JP2019115064A - 固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に関連する装置 - Google Patents

固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に関連する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】より多くのケースにおいて固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することを可能にする。【解決手段】本発明の装置は、基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する通信処理部、を備える。【選択図】図19

Description

本発明は、固定ブロードバンドアクセス(Fixed Broadband Access:FBA)ネットワークの制御に関連する装置に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)システムの構成要素を固定ブロードバンドアクセスネットワークが接続しており、当該3GPPシステムにおいてパケット通信が行われる場合に、PCRF(Policy and Charging Rules Function)は、P−GW(Packet data network Gateway)から受け取った基地局のローカルIPアドレス(即ち、IPsecトンネルのouter IPアドレス、パブリックIPアドレス、又はグローバルIPアドレス)及びUDPポート番号を、PCRF内のQoS(Quality of Service)情報とともに固定ブロードバンドアクセスネットワークへ送信する。
固定ブロードバンドアクセスネットワークは、上記QoS情報をDSCP(Differentiated Service Code Point)に変換し、PCRFから受信した上記ローカルIPアドレスと上記UDPポート番号に対応付けられる回線への適用を行い、3GPPシステムの利用者用の帯域の制御を行う。
例えば、非特許文献1(例えば、Figure 9.1.5、及び、Figure 9.3.4−1)には、上述したような処理が開示されている。
なお、非特許文献2(例えば、Figure 5.7.2.1−1、及び、Figure A.3−1)には、ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバの手続きが開示されている。また、非特許文献3(例えば、Figure 10.1.2.8.4−1)には、デュアルコネクティビティのSeNBの変更の手続きが開示されている。また、非特許文献4及び非特許文献5には、ハイブリッドセルが使用される場合の手続きが開示されている。
しかし、上記特許文献2〜5の各々に開示されている手続きでは、ターゲット基地局(例えば、ターゲットHNB(Home Node B)、又は変更後のSeNB(Secondary evolved Node B))のIPアドレス及びUDPポート番号が、コアネットワークノードへ送信されない。その結果、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御(例えば、帯域制御)がPCRFを通じて行われず、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRAB(Radio Access Bearer)の収容数の適正化が、不可能になり得る。
本発明の目的は、より多くのケースにおいて、例えば固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することを可能にすることにある。
本発明の第1の装置は、端末装置と通信するSeNBを、ソースSeNBからターゲットSeNBに変更するとき、アドレス情報とUDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、コアネットワークノードに送信する。
本発明の第2の装置は、端末装置と通信するSeNBを、ソースSeNBからターゲットSeNBに変更するとき、アドレス情報とUDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、MeNBから受信する。
本発明の第3の装置は、MeNBからSENB ADDITON REQUESTを受信した後、アドレス情報とUDPポート情報とを含むSENB ADDITON REQUEST ACKNOWLEDGEを、前記MeNBに送信する。
本発明の第4の装置は、SeNBから、アドレス情報とUDPポート情報とを含むSENB ADDITON REQUEST ACKNOWLEDGEを受信したとき、前記アドレス情報と前記UDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、コアネットワークノードに送信する。
本発明の第5の装置は、SeNBへSENB ADDITON REQUESTを送信した後、アドレス情報とUDPポート情報とを含むSENB ADDITON REQUEST ACKNOWLEDGEを、前記SeNBから受信する。
本発明の第6の装置は、端末装置と通信するSeNBを、ソースSeNBからターゲットSeNBに変更するとき、前記ターゲットSeNBのローカルIPアドレスを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、コアネットワークノードに送信する。
本発明によれば、より多くのケースにおいて、例えば固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
帯域制御の第1の例を説明するための説明図である。 帯域制御の第2の例を説明するための説明図である。 帯域制御の第3の例を説明するための説明図である。 固定ブロードバンドアクセスネットワークのための手続きの第1の例を説明するためのシーケンス図である。 固定ブロードバンドアクセスネットワークのための手続きの別の例を説明するためのシーケンス図である。 ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバ手続きの第1の例を説明するための説明図である。 ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバ手続きの第2の例を説明するための説明図である。 SeNBの変更の手続きの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第1の実施形態に係るeNBの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るS1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るeNBの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るX2 TNL Configuration Info IEの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るTunnel Information IEの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るX2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るX2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るX2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージの例を説明するための説明図である。 第1の実施形態に係るMMEの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の第3の変形例に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る基地局の概略的な構成の例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る無線通信装置の概略的な構成の例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る第1コアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第3の実施形態に係るHNB−GWの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るRANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージの例を説明するための説明図である。 第3の実施形態に係るSGSNの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。 第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。 第4の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第4の実施形態に係るホーム基地局ゲートウェイの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る第1コアネットワークノードの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。 第5の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 第5の実施形態に係るC−RANの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第5の実施形態に係るMMEの概略的な構成の例を示すブロック図である。 第5の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.関連技術
2.本発明の実施形態の概要
3.第1の実施形態
3.1.システムの構成例
3.2.eNB(MeNB)の構成例
3.3.eNB(SeNB)の構成例
3.4.MMEの構成例
3.5.処理の流れ
3.6.変形例
4.第2の実施形態
4.1.システムの構成例
4.2.基地局の構成例
4.3.無線通信装置の構成例
4.4.第1コアネットワークノードの構成例
4.5.処理の流れ
4.6.変形例
5.第3の実施形態
5.1.システムの構成例
5.2.HNB−GWの構成例
5.3.SGSNの構成例
5.4.処理の流れ
5.5.変形例
6.第4の実施形態
6.1.システムの構成例
6.2.ホーム基地局ゲートウェイの構成例
6.3.第1コアネットワークノードの構成例
6.4.処理の流れ
7.第5の実施形態
7.1.システムの構成例
7.2.C−RANの構成例
7.3.MMEの構成例
7.4.処理の流れ
7.5.変形例
8.他の実施形態
<<1.関連技術>>
図1〜図8を参照して、本発明の実施形態に関連する技術として、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御、ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバの手続き、デュアルコネクティビティのSeNBの変更の手続き、及びCSG(Closed Subscriber Group)に関する手続きを説明する。
(1)固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御
3GPP(Third Generation Partnership Project)システムの構成要素を固定ブロードバンドアクセスネットワークが接続している場合に、3GPPシステムのPCRF(Policy and Charging Rules Function)は、P−GW(Packet data network Gateway)から受け取った基地局のローカルIPアドレス(即ち、IPsecトンネルのouter IPアドレス)及びUDPポート番号を、PCRF内のQoS(Quality of Service)情報とともに固定ブロードバンドアクセスネットワークへ送信する。
固定ブロードバンドアクセスネットワークは、上記QoS情報をDSCP(Differentiated Service Code Point)に変換し、PCRFから受信した上記ローカルIPアドレスと上記UDPポート番号に対応付けられる回線への適用を行い、3GPPシステムの利用者用の帯域の制御を行う。
−帯域制御の例
図1〜図3は、帯域制御の例を説明するための説明図である。図1〜図3を参照すると、帯域制御前と帯域制御後の帯域91、帯域93、帯域95及び帯域97が示されている。帯域91は、3GPPシステムの利用者が使用している基地局を収容している回線の全帯域である。帯域93は、3GPPシステムの利用者が使用している基地局のために確保している帯域である。帯域95は、3GPPシステムの利用者を新たに受け入れ可能な帯域である。帯域97は、実際に使用されている帯域である。例えば、図1に示されるように、帯域93(3GPPシステムの利用者が使用している基地局のために確保している帯域)の上限値が調整され得る。例えば、図2に示されるように、3GPPシステムの利用者が増えた回線では、帯域95(3GPPシステムの利用者を新たに受け入れ可能な帯域)が減らされ得る。例えば、図3に示されるように、3GPPシステムの利用者が減った回線では、帯域95(3GPPシステムの利用者を新たに受け入れ可能な帯域)が増やされ得る。このような帯域制御の手法が、3GPP TS23.139 V12.2.0に示されている。
なお、基地局は、帯域93(3GPPシステムの利用者が使用している基地局のために確保している帯域)の上限値、及び/又は、帯域95(3GPPシステムの利用者を新たに受け入れ可能な帯域)に基づいて、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上のみではなく、アドミッションコントロール(Admission Control)も行う。当該アドミッションコントロールは、ハンドオーバされるUE(User Equipment)の無線アクセスベアラ(Radio Access Bearer:RAB)の受け入れ可否を決めることを含む。これにより、基地局ごとのRABの収容数が適正化され得る。
−処理の流れ(第1の例)
図4は、固定ブロードバンドアクセスネットワークのための手続きの第1の例を説明するためのシーケンス図である。図4は、通信方式としてWCDMA(Wideband Code-Division Multiple Access)(登録商標)が使用されるケースの例であり、3GPP TS23.139 V12.2.0のFigure 9.3.4−1である。
ステップ1で、ターゲットHNBは、ターゲットHNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をターゲットSGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)へ送信する。
ステップ2aで、ターゲットSGSNは、ターゲットHNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をS−GW(Serving Gateway)へ送信し、ステップ2bで、S−GWは、ターゲットHNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をP−GWへ送信する。
ステップ3で、P−GWは、ターゲットHNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をPCRFへ送信する。
ステップ4で、PCRFは、ターゲットHNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号を固定ブロードバンドアクセスネットワークへ送信する。
なお、図4におけるステップ2aは、以下のような処理がステップ1で実行されることを契機として実行される。
−Inter SGSN Routing Area Update and Combined Inter SGSN RA / LA Update using S4
−Routing Area Update Procedure using S4
−Serving RNS Relocation Procedure, Combined Hard Handover and SRNS Relocation Procedure, and Combined Cell / URA Update and SRNS Relocation Procedure Using S4
−Enhanced Serving RNS Relocation Procedure using S4
−UE Initiated Service Request Procedure Using S4
−Iu mode to A/Gb mode Intra SGSN Change using S4
−A/Gb mode to Iu mode Intra-SGSN Change using S4
−Iu mode to A/Gb mode Inter-SGSN Change using S4
−A/Gb mode to Iu mode Inter-SGSN Change using S4
−処理の流れ(第1の例)
図5は、固定ブロードバンドアクセスネットワークのための手続きの別の例を説明するためのシーケンス図である。図5は、通信方式としてLTE(Long Term Evolution)が使用されるケースの例であり、3GPP TS23.139 V12.2.0のFigure 9.1.5である。
ステップ2で、ターゲットHeNBは、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をMMEへ送信する。
ステップ3で、MMEは、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をS−GWへ送信し、S−GWは、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をP−GWへ送信する。
ステップ4で、P−GWは、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号をPCRFへ送信する。
ステップ5で、PCRFは、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号を固定ブロードバンドアクセスネットワークへ送信する。
なお、図5におけるステップ2は、以下のような処理がステップ1で実行されることを契機として実行される。
−UE initiated Service Request
−X2-based handover without Serving GW relocation
−X2-based handover with Serving GW relocation
−S1-based handover
−inter-RAT Handover from UTRAN Iu Mode to E-UTRAN
−inter-RAT handover from GERAN A/Gb Mode to E-UTRAN
(2)ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバの手続き
−第1の例
図6は、ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバ手続きの第1の例を説明するための説明図である。図6は、3GPP TS25.467 V12.3.0のFigure 5.7.2.1−1である。この例では、ソースHNBからターゲットHNBへのUEのハンドオーバが行われる。ソースHNBとターゲットHNBとの間には、Iurhというインターフェースがあり、ソースHNB及びターゲットHNBは、HNB−GW(Home Node B Gateway)を介さずに、直接的にメッセージを交換する。
図6に示される手続きにおいて、ステップ8a/8b(RABを解放する必要が生じた場合にのみ実行されるステップ)を除き、HNBからCN(Core Network)へ送信されるメッセージは存在しない。そのため、図6の例では、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号は、SGSN、S−GW及びP−GWを通じてPCRFに送信されない。その結果、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御(例えば、帯域制御)がPCRFを通じて行われず、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が、不可能になり得る。
−第2の例
図7は、ホームアクセスネットワークにおけるハンドオーバ手続きの第2の例を説明するための説明図である。図7は、3GPP TS25.467 V12.3.0のFigure A.3−1である。この例では、ソースHNBからターゲットHNBへのUEのハンドオーバが行われる。ソースHNBとターゲットHNBとの間には、Iurhというインターフェースが存在せず、IuhインターフェースでソースHNB及びターゲットHNBと通信するHNB−GWが、ハンドオーバ処理を司る。
図7に示される手続きにおいて、HNB−GWからCNへ送信されるメッセージは存在しない。そのため、図7の例でも、ターゲットHeNBローカルIPアドレス及びUDPポート番号は、SGSN、S−GW及びP−GWを通じてPCRFに送信されない。その結果、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御(例えば、帯域制御)がPCRFを通じて行われず、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が、不可能になり得る。
(3)デュアルコネクティビティのSeNBの変更の手続き
図8は、SeNBの変更の手続きの例を説明するための説明図である。図8は、3GPP TS36.300 V13.0.0のFigure 10.1.2.8.4−1である。この例では、デュアルコネクティビティのケイパビリティを有するUEが、MeNB及びSeNBに接続されている場合に、当該SeNBが、S−SeNB(Source Secondary eNB)からT−SeNB(Target Secondary eNB)に変更される。
例えば、S−SeNBにおいてベアラコンテキスト(bearer context)の1つにSCG(Secondary Cell Group)ベアラオプションが設定されている場合には、ステップ10で、MeNBは、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージをMMEへ送信する。そして、MMEは、このメッセージの受信に応じて、S−GWにBearer Modificationを要求する。しかし、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージには、T−SeNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号が含まれないので、MMEは、SCGベアラがS−SeNBからT−SeNBに移ったことをS−GWに通知できない。そのため、PCRFは、T−SeNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を通知されないので、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御(例えば、帯域制御)が行われない。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が、不可能になり得る。
例えば、S−SeNBにおいていずれのベアラコンテキストにもSCGベアラオプションが設定されていない場合には(即ち、スプリットベアラしか存在しない場合には)、ステップ10が実行されない。そのため、同様に、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が、不可能になり得る。
(4)CSGに関する手続き
3GPP TS36.300 V13.0.0には、ハイブリッドセルをeNBが構成できると定められている。ハイブリッドセルでは、CSG IDという識別子で識別されるCSGに属する利用者は、ハイブリッドセルをCSGセルとして使用し、CSGに属さない利用者は、ハイブリッドセルを通常のセルとして使用する。
ハイブリッドセルを構成するeNBは、ハンドオーバされるUEを受け入れるか否かを決定する際に、及び、ハンドオーバされるUEを受け入れる場合にどのベアラを受け入れ、どのベアラを拒否するかを決定する際に、ハイブリッドセルをCSGセルとして使用する利用者を、ハイブリッドセルを通常のセルとして使用する利用者よりも優遇してもよい。
例えば、SeNBが、ハイブリッドセルを構成する。この場合に、MeNBは、SeNBのハイブリッドセルで報知されているCSG IDをUEから受信し、当該CSG IDをMMEに報告する。そして、MMEは、UEがSeNBのハイブリッドセルをCSGセルとして使用するか又は通常のセルとして使用するかを決定する。例えば、3GPP R3−151949及び3GPP R3−151995には、この決定の手順の候補が開示されている。
3GPP R3−151949では、SeNBにおいてベアラコンテキストの1つにSCGベアラオプションが設定されている場合には、MeNBは、上記CSG ID(SeNBのハイブリッドセルで報知されているCSG ID)を含むS1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージをMMEへ送信する。一方、SeNBにおいていずれのベアラコンテキストにもSCGベアラオプションが設定されていない場合には(即ち、スプリットベアラしか存在しない場合には)、MeNBは、上記CSG IDを含むS1AP:UE CONTEXT MODIFICATION INDICATIONメッセージ(新たなメッセージ)をMMEへ送信する。
3GPP R3−151995では、SCGベアラオプションの設定の有無にかかわらず、MeNBは、上記CSG ID(SeNBのハイブリッドセルで報知されているCSG ID)を含むS1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージをMMEへ送信する。
上述したいずれの場合にも、MeNBがMMEへ送信するメッセージには、SeNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号は含まれていない。そのため、例えば、固定ブロードバンドアクセスネットワークの帯域制御が行われない。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が、不可能になり得る。
<<2.本発明の実施形態の概要>>
続いて、本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)技術的課題
3GPPシステムの構成要素を固定ブロードバンドアクセスネットワークが接続している場合に、3GPPシステムのPCRFは、P−GWから受け取った基地局のローカルIPアドレス(即ち、IPsecトンネルのouter IPアドレス、パブリックIPアドレス、又はグローバルIPアドレス)及びUDPポート番号を、PCRF内のQoS情報とともに固定ブロードバンドアクセスネットワークへ送信する。
固定ブロードバンドアクセスネットワークは、上記QoS情報をDSCPに変換し、PCRFから受信した上記ローカルIPアドレスと上記UDPポート番号に対応付けられる回線への適用を行い、3GPPシステムの利用者用の帯域の制御を行う。
しかし、3GPPの仕様(specification)によれば、ローカルIPアドレス及びUDPポート番号が、コアネットワークノードへ送信されないケースがある。一例として、デュアルコネクティビティのSeNBの変更の際には、変更後のSeNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号は、コアネットワークへ送信されていない。別の例として、同一のHNB−GWにサービスを提供されるHNB間のハンドオーバの際には、ターゲットHNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号は、コアネットワークへ送信されていない。その結果、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御(例えば、帯域制御)がPCRFを通じて行われず、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が、不可能になり得る。
本発明の実施形態の目的は、より多くのケースにおいて、例えば固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することを可能にすることにある。
(2)技術的特徴
(a)第1の実施形態及び第2の実施形態
本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態では、例えば、SeNBが、ソースSeNBからターゲットSeNBに変更される。この場合に、例えば、MeNBは、上記ターゲットSeNBのアドレス情報(例えば、IPアドレス)及びトランスポート識別情報(例えば、UDPポート番号)を含むメッセージを、MMEへ送信する。そして、例えば、当該MMEは、当該メッセージを受信する。
これにより、例えば、デュアルコネクティビティのケース(具体的には、SeNBの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(b)第3の実施形態及び第4の実施形態
本発明の第3の実施形態及び第4の実施形態では、例えば、UEと通信するHNBが、ソースHNBからターゲットHNBに変更される。この場合に、例えば、HNB−GWは、上記ターゲットHNBのアドレス情報(例えば、IPアドレス)及びトランスポート識別情報(例えば、UDPポート番号)を含むメッセージを、SGSNコアネットワークノードへ送信する。そして、例えば、当該SGSNは、当該メッセージを受信する。
これにより、例えば、ホームアクセスネットワークのケース(具体的には、同じHNB−GWにサービスを提供されるHNB間でのハンドオーバのケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本発明の実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図9〜図20を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
<3.1.システムの構成例>
図9を参照して、第1の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図9は、第1の実施形態に係るシステム1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図9を参照すると、システム1は、UE10、eNB100、eNB200A、eNB200B、MME300、S−GW20、P−GW30、PCRF40及びFBA(Fixed Broadband Access)50を含む。なお、eNB200A及びeNB200Bの区別が必要ない場合には、eNB200A及びeNB200Bの各々は、単にeNB200と呼ばれ得る。
UE10は、デュアルコネクティビティをサポートし、MeNB及びSeNBと通信可能である。また、eNB100は、MeNBとして動作可能なeNBであり、eNB200は、SeNBとして動作可能なeNBである。一例として、eNB100は、マクロセルのeNB(マクロeNB)であり、eNB200は、スモールセル(例えば、マイクロセル、ピコセル又はフェムトセル等)のeNB(スモールeNB)である。一例として、eNB200は、ホームeNBである。なお、eNB100及びeNB200はこの例に限定されない。
とりわけこの例では、まず、eNB100が、UE10のためのMeNBとして動作し、eNB200Aが、UE10のためのSeNBとして動作しており、UE10は、eNB100(MeNB)及びeNB200A(SeNB)と通信している。その後、例えば、UE10の移動に伴い、SeNBが、eNB200A(S−SeNB)からeNB200B(T−SeNB)に変更される。その結果、UE10は、eNB100(MeNB)及びeNB200B(SeNB)と通信するようになる。
eNB100は、eNB200A及びeNB200Bの各々とX2インターフェースを介して接続されている。eNB100とeNB200との間には、X2ゲートウェイ(X2GW)が存在してもよい。さらに、eNB100、eNB200A及びeNB200Bの各々は、S1インターフェースを介してMMEと接続されている。MME300は、S11インターフェースを介してS−GW20と接続されている。S−GW20は、S5インターフェースを介してP−GW30と接続されている。
PCRFは、ネットワークにポリシーを設定するノードであり、Gxインターフェースを介してP−GW30と接続され、S9aインターフェースを介してFBA50と接続されている。
<3.2.eNB(MeNB)の構成例>
次に、図10及び図11を参照して、第1の実施形態に係るeNB100の構成の例を説明する。図10は、第1の実施形態に係るeNB100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図10を参照すると、eNB100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、UEからの信号を受信し、UEへの信号を送信する。
(2)ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、ネットワーク(例えば、バックホール)から信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部130
記憶部130は、eNB100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部140
処理部140は、eNB100の様々な機能を提供する。処理部140は、第1通信処理部141、第2通信処理部143及び生成部145を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部140(第1通信処理部141)は、無線通信部110を介してUEと通信する。例えば、処理部140(第2通信処理部143)は、ネットワーク通信部120を介して他のネットワークノード(例えば、eNB200又はMME300等)と通信する。
(5)実装
無線通信部110は、アンテナ及び高周波(Radio Frequency:RF)回路などを含んでもよい。ネットワーク通信部120は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部130は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部140は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサなどを含んでもよい。
(6)技術的特徴
例えば、eNB100がUE10のためのMeNBとして動作している場合に、UE10のためのSeNB(即ち、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースをUE10に提供するSeNB)が、eNB200A(ソースSeNB)からeNB200B(ターゲットSeNB)に変更される。この場合に、eNB100(第2通信処理部143)は、eNB200B(即ち、ターゲットSeNB)のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する。例えば、eNB100(生成部145)は、上記第1のメッセージを生成する。
これにより、例えば、デュアルコネクティビティのケース(具体的には、SeNBの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(a)コアネットワークノード
例えば、上記コアネットワークノードは、MME300である。
(b)トンネル情報
例えば、上記第1のメッセージは、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含むトンネル情報を含む。より具体的には、例えば、当該トンネル情報は、Tunnel Information for BBF IEである。Tunnel Information for BBF IEは、IPアドレス(アドレス情報)及びUDPポート番号(トランスポート識別情報)を含む。
(c)第1のメッセージ
例えば、上記第1のメッセージは、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージである。
例えば、UE10及びeNB200A(S−SeNB)についてのSCGベアラがある場合に、eNB100(第2通信処理部143)は、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを上記コアネットワークノードへ送信する。
さらに、例えば、UE10及びeNB200A(S−SeNB)についてのSCGベアラがない場合であっても(即ち、スプリットベアラしかない場合であっても)、eNB100(第2通信処理部143)は、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを上記コアネットワークノードへ送信する。これにより、SCGベアラの有無にかかわらず、同じメッセージを使用してアドレス情報及びトランスポート識別情報を伝えることが可能になる。
図11は、第1の実施形態に係るS1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージの例を説明するための説明図である。図11を参照すると、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージに含まれる情報要素(Information Element:IE)が示されている。とりわけ、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージは、IPアドレス(アドレス情報)及びUDPポート番号(トランスポート識別情報)を含むTunnel Information for BBF IEを含む。
なお、UE10及びeNB200A(S−SeNB)についてのSCGベアラがない場合には(即ち、スプリットベアラしかない場合には)、eNB100(第2通信処理部143)は、他の種類のメッセージを上記コアネットワークノードへ送信してもよい。
以上、eNB100により送信される上記第1のメッセージの例を説明したが、当然ながら、eNB100により送信される上記第1のメッセージはこの例に限定されない。eNB100により送信される上記第1のメッセージは他の種類のメッセージであってもよい。
また、eNB100(生成部145)は、上記第1のメッセージを自ら生成する代わりに、上記第1のメッセージを他のノードから取得してもよい。
(d)アドレス情報及びトランスポート識別情報
−受信
例えば、eNB100(第2通信処理部143)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを受信する。当該第2のメッセージは、eNB200により送信されるメッセージである。この点については、eNB200に関連して後述する。これにより、例えば、eNB100は、eNB200のアドレス情報及びトランスポート識別情報を知ることが可能になる。
−アドレス情報
例えば、上記アドレス情報は、(OSI(Open System Interconnection)参照モデルの)ネットワークレイヤ又は(TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)の)インターネットレイヤの識別情報(アドレス)である。具体的には、例えば、上記アドレス情報は、IPアドレスである。さらに、例えば、当該IPアドレスは、パブリックIPアドレス(又はグローバルIPアドレス)である。例えば、上記IPアドレスは、no−NAT(Network Address Translation)ケースでBBFドメインによりeNB200B(即ち、ターゲットSeNB)にアサインされたパブリックIPアドレス、又は、NATを行う RG(Residential Gateway)(即ち、NATed RG)にBBFドメインによりアサインされたパブリックIPアドレスであって、eNB200Bのために使用される当該パブリックIPアドレスである。なお、上記IPアドレスは、3GPPの仕様においては「ローカルIPアドレス」と呼ばれ得る。
−トランスポート識別情報
例えば、上記トランスポート識別情報は、(OSI参照モデル又はTCP/IPの)トランスポートレイヤの識別情報である。具体的には、例えば、上記トランスポート識別情報は、UDPポート番号である。
−提供先
例えば、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報は、FBA50に提供される情報である。より具体的には、例えば、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報は、PCRF40からFBA50に提供される情報である。これにより、例えば、帯域制御が行われ得る。
<3.3.eNB(SeNB)の構成例>
次に、図12〜図17を参照して、第1の実施形態に係るeNB200の構成の例を説明する。図12は、第1の実施形態に係るeNB200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図12を参照すると、eNB200は、無線通信部210、ネットワーク通信部220、記憶部230及び処理部240を備える。
(1)無線通信部210
無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部210は、UEからの信号を受信し、UEへの信号を送信する。
(2)ネットワーク通信部220
ネットワーク通信部220は、ネットワーク(例えば、バックホール)から信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部230
記憶部230は、eNB200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部240
処理部240は、eNB200の様々な機能を提供する。処理部240は、第1通信処理部241、第2通信処理部243及び生成部245を含む。なお、処理部240は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部240は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部240(第1通信処理部241)は、無線通信部210を介してUEと通信する。例えば、処理部240(第2通信処理部243)は、ネットワーク通信部220を介して他のネットワークノード(例えば、eNB100又はMME300等)と通信する。
(5)実装
無線通信部210は、アンテナ及び高周波(RF)回路などを含んでもよい。ネットワーク通信部220は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部230は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部240は、ベースバンド(Baseband:BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサなどを含んでもよい。
(6)技術的特徴
上述したように、eNB200は、SeNB(即ち、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースをUE10に提供するSeNB)として動作可能であり、eNB100は、MeNBとして動作可能である。
とりわけ、eNB200(第2通信処理部243)は、eNB200のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報をeNB100へ転送するコアネットワークノード、又はeNB100へ送信する。例えば、eNB200(生成部245)は、上記メッセージを生成する。
これにより、例えば、eNB100がeNB200のアドレス情報及びトランスポート識別情報を知ることが可能になる。その結果、デュアルコネクティビティのケース(具体的には、SeNBの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御が行われ得る。
(a)トンネル情報
例えば、上記メッセージは、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含むトンネル情報を含む。より具体的には、例えば、当該トンネル情報は、Tunnel Information for BBF IEである。Tunnel Information for BBF IEは、IPアドレス(アドレス情報)及びUDPポート番号(トランスポート識別情報)を含む。
(b)メッセージ
−第1の例
第1の例では、eNB200(第2通信処理部243)は、上記コアネットワークノードへ上記メッセージを送信する。さらに、例えば、上記コアネットワークノードは、MME300である。
第1の例では、上記メッセージは、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージである。さらに、例えば、上記コアネットワークノード(MME300)は、上記アドレス情報(IPアドレス)及び上記トランスポート識別情報(UDPポート番号)を含むS1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージをeNB100へ送信するノードである。
例えば、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージ、及び、S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージは、SON Configuration Transfer IEを含み、SON Configuration Transfer IEは、X2 TNL Configuration Info IEを含む。例えば、X2 TNL Configuration Info IEは、図13に示されるような情報要素を含み、とりわけTunnel Information for BBF IEを含む。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、図14に示されるような情報要素を含む。即ち、Tunnel Information for BBF IEは、トランスポートレイヤアドレス及びUDPポート番号を含む。例えば、当該トランスポートレイヤアドレスは、IPアドレスである。
−第2の例
第2の例では、eNB200(第2通信処理部243)は、eNB100へ上記メッセージを送信する。eNB200(第2通信処理部243)は、eNB100へ直接的に上記メッセージを送信してもよく、又は、X2GWを介してeNB100へ上記メッセージを送信してもよい。
第2の例では、上記メッセージは、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージ、又はX2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージである。
例えば、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージは、図15に示されるような情報要素を含み、とりわけTunnel Information for BBF IEを含む。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、図14に示されるような情報要素を含む。即ち、Tunnel Information for BBF IEは、トランスポートレイヤアドレス(即ち、IPアドレス)及びUDPポート番号を含む。
例えば、X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージは、図16に示されるような情報要素を含み、とりわけTunnel Information for BBF IEを含む。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、図14に示されるような情報要素を含む。即ち、Tunnel Information for BBF IEは、トランスポートレイヤアドレス(即ち、IPアドレス)及びUDPポート番号を含む。
−第3の例
第3の例では、第2の例と同様に、eNB200(第2通信処理部243)は、eNB100へ上記メッセージを送信してもよい。eNB200(第2通信処理部243)は、eNB100へ直接的に上記メッセージを送信してもよく、又は、X2ゲートウェイ(X2GW)を介してeNB100へ上記メッセージを送信してもよい。
第3の例では、上記メッセージは、X2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージであってもよい。即ち、eNB200B(第2通信処理部243)は、SeNBがeNB200A(ソースSeNB)からeNB200B(ターゲットSeNB)に変更される場合に、上記メッセージを送信してもよい。
X2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、図17に示されるような情報要素を含んでもよく、とりわけTunnel Information for BBF IEを含んでもよい。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、図14に示されるような情報要素を含んでもよい。即ち、Tunnel Information for BBF IEは、トランスポートレイヤアドレス(即ち、IPアドレス)及びUDPポート番号を含んでもよい。
以上、eNB200により送信される上記メッセージの例を説明したが、当然ながら、eNB200により送信される上記メッセージはこの例に限定されない。eNB200により送信される上記メッセージは他の種類のメッセージであってもよい。
(c)アドレス情報及びトランスポート識別情報
例えば、上記アドレス情報は、IPアドレスであり、上記トランスポート識別情報は、UDPポート番号である。
なお、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報についてのより詳細な説明は、eNB100の技術的特徴として上述したとおりである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
<3.4.MMEの構成例>
次に、図18を参照して、第1の実施形態に係るMME300の構成の例を説明する。図18は、第1の実施形態に係るMME300の概略的な構成の例を示すブロック図である。図18を参照すると、MME300は、ネットワーク通信部310、記憶部320及び処理部330を備える。
(1)ネットワーク通信部310
ネットワーク通信部310は、ネットワークから信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(2)記憶部320
記憶部320は、MME300の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部330
処理部330は、MME300の様々な機能を提供する。処理部330は、通信処理部331及び生成部333を含む。なお、処理部330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部330は、ネットワーク通信部310を介してeNBと通信する。
(4)実装
ネットワーク通信部310は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部320は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部330は、プロセッサなどを含んでもよい。
(5)技術的特徴
eNB100がUE10のためのMeNBとして動作している場合に、UE10のためのSeNB(即ち、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースをUE10に提供するSeNB)が、eNB200A(ソースSeNB)からeNB200B(ターゲットSeNB)に変更される。この場合に、MME300(通信処理部331)は、eNB200B(ターゲットSeNB)のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、eNB100(MeNB)から受信する。例えば、MME300(通信処理部331)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する。例えば、MME300(生成部333)は、上記第2のメッセージを生成する。
これにより、例えば、デュアルコネクティビティのケース(具体的には、SeNBの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(a)コアネットワークノード
例えば、上記コアネットワークノードは、S−GW20である。
(b)eNB100から受信される第1のメッセージ
eNB100から受信される上記第1のメッセージについては、eNB100の構成例に関連して上述したとおりである。
(c)コアネットワークノードへ送信される第2のメッセージ
上記コアネットワークノードへ送信される上記第2のメッセージは、例えば、MODIFY BEARER REQUESTメッセージである。
当然ながら、MME300により送信される上記第2のメッセージはこの例に限定されない。MME300により送信される上記第2のメッセージは他の種類のメッセージであってもよい。
(d)アドレス情報及びトランスポート識別情報
例えば、上記アドレス情報は、IPアドレスであり、上記トランスポート識別情報は、UDPポート番号である。
なお、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報についてのより詳細な説明は、eNB100の技術的特徴として上述したとおりである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
<3.5.処理の流れ>
次に、図19を参照して、第1の実施形態に係る処理の流れを説明する。図19は、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。
この例では、eNB100がUE10のためのMeNBとして動作している場合に、UE10のためのSeNBが、eNB200A(ソースSeNB)からeNB200B(ターゲットSeNB)に変更される。よって、ここでは、eNB100、eNB200A及びeNB200Bは、それぞれMeNB100、S−SeNB200A及びT−SeNB200Bと表記される。
(S401)
まず、eNB間でのX2リンクが確立される。とりわけ、MeNB100とT−SeNB200Bとの間でX2リンクが確立される。
3GPP TS36.300 V13.0.0によれば、X2リンクは、eNB間で直接的に確立され、又は、X2GWを介して間接的に確立される。
また、X2リンクは、オペレータにより手動で確立されることも可能である。あるいは、X2リンクは、3GPP TS36.300の22章で定められているSON(Self-Organization Network)により自動的に確立されることも可能である。SONは、ネットワークの自動最適化アルゴリズムである。
以上の点を考慮すると、X2リンクを確立する4つの手法が存在する。
(A)3GPP TS36.300 V13.0.0の22.3.6章に定められているTNL address discoveryにより、自動でeNB間に直接的にX2リンクを確立する手法(S401A)
(B)手動でeNB間に直接的にX2リンクを確立する手法(S401B)
(C)3GPP TS36.300 V13.0.0の4.6.6.1章に定められているEnhanced TNL address discoveryにより、自動でeNB間にX2GWを介して間接的にX2リンクを確立する手法(S401C)
(D)手動でeNB間にX2GWを介して間接的にX2リンクを確立する手法(S401D)
上述した4つの手法(A〜D)では、MeNB100及びT−SeNB200Bのいずれも、X2リンクを確立する処理を開始できるが、ここではMeNB100が当該処理を開始するものとする。また、MeNB100とS−SeNB200Aとの間のX2リンク、及び、S−SeNB200AとT−SeNB200Bとの間のX2リンクも、上述した4つの手法のいずれかで確立されるが、ここでは説明を省略する。
−S401A
TNL address discoveryを実行する契機が発生すると、MeNB100は、3GPP TS36.413 V13.0.0に定義されているS1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージをMME300へ送信する。S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージは、SON Configuration Transfer IEを含み、SON Configuration Transfer IEは、X2 TNL Configuration Info IE(図13を参照)を含む。さらに、X2 TNL Configuration Info IEは、Tunnel Information for BBF IE(図14を参照)を含む。例えば、Tunnel Information for BBF IEは、MeNB100のローカルIPアドレス(即ち、パブリックIPアドレス又はグローバルIPアドレス)及びUDPポート番号を含む。
MME300は、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージの受信に応じて、S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージをT−SeNB200Bへ送信する。S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージは、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージに含まれていたSON Configuration Transfer IEを含む。即ち、SON Configuration Transfer IEが、MME300を介してMeNB100からT−SeNB200Bへ送信される。これにより、T−SeNB200Bは、MeNB100のローカルIPアドレス及びUDPポート番号を知ることが可能になる。
さらに、T−SeNB200Bは、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージをMME300へ送信する。S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージは、上述したような情報要素(IE)を含むが、ここではT−SeNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。
MME300は、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージの受信に応じて、S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージをMeNB100へ送信する。S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージは、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージに含まれていたSON Configuration Transfer IEを含む。即ち、SON Configuration Transfer IEが、MME300を介してT−SeNB200BからMeNB100Bへ送信される。これにより、MeNB100は、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を知ることが可能になる。
−S401B
MeNB100は、オペレータによる設定(例えば、(宛先としての)T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号の設定)に基づいて、3GPP TS36.423 V13.0.0に定義されているX2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージ(図15を参照)をT−SeNB200Bへ送信する。X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージは、MeNBのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。これにより、T−SeNB200Bは、MeNB100のローカルIPアドレス及びUDPポート番号を知ることが可能になる。
T−SeNB200Bは、3GPP TS36.423 V13.0.0に定義されているX2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージ(図16を参照)をMeNB100へ送信する。X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージは、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。これにより、MeNB100は、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を知ることが可能になる。
なお、上述した処理とは反対に、T−SeNB200Bが、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージ(図15を参照)をMeNB100へ送信し、MeNB100が、X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージ(図16を参照)をT−SeNB200Bへ送信してもよい。
−S401C
ステップS401Cは、MeNB100とX2GWとの間のX2APメッセージの処理、及びX2GWとT−SeNB200Bとの間のX2APメッセージの処理(即ち、3GPP TS36.300 V13.0.0の22.3.6.1章の手続きに追加された処理)を除き、ステップS401Aと同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
−S401D
MeNB100は、3GPP TS36.423 V13.0.0に定義されているX2AP:X2AP MESSAGE TRANSFERメッセージをX2GW(T−SeNB200B)へ送信する。X2AP MESSAGE TRANSFERメッセージは、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージ(図15を参照)を含む。即ち、MeNB100は、X2GWを介して、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージをT−SeNB200Bへ送信する。X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージは、MeNB100のローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。これにより、T−SeNB200Bは、MeNB100のローカルIPアドレス及びUDPポート番号を知ることが可能になる。
T−SeNB200Bは、3GPP TS36.423 V13.0.0に定義されているX2AP:X2AP MESSAGE TRANSFERメッセージをX2GW(MeNB100)へ送信する。X2AP MESSAGE TRANSFERメッセージは、X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージ(図16を参照)を含む。即ち、T−SeNB200Bは、X2GWを介して、X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージをMeNB100へ送信する。X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージは、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。これにより、MeNB100は、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を知ることが可能になる。
なお、上述した処理とは反対に、T−SeNB200Bが、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージ(図15を参照)をMeNB100へ送信し、MeNB100が、X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージ(図16を参照)をT−SeNB200Bへ送信してもよい。
−補足
ステップS401の完了後のいずれかのタイミングで、UE10のデュアルコネクティビティが開始される。より具体的には、UE10は、MeNB100及びS−SeNB200Aの両方と通信し始める。
(S411)
MeNB100は、X2AP:SENB ADDITION REQUESTメッセージをT−SeNB200Bへ送信する。これにより、MeNB00は、UE10のためのリソースの割当てをT−SeNB200Bに要求する。
(S413)
T−SeNB200Bは、X2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをMeNB100へ送信する。これにより、T−SeNB200Bは、UE10のためのリソースを割り当てたことをMeNB100に通知する。
なお、X2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、図17に示されるような情報要素を含んでもよく、とりわけTunnel Information for BBF IEを含んでもよい。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、図14に示されるような情報要素を含んでもよい。
(S415)
MeNB100は、X2AP:SENB RELEASE REQUESTメッセージをS−SeNB200Aへ送信する。これにより、S−SeNB200Aは、UE10のためのリソースを解放する。
(S417)
MeNB10は、新たなコンフィギュレーションを適用するようにUE10に指示する。
(S419)
UE10は、新たなコンフィギュレーションを適用したことをMeNB100に通知する。
(S421)
MeNB100は、X2AP:SENB RECONFIGURATION COMPLETEメッセージをT−SeNB200Bへ送信する。これにより、MeNB100は、RRC connection reconfiguration手続きの成功をT−SeNB200Bに通知する。
(S423)
UE10は、T−SeNB200Bと同期をとる。
(S425−S429)
S−SeNB200AからT−SeNB200Bへデータが転送される。
(S431)
−SCGベアラがあるケース
UE10及びS−SeNB200AについてのSCGベアラがある場合に(即ち、SCGベアラオプションが設定されている場合に)、MeNB100は、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージ(図11を参照)をMME300へ送信する。
S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージは、Tunnel Information for BBF IEを含む。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。
−SCGベアラがないケース(スプリットベアラのみがあるケース)
UE10及びS−SeNB200AについてのSCGベアラはなく、スプリットベアラのみがある場合には(即ち、SCGベアラオプションが設定されていない場合には)、3GPP TS36.300 v13.0.0によれば、MeNB100は、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージをMME300へ送信しない。しかし、第1の実施形態では、例えば、MeNB100は、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージをMME300へ送信する。
S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージは、Tunnel Information for BBF IEを含む。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。
(S433)
第1の実施形態では、UE10及びS−SeNB200AについてのSCGベアラの有無によらず、MME100は、MODIFY BEARER REQUESTメッセージをS−GW20へ送信する。
なお、S−GW20は、上記SCGベアラがある場合には、データパスの更新を行い、上記SCGベアラがない場合には(即ち、スプリットベアラのみがある場合には)、データパスの更新を行わない。
(S435)
S−GW20は、Modify Bearer Requestメッセージ(T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む)をP−GW30へ送信する。
(S437)
P−GW30は、IP−CAN session modification requestメッセージ(T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む)をPCRF40へ送信する。
(S439)
PCRF40は、FBA50との間でGateway control and QoS Rule provisioning手続き(T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号の送受信を含む)を実行する。FBA50は、PCRF40から受信したT−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号に対応する回線に、DSCPに変換されたQoS情報を適用する。
例えば、FBA50は、T−SeNB200Bが接続される回線についての帯域制御を行う。一例として、上記回線について、図1に示されるように、3GPPシステムの利用者が使用している基地局のために確保している帯域(帯域93)の上限値が調整され得る。別の例として、上記回線について、図2に示されるように、3GPPシステムの利用者を新たに受け入れ可能な帯域(帯域95)が減らされ得る。
これにより、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が可能になる。
なお、FBA50が行う処理は、例えば、Broadband forumのTR−203及び/又はTR−134等の勧告に従う。
(S441)
PCRF40は、IP−CAN session modification AcknowledgeメッセージをP−GW30へ送信する。
(S443)
P−GW30は、Modify Bearer ResponseをS−GW20へ送信する。
(S445)
S−GW20は、Modify Bearer ResponseメッセージをMME300へ送信する。
(S447−S449)
SCGベアラがある場合には、データパスの更新のための処理が行われる。SCGベアラがない場合には、当該処理は実行されない。
(S451)
MME300は、S1AP:E−RAB MODIFICATION CONFIRMメッセージをMeNB100へ送信する。
(S453)
MeNB100は、X2AP:UE CONTEXT RELEASEメッセージをS−SeNB200Aへ送信する。これにより、S−SeNB200Aは、UEコンテキストを解放する。
以上、第1の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を説明した。上述した例では、ステップS445の後にステップS447が実行されるが、ステップS447は、ステップS433の後の任意のタイミングで実行され得る。
第1の実施形態の上述した例では、Tunnel Information for BBF IEを新たな情報要素として含むX2AP:SETUP REQUESTメッセージ、X2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージ、X2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージ、S1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージ、及び、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージが使用される。しかし、これらのメッセージは例示にすぎず、IPアドレス及びUDPポート番号(例えば、Tunnel Information for BBF IE)を含む他のメッセージが使用されてもよい。
<3.6.変形例>
続いて、図20を参照して、第1の実施形態の変形例を説明する。
(1)第1の変形例
ネットワークノード(例えば、eNB100、eNB200、MME300、S−GW20、P−GW30及び/又はPCRF40)は、個別のハードウェアで構成されるのではなく、VNF(Virtualized Network Function)として仮想マシン上で動作してもよい。即ち、NFV(Network Function Virtualization)が使用されてもよい。仮想マシン上でVFNとして動作するネットワークノードは、MANO(Management and Orchestration)と呼ばれる機能により管理及び編成されてもよい。
例えば、セルラーネットワークのネットワークノード(例えば、eNB100、eNB200、MME300、S−GW20、P−GW30及び/又はPCRF40)のVNFを管理するMANOが、FBA50の構成要素であるSDN(Software-Defined Network)コントローラも管理する。この場合には、FBA50の帯域制御は、VFNであるPCRF50ではなく、MANOにより行われてもよい。
(2)第2の変形例
PCRF40に相当する機能が、RAN(Radio Access Network)に存在してもよい。この場合に、PCRF40ではなく、RANが、固定ブロードバンドアクセスネットワーク(FBA50)の制御(例えば、帯域制御)を行ってもよい。
この場合に、eNB100は、MME300ではなく、上記機能を有するノードへ、上記第1のメッセージを送信してもよい。あるいは、MME300は、S−GW20ではなく、上記機能を有するノードへ、上記第2のメッセージを送信してもよい。
(3)第3の変形例
例えば、3GPP R2−153972において、LTE−WLAN(Wireless Local Area Network)アグリゲーション(LWA)が提案されている。LWAでは、UEは、LTEとWLANの両方を使用して通信する。
LWAのケースでは、LTEのみでデータが送信されるMCGベアラ、LTE及びWLANの両方でデータが送信されるスプリットベアラ、及び、WLANのみでデータが送信されるスイッチトベアラ(Switched bearer)がある。スプリットベアラ又はスイッチトベアラが使用される場合には、eNBは、Xwインターフェースを介してデータをWLANへ送信される。
XwインターフェースがFBA50(又はPCRF40に接続される他のネットワーク)を介する場合には、第1の実施形態の上述した例(即ち、デュアルコネクティビティの例)と同様の手法が、LWAのケースにも適用されてもよい。これにより、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のUEの収容数の適正化が可能になり得る。
(a)システムの構成例
図20は、第1の実施形態の第3の変形例に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。図20を参照すると、当該システムは、eNB100、WLAN Termination(WT)201A、WT201B、WLAN AP203A、WLAN AP203B、及びMME300を含む。さらに、上記システムは、UE10、S−GW20、P−GW30、PCRF40及びFBA50を含む。
WT201A及びWT201Bの区別が必要ない場合には、WT201A及びWT201Bの各々は、単にWT201と呼ばれ得る。同様に、WLAN AP203A及びWLAN AP203Bの区別が必要ない場合には、WLAN AP203A及びWLAN AP203Bの各々は、単にWLAN AP203と呼ばれ得る。
例えば、WT201は、Xwインターフェースを終端する。
例えば、WLAN AP203は、WLANモビリティセット(即ち、1つ以上のWLAN APのセット)に属する。当該WLANモビリティセットは、共通のWT201を共有する。例えば、WLAN AP203Aは、第1のWLANモビリティセットに属し、当該第1のWLANモビリティセットは、WT201Aを共有する。例えば、WLAN AP203Bは、第2のWLANモビリティセットに属し、当該第2のWLANモビリティセットは、WT201Bを共有する。
UE10は、LWAをサポートし、eNB100及びWLAN AP203と通信可能である。とりわけこの例では、まず、UE10は、LWAで、eNB100及びWLAN AP203Aと通信している。その後、例えば、UE10の移動に伴い、UE10が通信するAPが、WLAN AP203A(S−AP)からWLAN AP203B(T−AP)に変更される。その結果、UE10は、eNB100及びWLAN AP203Bと通信するようになる。
(b)技術的特徴
例えば、eNB100が通信するUE10と通信するWLAN AP(即ち、LTE−WLANアグリゲーションのWLAN AP)が、WLAN AP203AからWLAN AP203Bに変更される。この場合に、eNB100(第2通信処理部143)は、WLAN AP203Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、コアネットワークノード(例えば、MME300)へ送信する。例えば、eNB100(生成部145)は、上記第1のメッセージを生成する。
例えば、MME300(通信処理部331)は、上記第1のメッセージをeNB100から受信する。そして、MME300(通信処理部331)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、コアネットワークノード(例えば、S−GW20)へ送信する。例えば、MME300(生成部333)は、上記第2のメッセージを生成する。
例えば、WLAN AP203B(通信処理部)は、WLAN AP203Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第3のメッセージを、(例えばWT201Bを介して)eNB100へ送信する。例えば、WLAN AP203B(生成部)は、上記第3のメッセージを生成する。あるいは、WT201B(通信処理部)が、WLAN AP203Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第3のメッセージを、eNB100へ送信してもよい。例えば、WT201B(生成部)が、上記第3のメッセージを生成してもよい。
これにより、例えば、LTE−WLANアグリゲーションのケース(具体的には、WLAN APの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図21〜図25を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。
<4.1.システムの構成例>
図21を参照して、第2の実施形態に係るシステム2の構成の例を説明する。図21は、第2の実施形態に係るシステム2の概略的な構成の一例を示す説明図である。図21を参照すると、システム2は、端末装置11、基地局500、無線通信装置600A、無線通信装置600B、第1コアネットワークノード700及び第2コアネットワークノード60を含む。なお、無線通信装置600A及び無線通信装置600Bの区別が必要ない場合には、無線通信装置600A及び無線通信装置600Bの各々は、単に無線通信装置600と呼ばれ得る。
例えば、端末装置11はUEであり、基地局500はeNBであり、第1コアネットワークノード700はMMEであり、第2コアネットワークノード60はS−GWである。
とりわけ、端末装置11は、基地局500及び無線通信装置600と通信可能である。換言すると、無線通信装置600は、基地局500が通信する端末装置11と通信可能である。
例えば、端末装置11の移動に伴い、基地局500が通信する端末装置11と通信する無線通信装置が、無線通信装置600Aから無線通信装置600Bに変更され得る。
(1)第1のケース
例えば、端末装置11は、デュアルコネクティビティをサポートする。
例えば、無線通信装置600は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置11に提供するセカンダリ基地局として動作可能な基地局である。具体的には、例えば、無線通信装置600は、SeNBとして動作可能なeNBである。一例として、無線通信装置600は、ホームeNBであるが、この例に限定されない。
例えば、基地局500は、上記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局として動作可能である。具体的には、例えば、基地局500は、MeNBとして動作可能なeNBである。
例えば、端末装置11の移動に伴い、端末装置11のためのセカンダリ基地局が、無線通信装置600Aから無線通信装置600Bに変更され得る。
(2)第2のケース
端末装置11は、異なる無線アクセス技術のアグリゲーションをサポートしてもよい。当該アグリゲーションは、LTE−WLANアグリゲーション(LWA)であってもよい。
無線通信装置600は、基地局500とは異なる無線アクセス技術を使用するアクセスポイント(AP)であってもよい。具体的には、無線通信装置600は、WLAN APであってもよい。この場合に、無線通信装置600は、WLAN Termination(WT)を介して基地局500と通信してもよい。
無線通信装置600Aは、第1のモビリティセットに属する第1のAPであってもよく、無線通信装置600Bは、上記第1のモビリティセットとは異なる第2のモビリティセットに属する第2のAPであってもよい。上記第1のモビリティセットは第1のWTを共有してもよく、上記第2のモビリティセットは第2のWTを共有してもよい。
端末装置11の移動に伴い、基地局500が通信する端末装置11と通信するAPが、無線通信装置600Aから無線通信装置600Bに変更されてもよい。
<4.2.基地局の構成例>
次に、図22を参照して、第2の実施形態に係る基地局500の構成の例を説明する。図22は、第2の実施形態に係る基地局500の概略的な構成の例を示すブロック図である。図22を参照すると、基地局500は、通信処理部503を備える。通信処理部503は、プロセッサ等により実装され得る。
例えば、基地局500が通信する端末装置11と通信する無線通信装置が、無線通信装置600Aから無線通信装置600Bに変更される。この場合に、基地局500(通信処理部503)は、無線通信装置600Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、第1コアネットワークノード700へ送信する。
これにより、例えば、より多くのケースにおいて固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、より多くのケースにおいて、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(1)第1のケース
上述したように、例えば、無線通信装置600は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置11に提供するセカンダリ基地局(例えば、SeNB)として動作可能な基地局であり、基地局500は、上記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局(例えば、MeNB)として動作可能である。
このケースについての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第1の実施形態において説明されたeNB100の技術的特徴は、基地局500の技術的特徴としても適用され得る。
このようなデュアルコネクティビティのケース(具体的には、セカンダリ基地局の変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御が行われ得る。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(2)第2のケース
上述したように、無線通信装置600は、基地局500とは異なる無線アクセス技術を使用するAP(例えば、WLAN AP)であってもよい。
このケースについての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第1の実施形態の第3の変形例における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第1の実施形態の第3の変形例において説明されたeNB100の技術的特徴は、基地局500の技術的特徴としても適用され得る。
このような異なる無線アクセス技術のアグリゲーション(例えば、LTE−WLANアグリゲーション)のケース(例えば、WLAN APの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御が行われ得る。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
<4.3.無線通信装置の構成例>
次に、図23を参照して、第2の実施形態に係る無線通信装置600の構成の例を説明する。図23は、第2の実施形態に係る無線通信装置600の概略的な構成の例を示すブロック図である。図23を参照すると、無線通信装置600は、通信処理部603を備える。通信処理部603は、プロセッサ等により実装され得る。
無線通信装置600(通信処理部603)は、無線通信装置600のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、例えば基地局500へ送信する。あるいは、無線通信装置600(通信処理部603)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を基地局500へ転送するコアネットワークノード(例えば、第1コアネットワークノード700)へ、上記メッセージを送信してもよい。
これにより、例えば、基地局500が無線通信装置600のアドレス情報及びトランスポート識別情報を知ることが可能になる。その結果、固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御が行われ得る。
(1)第1のケース
上述したように、例えば、無線通信装置600は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置11に提供するセカンダリ基地局(例えば、SeNB)として動作可能な基地局であり、基地局500は、上記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局(例えば、MeNB)として動作可能である。
このケースについての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第1の実施形態において説明されたeNB200の技術的特徴は、無線通信装置600の技術的特徴としても適用され得る。
(2)第2のケース
上述したように、無線通信装置600は、基地局500とは異なる無線アクセス技術を使用するAP(例えば、WLAN AP)であってもよい。
このケースについての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第1の実施形態の第3の変形例における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第1の実施形態の第3の変形例において説明されたWLAN AP203の技術的特徴は、無線通信装置600の技術的特徴としても適用され得る。
<4.4.第1コアネットワークノードの構成例>
次に、図24を参照して、第2の実施形態に係る第1コアネットワークノード700の構成の例を説明する。図24は、第2の実施形態に係る第1コアネットワークノード700の概略的な構成の例を示すブロック図である。図24を参照すると、第1コアネットワークノード700は、通信処理部701を備える。通信処理部701は、プロセッサ等により実装され得る。
例えば、基地局500が通信する端末装置11と通信する無線通信装置が、無線通信装置600Aから無線通信装置600Bに変更される。この場合に、第1コアネットワークノード700(通信処理部701)は、無線通信装置600Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、基地局500から受信する。そして、第1コアネットワークノード700(通信処理部701)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、第2コアネットワークノード60へ送信する。
これにより、例えば、より多くのケースにおいて固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、より多くのケースにおいて、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(1)第1のケース
上述したように、例えば、無線通信装置600は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置11に提供するセカンダリ基地局(例えば、SeNB)として動作可能な基地局であり、基地局500は、上記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局(例えば、MeNB)として動作可能である。
このケースについての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第1の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第1の実施形態において説明されたMME300の技術的特徴は、第1コアネットワークノード700の技術的特徴としても適用され得る。
このようなデュアルコネクティビティのケース(具体的には、セカンダリ基地局の変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御が行われ得る。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(2)第2のケース
上述したように、無線通信装置600は、基地局500とは異なる無線アクセス技術を使用するAP(例えば、WLAN AP)であってもよい。
このケースについての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第1の実施形態の第3の変形例における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第1の実施形態の第3の変形例において説明されたMME300の技術的特徴は、第1コアネットワークノード700の技術的特徴としても適用され得る。
このような異なる無線アクセス技術のアグリゲーション(例えば、LTE−WLANアグリゲーション)のケース(具体的には、アクセスポイントの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御が行われ得る。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
<4.5.処理の流れ>
次に、図25を参照して、第2の実施形態に係る処理の流れを説明する。図25は、第2の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。
(S801)
無線通信装置600は、無線通信装置600のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、基地局500へ送信する。
(S803)
基地局500が通信する端末装置11と通信する無線通信装置が、無線通信装置600Aから無線通信装置600Bに変更される。この場合に、基地局500は、無線通信装置600Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、第1コアネットワークノード700へ送信する。第1コアネットワークノード700は、当該第1のメッセージを基地局500から受信する。
(S805)
例えば、第1コアネットワークノード700は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、第2コアネットワークノード60へ送信する。
<4.6.変形例>
第2の実施形態では、例えば上述したように、第2のケースにおいては、無線通信装置600(例えば、WLAN AP)が、無線通信装置600のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、基地局500へ送信する。
一方、第2の実施形態の変形例として、無線通信装置600(例えば、WLAN AP)ではなく、無線通信装置600に対応する終端装置(例えば、WT)が、無線通信装置600のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、基地局500へ送信してもよい。
以上、第2の実施形態を説明した。なお、第1の実施形態の変形例は、第2の実施形態にも適用され得る。
<<5.第3の実施形態>>
続いて、図26〜図31を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。
<5.1.システムの構成例>
図26を参照して、第3の実施形態に係るシステム3の構成の例を説明する。図26は、第3の実施形態に係るシステム3の概略的な構成の一例を示す説明図である。図26を参照すると、システム3は、UE10、HNB70A、HNB70B、HNB−GW1100、SGSN1200、S−GW20、P−GW30、PCRF40及びFBA50を含む。なお、HNB70A及びHNB70Bの区別が必要ない場合には、HNB70A及びHNB70Bの各々は、単にHNB70と呼ばれ得る。
UE10は、HNB70及びHNB−GW1100を介してSGSN1200と通信する。この例では、まず、UE10は、HNB70Aと通信している。その後、例えば、UE10の移動に伴い、UE10と通信するHNBが、HNB70A(S−HNB(Serving Home Node B))からHNB70B(T−HNB(Target Home Node B))に変更される。即ち、HNB70AからHNB70BへのUE10のハンドオーバが行われる。
HNB70は、FBA50を介してHNB−GW1100と接続されている。また、HNB70は、Iuhインターフェースを介してHNB−GW1100と接続されている。HNB70は、HNB−GW1100によりサービスを提供される。
例えば、HNB70A及びHNB70Bは、Iurhインターフェースを介して互いに接続されており、(例えば図6及び図7に示されるような)ハンドオーバの実行時にIurhインターフェースを介して直接的に通信する。あるいは、Iurhインターフェースは存在せず、HNB70A及びHNB70Bは、(例えば図6及び図7に示されるような)ハンドオーバの実行時にHNB−GW1100を介して間接的に通信してもよい。
HNB−GW1100は、Iu−PSインターフェースを介してSGSN1200と接続されている。SGSN1200は、S4インターフェースを介してS−GW20と接続されている。S−GW20は、S5インターフェースを介してP−GW30と接続されている。
PCRFは、ネットワークにポリシーを設定するノードであり、Gxインターフェースを介してP−GW30と接続され、S9aインターフェースを介してFBA50と接続されている。
<5.2.HNB−GWの構成例>
次に、図27及び図28を参照して、第3の実施形態に係るHNB−GW1100の構成の例を説明する。図27は、第3の実施形態に係るHNB−GW1100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図27を参照すると、HNB−GW1100は、ネットワーク通信部1110、記憶部1120及び処理部1130を備える。
(1)ネットワーク通信部1110
ネットワーク通信部1110は、ネットワークから信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(2)記憶部1120
記憶部1120は、HNB−GW1100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部1130
処理部1130は、HNB−GW1100の様々な機能を提供する。処理部1130は、通信処理部1131及び生成部1133を含む。なお、処理部1130は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部1130は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部1130(通信処理部1131)は、ネットワーク通信部1110を介して他のネットワークノード(例えば、HNB70及びSGSN1200等)と通信する。
(4)実装
ネットワーク通信部1110は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部1120は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部1130は、プロセッサなどを含んでもよい。
(5)技術的特徴
例えば、UE10と通信するHNBが、HNB70AからHNB70Bに変更される。この場合に、HNB−GW1100(通信処理部1131)は、HNB70Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信する。例えば、HNB−GW1100(生成部1133)は、上記メッセージを生成する。
これにより、例えば、ホームアクセスネットワークのケース(具体的には、同じHNB−GWにサービスを提供されるHNB間でのハンドオーバのケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(a)コアネットワークノード
例えば、上記コアネットワークノードは、SGSN1200である。
(b)トンネル情報
例えば、上記メッセージは、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含むトンネル情報を含む。より具体的には、例えば、当該トンネル情報は、Tunnel Information for BBF IEである。Tunnel Information for BBF IEは、IPアドレス(アドレス情報)及びUDPポート番号(トランスポート識別情報)を含む。
(c)メッセージ
例えば、上記メッセージは、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージである。
図28は、第3の実施形態に係るRANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージの例を説明するための説明図である。図28を参照すると、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージに含まれる情報要素(IE)が示されている。とりわけ、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージは、IPアドレス(アドレス情報)及びUDPポート番号(トランスポート識別情報)を含むTunnel Information for BBF IEを含む。
なお、HNB−GW1100(生成部1133)は、上記メッセージを自ら生成する代わりに、上記メッセージを他のノード(例えば、HNB70等)から取得してもよい。
(d)アドレス情報及びトランスポート識別情報
−アドレス情報
例えば、上記アドレス情報は、(OSI参照モデルの)ネットワークレイヤ又は(TCP/IPの)インターネットレイヤの識別情報(アドレス)である。具体的には、例えば、上記アドレス情報は、IPアドレスである。さらに、例えば、当該IPアドレスは、パブリックIPアドレス(又はグローバルIPアドレス)である。例えば、3GPP TS23.139に記載されているように、上記IPアドレスは、no−NATケースでBBFドメインによりHNB70B(即ち、ターゲットHNB)にアサインされたパブリックIPアドレス、又は、NATを行う RG(即ち、NATed RG)にBBFドメインによりアサインされたパブリックIPアドレスであって、HNB70Bのために使用される当該パブリックIPアドレスである。なお、上記IPアドレスは、3GPPの仕様においては「ローカルIPアドレス」又は「H(e)NBローカルIPアドレス」と呼ばれ得る。
−トランスポート識別情報
例えば、上記トランスポート識別情報は、(OSI参照モデル又はTCP/IPの)トランスポートレイヤの識別情報である。具体的には、例えば、上記トランスポート識別情報は、UDPポート番号である。
−提供先
例えば、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報は、FBA50に提供される情報である。より具体的には、例えば、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報は、PCRF40からFBA50に提供される情報である。これにより、例えば、帯域制御が行われ得る。
<5.3.SGSNの構成例>
次に、図29を参照して、第3の実施形態に係るSGSN1200の構成の例を説明する。図29は、第3の実施形態に係るSGSN1200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図29を参照すると、SGSN1200は、ネットワーク通信部1210、記憶部1220及び処理部1230を備える。
(1)ネットワーク通信部1210
ネットワーク通信部1210は、ネットワークから信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(2)記憶部1220
記憶部1220は、SGSN1200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部1230
処理部1230は、SGSN1200の様々な機能を提供する。処理部1230は、通信処理部1231及び生成部1233を含む。なお、処理部1230は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部1230は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部1230(通信処理部1231)は、ネットワーク通信部1210を介して他のネットワークノード(例えば、HNB−GW1100及びS−GW20等)と通信する。
(4)実装
ネットワーク通信部1210は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部1220は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部1230は、プロセッサなどを含んでもよい。
(5)技術的特徴
例えば、UE10と通信するHNBが、HNB70AからHNB70Bに変更される。即ち、HNB70AからHNB70BへのUE10のハンドオーバが行われる。この場合に、SGSN1200(通信処理部1231)は、HNB70Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、HNB−GW1100から受信する。例えば、SGSN1200(通信処理部1231)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する。例えば、SGSN1200(生成部1233)は、上記第2のメッセージを生成する。
これにより、例えば、ホームアクセスネットワークのケース(具体的には、同じHNB−GWにサービスを提供されるHNB間でのハンドオーバのケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(a)コアネットワークノード
例えば、上記コアネットワークノードは、S−GW20である。
(b)HNB−GW1100から受信される第1のメッセージ
HNB−GW1100から受信される上記第1のメッセージについては、HNB−GW1100の構成例に関連して上述したとおりである。
(c)コアネットワークノードへ送信される第2のメッセージ
上記コアネットワークノードへ送信される上記第2のメッセージは、例えば、MODIFY BEARER REQUESTメッセージである。
(d)アドレス情報及びトランスポート識別情報
例えば、上記アドレス情報は、IPアドレスであり、上記トランスポート識別情報は、UDPポート番号である。
−提供先
なお、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報についてのより詳細な説明は、HNB−GW1100の技術的特徴として上述したとおりである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
<5.4.処理の流れ>
次に、図30及び図31を参照して、第3の実施形態に係る処理の流れを説明する。
(1)第1の例
図30は、第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの第1の例を示すシーケンス図である。当該第1の例は、HNB70AとHNB70Bとの間にIurhインターフェースがあるケースの例である。
この例では、UE10は、HNB70Aと通信しているが、UE10と通信するHNBが、HNB70AからHNB70Bに変更される。即ち、HNB70AからHNB70BへのUE10のハンドオーバが行われる。よって、ここでは、HNB70A及びHNB70Bは、それぞれ、S−HNB70A及びT−HNB70Bと表記される。なお、当該ハンドオーバ後に、RAB解放が起きないものとする。
(S1301)
S−HNB70Aは、UE10のアクセス権を確認する。UE10のアクセス権があれば、S−HNB70Aは、RNA:CONNECTメッセージ(RNSAP:ENHANCED RELOCATION REQUESTメッセージを含む)をT−HNB70Bへ送信する。
(S1303)
T−HNB70Bは、HNBAP:TNL UPDATE REQUESTメッセージをHNB−GW1100へ送信する。これにより、S−HNB70AからT−HNB70Bへ移されるRABに関するトランスポートネットワーク層の情報が更新される。
(S1305)
HNB−GW1100は、HNBAP:TNL UPDATE RESPONSEメッセージをT−HNB70Bへ送信する。
(S1307)
T−HNB70Bは、RNA:DIRECT TRANSFERメッセージ(RNSAP:ENHANCED RELOCATION RESPONSEメッセージを含む)をS−HNB70Aへ送信する。これにより、T−HNB70Bは、UE10のハンドオーバの準備が完了したことをS−HNB70Aに通知する。
(S1309)
S−HNB70Aは、RNA:DIRECT TRANSFERメッセージ(RNSAP:RELOCATION COMMITメッセージを含む)を送信する。これにより、UE10のT−HNB70Bへのハンドオーバが実行される。
(S1311)
UE10は、Layer 1でT−HNB70Bとの同期をとる。
(S1313)
UE10は、RRC:RADIO BEARER RECONFIGURATION COMPLETEメッセージをT−HNB70Bへ送信する。これにより、RRC Reconfiguration手続きが終了する。
(S1315)
T−HNB70Bは、HNBAP:RELOCATION COMPLETEメッセージをHNB−GW1100へ送信する。これにより、T−HNB70Bは、UE10のハンドオーバが成功したことをHNB−GW1100に通知する。HNB−GW1100は、U−planeをT−HNB70Bに切り替える。
(S1317)
HNB−GW1100は、T−HNB70BからのHNBAP:RELOCATION COMPLETEメッセージの受信により、UE10がS−HNB70AからT−HNB70Bにハンドオーバされたことを知る。そして、HNB−GW1100は、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージ(図28を参照)をSGSN1200へ送信する。
RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージは、Tunnel Information for BBF IEを含む。さらに、Tunnel Information for BBF IEは、T−HNB70BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む。
3GPP TS25.413 v11.2.0によれば、SGSNは、RANAP:RELOCATION COMMANDメッセージをS−HNBに送信し(即ち、ハンドオーバを実行するようにS−HNBに指示し)、その後、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージをT−HNB70Bから受信する。即ち、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージは、このような一連の処理の中で送受信される。一方、第3の実施形態に係るこの例では、T−HNB70BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号の通知のために、HNB−GW1100は、先立つ処理なしに、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージSGSN1200へ送信する。
なお、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージは一例にすぎず、T−HNB70BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を含む他の種類のメッセージ(例えば、他の種類のRANAPメッセージ)が、送信されてもよい。
(S1319)
SGSN1200は、T−HNB70BからのRANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージ(図28を参照)の受信により、UE10がS−HNB70AからT−HNB70Bにハンドオーバされたことを知る。また、SGSN1200は、RANAP RELOCATION COMPLETEメッセージに含まれている、T−HNB70BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号を取得する。そして、SGSN1200は、当該IPアドレス及び当該UDPポート番号を含むModify Bearer RequestメッセージをS−GW20へ送信する。
3GPP TS25.413 v11.2.0によれば、SGSNは、RANAP:RELOCATION COMMANDメッセージをS−HNBに送信し(即ち、ハンドオーバを実行するようにS−HNBに指示し)、その後、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージをT−HNB70Bから受信する。一方、第3の実施形態に係るこの例では、SGSN1200は、RANAP:RELOCATION COMMANDメッセージを送信することなく、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージを受信し、Modify Bearer Requestメッセージを送信する。
(S1321)
S−GW20は、Modify Bearer Requestメッセージ(T−HNB70BのローカルIPアドレスとUDPポート番号を含む)をP−GW30へ送信する。
(S1323)
P−GW30は、IP−CAN session modification requestメッセージ(T−HNB70BのローカルIPアドレスとUDPポート番号を含む)をPCRF40へ送信する。
(S1325)
PCRF40は、FBA50との間でGateway control and QoS Rule provisioning手続き(T−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号の送受信を含む)を実行する。FBA50は、PCRF40から受信したT−SeNB200BのローカルIPアドレス及びUDPポート番号に対応する回線に、DSCPに変換されたQoS情報を適用する。
例えば、FBA50は、T−SeNB200Bが接続される回線についての帯域制御を行う。一例として、上記回線について、図1に示されるように、3GPPシステムの利用者が使用している基地局のために確保している帯域(帯域93)の上限値が調整され得る。別の例として、上記回線について、図2に示されるように、3GPPシステムの利用者を新たに受け入れ可能な帯域(帯域95)が減らされ得る。
これにより、3GPPシステムの利用者の通信品質の維持/向上、及び/又は、基地局毎のRABの収容数の適正化が可能になる。
なお、FBA50が行う処理は、例えば、Broadband forumのTR−203及び/又はTR−134等の勧告に従う。
(S1327)
PCRF40は、IP−CAN session modification AcknowledgeメッセージをP−GW30へ送信する。
(S1329)
P−GW30は、Modify Bearer ResponseをS−GW20へ送信する。
(S1331)
S−GW20は、Modify Bearer ResponseメッセージをSGSN1200へ送信する。
(S1333)
HNB−GW1100は、HNBAP:UE−DEREGISTERメッセージをS−HNB70Aに送信する。これにより、HNB−GW1100は、ハンドオーバが成功したことS−HNB70Aに通知する。
(S1335)
S−HNB70Aは、RNA:DISCONNECTメッセージ(RNSAP:ENHANCED RELOCATION SIGNALLING TRANSFERメッセージを含む)をT−HNB70Bへ送信する。
以上、第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの第1例を説明した。この例では、ステップS1331の後にステップS1333が実行されるが、ステップS1333は、ステップS1315の後の任意のタイミングで実行され得る。
(2)第2の例
図31は、第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの第2の例を示すシーケンス図である。当該第2の例は、HNB70AとHNB70Bとの間にIurhインターフェースがないケースの例である。
この例では、UE10は、HNB70Aと通信しているが、UE10と通信するHNBが、HNB70AからHNB70Bに変更される。即ち、HNB70AからHNB70BへのUE10のハンドオーバが行われる。よって、ここでは、HNB70A及びHNB70Bは、それぞれ、S−HNB70A及びT−HNB70Bと表記される。なお、当該ハンドオーバ後に、RAB解放が起きないものとする。
(S1401)
UE10は、S−HNB70A及びHNB−GW1100を介して、アクティブなPS(Packet Switched)セッションをSGSN1200と確立している。
(S1403)
S−HNB70Aは、UE10のセッションをT−HNB70Bに移すことを決める。
(S1405)
S−HNB70Aは、RNA:DIRECT TRANSFERメッセージ(RANAP:RELOCATION REQUIREDメッセージを含む)をHNB−GW1100へ送信する。
(S1407)
HNB−GW1100は、RANAP:RELOCATION REQUESTメッセージを生成する。
(S1409)
HNB−GW1100は、RANAP:RELOCATION REQUESTメッセージをT−HNB70Bへ送信する。T−HNB70Bは、ハンドオーバのためのリソースを割り当てる。その後、T−HNB70Bは、RANAP:RELOCATION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを送信する。
(S1411)
HNB−GW1100は、RUA:DIRECT TRANSFER(RANAP:RELOCATION COMMANDを含む)をS−HNB70Aへ送信する。
(S1413)
S−HNB70Aは、Physical Channel ReconfigurationをUE10に実行させる。
(S1415)
UE10は、Layer 1においてT−HNB70Bとの同期を行う。
(S1417)
T−HNB70Bは、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ(RANAP:RELOCATION DETECTメッセージを含む)をHNB−GW1100へ送信する。
(S1419)
UE10とT−HNB70Bの間のPhysical Channel Reconfigurationが完了する。
(S1421)
T−HNB70Bは、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ(RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージを含む)をHNB−GW1100へ送信する。
(S1423)
HNB−GW1100は、T−HNB70BからのRUA:DIRECT TRANSFERメッセージの受信により、UE10がS−HNB70AからT−HNB70Bにハンドオーバされたことを知る。そして、HNB−GW1100は、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージ(図28を参照)をSGSN1200へ送信する。
このステップのより具体的な説明は、例えば、上述したステップS1317についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
(S1425−S1437)
ステップS1425−S1437についての説明は、例えば、上述したステップS1319−S1331についての説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。
(S1439)
HNB−GW1100は、UE10がT−HNB70Bにハンドオーバされたことを知ると、RUA:DIRECT TRANSFERメッセージ(RANAP:IU RELEASE COMMANDメッセージを含む)をS−HNB70Aへ送信する。これにより、Iu release手続きが実行される。
(S1441)
S−HNB70Aは、RUA:DISCONECT(RANAP:IU RELEASE COMPLETEメッセージ)をHNB−GW1100へ送信する。これにより、S−HNB70Aは、HNB−GW1100によるIu release手続きを承認する。
(S1443)
HNB−GW1100は、HNBAP:UE DE−REGISGERメッセージをS−HNB70Aへ送信する。S−HNB70Aは、UE10に割り当てられたリソースを解放し、UE10に関連付けられた全てのコンテキスト情報を削除する。
以上、第3の実施形態に係る処理の概略的な流れの第2の例を説明した。この例では、ステップS1437の後にステップS1439が実行されるが、ステップS1439は、ステップS1421の後の任意のタイミングで実行され得る。
<5.5.変形例>
続いて、第3の実施形態の変形例を説明する。
(1)第1の変形例
ネットワークノード(例えば、HNB−GW1100、SGSN1200、S−GW20、P−GW30及び/又はPCRF40)は、個別のハードウェアで構成されるのではなく、VNFとして仮想マシン上で動作してもよい。即ち、NFVが使用されてもよい。仮想マシン上でVFNとして動作するネットワークノードは、MANOと呼ばれる機能により管理及び編成されてもよい。
例えば、セルラーネットワークのネットワークノード(例えば、HNB−GW1100、SGSN1200、S−GW20、P−GW30及び/又はPCRF40)のVNFを管理するMANOが、FBA50の構成要素であるSDNコントローラも管理する。この場合には、FBA50の帯域制御は、VFNであるPCRF50ではなく、MANOにより行われてもよい。
(2)第2の変形例
PCRF40に相当する機能が、RANに存在してもよい。この場合に、PCRF40ではなく、RANが、固定ブロードバンドアクセスネットワーク(FBA50)の制御(例えば、帯域制御)を行ってもよい。
この場合に、HNB−GW1100は、SGSN1200ではなく、上記機能を有するノードへ、上記(第1の)メッセージを送信してもよい。あるいは、SGSN1200は、S−GW20ではなく、上記機能を有するノードへ、上記第2のメッセージを送信してもよい。
(3)第3の変形例
第3の実施形態の上述した例では、第3の実施形態に係るシステム3は、HNB70、HNB−GW1100及びSGSN1200を含むが、第3の実施形態はこの例に限定されない。
例えば、システム3は、HNB70の代わりにHeNBを含み、当該HeNBは、HNB70の上述した動作と同様の動作を行ってもよい。
例えば、システム3は、HNB−GW1100の代わりにHeNB−GWを含み、当該HeNB−GWは、HNB−GW1100の上述した動作と同様の動作を行ってもよい。
例えば、システム3は、SGSN1200の代わりにMMEを含み、当該MMEは、HSGSN1200の上述した動作と同様の動作を行ってもよい。
これにより、例えば、LTE/LTE−Advancedのケース(具体的には、HeNBの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。
<<6.第4の実施形態>>
続いて、図32〜図35を参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。
<6.1.システムの構成例>
図32を参照して、第4の実施形態に係るシステム4の構成の例を説明する。図32は、第4の実施形態に係るシステム4の概略的な構成の一例を示す説明図である。図32を参照すると、システム4は、端末装置11、ホーム基地局80A、ホーム基地局80B、ホーム基地局ゲートウェイ1500、第1コアネットワークノード1600及び第2コアネットワークノード60を含む。なお、ホーム基地局80A及びホーム基地局80Bの区別が必要ない場合には、ホーム基地局80A及びホーム基地局80Bの各々は、単にホーム基地局80と呼ばれ得る。
例えば、ホーム基地局80はHNBであり、ホーム基地局ゲートウェイ1500はHNB−GWであり、第1コアネットワークノード1600はSGSNである。あるいは、ホーム基地局80はHeNBであってもよく、ホーム基地局ゲートウェイ1500はHeNB−GWであってもよく、第1コアネットワークノード1600はMMEであってもよい。さらに、例えば、端末装置11はUEであり、第2コアネットワークノード60はS−GWである。
とりわけ、ホーム基地局80A及びホーム基地局80Bは、ホーム基地局ゲートウェイ1500によりサービスを提供される。
例えば、端末装置11の移動に伴い、端末装置11と通信するホーム基地局が、ホーム基地局80Aからホーム基地局80Bに変更され得る。
<6.2.ホーム基地局ゲートウェイの構成例>
次に、図33を参照して、第4の実施形態に係るホーム基地局ゲートウェイ1500の構成の例を説明する。図33は、第4の実施形態に係るホーム基地局ゲートウェイ1500の概略的な構成の例を示すブロック図である。図33を参照すると、ホーム基地局ゲートウェイ1500は、通信処理部1501を備える。通信処理部1501は、プロセッサ等により実装され得る。
例えば、端末装置11と通信するホーム基地局が、ホーム基地局80Aからホーム基地局80Bに変更される。この場合に、ホーム基地局ゲートウェイ1500(通信処理部1501)は、ホーム基地局80Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、第1コアネットワークノード1200へ送信する。
これにより、例えば、ホームアクセスネットワークのケース(具体的には、同じホーム基地局ゲートウェイにサービスを提供されるホーム基地局間でのハンドオーバのケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
これらの点についての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第3の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第3の実施形態において説明されたHNB−GW1100の技術的特徴は、ホーム基地局ゲートウェイ1500の技術的特徴としても適用され得る。
<6.3.第1コアネットワークノードの構成例>
次に、図34を参照して、第4の実施形態に係る第1コアネットワークノード1600の構成の例を説明する。図34は、第4の実施形態に係る第1コアネットワークノード1600の概略的な構成の例を示すブロック図である。図34を参照すると、第1コアネットワークノード1600は、通信処理部1601を備える。通信処理部1601は、プロセッサ等により実装され得る。
例えば、端末装置11と通信するホーム基地局が、ホーム基地局80Aからホーム基地局80Bに変更される。この場合に、第1コアネットワークノード1600(通信処理部1601)は、ホーム基地局80Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、ホーム基地局ゲートウェイ1500から受信する。例えば、第1コアネットワークノード1600(通信処理部1601)は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、第2コアネットワークノード60へ送信する。
これにより、例えば、ホームアクセスネットワークのケース(具体的には、同じホーム基地局ゲートウェイにサービスを提供されるホーム基地局間でのハンドオーバのケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
これらの点についての具体的な説明は、例えば、ノード名及び符号等の相違を除き、第3の実施形態における説明と同じである。よって、ここでは重複する説明を省略する。即ち、第3の実施形態において説明されたSGSN1200の技術的特徴は、第1コアネットワークノード1600の技術的特徴としても適用され得る。
<6.4.処理の流れ>
次に、図35を参照して、第4の実施形態に係る処理の流れを説明する。図35は、第4の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。
(S1701)
端末装置11と通信するホーム基地局が、ホーム基地局80Aからホーム基地局80Bに変更される。この場合に、ホーム基地局ゲートウェイ1500は、ホーム基地局80Bのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む(第1の)メッセージを、第1コアネットワークノード1600へ送信する。第1コアネットワークノード1600は、当該(第1の)メッセージをホーム基地局ゲートウェイ1500から受信する。
(S1703)
例えば、第1コアネットワークノード1600は、上記アドレス情報及び上記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、第2コアネットワークノード60へ送信する。
以上、第4の実施形態を説明した。なお、第3の実施形態の変形例は、第4の実施形態にも適用され得る。
<<7.第5の実施形態>>
続いて、図36〜図39を参照して、本発明の第5の実施形態を説明する。
<7.1.システムの構成例>
図36を参照して、第5の実施形態に係るシステム5の構成の例を説明する。図36は、第5の実施形態に係るシステム5の概略的な構成の一例を示す説明図である。図36を参照すると、システム5は、UE10、C−RAN(Centralized/ Coordinated/ Collaborative/ Cloud Radio Access Network)2100、RRH(Remote Radio Head)2200A、RRH2200B、MME2300、S−GW20、P−GW30、PCRF40及びFBA50を含む。なお、RRH2200A及びRRH2200Bの区別が必要ない場合には、RRH2200A及びRRH2200Bの各々は、単にRRH2200と呼ばれ得る。
第5の実施形態では、RAN(Radio Access Network)は、eNBではなく、C−RAN2100及びRRH2200を含む。eNBは、RANの全てのレイヤの処理を担うが、C−RAN2100及びRRH2200は、これらのレイヤの処理を分担する。例えば、RRH2200は、下位レイヤ(例えば、レイヤ1)の処理を担い、C−RAN2100は、上位レイヤ(例えば、レイヤ2及びレイヤ3)の処理を担う。C−RAN2100及びRRH2200は、UE10と通信する。
例えば、C−RAN2100は、複数のRRH2200(例えば、RRH2200A及びRRH2200B)に接続され、当該複数のRRH2200を一元的に管理する。これにより、例えば、SON(Self-Organization Network)、CoMP(Coordinated Multi Point)送受信、CS(Centralized Scheduling)及び/又はeICIC(enhanced Inter-Cell Interference Coordination)等の実行時に、レイヤ1/2の処理をより効果的に行うことができる。
この例では、C−RAN2100は、FBA50を介してRRH2200と通信する。
PCRF40及びFBA50は、例えば、第1の実施形態及び/又は第3の実施形態と同様に動作する。また、S−GW20及びP−GW30も、第1の実施形態及び/又は第3の実施形態と同様に動作する。
例えば、UE10は、まず、RRH2200Aと通信している。その後、例えば、UE10の移動に伴い、UE10と通信するRRHが、RRH2200AからRRH2200Bに変更される。即ち、RRH2200AからRRH2200BへのUE10のハンドオーバが行われる。
なお、C−RAN2100は、他の名称を有する第1のRANノードであってもよく、RRH2200も、他の名称を有する第2のRANノードであってもよい。また、MME2300も、他の名称を有するコアネットワークノード(制御プレーンのノード)であってもよい。また、S−GW20も、他の名称を有するコアネットワークノード(ユーザプレーンのノード)であってもよい。また、PCRF40の代わりに、FBA50を制御する他のノードが存在してもよい。
<7.2.C−RANの構成例>
次に、図37を参照して、第5の実施形態に係るC−RAN2100の構成の例を説明する。図37は、第5の実施形態に係るC−RAN2100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図37を参照すると、C−RAN2100は、RRH通信部2110、ネットワーク通信部2120、記憶部2130及び処理部2149を備える。
(1)RRH通信部2110
無線通信部110は、RRH2200への信号を送信し、RRH2200からの信号を受信する。
(2)ネットワーク通信部2120
ネットワーク通信部2120は、ネットワーク(例えば、バックホール)から信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(3)記憶部2130
記憶部2130は、C−RAN2100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(4)処理部2140
処理部2140は、C−RAN2100の様々な機能を提供する。処理部2140は、第1通信処理部2141、第2通信処理部2143及び生成部2145を含む。なお、処理部2140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部2140(第1通信処理部2141)は、RRH通信部2110を介してRRH2200と通信し、RRH2200(及びRRH通信部2110)を介してUE10と通信する。例えば、処理部2140(第2通信処理部2143)は、ネットワーク通信部2120を介して他のネットワークノード(例えば、MME2300等)と通信する。
(5)実装
RRH通信部2110及びネットワーク通信部2120の各々は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部2130は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部2140は、ベースバンド(BB)プロセッサ及び/又は他のプロセッサなどを含んでもよい。
(6)技術的特徴
例えば、UE10と通信するRRHが、RRH2200AからRRH2200B変更される。この場合に、C−RAN2100(第2通信処理部2143)は、RRH2200B(即ち、ターゲットRRH)の通信識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノード(例えば、MME2300)へ送信する。例えば、C−RAN2100(生成部2145)は、上記メッセージを生成する。
これにより、例えば、C−RANのケース(具体的には、RRHの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(a)コアネットワークノード
例えば、上記コアネットワークノードは、MME2300である。なお、上記コアネットワークノードは、他の名称を有するコアネットワークノード(制御プレーンのノード)であってもよい。
(b)通信識別情報
例えば、上記通信識別情報は、RRH2200Bのアドレス及び/又はポート番号である。例えば、C−RAN2100は、CPRIインターフェース(又はそれと同等の役割を有する他のインターフェース)を介して上記通信識別情報を取得する。
例えば、上記通信識別情報は、FBA50に提供される情報である。より具体的には、例えば、上記通信識別情報は、PCRF40(又はFBA50を制御する他のノード)からFBA50に提供される情報である。これにより、例えば、帯域制御が行われ得る。
<7.3.MMEの構成例>
次に、図38を参照して、第5の実施形態に係るMME2300の構成の例を説明する。図38は、第5の実施形態に係るMME2300の概略的な構成の例を示すブロック図である。図38を参照すると、MME2300は、ネットワーク通信部2310、記憶部2320及び処理部2330を備える。
(1)ネットワーク通信部2310
ネットワーク通信部2310は、ネットワークから信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
(2)記憶部2320
記憶部2320は、MME2300の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。
(3)処理部2330
処理部2330は、MME2300の様々な機能を提供する。処理部2330は、通信処理部2331及び生成部2333を含む。なお、処理部2330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部2330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
例えば、処理部2330(通信処理部2331)は、ネットワーク通信部2310を介して他のネットワークノード(C−RAN2100及びS−GW20等)と通信する。
(4)実装
ネットワーク通信部2310は、ネットワークアダプタ又はネットワークインタフェースカードなどを含んでもよい。記憶部2320は、メモリ(例えば、不揮発性メモリ及び/若しくは揮発性メモリ)並びに/又はハードディスクなどを含んでもよい。処理部2330は、プロセッサなどを含んでもよい。
(5)技術的特徴
例えば、UE10と通信するRRHが、RRH2200AからRRH2200B変更される。この場合に、MME2300(通信処理部2331)は、RRH2200B(ターゲットRRH)の通信識別情報を含むメッセージを、C−RAN2100から受信する。例えば、MME2300(通信処理部2331)は、上記通信識別情報を含む他のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する。例えば、MME2300(生成部2333)は、上記他のメッセージを生成する。
これにより、例えば、C−RANのケース(具体的には、RRHの変更のケース)においても固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得することが可能になる。その結果、3GPPシステムの利用者の通信品質が維持/向上され、基地局毎のRABの収容数が適正化され得る。
(a)コアネットワークノード
例えば、上記コアネットワークノードは、S−GW20である。
(b)通信識別情報
上記通信識別情報については、C−RAN2100の構成例に関連して上述したとおりである。
<7.4.処理の流れ>
次に、図39を参照して、第5の実施形態に係る処理の流れを説明する。図39は、第5の実施形態に係る処理の概略的な流れの例を示すシーケンス図である。
(S2401)
UE10と通信するRRHが、RRH2200AからRRH2200Bに変更される。この場合に、C−RAN2100は、RRH2200Bの通信識別情報を含むメッセージを、MME2300へ送信する。
(S2403)
MME2300は、上記通信識別情報を含む他のメッセージを、他のコアネットワークノード(例えば、S−GW20)へ送信する。
その後、例えば、図19を参照して説明したステップS435〜S453(又はその一部)と同様の処理が行われ得る。
<7.5.変形例>
(1)第1の変形例
ネットワークノード(例えば、C−RAN2100、MME2300、S−GW20、P−GW30及び/又はPCRF40)は、個別のハードウェアで構成されるのではなく、VNFとして仮想マシン上で動作してもよい。即ち、NFVが使用されてもよい。仮想マシン上でVFNとして動作するネットワークノードは、MANOと呼ばれる機能により管理及び編成されてもよい。
例えば、セルラーネットワークのネットワークノード(例えば、C−RAN2100、MME2300、S−GW20、P−GW30及び/又はPCRF40)のVNFを管理するMANOが、FBA50の構成要素であるSDNコントローラも管理する。この場合には、FBA50の帯域制御は、VFNであるPCRF50ではなく、MANOにより行われてもよい。
(2)第2の変形例
PCRF40に相当する機能が、RANに存在してもよい。この場合に、PCRF40ではなく、RANが、固定ブロードバンドアクセスネットワーク(FBA50)の制御(例えば、帯域制御)を行ってもよい。
この場合に、C−RAN2100は、MME2300ではなく、上記機能を有するノードへ、上記メッセージを送信してもよい。あるいは、MME2300は、S−GW20ではなく、上記機能を有するノードへ、上記他のメッセージを送信してもよい。
<<8.他の実施形態>>
本発明の実施形態は、上述した第1〜第5の実施形態に限定されない。
例えば、システムは、端末装置、第1の無線通信装置、第2の無線通信装置、管理装置、及びコアネットワークノードを含んでもよい。
上記第1の無線通信装置及び上記第2の無線通信装置の各々は、上記端末装置と通信可能であってもよい。また、上記管理装置は、上記第1の無線通信装置及び上記第2の無線通信装置に対応する装置であり、上記コアネットワークノードと通信可能であってもよい。上記コアネットワークノードは、制御プレーンのノードであってもよい。
例えば、上記端末装置と通信する無線通信装置が、上記第1の無線通信装置から上記第2の無線通信装置に変更されてもよい。この場合に、上記管理装置(通信処理部)は、上記第2の無線通信装置のアドレス情報(例えば、IPアドレス)及びトランスポート識別情報(例えば、UDPポート番号)(又は通信識別情報)を含むメッセージを、上記コアネットワークノードへ送信してもよい。上記管理装置(生成部)は、上記メッセージを生成してもよい。
例えば、上記コアネットワークノード(通信処理部)は、上記メッセージを上記管理装置から受信してもよい。そして、上記コアネットワークノード(通信処理部)は、上記アドレス情報(例えば、IPアドレス)及び上記トランスポート識別情報(例えば、UDPポート番号)(又は上記通信識別情報)を含む他のメッセージを、他のコアネットワークノード(例えば、ユーザプレーンのノード)へ送信してもよい。例えば、上記コアネットワークノード(生成部)は、上記他のメッセージを生成してもよい。
一例として、上記第1の無線通信装置及び上記第2の無線通信装置の各々は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを上記端末装置に提供するセカンダリ基地局として動作可能な基地局であってもよい。さらに、上記管理装置は、上記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局として動作可能な基地局であってもよい。
別の例として、上記管理装置は、基地局であってもよく、上記第1の無線通信装置及び上記第2の無線通信装置の各々は、上記基地局とは異なる無線アクセス技術を使用するアクセスポイントであってもよい。当該アクセスポイント(上記第1の無線通信装置及び上記第2の無線通信装置)は、上記基地局(上記管理装置)が通信する上記端末装置と通信可能であってもよい。
さらに別の例として、上記第1の無線通信装置及び上記第2の無線通信装置の各々は、ホーム基地局であってもよく、上記管理装置は、当該ホーム基地局にサービスを提供するホーム基地局ゲートウェイであってもよい。
以上、本発明の実施形態を説明した。本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々に変形して実施をすることが可能である。上述した実施形態は例示であり、実施形態の組合せやそれらの各構成要素や各処理プロセスの組合せに様々な変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書において説明した基地局(例えば、第1の実施形態のeNB、第2の実施形態の基地局若しくは無線通信装置、又は第5の実施形態のC−RAN)の少なくとも1つの構成要素を備える基地局装置(例えば、BBU(Base Band Unit)を含む装置、若しくはBBU)、又は当該基地局装置のためのモジュール(例えば、BBU、若しくはBBUのモジュール)が提供されてもよい。また、本明細書において説明した他のノード(第1の実施形態のMME、第2の実施形態の無線通信装置若しくは第1コアネットワークノード、第3の実施形態のHNB−GW若しくはMME、第4の実施形態のホーム基地局ゲートウェイ若しくは第1コアネットワークノード、又は第5の実施形態のMME)の少なくとも1つの構成要素を備えるモジュールが提供されてもよい。また、上記少なくとも1つの構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記少なくとも1つの構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録した記録媒体が提供されてもよい。当然ながら、このような基地局装置、モジュール、方法、プログラム及び記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する通信処理部、を備える装置。
(付記2)
前記装置は、前記基地局、前記基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、付記1に記載の装置。
(付記3)
前記コアネットワークノードは、MME(Mobility Management Entity)である、付記1又は2に記載の装置。
(付記4)
前記無線通信装置は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置に提供するセカンダリ基地局であり、
前記基地局は、前記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局である、
付記1〜3のいずれか1項に記載の装置。
(付記5)
前記第1のメッセージは、S1AP:E−RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージである、付記1〜4のいずれか1項に記載の装置。
(付記6)
前記通信処理部は、前記端末装置及び前記第1の無線通信装置についてのSCG(Secondary Cell Group)ベアラがない場合であっても、前記第1のメッセージを前記コアネットワークノードへ送信する、付記5に記載の装置。
(付記7)
前記通信処理部は、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを受信する、付記1〜6のいずれか1項に記載の装置。
(付記8)
前記無線通信装置は、前記基地局とは異なる無線アクセス技術を使用するアクセスポイントである、付記1〜3のいずれか1項に記載の装置。
(付記9)
前記無線通信装置は、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)アクセスポイントである、付記8に記載の装置。
(付記10)
前記第1の無線通信装置は、第1のモビリティセットに属する第1のアクセスポイントであり、
前記第2の無線通信装置は、前記第1のモビリティセットとは異なる第2のモビリティセットに属する第2のアクセスポイントである、
付記8又は9に記載の装置。
(付記11)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、前記基地局から受信する通信処理部、を備える装置。
(付記12)
前記通信処理部は、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する、付記11に記載の装置。
(付記13)
前記装置は、前記コアネットワークノードとは異なる他のコアネットワークノード、又は当該他のコアネットワークノードのためのモジュールである、付記12に記載の装置。
(付記14)
前記他のコアネットワークノードは、MMEである、付記13に記載の装置。
(付記15)
前記コアネットワークノードは、S−GW(Serving Gateway)である、付記12〜14のいずれか1項に記載の装置。
(付記16)
前記第2のメッセージは、MODIFY BEARER REQUESTメッセージである、付記12〜15のいずれか1項に記載の装置。
(付記17)
基地局が通信する端末装置と通信可能な無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を前記基地局へ転送するコアネットワークノード、又は前記基地局へ送信する通信処理部、を備える装置。
(付記18)
前記無線通信装置は、デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置に提供するセカンダリ基地局として動作可能な他の基地局であり、
前記基地局は、前記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局として動作可能である、付記17に記載の装置。
(付記19)
前記装置は、前記他の基地局、前記他の基地局のための基地局装置、又は当該基地局装置のためのモジュールである、付記18に記載の装置。
(付記20)
前記通信処理部は、前記コアネットワークノードへ前記メッセージを送信し、
前記コアネットワークノードは、MMEである、付記17〜19のいずれか1項に記載の装置。
(付記21)
前記メッセージは、S1AP:ENB CONFIGURATION TRANSFERメッセージである、付記20に記載の装置。
(付記22)
前記コアネットワークノードは、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を含むS1AP:MME CONFIGURATION TRANSFERメッセージを前記基地局へ送信するノードである、付記20又は21に記載の装置。
(付記23)
前記通信処理部は、前記基地局へ前記メッセージを送信し、
前記メッセージは、X2AP:X2 SETUP REQUESTメッセージ、又はX2AP:X2 SETUP RESPONSEメッセージである、
付記17〜19のいずれか1項に記載の装置。
(付記24)
前記通信処理部は、前記基地局へ前記メッセージを送信し、
前記メッセージは、X2AP:SENB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージである、
付記17〜19のいずれか1項に記載の装置。
(付記25)
前記無線通信装置は、前記基地局とは異なる無線アクセス技術を使用するアクセスポイントである、付記17に記載の装置。
(付記26)
前記無線通信装置は、無線ローカルアクセスネットワーク(WLAN)のアクセスポイントである、付記25に記載の装置。
(付記27)
前記装置は、前記アクセスポイント、若しくは前記アクセスポイントのためのモジュール、又は、前記アクセスポイントに対応する終端装置、若しくは当該終端装置のためのモジュールである、付記25又は26に記載の装置。
(付記28)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信する通信処理部、を備える装置。
(付記29)
前記装置は、前記ホーム基地局ゲートウェイ、又は前記ホーム基地局ゲートウェイのためのモジュールである、付記28に記載の装置。
(付記30)
前記コアネットワークノードは、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Support Node)である、付記28又は29に記載の装置。
(付記31)
前記メッセージは、RANAP:RELOCATION COMPLETEメッセージである、付記28〜30のいずれか1項に記載の装置。
(付記32)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含む第1のメッセージを、前記ホーム基地局ゲートウェイから受信する通信処理部、を備える、装置。
(付記33)
前記通信処理部は、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を含む第2のメッセージを、コアネットワークノードへ送信する、付記32に記載の装置。
(付記34)
前記装置は、前記コアネットワークノードとは異なる他のコアネットワークノード、又は当該他のコアネットワークノードのためのモジュールである、付記33に記載の装置。
(付記35)
前記他のコアネットワークノードは、SGSNである、付記34に記載の装置。
(付記36)
前記コアネットワークノードは、S−GWである、付記33〜35のいずれか1項に記載の装置。
(付記37)
前記第2のメッセージは、MODIFY BEARER REQUESTメッセージである、付記33〜36のいずれか1項に記載の装置。
(付記38)
前記アドレス情報は、IP(Internet Protocol)アドレスである、付記1〜37のいずれか1項に記載の装置。
(付記39)
前記IPアドレスは、パブリックIPアドレスである、付記38に記載の装置。
(付記40)
前記トランスポート識別情報は、UDP(User Datagram Protocol)ポート番号である、付記1〜39のいずれか1項に記載の装置。
(付記41)
前記第1のメッセージ又は前記メッセージは、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を含むトンネル情報を含む、付記1〜40のいずれか1項に記載の装置。
(付記42)
前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報は、固定ブロードバンドアクセスネットワークに提供される情報である、付記1〜41のいずれか1項に記載の装置。
(付記43)
前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報は、PCRF(Policy and Charging Rules Function)から固定ブロードバンドアクセスネットワークに提供される情報である、付記42に記載の装置。
(付記44)
デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置に提供するセカンダリ基地局が、第1の基地局から第2の基地局に変更される場合に、当該第2の基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信する通信処理部、を備える装置。
(付記45)
基地局が通信する端末装置と通信するアクセスポイントであって、前記基地局とは異なる無線アクセス技術を使用する前記アクセスポイントが、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントに変更される場合に、当該第2のアクセスポイントのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信する通信処理部、を備える装置。
(付記46)
デュアルコネクティビティにおいて追加の無線リソースを端末装置に提供するセカンダリ基地局が、第1の基地局から第2の基地局に変更される場合に、当該第2の基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記セカンダリ基地局に対応するマスタ基地局から受信する通信処理部、を備える装置。
(付記47)
基地局が通信する端末装置と通信するアクセスポイントであって、前記基地局とは異なる無線アクセス技術を使用する前記アクセスポイントが、第1のアクセスポイントから第2のアクセスポイントに変更される場合に、当該第2のアクセスポイントのアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記基地局から受信する通信処理部、を備える装置。
(付記48)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信すること、を含む方法。
(付記49)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記50)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(付記51)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記基地局から受信すること、を含む方法。
(付記52)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記基地局から受信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記53)
基地局が通信する端末装置と通信する無線通信装置が、第1の無線通信装置から第2の無線通信装置に変更される場合に、当該第2の無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記基地局から受信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(付記54)
基地局が通信する端末装置と通信可能な無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を前記基地局へ転送するコアネットワークノード、又は前記基地局へ送信すること、を含む方法。
(付記55)
基地局が通信する端末装置と通信可能な無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を前記基地局へ転送するコアネットワークノード、又は前記基地局へ送信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記56)
基地局が通信する端末装置と通信可能な無線通信装置のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記アドレス情報及び前記トランスポート識別情報を前記基地局へ転送するコアネットワークノード、又は前記基地局へ送信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(付記57)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信すること、を含む方法。
(付記58)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記59)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、コアネットワークノードへ送信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
(付記60)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記ホーム基地局ゲートウェイから受信すること、を含む方法。
(付記61)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記ホーム基地局ゲートウェイから受信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラム。
(付記62)
端末装置と通信するホーム基地局が、ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第1のホーム基地局から、当該ホーム基地局ゲートウェイによりサービスを提供される第2のホーム基地局に変更される場合に、当該第2のホーム基地局のアドレス情報及びトランスポート識別情報を含むメッセージを、前記ホーム基地局ゲートウェイから受信すること、をプロセッサに実行させるためのプログラムを記録した読み取り可能な記録媒体。
この出願は、2015年10月23日に出願された日本国特願2015−208866を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
移動体通信システムにおいて、より多くのケースで、例えば固定ブロードバンドアクセスネットワークの制御に必要な情報をコアネットワークノードが取得できる。
1,2,3,4,5 システム
10 UE(User Equipment)
11 端末装置
20 S−GW(Serving Gateway)
30 P−GW(Packet data network Gateway)
40 PCRF(Policy and Charging Rules Function)
50 FBA(Fixed Broadband Access)
60 第2コアネットワークノード
70 HNB(Home Node B)
80 ホーム基地局
100,200 eNB(evolved Node B)
143,243 第2通信処理部
145,245 生成部
201 WT(Wireless Local Area Network (WLAN) Termination)
203 WLAN AP(Wireless Local Area Network Access Point)
300,2300 MME(Mobility Management Entity)
331,2331 通信処理部
333,2333生成部
500 基地局
503 通信処理部
600 無線通信装置
603 通信処理部
700,1600 第1コアネットワークノード
701,1601 通信処理部
1100 HNB−GW(Home Node B Gateway)
1131 通信処理部
1133 生成部
1200 SGSN(Serving GPRS Support Node)
1231 通信処理部
1233 生成部
1500 ホーム基地局ゲートウェイ
1501 通信処理部
2100 C−RAN(Centralized/ Coordinated/ Collaborative/ Cloud Radio Access Network)
2143 第2通信処理部
2145 生成部


Claims (16)

  1. 第一のセカンダリ基地局とともに、デュアルコネクティビティにおいて端末装置と通信するマスタ基地局であって、
    前記第一のセカンダリ基地局を第二のセカンダリ基地局に変更するとき、前記第二のセカンダリ基地局から、第一のメッセージを受信する受信部と、
    アドレス情報とUDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、コアネットワークノードに送信する送信部と、
    を有するマスタ基地局装置。
  2. 前記アドレス情報及び前記UDPポート情報は、前記第二のセカンダリ基地局のアドレス情報とUDPポート情報であり、
    前記第一のメッセージは、前記アドレス情報と前記UDPポート情報とを含む、請求項1に記載のマスタ基地局装置。
  3. 前記送信部は、前記第二のセカンダリ基地局に対し、前記第二のセカンダリ基地局の追加を要求する第二のメッセージを送信する、請求項1または請求項2に記載のマスタ基地局装置。
  4. 前記第一のメッセージは、前記第二のメッセージが示す要求を受け入れることを示すメッセージである、請求項3に記載のマスタ基地局装置。
  5. 前記アドレス情報は、前記第二のセカンダリ基地局のローカルIPアドレス情報である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のマスタ基地局装置。
  6. 第一のセカンダリ基地局とともに、デュアルコネクティビティにおいて端末装置と通信するマスタ基地局の方法であって、
    前記第一のセカンダリ基地局を第二のセカンダリ基地局に変更するとき、前記第二のセカンダリ基地局から、第一のメッセージを受信し、
    アドレス情報とUDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、コアネットワークノードに送信する、
    方法。
  7. 前記アドレス情報及び前記UDPポート情報は、前記第二のセカンダリ基地局のアドレス情報とUDPポート情報であり、
    前記第一のメッセージは、前記アドレス情報と前記UDPポート情報とを含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第二のセカンダリ基地局に対し、前記第二のセカンダリ基地局の追加を要求する第二のメッセージを送信する、請求項6または請求項7に記載の方法。
  9. 前記第一のメッセージは、前記第二のメッセージが示す要求を受け入れることを示すメッセージである、請求項8に記載の方法。
  10. 前記アドレス情報は、前記第二のセカンダリ基地局のローカルIPアドレス情報である、請求項6乃至9のいずれか一項に記載の方法。
  11. デュアルコネクティビティにおいて端末装置と通信する第一のセカンダリ基地局とマスタ基地局とを有する通信システムにおける第一のコアネットワークノードであって、
    前記第一のセカンダリ基地局を第二のセカンダリ基地局に変更するとき、アドレス情報とUDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、前記マスタ基地局から受信する受信部と、
    前記E-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージの受信に応答して、Modify Bearer Requestメッセージを第二のコアネットワークノードに送信する送信部と、
    を有するコアネットワークノード。
  12. 前記アドレス情報及び前記UDPポート情報は、前記第二のセカンダリ基地局のアドレス情報とUDPポート情報であり、
    前記アドレス情報と前記UDPポート情報とは第一のメッセージに含まれ、
    前記第一のメッセージは、前記マスタ基地局が前記第二のセカンダリ基地局に対し送信した前記第二のセカンダリ基地局の追加を要求する第二のメッセージに対し、前記第二のメッセージが示す要求を受け入れることを示すメッセージである、請求項11に記載のコアネットワークノード。
  13. 前記アドレス情報は、前記第二のセカンダリ基地局のローカルIPアドレス情報である、請求項11または請求項12に記載のコアネットワークノード。
  14. デュアルコネクティビティにおいて端末装置と通信する第一のセカンダリ基地局とマスタ基地局とを有する通信システムにおける第一のコアネットワークノードの方法であって、
    前記第一のセカンダリ基地局を第二のセカンダリ基地局に変更するとき、アドレス情報とUDPポート情報とを含むE-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージを、前記マスタ基地局から受信し、
    前記E-RAB MODIFICATION INDICATIONメッセージの受信に応答して、Modify Bearer Requestメッセージを第二のコアネットワークノードに送信する、
    を有する方法。
  15. 前記アドレス情報及び前記UDPポート情報は、前記第二のセカンダリ基地局のアドレス情報とUDPポート情報であり、
    前記アドレス情報と前記UDPポート情報とは第一のメッセージに含まれ、
    前記第一のメッセージは、前記マスタ基地局が前記第二のセカンダリ基地局に対し送信した前記第二のセカンダリ基地局の追加を要求する第二のメッセージに対し、前記第二のメッセージが示す要求を受け入れることを示すメッセージである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記アドレス情報は、前記第二のセカンダリ基地局のローカルIPアドレス情報である、請求項14または請求項15に記載の方法。



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