JP2019113555A - 赤外分光法による皮膚癌バイオマーカーの検出 - Google Patents
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Abstract
Description
本方法は、手動で実施可能であり、以下の工程からなる。
・試料上表皮内の、多数の組織病理学的に証明済の病的部位、理想的には全病理学エリアからFTIRスペクトルを取得。
・場合によっては、個体の各試料内病的部位とのスペクトル比較のため、変化の無い健常表皮全域の対照測定値を取得。
・各スペクトルをアミドIピーク(1650cm−1)で規格化。
・全表皮測定値を平均して試料の平均値を取得。
・同定可能であれば、約1055cm−1の多重線を、900〜1300cm−1の間の核酸の特定領域内に帰属。
・厳密に連続した、6μmの厚さを有する2つの試料切片(cut)を取得。
・組織病理学的評価を行うため、1つの試料切片をヘマトキシリン及びエオシンで染色。
・FTIRスペクトル収集のため、1つの試料切片をCaF2スライドガラス上で風乾。
全測定FTIRスペクトルに適用するスペクトル前処理方法は、
・必要に応じて、高周波機器ノイズを低減するための、スパイク除去および平滑化、
・ベースラインのシフトによるスペクトル間の相違を排除するためのベースライン補正、
・分子立体構造やペプチド基の水素結合におけるわずかな変化に対するその高感度のため、約1650cm−1のアミドIで規格化
・900〜1700cm−1領域内への帰属ピークの選択
を含んでいる。
・1055cm−1付近の多重線の帰属、
・帰属した1055cm−1付近の多重線の平均値を算出、
・強度比I1055/I1245を算出。
実施例に用いたデータは、徳島大学医学部皮膚科教室(徳島県)の生検アーカイブからの組織病理学的に確認済の組織標本に由来する。
皮膚癌バイオマーカーである、約1055cm−1のピークレベルで出現する多重線は、測定した全ての表皮皮膚癌、すなわちBCC、SCC、MMにおいて顕著であったが、正常皮膚組織表皮においてはこのピークの出現は皆無であった。約1055cm−1のピークの平均強度は、BCC患者で0.09から0.47、SCC患者で0.13から0.66、MM患者で0.14から0.26の間であり、その変動範囲は低、中、高と異なった。
基底細胞癌(BCC)
表1は、BCC患者6名における約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析による、バイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
扁平上皮癌(SCC)
表1は、SCC患者4名における、約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置、の分析によるバイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
悪性黒色腫(MM)
表3は、MM患者3名における約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析によるバイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
MM患者2名において検出可能な多重線の左にシフトした平均ピーク位置は、1043から1064cm−1の間と、大きな変動を示した。
BCC対SCC対MM対健常表皮
表4は、測定した全ての表皮皮膚癌(BCC、SCC、MM)患者対健常被験者における、約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析によるバイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
前癌性皮膚病であるボーエン病は、皮膚癌の最も早期の形であり、いわゆる上皮内癌である。未処置の症例は浸潤癌に進行するとの報告がある。
ボーエン病
表1は、ボーエン病患者3名における約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析によるバイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
ボーエン病対SCC対健常表皮
表2は、測定した全てのSCC患者とボーエン病患者対健常被験者において約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析によるバイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
病理組織学的には、母斑細胞(メラノサイト)は、通常、表皮の基底層に局在する。その増殖は表皮(接合部母斑)内、表皮と真皮(複合母斑)内または真皮(皮内母斑)内にのみ起こり得る。母斑の全ての種類は、メラノサイト性(母斑細胞性、メラニン細胞性)の良性母斑である。
したがって、良性メラノサイト母斑患者4名の組織病理学的に確認済の複合母斑試料を、取得表皮のIRスペクトル比較のために用いた。
表1は、複合母斑型の良性メラノサイト母斑患者4名における約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析によるバイオマーカーバンドのIRスペクトル検出をまとめたものである。
MM対MN対健常表皮
表2は、全ての測定したMM患者、メラノサイト母斑(MN)(良性複合母斑)患者における約1055cm−1(変動あり)の多重線の平均値、平均強度比(I1055/I1245)(変動あり)および約1055cm−1(変動あり)の平均ピーク位置の分析によるバイオマーカーのIRスペクトル検出を、健常被験者と比べてまとめたものである。
良性、前悪性および悪性皮膚癌性組織からのIR吸収スペクトルにおいて、約1055cm−1の多重線は、皮膚腫瘍の病状の種類に関する異なる形および強度の約1071、1084、1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークと常に結びついている。
また、多重線の活性は、異なる表皮皮膚癌患者のDNA/RNAトライアドピークにおいて最も顕著なピークの活性と相互作用するとの報告がある(PCT/EE2013/000001)。
基底細胞癌(BCC)
表1は、BCC患者6名の表皮にて検出された、約1055cm−1のバイオマーカーの平均値、および約1071、1084/1085および1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークの平均値をまとめたものである。
表1に示す結果により、3つのパターンが認識される。
・1055cm−1と1084/1085cm−1(患者4名において)
・1055cm−1と1071、1084/1085、1095cm−1(患者1名において)
・1055cm−1と1084/1085、1095cm−1(患者1名において)
扁平上皮癌(SCC)
表2は、SCC患者4名の表皮にて検出された約1055cm−1のバイオマーカーの平均値および約1071、1084/1085および1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークの平均値をまとめたものである。
表1に示す結果により、3つのパターンが認識される。
・1055cm−1と1084/1085cm−1(患者1名において)
・1055cm−1と1071、1084/1085、1095cm−1(患者2名において)
・1055cm−1と1084/1085、1095cm−1(患者1名において)
悪性黒色腫(MM)
表3は、MM患者3名の表皮にて検出された約1055cm−1のバイオマーカーの平均値および約1071、1084/1085および1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークの平均値をまとめたものである。
表1に示す結果により、3つのパターンが認識される。
・1055cm−1と1071、1084/1085、1095cm−1(患者1名において)
・1055cm−1と1084/1085、1095cm−1(患者1名において)
・1055cm−1の検出無しと1084/1085cm−1の検出有り(患者1名において)
ボーエン病
表4は、ボーエン病患者3名の表皮にて検出された約1055cm−1のバイオマーカーの平均値および約1071、1084/1085および1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークの平均値をまとめたものである。
表1に示す結果により、2つのパターンが認識される。
・1055cm−1と1084/1085cm−1(患者2名において)
・1055cm−1の検出無しと1084/1085cm−1の検出有り(患者1名において)
メラノサイト母斑
表5は、メラノサイト母斑患者4名の表皮にて検出された約1055cm−1のバイオマーカーの平均値および約1071、1084/1085および1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークの平均値をまとめたものである。
表1に示す結果により、2つのパターンが認識される。
・1055cm−1と1084/1085cm−1(患者1名において)
・1055cm−1と1071、1084/1085cm−1(患者3名において)
健常表皮対BD対MN対MM対BCC対SCC
表6は、健常被験者4名、ボーエン病患者3名、メラノサイト母斑患者4名、MM患者3名、SCC患者4名およびBCC患者6名の表皮にて検出された約1055cm−1のバイオマーカーの平均値および約1071、1084/1085および1095cm−1のDNA/RNAトライアドピークの平均値をまとめたものである。
Claims (12)
- ヒト表皮癌組織において、良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)の診断、予後およびフォローアップに関連する約1071、1084/1085および1095cm−1の周波数帯範囲のDNA/RNAトライアドにおけるDNA配列のパターン化した出現単独およびこれとの組み合わせで決定した核酸DNAおよびRNA分子に対応する、IRスペクトルのバイオマーカーバンドの約1055cm−1の多重線を検出し、これにより悪性腫瘍の進行および悪性腫瘍への進行を示すことができる方法であって、
(i)前記良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)に該当するかもしれない800〜4000cm−1領域における周波数帯範囲にわたる前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドを、
(a)出現無しは、健常表皮に特異的、
(b)一定ではない出現は、良性および前悪性皮膚腫瘍に特異的、
(c)一定の出現は、悪性皮膚腫瘍に特異的、
と同定し、
(ii)前記良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)に該当する前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドのバンド位置を、「左にシフトし、1055cm−1の前」または「右にシフトし、1055cm−1の後」とシフト判定し、
(iii)その平均値により、前記良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)に該当する前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドのレベルを
(a)変動範囲内なら良性皮膚病変に特異的、
(b)変動範囲内なら前悪性皮膚病変に特異的、
(c)変動範囲内なら悪性皮膚病変に特異的、
と判定し、
(iv)前記良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)に該当する、前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドのレベルを、その強度比I1055/I1245により、
(a)変動範囲内なら良性皮膚病変に特異的、
(b)変動範囲内なら前悪性皮膚病変に特異的、
(c)変動範囲内なら悪性皮膚病変に特異的、
と判定し、
(v)700〜4000cm−1領域の周波数帯範囲にわたり、約1071、1084/1085および1095cm−1の周波数帯範囲、すなわち前記良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)に該当するかもしれないDNA/RNAトライアド中DNA配列のパターン化した出現を同定し、
(vi)DNA/RNAトライアドのDNA配列における前記IRスペクトルのバンドのレベルを前記良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)に該当するその平均値により、
(a)良性皮膚病変に特異的なDNA/RNAトライアド中DNA配列、
(b)前悪性皮膚病変に特異的なDNA/RNAトライアド中DNA配列、
(c)悪性皮膚病変に特異的なDNA/RNAトライアド中DNA配列、
と判定し、
(vii)前記IRスペクトルのバイオマーカーの前記判定済平均値と、DNA/RNAトライアド中DNA配列中の前記出現バンドの判定済平均値とを組み合わせて用い、パターン認識技術を使用することにより、前記病変を、
(a)良性皮膚病変に特異的
(b)前悪性皮膚病変に特異的
(c)悪性皮膚病変に特異的
であると評価する
ことからなる方法。 - 方法の使用であって、約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアドの1071、1084/1085および1095cm−1の3つのスペクトルバンドの前記DNA配列出現とのセットが下記1つ以上を含み、前記悪性皮膚腫瘍(病変)の診断を裏付ける、
(i)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンド内の2つの核酸間で最も顕著な相違および前記DNA/RNAトライアドにおける全バンドの同時出現により、BCC、SCCおよびMMの診断を裏付け、
(ii)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの右にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアドにおける全バンドとの同時出現により、BCCの診断を裏付け、
(iii)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの左にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアドにおける全バンドとの同時出現により、悪性皮膚腫瘍(病変)の診断を裏付け、さらにMMの診断を裏付け、
(iv)多重線の高レベルの平均値およびDNA/RNAトライアドにおける全バンドにより、BCCおよびSCCの診断を裏付け、
(v)多重線の高レベルの強度比およびDNA/RNAトライアドにおける全バンドにより、BCCおよびSCCの診断を裏付け、
(vi)多重線の中レベルの平均値と強度比およびDNA/RNAトライアドにおける全バンドにより、MMの診断を裏付け、
(vii)DNA配列パターンの平均値が「0.43(1055)、0.36(1071)、0.48(1084/1085)、0.36(1095)」と表され、これによりBCCの診断を裏付け、
(viii)DNA配列パターンの平均値が「0.30(1055)、0.35(1071)、0.29(1084/1085)、0.34(1095)」と表され、これによりSCCの診断を裏付け、
(ix)DNA配列パターンの平均値が「0.26(1055)、0.27(1071)、0.29(1084/1085)、0.30(1095)」と表され、これによりMMの診断を裏付ける
請求項1に記載の方法の使用。 - 方法の使用であって、約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアドにおける1084/1085および1095cm−1の2つのスペクトルバンドの前記DNA配列出現とのセットが、下記
(i)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドにおける2つの核酸間の各種の顕著な相違と、前記DNA/RNAトライアドにおける1084/1085および1095cm−1の2つのスペクトルバンドとの同時出現により、BCC、SCCおよびMMの診断を裏付け、
(ii)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの右にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアドにおける1084/1085および1095cm−1の2つのスペクトルバンドとの同時出現により、SCCの診断を裏付け、
(iii)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの左にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアドにおける1084/1085および1095cm−1の2つのスペクトルバンドとの同時出現により、MMの診断を裏付け、
(iv)多重線の中レベルの平均値およびDNA/RNAトライアドにおける全バンドにより、BCC、SCCおよびMMの診断を裏付け
(v) 多重線の高レベルの強度比およびDNA/RNAトライアドにおける全バンドにより、BCCおよびSCCの診断を裏付け
(vi)多重線の低レベルの強度比およびDNA/RNAトライアドにおける全バンドにより、MMの診断を裏付け
(vii)DNA配列パターンの平均値が「0.19(1055)、「X」(1071)、0.23(1084/1085)、0.08(1095)」と表され、これにより、BCCの診断を裏付け
(viii)DNA配列パターンの平均値が「0.13(1055)、「C」1071)、0.16(1084/1085)、0.14(1095)」と表され、これにより、SCCの診断を裏付け
(ix)DNA配列パターンの平均値が「0.14(1055)、「X」(1071)、0.27(1084/1085)、0.18(1095)」と表され、これにより、MMの診断を裏付ける、
ことのうち1以上からなり、前記悪性皮膚腫瘍(病変)の診断を裏付ける請求項1に記載の方法の使用。 - 方法の使用であって、約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1084/1085cm−1の1つのスペクトルバンドの出現とのセットが、下記
(i)平均値および強度比による約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドにおける2つの核酸間の広範囲の顕著な相違と、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1084/1085cm−1の1つのスペクトルバンドとの同時出現により、BCCの診断を裏付け、
(ii)その平均値および強度比による約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドにおける2つの核酸間で最も顕著な相違と、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1084/1085cm−1の1つのスペクトルバンドとの同時出現により、SCCの診断を裏付け、
(iii)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの右にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における、1084/1085cm−1の1つのスペクトルバンドとの同時出現により、BCCおよびSCCの診断を裏付け、
(iv)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの左にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1084/1085cm−1の1つのスペクトルバンドとの同時出現により、ボーエン病の診断を裏付け、
(v)その平均値および強度比による約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドにおける2つの核酸間のより低い顕著な相違と、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1084/1085cm−1の1つのスペクトルバンドとの同時出現により、ボーエン病の診断を裏付け、
(vi)DNA配列パターンの平均値が、「0.09(1055)、「X」(1071)、0.16(1084/1085)、「X」(1095)」と、「0.44(1055)、「X」(1071)、0.45(1084/1085)、「X」(1095)」との間と表され、これによりBCCの診断を裏付け、
(vii)DNA配列パターンの平均値が、「0.66(1055)、「X」(1071)、0.65(1084/1085)、「X」(1095)」として表され、これによりSCCの診断を裏付け、
(viii)DNA配列パターンの平均値が、「0.15(1055)、「X」(1071)、0.18(1084/1085)、「X」(1095)」と「0.26(1055)、「X」(1071)、0.29(1084/1085)、「X」(1095)」との間と表され、これによりボーエン病の診断を裏付ける、
ことの1以上からなり、前記前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)の診断を裏付ける請求項1に記載の方法の使用。 - 方法の使用であって、約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1071および1084/1085cm−1の2つのスペクトルバンドの出現とのセットが、下記
(i)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの左にシフトした位置と、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における1071および1084/1085cm−1の2つのスペクトルバンドとの同時出現により、メラノサイト母斑の診断を裏付ける、
ことのうち1以上からなり、前記良性皮膚腫瘍(病変)の診断を裏付ける請求項1に記載の方法の使用。 - 方法の使用であって、約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列におけるスペクトルバンドの異なるパターン化出現とのセットが、下記のうち1以上からなり、一定の種類の腫瘍(病変)との関連を示し、
(i)1以上の下記パターンからなる、BCC(基底細胞癌)、
(a)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、DNA/RNAトライアドにおける約1084/1085cm−1出現の1つのバンドとのパターン、すなわち
・ドミナント
・ 多重線の広範囲の平均値が0.09〜0.47以内であることを特徴とする
・ 多重線の広範囲の強度が0.59〜0.96以内であることを特徴とする
・ 右にシフトした平均ピーク位置の多重線を特徴とする
・ 約1084/1085cm−1の、広範囲の強度比のバンドが0.16から0.45の間の範囲であることを特徴とする
(b)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、約1071、1084/1085および1095cm−1出現のバンドとのパターン、すなわち
・多重線の高レベル化した平均値および強度比がしたがって約0.43および0.95であることを特徴とする、
・ DNA/RNAトライアドにおける高レベル化した平均値の全3つのバンドであり、約1084/1085cm−1の一定のドミナントピークで平均値が約0.48であることを特徴とする
・ 右にシフトした平均ピーク位置の多重線を特徴とする
(c)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、約1084/1085および1095cm−1出現の2つのバンドとのパターン、すなわち
・ 多重線の中レベル化した平均値および約1084/1085cm−1のバンドがしたがって約0.19および0.23であることを特徴とする
・約1095cm−1のバンドの低レベル化した平均値と比べ、約1084/1085cm−1のドミナントピークを特徴とする
(ii)1以上の下記パターンからなる、SCC(扁平上皮細胞癌)、
(a)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、約1071、1084/1085および1095cm−1のバンド出現とのパターン、すなわち
・ 右にシフトした平均ピーク位置の多重線を特徴とする
・ 多重線の高レベル化した平均値が約0.30であることを特徴とする
・ 多重線の高レベル化した強度比が約0.81であることを特徴とする
・約1071および1095cm−1のバンドの高レベル化した平均値が、DNA/RNAトライアドにおいてドミナントであり、したがって約0.35および0.34であることを特徴とする
(b)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、約1084/1085および1095cm−1の2つのバンド出現とのパターン、すなわち
・ 右にシフトした平均ピーク位置の多重線であることを特徴とする
・ 多重線の低レベル化した平均値および強度比がしたがって約0.13および0.77であることを特徴とする
・ DNA/RNAトライアドにおける2つのバンドの低レベル化した平均値がしたがって約0.16および0.14であり、約1084/1085cm−1のドミナントバンドであることを特徴とする
(c)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、DNA/RNAトライアドにおける約1084/1085cm−1の1つのバンド出現とのパターン、すなわち
・ 右にシフトした平均ピーク位置の多重線であることを特徴とする
・ 多重線の最高レベルの平均値および平均強度比が、したがって約0.66および1.00であることを特徴とする
・約1084/1085cm−1のバンドの最高レベルの平均値がしたがって約0.65であることを特徴とする
(iii)1以上の下記パターンからなるMM(悪性黒色腫)、
(a)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、約1071、1084/1085および1095cm−1のバンド出現とのパターン、すなわち
・ 多重線と約1071、1084/1085および1095cm−1のバンドの同様レベルの平均値がしたがって、約0.26、0.27、0.29および0.30であり、約1095cm−1のドミナントバンドであることを特徴とする
(b)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、約1084/1085および1095cm−1の2つのバンドの出現とのパターン、すなわち
・ 左にシフトした平均ピーク位置の多重線であることを特徴とする
・多重線の低レベル化した平均値と平均強度比がしたがって約0.14および0.47であることを特徴とする
・ 約1095cm−1のバンドの低レベル化した平均値と比べ、約1084/1085cm−1のドミナントバンドの平均値が約0.27であることを特徴とする、
(iv)1以上の下記パターンからなるボーエン病、
(a)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、DNA/RNAトライアドにおける約1084/1085cm−1の1つのバンドの出現とのパターン、すなわち
・ 安定した左にシフトした平均ピーク位置の多重線を特徴とする
・約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの一定しない出現を特徴とする
・多重線と約1084/1085cm−1のバンドの低および中レベルの平均値がしたがって0.15〜0.26および0.18〜0.29の範囲であることを特徴とする
・多重線の平均強度比が0.66〜0.77の間の範囲であることを特徴とする
(v)1以上の下記パターンからなる、メラノサイト母斑、
(a)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、DNA/RNAトライアドにおける約1071および1084/1085cm−1の2つのバンドの出現とのパターン、すなわち、
・ ドミナント
・ 約1084/1085cm−1のドミナントピークを特徴とする
・低範囲の平均値および平均強度比の多重線と約1071および1084/1085cm−1の2つのバンドを特徴とする
・ 多重線の平均ピーク位置の変動が小さい
(b)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、DNA/RNAトライアドにおける約1084/1085cm−1の1つのバンドの出現とのパターン、すなわち
・ 多重線の平均値が0.24であり平均強度が0.75であることを特徴とする
・DNA/RNAトライアドにおける約1084/1085cm−1のバンドの平均値が0.27であることを特徴とする
・多重線のピーク位置の変動が無い、
こととの最も近い一致を発見する請求項1から5に記載の方法の使用。 - 方法の使用であって、約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列におけるスペクトルバンドの異なるパターン化出現とのセットにより、1以上の下記比較
(i)健常皮膚に対して前悪性と悪性皮膚腫瘍(病変)を比較することによって、以下(a)から(e)を特徴とするボーエン病すなわち表皮内癌insituからSCCへの進行を裏付ける、
(a)健常表皮皮膚にて多重線の出現が無いこと 対 前悪性皮膚腫瘍にて多重線の一定ではない出現 対 多重線の一定の出現
(b)1055平均値(mean):健常表皮皮膚にて「X」<ボーエン病にて「0.21」[0.15〜0.26の範囲]<SCCにて「0.36」[0.13〜0.66の範囲]
(c)I1055/I1245:健常表皮皮膚にて「X」<ボーエン病にて「0.72」[0.66〜0.77]<SCCにて「0.86」[0.77〜1.00の範囲]
(d)多重線の平均ピーク位置:健常皮膚にてピーク出現無し 対 ボーエン病にて左にシフトした約1053cm−1[1052〜1053]の位置、 対 SCCにて右にシフトした約1057cm−1[1054〜1060]の位置、
(e)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドと、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列におけるスペクトルバンドの異なるパターン化出現とのセットの、ボーエン病における1つのパターン 対 SCCにおける3つのパターン
(ii)健常皮膚に対して良性と悪性皮膚腫瘍(病変)を比較することによって、以下(a)から(d)を特徴とする良性母斑からMMへの進行を裏付ける、
(a)健常表皮皮膚にて多重線の出現無し「X」 対 良性母斑にて多重線の一定ではない出現 対 MMにて多重線の一定の出現
(b)1055平均値:健常表皮皮膚にて「X」<良性メラノサイト母斑にて「0.20」[0.17〜0.24の範囲]<MMにて「0.20」[0.14〜0.26の範囲]
(c)多重線の平均ピーク位置:健常皮膚にてピーク出現無し 対 良性メラノサイト母斑にて約1054cm−1[1053〜1055]の位置 対 MMにて約1052cm−1[1043〜1064]の左にシフトした位置
(d)約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの良性メラノサイト母斑におけるドミナントパターンとDNA/RNAトライアドにおける約1071および1084/1085cm−1の2つのバンド出現 対 約1055cm−1の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドのMMにおける2パターンと、スペクトルバンドの2つの異なるパターン化出現、すなわち、前記DNA/RNAトライアド中DNA配列における約1084/1085および1095cm−1の全3つのスペクトルバンドまたは2つのスペクトルバンド
(iii)健常表皮皮膚に対して、メラノサイト母斑(良性皮膚病変)、ボーエン病(前悪性皮膚病変)、BCC(悪性皮膚病変)、SCC(悪性皮膚病変)およびMM(悪性皮膚病変)を比較することにより、下記パターンを特徴とする良性から前悪性、および前悪性から悪性皮膚癌への進行を裏付ける、
(a)DNA配列のパターン化出現が健常表皮皮膚におけるDNA/RNAトライアドピークの平均値「X」(1055)、0.50(1071)、0.3(Y(1084/1085)<0.50(1095)によって表され、
(b)DNA配列のパターン化出現が良性皮膚癌、メラノサイト母斑におけるDNA/RNAトライアドピークの平均値「0.21」(1055)、0.19(1071)、0.23(1084/1085)<「X」(1095)によって表され、
(c)DNA配列のパターン化出現が前悪性皮膚癌、ボーエン病におけるDNA/RNAトライアドピークの平均値「0.21」(1055)、「X」(1071)、0.18(1084/1085)<「X」(1095)によって表され、
(d)DNA配列のパターン化出現が前悪性皮膚癌、扁平上皮細胞癌におけるDNA/RNAトライアドピークの平均値「0.36」(1055)、「0.23」(1071)、0.31(1084/1085)<「0.19」(1095)」によって表され、
(e)DNA配列のパターン化出現が前悪性皮膚癌、基底細胞癌におけるDNA/RNAトライアドピークの平均値「0.29」(1055)、「0.36」(1071)、0.32(1084/1085)<「0.22」(1095)によって表され、
(f)DNA配列のパターン化出現が前悪性皮膚癌、悪性黒色腫におけるDNA/RNAトライアドピークの平均値「0.20」(1055)、「0.27」(1071)、0.31(1084/1085)<「0.24」(1095)によって表される、
ことを行い、悪性腫瘍の進行および悪性腫瘍への進行を示す請求項1から6に記載の方法の使用。 - 検出工程が、赤外分光計および/または赤外マイクロ分光計により行われる請求項1に記載の方法。
- (iv)において約1055cm−1の多重線の前記IRスペクトルのバイオマーカーバンドの強度比I1055/I1245を前記算出により、リン酸ジエステル振動(DNA)およびIRスペクトル中アミドIIIに対応する、約1245cm−1のピークとする請求項1に記載の方法。
- 十分に良性、前悪性および悪性癌組織としての前記表皮健常組織(表皮)が、ヒト組織であり、また動物組織としても適用可能である請求項1から7に記載の方法。
- 前記周知の良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍(病変)が、その他の良性、前悪性および悪性皮膚腫瘍である、メラノサイト母斑、ボーエン病、悪性、黒色腫、扁平上皮細胞癌、および基底細胞癌からなる群より選択される請求項1から7に記載の方法。
- 前記良性、前悪性および悪性腫瘍(病変)が、皮膚組織由来であり、その他器官由来の組織にも適用可能である請求項1から7に記載の方法。
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