両Vへの注意力を高めることができる。
The
ECU24Bは、後輪に設けられている電動パーキングブレーキ装置(例えばドラムブレーキ)52を制御する停止維持制御ユニットである。電動パーキングブレーキ装置52は、後輪をロックする機構を備える。ECU24Bは、電動パーキングブレーキ装置52による後輪のロックおよびロック解除を制御可能である。
The
ECU25Bは、車内に情報を報知する情報出力装置44Bを制御する車内報知制御ユニットである。本実施形態の場合、情報出力装置44Bは、インストルメントパネルに配置される表示装置を含む。ECU25Bは、情報出力装置44Bに車速、燃費等の各種の情報を出力させることが可能である。
The
入力装置45Bは、運転者が操作可能に車内に配置され、運転者からの指示や情報の入力を受け付ける。
The
<通信回線>
ECU間を通信可能に接続する、制御システム1の通信回線の例について図3を参照して説明する。制御システム1は、有線の通信回線L1〜L7を含む。通信回線L1には、制御装置1Aの各ECU20A〜27A、29Aが接続されている。なお、ECU28Aも通信回線L1に接続されてもよい。
<Communication line>
An example of a communication line of the control system 1 which communicably connects the ECUs will be described with reference to FIG. Control system 1 includes wired communication lines L1 to L7. The
通信回線L2には、制御装置1Bの各ECU21B〜25Bが接続されている。また、制御装置1AのECU20Aも通信回線L2に接続されている。通信回線L3は、ECU20AとECU21Aを接続する。通信回線L5は、ECU20A、ECU21AおよびECU28Aを接続する。通信回線L6は、ECU29AとECU21Aを接続する。通信回線L7は、ECU29AとECU20Aを接続する。
The
通信回線L1〜L7のプロトコルは同じであっても異なっていてもよいが、通信速度、通信量や耐久性等、通信環境に応じて異ならせてもよい。例えば、通信回線L3およびL4は、通信速度の点でEthernet(登録商標)であってもよい。例えば、通信回線L1、L2、L5〜L7は、CANであってもよい。 The protocols of the communication lines L1 to L7 may be the same or different, but may differ depending on the communication environment, such as communication speed, communication volume, and durability. For example, the communication lines L3 and L4 may be Ethernet (registered trademark) in terms of communication speed. For example, the communication lines L1, L2, and L5 to L7 may be CAN.
制御装置1Aは、ゲートウェイGWを備えている。ゲートウェイGWは、通信回線L1と通信回線L2を中継する。このため、例えば、ECU21Bは、通信回線L2、ゲートウェイGWおよび通信回線L1を介してECU27Aに制御指令を出力可能である。
The
<電源>
制御システム1の電源について図3を参照して説明する。制御システム1は、大容量バッテリ6と、電源7Aと、電源7Bとを含む。大容量バッテリ6は、モータMの駆動用バッテリであると共に、モータMにより充電されるバッテリである。
<Power supply>
The power supply of the control system 1 will be described with reference to FIG. The control system 1 includes a
電源7Aは、制御装置1Aに電力を供給する電源であり、電源回路71Aとバッテリ72Aとを含む。電源回路71Aは、大容量バッテリ6の電力を制御装置1Aに供給する回路であり、例えば、大容量バッテリ6の出力電圧(例えば190V)を、基準電圧(例えば12V)に降圧する。バッテリ72Aは、例えば12Vの鉛バッテリである。バッテリ72Aを設けたことにより、大容量バッテリ6や電源回路71Aの電力供給が遮断あるいは低下した場合であっても、制御装置1Aに電力の供給を行うことができる。
The
電源7Bは、制御装置1Bに電力を供給する電源であり、電源回路71Bとバッテリ72Bとを含む。電源回路71Bは、電源回路71Aと同様の回路であり、大容量バッテリ6の電力を制御装置1Bに供給する回路である。バッテリ72Bは、バッテリ72Aと同様のバッテリであり、例えば12Vの鉛バッテリである。バッテリ72Bを設けたことにより、大容量バッテリ6や電源回路71Bの電力供給が遮断あるいは低下した場合であっても、制御装置1Bに電力の供給を行うことができる。
The power supply 7B is a power supply that supplies power to the
<冗長化>
制御装置1Aと、制御装置1Bとが有する機能の共通性について説明する。同一機能を冗長化することで制御システム1の信頼性を向上できる。また、冗長化した一部の機能については、全く同じ機能を多重化したのではなく、異なる機能を発揮する。これは機能の冗長化によるコストアップを抑制する。
<Redundant>
The commonality of the function which
[アクチュエータ系]
〇操舵
制御装置1Aは、電動パワーステアリング装置41Aおよびこれを制御するECU22Aを有している。制御装置1Bもまた、電動パワーステアリング装置41Bおよびこれを制御するECU22Bを有している。
[Actuator system]
〇制動
制御装置1Aは、油圧装置42Aおよびこれを制御するECU23Aを有している。制御装置1Bは、油圧装置42Bおよびこれを制御するECU23Bを有している。これらは、いずれも車両Vの制動に利用可能である。一方、制御装置1Aの制動機構は、ブレーキ装置51による制動力と、モータMの回生制動による制動力との配分を主要な機能としたものであるのに対し、制御装置1Bの制動機構は、姿勢制御等を主要な機能としたものである。両者は制動という点では共通するものの、互いに異なる機能を発揮する。
〇停止維持
制御装置1Aは、電動パーキングロック装置50aおよびこれを制御するECU24Aを有している。制御装置1Bは、電動パーキングブレーキ装置52およびこれを制御するECU24Bを有している。これらはいずれも車両Vの停車を維持することに利用可能である。一方、電動パーキングロック装置50aは、自動変速機TMのPレンジ選択時に機能する装置であるのに対し、電動パーキングブレーキ装置52は、後輪をロックするものである。両者は車両Vの停止維持という点では共通するものの、互いに異なる機能を発揮する。
Stop Maintenance The
〇車内報知
制御装置1Aは、情報出力装置43Aおよびこれを制御するECU25Aを有している。制御装置1Bは、情報出力装置44Bおよびこれを制御するECU25Bを有している。これらは、いずれも運転者に情報を報知することに利用可能である。一方、情報出力装置43Aは、例えばヘッドアップディスプレイであり、情報出力装置44Bは、計器類などの表示装置である。両者は車内報知という点では共通するものの、互いに異なる表示装置を採用可能である。
In-Vehicle Notification The
〇車外報知
制御装置1Aは、情報出力装置44Aおよびこれを制御するECU26Aを有している。制御装置1Bは、情報出力装置43Bおよびこれを制御するECU23Bを有している。これらはいずれも車外に情報を報知することに利用可能である。一方、情報出力装置43Aは、方向指示器(ハザードランプ)であり、情報出力装置44Bは、ブレーキランプである。両者は車外報知という点では共通するものの、互いに異なる機能を発揮する。
Outside Vehicle Notification The
〇相違点
制御装置1Aは、パワープラント50を制御するECU27Aを有しているのに対し、制御装置1Bは、パワープラント50を制御する独自のECUは有していない。本実施形態の場合、制御装置1Aおよび1Bのいずれも、単独で、操舵、制動、停止維持が可能であり、制御装置1Aまたは制御装置1Bのいずれか一方が性能低下あるいは電源遮断もしくは通信遮断された場合であっても、車線の逸脱を抑制しつつ、減速して停止状態を維持することが可能である。また、上記のとおり、ECU21Bは、通信回線L2、ゲートウェイGWおよび通信回線L1を介してECU27Aに制御指令を出力可能であり、ECU21Bは、パワープラント50を制御することも可能である。制御装置1Bがパワープラント50を制御する独自のECUを備えないことで、コストアップを抑制することができるが、備えていてもよい。
The difference is that the
[センサ系]
〇周囲状況の検知
制御装置1Aは、検知ユニット31Aおよび32Aを有している。制御装置1Bは、検知ユニット31Bおよび32Bを有している。これらはいずれも車両Vの走行環境の認識に利用可能である。一方、検知ユニット32Aはライダであり、検知ユニット32Bはレーダである。ライダは、一般に形状の検知に有利である。また、レーダは、一般にライダよりもコスト面で有利である。特性が異なるこれらのセンサを併用することで、物標の認識性能の向上やコスト削減を図ることができる。検知ユニット31A、31Bは共にカメラであるが、特性が異なるカメラを用いてもよい。例えば、一方が他方よりも高解像度のカメラであってもよい。また、画角が互いに異なっていてもよい。
[Sensor system]
Detection of Ambient Condition The
制御装置1Aと制御装置1Bとの比較でいうと、検知ユニット31Aおよび32Aは、検知ユニット31Bおよび32Bと検知特性が異なってもよい。本実施形態の場合、検知ユニット32Aはライダであり、一般に、レーダ(検知ユニット32B)よりも物標のエッジの検知性能が高い。また、レーダにおいては、ライダに対して一般に、相対速度検出精度や対候性に優れる。
In comparison between the
また、カメラ31Aをカメラ31Bよりも高解像度のカメラとすれば、検知ユニット31Aおよび32Aの方が検知ユニット31Bおよび32Bよりも検知性能が高くなる。これらの検知特性およびコストが異なるセンサを複数組み合わせることで、システム全体で考えた場合にコストメリットが得られる場合がある。また、検知特性の異なるセンサを組み合わせることで、同一センサを冗長させる場合よりも検出漏れや誤検出を低減することもできる。
If the
〇車速
制御装置1Aは、回転数センサ39を有している。制御装置1Bは、車輪速センサ38を有している。これらはいずれも車速を検知することに利用可能である。一方、回転数センサ39は、自動変速機TMの出力軸の回転速度を検知するものであり、車輪速センサ38は、車輪の回転速度を検知するものである。両者は車速が検知可能という点では共通するものの、互いに検知対象が異なるセンサである。
The vehicle
〇ヨーレート
制御装置1Aは、ジャイロ33Aを有している。制御装置1Bは、ヨーレートセンサ33Bを有している。これらはいずれも車両Vの鉛直軸周りの角速度を検知することに利用可能である。一方、ジャイロ33Aは、車両Vの進路判定に利用するものであり、ヨーレートセンサ33Bは、車両Vの姿勢制御等に利用するものである。両者は車両Vの角速度が検知可能という点では共通するものの、互いに利用目的が異なるセンサである。
The
〇操舵角および操舵トルク
制御装置1Aは、電動パワーステアリング装置41Aのモータの回転量を検知するセンサを有している。制御装置1Bは操舵角センサ37を有している。これらはいずれも前輪の操舵角を検知することに利用可能である。制御装置1Aにおいては、操舵角センサ37については増設せずに、電動パワーステアリング装置41Aのモータの回転量を検知するセンサを利用することでコストアップを抑制できる。尤も、操舵角センサ37を増設して制御装置1Aにも設けてもよい。
Steering Angle and Steering Torque The
また、電動パワーステアリング装置41A、41Bがいずれもトルクセンサを含むことで、制御装置1A、1Bのいずれにおいても操舵トルクを認識可能である。
Further, as both of the electric
〇制動操作量
制御装置1Aは、操作検知センサ34bを有している。制御装置1Bは、圧力センサ35を有している。これらはいずれも、運転者の制動操作量を検知することに利用可能である。一方、操作検知センサ34bは、4つのブレーキ装置51による制動力と、モータMの回生制動による制動力との配分を制御するために用いられ、圧力センサ35は、姿勢制御等に用いられる。両者は制動操作量を検知する点で共通するものの、互いに利用目的が異なるセンサである。
The amount of braking operation The
[電源]
制御装置1Aは、電源7Aから電力の供給を受け、制御装置1Bは、電源7Bから電力の供給を受ける。電源7Aまたは電源7Bのいずれかの電力供給が遮断あるいは低下した場合でも、制御装置1Aまたは制御装置1Bのいずれか一方には電力が供給されるので、電源をより確実に確保して制御システム1の信頼性を向上することができる。電源7Aの電力供給が遮断あるいは低下した場合、制御装置1Aに設けたゲートウェイGWが介在したECU間の通信は困難となる。しかし、制御装置1Bにおいて、ECU21Bは、通信回線L2を介してECU22B〜24B、44Bと通信可能である。
[Power supply]
[制御装置1A内での冗長化]
制御装置1Aは、自動運転制御を行うECU20Aと、走行支援制御を行うECU29Aとを備えており、走行制御を行う制御ユニットを二つ備えている。
[Redundancy in
The
<制御機能の例>
制御装置1Aまたは1Bで実行可能な制御機能は、車両Vの駆動、制動、操舵の制御に関わる走行関連機能と、運転者に対する情報の報知に関わる報知機能と、を含む。
<Example of control function>
Control functions that can be executed by the
走行関連機能としては、例えば、車線維持制御、車線逸脱抑制制御(路外逸脱抑制制御)、車線変更制御、前走車追従制御、衝突軽減ブレーキ制御、誤発進抑制制御を挙げることができる。報知機能としては、隣接車両報知制御、前走車発進報知制御を挙げることができる。 Examples of the driving-related functions include lane keeping control, lane departure suppression control (off road departure suppression control), lane change control, forward vehicle follow-up control, collision mitigation brake control, and false start suppression control. The notification function may include adjacent vehicle notification control and a leading vehicle start notification control.
車線維持制御とは、車線に対する車両の位置の制御の一つであり、車線内に設定した走行軌道上で車両を自動的に(運転者の運転操作によらずに)走行させる制御である。車線逸脱抑制制御とは、車線に対する車両の位置の制御の一つであり、白線または中央分離帯を検知し、車両が線を超えないように自動的に操舵を行うものである。車線逸脱抑制制御と車線維持制御とはこのように機能が異なっている。 The lane keeping control is one of control of the position of the vehicle with respect to the lane, and is control for causing the vehicle to automatically run (without depending on the driver's driving operation) on the traveling track set in the lane. The lane departure suppression control is one of control of the position of the vehicle relative to the lane, detects a white line or a central separation zone, and automatically performs steering so that the vehicle does not exceed the line. The lane departure suppression control and the lane keeping control thus have different functions.
車線変更制御とは、車両が走行中の車線から隣接車線へ車両を自動的に移動させる制御である。前走車追従制御とは、自車両の前方を走行する他車両に自動的に追従する制御である。衝突軽減ブレーキ制御とは、車両の前方の障害物との衝突可能性が高まった場合に、自動的に制動して衝突回避を支援する制御である。誤発進抑制制御は、車両の停止状態で運転者による加速操作が所定量以上の場合に、車両の加速を制限する制御であり、急発進を抑制する。 The lane change control is control for automatically moving the vehicle from the lane in which the vehicle is traveling to the adjacent lane. The forward vehicle following control is control for automatically following other vehicles traveling in front of the own vehicle. The collision mitigation brake control is a control that automatically brakes to support collision avoidance when the possibility of collision with an obstacle ahead of the vehicle increases. The erroneous start suppression control is control for restricting the acceleration of the vehicle when the acceleration operation by the driver is equal to or more than the predetermined amount in the stopped state of the vehicle, and suppresses the sudden start.
隣接車両報知制御とは、自車両の走行車線に隣接する隣接車線を走行する他車両の存在を運転者に報知する制御であり、例えば、自車両の側方、後方を走行する他車両の存在を報知する。前走車発進報知制御とは、自車両およびその前方の他車両が停止状態にあり、前方の他車両が発進したことを報知する制御である。これらの報知は、上述した車内報知デバイス(情報出力装置43A、情報出力装置44B)により行うことができる。
The adjacent vehicle notification control is a control for notifying the driver of the presence of another vehicle traveling on the adjacent lane adjacent to the traveling lane of the own vehicle, for example, the existence of another vehicle traveling to the side of the own vehicle and to the rear To inform The vehicle-in-front vehicle start notification control is control to notify that the host vehicle and the other vehicle in front of it are in the stop state and the other vehicle in front is started. These notifications can be performed by the in-vehicle notification device (the
ECU20A、ECU29AおよびECU21Bは、これらの制御機能を分担して実行することができる。どの制御機能をどのECUに割り当てるかは適宜選択可能である。
The
図4は、車両Vにおいて、外界情報の取得からアクチュエータの制御までのブロック構成を示す図である。図4のブロック401は、例えば、図1のECU21Aにより実現される。ブロック401は、車両Vの外界情報を取得する。ここで、外界情報とは、例えば、車両Vに搭載された検知ユニット31A、31B、32A、32B(カメラ、レーダ、ライダ)により取得された画像情報や検知情報である。若しくは、外界情報は、車車間通信や路車間通信により取得される場合もある。ブロック401は、ガードレールや分離帯等の障害物や標識等を認識し、その認識結果をブロック402及びブロック408に出力する。ブロック408は、例えば、図1のECU29Aにより実現され、ブロック401により認識された障害物、歩行者、他車両等の情報に基づき、最適経路判断の上でのリスクポテンシャルを算出し、その算出結果をブロック402に出力する。
FIG. 4 is a diagram showing a block configuration from acquisition of external world information to control of an actuator in a vehicle V. As shown in FIG. The
ブロック402は、例えば、図1のECU29Aや20Aにより実現される。ブロック402は、外界情報の認識結果、速度や加速度等の車両運動情報、ドライバ409からの操作情報(操舵量やアクセル量等)に基づいて最適経路を判断する。その際、走行モデル405やリスク回避モデル406が考慮される。走行モデル405やリスク回避モデル406は、例えば、予めエキスパートドライバによるテスト走行によりサーバに収集されたプローブデータに基づき、学習の結果、生成された走行モデルである。特に、走行モデル405は、カーブや交差点等の各シーンについて生成されたモデルであり、リスク回避モデル406は、例えば、先行車両の急ブレーキ予測や、歩行者等の移動物の移動予測のモデルである。サーバで生成された走行モデルやリスク回避モデルは、車両Vに走行モデル405やリスク回避モデル406として実装される。車両Vにおいて自動運転支援システムを構成する場合には、ブロック402は、ドライバ409からの操作情報と目標値とに基づいて支援量を決定し、その支援量をブロック403に送信する。
The
ブロック403は、例えば、図1のECU22A、23A、24A、27Aにより実現される。例えば、ブロック402で判断された最適経路や支援量に基づいて、アクチュエータの制御量を決定する。アクチュエータ404は、操舵、制動、停止維持、車内報知、車外報知のシステムを含む。ブロック407は、ドライバ409とのインタフェースであるHMI(ヒューマンマシンインタフェース)であり、入力装置45Aや45Bとして実現される。ブロック407では、例えば、自動運転モードとドライバ運転モードとの切り替えの通知や、車両Vが上述のエキスパートドライバにより運転される場合にはプローブデータの送信に際してのドライバからのコメントを受け付ける。
The
図5は、本実施形態における自車両のドライバへの割込み要請の動作を説明するための図である。図5は、本線へ合流するシーンを表している。特に、図5は、本線が他車両502、503、504を含む車両で渋滞している様子を示している。通常、自車両は、本線を走行する車両と同じ、若しくは、それ以上の速度で本線に合流することが求められる。従って、自車両が走行支援制御、若しくは、ドライバが関与しない自動運転制御を行っている場合でも、自車両は、上記のような合流を行うよう走行制御が実行される。
FIG. 5 is a diagram for explaining the operation of the interrupt request to the driver of the host vehicle in the present embodiment. FIG. 5 shows a scene joining the main line. In particular, FIG. 5 shows that the main line is congested with vehicles including
しかしながら、図5に示すように本線が渋滞している場合には、上記のような合流を行うように走行制御を実行することは難しい。渋滞の場合には他車両502、503、504の走行状態は停滞し、その結果、他車両502、503、504の前後のスペースが自車両501が割り込むために十分であるか否かを判定することができない状態、若しくは、十分でないと判定される状態が継続してしまう場合があり得る。
However, when the main line is congested as shown in FIG. 5, it is difficult to execute the traveling control so as to perform the above-mentioned merging. In the case of traffic congestion, the traveling state of the
図6は、本実施形態における合流車線から本線へ割り込む際の走行制御処理を示すフローチャートである。図6の処理の開始の際には、ドライバが関与することなく自車両501の自動運転制御が行われているとする。
FIG. 6 is a flowchart showing a travel control process at the time of interrupting from the merging lane into the main line in the present embodiment. At the start of the process of FIG. 6, it is assumed that automatic driving control of the
S101において、ブロック402は、自車両501の走行状態が条件を満たすか否かを判定する。条件を満たすと判定された場合、S102へ進み、条件を満たさないと判定された場合、図6の処理を終了する。
In S101, the
図7は、S101の判定を行う際に実行される処理を示すフローチャートである。S201において、ブロック402は、ブロック401の認識結果等に基づいて、自車両501が合流車線を走行しているか否かを判定する。例えば、ブロック402は、ブロック401により「合流交通あり」の道路標識を認識したか否かに基づいて、自車両501が合流車線を走行しているか否かを判定するようにしても良い。
FIG. 7 is a flowchart showing a process performed when making the determination of S101. In step S201, the
S202において、ブロック402は、自車両501の走行速度が所定の速度以下であるか否かを判定する。所定の速度以下であると判定された場合、S203に進み、ブロック402は、自車両501の走行状態が条件を満たすと判断する。一方、所定の速度より速いと判定された場合、S204に進み、ブロック402は、自車両501の走行状態が条件を満たさないと判断する。ここで、所定の速度とは、例えば、合流車線から本線に合流するために求められる速度以下で予め定められた速度である。
In S202, the
図5に示すように本線が渋滞している場合、合流車線においても、先行車両はスムーズに合流することができずに渋滞すると考えられる。その場合、合流車線での走行状態は停滞し、所定の速度以下となってしまう。従って、S203では、ブロック402は、自車両501は、本線の渋滞のため合流車線において停滞していると判断する。一方、S204では、自車両501は、合流車線において停滞しておらず、通常の合流が可能であると判断する。S203で条件を満たすと判断された場合、図6のS101の後、S102へ進む。一方、S204で条件を満たさないと判断された場合、図6のS101の後、図6の処理を終了する。
As shown in FIG. 5, when the main line is congested, the leading vehicles are considered to be congested without being able to merge smoothly even in the confluence lane. In that case, the traveling state in the merging lane stagnates, and becomes lower than a predetermined speed. Therefore, in S203, the
S102において、ブロック402は、合流車線で前進するにつれ、自車両501が本線で渋滞している車両に接近したことを認識すると、割り込み領域の探索を行う。なお、合流車線で移動する際、自車両501は、先行車両に追従して走行するよう制御される。
In step S102, when the
図8は、S102の処理を示すフローチャートである。S301において、ブロック402は、近接車両を特定する。近接車両の特定は、例えば、ブロック401の認識結果に基づいて行われても良い。近接車両とは、例えば、図5における他車両502である。
FIG. 8 is a flowchart showing the process of S102. In S301, a
S302において、ブロック402は、近接車両の前方に割り込みが可能なスペースがあるか否かを判定する。S302の判定は、例えば、ブロック402の認識結果により得られる車間距離と、割り込みのために必要な車間距離の閾値とを比較することにより行われても良い。近接車両の前方に割り込みが可能なスペースがあると判定された場合、S303に進み、割り込みが可能なスペースがないと判定された場合、S306に進む。
In S302, the
S303において、ブロック402は、近接車両の挙動を解析し、S304において、割り込みが可能であるか否かを判定する。ブロック402は、例えば、近接車両が自車両501の割り込みを期待して減速するといった挙動を示した場合、S304で割り込み可能であると判定する。また、ブロック402は、近接車両のドライバの挙動、例えば、手を挙げて譲る動作を合わせて判定するようにしても良い。また、ブロック402は、近接車両だけでなく、近接車両に先行する車両の挙動を合わせて判断しても良い。S304で割り込み可能であると判定された場合、S305に進み、ブロック402は、割り込み可能であると判断する。一方、S304で割り込み可能でないと判定された場合、S306に進む。
In S303, the
S306において、ブロック402は、近接車両の後方に割り込みが可能なスペースがあるか否かを判定する。S306の判定は、例えば、ブロック402の認識結果により得られる車間距離と、割り込みのために必要な車間距離の閾値とを比較することにより行われても良い。近接車両の後方に割り込みが可能なスペースがあると判定された場合、S307に進み、割り込みが可能なスペースがないと判定された場合、S309に進む。S309において、ブロック402は、割り込み不可能であると判断する。
In step S306, the
S307において、ブロック402は、近接車両の挙動を解析し、S308において、割り込みが可能であるか否かを判定する。ブロック402は、例えば、近接車両が自車両501の割り込みを期待して加速するといった挙動を示した場合、S308で割り込み可能であると判定する。また、ブロック402は、例えば、近接車両に後続する車両が自車両501の割り込みを期待して減速するといった挙動を示した場合、S308で割り込み可能であると判定しても良い。また、ブロック402は、近接車両に後続する車両のドライバの挙動、例えば、手を挙げて譲る動作を合わせて判定するようにしても良い。また、ブロック402は、近接車両と近接車両に後続する車両の挙動を合わせて判断しても良い。S308で割り込み可能であると判定された場合、S305に進み、ブロック402は、割り込み可能であると判断する。一方、S308で割り込み可能でないと判定された場合、S309に進み、ブロック402は、割り込み不可能であると判断する。
In S307, the
S305で割り込み可能であると判断された場合、図6のS103の後、S110に進む。一方、S309で割り込み不可能であると判断された場合、図6のS103の後、S104に進む。 If it is determined in S305 that the interrupt is possible, the process proceeds to S110 after S103 of FIG. On the other hand, if it is determined in S309 that the interrupt is not possible, the process proceeds to S104 after S103 of FIG.
S110において、ブロック402は、近接車両の前方もしくは後方へ割り込むように走行経路を判断する。図8で近接車両の前方に割り込み可能であると判断されていた場合、S110では、ブロック402は、近接車両の前方へ割り込むように走行経路を判断する。また、図8で近接車両の後方に割り込み可能であると判断されていた場合、S110では、ブロック402は、近接車両の後方へ割り込むように走行経路を判断する。S110では、ブロック402はさらに、近接車両の前方もしくは後方へ割り込むための操舵量と速度を含むアクチュエータの制御量を決定し、ブロック403は、その制御量に基づいてブロック404を制御し、自車両501の割り込みが行われる。
In S110, the
S104において、所定時間が経過したか否かが判定され、所定時間が経過していないと判定された場合、S102からの処理を繰り返す。一方、所定時間が経過したと判定された場合、S105に進む。つまり、所定時間が経過するまでは、図8の割り込み領域の探索が行われ、割り込みが可能であると判定された場合には割り込みが行われる。 In S104, it is determined whether or not a predetermined time has elapsed, and if it is determined that the predetermined time has not elapsed, the processing from S102 is repeated. On the other hand, when it is determined that the predetermined time has elapsed, the process proceeds to S105. That is, the search of the interrupt area of FIG. 8 is performed until the predetermined time elapses, and the interrupt is performed when it is determined that the interrupt is possible.
S105において、ブロック402は、他車両への割り込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請する。S105の処理について図9及び図10を参照しながら説明する。
At S105, the
図9は、S105の処理を示すフローチャートである。S401において、ブロック402は、ドライバへの要請を行うか否かを判定する。ドライバへの要請を行うと判定された場合、S402に進み、ドライバへの要請を行わないと判定された場合、図9の処理を終了する。例えば、自車両501と他車両との間で車車間通信が可能である場合には、以降のドライバへの要請を行わずに図9の処理を終了する。そして、車車間通信により例えば、近接車両との間で自車両501の割り込みのネゴシエーションを行う。そして、その後、図6のS106に進む。
FIG. 9 is a flowchart showing the process of S105. In step S401, the
若しくは、S401は、自車両501の位置に基づいて、ドライバへの要請のタイミングを判定するようにしても良い。例えば、自車両501が本線に存在する車両と車両の間に位置する、若しくは、自車両501が減速して本線に存在する車両と車両の間に位置する状態となったことを認識したときに、ドライバへの要請を行うと判定しても良い。そのような判定を行う場合には、ドライバへの要請を行うと判定された場合、S402に進み、ドライバへの要請を行わないと判定された場合、S401の処理を繰り返す。そのような構成により、以降説明するドライバからの割込みの意思表示行為が他車両に気づかせやすい位置において、ドライバへの要請を行うことができる。
Alternatively, S401 may determine the timing of the request for the driver based on the position of the
S402において、ブロック402は、自車両501が割り込む方向が右側であるか、若しくは左側であるかを判定する。左側であると判定された場合、S403に進み、右側であると判定された場合、S404に進む。例えば、図5に示すシーンの場合は、右側であると判定される。本実施形態では、図5のような合流シーンを一例として説明しているが、車線変更のシーンで左側に割り込む場合でも、本実施形態の動作を実現可能である。車線変更のシーンで左側に割り込む場合には、S402で左側であると判定される。S403において、ブロック402は、左側へ割り込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請するための表示、若しくは、アナウンスを行う。
In S402, the
図10(a)は、左サイドミラー上に表示される画像表示の一例を示す図である。ドライバへの要請を行わない通常の状態では、図10(a)の左に示すように、左サイドミラーには、後続車が近接している場合にそのサインが表示される。そして、S403で左側へ割込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請する場合には、図10(a)の右に示すように、左サイドミラーには、ドライバに手を振ることを促すための画像1001が表示されている。また、画像1001は、両矢印の方向にスイングするように動画表示される。画像1001を見たドライバは、サイドウインドウから手を出して手を振ることにより、左側の他車両に対して割り込む意思を表示することができる。
FIG. 10A shows an example of image display displayed on the left side mirror. In a normal state where the driver's request is not made, as shown on the left of FIG. 10A, the sign is displayed on the left side mirror when the following vehicle approaches. Then, when requesting the driver to indicate the intention to interrupt on the left side in S403, the left side mirror prompts the driver to shake his hand, as shown on the right of FIG. 10 (a).
S402で右側であると判定された場合、S404において、ブロック402は、右側へ割り込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請するための表示、若しくは、アナウンスを行う。
If it is determined in S402 that it is the right side, in S404, the
図10(b)は、右サイドミラー上に表示される画像表示の一例を示す図である。ドライバへの要請を行わない通常の状態では、図10(b)の右に示すように、右サイドミラーには、後続車が近接している場合にそのサインが表示される。そして、S404で右側へ割込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請する場合には、図10(b)の左に示すように、右サイドミラーには、ドライバに手を振ることを促すための画像1002が表示されている。また、画像1002は、両矢印の方向にスイングするように動画表示される。画像1002を見たドライバは、サイドウインドウから手を出して手を振ることにより、右側の他車両に対して割り込む意思を表示することができる。
FIG. 10B is a view showing an example of image display displayed on the right side mirror. In the normal state where the driver's request is not made, as shown on the right of FIG. 10B, the right side mirror displays the sign when the following vehicle approaches. Then, when requesting the driver to indicate the intention to interrupt to the right in S404, as shown on the left of FIG. 10B, the right side mirror prompts the driver to shake his hand.
ドライバへの要請の際、上記のような画像表示の他に、車内のスピーカによりアナウンスを音声出力するようにしても良い。その場合、例えば、「左方向(右方向)に割り込むため、サイドウインドウから手を出して合図して下さい。」といったものでも良い。音声出力することにより、要請をドライバに気づかせやすくすることができる。また、画像表示とアナウンスとの両方を行うようにしても良い。また、ドライバへの要請を行う際に、サイドウインドウを開くように制御しても良い。そのような構成により、ドライバの顔を他車両に対して見えやすくすることができる。 At the time of request to the driver, in addition to the above-described image display, an announcement may be voice-outputted by a speaker in the car. In such a case, for example, "Please take out your hand from the side window and signal to interrupt in the left direction (right direction)". By outputting the voice, it is possible to make the driver easily notice the request. Also, both image display and announcement may be performed. Further, when making a request to the driver, control may be made to open the side window. With such a configuration, the driver's face can be made more visible to other vehicles.
また、フロントシートの背面に設けられたパネル等により、ドライバに対してでなく、リアシートの搭乗者に対して図10(a)や図10(b)に示すような画像表示を表示しても良い。若しくは、上述のドライバに対する各種形態の要請と、リアシートの搭乗者に対する要請とを組み合わせても良い。 Also, even if the image display as shown in FIG. 10 (a) or 10 (b) is displayed to the passenger of the rear seat instead of the driver by means of a panel or the like provided on the back of the front seat. good. Alternatively, various types of requests for the above-described driver may be combined with requests for rear seat passengers.
S405において、ブロック402は、ドライバへの要請を終了するか否かを判定する。例えば、車内に設けられたカメラによりドライバの挙動を解析することにより、手を振る動作を行ったと認識した場合に、ドライバへの要請を終了する。若しくは、HMI407を介して、ドライバへの要請の終了指示を受け付けるようにしても良い。ドライバへの要請を終了すると判定された場合、図9の処理を終了し、ドライバへの要請を終了しないと判定された場合、S405の処理を繰り返す。
In step S405, the
再び、図6を参照する。S105の処理の後、S106及びS107の処理が行われる。S106及びS107の処理は、S102及びS103における説明と同じであるので、それらの説明を省略する。S107で割り込み可能であると判定された場合、S110に進み、割り込み可能でないと判定された場合、S108に進む。 Refer again to FIG. After the process of S105, the processes of S106 and S107 are performed. The processes of S106 and S107 are the same as the descriptions of S102 and S103, and thus the description thereof is omitted. If it is determined in S107 that the interrupt is possible, the process proceeds to S110, and if it is determined that the interrupt is not possible, the process proceeds to S108.
S108において、ブロック402は、運転制御を切り替えるか否かを判定する。つまり、ブロック402は、ドライバが関与しない自動運転制御から、ドライバが関与する手動運転制御に切り替えるか否かを判定する。この判定は、例えば、S105でドライバへの要請を行った後、所定時間が経過しても割り込みを行うことができない場合には、手動運転制御へ切り替えると判定しても良い。
In S108, the
S108で運転制御を切り替えると判定された場合、S109において、ブロック402は、例えば、HMI407上で、手動運転制御に切り替えることをドライバに通知し、その後、手動運転制御に切り替える。S109の後、図6の処理を終了する。一方、S108で運転制御を切り替えないと判定された場合、S102からの処理を繰り返す。
When it is determined in S108 that the operation control is to be switched, in S109, for example, the
S108で運転制御を切り替えるか否かの判定は、HMI407上で手動運転制御に切り替えるか否かの選択を受け付けることで行われても良い。また、S102〜S108の処理が所定回数繰り返された場合には、手動運転制御に切り替えるよう制御しても良い。
The determination as to whether or not to switch the operation control in S108 may be performed by accepting the selection as to whether or not to switch to the manual operation control on the
次に、S104における所定時間を設定する処理について説明する。 Next, the process of setting the predetermined time in S104 will be described.
図11は、S104における所定時間を設定する処理を示すフローチャートである。図11の処理は、図5に示すようなシーンではなく、自車両が通常の車道を走行している際に実行される。 FIG. 11 is a flowchart showing a process of setting a predetermined time in S104. The process of FIG. 11 is not performed as shown in FIG. 5, but is performed when the vehicle is traveling on a normal road.
S501において、ブロック402は、自車両がドライバが関与しない自動運転制御を実行しているか否かを判定する。自動運転制御を実行していると判定された場合、S502に進み、自動運転制御を実行していない、即ち手動運転制御を実行していると判定された場合、図11の処理を終了する。
In step S501, the
S502において、ブロック402は、所定の走行状態であるか否かを判定する。S502の判定は、例えば、ドライバの状態に応じて判定されても良く、例えば、ドライバがハンドルを把持しているか否かに基づいて判定されても良い。S503において、ブロック402は、車内カメラやマイク等により、ドライバのセカンダリタスクを検出する。ここで、セカンダリタスクとは、例えば、本を読む行為や、搭乗者との会話、車内に設置されたモニタで映画等を鑑賞している行為である。
In S502, a
S504において、ブロック402は、S503で検出されたセカンダリタスクに応じて、S104で用いられる所定時間を設定する。例えば、所定時間は、ドライバの視線を追跡し、視線の位置と、視線が固定される時間とに基づいて設定される。例えば、ドライバの視線が走行先に集中している時間が長いほど、S104で用いられる所定時間を短く設定する。反対に、例えば、ドライバが本を読んでいたり、ドライバの視線が走行先を見ていない場合、若しくは、視線の位置が分散する場合には、S104で用いられる所定時間を比較的長く設定する。S504の後、図11の処理を終了する。
In S504, the
以上のように、本実施形態によれば、自動運転制御の状態で、例えば、合流車線から本線へ合流するシーンにおいて本線が渋滞している場合、自車両のドライバへ割り込みの意思表示行為を行うよう要請する。その結果、自動運転制御では割り込みの判断が難しいシーンにおいては、ドライバ自身が他車両に手を振るなどの行為を行うことによって、自動運転制御による割り込み走行をスムーズに実現することができる。また、本実施形態では、合流車線から本線へ合流するシーンにおいて本線が渋滞している場合を一例として説明しているが、そのようなシーンに限られず、車線変更等、他車両の走行路に割り込むシーンであれば同様に、本実施形態の動作を実現することができる。 As described above, according to the present embodiment, in the state of automatic driving control, for example, when the main line is congested in a scene where it merges from the merging lane to the main line, an intention to interrupt the driver's own vehicle is displayed. Ask. As a result, in a scene where it is difficult to determine an interrupt in automatic driving control, the driver can carry out an action such as waving his hand to another vehicle, whereby interrupt running by automatic driving control can be smoothly realized. Further, in the present embodiment, a case where the main line is congested in the scene where the main lane merges from the merging lane is described as an example, but the present invention is not limited to such a scene. If it is a scene to interrupt, the operation of this embodiment can be realized similarly.
[第2の実施形態]
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態と異なる点について説明する。第1の実施形態では、合流車線から本線へ合流するシーンを説明したが、本実施形態では、環状交差点(ラウンドアバウト)を走行するシーンを説明する。
Second Embodiment
Hereinafter, points of the second embodiment which are different from the first embodiment will be described. In the first embodiment, the scene in which the main lane is joined from the merging lane has been described, but in the present embodiment, a scene in which a roundabout is traveled will be described.
図12(a)は、環道が2車線の環状交差点の一例を示す図であり、図12(b)は、環道が3車線の環状交差点の一例を示す図である。環状交差点には特有の走行ルールが定められている。例えば、自車両1201が交差点入口Aから進入し、交差点出口Dへ右折しようとする場合には、環状交差点内は、内側車線を右回りに走行し、交差点出口Dの直前の交差点出口Cを通過するときに左のウインカを点滅させ、交差点出口Dから退出する。また、例えば、図12(a)に示すように交差点入口Cから進入した車両1203が交差点出口Aから直進で退出する場合、若しくは図12(b)に示すように交差点入口Cから進入した車両1206が交差点出口Aから直進で退出する場合には、直進用車線を走行する。
FIG. 12 (a) is a view showing an example of a roundabout at which the ring road is two lanes, and FIG. 12 (b) is a view showing an example of the round intersection at which the ring road is three lanes. Specific driving rules are defined at the roundabout. For example, when the
ここで、図12(a)及び図12(b)に示すように、環状交差点内や、環状交差点付近が渋滞し、その走行状態が停滞している場合を想定する。図12(a)及び(b)では、説明用の矢印や参照符号等の表示上、車両の数を少なく示しているが、実際には、環状交差点内のほぼ全領域に渡って車両が渋滞しているとする。図12(a)では、自動運転制御の状態で、環状交差点へ進入する際の他車両1202の車列への割り込みや、環状交差点から退出する際の他車両1203の車列への割り込みは極めて困難となる。図12(b)でも同様に、自動運転制御の状態で、環状交差点へ進入する際の他車両1205の車列への割り込みや、環状交差点から退出する際の他車両1206の車列への割り込みは極めて困難となる。
Here, as shown in FIGS. 12 (a) and 12 (b), it is assumed that there is a traffic jam in the circular intersection or in the vicinity of the circular intersection, and that the traveling state is stagnant. 12 (a) and 12 (b) show a small number of vehicles on the display of an explanatory arrow, a reference sign, etc., but in actuality, the traffic jams of vehicles across almost the entire area in the roundabout It is assumed that In FIG. 12 (a), in the state of automatic operation control, the interruption to the train of the
そこで、本実施形態では、環状交差点に進入する際、及び、環状交差点から退出する際に、ドライバへの要請を行うことにより、自動運転制御による環状交差点の走行をスムーズに実現する。 So, in this embodiment, when entering into a roundabout and leaving from a roundabout, traveling of a roundabout by automatic operation control is realized smoothly by making a request to a driver.
図13及び図14は、本実施形態における環状交差点を走行する際の走行制御処理を示すフローチャートである。図13及び図14の処理は、例えば、自車両が自動運転制御により走行している場合、ブロック401が環状交差点の標識を認識することにより、自車両が環状交差点に接近したと判断した場合に開始される。
FIG.13 and FIG.14 is a flowchart which shows driving control processing at the time of driving | running | working the roundabout in this embodiment. In the processing of FIGS. 13 and 14, for example, when the host vehicle is traveling by automatic operation control, it is determined that the host vehicle approaches the ring intersection by the
S601において、ブロック402は、環状交差点の右折ルートを使用するか否かを判定する。例えば、ブロック402は、目的地までのナビゲーション情報により、環状交差点の右折ルートを使用するか否かを判定しても良い。環状交差点の右折ルートを使用すると判定された場合、S602に進み、右折ルートを使用しない、即ち、直進若しくは左折ルートを使用すると判定された場合、S614に進む。S614において、ブロック402は、直進若しくは左折用の車線を走行するよう走行経路を判断する。S614では、ブロック402はさらに、直進若しくは左折用の車線を走行するための操舵量と速度を含むアクチュエータの制御量を決定する。そして、ブロック403は、その制御量に基づいてブロック404を制御する。S614の後、図13の処理を終了する。
In step S601, the
S602において、ブロック402は、環状交差点に接近するにつれセンターラインに沿って走行するよう走行経路を判断し、S603及びS604において環状交差点への進入時に一時停止し、その後、徐行しつつ環状交差点に進入するよう走行経路を判断する。
In step S602, the
S605において、ブロック402は、自車両1201の右側に割り込み領域を探索し、S606において、右側への割り込みが可能であるか否かを判定する。S605の処理は、図12(a)の自車両1201が他車両1202の車列に割り込むための領域の探索である。若しくは、図12(b)の自車両1204が他車両1205の車列に割り込むための領域の探索である。割り込み領域の探索は、図8と同様に、近接車両の前方もしくは後方に割り込むためのスペースの有無に基づいて行われても良い。しかしながら、環状交差点の規模がそれほど大きくない場合、環状交差点内で車両間に割り込むためのスペースが探索できない状態が続く場合もあり得る。そこで、割り込み領域の探索は、近接車両とその前後の車両の挙動を合わせて解析し、速度を減速させるなどの他車両の挙動が認識できた場合には、割り込みが可能と判断しても良い。S606で右側への割り込みが可能であると判定された場合、S607に進み、右側への割り込みが可能でないと判定された場合、S609に進む。以下、図12(a)と図12(b)のうち、図12(a)を代表例として動作を説明する。
In step S605, the
S607において、ブロック402は、他車両1202の車列に割り込むよう自車両1201の走行経路を判断する。S607では、ブロック402はさらに、他車両1202の車列に割り込むための操舵量と速度を含むアクチュエータ制御量を決定する。そして、ブロック403は、その制御量に基づいてブロック404を制御する。その結果、自車両1201の割り込みが行われる。
In step S607, the
S608において、ブロック402は、先行車両に追従するよう自車両1201の走行経路を判断する。S608では、ブロック402はさらに、先行車両に追従するための操舵量と速度を含むアクチュエータの制御量を決定する。そして、ブロック403は、その制御量に基づいてブロック404を制御する。その結果、自車両1201の先行車への追従が行われる。S608の後の処理については図14において後述する。
In step S608, the
S609において、ブロック402は、他車両1202の車列への割り込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請する。S609の処理は、図9における説明と同じであるのでその説明を省略する。
In step S609, the
S610において、ブロック402は、S605と同様に、自車両1201の右側に割り込み領域を探索し、S611において、S606と同様に、右側への割り込みが可能であるか否かを判定する。S611で右側への割り込みが可能であると判定された場合、S607に進み、右側への割り込みが可能でないと判定された場合、S612に進む。
In S610, as in S605, the
S612において、ブロック402は、運転制御を切り替えるか否かを判定する。つまり、ブロック402は、ドライバが関与しない自動運転制御から、ドライバが関与する手動運転制御に切り替えるか否かを判定する。この判定は、例えば、S609でドライバへの要請を行った後、所定時間が経過しても割り込みを行うことができない場合には、手動運転制御へ切り替えると判定しても良い。
In step S612, the
S612で運転制御を切り替えると判定された場合、S613において、ブロック402は、例えば、HMI407上で、手動運転制御に切り替えられたことをドライバに通知し、その後、手動運転制御に切り替える。S613の後、図13の処理を終了する。一方、S612で運転制御を切り替えないと判定された場合、S610からの処理を繰り返す。
If it is determined in S612 that operation control is to be switched, in S613, for example, the
S612で運転制御を切り替えるか否かの判定は、HMI407上で手動運転制御に切り替えるか否かの選択を受け付けることで行われても良い。つまり、S609で割込み要請を表示する際に、HMI407上に、手動運転制御に切替えるための指示受付ボタンを表示するようにしても良い。
The determination as to whether or not to switch the operation control in S612 may be performed by accepting the selection as to whether or not to switch to the manual operation control on the
図14のS621において、ブロック402は、所望の環状交差点出口の1つ前の環状交差点出口を通過したか否かを判定する。1つ前の環状交差点出口とは、例えば、図12(a)及び(b)の環状交差点出口Cである。ここで、通過したと判定された場合、S622に進み、ブロック402は、左ウインカを点滅するよう制御する。通過していないと判定された場合、S621の処理を繰り返す。
In S621 of FIG. 14, a
S623において、自車両1201の左側に割り込み領域を探索し、S624において、左側への割り込みが可能であるか否かを判定する。S624の処理は、図12(a)の自車両1201が他車両1203の車列に割り込むための領域の探索である。若しくは、図12(b)の自車両1204が他車両1206の車列に割り込むための領域の探索である。割り込み領域の探索は、図8と同様に、近接車両の前方もしくは後方に割り込むためのスペースの有無に基づいて行われても良い。しかしながら、環状交差点の規模がそれほど大きくない場合、環状交差点内で車両間に割り込むためのスペースが探索できない状態が続く場合もあり得る。そこで、割り込み領域の探索は、近接車両とその前後の車両の挙動を合わせて解析し、速度を減速させるなどの挙動が認識できた場合には、割り込みが可能と判断しても良い。S624で左側への割り込みが可能であると判定された場合、S625に進み、左側への割り込みが可能でないと判定された場合、S627に進む。
In S623, an interrupt area is searched on the left side of the
S625において、ブロック402は、他車両1203の車列に割り込み、S626において、環状交差点から退出するよう自車両1201の走行経路を判断する。S625及びS626では、ブロック402はさらに、他車両1203の車列に割り込み、環状交差点から退出するための操舵量と速度を含むアクチュエータの制御量を決定する。そして、ブロック403は、その制御量に基づいてブロック404を制御する。S626の後、図14の処理を終了する。
In S625, the
S627において、ブロック402は、他車両1203の車列への割り込みを行うための意思表示行為をドライバへ要請する。S627の処理は、図9における説明と同じであるのでその説明を省略する。
In step S627, the
S628において、ブロック402は、S625と同様に、自車両1201の左側に割り込み領域を探索し、S629において、S624と同様に、左側への割り込みが可能であるか否かを判定する。S629で左側への割り込みが可能であると判定された場合、S625に進み、左側への割り込みが可能でないと判定された場合、S630に進む。
In S628, as in S625, the
S630において、ブロック402は、運転制御を切り替えるか否かを判定する。つまり、ブロック402は、ドライバが関与しない自動運転制御から、ドライバが関与する手動運転制御に切り替えるか否かを判定する。この判定は、例えば、S627でドライバへの要請を行った後、所定時間が経過しても割り込みを行うことができない場合には、手動運転制御へ切り替えると判定しても良い。
At S630, the
S630で運転制御を切り替えるか否かの判定は、HMI407上で手動運転制御に切り替えるか否かの選択を受け付けることで行われても良い。つまり、S627で割込み要請を表示する際に、HMI407上に、手動運転制御に切替えるための指示受付ボタンを表示するようにしても良い。
The determination as to whether or not to switch the operation control in S630 may be performed by accepting the selection as to whether or not to switch to the manual operation control on the
S630で運転制御を切り替えると判定された場合、S631において、ブロック402は、例えば、HMI407上で、手動運転制御に切り替えられたことをドライバに通知し、その後、手動運転制御に切り替える。S631の後、図14の処理を終了する。一方、S630で運転制御を切り替えないと判定された場合、S632に進む。
When it is determined in S630 that the operation control is to be switched, in S631, for example, the
S632において、ブロック402は、左ウインカを消灯するよう制御する。S633において、ブロック402は、先行車両に追従するよう自車両1201の走行経路を判断する。S633では、ブロック402はさらに、先行車両に追従するための操舵量と速度を含むアクチュエータの制御量を決定する。そして、ブロック403は、その制御量に基づいてブロック404を制御する。その結果、自車両1201の先行車への追従走行が行われる。S633の後、S621の処理を繰り返す。
At S632, the
以上のように、本実施形態によれば、渋滞している環状交差点を右折する場合には、環状交差点に進入する際、および、環状交差点から退出する際に、自車両のドライバへ割り込みの意思表示行為を行うよう要請する。その結果、自動運転制御では割り込みの判断が難しいシーンにおいては、ドライバ自身が他車両に手を振るなどの行為を行うことによって、自動運転制御による環状交差点の右折をスムーズに実現することができる。 As described above, according to the present embodiment, when making a right turn at a roundabout that is congested, when entering a roundabout and leaving a roundabout, the driver's intention to interrupt the driver of the host vehicle Request to perform display act. As a result, in a scene where it is difficult to determine an interrupt in automatic driving control, the driver itself can perform actions such as waving his hand to another vehicle, so that the right turn of the circular intersection can be smoothly realized by automatic driving control.
<実施形態のまとめ>
上記各実施形態の走行制御装置は、車両の走行を制御する走行制御装置であって、他車両の走行路へ割り込む場合、前記自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知する通知手段と(S105、図9、図10、S609、S627)、前記通知手段により通知された後、前記他車両の走行路へ割り込むように前記自車両の走行を制御する走行制御手段と(S110、S607、S625)、を備えることを特徴とする。
<Summary of the embodiment>
The travel control device according to each of the above embodiments is a travel control device that controls the travel of a vehicle, and in the case of interrupting the travel path of another vehicle, the passenger of the own vehicle is urged to prompt an intention to interrupt the own vehicle. And (S105, FIG. 9, FIG. 10, S609, S627) and travel control means for controlling the travel of the vehicle so as to interrupt the travel path of the other vehicle after being notified by the notification means. And (S110, S607, S625).
そのような構成により、自車両の搭乗者に割り込みの意思表示行為を促すよう通知して、自車両の割り込み制御を円滑に実現することができる。 With such a configuration, it is possible to smoothly implement interrupt control of the own vehicle by notifying the passenger of the own vehicle to urge an intention of interrupt intention.
また、走行制御装置は、前記他車両への割り込みが可能であるか否かを判定する判定手段(S103、S606、S624)、をさらに備え、前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能でないと判定された場合、前記通知手段は、前記自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知することを特徴とする。そのような構成により、他車両への割り込みが可能でないと判定された場合に、自車両の搭乗者に割り込みの意思表示行為を促すよう通知することができる。 In addition, the traveling control device further includes determination means (S103, S606, S624) for determining whether or not the other vehicle can be interrupted, and the determination means can not interrupt the other vehicle. In the case where it is determined, the notification means notifies a passenger of the vehicle in such a manner as to prompt an intention of displaying an interrupt of the vehicle. With such a configuration, when it is determined that an interrupt to another vehicle is not possible, it is possible to notify a passenger of the own vehicle to urge an intention to interrupt the interrupt.
また、走行制御装置は、前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能でないと判定され、且つ所定時間が経過した場合(S104)、前記通知手段は、前記自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知することを特徴とする。そのような構成により、他車両への割り込みが可能でないと判定され、且つ所定時間が経過した場合に、自車両の搭乗者に割り込みの意思表示行為を促すよう通知することができる。 In addition, when the traveling control device determines that the interruption to the other vehicle is not possible by the determination means, and the predetermined time has passed (S104), the notification means displays the intention to interrupt the vehicle. It is characterized by notifying a passenger of the self-vehicle to urge. With such a configuration, when it is determined that interruption to another vehicle is not possible and a predetermined time has elapsed, it is possible to notify the passenger of the own vehicle to urge an intention to interrupt the interruption.
また、走行制御装置は、前記所定時間を設定する設定手段(図11)、をさらに備えることを特徴とする。また、前記設定手段は、前記自車両のドライバの挙動に応じて設定されることを特徴とする。そのような構成により、通知手段による通知を行うための時間を例えば自車両のドライバの挙動に応じて設定することができる。 Further, the traveling control device is characterized by further comprising setting means (FIG. 11) for setting the predetermined time. The setting means is set according to the behavior of the driver of the host vehicle. With such a configuration, it is possible to set the time for notification by the notification means, for example, according to the behavior of the driver of the host vehicle.
また、走行制御装置は、前記通知手段により通知された後、前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能であると判定された場合(S107、S611、S629)、前記走行制御手段は、前記他車両の走行路へ割り込むように前記自車両の走行を制御することを特徴とする。そのような構成により、自車両の搭乗者の意思表示行為の後、割り込みが可能となった場合に、割り込みを行うことができる。 In addition, after the traveling control device is notified by the notification means, when it is determined that the interruption to the other vehicle is possible by the determination means (S107, S611, S629), the traveling control means is configured to It is characterized in that the traveling of the vehicle is controlled to interrupt the traveling path of another vehicle. With such a configuration, it is possible to perform an interrupt when it becomes possible to perform an interrupt after the driver's intention indicating operation of the host vehicle.
また、走行制御装置は、前記通知手段により通知された後、前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能でないと判定された場合(S109、S613、S631)、前記走行制御手段は、前記自車両の走行制御を手動運転制御に切り替えることを特徴とする。そのような構成により、自車両の搭乗者の意思表示行為の後であっても割り込みができない場合には、手動運転制御に切り替えることができる。 In addition, after being notified by the notification means, the traveling control device determines that the interruption to the other vehicle is not possible by the determination means (S109, S613, S631), the traveling control means determines that It is characterized in that traveling control of the vehicle is switched to manual operation control. With such a configuration, it is possible to switch to manual operation control when interruption can not be made even after the intention indicating act of the passenger of the host vehicle.
また、走行制御装置は、前記通知手段により通知された後、前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能でないと判定され、且つ所定時間が経過した場合(S108、S612、S630)、前記走行制御手段は、前記自車両の走行制御を手動運転制御に切り替えることを特徴とする。そのような構成により、自車両の搭乗者の意思表示行為の後であっても割り込みができない場合には、所定時間後に手動運転制御に切り替えることができる。 In addition, after the traveling control device is notified by the notification means, the determination means determines that the interruption to the other vehicle is not possible and the predetermined time has elapsed (S108, S612, S630), the traveling The control means switches travel control of the host vehicle to manual operation control. With such a configuration, it is possible to switch to manual operation control after a predetermined time if interruption can not be made even after the intention indicating act of the passenger of the host vehicle.
また、走行制御装置は、前記通知手段により通知された後、前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能でないと判定され、且つ前記自車両のドライバからの指示を受け付けた場合(S108、S612、S630)、前記走行制御手段は、前記自車両の走行制御を手動運転制御に切り替えることを特徴とする。そのような構成により、自車両の搭乗者の意思表示行為の後であっても割り込みができない場合には、ドライバからの指示を受け付けて手動運転制御に切り替えることができる。 In addition, after the traveling control device is notified by the notification means, the determination means determines that the interruption to the other vehicle is not possible and the instruction from the driver of the own vehicle is received (S108, S612 , S630), the traveling control means switches traveling control of the host vehicle to manual operation control. With such a configuration, when an interruption can not be made even after the intention display operation of the passenger of the host vehicle, it is possible to receive an instruction from the driver and switch to manual operation control.
また、走行制御装置は、前記判定手段は、特定のシーンを前記自車両が走行する場合(図5、S101、図12、S601)、前記他車両への割り込みが可能であるか否かを判定することを特徴とする。そのような構成により、特定のシーンを走行する場合に、他車両への割り込みが可能であるかを判定し、その判定結果に基づいて、自車両の意思表示行為を促すよう自車両の搭乗者に通知することができる。 In addition, the traveling control device determines whether or not the interruption to the other vehicle is possible when the vehicle travels a specific scene (FIG. 5, S101, FIG. 12, S601). It is characterized by With such a configuration, when traveling a specific scene, it is determined whether it is possible to interrupt another vehicle, and based on the determination result, the passenger of the own vehicle is urged to act to indicate the intention of the own vehicle. Can be notified.
また、前記特定のシーンは合流車線であり(図5)、前記他車両の走行路は本線であることを特徴とする。また、前記特定のシーンは環状交差点であり(図12)、前記他車両の走行路は前記環状交差点の環道であることを特徴とする。そのような構成により、合流車線や環状交差点を走行する場合に、他車両への割り込みが可能であるかを判定し、その判定結果に基づいて、自車両の意思表示行為を促すよう自車両の搭乗者に通知することができる。 Further, the specific scene is a merging lane (FIG. 5), and the traveling path of the other vehicle is a main road. Further, the specific scene is a roundabout (FIG. 12), and the traveling path of the other vehicle is a roundabout of the roundabout. With such a configuration, it is determined whether it is possible to interrupt another vehicle when traveling on a confluence lane or a roundabout, and based on the determination result, the self-vehicle's intention display action is promoted. The passenger can be notified.
また、前記通知手段は、前記自車両の割り込みの意思表示行為を促す画像を表示することにより、前記自車両の搭乗者に通知することを特徴とする(図10)。また、前記画像は、サイドミラー上に表示することを特徴とする。そのような構成により、例えば、サイドミラー上に自車両の割り込みの意思表示行為を促す画像を表示することができる。また、前記通知手段は、前記自車両のウィンドウを開くことにより、前記自車両の搭乗者に通知することを特徴とする(段落0094)。そのような構成により、自車両の搭乗者の顔を他車両に対して見えやすくすることができる。 Further, the notification means is characterized by notifying the passenger of the own vehicle by displaying an image prompting the intention display action of the own vehicle (FIG. 10). Further, the image is displayed on a side mirror. With such a configuration, it is possible to display, for example, an image prompting the intention display operation of the own vehicle's interrupt on the side mirror. Further, the notification means is characterized in that the passenger of the vehicle is notified by opening the window of the vehicle (paragraph 0094). With such a configuration, it is possible to make the face of the passenger of the host vehicle more visible to other vehicles.
また、前記通知手段は、前記自車両の割り込みの意思表示行為を促す音声を出力することにより、前記自車両の搭乗者に通知することを特徴とする(S403、S404)。そのような構成により、例えば、音声により、前記自車両の搭乗者に前記自車両の割り込みの意思表示行為を促すことができる。 The notification means may notify the passenger of the own vehicle by outputting a voice prompting the intention display action of the own vehicle (S403, S404). According to such a configuration, for example, it is possible to urge a passenger of the vehicle to display an intention of interruption of the vehicle by voice.
1A、1B 制御装置: 2A、2B ECU群: 20A 自動運転ECU: 21A 環境認識ECU: 22A、22B 操舵ECU: 23A、23B 制動ECU: 24A、24B 停止維持ECU: 25A 情報ECU: 26A ライトECU: 27A 駆動ECU: 28A 位置認識ECU: 29A、21B 走行支援ECU: 25B 計器類表示ECU 1A, 1B Control device: 2A, 2B ECU group: 20A Automatic operation ECU: 21A Environment recognition ECU: 22A, 22B Steering ECU: 23A, 23B Brake ECU: 24A, 24B Stop keeping ECU: 25A Information ECU: 26A Light ECU: 27A Drive ECU: 28A Position recognition ECU: 29A, 21B Driving support ECU: 25B Instrument display ECU
Claims (18)
他車両の走行路に割り込む場合、自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知する通知手段と、
前記通知手段により通知された後、前記他車両の走行路へ割り込むように前記自車両の走行を制御する走行制御手段と、
を備えることを特徴とする走行制御装置。 A travel control device for controlling the travel of a vehicle, wherein
A notification means for notifying a passenger of the host vehicle to urge an intention of displaying an intention of the host vehicle when interrupting the traveling path of the other vehicle;
Travel control means for controlling the travel of the vehicle so as to interrupt the travel path of the other vehicle after being notified by the notification means;
A travel control device comprising:
前記判定手段により前記他車両への割り込みが可能でないと判定された場合、前記通知手段は、前記自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知することを特徴とする請求項1に記載の走行制御装置。 And a determination unit that determines whether or not the other vehicle can be interrupted.
When it is determined that the interruption to the other vehicle is not possible by the determination means, the notification means notifies a passenger of the own vehicle to urge an intention of displaying the interruption of the own vehicle. The travel control device according to claim 1.
他車両の走行路に割り込む場合、自車両の割り込みの意思表示行為を促すよう前記自車両の搭乗者に通知する通知工程と、
前記通知工程において通知された後、前記他車両の走行路へ割り込むように前記自車両の走行を制御する走行制御工程と、
を有することを特徴とする走行制御方法。 A travel control method executed in a travel control device for controlling the travel of a vehicle, comprising:
A notification step of notifying a passenger of the host vehicle to urge an intention to display an intention of the host vehicle when interrupting the traveling path of the other vehicle;
A traveling control step of controlling traveling of the vehicle so as to interrupt the traveling path of the other vehicle after being notified in the notification step;
A travel control method comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018006649A JP2019123449A (en) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | Travel control device, travel control method and program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018006649A JP2019123449A (en) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | Travel control device, travel control method and program |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019123449A true JP2019123449A (en) | 2019-07-25 |
Family
ID=67397661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018006649A Pending JP2019123449A (en) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | Travel control device, travel control method and program |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019123449A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021028210A (en) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 本田技研工業株式会社 | Vehicle control device, vehicle control method, and program |
-
2018
- 2018-01-18 JP JP2018006649A patent/JP2019123449A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021028210A (en) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 本田技研工業株式会社 | Vehicle control device, vehicle control method, and program |
US11390284B2 (en) | 2019-08-09 | 2022-07-19 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle controller, vehicle control method, and storage medium |
JP7198176B2 (en) | 2019-08-09 | 2022-12-28 | 本田技研工業株式会社 | VEHICLE CONTROL DEVICE, VEHICLE CONTROL METHOD, AND PROGRAM |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20170240176A1 (en) | Vehicle control device | |
JP6323385B2 (en) | Vehicle travel control device | |
JP6677822B2 (en) | Vehicle control device | |
US10173680B2 (en) | Vehicle speed control device | |
US20170232967A1 (en) | Path determination apparatus | |
US11449060B2 (en) | Vehicle, apparatus for controlling same, and control method therefor | |
JP6007739B2 (en) | Driving support device and driving support method | |
US11332128B2 (en) | Driving assistance apparatus | |
JP7158352B2 (en) | DRIVING ASSIST DEVICE, VEHICLE CONTROL METHOD, AND PROGRAM | |
CN111469846A (en) | Vehicle control system, vehicle control method, and medium | |
JP6919056B2 (en) | Driving control device, driving control method and program | |
CN111731295B (en) | Travel control device, travel control method, and storage medium storing program | |
US20210316733A1 (en) | Vehicle travel control device | |
JP6632581B2 (en) | Travel control device, travel control method, and program | |
CN111469845B (en) | Vehicle control system, vehicle control method, and medium | |
JP7201576B2 (en) | Information presentation device for self-driving cars | |
CN112977611A (en) | Driving assistance system and control method thereof | |
JP6898388B2 (en) | Vehicle control systems, vehicle control methods, and programs | |
JP2011221757A (en) | Driving support system | |
JP7158368B2 (en) | Information presentation device for self-driving cars | |
CN113401056A (en) | Display control device, display control method, and computer-readable storage medium | |
JP2020111090A (en) | Control system of vehicle, control method of vehicle and program | |
JP2019123449A (en) | Travel control device, travel control method and program | |
JP7157780B2 (en) | Information presentation device for self-driving cars | |
JP2019043431A (en) | Travel control device, and travel control method and program |