JP2019121837A - 基地局、通信システム、及び、制御方法 - Google Patents

基地局、通信システム、及び、制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の装置に提供する。【解決手段】基地局10Aは、記憶部13と、無線通信インタフェースである通信IF11及び通信IF12と、通信IF11を用いて、端末との間でユニキャストで通信する制御部17と、通信IF12を用いて、基地局10Aの周囲の無線通信の状況を示す状況情報13Aを取得し、取得した状況情報13Aを記憶部13に格納する取得部15と、記憶部13に格納された状況情報13Aを、通信IF11を用いてマルチキャストで送信する送信部16とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、基地局、通信システム、及び、制御方法に関する。
従来、無線通信端末(端末ともいう)と、当該端末と無線通信リンク(以降、通信リンクともいう)を介して通信する無線基地局装置(基地局ともいう)とを用いたWLAN(Wireless Local Area Network)が利用されている。端末は、WLANを介して、当該WLANに接続されているネットワーク上の他の通信装置(Webサーバ又はメールサーバなど)と通信することができる。
無線通信では、一般に、通信量が多いと通信フレーム(フレームともいう)の衝突の可能性が高まり、また、衝突回避のための待ち時間の増大によりスループットが低下する。よって、無線通信のスループットを高く維持するには、他の端末による通信がなるべく少ないチャネルで通信を行うことが望ましい。
特許文献1は、より高い品質で無線通信可能なチャネルを決定することができる無線基地局装置を開示する。特許文献1が開示する無線基地局装置は、2つの無線通信インタフェースを備え、一方のインタフェースを通信に用いるとともに、他方のインタフェースによって周囲の通信状況を示す状況情報を取得する。
特開2016−192729号公報
しかしながら、特許文献1に開示される無線基地局装置は、取得した状況情報を、自装置が通信するチャネルを決定するために用いる。そのため、取得した状況情報を外部の装置が利用することができないという問題がある。
この問題を回避すべく、取得した状況情報を通信によって外部の装置に送信する構成が検討される。例えば、通信装置が移動し得る通信システムでは、この通信に有線通信を用いることにすると、通信ケーブルを配備することが困難である場合がある。また、この通信に無線通信を用いることにすると、無線通信環境の悪化により周囲の無線通信に対して、通信遅延を増大させてしまう、又は通信が途切れる等の影響を与える可能性がある。特に、低遅延かつ低ロス率が望まれる通信を含む即応性を求められる通信システムでは、深刻な事態を招くおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の装置に提供できる基地局等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る基地局は、基地局であって、記憶部と、無線通信インタフェースである第一インタフェース及び第二インタフェースと、前記第一インタフェースを用いて、端末との間でユニキャストで通信する制御部と、前記第二インタフェースを用いて、前記基地局の周囲の無線通信の状況を示す状況情報を取得し、取得した前記状況情報を前記記憶部に格納する取得部と、前記記憶部に格納された前記状況情報を、前記第一インタフェースを用いてマルチキャストで送信する送信部とを備える。
これによれば、基地局は、ユニキャストで端末と通信する一方、マルチキャストで状況情報を送信する。ユニキャストでの通信には一般にACK(Acknowledge)フレームによる到達確認、及び、不達時の再送が行われるので、低遅延かつ低ロス率が望まれる通信に適している。また、低遅延かつ低ロス率が望まれる通信を除く他の通信にマルチキャストを用いると、ユニキャストでの低遅延かつ低ロス率の通信が損なわれない利点がある。よって、基地局は、取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置に提供できる。
また、前記取得部は、前記状況情報を複数回取得し、複数回取得した前記状況情報を前記記憶部に格納し、前記送信部は、前記記憶部に格納された前記状況情報のうち、最新の所定数個の状況情報のみを送信してもよい。
これによれば、基地局は、マルチキャストで送信された状況情報を含むフレームが無線通信中にロスした場合でも、上記フレームを複数回送信することによって、上記フレームを比較的高い確率で通信相手装置に受信させることができる。
また、前記基地局は、さらに、前記基地局の位置を示す位置情報を取得する第一位置取得部を備え、前記送信部は、前記第一位置取得部により取得された位置情報を参照して、前記基地局が所定の位置に位置していると判定した場合に、前記記憶部に格納された前記状況情報を送信してもよい。
これによれば、基地局は、蓄積装置との無線通信が良好にできる位置が所定の位置として定められている場合、状況情報を含むフレームが通信相手装置に受信される確率を高めることができる。
また、前記基地局は、さらに、被制御機器の動作を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記端末との前記第一インタフェースによるユニキャスト通信によって、前記被制御機器の動作を停止させるための制御命令を取得した場合に、前記被制御機器の動作を停止させる制御をしてもよい。
これによれば、基地局は、端末からのユニキャスト通信に基づいて被制御機器を制御する。よって、基地局は、被制御機器の制御を、端末からのユニキャスト通信により低遅延かつ低ロス率で行うとともに、取得した状況情報を、被制御機器の制御に係るユニキャスト通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置に提供できる。
また、前記取得部は、第二インタフェースが使用し得る複数のチャネルのそれぞれで通信している通信装置の個数、前記複数のチャネルのそれぞれの帯域占有率、前記複数のチャネルのそれぞれで通信されたフレーム数、前記複数のチャネルのそれぞれでの受信信号強度の最大値、及び、前記複数のチャネルのそれぞれでのノイズフロア値のいずれかを、前記状況情報として取得してもよい。
これによれば、基地局は、通信装置の個数、帯域占有率、フレーム数、受信信号強度の最大値、及び、ノイズフロア値のいずれかを状況情報として、より具体的な構成に基づいて、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置に提供できる。
また、前記基地局は、さらに、前記基地局の位置を示す位置情報を取得する第二位置取得部を備え、前記取得部は、さらに、前記状況情報を取得した時の前記基地局の位置を示す位置情報を前記第二位置取得部により取得し、取得した前記位置情報を前記状況情報に含めて前記記憶部に格納してもよい。
これによれば、基地局は、位置情報を含む状況情報を外部の通信相手装置に提供できる。状況情報に位置情報が含められていることによって、状況情報の利用の際に、位置ごとの無線通信の状況を得ることができる利点がある。
また、前記取得部は、前記状況情報を取得した時刻を示す時刻情報を前記状況情報に含めて、前記記憶部に格納してもよい。
これによれば、基地局は、時刻情報を含む状況情報を外部の通信相手装置に提供できる。状況情報に時刻情報が含められていることによって、状況情報の利用の際に、時刻ごとの無線通信の状況を得ることができる利点がある。
また、前記第一インタフェースは、無線通信に使用するチャネルを変更する機能を有し、前記取得部は、前記第一インタフェースが無線通信に使用したチャネルの履歴を示す履歴情報を、前記状況情報に含めて記憶部に格納してもよい。
これによれば、基地局は、チャネルの履歴情報を含む状況情報を外部の通信相手装置に提供できる。状況情報に履歴情報が含められていることによって、状況情報の利用の際に、基地局が使用したチャネルの履歴と、無線通信の状況とを関連付けて得ることができる利点がある。
また、本発明の一態様に係る通信システムは、上記の基地局と、前記基地局の送信部が送信した前記状況情報を受信することができる蓄積装置とを備える。
これによれば、通信システムは、上記の基地局が送信した状況情報を、外部の通信相手装置としての蓄積装置に蓄積できる。よって、通信システムは、基地局が取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置としての蓄積装置に提供できる。
また、前記蓄積装置は、前記基地局が送信する前記状況情報を無線通信により受信し得る第三インタフェースと、前記第三インタフェースが無線通信に使用するチャネルを所定時間間隔で変更し、前記第三インタフェースが使用するチャネルと前記第二インタフェースが使用するチャネルが一致しているときに、前記基地局が送信する前記状況情報を前記第三インタフェースにより受信してもよい。
これによれば、蓄積装置は、チャネルを変更しながら基地局からの状況情報を受信する。基地局が状況情報を繰り返し送信するように構成されている場合、蓄積装置がチャネルを変更しながら状況情報の受信を待つことによって、蓄積装置が状況情報を受信することができる。
また、本発明の一態様に係る制御方法は、基地局の制御方法であって、基地局は、記憶部と、無線通信インタフェースである第一インタフェース及び第二インタフェースとを備え、前記制御方法は、前記第一インタフェースを用いて、端末との間でユニキャストで通信する制御ステップと、前記第二インタフェースを用いて、前記基地局の周囲の無線通信の状況を示す状況情報を取得し、取得した前記状況情報を前記記憶部に格納する取得ステップと、前記記憶部に格納された前記状況情報を、前記第一インタフェースを用いてマルチキャストで送信する送信ステップとを含む。
これによれば、上記基地局と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、装置として実現できるだけでなく、その装置を構成する処理手段をステップとする方法として実現したり、それらステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体として実現したり、そのプログラムを示す情報、データ又は信号として実現したりすることもできる。そして、それらプログラム、情報、データ及び信号は、インターネット等の通信ネットワークを介して配信してもよい。
本発明に係る無線基地局装置は、取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の装置に提供できる。
図1は、実施の形態に係る基地局を含む通信システムの構成を示す模式図である。 図2は、実施の形態に係る通信システムに含まれる各装置の機能を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る位置取得部が位置情報を取得する方法を示す説明図である。 図4は、実施の形態に係るキャプチャログの一例を示す説明図である。 図5は、実施の形態に係る状況情報の一例の説明図である。 図6は、実施の形態に係る状況情報の送信に用いるフレームの説明図である。 図7は、実施の形態に係る基地局による搬送台車に対する制御の処理の第一例を示すフロー図である。 図8は、実施の形態に係る基地局による搬送台車に対する制御の処理の第二例を示すフロー図である。 図9は、実施の形態に係る基地局による状況情報の生成処理の第一例を示すフロー図である。 図10は、実施の形態に係る基地局による状況情報の生成処理の第二例を示すフロー図である。 図11は、実施の形態に係る基地局による状況情報を蓄積装置に送信する処理を示すフロー図である。 図12は、実施の形態に係る蓄積装置による状況情報を受信する処理を示すフロー図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態)
本実施の形態において、取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の装置に提供できる基地局及び通信システムについて説明する。
図1は、本実施の形態に係る基地局10A等を含む通信システム1の構成を示す模式図である。図2は、本実施の形態に係る通信システム1に含まれる各装置の機能を示すブロック図である。図1及び図2を参照しながら通信システム1について説明する。
図1及び図2に示されるように、通信システム1は、搬送レーン2A及び2Bと、蓄積装置30とを備える搬送システムにおける通信を行う通信システムである。搬送システムは、搬送レーン2A及び2Bを備え、搬送レーン2A及び2B上を搬送台車が移動しながら、物品を搬送したり、物品に所定の処理を施したりする。
搬送レーン2Aは、有軌道式の搬送レーンである。搬送レーン2Aは、軌道3Aと、搬送台車4Aと、基地局10Aと、端末20Aとを備える。
軌道3Aは、施設内の天井又は床等に設けられた、搬送台車4Aの走行経路である。
搬送台車4Aは、搬送制御装置(不図示)によるコンピュータ制御によって、移動、停止、荷掴み、及び、荷降ろし等の動作を行う台車装置である。具体的には、搬送台車4Aは、搬送制御装置から移動又は停止の指示を受けると、指示に従って軌道3A上を移動し、又は、停止する。また、搬送台車4Aは、荷掴み又は荷降ろしの指示を受けると、指示に従って、物品の荷掴み又は荷降ろしをする。搬送台車4Aは、基地局10Aによって動作が制御される被制御機器に相当する。
基地局10Aは、端末20Aと無線通信を行う基地局装置である。基地局10Aは、搬送台車4Aに取り付けられており、搬送台車4Aとともに移動する。搬送台車4Aと基地局10Aとは有線ネットワークなどにより接続される。基地局10Aは、端末20Aとの無線通信の可否、及び、無線通信の内容に基づいて搬送台車4Aの動作を制御する。ここでは、安全の確保などの目的で、端末20Aとの無線通信に基づいて搬送台車4Aの動作を停止させる制御を一例として説明する。この端末20Aと基地局10Aとの通信を制御通信ともいう。
また、基地局10Aは、移動しながら、軌道3A上の各位置での無線通信の状況を示す状況情報を取得し、蓄積装置30に送信する。
端末20Aは、基地局10Aと無線通信を行う端末装置である。端末20Aは、常時、基地局10Aと無線通信を行うことで、基地局10Aとの無線通信ができるか否かを検知する。また、端末20Aは、安全の確保などの目的で搬送台車4Aの動作を停止させることを意図した操作者による操作を受け付け、無線通信を通じて基地局10Aに制御信号を送信する。端末20Aは、搬送レーン2Aに1以上設けられる。
搬送レーン2Bは、搬送レーン2Aと同様、有軌道式の搬送レーンである。搬送レーン2Bは、軌道3Bと、搬送台車4Bと、基地局10Bと、端末20Bとを備える。搬送レーン2Bの構成要素は、それぞれ、搬送レーン2Aの同名の構成要素と同じであるので詳細な説明を省略する。搬送レーン2Bは、搬送制御装置などによる制御によって、搬送レーン2Aとは独立に動作する。
蓄積装置30は、基地局10A及び10Bが取得した状況情報を蓄積する蓄積装置である。蓄積装置30は、ネットワークNに接続されており、ネットワークNを介して他の通信装置に状況情報を提供可能である。状況情報は、さまざまな用途に用いられ得る。例えば、当該施設内における実際の通信環境の把握、実際の通信に問題が発生した場合における原因解析、及び、当該施設における新しいチャネル割り当ての検討などの用途などがあり得る。
なお、搬送システムが備える搬送レーンの個数が2個である場合を例として説明するが、これに限られず、3個以上であってもよい。また、搬送レーン2Aについて主に説明するが、搬送レーン2Bなどについても同様の説明が成立する。
以降において、各構成要素について詳細に説明する。
図2に示されるように、基地局10Aは、通信IF11及び12と、記憶部13と、位置取得部14と、取得部15と、送信部16と、制御部17とを備える。基地局10Aは、プロセッサ、メモリ及びストレージなどを備えるコンピュータによって実現され得る。
通信IF11は、無線通信を行う無線通信インタフェースである。通信IF11は、端末20Aとの間でユニキャストの通信を行う。通信IF11が無線通信に使用するチャネルは、原則的には固定されている。また、通信IF11は、蓄積装置30に対して状況情報13Aをマルチキャストで送信する。通信IF11は、例えば、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANの通信インタフェースであり、無線通信信号の生成回路及びアンテナ等を有する。
通信IF12は、基地局10Aの周囲の無線通信の状況を取得するための無線通信インタフェースである。通信IF12が無線通信に使用するチャネルは、取得部15による制御によって変動する。通信IF12は、例えば、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANの通信インタフェースであり、無線通信信号の生成回路及びアンテナ等を有する。なお、通信IF12は、ハードウェア的には通信IF11と同じであってよい。
記憶部13は、状況情報13Aが格納される記憶装置である。状況情報13Aは、基地局10Aの周囲の無線通信の状況を示す情報であり、取得部15によって生成される。また、記憶部13に格納された状況情報13Aは、送信部16により読み出される。記憶部13は、メモリ又はストレージにより実現され得る。
位置取得部14は、基地局10Aの位置を示す位置情報を取得する処理部である。位置取得部14は、基地局10Aが現時点で軌道3A上のどの位置に位置しているかを示す位置情報を取得する。位置取得部14が取得する位置情報は、状況情報13Aに含められて記憶部13に記憶される。状況情報13Aが位置情報を取得する方法は、例えば、位置に固有の情報を光によって取得する方法があり、この方法を後で説明するが、他の方法であってもよい。なお、位置取得部14は、第一位置取得部及び第二位置取得部に相当する。
取得部15は、基地局10Aの周囲の無線通信の状況を示す状況情報13Aを取得する処理部である。取得部15は、通信IF12が受信するフレームのキャプチャログを取得する。そして、取得部15は、取得したキャプチャログを解析し、状況情報13Aを生成することによって、状況情報13Aを取得する。取得部15は、取得した状況情報13Aを記憶部13に格納する。取得部15が状況情報13Aを取得する処理については、後で詳しく説明する。
送信部16は、状況情報13Aを通信IF11を介して送信する処理部である。送信部16は、記憶部13に格納された状況情報13Aを読み出すことで取得し、取得した状況情報13Aをマルチキャストで蓄積装置30に送信する。より具体的には、送信部16は、記憶部13に格納された状況情報13Aのうち、最新のM個(Mは1以上の整数)の状況情報13Aを取得する。ここで、Mは、一度に送信する状況情報13Aの個数に相当し、例えば、5個、又は、10個などとすることができる。なお、Mを所定数ともいう。
送信部16は、位置取得部14が取得する位置情報に基づいて、状況情報13Aを外部に送信するか否かを判断する。
制御部17は、搬送台車4Aの動作を制御する処理部である。制御部17は、通信IF11を介した端末20Aとのユニキャスト通信によって、搬送台車4Aの動作を停止させるための制御命令を取得した場合に、搬送台車4Aの動作を停止させる制御をする。例えば、制御部17は、搬送台車4Aの動作を停止させる制御信号を搬送台車4Aに向けて送信する。また、制御部17は、端末20Aとの無線通信が常時できることを、エコー要求フレームの送信と、エコー応答フレームの受信によって検知する。端末20Aとの無線通信ができないことが検知された場合にも、上記制御信号を搬送台車4Aに向けて送信する。エコー要求フレームの送信間隔は、例えば100msec間隔であるがこれに限定されない。
取得部15、送信部16、及び制御部17は、例えば、プロセッサがメモリを用いてストレージに記憶されたプログラムを実行することで実現され得る。
また、端末20Aは、通信IF21と、受付部22と、制御部23とを備える。端末20Aは、プロセッサ、メモリ及びストレージなどを備えるコンピュータによって実現され得る。
通信IF21は、無線通信を行う無線通信インタフェースである。通信IF21は、基地局10Aとの間でユニキャストの通信を行う。通信IF21は、例えば、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANの通信インタフェースであり、無線通信信号の生成回路及びアンテナ等を有する。
受付部22は、安全の確保などを目的として、搬送台車4Aの動作を停止させることを意図した操作者による操作を受け付ける装置である。受付部22は、例えば、操作者の指などによる押下又は接触により操作を受け付ける操作ボタンである。
制御部23は、基地局10Aに所定の制御信号を送信する処理部である。制御部23は、受付部22が操作者による操作を受け付けた場合に、搬送台車4Aを停止させるための制御信号を生成し、通信IF21を介して基地局10Aにユニキャストで送信する。また、エコー要求フレームを基地局10Aから受信した場合には、受信したエコー要求フレームに応じてエコー応答フレームを送信する。制御部23は、例えば、プロセッサがメモリを用いてストレージに記憶されたプログラムを実行することで実現され得る。
また、蓄積装置30は、通信IF31及び32と、記憶部33と、制御部34とを備える。蓄積装置30は、プロセッサ、メモリ及びストレージなどを備えるコンピュータによって実現され得る。
通信IF31は、無線通信を行う無線通信インタフェースである。通信IF31は、例えば、IEEE802.11a、b、g、n規格等に適合する無線LANの通信インタフェースであり、無線通信信号の生成回路及びアンテナ等を有する。
通信IF32は、ネットワークNに接続された通信インタフェースである。通信IF32は、有線通信インタフェースであってもよいし、無線通信インタフェースであってもよい。
記憶部33は、基地局10A及び10Bから取得した状況情報13Aが格納される記憶装置である。記憶部33には、制御部34が通信IF31を介して取得した状況情報13Aが、状況情報33Aとして格納される。記憶部33に格納された状況情報33Aは、制御部34により読み出される。
制御部34は、基地局10A及び10Bから状況情報13Aを取得する処理部である。制御部34は、基地局10A及び10Bそれぞれがマルチキャストで送信した状況情報13Aを通信IF31により取得し、記憶部33に状況情報33Aとして格納する。また、制御部34は、通信IF32及びネットワークNを介して、外部の通信装置から状況情報33Aの取得要求を受けた場合には、取得要求に応じて状況情報33Aを提供する。制御部34は、例えば、プロセッサがメモリを用いてストレージに記憶されたプログラムを実行することで実現され得る。
通信システム1では、基地局10Aと端末20Aとの間で行われる制御通信は、安全の確保などの目的を有することから、なるべく低遅延かつ低ロス率でなされることが望まれる。一方、基地局10Aから蓄積装置30への状況情報13Aの送信は、制御通信と比較して遅延が大きい、又は、蓄積装置30により受信されないことがあっても、安全上それほど問題にならない。つまり、状況情報13Aの送信は、制御通信と比較して、高遅延又は高ロス率であることが許容され得る。
そこで、基地局10Aは、通信IF11と端末20Aの通信IF21との通信にユニキャストを用いる一方、通信IF11から蓄積装置30の通信IF31への状況情報13Aの送信にはマルチキャストを用いる。
ユニキャストでの通信には一般にACK(Acknowledge)フレームによる到達確認、及び、不達時の再送が行われるので、低遅延かつ低ロス率が望まれる通信に適している。また、上記のように低遅延かつ低ロス率が望まれる通信を除く他の通信にマルチキャストを用いると、ユニキャストでの低遅延かつ低ロス率の通信が損なわれない利点がある。
以降において、基地局10Aの位置取得部14が位置情報を取得する方法を説明する。
図3は、本実施の形態に係る位置取得部14が位置情報を取得する方法の一例を示す説明図である。
図3において、位置取得部14は光受信器を有する。また、軌道3Aに沿って複数の光送信器41a及び41bが配置されている。光送信器41a及び41bは、それぞれ、光送信器ごとに固有の情報を含む光信号42a及び42bを送信する。上記固有の情報と光送信器の位置との対応付けは予め定められているものとする。位置取得部14は、光受信器により光信号42a又は42bを受信し、上記の対応付けを参照することで、光受信器が受光した光信号を送信した光送信器を特定し、基地局10Aの位置を示す位置情報を生成する。例えば、光受信器が受光した光信号のうち最新のものが光信号42aである場合には、光信号42aを送信した光送信器41aを特定し、光送信器41aとその1つ後の光送信器41bとの間の位置P1を示す位置情報を生成する。
なお、位置情報の取得方法は、上記の光送受信器による方法に限られない。例えば、位置情報の取得方法は、軌道3Aに貼られたバーコード等のマーキング情報を光学的に読み取り変換することで位置情報を取得する方法でもよいし、IMES(Indoor MEssaging System)(いわゆる屋内GPS(Global Position System)により位置情報を取得する方法でもよい。
次に、取得部15が取得するキャプチャログと状況情報13Aとについて説明する。
図4は、本実施の形態に係るキャプチャログの一例を示す説明図である。
図4に示されるキャプチャログは、通信IF12が取得した複数のフレームに関する情報を示したものである。キャプチャログの1つのエントリ(行)が1つのフレームに相当する。キャプチャログは、複数のフレームのそれぞれについての、時刻101、送信元アドレス102、宛先アドレス103、通信チャネル104、及び、フレーム長105の各情報を含む。
時刻101は、通信IF12が当該フレームを受信した時刻を示す情報である。あるいは時刻101は、取得部15が通信IF12から当該フレームを受信した時刻を示す情報である。なお、時刻101が計測される際の時刻の最小単位は、1マイクロ秒〜1ミリ秒程度である。
送信元アドレス102は、当該フレームの送信元MACアドレスを示す情報である。図4において、「MAC(10A)」等の記載は、基地局10AのMACアドレスを意味するものとする。以降でも同様とする。
宛先アドレス103は、当該フレームの宛先MACアドレスを示す情報である。
通信チャネル104は、当該フレームが取得されたチャネルを示す情報である。
フレーム長105は、当該フレームのフレーム長を示す情報である。
なお、キャプチャログに含まれる情報は上記に限られず、例えばフレーム内のエラーの有無、フレームの受信電界強度、又は、フレーム受信時のノイズフロア値なども含まれ得る。
取得部15は、図4に示されるキャプチャログを解析することで状況情報13Aを生成する。キャプチャログに基づいて生成される状況情報13Aについて以下で説明する。
図5は、本実施の形態に係る状況情報13Aの一例の説明図である。
図5に示されるように、状況情報13Aは、デバイス数201、帯域占有率202、フレーム数203、エラー率204、最大受信強度205及びノイズフロア値206を含む。なお、上記は状況情報13Aの一例であり、少なくとも上記のいずれかが含まれていればよく、また、これより多くの情報が含まれていてもよい。
デバイス数201は、各チャネルで無線通信をしているデバイス(通信装置)の数である。デバイス数201は、キャプチャログに含まれる、送信元アドレス102から得られる。
帯域占有率202は、無線通信の各チャネルの帯域がフレームによって占有されている割合である。帯域占有率202は、キャプチャログに含まれる、時刻101とフレーム長105などから得られる。
フレーム数203は、キャプチャログに含まれるフレームの数である。フレーム数203は、キャプチャログのエントリ数から得られる。
エラー率204は、フレームの全数に占める、エラーフレームの割合であるフレームエラー率である。エラー率204は、キャプチャログに含まれる、フレーム内のエラーの有無に基づいて得られる。
最大受信強度205は、各チャネルで受信したフレームの受信信号強度の最大値である。最大受信強度205は、キャプチャログに含まれる受信信号強度に基づいて得られる。
ノイズフロア値206は、各チャネルのノイズフロア値である。ノイズフロア値206は、キャプチャログに含まれる、フレーム受信時のノイズフロア値から得られる。
なお、状況情報13Aには、さらに、取得部15がキャプチャログを取得した位置を示す位置情報が含められていてもよい。すなわち、取得部15は、状況情報13Aを取得した時の基地局10Aの位置を示す位置情報を位置取得部14により取得し、取得した位置情報を状況情報13Aに含めて記憶部33に格納してもよい。状況情報13Aに位置情報が含められていることによって、状況情報13Aの利用の際に、位置ごとの無線通信の状況を得ることができる利点がある。
なお、状況情報13Aには、さらに、時刻情報が含められてもよい。すなわち、取得部15は、状況情報13Aを取得した時刻を示す時刻情報を状況情報13Aに含めて、記憶部33に格納してもよい。状況情報13Aに時刻情報が含められていることによって、状況情報13Aの利用の際に、時刻ごとの無線通信の状況を得ることができる利点がある。
なお、基地局10Aが端末20Aとの通信に使用するチャネル(つまり通信IF11のチャネル)を変更する機能を有している場合には、状況情報13Aには、そのチャネルの履歴を示す履歴情報が含められてもよい。状況情報13Aに履歴情報が含められていることによって、状況情報13Aの利用の際に、基地局10Aが使用したチャネルの履歴と、無線通信の状況とを関連付けて得ることができる利点がある。
次に、送信部16が状況情報13Aの送信に用いるフレームについて説明する。
図6は、本実施の形態に係る状況情報13Aの送信に用いるフレーム301の説明図である。
図6に示されるように、フレーム301の宛先MACアドレス(DMAC)は、マルチキャストアドレスである「01:00:5E:xx:xx:xx」である。なお、マルチキャストグループに対応する部分「xx:xx:xx」は、任意のアドレスを設定し得る。
また、フレーム301の送信元MACアドレス(SMAC)は、送信元である基地局10AのMACアドレスであり、MACペイロードには、状況情報13Aから生成された状況情報データが含まれる。
そして、MACペイロード部分には、状況情報データが含められる。状況情報データは、送信部16が記憶部13から取得した、最新のM個の状況情報13Aを含んでいる。
蓄積装置30は、フレーム301を受信するために、フレーム301の宛先MACアドレスの「xx:xx:xx」に対応するマルチキャストを受信するように設定されていることを要する。蓄積装置30は、このように設定されていると、通信IF31のフレーム受信モジュールにおいて、「xx:xx:xx」に対応するマルチキャストグループと異なるアドレスを宛先とするフレームを破棄することができる。そして、通信IF31のフレーム受信モジュールで上記フレームを破棄することによって、上位のプロセッサなどによる処理の対象外とすることができ、プロセッサの負荷を低減できる効果を発揮する。この効果は、ブロードキャストでの送信では発揮されない、マルチキャストでの送信特有の効果である。
なお、MACペイロード部分にIPパケットが含まれる場合には、宛先IPアドレスがマルチキャストIPアドレスに設定されれば、標準的なIPマルチキャスト機能によって蓄積装置30が状況情報データを受信できる利点がある。
以上のように構成された基地局10A及び蓄積装置30の処理について、以下で詳しく説明する。具体的には、(1)基地局10Aによる搬送台車4A等の制御処理、(2)状況情報の生成処理、(3)状況情報の送信処理、及び、(4)状況情報の受信処理について説明する。
(1)基地局10Aによる搬送台車4A等の制御処理
基地局10Aと端末20Aとが行う通信に基づいて、基地局10Aが搬送台車4Aを制御する処理について2つの例を説明する。第一例は、基地局10Aと端末20Aとの通信可否に基づいて搬送台車4Aを制御する処理である(図7参照)。第二例は、基地局10Aと端末20Aとの通信内容に基づいて搬送台車4Aを制御する処理である(図8参照)。
図7は、本実施の形態に係る基地局10Aによる搬送台車4Aに対する制御の処理の第一例を示すフロー図である。この処理は、基地局10Aが、基地局10Aと端末20Aとの通信が不可能になったことを契機として搬送台車4Aを制御する処理である。
ステップS101において、制御部17は、予め定められた送信時刻が到来したか否かを判定する。送信時刻が到来した場合(ステップS101でYes)にはステップS102に進み、そうでない場合(ステップS101でNo)にはステップS101を再び実行する。つまり、基地局10Aは、送信時刻が到来するまでステップS101で待ち状態をとる。
ステップS102において、制御部17は、端末20Aに対してエコー要求フレームを送信する。エコー要求フレームは、例えば、ICMP(Internet Control Message Protocol)のエコー要求フレームである。端末20Aは、このエコー要求フレームを受信すると、基地局10Aにエコー応答フレームを送信する。
ステップS103において、制御部17は、ステップS102で送信したエコー要求フレームを端末20Aが受信したことに応じて送信したエコー応答フレームを、所定時間内に受信したか否かを判定する。エコー応答フレームを受信した場合(ステップS103でYes)にはステップS105に進み、そうでない場合(ステップS103でNo)には、ステップS104に進む。
ステップS104において、制御部17は、搬送台車4Aの動作を停止させるための制御命令(又は制御信号)を生成し、生成した制御命令を搬送台車4Aに送信する。
ステップS105において、制御部17は、新たな送信時刻を設定する。その後、制御部17は、ステップS101を再び実行する。新たな設定時刻は、上記ステップS101を実行したときの送信時刻の所定時間(例えば100msec程度)後の時刻とすることができる。
図7に示される一連の処理により、基地局10Aは、端末20Aとユニキャストで通信することを所定時間間隔で繰り返し試み、端末20Aとの通信ができなかった場合に搬送台車4Aを停止させる制御をする。
図8は、本実施の形態に係る基地局10Aによる搬送台車4Aに対する制御の処理の第二例を示すフロー図である。この処理は、基地局10Aが、操作者による操作に基づいて搬送台車4Aを制御する処理である。
ステップS201において、制御部17は、操作者による操作を端末20Aが受け付けたことを示す通知(制御通信)を、端末20Aから受信するための待ち状態をとる。そして、上記通知を受信した場合(ステップS201でYes)には、ステップS202に進み、そうでない場合(ステップS201でNo)には、ステップS201を再び実行することで待ち状態を継続する。
ステップS202において、制御部17は、搬送台車4Aの動作を停止させるための制御命令(又は制御信号)を生成し、生成した制御命令を搬送台車4Aに送信する。制御命令を送信したら、制御部17は、ステップS201を再び実行する。
図8に示される一連の処理により、基地局10Aは、操作者による操作を端末20Aが受け付けた場合に、搬送台車4Aを停止させる制御をする。
(2)状況情報の生成処理
状況情報13Aを生成する処理について2つの例を説明する。第一例は、通信IF12が取得したキャプチャログに基づいて状況情報13Aを生成する処理である(図9参照)。第二例は、通信IF11又は12の通信品質が悪いときに状況情報13Aを生成する処理である(図10参照)。
図9は、本実施の形態に係る基地局10Aの状況情報13Aの生成処理の第一例を示すフロー図である。
ステップS301において、制御部17は、予め定められた、状況情報13Aの取得のための時刻(取得時刻ともいう)が到来したか否かを判定する。取得時刻が到来した場合(ステップS301でYes)にはステップS302に進み、そうでない場合(ステップS301でNo)にはステップS301を再び実行する。つまり、基地局10Aは、取得時刻が到来するまでステップS301で待ち状態をとる。
ステップS302において、基地局10Aは、後述するステップS303からS305を繰り返し実行するループAの開始処理を行う。ループAでは、通信IF12が無線通信に使用できるチャネルを変更しながら、各チャネルについて処理を実行する。例えば、無線通信規格がIEEE802.11gの場合、無線通信に使用できるチャネルは、チャネル1、2、3、・・・、13である。また、無線通信規格がIEEE802.11aの場合、無線通信に使用できるチャネルは、チャネル36、40、・・・、64である。
ステップS303において、取得部15は、通信IF12が無線通信に使用するチャネルの1つを通信IF12に設定する。
ステップS304において、取得部15は、通信IF12によりフレームを取得し、キャプチャログを生成する。
ステップS305において、取得部15は、ステップS304で生成したキャプチャログから状況情報13Aを生成し、記憶部13に格納する。なお、状況情報13Aを生成する際には、状況情報13Aを生成する時の位置情報又は時刻情報をさらに含めて状況情報13Aを生成してもよい。
ステップS306において、基地局10Aは、ループAの終了処理を行う。具体的には、ステップS303からS305までの処理が、通信IF12が無線通信に使用できるチャネルのすべてについて行われたか否かを判定し、行われていない場合には、まだ行われていないチャネルについてステップS303からS306までの処理を行うよう制御する。また、上記チャネルのすべてについて行われた場合には、ステップS307に進む。
ステップS307において、取得部15は、新たな取得時刻を設定する。その後、取得部15は、ステップS301を再び実行する。新たな取得時刻は、上記ステップS301を実行したときの取得時刻の所定時間(例えば1分程度)後の時刻とすることができる。
図9に示される一連の処理により、基地局10Aは、周囲の通信状況を示す状況情報13Aを生成することを、所定時間間隔で繰り返す。
図10は、本実施の形態に係る基地局10Aによる状況情報13Aの生成処理の第二例を示すフロー図である。なお、ここでは、通信品質を示す指標の一例としてフレームエラー率を用いて説明する。この場合、通信品質が悪いとは、フレームエラー率が所定の閾値以上であることに相当する。
ステップS401において、取得部15は、通信IF11及び12のそれぞれからフレームのエラー率を取得する。フレームのエラー率は、各通信IFが受信したフレームの全数に占める、当該通信IFが受信したエラーフレームの割合から取得できる。なお、本実施の形態で述べているエラーは、例えば当該通信IFが受信したフレームの内容が一部破損しているようなエラーフレームを対象としているが、その他エラーに該当する処理は様々な種別が考えられる。
ステップS402において、取得部15は、通信IF11及び12から取得したエラー率が所定の閾値以上であるか否かを判定する。エラー率が所定の閾値以上である通信IFがある場合(ステップS402でYes)には、ステップS403に進み、そうでない場合(ステップS402でNo)には、ステップS401に進む。
ステップS403において、その通信IFを特定する情報と、エラー率が所定の閾値以上であることを示す情報とを含む状況情報13Aを生成し、記憶部13に格納する。ステップS403を終えたら、ステップS401に進む。
図10に示される一連の処理により、基地局10Aは、エラー率が閾値以上であるときに、状況情報13Aを生成する。
(3)状況情報の送信処理
図11は、本実施の形態に係る基地局10Aによる状況情報13Aを蓄積装置30に向けて送信する処理を示すフロー図である。
ステップS501において、送信部16は、予め定められた、状況情報13Aの送信のための時刻(送信時刻ともいう)が到来したか否かを判定する。送信時刻が到来した場合(ステップS501でYes)にはステップS502に進み、そうでない場合(ステップS501でNo)にはステップS501を再び実行する。つまり、送信部16は、送信時刻が到来するまでステップS501で待ち状態をとる。
ステップS502において、送信部16は、記憶部13から、最新のM個の状況情報13Aを読み出すことで取得する。ここで、Mは、一度に送信する状況情報13Aの個数に相当し、例えば、5個、又は、10個などとすることができる。なお、Mを所定数ともいう。
ステップS503において、送信部16は、ステップS502で取得したM個の状況情報13Aを含む状況情報データを生成する。そして、生成した状況情報データをMACペイロードに含むフレームを生成し、マルチキャストで送信する。なお、このMACフレームが蓄積装置30に正常に受信されなかった場合でも、送信部16は、当該フレームの再送を行わない。
ステップS504において、送信部16は、新たな送信時刻を設定する。その後、送信部16は、ステップS501を再び実行する。新たな送信時刻は、上記ステップS501を実行したときの送信時刻の所定時間(例えば1分程度)後の時刻とすることができる。
図11に示される一連の処理により、基地局10Aは、状況情報13Aを蓄積装置30にマルチキャストで送信することを、所定時間間隔で繰り返す。
(4)状況情報の受信処理
図12は、本実施の形態に係る蓄積装置30による状況情報13Aを基地局10Aから受信する処理を示すフロー図である。
ステップS601において、蓄積装置30は、後述するステップS602からS603を繰り返し実行するループBの開始処理を行う。ループBでは、通信IF31が無線通信に使用できるチャネルを変更しながら、各チャネルについて処理を実行する。
ステップS602において、制御部34は、通信IF31が無線通信に使用するチャネルの1つを通信IF31に設定する。
ステップS603において、制御部34は、通信IF31により基地局10Aから状況情報13Aを受信し、受信した状況情報13Aを状況情報33Aとして記憶部33に記憶する。
ステップS604において、蓄積装置30は、ループBの終了処理を行う。具体的には、ステップS602からS603までの処理が、通信IF31が無線通信に使用できるチャネルのすべてについて行われたか否かを判定し、行われていない場合には、まだ行われていないチャネルについてステップS602からS603までの処理を行うよう制御する。また、上記チャネルのすべてについて行われた場合には、ステップS601に進む。
図12に示される一連の処理により、蓄積装置30は、所定時間間隔でチャネルを変更しながら、基地局10Aが送信する状況情報13Aを受信する。例えば、蓄積装置30は、複数の基地局から送信される状況情報を受信するために、複数の基地局それぞれで無線通信に使用されるチャネルに合わせて、通信IF31が使用するチャネルを自ら変更しながら状況情報を受信できる。
ここで、基地局10Aが状況情報13Aを送信するチャネルは、原則的には固定されている。一方、蓄積装置30が状況情報13Aを受信するチャネルは、所定時間間隔で変更される。そのため、蓄積装置30は、通信IF31が使用するチャネルと、基地局10Aの通信IF12が使用するチャネルとが一致しているときに基地局10Aが送信する状況情報13Aを通信IF31により受信することができる。
なお、基地局10Aが送信した状況情報データを含むフレームが無線通信中にロスした場合、又は、基地局10Aが上記フレームを送信したチャネルと、蓄積装置30が受信に使用しているチャネルとが異なる場合などには、蓄積装置30は、上記フレームを受信することができない。このようなことがあっても、基地局10Aによる次回以降の送信処理で送信されるフレームが蓄積装置30に受信され得る。
このように、基地局10Aから蓄積装置30への状況情報13Aの送信をマルチキャストで複数回行うことにより、基地局10Aと端末20Aとの間で行われるユニキャストでの低遅延かつ低ロス率の通信が損なわれることを未然に防ぐことができる。また、上記フレームの送信を複数回行うことで、マルチキャスト送信によってロスしたフレームを比較的高い確率で蓄積装置30に受信させることができる。
なお、上記(3)において、基地局10Aが所定時間間隔で状況情報13Aを蓄積装置30に送信すると説明したが、これに代えて、又は、これとともに、基地局10Aは、所定の位置に位置したときに状況情報13Aを蓄積装置30に送信するようにしてもよい。すなわち、送信部16は、位置取得部14により取得された位置情報を参照して、基地局10Aが所定の位置に位置していると判定した場合に、記憶部13に格納された状況情報13Aを送信するようにしてもよい。ここで、「所定の位置」が、蓄積装置30との無線通信が良好にできる位置として予め定められた位置であれば、基地局10Aが送信する状況情報13Aが蓄積装置30に受信される確率をより高めることができる。
なお、蓄積装置30は、通信IF31によって基地局10Aと接続し、通信IF32によってネットワークNと接続すると説明したが、通信IF32を一時的に基地局10Bと接続するためのインタフェースとして利用してもよい。このようにすれば、蓄積装置30は、一時的に2つの通信IF31及び32を用いて並行して基地局10Bから状況情報を取得できる。よって、蓄積装置30がより短時間で複数の基地局から状況情報を収集できる利点がある。
以上のように、本実施の形態の基地局は、ユニキャストで端末と通信する一方、マルチキャストで状況情報を送信する。ユニキャストでの通信には一般にACK(Acknowledge)フレームによる到達確認、及び、不達時の再送が行われるので、低遅延かつ低ロス率が望まれる通信に適している。また、低遅延かつ低ロス率が望まれる通信を除く他の通信にマルチキャストを用いると、ユニキャストでの低遅延かつ低ロス率の通信が損なわれない利点がある。よって、基地局は、取得した状況情報を、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置に提供できる。
また、基地局は、マルチキャストで送信された状況情報を含むフレームが無線通信中にロスした場合でも、上記フレームを複数回送信することによって、上記フレームを比較的高い確率で通信相手装置に受信させることができる。
また、基地局は、蓄積装置との無線通信が良好にできる位置が所定の位置として定められている場合、状況情報を含むフレームが通信相手装置に受信される確率を高めることができる。
また、基地局は、端末からのユニキャスト通信に基づいて被制御機器を制御する。よって、基地局は、被制御機器の制御を、端末からのユニキャスト通信により低遅延かつ低ロス率で行うとともに、取得した状況情報を、被制御機器の制御に係るユニキャスト通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置に提供できる。
また、基地局は、通信装置の個数、帯域占有率、フレーム数、受信信号強度の最大値、及び、ノイズフロア値のいずれかを状況情報として、より具体的な構成に基づいて、周囲の無線通信への影響を抑制しながら外部の通信相手装置に提供できる。
また、基地局は、位置情報を含む状況情報を外部の通信相手装置に提供できる。状況情報に位置情報が含められていることによって、状況情報の利用の際に、位置ごとの無線通信の状況を得ることができる利点がある。
また、基地局は、時刻情報を含む状況情報を外部の通信相手装置に提供できる。状況情報に時刻情報が含められていることによって、状況情報の利用の際に、時刻ごとの無線通信の状況を得ることができる利点がある。
また、基地局は、チャネルの履歴情報を含む状況情報を外部の通信相手装置に提供できる。状況情報に履歴情報が含められていることによって、状況情報の利用の際に、基地局が使用したチャネルの履歴と、無線通信の状況とを関連付けて得ることができる利点がある。
以上、本発明の基地局について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、基地局に適用され得る。より具体的には、工場などの施設に配備される搬送システムなどに用いられる基地局に適用され得る。
1 通信システム
2A、2B 搬送レーン
3A、3B 軌道
4A、4B 搬送台車
5A、5B 把持部
10A、10B 基地局
11、12、21、31、32 通信IF
13、33 記憶部
13A、33A 状況情報
14 位置取得部
15 取得部
16 送信部
17、23、34 制御部
20A、20B 端末
22 受付部
30 蓄積装置
41a、41b 光送信器
42a、42b 光信号
101 時刻
102 送信元アドレス
103 宛先アドレス
104 通信チャネル
105 フレーム長
201 デバイス数
202 帯域占有率
203 フレーム数
204 エラー率
205 最大受信強度
206 ノイズフロア値
301 フレーム
N ネットワーク
P1、P2 位置

Claims (11)

  1. 基地局であって、
    記憶部と、
    無線通信インタフェースである第一インタフェース及び第二インタフェースと、
    前記第一インタフェースを用いて、端末との間でユニキャストで通信する制御部と、
    前記第二インタフェースを用いて、前記基地局の周囲の無線通信の状況を示す状況情報を取得し、取得した前記状況情報を前記記憶部に格納する取得部と、
    前記記憶部に格納された前記状況情報を、前記第一インタフェースを用いてマルチキャストで送信する送信部とを備える
    基地局。
  2. 前記取得部は、前記状況情報を複数回取得し、複数回取得した前記状況情報を前記記憶部に格納し、
    前記送信部は、前記記憶部に格納された前記状況情報のうち、最新の所定数個の状況情報のみを送信する
    請求項1に記載の基地局。
  3. 前記基地局は、さらに、
    前記基地局の位置を示す位置情報を取得する第一位置取得部を備え、
    前記送信部は、前記第一位置取得部により取得された位置情報を参照して、前記基地局が所定の位置に位置していると判定した場合に、前記記憶部に格納された前記状況情報を送信する
    請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記基地局は、さらに、
    被制御機器の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記端末との前記第一インタフェースによるユニキャスト通信によって、前記被制御機器の動作を停止させるための制御命令を取得した場合に、前記被制御機器の動作を停止させる制御をする
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の基地局。
  5. 前記取得部は、第二インタフェースが使用し得る複数のチャネルのそれぞれで通信している通信装置の個数、前記複数のチャネルのそれぞれの帯域占有率、前記複数のチャネルのそれぞれで通信されたフレーム数、前記複数のチャネルのそれぞれでの受信信号強度の最大値、及び、前記複数のチャネルのそれぞれでのノイズフロア値のいずれかを、前記状況情報として取得する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の基地局。
  6. 前記基地局は、さらに、
    前記基地局の位置を示す位置情報を取得する第二位置取得部を備え、
    前記取得部は、さらに、
    前記状況情報を取得した時の前記基地局の位置を示す位置情報を前記第二位置取得部により取得し、取得した前記位置情報を前記状況情報に含めて前記記憶部に格納する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の基地局。
  7. 前記取得部は、前記状況情報を取得した時刻を示す時刻情報を前記状況情報に含めて、前記記憶部に格納する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の基地局。
  8. 前記第一インタフェースは、無線通信に使用するチャネルを変更する機能を有し、
    前記取得部は、
    前記第一インタフェースが無線通信に使用したチャネルの履歴を示す履歴情報を、前記状況情報に含めて記憶部に格納する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の基地局。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の基地局と、
    前記基地局の送信部が送信した前記状況情報を受信することができる蓄積装置とを備える
    通信システム。
  10. 前記蓄積装置は、
    前記基地局が送信する前記状況情報を無線通信により受信し得る第三インタフェースと、
    前記第三インタフェースが無線通信に使用するチャネルを所定時間間隔で変更し、前記第三インタフェースが使用するチャネルと前記第二インタフェースが使用するチャネルが一致しているときに、前記基地局が送信する前記状況情報を前記第三インタフェースにより受信する
    請求項9に記載の通信システム。
  11. 基地局の制御方法であって、
    基地局は、
    記憶部と、
    無線通信インタフェースである第一インタフェース及び第二インタフェースとを備え、
    前記制御方法は、
    前記第一インタフェースを用いて、端末との間でユニキャストで通信する制御ステップと、
    前記第二インタフェースを用いて、前記基地局の周囲の無線通信の状況を示す状況情報を取得し、取得した前記状況情報を前記記憶部に格納する取得ステップと、
    前記記憶部に格納された前記状況情報を、前記第一インタフェースを用いてマルチキャストで送信する送信ステップとを含む
    制御方法。
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