JP2019109876A - クライアント端末、プログラム及びファームウェア更新通知方法 - Google Patents

クライアント端末、プログラム及びファームウェア更新通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子機器に搭載されたファームウェアの更新通知による、電子機器に対するユーザ操作の阻害を軽減できるクライアント端末を提供する。【解決手段】電子機器及びサーバ装置と接続されるクライアント端末12であって、電子機器の搭載ファームウェアのバージョン情報を、電子機器から取得する手段24と、サーバ装置から取得可能な最新ファームウェアのバージョン情報を、取得する手段28と、搭載ファームウェアと最新ファームウェアのバージョン情報を比較し、搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがあるか否かを判定する手段30と、更新可能なファームウェアがあり、クライアント端末が電子機器の機能を利用していないときに、更新可能なファームウェアがある旨を表示によりユーザに通知する手段32と、ユーザからの指示に基づき、最新ファームウェアを取得して搭載ファームウェアを更新する手段34とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、クライアント端末、プログラム及びファームウェア更新通知方法に関する。
従来、管理サーバとネットワーク装置とを接続し、ネットワーク装置のファームウェアをバージョンアップするネットワークシステムがある。例えば従来のネットワークシステムは内部に具備しているファームウェアの新しいバージョンがリリースされた場合に、管理者に対してファームウェアの更新を行うかどうかの通知を送信する送信手段を有するものであった(例えば特許文献1参照)。
例えばデジタルカメラ等の電子機器は、通信可能に接続されたスマートフォン等のクライアント端末のアプリケーションからの操作を受け付けるものがある。このような電子機器と通信可能に接続されたクライアント端末を利用して電子機器のファームウェア更新を行う場合は、公開されているファームウェアのバージョン情報と、電子機器に搭載されているファームウェアのバージョン情報との比較が必要である。
例えばクライアント端末は、電子機器と通信可能に接続されたタイミングで電子機器に搭載されたファームウェアのバージョン情報を取得し、公開されているファームウェアのバージョン情報との比較が可能となる。
しかし、クライアント端末がユーザの指示により電子機器と通信可能に接続されるタイミングはユーザが電子機器に対して何らかの操作を行わせようとしていたタイミングである可能性が高い。したがって、このタイミングで電子機器のファームウェアの更新通知をクライアント端末のアプリケーションで行うと、クライアント端末のアプリケーションから電子機器に対するユーザ操作を阻害してしまう可能性が高いという問題があった。
本発明の一実施形態は、電子機器に搭載されたファームウェアの更新通知による、電子機器に対するユーザ操作の阻害を軽減できるクライアント端末を提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するため、本願請求項1は、ファームウェアが搭載された電子機器、及び、前記ファームウェアを提供するサーバ装置と通信可能に接続されるクライアント端末であって、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアのバージョン情報を、前記電子機器から取得する第1の取得手段と、前記サーバ装置から取得可能な前記ファームウェアのバージョン情報を、取得する第2の取得手段と、前記第1の取得手段が前記電子機器から取得した前記ファームウェアのバージョン情報と前記第2の取得手段が前記サーバ装置から取得した前記ファームウェアのバージョン情報とを比較し、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあるか否かを判定する判定手段と、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあると判定されると共に、当該クライアント端末が前記電子機器の機能を利用していないときに、更新可能な前記ファームウェアがある旨を表示によりユーザに通知する通知手段と、前記ユーザからの指示に基づき、前記サーバ装置から前記ファームウェアを取得して前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新する更新制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施形態によれば、電子機器に搭載されたファームウェアの更新通知による、電子機器に対するユーザ操作の阻害を軽減できる。
本実施形態に係る情報処理システムの一例のシステム構成図である。 本実施形態に係るサーバ装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るクライアント端末の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係る撮像装置の一例のハードウェア構成図である。 本実施形態に係るクライアント端末の一例の処理ブロック図である。 クライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。 本実施形態に係るクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。 アップデート確認のポップアップの一例のイメージ図である。 搭載ファームウェアが更新可能である旨をアイコンにより通知する設定画面の一例のイメージ図である。 本実施形態に係るクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。 撮像装置との接続が切断されたタイミングで表示されるアップデート確認のポップアップの一例のイメージ図である。 本実施形態に係るクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。 撮像装置の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知するトースト表示の一例のイメージ図である。 ファームウェアアップデート画面の一例のイメージ図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は本実施形態に係る情報処理システムの一例のシステム構成図である。図1に示すように本実施形態に係る情報処理システム1は、サーバ装置10、クライアント端末12及び撮像装置14を有する。サーバ装置10とクライアント端末12とはモバイルデータ通信(例えば3G/LTEなど)又は無線LAN(Local Area Network)などのネットワーク16により接続されている。また、撮像装置14とクライアント端末12とは近距離無線通信(例えばBLE(Bluetooth Low Energy)など)又は無線LANなどのネットワーク18により接続されている。クライアント端末12は接続先のネットワーク16又は18を切り替えることで、サーバ装置10又は撮像装置14に接続する。
図1(A)はクライアント端末12が接続先をネットワーク16に切り替え、サーバ装置10と接続されている状態を示している。図1(B)はクライアント端末12が接続先をネットワーク18に切り替え、撮像装置14と接続されている状態を示している。例えば図1(B)ではWi−Fi Direct(登録商標)など、クライアント端末12と撮像装置14とが1対1で直接通信する通信方式を利用できる。
サーバ装置10は撮像装置14用のファームウェアがアップロードされている。サーバ装置10は撮像装置14用のファームウェアを管理する。サーバ装置10はクライアント端末12からの要求に基づき、ファームウェアのバージョン情報をクライアント端末12に提供する。また、サーバ装置10はクライアント端末12からの要求に基づき、クライアント端末12にファームウェアをダウンロードさせる。なお、図1の情報処理システム1のサーバ装置10は一例であって、複数のコンピュータに分散して構成するようにしてもよい。
クライアント端末12は、スマートデバイス、タブレット端末、携帯電話、ノートPC(Personal Computer)など、ユーザが操作を行う携帯端末の一例である。クライアント端末12は撮像装置14用のアプリケーション(以下、アプリと呼ぶ)が搭載されている。クライアント端末12のアプリはユーザが撮像装置14の機能を利用する際、ネットワーク18経由で撮像装置14と接続可能である。また、クライアント端末12のアプリはネットワーク16経由でサーバ装置10と接続可能である。クライアント端末12のアプリはサーバ装置10からファームウェアをダウンロードし、そのファームウェアで撮像装置14のファームウェアを更新させる。
なお、撮像装置14と接続されているクライアント端末12のアプリは、撮像装置14が撮影したビューの表示を行ったり、撮像装置14に対するユーザからの操作の受け付けを行ったりする。このように、撮像装置14は撮影データの移動が必要になった場合の他、撮像装置14に撮影を行わせる際など、撮像装置14を利用する際にもクライアント端末12と接続されることが期待できる。
撮像装置14はファームウェアが搭載された電子機器の一例である。ファームウェアが搭載された電子機器には、例えばデジタルカメラ、デジタルビデオ、デジタル測定器などの様々な機器が含まれる。搭載されたファームウェアをクライアント端末12のアプリから更新する電子機器であれば、本実施形態に係る電子機器になり得る。撮像装置14は撮影データをクライアント端末12に送信して表示させることや保存させることができる。
<ハードウェア構成>
《サーバ装置》
サーバ装置10は例えば図2に示すハードウェア構成により実現される。図2は、本実施形態に係るサーバ装置の一例のハードウェア構成図である。
図2のサーバ装置10は入力装置501、表示装置502、外部I/F(インタフェース)503、RAM(Random Access Memory)504、ROM(Read Only Memory)505、CPU(Central Processing Unit)506、通信I/F507及びHDD(Hard Disk Drive)508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、サーバ装置10による処理結果を表示する。
通信I/F507は、サーバ装置10を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、サーバ装置10は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、サーバ装置10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)、OS上で各種機能を提供するプログラムなどがある。サーバ装置10はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、サーバ装置10は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、SD(Secure Digital)メモリカード、USBメモリなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505には、サーバ装置10の起動時に実行される基本入出力プログラム、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、サーバ装置10全体の制御や機能を実現する演算装置である。サーバ装置10は例えば図2に示すようなハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
《クライアント端末》
クライアント端末12は例えば図3に示すハードウェア構成により実現される。図3は本実施形態に係るクライアント端末の一例のハードウェア構成図である。図3のクライアント端末12は、例えばCPU601、ROM602、RAM603、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)604、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ605、加速度・方位センサ606、メディアドライブ608を備えている。
CPU601はクライアント端末12全体の動作を制御する。ROM602は基本入出力プログラムを記憶している。RAM603はCPU601のワークエリアとして使用される。EEPROM604はCPU601の制御にしたがってデータの読み出し又は書き込みを行う。CMOSセンサ605は、CPU601の制御に従って被写体を撮像し画像データを得る。加速度・方位センサ606は地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等である。
メディアドライブ608は、フラッシュメモリ等の記録メディア607に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。メディアドライブ608は、既に記録されていたデータが読み出され又は新たにデータが書き込まれて記憶する記録メディア607を着脱自在な構成となっている。
なお、EEPROM604には、CPU601が実行するOS、ネットワーク設定に必要なアソシエーション情報等が記憶されている。本発明の実施形態における各種処理を実行するためのアプリケーションは、EEPROM604又は記録メディア607などに記憶されている。
また、CMOSセンサ605は光を電荷に変換して被写体の画像を電子化する電荷結合素子である。CMOSセンサ605は被写体を撮像することができるのであれば、例えばCCD(Charge Coupled Device)センサであってもよい。
さらに、クライアント端末12は、音声入力部609、音声出力部610、アンテナ611、通信部612、無線LAN通信部613、近距離無線通信用アンテナ614、近距離無線通信部615、ディスプレイ616、タッチパネル617及びバスライン619を備える。
音声入力部609は音声を音声信号に変換する。音声出力部610は音声信号を音声に変換する。通信部612はアンテナ611を利用して無線通信信号により最寄りの基地局装置と通信を行う。無線LAN通信部613はIEEE80411規格等に準拠する無線LAN通信を行う。近距離無線通信部615は近距離無線通信用アンテナ614を利用した近距離無線通信を行う。
ディスプレイ616は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL等である。タッチパネル617は、ディスプレイ616上に載せられ、感圧式又は静電式のパネルによって構成され、指やタッチペン等によるタッチによってディスプレイ616上におけるタッチ位置を検出する。バスライン619は上記各部を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、クライアント端末12は専用の電池618を備えている。クライアント端末12は電池618によって駆動される。なお、音声入力部609は音声を入力するマイクが含まれる。音声出力部610は音声を出力するスピーカが含まれている。クライアント端末12は例えば図3に示すハードウェア構成により後述の各種処理を実現できる。
《撮像装置》
撮像装置14は例えば図4に示すハードウェア構成により実現される。図4は本実施形態に係る撮像装置の一例のハードウェア構成図である。撮像装置14は撮像ユニット701、画像処理ユニット704、撮像制御ユニット705、マイク706、音処理ユニット707、CPU711、ROM712、SRAM(Static Random Access Memory)713、DRAM(Dynamic Random Access Memory)714、操作部715、外部I/F716、通信部717、アンテナ717a及び電子コンパス718によって構成されている。
撮像ユニット701は、レンズ702と、レンズ702に対応させて設けられている撮像素子703とを備えている。撮像素子703は、レンズ702による光学像を電気信号の画像データに変換して出力するCMOSセンサやCCDセンサなどの画像センサを有している。また、撮像素子703は画像センサの水平又は垂直同期信号や画素クロックなどを生成するタイミング生成回路、動作に必要な種々のコマンドやパラメータなどが設定されるレジスタ群などを有している。
撮像ユニット701の撮像素子703は、画像処理ユニット704とパラレルI/Fバスで接続されている。撮像ユニット701の撮像素子703は、撮像制御ユニット705とはシリアルI/Fバス(I2C(Inter-Integrated Circuit)バス等)で接続されている。画像処理ユニット704及び撮像制御ユニット705は、バス710を介してCPU711と接続される。バス710には、ROM712、SRAM713、DRAM714、操作部715、外部I/F716、通信部717、及び電子コンパス718なども接続される。
画像処理ユニット704は撮像素子703から出力される画像データをパラレルI/Fバスを通して取り込み、それぞれの画像データに対して所定の処理を施す。また、撮像制御ユニット705は、I2Cバスを利用して、撮像素子703のレジスタ群にコマンド等を設定する。必要なコマンド等は、CPU711から受け取る。また、撮像制御ユニット705は同じくI2Cバスを利用して、撮像素子703のレジスタ群のステータスデータ等を取り込み、CPU711に送る。
また、撮像制御ユニット705は、操作部715のシャッターボタンが押下されたタイミングで、撮像素子703に画像データの出力を指示する。マイク706は、音を音(信号)データに変換する。音処理ユニット707は、マイク706から出力される音データをI/Fバスを通して取り込み、音データに対して所定の処理を施す。
CPU711は撮像装置14の全体の動作を制御する。ROM712はCPU711のための種々のプログラムを記憶している。SRAM713及びDRAM714はワークメモリであり、CPU711で実行するプログラムや処理途中のデータ等を記憶する。特にDRAM714は、画像処理ユニット704での処理途中の画像データや処理済みの画像のデータを記憶する。
操作部715は、種々の操作ボタンや電源スイッチ、シャッターボタン、表示と操作の機能を兼ねたタッチパネルなどの総称である。ユーザは、操作ボタンを操作することにより種々の撮像モードや撮像条件などを入力する。
外部I/F716は、SDカード等の外付けのメディアやPC等の外部装置とのインタフェース回路(USBI/F等)の総称である。通信部717は撮像装置14に設けられたアンテナ717aを介し、無線LAN通信や近距離無線技術によって通信を行う。電子コンパス718は地球の磁気から撮像装置14の方位及び傾きを算出し、方位・傾き情報を出力する。
<ソフトウェア構成>
ここでは、クライアント端末12の処理ブロックについて説明する。サーバ装置10及び撮像装置14の処理ブロックについては既存の処理ブロックと同様であるため、説明を省略する。
本実施形態に係るクライアント端末12は例えば図5に示すような処理ブロックで実現される。図5は本実施形態に係るクライアント端末の一例の処理ブロック図である。クライアント端末12は撮像装置14用のアプリ等のプログラムを実行することにより、通信処理部20、接続先切替部22、搭載ファームウェアバージョン情報取得部24、搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26、最新ファームウェアバージョン情報取得部28、ファームウェア更新判定部30、ファームウェア更新通知部32、ファームウェア更新制御部34、接続状態判断部36、アプリケーション状態判断部38、電子機器機能利用部40を実現している。
通信処理部20は接続先のネットワーク16又は18を介してサーバ装置10又は撮像装置14と通信を行う。接続先切替部22はユーザ操作により、接続先のネットワーク16又は18を切り替える。
搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14と通信可能に接続された状態のとき、撮像装置14に搭載されているファームウェア(以下、搭載ファームウェアと呼ぶ)のバージョン情報を撮像装置14から取得する。搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は、撮像装置14から取得した搭載ファームウェアのバージョン情報を搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶させる。なお、1台以上の撮像装置14とアクセスするクライアント端末12の搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14を一意に識別可能なシリアル番号などと対応付けて搭載ファームウェアのバージョン情報を搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶させる。
最新ファームウェアバージョン情報取得部28は最新ファームウェアのバージョン情報をサーバ装置10から取得し、最新ファームウェアのバージョン情報をファームウェア更新判定部30に通知する。また、最新ファームウェアバージョン情報取得部28は取得した最新ファームウェアのバージョン情報を搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶させる。ファームウェア更新判定部30は、最新ファームウェア及び搭載ファームウェアのバージョン情報を比較し、サーバ装置10に搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがあるか否かを判定する。
搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがあれば、ファームウェア更新通知部32は、後述するように、撮像装置14用のアプリが撮像装置14の機能を利用していないタイミングで、ユーザに撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を表示によりユーザに通知するファームウェア更新通知を行う。
ファームウェア更新制御部34はユーザがファームウェア更新を了承すると、サーバ装置10から最新ファームウェアをダウンロードし、その最新ファームウェアを利用して撮像装置14に搭載された搭載ファームウェアのアップデートを実行する。
接続状態判断部36は、クライアント端末12と撮像装置14とが通信可能に接続された状態か、クライアント端末12と撮像装置14とが通信可能に接続されていない状態かを判断する。アプリケーション状態判断部38は撮像装置14用のアプリがアクティブな状態(前面表示)であるか否かを判断する。電子機器機能利用部40は撮像装置14の機能を利用する処理を行う。
<処理の詳細>
以下では、本実施形態に係る情報処理システム1の処理の詳細について説明する。本実施形態に係る情報処理システム1の処理の理解を容易とするため、搭載ファームウェアの通常の更新処理について説明した後で、搭載ファームウェアの本実施形態に係る更新処理について説明する。
《搭載ファームウェアの更新処理》
通常のクライアント端末12は例えば図6に示すような手順により撮像装置14の搭載ファームウェアの更新処理を行う。図6はクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。
ステップS11においてクライアント端末12は例えばユーザ操作を受け付けることにより撮像装置14用のアプリを起動する。ステップS12において、通信処理部20は、撮像装置14に関するお知らせなどの情報を取得するため、サーバ装置10に接続する。
ステップS13において、クライアント端末12の最新ファームウェアバージョン情報取得部28は現在公開されている最新ファームウェアのバージョン情報を取得する。ステップS14において、クライアント端末12の搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14に接続する。ステップS15に進み、クライアント端末12の搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を取得する。
ステップS16において、クライアント端末12のファームウェア更新判定部30はステップS13で取得した最新ファームウェアのバージョン情報とステップS15で取得した搭載ファームウェアのバージョン情報とを比較し、搭載ファームウェアを更新することのできる最新ファームウェアがサーバ装置10にあるか否かを判定する。
搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがサーバ装置10にあれば(S16:Yes)、ファームウェア更新通知部32はステップS17に進み、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を表示によりユーザに通知する。
ステップS18においてユーザが搭載ファームウェアの更新を了承すると、ファームウェア更新制御部34はステップS19に進み、サーバ装置10に接続する。ステップS20に進み、ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアをダウンロードする。ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアのダウンロードが完了すると、ステップS21において再び撮像装置14に接続する。ステップS22に進み、ファームウェア更新制御部34は撮像装置14へ最新ファームウェアを転送し、撮像装置14にインストールすることにより、搭載ファームウェアを更新する(搭載ファームウェアのアップデートを実行する)。
ところで、図6のフローチャートの処理ではステップS17の通知(ファームウェア更新通知)が、撮像装置14に対するユーザ操作を阻害してしまう可能性が以下のような理由により高かった。例えばユーザがステップS14においてクライアント端末12を撮像装置14に接続する理由は、搭載ファームウェアの更新のためではなく、撮像装置14の機能を利用するためであることが多い。
したがって、ステップS14においてクライアント端末12を撮像装置14に接続した直後にファームウェア更新通知を行うと、撮像装置14による撮影や撮像装置14内に記憶されている画像データの同期を行うユーザ操作を阻害してしまう。
そこで、本実施形態に係る搭載ファームウェアの更新処理では、撮像装置14用のアプリが撮像装置14の機能を利用していないタイミングで、ファームウエア更新通知を行うこと、もしくはアイコン、バッジやトースト表示等のユーザ操作を阻害しない方法でファームウェア更新通知を行うことにより、撮像装置14に対するユーザ操作の阻害を軽減している。本実施形態に係る搭載ファームウェアの更新処理では、撮像装置14用のアプリの起動時、クライアント端末12と撮像装置14との接続の切断時、撮像装置14との通信を必要としない画面への遷移時、撮像装置14用のアプリがアクティブな状態で無くなった時、を撮像装置14用のアプリが撮像装置14の機能を利用していないタイミングと、クライアント端末12または、撮像装置14用のアプリはみなして判断している。撮像装置14との通信を必要としない画面とは、例えばクライアント端末12内の画像閲覧画面やアプリ設定画面など、撮影画面と撮像装置14内の画像閲覧画面以外の画面である。また、札層装置14用のアプリがアクティブな状態で無くなった時とは、例えば、ユーザが撮像装置14用のアプリでパラメータ設定や環境設定、ヘルプ情報の確認、撮影された写真の確認などの撮像装置14用のアプリを用いて撮像装置14を操作しようとしていない場合などである。
本実施形態に係るクライアント端末12は例えば図7に示すような手順により撮像装置14の搭載ファームウェアの更新処理を行う。図7は本実施形態に係るクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。図7の搭載ファームウェアの更新処理では、前回、撮像装置14と接続したときに撮像装置14から取得した搭載ファームウェアのバージョン情報が、ステップS47の処理により搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶されている。
ステップS31においてクライアント端末12は例えばユーザ操作を受け付けることにより撮像装置14用のアプリを起動する。ステップS32において、通信処理部20は、撮像装置14に関するお知らせなどの情報を取得するため、サーバ装置10に接続する。
ステップS33において、クライアント端末12の撮像装置14用のアプリにより実現される最新ファームウェアバージョン情報取得部28は現在公開されている最新ファームウェアのバージョン情報を取得する。ステップS34に進み、ファームウェア更新判定部30は、搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26から撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を読み出す。
ステップS35において、ファームウェア更新判定部30はステップS33で取得した最新ファームウェアのバージョン情報とステップS34で読み出した搭載ファームウェアのバージョン情報とを比較し、搭載ファームウェアを更新することのできる最新ファームウェアがサーバ装置10にあるか否かを判定する。
搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがサーバ装置10にあれば(S35:Yes)、クライアント端末12のファームウェア更新通知部32はステップS36に進み、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を表示によりユーザに通知する。
例えばクライアント端末12のファームウェア更新通知部32は図8のアップデート確認のポップアップ1000を表示することで、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知する。
図8はアップデート確認のポップアップの一例のイメージ図である。アップデート確認のポップアップ1000はユーザに、最新ファームウェアに「アップデートする」か「今はしない」の何れかを選択させるものである。図8のポップアップ1000から「今はしない」が押下されると、搭載ファームウェアの更新処理を終了する。
図8のポップアップ1000から「アップデートする」が押下されると、クライアント端末12のファームウェア更新通知部32はステップS37に進み、搭載ファームウェアの更新をユーザが了承したと判断する。
また、クライアント端末12のファームウェア更新通知部32は図9の設定画面に示すように印の一例であるアイコン1010を表示することで、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知してもよい。図9は搭載ファームウェアが更新可能である旨をアイコンにより通知する設定画面の一例のイメージ図である。例えば図9の設定画面では「ファームウェアアップデート」の項目欄に、アイコン1010を表示することにより、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知する。
ステップS37においてユーザが搭載ファームウェアの更新を了承すると、クライアント端末12の搭載ファームウェアバージョン情報取得部24はステップS38で撮像装置14と通信可能に接続する。ステップS39に進み、搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を取得する。
ステップS40に進み、ファームウェア更新判定部30はステップS39で取得した最新ファームウェアのバージョン情報とステップS34で読み出した搭載ファームウェアのバージョン情報とを比較し、搭載ファームウェアを更新することのできる最新ファームウェアがサーバ装置10にあるか否かを判定する。
搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがサーバ装置10にあると判定すると(S40:Yes)、ファームウェア更新制御部34はステップS41に進み、サーバ装置10に接続する。ステップS42に進み、ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアをダウンロードする。ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアのダウンロードが完了すると、ステップS43において再び撮像装置14に接続する。
そして、ステップS44に進み、ファームウェア更新制御部34は、撮像装置14へ最新ファームウェアを転送し、撮像装置14にインストールすることにより、搭載ファームウェアを更新する(搭載ファームウェアのアップデートを実行する)。
なお、ステップS35において、搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがサーバ装置10にないと判定された場合(S35:No)、クライアント端末12の搭載ファームウェアバージョン情報取得部24はステップS45に進み、撮像装置14と接続する。ステップS46に進み、搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を取得する。
そして、ステップS44又はステップS46からステップS47に進み、搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を保存して図7の搭載ファームウェアの更新処理を終了する。
図7に示した搭載ファームウェアの更新処理では前回、クライアント端末12と撮像装置14とを通信可能に接続したときの撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を撮像装置14用のアプリが保存している。図7に示した搭載ファームウェアの更新処理ではステップS47で保存しておいた搭載ファームウェアのバージョン情報を利用することで、アプリの起動後、撮像装置14への接続前に、搭載ファームウェアが更新可能である旨を表示によりユーザに通知できる。
なお、図7の搭載ファームウェアの更新処理ではクライアント端末12以外の別のPC経由で撮像装置14の搭載ファームウェアが更新される場合がある。そこで、図7の搭載ファームウェアの更新処理ではステップS38〜S40の処理により搭載ファームウェアが更新可能であるか否かを再確認し、最新ファームウェアの無駄なダウンロードを防いでいる。また、差分アップデートの場合など、最新ファームウェアの容量がそれほど大きくなければ、ステップS38〜S40は省略してもよい。
また、本実施形態に係るクライアント端末12は例えば図10に示すような手順により撮像装置14の搭載ファームウェアの更新処理を行う。図10は本実施形態に係るクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。図10の搭載ファームウェアの更新処理では、撮像装置14用のアプリによる撮像装置14の機能利用が完了するのを待って、ファームウェア更新通知を行う。ステップS51〜S53の処理は、図7のステップS31〜S33の処理と同様であるため、説明を省略する。ステップS54に進み、ユーザはクライアント端末12の撮像装置14用のアプリを撮像装置14に接続する。
ステップS55に進み、クライアント端末12の搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を取得する。ステップS56に進み、クライアント端末12のファームウェア更新判定部30は撮像装置14用のアプリによる撮像装置14の機能利用が完了するのを待つ。
ファームウェア更新判定部30は撮像装置14用のアプリによる撮像装置14の機能利用が完了したタイミングとして、例えばクライアント端末12と撮像装置14との接続が切断されたタイミング、撮像装置14用のアプリがアクティブな状態で無くなったタイミング、を採用する。
クライアント端末12のファームウェア更新判定部30は、撮像装置14用のアプリによる撮像装置14の機能利用が完了したと判断すると、ステップS57に進む。ファームウェア更新判定部30はステップS53で取得した最新ファームウェアのバージョン情報とステップS55で取得した搭載ファームウェアのバージョン情報とを比較し、搭載ファームウェアを更新することのできる最新ファームウェアがサーバ装置10にあるか否かを判定する。
ファームウェア更新通知部32は搭載ファームウェアを更新可能な最新ファームウェアがサーバ装置10にあれば(S57:Yes)、ステップS58に進み、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を表示によりユーザに通知する。例えばファームウェア更新通知部32は図11のアップデート確認のポップアップ1020を表示することで、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知する。
図11は、撮像装置との接続が切断されたタイミングで表示されるアップデート確認のポップアップの一例のイメージ図である。ファームウェア更新通知部32は撮像装置14との接続が必要な画面を表示中に、撮像装置14との接続が切断されると、その旨を表したメッセージ1030が表示される。図11のアップデート確認のポップアップ1020は例えばメッセージ1030が表示された数秒後もしくはメッセージ1030が消えた直後に表示する。
なお、クライアント端末12の接続状態判断部36は、クライアント端末12と撮像装置14とが通信可能に接続された状態か、クライアント端末12と撮像装置14とが通信可能に接続されていない状態かを、例えば以下の2つの例のようにチェックする。接続状態判断部36は撮像装置14との接続後、常時接続状態をチェックするようにしてもよいし、撮像装置14との通信が必要な操作を行った時に接続状態をチェックするようにしてもよい。
また、撮像装置14用のアプリがアクティブな状態で無くなったタイミングでファームウェア更新通知を行う場合、ファームウェア更新通知部32はアプリケーション状態判断部38による撮像装置14用のアプリがアクティブな状態(前面表示)であるか否かの判断を利用する。撮像装置14用のアプリがアクティブな状態でなくなったと判断されるとファームウェア更新通知部32はダイアログ表示やバッジ等によりファームウェア更新通知をユーザに対して行う。なお、バッジとはアプリのアイコンに表示される何らかの付加情報である。また、バッジはアプリの項目欄などに表示される何らかの付加情報であってもよい。
ステップS59でユーザが搭載ファームウェアの更新を了承すると、ファームウェア更新制御部34はステップS60に進み、サーバ装置10に接続する。ステップS61に進み、ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアをダウンロードする。ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアのダウンロードが完了すると、ステップS62において再び撮像装置14に接続する。
そして、ステップS63に進み、ファームウェア更新制御部34は、撮像装置14へ最新ファームウェアを転送し、撮像装置14にインストールすることにより、搭載ファームウェアを更新する(搭載ファームウェアのアップデートを実行する)。
なお、アプリケーション状態判断部38はオペレーティングシステムにより用意されているアプリが前面に表示されているか否かを検知する仕組みや、アプリが前面からバックグラウンドに遷移するタイミングで特定の処理を呼び出す仕組み、アプリの画面遷移の状態を特定する仕組み、を利用する。このような仕組みを利用することで、アプリケーション状態判断部38は撮像装置14用のアプリがアクティブな状態(前面表示)であるか否かを判断する。
また、バッジを利用してファームウェア更新通知を行う場合、ユーザは図9のような設定画面を表示したタイミングで、ファームウェア更新通知を確認できる。また、バッジを表示させるタイミングは任意に設定できるため、ステップS58でユーザが認識できるようにすれば、例えば図10のステップS56の前後のどちらでバッジを表示させる処理を行ってもよい。
さらに、ダイアログ表示を利用したファームウェア更新通知は、アプリケーション状態判断部38による撮像装置14用のアプリがアクティブな状態(前面表示)であるか否かの判断を利用することで実現する。ダイアログ表示を利用したファームウェア更新通知の場合は、撮像装置14用のアプリがアクティブな状態でなくなることをトリガーとしてダイアログを表示させるため、例えば図10のステップS56の後でダイアログ表示のための処理を行う。
さらに、本実施形態に係るクライアント端末12は例えばサーバ装置10からクライアント端末12へのプッシュ(Push)通知により、撮像装置14のファームウェア更新通知を行ってもよい。サーバ装置10からクライアント端末12へのプッシュ通知を利用するファームウェア更新通知では、撮像装置14用のアプリが起動していなくても通知を行うことができる。例えばサーバ装置10は新たなファームウェアが公開された時点でクライアント端末12へ通知を行うことで、撮像装置14に搭載されているファームウェアのバージョン情報のチェックを不要にできる。
また、本実施形態に係るクライアント端末12は例えば図12に示すような手順により撮像装置14の搭載ファームウェアの行う。図12は本実施形態に係るクライアント端末が撮像装置の搭載ファームウェアを更新する処理の一例のフローチャートである。図12の搭載ファームウェアの更新処理では、バッジやトースト表示等のユーザ操作を阻害しない方法でファームウェア更新通知を行う。
図12の搭載ファームウェアの更新処理では、前回、サーバ装置10と接続したときにサーバ装置10から取得した最新ファームウェアのバージョン情報がステップS108の処理により、搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶されている。また、撮像装置14と接続したときに撮像装置14から取得した搭載ファームウェアのバージョン情報が、ステップS111の処理により搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶されている。
ステップS101においてクライアント端末12は例えばユーザ操作を受け付けることにより撮像装置14用のアプリを起動する。ステップS102に進み、クライアント端末12はインターネットなどのネットワーク16に接続されているか否かを判定する。クライアント端末12の通信処理部20はネットワーク16に接続されていればステップS103に進み、撮像装置14に関するお知らせなどの情報を取得するため、サーバ装置10に接続する。
ステップS104において、クライアント端末12の最新ファームウェアバージョン情報取得部28は現在公開されている最新ファームウェアのバージョン情報を取得する。ステップS105に進み、ファームウェア更新判定部30は搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に記憶されている最新ファームウェアのバージョン情報を読み出す。
ステップS106において、ファームウェア更新判定部30はステップS104で取得した最新ファームウェアのバージョン情報とステップS105で読み出した最新ファームウェアのバージョン情報とを比較する。
ステップS104で取得した最新ファームウェアのバージョン情報がステップS105で読み出した最新ファームウェアのバージョン情報よりも新しければ(S106:Yes)、クライアント端末12のファームウェア更新通知部32はステップS107に進む。ファームウェア更新通知部32はステップS107において撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨をバッジやトースト表示等によりユーザに通知する。
例えばクライアント端末12のファームウェア更新通知部32は図13の「利用可能なファームウェアの更新がある」旨のトースト表示1100を行うことで、撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知する。図13は撮像装置の搭載ファームウェアが更新可能である旨を通知するトースト表示の一例のイメージ図である。
そして、ステップS107からS108に進み、最新ファームウェアバージョン情報取得部28はステップS104で取得した最新ファームウェアのバージョン情報を搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に保存してステップS109に進む。また、クライアント端末12の通信処理部20はネットワーク16に接続されていなければステップS102からS109に進む。
ステップS109において、クライアント端末12は撮像装置14に接続されているか否かを判定する。クライアント端末12の通信処理部20は撮像装置14に接続されていなければステップS113に進む。クライアント端末12の通信処理部20は撮像装置14に接続されていればステップS110に進む。ステップS110において搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を取得する。
ステップS111に進み、搭載ファームウェアバージョン情報取得部24は撮像装置14の搭載ファームウェアのバージョン情報を搭載ファームウェアバージョン情報記憶部26に保存する。ステップS112に進み、クライアント端末12のファームウェア更新判定部30は撮像装置14用のアプリによる撮像装置14の機能利用が完了するのを待つ。
撮像装置14用のアプリによる撮像装置14の機能利用が完了すると、ファームウェア更新判定部30はステップS113に進む。ステップS113おいて、ファームウェア更新判定部30は最新ファームウェアのバージョン情報と搭載ファームウェアのバージョン情報とを比較する。ファームウェア更新判定部30は、最新ファームウェアのバージョン情報が搭載ファームウェアのバージョン情報よりも新しくなければ(S113:No)、図12のフローチャートの処理を終了する。
最新ファームウェアのバージョン情報が搭載ファームウェアのバージョン情報よりも新しければ(S113:Yes)、クライアント端末12のファームウェア更新通知部32はステップS114に進む。クライアント端末12のファームウェア更新通知部32は撮像装置14の搭載ファームウェアが更新可能である旨を例えば図8のアップデート確認のポップアップ1000や図14のファームウェアアップデート画面1200を表示することでユーザに通知する。
図14はファームウェアアップデート画面の一例のイメージ図である。図14に示したファームウェアアップデート画面1200は、現在のバージョン(搭載ファームウェアのバージョン情報)と最新のバージョン(最新ファームウェアのバージョン情報)とが表示された例である。
図8のポップアップ1000から「アップデートする」が押下されるか、または、図14のファームウェアアップデート画面1200から「ダウンロード開始」が押下されるとクライアント端末12のファームウェア更新通知部32はステップS115に進み、搭載ファームウェアの更新をユーザが了承したと判断する。
ステップS115においてユーザが搭載ファームウェアの更新を了承すると、ファームウェア更新制御部34はステップS116に進み、サーバ装置10に接続する。ステップS117に進み、ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアをダウンロードする。ファームウェア更新制御部34は最新ファームウェアのダウンロードが完了すると、ステップS118において再び撮像装置14に接続する。
そして、ステップS119に進み、ファームウェア更新制御部34は撮像装置14へ最新ファームウェアを転送し、撮像装置14にインストールすることにより、搭載ファームウェアを更新する(搭載ファームウェアのアップデートを実行する)。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。撮像装置14は特許請求の範囲に記載した「ファームウェアが搭載された電子機器」の一例である。
1 情報処理システム
10 サーバ装置
12 クライアント端末
14 撮像装置
16、18 ネットワーク
20 通信処理部
22 接続先切替部
24 搭載ファームウェアバージョン情報取得部
26 搭載ファームウェアバージョン情報記憶部
28 最新ファームウェアバージョン情報取得部
30 ファームウェア更新判定部
34 ファームウェア更新制御部
36 接続状態判断部
38 アプリケーション状態判断部
40 電子機器機能利用部
1000、1020 ポップアップ
1010 アイコン
1030 メッセージ
特開2016−51198号公報

Claims (9)

  1. ファームウェアが搭載された電子機器、及び、前記ファームウェアを提供するサーバ装置と通信可能に接続されるクライアント端末であって、
    前記電子機器に搭載された前記ファームウェアのバージョン情報を、前記電子機器から取得する第1の取得手段と、
    前記サーバ装置から取得可能な前記ファームウェアのバージョン情報を、取得する第2の取得手段と、
    前記第1の取得手段が前記電子機器から取得した前記ファームウェアのバージョン情報と前記第2の取得手段が前記サーバ装置から取得した前記ファームウェアのバージョン情報とを比較し、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあると判定されると共に、当該クライアント端末が前記電子機器の機能を利用していないときに、更新可能な前記ファームウェアがある旨を表示によりユーザに通知する通知手段と、
    前記ユーザからの指示に基づき、前記サーバ装置から前記ファームウェアを取得して前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新する更新制御手段と、
    を有することを特徴とするクライアント端末。
  2. 前記判定手段は、前回、前記電子機器から取得された前記ファームウェアのバージョン情報と、前記アプリケーションを介して前記サーバ装置から取得された前記ファームウェアのバージョン情報とを比較し、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあるか否かを判定し、
    前記通知手段は、前記電子機器と通信可能に接続された状態となる前に、更新可能な前記ファームウェアがある旨をユーザに通知すること
    を特徴とする請求項1記載のクライアント端末。
  3. 前記第1の取得手段は、前記電子機器と通信可能に接続された状態のときに、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアのバージョン情報を取得すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のクライアント端末。
  4. 前記第2の取得手段は、前記電子機器の機能を利用可能に通信可能に接続された状態になる前に、前記サーバ装置から取得可能な前記ファームウェアのバージョン情報を取得すること
    を特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載のクライアント端末。
  5. 前記通知手段は、前記電子機器との前記接続が切断された後、更新可能な前記ファームウェアがある旨をユーザに通知すること
    を特徴とする請求項1記載のクライアント端末。
  6. 前記通知手段は、前記電子機器と通信による操作が不要である状態と判断すると、更新可能な前記ファームウェアがある旨をユーザに通知すること
    を特徴とする請求項1記載のクライアント端末。
  7. 前記通知手段は、更新可能な前記ファームウェアがある旨をメッセージ、又は、更新可能な前記ファームウェアがあることを表す印、を表示することでユーザに通知すること
    を特徴とする請求項1乃至6何れか一項記載のクライアント端末。
  8. ファームウェアが搭載された電子機器、及び、前記ファームウェアを提供するサーバ装置と通信可能に接続されるクライアント端末を、
    前記電子機器に搭載された前記ファームウェアのバージョン情報を、前記電子機器から取得する第1の取得手段、
    前記サーバ装置から取得可能な前記ファームウェアのバージョン情報を、取得する第2の取得手段、
    前記第1の取得手段が前記電子機器から取得した前記ファームウェアのバージョン情報と前記第2の取得手段が前記サーバ装置から取得した前記ファームウェアのバージョン情報とを比較し、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあるか否かを判定する判定手段、
    前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあると判定されると共に、当該クライアント端末が前記電子機器の機能を利用していないときに、更新可能な前記ファームウェアがある旨を表示によりユーザに通知する通知手段、
    前記ユーザからの指示に基づき、前記サーバ装置から前記ファームウェアを取得して前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新する更新制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  9. ファームウェアが搭載された電子機器、及び、前記ファームウェアを提供するサーバ装置と通信可能に接続されるクライアント端末において実行されるファームウェア更新通知方法であって、
    前記電子機器に搭載された前記ファームウェアのバージョン情報を、前記電子機器から取得するステップと、
    前記サーバ装置から取得可能な前記ファームウェアのバージョン情報を、取得するステップと、
    前記電子機器から取得した前記ファームウェアのバージョン情報と前記サーバ装置から取得した前記ファームウェアのバージョン情報とを比較し、前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあるか否かを判定するステップと、
    前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新可能な前記ファームウェアが前記サーバ装置にあると判定されると共に、当該クライアント端末が前記電子機器の機能を利用していないときに、更新可能な前記ファームウェアがある旨を表示によりユーザに通知するステップと、
    前記ユーザからの指示に基づき、前記サーバ装置から前記ファームウェアを取得して前記電子機器に搭載された前記ファームウェアを更新するステップと、
    を有することを特徴とするファームウェア更新通知方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7506488B2 (ja) 2020-02-25 2024-06-26 東芝テック株式会社 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム

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